JP2002163647A - レンズ歪み係数算出装置および算出方法、レンズ歪み係数算出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

レンズ歪み係数算出装置および算出方法、レンズ歪み係数算出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002163647A JP2000358823A JP2000358823A JP2002163647A JP 2002163647 A JP2002163647 A JP 2002163647A JP 2000358823 A JP2000358823 A JP 2000358823A JP 2000358823 A JP2000358823 A JP 2000358823A JP 2002163647 A JP2002163647 A JP 2002163647A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、校正用パターンを用いることな
くレンズ歪みを校正できる、レンズ歪み係数算出装置を
提供することを目的とする。 【構成】 レンズを有する撮像手段で撮像された画像に
対してレンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係数算
出装置において、撮像手段によって撮像された2枚の画
像に基づいて、これらの画像間で対応する複数の対応点
の座標を求める第1手段、第1手段で求められた対応点
の座標に基づいて、上記2枚の画像間の幾何変換係数を
算出する第2手段、および第1手段で求められた対応点
の座標と、第2手段で求められた幾何変換係数とに基づ
いて、レンズ歪み係数を算出する第3手段を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レンズ歪み係数
算出装置および算出方法、レンズ歪み係数算出プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、画
像合成装置および方法、ならびに画像合成プログラムを
記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】〔1〕従来のオプティカルフローの算出
方法についての説明
【0003】2枚の画像からオプティカルフローを計算
し、得られたオプティカルフローに基づいて、2枚の画
像間での位置合わせを行う技術が知られている。従来の
オプテカルフローの算出方法について説明する。
【0004】(1)Lucas-Kanade法 従来から、動画像における運動物体の見かけの速度場
(オプティカルフロー)を計算する手法が数多く提案さ
れている。中でも局所勾配法であるLucas-Kanade法は、
最も良い手法の一つである。その理由は、処理が高速、
実装が容易、結果が信頼度を持つことである。
【0005】Lucas-Kanade法の詳細については、文献:
B.Lucas and T.Kanade,"An Iterative Image Registra
tion Technique with an Application to Stereo Visio
n,"In Seventh International Joint Conference on Ar
tificial Intelligence(IJCAI-81), pp. 674-979, 1981
を参照のこと。
【0006】以下に、Lucas-Kanade法の概要を述べる。
ある時刻tの画像座標p=(x,y)の濃淡パターンI
(x,y,t)が、ある微小時間後(δt)に座標(x
+δx,y+δy)に、その濃淡分布を一定に保ったま
ま移動した時、次のオプティカルフロー拘束式1が成り
立つ。
【0007】
【数1】
【0008】2次元画像でオプティカルフロー{v=
(δx/δt,δy/δt)=(u,v)}を計算する
には、未知パラメータ数が2個であるので、もう一個拘
束式が必要である。Lucas とKanade( 金出) は、同一物
体の局所領域では、同一のオプティカルフローを持つと
仮定した。
【0009】例えば、画像上の局所領域ω内で、オプテ
ィカルフローが一定であるとすると、最小化したい濃淡
パターンの二乗誤差Eは、 I0 (p)=I(x,y,t), I1 (p+v)=I(x+u,y+v,t+δt) と書き改めると、次式2で定義できる。
【0010】
【数2】
【0011】ここで、vが微少な場合には、テーラー展
開の2次以上の項を無視できるので、次式3の関係が成
り立つ。
【0012】
【数3】
【0013】ここで、g(p)は、I1 (p)の一次微
分である。
【0014】誤差Eが最小になるのは、Eのvに対する
微分値が0の時であるので、次式4の関係が成り立つ。
【0015】
【数4】
【0016】故にオプティカルフローvは次式5で求め
られる。
【0017】
【数5】
【0018】更に、次式6に示すように、ニュートン・
ラフソン的な反復演算によって精度良く求めることがで
きる。
【0019】
【数6】
【0020】(2)階層的推定法 Lucas-Kanade法を含む勾配法の最も大きな問題点は、良
好な初期値が必要なために、大きな動きに対しては適用
できないことである。そこで、従来からピラミッド階層
構造型に数段回の解像度の異なる画像を作成して解決す
る方法が提案されている。
【0021】これは、まず、2枚の連続した画像から、
予めそれぞれの画像の数段階の解像度の異なる画像を作
成する。次に、最も解像度の低い画像間において、おお
まかなオプティカルフローを計算する。そして、この結
果を参考にして、一段解像度の高い画像間においてより
精密なオプティカルフローを計算する。この処理を最も
解像度の高い画像間まで順次繰り返す。
【0022】図4は原画像を、図3は図4の原画像より
解像度の低い画像を、図2は図3の低解像度画像より解
像度の低い画像を、図1は図2の低解像度画像より解像
度の低い画像を、それぞれ示している。図1〜図4にお
いて、Sは、1つのパッチを示している。
【0023】図1の画像(階層1の画像)、図2の画像
(階層2の画像)、図3の画像(階層3の画像)および
図4の画像(階層4の画像)の順番で段階的にオプティ
カルフローが求められる。図1〜図4において矢印は、
パッチ毎に求められたオプティカルフローベクトルを示
している。
【0024】しかしながら、ここでの問題点は、実画像
では、十分な模様(テクスチャ)を含む領域が少なく、
信頼性のあるオプティカルフローが得られないことにあ
る。
【0025】〔2〕本出願人が開発したオプティカルフ
ロー算出方法についての説明。
【0026】本出願人が開発したオプティカルフロー算
出方法は、ピラミッド階層型に数段回の解像度の異なる
画像を作成して、オプティカルフローを段階的に計算す
る階層的推定を前提としている。オプティカルフローの
計算方法は、Lucas-Kanade法等の勾配法に従う。つま
り、階層構造化した勾配法によるオプティカルフロー推
定法を前提としている。ここでは、勾配法としてLucas-
Kanade法が用いられている。
【0027】本出願人が開発したオプティカルフロー推
定方法の特徴は、階層構造化したLucas-Kanade法による
オプティカルフロー推定法の各段階において得られたオ
プティカルフローを、膨張処理によって補完することに
ある。以下、これについて詳しく説明する。
【0028】Lucas-Kanade法の長所の一つは、追跡結果
が信頼性を持つことである。Tomasiと Kanade とは、あ
る領域の追跡可能性が、以下のように微分画像から算出
できることを示した(C.Tomasi and T.Kanade,"Shape an
d Motion from Image Streams: a Factorization metho
d-Part 3 Detection and Tracking of Point Features
,"CMU-CS-91-132, Carnegie Mellon University, 199
1.) 。
【0029】ある領域画像ωの垂直・水平方向の微分の
2乗を要素に持つ次式7の2×2の係数行列Gから、そ
の固有値を計算することで、その領域の追跡可能性を決
定することができる。
【0030】
【数7】
【0031】この行列Gの固有値が両方とも大きい場合
には、その領域は直交方向に変化を持ち、一意の位置決
めが可能である。従って、小さい方の固有値λmin と、
追跡後の領域間の濃淡残差Eから、追跡結果の信頼度γ
を次式8によって得ることができる。
【0032】
【数8】
【0033】本発明者らは、オプティカルフローの同一
階層内で信頼度の高い結果を用いて、信頼度の低い領域
を補間する方法を開発した。これは、一段階粗い階層で
の結果を、追跡の初期値だけに用いて、着目している現
段階の階層の結果には何も利用しない。代わりに、テク
スチャの少ない領域のオプティカルフローはその周囲の
オプティカルフローに近い値を持つと仮定し、モルフォ
ロジー処理によりフロー場を補完するものである。
【0034】図5にフローベクトルの膨張処理の様子を
示す。
【0035】左図は、フローベクトルの信頼度のマップ
を濃淡で表したものである。ここで、黒ければ黒い程信
頼度が高いとする。
【0036】まず、得られたフローをしきい値処理す
る。白い部分は、結果の信頼度が低いために、しきい値
処理されたものである。
【0037】次に、2値画像でのモルフォロジー演算に
よる穴埋め処理を模して、フロー場において結果の膨張
処理を次のように行う。ある領域i,jのフローベクト
ルu(i,j)は、その4近傍のフローベクトルから信
頼度γに応じて重み付けを行って次式9のように計算で
きる。
【0038】
【数9】
【0039】この処理を、しきい値処理されたすべての
信頼度の低い領域が埋まるまで、繰り返す。この補完処
理を、各階層において行う。なお、ある領域i,jのフ
ローベクトルu(i,j)を、その8近傍のフローベク
トルから信頼度γに応じて重み付けを行って算出するよ
うにしてもよい。
【0040】図6(a)は、ある階層の画像に対してし
きい値処理されたオプティカルフローを示し、図6
(b)は補完後のオプティカルフローを示している。図
6(a)において、矢印はしきい値処理によって信頼度
が高いと判定されたオプティカルフローベクトルであ
り、×印は信頼度が低いとされた部分を示している。
【0041】〔3〕従来のパノラマ画像の生成方法の説
明 本特許出願人らは、複数枚の画像間の幾何学パラメータ
を算出し、算出した幾何学パラメータに基づいてこれら
の画像を合成することにより、パノラマ画像を生成する
方法を既に開発している(特開平11−339021号
公報参照)。
【0042】今回、本特許出願人は、より精度の高いパ
ノラマ画像を得るために、レンズ歪み校正方法を提案す
る。従来のレンズ歪み校正方法では、特別な校正用パタ
ーンを用意し、校正用パターンの画像を複数毎撮像し、
得られた画像に基づいてレンズ歪み係数を算出していた
(文献:Z.Zhang,"Flexible camara calibration byvie
wing a plane from unknown orientations,"Proc.ICCV9
9,pp.666-673,1999)。
【0043】しかしながら、ユーザが校正用パターンを
用いてレンズ歪みを校正することは、困難である。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、校正用パ
ターンを用いることなくレンズ歪みを校正できる、レン
ズ歪み係数算出装置、レンズ歪み係数算出方法およびレ
ンズ歪み係数算出プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0045】また、この発明は、精度の高いパノラマ画
像が得られる画像合成装置、画像合成方法、画像合成プ
ログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0046】
【課題を解決するための手段】この発明によるレンズ歪
み係数算出装置は、レンズを有する撮像手段で撮像され
た画像に対してレンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪
み係数算出装置において、撮像手段によって撮像された
2枚の画像に基づいて、これらの画像間で対応する複数
の対応点の座標を求める第1手段、第1手段で求められ
た対応点の座標に基づいて、上記2枚の画像間の幾何変
換係数を算出する第2手段、および第1手段で求められ
た対応点の座標と、第2手段で求められた幾何変換係数
とに基づいて、レンズ歪み係数を算出する第3手段を備
えていることを特徴とする。
【0047】第1手段は、たとえば、撮像手段によって
撮像された2枚の画像の重なり部を抽出する手段、一方
の画像における他方の画像との重なり部分から、両画像
間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の部分
画像を特徴点として抽出する手段、および上記一方の画
像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の点を、両
画像間のオプティカルフローに基づいて追跡する手段を
備えている。
【0048】この発明によるレンズ歪み係数算出方法
は、レンズを有する撮像手段で撮像された画像に対して
レンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係数算出方法
において、撮像手段によって撮像された2枚の画像に基
づいて、これらの画像間で対応する複数の対応点の座標
を求める第1ステップ、第1ステップで求められた対応
点の座標に基づいて、上記2枚の画像間の幾何変換係数
を算出する第2ステップ、および第1ステップで求めら
れた対応点の座標と、第2ステップで求められた幾何変
換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算出する第3ス
テップを備えていることを特徴とする。
【0049】第1ステップは、たとえば、撮像手段によ
って撮像された2枚の画像の重なり部を抽出するステッ
プ、一方の画像における他方の画像との重なり部分か
ら、両画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な
複数の部分画像を特徴点として抽出するステップ、およ
び上記一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画
像上の点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて
追跡するステップを備えている。
【0050】この発明によるレンズ歪み係数算出プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
は、レンズを有する撮像手段で撮像された画像に対して
レンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係数算出プロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
であって、撮像手段によって撮像された2枚の画像に基
づいて、これらの画像間で対応する複数の対応点の座標
を求める第1ステップ、第1ステップで求められた対応
点の座標に基づいて、上記2枚の画像間の幾何変換係数
を算出する第2ステップ、および第1ステップで求めら
れた対応点の座標と、第2ステップで求められた幾何変
換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算出する第3ス
テップをコンピュータに実行させめるためのレンズ歪み
係数算出プログラムを記録していることを特徴とする。
【0051】第1ステップは、たとえば、撮像手段によ
って撮像された2枚の画像の重なり部を抽出するステッ
プ、一方の画像における他方の画像との重なり部分か
ら、両画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な
複数の部分画像を特徴点として抽出するステップ、およ
び上記一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画
像上の点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて
追跡するステップを備えている。
【0052】この発明による画像合成装置は、レンズを
有する撮像手段によって撮像された第1画像と第2画像
とを合成する画像合成装置において、第1画像および第
2画像に基づいて、これらの画像間で対応する複数の対
応点の座標を求める第1手段、第1手段で求められた対
応点の座標に基づいて、第1画像と第2画像との間の幾
何変換係数を算出する第2手段、第1手段で求められた
対応点の座標と、第2手段で求められた幾何変換係数と
に基づいて、レンズ歪み係数を算出する第3手段、第3
手段で算出されたレンズ歪み係数に基づいて、第1画像
および第2画像に対してレンズ歪み補正を行なう第4手
段、ならびに第4手段で得られたレンズ歪み補正後の第
1画像および第2画像を、レンズ歪み補正後の第1画像
および第2画像との間の幾何変換係数を用いて合成する
第5手段を備えていることを特徴とする。
【0053】第1手段は、たとえば、第1画像と第2画
像との重なり部を抽出する手段、一方の画像における他
方の画像との重なり部分から、両画像間のオプティカル
フローによる追跡に有効な複数の部分画像を特徴点とし
て抽出する手段、および上記一方の画像上の各特徴点に
対応する上記他方の画像上の点を、両画像間のオプティ
カルフローに基づいて追跡する手段を備えている。
【0054】この発明による画像合成方法は、レンズを
有する撮像手段によって撮像された第1画像と第2画像
とを合成する画像合成方法において、第1画像および第
2画像に基づいて、これらの画像間で対応する複数の対
応点の座標を求める第1ステップ、第1ステップで求め
られた対応点の座標に基づいて、第1画像と第2画像と
の間の幾何変換係数を算出する第2ステップ、第1ステ
ップで求められた対応点の座標と、第2ステップで求め
られた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算
出する第3ステップ、第3ステップで算出されたレンズ
歪み係数に基づいて、第1画像および第2画像に対して
レンズ歪み補正を行なう第4ステップ、ならびに第4ス
テップで得られたレンズ歪み補正後の第1画像および第
2画像を、レンズ歪み補正後の第1画像および第2画像
との間の幾何変換係数を用いて合成する第5ステップを
備えていることを特徴とする。
【0055】第1ステップは、たとえば、第1画像と第
2画像との重なり部を抽出するステップ、一方の画像に
おける他方の画像との重なり部分から、両画像間のオプ
ティカルフローによる追跡に有効な複数の部分画像を特
徴点として抽出するステップ、および上記一方の画像上
の各特徴点に対応する上記他方の画像上の点を、両画像
間のオプティカルフローに基づいて追跡するステップを
備えている。
【0056】この発明による画像合成プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、レンズを
有する撮像手段によって撮像された第1画像と第2画像
とを合成する画像合成プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体であって、第1画像および第
2画像に基づいて、これらの画像間で対応する複数の対
応点の座標を求める第1ステップ、第1ステップで求め
られた対応点の座標に基づいて、第1画像と第2画像と
の間の幾何変換係数を算出する第2ステップ、第1ステ
ップで求められた対応点の座標と、第2ステップで求め
られた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算
出する第3ステップ、第3ステップで算出されたレンズ
歪み係数に基づいて、第1画像および第2画像に対して
レンズ歪み補正を行なう第4ステップ、ならびに第4ス
テップで得られたレンズ歪み補正後の第1画像および第
2画像を、レンズ歪み補正後の第1画像および第2画像
との間の幾何変換係数を用いて合成する第5ステップを
コンピュータに実行させめるための画像合成プログラム
を記録していることを特徴とする。
【0057】第1ステップは、たとえば、第1画像と第
2画像との重なり部を抽出するステップ、一方の画像に
おける他方の画像との重なり部分から、両画像間のオプ
ティカルフローによる追跡に有効な複数の部分画像を特
徴点として抽出するステップ、および上記一方の画像上
の各特徴点に対応する上記他方の画像上の点を、両画像
間のオプティカルフローに基づいて追跡するステップを
備えている。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、この発明をパノラマ画像合
成装置に適用した場合の実施の形態について説明する。
【0059】〔2〕パノラマ画像合成装置の説明
【0060】図7は、パノラマ画像合成装置の構成を示
している。
【0061】パノラマ画像合成装置は、パーソナルコン
ピュータによって実現される。パーソナルコンピュータ
10には、ディスプレイ21、マウス22およびキーボ
ード23が接続されている。パーソナルコンピュータ1
0は、CPU11、メモリ12、ハードディスク13、
CD−ROMのようなリムーバブルディスクのドライブ
(ディスクドライブ)14を備えている。
【0062】ハードディスク13には、OS(オペレー
ティングシステム)等の他、パノラマ画像合成処理プロ
グラムが格納されている。パノラマ画像合成処理プログ
ラムは、それが格納されたCD−ROM20を用いて、
ハードディスク13にインストールされる。また、ハー
ドディスク13には、デジタルカメラによって撮像され
た複数の画像が予め格納されているものとする。
【0063】〔2〕パノラマ画像合成プログラムが起動
せしめられた場合にCPU11によって行われるパノラ
マ画像合成処理の説明
【0064】図8は、CPU11によって行われる全体
的な処理手順を示している。
【0065】ここでは、説明の便宜上の2枚の画像を合
成して、パノラマ画像を生成する場合について説明す
る。
【0066】まず、合成されるべき2枚の画像をメモリ
12に読み込む(ステップ1)。
【0067】読み込まれた2枚の画像間の幾何変換係数
を算出する(ステップ2)。
【0068】次に、レンズ歪み係数を算出する(ステッ
プ3)。この際、幾何変換パラメータは、レンズ歪み係
数に基づいて補正される。
【0069】算出されたレンズ歪み係数に基づいて、上
記2枚の画像に対してレンズ歪み補正処理を行なう(ス
テップ4)。
【0070】レンズ歪み補正処理後の2枚の画像と、レ
ンズ歪み係数に基づいて補正された幾何変換パラメータ
に基づいて、2枚の画像が合成される(ステップ5)。
【0071】以下、各ステップ2〜5について、さらに
詳細に説明する。
【0072】〔3〕図8のステップ2の処理の説明
【0073】図9は、図8のステップ2の処理の詳細な
手順を示している。
【0074】説明の便宜上、ここでは、重なり部を有す
る2枚の画像(第1画像A1及び第2画像A2)を接合
する場合について説明する。
【0075】まず、第1画像A1と第2画像A2との重
なり部の抽出処理が行われる(ステップ11)。この重
なり部の抽出処理は、たとえば、SSD法(Sum of Squ
aredDifference)、正規化相互相関法に基づいて行われ
る。
【0076】(a)SSD法の説明 SSD法では、まず、重なり部を抽出すべき2枚の画像
A1、A2それぞれについて、原画像より解像度の低い
画像I1 ,I2 が生成される。2枚の低解像度画像
1 ,I2 の重なり部分ω(サイズ:M×N)が、次式
10に示すように画素あたりの2乗誤差Eを用いて求め
られる。画像間の移動量(d)が可能な範囲で変化せし
められ、Eが最も小さい移動量(d)から、重なり部が
抽出される。
【0077】
【数10】
【0078】(b)正規化相互相関法の説明 正規化相互相関法では、まず、重なり部を抽出すべき2
枚の画像A1、A2それぞれについて、原画像より解像
度の低い画像I1 ,I2 が生成される。2枚の低解像度
画像I1 ,I2 の重なり部分ω(サイズ:M×N)が、
次式11に示すように正規化相互相関係数Cを用いて求
められる。画像間の移動量(d)が可能な範囲で変化せ
しめられ、Cが最も大きな移動量(d)から、重なり部
が抽出される。
【0079】
【数11】
【0080】式11において、I1  ̄、I2  ̄は、第1
画像を固定させ、第2画像をdだけ移動させたときの、
両画像の重なり部における各画像それぞれの濃淡値の平
均である。また、σ1 、σ2 は、第1画像I1 を固定さ
せ、第2画像I2 をdだけ移動させたときの、両画像の
重なり部における各画像それぞれの濃淡値の分散であ
る。
【0081】次に、特徴点抽出処理が行われる(ステッ
プ12)。つまり、第1画像A1における第2画像A2
との重なり部分から、追跡に有効な複数の部分画像(矩
形領域)が特徴点として抽出される。ただし、各特徴点
は互いに重ならないように抽出される。具体的には、上
述した固有値λmin (式8参照)の高い部分が特徴点と
して抽出される。
【0082】次に、特徴点追跡処理が行われる(ステッ
プ13)。つまり、抽出された第1画像A1上の特徴点
に対する第2画像A2上の位置が追跡される。
【0083】具体的には、まず、本出願人が開発したオ
プティカルフロー推定方法(従来技術の説明の欄の
〔2〕参照)によって、適当なサイズ(例えば、13×
13)のパッチ毎のオプティカルフローベクトルが求め
られる。第1画像A1上の特徴点に対応する第2画像A
2上の位置は、第1画像A1上の特徴点の4近傍のパッ
チのフローベクトルから線形補間により画素単位以下で
求められる。これにより、第1画像A1と第2画像A2
との重なり部において、両画像の対応点の座標が得られ
る。
【0084】次に、幾何変換行列(幾何変換係数)が算
出される(ステップ14)。
【0085】幾何変換係数としては、ここでは、平面射
影変換行列が用いられる。なお、撮像条件によっては、
幾何変換として、アフィン変換、2次元剛体変換、2次
元並進運動等を用いてもよい。
【0086】対象としているシーンが遠方にある場合
や、近くても建物や壁、黒板などの場合には、それらを
単一平面と仮定することができる。図10に示すように
3次元空間中の単一平面の点Mを2つの異なる視点
1 、C2 から観察した時、これらの各画像面での座標
1 、m2 の間の変換は、線形であることが射影幾何学
において知られており、homography と呼ばれている
(O.Faugeras,"Three-DimentionComputer Viaion: a Geo
metric Viewpoint",MIT press, 1993.)。
【0087】すなわち、画像座標を斉次座標で表した第
2画像上の点m2 =(x2,2,1) t は、第1画像上で
対応する点m1 =(x1,1,1)t を持ち、それらの関
係は次式12で定義される。
【0088】
【数12】
【0089】ここで〜は射影的に等しいことを示し、ス
ケール因子を残す。ここでは、そして、この変換行列H
は、次式13のように書き換えることができる。
【0090】
【数13】
【0091】〔4〕図8のステップ3の処理(レンズ歪
み係数の算出処理)の説明
【0092】レンズ歪みとは、レンズ歪み中心からの距
離に応じて幾何学的に歪む現象をいう。画像平面上の座
標を画像座標ということにする。(ut ,vt )をレン
ズ歪みのない真の画像座標とすると、一般にレンズ歪み
を含んだ実際に観察された画像座標(ua ,va )は、
次式14で表すことができる。
【0093】
【数14】
【0094】上記式14において、kは歪み係数、(u
o ,vo )はレンズ歪みの中心座標である。
【0095】第1画像A1の各特徴点の座標をPi 、そ
れらに対応する第2画像A2上の座標をP’i 、両画像
間の幾何変換行列をHとすると、誤差関数Eを次式15
ように定義することができる。
【0096】
【数15】
【0097】ここで、レンズ歪みの中心座標(uo ,v
o )が画像中心に一致すると仮定すると、誤差関数E
は、上記式14の歪み係数kを用いて、次式16のよう
に書き直すことができる。
【0098】
【数16】
【0099】この誤差Eを最小化するレンズ歪み係数k
を、ニュートンラフソン法を用いて算出する。すなわ
ち、係数kの変化分dkが非常に小さい場合、テーラー
展開することで、二次以降の項を無視すると次式17を
得る。
【0100】
【数17】
【0101】ただし、E’は、誤差関数Eの一次微分で
ある。Eの最小値を求めたいので、次式18を得る。
【0102】
【数18】
【0103】上記式18を上記式17に代入すると、次
式19によってdkを算出することができる。
【0104】
【数19】
【0105】また、次式20に示すように、反復的に計
算することにより、より精度よくdkを算出することが
できる。
【0106】
【数20】
【0107】つまり、起点をk=0として、dk0 、d
1 、dk2 、…dkn を順番に求めていく。dk0
算出する際には、上記式16における幾何変換行列Hと
しては、ステップ2で算出された行列(H0 とする)が
用いられる。そして、dk0が求められると、dk0
kとして、上記式14に基づいて、幾何変換行列Hを算
出するために用いられる第1画像A1と第2画像A2と
の対応点(特徴点)に対してレンズ歪み補正が行なわ
れ、レンズ歪み補正後の対応点から幾何変換行列H1
新たに算出される。
【0108】dk1 を算出する際には、上記式16にお
ける幾何変換行列Hとして、新たに算出されたら幾何変
換行列H1 が用いられる。dk2 以降を算出する場合も
同様である。そして、最終的に求められたdkn (=
k)に基づいて、幾何変換行列Hn を新たに算出する。
【0109】なお、dk0 、dk1 、dk2 、…dkn
を求める際に、上記式16における幾何変換行列Hとし
て、ステップ2で算出された行列Hを常に用いてもよ
い。この場合にも、最終的に求められたdkn (=k)
に基づいて、幾何変換行列Hnを新たに算出する。
【0110】〔5〕図8のステップ4の処理(レンズ歪
み補正処理)の説明
【0111】ステップ4のレンズ歪み補正処理では、ス
テップ3で最終的に求められたレンズ歪み係数dk(=
k)と、上記式14とに基づいて、第1画像A1および
第2画像A2から、レンズ歪みが補正された画像A
1’、A2’を生成する。
【0112】つまり、真の画像座標の所定位置を
(ut ,vt )とし、この所定位置(ut,vt )に対
応するレンズ歪みを含んだ画像座標を、上記数式14か
ら求める。所定位置(ut ,vt )に対応するレンズ歪
みを含んだ画像座標の画像データを、上記所定位置(u
t ,vt )の画像データとする。
【0113】〔6〕図8のステップ5の処理(画像合成
処理)の説明
【0114】ステップ5の画像合成処理では、ステップ
4で得られたレンズ歪みが補正された第1および第2画
像A1’、A2’と、ステップ3で最終的に求められた
dk n (=k)に基づいて算出された幾何変換行列Hn
とに基づいて、第1画像A1’と第2画像A2’とが合
成される。
【0115】
【発明の効果】この発明によれば、校正用パターンを用
いることなく、レンズ歪みを校正できるようになる。ま
た、この発明によれば、精度の高いパノラマ画像が得ら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、階層的推定法を説明するための図であ
って、階層1の画像を示す模式図である。
【図2】図2は、階層的推定法を説明するための図であ
って、階層2の画像を示す模式図である。
【図3】図3は、階層的推定法を説明するための図であ
って、階層3の画像を示す模式図である。
【図4】図4は、階層的推定法を説明するための図であ
って、階層4の画像を示す模式図である。
【図5】図5は、実施例で採用されたオプティカルフロ
ー推定方法において行われる膨張処理を説明するための
模式図である。
【図6】図6(a)は、ある階層の画像に対してしきい
値処理されたオプティカルフローの例を示す模式図であ
り、図6(b)は、補完後のオプティカルフローを示す
模式図である。
【図7】図7は、パノラマ画像合成装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】図8は、パノラマ画像合成処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図9は、図8のステップ2の処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。
【図10】図10は、平面射影行列を説明するための説
明図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 11 CPU 12 メモリ 13 ハードディスク 14 リムーバブルディスクのドライブ 21 ディスプレイ 22 マウス 23 キーボード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズを有する撮像手段で撮像された画
    像に対してレンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係
    数算出装置において、 撮像手段によって撮像された2枚の画像に基づいて、こ
    れらの画像間で対応する複数の対応点の座標を求める第
    1手段、 第1手段で求められた対応点の座標に基づいて、上記2
    枚の画像間の幾何変換係数を算出する第2手段、および
    第1手段で求められた対応点の座標と、第2手段で求め
    られた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算
    出する第3手段、 を備えていることを特徴とするレンズ歪み係数算出装
    置。
  2. 【請求項2】 第1手段は、 撮像手段によって撮像された2枚の画像の重なり部を抽
    出する手段、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出する手段、および上記一方
    の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の点
    を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡する
    手段、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ
    歪み係数算出装置。
  3. 【請求項3】 レンズを有する撮像手段で撮像された画
    像に対してレンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係
    数算出方法において、 撮像手段によって撮像された2枚の画像に基づいて、こ
    れらの画像間で対応する複数の対応点の座標を求める第
    1ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標に基づいて、上
    記2枚の画像間の幾何変換係数を算出する第2ステッ
    プ、および第1ステップで求められた対応点の座標と、
    第2ステップで求められた幾何変換係数とに基づいて、
    レンズ歪み係数を算出する第3ステップ、 を備えていることを特徴とするレンズ歪み係数算出方
    法。
  4. 【請求項4】 第1ステップは、 撮像手段によって撮像された2枚の画像の重なり部を抽
    出するステップ、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出するステップ、および上記
    一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の
    点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡す
    るステップ、 を備えていることを特徴とする請求項3に記載のレンズ
    歪み係数算出方法。
  5. 【請求項5】 レンズを有する撮像手段で撮像された画
    像に対してレンズ歪み補正を行なうためのレンズ歪み係
    数算出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体であって、 撮像手段によって撮像された2枚の画像に基づいて、こ
    れらの画像間で対応する複数の対応点の座標を求める第
    1ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標に基づいて、上
    記2枚の画像間の幾何変換係数を算出する第2ステッ
    プ、および第1ステップで求められた対応点の座標と、
    第2ステップで求められた幾何変換係数とに基づいて、
    レンズ歪み係数を算出する第3ステップ、 をコンピュータに実行させめるためのレンズ歪み係数算
    出プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 第1ステップは、 撮像手段によって撮像された2枚の画像の重なり部を抽
    出するステップ、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出するステップ、および上記
    一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の
    点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡す
    るステップ、 を備えていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ
    歪み係数算出プログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 レンズを有する撮像手段によって撮像さ
    れた第1画像と第2画像とを合成する画像合成装置にお
    いて、 第1画像および第2画像に基づいて、これらの画像間で
    対応する複数の対応点の座標を求める第1手段、 第1手段で求められた対応点の座標に基づいて、第1画
    像と第2画像との間の幾何変換係数を算出する第2手
    段、 第1手段で求められた対応点の座標と、第2手段で求め
    られた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み係数を算
    出する第3手段、 第3手段で算出されたレンズ歪み係数に基づいて、第1
    画像および第2画像に対してレンズ歪み補正を行なう第
    4手段、ならびに第4手段で得られたレンズ歪み補正後
    の第1画像および第2画像を、レンズ歪み補正後の第1
    画像および第2画像との間の幾何変換係数を用いて合成
    する第5手段、 を備えていることを特徴とする画像合成装置。
  8. 【請求項8】 第1手段は、 第1画像と第2画像との重なり部を抽出する手段、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出する手段、および上記一方
    の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の点
    を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡する
    手段、 を備えていることを特徴とする請求項7に記載の画像合
    成装置。
  9. 【請求項9】 レンズを有する撮像手段によって撮像さ
    れた第1画像と第2画像とを合成する画像合成方法にお
    いて、 第1画像および第2画像に基づいて、これらの画像間で
    対応する複数の対応点の座標を求める第1ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標に基づいて、第
    1画像と第2画像との間の幾何変換係数を算出する第2
    ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標と、第2ステッ
    プで求められた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み
    係数を算出する第3ステップ、 第3ステップで算出されたレンズ歪み係数に基づいて、
    第1画像および第2画像に対してレンズ歪み補正を行な
    う第4ステップ、ならびに第4ステップで得られたレン
    ズ歪み補正後の第1画像および第2画像を、レンズ歪み
    補正後の第1画像および第2画像との間の幾何変換係数
    を用いて合成する第5ステップ、 を備えていることを特徴とする画像合成方法。
  10. 【請求項10】 第1ステップは、 第1画像と第2画像との重なり部を抽出するステップ、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出するステップ、および上記
    一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の
    点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡す
    るステップ、 を備えていることを特徴とする請求項9に記載の画像合
    成方法。
  11. 【請求項11】 レンズを有する撮像手段によって撮像
    された第1画像と第2画像とを合成する画像合成プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
    あって、 第1画像および第2画像に基づいて、これらの画像間で
    対応する複数の対応点の座標を求める第1ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標に基づいて、第
    1画像と第2画像との間の幾何変換係数を算出する第2
    ステップ、 第1ステップで求められた対応点の座標と、第2ステッ
    プで求められた幾何変換係数とに基づいて、レンズ歪み
    係数を算出する第3ステップ、 第3ステップで算出されたレンズ歪み係数に基づいて、
    第1画像および第2画像に対してレンズ歪み補正を行な
    う第4ステップ、ならびに第4ステップで得られたレン
    ズ歪み補正後の第1画像および第2画像を、レンズ歪み
    補正後の第1画像および第2画像との間の幾何変換係数
    を用いて合成する第5ステップ、 をコンピュータに実行させめるための画像合成プログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 【請求項12】 第1ステップは、 第1画像と第2画像との重なり部を抽出するステップ、 一方の画像における他方の画像との重なり部分から、両
    画像間のオプティカルフローによる追跡に有効な複数の
    部分画像を特徴点として抽出するステップ、および上記
    一方の画像上の各特徴点に対応する上記他方の画像上の
    点を、両画像間のオプティカルフローに基づいて追跡す
    るステップ、 を備えていることを特徴とする請求項11に記載の画像
    合成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
    記録媒体。
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