JP2002165054A - 画像読取装置とその白紙原稿検出方法およびその画像読取装置を備えた電子装置 - Google Patents

画像読取装置とその白紙原稿検出方法およびその画像読取装置を備えた電子装置

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JP2002165054A
JP2002165054A JP2001065353A JP2001065353A JP2002165054A JP 2002165054 A JP2002165054 A JP 2002165054A JP 2001065353 A JP2001065353 A JP 2001065353A JP 2001065353 A JP2001065353 A JP 2001065353A JP 2002165054 A JP2002165054 A JP 2002165054A
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JP2001065353A
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Hiroo Ogiwara
洋生 荻原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像読取装置に関し、ライン毎に
読み取った黒画素数の差分をチェックして、その差分の
変化量によって読み取った原稿が有効な画像かを判断し
て、紙自体に色がついた原稿でも白紙を正しく検知し、
利便性の高い画像読取装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 CPU7は、スキャナ1のCIS等によ
り1ライン毎に読み取った画像の黒画素数をカウント
し、連続したラインの黒画素数の変化量の最大値を求
め、原稿全体の黒画素数が予め設定された全体の黒画素
数の閾値よりも多くても、ライン毎の最大変化量が予め
設定された黒画素数の変化量の閾値よりも少なければ白
紙であると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
し、特に、白紙原稿の検出を効率的かつ高精度に行なう
画像読取装置およびその白紙原稿検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置やスキャナ
や複写機などの画像読取装置においては、イメージセン
サの読み取り位置に応じて原稿の画像(情報)が記載さ
れている面(表面)をセットする方向が決まっており、
通常の表面に画像(情報)が記載され裏面には何も記載
されていない(白紙の)原稿を表裏逆にセットした場合
には、白紙のファクシミリ受信原稿や画情報やコピー結
果が出力されてしまい、通信費や記録紙の無駄が生じ
る。
【0003】上記問題点を解消するため、近年、例えば
特開平6−261168号公報に記載されるように、ペ
ージ単位に全画素数と黒画素数を求め、黒画素数の全画
素数に対する割合が一定以下の場合は、その頁を白紙で
あると判断するものが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置にあっては、紙自体に色がつい
た地肌が濃い原稿(例えば新聞紙のような紙)を読み取
った場合、画像が無い裏面でも多数の黒画素を検出して
白紙かどうかを判断する閾値を超えてしまい、読み取っ
た原稿を白紙と判断できないという問題があった。
【0005】また、三文判のような小さいハンコを押し
ただけの画像を読み取った場合、検出する黒画素数が閾
値より少なくなってしまい、有効な画像であっても白紙
と判断してしまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、ライン毎に読み取った
黒画素数の差分をチェックして、その差分の変化量によ
って読み取った原稿が有効な画像かを判断して、紙自体
に色がついた原稿でも白紙を正しく検知し、利便性の高
い画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、原稿を走査して画像データを読み取る読取手段
と、該読取手段で読み取った主走査1ラインの黒画素数
をカウントするカウント手段と、連続する主走査ライン
の黒画素数の最大変化量を予め定められた閾値と比較し
て白紙原稿を検出する白紙原稿検出手段と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0008】これにより、主走査ラインの黒画素数の変
化量によって白紙原稿か判断される。したがって、画像
が無い原稿全体に色がついた地肌が濃い原稿も白紙原稿
と判断される。
【0009】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った主走
査1ラインを複数のブロックに分割し、該ブロックの1
ブロックを各主走査ラインの黒画素数検索対象とし、主
走査ライン毎に黒画素数検索対象とする前記ブロックを
順次変えて該ブロックの黒画素数をカウントするカウン
ト手段と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒
画素数の最大変化量を予め定められた閾値と比較して白
紙原稿を検出する白紙原稿検出手段と、を有することを
特徴とするものである。
【0010】これにより、主走査ラインを分割して、そ
の1ブロックをそのラインの黒画素数検索対象とし、ブ
ロック毎に連続する主走査ラインの変化量によって白紙
原稿か判断される。したがって、ブロック内の小さな画
像による黒画素数の変化により白紙原稿か判断される。
【0011】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った主走
査1ラインを複数のブロックに分割し、該ブロックの1
ブロックを各主走査ラインの黒画素数検索対象とし、主
走査ライン毎に黒画素数検索対象とする前記ブロックを
順次変えて該ブロックの黒画素数をカウントするカウン
ト手段と、前記ブロック毎に主走査ラインの黒画素数と
直前の主走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変
化量がそれまでの最大変化量よりも大きい場合、前記直
前の主走査ラインの黒画素数と、それ以降の予め定めら
れた数の主走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該
変化量全てがそれまでの最大変化量よりも大きい場合、
該最大変化量を超える前記変化量の1つを新しい最大変
化量とする処理を原稿内の全ての主走査ラインについて
行い、求められた最大変化量を予め定められた閾値と比
較して白紙原稿を検出する白紙原稿検出手段と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0012】これにより、ブロック内で数ラインに亘っ
て黒画素数が多い部分が検出され白紙原稿か判断され
る。したがって、1ラインのみ黒画素が多くても白紙原
稿と判断される。
【0013】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った主走
査1ラインの黒画素数をカウントするカウント手段と、
連続する主走査ラインの黒画素数の変化量を予め定めら
れた閾値と比較し、該変化量が閾値を越えた回数を計数
し、この回数により白紙原稿を検出する白紙原稿検出手
段と、を有することを特徴とするものである。
【0014】これにより、主走査ラインの黒画素数の変
化量が閾値を上回った回数により白紙原稿か判断され
る。したがって、紙自体に色が付いた地肌が濃い原稿で
あっても白紙原稿と判断される。
【0015】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った主走
査1ラインを複数のブロックに分割し、該ブロックの1
ブロックを各主走査ラインの黒画素数検索対象とし、主
走査ライン毎に黒画素数検索対象とする前記ブロックを
順次変えて該ブロックの黒画素数をカウントするカウン
ト手段と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒
画素数の変化量を予め定められた閾値と比較し、該変化
量が閾値を越えた回数を計数し、この回数により白紙原
稿を検出する白紙原稿検出手段と、を有することを特徴
とするものである。
【0016】これにより、主走査1ラインを複数ブロッ
クに分割し、ブロック毎の黒画素数の変化量が閾値を上
回った回数により白紙原稿か判断される。したがって、
小さな画像の原稿であっても誤検知せずに判断される。
【0017】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る読取手段と、該読取手段で読み取った主走
査1ラインを複数のブロックに分割し、該ブロックの1
ブロックを各主走査ラインの黒画素数検索対象とし、主
走査ライン毎に黒画素数検索対象とする前記ブロックを
順次変えて該ブロックの黒画素数をカウントするカウン
ト手段と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒
画素数の変化量を予め定められた閾値と比較し、該変化
量が閾値を越えてから次に閾値を越えるまでのライン数
を計数し、このライン数により白紙原稿を検出する白紙
原稿検出手段と、を有することを特徴とするものであ
る。
【0018】これにより、変化量が閾値を越えたエリア
がどれだけ続いたかにより白紙原稿か判断される。した
がって、画像領域が小さいエリアの原稿でも誤検知せず
に判断される。
【0019】ここで、前記白紙原稿検出手段は、明らか
に白紙と判断できる第1の閾値と、有効画像があるかも
しれないと判断できる第2の閾値とを持ち、明らかに白
紙と判断できる場合と、有効画像があるかもしれないと
判断できる場合で、異なった手段でユーザーへ警告する
ことは好ましい。
【0020】これにより、明らかに白紙と判断できる場
合と、有効画像があるかもしれないと判断できる場合
で、異なった手段で警告される。したがって、警告の回
数が低減される。
【0021】また、前記白紙原稿検出手段は、明らかに
白紙と判断できる第1の閾値と、有効画像があるかもし
れないと判断できる第2の閾値とを持ち、明らかに白紙
と判断できる場合と、有効画像があるかもしれないと判
断できる場合で、読み取った画像データの処理方法を変
えることは好ましい。
【0022】これにより、明らかに白紙と判断できる場
合と、有効画像があるかもしれないと判断できる場合
で、異なった処理方法で処理される。したがって、処理
方法の判断が低減される。
【0023】また、前記白紙原稿検出手段は、白紙検知
用の閾値を複数持ち、該複数の閾値の中から前記第1の
閾値と第2の閾値を選択可能に構成することは好まし
い。これにより、選択された閾値により白紙原稿か判断
される。したがって、読み取る原稿に適した閾値が選択
される。
【0024】また、読み取った原稿のページ毎にそのペ
ージが白紙かどうかを設定する白紙検出結果設定手段
と、読み取った原稿の画像データを出力手段に出力する
出力制御手段と、を備え、前記白紙原稿検出手段は、白
紙を検出したとき、前記白紙検出結果設定手段の該当す
るページに白紙を設定し、前記出力制御手段は、前記白
紙検出結果設定手段に白紙と設定されているページ以外
のページのみ出力することは好ましい。これにより、白
紙と検出されたページが記憶され、出力時に白紙のペー
ジ以外のページのみ出力される。
【0025】また、前記白紙原稿検出手段は、読み取っ
た原稿の中に白紙のページを検出すると、ユーザーに警
告し、前記白紙検出結果設定手段の白紙の設定をクリア
して白紙のページを有効なページとして出力するかどう
かをユーザーに選択させることは好ましい。これによ
り、読み取った原稿の中に白紙を検出したとき、ユーザ
ーの選択により白紙のページも出力される。
【0026】また、読み取った原稿の中に白紙のページ
を検出したとき、ユーザーへ警告するかどうかを設定す
る白紙検出警告設定手段を備え、前記白紙原稿検出手段
は、読み取った原稿の中に白紙のページを検出したと
き、前記白紙検出警告設定手段の設定に従いユーザーに
警告することは好ましい。これにより、白紙検出警告設
定手段の設定により、ユーザーへ白紙を検出したことが
警告される。
【0027】また、前記白紙原稿検出手段は、読み取っ
た原稿の中に白紙のページを検出してユーザーに警告す
るときに、前記白紙検出結果設定手段で白紙となってい
るページのページ番号を表示出力し、ユーザーの指定に
よりページ毎に前記白紙検出結果設定手段の白紙の設定
をクリアすることは好ましい。これにより、読み取った
原稿の中に白紙を検出したとき、ユーザーの選択により
ページ毎に白紙のページも出力される。
【0028】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインの黒
画素数をカウントする工程と、連続する主走査ラインの
黒画素数の最大変化量を求める工程と、該最大変化量を
予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検出する工程
と、を有することを特徴とするものである。これによ
り、主走査ラインの黒画素数の変化量によって白紙原稿
か判断される。したがって、画像が無い原稿全体に色が
ついた地肌が濃い原稿も白紙原稿と判断される。
【0029】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインを複
数のブロックに分割し、主走査ライン毎に該ブロックを
順次変えて前記ブロックの黒画素数をカウントする工程
と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数
の最大変化量を求める工程と、該最大変化量を予め定め
られた閾値と比較して白紙原稿を検出する工程と、を有
することを特徴とするものである。
【0030】これにより、主走査ラインを分割して、そ
の1ブロックをそのラインの黒画素数検索対象とし、ブ
ロック毎に連続する主走査ラインの変化量によって白紙
原稿か判断される。したがって、ブロック内の小さな画
像による黒画素数の変化により白紙原稿か判断される。
【0031】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインを複
数のブロックに分割し、主走査ライン毎に該ブロックを
順次変えて前記ブロックの黒画素数をカウントする工程
と、前記ブロック毎に主走査ラインの黒画素数と直前の
主走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量が
それまでの最大変化量よりも大きい場合、前記直前の主
走査ラインの黒画素数と、それ以降の予め定められた数
の主走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量
全てがそれまでの最大変化量よりも大きい場合、該最大
変化量を超える前記変化量の1つを新しい最大変化量と
する処理を原稿内の全ての主走査ラインについて行い、
原稿内での最大変化量を求める工程と、該最大変化量を
予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検出する工程
と、を有することを特徴とするものである。
【0032】これにより、ブロック内で数ラインに亘っ
て黒画素数が多い部分が検出され白紙原稿か判断され
る。したがって、1ラインのみ黒画素が多くても白紙原
稿と判断される。
【0033】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインの黒
画素数をカウントする工程と、連続する主走査ラインの
黒画素数の変化量を求める工程と、該変化量を予め定め
られた閾値と比較し、閾値を越えている回数を計数する
工程と、該回数を予め定められた閾値と比較して白紙原
稿を検出する工程と、を有することを特徴とするもので
ある。
【0034】これにより、主走査ラインの黒画素数の変
化量が閾値を上回った回数により白紙原稿か判断され
る。したがって、紙自体に色が付いた地肌が濃い原稿で
あっても白紙原稿と判断される。
【0035】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインを複
数のブロックに分割し、主走査ライン毎に該ブロックを
順次変えて前記ブロックの黒画素数をカウントする工程
と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数
の変化量を求める工程と、該変化量を予め定められた閾
値と比較し、閾値を越えている回数を計数する工程と、
該回数を予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検出
する工程と、を有することを特徴とするものである。
【0036】これにより、主走査1ラインを複数ブロッ
クに分割し、ブロック毎の黒画素数の変化量が閾値を上
回った回数により白紙原稿か判断される。したがって、
小さな画像の原稿であっても誤検知せずに判断される。
【0037】また、本発明は、原稿を走査して画像デー
タを読み取る工程と、該読み取った主走査1ラインを複
数のブロックに分割し、主走査ライン毎に該ブロックを
順次変えて前記ブロックの黒画素数をカウントする工程
と、前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数
の変化量を求める工程と、該変化量を予め定められた閾
値と比較し、閾値を越えてから次に閾値を越えるまでの
ライン数を計数する工程と、該ライン数を予め定められ
た閾値と比較して白紙原稿を検出する工程と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0038】これにより、変化量が閾値を越えたエリア
がどれだけ続いたかにより白紙原稿か判断される。した
がって、画像領域が小さいエリアの原稿でも誤検知せず
に判断される。
【0039】ここで、前記閾値として、明らかに白紙と
判断できる第1の閾値と、有効画像があるかもしれない
と判断できる第2の閾値とを持ち、前記変化量と該第1
の閾値とを比較し、明らかに白紙と判断できる場合、ユ
ーザーへ警告する工程と、前記変化量と前記第2の閾値
とを比較し、有効画像があるかもしれないと判断できる
場合、前記明らかに白紙と判断できる場合とは異なった
手段でユーザーへ警告する工程と、を有することはこの
ましい。
【0040】これにより、明らかに白紙と判断できる場
合と、有効画像があるかもしれないと判断できる場合
で、異なった手段で警告される。したがって、警告の回
数が低減される。
【0041】また、前記閾値として、明らかに白紙と判
断できる第1の閾値と、有効画像があるかもしれないと
判断できる第2の閾値とを持ち、前記変化量と該第1の
閾値とを比較し、明らかに白紙と判断できる場合、読み
取った画像データの処理を行なわない工程と、前記変化
量と前記第2の閾値とを比較し、有効画像があるかもし
れないと判断できる場合、画像データへの処理を行なう
工程と、を有することは好ましい。
【0042】これにより、明らかに白紙と判断できる場
合と、有効画像があるかもしれないと判断できる場合
で、異なった処理方法で処理される。したがって、処理
方法の判断が低減される。
【0043】また、予め複数の閾値を設定する工程と、
該複数の閾値の中から前記第1の閾値と第2の閾値を選
択する工程と、を有することは好ましい。これにより、
選択された閾値により白紙原稿か判断される。したがっ
て、読み取る原稿に適した閾値が選択される。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図2は本発明に係る画像読取装置の第1
実施形態を示す図である。
【0045】図1において、本実施形態の画像読取装置
はファクシミリ装置であり、スキャナ1、符号化復号化
部2、画像メモリ3、プロッタ4、操作表示部5、スイ
ッチ(図中、「SW」と記載)6、CPU(Central Pr
ocessing Unit)7、ROM(Read Only Memory)8、
RAM(Random Access Memory)9、モデム10、網制
御部11をバス12を介して接続してなる。
【0046】スキャナ1(読取手段)は、CIS(Cont
act-type Image Sensor、密着型イメージセンサ)等か
らなり原稿の読み取りを行なう。符号化復号化部2は、
スキャナ1で読み取った原稿の画像データの符号化、お
よび、受信した画像データの復号化を行なう。画像メモ
リ3は、スキャナ1で読み取った画像データや受信した
画像データを蓄積する。
【0047】プロッタ4は、受信した画像データやスキ
ャナ1でコピー用に読み取った画像データ等を印刷出力
する。操作表示部5は、ワンタッチキーやLCD(Liqu
id Crystal Display)等からなり、ユーザーとの対話的
な入出力処理に用いられる。スイッチ6は、電源スイッ
チやカバースイッチ等からなる。
【0048】CPU7は、本発明の白紙原稿検出動作に
係わる処理を含むファクシミリ装置の全体動作を制御す
る。したがって、このCPU7は、カウント手段および
白紙原稿検出手段を構成する。ROM8は、CPU7の
動作プログラム等を記憶する。RAM9は、CPU7で
生成されるデータ等を記憶する。
【0049】モデム10は、ファクシミリ装置で送受信
する画像データの変調処理および復調処理を行なう。網
制御部11は、電話回線を介しての相手先装置との接続
制御を行なう。
【0050】このファクシミリ装置は、読み取った原稿
が白紙原稿かを判断するようになっており、原稿をスキ
ャナ1のCIS等により1ライン毎に読み取り、ライン
バッファ(図示していない)に転送した画像中の黒画素
数をカウントして、ライン毎の黒画素数の変化量により
白紙かどうかを判断している。
【0051】具体的には、図2のフローチャートに示す
ように、CPU7は、処理ラインを示す変数nを1に初
期化するとともに、ライン毎の黒画素数の差分を保持す
るRAM9内のエリアRAM(X1)を0に初期化する
(S11)。
【0052】次いで、nライン(1ライン)目を読み取
り、サンプリングした黒画素数をRAM9内のエリアR
AM(1)に保持するとともに、RAM9内のエリアR
AM(Add)にも保持する(S12)。
【0053】次いで、n+1ライン(2ライン)目を読
み取り、サンプリングした黒画素数をRAM9内のエリ
アRAM(2)に保持し(S13)、RAM(1)とR
AM(2)との差分を求める(S14)。
【0054】次いで、RAM(2)の値をRAM(1)
に移し(S15)、RAM(X1)の値とステップ14
で求めた差分とを比較し(S16)、今回の差分(ステ
ップ14で求めた差分)のほうが大きければ、RAM
(X1)に今回の差分の値を設定し(S17)、今回の
差分のほうが小さければステップ18に飛ぶ。
【0055】次いで、サンプリングした黒画素数をRA
M(Add)の値に加算してRAM(Add)に保持し
(S18)、nを1加算し(S19)、最終ラインまで
読み取ったかを判定し(S20)、最終ラインまで読み
取ってなければステップ13に戻り次のライン(3ライ
ン)を読み取り、サンプリングした黒画素数をRAM
(2)に保持し(S13)、RAM(1)(2ライン目
の黒画素数)とRAM(2)との差分を求める(S1
4)。
【0056】次いで、RAM(2)の値をRAM(1)
に移し(S15)、RAM(X1)の値とステップ14
で求めた差分とを比較し(S16)、今回の差分(ステ
ップ14で求めた差分)のほうが大きければ、RAM
(X1)に今回の差分(2ライン目と3ライン目の差
分)の値を設定し(S17)、今回の差分のほうが小さ
ければRAM(X1)の値は変更しない。
【0057】次いで、サンプリングした黒画素数をRA
M(Add)の値に加算してRAM(Add)に保持し
(S18)、nを1加算し(S19)、最終ラインまで
読み取ったかを判定し(S20)、最終ラインまで読み
取ってなければステップ13に戻り処理を繰り返す。
【0058】最終ラインまで読み取ったら、検出された
黒画素数の合計(RAM(Add)の値)と予めRAM
9内に設定された白紙を判定する全黒画素数の閾値を比
較し(S21)、黒画素数の合計が閾値以下であれば白
紙と判定する(S23)。
【0059】黒画素数の合計が閾値を超えていれば、R
AM(X1)に保持されている連続するラインでの黒画
素数の最大変化量と予めRAM9内に設定された黒画素
数の変化量の閾値とを比較し(S22)、検出された最
大変化量が変化量の閾値以下であれば白紙を読み込んだ
と判断する(S23)。
【0060】検出された最大変化量が変化量の閾値を越
えていれば有効な画像を読み込んだと判断する。なお、
黒画素数の閾値や変化量の閾値は、スキャナ1の画像読
み取りセンサの性能等によって決められる値であり、装
置の構成によって評価を行い最適化される値である。
【0061】このように本実施形態においては、ライン
毎に読み取った黒画素数の差分をチェックし、原稿全体
の総黒画素数が閾値を超えていても、ライン毎の黒画素
数の変化量が黒画素数の変化量の閾値よりも少なければ
白紙であると判断しているので、紙全体に色がついた地
肌が濃い原稿であっても、有効な画像が無ければ白紙
(ここでは紙に画像が無いということで、白い紙という
意味ではない)であると判断することができる。
【0062】次に、図3〜図4は本発明に係る画像読取
装置の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態
は、上述実施形態と略同様に構成されているので、図1
を流用して特徴部分のみ説明する。
【0063】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、主走査方向の1ラインを複数に分割した
ブロックの各ブロック毎の連続したラインの黒画素数の
変化量により白紙であるかを判断することを特徴として
いる。
【0064】具体的には、原稿をスキャナ1のCIS等
により1ライン毎に読み取り、ラインバッファ(図示し
ていない)に転送した画像中の黒画素を以下のようにし
てサンプリング(検索)する。
【0065】まず、図3(a)に示すように、主走査方
向の1ラインを4分割したブロックの1つをそのライン
のサンプリングの対象範囲とし、さらに、その対象範囲
内で1バイトおきにサンプリングする。次のラインは、
前ラインで対象範囲としたブロックの次のブロックを対
象範囲とする。
【0066】すなわち、図3(a)においては、1ライ
ン目において2重破線で示されているAのブロックがサ
ンプリングの対象範囲となり、2ライン目では、2重破
線で示されている次のブロックがサンプリングの対象範
囲となる。
【0067】さらに、対象範囲のサンプリング開始アド
レスは、図3(b)に示すように、4ラインおきに奇数
スタート、偶数スタートと交互に行なう。すなわち、図
3(b)において、Aの対象範囲では、最初のアドレス
(1byte)つまり奇数アドレス(図における*)か
らサンプリングをスタートし、Bの対象範囲では、2番
目のアドレスつまり偶数アドレス(図における*)から
サンプリングをスタートする。
【0068】また、原稿の先端から10mmと1ライン
中の両サイド8mm(8byte)分はカット(削除)
し、サンプリングしない。以上のサンプリング方式によ
ると、原稿全エリアの約1/8を対象に黒画素を検索し
ている事になり、処理量を削減して処理速度を高めてい
る。
【0069】具体的には、読み取り幅1ライン中の検索
バイト数は、以下のようになる。 A4幅の場合:((216byte−16byte)/4)/2=25byte B4幅の場合:((256byte−16byte)/4)/2=30byte このようなサンプリング方法により黒画素数をサンプリ
ングして、各ブロック毎の連続したラインの黒画素数の
変化量により白紙かどうかを判断している。
【0070】具体的には、図4のフローチャートに示す
ように、CPU7は、処理ブロックを示す変数nを1に
初期化するとともに、主走査方向のブロック数を示す変
数mを4に初期化し、各ブロックの黒画素数の差分を保
持するRAM9内のエリアRAM(X1)〜RAM(X
4)を0に初期化する(S31)。
【0071】次いで、nライン(1ライン)目を読み取
り、サンプリングした黒画素数をRAM9内のエリアR
AM(1)に保持し(S32)、nとmの値を比較し
(S33)、nが小さければnを1加算し、サンプリン
グした画素数をRAM9内のエリアRAM(Add)に
加算して(S34)、ステップ32に戻り、次のライン
(2ライン目)を読み取り、サンプリングした黒画素数
をRAM9内のエリアRAM(2)に保持する(S3
2)。これを分割したブロック分(m回、本実施形態で
は4回)繰り返し、RAM9内のエリアRAM(1)〜
RAM(4)にそれぞれのブロックの黒画素数を保持す
る。
【0072】次いで、nに1を設定し(S35)、次の
ライン(5ライン)を読み取り、サンプリングした黒画
素数をRAM9内のエリアRAM(5)(RAM(m+
n))に保持し(S36)、RAM(1)(RAM
(n))とRAM(5)(RAM(m+n))との差分
を求める(S37)。
【0073】次いで、RAM(5)の値をRAM(1)
に移し(S38)、RAM(X1)(RAM(Xn))
の値と今回求めた差分(1ラインと5ラインの差分)を
比較し(S39)、今回の差分(ステップ37で求めた
差分)のほうが大きければ、RAM(X1)に今回の差
分の値を設定し(S40)、今回の差分のほうが小さけ
ればRAM(X1)の値は変更しない。
【0074】次いで、最終ラインまで読み取ったかを判
定し(S41)、最終ラインまで読み取っていなけれ
ば、nとmの値を比較し(S42)、nが小さければn
を1加算し、サンプリングした画素数をRAM(Ad
d)に加算して(S43)、ステップ36に戻り、次の
ライン(6ライン目)を読み取り、サンプリングした黒
画素数をRAM9内のエリアRAM(6)(RAM(m
+n))に保持する(S36)。これを分割したブロッ
ク分(m回、本実施形態では4回)繰り返し、8ライン
目の黒画素数をサンプリングして4ライン目との差分を
RAM(X4)に設定し、RAM(X1)〜RAM(X
4)にそれぞれのブロックの連続したラインの黒画素数
の差分を保持する。
【0075】次いで、ステップ42で、nが小さくない
と判断すると、サンプリングした画素数をRAM(Ad
d)に加算して(S44)ステップ35に戻り、nに1
を設定し、次のライン(9ライン)を読み取り、サンプ
リングした黒画素数をRAM(5)(RAM(m+
n))に保持し、RAM(1)(RAM(n)5ライン
目のサンプリング黒画素数)とRAM(5)の差分を求
め、RAM(X1)(RAM(Xn))の値と比較し、
今回の差分(5ラインと9ラインの差分)がRAM(X
1)の値を超えていたらRAM(X1)に今回の差分の
値を設定する。今回の差分のほうが小さければRAM
(X1)の値は変更しない(S35〜S40)。
【0076】このような処理を最終ラインまで繰り返
し、最終ラインの読み込みおよび差分の比較が終了する
と、最終ラインのサンプリングした黒画素数をRAM
(Add)に加算し(S45)、検出された黒画素数の
合計(RAM(Add)の値)と予めRAM9内に設定
された白紙を判定する全黒画素数の閾値を比較し(S4
6)、黒画素数の合計が閾値以下であれば白紙と判定す
る(S48)。
【0077】黒画素数の合計が閾値を超えていれば、R
AM(X1)〜(X4)に保持されている各ブロックの
連続するラインでの黒画素数の最大変化量と予めRAM
9内に設定された黒画素数の変化量の閾値とを比較し
(S47)、各ブロックの検出された最大変化量の全て
が変化量の閾値以下であれば白紙を読み込んだと判断す
る(S48)。
【0078】各ブロックの検出された最大変化量の1つ
でも変化量の閾値を越えていれば有効な画像を読み込ん
だと判断する。なお、黒画素数の閾値や変化量の閾値
は、スキャナ1の画像読み取りセンサの性能等によって
決められる値であり、装置の構成によって評価を行い最
適化される値である。
【0079】このように本実施形態においては、主走査
方向の1ラインを複数ブロックに分割し、1ラインにつ
き1ブロックのみの黒画素数をカウントしているので、
処理ステップを削減することができ、処理時間を短縮す
ることができる。
【0080】また、本実施形態においては、主走査方向
の1ラインを複数に分割したブロックの各ブロック毎の
連続したラインの黒画素数の変化量の全てが変化量の閾
値以下であれば白紙であると判断するので、小さな画像
があるだけの原稿であっても、そのブロック内の変化量
を検出し白紙でないと判断することができる。
【0081】なお、本実施形態においては走査ラインの
分割数を4としたがこれに限定されるものではなく、4
以上に分割してもかまわない。
【0082】本実施形態の他の態様としては、図示はし
ないが、画像があまり無いと思われる原稿の端となるブ
ロックについては白紙検知の判断対象とせず、原稿の中
央のブロックについてのみ変化量を検出して白紙検知の
判断をする。このように構成することによって、さらに
処理ステップ数を削減して、処理時間を短縮することが
できる。
【0083】次に、図5は本発明に係る画像読取装置の
第3実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上
述実施形態と略同様に構成されているので、その図を流
用して特徴部分のみ説明する。
【0084】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、主走査方向の1ラインを複数に分割した
ブロックの各ブロック毎の黒画素数が変化してから所定
のライン数に亘って黒画素数が多いものを検出して、そ
の変化量により白紙か判断することを特徴としている。
【0085】具体的には、図5のフローチャートに示す
ように、CPU7は、処理ブロックを示す変数nを1に
初期化するとともに、主走査方向のブロック数を示す変
数mを4に初期化し、各ブロックの黒画素数の差分を保
持するRAM9内のエリアRAM(X1)〜RAM(X
4)を0に初期化し、さらに各ブロックの黒画素数の差
分が連続して更新された回数を保持するRAM9内のエ
リアRAM(Y1)〜RAM(Y4)を0に初期化する
(S51)。
【0086】次いで、図4のフローチャートと同様に、
1〜4ラインのブロックの黒画素数をサンプリングして
RAM(1)〜RAM(4)に保持し(S32〜S3
4)、次のラインの黒画素数のサンプリングをして差分
を求め(S35〜S37)、以前の差分と比較する(S
39)。
【0087】今回の差分のほうが大きかった場合、RA
M(Yn)の値が2より大きいか判定し(S52)、2
以下の場合は、RAM(Yn)の値を1加算し(S5
3)、RAM(n)の値は変更しない。2より大きい場
合は、RAM(Xn)に今回の差分の値を設定し(S5
4)、RAM(Yn)を0にして(S55)、RAM
(n)にRAM(m+n)の値を移す(S56)。今回
の差分のほうが小さかった場合は、RAM(Yn)を0
にして(S55)、RAM(n)にRAM(m+n)の
値を移す(S56)。
【0088】このようにして、各ブロックの黒画素数の
差分が連続して以前の差分より大きかったときのみRA
M(Xn)の値を書き換えて、最終ラインまで読み取り
と黒画素数のサンプリングを行なう。
【0089】その後は図4のフローチャートと同様に、
最終ラインの黒画素数をRAM(Add)に加算し、黒
画素数とRAM(X1)〜RAM(X4)のそれぞれの
閾値との比較を行い、白紙の判定を行なう(S45〜S
48)。なお、黒画素数の閾値や変化量の閾値は、スキ
ャナ1の画像読み取りセンサの性能等によって決められ
る値であり、装置の構成によって評価を行い最適化され
る値である。
【0090】本実施形態の動作では、例えば、標準的な
ファクシミリの読み取り線密度である1mmあたり3.
85本の場合、主走査方向を4分割して各ブロックの黒
画素数を順次サンプリングしているので、4ラインに1
回同じブロックのサンプリングを行なうこととなり、黒
画素数の差分を書き換える条件を、3回連続して以前の
差分を上回った場合とすると、約2mmの間黒画素数が
維持あるいは増加すると黒画素数の差分を更新すること
となる。パソコン等で作成された文字の大きさは通常2
〜3mm程度なので、パソコンで作成された文章の文字
程度の大きさにならないと差分の変化を認識しないこと
となる。
【0091】このように本実施形態においては、主走査
方向の1ラインを分割したブロックの各ブロック毎の黒
画素数が変化してから所定のライン数に亘って黒画素数
が多いものの変化量の最大値を最大変化量としているの
で、主走査方向に長細い汚れを検出することが無く、主
走査ラインの数ラインに亘る画像のみ検出することがで
きる。
【0092】次に、図6は本発明に係る画像読取装置の
第4実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上
述実施形態と略同様に構成されているので、その図を流
用して特徴部分のみ説明する。
【0093】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、主走査方向の1ラインを複数に分割した
ブロックの黒画素数を計数し、連続したラインの黒画素
数の変化量が所定の値を上回ったものの数を計数して、
その数により白紙か判断することを特徴としている。
【0094】具体的には、図6のフローチャートに示す
ように、CPU7は、図2のフローチャートと同様に、
変数やRAM9内を初期化し(S11)、黒画素数をサ
ンプリングしてRAM(1)、RAM(Add)に保持
し(S12)、次のラインの黒画素数のサンプリングを
して差分を求める(S13〜S14)。
【0095】次いで、予めRAM9内に設定されている
1ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画素数の変
化量と今回の差分を比較する(S61)。今回の差分が
設定値より大きかった場合、RAM(X1)の値に1を
加算する(S62)。今回の差分のほうが小さければR
AM(X1)の値は変更しない。
【0096】次いで、RAM(1)にRAM(2)の値
を移し(S63)、図2のフローチャートと同様に、読
みとった黒画素数をRAM(Add)に加算し、最終ラ
インまで繰り返し、最終ラインの処理が終わったらRA
M(Add)の値を予め設定された閾値と比較し、RA
M(Add)の値が閾値以下であれば白紙を読み込んだ
と判断する(S18〜S21、S23)。
【0097】RAM(Add)の値が閾値を越えていた
場合、1ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画素
数の変化量を超えた回数(RAM(X1)の値)が入力
ライン数(読み取った全ライン数)の何割であるか算出
し(S64)、予めRAM9内に設定されている有効な
画像と判断できる割合(黒字率、例えば10%、普通の
文字原稿の黒字率は5〜10%程度である)と比較する
(S65)。
【0098】算出した割合が設定値以下であれば白紙を
読み込んだと判断し(S23)、算出した割合が設定値
を上回っていたら処理を終了する。なお、1ライン当た
りの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量や、原稿
上に有効な画像があると判断できる割合は、スキャナ1
の画像読み取りセンサの性能等によって決められる値で
あり、装置の構成によって評価を行い最適化される値で
ある。
【0099】このように本実施形態においては、主走査
方向の連続したラインの黒画素数の変化量が所定の値を
超えているものの数が全ラインに占める割合が所定の値
以下であると白紙と判断しているので、紙自体に色が付
いた地肌が濃い原稿であっても白紙と判断することがで
き、白紙検知の精度を向上させることができる。
【0100】次に、図7は本発明に係る画像読取装置の
第5実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上
述実施形態と略同様に構成されているので、図1を流用
して特徴部分のみ説明する。
【0101】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、主走査方向の1ラインを複数に分割した
ブロックの各ブロック毎の連続したラインの黒画素数の
変化量が所定の値を上回ったものの数を計数して、その
数により白紙であるかを判断することを特徴としてい
る。
【0102】具体的には、図7のフローチャートに示す
ように、CPU7は、処理ブロックを示す変数nを1に
初期化するとともに、主走査方向のブロック数を示す変
数mを4に初期化し、各ブロックの黒画素数の差分が予
め設定された値を超えた回数を保持するRAM9内のエ
リアRAM(X1)〜RAM(X4)を0に初期化する
(S71)。
【0103】次いで、nライン(1ライン)目を読み取
り、サンプリングした黒画素数をRAM9内のエリアR
AM(1)に保持し(S72)、nとmの値を比較し
(S73)、nが小さければnを1加算し、サンプリン
グした画素数をRAM9内のエリアRAM(Add)に
加算して(S74)、ステップ72に戻り、次のライン
(2ライン目)を読み取り、サンプリングした黒画素数
をRAM9内のエリアRAM(2)に保持する(S7
2)。これを分割したブロック分(m回、本実施形態で
は4回)繰り返し、RAM9内のエリアRAM(1)〜
RAM(4)にそれぞれのブロックの黒画素数を保持す
る。
【0104】次いで、nに1を設定し(S75)、次の
ライン(5ライン)を読み取り、サンプリングした黒画
素数をRAM9内のエリアRAM(5)(RAM(m+
n))に保持し(S76)、RAM(1)(RAM
(n))とRAM(5)(RAM(m+n))との差分
を求める(S77)。
【0105】次いで、予めRAM9内に設定されている
1ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画素数の変
化量と今回求めた差分(1ラインと5ラインの差分)を
比較し(S78)、今回の差分(ステップ77で求めた
差分)のほうが大きければ、RAM(X1)に1加算設
定し(S79)、今回の差分のほうが小さければRAM
(X1)の値は変更しない。
【0106】次いで、RAM(5)の値をRAM(1)
に移し(S80)、最終ラインまで読み取ったかを判定
し(S81)、最終ラインまで読み取っていなければ、
nとmの値を比較し(S82)、nが小さければnを1
加算し、サンプリングした画素数をRAM(Add)に
加算して(S83)、ステップ76に戻り、次のライン
(6ライン目)を読み取り、サンプリングした黒画素数
をRAM9内のエリアRAM(6)(RAM(m+
n))に保持する(S76)。これを分割したブロック
分(m回、本実施形態では4回)繰り返し、8ライン目
の黒画素数をサンプリングして4ライン目との差分が1
ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画素数の変化
量より大きければRAM(X4)に1加算し、RAM
(X1)〜RAM(X4)にそれぞれのブロックの連続
したラインの黒画素数の差分が1ライン当たりの有効な
画像と判断できる黒画素数の変化量を超えた数を保持す
る。
【0107】次いで、ステップ82で、nが小さくない
と判断すると、サンプリングした画素数をRAM(Ad
d)に加算して(S84)ステップ75に戻り、nに1
を設定し、次のライン(9ライン)を読み取り、サンプ
リングした黒画素数をRAM(5)(RAM(m+
n))に保持し、RAM(1)(RAM(n)5ライン
目のサンプリング黒画素数)とRAM(5)の差分を求
め、1ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画素数
の変化量と比較し、今回の差分(5ラインと9ラインの
差分)が1ライン当たりの有効な画像と判断できる黒画
素数の変化量を超えていたらRAM(X1)に1を加算
する。今回の差分のほうが小さければRAM(X1)の
値は変更しない(S75〜S79)。
【0108】このような処理を最終ラインまで繰り返
し、最終ラインの読み込みおよび差分の比較が終了する
と、最終ラインのサンプリングした黒画素数をRAM
(Add)に加算し(S85)、検出された黒画素数の
合計(RAM(Add)の値)と予めRAM9内に設定
された白紙を判定する全黒画素数の閾値を比較し(S8
6)、黒画素数の合計が閾値以下であれば白紙と判定す
る(S89)。
【0109】黒画素数の合計が閾値を超えていれば、R
AM(X1)〜(X4)に保持されている1ライン当た
りの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量を超えた
回数の合計が、原稿全体のライン数の何%であるかを算
出し(S87)、RAM9内に設定されている有効な画
像と判断できる割合(黒字率、例えば10%、普通の文
字原稿の黒字率は5〜10%程度である)と比較する
(S88)。
【0110】算出した割合が設定値以下であれば白紙を
読み込んだと判断し(S89)、算出した割合が設定値
を上回っていたら処理を終了する。なお、1ライン当た
りの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量や、原稿
上に有効な画像があると判断できる割合は、スキャナ1
の画像読み取りセンサの性能等によって決められる値で
あり、装置の構成によって評価を行い最適化される値で
ある。
【0111】このように本実施形態においては、主走査
方向の1ラインを複数に分割したブロックの各ブロック
毎の連続したラインの黒画素数の変化量が所定の値を超
えているものの数が全ラインに占める割合が所定の値以
下であると白紙と判断しているので、小さな画像の原稿
であっても白紙と判断せず、白紙検知の精度を向上させ
ることができる。
【0112】なお、本実施形態においては走査ラインの
分割数を4としたがこれに限定されるものではなく、4
以上に分割してもかまわない。
【0113】次に、図8は本発明に係る画像読取装置の
第6実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上
述実施形態と略同様に構成されているので、その図を流
用して特徴部分のみ説明する。
【0114】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、主走査方向の1ラインを複数に分割した
ブロックの各ブロック毎の連続したラインの黒画素数の
変化量が白紙か判断することを特徴としている。
【0115】具体的には、図8のフローチャートに示す
ように、CPU7は、処理ブロックを示す変数nを1に
初期化するとともに、主走査方向のブロック数を示す変
数mを4に初期化し、各ブロックの黒画素数の差分が予
め設定された値を超えた回数を保持するRAM9内のエ
リアRAM(X1)〜RAM(X4)を0に初期化し、
各ブロックの黒画素数の変化量が予め設定された値を超
えてから次に越えるまでのライン数を保持するRAM9
内のエリアRAM(Y1)〜RAM(Y4)を0に初期
化し、各ブロックの黒画素数の変化量が予め設定された
値を超えてから次に越えるまでのライン数の最大値を保
持するRAM9内のエリアRAM(Z1)〜RAM(Z
4)を0に初期化し、さらに差分の変化有りフラグを落
とす(S91)。
【0116】次いで、図7のフローチャートと同様に、
1〜4ラインのブロックの黒画素数をサンプリングして
RAM(1)〜RAM(4)に保持し(S72〜S7
4)、次のラインの黒画素数のサンプリングをして差分
を求め、予めRAM9内に設定されている1ライン当た
りの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量と今回の
差分と比較する(S75〜S78)。
【0117】今回の差分のほうが大きかった場合、RA
M(Xn)の値を1加算し(S79)、差分の変化有り
フラグをチェックしフラグが立っていなかったら立て、
立っていたら落とす(S92)。今回の差分のほうが小
さければRAM(Xn)の値は変更しない。
【0118】次いで、差分の変化有りフラグが立ってい
るか判定し(S93)、フラグが立っていなければ、R
AM(Yn)とRAM(Zn)の値を比較し(S9
4)、RAM(Yn)のほうが大きければ、RAM(Y
n)の値をRAM(Zn)に移して(S95)RAM
(Yn)を0にクリアし(S96)、RAM(Zn)の
ほうが大きければRAM(Zn)の値は変更しないでR
AM(Yn)を0にクリアする(S96)。フラグが立
っていれば、RAM(Yn)の値に1加算する(S9
7)。
【0119】このようにして、白紙の面から有効画像の
エリアに入って差分が予め設定された値を越えてから、
有効画像のエリアが終了してまた白紙の面に戻って差分
が予め設定された値を超えるまでのライン数の最大値を
求めることができる。
【0120】次いで、図7のフローチャートと同様に、
RAM(m+n)の値をRAM(n)に移し(S8
0)、最終ラインか判定し(S81)、nがmより小さ
いか判定し(S82)、黒画素数をRAM(Add)に
加算して(S83、S84)、最終ラインまで上記処理
を繰り返す。
【0121】最終ラインの処理が終了すると、最終ライ
ンの黒画素数をRAM(Add)に加算し(S85)、
検出された黒画素数の合計(RAM(Add)の値)と
予めRAM9内に設定された白紙を判定する全黒画素数
の閾値を比較し(S86)、黒画素数の合計が閾値以下
であれば白紙と判定する(S89)。
【0122】黒画素数の合計が閾値を超えていれば、R
AM(X1)〜(X4)に保持されている1ライン当た
りの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量を超えた
回数の合計が、原稿全体のライン数の何%であるかを算
出し(S87)、RAM9内に設定されている有効な画
像と判断できる割合(黒字率、例えば10%、普通の文
字原稿の黒字率は5〜10%程度である)と比較する
(S88)。
【0123】算出した割合が設定値以下であれば白紙を
読み込んだと判断し(S89)、算出した割合が設定値
を上回っていたら、RAM(Z1)〜(Z4)の最大値
を求め(S98)、その最大値と予めRAM9内に設定
されている画像と判断できる連続したライン数を比較し
(S99)、最大値が小さければ白紙と判断し(S8
9)、最大値の方が大きければ終了する。なお、1ライ
ン当たりの有効な画像と判断できる黒画素数の変化量
や、原稿上に有効な画像があると判断できる割合は、ス
キャナ1の画像読み取りセンサの性能等によって決めら
れる値であり、装置の構成によって評価を行い最適化さ
れる値である。
【0124】例えば、標準的なファクシミリの読み取り
線密度は,1mmあたり3.85本で読み取りが行われ
ている。上記動作では、主走査ラインを4分割して黒画
素数を検出しているので、4ラインに1回同じブロック
が巡って来ることになる。フラグが落1ライン当たりの
有効な画像と判断できる黒画素数の変化量を越えてから
次に越えるまでのライン数を計数して、その数によりち
ている状態からフラグを立ててRAM(Yn)のカウン
トを開始し、次にフラグを落とすまでRAM(Yn)の
カウンタを3回数えたとすると、黒画素数の有効な差分
を検知してから、3回連続して画像として有効と判断で
きる領域が続いたことになる。これは、上記の条件では
約2mmに相当する。パソコン等で作成された文字の大
きさは通常約2〜3mm程度なので、パソコンで作成さ
れた文章の文字程度大きさで差分の変化を認識すること
になる。
【0125】このように本実施形態においては、主走査
方向の1ラインを複数に分割したブロックの各ブロック
毎の連続したラインの黒画素数の変化量が所定の値を越
えてから次に越えるまでのライン数を計数して、その数
の最大値が所定の値以下であると白紙と判断しているの
で、画像領域が小さいエリアの原稿であっても白紙と判
断せず、白紙検知の精度を向上させることができる。
【0126】次に、図9は本発明に係る画像読取装置の
第7実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、上
述実施形態と略同様に構成されているので、その図を流
用して特徴部分のみ説明する。
【0127】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、1つの読み取りモードに対して、読み取
った原稿を白紙と判断する閾値を2つ持ち、読み取った
原稿の黒画素数が明らかに白紙と判断できる場合と、白
紙と判断できるが有効画像かもしれない場合とを分け
て、それぞれの場合でユーザーに警告する手段を切り替
えることを特徴としている。
【0128】具体的には、図9のフローチャートに示す
ように、CPU7は、上述した第1から第6実施形態の
いずれかの方法によって原稿の黒画素数または黒画素数
の変化量を取得し(S101)、まず第1の閾値(しき
い値1、明らかに白紙と判断できる閾値、例えば読み取
った黒画素数であれば0に近い値)と取得した検出値を
比較し(S102)、検出値がしきい値1より小さく白
紙であると判断された場合、ブザー(図示していない)
により警告音を鳴らし、操作表示部5のLCDに警告文
を表示し、ユーザーに白紙を検出したことを警告する
(S103)。
【0129】検出値がしきい値1以上で白紙でないと判
断された場合、第2の閾値(しきい値2、白紙に近い原
稿と判断できる閾値、例えば上述した実施形態において
設定されている閾値)と取得した検出値を比較し(S1
04)、検出値がしきい値2より小さく白紙に近い原稿
であると判断された場合、操作表示部5のLCDに警告
文を表示してユーザーに白紙に近い原稿を読み取ったこ
とを警告する(S105)。なお、有効な画像と判断で
きる黒画素数、黒画素数の変化量や、原稿上に有効な画
像があると判断できる割合は、スキャナ1の画像読み取
りセンサの性能等によって決められる値であり、装置の
構成によって評価を行い最適化される値である。
【0130】このように本実施形態においては、読み取
った原稿の黒画素数によってユーザーに警告する手段を
切り替えているので、白紙検知の精度自体の変更を伴わ
ないで煩わしい警告(ブザーなどの警告音)を低減する
ことができ、ユーザーの利便性を向上させることができ
る。
【0131】本実施形態の第1の他の態様としては、読
み取った原稿の黒画素数が明らかに白紙と判断できる場
合と、白紙と判断できるが有効画像かもしれない場合と
を分けて、それぞれの場合でファクシミリデータを送信
するか、送信しないかを切り替えるとともに、ユーザー
に警告する手段も切り替えるようにする。
【0132】具体的には、図10のフローチャートに示
すように、CPU7は、上述した第1から第6実施形態
のいずれかの方法によって原稿の黒画素数または黒画素
数の変化量を取得し(S101)、まず第1の閾値(し
きい値1、明らかに白紙と判断できる閾値、例えば読み
取った黒画素数であれば0に近い値)と取得した検出値
を比較し(S102)、検出値がしきい値1より小さく
白紙であると判断された場合、原稿の送信を中止し、ブ
ザー(図示していない)により警告音を鳴らし、ユーザ
ーに白紙を検出したことを警告する(S111)。
【0133】検出値がしきい値1以上で白紙でないと判
断された場合、第2の閾値(しきい値2、白紙に近い原
稿と判断できる閾値、例えば上述した実施形態において
設定されている閾値)と取得した検出値を比較し(S1
04)、検出値がしきい値2より小さく白紙に近い原稿
であると判断された場合、原稿の送信は実行して、操作
表示部5のLCDに警告文を表示してユーザーに白紙に
近い原稿を読み取ったことを警告する(S112)。な
お、有効な画像と判断できる黒画素数、黒画素数の変化
量や、原稿上に有効な画像があると判断できる割合は、
スキャナ1の画像読み取りセンサの性能等によって決め
られる値であり、装置の構成によって評価を行い最適化
される値である。
【0134】このように構成することにより、白紙検知
の精度自体の変更を伴わないで、原稿を読み取った後の
送信、非送信の煩わしい判断を低減することができ、ユ
ーザーの利便性を向上させることができる。
【0135】本実施形態の第2の他の態様としては、図
示はしないが、白紙検知用の閾値を複数(例えば10段
階)持ち、ユーザーの利用レベルにおいて、読み取った
原稿の画素数が明らかに白紙と判断できる場合と、白紙
と判断できるが有効画像かもしれない場合の閾値を複数
の閾値の中から選択できるようにする。
【0136】具体的には、予めRAM9内に1つの読み
取りモードに対して白紙検知の閾値を複数(例えば、0
画素に近い値から画像と判断できるレベルまでの10段
階の閾値)設定しておく。
【0137】CPU7は、ユーザーからのオペレーショ
ン制御の要求により、操作表示部5のLCDにガイダン
スメッセージを表示し、このガイダンスによりユーザー
に予め設定されている10段階の閾値の中から、本実施
形態または本実施形態の第1の他の態様におけるしきい
値1、しきい値2を選択入力させ、その値をRAM9内
に確保されたしきい値1、しきい値2の設定エリアに設
定する。
【0138】その後は、図9、図10に示したフローチ
ャートに従い、選択されたしきい値1、しきい値2を基
にして白紙判定の処理が行われる。
【0139】このように構成することにより、複数用意
された閾値から利用する閾値を選択することができ、ユ
ーザーの使用原稿に合った白紙検知を行なうことができ
るため、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0140】次に、図11は本発明に係る画像読取装置
の第8実施形態を示す図である。なお、本実施形態は、
上述実施形態と略同様に構成されているので、その図を
流用して特徴部分のみ説明する。
【0141】本実施形態の画像読取装置としてのファク
シミリ装置は、白紙と判断されたページの記録出力また
はファクシミリ送信を行なわないことを特徴としてい
る。
【0142】具体的には、CPU7は、スキャナ1でコ
ピー用またはファクシミリ送信用の原稿を読み取りなが
ら、上述した第1から第6実施形態のいずれかの方法に
よって原稿の黒画素数または黒画素数の変化量を取得
し、1ページの読み取りが完了すると、読み取った画像
データを画像メモリ3に蓄積するとともに、そのページ
が白紙であるか判定をし、白紙であると判断したら、R
AM9内に読み取ったページ毎に用意される白紙検出フ
ラグ(白紙検出結果設定手段)にONをセットする。ま
た、白紙でないと判断したら、白紙検出フラグをOFF
にリセットする。
【0143】原稿の全てのページの読み取りが完了する
と、CPU7は、図11のフローチャートに示すよう
に、読み取った画像データをユーザーの指定によりプロ
ッタ4(コピー用の記録出力)や網制御部11(ファク
シミリ送信)などの出力手段により出力する。
【0144】まず、RAM9内に設定されている出力し
ようとしているページの白紙検出フラグがON(セット
されている、白紙であると判定された)かどうかを判定
し(S121)、フラグがONでなければ(白紙でない
と判定されていれば)画像メモリ3に蓄積されている画
像データを出力手段により出力し(S122)、出力が
終了すると画像メモリ3に蓄積されている画像データを
クリア(消去)して(S123)、次ページが有るか判
定し(S124)、次ページが有ればS121に戻り、
次ページがなければ終了する。
【0145】フラグがONであれば(白紙であると判定
されていれば)、出力は行なわずに画像メモリ3に蓄積
されている画像データをクリア(消去)して(S12
3)、次ページが有るか判定し(S124)、次ページ
が有ればS121に戻り、次ページがなければ終了す
る。
【0146】このように本実施形態においては、読み取
った原稿が白紙であると判断したページは出力手段によ
る出力を行なわないので、不要な白紙原稿の出力を回避
することができる。
【0147】本実施形態の第1の他の態様としては、読
み取った原稿の中に白紙を検出すると、ユーザーに通知
し、その画像データを出力手段により出力するかを設定
させるようにする。
【0148】具体的には、CPU7は、スキャナ1でコ
ピー用またはファクシミリ送信用の原稿を読み取りなが
ら、上述した第1から第6実施形態のいずれかの方法に
よって原稿の黒画素数または黒画素数の変化量を取得
し、1ページの読み取りが完了すると、読み取った画像
データを画像メモリ3に蓄積するとともに、そのページ
が白紙であるか判定をし、白紙であると判断したら、R
AM9内に読み取ったページ毎に用意される白紙検出フ
ラグにONをセットする。また、白紙でないと判断した
ら、白紙検出フラグをOFFにリセットする。
【0149】そして、原稿の全てのページの読み取りが
完了すると、白紙と検出された画像データ(ページ)が
有ったか判定し、白紙と検出された画像データが無かっ
た場合はそのまま出力を行なう。白紙と検出された画像
データが有った場合、図12のフローチャートに示すよ
うに、RAM9内の白紙を検出したときユーザーに警告
するかどうかを設定する白紙検出警告フラグに予め設定
されている値を判定し(S131)、検出結果を警告し
ない設定であれば終了し、上述の図11のフローチャー
トに示すように、白紙検出フラグがONになっているペ
ージ以外のページのみ出力する。
【0150】白紙検出警告フラグが検出結果を警告する
設定であれば、CPU7は、警告用のアラームを鳴らし
たり、警告用のLEDを点灯してユーザーに白紙を検出
したことを通知する(S132)。
【0151】これに対し、ユーザーは、白紙と判断され
たページを有効なページとして出力したいときは、白紙
と判断されたページを有効なページとするページ有効化
キーを押下し、白紙と判断されたページは出力しないと
きは、スタートキーなどの他のキーを押下する。
【0152】CPU7は、操作表示部5のキーが押下さ
れることを監視しており(S133)、いずれかのキー
が押下されると、ページ有効化キーが押されたか判定し
(S134)、ページ有効化キーが押下されたときは、
RAM9内の白紙検出フラグのONにセットされている
(白紙と検出されている)ページのフラグをOFFにリ
セットする(S134)。また、操作表示部5のそれ以
外のキーが押されると、白紙検出フラグはそのままで出
力を開始する。
【0153】プロッタ4や網制御部11などの出力手段
への出力は、上述の図11のフローチャートに示すよう
に、白紙検出フラグがONになっているページ以外のペ
ージのみ出力する。
【0154】なお、白紙検出警告フラグの設定は、操作
表示部5からのキー入力によって変更することができる
ようになっている。
【0155】このように構成することにより、有効な画
像データを白紙と検出しても、ユーザーの指示により出
力することができる。
【0156】また、黒画素数の少ないまたは黒画素数の
変化量の少ない原稿を使用しないユーザーは、白紙検出
の警告を無くして、原稿を読み取った後の出力、非出力
の煩わしい判断を低減することができる。
【0157】本実施形態の第2の他の態様としては、読
み取った原稿の中に白紙を検出すると、ユーザーに通知
し、白紙と検出したページ毎に、その画像データを出力
手段により出力するかを設定させるようにする。
【0158】具体的には、CPU7は、スキャナ1でコ
ピー用またはファクシミリ送信用の原稿を読み取りなが
ら、上述した第1から第6実施形態のいずれかの方法に
よって原稿の黒画素数または黒画素数の変化量を取得
し、1ページの読み取りが完了すると、読み取った画像
データを画像メモリ3に蓄積するとともに、そのページ
が白紙であるか判定をし、白紙であると判断したら、R
AM9内に読み取ったページ毎に用意される白紙検出フ
ラグにONをセットする。また、白紙でないと判断した
ら、白紙検出フラグをOFFにリセットする。
【0159】そして、原稿の全てのページの読み取りが
完了すると、白紙と検出された画像データ(ページ)が
有ったか判定し、白紙と検出された画像データが無かっ
た場合はそのまま出力を行なう。白紙と検出された画像
データが有った場合、図13のフローチャートに示すよ
うに、RAM9内の白紙を検出したときユーザーに警告
するかどうかを設定する白紙検出警告フラグに予め設定
されている値を判定し(S141)、検出結果を警告し
ない設定であれば終了し、上述の図11のフローチャー
トに示すように、白紙検出フラグがONになっているペ
ージ以外のページのみ出力する。
【0160】白紙検出警告フラグが検出結果を警告する
設定であれば、CPU7は、白紙として検出したページ
のページ番号を操作表示部5のLCDに表示し(S14
2)、警告用のアラームを鳴らしたり、警告用のLED
を点灯してユーザーに白紙を検出したことを通知する
(S143)。
【0161】これに対し、ユーザーは、操作表示部5の
LCDを見て、表示されたページから出力させたいペー
ジのページ番号を操作表示部5から入力し、続けて白紙
と判断されたページを有効なページとするページ有効化
キーを押して白紙と検出されたページの中から出力させ
たいページを設定する。出力させたいページが複数の場
合はこの処理を繰り返して出力させたいページを指定す
る。指定が終了したら、操作表示部5のスタートキーを
押下する。また、白紙と検出されたページに出力させた
いページが無い場合は、そのままスタートキーを押下す
る。
【0162】CPU7は、操作表示部5のキーが押下さ
れることを監視しており(S144)、いずれかのキー
が押下されると、スタートキーが押下されたか判定し
(S145)、スタートキーが押下された場合はそのま
ま出力を開始する。
【0163】スタートキー以外のキーが押下された場
合、ページ有効化キーが押されたか判定し(S14
6)、ページ有効化キーが押下されたときは、それまで
に押下された数字キーのページ番号に対応するRAM9
内の白紙検出フラグをOFFにリセットして(S14
7)、S144に戻る。その後、スタートキーが押下さ
れると、設定された白紙検出フラグにより出力を開始す
る。
【0164】プロッタ4や網制御部11などの出力手段
への出力は、上述の図11のフローチャートに示すよう
に、白紙検出フラグがONになっているページ以外のペ
ージのみ出力する。
【0165】なお、白紙検出警告フラグの設定は、操作
表示部5からのキー入力によって変更することができる
ようになっている。
【0166】このように構成することにより、白紙のペ
ージを出力するかどうかの判断をページ毎に選択するこ
とができる。
【0167】
【発明の効果】本発明によれば、主走査方向ラインの黒
画素数の変化量によって読み取った原稿が白紙かを判断
しているので、画像の無い紙全体に色がついた地肌が濃
い原稿であっても白紙であると判断でき、白紙検知の精
度を向上して、利便性を向上させることができる。
【0168】また、本発明によれば、主走査方向ライン
を複数ブロックに分割し、各ラインで1ブロックの黒画
素数をカウントし、各ブロック毎に連続したラインの黒
画素数の変化量によって読み取った原稿が白紙かを判断
しているので、分割したブロック内の小さな画像のみの
原稿の画像も検出することができ、白紙検知の精度を向
上して、利便性を向上させることができる。
【0169】また、本発明によれば、主走査方向の1ラ
インを分割したブロックの各ブロック毎の連続する予め
定められた数の主走査ラインそれぞれの、該連続する主
走査ラインの直前の主走査ラインとの黒画素数の変化量
が大きいものを検出しているので、主走査ラインの数ラ
インに亘る黒画素のみ画像として検出することができ、
白紙検知の精度を向上して、利便性を向上させることが
できる。
【0170】また、本発明によれば、主走査方向ライン
の黒画素数の変化量が予め設定した値を超えた回数によ
り読み取った原稿が白紙かを判断しているので、画像の
無い紙全体に色がついた地肌が濃い原稿であっても白紙
であると判断でき、白紙検知の精度を向上して、利便性
を向上させることができる。
【0171】また、本発明によれば、主走査方向ライン
を複数ブロックに分割し、各ラインで1ブロックの黒画
素数をカウントし、各ブロック毎に連続したラインの黒
画素数の変化量が予め設定した値を超えた回数により読
み取った原稿が白紙かを判断しているので、分割したブ
ロック内の小さな画像のみの原稿の画像も検出すること
ができ、白紙検知の精度を向上して、利便性を向上させ
ることができる。
【0172】また、本発明によれば、主走査方向ライン
を複数ブロックに分割し、各ラインで1ブロックの黒画
素数をカウントし、各ブロック毎に連続したラインの黒
画素数の変化量が予め設定した値を超えてから、次にそ
の値を越えるまでのライン数により読み取った原稿が白
紙かを判断しているので、画像領域が小さいエリアの原
稿の画像も検出することができ、白紙検知の精度を向上
して、利便性を向上させることができる。
【0173】また、本発明によれば、読み取った原稿の
黒画素数によってユーザーに警告する手段を切り替えて
いるので、白紙検知の精度自体の変更を伴わないで煩わ
しい警告(ブザーなどの警告音)を低減することがで
き、ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0174】また、本発明によれば、読み取った原稿の
黒画素数によって画像データの処理方法を変えているの
で、白紙検知の精度自体の変更を伴わないで、原稿を読
み取った後の処理方法(送信、非送信など)の煩わしい
判断を低減することができ、ユーザーの利便性を向上さ
せることができる。
【0175】また、本発明によれば、複数用意された閾
値から利用する閾値を選択させているので、ユーザーの
使用原稿に合った白紙検知を行なうことができるため、
ユーザーの利便性を向上させることができる。
【0176】また、本発明によれば、読み取った原稿が
白紙であると判断したページは出力手段による出力を行
なわないので、不要な白紙原稿の出力を回避することが
でき、コストを削減することができる。
【0177】また、本発明によれば、読み取った原稿に
白紙があると判断した場合、ユーザーに警告して白紙の
画像データを出力するかを選択させているので、有効な
画像データを白紙と検出しても、ユーザーの指示により
出力することができ、ユーザーの利便性を向上させるこ
とができる。
【0178】また、本発明によれば、読み取った原稿に
白紙があると判断した場合、ユーザーに警告するかどう
かを選択させているので、黒画素数の少ないまたは黒画
素数の変化量の少ない原稿を使用しないユーザーは、白
紙検出の警告を無くして、原稿を読み取った後の出力、
非出力の煩わしい判断を低減することができ、ユーザー
の利便性を向上させることができる。
【0179】また、本発明によれば、読み取った原稿に
白紙があると判断した場合、白紙と検出したページ番号
を表示し、ページ毎に出力するかどうかを選択させてい
るので、ユーザーが白紙のページを出力するかどうかの
判断をページ毎に選択することができ、ユーザーの利便
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第1実施形態を示す図であり、その概略ブロッ
ク図である。
【図2】その白紙原稿検出処理を説明するフローチャー
トである。
【図3】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第2実施形態を示す図であり、その黒画素検索
処理を説明する図である。
【図4】その白紙原稿検出処理を説明するフローチャー
トである。
【図5】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第3実施形態を示す図であり、その白紙原稿検
出処理を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第4実施形態を示す図であり、その白紙原稿検
出処理を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第5実施形態を示す図であり、その白紙原稿検
出処理を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第6実施形態を示す図であり、その白紙原稿検
出処理を説明するフローチャートである。
【図9】本発明に係る画像読取装置としてのファクシミ
リ装置の第7実施形態を示す図であり、その白紙原稿検
出処理を説明するフローチャートである。
【図10】その第1の他の態様を示す図であり、その白
紙原稿検出処理を説明するフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像読取装置としてのファクシ
ミリ装置の第8実施形態を示す図であり、その出力処理
を説明するフローチャートである。
【図12】その第1の他の態様を示す図であり、その白
紙検出警告処理を説明するフローチャートである。
【図13】その第2の他の態様を示す図であり、その白
紙検出警告処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 2 符号化復号化部 3 画像メモリ 4 プロッタ 5 操作表示部 6 スイッチ 7 CPU 8 ROM 9 RAM 10 モデム 11 網制御部 12 バス

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインの黒画素数をカ
    ウントするカウント手段と、 連続する主走査ラインの黒画素数の最大変化量を予め定
    められた閾値と比較して白紙原稿を検出する白紙原稿検
    出手段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインを複数のブロッ
    クに分割し、該ブロックの1ブロックを各主走査ライン
    の黒画素数検索対象とし、主走査ライン毎に黒画素数検
    索対象とする前記ブロックを順次変えて該ブロックの黒
    画素数をカウントするカウント手段と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の最
    大変化量を予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検
    出する白紙原稿検出手段と、を有することを特徴とする
    画像読取装置。
  3. 【請求項3】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインを複数のブロッ
    クに分割し、該ブロックの1ブロックを各主走査ライン
    の黒画素数検索対象とし、主走査ライン毎に黒画素数検
    索対象とする前記ブロックを順次変えて該ブロックの黒
    画素数をカウントするカウント手段と、 前記ブロック毎に主走査ラインの黒画素数と直前の主走
    査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量がそれ
    までの最大変化量よりも大きい場合、前記直前の主走査
    ラインの黒画素数と、それ以降の予め定められた数の主
    走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量全て
    がそれまでの最大変化量よりも大きい場合、該最大変化
    量を超える前記変化量の1つを新しい最大変化量とする
    処理を原稿内の全ての主走査ラインについて行い、求め
    られた最大変化量を予め定められた閾値と比較して白紙
    原稿を検出する白紙原稿検出手段と、を有することを特
    徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインの黒画素数をカ
    ウントするカウント手段と、 連続する主走査ラインの黒画素数の変化量を予め定めら
    れた閾値と比較し、該変化量が閾値を越えた回数を計数
    し、この回数により白紙原稿を検出する白紙原稿検出手
    段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインを複数のブロッ
    クに分割し、該ブロックの1ブロックを各主走査ライン
    の黒画素数検索対象とし、主走査ライン毎に黒画素数検
    索対象とする前記ブロックを順次変えて該ブロックの黒
    画素数をカウントするカウント手段と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の変
    化量を予め定められた閾値と比較し、該変化量が閾値を
    越えた回数を計数し、この回数により白紙原稿を検出す
    る白紙原稿検出手段と、を有することを特徴とする画像
    読取装置。
  6. 【請求項6】原稿を走査して画像データを読み取る読取
    手段と、 該読取手段で読み取った主走査1ラインを複数のブロッ
    クに分割し、該ブロックの1ブロックを各主走査ライン
    の黒画素数検索対象とし、主走査ライン毎に黒画素数検
    索対象とする前記ブロックを順次変えて該ブロックの黒
    画素数をカウントするカウント手段と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の変
    化量を予め定められた閾値と比較し、該変化量が閾値を
    越えてから次に閾値を越えるまでのライン数を計数し、
    このライン数により白紙原稿を検出する白紙原稿検出手
    段と、を有することを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記白紙原稿検出手段は、明らかに白紙と
    判断できる第1の閾値と、有効画像があるかもしれない
    と判断できる第2の閾値とを持ち、明らかに白紙と判断
    できる場合と、有効画像があるかもしれないと判断でき
    る場合で、異なった手段でユーザーへ警告することを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像読取装
    置。
  8. 【請求項8】前記白紙原稿検出手段は、明らかに白紙と
    判断できる第1の閾値と、有効画像があるかもしれない
    と判断できる第2の閾値とを持ち、明らかに白紙と判断
    できる場合と、有効画像があるかもしれないと判断でき
    る場合で、読み取った画像データの処理方法を変えるこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】前記白紙原稿検出手段は、白紙検知用の閾
    値を複数持ち、該複数の閾値の中から前記第1の閾値と
    第2の閾値を選択可能に構成したことを特徴とする請求
    項7または8に記載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】読み取った原稿のページ毎にそのページ
    が白紙かどうかを設定する白紙検出結果設定手段と、 読み取った原稿の画像データを出力手段に出力する出力
    制御手段と、を備え、 前記白紙原稿検出手段は、白紙を検出したとき、前記白
    紙検出結果設定手段の該当するページに白紙を設定し、 前記出力制御手段は、前記白紙検出結果設定手段に白紙
    と設定されているページ以外のページのみ出力すること
    を特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像読
    み取り装置。
  11. 【請求項11】前記白紙原稿検出手段は、読み取った原
    稿の中に白紙のページを検出すると、ユーザーに警告
    し、前記白紙検出結果設定手段の白紙の設定をクリアし
    て白紙のページを有効なページとして出力するかどうか
    をユーザーに選択させることを特徴とする請求項10に
    記載の画像読み取り装置。
  12. 【請求項12】読み取った原稿の中に白紙のページを検
    出したとき、ユーザーへ警告するかどうかを設定する白
    紙検出警告設定手段を備え、 前記白紙原稿検出手段は、読み取った原稿の中に白紙の
    ページを検出したとき、前記白紙検出警告設定手段の設
    定に従いユーザーに警告することを特徴とする請求項1
    1に記載の画像読み取り装置。
  13. 【請求項13】前記白紙原稿検出手段は、読み取った原
    稿の中に白紙のページを検出してユーザーに警告すると
    きに、前記白紙検出結果設定手段で白紙となっているペ
    ージのページ番号を表示出力し、ユーザーの指定により
    ページ毎に前記白紙検出結果設定手段の白紙の設定をク
    リアすることを特徴とする請求項11または12に記載
    の画像読み取り装置。
  14. 【請求項14】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインの黒画素数をカウントする
    工程と、 連続する主走査ラインの黒画素数の最大変化量を求める
    工程と、 該最大変化量を予め定められた閾値と比較して白紙原稿
    を検出する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿
    検出方法。
  15. 【請求項15】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインを複数のブロックに分割
    し、主走査ライン毎に該ブロックを順次変えて前記ブロ
    ックの黒画素数をカウントする工程と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の最
    大変化量を求める工程と、 該最大変化量を予め定められた閾値と比較して白紙原稿
    を検出する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿
    検出方法。
  16. 【請求項16】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインを複数のブロックに分割
    し、主走査ライン毎に該ブロックを順次変えて前記ブロ
    ックの黒画素数をカウントする工程と、 前記ブロック毎に主走査ラインの黒画素数と直前の主走
    査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量がそれ
    までの最大変化量よりも大きい場合、前記直前の主走査
    ラインの黒画素数と、それ以降の予め定められた数の主
    走査ラインの黒画素数との変化量を求め、該変化量全て
    がそれまでの最大変化量よりも大きい場合、該最大変化
    量を超える前記変化量の1つを新しい最大変化量とする
    処理を原稿内の全ての主走査ラインについて行い、原稿
    内での最大変化量を求める工程と、 該最大変化量を予め定められた閾値と比較して白紙原稿
    を検出する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿
    検出方法。
  17. 【請求項17】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインの黒画素数をカウントする
    工程と、 連続する主走査ラインの黒画素数の変化量を求める工程
    と、 該変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値を越えて
    いる回数を計数する工程と、 該回数を予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検出
    する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿検出方
    法。
  18. 【請求項18】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインを複数のブロックに分割
    し、主走査ライン毎に該ブロックを順次変えて前記ブロ
    ックの黒画素数をカウントする工程と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の変
    化量を求める工程と、 該変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値を越えて
    いる回数を計数する工程と、 該回数を予め定められた閾値と比較して白紙原稿を検出
    する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿検出方
    法。
  19. 【請求項19】原稿を走査して画像データを読み取る工
    程と、 該読み取った主走査1ラインを複数のブロックに分割
    し、主走査ライン毎に該ブロックを順次変えて前記ブロ
    ックの黒画素数をカウントする工程と、 前記ブロック毎の連続する主走査ラインの黒画素数の変
    化量を求める工程と、 該変化量を予め定められた閾値と比較し、閾値を越えて
    から次に閾値を越えるまでのライン数を計数する工程
    と、 該ライン数を予め定められた閾値と比較して白紙原稿を
    検出する工程と、を有することを特徴とする白紙原稿検
    出方法。
  20. 【請求項20】前記閾値として、明らかに白紙と判断で
    きる第1の閾値と、有効画像があるかもしれないと判断
    できる第2の閾値とを持ち、 前記変化量と該第1の閾値とを比較し、明らかに白紙と
    判断できる場合、ユーザーへ警告する工程と、 前記変化量と前記第2の閾値とを比較し、有効画像があ
    るかもしれないと判断できる場合、前記明らかに白紙と
    判断できる場合とは異なった手段でユーザーへ警告する
    工程と、を有することを特徴とする請求項14から19
    のいずれかに記載の白紙原稿検出方法。
  21. 【請求項21】前記閾値として、明らかに白紙と判断で
    きる第1の閾値と、有効画像があるかもしれないと判断
    できる第2の閾値とを持ち、 前記変化量と該第1の閾値とを比較し、明らかに白紙と
    判断できる場合、読み取った画像データの処理を行なわ
    ない工程と、 前記変化量と前記第2の閾値とを比較し、有効画像があ
    るかもしれないと判断できる場合、画像データへの処理
    を行なう工程と、を有することを特徴とする請求項14
    から19のいずれかに記載の白紙原稿検出方法。
  22. 【請求項22】予め複数の閾値を設定する工程と、 該複数の閾値の中から前記第1の閾値と第2の閾値を選
    択する工程と、を有することを特徴とする請求項20ま
    たは21に記載の白紙原稿検出方法。
  23. 【請求項23】請求項1から13のいずれかに記載の画
    像読取装置を備えたことを特徴とする電子装置。
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