JP2002164040A - 電解液除去方法及び電解液除去装置 - Google Patents

電解液除去方法及び電解液除去装置

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JP2002164040A
JP2002164040A JP2000356251A JP2000356251A JP2002164040A JP 2002164040 A JP2002164040 A JP 2002164040A JP 2000356251 A JP2000356251 A JP 2000356251A JP 2000356251 A JP2000356251 A JP 2000356251A JP 2002164040 A JP2002164040 A JP 2002164040A
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electrolytic solution
opening
battery container
electrolyte
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Kiyoshige Saga
清慈 佐賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池容器の開口部の壁面に付着した電解液に
正圧の気体を吹き付けて吹き飛ばした後、その周囲を負
圧にして吹き飛ばされた電解液を吸い取ることにより、
作業者が電解液を拭き取る手作業をなくし、機械で自動
的に電解液を除去できるようにして、作業者の負担を軽
減できるようにする。 【解決手段】 電解液が充填された電池容器2の開口部
4にノズル口27を臨ませ、このノズル口27から開口
部4に向けて正圧の気体を吹き付けることにより電池容
器2に付着している電解液を吹き飛ばした後、開口部4
の周囲を負圧にして吹き飛ばされた電解液を吸い取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池容器に電解液
を充填するときに当該電池容器の開口部の壁面やビーデ
ィングによって設けられた突条部の上面に付着して残留
する電解液を除去することにより、電池蓋を保持して開
口部を封止するガスケットと電池容器との間に残存した
電解液が長期間に渡る使用等によって外部に徐々に染み
出すのを防止し、電解液が疑似的に漏洩状態となるのを
防止する電解液除去方法及び電解液除去装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、ノート型パソコンや携帯
電話等のポータブル情報通信機器その他の家電製品にお
いては、リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池等
の二次電池が注目され、盛んに用いられるようになって
きた。これは、リチウムイオン二次電池等の二次電池
は、電圧が高くて高いエネルギ−密度を有し、また、充
電・放電のサイクル特性が優れている等の理由によるも
のと考えられる。
【0003】一般に、リチウムイオン二次電池は、底の
ついた有底の円筒体からなる電池容器と、この電池容器
内に収納された電池本体と、この電池本体の正極側の多
数の集電リードが接合される正極集電体と、電池本体の
負極側の多数の集電リードが接合される負極集電体と、
電池容器の開口部を封止する電池蓋等を備えて構成され
ている。電池本体は、それぞれがフィルム状に形成され
た正極電極と負極電極とセパレータとを有している。正
極電極と負極電極はセパレータを介して積層されてお
り、これらが巻心軸に巻かれた状態で電池容器内に収納
されている。この電池本体には電解液が含浸されてお
り、正極と負極が直接接触しないようになされている。
【0004】また、電池容器の開口部の近傍には、半径
方向内側にリング状に突出する突条部がビーディングに
よって形成されている。この突条部の上方に、正極をな
す電池蓋や安全弁等を挟持したガスケットが嵌合されて
いる。このガスケットの上方に突出した電池容器の開口
端をカシメて内側へリング状に折り返すことにより、開
口部が電池蓋等によって封止され、これによりリチウム
イオン二次電池が構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなリチウムイオン二次電池の製造時には、ビーディン
グによる突条部が形成された電池容器に電池本体を収納
した後、所定量の電解液を充填して電池本体に含浸さ
せ、その後、電池蓋や安全弁等を挟持したガスケットを
開口部に嵌合して電池容器を封止した後、電池容器の開
口端をカシメ加工して封口していた。そのため、電池容
器内に電解液を充填する際に、電解液が垂れて開口部の
壁面や突条部の上面に付着し、そのまま電池容器内の壁
面等に電解液が残留した状態で開口部にガスケットが嵌
合されて封口されると、壁面等に残留された電解液が長
期間に渡る使用条件や過酷な使用環境等によって徐々に
外部に浸透し、電解液の疑似的な漏洩状態になるという
課題があった。
【0006】このような課題に対する対策としては、例
えば、次のような方法が考えられる。その1は、余分な
電解液が垂れたり飛び散ったりして壁面等に付着しない
ように、注入する電解液の量を予め所定量よりも少なく
する方法である。その2は、電解液を注入した直後に、
壁面等を拭いて付着している電解液を拭き取る方法であ
る。
【0007】しかしながら、上述した第1の対策の場合
には、充填される電解液の必要量が不足することになる
ため、電池の性能を劣化させることになり、採用するこ
とができないものであった。また、上述した第2の対策
の場合には、電解液を拭き取るための布や紙等が必要と
なるばかりでなく、その布や紙等を用いて作業者による
手作業又は機械の自動作業による拭き取り作業を行う必
要がある。そのため、多量の電池を高速度で製造する装
置において布や紙による拭き取り作業は迅速性の点から
問題を有するが、他に好適な方法がなかったため、電池
容器の開口部の壁面に付着した電解液は、作業者が手作
業によって拭き取っており、作業者の負担が大きいとい
う課題があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、電池容器の開口部の壁面に付着し
た電解液に正圧の気体を吹き付けて吹き飛ばした後、そ
の周囲を負圧にして吹き飛ばされた電解液を吸い取り、
電池容器の封口部近傍もしくは絶縁封口体(ガスケット
など)と接触する部分に残存する電解液を除去すること
により、作業者の負担を軽減させると共に多量の電池を
高速度で製造できる電解液除去方法及び電解液除去装置
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本出願の電解液除
去方法は、電解液が充填された電池容器の開口部にノズ
ル口を臨ませ、このノズル口から開口部に向けて正圧の
気体を吹き付けることにより電池容器に付着している電
解液を吹き飛ばした後、開口部の周囲を負圧にして吹き
飛ばされた電解液を吸い取るようにしたことを特徴とし
ている。
【0010】また、本出願の電解液除去装置は、電解液
が充填された電池容器の開口部に対向されるノズル口を
有する電解液除去ノズルを備え、この電解液除去ノズル
には、正圧の圧力源に連通されると共に電池容器の開口
部内に正圧の気体を吹き付けることにより電池容器に付
着している電解液を吹き飛ばす正圧通路と、負圧の圧力
源に連通されると共に開口部の周囲を負圧にすることに
より吹き飛ばされた電解液を吸い取る負圧通路とを設け
たことを特徴としている。
【0011】上述のように構成したことにより、本出願
の電解液除去方法及び電解液除去装置では、電解液が充
填された電池容器の開口部にノズル口を臨ませてこのノ
ズル口から開口部に向けて正圧の気体を吹き付け、その
吹き付け力で電池容器に付着している電解液を吹き飛ば
すと共に、その開口部の周囲を負圧にして吹き飛ばされ
た電解液を吸い取ることにより、布や紙等の吸い取り物
を用いることなく、開口部の壁面等から電解液を払拭す
ることができる。そのため、開口部の壁面や突条部の上
面に電解液が付着したままの電池を製造することがな
く、長期間の使用や過酷な条件下の使用等によって疑似
的な液漏れ状態を生じることがなく、安定した性能を発
揮し得る電池を製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図7は本発明の実施の
例を示すもので、図1は電解液除去装置の一実施例を示
す中央部縦断面図、図2は図1のW−W線断面図、図3
は図1のX−X線断面図、図4は図1のY−Y線断面
図、図5は図1のZ−Z線断面図、図6は電池の一実施
例を断面して示す説明図、図7は図1の電解液除去装置
による電解液除去のタイムチャートを示すグラフであ
る。
【0013】まず、本発明の電解液除去装置に適用され
る電池について説明する。図6は、本発明の電解液除去
装置が使用される電池の一具体例を示すもので、リチウ
ムイオン二次電池の中央部を縦方向に断面した説明図で
ある。このリチウムイオン二次電池1は、底2aのつい
た有底円筒体からなる電池容器2と、この電池容器2内
に収納される電池本体3と、電池容器2の底2aと反対
側に開口された開口部4を封止する電池蓋5等を備えて
構成されている。
【0014】電池容器2は、鉄Feやアルミニウム合金
Al等の導電性を有する金属によって形成されている。
この電池容器2内に収納される電池本体3は、それぞれ
がフイルム状をなす正極電極6と負極電極7とセパレー
タ8等を有している。正極電極6は、例えばアルミニウ
ムAl箔によって形成された電極ベースと、この電極ベ
ースの両面に形成された正極合剤とを有している。ま
た、負極電極7は、例えば銅Cu箔によって形成された
電極ベースと、この電極ベースの両面に形成された負極
合剤とを有している。セパレータ8は、正極と負極が接
触しないように電極間に挿入されて両者を分離させるも
ので、電解質がこれを通して移動できるように多孔性、
通液性に優れた微多孔膜からなるポリエチレンフィルム
等が用いられている。
【0015】このセパレータ8を介して正極電極6と負
極電極7とが重ね合され、この積層された電極体が、中
心部に貫通孔を有するパイプ状の巻心軸9に巻き付けら
れている。正極電極6には、積層電極体の軸方向の一方
に突出した箔状の多数の正極集電リード(図示せず)が
設けられ、負極電極7には、積層電極体の軸方向の他方
に突出した箔状の多数の負極集電リード7aが設けられ
ている。そして、正極集電リードは、積層電極体の軸方
向の一方に配置された正極集電体10に接続され、負極
集電リードは、積層電極体の軸方向の他方に配置された
負極集電体11に接続されている。この負極集電体11
は電池容器2の底2aに接触しており、これにより電池
容器2が負極とされている。
【0016】一方、正極集電体10にはリード片12の
一端が固定されており、このリード片12の他端にはサ
ブプレート13が固定されている。そして、サブプレー
ト13には、安全弁14が溶接等の固着手段によって接
合されている。この安全弁14は、リング状に形成され
た安全抵抗体15を介して電池蓋5と接合されて一体的
に構成されている。安全抵抗体15は、誤って正負極間
が短絡した場合に、大電流が通電されるのを防止するも
のである。安全弁14は、円盤状の部材からなる弁本体
14aと、この弁本体14aの裏面に接合された絶縁性
の弁カバー14bと、この弁カバー14bの弁本体14
aと反対側に設けられた同じく絶縁性の部材からなる固
定基板14cとを有している。
【0017】弁本体14aの中央部には、電池本体3側
に膨出する半球殻状の接合部14dが設けられている。
この接合部14dは、弁カバー14b及び固定基板14
cの中央部に設けた孔を貫通して電池本体3側に突出さ
れている。そして、接合部14dの中央部にサブプレー
ト13の中央部が溶接により接合されている。これによ
り、安全弁14が電池本体3の正極と接続され、この安
全弁14と安全抵抗体15を介して接続された電池蓋5
が正極とされている。
【0018】この電池蓋5及び安全弁14のフランジ部
にはリング状の絶縁封口体であるガスケット16が装着
され、このガスケット16を介して電池蓋5及び安全弁
14が電池容器2の開口部4に嵌合されている。この電
池容器2の開口部4の近傍には、半径方向内側にU字状
又は半円状に突出すると共にその断面形状が円周方向に
連続する突条部17がビーディングによって設けられて
いる。この突条部17はガスケット16を所定位置に位
置決めし、電池容器2の開口端のカシメを確実なものと
するために設けられたものである。この電池容器2の内
部には電池本体3を収納した後に有機溶媒系の電解液が
充填され、この電解液が電池本体3に含浸されている。
【0019】電解液は、正極と負極が直接接触しないよ
うに両極を隔てている物質であり、一般に、支持電解質
を溶解した電解液、高分子固体電解質やゲル電解質等を
溶解した電解液が用いられている。この電解液の所定量
を電池容器2内に充填した後、電池蓋5等を保持したガ
スケット16を開口部4に嵌合してから、電池容器2の
開口端をカシメ加工する。これにより、開口部4が電池
蓋5等によって液密に封止され、エネルギー密度の高い
リチウムイオン二次電池1を製造することができる。
【0020】このような構成を有するリチウムイオン二
次電池1の製造工程において使用される本発明の一実施
例を示す電解液除去装置20は、図1に示すように、電
解液が充填された電池容器2の開口部4に対向されるノ
ズル口27を有する電解液除去ノズル21を備えてい
る。この電解液除去ノズル21は、ノズルケース22と
ノズル支持管23と外ノズル管24と内ノズル管25と
通路付き取付ネジ26等を備えて構成されている。
【0021】ノズルケース22は、真っ直ぐに延びたパ
イプ状の直管部22aと、この直管部22aの基部に設
けられた同じくパイプ状をなす分岐管部22bとを有し
ている。分岐管部22bは、その中心線が直管部22a
の中心線に対して略直角に交差するように設定されてい
る。この分岐管部22bの先には、ノズルケース22内
を吸引してノズル口27に負圧を供給する負圧の圧力源
である負圧発生装置30が接続されている。また、直管
部22aの先部は、先細に形成されてノズル口27とさ
れている。この直管部22aの基部には、リング状をな
す支持キャップ28が嵌合されている。
【0022】ノズルケース22の分岐管部22b及び支
持キャップ28は、溶接等の固着手段により接合されて
直管部22aと一体に構成されている。支持キャップ2
8の中央孔には、パイプ状をなすノズル支持管23が挿
通されている。このノズル支持管23の基端には、外径
が支持キャップ28と略同様の大きさを有するフランジ
部23aが設けられている。このフランジ部23aには
挿通孔が設けられている一方、支持キャップ28の対応
する位置にはネジ孔が設けられている。この挿通孔には
固定ネジ31のネジ軸部が貫通され、そのネジ軸部をネ
ジ孔に螺合させてワッシャ32と共に締め込むことによ
り、ノズル支持管23がノズルケース22に着脱可能に
取り付けられている。
【0023】このノズル支持管23は、図1及び図2に
示すように、ノズルケース22の中心部に挿通されて直
管部22aと平行に延在されている。このノズル支持管
23の中央孔23bは正圧通路34の一部を構成してお
り、この中央孔23bのフランジ部23a側である基部
には正圧の圧力源である正圧発生装置35が接続されて
いる。この正圧発生装置35は、空気を圧縮して圧力を
高めた高圧空気を製造すると共に、その高圧空気をノズ
ル口27から外部に向けて吹き出すものである。また、
中央孔23bの基部と反対側の先部には、通路付き取付
ネジ26のネジ軸部が螺合されるネジ部23cが設けら
れている。
【0024】この通路付き取付ネジ26によってノズル
支持管23の先端には、図1及び図3に示すように、外
ノズル管24と内ノズル管25とが着脱可能に取り付け
られている。外ノズル管24は、中心部を軸方向に貫通
する貫通孔36aが設けられた円筒状の部材によって形
成されている。この外ノズル管24の貫通孔36aの軸
方向の一方には、貫通孔36aよりも内径が大きくてノ
ズル支持管23の先部が嵌合される第1の嵌合孔36b
が設けられている。
【0025】また、外ノズル管24の貫通孔36aの軸
方向の他方には、貫通孔36aよりも内径が大きくて内
ノズル管25の基部が嵌合される第2の嵌合孔36c
と、この第2の嵌合孔36cよりも内径の大きな通路孔
36dとが設けられている。この第1の嵌合孔36bと
第2の嵌合孔36cとの間に、貫通孔36aを有する内
フランジ部24aが形成されている。更に、図1及び図
5に示すように、外ノズル管24の先部24bは、外周
側を薄くすることによって先細に形成されている。この
ように、外ノズル管24の先部24bを先細とすること
により、電池容器2の開口部4内に外ノズル管24が入
り易いように構成されている。
【0026】内ノズル管25は、中心部を軸方向に貫通
する貫通孔37aが設けられた円筒状の部材によって形
成されている。この内ノズル管25の貫通孔37aの軸
方向の一方には、通路付き取付ネジ26のネジ軸部より
も内径を大きくした通路孔37bが設けられている。ま
た、内ノズル管25の貫通孔37aの軸方向の他方に
は、取付ネジ26の頭部よりも内径を大きくした挿入孔
37cが設けられている。この通路孔37bと挿入孔3
7cとの間に、貫通孔37aを有する座部25aが形成
されている。
【0027】更に、内ノズル管25の基部には、図1及
び図4に示すように、直径方向に貫通する2本の径方向
孔38,38が設けられている。2本の径方向孔38は
互いに直交する方向に延びていて、内側の端部が通路孔
37bにそれぞれ連通され、外側の端部は内ノズル管2
5の外周面の4箇所に略等間隔に開口されている。ま
た、内ノズル管25の先部には、円周方向に連続する環
状溝25bが設けられている。この環状溝25bには、
シール部材の一具体例を示すO−リング40が装着され
ている。更に、内ノズル管25の環状溝25bよりも先
部は先細に形成されており、これによりノズル口27に
電池容器2の開口部4を嵌合するときには、O−リング
40のみが突条部17に当接するように構成されてい
る。
【0028】通路付き取付ネジ26には、軸方向に延び
る軸方向孔41aと、直径方向に貫通する2本の径方向
孔41b,41bとが設けられている。軸方向孔41a
は、一端がネジ軸部の端面に開口されており、その開口
端から中心部を軸方向に延びて頭部の近傍まで延在され
ている。また、2本の径方向孔41b,41bは、内ノ
ズル管25の径方向孔38と対向する位置において互い
に直交するように設けられており、内側の端部は軸方向
孔41aにそれぞれ連通され、外側の端部は取付ネジ2
6の外周面の4箇所に開口されている。
【0029】上述したノズル支持管23の中央孔23b
と、通路付き取付ネジ26の軸方向孔41a及び径方向
孔41bと、内ノズル管25の通路孔37bと取付ネジ
26の外周面とで囲まれた円筒状の空間部(以下「内ノ
ズル通路」という。)43及び径方向孔38と、外ノズ
ル管24の通路孔36dと内ノズル管25の外周面とで
囲まれた円筒状の空間部(以下「外ノズル通路」とい
う。)44とによって、正圧の圧力源に連通された正圧
通路34が構成されている。また、上述したノズルケー
ス22の内面とノズル支持管23及び外ノズル管24の
外周面とで囲まれた空間部によって、負圧の圧力源に連
通された負圧通路45が構成されている。そして、取付
ネジ26の軸方向孔41aと径方向孔41bとによって
ネジ通路が構成されている。
【0030】このような構成を有する電解液除去ノズル
21と負圧発生装置30と正圧発生装置35との組み合
せによって電解液除去装置20が構成されている。尚、
電解液除去ノズル21は、図示しないが、3軸方向(例
えば、前後方向のX軸、左右方向のY軸、上下方向のZ
軸)に移動可能な支持機構によって支持される構成にす
ると良い。このような支持機構を用いることにより、電
解液除去ノズル21を前後方向、左右方向及び上下方向
に迅速且つ正確に移動させて、二次電池の生産性の向上
に寄与することができる。
【0031】また、電解液を除去するための処理対象物
とされる二次電池1は、同じく図示しない固定治具によ
り、開口部4を上に向けた状態で着脱可能に固定され
る。このような固定治具を、図示しない平面座標系X−
Y軸のX軸テーブル及びY軸テーブルに搭載して使用す
ることもできる。この場合のX軸テーブルは、平面座標
系X−Y軸のうちX軸方向に移動可能とされたテーブル
であり、Y軸テーブルは、同じくY軸方向に移動可能と
されたテーブルである。このX軸テーブル及びY軸テー
ブルに加えて、第3の軸である高さ方向Zに固定治具を
昇降させるZ軸テーブルを備える構成とすることもでき
る。
【0032】このような構成を有する電解液除去装置2
0は、例えば、次のようにして使用することができる。
まず、電解液が充填される前の電池容器2を固定治具に
固定する。この場合、電池容器2は、開口部4を上に向
けた状態で垂直に立てかけるように取り付ける。
【0033】この電池容器2内に電池本体3を収納した
後、所定量の電解液を電池容器2内に充填する。この電
解液の充填作業は、一般に、図示しない電解液充填機械
によって自動的に行われるが、その充填作業が高速度で
行われるため、電解液が電池容器2の開口部4の壁面や
突条部17の上面に付着するのは避けられないものであ
る。そのため、電解液除去装置20による電解液の除去
作業を行う。この電解液除去作業は、製造される二次電
池1のすべてについて行うようにする。
【0034】電解液除去装置20による電解液の除去作
業は、まず、電解液除去ノズル21のノズル口27を電
池容器2の開口部4に臨ませる。即ち、ノズル口27が
真下に向けられた電解液除去ノズル21を電池容器2の
真上に対向させた後、電解液除去ノズル21を下降させ
てノズル口27に電池容器2の開口部4側を挿入する。
そして、内ノズル管25の先端に装着されたO−リング
40が電池容器2の突条部17の上面に当接したところ
で、電解液除去ノズル21の下降を停止させる。これに
より、突条部17の周縁部がO−リング40によって封
止される。
【0035】このO−リング40による封止と同時に、
又は封止した後早々に、正圧発生装置35を作動させ、
圧縮されて所定の圧力に高められた空気を正圧通路45
から開口部4に作用させる。このとき、正圧発生装置3
5で作られた高圧空気は、ノズル支持管23の中央孔2
3bを通過し、取付ネジ26の軸方向孔41a及び径方
向孔41bから内ノズル通路43、内ノズル管25の径
方向孔38を経て外ノズル通路44に到達する。そし
て、正圧通路34の先端に位置する外ノズル通路44の
先端から外部に吹き出される。
【0036】この外ノズル通路44から吹き出された高
圧空気は、電池容器2の突条部17の上面に衝突し、O
−リング40によって封止されている電池容器2の内部
に入ることなく、側方の壁部に流れて開口部4から外部
に吹き出される。このとき、突条部17の上面や壁面に
付着している電解液がある場合には、その電解液が高圧
空気の圧力によって外側に押し出され、突条部17の上
面から壁面を滑って外側に移動する。そして、電池容器
2の開口端から外部に吹き飛ばされる。
【0037】このように電池容器2の開口端からノズル
ケース22内に吹き飛ばされた電解液は、正圧発生装置
35の作動と同時に作動され、又は正圧発生装置35の
作動前若しくは作動後に作動される負圧発生装置30か
ら負圧通路45に供給される負圧によって吸い取られ
る。即ち、負圧発生装置30が作動すると、ノズルケー
ス22内の空気及びノズル口27から入り込む空気が吸
引され、これによりノズルケース22内の負圧通路45
に負圧が発生する。そのため、上述した高圧空気によっ
て吹き飛ばされた電解液は、負圧によって負圧発生装置
30側に吸い込まれる。この負圧発生装置30までの間
の負圧通路45内に電解液を回収するためのフィルタや
タンク等を設けておくことにより、その電解液を効率良
く回収することができる。
【0038】図7は、電解液除去装置20の動作を説明
するタイムチャートの一例を示すものである。電解液除
去装置20の駆動前(時間t0)には、電解液除去ノズル
21は上方の定位置にセットされている。この定位置の
状態から電解液除去装置20が駆動される(時間t1)
と、その後約0.5秒で電解液除去ノズル21が下降
し、図1に示すように、ノズル口27に電池容器2の開
口部4が挿入される(時間t2)。この電解液除去ノズル
21が下降して所定位置にセットされると、これと略同
時に負圧発生装置30が作動し、負圧通路45に負圧を
発生して電解液の吸い込みを開始する。
【0039】次に、負圧発生装置30の動作開始から約
0.5秒で正圧発生装置35が作動を開始する(時間t
3)。この正圧発生装置35の作動により、正圧通路3
4を介して高圧空気が電池容器2の開口部4に吹き付け
られる。この高圧空気の吹き付けは約1秒間行われ、こ
れにより電池容器2の突条部17の上面や壁面に付着し
ている電解液が、その付着面から剥離されて負圧通路4
5内に吹き飛ばされる。これにより吹き飛ばされた電解
液の飛沫は、負圧通路45内が負圧とされているために
負圧発生装置30側に吸い込まれ、その負圧通路45を
経てフィルタやタンク等に回収される。
【0040】この高圧空気の吹き付けは、約1秒間行わ
れる(時間t4)。この吹き付けが終了した後にも負圧発
生装置30による負圧の供給は継続され、電解液の吸い
込みが続けられる。そして、高圧空気の吹き付けが終了
してから約0.5秒を経過した後、負圧発生装置30の
作動が停止されて吸い込みが終了する(時間t5)。これ
と略同時に、電解液除去ノズル21が上昇を開始し、約
0.5秒で当初の定位置に戻される(時間t6)。これに
より、電解液を吹き飛ばして吸い取る一連の動作が終了
する。このような一連の除去作業が実行されることによ
り、電池容器2の突条部17の上面や開口部4の壁面に
付着している電解液を除去することができる。
【0041】このように電解液を除去した後の電池容器
2の開口部4に、上述したようにガスケット16に保持
された電池蓋5及び安全弁14等を嵌合して封止する。
その後、電池容器2の開口端を全周に渡って内側にカシ
メ加工し、その開口部4をしっかりと封口する。これに
より、電解液の漏れを生ずることのないリチウムイオン
二次電池を製造することができる。しかも、カシメが行
われる封口部の部材間の接触面、即ち、電池容器2の内
面とガスケット16の表面との間には電解液が存在しな
いため、長期間の使用や過酷な条件下の使用等によって
も疑似的漏洩を生ずることがない。
【0042】また、上述した電解液除去装置20は、外
ノズル管24及び内ノズル管25を適宜な大きさのもの
と交換することにより、電池の大きさ及び形状に適応さ
せて各種の電池の製造に用いることができる。例えば、
丸形電池において大きさで分類される単1、単2、単3
電池等の違いに対応させて、製造しようとする電池の大
きさに対応した外ノズル管及び内ノズル管を予め用意し
ておくようにする。
【0043】即ち、それぞれの電池の直径や長さに対応
させて、その外径や長さを変えた外ノズル管及び内ノズ
ル管を用意しておき、必要に応じて外ノズル管及び内ノ
ズル管を交換する。この場合、ノズル支持管23が嵌合
される外ノズル管の第1の嵌合孔の内径及び深さは交換
される外ノズル管においても同様の大きさに形成し、ま
た、内ノズル管の挿入孔の内径も同様の大きさに形成す
る。その一方、外ノズル管の長さ、その先部の外径、第
2の嵌合孔及び通路孔の内径、並びに内ノズル管の長
さ、その外径は、電池容器の大きさに応じて適宜な値に
設定する。
【0044】この外ノズル管及び内ノズル管の交換作業
は、例えば、次のようにして簡単に行うことができる。
図1において、まず、適当な工具を用いて通路付き取付
ネジ26を緩め、これを抜き取る。これにより、外ノズ
ル管24及び内ノズル管25の固定が解除されるため、
その外ノズル管24及び内ノズル管25をノズル支持管
23から取り外すことができる。
【0045】そこで、外ノズル管及び内ノズル管を所望
のものに交換し、外ノズル管24の第2の嵌合孔36c
に内ノズル管25を差し入れて入れ子式に嵌合させる。
次に、内ノズル管25の挿入孔37cに取付ネジ26を
挿入し、そのネジ軸部を内ノズル管25の貫通孔37a
及び通路孔37b並びに外ノズル管24の貫通孔36a
に貫通させる。そして、取付ネジ26の先端部をノズル
支持管23の中央孔23bに設けたネジ部23cに螺合
させて締め付ける。これにより、外径等が異なる別の内
外ノズル管24,25がノズル支持管23に取り付けら
れる。
【0046】このような交換作業を行うことにより、上
述したような電解液の除去作業を、適宜な大きさの電池
容器を備えた所望の電池に対して行うことができる。し
かも、必要とされる交換部品は外ノズル管24と内ノズ
ル管25の2個だけであり、これを取付ネジ26の取り
付け、取り外しによって行うことができるため、装置が
複雑になることがなく、簡単な構成の装置によって実現
することができる。
【0047】以上説明したが、本発明は上記実施の例に
限定されるものではなく、例えば、上記実施例において
は電解液除去対象物としてリチウムイオン二次電池を用
いた例について説明したが、ニッケル水素電池、ニッケ
ルカドミウム電池その他の二次電池に適用できることは
勿論のこと、充電のできない一次電池であっても、その
物が電解液又はこれに類似の液体の充填を必要とするも
のであれば適用することができる。更に、上記実施例で
は、シール部材としてO−リングを用いた例について説
明したが、オイルシール、パッキン、その他各種のゴム
状弾性体を用いることができる。
【0048】また、上記実施例では、取付ネジ26を用
いて外ノズル管24及び内ノズル管25をノズル支持管
23に固定する構成としたが、取付ネジ26を廃止して
この取付ネジに相当するネジ軸部を内ノズル管25に設
け、内ノズル管25の締め込みによって外ノズル管24
をノズル支持管23に固定する構成とすることもでき
る。更に、ノズル支持管23をノズルケース22と一体
に形成し、ノズル支持管23が取り外しできない構成と
することもできる。このように、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の電解液除
去方法及び電解液除去装置によれば、電解液が充填され
た電池容器の開口部にノズル口を臨ませてこのノズル口
から開口部に向けて正圧の気体を吹き付け、その吹き付
け力で電池容器の壁面等に付着している電解液を吹き飛
ばすと共に、その開口部の周囲を負圧にして吹き飛ばさ
れた電解液を吸い取るようにしたため、布や紙等の吸い
取り物を用いることなく、開口部の壁面等から電解液を
払拭することができる。その結果、開口部の壁面や突条
部の上面に電解液が付着したままの電池を製造すること
がなくなり、長期間の使用や過酷な条件下の使用等によ
ってその電解液が外部に漏れ出すおそれがなく、疑似的
な液漏れ状態を生じることのない、安定した性能を発揮
し得る電池を製造することができる。更に、正圧による
吹き飛ばし作用と負圧による吸い取り作用との両者を用
いるようにしたため、曲率のある曲面部分や隙間部分に
対しても効果的な気体の流れを生じさせて、電解液を効
率良く除去することができ、電池の生産性を向上させる
ことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電解液除去装置の一実施例を断面して
示す説明図である。
【図2】図1に示す電解液除去装置のW−W線部分の断
面図である。
【図3】図1に示す電解液除去装置のX−X線部分の断
面図である。
【図4】図1に示す電解液除去装置のY−Y線部分の断
面図である。
【図5】図1に示す電解液除去装置のZ−Z線部分の断
面図である。
【図6】本発明の電解液除去装置に用いられる二次電池
の一例を断面して示す説明図である。
【図7】本発明の電解液除去装置の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 リチウムイオン二次電池、 2 電池容器、 3
電池本体、 4 開口部、 5 電池蓋、 16 ガス
ケット、 17 突条部、 20 電解液除去装置、
21 電解液除去ノズル、 22 ノズルケース、 2
3 ノズル支持管、 24 外ノズル管、 25 内ノ
ズル管、 26 通路付き取付ネジ、27 ノズル口、
30 負圧発生装置(負圧の圧力源)、 34 正圧
通路、35 正圧発生装置、 40 O−リング(密封
装置)、 43 内ノズル通路、 44 外ノズル通
路、 45 負圧通路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が充填された電池容器の開口部に
    ノズル口を臨ませ、当該ノズル口から上記開口部に向け
    て正圧の気体を吹き付けることにより当該電池容器に付
    着している上記電解液を吹き飛ばした後、当該開口部の
    周囲を吸引して上記吹き飛ばされた電解液を吸い取るよ
    うにしたことを特徴とする電解液除去方法。
  2. 【請求項2】 上記電池容器の開口部の近傍において半
    径方向内側に突出するように設けた突条部に上記ノズル
    口を密着させて当該電池容器の内部を封止し、この封止
    状態において当該封止部から開口端に掛けて上記正圧の
    気体を吹き付けるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の電解液除去方法。
  3. 【請求項3】 上記ノズル口の先端に装着されたシール
    部材を上記突条部に圧接させて上記電池容器の内部を封
    止するようにしたことを特徴とする請求項2記載の電解
    液除去方法。
  4. 【請求項4】 上記電池容器の周囲の吸引は、上記ノズ
    ル口が上記電池容器の開口部に挿入される直前又は挿入
    と同時に開始し、上記正圧の気体の吹き付けは、上記吸
    引を開始した後所定時間経過後から開始して当該吸引を
    終了する直前又は同時に終了させるようにしたことを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の電解液除去方法。
  5. 【請求項5】 電解液が充填された電池容器の開口部に
    対向されるノズル口を有する電解液除去ノズルを備え、 上記電解液除去ノズルには、正圧の圧力源に連通される
    と共に上記電池容器の開口部内に正圧の気体を吹き付け
    ることにより当該電池容器に付着している電解液を吹き
    飛ばす正圧通路と、負圧の圧力源に連通されると共に上
    記開口部の周囲を負圧にすることにより上記吹き飛ばさ
    れた電解液を吸い取る負圧通路とを設けたことを特徴と
    する電解液除去装置。
  6. 【請求項6】 上記電解液除去ノズルは、三重に重ね合
    されて入れ子式に収納された内ノズル管と外ノズル管と
    ノズルケースとを有し、上記内ノズル管と外ノズル管と
    の間に上記正圧側の通路を形成し、上記外ノズル管とノ
    ズルケースとの間に上記負圧側の通路を形成したことを
    特徴とする請求項5記載の電解液除去装置。
  7. 【請求項7】 上記内ノズル管には、上記電池容器の開
    口部の近傍において半径方向内側に突出するように設け
    た突条部に当接されて当該電池容器の内部を封止するシ
    ール部材を装着したことを特徴とする請求項6記載の電
    解液除去装置。
  8. 【請求項8】 上記ノズルケースには、上記正圧側の通
    路を有するノズル支持管を設け、当該ノズル支持管に対
    して上記内ノズル管及び外ノズル管を着脱可能に取り付
    けると共に、当該内ノズル管に上記正圧側の通路との間
    を連通する連通路を設けたことを特徴とする請求項6又
    は7記載の電解液除去装置。
  9. 【請求項9】 上記内ノズル管及び外ノズル管は、取付
    ネジを介して上記ノズル支持管に着脱可能に取り付けら
    れ、上記取付ネジには上記正圧側の通路と上記連通路と
    の間を連通するネジ通路を設けたことを特徴とする請求
    項8記載の電解液除去装置。
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