JP2002163904A - 光源装置、およびこれを用いたプロジェクタ、ならびに光源装置用リフレクタの成形型 - Google Patents

光源装置、およびこれを用いたプロジェクタ、ならびに光源装置用リフレクタの成形型

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JP2002163904A JP2000359884A JP2000359884A JP2002163904A JP 2002163904 A JP2002163904 A JP 2002163904A JP 2000359884 A JP2000359884 A JP 2000359884A JP 2000359884 A JP2000359884 A JP 2000359884A JP 2002163904 A JP2002163904 A JP 2002163904A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源からの出射光の集光点を正確に所定の位
置に合った状態でリフレクタをランプハウジングに取り
付け可能にする光源装置、この光源装置を用いたプロジ
ェクタ、および光源装置用リフレクタの成形型を提供す
ること。 【解決手段】 リフレクタ111Bにおいて、反射面1
1、カバー接合面10、および基準面14をそれぞれ成
形型20の一つのコア23に設けられた反射面形成部2
3A、カバー接合面形成部23C、および基準面形成部
23Dで一体に形成した。このため、下型21に供給さ
れるガラス材料の多寡によって本体部12の肉厚が変動
しても、反射面11、カバー接合面10、および基準面
14との位置関係にずれが生じない。従って、光源から
の出射光をガラス材料の多寡に関係なく集光点に確実に
集光させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にガラス製のリ
フレクタを備えた光源装置、この光源装置を用いたプロ
ジェクタ、および当該リフレクタを成形するための成形
型に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータ等の画像
を拡大投写するためのプロジェクタの開発、研究が盛ん
である。このようなプロジェクタでは、光源ランプから
出射された光をリフレクタで反射させ、この出射光を画
像信号に基づいて液晶パネル等の光変調装置で変調し、
変調後の光像を投写レンズ等によって投写面上に拡大投
写する構成である。また、プロジェクタは、光源ランプ
とこの光源ランプを軸心に取り付けたリフレクタとから
光源装置が構成され、このような光源装置は、従来、例
えば、図9に示すように表される。
【0003】図9において、光源ランプ96とリフレク
タ91で構成された光源装置90では、リフレクタ91
がランプハウジング93に保持されている。リフレクタ
91は、図示しない線状のバネ材によってランプハウジ
ング93の立上面94の側に付勢され、その光出射側の
周縁92がランプハウジング93の立上面94に当接し
ている。リフレクタ91の内面は反射面95になってい
る。反射面95の光軸(光源から出射される光束の中心
軸)に平行な断面は楕円形状であり、リフレクタ91に
近い方の第1焦点に光源Cを配置することにより、光源
Cから出射された光束は遠い方の第2焦点即ち集光点S
に集光する。
【0004】このようなリフレクタ91において、その
周縁92には、図10に拡大して示すように、ランプハ
ウジング93の立上面94に当接される位置決め用の基
準面97が形成されている。また、基準面97の内周側
には、透明ガラスからなる前面カバー98(二点鎖線で
図示)が取付けられるカバー接合面99が形成されてい
る。
【0005】ここで、基準面97および光源C相互間の
位置や、ランプハウジング93へのリフレクタ91の取
付位置等は、集光点Sの位置精度を保つために、厳しく
管理される。
【0006】このようなリフレクタ91は一般的に、全
体がガラス製とされ、図10に示すように、凹状のキャ
ビティを有する下型81と、この下型81のキャビティ
周縁を囲むように設置される押さえ型82と、押さえ型
82の摺動用開口内を下型81のキャビティ内に向けて
摺動するコア83とを備えた成形型80で成形される。
すなわち、下型81のキャビティ内に軟化したガラス材
料を供給し、コア83を摺動させることでガラス材料を
押圧し、このガラス材料を押し広げるようにして成形型
80内に充填させる。これにより、押さえ型82によっ
て基準面97およびカバー接合面99が形成され、コア
83によって反射面95が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、成形型
80に供給されるガラス材料は、作業者が坩堝から棒材
の先端にからませて取り上げられたものであり、供給量
にばらつきが生じ易い。このため、供給量が著しく多か
ったり、逆に少なかったりすると、図10中に一点鎖線
で示すように、コア83の摺動量が極端に異なってしま
い、反射面95部分の肉厚のみが大きく変動する。この
ような肉厚変動は、反射面95の直線部95Aで吸収さ
れるため、リフレクタ91の全体の外形寸法等への影響
はないが、この肉厚変動によって、基準面97およびカ
バー接合面99に対する反射面95の位置ずれが生じ
る。その結果、リフレクタ91をランプハウジング93
に取付けた状態において、集光点Sの位置が所定位置か
らずれ、このようなずれは、投写画面での照度低下、照
度ムラといった問題を発生させるので、好ましくない。
【0008】以上の問題的に鑑みて、本発明の課題は、
光源からの出射光の集光点を正確に所定の位置に合った
状態でリフレクタをランプハウジングに取り付け可能な
光源装置、この光源装置を用いたプロジェクタ、および
光源装置用リフレクタの成形型を提供することにある。
【0009】また、本発明の課題は、リフレクタの外形
を小型化したまま、光源からの出射光の集光点を正確に
所定の位置に合った状態でリフレクタをランプハウジン
グに取り付け可能にすることのできる光源装置、この光
源装置を用いたプロジェクタ、および光源装置用リフレ
クタの成形型を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、光源ランプと、前記光源ランプから出
射された光を反射する反射面を内周側に備えたガラス製
のリフレクタと、該リフレクタの光出射側に取付けられ
た透明な前面カバーとを有し、前記光源ランプが前記リ
フレクタに取り付けられ、かつ、前記リフレクタがラン
プハウジングに取り付けられている光源装置であって、
前記リフレクタの光出射側の周縁には、当該リフレクタ
と前記ランプハウジングとの位置決めを行う基準面が形
成され、前記基準面および前記反射面は、前記リフレク
タの成形型を構成する一つのコアで一体成形されている
ことを特徴とする。
【0011】例えば、前記リフレクタの光出射側の周縁
には、前記前面カバーの周端部が接合されるカバー接合
面と、該カバー接合面の外周側で前記ランプハウジング
が当接することにより当該リフレクタと前記ランプハウ
ジングとの位置決めを行う前記基準面とが形成され、前
記カバー接合面、前記基準面、および前記反射面は、前
記リフレクタの成形型を構成する一つのコアで一体成形
される。
【0012】本発明では、リフレクタの基準面と反射面
とが一つのコアで一体成形されているため、ガラス材料
の多寡によって反射面の肉厚が変動しても、基準面に対
する反射面の位置はガラス材料の多寡に関係なく一定と
なる。それ故、光源からの出射光の集光点を正確に所定
の位置に合った状態でリフレクタをランプハウジングに
取り付けることができる。また、リフレクタのカバー接
合面と基準面とが一つのコアで一体成形されるため、基
準面とカバー接合面との位置関係も精度よく規定でき
る。従って、前面カバーをリフレクタに対して好適に取
り付けることができるので、リフレクタをランプハウジ
ングに取り付けたとき、前面カバーがランプハウジング
に当たる等の不具合が発生しない。さらに、リフレクタ
の基準面、カバー接合面および反射面が一つのコアで一
体成形されているため、ガラス材料の多寡によって反射
面の肉厚は変動しても、基準面、カバー接合面および反
射面において、相互の位置関係はガラス材料の多寡に関
係なく一定となる。それ故、プロジェクタの機種によっ
て、前面カバーの前面、あるいは基準面および前面カバ
ーの前面の双方を基準にして、リフレクタをランプハウ
ジングに取り付ける構成を採用したときでも、光源から
の出射光の集光点を正確に所定の位置に合った状態でリ
フレクタをランプハウジングに取り付けることができ
る。
【0013】本発明において、前記基準面は、前記リフ
レクタの光出射側の周縁で前記前面カバーの周端部が接
合されたカバー接合面として形成される場合があり、こ
の場合には、前記カバー接合面としての前記基準面に接
合された前記前面カバーの周端部に前記ランプハウジン
グが当接することにより、前記基準面が前記リフレクタ
と前記ランプハウジングとの位置決めを行う。
【0014】このように構成した場合も、リフレクタの
基準面と反射面とが一つのコアで一体成形されているた
め、ガラス材料の多寡によって反射面の肉厚が変動して
も、基準面に対する反射面の位置はガラス材料の多寡に
関係なく一定となる。従って、カバー接合面としての基
準面に接合された前面カバーの周端部にランプハウジン
グを当接させると、基準面は、前面カバーを介してリフ
レクタとランプハウジングとの位置決めを正確に行う。
それ故、光源からの出射光の集光点を正確に所定の位置
に合った状態でリフレクタをランプハウジングに取り付
けることができる。また、基準面がカバー接合面を兼ね
ているので、前面カバーをリフレクタに対して好適に取
り付けることができる。
【0015】本発明において、前記リフレクタの光出射
側の周縁では、前記基準面の外周側に、前記リフレクタ
の成形型を構成する押さえ型によって成形されたフラン
ジ部が形成されていることが好ましい。このように構成
すると、コアを摺動させたとき、成形中のリフレクタが
コアにくっ付いて浮き上がろうとしても、押さえ型がフ
ランジ部を確実に抑えるので、リフレクタが成形中にず
れない。
【0016】本発明において、前記リフレクタの光出射
側の周縁が略矩形の外周形状を有している場合に、前記
基準面は、当該周縁のコーナー部分に形成されているこ
とが好ましい。このように構成すると、カバー接合面お
よび基準面の双方を形成した場合でも、基準面が形成さ
れるのは、従来から、広い面積をもって外周側に張り出
しているコーナー部であるため、基準面、さらにはフラ
ンジ部を追加しても、リフレクタの外形寸法が大きくな
らない。それ故、リフレクタの外形を小型化したまま、
光源からの出射光の集光点を正確に所定の位置に合った
状態でリフレクタをランプハウジングに取り付けること
ができる。
【0017】本発明において、前記反射面の断面形状
は、楕円状である。このような場合には、特に、集光点
の位置を精度よく合わせる必要があるため、本発明を光
源装置に適用したときの効果が顕著である。
【0018】本発明に係る光源装置は、例えば、光源装
置から出射された光を変調する変調装置と、前記変調装
置によって変調された光束を拡大投写して投写画像を形
成する投写光学系とを有するプロジェクタに用いること
ができる。また、本発明に係る光源装置は、光源装置か
ら出射された光を複数の色光に分離する色分離光学系
と、これら複数の色光を画像情報に応じて各色光ごとに
変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調され
た色光を合成する色合成光学系と、この色合成光学系で
合成された光束を拡大投写して投写画像を形成する投写
光学系とを有するプロジェクタに用いることもできる。
このように構成したプロジェクタでは、光源装置におい
て、光源からの出射光が所定の集光点に確実に集光する
のでプロジェクタから投写される画像の照度低下や照度
ムラが生じ難くなる。
【0019】本発明に係る光源装置用リフレクタを製造
するには、成形型として、軟化したガラス材料が供給さ
れる下型と、この下型のキャビティ周縁を囲むように設
置される押さえ型と、該押さえ型の摺動用開口内を前記
下型のキャビティ内に向けて摺動するコアとを備えた光
源装置用リフレクタの成形型であって、前記コアには、
光源ランプから出射された光を反射させる反射面を形成
する反射面形成部と、リフレクタがランプハウジングに
取り付けられる際に前記リフレクタの光出射側の周縁で
当該リフレクタと前記ランプハウジングとの位置決めを
行う基準面を形成するための基準面形成部とが形成され
ているものを用いることを特徴とする。
【0020】例えば、前記コアには、前記反射面形成部
と前記基準面形成部との間に相当する部分に、前記前面
カバーの周端部が接合されるカバー接合面を形成するカ
バー接合面形成部が形成されている光源装置用リフレク
タの成形型を用いる。
【0021】このように構成した成形型を用いると、リ
フレクタの基準面と反射面とが一つのコアで一体成形さ
れるため、ガラス材料の多寡によって反射面の肉厚は変
動しても、基準面に対する反射面の位置はガラス材料の
多寡に関係なく一定となる。それ故、光源からの出射光
の集光点を正確に所定の位置に合った状態でランプハウ
ジングに取り付けることのできるリフレクタクタを製造
することができる。また、リフレクタのカバー接合面と
基準面とが一つのコアで一体成形されるため、基準面と
カバー接合面との位置関係も精度よく規定できる。従っ
て、前面カバーをリフレクタに対して好適に取り付ける
ことができるので、リフレクタをランプハウジングに取
り付けたとき、前面カバーがランプハウジングに当たる
等の不具合が発生しない。
【0022】本発明に係る光源装置用リフレクタの成形
型では、前記基準面形成部は、前面カバーの周端部が接
合されるカバー接合面を形成するカバー接合面形成部を
兼ねて形成されていることもある。このように構成した
成形型を用いると、リフレクタの基準面と反射面とが一
つのコアで一体成形されるため、ガラス材料の多寡によ
って反射面の肉厚が変動しても、基準面に対する反射面
の位置はガラス材料の多寡に関係なく一定となる。従っ
て、カバー接合面としての基準面に接合された前面カバ
ーの周端部にランプハウジングを当接させると、基準面
は、前面カバーを介してリフレクタとランプハウジング
との位置決めを正確に行う。それ故、光源からの出射光
の集光点を正確に所定の位置に合った状態でリフレクタ
をランプハウジングに取り付けることができる。また、
基準面がカバー接合面を兼ねているので、前面カバーを
リフレクタに対して好適に取り付けることができる。
【0023】本発明において、前記押さえ型と前記コア
とが互いに接触し合う摺動面は、前記リフレクタの最外
周部分より内側において前記基準面形成部の外周部分に
相当する位置に設定されていることが好ましい。このよ
うに構成した成形型を用いると、リフレクタの光出射側
の周縁では、押さえ型によって基準面の外周側にフラン
ジ部が形成される。従って、コアを摺動させたとき、成
形中のリフレクタがコアにくっ付いて浮き上がろうとし
ても、押さえ型がフランジ部を確実に抑えるので、リフ
レクタが成形中にずれない。
【0024】本発明において、前記リフレクタの光出射
側の周縁は、略矩形の外周形状を有する場合には、前記
基準面形成部は、当該周縁のコーナー部分に形成されて
いることが好ましい。このように構成した成形型を用い
ると、カバー接合面および基準面の双方を形成した場合
でも、基準面が形成されるのは、従来から、広い面積を
もって外周側に張り出しているコーナー部であるため、
基準面を追加しても、リフレクタの外形寸法を大きくす
る必要がない。それ故、リフレクタの外形を小型化した
まま、光源からの出射光の集光点を正確に所定の位置に
合った状態でリフレクタをランプハウジングに取り付け
ることができる。
【0025】本発明において、前記反射面形成部の断面
形状は、例えば、楕円状である。このような場合には、
リフレクタにおいて、集光点位置を精度よく合わせる必
要があるため、本発明を適用した成形型を用いてリフレ
クタを製造したときの効果が顕著である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】[プロジェクタの光学系の構造]図1は、
本発明の実施形態に係る光源装置を用いたプロジェクタ
100の各種光学系の構成を示す説明図である。
【0028】図1において、本形態のプロジェクタ10
0は、インテグレータ照明光学系110、色分離光学系
120、リレー光学系130、電気光学装置140、色
合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム15
0、および投写光学系としての投写レンズ160を備え
ている。
【0029】前記インテグレータ照明光学系110は、
光源ランプ111Aおよびリフレクタ111Bを含む光
源装置111と、第1レンズアレイ113と、第2レン
ズアレイ115と、偏光変換素子116と、反射ミラー
117と、重畳レンズ119とを備えている。
【0030】光源装置111において、リフレクタ11
1Bは、ランプハウジング190内の所定位置に配置さ
れ、このときの取り付け位置は、後述するように、リフ
レクタ111Bの前面側にランプハウジング190が当
接することにより、精度よく規定される。
【0031】リフレクタ111Bの反射面の光軸(光源
から出射される光束の中心軸)に平行な断面は楕円形状
である。光源ランプ111A内の発光点、すなわち光源
Cは、リフレクタ111Bに近い方の第1焦点S1付近
に配置されている。光源ランプ111Aから出射された
光束は、リフレクタ111Bによってその第2焦点であ
る集光点S2に集光するように反射した後、集光点S2
までの途中位置に配置された凹レンズ112で略平行光
とされる。
【0032】この光は、さらに、第1レンズアレイ11
3によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレ
イ115に入射する。第2レンズアレイ115から出射
された各部分光束は、偏光変換素子116によって1種
類の偏光光に変換される。なお、このような偏光変換素
子116は、例えば特開平8−304739号公報に紹
介されている。偏光変換素子116によって1種類の偏
光光に変換された各部分光束は、重畳レンズ119によ
って、後述する電気光学装置140を構成する3枚の光
変調装置(ライトバルブ)としての液晶パネル141
(色光毎に液晶パネル141R、141G、141Bと
示す)上にほぼ重畳される。
【0033】前記色分離光学系120は、2枚のダイク
ロイックミラー121、122と、反射ミラー123と
を備え、ダイクロイックミラー121、122によりイ
ンテグレータ照明光学系110から出射された複数の部
分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有し
ている。
【0034】前記リレー光学系130は、入射側レンズ
131、リレーレンズ133、および反射ミラー13
5、137を備え、この色分離光学系120で分離され
た色光、例えば、青色光Bを液晶パネル141Bまで導
く機能を有している。
【0035】前記電気光学装置140は、3枚の光変調
装置となる液晶パネル141R、141G、141Bを
備え、これらは、例えば、ポリシリコンTFTをスイッ
チング素子として用いたものであり、色分離光学系12
0で分離された各色光は、これら3枚の液晶パネル14
1R、141G、141Bによって、画像情報に応じて
変調されて光学像を形成する。
【0036】クロスダイクロイックプリズム150は、
前記3枚の液晶パネル141R、141G、141Bか
ら出射された各色光ごとに変調された画像を合成してカ
ラー画像を形成するものである。尚、プリズム150に
は、赤色光を反射する誘電体多層膜と青色光を反射する
誘電体多層膜とが、4つの直角プリズムの界面に沿って
略X字状に形成され、これらの誘電体多層膜によって3
つの色光が合成される。そして、プリズム150で合成
されたカラー画像は、投写レンズ160から出射され、
スクリーン上に拡大投写される。
【0037】[光源装置の構造]図2は、本実施形態の
光源装置111に用いたリフレクタ111Bの斜視図で
ある。図3(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞ
れ、図2に示すリフレクタ111Bを光出射側からみた
平面図、リフレクタ111Bの右側面図、リフレクタ1
11Bの正面図、およびリフレクタ111Bの底面図で
ある。図4および図5はそれぞれ、図2に示すリフレク
タ111Bに前面カバーを取り付けた状態を図3(A)
のA−A′線で切断したときの切断端面図、および図3
(C)のB−B′線で切断したときの切断端面図であ
る。
【0038】再び、図1において、光源装置111を構
成する光源ランプ111Aは、互いに対向配置された芯
棒と、これらの芯棒の互いに対向しない側の端部に接続
されたモリブデン箔と、各芯棒および各モリブデン箔を
覆う発光管とを備えたAC点灯用の高圧水銀ランプであ
る。そして、各芯棒間に電圧をかけると、発光管内でア
ーク放電が起こる。本実施形態では、このようにして発
生したアークの略中心部分を光源Cとみなしている。な
お、光源ランプ111Aとしては、AC点灯用以外にD
C点灯用を利用することができる。
【0039】リフレクタ111Bは、図2、図3、図4
および図5に示すように、内面が半楕円形状の断面を有
する鏡面からなる反射面11とされた本体部12を備え
ている。また、本体部12には、冷却用空気をリフレク
タ111B内に通すための切り欠き19が形成されてい
る。
【0040】本体部12の光出射側の周縁13は、略矩
形の外周形状を有しており、その相対向する辺部165
およびコーナー部16には、複数の段差によって、透明
ガラスからなる前面カバー98の周端部980(図4お
よび図5を参照)が接着等により固定されるカバー接合
面10と、コーナー部16においてカバー接合面10よ
り外周側においてカバー接合面10より一段高く形成さ
れた基準面14と、カバー接合面10の内側において、
このカバー接合面10に沿ってカバー接合面10より一
段低く形成された接着剤受け面15とが形成されてい
る。基準面14は、リフレクタ111Bがランプハウジ
ング190に取り付けられる際の位置決め用に用いられ
る。
【0041】また、コーナー部16では、基準面14の
外周側に、この基準面14より一段高く形成されたフラ
ンジ部17が形成されており、このフランジ部17は、
周縁の相対向する2辺において、カバー接合面10に沿
うように狭い幅をもって形成された連結部170で繋が
っている。
【0042】これに対して、本体部12の底側には、光
源ランプ111Aを挿入するための挿入孔190が設け
られ、挿入孔190の外側には光源ランプ111Aを固
定部材18(図1)で固定するための固定部191が設
けられている。
【0043】このように構成したリフレクタ111Bを
ランプハウジング190に取り付ける際には、図4およ
び図5に示すように、まず、カバー接合面10に対し
て、前面カバー98の周端部980を接着剤によって固
定する。このとき、図5に示すように、コーナー部16
において、カバー接合面10と基準面14との間に形成
されている段差は、前面カバー98の外周面を保持する
保持部として機能する。また、図5に示すように、辺部
165には、基準面14が形成されていないので、カバ
ー接合面10と連結部170との間に形成されている段
差が、前面カバー98の外周面を保持する保持部171
として機能する。
【0044】このようにして前面カバー98が取り付け
られたリフレクタ111Bは、基準面14がランプハウ
ジング190の位置決め部(図示せず)に当接した状態
でバネ材(図示せず)によってランプハウジング190
の側に付勢され、所定の位置関係をもってランプハウジ
ング190に押し付け固定される。
【0045】また、前面カバー98が取り付けられたリ
フレクタ111Bは、基準面14または前面カバー98
の前面がランプハウジング190の位置決め部(図示せ
ず)に当接した状態でバネ材(図示せず)によってラン
プハウジング190の側に付勢され、所定の位置関係を
もってランプハウジング190に押し付け固定されるこ
ともある。
【0046】[リフレクタ111Bの成形型の構造]図
6および図7はそれぞれ、本発明を適用した成形型を使
ってガラス材から図2に示すリフレクタを成形する様子
を図4のA′側を拡大して示す断面図、および図5の
B′側を拡大して示す断面図である。
【0047】本実施形態に係るリフレクタ111Bは、
図6および図7に示す成形型20によってガラス材から
成形される。成形型20は、全体の図示を省略するが、
凹状のキャビティ21Aを有する下型21と、この下型
21のキャビティ21A周縁を囲むように設置される押
さえ型22と、押さえ型22の摺動用開口22A内を下
型21のキャビティ21A内に向けて摺動するコア23
とで概ね構成されている。
【0048】下型21のキャビティ21Aでは、リフレ
クタ111Bの主に本体部12の外周部分および固定部
191(図2)を形成する。
【0049】押さえ型22は、下型21と繋がってリフ
レクタ111Bの外周面を形成するとともに、フランジ
部17および連結部170を形成する。この押さえ型2
2では、フランジ部17および連結部170を形成する
部分が凹部22Bになっているため、押し広げられたガ
ラス材料による圧力をこの凹部22Bに集中させること
で、押さえ型22の摺動用開口22Aの周縁とコア23
との境界部分に作用する圧力を軽減し、成形型20の長
寿命化を図っている。そして、摺動用開口22Aの内周
面は、コア23が摺動する摺動面22Cになっており、
この摺動面22Cに対して、矢印Xで示すように、コア
23の摺動面23Eが摺動することになる。
【0050】コア23において、リフレクタ111Bの
光出射側の周縁13のうち、コーナー部13を形成する
部分には、図6に示すように、内周側から外周側に向か
って、リフレクタ111Bの反射面11を形成するため
の反射面形成部23Aと、接着剤受け面15を形成する
ための接着剤受け面形成部23Bと、カバー接合面10
を形成するためのカバー接合面形成部23Cと、基準面
14を形成するための基準面形成部23Dとがこの順に
形成されている。
【0051】また、コア23において、リフレクタ11
1Bの光出射側の周縁13のうち、辺部165を形成す
る部分には、図7に示すように、内周側から外周側に向
かって、リフレクタ111Bの反射面11を形成するた
めの反射面形成部23Aと、接着剤受け面15を形成す
るための接着剤受け面形成部23Bと、カバー接合面1
0を形成するためのカバー接合面形成部23Cとがこの
順に形成されている。
【0052】このため、本形態の成形型20を用いてリ
フレクタ111Bを製造すると、反射面11、接着剤受
け面15、カバー接合面10、および基準面14がコア
23により一体に形成される。
【0053】また、押さえ型22とコア23とが互いに
接触し合う摺動面22C、23Eは、リフレクタ111
Bの最外周部分より内側において基準面形成部23Dの
外周部分(フランジ部17の内周部分)に相当する位置
に設定されている。なお、辺部165では、基準面形成
部23Dがないので、押さえ型22とコア23とが互い
に接触し合う摺動面22C、23Eは、リフレクタ11
1Bの最外周部分より内側において、カバー接合面形成
部23Cの外周部分(連結部170の内周部分)に相当
する位置に設定されている。従って、押さえ型22によ
ってフランジ部17および連結部170が形成されると
ともに、それらの内周面は、コア23の摺動面23Eに
よって形成される。
【0054】このような摺動面23Eにおいて、X方向
の移動は、下型21に供給されるガラス材料の多寡によ
って変動する。すなわち、ガラス材料が多いと、摺動量
が小さくなって、フランジ部17および連結部170の
高さ寸法も小さくなり、反射面11が形成される本体部
12の肉厚が厚くなる。逆にガラス材料が少ないと、摺
動量が大きくなってフランジ部17および連結部170
の高さ寸法も大きくなり、本体部12の肉厚が薄くな
る。しかし、ガラス材料の多寡のいずれの場合でも、反
射面11、カバー接合面10および基準面14がコア2
3により一体に形成されるので、反射面11、カバー接
合面10および基準面14において、相互の位置関係に
ずれが生じることはない。
【0055】[本実施形態の効果]以上説明したよう
に、本実施の形態では、プロジェクタ100の光源装置
111を構成するリフレクタ111Bにおいて、反射面
11と基準面14とが成形型20の一つのコア23に形
成されている反射面形成部23Aと基準面形成部23D
とによって一体に形成されているので、下型21に供給
されるガラス材料の多寡によって本体部12の肉厚が変
動しても、反射面11と基準面14との位置関係にずれ
が生じない。従って、光源Cからの出射光をガラス材料
の多寡に関係なくインテグレータ照明光学系110側の
所定の集光点S2(図9)に確実に集光させることがで
きる。特に、本形態において、反射面11の断面形状は
楕円状であり、このような場合には、特に、集光点位置
を精度よく合わせる必要があるが、本形態によれば、こ
のような要求に十分、対応できる。それ故、プロジェク
タ100としては、スクリーンに投写された画像の照度
低下や照度ムラを生じ難くでき、画像の品質を向上させ
ることができる。
【0056】また、リフレクタ111Bに前面カバー9
8が固定されるので、リフレクタ111B内に塵や埃等
の異物を入り難くできるうえ、何らかの理由で光源ラン
プ111Aが破損した場合でも、その破片等がプロジェ
クタ100の装置内部に飛散するのを防止できる。しか
も、リフレクタ111Bに前面カバー98を取り付ける
ためのカバー接合面10を形成するにあたって、このカ
バー接合面10と基準面14をコア23に形成されてい
るカバー接合面形成部23Bと基準面形成部23Dとに
よって一体成形するため、基準面14とカバー接合面1
0との位置関係も精度よく規定できる。従って、前面カ
バー98をリフレクタ111Bに対して好適に取り付け
ることができるので、リフレクタ111Bをランプハウ
ジング190に取り付けたとき、前面カバー98がラン
プハウジング190に当たる等の不具合が発生しない。
また、ガラス材料の多寡によって反射面の肉厚は変動し
ても、基準面14、カバー接合面10および反射面、相
互の位置関係は、ガラス材料の多寡に関係なく一定とな
るため、プロジェクタの機種によって、前面カバー98
の前面を基準にしてリフレクタ111Bをランプハウジ
ング190に取り付ける構成、あるいは、基準面14お
よび前面カバー98の前面の双方を基準にしてリフレク
タ111Bをランプハウジング190に取り付ける構成
を採用したときでも、光源からの出射光の集光点を正確
に所定の位置に合った状態でリフレクタ111Bをラン
プハウジング190に取り付けることができる。
【0057】さらに、本形態の成形型20では、押さえ
型22とコア23とが互いに接触し合う摺動面22C、
23Eが、リフレクタ111Bのコーナー部16では、
リフレクタ111Bの最外周部分より内側において基準
面形成部23Dの外周部分に相当する位置に設定されて
いるため、リフレクタ111Bのコーナー部16では、
押さえ型23によって基準面14の外周側に広い面積の
フランジ部17が形成される。従って、コア23を摺動
させたとき、成形中のリフレクタ111Bがコア23に
くっ付いて浮き上がろうとしても、押さえ型22がフラ
ンジ部17を介してリフレクタ111Bを確実に抑える
ので、リフレクタ111Bが成形中にずれない。
【0058】さらにまた、リフレクタ111Bの光出射
側の周縁13が略矩形の外周形状を有し、基準面14お
よびフランジ部17がそのコーナー部16に形成されて
いるため、基準面14およびフランジ部17を追加して
も、リフレクタ111Bの外形寸法を大きくする必要が
ない。従って、リフレクタ111Bの外形を小型化した
まま、光源からの出射光の集光点を正確に所定の位置に
合った状態でリフレクタ111Bをランプハウジング1
90に取り付けることができる。
【0059】また、押さえ型22には凹部22Bが設け
られ、この凹部22Bの部分にガラス材料による圧力を
集中させるため、押さえ型22の摺動用開口22Aの周
縁とコア23の摺動面23Eとの境界部分に働く圧力を
軽減でき、成形型20の長寿命化を図ることができる。
【0060】[その他の実施形態]図8を参照して説明
するように、リフレクタ111Bの基準面14について
は、リフレクタ111Bの光出射側の周縁で前面カバー
98(二点鎖線で示す)の周端部が接合されたカバー接
合面10を兼ねて形成され、このカバー接合面10(基
準面14)に接合された前面カバー98の周端部にラン
プハウジング(図示せず)が当接することにより、基準
面14がリフレクタ111Bとランプハウジングとの位
置決めを行うように構成してもよい。
【0061】このようなリフレクタ111Bを製造する
には、コア23に対して、リフレクタ111Bの反射面
11を形成するための反射面形成部23Aと、接着剤受
け面15を形成するための接着剤受け面形成部23Bと
を形成するとともに、カバー接合面10を形成するため
のカバー接合面形成部23Cを、基準面14を形成する
ための基準面形成部23Dとして形成する。ここでま、
押さえ型22とコア23とが互いに接触し合う摺動面2
2C、23Eは、リフレクタ111Bの最外周部分より
内側においてカバー接合面形成部23Cの外周部分(基
準面形成部23Dの外周部分/フランジ部17の内周部
分)に相当する位置に設定されている。
【0062】このようなコア23を備える成形型20を
用いてリフレクタ111Bを製造すると、反射面11、
接着剤受け面15、カバー接合面10(基準面14)が
コア23により一体に形成される。従って、下型21に
供給されるガラス材料の多寡によって本体部12の肉厚
が変動しても、反射面11とカバー接合面10(基準面
14)との位置関係にずれが生じない。また、基準面1
4がカバー接合面10を兼ねているので、前面カバー9
8をリフレクタ111Bに対して好適に取り付けること
ができる。さらに、押さえ型22とコア23とが互いに
接触し合う摺動面22C、23Eが基準面形成部23D
の外周部分に相当する位置に設定されているため、リフ
レクタ111Bには、押さえ型23によってカバー接合
面10(基準面14)の外周側に広い面積のフランジ部
17が形成される。従って、コア23を摺動させたと
き、成形中のリフレクタ111Bがコア23にくっ付い
て浮き上がろうとしても、押さえ型22がフランジ部1
7を介してリフレクタ111Bを確実に抑えるので、リ
フレクタ111Bが成形中にずれない。
【0063】なお、光源装置に用いられる光源ランプと
しては、高圧水銀灯に限らず、キセノンランプやメタル
ハライドランプなどであってもよい。
【0064】その他、プロジェクタの各種光学系も上述
した構成に限定されず、各光学系の具体的な配置位置
や、各光学系を構成する部材の具体的な形状およびリフ
レクタ111Bを除く部材の材質等は、その実施にあた
って任意に決められてよい。
【0065】また、上記実施形態では、3枚の光変調装
置を用いたプロジェクタの例を説明したが、本発明の光
源装置は、1枚、2枚、あるいは4枚以上の光変調装置
を用いたプロジェクタにも適用可能である。さらに、光
変調装置は透過型の液晶パネルに限られず、光学系の構
成を適宜変更すれば、反射型の液晶パネルや、マイクロ
ミラーを用いたデバイスを採用することも可能である。
さらにまた、プロジェクタには、スクリーン前面から投
写を行なうフロントタイプ、スクリーン背面から投写を
行なうリアタイプの2種類があるが、本発明はいずれの
タイプにも適用可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、リフ
レクタの基準面と反射面とが一つのコアで一体成形され
ているため、ガラス材料の多寡によって反射面の肉厚は
変動しても、基準面に対する反射面の位置はガラス材料
の多寡に関係なく一定となる。それ故、光源からの出射
光の集光点を正確に所定の位置に合った状態でリフレク
タをランプハウジングに取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプロジェクタの各種光学系の
構成を示す説明図である。
【図2】本実施形態の光源装置に用いたリフレクタの斜
視図である。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、
図2に示すリフレクタを光出射側からみた平面図、リフ
レクタの右側面図、リフレクタの正面図、およびリフレ
クタの底面図である。
【図4】図2に示すリフレクタに前面カバーを取り付け
た状態を図3(A)のA−A′線で切断したときの切断
端面図である。
【図5】図2に示すリフレクタに前面カバーを取り付け
た状態を図3(C)のB−B′線で切断したときの切断
端面図である。
【図6】本発明を適用した成形型を使ってガラス材から
図2に示すリフレクタを成形する様子を図4のA′側を
拡大して示す断面図である。
【図7】本発明を適用した成形型を使ってガラス材から
図2に示すリフレクタを成形する様子を図5のB′側を
拡大して示す断面図である。
【図8】本発明を適用した別の成形型を使ってガラス材
からリフレクタを成形する様子を示す断面図である。
【図9】従来の光源装置の構成を模式的に示す断面図で
ある。
【図10】従来の光源装置に用いたフレクタを、成形型
を使ってガラス材から成形する様子を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】 10 カバー接合面 11 反射面 12 半楕円形状の本体部 13 本体部の光出射側の周縁 14 基準面 15 接着剤受け面15 16 コーナー部 17 フランジ部 20 成形型 21 下型 21A 凹状のキャビティ 22 押さえ型 22A 押さえ型の摺動用開口 22B 凹部 22C 押さえ型においてコアが摺動する摺動面 23 コア 23A 反射面形成部 23D 基準面形成部 23B 接着剤受け面形成部 23C カバー接合面形成部 23E コアの摺動面 98 前面カバー 100 プロジェクタ 110 インテグレータ照明光学系 111 光源装置 111A 光源ランプ 111B リフレクタ 120 色分離光学系 130 リレー光学系 140 電気光学装置 150 クロスダイクロイックプリズム(色合成光学
系) 160 投写レンズ(投写光学系) 190 ランプハウジング C 光源 S1 第1焦点 S2 集光点(第2焦点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 19/00 G03B 33/12 G03B 21/00 G09F 9/00 360D 21/14 F21Y 101:00 33/12 F21M 1/00 R G09F 9/00 360 G02B 7/18 C // F21Y 101:00 Fターム(参考) 2H042 DA12 DA20 DC08 DD07 DE04 2H043 BC08 2H052 BA02 BA03 BA09 BA14 3K042 AA01 AC03 BE08 5G435 BB01 BB12 BB17 DD05 FF03 GG03 GG08 GG23 GG28 GG46 KK05 KK10 LL15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプと、前記光源ランプから出射
    された光を反射する反射面を内周側に備えたガラス製の
    リフレクタと、該リフレクタの光出射側に取付けられた
    透明な前面カバーとを有し、前記光源ランプが前記リフ
    レクタに取り付けられ、かつ、前記リフレクタがランプ
    ハウジングに取り付けられている光源装置であって、 前記リフレクタの光出射側の周縁には、当該リフレクタ
    と前記ランプハウジングとの位置決めを行う基準面が形
    成され、 前記基準面および前記反射面は、前記リフレクタの成形
    型を構成する一つのコアで一体成形されていることを特
    徴とする光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記リフレクタの光
    出射側の周縁には、前記前面カバーの周端部が接合され
    るカバー接合面と、該カバー接合面の外周側で前記ラン
    プハウジングが当接することにより当該リフレクタと前
    記ランプハウジングとの位置決めを行う前記基準面とが
    形成され、 前記カバー接合面、前記基準面、および前記反射面は、
    前記リフレクタの成形型を構成する一つのコアで一体成
    形されていることを特徴とする光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記基準面は、前記
    リフレクタの光出射側の周縁で前記前面カバーの周端部
    が接合されたカバー接合面を兼ねて形成され、 該カバー接合面としての前記基準面に接合された前記前
    面カバーの周端部に前記ランプハウジングが当接するこ
    とにより、前記基準面が前記リフレクタと前記ランプハ
    ウジングとの位置決めを行うことを特徴とする光源装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記リフレクタの光出射側の周縁には、前記基準面より
    外周側に、前記リフレクタの成形型を構成する押さえ型
    によって成形されたフランジ部が形成されていることを
    特徴とする光源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記リフレクタの光出射側の周縁は略矩形の外周形状を
    有し、 前記基準面は、当該周縁のコーナー部分に形成されてい
    ることを特徴とする光源装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記反射面の断面形状は、楕円状であることを特徴とす
    る光源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに規定する
    光源装置を用いたプロジェクタであって、当該光源装置
    から出射された光を変調する変調装置と、前記変調装置
    によって変調された光束を拡大投写して投写画像を形成
    する投写光学系とを有することを特徴とするプロジェク
    タ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに規定する
    光源装置を用いたプロジェクタであって、当該光源装置
    から出射された光を複数の色光に分離する色分離光学系
    と、これら複数の色光を画像情報に応じて各色光ごとに
    変調する複数の光変調装置と、各光変調装置で変調され
    た色光を合成する色合成光学系と、この色合成光学系で
    合成された光束を拡大投写して投写画像を形成する投写
    光学系とを有することを特徴とするプロジェクタ。
  9. 【請求項9】 軟化したガラス材料が供給される下型
    と、この下型のキャビティ周縁を囲むように設置される
    押さえ型と、該押さえ型の摺動用開口内を前記下型のキ
    ャビティ内に向けて摺動するコアとを備えた光源装置用
    リフレクタの成形型であって、 前記コアには、光源ランプから出射された光を反射させ
    る反射面を形成する反射面形成部と、リフレクタがラン
    プハウジングに取り付けられる際に前記リフレクタの光
    出射側の周縁で当該リフレクタと前記ランプハウジング
    との位置決めを行う基準面を形成する基準面形成部とが
    形成されていることを特徴とする光源装置用リフレクタ
    の成形型。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記コアには、前
    記反射面形成部と前記基準面形成部との間に相当する部
    分に、前面カバーの周端部が接合されるカバー接合面を
    形成するカバー接合面形成部が形成されていることを特
    徴とする光源装置用リフレクタの成形型。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記基準面形成部
    は、前面カバーの周端部が接合されるカバー接合面を形
    成するカバー接合面形成部を兼ねて形成されていること
    を特徴とする光源装置用リフレクタの成形型。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかにおい
    て、前記押さえ型と前記コアとが互いに接触し合う摺動
    面は、前記リフレクタの最外周部分より内側において前
    記基準面形成部の外周部分に相当する位置に設定されて
    いることを特徴とする光源装置用リフレクタの成形型。
  13. 【請求項13】請求項9ないし12のいずれかにおい
    て、前記リフレクタの光出射側の周縁は略矩形の外周形
    状を有し、 前記基準面形成部は、当該周縁のコーナー部分に形成さ
    れていることを特徴とする光源装置用リフレクタの成形
    型。
  14. 【請求項14】 請求項9ないし13のいずれかにおい
    て、前記反射面形成部の断面形状は、楕円状であること
    を特徴とする光源装置用リフレクタの成形型。
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