JP3495367B1 - 電流通路付き開閉建具及びそれを用いた家屋用警報装置及び開閉建具のロック装置 - Google Patents

電流通路付き開閉建具及びそれを用いた家屋用警報装置及び開閉建具のロック装置

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JP3495367B1
JP3495367B1 JP2003148365A JP2003148365A JP3495367B1 JP 3495367 B1 JP3495367 B1 JP 3495367B1 JP 2003148365 A JP2003148365 A JP 2003148365A JP 2003148365 A JP2003148365 A JP 2003148365A JP 3495367 B1 JP3495367 B1 JP 3495367B1
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Abstract

【要約】 【課題】 外部から視認され難い電流通路を有し、可動
体のロック状態を比較的解除し難く、かつロック状態が
解除された段階で警報を発する。 【解決手段】 開閉建具は、固定枠12と可動体13,
14とロック装置16とを備える。可動体に設けられた
第1及び第2接触端子22,23と、ロック装置が施錠
状態で第1及び第2接触端子を導通させ解錠状態でその
導通を遮断するスイッチ手段と、開放状態で第1接触端
子22と離間し閉止状態で第1接触端子22と接触して
導通する第1被接触端子28と、開放状態で第2接触端
子23と離間し閉止状態で第2接触端子23と接触して
導通する第2被接触端子29と、可動体に取付けられた
電磁石27と、解錠状態で電磁石の鉄芯27bから離間
し施錠状態で鉄芯に接触する磁性部材21とを備え、電
磁石27が作動すると磁性部材が鉄芯に密着するように
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の開口部に設
けられた固定枠とその固定枠に設けられ開口部を開放可
能に閉止する可動体と開口部を閉止した可動体の移動を
禁止可能に構成されたロック装置とを有する家屋用の開
閉建具に関する。更に詳しくは、開口部が開放されたと
き又はロック装置が解除されたときに遮断される電流通
路を有する開閉建具及びそれを用いた家屋用警報装置
び開閉建具のロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家屋には、採光又は換気等のため
に開口部が形成され、その開口部には必要時以外は閉じ
ておくための開閉建具が設けられる。一般的な開閉建具
は、開口部に設けられた固定枠と、この固定枠に設けら
れた可動体とを有する。固定枠は開口部の互いに対向す
る縁に沿って取付けられる一対の縦枠と一対の横枠とを
有し、可動体としては採光のためのガラス板の周囲の四
辺に枠部材が嵌着されたいわゆるガラス窓が広く知られ
ている。このような開閉建具では、固定枠に設けられた
可動体を横枠に沿って移動可能に構成され、単一の可動
体を固定枠に設けてその単一の可動体により開口部を開
閉する片開き扉又は窓や、一対の可動体を固定枠に設け
その一対の可動体を互いに引き違うように移動させて重
ね合わせることにより開口部を開放させる引き違い扉又
は窓が特に知られている。また、このような開閉建具に
は防犯的な観点から、可動体が開口部を閉止した状態で
その可動体の移動を禁止するロック装置が設けられる。
【0003】しかし、ロック装置が設けられていても、
可動体がガラス板を有する場合、ガラス板に小孔が開け
られてしまうと、その小孔から手を侵入させて施錠され
ているロック装置を操作すれば容易にそのロック装置を
解錠することができ、その後可動体を移動して開口部を
開放させ、その解放された開口部から不審者に侵入され
る不具合がある。この点を解消するために、開閉建具の
開放を開放検出手段で検出し、その検出手段の検出出力
に基づいて警報を発する警報システムが提案されている
(例えば、特許文献1参照。)。この警報システムに用
いられる開放検出手段はマグネットセンサスイッチであ
り、可動体の上辺部にマグネットセンサを設け、そのマ
グネットセンサに対向して固定枠にリードスイッチを取
付けている。そして、開口部を開放するように可動体が
移動するとマグネットセンサがリードスイッチに対して
移動することによりそのリードスイッチが作動し、警報
を発して不審者に侵入を断念させるようになっている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−175570号
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の警
報システムでは、マグネットセンサ及びリードスイッチ
が室内側に露出し、室内の美観を悪化させる不具合があ
る。また、マグネットセンサ及びリードスイッチが露出
することによって不審者に気付かれ、一対の可動体を有
するいわゆる引き違い窓にあってはこれらが取付けられ
ていない側の可動体を開放して不審者が侵入することも
予想される。一方、この従来の警報システムでは、ロッ
ク装置が解錠されて可動体が移動されることを前提とす
るけれども、ロック装置を解錠するまでの時間が比較的
長ければ、不審者が侵入盗犯を断念する確率が高くなる
ものとも考えられ、ロック装置が解錠された段階で早期
に警報が発せられればより効果的である。本発明の目的
、比較的解錠し難い開閉建具のロック装置及び電流通
路付き開閉建具及びそのロック装置が解錠された段階で
警報を発することが可能な警報装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1及び図7に示すように、家屋の開口部11に設けら
れた固定枠12と、固定枠12に移動可能に設けられ開
口部11を開放可能に閉止する1又は2以上の可動体1
3,14と、開口部11を閉止した可動体13,14の
移動を施錠状態で禁止し解錠状態で許容するロック装置
16と、可動体13,14の固定枠12に臨む端部に設
けられた第1及び第2接触端子22,23と、ロック装
置16が施錠状態で第1及び第2接触端子22,23を
導通させロック装置16が解錠状態で第1及び第2接触
端子22,23の導通を遮断するスイッチ手段と、固定
枠12に設けられ可動体13,14が開口部11を開放
状態で第1接触端子22と離間し可動体13,14が開
口部11を閉止状態で第1接触端子22と接触して導通
する第1被接触端子28と、固定枠12に設けられ可動
体13,14が開口部11を開放状態で第2接触端子2
3と離間し可動体13,14が開口部11を閉止状態で
第2接触端子23と接触して導通する第2被接触端子2
9とを備え、ロック装置16を施錠して開口部11を閉
止した可動体13,14の移動を禁止するとき電気的に
導通する第1被接触端子28と第1接触端子22と第2
接触端子23と第2被接触端子29とにより電流通路が
形成されるように構成された電流通路付き開閉建具の改
良である。その特徴ある構成は、鉄芯27bとその鉄芯
27bに巻回された導線27aとを有し可動体13に取
付けられた電磁石27と、ロック装置16の施解錠動作
に連動して移動可能に設けられロック装置16が解錠状
態で鉄芯27bから離間しロック装置16が施錠状態で
鉄芯27bに接触する磁性部材21とを備え、導線27
aが電流通路を構成してその電流通路に電流を流すと電
磁石27が作動して鉄芯27bに接触した磁性部材21
が鉄芯27bに密着するように構成されたところにあ
る。
【0007】この請求項1に記載された開閉建具では、
可動体13,14が開口部11aを閉止すると第1及び
第2接触端子22,23は第1及び第2被接触端子2
8,29にそれぞれ接触して導通する。そして、ロック
装置16を施錠するとスイッチ手段により第1及び第2
接触端子22,23が導通する。従って、ロック装置1
6を施錠して開口部11aを閉止する可動体13,14
の移動を禁止すると、第1被接触端子28と第1接触端
子22と第2接触端子23と第2被接触端子29とが電
気的に導通され、これらにより電流通路が形成される。
この電流通路は外部から視認し難く、この電流通路を利
用することにより、従来のように開閉建具に新たなスイ
ッチ等を後に取付けることなく警報手段等を設けること
が可能になる。この結果、本発明の電流通路付き開閉建
具を用いることにより、室内の美観を悪化させることな
く警報装置等を取付けることが可能になる。また、導通
状態にある電流通路に電流を流すと電磁石27が作動
し、磁性部材21がその電磁石27に密着する。従っ
て、電磁石27が作動しているときにはその電磁石27
に磁性部材21が引きつけられ、電磁石27が引きつけ
る力に抗して導電部材21を移動さ せてロック装置16
を解錠することを困難にすることができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、スイッチ手段が、可動体13に設けられた
接触子26と、可動体13に移動可能に設けられロック
装置16が解錠状態で接触子26と離間しロック装置1
6が施錠状態で接触子26と接触して導通する導電部材
21とを有し、導電部材21が第1接触端子22に電気
的に接続され、接触子26が第2接触端子23に導線2
7aを介して電気的に接続された電流通路付き開閉建具
である。この請求項2に記載された開閉建具では、ロッ
ク装置16を施錠すると導電部材21が接触子26と接
触して導通する。従って、ロック装置16を施錠して開
口部11aを閉止する可動体13,14の移動を禁止す
ると、第1被接触端子28と第1接触端子22と導電部
材21と接触子26と第2接触端子23と第2被接触端
子29とが電気的に導通され、これらにより電流通路が
形成される。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、導電部材21が磁性金属から作られ導電部
材21が磁性部材を兼ねる電流通路付き開閉建具であ
る。この請求項3に記載された開閉建具では、導電部材
21が磁性部材を兼ねることにより部品点数を減少さ
せ、その製造単価が押し上げられることを回避すること
ができる。
【0010】請求項4に係る発明は、図11に示すよう
に、請求項1ないし3いずれか1項に記載の開閉建具1
0と、開閉建具10の電流通路に電流を流す通電手段4
1と、電流通路が遮断されたときに警報を発するように
構成された警報手段42とを備えた家屋用警報装置であ
る。この請求項4に記載された家屋用警報装置では、開
閉建具10の電流通路に電流を流した状態でロック装置
16を解錠するとその電流通路が遮断される。この結
果、ロック装置16を解錠した段階で早期に警報を発す
ることが可能になる。一方、そのロック装置16を解錠
することなく破壊等して可動体13を無理矢理に移動さ
せても、可動体13が移動した段階で電流通路は遮断さ
れる。この結果、ロック装置16を解錠することなく可
動体13を移動しても警報手段42は警報を発して侵入
者を威嚇する。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明であって、電流通路が通電復帰した後も警報手段42
より発せられた警報を維持する自己保持回路44が警報
手段42に設けられた家屋用警報装置である。この請求
項5に記載された家屋用警報装置では、不審者が警報に
気づいてその警報を停止させようとしてロック装置16
を施錠したり可動体13により開口部11を再び閉止し
たとしても、警報手段42における警報が維持されるの
で、不審者に侵入盗犯を有効に断念させることができ
る。
【0012】請求項6に係る発明は、図10に示すよう
に、開閉建具の可動体13,14に取付けられたハウジ
ング18aと、ハウジング18aに枢支されたフック1
8cと、ハウジング18aに移動可能に設けられかつフ
ック18cに係合するカム部材18bとを備え、カム部
材18bの移動に連動して回転するフック18cにより
施錠又は解錠が行われるロック装置の改良である。その
特徴ある構成は、鉄芯27bと鉄芯27bに巻回された
導線27aとを有しハウジング18aに取付けられた電
磁石27と、カム部材18bの移動に連動して移動可能
にハウジング18aに設けられ解錠状態で鉄芯27bか
ら離間し施錠状態で鉄芯27bに接触する磁性部材21
と、開閉建具の固定枠12に臨むようにハウジング18
aに設けられた第1及び第2接触端子22,23と、第
2接触端子23に導線27aを介して電気的に接続され
てハウジング18aに設けられた接触子26と、第1接
触端子22に電気的に接続されカム部材18bの移動に
連動して移動可能にハウジング18aに設けられ解錠状
態で接触子26と離間し施錠状態で接触子26と接触し
て導通する導電部材21とを備え、施 錠すると電気的に
導通する第1接触端子22と導電部材21と接触子26
と第2接触端子23とにより電流通路が形成され、電流
通路に電流を流すと電磁石27が作動して鉄芯27bに
接触した磁性部材21が鉄芯27bに密着するように構
成されたところにある。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項6に係る発
明であって、導電部材21が磁性金属から作られ導電部
材21が磁性部材を兼ねる開閉建具のロック装置であ
る。請求項6に記載された開閉建具のロック装置では、
電磁石27が作動しているときにはその電磁石27に磁
性部材21が引きつけられて密着し、電磁石27が引き
つける力に抗して導電部材21を移動させてロック装置
16を解錠することを困難にすることができる。そして
請求項7に記載されたロック装置では、導電部材21が
磁性部材を兼ねることにより部品点数を減少させ、その
製造単価が押し上げられることを回避することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の第1の実施の形態を
図面に基づいて説明する。図6及び図7に示すように、
本発明の開閉建具10は家屋の開口部11に取付けられ
るものであり、図における開閉建具10はいわゆる引き
違い窓を示す。この開閉建具10は家屋の開口部11に
設けられた方形状の固定枠12と、この固定枠12によ
り囲まれる空間を塞ぐように設けられた2枚の可動体1
3,14とを有する。固定枠12は開口部11の互いに
対向する縁に沿って取付けられる一対の縦枠12aと一
対の横枠12bとを有し、縦枠12a及び横枠12bは
それぞれアルミニウム合金を押し出し成形することによ
り作られる。2枚の可動体13,14はガラス板13
a,14aとそのガラス板13a,14aの周囲の四辺
に嵌着された枠部材13b,14bとをそれぞれ有す
る。この枠部材13b,14bはアルミニウム合金を押
し出し成形することにより中空に作られる(図3)。こ
の開閉建具10では、固定枠12に囲まれる空間を塞ぐ
ように設けられた可動体13,14を横枠12bに沿っ
て左右に移動可能に構成され、図7の実線矢印で示すよ
うに一方の可動体13を移動させて他方の可動体14に
重ね合わせることにより開口部11を開放させ、図7の
破線矢印で示すように一方の可動体13を移動させて図
6に示すように他方の可動体14と並べることにより開
口部11を閉止するように構成される。
【0015】図1〜図3に示すように、この開閉建具1
0はロック装置16を有する。このロック装置16は施
錠状態で開口部11を閉止した可動体13,14の移動
を禁止するものであり、開口部11を塞ぐように並んだ
2枚の可動体13,14の両者が重なり合う一方の可動
体13の枠部材13bに取付けられる。この実施の形態
におけるロック装置16は、操作部17とロック装置本
体18とを有し、一方の可動体13の枠部材13bには
その内部に室外側からロック装置本体18が取付けられ
その外表面に室内側から操作部17が取付けられる。操
作部17とロック装置本体18により挟まれる枠部材1
3bには操作孔13cが形成される。操作部17は飾り
板17aを有し、その飾り板17aには縦長孔17bが
形成される。この飾り板17aは枠部材13bにねじ止
めされ、この飾り板17aには上下動可能に操作盤17
cが取付けられる。操作盤17cは飾り板17aにおけ
る縦長孔17bを塞ぐように構成され、操作盤17cに
は縦長孔17bに挿通可能に構成された操作用突起17
dと操作孔13cを貫通してロック装置本体18に向か
う係止脚17eが形成される。
【0016】ロック装置本体18は、枠部材13bにね
じ止め固定されたハウジング18aと、そのハウジング
18a内部に上下に摺動可能に設けられたカム部材18
bと、そのカム部材18bに係合しかつ基端がハウジン
グ18aに枢支されたフック18cとを備える。カム部
材18bには操作孔13cを貫通した係止脚17eが係
合し、このカム部材18bと操作盤17cとは係止脚1
7eにより連結される。このロック装置16では、操作
盤17cを上下に移動させるとそれとともにカム部材1
8bがハウジング18aの内部で上下に移動し、それと
ともにフック18cが回転するように構成される。ま
た、操作盤17cには操作用突起17dが上位置で縦長
孔17bから出現する部分に凹部17fが形成される。
その凹部17fは操作用突起17dが縦長孔17bの上
位置で縦長孔17bとともに取っ手用の凹溝を形成する
ように構成される(図1)。
【0017】他方の可動体14の枠部材14bにはその
ロック装置本体18に臨むように被係止板19が取付け
られ、この被係止板19には被係止孔19aが形成され
る。フック18cは先端が被係止孔19aに進入して係
止可能に構成され、この実施の形態では、操作盤17c
が下位置でフック18cが回転してその先端が被係止孔
19aに係止し、操作盤17cが上位置で被係止孔19
aへのフック18cの係止が解除されるように構成され
る。そして、フック18cが被係止孔19aに係止した
状態でロック装置16が施錠状態となり、開口部11を
塞ぐように並んだ一対の可動体13,14の移動が禁止
され、フック18cによる被係止孔19aへの係止が解
除された状態でロック装置16が解錠状態となり、一対
の可動体13,14の移動が許容されるように構成され
る。
【0018】図6及び図7に示すように、ロック装置1
6が取付けられた可動体13の固定枠12に臨む端部に
は第1及び第2接触端子22,23が設けられる。この
実施の形態では、可動体13,14が開口部11を閉止
した状態で固定枠12の縦枠12aに当接する側端部の
上部に第1接触端子22が設けられ、その側端部の中間
に第2接触端子23が設けられる。この第1及び第2接
触端子22,23は同一構造であるので、第1接触端子
22を図4及び図5に基づいて説明する。この接触端子
22は断面円形の金属棒であり、絶縁体からなるブラケ
ット22aに摺動可能に取付けられる。ブラケット22
aは接触端子22の先端が縦枠12aに臨むように枠部
材13bの内部に取付けられる。接触端子22には、こ
の接触端子22の先端を縦枠12aに突出させるように
付勢するコイルスプリング22bが嵌入される。なお、
第1接触端子22の基端にはリード線24の一端が接続
される。
【0019】図1〜図3に戻って、可動体13にはスイ
ッチ手段が設けられる。この実施の形態におけるスイッ
チ手段は接触子26と導電部材21とを有する。接触子
26は可動体13の枠部材13bの内部にロック装置本
体18を介して設けられる。この実施の形態における接
触子26は湾曲する金属板であり、絶縁材26aを介し
てロック装置本体18のハウジング18aに取付けられ
る。一方、導電部材21は可動体13に移動可能に設け
られる。この実施の形態における導電部材21はロック
装置本体18のカム部材18bに設けられ、枠部材13
bの内部で操作盤17cの上下動に連動して上下に移動
するように構成される。そして導電部材21は、ロック
装置16が解錠状態でカム部材18bとともに上側に位
置し、図1に示すようにその導電部材21と離間して非
導通状態になるように構成される。逆に導電部材21
は、ロック装置16が施錠状態でカム部材18bととも
に下側に位置し、図2に示すように導電部材21と接触
して導通するように構成される。
【0020】第1接触端子22の基端に一端が接続され
たリード線24は枠部材13bの内部に配索され(図6
及び図7)、その他端が導電部材21に接続される(図
3)。従って、第1接触端子22はこのリード線24を
介して導電部材21に電気的に常時接続される。一方、
接触子26には電磁石27における導線27aの一端が
接続される。その導線27aは枠部材13bの内部に配
索され(図6及び図7)、その他端は第2接触端子23
に接続される。従って、第2接触端子23はこの導線2
7aを介して接触子26に電気的に常時接続される。
【0021】電磁石27は鉄心27bの周囲に上述した
導線27aを巻回することにより作られ、可動体13に
は導電部材21とともに上下動する磁性部材が設けられ
る。この実施の形態における導電部材21は磁性金属か
ら作られ、この導電部材21が磁性部材を兼ねるように
構成される。一方、電磁石27自体は、ロック装置16
が施錠状態で磁性部材である導電部材21にその鉄心2
7bが当接し、ロック装置16が解錠状態で磁性部材で
ある導電部材21とその鉄心27bが離間するようにロ
ック装置16のハウジング18aに取付けられる。
【0022】図6及び図7に示すように、可動体13,
14が開口部11を開放すると第1及び第2接触端子2
2,23と離間し、可動体13,14が開口部11を閉
止すると第1及び第2接触端子22,23と接触して導
通する第1及び第2被接触端子28,29が固定枠12
の縦枠12aに設けられる。この第1及び第2被接触端
子28,29は同一構造であり、第1被接触端子28を
代表して説明すると、図4及び図5に示すように、この
被接触端子28は円盤状の頭部28aとその頭部28a
中央に立設されたねじ部28bとを有する。縦枠12a
には被接触端子28を取付けるための取付孔12cが形
成され、この縦枠12aを取付ける開口部11には取付
孔12cと同軸に貫通孔11bが形成される。この取付
孔12c及び貫通孔11bには被接触端子28のねじ部
28bが挿通され、頭部28aと縦枠12aとの間には
絶縁体31が介装される。貫通孔11bを貫通したねじ
部28bにはリング状の接続端子32が嵌入されて雌ね
じ33が螺合される。なお、第1及び第2接触端子2
2,23にはそれらの先端を縦枠12aに突出させるよ
うに付勢するコイルスプリング22bが嵌入されるの
で、固定枠12又は可動体13が多少ゆがんでも、可動
体13,14が開口部11を閉止すると第1及び第2接
触端子22,23が第1及び第2被接触端子28,29
に確実に接触して導通するように構成される。
【0023】このように構成された開閉建具10では、
可動体13,14が開口部11aを閉止すると第1及び
第2接触端子22,23は第1及び第2被接触端子2
8,29にそれぞれ接触して導通する。そして、開口部
11aを閉止した可動体13,14の移動を禁止すべ
く、ロック装置16における操作盤17cを下方に移動
して施錠すると、カム部材18bとともに導電部材21
が下側に移動して接触子26と接触して導通する。従っ
て、ロック装置16を施錠して開口部11aを閉止した
可動体13,14の移動を禁止すると、第1被接触端子
28と第1接触端子22と導電部材21と接触子26と
第2接触端子23と第2被接触端子29とが電気的に導
通され、これらにより電流通路が形成される。これらは
可動体13の枠部材13bの内部に設けられているた
め、この電流通路は外部から視認し難く、この電流通路
を利用することにより、従来のように開閉建具に新たな
スイッチ等を後に取付けることなく警報手段等を設ける
ことができ、この電流通路付き開閉建具を用いることに
より、室内の美観を悪化させることなく警報装置等を取
付けることが可能になる。
【0024】また、この電流通路に電流を流すと接触子
26と第2接触端子23の間に設けられた電磁石27が
作動し、磁性部材である導電部材21がその電磁石27
に引きつけられる。従って、電磁石27が作動している
ときには、電磁石27が磁性部材である導電部材21を
引きつける力に抗してその導電部材21を移動させるこ
とが困難になり、ロック装置16の解錠を不審者に断念
させることができる。
【0025】一方、この状態から、電磁石27が磁性部
材である導電部材21を引きつける力に抗してロック装
置16における操作盤17cを上方に移動させると、ロ
ック装置16は解錠されるけれども、ロック装置16の
カム部材18bとともに導電部材21が上側に移動して
導電部材21が接触子26から離間し、電流通路は遮断
される。また、ロック装置16を解錠することなく、そ
のロック装置16を破壊等して可動体13,14を無理
矢理に移動させると、第1及び第2接触端子22,23
は第1及び第2被接触端子28,29から離間し電流通
路は遮断される。よって、この電流通路を利用し、この
電流通路が遮断されたときに警報を発するような警報手
段等を設けることにより、ロック装置16が解錠された
段階で早期に警報を発するような警報装置を得ることが
可能になる。そして、この警報装置はロック装置16を
解錠することなく可動体13,14を無理矢理移動させ
た場合にも警報を発するようなものとすることができ
る。
【0026】なお、上述した実施の形態では、固定枠1
2に2枚の可動体13,14を設たいわゆる引き違い窓
を用いて説明したが、図8に示すように、開閉建具10
は固定枠12に単一の可動体13を設たいわゆる片開き
タイプであっても良く、固定枠12に3枚以上の可動体
を設けたものであっても良い。但し、3枚以上の可動体
を設ける場合、それらの移動を禁止するようにロック装
置16を複数設ける必要がある。例えば、図9に示すよ
うに、固定枠12に4枚の可動体13,14,14,1
3を設けた場合にはロック装置16を2つ用いて4枚の
可動体13,14,14,13の移動をそれぞれのロッ
ク装置16により禁止する必要がある。この場合には、
2つのロック装置16を経由する2つの電流通路を設け
て警報手段等に接続することにより同様な効果を得るこ
とができる。
【0027】また、上述した実施の形態では、他方の可
動体14の枠部材14bに被係止板19を取付け、ロッ
ク装置16が施錠状態で一方の可動体13に取付けられ
たロック装置16のフック18cを他方の可動体に設け
られた被係止板19に係止させることにより可動体1
3,14の移動を禁止するように構成したが、図10に
示すように、固定枠12の縦枠12aに被係止板19を
取付け、ロック装置16が施錠状態で可動体13に取付
けられたロック装置16のフック18cをその固定枠1
2に設けられた被係止板19に係止させることにより可
動体13の移動を禁止するように構成しても良い。これ
は図8に示すような片開き窓等に特に有効である。この
場合にはロック装置16が直接固定枠12に対向するこ
とになるので、第1及び第2接触端子23,24をロッ
ク装置16に取付けることが可能になり、このようにす
れば、リード線24及び導線27aを枠部材13bの内
部に配索する手間は著しく軽減され、このロック装置1
6を可動体13に取付けるだけの比較的簡単な作業で容
易に本発明の電流通路付き開閉建具を得ることが可能に
なる。
【0028】また、上述した実施の形態では、固定枠1
2の縦枠12aに当接する可動体13の側端部における
上部に第1接触端子22を設け、その側端部の中間に第
2接触端子23を設けた例を示したが、第1及び第2接
触端子22,23は固定枠12の上側の横枠12bに臨
む可動体13の上端部に設けても良い。但し、下側の横
枠12bに臨む可動体13の下端部に設けることは好ま
しくない。下側に接触端子22,23を設けると、被接
触端子28,29を下側の横枠12bに設けることにな
り、下枠12bには雨水や結露のたまりが生じ、横枠1
2bにたまった水により漏電が生じて誤作動するおそれ
があるからである。従って、固定枠12の縦枠12aに
当接する可動体13の側端部に第1及び第2接触端子2
2,23を設ける場合であっても、横枠12b近傍に設
けることは避けることが好ましい。
【0029】更に、上述した実施の形態では、操作盤1
7cを上下に移動させることにより施錠又は解錠するロ
ック装置16を用いて説明したが、施錠状態で開口部1
1を閉止した可動体13,14の移動を禁止し解錠状態
で可動体13,14の移動を許容するものであれば、そ
の他の形式のロック装置、例えばクレセント錠であって
も良い。また、導電部材21として電流通路に電流を流
したときに発光するランプを用い、そのランプが室内か
ら視認可能に可動体13,14に取付けても良い。
【0030】次に上述した開閉建具を用いた具体的な家
屋用警報装置について説明する。図11に示すように、
この家屋用警報装置40は前述した開閉建具10と、こ
の開閉建具10の電流通路に電流を流す通電手段41
と、その電流通路が遮断されたときに警報を発するよう
に構成された警報手段42とを備える。図6及び図7に
示すように、通電手段41と警報手段42は箱体40a
に収容され、開閉建具10近傍の屋内に設けられる。図
13に戻って、通電手段41には第1電源41aと第1
メインスイッチ41bが設けられる。第1電源41aは
第1メインスイッチ41bを介して開閉建具10の第1
被接触端子28に接続され、開閉建具10の第2被接触
端子29はグランドに接続される。一方、警報手段42
は第2電源42aと第2メインスイッチ42bと第1電
磁リレー43とブザー42cと自己保持回路44とを備
える。第1電磁リレー43は第1電磁コイル43aと第
1リレースイッチ43bとからなり、第1電磁コイル4
3aが通電状態で第1メインスイッチ41bがオフし、
第1電磁コイル43aが非通電状態で第1メインスイッ
チ41bがオンするものが使用される。
【0031】第2電源42aと第2メインスイッチ42
bと第1電磁リレー43の第1リレースイッチ43bと
ブザー42cとは直列に接続され、第1電磁リレー43
の第1電磁コイル43aは第1メインスイッチ41bと
第1被接触端子28の間に直列に接続される。自己保持
回路44は第2電磁リレー46とリセットスイッチ47
及びタイマ48により構成され、第2電磁リレー46の
第2電磁コイル46aが通電状態で第2リレースイッチ
46bがオンし、第2電磁コイル46aが非通電状態で
第2リレースイッチ46bがオフするものが使用され
る。この第2電磁リレー46の第2リレースイッチ46
bはリセットスイッチ47及びタイマ48を介して第1
リレースイッチ43bと並列に接続される。第2電磁リ
レー46の第2電磁コイル46aは一端が第1リレース
イッチ43bとブザー42cとの間に接続され、他端が
グランドに接続される。タイマ48は電流が流れ始めた
ときから所定時間経過後にその電流を遮断するように構
成され、このタイマ48を有する自己保持回路44は開
閉建具10の電流通路が遮断されて発せられた警報を電
流通路が通電復帰した後もタイマ48に設定された所定
時間維持するように構成される。
【0032】このように構成された家屋用警報装置の動
作を説明する。図11に示すように、在宅時又は留守で
あっても警報手段42のブザー42cを鳴動させたくな
い場合には、第2メインスイッチ42bに連動する第1
メインスイッチ41bをオフ状態にしておく。これによ
り第2メインスイッチ42bもオフ状態になり、ブザー
42cに電力は供給されず、そのブザー42cが鳴動す
ることはない。
【0033】図12に示すように、留守であって異常時
に警報手段42のブザー42cを鳴動させたい場合に
は、ロック装置16を施錠して開口部11を閉止する開
閉建具10の可動体13の移動を禁止させる。これによ
り開閉建具10には第1及び第2被接触端子28,29
が導通して電流通路が形成される(図6)。この状態で
第1メインスイッチ41bをオン状態にする。すると、
第1電源41aから第1メインスイッチ41b及び第1
電磁コイル43aを介して開閉建具10の電流通路に電
流が流れる。第1電磁コイル43aに電流が流れること
により第1リレースイッチ43bはオフし、第1メイン
スイッチ41bをオン状態にするとともに第2メインス
イッチ42bもオン状態になるけれども、第1リレース
イッチ43bがオフすることによりブザー42cに電力
は供給されず、そのブザー42cが鳴動することはな
い。
【0034】このように開閉建具10の電流通路に電流
を流した状態でロック装置16が解錠されると、開閉建
具10における電流通路が遮断される。電流通路が遮断
されると、図13に示すように、第1電磁コイル43a
に電流が流れなくなるので第1リレースイッチ43bは
オンし、ブザー42cに電力が供給されてブザー42c
が鳴動し、ロック装置16が解錠された段階で早期に警
報を発することができる。そして、ロック装置16を解
錠することなく可動体13,14を無理矢理移動させた
場合にも電流通路が遮断されるので、ブザー42cが鳴
動して警報を発する。
【0035】一方、第1リレースイッチ43bがオンす
ると、自己保持回路44における第2電磁リレー46の
第2電磁コイル46aにも電流が流れ、第2リレースイ
ッチ46bがオン状態となる。従って、図14に示すよ
うに、ロック装置16を再び施錠し又は可動体13を移
動することによりその可動体13を元に戻して再び電流
通路を復帰回復させたとしても、第2電源42aから第
2リレースイッチ46bを介してブザー42cに電力が
供給されてそのブザー42cの鳴動状態は持続される。
これにより不審者の侵入盗犯を有効に断念させることが
可能になる。ブザー42cの鳴動状態は自己保持回路4
4におけるタイマ48がその部分に流れる電流を遮断す
るまで持続され、侵入盗犯を断念した不審者が逃亡した
後、所定時間経過後にブザー42cの鳴動状態が停止さ
れる。一方、ブザー42cの鳴動状態を手動で停止させ
るには、リセットスイッチ47により第2リレースイッ
チ46bを流れる電流を遮断するか、或いは第2メイン
スイッチ42bをオフ状態にすることにより、図11
示すような初期状態に復帰する。
【0036】この家屋用警報装置では、例えば従来技術
で説明したようなリードスイッチ等の比較的高価なセン
サを使用することなく、警報を発することを可能とした
ので、従来の警報装置に比較して経済性を有し、広く普
及されることが期待される。また、スイッチ手段等にお
いてはリード線等により各端子等を導通させたので、外
部からの電波により誤動作するような事態を回避するこ
とができ、その信頼性は高い。また、このリード線や各
端子等を可動体13,14の内部に配置するので故意又
は過失により電流通路を遮断させることはなく、警報装
置を取付けたことに起因する外観上の見栄えを悪化させ
ることもない。
【0037】なお、上述した実施の形態では電磁リレー
を用いた警報手段42及び自己保持回路44を説明した
が、電流通路が遮断されたときに警報を発するように構
成されたもの、又は電流通路が通電復帰した後も警報手
段より発せられた警報を維持するものであれば他の手
段、例えばデジタル回路を有する警報手段及び自己保持
回路であっても良い。また、警報装置は開閉建具10に
おける電流通路が遮断されたときに、警備会社に通報す
るようなものであっても良い。警備議会社に通報するよ
うな手段を警報装置が備えれば、比較的長期に留守にす
るような場合であっても、不審者が家屋に侵入した事実
を早期に知ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、可
動体の固定枠に臨む端部に設けられた第1及び第2接触
端子と、ロック装置が施錠状態で第1及び第2接触端子
を導通させロック装置が解錠状態で第1及び第2接触端
子の導通を遮断するスイッチ手段と、固定枠に設けられ
可動体が開口部を開放状態で第1接触端子と離間し可動
体が開口部を閉止状態で第1接触端子と接触して導通す
る第1被接触端子と、固定枠に設けられ可動体が開口部
を開放状態で第2接触端子と離間し可動体が開口部を閉
止状態で第2接触端子と接触して導通する第2被接触端
子とを備えたので、開口部を閉止する可動体の移動をロ
ック装置が禁止すると、第1被接触端子と第1接触端子
と第2接触端子と第2被接触端子とが電気的に導通さ
れ、これらにより電流通路が形成される。この電流通路
は外部から視認し難く、この電流通路を利用することに
より、従来のように開閉建具に新たなスイッチ等を後に
取付けることなく警報手段等を設けることが可能にな
る。
【0039】そして、電磁石と、ロック装置が解錠状態
で電磁石の鉄芯から離間しロック装置が施錠状態でその
鉄芯に接触する磁性部材とを備え、導線が電流通路を構
成してその電流通路に電流を流すと電磁石が作動して鉄
芯に接触した磁性部材が鉄芯に密着するように構成した
ので、電磁石が作動しているときにはその電磁石に磁性
部材が引きつけられて密着し、電磁石が引きつける力に
抗して導電部材を移動させてロック装置を解錠すること
を困難にすることができる。そして、スイッチ手段の導
電部材が磁性部材を兼ねれば、部品点数が減少し製造単
価が押し上げられることを回避することができる。
た、この電流通路付き開閉建具と、開閉建具の電流通路
に電流を流す通電手段と、電流通路の電流が遮断された
ときに警報を発するように構成された警報手段とを備え
れば、ロック装置を解除した段階で警報を発することが
可能になる。また、そのロック装置を解除することなく
破壊等して可動体を無理矢理に移動させても警報を発す
る家屋用警報装置を得ることができる。この場合、警報
手段より発せられた警報を維持する自己保持回路を警報
手段に設ければ、警報手段における警報が維持されるこ
とに起因して、不審者に侵入盗犯を有効に断念させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉建具を示す図6のA−A線断面
図。
【図2】そのロック装置により可動体の移動が禁止され
た状態を示す図1に対応する断面図。
【図3】そのロック装置を取付ける状態を示す斜視図。
【図4】その接触端子と被接触端子の関係を示す図6の
B−B線断面図。
【図5】その可動体が移動して接触端子と被接触端子が
離間した状態を示す図4に対応する断面図。
【図6】その開閉建具が開口部に取付けられた状態を示
す図。
【図7】その可動体が移動して開口部が開放された状態
を示す図6に対応する図。
【図8】固定枠に単一の可動体が設けられた電流通路付
き開閉建具を示す図6に対応する図。
【図9】固定枠に4枚の可動体が設けられた電流通路付
き開閉建具を示す図6に対応する図。
【図10】フックが固定枠に係止するロック装置を示す
図3に対応する斜視図。
【図11】 本発明の家屋用警報装置を示す構成図。
【図12】 その警報装置が作動している状態を示す図1
に対応する構成図。
【図13】 その警報装置が警報を発している状態を示す
図11に対応する構成図。
【図14】 その警報装置の警報が自己保持回路により維
持されている状態を示す図11に対応する構成図。
【符号の説明】
11 開口部 12 固定枠 13,14 可動体 16 ロック装置 21 導電部材(磁性部材) 22 第1接触端子 26 接触子 23 第2接触端子27 電磁石 28 第1被接触端子 29 第2被接触端子41 通電手段 42 警報手段 44 自己保持回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2002−298265(JP,A) 特開2002−175570(JP,A) 特開2000−276676(JP,A) 特開 平3−129073(JP,A) 特開 平11−324444(JP,A) 特開 昭62−41880(JP,A) 特開 平9−49359(JP,A) 実開 昭54−32593(JP,U) 実開 平4−132166(JP,U) 実開 平7−41688(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 45/06 E05B 41/00 G08B 13/08 G08B 25/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家屋の開口部(11)に設けられた固定枠(1
    2)と、前記固定枠(12)に移動可能に設けられ前記開口部
    (11)を開放可能に閉止する1又は2以上の可動体(13,1
    4)と、 前記開口部(11)を閉止した前記可動体(13,14)の移動を
    施錠状態で禁止し解錠状態で許容するロック装置(16)
    と、前記可動体(13,14)の前記固定枠(12)に臨む端部に
    設けられた第1及び第2接触端子(22,23)と、前記ロッ
    ク装置(16)が施錠状態で前記第1及び第2接触端子(22,
    23)を導通させ前記ロック装置(16)が解錠状態で前記第
    1及び第2接触端子(22,23)の導通を遮断するスイッチ
    手段と、前記固定枠(12)に設けられ前記可動体(13,14)
    が前記開口部(11)を開放状態で前記第1接触端子(22)と
    離間し前記可動体(13,14)が前記開口部(11)を閉止状態
    で前記第1接触端子(22)と接触して導通する第1被接触
    端子(28)と、前記固定枠(12)に設けられ前記可動体(13,
    14)が前記開口部(11)を開放状態で前記第2接触端子(2
    3)と離間し前記可動体(13,14)が前記開口部(11)を閉止
    状態で前記第2接触端子(23)と接触して導通する第2被
    接触端子(29)とを備え、前記ロック装置(16)を施錠して
    前記開口部(11)を閉止した前記可動体(13,14)の移動を
    禁止するとき電気的に導通する前記第1被接触端子(28)
    と前記第1接触端子(22)と前記第2接触端子(23)と前記
    第2被接触端子(29)とにより電流通路が形成されるよう
    に構成された電流通路付き開閉建具において、 鉄芯 (27b) と前記鉄芯 (27b) に巻回された導線 (27a) とを
    有し前記可動体 (13) に取付けられた電磁石 (27) と、 前記ロック装置 (16) の施解錠動作に連動して移動可能に
    設けられ前記ロック装置 (16) が解錠状態で前記鉄芯 (27
    b) から離間し前記ロック装置 (16) が施錠状態で前記鉄芯
    (27b) に接触する磁性部材 (21) とを備え、 前記導線 (27a) が前記電流通路を構成して前記電流通路
    に電流を流すと前記電磁石 (27) が作動して前記鉄芯 (27
    b) に接触した前記磁性部材 (21) が前記鉄芯 (27b) に密着
    するように構成された ことを特徴とする電流通路付き開
    閉建具。
  2. 【請求項2】 スイッチ手段が、可動体(13)に設けられ
    接触子(26)と、可動体(13)に移動可能に設けられロッ
    ク装置(16)が解錠状態で前記接触子(26)と離間し前記ロ
    ック装置(16)が施錠状態で前記接触子(26)と接触して導
    通する導電部材(21)とを有し、前記導電部材(21)が第1
    接触端子(22)に電気的に接続され、前記接触子 (26) が第
    2接触端子 (23) に導線 (27a) を介して電気的に接続され
    請求項1記載の電流通路付き開閉建具。
  3. 【請求項3】 導電部材(21)が磁性金属から作られ前記
    導電部材(21)が磁性部材を兼ねる請求項2記載の電流通
    路付き開閉建具。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1項に記載の
    開閉建具(10)と、前記開閉建具(10)の電流通路に電流を
    流す通電手段(41)と、前記電流通路が遮断されたときに
    警報を発するように構成された警報手段(42)とを備えた
    家屋用警報装置。
  5. 【請求項5】 電流通路が通電復帰した後も警報手段(4
    2)より発せられた警報を維持する自己保持回路(44)が前
    記警報手段(42)に設けられた請求項4記載の家屋用警報
    装置。
  6. 【請求項6】 開閉建具の可動体 (13,14) に取付けられ
    たハウジング (18a) と、前記ハウジング (18a) に枢支され
    たフック (18c) と、前記ハウジング (18a) に移動可能に設
    けられかつ前記フック (18c) に係合するカム部材 (18b)
    を備え、前記カム部材 (18b) の移動に連動して回転する
    前記フック (18c) により施錠又は解錠が行われるロック
    装置において、 鉄芯 (27b) と前記鉄芯 (27b) に巻回された導線 (27a) とを
    有し前記ハウジング (18a) に取付けられた電磁石 (27)
    と、 前記カム部材 (18b) の移動に連動して移動可能に前記ハ
    ウジング (18a) に設けられ解錠状態で前記鉄芯 (27b) から
    離間し施錠状態で前記鉄芯 (27b) に接触する磁性部材 (2
    1) と、 前記開閉建具の固定枠 (12) に臨むように前記ハウジング
    (18a) に設けられた第1及び第 2接触端子 (22,23) と、 前記第2接触端子 (23) に前記導線 (27a) を介して電気的
    に接続されて前記ハウジング (18a) に設けられた接触子
    (26) と、 前記第1接触端子 (22) に電気的に接続され前記カム部材
    (18b) の移動に連動して移動可能に前記ハウジング (18a)
    に設けられ解錠状態で前記接触子 (26) と離間し施錠状態
    で前記接触子 (26) と接触して導通する導電部材 (21) とを
    備え、 施錠すると電気的に導通する前記第1接触端子 (22) と前
    記導電部材 (21) と前記接触子 (26) と前記第2接触端子 (2
    3) とにより電流通路が形成され、 前記電流通路に電流を流すと前記電磁石 (27) が作動して
    前記鉄芯 (27b) に接触した前記磁性部材 (21) が前記鉄芯
    (27b) に密着するように構成されたことを特徴とする開
    閉建具のロック装置。
  7. 【請求項7】 導電部材 (21) が磁性金属から作られ前記
    導電部材 (21) が磁性部材を兼ねる請求項6記載の開閉建
    具のロック装置。
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