JP2002164751A - 進行波管増幅器 - Google Patents

進行波管増幅器

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JP2002164751A
JP2002164751A JP2000361866A JP2000361866A JP2002164751A JP 2002164751 A JP2002164751 A JP 2002164751A JP 2000361866 A JP2000361866 A JP 2000361866A JP 2000361866 A JP2000361866 A JP 2000361866A JP 2002164751 A JP2002164751 A JP 2002164751A
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traveling wave
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signal
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Masaru Takei
大 武居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大RF信号入力時の入出力直線性を改善すると
共に,小RF信号入力時の消費電力の低減も実現できる
進行波増幅器を提供する。 【解決手段】この進行波管増幅器は、高圧電源1から進
行波管2の各電極に電源を供給して進行波管2に高周波
数信号PiをPoに増幅させる。進行波管2に入力され
る高周波数信号Piのレベルが、進行波管2の第3コレ
クタ25cの電流から検出される。なお、コレクタ25
cの電流は、高周波数信号Piのレベルによって一意に
定まる。この電流検出は絶縁型のホール素子を用いるコ
レクタ電流検出回路12によってなされる。コレクタ電
流を受けたデータ処理部13は、進行波管2の増幅出力
Poを飽和出力から一定量,好ましくは5dBバックオ
フさせるように進行波管2のアノード電圧Vaを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波数信号を増幅
する進行波管増幅器に関し、特に入出力直線性及び低消
費電力が要求される人工衛星搭載用に好適な進行波管増
幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の進行波管増幅器について
図6に示したブロック図,及び図7,図8に示した特性
図を参照して説明する。
【0003】図6に示した進行波増幅器は、進行波管2
と進行波管2の電極の各各に電極電圧を供給する高圧電
源1Bとで構成される。
【0004】図6の進行波管2は、各電極を物理的な順
序で示している。つまり、フィラメント21,カソード
22,アノード23,へリックス24,多段コレクタ2
5の順である。一方、進行波管2の電極構成は、直流電
位の低い方からフィラメント21,フィラメント21と
同電位のカソード22,多段コレクタ25,アノード2
3,ヘリックス24の順である。多段コレクタ25は、
複数,例えば4段のコレクタからなり、各コレクタの電
位はヘリックス24から遠ざかるにつれて低くなる。な
お、一般には最大電位のヘリックス24が接地電位とさ
れている。また、フィラメント21はその発生する熱で
カソード22を活性化させる。
【0005】進行波管2は、複数のコレクタを有する多
段コレクタ25を採用することにより高効率となり、高
効率が要求される人工衛星搭載の通信用中継器の終段増
幅器として多く用いられている。入力高周波数(RF)
信号Piは、カソード22に近いヘリックス24に電磁
結合するRF入力端子26に供給され、らせん状のヘリ
ックス24とカソード22から多段コレクタ25に向か
って発せられるビーム電流との相互作用によって増幅さ
れて多段コレクタ25に近いヘリックス24に電磁結合
するRF出力端子27から出力高周波数(RF)信号P
oとして取り出される。
【0006】高圧電源1Bは高電圧発生器11Aを含
む。高電圧発生器11は、構成の容易さ及び小型化の見
地から、進行波管2の各電極に供給する電源電圧を電圧
積み上げ方式で生成することが多い。電圧積み上げ方式
とは、接地電位のヘリックス24を基準とし、多段コレ
クタ25の各コレクタ間の電圧差分と,コレクタ電圧V
hとカソード22の電圧(カソード電圧Vk)との差分
を発生させ、これらの電圧を積み上げていく方式であ
る。但し、固定電圧のアノード電圧Va1用電源は別に
用意されることが多い。進行波管2の各電極に供給する
電圧の一例は、ヘリックス電圧Vhが0V,カソード電
圧Vk及びフィラメント電圧Vfが−6KV,アノード
電圧Va1が−3KV,多段コレクタ25が4段の場合
のコレクタ電圧Vcが500Vおきに−3KVから−
4.5KVである。
【0007】まず、図7を参照し、図6の進行波管増幅
器の入出力特性と総合効率の関係について説明する。進
行波管増幅器の入出力特性は入力RF信号Piが増大す
るにつれて出力RF信号Poが徐々に直線から低下する
飽和特性を示す。進行波管増幅器の総合効率(Eff:
出力RF信号Po/高圧電源1の入力電力)は、一般
に、飽和動作の場合(Pi≒0dBm,Po≒52dB
m)に最高(Eff≒55%)となり、入力RF信号P
iのレベルが低くなるに従って低下する。
【0008】次に、図8を参照して進行波増幅器におけ
るRF信号の入出力直線性を説明する。RF信号の入出
力直線性は、進行波増幅器に入力RF信号Piを2波入
力した場合に発生する相互干渉による不要波電力(C/
3 IM:3次混変調歪み)の発生量によって評価する
ことができる。進行波管増幅器の入出力特性は、図7に
示すように出力RF信号Poが飽和レベルに近づくに従
って入出力直線性が失われる。図8では、上記入出力直
線性が失われることに対応して,不要波電力(C/3
IM)も入力RF信号Piが−10dBmの場合に18
dBであったのが飽和点(Pi≒0dBm)では8dB
に増大していることが示されている。
【0009】なお、従来の進行波増幅器には、コレクタ
電流やRF入力レベル又は出力レベルを検出してコレク
タ電圧を制御し,RF入力レベルの低い場合にもコレク
タの熱負荷を軽減する例(例えば、特許2842043
号,特許2842044号)や、コレクタ電流やRF入
力レベル又はコレクタ電流を検出してコレクタ電圧を制
御し,飽和出力時おける電源効率を向上させる例(例え
ば、実開報昭63−20616号,実開報昭63−20
616号)が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の進行波
管増幅器は、出力RF信号が飽和レベルに近づくに従っ
てRF信号の入出力の直線性が失われ、入力RF信号を
2波入力した場合に発生する相互干渉による不要波電力
も飽和点に向けて増大するという問題があった。この不
要波電力のRF信号に対する悪影響を避けるには、進行
波管増幅器の飽和出力に比べて出力RF信号レベルが低
く,入出力直線性がよいリニア動作領域を使用する必要
がある。この場合には、飽和動作の時に比べて総合効率
(Eff)が低下するため、得られるRF出力信号電力
に比較して消費電力が大きくなるという問題があった。
【0011】従って本発明の目的は、上述した従来技術
による欠点を解消し、大RF信号入力時の入出力直線性
を改善すると共に,小RF信号入力時の消費電力の低減
(総合効率の改善)も実現できる進行波増幅器を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による進行波管増
幅器は、高圧電源から進行波管の各電極に電源を供給し
て前記進行波管に高周波数信号を増幅させる進行波管増
幅器において、前記進行波管に入力される前記高周波数
信号のレベル相当の信号を検出する入力レベル検出手段
と、検出された前記高周波数信号のレベル相当の信号に
従って前記進行波管の増幅出力を飽和出力から一定量バ
ックオフさせるように前記進行波管のアノード電圧を制
御するアノード電圧制御手段とを備える。
【0013】前記進行波管増幅器の第一は、前記バック
オフ量が、5dBである構成をとることができる。
【0014】前記進行波管増幅器の第二は、前記入力レ
ベル検出手段が、前記進行波管のコレクタ電流の検出器
である構成をとることができる。
【0015】該進行波管増幅器の一つは、前記入力レベ
ル検出手段が、多段コレクタを有する前記進行波管の第
3コレクタ電流の検出器である構成をとることができ
る。
【0016】該進行波管増幅器は、前記進行波管のコレ
クタ電流の検出器が、前記コレクタへの配線から直流的
に絶縁されている絶縁型電流検出器である構成をとるこ
とができる。
【0017】該進行波管増幅器は、前記絶縁型電流検出
器が、電流検出のためにホール素子を用いている構成を
とることができる。
【0018】前記進行波管増幅器の第三は、前記入力レ
ベル検出手段が、前記進行波管のRF入力端子の前段に
接続された電力検出器である構成をとることができる。
【0019】前記進行波管増幅器の第四は、人工衛星に
搭載されている構成をとることができる。
【0020】前記進行波管増幅器の第五は、前記アノー
ド電圧制御手段が、前記進行波管の入力RF信号レベル
と出力RF信号レベルおよびコレクタ電流との関係を記
憶している構成をとることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0022】図1は本発明による進行波管増幅器の実施
の形態の一つを示すブロック図である。図2は図1の実
施の形態におけるRF信号の入出力特性例を示す図であ
る。図3は図2のRF信号の入出力特性に対応する不要
波(C/3 IM)を示す図である。また、図4は図1
の実施の形態における小RF信号入力時における総合効
率の改善を示す図である。
【0023】図1を参照すると、進行波管2は図6に示
した進行波管2と同じものである。しかしながら、多段
コレクタ25は、4段コレクタで示されている。つま
り、ヘリックス27に近い方から第1コレクタ25a,
第2コレクタ25b,第3コレクタ25c及び第4コレ
クタ25dの順で示している。上述したとおり、多段コ
レクタ25のうちでは第1コレクタ25aの電位が最も
高く,第4コレクタ25dの電位が最も低い。
【0024】一方、高圧電源1及び高電圧発生器11
は、まず、アノード電圧Vaを単独で制御できる点が図
6の高圧電源1B及び高電圧発生器11Aと異なってい
る。つまり、アノード電圧Vaが他の電極電圧に対して
独立に変化する。アノード電圧Vaを発生するアノード
電圧発生器14は、高電圧発生器11には属さず、高圧
電源1に属している。
【0025】アノード電圧Vaの制御は、高電圧発生器
11から多段コレクタ25の第3コレクタ25cに供給
されるコレクタ電流Icの値に基づいて行われる。多段
コレクタ25を用いた進行波管増幅器2のコレクタ電流
Icは、各電極電圧が固定の場合には、入力RF信号P
iのレベルに応じて一意に決まる(出力RF信号Poと
も1対1の相関がある)特徴を持っている。これは、他
の第1,第2及び第4コレクタについても同じである。
しかしながら、第3コレクタ25cのコレクタ電流Ic
は、広範囲の入力RF信号Piにおいて、他のコレクタ
25a,25b及び25dより,入力RF信号Piに対
する直線性がよいという特徴を持っている。図1におい
ては、入力RF信号Piに対応あるいは相当するコレク
タ電流Icの値は、高電圧発生器11と第3コレクタ2
5cとの間に挿入されたコレクタ電流検出回路12によ
って検出される。
【0026】コレクタ電流検出回路12は、コレクタ電
流Icの値をデータ処理部15に送る。データ処理部1
5はコレクタ電流Icとアノード電圧Vaとを比較して
アノード電圧Vaの変更電圧を決定・制御する。即ち、
データ処理部15は進行波管増幅器の出力RF信号Po
が常に5dBバックオフになるようにアノード電圧Va
を決定し、アノード電圧発生器14に決定された上記ア
ノード電圧Vaを発生させる。なお、アノード電圧Va
以外の電極電圧は固定電圧である。また、データ処理部
15は、アノード電圧Vaの制御範囲における進行波管
2の入力RF信号Piと出力RF信号Poおよびコレク
タ電流Icとの関係を実験等により把握し,保存・記憶
しておく必要がある。
【0027】上述の動作をさらに具体的に説明すると、
例えば、入力RF信号Piが高い時に,進行波管2のR
F出力Poが飽和出力から5dBバックオフ以下であ
り,不要波(C/3 IM)がRF信号伝送のために大
きすぎるとデータ処理部15が判断すると、データ処理
部15は進行波管2からのRF出力Poが飽和出力から
5dBバックオフした点となるようにアノード電圧発生
器16が出力するアノード電圧Vaを高くするように制
御する。このアノード電圧Vaの制御により、進行波管
2の入出力特性は、RF出力Poがより大きい点まで直
線性が改善され、所要の入力RF信号Piにおける不要
波(C/3 IM)出力が抑制される。逆に、進行波管
2のRF出力Poが飽和出力から5dBバックオフ以上
の場合には、RF出力Poが飽和出力から5dBバック
オフ点になるように,アノード電圧発生器16にアノー
ド電圧Vaを下げさせ、総合効率の改善を図る。
【0028】図2を参照すると、アノード電圧Va変更
前の出力RF信号Poが+51dBmで飽和し,入力R
F信号Piが−5dBの時のバックオフが約2dBであ
ったのが、アノード電圧Vaを高くした後では,飽和出
力が+56dBmに増加し、入力RF信号Piが−5d
Bmの時のバックオフが約5dBに増加している。
【0029】図3を参照すると、データ処理部15が進
行波管増幅器の出力RF信号Poが常に5dBバックオ
フになるようにアノード電圧Vaが低くなるように制御
しているので、入力RF信号Piが−5dBm以下での
不要波(C/3 IM)のレベルは18dB程度となっ
ている。つまり、入力RF信号Piが−10dBmから
0dBm程度の比較的高入力レベルでは、出力RF信号
Poの直線性改善により、不要波(C/3 IM)の抑
圧が図られている。なお、入力RF信号Piが−10d
Dm以下では、動作レベルでのバックオフが常に5dB
になるようにアノード電圧Vaの値を低く制御している
ので不要波(C/3 IM)のレベル改善はないが、R
F信号の品質に悪影響のない値(C/3 IM)≒18
dB以上に押さえられている。なお、上記5dBバック
オフは一例であり、一般に一定量に定めるバックオフ量
は,許容できる不要波(C/3 IM)の量によって決
定されるべきである。
【0030】また、図4を参照すると、入力RF信号P
iが−10dBm以下では、アノード電圧Vaの値を低
く制御することにより、入力RF信号Piが−20dB
m程度であっても,総合効率(Eff)が26%程度に
改善されている。
【0031】上述の通り、図1の実施の形態による進行
波管増幅器は、広い入力信号Piの範囲において、総合
効率が良く,しかも信号を2波入力して増幅したときに
相互干渉により発生する不要波(C/3 IM)を良好
な値内に抑制することができる。
【0032】ここで、コレクタ電流検出回路12につい
て説明しておく。多段コレクタ25は高電圧であるた
め,第3コレクタ25aに流れるコレクタ電流を検出す
るコレクタ電流検出回路12は、多段コレクタ25への
配線から直流(DC)的に絶縁されているのが望まし
い。また、コレクタ電流検出器12には高精度が要求さ
れる。これらの条件を満たすコレクタ電流検出器12に
は、ホール素子,トランス絶縁型電流検出器及び光素子
絶縁型電流検出器等がある。図1の実施の形態に用いた
ホール素子は、上記配線に流れる電流によって発生され
る磁場を用いてコレクタ電流の値を検出する機能を持
つ。ホール素子を電流検出素子に用いたコレクタ電流検
出回路12は、検出したコレクタ電流検出信号をデータ
処理部32に伝達する。なお、コレクタ電流は、第1コ
レクタ25a,第2コレクタ25b及び第4コレクタ2
5dのいずれか、あるいは第1コレクタ25aから第4
コレクタ25d迄の全部を使用してもよい。しかし、前
述した通り、第3コレクタ25cのコレクタ電流は広い
範囲の入力RF信号Piに対して比較的比例的に変化す
るので、本実施の形態の進行波管増幅器のコレクタ電流
検出回路12では第3コレクタ25cのコレクタ電流を
検出している。
【0033】図5は本発明による進行波管増幅器の実施
の形態の別の一つを示すブロック図である。
【0034】前述した図1の実施の形態の進行波管増幅
器では、進行波管2への入力RF信号Piの検出に多段
コレクタ25のコレクタ電流を用いている。これは、前
述した通り、多段コレクタ25を用いた進行波管増幅器
2のコレクタ電流Icは、各電極電圧が固定の場合、入
力RF信号Piのレベルに応じて一意に決まる特徴を持
っているからである。しかし、入力RF信号Piのレベ
ルは、図5に示すとおり、進行波管2のRF入力端子2
6にて電力検波器3によって直接検出できる。
【0035】図5の進行波管増幅器は、進行波管2のR
F入力端子26にダイオード検波器等,RF信号の通過
損失の少ない電力検波器3を接続し、電力検波器3はR
F入力端子26に供給される入力RF信号Piのレベル
を検出する。検出された入力RF信号Piのレベルは前
述したデータ処理部13と同様の機能を有するデータ処
理部13Aに供給される。高圧電源1Aのデータ処理部
13Aは供給された入力RF信号Piのレベルを基に、
図1の実施の形態と同様に、進行波管2の出力RF信号
Poのレベルが飽和出力から出力RF信号Poが飽和出
力から5dBバックオフになるように、アノード電圧発
生器14を制御し、発生するアノード電圧を制御する。
【0036】図5の実施の形態による進行波管増幅器
は、進行波管増幅器の外部に電力検波器3を配置しなけ
ればならないものの、進行波管2の入力RF信号Piの
レベルをコレクタ電流特性に依存せずに直接検出できる
ため、進行波管毎の特性に依存しない、より高精度の飽
和バックオフの制御が可能となるという特徴がある。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明による進行波
増幅器は、高圧電源から進行波管の各電極に電源を供給
して前記進行波管に高周波数信号を増幅させる進行波管
増幅器において、前記進行波管に入力される前記高周波
数信号のレベル相当の信号を検出する入力レベル検出手
段と、検出された前記高周波数信号のレベル相当の信号
に従って前記進行波管の増幅出力を飽和出力から一定量
バックオフさせるように前記進行波管のアノード電圧を
制御するアノード電圧制御手段とを備えるので、入力R
F信号が高いレベルの時にはアノード電圧を増加させて
広範囲のリニア領域を確保して直線性を改善し,不要波
を低減できるという効果がある。
【0038】また、入力RF信号が低いレベルの時には
アノード電圧を逆に低下させて消費電力を低減あるいは
総合効率の改善をすることができるという効果がある。
【0039】上述の効果は、進行波管増幅器のリニア領
域を確保するためにリニアライザ等の外部装置を必要と
しないので,小型化を図ることができ、人工衛星搭載の
中継器用増幅器としての大きな効果を生じることにな
る。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による進行波管増幅器の実施の形態の一
つを示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態におけるRF信号の入出力特
性例を示す図である。
【図3】図2のRF信号の入出力特性に対応する不要波
(C/3 IM)を示す図である。
【図4】図1の実施の形態における小RF信号入力時に
おける総合効率の改善を示す図である。
【図5】本発明による進行波管増幅器の実施の形態の別
の一つを示すブロック図である。
【図6】従来技術による進行波管増幅器のブロック図で
ある。
【図7】図6の進行波管増幅器の入出力特性と総合効率
との関係を説明するための図である。
【図8】図6の進行波増幅器におけるRF信号の入出力
直線性を説明するための図である。
【符号の説明】
1,1A 高圧電源 11 高電圧発生器 12 コレクタ電流検出回路 13,13A データ処理部 14 アノード電圧発生器 2 進行波管 21 フィラメント 22 カソード 23 アノード 24 ヘリックス 25 多段コレクタ 25a 第1コレクタ 25b 第2コレクタ 25c 第3コレクタ 25d 第4コレクタ 26 RF入力端子 27 RF出力端子 3 電力検波器
フロントページの続き Fターム(参考) 5C029 NN01 5J067 AA01 AA34 CA21 CA36 CA92 FA01 FA20 HA01 HA48 KA11 KA28 KA55 MA20 SA13 TA01 TA02 5J090 AA01 AA34 CA21 CA36 CA92 FA01 FA20 GN01 HA01 HA48 KA11 KA28 KA55 MA20 SA13 TA01 TA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧電源から進行波管の各電極に電源を
    供給して前記進行波管に高周波数信号を増幅させる進行
    波管増幅器において、 前記進行波管に入力される前記高周波数信号のレベル相
    当の信号を検出する入力レベル検出手段と、検出された
    前記高周波数信号のレベル相当の信号に従って前記進行
    波管の増幅出力を飽和出力から一定量バックオフさせる
    ように前記進行波管のアノード電圧を制御するアノード
    電圧制御手段とを備えることを特徴とする進行波管増幅
    器。
  2. 【請求項2】 前記バックオフ量が、5dBであること
    を特徴とする請求項1記載の進行波管増幅器。
  3. 【請求項3】 前記入力レベル検出手段が、前記進行波
    管のコレクタ電流の検出器であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の進行波管増幅器。
  4. 【請求項4】 前記入力レベル検出手段が、多段コレク
    タを有する前記進行波管の第3コレクタ電流の検出器で
    あることを特徴とする請求項3記載の進行波管増幅器。
  5. 【請求項5】 前記進行波管のコレクタ電流の検出器
    が、前記コレクタへの配線から直流的に絶縁されている
    絶縁型電流検出器であることを特徴とする請求項3記載
    の進行波管増幅器。
  6. 【請求項6】 前記絶縁型電流検出器が、電流検出のた
    めにホール素子を用いていることを特徴とする請求項5
    記載の進行波管増幅器。
  7. 【請求項7】 前記入力レベル検出手段が、前記進行波
    管のRF入力端子の前段に接続された電力検出器である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の進行波管増幅
    器。
  8. 【請求項8】 人工衛星に搭載されていることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか記載の進行波管増幅器。
  9. 【請求項9】 前記アノード電圧制御手段が、前記進行
    波管の入力RF信号レベルと出力RF信号レベルおよび
    コレクタ電流との関係を記憶していることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか記載の進行波管増幅器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100409671C (zh) * 2004-04-01 2008-08-06 浜松光子学株式会社 固态摄像装置

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CN100409671C (zh) * 2004-04-01 2008-08-06 浜松光子学株式会社 固态摄像装置

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