JP2002165891A - 磁気保健器 - Google Patents

磁気保健器

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JP2002165891A JP2000365697A JP2000365697A JP2002165891A JP 2002165891 A JP2002165891 A JP 2002165891A JP 2000365697 A JP2000365697 A JP 2000365697A JP 2000365697 A JP2000365697 A JP 2000365697A JP 2002165891 A JP2002165891 A JP 2002165891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気治療効果の高い変動磁気効果を得ること
ができ、同時に市販の小型振動発生装置を利用してマッ
サージ効果を得ることができる低消費電力の小型軽量の
磁気保健器を提供する。 【解決手段】利用者の患部に対して磁気による治療効果
と振動によるマッサージ効果を与える磁気保健器におい
て、モータ10と、回転方向に区画してN極19とS極
20が形成され、モータ10によって回転される磁性回
転体43と、モータ10の回転動作で振動を生じさせる
振動発生部材44とから成り、モータ10が回転動作を
行うとき、磁性回転体43の回転で変動磁気を発生さ
せ、振動発生部材44で振動を発生させ、利用者に変動
磁気による治療効果と振動によるマッサージ効果とを与
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気保健器に関
し、特に、磁気による治療効果と振動によるマッサージ
効果を与える磁気保健器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生体へ及ぼす磁気の影響については多く
の研究がなされており、基礎的研究から応用まで幅広く
行われている。磁気の生体への影響を考える上では、定
常磁気効果と変動磁気効果の二種類の効果が必要であ
り、これらの効果は、生体への作用として異なるもので
あると考えられる。
【0003】定常磁気効果は、多くの研究にもかかわら
ず、まだ、明らかにされていない点が多い。しかし、生
体内には磁石の性質を持たないが磁石に弱いながらも引
きつけられる性質を持つ常磁性体が存在する。代表的な
生体内の常磁性体として、血液中の赤血球内のヘモグロ
ビンと酸素が上げられる。これらの生体内常磁性体が定
常磁気効果になんらかの関与をしていることが考えられ
る。
【0004】他方、変動磁気効果は、ある程度明らかに
されている。生体を構成する組織や体液はすべて電気を
通す導体からなっており、そのため、変動磁気を生体に
与えることにより、磁束の量が変化し電磁誘導が起こり
生体内にイオン電流がうず電流として流れる。それによ
り、細胞膜の興奮が引き起こされ、すなわち、刺激効果
となって現れると考えられている。また、血液中のイオ
ンに対しても影響を与え、血行促進にも効果があると考
えられる。
【0005】生体での定常磁気効果や変動磁気効果を応
用した製品として磁気治療器が提案されている。
【0006】定常磁気効果を応用したものには、特開平
10−57510号公報に開示されているように、円形
状の合成樹脂シートに複数個の円盤状の永久磁石を、一
定の間隔を有して埋め込んだ磁気治療器がある。これを
人体に接するように配置することにより、腰痛に鎮痛効
果を与えることができる。
【0007】変動磁気効果を応用したものには、特開平
11−285539号公報に開示されているように、磁
界を発生させる棒状の磁石と、磁石のS極とN極を結ぶ
軸心の周りを時計回りに高速回転させる回転手段とを備
え、磁石のS極を被照射対象に対向させて回転手段で回
転させて、磁界を回転させる磁気治療器がある。この治
療器では磁界の回転が起こり、細胞を正常な状態に回復
でき、高い治療効果が得られるものである。
【0008】また、磁気効果に加えて、機械的振動を与
えて患部をマッサージすることができる磁気治療器が、
実開平5−5147号公報に開示されている。この磁気
治療器は、パルス発生器に電気的に接続された環状のパ
ルス電磁界発生器と、パルス電磁界発生器の環内で作動
する振動発生器とからなり、振動発生器は金属片の一部
に永久磁石を取り付け、残部にコイルを巻き、コイルの
両端に表示ランプを接続した構成となっている。この治
療器では、環状のパルス電磁界発生器の環内に腕や足を
挿入し、パルス電磁界発生器の磁気作用で人体の骨癒合
作用と血行を促進させる作用と共に、振動発生器から発
する振動によりマッサージ効果を与えることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−57510号公報で開示された磁気治療器では定
常磁気効果は得られるが、細胞膜を興奮させるような刺
激を与え高い治療効果がある変動磁気効果を得ることが
できないという問題点がある。
【0010】また、特開平11−285539号公報で
開示された磁気治療器では、磁界の回転は起こるが、患
部を囲んだ領域での磁束の量の変化は起こらないため、
磁束の量の変化によって起こる電磁誘導による生体内の
イオン電流が生じないので、治療効果の高い変動磁気効
果を得ることができないという問題点がある。また、機
械的振動が得られる構造を有していないため、機械的振
動によるマッサージ効果を得ることはできないという問
題点がある。
【0011】さらに、実開平5−5147号公報で開示
された磁気治療器では、変動磁気効果と機械的振動によ
るマッサージ効果を得ることはできる。しかし、パルス
電磁界発生器の環状部に腕や足などを通した状態で用い
るため、磁束の量の変化は、腕や足の皮膚の表面に垂直
な方向で起こる。そのため、磁束の量の変化によって起
こる電磁誘導によるうず電流は、腕や足の長さ方向に垂
直な面で起こる。それにより、腕や足の長さ方向に走る
動脈や静脈での血液の流れのベクトルに対して垂直であ
り、血液内のイオンの血流方向への流れには影響を及ぼ
さない。それゆえ、血行の促進には充分ではないという
問題点がある。また、機械的振動を与えるためにパルス
電磁界発生器の環内で作動する振動発生器を設けてあ
り、生体に与える電磁界を発生するためのパルス電磁界
発生器から出力される電磁界のエネルギの一部を用いて
振動発生器を動作させる構造を有している。そのため、
生体の治療に用いられる電磁界のエネルギ以外での電磁
界のエネルギの損失が大きく、消費電力が高くなるとい
う問題点がある。さらに、パルス電磁界発生器を用いる
ため装置が大きくなり、磁気治療器全体を小型で軽量に
することが困難であるという問題点がある。
【0012】本発明の目的は、上記問題を解決するた
め、磁気治療効果の高い変動磁気効果を得ることがで
き、同時に市販の小型振動発生装置を利用してマッサー
ジ効果を得ることができる低消費電力の小型軽量の磁気
保健器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
磁気保健器は、上記の目的を達成するために、次のよう
に構成される。
【0014】第1の磁気保健器(請求項1に対応)は、
利用者に対して磁気による治療効果と振動によるマッサ
ージ効果を与える磁気保健器において、モータと、回転
方向に区画してN極とS極が形成され、モータによって
回転される磁性回転体と、モータの回転動作で振動を生
じさせる振動発生部材とから成り、モータが回転動作を
行うとき、磁性回転体の回転で変動磁気を発生させ、振
動発生部材で振動を発生させ、利用者に変動磁気による
治療効果と振動によるマッサージ効果とを与えることで
特徴づけられる。
【0015】第1の磁気保健器によれば、モータと、モ
ータによって回転される磁性回転体とモータの回転動作
で振動を生じさせる振動発生部材とから成り、モータの
回転動作により変動磁気と振動を発生させ、利用者に変
動磁気による治療効果と振動によるマッサージ効果を与
えるようにしたため、皮膚の表面に平行な面の領域で磁
束の量が変化する変動磁気を与え、それにより、皮膚の
表面に平行で動脈や静脈の血流のベクトルと同じ方向の
ベクトル成分を持つイオン電流を発生させるような血行
の促進にも効果のある変動磁気効果と同時にマッサージ
効果のある低消費電力で小型軽量の磁気保健器を得るこ
とができる。
【0016】第2の磁気保健器(請求項2に対応)は、
上記の構成において、好ましくは変動磁気が利用者の患
部にN極による磁気とS極による磁気が交互に繰り返し
照射されて成る磁気であることで特徴づけられる。
【0017】第3の磁気保健器(請求項3に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体が重心を偏
心させた形状を有するように形成され、振動発生部材を
磁性回転体で代用させたことで特徴づけられる。
【0018】第4の磁気保健器(請求項4に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体が着磁した
S極側の一部を取り除いたことにより重心を偏心させた
形状を有するように形成されたことで特徴づけられる。
【0019】第5の磁気保健器(請求項5に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体が着磁した
S極とN極の境界面に垂直な面が出るように一部を切り
取ったことにより重心を偏心させた形状を有するように
形成されたことで特徴づけられる。
【0020】第6の磁気保健器(請求項6に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体が重心とは
異なる位置で回転軸に取り付けられ、振動発生部材を磁
性回転体で代用させたことで特徴づけられる。
【0021】第7の磁気保健器(請求項7に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体がモータの
回転軸の一方の端部に固定され、振動発生部材がモータ
の回転軸の他の端部に固定され、磁性回転体と振動発生
部材は共通の回転軸に取り付けられていることで特徴づ
けられる。これにより、変動磁気効果と同時にマッサー
ジ効果のある低消費電力で小型軽量の磁気保健器を得る
ことができる。
【0022】第8の磁気保健器(請求項8に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体がモータの
回転軸の一方の端部に取り付けたモータの回転軸の回転
数より低い回転数を得るための減速歯車群を介して取り
付けられた他の回転軸に固定され、振動発生部材はモー
タの回転軸の他の端部に固定されて取り付けられている
ことで特徴づけられる。これにより、磁性回転体の回転
数が少なくなり、低周波数の変動磁気を得ることができ
る。
【0023】第9の磁気保健器(請求項9に対応)は、
上記の構成において、好ましくは磁性回転体は一方の端
に閉じた底面を有し、一方の端に開口を有する円筒形状
の中空をしており、モータを磁性回転体の中空内に収納
するようにして、モータの回転軸の一方の端部に底面の
中心を固定し、振動発生部材はモータの回転軸の他の端
部に固定されて取り付けられていることで特徴づけられ
る。これにより、モータが磁性回転体の中空内に収納す
るようにしたため、小型軽量の磁気保健器を得ることが
できる。
【0024】第10の磁気保健器(請求項10に対応)
は、上記の構成において、好ましくはモータが、一定の
時間間隔で回転と停止を交互に繰り返す動作をするため
の間欠モータ駆動装置を備えることで特徴づけられる。
これにより、磁性回転体が回転と停止を交互に繰り返す
ことで磁性回転体が回転するときの変動磁気効果に加え
て磁性回転体が停止しているときの定常磁気効果も得る
ことができる。
【0025】第11の磁気保健器(請求項11に対応)
は、上記の構成において、好ましくは磁性回転体の回転
停止時、利用者の患部にN極が対向するように停止する
ことで特徴づけられる。これにより、磁性回転体の回転
停止時にN極からの定常磁気が利用者の患部にあたるた
め、回転時の振動によるマッサージ効果と相俟ってより
大きな定常磁気効果が得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて説明する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁
気保健器の透視図を示したものである。磁気保健器1
は、モータ10の回転軸11の一方の端部に磁性回転体
12を取り付け、モータ10を固定するようにケース1
3に収容して構成する。また、磁気保健器は、電源ユニ
ット14の電池15と電源スイッチ16をケース13の
蓋体17側に収容すると共に、モータ駆動回路を駆動回
路基板18に取り付けて構成し、モータと共にケース1
3内に収容するようにしてある。
【0028】磁性回転体12の構造を図2の(a)〜
(d)に示す。(a)は斜視図、(b)は側面図、
(c)は左端面図、(d)は右端面図である。磁性回転
体12は回転方向に2半部(区画)に区分して一方をN
極19、他方をS極20に着磁した後、S極20側の一
部を取り除いた構造であり、モータ10の回転軸11に
通して固定するための孔21をあけたものである。磁性
回転体の素材としては、径方向異方性を持つ異方性磁石
が最適である。なお、本実施形態では、S極20側の一
部を取り除いた構造としたが、磁性回転体として回転方
向に2半部(区画)に区分して一方をN極、他方をS極
に着磁した後、N極側の一部を取り除いた構造でもよ
い。
【0029】モータ10は、電池などのDC電源で駆動
する小型DCモータを用い、そのモータの回転軸11
は、磁性回転体12の孔21に挿入し、強固に固定でき
る程度の長さと太さを持つように、モータから突出する
ようにしたものである。
【0030】電源ユニット14は、図3に示すように、
電池15と電源スイッチ16とモータ駆動回路から成
る。モータ駆動回路は、水晶発振子22および2個の並
列接続されるコンデンサ23からなる発振器24と、発
振器24からの出力を入力して外部端子25に連なる出
力端子から所定電圧を出力するモータ駆動用IC26と
で構成した。なお、図中27は、モータ駆動用IC26
と電池15の陽極側を接続するリード線、28はモータ
駆動用IC26と電池15の陰極側を接続するリード線
を示す。また、29はモータに流れる電流を制御するた
めの抵抗を示す。
【0031】駆動回路基板18には、電源ユニット14
のうち、電池15と電源スイッチ16以外の部品が取り
付けられている。
【0032】ケース13と蓋体17は非磁性の合成樹脂
材料によって構成されている。ケース本体には窓30が
設けられており、ケース13内に収容した磁性回転体1
2のN極19に着色した赤色とS極20のフェライトな
どの磁石の素材の色が見えるようにした。
【0033】電源スイッチ16は、蓋体17に設けられ
接続金具31と接続金具33からなっており、蓋体17
をケース本体13に対して閉蓋状態にすることにより、
接続金具31と接続金具33とが接続状態となって通電
状態となるように構成されている。
【0034】次に、本実施形態の磁気保健器の使用方法
と動作について説明する。蓋体17をケース本体13に
対して閉蓋状態にすることにより、蓋体17に設けた電
源スイッチ16の接続金具31と、接続金具33とが接
続状態となって通電状態となる。その状態になった磁気
保健器1を図4に示すように人体(利用者)34の肩や
腰などの患部に粘着テープ35により貼り付ける。
【0035】磁気保健器1は、通電状態となっているた
め、電池15の電圧が発振器24から一定周期のパルス
電圧、例えば1秒間に一回のパルス電圧が出力され、こ
れがモータ駆動用IC26に入力されて、モータ駆動用
IC26の出力端子25に一定周期でハイレベルのパル
ス電圧が出力される。
【0036】それにより、出力端子25に接続されたモ
ータ10が回転(例えば1〜2秒)と回転停止(例えば
5〜10秒)を交互に繰り返し、モータ10の回転軸1
1に取り付けられた磁性回転体12が回転と回転停止を
繰り返す。この停止のときには、好ましくは、磁性回転
体12のN極19が人体に向けられるように制御する。
この制御の一方法として、例えば、ケース13の内側上
部にN極を磁性回転体12側に向けた小型磁石を付加し
ておくことが考えられる。それにより、磁性回転体12
が停止するとき、磁性回転体12のN極19側が人体に
向いた状態になる。
【0037】その結果、磁性回転体12が回転するとき
にはN極とS極が交互に患部に対向するように作られる
変動磁気が人体の患部に当てられ、磁性回転体12が回
転停止のときには定常磁気が人体の患部に当てられ、変
動磁気効果と定常磁気効果を交互に起こすことができ
る。上記の変動磁気によれば、N極による磁気とS極に
よる磁気が患部に対して交互に繰り返して照射される。
【0038】また、モータ10が回転作動し、磁性回転
体12が回転するとき、磁性回転体12のS極20の一
部が取り除かれ、磁性回転体12の重心の位置が、回転
軸11と異なっているため、ケース全体に機械的振動が
生じる。この機械的振動により、磁気保健器1が貼り付
けられている患部にマッサージ効果が得られる。
【0039】なお、本実施形態では、モータ10の駆動
を回転と停止を交互に繰り返すようにしたが、モータ1
0の駆動を回転のみにして、連続的な変動磁気効果と機
械的振動をおこすようにして連続的なマッサージ効果を
起こすようにしてもよい。
【0040】本実施形態では、磁性回転体12として、
S極の一部を取り除いて重心を偏心させた形状を有する
ように形成したものを用いたが、図5に示すように、回
転方向に区画してN極36とS極37を形成するように
着磁した磁石のN極36とS極37の境界面38に垂直
な面が出るように一部を切り取って、重心を偏心させた
形状を有するように形成した磁性回転体39をモータ1
0の回転軸11に取り付けることにより、モータ10を
回転したときに振動を起こすようにすることもできる。
【0041】また、図6に示すように、回転方向に区画
してN極40とS極41を形成するように着磁した磁性
回転体42を重心からずれた位置でモータ10の回転軸
11に固定することによってもモータ10を回転するこ
とにより機械的振動を得ることができる。
【0042】次に、本発明に係る磁気保健器の第2の実
施形態を図7により説明する。磁気保健器は、モータ1
0の回転軸11の一方の端部に磁性回転体43を取り付
け、モータ10を固定し、もう一方の端部に重心を偏心
させた形状を有する振動発生部材である分銅44をモー
タ10に固定してケース45に収容して構成する。分銅
44は重心を偏らせた重りである。
【0043】電源ユニット14の電池15と電源スイッ
チ16をケース45の蓋体46側に収容すると共に、モ
ータ駆動回路を駆動回路基板18に取り付けて構成し、
モータ10と共にケース45内に収容するようにしてい
る。モータ10と電源ユニット14は、第1の実施形態
と同様のものを用いている。なお、第1の実施形態と同
様の構成部品には、同符号を付している。
【0044】この磁気保健器の蓋体46を閉じ、電源ス
イッチ16を入れ、通電状態にし、粘着テープにより第
1の実施形態と同様に、人体の患部に貼り付ける。この
磁気保健器のモータ10が駆動しているため、モータ1
0の回転軸11の一方の端に取り付けられた磁性回転体
43により、変動磁気効果と定常磁気効果が得られ、ま
た、回転時にモータ10の回転軸11のもう一方の端に
取り付けられた分銅44により機械的振動が起こり、マ
ッサージ効果も得られる。
【0045】次に、本発明に係る磁気保健器の第3の実
施形態を図8により説明する。磁気保健器は、モータ1
0の回転軸11の一方の端部に分銅44を取り付け、モ
ータ10の回転軸11のもう一方の端部にモータの回転
数より低い回転数を得るため、減速歯車群47を取り付
け、その第2の回転軸48に磁性回転体49を取り付け
た構成をしている。なお、第1の実施形態に用いた構成
部品と同様のものには、同符号を付してある。
【0046】この磁気保健器の蓋体を閉じ、電源スイッ
チを入れ通電状態にし、粘着テープを用いて患部に張り
付ける。そのとき、モータ10が回転しており減速歯車
群47により磁性回転体49が低速で回転するため、低
周波の変動磁気が得られ、低周波での変動磁気効果が得
られる。また、モータ10の端では、分銅44が回転す
るため、機械的振動が起こり、マッサージ効果が得られ
る。
【0047】なお、図8では、モータ10と磁性回転体
49が減速歯車群47に対して同じ側に平行で比較的近
距離に配置された図を示しているが、磁性回転体49を
減速歯車群47に対してモータ10とは異なる側に配置
するようにしてもよい。
【0048】次に、本発明に係る磁気保健器の第4の実
施形態を図9により説明する。この磁気保健器は、一方
の端に閉じた底面50を有し、他の一方の端に開口51
を有する円筒形状の中空52を持つ磁性回転体53を、
モータ10を磁性回転体53の中空内に収納するように
モータ10の回転軸11の端部に底面50の中心で固定
し、分銅44を回転軸11の他の端部に固定して取り付
けて構成している。なお、第1の実施形態と同じ構成部
品には、同様の符号を付してある。
【0049】この磁気保健器の蓋体を閉じ電源スイッチ
16を入れ通電状態にして、粘着テープ35により患部
に張り付ける。モータ10の回転と停止が交互に行われ
るため、磁性回転体53によって、変動磁気と定常磁気
が交互に生じ、変動磁気効果と定常磁気効果が得ること
ができる。また、分銅44の回転により、ケースの機械
的振動が起こりマッサージ効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、次の効果を奏する。
【0051】モータにより回転する磁性回転体と、振動
発生部材を取り付けた構成の磁気保健器であるため、磁
気治療効果の高い変動磁気効果とマッサージ効果を同時
に得ることができ、また、磁性回転体を回転と停止を交
互に繰り返し駆動することにより、変動磁気効果に加え
て定常磁気効果も得られ、しかもマッサージ効果が得ら
れる。さらに、この構成により、磁気保健器を低消費電
力で、かつ小型で軽量のものにすることができる。特に
N極による磁気とS極による磁気が利用者の患部に交互
に照射される変動磁気により磁気治療の効果を高めるこ
とができる。磁性回転部材を振動発生部材として併用す
る構成によって製作コストを低減でき、小型軽量化を達
成できる。振動発生に関する装置構成に市販のユニット
を利用することによりさらに低コスト化を達成できる。
磁性回転体の内部にモータを組み付けた構成はモータの
構造を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器の透
視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器を構
成する磁性回転体の(a)斜視図、(b)側面図、
(c)左端面図、(d)右端面図を含んでなる図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器を構
成する電源ユニットの回路図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器の使
用方法を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器を構
成する磁性回転体の変形例の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係る磁気保健器を構
成する磁性回転体の別の変形例の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る磁気保健器の透
視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る磁気保健器の透
視図である。
【図9】本発明の第4の実施形態に係る磁気保健器の透
視図である。
【符号の説明】
10 モータ 11 回転軸 12 磁性回転体 13 ケース 14 電源ユニット 15 電池 16 電源スイッチ 17 蓋体 18 駆動回路基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の患部に対して磁気による治療効
    果と振動によるマッサージ効果を与える磁気保健器にお
    いて、 モータと、 回転方向に区画してN極とS極が形成され、前記モータ
    によって回転される磁性回転体と、 前記モータの回転動作で振動を生じさせる振動発生部材
    とから成り、 前記モータが回転動作を行うとき、前記磁性回転体の回
    転で変動磁気を発生させ、前記振動発生部材で振動を発
    生させ、前記利用者に前記変動磁気による治療効果と前
    記振動によるマッサージ効果とを与えることを特徴とす
    る磁気保健器。
  2. 【請求項2】 前記変動磁気は、前記利用者の前記患部
    にN極による磁気とS極による磁気が交互に繰り返し照
    射されて成る磁気であることを特徴とする請求項1記載
    の磁気保健器。
  3. 【請求項3】 前記磁性回転体は重心を偏心させた形状
    を有するように形成され、前記振動発生部材を前記磁性
    回転体で代用させたことを特徴とする請求項1記載の磁
    気保健器。
  4. 【請求項4】 前記磁性回転体は着磁したS極側の一部
    を取り除いたことにより重心を偏心させた形状を有する
    ように形成されたことを特徴とする請求項3記載の磁気
    保健器。
  5. 【請求項5】 前記磁性回転体は着磁したS極とN極の
    境界面に垂直な面が出るように一部を切り取ったことに
    より重心を偏心させた形状を有するように形成されたこ
    とを特徴とする請求項3記載の磁気保健器。
  6. 【請求項6】 前記磁性回転体は重心とは異なる位置で
    前記回転軸に取り付けられ、前記振動発生部材を前記磁
    性回転体で代用させたことを特徴とする請求項1記載の
    磁気保健器。
  7. 【請求項7】 前記磁性回転体は前記モータの回転軸の
    一方の端部に固定され、前記振動発生部材は前記モータ
    の前記回転軸の他の端部に固定され、前記磁性回転体と
    前記振動発生部材は共通の前記回転軸に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の磁気保健器。
  8. 【請求項8】 前記磁性回転体は前記モータの回転軸の
    一方の端部に取り付けた前記モータの前記回転軸の回転
    数より低い回転数を得るための減速歯車群を介して取り
    付けられた他の回転軸に固定され、 前記振動発生部材は前記モータの前記回転軸の他の端部
    に固定されて取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の磁気保健器。
  9. 【請求項9】 前記磁性回転体は一方の端に閉じた底面
    を有し、一方の端に開口を有する円筒形状の中空をして
    おり、前記モータを前記磁性回転体の前記中空内に収納
    するようにして、前記モータの前記回転軸の一方の端部
    に前記底面の中心を固定し、 前記振動発生部材は前記モータの前記回転軸の他の端部
    に固定されて取り付けられていることを特徴とする請求
    項1記載の磁気保健器。
  10. 【請求項10】 前記モータは、一定の時間間隔で回転
    と停止を交互に繰り返す動作をするための間欠モータ駆
    動装置を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の磁気保健器。
  11. 【請求項11】 前記磁性回転体の回転停止時、利用者
    の患部にN極が対向するように停止することを特徴とす
    る請求項10記載の磁気保健器。
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