JP2002163732A - 防犯機能を有するガラスとガラス戸及びその製法 - Google Patents

防犯機能を有するガラスとガラス戸及びその製法

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JP2002163732A
JP2002163732A JP2000357687A JP2000357687A JP2002163732A JP 2002163732 A JP2002163732 A JP 2002163732A JP 2000357687 A JP2000357687 A JP 2000357687A JP 2000357687 A JP2000357687 A JP 2000357687A JP 2002163732 A JP2002163732 A JP 2002163732A
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louver
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Takashi Takeda
隆 武田
Atsushi Takeda
淳 武田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急時には住人や救助者は戸や窓のガラスを
破って脱出や救助活動が可能なように、窓用ガラスには
面格子に代えて電気回路網を配設し、第三者が該ガラス
を損壊した場合には警報を発する構成のガラス戸や窓を
提供する。 【構成】 住宅等建造物の開口部に用いるガラスであっ
て、該ガラスG2の幅方向の面には侵入物の幅よりも小
さい間隔に導電性物質からなる回路網が配設されていて
電気回路21を構成しており、該ガラスの損壊時には該
導電性物質からなる回路網が損壊されて該電気回路が切
断状態となり、警報装置が作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は防犯機能を有する
ガラスとガラス戸及びその製法に関し、これらのガラス
やガラス戸(ガラス窓)は住宅等建造物の開口部に用い
られ、緊急時における住人の脱出ないしは救助者の救助
活動を可能にする手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防災や防犯の機能を有するガラス
としては、網入りガラスが知られており、主に防火指定
区域において用いられている。網入りガラスは、火災や
地震の際の熱や衝撃によってガラスが割れたような場合
にも、割れたガラス片は金網によって繋がっていて飛散
や落下が防止されるので、防犯面よりも防災面における
機能により優れている。一方、住宅等建造物におけるシ
ステム的な防犯対策としては、戸や窓が故意に開かれた
際にそれを察知する警報システムが知られている。ま
た、一般的な防犯対策としては、面格子がよく知られて
おり、住宅等建造物の一階部分に多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】網入りガラスは防犯面
においても少しは機能するが、万全ではなく、損壊させ
ることは可能であって、ガラス戸やガラス窓のロック個
所の近傍に穴を開け、第三者がその穴から手を差入れて
ロックを解除して侵入することが多々ある。このよう
に、網入りガラスのみでは第三者による故意の損壊に対
抗できないという問題があった。
【0004】従来の警報システムは、戸や窓が開かれた
際には作動するが、第三者がガラス戸やガラス窓を開く
ことなく侵入した場合には作動しないという問題があっ
た。すなわち、ガラス戸やガラス窓の枠部分(框)は閉
まったままの状態で、ガラスの部分が損壊されて取外さ
れて、そこから侵入された場合には機能しないという問
題があった。
【0005】住宅等建造物の玄関口や勝手口のドアーに
は面格子ないしは面格子相当の機能が備わっているのが
通常であり、しかも地震や火災等の際にはその振動や熱
によって玄関口や勝手口のドアーは歪を生じて開閉不能
となり、緊急時に脱出できないことが多々ある。しか
も、住宅等建造物のガラス戸の部分にも面格子が設けら
れる場合には、そのガラス戸の個所からも脱出できな
い。すなわち、玄関口や勝手口のドアーや戸に面格子が
設けられている場合には、住人は何処からも緊急脱出で
きないという問題と、救助に来た人達が救助のために進
入しようとしても、救助の人達までもが上記面格子に阻
まれて住人を救助できないという問題があった。
【0006】この問題は、自動車の運転者が事故の際に
ドアーが開閉不能となって本人が脱出できないのみなら
ず、救助に来た人達もドアーに阻まれて救出活動ができ
ないことによる事故死のケースと同じであって、緊急脱
出用の専用ハンマーを備える運転者が増えているのと同
じであり、住宅等建造物においては住人を不安にする深
刻な問題であった。そこで、住宅等建造物においては少
なくとも、屋内側からロックされている場合であって
も、火災等の緊急時には、救助者はガラス戸ないしはガ
ラス窓を打ち破って救助活動が可能であって、第三者の
故意の侵入には警報を発する構成の防犯機能が望まれて
いる。
【0007】また、ルーバー窓においては上記とは別の
観点から防犯上に大きな問題があった。ルーバー窓のル
ーバーは容易に取外したり、損壊させることがが可能で
あるので特に狙われ易い。そこで、一階部分のルーバー
窓には面格子が併設されているが、面格子を併設した場
合にはルーバー窓の美感が損なわれるという問題があ
り、ルーバー窓のセールスポイントである美観を犠牲に
する面格子の設置には問題があった。
【0008】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
のであり、従来のような面格子は設けることなく、緊急
時には住人や救助者は戸や窓のガラスを打ち破って脱出
や救助活動が可能であって、第三者は侵入できないよう
に戸や窓のガラスが損壊された場合には警報を発して撃
退する機能を備えた各種のガラスやガラス戸やガラス窓
とそれらの簡易な製法を提供し、住人が安心感を持って
生活できるようにすることを目的としている。特に、ル
ーバー窓においては従来の面格子に代えて、ルーバーが
故意に外された場合に警報を発して撃退する手段を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、住宅等建造物の開口部に用いるガラスで
あって、該ガラスの幅方向の面には侵入物の幅よりも小
さい間隔に導電性物質からなる回路網が配設されていて
電気回路を構成しており、該ガラスの損壊時には該導電
性物質からなる回路網が同時に損壊されて該電気回路が
切断状態となる構成であることを特徴とする防犯機能を
有するガラスを提供している。
【0010】上記ガラスの幅方向の面に配設されている
回路網は、該ガラスが損壊された際の衝撃によってその
部分が損壊されるものであり、該ガラスが損壊された旨
の情報を警報装置側でキャッチできる構成としている。
該回路網は、第三者が差入れようとする手やバール等の
侵入物を検知できる程度の間隔に設けるのがよく、10
mmないしは50mm程度の間隔が望ましい。このガラ
スは、紫外線遮蔽膜を有するガラスや従来の網入りガラ
ス等の、他の機能を有するガラスと組合わせて複層ガラ
スを構成する際の素材として用いることもできる。な
お、この明細書における戸には窓やドアーの類を含むも
のとする。戸や窓やドアーを明確に区別して表現するの
は困難な場合があるので、これらの総称であるとする。
【0011】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いる針金入りガラスであって、該針金入りガラスの内
部には、侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性物質から
なる針金が、針金同士を途中で短絡させることなく配設
されていて電気回路を構成しており、該針金入りガラス
の損壊時には導電性物質からなる針金が同時に損壊され
て電気回路が切断状態となる構成であることを特徴とす
る防犯機能を有するガラスを提供している。
【0012】上記針金入りガラスは、従来市販されてい
る針金入りガラスを援用することができる。該ガラスと
しては、針金が50mm間隔に直線状に埋め込まれてい
る市販の針金入りガラスが適しており、この針金は十分
に通電可能であって、該針金は端部をリード線等によっ
て接続することにより電気回路を形成できる。針金がク
ロス状になっているタイプの網入りガラスは、ガラスの
損壊が検出困難なので好ましくない。また、針金入りガ
ラスは、後述する請求項10ないし請求項11に記載の
製法によっても、簡易に製作することができる。
【0013】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いるルーバー窓用のルーバーであり、複数個のルーバ
ーを支持金具に支持して鎧状に連ねて回動させる回動型
ルーバー窓のルーバー、又は複数個のルーバーをフラッ
ト状に連ねて窓枠の溝に固定させた静止型ルーバー窓の
ルーバーとして用いるルーバーであって、該ルーバーの
縁部又は内部には導電性物質からなるフレーム、金属箔
テープ、合成樹脂ないしは針金の類が配設されていて電
気回路を構成しており、該ルーバーの損壊時には導電性
物質からなるフレーム、金属箔テープ、合成樹脂ないし
は針金の類が同時に損壊されて電気回路が切断状態とな
る、又は該ルーバーが取り除かれた際には電気回路が切
断状態となる構成であることを特徴とする防犯機能を有
するガラスを提供している。
【0014】この明細書においては、ルーバーが回動す
ると否に関わらず、ルーバーを用いる窓は総てルーバー
窓と称するものとする。いずれのタイプのルーバー窓に
用いるルーバーも、その縁部に配設するフレームは、ア
ルミないしは銅、ステンレス鋼等の溝形材が好適であ
る。この場合、ガラスはフレームによって周囲が保護さ
れているので、ステンドグラスの構成にすることができ
る。内部に針金が埋め込まれたルーバーガラスとして
は、市販の針金入りルーバーガラスを援用することも可
能である。
【0015】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いる複層ガラスであって、該複層ガラスを構成するガ
ラス層の間には、侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性
物質からなる金属箔テープ、針金ないしは合成樹脂の類
が配設されていて電気回路を構成していてガラス層の周
縁部がシール材によってシールされており、該複層ガラ
スの損壊時には金属箔テープ、針金ないしは合成樹脂の
類が同時に損壊されて電気回路が切断状態となる構成で
あることを特徴とする防犯機能を有するガラスを提供し
ている。
【0016】上記複層ガラスでは、導電性物質からなる
電気回路をガラス層とガラス層の間に配設したことで、
該電気回路は外部に接触して損傷されいことがないし、
上記金属箔テープ、針金ないしは導電性合成樹脂の類か
らなる電気回路は意匠を考慮して配設することにより、
戸や窓の美観が向上する。更には、上記電気回路は3m
m厚のガラスの間に介装して略密着状に重ねて周縁部を
シールした場合には6.8mm厚以内の厚みとなり、単
板ガラス用のグレチャンに適合し、一般に多用されてい
る単板ガラス用のサッシ嵌めることができる。この複層
ガラスは、電気回路による防犯機能と複層ガラス本来の
断熱機能との両機能を有する。また、紫外線遮蔽膜を有
するガラスや従来の網入りガラス等の、他の機能を有す
るガラスと組合わせて用いる場合には、それらの機能が
加わり、多機能を有するようになる。
【0017】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いる合せガラスであって、該合せガラスを構成するガ
ラス層の間には、侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性
物質からなる回路網を備えた中間膜が介装されてなり、
該合せガラスの損壊時には導電性物質からなる回路網が
同時に損壊され電気回路が切断状態となる構成であるこ
とを特徴とする防犯機能を有するガラスを提供してい
る。
【0018】上記合せガラスは、導電性物質からなる回
路網が中間膜に配設されているので、電気回路による防
災機能と合せガラスによる断熱性とが同時に得られる
し、電気回路の配設が容易となる。中間膜には意匠性の
ある模様を予め印刷してもよいし、金属箔テープ、針金
ないしは合成樹脂の類からなる電気回路によって意匠性
のある中間膜を形成してもよい。
【0019】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いるガラス戸であって、該ガラス戸は、請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載の防犯機能を有するガラス
と、該ガラスが備えている上記電気回路に連携して作動
する警報装置とを少なくとも有していることを特徴とす
る防犯機能を有するガラス戸を提供している。
【0020】上記ガラス戸やがらす窓はガラスが損壊さ
れたことに連携して作動する警報装置を備えている。ガ
ラス戸やガラス窓の側における検知手段は、ガラス側の
電気回路が切断されるとリレーが作動する構成であって
もよいし、静電容量を検知するとか、その他の手段であ
ってもよい。
【0021】また、本発明は、請求項6に記載の防犯機
能を有するガラス戸において、上記警報装置は上記ガラ
ス側の電気回路が切断状態となることによってリレーが
作動し、警報装置側の電気回路が接続状態となって作動
する警報装置であることを特徴とする防犯機能を有する
ガラス戸を提供している。リレーの電源としては、電池
を用いてもよいが、100V電源から変圧して用いるの
がよい。
【0022】また、本発明は、複数個のルーバーを支持
金具に支持して鎧状に連ねて回動させる回動型ルーバー
窓又は障子が開閉する構成のガラス戸において、ルーバ
ー窓を構成する個々のルーバー又は該ガラス戸の障子に
は、警報装置の電気回路の途中に介在させて該回路を絶
縁する絶縁片が設けられていて、ルーバー取外されるこ
とによって該絶縁片が除かれて警報装置の回路が接続状
態となって、又は障子が開かれることによって該絶縁片
が除かれて警報装置の回路が接続状態となって、該警報
装置が作動する構成であることを特徴とする防犯機能を
有するガラス戸を提供している。
【0023】警報装置の電気回路は、ルーバー又は障子
に設けた絶縁片によって切断したり接続したりする構成
であり、ルーバー又は障子が所定の個所ある時には該電
気回路が絶縁片によって切断されており、警報装置は作
動しない。しかし、第三者所によってルーバーが取外さ
れたり、障子が故意に開かれたりすると絶縁片も外れて
該電気回路が接続されて警報装置が作動する。この回路
による警報装置はルーバーのような多数個の物品の管理
に特に適している。該警報装置の電流は警報時にのみし
か流れないので、電源には電池を用いることができる。
【0024】また、本発明は、複数個のルーバーを支持
金具に支持して鎧状に連ねて回動させる回動型ルーバー
窓又は障子が開閉する構成のガラス戸において、該各種
のガラス戸には警報装置が備わっており、該警報装置
は、上記のルーバーが1個でも取り除かれることによっ
て、又はガラス戸の障子が故意に開かれることによって
作動する第一警報手段と、該第一警報手段の機能が第三
者によって故意に封じ込まれた際に作動する第二警報手
段とを備えており、該第一警報手段が請求項8に記載の
警報手段であって該第二警報手段が請求項7に記載の警
報手段でることを特徴とする防犯機能を有するガラス戸
を提供している。
【0025】上記第一警報手段は、端子間を結ぶリード
線を切断すると回路が切断されて警報装置は機能しなく
なる。上記第二警報手段は該リード線が切断された際に
機能するものであり、第一警報手段と第二警報手段のリ
ード線を一緒に、好ましくは同軸に配線しておくことに
より、第一警報手段のリード線を切断するのと同時に第
二警報手段が作動して警報を発する。このようにして、
この警報装置は二段階に警報を発する構成であり、信頼
性に優れていて、第三者の故意のアクションに対しても
警報を発することができる。
【0026】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いる複層ガラスの簡易な製法であって、該複層ガラス
を構成するガラス層の間には侵入物の幅よりも小さい間
隔に導電性物質からる金属箔テープ、針金ないしは合成
樹脂の類を配設して電気回路網を形成し、しかるのち両
ガラス層の周縁部にシール材を封着するようにすること
を特徴とする複層ガラスの製法を提供している。
【0027】上記の製法は、電気回路を有する複層ガラ
スの簡易な製法であり、電気回路を構成する物質は厚み
の小さい物体であるから、空気層を設けない場合には、
両ガラス層は略密着状態に重さねることができる。略密
着状態に重さねる場合は、シール材の施工は極めて容易
であり、例えば、建築用シーリング材を用いることがで
きる。空気層は無いに等しいので、複層ガラス本来の断
熱性には劣るが、その反面、6.8mm以内の厚みに納
まるので、単板ガラス用の戸枠(框)に嵌めて用いるこ
とができる。
【0028】また、本発明は、住宅等建造物の開口部に
用いる合せガラスの簡易な製法であって、該合せガラス
を構成するガラス層の間には侵入物の幅よりも小さい間
隔に導電性物質からなる回路網を備えた中間膜を介装
し、しかるのち両ガラス層の周縁部にシール材を封着す
るようにすることを特徴とする複層ガラスの製法を提供
している。
【0029】上記の製法は、電気回路を有する合せガラ
スの簡易な製法であり、中間膜は常温常圧で介装し、ガ
ラス層の周縁部を建築用シーリング材のようなシール材
によってシールするようにする。両ガラス層の周縁部を
シールすることにより、オートクレーブ等によって中間
膜面とガラス面とを面同士で密着させる必要はなくな
る。常温常圧で形成の該合せガラスは、合せガラス本来
のガラス片飛散防止の機能には欠けるが、住宅に必要な
断熱性は有する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明の防犯機能を有
するガラスG1の正面図であり、板ガラス11の幅方向
の面には導電性物質からなる電気回路21が配設されて
いる。電気回路21に用いる素材として金属箔テープを
用いる場合は、片面に糊を有するステンドグラス用の銅
箔テープが適しており、針金や導電性樹脂については導
電性があればいずれのものでもよく、その端末には端子
22が設けられている。板ガラス11の損壊時には電気
回路21も同時に損壊して、電気回路21が切断状態と
なる。防犯機能を有するガラスG1は電気回路21が露
出しているので、この状態で用いるのは好ましくなく、
複層ガラスや合せガラスの素材として用いるのがよい。
なお、図1は電気回路21として針金を用いた形態を示
している。
【0031】図2(A)(B)に示す防犯機能を有する
ガラスG2は針金入りガラス12からなり、(A)はそ
の正面図、(B)は横断面図である。図2に示す針金入
りガラス12は、本実施形態では市販の針金入りガラス
を援用し、これを素材としている。防犯機能を有するガ
ラスG2(針金入りガラス)は、板ガラス11の内部に
針金31からなる電気回路21が、約50mm間隔に埋
め込まれている。針金31の先端はリード線23によっ
て隣の針金31と結ばれており、端末には端子22が設
けられている。針金31からなる電気回路21は板ガラ
ス11の損壊時には同時に損壊して、電気回路21が切
断状態となる。
【0032】図3(A)(B)に示す防犯機能を有する
ガラスG3は、縁部にフレーム32を有するルーバー1
3であって、(A)は正面図であり、(B)は縦断面図
である。ルーバー13からなる防犯機能を有するガラス
G3は、板ガラス11の縁部にフレーム32からなる電
気回路21が設けられており、フレーム32はアルミな
いしは銅、ステンレス鋼等を用いる。図4(A)(B)
に示す防犯機能を有するガラスG4は、針金入りガラス
12からなるルーバー13であって、(A)は正面図で
あり、(B)は横断面図である。針金入りガラス12か
らなる防犯機能を有するガラスG4は、市販の針金入り
ルーバーを援用しており、板ガラス11の内部に針金3
1が埋め込まれている。一方の端部はリード線23によ
って結ばれており、他方の端部には端子22が設けられ
ている。
【0033】図5に示す防犯機能を有するガラスG5は
複層ガラス14からなる。図5は該ガラスG5の縦断面
を示している。該ガラスG5は、一側のガラス層が図1
に示すガラスG1であって電気回路21を備えており、
他側のガラス層が紫外線遮蔽膜(図示せず)を有する板
ガラス16からなり、両ガラス層の間には電気回路21
と空気層34が設けられ、周縁部にはスぺーサ33が介
装されており、電気回路21の端部には端子22が設け
られている。電気回路21は該ガラスG5の損壊時には
共に損壊して、電気回路21が切断状態となる。防犯機
能を有するガラスG5は、複層ガラス本来の断熱機能
と、紫外線の遮蔽機能と、電気回路21による防犯機能
とを有する。なお、他側のガラス層は従来の網入りガラ
スないしは普通の板ガラスを用いてもよい。
【0034】図6に示す防犯機能を有するガラスG6は
合せガラス15からなる。図6は該ガラスG6の縦断面
を示している。該ガラスG6は、一側のガラス層が従来
の網入りガラスであって他側が普通の板ガラスからなる
組合わせでもよいし、両側共に普通の板ガラスであって
もよい。両ガラス層の間には、針金ないしは導電性合成
樹脂から成る電気回路(図示せず)を有する中間膜35
が介装されている。中間膜35は従来のポリビニールブ
チラール等であり、電気回路は印刷されていてもよい。
また、自動車の後方ガラスの発熱回路を援用してもよ
い。
【0035】図7(A)(B)は防犯機能を有するガラ
ス戸M1の構成を示す概要図であって、(A)は平常時
の状態を示し、(B)は異常時の状態を示している。図
7に示す実施形態は、図2に示す針金入りガラスからな
り、防犯機能を有するガラスG2を用いた例に関する。
ガラス戸M1は、防犯機能を有するガラスG2と警報装
置K1とからなる。警報装置K1は、鉄芯44にコイル
42が巻回されており、鉄芯44の一側には鉄片45が
設けられ、復帰バネ43を備えている。鉄片45には可
動接点46が設けられ、常閉接点47に接触できる構成
になっている。可動接点46の他側は電源41に結ば
れ、電源41の他側はブザー49とランプ50とに接続
され、ブザー49は常開接点48に接続し、ランプ50
は常閉接点47に接続している。
【0036】防犯機能を有するガラスG2には、既に述
べたように端子22を有する電気回路21が設けられて
いる。該ガラスG2の端子22の一側は警報装置K1の
電源41の一側とコイル42の一側に接続していて回路
を構成しており、該ガラスG2の電気回路21が損壊し
てない状態では電流が流れて可動接点46が磁力により
鉄芯44側に寄せられ、常閉接点47に接触してランプ
50が点灯し、ブザー49は鳴らない状態となってい
る。
【0037】図7(B)は異常時の状態を示している。
防犯機能を有するガラスG2が第三者により損壊され
て、損壊部60が生ずると、電気回路が断線する。この
断線により、回路に電流は流れなくなり、可動接点46
は復帰バネの作用により常開接点48に接触し、ブザー
49が鳴って警報を発する。なお、それに伴いランプは
消える。このようにしてしブザー49が鳴ることによ
り、第三者は撃退される。
【0038】図8(A)(B)は防犯機能を有するガラ
ス戸M2の構成を示す概要図であって、(A)は平常時
の状態を示し、(B)は異常時の状態を示している。図
8に示す実施形態は、図4に示す針金入りガラスからな
るガラスG4を用いた例に関する。防犯機能を有するガ
ラス戸M2は、該ガラスG4と警報装置K1とからな
る。警報装置K1は図7に示す構成に全く同じであるの
で、ここでの説明は省略する。ガラスG4は、多数個の
ルーバー13が回動自在に装着されていてルーバー窓を
構成している。このルーバー13は、市販の針金入りル
ーバーガラスを援用していて、2本の針金31が埋め込
まれている。針金31はリード線23によって結ばれて
おり、端末には端子22が設けられている。
【0039】図8(A)に示す状態は、図7(A)に示
す状態と同様であり、平常状態であってブザーは鳴らな
い。図8(B)に示す状態は図7(B)に示す状態と同
様であり、ルーバー13の1個が割られて損壊部60が
形成され、電気回路21が断線している。この断線によ
り、回路に電流は流れなくなり、可動接点46は復帰バ
ネ43の作用により常開接点48に接触し、ブザー49
が鳴って警報を発する。このようにしてしブザー49が
鳴ることにより、侵入しようとした第三者は撃退され
る。
【0040】図9は防犯機能を有するガラス戸M3の構
成を示す概要図であって、平常時の状態を示しており、
異常時の状態については図8(B)に示す状態と同じで
あるので省略する。図8に示す実施形態は、図3に示す
防犯機能を有するガラスG3を用いた例に関する。防犯
機能を有するガラス戸M3は、該ガラスG3(フレーム
32を有するルーバーを用いたルーバー窓)と、警報装
置K1とからなる。警報装置K1は図7に示す構成に全
く同じであるので、ここでの説明は省略する。防犯機能
を有するガラスG3は、フレーム32を有する多数個の
ルーバー13が回動自在に装着されていてルーバー窓を
構成している。このガラス戸M3では、各ルーバー13
を結ぶリード線23が電気回路を兼ねる構成であり、リ
ード線23は各ルーバー13を経由して回路が構成され
ている。
【0041】防犯機能を有するガラス戸M3の異常時の
状態については図が省略されているが、仮に、ルーバー
13の内の1個が取外されたり、第三者によりリード線
23が切断(ルーバー13が開状態においてルーバーの
間から容易に切断できる)されたりすると、可動接点4
6は常開接点48に接触してブザー49が鳴り、警報を
発する。このようにしてしブザー49が鳴ることにより
第三者は撃退される。なお、この場合、各ルーバー13
とリード線23はフレーム32の一側に接続し、他側よ
り取出すようにしてフレーム32を経由するのが好まし
い。また、フレーム32と板ガラス11との間に銅箔テ
ープを貼着し、これを電気回路としてもよい。
【0042】図10(A)(B)は防犯機能を有するガ
ラス戸M4の構成を示す概要図であって、(A)は平常
時の状態を示し、(B)は異常時の状態を示している。
図10に示す実施形態は、図3に示す防犯機能を有する
ガラスG3を用いた例に関する。防犯機能を有するガラ
ス戸M4は、該ガラスG3(フレーム32を有するルー
バーを用いたルーバー窓)と、警報装置K2とからな
る。警報装置K2は、電源41とブザー49と接触端子
29とからなる。接触端子29の詳細は、図11(A)
(B)に示すとおりであり、(A)は接触端子29が絶
縁片26から取外された状態を示し、(B)は接触端子
29がルーバー13に装着されて絶縁片26に嵌めた状
態を示している。接触端子29は一対の接触片25が先
端部を接してケース24に内嵌されており、リード線2
3に接続している。一方、ルーバー13のフレーム32
には絶縁片26が設けられている。接触端子29は、接
触片25の間に絶縁片26を挿入することにより、接触
端子29の間を絶縁する構成としている。
【0043】上記ガラス戸M4に用いる該ガラスG3
は、多数個のルーバー13が回動自在に装着されていて
ルーバー窓を構成している。このルーバーには、絶縁片
26が図11に示すように設けられており、絶縁片26
には接触端子29が差込まれ、図10(A)に示す状態
となる。接触端子29が絶縁片26に差込まれると、回
路は切断状態になっており、ブザー49は鳴らない。図
10(B)は、異常状態を示しており、ルーバー13の
1個が損壊される、ないしは取外されて(図では接触端
子29を外した形になっている)、接触端子29の接触
片25が接触した状態となり、回路には電流が流れてブ
ザー49が鳴る。
【0044】図12は防犯機能を有するガラス戸M5の
構成を示す概要図であって、平常時の状態を示してい
る。ガラス戸M5では、図10に示すガラス戸M4の構
成と、図9に示すガラス戸M3の構成とを併用した構成
である。この併用は、警報装置K2のリード線23と、
警報装置K1の防御回路28(明瞭に表わすため点線で
示している)(図10ではリード線23として表わして
いる)とが並行して配線されている。そして、同軸に構
成するのが好ましい。この構成では、第三者が警報装置
K2の機能を封じようとして警報装置K2のリード線2
3を切断し、ブザー49が鳴らないようにしても、警報
装置K2のリード線23が切断されると同時に警報装置
K1の防御回路28も切断される結果となり、警報装置
K1のブザー49が鳴り始める。
【0045】図13は、複層ガラス14の簡易な製法に
関する説明図である。複層ガラス14は、板ガラス1
1、11の間に金属箔テープ、針金、ないしは導電性樹
脂等からなる電気回路21を挟み、略密着状に重ねて、
その周縁部にシール材36を設ける。シール材36は、
建築用シーリング材を用いることができる。
【0046】図14は、合せガラス15の簡易な製法に
関する説明図である。合せガラス15も複層ガラス14
の製法と略同様であり、金属箔テープ、針金、ないしは
導電性樹脂等からなる電気回路21を備えた中間膜35
を板ガラス11、11の間に常温常圧において挟み込
み、その周縁部にシール材36を設ける。シール材36
は、建築用シーリング材を用いることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明のガラスによれば、ガラスには電
気回路が設けられており、その電気回路はガラスの損壊
時に共に損壊される構成であり、損壊された旨の情報は
警報装置側においてキャッチできるので、従来の面格子
を不要にすることができる。面格子を設けない戸や窓で
は、戸や窓が火災や地震等の際に開閉不能となった場合
であっても、更には国内側からロックされている場合で
あっても、火災や地震等の緊急時には、住人は脱出可能
であり、救助者は救助活動が可能であって住人が安心し
て生活できるようになる。
【0048】本発明のガラス戸やガラス窓によれば、ガ
ラス戸やガラス窓のガラスが損壊されたり、取外された
際には警報が発せられる構成であり、従来の面格子は不
要にすることができる。面格子を設けない戸や窓では、
戸や窓が火災や地震等の際に開閉不能となった場合であ
っても、更には国内側からロックされている場合であっ
ても、火災や地震等の緊急時には、住人は脱出可能であ
り、救助者は救助活動が可能であって住人が安心して生
活できるようになる。
【0049】本発明のルーバー窓においては、上記の効
果に加えて、面格子を用いないことによる美感の向上が
図れる
【0050】本発明の複層ガラスや合せガラスの製法は
簡易な製法であり、この製法によれば、これらのガラス
を極めて低コストに製作することが可能であり、一般住
宅にも負担なく提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガラスG1の平面図で
ある。
【図2】(A)は本発明の実施形態に係るガラスG2の
平面図であり、(B)はその横断面図である。
【図3】(A)は本発明の実施形態に係るガラスG3の
平面図であり、(B)はその縦断面図である。
【図4】(A)は本発明の実施形態に係るガラスG4の
平面図であり、(B)はその縦断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るガラスG5の縦断面図
である。
【図6】本発明の実施形態に係るガラスG6の縦断面図
である。
【図7】本発明のカラス戸M1の構成を示す概要図であ
り、(A)は平常時の状態を示し、(B)は異常時の状
態を示す。
【図8】本発明のカラス戸M2の構成を示す概要図であ
り、(A)は平常時の状態を示し、(B)は異常時の状
態を示す。
【図9】本発明のカラス戸M3の構成を示す概要図であ
り、平常時の状態を示す。
【図10】本発明のカラス戸M4の構成を示す概要図で
あり、(A)は平常時の状態を示し、(B)は異常時の
状態を示す。
【図11】本発明の接触端子29の構成を示す概略図で
あり、(A)は装着前の状態を示し、(B)は装着後の
状態を示す。
【図12】本発明のカラス戸M5の構成を示す概要図で
あり、平常時の状態を示す。
【図13】本発明の複層ガラスの簡易な製法を説明する
概略図である。
【図14】本発明の合せガラスの簡易な製法を説明する
概略図である。
【符号の説明】
G1、G2、G3、G4、G5、G6 防犯機能を有す
るガラス M1、M2、M3、M4、M5 防犯機能を有するガラ
ス戸 K1、K2 警報装置 11 板ガラス 12 針金入りガラス 13 ルーバー 14 複層ガラス 15 合せガラス 21 電気回路 22 端子 23 リード線 25 接触片 26 絶縁片 28 防御回路 29 接触端子 31 針金 32 フレーム 33 スペーサ 35 中間膜 36 シール 41 電源 42 コイル 43 復帰バネ 46 可動接点 49 ブザー 60 損壊部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅等建造物の開口部に用いるガラスで
    あって、該ガラスの幅方向の面には侵入物の幅よりも小
    さい間隔に導電性物質からなる回路網が配設されていて
    電気回路を構成しており、該ガラスの損壊時には該導電
    性物質からなる回路網が同時に損壊されて該電気回路が
    切断状態となる構成であることを特徴とする防犯機能を
    有するガラス。
  2. 【請求項2】 住宅等建造物の開口部に用いる針金入
    りガラスであって、該針金入りガラスの内部には、侵入
    物の幅よりも小さい間隔に導電性物質からなる針金が、
    針金同士を途中で短絡させることなく配設されていて電
    気回路を構成しており、該針金入りガラスの損壊時には
    導電性物質からなる針金が同時に損壊されて電気回路が
    切断状態となる構成であることを特徴とする防犯機能を
    有するガラス。
  3. 【請求項3】 住宅等建造物の開口部に用いるルーバー
    窓用のルーバーであり、複数個のルーバーを支持金具に
    支持して鎧状に連ねて回動させる回動型ルーバー窓のル
    ーバー、又は複数個のルーバーをフラット状に連ねて窓
    枠の溝に固定させた静止型ルーバー窓のルーバーとして
    用いるルーバーであって、該ルーバーの縁部又は内部に
    は導電性物質からなるフレーム、金属箔テープ、合成樹
    脂ないしは針金の類が配設されていて電気回路を構成し
    ており、該ルーバーの損壊時には導電性物質からなるフ
    レーム、金属箔テープ、合成樹脂ないしは針金の類が同
    時に損壊されて電気回路が切断状態となる、又は該ルー
    バーが取り除かれた際には電気回路が切断状態となる構
    成であることを特徴とする防犯機能を有するガラス。
  4. 【請求項4】 住宅等建造物の開口部に用いる複層ガラ
    スであって、該複層ガラスを構成するガラス層の間に
    は、侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性物質からなる
    金属箔テープ、針金ないしは合成樹脂の類が配設されて
    いて電気回路を構成していてガラス層の周縁部がシール
    材によってシールされており、該複層ガラスの損壊時に
    は金属箔テープ、針金ないしは合成樹脂の類が同時に損
    壊されて電気回路が切断状態となる構成であることを特
    徴とする防犯機能を有するガラス。
  5. 【請求項5】 住宅等建造物の開口部に用いる合せガラ
    スであって、該合せガラスを構成するガラス層の間に
    は、侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性物質からなる
    回路網を備えた中間膜が介装されてなり、該合せガラス
    の損壊時には導電性物質からなる回路網が同時に損壊さ
    れ電気回路が切断状態となる構成であることを特徴とす
    る防犯機能を有するガラス。
  6. 【請求項6】 住宅等建造物の開口部に用いるガラス戸
    であって、該ガラス戸は、請求項1ないし請求項5のい
    ずれかに記載の防犯機能を有するガラスと、該ガラスが
    備えている上記電気回路に連携して作動する警報装置と
    を少なくとも有していることを特徴とする防犯機能を有
    するガラス戸。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の防犯機能を有するガラ
    ス戸において、上記警報装置は上記ガラス側の電気回路
    が切断状態となることによってリレーが作動し、警報装
    置側の電気回路が接続状態となって作動する警報装置で
    あることを特徴とする防犯機能を有するガラス戸。
  8. 【請求項8】 複数個のルーバーを支持金具に支持して
    鎧状に連ねて回動させる回動型ルーバー窓又は障子が開
    閉する構成のガラス戸において、ルーバー窓を構成する
    個々のルーバー又は該ガラス戸の障子には、警報装置の
    電気回路の途中に介在させて該回路を絶縁する絶縁片が
    設けられていて、ルーバー取外されることによって該絶
    縁片が除かれて警報装置の回路が接続状態となって、又
    は障子が開かれることによって該絶縁片が除かれて警報
    装置の回路が接続状態となって、該警報装置が作動する
    構成であることを特徴とする防犯機能を有するガラス
    戸。
  9. 【請求項9】 複数個のルーバーを支持金具に支持して
    鎧状に連ねて回動させる回動型ルーバー窓又は障子が開
    閉する構成のガラス戸において、該各種のガラス戸には
    警報装置が備わっており、該警報装置は、上記のルーバ
    ーが1個でも取り除かれることによって、又はガラス戸
    の障子が故意に開かれることによって作動する第一警報
    手段と、該第一警報手段の機能が第三者によって故意に
    封じ込まれた際に作動する第二警報手段とを備えてお
    り、該第一警報手段が請求項8に記載の警報手段であっ
    て該第二警報手段が請求項7に記載の警報手段でること
    を特徴とする防犯機能を有するガラス戸。
  10. 【請求項10】 住宅等建造物の開口部に用いる複層ガ
    ラスの簡易な製法であって、該複層ガラスを構成するガ
    ラス層の間には侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性物
    質からる金属箔テープ、針金ないしは合成樹脂の類を配
    設して電気回路網を形成し、しかるのち両ガラス層の周
    縁部にシール材を封着するようにすることを特徴とする
    複層ガラスの製法。
  11. 【請求項11】 住宅等建造物の開口部に用いる合せ
    ガラスの簡易な製法であって、該合せガラスを構成する
    ガラス層の間には侵入物の幅よりも小さい間隔に導電性
    物質からなる回路網を備えた中間膜を介装し、しかるの
    ち両ガラス層の周縁部にシール材を封着するようにする
    ことを特徴とする複層ガラスの製法。
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