JP2002163529A - 売買データ処理装置,売買データ処理方法,売買データ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体,値引きサービス方法及びサーバ - Google Patents

売買データ処理装置,売買データ処理方法,売買データ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体,値引きサービス方法及びサーバ

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JP2002163529A
JP2002163529A JP2000345195A JP2000345195A JP2002163529A JP 2002163529 A JP2002163529 A JP 2002163529A JP 2000345195 A JP2000345195 A JP 2000345195A JP 2000345195 A JP2000345195 A JP 2000345195A JP 2002163529 A JP2002163529 A JP 2002163529A
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buyer
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Seiichi Shiraki
誠一 白木
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CAR FACTORY LOGICAL KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 継続的に取引を行なっている買い手(いわゆ
るお得意様)である等の売り手に対する貢献度に応じた
適正な値引きサービスを提供できるようにする。 【解決手段】 コンピュータを用いて複数の特定日又は
複数の特定期間において売買された全商品の総合計金額
に対しての値引額を算出して値引きする値引きサービス
方法であって、売買データを買い手毎に読み出して(ス
テップS20)、予め設定された複数の特定日毎又は複
数の特定期間毎の合計金額を算出し(ステップS40,
S70)、算出された各合計金額の中から最も額の低い
金額を検索し、最低金額に相当する金額を基準にして売
買が行なわれた日数に応じて値引額を算出する(ステッ
プS50,S80)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製造業者(メー
カ),卸売業者(問屋),小売業者等の売り手が、卸売
業者,小売業者,消費者(エンドユーザ)等の買い手
(顧客)に対して値引きサービスを行なう場合に用いて
好適の、売買データ処理装置,売買データ処理方法及び
売買データ処理プログラムを格納したコンピュータ読取
可能な記録媒体並びに値引きサービス方法及びサーバに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、あらゆる商品取引分野において顧
客獲得競争は激化してきており、顧客(取引相手)を獲
得するために売り手側は値引きサービス等の種々のサー
ビスを提供し、売上の拡大を図ろうとしている。例え
ば、小売業者と消費者との間の商品取引においては、ま
とめ売りのように商品の購入個数に応じて値引きするサ
ービスや、組み売りやセット売りのように複数の商品を
まとめて購入する場合に値引きするサービスが提供され
ている。また、消費者が商品を購入する際に購入金額に
応じてポイントを付与し、ポイントの累計値に応じて他
の商品を購入する際に値引きするポイントサービス(購
入金額の所定割合をポイントとして還元するサービス)
も行なわれている。
【0003】一方、製造業者と卸売業者との間の取引、
製造業者と小売業者との間の取引、卸売業者と小売業者
との間の取引においては、例えば大口取引の場合のよう
に取引個数に応じた値引きサービス等が行なわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の値引きサービスは、主に売買される商品の
個数や金額に応じたサービスであり、これらのサービス
は種々の商品取引において一般的に行なわれており、い
わば当たり前のサービスとなってきている。一方、今日
の消費者等の顧客は、ありきたりのサービスよりも、目
新しいサービスや遊び心のあるサービス等に興味を示す
傾向があり、他の同業者との間での差別化を図るには、
この点を考慮することが重要になる。
【0005】例えば、従来の値引きサービスでは、売り
手側が一方的に値引サービスの方法を決め、消費者等の
買い手がこれにしたがって値引サービスを受けるように
なっており、消費者等の買い手は受け身の立場におかれ
ている。しかし、今日の消費者等の買い手の欲求を満た
すには、このような受け身のサービスではなく、消費者
等の買い手が積極的に参加できるようなサービスとする
ことが重要である。
【0006】このため、上述のような従来の画一的なサ
ービスによってはもはや差別化を図るのは難しく、従来
の値引きサービスは新規顧客の獲得や売上の拡大につな
がる有効なサービスとは言えなくなりつつある。また、
上述の従来の値引きサービスは、顧客等の買い手がどの
ような取引相手であるか(例えば継続的な取引があり、
売り手に対して貢献度が高いかなど)については何ら考
慮されずに、あくまでも売買された商品の数量に応じて
値引きするものであるため、取引相手によっては値引き
サービスによる十分な利益の還元がなされていないのが
実情である。
【0007】例えば、従来の値引きサービスでは、通常
取引を行なっていない買い手が一度に大量の商品を購入
した場合には値引きサービスを受けられるのに対し、継
続的に取引を行なっている買い手(いわゆるお得意様)
が購入数量は少ないが毎日商品を購入し、一定期間内
(例えば1ヶ月以内)の商品購入数量が上述のように一
度に大量に購入した場合の数量と同じであったとしても
値引きサービスを受けられないことになる。
【0008】一方、売り手側としては、他の同業者との
差別化を図ることで全体の売上拡大を図る一方で、各営
業日毎の売上額(取引金額)が変動するのをできるだけ
抑制し、全営業日における売上額をできるだけ平均化し
たい。つまり、取引が行なわれない営業日や取引が少な
い営業日を減らすべく、これらの営業日にも取引が行な
われるように消費者等の買い手を積極的に誘導できるよ
うにし、営業日によっては大量の取引が行なわれるが、
全く取引が行なわれない営業日もあるという状況をでき
るだけ回避して、望ましくは全営業日において確実に取
引が行なわれるようにしたい。これにより、全営業日に
おける売上額が平均化されるようにして安定的に営業を
継続できるようにし、各営業日における取引予想も立て
やすくしたい。また、商品の配送においても、臨時便な
どを出すことなく定期便のみで行なえるようにして、配
送コストの低減を図れるようにするとともに、配送車の
手配等の労力も軽減したい。
【0009】ところで、新たな値引きサービスを提供す
るとしても、多くの取引相手がある場合や例えば1ヶ月
や1週間や1年等の所定期間において取引される商品が
大量にある場合には、値引額算出処理を正確、かつ、効
率的に行なえるようにする必要もある。本発明は、この
ような課題に鑑み創案されたもので、値引額算出処理を
迅速かつ容易に行なえるようにして業務効率の向上を図
りながら、値引額を正確に算出できるようにするととも
に、継続的に取引を行なっている買い手(いわゆるお得
意様)である等の売り手に対する貢献度に応じた適正な
値引額による値引きサービスを提供できるようにした、
売買データ処理装置,売買データ処理方法,売買データ
処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記録
媒体及び値引きサービス方法及びサーバを提供すること
を目的とするものである。
【0010】また、各営業日毎の売上額の変動をできる
だけ抑制し、全営業日における売上額が平均化されるよ
うにして、安定的な営業の継続を確保し、取引予想を立
てやすくし、また、商品の配送において、臨時便などを
出すことなく定期便のみで行なえるようにして、配送コ
ストの低減を図れるようにするとともに、配送車の手配
等の労力も軽減されるようにすることも目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の売買データ処理
装置は、売買データを処理する売買データ処理装置であ
って、売買データを記憶する記憶手段と、買い手識別情
報を入力する入力手段と、予め設定された複数の特定日
又は複数の特定期間,買い手識別情報及び売買データに
基づいて、買い手識別情報により特定される買い手が複
数の特定日のうち全特定日又は複数の特定期間のうち全
特定期間において売買を行なっているか否かを判定する
判定手段と、判定手段によって全特定日又は全特定期間
において売買を行なっていると判定された場合に、買い
手の売買データに基づいて各特定日毎又は各特定期間毎
の合計金額を算出する合計金額算出手段と、合計金額算
出手段によって算出された各合計金額の中から最も額の
低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準
にして全特定日又は全特定期間において売買された全商
品の総合計金額に対しての値引額を設定する値引額設定
手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
【0012】好ましくは、値引額設定手段を、最低合計
金額に相当する金額をそのまま値引額として設定する
か、又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若し
くは減額して値引額として設定するように構成する(請
求項2)。また、合計金額算出手段を、判定手段によっ
て全特定日又は全特定期間において売買を行なっていな
いと判定された場合に、買い手の売買データに基づいて
売買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の合計金額
を算出するように構成し、値引額設定手段を、合計金額
算出手段によって算出された合計金額の中から最も額の
低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準
にして設定される金額を取引日数に応じて減額した金額
か、又は最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じ
て減額した金額を基準にして設定される金額を、全特定
日又は全特定期間において売買された全商品の総合計金
額に対しての値引額として設定するように構成するのが
好ましい(請求項3)。
【0013】本発明の売買データ処理装置は、売買デー
タを処理する売買データ処理装置であって、売買データ
を記憶する記憶手段と、買い手識別情報を入力する入力
手段と、予め設定された複数の特定日又は複数の特定期
間,買い手識別情報及び売買データに基づいて、買い手
識別情報により特定される買い手が複数の特定日のうち
の少なくとも2日又は複数の特定期間のうちの少なくと
も2つの期間において売買を行なっているか否かを判定
する判定手段と、判定手段によって少なくとも2日又は
少なくとも2つの期間において売買を行なっていると判
定した場合に、買い手の売買データに基づいて売買を行
なっている特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出す
る合計金額算出手段と、合計金額算出手段によって算出
された合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最
低合計金額に相当する金額を基準にして売買された全商
品の総合計金額に対しての値引額として設定する値引額
設定手段とを備えることを特徴としている(請求項
4)。
【0014】好ましくは、買い手識別情報を検索条件と
して、前記記憶手段に記憶されている売買データから一
の買い手の売買データを検索する検索手段を備えるもの
とし、判定手段を、検索手段により検索された前記一の
買い手の売買データ、及び複数の特定日又は複数の特定
期間に基づいて、一の買い手が複数の特定日のうち全特
定日又は複数の特定期間のうち全特定期間において売買
を行なっているか否かを判定するように構成する(請求
項5)。
【0015】また、入力手段を、買い手識別情報を記憶
された携帯型外部記憶媒体から買い手識別情報を読み出
して入力するリーダにより構成するのが好ましい(請求
項6)。特に、記憶手段を、前記売買データ及び前記買
い手識別情報を記憶された携帯型外部記憶媒体により構
成し、入力手段を、携帯型外部記憶媒体から売買データ
及び買い手識別情報を読み出して入力するリーダにより
構成しても良い(請求項7)。
【0016】また、値引額設定手段によって設定された
値引額を、前記記憶手段に記憶するように構成するのが
好ましい(請求項8)。記憶手段に記憶された値引額を
読み出して、今回の売買における総合計金額から値引額
を値引きした金額を請求金額として算出する請求金額算
出手段を備えるものとして構成するのが好ましい(請求
項9)。
【0017】今回の売買における総合計金額から値引額
を値引きした金額を請求金額として算出する請求金額算
出手段を備えるものとして構成するのが好ましい(請求
項10)。また、複数の特定日又は前記複数の特定期間
の設定に際し、時間帯を設定しうるように構成するのも
好ましい(請求項11)。
【0018】本発明の売買データ処理方法は、コンピュ
ータを用いて売買データを処理する売買データ処理方法
であって、コンピュータが、複数の特定日又は複数の特
定期間、及び買い手識別情報を読み込む読込ステップ
と、コンピュータが、読み込まれた複数の特定日又は複
数の特定期間,買い手識別情報及び売買データに基づい
て、買い手識別情報により特定される買い手が複数の特
定日のうち全特定日又は複数の特定期間のうち全特定期
間において売買を行なっているか否かを判定する判定ス
テップと、コンピュータが、判定ステップにおいて全特
定日又は全特定期間において売買を行なっていると判定
された場合に、買い手の売買データに基づいて各特定日
毎又は各特定期間の合計金額を算出する算出ステップ
と、コンピュータが、算出された各合計金額の中から最
も額の低い金額に相当する金額を基準にして全特定日又
は全特定期間において売買された全商品の総合計金額に
対しての値引額を設定する設定ステップとを備えること
を特徴としている(請求項12)。
【0019】好ましくは、値引額設定手段を、最低合計
金額に相当する金額をそのまま値引額として設定する
か、又は、最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
減額して値引額として設定するように構成する(請求項
13)。特に、算出ステップを、判定ステップにおいて
全特定日又は全特定期間において売買を行なっていない
と判定された場合に、買い手の売買データに基づいて売
買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の合計金額を
算出するように構成し、設定ステップを、算出ステップ
で算出された合計金額の中から最も額の低い金額を検索
し、最低合計金額に相当する金額を基準にして設定され
る金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は最低合
計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額
を基準にして設定される金額を、全特定日又は全特定期
間において売買された全商品の総合計金額に対しての値
引額として設定するように構成するのが好ましい(請求
項14)。
【0020】本発明の売買データ処理方法は、コンピュ
ータを用いて売買データを処理する売買データ処理方法
であって、コンピュータが、複数の特定日又は複数の特
定期間、及び買い手識別情報を読み込む読込ステップ
と、コンピュータが、読み込まれた複数の特定日又は複
数の特定期間,買い手識別情報及び売買データに基づい
て、買い手識別情報により特定される買い手が複数の特
定日のうちの少なくとも2日又は複数の特定期間のうち
の少なくとも2つの期間において売買を行なっているか
否かを判定するステップと、コンピュータが、判定ステ
ップにおいて少なくとも2日又は少なくとも2つの期間
において売買を行なっていると判定した場合に、買い手
の売買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又
は特定期間毎の合計金額を算出する算出ステップと、コ
ンピュータが、算出ステップで算出された合計金額の中
から最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当す
る金額を基準にして売買された全商品の総合計金額に対
しての値引額として設定する設定ステップとを備えるこ
とを特徴としている(請求項15)。
【0021】好ましくは、コンピュータが、設定ステッ
プにおいて設定された値引額を記憶手段に記憶させる記
憶ステップを備えるものとする(請求項16)。また、
コンピュータが、記憶ステップで記憶された値引額を読
み出して、今回の売買における総合計金額から値引額を
値引きした金額を請求金額として算出する請求金額算出
ステップとを備えるものとするのも好ましい(請求項1
7)。
【0022】さらに、コンピュータが、今回の売買にお
ける総合計金額から値引額を値引きした金額を請求金額
として算出する請求金額算出ステップを備えるものとす
るのも好ましい(請求項18)。また、複数の特定日又
は複数の特定期間の設定に際し、時間帯を設定しうるよ
うに構成するのも好ましい(請求項19)。
【0023】本発明の値引きサービス方法は、コンピュ
ータを用いて複数の特定日又は複数の特定期間において
売買された全商品の総合計金額に対しての値引額を算出
し、値引額を値引きする値引きサービス方法であって、
コンピュータが、売買データを買い手毎に読み出して予
め設定された複数の特定日毎又は複数の特定期間毎の合
計金額を算出し、コンピュータが、算出された各合計金
額の中から最も額の低い金額を検索し、最低金額に相当
する金額を基準にして売買が行なわれた日数に応じて値
引額を算出し、コンピュータが、値引額を出力すること
を特徴としている(請求項20)。
【0024】好ましくは、特定日又は前記特定期間を、
売り手の営業日とするのが好ましい(請求項21)。特
に、複数の特定日又は複数の特定期間の設定に際し、時
間帯を設定しうるように構成するのが好ましい(請求項
22)。本発明の売買データ処理プログラムを格納した
コンピュータ読取可能な記録媒体は、売買データを処理
するための売買データ処理プログラムを格納したコンピ
ュータ読取可能な記録媒体であって、売買データ処理プ
ログラムが、複数の特定日又は複数の特定期間、及び買
い手識別情報を読み込む読込ステップと、読み込まれた
複数の特定日又は複数の特定期間,買い手識別情報及び
売買データに基づいて、買い手識別情報により特定され
る買い手が複数の特定日のうち全特定日又は複数の特定
期間のうち全特定期間において売買を行なっているか否
かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて全
特定日又は全特定期間において売買を行なっていると判
定された場合に、買い手の売買データに基づいて各特定
日毎又は各特定期間の合計金額を算出する算出ステップ
と、算出された各合計金額の中から最も額の低い金額に
相当する金額を基準にして全特定日又は全特定期間にお
いて売買された全商品の総合計金額に対しての値引額を
設定する設定ステップとを含む処理をコンピュータに実
行させるものとして構成されることを特徴としている
(請求項23)。
【0025】好ましくは、設定ステップを、最低合計金
額に相当する金額をそのまま値引額として設定するか、
又は、最低合計金額に相当する金額を増額若しくは減額
して値引額として設定するように構成するのが好ましい
(請求項24)。また、算出ステップを、判定ステップ
において全特定日又は全特定期間において売買を行なっ
ていないと判定された場合に、買い手の売買データに基
づいて売買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の合
計金額を算出するように構成し、設定ステップを、算出
ステップで算出された合計金額の中から最も額の低い金
額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして
設定される金額を取引日数に応じて減額した金額か、又
は最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額
した金額を基準にして設定される金額を、全特定日又は
全特定期間において売買された全商品の総合計金額に対
しての値引額として設定するように構成するのが好まし
い(請求項25)。
【0026】本発明の売買データ処理プログラムを格納
したコンピュータ読取可能な記録媒体は、売買データ処
理プログラムが、複数の特定日又は複数の特定期間、及
び買い手識別情報を読み込む読込ステップと、読み込ま
れた複数の特定日又は複数の特定期間,買い手識別情報
及び売買データに基づいて、買い手識別情報により特定
される買い手が複数の特定日のうちの少なくとも2日又
は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期間におい
て売買を行なっているか否かを判定するステップと、判
定ステップにおいて少なくとも2日又は少なくとも2つ
の期間において売買を行なっていると判定した場合に、
買い手の売買データに基づいて売買を行なっている特定
日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する算出ステップ
と、算出ステップで算出された合計金額の中から最も額
の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基
準にして売買された全商品の総合計金額に対しての値引
額として設定する設定ステップとを含む処理をコンピュ
ータに実行させるものとして構成されることを特徴とし
ている(請求項26)。
【0027】好ましくは、買い手識別情報を検索条件と
して、記憶手段に記憶されている売買データから一の買
い手の売買データを検索する検索手段を備えるものと
し、判定手段を、検索手段により検索された一の買い手
の売買データ、及び複数の特定日又は複数の特定期間に
基づいて、一の買い手が前記複数の特定日のうち全特定
日又は複数の特定期間のうち全特定期間において売買を
行なっているか否かを判定するように構成するのが好ま
しい(請求項27)。
【0028】また、複数の特定日又は前記複数の特定期
間の設定に際し、時間帯を設定しうるように構成するの
が好ましい(請求項28)。本発明のサーバは、ネット
ワークを介して接続されるクライアントに売り手の商品
情報を提供するサーバであって、売買データを記憶する
記憶手段と、予め設定された複数の特定日又は複数の特
定期間,買い手識別情報及び売買データに基づいて、買
い手識別情報により特定される買い手が複数の特定日の
うち全特定日又は複数の特定期間のうち全特定期間にお
いて売買を行なっているか否かを判定する判定手段と、
判定手段によって全特定日又は全特定期間において売買
を行なっていると判定された場合に、買い手の売買デー
タに基づいて各特定日毎又は各特定期間毎の合計金額を
算出する合計金額算出手段と、合計金額算出手段によっ
て算出された各合計金額の中から最も額の低い金額を検
索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして全特定
日又は全特定期間において売買された全商品の総合計金
額に対しての値引額を設定する値引額設定手段とを備え
ることを特徴としている(請求項29)。
【0029】好ましくは、値引額設定手段を、最低合計
金額に相当する金額をそのまま値引額として設定する
か、又は、最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
減額して値引額として設定するように構成する(請求項
30)。また、合計金額算出手段を、判定手段によって
全特定日又は全特定期間において売買を行なっていない
と判定された場合に、買い手の売買データに基づいて売
買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の合計金額を
算出するように構成し、値引額設定手段を、合計金額算
出手段によって算出された合計金額の中から最も額の低
い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準に
して設定される金額を取引日数に応じて減額した金額
か、又は最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じ
て減額した金額を基準にして設定される金額を、全特定
日又は全特定期間において売買された全商品の総合計金
額に対しての値引額として設定するように構成するのが
好ましい(請求項31)。
【0030】本発明のサーバは、ネットワークを介して
接続されるクライアントに売り手の商品情報を提供する
サーバであって、売買データを記憶する記憶手段と、予
め設定された複数の特定日又は複数の特定期間,買い手
識別情報及び売買データに基づいて、買い手識別情報に
より特定される買い手が複数の特定日のうちの少なくと
も2日又は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期
間において売買を行なっているか否かを判定する判定手
段と、判定手段によって少なくとも2日又は少なくとも
2つの期間において売買を行なっていると判定した場合
に、買い手の売買データに基づいて売買を行なっている
特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する合計金額
算出手段と、合計金額算出手段によって算出された合計
金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計金額
に相当する金額を基準にして売買された全商品の総合計
金額に対しての値引額として設定する値引額設定手段と
を備えることを特徴としている(請求項32)。
【0031】好ましくは、買い手識別情報を検索条件と
して、記憶手段に記憶されている売買データから一の買
い手の売買データを検索する検索手段を備えるものと
し、判定手段を、検索手段により検索された一の買い手
の売買データ、及び複数の特定日又は複数の特定期間に
基づいて、一の買い手が前記複数の特定日のうち全特定
日又は複数の特定期間のうち全特定期間において売買を
行なっているか否かを判定するように構成する(請求項
33)。
【0032】また、最低合計金額に相当する金額をその
まま値引額とするか、又は、最低合計金額に相当する金
額を増額若しくは減額して値引額とするかを、サーバ側
で任意に設定しうるように構成するのが好ましい(請求
項34)。また、複数の特定日又は複数の特定期間、及
び、最低合計金額に相当する金額をそのまま又は最低合
計金額に相当する金額を増額若しくは減額して設定した
値引額を、クライアントにおいて表示させるべくネット
ワークを介してクライアントに対して出力するように構
成するのが好ましい(請求項35)。
【0033】また、複数の特定日又は複数の特定期間を
サーバ側で任意に設定しうるように構成するのが好まし
い(請求項36)。また、複数の特定日又は複数の特定
期間の設定に際し、時間帯を設定しうるように構成する
のが好ましい(請求項37)。本発明の値引きサービス
方法は、コンピュータを用いて、売買された全商品の総
合計金額に対しての値引額を算出して値引きする値引き
サービス方法であって、コンピュータが、予め設定され
た特定時間帯に売買をした日が所定日数あった場合に、
買い手識別情報により特定される買い手の売買データに
基づいて各日毎の合計金額を算出し、コンピュータが、
算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低い金額
を検索し、コンピュータが、最低金額に相当する金額を
基準にして売買された全商品の総合計金額に対しての値
引額を設定し、コンピュータが、値引額を出力すること
を特徴としている(請求項38)。
【0034】本発明の売買データ処理装置は、売買デー
タを処理する売買データ処理装置であって、売買データ
を記憶する記憶手段と、予め設定された特定時間帯,買
い手識別情報及び売買データに基づいて、買い手識別情
報により特定される買い手が特定時間帯に売買をした日
が所定日数あるか否かを判定する判定手段と、特定時間
帯に売買をした日が所定日数あると判定した場合に、買
い手の売買データに基づいて各日毎の合計金額を算出す
る合計金額算出手段と、算出された各日毎の合計金額の
中から最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当
する金額を基準にして売買された全商品の総合計金額に
対しての値引額を設定する値引額設定手段とを備えるこ
とを特徴としている(請求項39)。
【0035】本発明のサーバは、ネットワークを介して
接続されるクライアントに売り手の商品情報を提供する
サーバであって、売買データを記憶する記憶手段と、予
め設定された特定時間帯,買い手識別情報及び前記売買
データに基づいて、買い手識別情報により特定される買
い手が特定時間帯に売買をした日が所定日数あるか否か
を判定する判定手段と、特定時間帯に売買をした日が所
定日数あると判定した場合に、買い手の売買データに基
づいて各日毎の合計金額を算出する合計金額算出手段
と、算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低い
金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にし
て売買された全商品の総合計金額に対しての値引額を設
定する値引額設定手段とを備えることを特徴としている
(請求項40)。
【0036】本発明の売買データ処理プログラムを格納
したコンピュータ読取可能な記録媒体は、売買データを
処理するための売買データ処理プログラムを格納したコ
ンピュータ読取可能な記録媒体であって、売買データ処
理プログラムが、特定時間帯、買い手識別情報及び売買
データを読み込む読込ステップと、特定時間帯,買い手
識別情報及び売買データに基づいて、買い手識別情報に
より特定される買い手が特定時間帯に売買をした日が所
定日数あるか否かを判定する判定ステップと、特定時間
帯に売買をした日が所定日数あると判定した場合に、買
い手の売買データに基づいて各日毎の合計金額を算出す
る算出ステップと、算出された各日毎の合計金額の中か
ら最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する
金額を基準にして売買された全商品の総合計金額に対し
ての値引額を設定する設定ステップとを含む処理をコン
ピュータに実行させるものとして構成されることを特徴
としている(請求項41)。
【0037】本発明の売買データ処理プログラムは、売
買データを処理するための売買データ処理プログラムで
あって、複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別
情報及び売買データを読み込む読込ステップと、読み込
まれた複数の特定日又は複数の特定期間,買い手識別情
報及び売買データに基づいて、買い手識別情報により特
定される買い手が複数の特定日のうち全特定日又は複数
の特定期間のうち全特定期間において売買を行なってい
るか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにお
いて全特定日又は全特定期間において売買を行なってい
ると判定された場合に、買い手の売買データに基づいて
各特定日毎又は各特定期間の合計金額を算出する算出ス
テップと、算出された各合計金額の中から最も額の低い
金額に相当する金額を基準にして全特定日又は全特定期
間において売買された全商品の総合計金額に対しての値
引額を設定する設定ステップとを含む処理をコンピュー
タに実行させることを特徴としている(請求項42)。
【0038】また、設定ステップは、最低合計金額に相
当する金額をそのまま値引額として設定するか、又は、
最低合計金額に相当する金額を増額若しくは減額して値
引額として設定するように構成するのが好ましい(請求
項43)。さらに、算出ステップは、判定ステップにお
いて全特定日又は全特定期間において売買を行なってい
ないと判定された場合に、買い手の売買データに基づい
て売買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の合計金
額を算出するように構成され、設定ステップは、算出ス
テップで算出された合計金額の中から最も額の低い金額
を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして設
定される金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は
最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額し
た金額を基準にして設定される金額を、全特定日又は全
特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
ての値引額として設定するように構成するのが好ましい
(請求項44)。
【0039】本発明の売買データ処理プログラムは、売
買データを処理するための売買データ処理プログラムで
あって、複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別
情報及び売買データを読み込む読込ステップと、読み込
まれた複数の特定日又は複数の特定期間,買い手識別情
報及び売買データに基づいて、買い手識別情報により特
定される買い手が複数の特定日のうちの少なくとも2日
又は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期間にお
いて売買を行なっているか否かを判定する判定ステップ
と、判定ステップにおいて少なくとも2日又は少なくと
も2つの期間において売買を行なっていると判定した場
合に、買い手の売買データに基づいて売買を行なってい
る特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する算出ス
テップと、算出ステップで算出された合計金額の中から
最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金
額を基準にして売買された全商品の総合計金額に対して
の値引額として設定する設定ステップとを含む処理をコ
ンピュータに実行させることを特徴としている(請求項
45)。
【0040】また、買い手識別情報を検索条件として、
記憶手段に記憶されている売買データから一の買い手の
売買データを検索する検索手段を備え、判定手段が、検
索手段により検索された一の買い手の売買データ、及び
複数の特定日又は複数の特定期間に基づいて、一の買い
手が複数の特定日のうち全特定日又は複数の特定期間の
うち全特定期間において売買を行なっているか否かを判
定するように構成するのが好ましい(請求項46)。
【0041】さらに、複数の特定日又は複数の特定期間
の設定に際し、時間帯を設定しうるように構成するのが
好ましい(請求項47)。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る売買データ処理装置,売買データ処理方法,売買デー
タ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
録媒体,値引きサービス方法及びサーバについて、図面
を参照しながら説明する。まず、本発明の概要について
説明すると、売り手と買い手との間の商品売買取引、例
えば製造業者(メーカ)と卸売業者(問屋)との間の商
品売買取引,卸売業者と小売業者(百貨店,スーパー,
コンビニエンスストア等)との間の商品売買取引,製造
業者と小売業者との間の商品売買取引,小売業者と消費
者(エンドユーザ)との間の商品売買取引,製造業者と
消費者との間の商品売買取引,卸売業者と消費者との間
の商品売買取引などにおいて、買い手(顧客)に対して
は、売買が行なわれた日数(取引日数)に応じて、特定
日毎(特定期間毎,特定時間帯毎)の各合計金額の中の
最低合計金額を基準にして売買された全商品の総合計金
額に対しての値引額を算出して値引きする値引きサービ
スを提供することで、例えば継続的に取引を行なってい
る買い手(いわゆるお得意様)であるか等の売り手に対
する貢献度に応じて値引額を算出して値引きサービスを
提供する一方、売り手に対しては、各営業日毎の売上額
の変動をできるだけ抑制し、全営業日における売上額が
できるだけ平均化されるようにして、安定的な営業の継
続を確保し、取引予想を立てやすくし、さらに、商品の
配送において、臨時便などを出すことなく定期便のみで
行なえるようにして、配送コストの低減を図り、配送車
の手配等の労力も軽減したものである。なお、商品に
は、サービスの提供を受けることも含まれる。また、商
品には、例えば航空券等のサービスを提供するためのチ
ケット等も含まれる。また、このような値引きサービス
をミニマムプライスバックという。 (第1実施形態の説明)以下、本発明の第1実施形態で
は、商品売買時に決済する方式の商品取引ではなく、一
定期間毎(例えば1ヶ月毎,1週間毎,1年毎,半期
毎)にまとめて決済する方式の商品取引に用いられる売
買データ処理装置について説明する。また、本実施形態
では、複数の特定日を6/1〜6/3と設定した場合の
6月の一か月間の売買データ処理を例にして説明する。
【0043】本実施形態にかかる売買データ処理装置
は、例えば製造業者,卸売業者,小売業者等の売り手側
に備えられるコンピュータ(又は複数のコンピュータか
らなるコンピュータシステム)により構成され、図1に
示すように、入力手段1と、制御演算手段2と、出力手
段3と、記憶手段4とを備えて構成される。ここで、入
力手段(入力装置)1は、例えばキーボード等のキー操
作部,マウス,バーコードリーダ,タッチパネル,スキ
ャナ装置,音声入力装置等により構成される。そして、
後述する売買データ処理を行なうために、入力手段1に
よって複数の特定日,買い手識別情報等が入力されるよ
うになっている。
【0044】ここで、特定日は、予め売り手が決めるも
のであり、例えば売り手が営業している営業日を特定日
として設定すれば良い。また、複数の特定日は、連続日
として設定しても良いし、連続しない日として設定して
も良い。例えば1ヶ月の全営業日を複数の特定日として
設定すれば良い。ここでは、6月の一か月間のうち連続
する3日間(例えば6/1〜6/3)を複数の特定日と
して設定している[図3〜図6では、(特)と示す]。
【0045】なお、必ずしも複数の特定日として設定す
る必要はなく、複数の特定期間、即ち複数の特定週や複
数の特定月や複数の特定年として設定しても良い。つま
り、複数の特定日として設定する場合には、とにかく特
定日において売買取引を行なえばよく、特定日のどの時
刻に売買取引を行なったかは問わないように、複数の特
定期間として設定する場合には、とにかく特定期間のう
ちのいずれかの日に売買取引を行なえばよく、特定期間
のうちのどの日に売買取引を行なったかは問わないこと
になる。このため、後述するように、1ヶ月毎や半期毎
や1年毎等の一定期間毎に決済する際に、一定期間内に
含まれる複数の特定期間(全特定期間)のうち全特定期
間において売買を行なっているかを判定し、全特定期間
において売買を行なっている場合に、各特定期間毎の合
計金額を算出し、各合計金額の中から最も額の低い金額
を検索し、最低合計金額に相当する金額を全特定期間に
おいて売買された全商品の総合計金額に対しての値引額
として設定することになる。
【0046】一方、上述のように複数の特定日や複数の
特定期間を設定する際に、時間帯(特定時間帯)まで特
定するようにしても良い。このように時間帯まで特定さ
れている場合には、買い手は、複数の特定日において売
買取引を行なうだけでは足りず、特定された時間帯に売
買取引を行なわなければならないことになる。このよう
に時間帯まで設定することで、例えば特定の時間帯に売
買が集中して行なわれるような場合に、時間帯まで特定
できるようにして、例えば他の時間帯を特定すること
で、売買の行なわれる時間帯を分散させたり、他の時間
帯にシフトさせたりすることができるようになる。
【0047】例えば、1ヶ月の全ての日を特定日として
設定し、さらに特定日における時間帯まで特定すること
は、特定時間帯を設定するとともに、合計金額や値引額
を算出する売買データ処理を行なうための基準として所
定期間(1ヶ月)を設定し、所定期間内に複数回の売買
を行なっているかを判定し(この売買データ処理装置の
機能を判定手段という)、この所定期間内に複数回売買
が行なわれたと判定した場合に、複数回の売買について
売買毎(1回の売買毎)の合計金額を算出し(この売買
データ処理装置の機能を合計金額算出手段という)、各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を基準にして、所定期間(1ヶ月)
内において複数回にわたって売買された全商品の総合計
金額に対しての値引額として設定する(この売買データ
処理装置の機能を値引額設定手段という)ことと見るこ
ともできる。これにより、特定時間帯に売買が行なわれ
るように誘導することができ、さらに異なる日における
特定時間帯での売買を平均化させることができるように
なる。
【0048】また、特定時間帯は、上述の特定日や特定
期間の設定の場合と同様に、売り手が任意に設定できる
ようにするのが望ましい。これにより、ある時間帯に売
買が集中するというような買い手の購買動向は種々の要
因によってめまぐるしく変化するものであるため、この
ような変化に柔軟に対応して時間帯を設定・変更できる
ようになる。
【0049】さらに、特定時間帯は、必ずしも1つとは
限らず、例えば1つの時間帯を短くして、複数の時間帯
(複数の特定時間帯)を設定するようにしても良い。例
えば、売買が集中している時間帯と売買がほとんど行な
われない時間帯とを特定することで、売買が集中する時
間帯に売買を行なった者を、ほとんど売買が行なわれな
い時間帯にも売買を行なうように誘導できることにな
る。
【0050】なお、特定日や特定期間を設定する際に時
間帯も特定する場合、特定時間帯を例えば夜11時から
夜1時までとすると、一般的な1日の定義からすると、
特定日や特定期間に含まれない日や期間における時間帯
まで特定日における時間帯の中に含まれてしまうことに
なるが、例えば夜1時から夜1時までを1日と定義する
等一般的な1日の定義とは異なる1日の定義をしている
と考えられば済むことであるため、一般的な1日の定義
からすると、はみ出してしまうような時間帯も特定日や
特定期間に含まれるものと見ることはできる。
【0051】買い手識別情報は、買い手を識別できる情
報であれば良く、例えば買い手である取引相手名であっ
ても良いし、買い手毎に付けられている識別番号であっ
ても良い。なお、ここでは、売買データ処理を行なう際
に、複数の特定日又は複数の特定期間(以下、単に複数
の特定日ともいう)を入力手段1により入力している
が、これに限られるものではなく、予め記憶手段4に格
納しておき、売買データ処理を行なう場合に読み出すよ
うにしても良い。この場合、売買データ処理を行なう際
には買い手識別情報を入力するだけで良い。
【0052】また、商品の売買が行なわれたら、その都
度(又はまとめて)、入力手段1によって、例えば売買
された商品の日付(時間帯),買い手(取引相手名),
商品名,金額,数量等の商品の売買データ(売上デー
タ)を入力するようにしており、これにより、売買デー
タ処理が行なわれる際には、図3に示すように、これら
の商品売買データが記憶手段4に格納されてデータベー
スが構築されているようにしている。なお、図3では、
6月の1ヶ月の間に買い手A,B,C,D,Eとの間で
売買された商品売買データを示している。
【0053】なお、売買データのデータベースの内容
は、必ずしも上述のものに限られるものではなく、例え
ば買い手(取引相手名),売買された日付(時間帯),
1回の売買における合計金額のみとしても良い。また、
特定日等においてのみ売買データを記憶させるようにし
ても良い。さらに、同一の特定日等において数回の売買
があった場合には、これらの数回の売買の合計金額を加
算し、この加算された額を合計金額として記憶させるよ
うにしても良い。また、売買データのデータベースとし
ては、既存のデータベースを利用しても良いし、この値
引きサービス用に新たにデータベースを構築するように
しても良い。
【0054】ここで、記憶手段(記憶装置)4は、例え
ばハードディスク装置等の補助記憶装置(外部記憶装
置)により構成され、制御演算手段2によって実行され
る各種プログラムや各種データを記憶するものである。
制御演算手段(制御演算装置)2は、入力手段1から入
力された買い手識別情報を検索条件として記憶手段4に
記憶されている商品売買データを読み出して、この商品
売買データから値引額を設定する演算処理を行なうもの
である。
【0055】この制御演算手段2は、CPU,ROM,
RAM等のハードウエア構成により構成され、各種プロ
グラムを実行するもので、その機能要素として、検索手
段2Aと、判定手段2B,合計金額算出手段2Cと、値
引額設定手段2Dとを備えて構成される。このうち、検
索手段2Aは、入力手段1を介して入力された買い手識
別情報を検索条件として記憶手段4に記憶された商品売
買データを検索して、該当する買い手の商品売買データ
を読み出す機能を有する。
【0056】例えば、図3に示すような商品売買データ
が記憶手段4に格納されている場合、買い手Aの商品売
買データは図4(A)に示すように読み出される。同様
に、買い手Bの商品売買データは図4(B)に示すよう
に読み出され、買い手Cの商品売買データは図4(C)
に示すように読み出され、買い手Dの商品売買データは
図4(D)に示すように読み出され、買い手Eの商品売
買データは図4(E)に示すように読み出される。
【0057】ここでは、買い手Aとの間では、図4
(A)に示すように、全特定日において同一の商品aを
同一数量だけ売買し、さらに特定日でない日(6/1
5,6/30)にも商品aを同一数量だけ売買してい
る。また、買い手Bとの間では、図4(B)に示すよう
に、全特定日において同一の商品aを異なる数量だけ売
買し、さらに特定日でない日(6/30)にも商品aを
売買している。また、買い手Cとの間では、図4(C)
に示すように、全特定日において異なる商品a,b,c
を異なる数量だけ売買し、さらに特定日でない日(6/
15)にも商品aを売買している。また、買い手Dとの
間では、図4(D)に示すように、複数の特定日のうち
の一部の特定日(6/1,6/3)において異なる商品
a,cを異なる数量だけ売買し、さらに特定日でない日
(6/15)にも商品aを売買している。また、買い手
Eとの間では、図4(E)に示すように、複数の特定日
のうちの一部の特定日(6/3)において商品aの売買
をし、さらに特定日でない日(6/30)において商品
aを売買している。
【0058】なお、本実施形態では、検索手段2Aが商
品売買データを読み出す機能を備えるものとして構成し
ているが、これに限られるものではなく、制御演算手段
2の機能として、商品売買データや買い手識別情報や複
数の特定日(又は複数の特定期間)等を読み込む機能
(読込手段)を備えるものとして構成しても良い。判定
手段2Bは、入力手段1を介して入力されるか、又は予
め記憶手段4に記憶されている複数の特定日(又は複数
の特定期間)及び検索手段2Aによって読み出された該
当する買い手の商品売買データに基づいて、複数の特定
日(又は複数の特定期間)のうち全特定日(又は全特定
期間)において売買が行なわれているか否かを判定する
機能を有する。
【0059】例えば、買い手識別情報に応じて買い手毎
に、図4(A)〜(E)に示すように商品売買データが
読み出された場合、買い手A,B,Cが複数の特定日
(6/1〜6/3)の全特定日において売買を行なって
いると判定されることになる。一方、買い手D,Eは複
数の特定日(6/1〜6/3)の全特定日において売買
を行なっていないと判定されることになる。
【0060】合計金額算出手段2Cは、該当する買い手
の特定日(又は特定期間)における商品売買データに基
づいて各特定日毎(又は各特定期間毎)の合計金額を算
出する機能を有する。例えば、該当する買い手がAであ
る場合、図5(A)に示すように、各特定日(6/1〜
6/3)毎の合計金額がいずれも5000円と算出され
る。また、該当する買い手がBである場合、図5(B)
に示すように、各特定日(6/1〜6/3)毎の合計金
額がそれぞれ1000円,10000円,4000円と
算出される。また、該当する買い手がCである場合、図
5(C)に示すように、各特定日(6/1〜6/3)毎
の合計金額がいずれも5000円と算出される。また、
該当する買い手がDである場合、図6(A)に示すよう
に、各特定日(6/1,6/3)毎の合計金額がそれぞ
れ14000円,1000円と算出される。また、該当
する買い手がEである場合、図6(B)に示すように、
各特定日(6/3)の合計金額が80000円と算出さ
れる。
【0061】値引額設定手段2Dは、判定手段2Bによ
って全特定日(又は全特定期間)において売買が行なわ
れていると判定された場合に、合計金額算出手段2Cに
よって算出された各合計金額の中から最も額の低い金額
を検索し、最低合計金額に相当する金額を全特定日(又
は全特定期間)において売買された全商品の総合計金額
に対しての値引額として設定する機能を有する。
【0062】例えば、買い手Aは全特定日において売買
を行なっており、図5(A)に示すように、各特定日に
おける合計金額が同一であるため、値引額は5000円
と設定され、請求金額は10000円となる。また、買
い手Bは全特定日において売買を行なっており、図5
(B)に示すように、各特定日における合計金額が異な
るため、そのうちの最低合計金額である1000円が値
引額として設定され、請求金額は14000円となる。
また、買い手Cは全特定日において売買を行なってお
り、図5(C)に示すように、各特定日において異なる
商品を売買しているが各特定日における合計金額は同一
であるため、値引額は5000円と設定され、請求金額
は10000円となる。
【0063】このように、買い手A,B,Cは一か月の
売上金額の総合計金額が25000円で同一金額である
にもかかわらず、日毎の購入金額が異なるため、値引額
が異なるものとなっている。このため、買い手側はより
多くの値引額による値引きサービスを受けるためになる
べく全特定日における購入金額を平均化させるようにす
るため、この結果、売上額が平均化されることになる。
【0064】なお、特定日以外の日(ここでは、6/1
5や6/30)に取引を行なっていたとしても値引きは
行なわないため、図5(A)〜図5(C)に示すよう
に、値引額は0円となり、6月の1ヶ月間の合計請求金
額は、買い手Aが20000円、買い手Bが18000
円、買い手Cが11000円となる。また、値引額設定
手段2Dは、判定手段2Bによって全特定日(又は全特
定期間)において売買が行なわれていないと判定された
場合に、合計金額算出手段2Cによって算出された各合
計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計金
額に相当する金額を基準として売買が行なわれた日数
(取引日数)に応じて減額した金額を、全特定日(又は
全特定期間)において売買された全商品の総合計金額に
対しての値引額として設定する機能も有する。
【0065】ここで、最低合計金額に相当する金額を基
準として取引日数に応じて減額した金額を値引額として
設定するには、例えば最低合計金額に対して取引日数に
応じて変更される所定値(掛け率)を乗算することによ
り、最低合計金額の所定割合の金額を値引額として設定
すれば良い。つまり、取引日数が9割の場合(例えば特
定日が30日である場合に取引日数が27日である場
合)には所定値を0.7とし、取引日数が7割の場合
(例えば特定日が30日である場合に取引日数が21日
である場合)には所定値を0.5とし、取引日数が5割
の場合(例えば特定日が30日である場合に取引日数が
15日である場合)には所定値を0.3とし、取引日数
が5割以下の場合(例えば特定日が30日である場合に
取引日数が15日以下である場合)には所定値を0とし
て、最低合計金額に相当する金額に対してこれらの所定
値を乗算することにより値引額を算出することができ
る。これにより、取引日数が9割の場合には、値引額が
最低合計金額の7割の金額に設定され、取引日数が7割
の場合には、値引額が最低合計金額の5割の金額に設定
され、取引日数が5割の場合には、値引額が最低合計金
額の3割の金額に設定され、取引日数が5割以下の場合
には、値引額が0に設定されることになる。
【0066】なお、このように取引日数に応じて所定値
を変える場合、本実施形態のように複数の特定日(又は
複数の特定期間)として設定された日(又は期間)が多
いか少ないかによって所定値を変更することもできる。
また、全特定日(又は全特定期間)に取引が行なわれて
いる場合には取引日数が10割であるため、所定値を1
に設定していると考えることができる。
【0067】例えば、買い手Dは全特定日において売買
を行なっておらず、図6(A)に示すように、6/1〜
6/3の3日間の特定日のうち6/1,6/3の2日間
だけ取引を行なっており、取引日数が約7割であるた
め、最低合計金額1000円の5割の金額、即ち500
円が値引額として設定され、請求金額は14500円と
なる。このように、6月の一か月間の売上金額の総合計
金額が25000円で、買い手A,B,Cと同一金額で
あるにもかかわらず、日毎の購入金額が異なり、最低合
計金額が低いため、値引額が低額となっている。
【0068】一方、買い手Eは全特定日において売買を
行なっておらず、図6(B)に示すように、6/1〜6
/3の3日間の特定日のうち6/3の1日だけしか取引
を行なっておらず、取引日数が5割以下であるため、値
引額は0円と設定され、請求金額は80000円とな
る。このように、購入金額が高額であるにもかかわら
ず、1日に大量に商品を購入しており、取引日数が少な
いため、値引きサービスを受けられなくなっている。
【0069】このため、買い手側はより多くの値引額に
よる値引きサービスを受けるためになるべく全特定日に
おいて売買を行なうようにするとともに、全特定日にお
ける購入金額を平均化させるようになるため、この結
果、売り手側の売上額が平均化されることになる。な
お、特定日以外の日(ここでは、6/15や6/30)
に取引を行なっていたとしても値引きは行なわないた
め、図6(A),図6(B)に示すように、値引額は0
円となり、6月の1ヶ月間の合計請求金額は、買い手D
が16000円、買い手Eが88000円となる。
【0070】なお、上述のようにして値引額設定手段2
Dによって設定された値引額は例えば買い手識別情報と
対応づけて記憶手段4に記憶させるようにしても良い。
そして、この記憶手段4に記憶されている値引額を読み
出して、出力手段3から値引額を値引き情報として出力
するようにしても良い。出力手段(出力装置)3は、例
えばプリンタ等の印刷装置(印刷手段)やディスプレ
イ,音声出力装置等の表示装置(表示手段)等により構
成される。そして、制御演算手段2の値引額設定手段2
Dにより設定された値引額が、印刷装置により印刷され
たり、ディスプレイ上に表示されたりするようになって
いる。例えば、1ヶ月毎の請求書の中に、請求金額とと
もに値引額が印刷されるようになっている。これによ
り、買い手は値引きされていることに気付くことにな
り、本値引きサービスの利用が促進されることになる。
また、出力手段3により出力される見積書,請求書,利
用明細等の取引書類に値引額やその算出方法等を表示す
ることも考えられる。
【0071】本実施形態にかかる売買データ処理装置
は、上述のように構成されるため、本装置による値引き
処理は、図2のフローチャートに示すように行なわれ
る。なお、この値引き処理は、売り手側のコンピュータ
により行なわれる処理であり、例えば売り手が1ヶ月毎
に請求書を発行する際(全特定日又は全特定期間が経過
した後)に行なわれる。
【0072】つまり、まずステップS10で、売り手側
のオペレータによって請求先である買い手に関する買い
手識別情報が入力手段1を介して入力され、ステップS
20で、検索手段2Aが、入力手段1によって入力され
た買い手識別情報を検索条件として、該当する買い手の
商品売買データを記憶手段4に格納されたデータベース
から検索して読み出す[図4(A)〜(E)参照]。
【0073】なお、商品データは、売り手によって日々
の商品取引に応じて随時入力され、記憶手段4に記憶さ
れてデータベースとして構築されている(図3参照)。
次に、ステップS30で、判定手段2Bが、予め設定さ
れた複数の特定日(又は複数の特定期間)を読み出し
て、該当する買い手の商品売買データから複数の特定日
(又は複数の特定期間)のうち全特定日(又は全特定期
間)において売買が行なわれているか否かを判定し、こ
の判定の結果、全特定日(又は全特定期間)において取
引が行なわれている場合には、ステップS40に進み、
合計金額算出手段2Cが、該当する買い手の商品売買デ
ータから各特定日毎の合計金額を算出する[図5(A)
〜(C)参照]。なお、図5(A)〜(C)では、全特
定日(又は全特定期間)において取引を行なっている買
い手A,B,Cの商品データのうち日付,金額を示して
いる。
【0074】次いで、ステップS50で、値引額設定手
段2Dが、合計金額算出手段2Cによって算出された各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を、全特定日(又は全特定期間)に
おいて売買された全商品の総合計金額に対しての値引額
として設定する[図5(A)〜(C)参照]。そして、
全特定日(又は全特定期間)において売買された全商品
の総合計金額(値引き前の金額)から値引額を差し引い
て請求金額を算出する[図5(A)〜(C)参照]。こ
のように、全特定日(又は全特定期間)において売買さ
れた全商品の総合計金額(値引き前の金額)が同じ額で
あっても、一日毎の合計金額が異なると、請求金額が異
なることになる。
【0075】そして、ステップS60で、請求書に値引
額を表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、出力
手段3へ値引額を出力して、処理を終了する。ところ
で、ステップS30で、全特定日(又は全特定期間)に
おいて取引が行なわれていないと判定された場合には、
ステップS70へ進み、合計金額算出手段2Cが、全特
定日(又は全特定期間)において取引が行なわれている
買い手の商品売買データから各特定日毎(又は全特定期
間毎)の合計金額を算出する[図6(A),(B)参
照]。
【0076】次いで、ステップS80で、値引額設定手
段2Dが、合計金額算出手段2Cによって算出された各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を取引日数に応じて減額して、全特
定日(又は全特定期間)において売買された全商品の総
合計金額に対しての値引額として設定する[図6
(A),(B)参照]。
【0077】そして、全特定日(又は全特定期間)にお
いて売買された全商品の総合計金額(値引き前の金額)
から値引額を差し引いて請求金額を算出する[図6
(A),(B)参照]。なお、本実施形態では、売買デ
ータ処理装置を一定期間毎(例えば1ヶ月毎,1年毎,
半期毎)にまとめて決済する方式の商品取引に用いるた
め、請求金額は一定期間中に売買された商品についてま
とめて請求する請求金額である。
【0078】そして、ステップS90で、請求書に値引
額を表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、出力
手段3へ値引額を出力して、処理を終了する。したがっ
て、本実施形態にかかる売買データ処理装置,売買デー
タ処理方法及び値引きサービス方法によれば、売り手に
も買い手にもメリットのある値引きサービスを提供でき
るという利点がある。
【0079】つまり、コンピュータを用いて値引額を算
出するため、多くの取引相手がある場合や複数の特定日
(例えば1ヶ月)又は複数の特定期間において取引され
る商品が大量にある場合であっても、値引額算出処理を
迅速かつ容易に行なえ、請求書発行等の業務効率の向上
を図ることができ、さらに値引額を正確に算出すること
ができるようになるとともに、買い手側に対しては、継
続的に取引を行なっている買い手(いわゆるお得意様)
である等の売り手に対する貢献度に応じた適正な値引額
による値引きサービスを提供できるようになり、他の同
業者との差別化を図ることで顧客の獲得や売上の拡大を
図れるようになるという利点がある。
【0080】さらに、このような値引きサービスを提供
することで、買い手側が全特定日又は全特定期間におい
て取引を行なうように、売り手側は買い手側を積極的に
誘導することができ、各特定日毎又は各特定期間毎の売
上額の変動をできるだけ抑制し、全特定日又は全特定期
間における売上額ができるだけ平均化されるように誘導
することができ、これにより、売り手側に対しては、安
定的な営業の継続を確保できるようになり、取引予想が
立てやすくなるという利点がある。また、商品の配送に
おいて、臨時便などを出すことなく定期便のみで行なえ
るようになり、配送コストの低減が図れるとともに、配
送車の手配等の労力も軽減することができるという利点
もある。
【0081】特に、上述のような値引きサービスによれ
ば、消費者等の買い手は、売り手によって設定された複
数の特定日又は複数の特定期間の中で、商品をどのよう
に買えば最も値引額を大きくすることができるかを計画
し、この計画に沿って商品を買うことで、自らが積極的
に値引額を決めることができるようになる。このように
して、従来の値引きサービスのように消費者等の買い手
を受け身の立場とするのではなく、消費者等の買い手が
積極的に参加できるようにすることで、消費者等の買い
手の欲求を十分に満たすことができるようになるのであ
る。
【0082】なお、上述の実施形態では、売買データ処
理装置を1つのコンピュータにより構成する場合につい
て説明したが、これに限られるものではなく、複数のコ
ンピュータを備えるコンピュータシステム(コンピュー
タネットワーク)により構成し、各コンピュータが連携
して売買データ処理を実行(分散処理)するように構成
しても良い。つまり、上述の実施形態における制御演算
手段2を一のコンピュータの制御演算手段により構成
し、記憶手段4をこのコンピュータに通信回線を介して
接続された他のコンピュータの記憶装置(例えば外部記
憶装置等)により構成し、通信回線を介してデータのや
りとりを行ないながら、上述した売買データの処理を行
なうようにしても良い。
【0083】また、上述の実施形態では、判定手段2B
は、複数の特定日(又は複数の特定期間)及び検索手段
2Aによって読み出された該当する買い手の商品売買デ
ータに基づいて、複数の特定日のうち全特定日(又は複
数の特定期間のうちの全特定期間)において売買が行な
われているか否かを判定するようになっているが、これ
に限られるものではなく、判定手段2Bを、入力手段1
を介して入力されるか、又は予め記憶手段4に記憶され
ている複数の特定日(又は複数の特定期間)及び検索手
段2Aによって読み出された該当する買い手の商品売買
データに基づいて、複数の特定日のうちの少なくとも2
日(又は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期
間)において売買が行なわれているか否かを判定する機
能を有するものとして構成することもできる。
【0084】このように判定手段2Bを構成する場合、
合計金額算出手段2Cは、判定手段2Bによって少なく
とも2日(又は少なくとも2つの期間)において売買を
行なっていると判定された場合に、買い手の売買データ
に基づいて売買を行なっている特定日毎又は特定期間毎
の合計金額を算出するものとして構成される。また、値
引額設定手段2Dは、合計金額算出手段2Cによって算
出された各合計金額の中から最も額の低い金額を検索
し、最低合計金額に相当する金額を基準にして(即ち、
最低合計金額に相当する金額をそのまま、又は、最低合
計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額して)、
売買された全商品の総合計金額に対しての値引額として
設定する機能を有するものとして構成する。
【0085】このように構成する場合、値引き処理は、
図7のフローチャートに示すように行なわれる。つま
り、まずステップA10で、売り手側のオペレータによ
って請求先である買い手に関する買い手識別情報が入力
手段1を介して入力され、ステップA20で、検索手段
2Aが、入力手段1によって入力された買い手識別情報
を検索条件として、該当する買い手の商品売買データを
記憶手段4に格納されたデータベースから検索して読み
出す。
【0086】次に、ステップA30で、判定手段2B
が、予め設定された複数の特定日(又は複数の特定期
間)を読み出して、該当する買い手の商品売買データか
ら複数の特定日のうちの少なくとも2日(又は複数の特
定期間のうちの少なくとも2つの期間)売買が行なわれ
ているか否かを判定し、この判定の結果、複数の特定日
のうちの少なくとも2日(又は複数の特定期間のうちの
少なくとも2つの期間)売買が行なわれていると判定さ
れた場合には、ステップA40に進み、合計金額算出手
段2Cが、該当する買い手の商品売買データから各特定
日毎(又は各特定期間毎)の合計金額を算出する。
【0087】次いで、ステップA50で、値引額設定手
段2Dが、合計金額算出手段2Cによって算出された各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を基準にして(即ち、最低合計金額
に相当する金額をそのまま、又は、最低合計金額に相当
する金額を取引日数に応じて減額して)、売買された全
商品の総合計金額に対しての値引額として設定する。そ
して、売買された全商品の総合計金額(値引き前の金
額)から値引額を差し引いて請求金額を算出する。
【0088】そして、ステップA60で、請求書に値引
額を表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、出力
手段3へ値引額を出力して、処理を終了する。一方、ス
テップA30で、複数の特定日のうちの少なくとも2日
(又は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期間)
において売買が行なわれていないと判定された場合に
は、値引額を設定する処理を行なわずに処理を終了す
る。
【0089】なお、このように構成される判定手段2B
による判定の後に、上述の実施形態と同様に、複数の特
定日又は複数の特定期間のうち全特定日又は全特定期間
において売買が行なわれているか否かを判定するように
しても良い。このように構成する場合、値引き処理は、
図8のフローチャートに示すように行なわれる。
【0090】つまり、まずステップB10で、売り手側
のオペレータによって請求先である買い手に関する買い
手識別情報が入力手段1を介して入力され、ステップB
20で、検索手段2Aが、入力手段1によって入力され
た買い手識別情報を検索条件として、該当する買い手の
商品売買データを記憶手段4に格納されたデータベース
から検索して読み出す。
【0091】次に、ステップB30で、判定手段2B
が、予め設定された複数の特定日(又は複数の特定期
間)を読み出して、該当する買い手の商品売買データか
ら複数の特定日のうちの少なくとも2日(又は複数の特
定期間のうちの少なくとも2つの期間)において売買が
行なわれているか否かを判定し、この判定の結果、複数
の特定日のうちの少なくとも2日(又は複数の特定期間
のうちの少なくとも2つの期間)において売買が行なわ
れていると判定した場合には、ステップB40に進む。
【0092】さらに、ステップB40で、判定手段2B
が、予め設定された複数の特定日(又は複数の特定期
間)を読み出して、該当する買い手の商品売買データか
ら複数の特定日のうち全特定日(又は複数の特定期間の
うち全特定期間)において売買が行なわれているか否か
を判定し、この判定の結果、全特定日(又は全特定期
間)において取引が行なわれている場合には、ステップ
B50に進み、合計金額算出手段2Cが、該当する買い
手の商品売買データから各特定日毎の合計金額を算出す
る。
【0093】次いで、ステップB60で、値引額設定手
段2Dが、合計金額算出手段2Cによって算出された各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を、全特定日(又は全特定期間)に
おいて売買された全商品の総合計金額に対しての値引額
として設定する。そして、全特定日(又は全特定期間)
において売買された全商品の総合計金額(値引き前の金
額)から値引額を差し引いて請求金額を算出する。
【0094】そして、ステップB70で、請求書に値引
額を表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、出力
手段3へ値引額を出力して、処理を終了する。ところ
で、ステップB40で、全特定日(又は全特定期間)に
おいて取引が行なわれていないと判定された場合には、
ステップB80へ進み、合計金額算出手段2Cが、全特
定日(又は全特定期間)において取引が行なわれている
買い手の商品売買データから各特定日毎(又は全特定期
間毎)の合計金額を算出する。
【0095】次いで、ステップB90で、値引額設定手
段2Dが、合計金額算出手段2Cによって算出された各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を取引日数に応じて減額して、全特
定日(又は全特定期間)において売買された全商品の総
合計金額に対しての値引額として設定する。そして、全
特定日(又は全特定期間)において売買された全商品の
総合計金額(値引き前の金額)から値引額を差し引いて
請求金額を算出する。
【0096】そして、ステップB100で、請求書に値
引額を表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、出
力手段3へ値引額を出力して、処理を終了する。ところ
で、ステップB30で、複数の特定日のうちの少なくと
も2日(又は複数の特定期間のうちの少なくとも2つの
期間)において売買が行なわれていないと判定された場
合には、値引額を設定する処理を行なわずに処理を終了
する。 (第2実施形態の説明)ところで、上述の第1実施形態
では、売買データ処理装置,売買データ処理方法及び値
引きサービス方法を、一定期間毎(例えば1ヶ月毎,1
年毎,半期毎)にまとめて決済する方式の商品取引に用
いられるものとして説明したが、これに限られるもので
はなく、本売買データ処理装置等は、商品売買時に決済
(即時払い)する方式の商品取引(特に小売業者と消費
者との間の商品取引)である場合においても用いること
ができる。
【0097】このような商品取引において用いられる本
発明の第2実施形態にかかる売買データ処理装置,売買
データ処理方法及び値引きサービス方法を、例えば図9
に示すように、カード状記憶媒体6X,カードリーダ・
ライタ5X,POS端末7X等を備えるPOSシステム
として構成した場合について説明する。なお、POS端
末7Xは、カードリーダ・ライタ5Xのような情報の読
取機能や書込機能を内蔵するものとして構成しても良
い。
【0098】ここでは、これらのPOSシステムの構成
要素を上述の第1実施形態にかかる売買データ処理装置
の構成要素と対応づけて説明する。まず、カード状記憶
媒体(携帯型外部記憶媒体)6Xは、例えばICカード
等の電磁気学的又は光学的に記憶情報を読出しうるカー
ド状の記憶媒体であり、買い手である消費者が所持する
ものである。このカード状記憶媒体6Xは、上述の第1
実施形態の記憶手段4に相当するものであり、売買され
た商品の商品名,金額,数量,日付(時間帯)等の商品
売買データ(売上データ)が売買を行なうたびに記憶さ
れるようになっている。この場合、全ての商品について
の売買データとしては、少なくとも売買の日付(時間
帯),1回の売買における合計金額を記憶させる。ま
た、特定日等においてのみ売買データを記憶させるよう
にしても良い。さらに、同一の特定日等において数回の
売買があった場合には、これらの数回の売買の合計金額
を加算し、この加算された額を合計金額として記憶させ
るようにしても良い。このようにすることで、カード状
記憶媒体6Xの記憶容量を節約することができる。な
お、カード状記憶媒体6Xには、買い手を識別するため
の識別番号等の買い手識別情報も記憶されている。
【0099】カードリーダ・ライタ(読取手段,書込手
段,読取・書込手段)5Xは、売り手である小売業者側
に設置され、上述の第1実施形態の入力手段1に相当す
るものである。このカードリーダ・ライタ5Xは、カー
ド状記憶媒体6Xを挿脱され、商品取引が行なわれる際
にカード状記憶媒体6Xに上述の売買データを書き込
み、売買データ処理を行なう際に、書き込まれた売買デ
ータを読み出してPOS端末7Xへ入力するものであ
る。
【0100】また、売買データ処理を行なう際には、カ
ード状記憶媒体6Xから買い手識別情報も読み出してP
OS端末7Xへ入力するようになっている。そして、こ
の買い手識別情報に基づいて認証を行なうことで、例え
ば偽造カードを使用して本値引きサービスを受けること
ができないようにしている。POS端末7Xは、入力部
1X,制御演算部2X,出力部3X,記憶部4Xを備え
るものとして構成される。このPOS端末7Xは、上述
の第1実施形態の入力手段1,判定手段2B,合計金額
算出手段2C,値引額設定手段2D,出力手段3,記憶
手段4に相当するものであり、売り手である小売業者側
に設置される。
【0101】なお、ここでは、商品売買データは買い手
毎に所有するカード状記憶媒体6Xに格納されており、
上述の第1実施形態のように複数の買い手の商品売買デ
ータが含まれているデータベースの中から一の買い手の
商品売買データを検索して読み込んでくる必要がないた
め、上述の第1実施形態の検索手段2Aは設けられてい
ない。
【0102】つまり、POS端末7Xの入力部(キー操
作部)1Xは、上述の第1実施形態の入力手段1に相当
し、複数の特定日又は複数の特定期間(以下、単に複数
の特定日という)を入力するためのものである。この入
力部1Xから入力された複数の特定日はPOS端末7X
の記憶部4Xに記憶されるようになっている。なお、複
数の特定日は、ホストコンピュータ側(ストアコントロ
ーラ等のPOS端末7Xに接続される別のコンピュータ
も含む)で設定するようにしても良い。この場合、ホス
トコンピュータ側に記憶されている複数の特定日に関す
るデータ(情報)を通信回線等を介してPOS端末7X
へ送って、POS端末7Xの記憶部4Xに記憶させるよ
うにしても良いし、売買データ処理を行なうたびに、P
OS端末7Xがホストコンピュータ側に記憶されている
複数の特定日に関するデータを通信回線等を介して受信
するようにしても良い。
【0103】また、POS端末7Xの制御演算部(例え
ばマイコン)2Xは、上述の第1実施形態の判定手段2
Bに相当する機能として、カードリーダ・ライタ5Xを
介してカード状記憶媒体6Xから読み込まれたデータに
基づいて複数の特定日のうち全特定日において売買が行
なわれているか否かを判定する機能(判定部2BX)を
備えて構成される。
【0104】また、POS端末7Xの制御演算部2X
は、上述の第1実施形態の合計金額算出手段2Cに相当
する機能として、カードリーダ・ライタ5Xを介してカ
ード状記憶媒体6Xから買い手の特定日における商品売
買データを読み出して特定日毎の合計金額を算出する機
能(合計金額算出部2CX)を備えて構成される。さら
に、POS端末7Xの制御演算部2Xは、上述の第1実
施形態の値引額設定手段2Dに相当する機能として、判
定部2BXによって全特定日において売買が行なわれて
いると判定された場合には、合計金額算出部2CXによ
って算出された各合計金額の中から最も額の低い金額を
検索し、最低合計金額に相当する金額を値引額として設
定する一方、判定部2BXによって全特定日において売
買が行なわれていないと判定された場合には、合計金額
算出部2CXによって算出された各合計金額の中から最
も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額
を取引日数に応じて減額し、特定日において売買された
全商品の総合計金額に対しての値引額として設定する機
能(値引額設定部2DX)を備えて構成される。
【0105】ところで、POS端末7Xの制御演算部2
Xは、上述のように構成されるが、本実施形態のように
商品売買時に決済する方式の商品取引では、上述の第1
実施形態のように総合計金額から値引額を差し引いて請
求金額を算出することができないため、POS端末7X
の制御演算部2Xは、例えば買い手が商品を買う際に、
カード状記憶媒体6Xから売買データを読み出して、売
買データ処理(値引額を設定する値引額設定処理)を実
行するようになっている。さらに、POS端末7Xの制
御演算部2Xは、今回の売買における総合計金額から値
引額設定処理によって算出された値引額を値引きした金
額を請求金額として算出し(この機能を請求金額算出部
2EXという)、この請求金額とともに値引額をPOS
端末7Xの出力部3Xへ出力し、例えばディスプレイに
表示したり、レシート等に表示するようになっている。
【0106】なお、値引額分の割引券等のサービス券
(電子データによるものも含む)を発行したり、現金や
プリペイドカード等で返金したりしても良い。さらに、
値引額分をポイントとして蓄積させるようにしても良
い。また、景品等を与えるようにしても良い。なお、商
品売買時の即時決済の場合としては、現金で支払う場合
のほか、例えばプリペイドカード等により支払う場合も
あるが、この場合も同様である。
【0107】また、ここでは、値引額設定処理を実行し
たら、直ちに今回の売買の総合計金額から値引額設定処
理によって算出された値引額を差し引いて請求金額を算
出するようにしているが、これに限られるものではな
く、例えば上述のようにして算出された値引額を、一
旦、POS端末7Xの出力部3Xとしてのディスプレイ
に表示させ、これに基づいて、店員が買い手に対して値
引きサービスを受けるか否かを確認し、買い手の値引き
サービスを受けたいとの意思表示があったら、POS端
末7Xの入力部1Xからの命令(値引適用命令)を入力
し、この命令があった場合に、今回の売買における総合
計金額から売買データ処理(値引額設定処理)によって
算出された値引額を値引きした金額を請求金額として算
出する処理(値引適用処理,請求金額算出処理)を実行
するようにしても良い。
【0108】一方、買い手の値引きサービスを受けたい
との意思表示がなかった場合(即ち、今回は値引きサー
ビスを受けずに、次回以降の売買時に値引きサービスを
受けられるようにしたとの意志表示があった場合)に
は、値引適用命令が入力されず、この命令がなかった場
合には、上述の値引適用処理を行なわずに、上述の値引
額設定処理によって算出された値引額を、例えばカード
状記憶媒体6Xに記憶させるようにすればよい。
【0109】そして、その買い手が次に商品を買う際
に、カード状記憶媒体6Xから値引額が読み出されるよ
うにし、読み出された値引額をPOS端末7Xの出力部
3Xとしてのディスプレイに表示させ、これに基づい
て、店員が買い手に対して値引きサービスを受けるか否
かを確認し、買い手の値引きサービスを受けたいとの意
思表示があったら、POS端末7Xの入力部1Xからの
指令に基づいて、今回の売買における総合計金額から値
引額設定処理によって算出された値引額を値引きした金
額を請求金額として算出する処理(値引適用処理,請求
金額算出処理)を実行するようにすれば良い。
【0110】また、上述の値引額設定処理によって算出
された値引額は、カード状記憶媒体6Xから読み出され
る買い手識別情報と対応づけてPOS端末7Xの記憶部
4X(又はカード状記憶媒体6X及びPOS端末7Xの
双方)に記憶させるようにしても良い。この場合、その
買い手が次に商品を買う際に、カード状記憶媒体6Xか
ら買い手識別情報が読み込まれたら、この買い手識別情
報に基づいて記憶部4Xに記憶されている値引額を読み
出し、読み出された値引額をPOS端末7Xの出力部3
Xとしてのディスプレイに表示させ、これに基づいて、
店員が買い手に対して値引きサービスを受けるか否かを
確認し、買い手の値引きサービスを受けたいとの意思表
示があったら、POS端末7Xの入力部1Xからの指令
に基づいて、今回の売買における総合計金額から値引額
設定処理によって算出された値引額を値引きした金額を
請求金額として算出する処理(値引適用処理,請求金額
算出処理)を実行するようにしても良い。
【0111】さらに、上述の値引額設定処理によって算
出された値引額は、カード状記憶媒体6Xから読み出さ
れる買い手識別情報と対応づけてPOS端末7Xの記憶
部4X及びカード状記憶媒体6Xの双方に記憶させるよ
うにしても良い。また、POS端末7Xの出力部(例え
ばレシートプリンタ等の印刷部やディスプレイ等の表示
部)3Xは、上述の出力手段3に相当する機能として、
値引額設定部2DXにより設定された値引額を出力する
ように構成され、例えば値引額がレシートに表示されて
出力されるようになっている。これにより、買い手は取
引日数に応じて値引されているということに気付くこと
になり、これにより、本値引きサービスの利用が促進さ
れることになる。
【0112】本実施形態にかかる売買データ処理装置
は、上述のように構成されるため、本装置による値引き
処理は、図10のフローチャートに示すように行なわれ
る。なお、この値引き処理[売買データ処理,値引額設
定処理,値引適用処理(請求金額算出処理)]は、買い
手が商品を買う際に行なわれる。つまり、まずステップ
C10で、POS端末7Xの制御演算部2Xが、カード
リーダ・ライタ5Xに挿入されたカード状記憶媒体6X
から買い手識別情報を読み出して、この買い手識別情報
に基づいて認証を行なう。この結果、認証が得られた場
合には、ステップC20へ進む一方、認証が得られなか
った場合には、値引き処理を行なわずに処理を終了す
る。なお、この認証ステップは本発明に必須ではない。
【0113】次に、ステップC20で、POS端末7X
の制御演算部2Xが、カードリーダ・ライタ5Xに挿入
されたカード状記憶媒体6Xから売買データを読み出
す。なお、商品の売買データは、買い手が売買を行なう
たびにカード状記憶媒体6Xに記憶されるようになって
いる。次に、ステップC30で、制御演算部2Xの判定
部2BXが、制御演算部2Xの記憶部4Xから予め設定
された複数の特定日(又は複数の特定期間)を読み出し
て、該当する買い手の商品売買データから複数の特定日
(又は複数の特定期間)のうち全特定日(又は全特定期
間)において売買が行なわれているか否かを判定し、こ
の判定の結果、全特定日(又は全特定期間)において取
引が行なわれている場合には、ステップC40へ進み、
制御演算部2Xの合計金額算出部2CXが、該当する買
い手の商品売買データから各特定日毎の合計金額を算出
する。
【0114】次いで、ステップC50で、制御演算部2
Xの値引額設定部2DXが、合計金額算出部2CXによ
って算出された各合計金額の中から最も額の低い金額を
検索し、最低合計金額に相当する金額を、全特定日(又
は全特定期間)において売買された全商品の総合計金額
に対しての値引額として設定する(値引額設定処理)。
【0115】そして、ステップC60で、POS端末7
Xの制御演算部2Xは、請求金額算出部2EXによっ
て、今回の売買における総合計金額から上述の値引額設
定処理によって算出された値引額を値引きした金額を請
求金額として算出し(値引適用処理,請求金額算出処
理)、この請求金額とともに値引額をPOS端末7Xの
出力部3Xへ出力することで、出力部3Xのディスプレ
イに表示したり、買い手に値引額を知らせるべく、例え
ばレシート等に表示して、処理を終了する。
【0116】ところで、ステップC30で、全特定日
(又は全特定期間)において取引が行なわれていないと
判定された場合には、ステップC70へ進み、合計金額
算出部2CXが、全特定日(又は全特定期間)において
取引が行なわれている買い手の商品売買データから各特
定日毎(又は全特定期間毎)の合計金額を算出する。次
いで、ステップC80で、値引額設定部2DXが、合計
金額算出部2CXによって算出された各合計金額の中か
ら最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する
金額を取引日数に応じて減額して、全特定日(又は全特
定期間)において売買された全商品の総合計金額に対し
ての値引額として設定する(値引額設定処理)。
【0117】そして、ステップC90で、POS端末7
Xの制御演算部2Xは、請求金額算出部2EXによっ
て、今回の売買における総合計金額から値引額設定処理
によって算出された値引額を値引きした金額を請求金額
として算出し(値引適用処理,請求金額算出処理)、こ
の請求金額とともに値引額をPOS端末7Xの出力部3
Xへ出力することで、出力部3Xのディスプレイに表示
したり、買い手に値引額を知らせるべく、例えばレシー
ト等に表示して、処理を終了する。
【0118】ところで、例えば上述のような値引額設定
処理(請求金額算出処理;ステップC20〜ステップC
80)によって算出された値引額を、一旦、POS端末
7Xの出力部3Xとしてのディスプレイに表示させ、こ
れに基づいて、店員が買い手に対して値引きサービスを
受けるか否かを確認し、買い手の値引きサービスを受け
たいとの意思表示があった場合にのみ値引きサービスを
適用すべく、値引適用処理(請求金額算出処理)を実行
することもできる。
【0119】以下、この場合の処理手順について、図1
1のフローチャートを参照しながら説明する。つまり、
まずステップD10では、POS端末7Xの制御演算部
2Xが、今回の売買における総合計金額を算出し、次
に、ステップD20で、値引額設定処理を実行し(図1
0のフローチャートのステップC20からステップC8
0まで)、次いで、ステップD30で、この値引額設定
処理によって設定された値引額を、POS端末7Xの出
力部3Xとしてのディスプレイに表示させるべく、出力
する。これに基づいて、店員が買い手に対して値引きサ
ービスを受けるか否かを確認し、買い手の値引きサービ
スを受けたいとの意思表示があった場合に、POS端末
7Xの入力部1Xからの命令(値引適用命令)が入力さ
れる。
【0120】なお、ステップD10の処理とステップD
20の処理とは、順番が逆であっても良い。次に、ステ
ップD40で、値引適用命令があったか否かを判定す
る。この判定の結果、値引適用命令があったと判定した
場合には、ステップD50へ進み、請求金額算出部2E
Xによって、今回の売買における総合計金額から売買デ
ータ処理によって算出された値引額を値引きした金額を
請求金額として算出する処理(値引適用処理,請求金額
算出処理)を実行する。そして、ステップD60で、請
求金額とともに値引額をPOS端末7Xの出力部3Xへ
出力して、例えばレシート等に表示させる。
【0121】一方、ステップD40で、値引適用命令が
なかったと判定した場合には、買い手の値引きサービス
を受けたいとの意思表示がなかった場合(即ち、今回は
値引きサービスを受けずに、次回以降の売買時に値引き
サービスを受けられるようにしたとの意志表示があった
場合)であるため、上述の値引適用処理(請求金額算出
処理)を行なわずに、ステップD70へ進み、上述の値
引額設定処理によって算出された値引額を、例えばカー
ド状記憶媒体6X(又はPOS端末7Xの記憶部4X)
に記憶させて、処理を終了する。
【0122】その後、その買い手が次に商品を買う際
に、カード状記憶媒体6X(又はPOS端末7Xの記憶
部4X)から値引額が読み出され、読み出された値引額
がPOS端末7Xの出力部3Xとしてのディスプレイに
表示され、上述のステップD40〜ステップD60の処
理が行なわれることになる。本実施形態にかかる売買デ
ータ処理装置は、上述のように構成され、動作するた
め、上述の第1実施形態の場合と同様の作用,効果があ
る。
【0123】なお、本実施形態では、カード状記憶媒体
(携帯型外部記憶媒体)6XをICカード等とし、買い
手を識別するための識別番号等の買い手識別情報のほか
に、売買された商品の商品名,金額,数量,日付(時間
帯)等の商品売買データ(売上データ)も記憶させるよ
うにしているが、これに限られるものではなく、例えば
買い手が売買を行なうたびに、カード状記憶媒体6Xか
ら読み出される買い手識別情報と対応づけて、売買され
た商品の商品名,金額,数量,日付(時間帯)等の商品
売買データ(売上データ)を、POS端末7Xの記憶部
4Xに記憶させるようにしても良い。なお、売買データ
は、カード状記憶媒体6X及びPOS端末7Xの記憶部
4Xの双方に記憶させるようにしても良い。
【0124】この場合、例えば買い手が商品を買う際
に、カードリーダ・ライタ5Xによってカード状記憶媒
体6Xから買い手識別情報を読み出して、POS端末7
Xへ入力するようにし、さらにPOS端末7Xの記憶部
4Xに格納されている商品売買データのデータベースか
ら売買データを読み出して、値引額を設定する値引額設
定処理(売買データ処理)を実行するようにすれば良
い。さらに、POS端末7Xの制御演算部2Xは、今回
の売買における総合計金額から値引額設定処理によって
算出された値引額を値引きした金額を請求金額として算
出し(この機能を請求金額算出部2EXという)、この
請求金額とともに値引額をPOS端末7Xの出力部3X
へ出力し、例えばディスプレイに表示したり、レシート
等に表示するようにすればよい。
【0125】このように構成すれば、カード状記憶媒体
6Xには、売買データを記憶させないため、例えば買い
手識別情報等を記憶できれば良く、例えば、ICカー
ド,光メモリカード等の大容量記憶媒体,磁気カードや
バーコード付きカード等とすれば良い。このカード状記
憶媒体6Xとしては、買い手識別情報が記憶されれば良
いため、例えばクレジットカード,ポイントカード,プ
リペイドカード,キャッシュカード等種々のカードを利
用することもできる。
【0126】また、上述のように売買データをPOS端
末7Xの記憶部4Xに記憶させる場合、買い手が商品を
買う際に、POS端末7Xの記憶部4Xから売買データ
を読み出して、値引額設定処理を実行するのに代えて、
例えば全特定日又は全特定期間が経過した後に[例えば
所定期間(1ヶ月等)内で複数の特定日を設定する場合
には、その所定期間毎に]、POS端末7Xの制御演算
部2Xが、POS端末7Xの記憶部4Xに記憶されてい
る売買データを読み出して、値引額設定処理を実行する
ようにしても良い。この場合の値引額設定処理は、上述
の第1実施形態において図2のフローチャートを参照し
ながら説明した処理と同様である。
【0127】そして、上述の値引額設定処理によって算
出された値引額は、買い手識別情報に対応づけて、PO
S端末7Xの記憶部4Xに記憶しておき、買い手が商品
を買う際に、カード状記憶媒体6Xから読み出される買
い手識別情報に基づいてPOS端末7Xの記憶部4Xか
ら値引額が読み出されるようにし、POS端末7Xの制
御演算部2Xが、今回の売買における総合計金額から売
買データ処理によって算出された値引額を値引きした金
額を請求金額として算出し(この機能を請求金額算出部
2EXという)、この請求金額とともに値引額をPOS
端末7Xの出力部3Xへ出力し、例えばディスプレイに
表示したり、レシート等に表示するようにすればよい。
【0128】なお、ここでは、値引額設定処理を実行し
たら、直ちに今回の売買の総合計金額から値引額設定処
理によって算出された値引額を差し引いて請求金額を算
出するようにしているが、これに限られるものではな
く、例えば上述のようにして算出された値引額を、一
旦、POS端末7Xの出力部3Xとしてのディスプレイ
に表示させ、これに基づいて、店員が買い手に対して値
引きサービスを受けるか否かを確認し、買い手の値引き
サービスを受けたいとの意思表示があったら、POS端
末7Xの入力部1Xからの指令に基づいて、請求金額算
出部2EXによって、今回の売買における総合計金額か
ら売買データ処理によって算出された値引額を値引きし
た金額を請求金額として算出する処理(値引適用処理,
請求金額算出処理)を実行するようにしても良い。
【0129】一方、買い手の値引きサービスを受けたい
との意思表示がなかった場合(即ち、今回は値引きサー
ビスを受けずに、次回以降の売買時に値引きサービスを
受けられるようにしたとの意志表示があった場合)に
は、上述の値引適用処理(請求金額算出処理)を行なわ
ずに、上述の値引額設定処理によって算出された値引額
を、例えばカード状記憶媒体6X又はPOS端末7Xの
記憶部4Xに記憶させるようにすればよい。なお、カー
ド状記憶媒体6X及びPOS端末7Xの記憶部4Xの双
方に記憶させても良い。
【0130】そして、その買い手が次に商品を買う際
に、カード状記憶媒体6X又はPOS端末7Xの記憶部
4Xから値引額が読み出されるようにし、読み出された
値引額をPOS端末7Xの出力部3Xとしてのディスプ
レイに表示させ、これに基づいて、店員が買い手に対し
て値引きサービスを受けるか否かを確認し、買い手の値
引きサービスを受けたいとの意思表示があったら、PO
S端末7Xの入力部1Xからの指令に基づいて、請求金
額算出部2EXによって今回の売買における総合計金額
から値引額設定処理によって算出された値引額を値引き
した金額を請求金額として算出する処理(値引適用処
理,請求金額算出処理)を実行するようにすれば良い。
【0131】また、本実施形態では、POSシステムの
構成要素であるPOS端末7Xが値引きサービスのため
の売買データ処理を行なうものとしているが、これに限
られるものではなく、例えばPOSシステムとしてPO
S端末7Xにホストコンピュータが接続されている場合
には、ホストコンピュータが上述のような値引きサービ
スのための売買データ処理を行なうように構成しても良
いし、POS端末7Xにストアコントローラのような他
のコンピュータが接続されている場合には、このコンピ
ュータが上述のような値引きサービスのための売買デー
タ処理を行なうように構成しても良い。
【0132】また、例えば小売業者によって発行される
ICカード等のカード状記憶媒体(携帯型外部記憶媒
体)6Xを、その小売業者の系列店であれば、どこでも
使えるものとする場合には、系列店に含まれる各店毎に
異なる識別番号を付与し、カード状記憶媒体6Xに売買
データを記憶する際に、この識別番号も記憶しておき、
この識別番号に基づいて各店毎に値引き額の算出を含む
売買データ処理を行なうようにすれば良い。また、系列
店における売買の全てを1つにまとめて本値引きサービ
スを適用するようにしても良い。 (第3実施形態の説明)ところで、例えば、本発明は、
製造業者と消費者との間の商品売買取引、卸売業者と消
費者との間の商品売買取引、小売業者と消費者との間の
商品売買取引等を、コンピュータネットワーク(例えば
インターネット等)を介して行なわれる電子商取引[消
費者(ユーザ)がホームページ(Webページ,Web
サイト)を閲覧し、そのホームページのデータ、即ちそ
のホームページ上に掲載されている売り手の取り扱う商
品の情報等が格納されたサーバにアクセスして交信する
ことにより行なわれる商取引]として実現する場合にも
適用することができる。なお、売り手の取り扱う商品の
情報等を掲載するホームページ(ウェブサイト)として
は、製造業者や販売業者等の売り手(ベンダ)のベンダ
サイト(オンラインショップ)や複数の店舗が出店する
オンラインショッピングモールサイト等が含まれる。
【0133】この場合、上述の第1,第2実施形態にか
かる売買データ処理装置,売買データ処理方法及び値引
きサービス方法は、主に売り手の商品情報等を格納する
コンピュータ(サーバ)の機能として構成すれば良い。
つまり、本発明の第3実施形態では、図12に示すよう
に、売り手の商品情報等を格納するサーバ(売り手側コ
ンピュータ)10を、上述の実施形態にかかる売買デー
タ処理装置の入力手段1,制御演算手段2(検索手段2
A,判定手段2B,合計金額算出手段2C及び値引額設
定手段2D),出力手段3及び記憶手段4に相当する構
成,機能を備えるものとして構成し、さらにサーバ10
を、買い手側に備えられるコンピュータ(クライアン
ト,買い手側コンピュータ)11からの信号をインター
ネット等のネットワーク12を介して送信するための機
能(送信機能)及び受信するための機能(受信機能)1
4を備える送受信手段(送信手段,受信手段)13を備
えるものとして構成すれば良い。一方、消費者等のクラ
イアント11は、上述の売買データ処理装置の入力手段
1及び出力手段3に相当する機能を備えるものとして構
成すれば良い。
【0134】具体的には、ネットワークを利用した電子
商取引のためのシステム(コンピュータネットワークシ
ステム,サーバクライアントシステム)は、以下のよう
に構成される。つまり、本第3実施形態では、図12に
示すように、売り手の商品情報等が格納されたサーバ
(サービスを提供する側のコンピュータ)10と、買い
手側に備えられるパーソナルコンピュータや端末装置等
のクライアント(端末,クライアント端末,サービスを
受ける側のコンピュータ)11とは、ネットワーク(通
信路,通信ネットワーク;例えばインターネット,公衆
回線や専用回線等の通信回線等)12を介して相互に接
続される。なお、クライアントは、サービスを受ける側
の端末であれば良く、例えばデータ表示機能付き(We
b表示機能付き)の携帯電話(携帯型移動機,携帯型移
動端末)等であっても良い。
【0135】そして、消費者(ユーザ)等の買い手が、
クライアント11からネットワーク上のアドレス(URL;
Uniform Resource Locator)を用いて、サーバ10に
格納されている売り手の商品情報等が掲載されているホ
ームページ(ウェブサイト)にアクセスし、買いたい商
品があったら、そのホームページの置かれているサーバ
10に対して商品の発注(又は発注要求)を行なえるよ
うになっている。
【0136】ここで、サーバ10は、売買データを処理
する売買データ処理機能を有するものとして構成され、
入力手段1Yと、制御演算手段2Yと、出力手段3Y
と、記憶手段4Yと、送受信手段(送信手段,受信手
段)13とを備えて構成される。このうち、入力手段
(入力装置)1Yは、例えばキーボード等のキー操作
部,マウス,バーコードリーダ,タッチパネル,スキャ
ナ装置,音声入力装置等により構成される。そして、売
り手が、この入力手段1Yによって複数の特定日(又は
複数の特定期間),買い手識別情報等を入力できるよう
になっている。このようにして入力された情報に基づい
て後述するように売買データ処理が行なわれることにな
る。なお、買い手識別情報は、買い手を識別しうるもの
であれば良く、例えば買い手毎に識別番号を付与しても
よいし、買い手を特定しうるメールアドレスのようなも
のでも良い。また、この入力手段1Yは、上述の第1実
施形態と同様の構成,機能を有するものである。
【0137】ここで、複数の特定日(又は複数の特定期
間)や特定時間帯は、基本的には上述の第1実施形態と
同様にして設定されるが、特に、本実施形態のようにコ
ンピュータネットワークを利用した商取引においては、
複数の特定日や複数の特定期間を設定する際に、時間帯
(特定時間帯)まで特定することが重要になる。このよ
うに時間帯まで特定されている場合には、買い手は、複
数の特定日において売買取引を行なうだけでは足りず、
特定された時間帯に売買取引を行なわなければならな
い。このため、例えば時間帯によって特定のサービス
(例えば特定の時間帯であればインターネットへの接続
時間や接続回数にかかわらず接続料金を一定するサービ
ス等)が提供されているために、特定の時間帯に売買が
集中して行なわれているような場合に、上述のように時
間帯まで特定できるようにして、例えば他の時間帯を特
定することで、売買の行なわれる時間帯を分散させた
り、他の時間帯にシフトさせたりすることができるよう
になる。これにより、従来、設備を稼動させているにも
かかわらず(特に、インターネットでは24時間稼動さ
せる)、使われていなかった時間帯にも、設備が有効に
活用されるようになるのである。
【0138】例えば、1ヶ月の全ての日を特定日として
設定し、さらに特定日における時間帯まで特定すること
は、特定時間帯を設定するとともに、合計金額や値引額
を算出する売買データ処理を行なうための基準として所
定期間(1ヶ月)を設定し、所定期間内に複数回の売買
を行なっているかを判定し(この売買データ処理装置の
機能を判定手段という)、この所定期間内に複数回売買
が行なわれたと判定した場合に、複数回の売買について
売買毎(1回の売買毎)の合計金額を算出し(この売買
データ処理装置の機能を合計金額算出手段という)、各
合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計
金額に相当する金額を基準にして、所定期間(1ヶ月)
内において複数回にわたって売買された全商品の総合計
金額に対しての値引額として設定する(この売買データ
処理装置の機能を値引額設定手段という)ことと見るこ
ともできる。これにより、特定時間帯に売買が行なわれ
るように誘導することができ、さらに異なる日における
特定時間帯での売買を平均化させることができるように
なる。
【0139】また、特定時間帯は、上述の特定日や特定
期間の設定の場合と同様に、売り手が任意に設定できる
ようにするのが望ましい。これにより、特定の時間帯に
売買が集中するというような買い手の購買傾向は種々の
要因によってめまぐるしく変化するものであるため、こ
のような変化に柔軟に対応して時間帯を設定・変更でき
るようになる。例えば、特定の時間帯(例えば夜11時
以降等)であればインターネットへの接続時間や接続回
数にかかわらず接続料金を一定するサービスが提供され
ており、この特定の時間帯に売買が集中していたため、
売り手が特定日又は特定期間において他の時間帯を設定
していた場合に、上述のサービスを提供する時間帯が変
更されたとしても、これに対応して時間帯を変更できる
ようになる。
【0140】さらに、特定時間帯は、必ずしも1つとは
限らず、例えば1つの時間帯を短くして、複数の時間帯
(複数の特定時間帯)を設定するようにしても良い。例
えば、売買が集中している時間帯と売買がほとんど行な
われない時間帯とを特定することで、売買が集中する時
間帯に売買を行なった者を、ほとんど売買が行なわれな
い時間帯にも売買を行なうように誘導できることにな
る。このように複数の特定時間帯を設定すれば、コンピ
ュータネットワークを利用した商取引において、売買が
行なわれるか否かにかかわらず、アクセス件数は増やす
ことができるようになる。
【0141】特に、一定期間毎(例えば1ヶ月毎,1週
間毎,1年毎,半期毎)にまとめて決済する場合には、
商品の売買が行なわれたら(例えば商品の発注,納品が
済んだら)、その都度(又はまとめて)、入力手段1Y
によって、売買された商品の日付(時間帯),買い手
(取引相手名),商品名,金額,数量等の商品の売買デ
ータ(売上データ)を入力するようにし、これにより、
売買データ処理が行なわれる際には、これらの商品売買
データが記憶手段4Yに格納されてデータベースが構築
されるようにしている。
【0142】なお、例えばクライアント11からの発注
(又は発注要求)情報がネットワーク12を介して送ら
れ、これをサーバ10が受信したら、発注(又は発注要
求)のあった商品の日付(時間帯),買い手(取引相手
名),商品名,金額,数量等の商品のデータ(発注デー
タ)を記憶手段4Yに記憶していき、これによりデータ
ベースが構築されるようにしても良い。
【0143】なお、売買データのデータベースの内容
は、必ずしも上述のものに限られるものではなく、例え
ば買い手(取引相手名),売買された日付(時間帯),
1回の売買における合計金額のみとしても良い。また、
特定日等においてのみ売買データを記憶するようにして
も良い。さらに、同一の特定日等において数回の売買が
あった場合には、これらの数回の売買の合計金額を加算
し、この加算された額を合計金額として記憶するように
しても良い。また、売買データのデータベースとして
は、既存のデータベースを利用しても良いし、この値引
きサービス用に新たにデータベースを構築するようにし
ても良い。例えば、オンラインショッピングモールサイ
トでは、買い手(ユーザ)がオンラインショッピングモ
ールサイトにアクセスして商品を買った場合には、オン
ラインショッピングモールサイトのサーバにその売買デ
ータが記憶されてデータベースが構築されているため、
これを利用すればよい。
【0144】記憶手段(記憶装置)4Yは、例えばハー
ドディスク装置等の補助記憶装置(外部記憶装置)によ
り構成され、制御演算手段2Yによって実行される各種
プログラムや各種データを記憶するものである。なお、
この記憶手段4Yは、上述の第1実施形態の記憶手段4
と同様の構成,機能を有するものである。制御演算手段
(制御演算装置)2Yは、入力手段1Yから入力された
買い手識別情報(又は、後述するクライアント11から
ネットワーク12を介して送信される買い手識別情報)
を検索条件として記憶手段4Yに記憶されている商品売
買データを読み出して、この商品売買データから値引額
を設定する演算処理を行なうものである。
【0145】この制御演算手段2Yは、CPU,RO
M,RAM等のハードウエア構成により構成され、各種
プログラムを実行するもので、その機能要素として、検
索手段2AYと、判定手段2BY,合計金額算出手段2
CYと、値引額設定手段2DYとを備えて構成される。
なお、制御演算手段2Yは、上述の第1実施形態の制御
演算手段2の構成,機能と同様である。
【0146】このうち、検索手段2AYは、入力手段1
Yを介して入力された買い手識別情報(又は、後述する
クライアント11からネットワーク12を介して送信さ
れる買い手識別情報)を検索条件として記憶手段4Yに
記憶された商品売買データを検索して、該当する買い手
の商品売買データを読み出す機能を有する。なお、この
検索手段2AYの機能は、上述の第1実施形態の検索手
段2Aと同様である。
【0147】判定手段2BYは、入力手段1Yを介して
入力されるか、又は予め記憶手段4Yに記憶されている
複数の特定日(又は複数の特定期間)及び検索手段2A
Yによって読み出された該当する買い手の商品売買デー
タに基づいて、複数の特定日(又は複数の特定期間)の
うち全特定日(又は全特定期間)において売買が行なわ
れているか否かを判定する機能を有する。なお、この判
定手段2BYの機能は、上述の第1実施形態の判定手段
2Bと同様である。
【0148】合計金額算出手段2CYは、該当する買い
手の特定日(又は特定期間)における商品売買データに
基づいて各特定日毎(又は各特定期間毎)の合計金額を
算出する機能を有する。なお、この合計金額算出手段2
CYの機能は、上述の第1実施形態の合計金額算出手段
2Cと同様である。値引額設定手段2DYは、判定手段
2BYによって全特定日(又は全特定期間)において売
買が行なわれていると判定された場合に、合計金額算出
手段2CYによって算出された各合計金額の中から最も
額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を
全特定日(又は全特定期間)において売買された全商品
の総合計金額に対しての値引額として設定する機能を有
する。
【0149】また、値引額設定手段2DYは、判定手段
2BYによって全特定日(又は全特定期間)において売
買が行なわれていないと判定された場合に、合計金額算
出手段2CYによって算出された各合計金額の中から最
も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額
を基準として売買が行なわれた日数(取引日数)に応じ
て減額した金額を、全特定日(又は全特定期間)におい
て売買された全商品の総合計金額に対しての値引額とし
て設定する機能も有する。なお、この値引額設定手段2
DYの機能は、上述の第1実施形態の値引額設定手段2
Dと同様である。
【0150】なお、例えば商品の売買が行なわれる度に
(1回の売買毎に)、商品の発注,納品のみならず、代
金請求まで行なうような場合には、上述の第1実施形態
のように、一定期間毎(例えば1ヶ月毎,1年毎,半期
毎)の総合計金額から値引額を差し引いて請求金額を算
出することができないため、上述の第2実施形態のよう
に、例えば上述のようにして設定された値引額を記憶手
段4Yに記憶しておき、この記憶手段4Yから読み出し
て出力手段3Yから値引額を出力させることで、次回以
降の売買時等に値引きするようにしたり、その値引額に
相当する割引券等のサービス券(電子データによるもの
も含む)を発行したり、現金やプリペイドカード等で返
金したりすれば良い。また、値引額をポイントとして蓄
積させるようにしても良い。さらに、景品等を与えるよ
うにしても良い。
【0151】また、ここでは、例えば請求書を発行する
際等に入力手段1Yから買い手識別情報が入力された
ら、上述のような値引き演算処理を行なうようにしてい
るが、例えば商品の発注,納品が済んだら、データベー
スとして記憶手段4Y内に格納されている売買データの
買い手情報に基づいて、買い手毎に自動的に請求書を発
行するようになっている場合には、例えば発注情報や納
品済み情報等に基づいて上述の値引き演算処理が自動的
に行なわれるようにしても良い。
【0152】出力手段(出力装置)3Yは、例えばプリ
ンタ等の印刷装置(印刷手段)やディスプレイ,音声出
力装置等の表示装置(表示手段)等により構成される。
そして、制御演算手段2Yに備えられる値引額設定手段
2DYにより設定された値引額が、印刷装置により印刷
されたり、ディスプレイ上に表示されたりするようにな
っている。例えば、出力手段3Yにより値引額等を出力
することにより、売り手側で、値引額を確認できること
になる。また、例えば一定期間毎(例えば1ヶ月毎)又
は商品売買毎に、出力手段3Yにより印刷することで発
行する請求書中に、請求金額とともに値引額が印刷され
るようにし、この請求書を買い手に通知することで、買
い手に対して値引きしたことを知らせることができる。
【0153】さらに、サーバ10には、送受信手段(送
信手段,受信手段)13も備えられており、これらの送
受信手段13は、ネットワーク12との通信インタフェ
ースであり、ネットワーク12経由で送信されてきた信
号やデータを受信する受信部としての機能と、ネットワ
ーク12へ向けて信号やデータを送信する送信部として
の機能を有するものである。
【0154】一方、クライアント11は、入力手段1Z
と、制御演算手段2Zと、出力手段3Zと、記憶手段4
Zと、送受信手段(送信手段,受信手段)14とを備え
て構成される。ここで、入力手段(入力装置)1Zは、
例えばキーボード等のキー操作部,マウス,バーコード
リーダ,タッチパネル,スキャナ装置,音声入力装置等
により構成される。また、出力手段(出力装置)3Z
は、例えばプリンタ等の印刷装置(印刷手段)やディス
プレイ,音声出力装置等の表示装置(表示手段)等によ
り構成される。
【0155】例えば、特定期間内に買い手が値引額を確
認したい場合に、買い手がこの入力手段1Zから買い手
識別情報等を入力したら、この買い手識別情報がネット
ワークを介してサーバ10へ送られ、これにより、上述
のサーバ10が上述したような売買データ処理を実行
し、請求金額とともに値引額をネットワーク12を介し
てクライアント11へ送信し、これを出力手段3Zとし
ての印刷装置により印刷したり、ディスプレイ上に表示
したりするようにすれば良い。
【0156】また、売り手側がサーバ10からネットワ
ーク12を介してクライアント11へ請求書等を送るよ
うに構成してもよく、この場合、クライアント11の出
力手段3Zとしての印刷装置やディスプレイ等の表示装
置により、請求金額とともに値引額が出力されるように
することもできる。これにより、買い手は値引きされて
いることに気付くことになり、本値引きサービスの利用
が促進されることになる。
【0157】なお、制御演算手段(制御演算装置)2Z
は、CPU,ROM,RAM等により構成され、各種プ
ログラムを実行するものである。また、記憶手段(記憶
装置)4Zは、例えばハードディスク装置等の補助記憶
装置(外部記憶装置)により構成され、制御演算手段2
Zによって実行される各種プログラムや各種データを記
憶するものである。さらに、送受信手段14は、ネット
ワーク12との通信インタフェースであり、ネットワー
ク12経由で送信されてきた信号やデータを受信する受
信部としての機能と、ネットワーク12へ向けて信号や
データを送信する送信部としての機能を有するものであ
る。
【0158】ところで、サーバ10側で入力される複数
の特定日又は複数の特定期間、値引きに関する情報[即
ち、上述のように最低合計金額に相当する金額をそのま
ま値引額とするか、又は、後述するように最低合計金額
に相当する金額を増額若しくは減額して値引額とするか
(取引日数に応じて値引額を設定する場合も含む)等の
情報]を、クライアント11において表示させるべくネ
ットワーク12を介してクライアント11に対して出力
するようにしても良い。つまり、複数の特定日又は複数
の特定期間や値引きに関する情報として、例えば後述す
る値引額の設定に用いられる最低合計金額に掛ける値
(掛け率),取引日数に応じて掛ける値(掛け率)等
を、ネットワーク12を介してクライアント11へ送信
し、クライアント11の出力装置3Zとしてのディスプ
レイ上に表示させたり、印刷装置により印刷させたりす
るようにしても良い。
【0159】このようにして、複数の特定日又は複数の
特定期間、及び、値引きに関する情報、即ち最低合計金
額に相当する金額を値引額とするか、又は最低合計金額
に相当する金額を増額若しくは減額して値引額とするか
等の情報をクライアント11に出力させることで、顧客
(ユーザ)に対して値引きサービスがある旨を知らせる
ことができ(即ち、宣伝・広告効果があり)、これによ
り、値引きサービスの利用が促進され、売り手と買い手
との間の取引(電子商取引)が促進されることになる。
【0160】ここで、最低合計金額に相当する金額を増
額若しくは減額して値引額とする場合としては、後述す
るように、最低合計金額に相当する金額を基準にして設
定される金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は
最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額し
た金額を基準にして設定される金額を値引額として設定
する場合も含まれる。
【0161】このように構成することで、売買データ処
理方法(値引きサービス方法)における値引き処理は、
上述の第1実施形態において図2を参照しながら説明し
た処理と同様に行なわれ、上述の第1実施形態と同様の
作用,効果が得られる。なお、上述の各実施形態では、
全特定日又は全特定期間において売買を行なっていると
判定した場合には、値引額設定手段2D,2DX,2D
Yが最低合計金額を値引額として設定する一方、全特定
日又は全特定期間において売買を行なっていないと判定
した場合には、値引額設定手段2D,2DX,2DYが
最低合計金額を取引日数に応じて減額した金額を値引額
として設定するようにしているが、値引額は、値引きを
する者(売り手)が最低合計金額(最低合計金額に相当
する金額)を基準にして任意に設定できる。
【0162】例えば、全特定日又は全特定期間において
売買を行なっていると判定した場合と全特定日又は全特
定期間において売買を行なっていないと判定した場合の
双方の場合において、値引額設定手段2D,2DX,2
DYが最低合計金額に相当する金額を増額又は減額した
金額を値引額として設定するように構成することもでき
る。
【0163】つまり、全特定日又は全特定期間において
売買を行なっていると判定した場合に、値引額設定手段
2D,2DX,2DYが最低合計金額に相当する金額を
増額した金額を値引額として設定(即ち、値引額を大き
くする;これは値引率を高くすることを意味する)する
か、又は、減額した金額を値引額として設定(即ち、値
引額を小さくする;これは値引率を低くすることを意味
する)するように構成しても良い。
【0164】この場合、値引きをする者(売り手)は、
例えば最低合計金額に相当する金額に対して掛ける値
(掛け率)を任意に設定することで値引額を増減させる
ことができる。つまり、掛ける値が1よりも小さい値で
あれば値引額は減額され、1よりも大きい値であれば値
引額は増額されることになる。なお、掛ける値を1にす
ると、上述の実施形態のように最低合計金額に相当する
金額をそのまま値引額として設定することになるため、
これらをまとめれば、最低合計金額に相当する金額を基
準にして設定される金額を値引額として設定することが
できることになる。
【0165】一方、全特定日又は全特定期間において売
買を行なっていないと判定した場合に、値引額設定手段
2D,2DX,2DYが最低合計金額に相当する金額を
増額した金額(即ち、値引額を大きくする;これは値引
率を高くすることを意味する)を取引日数に応じて減額
し、これを値引額として設定するか、又は、値引額設定
手段2Dが最低合計金額に相当する金額を減額した金額
(即ち、値引額を小さくする;これは値引率を低くする
ことを意味する)を取引日数に応じて減額し、これを値
引額として設定するように構成することもできる。
【0166】この場合、値引きをする者(売り手)は、
最低合計金額に相当する金額に対して掛ける値(掛け
率)を任意に設定することで値引額を増減させることが
できる。例えば、掛ける値が1よりも小さい値であれば
減額され、1よりも大きい値であれば増額されることに
なる。なお、掛ける値を1にすると、上述の実施形態の
ように最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて
減額した金額をそのまま値引額として設定することにな
るため、これらをまとめれば、最低合計金額に相当する
金額を基準にして設定される金額を取引日数に応じて減
額した金額を値引額として設定することができることに
なる。
【0167】ところで、ここでは、最低合計金額に相当
する金額を増額又は減額した金額を取引日数に応じて減
額し、これを値引額として設定するようにしているが、
最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額し
た金額を、増額したり、減額したりして値引額を設定す
るように構成することもできる。この場合も、値引きを
する者(売り手)は、最低合計金額に相当する金額を取
引日数に応じて減額した金額に対して掛ける値(掛け
率)を任意に設定することで値引額を増減させることが
できる。例えば、掛ける値が1よりも小さい値であれば
減額され、1よりも大きい値であれば増額されることに
なる。
【0168】なお、掛ける値を1にした場合には、上述
の実施形態のように最低合計金額に相当する金額を取引
日数に応じて減額した金額をそのまま値引額として設定
することになるため、これらをまとめれば、最低合計金
額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額を基
準にして設定される金額を値引額として設定することが
できることになる。
【0169】このように、値引額設定手段2D,2D
X,2DYによる値引額の設定方法、即ち、値引額設定
手段2D,2DX,2DYを、最低合計金額に相当する
金額をそのまま値引額として設定するように構成する
か、最低合計金額に相当する金額を増額若しくは減額し
た金額を値引額として設定するように構成するかは、売
り手がサーバ10側で任意に設定しうるようになってい
る。なお、この中には、全特定日又は全特定期間におい
て売買を行なっていないと判定された場合に、取引日数
に応じて減額した金額を値引額として設定するかどうか
を、売り手がサーバ10側で任意に設定しうることも含
まれる。
【0170】ここで、最低合計金額に相当する金額を増
額若しくは減額して値引額として設定する場合として
は、最低合計金額に相当する金額を基準にして設定され
る金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は最低合
計金額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額
を基準にして設定される金額を値引額として設定する場
合も含まれる。
【0171】なお、上述の各実施形態にかかる売買デー
タ処理装置(方法),値引きサービス方法,サーバによ
る値引額の設定は、上述のものに限られず、例えば、特
定時間帯を設定し、特定時間帯,買い手識別情報及び売
買データに基づいて、買い手識別情報により特定される
買い手が特定時間帯に売買をした日が所定日数あるか否
かを判定し(判定手段)、特定時間帯に売買をした日が
所定日数あると判定した場合に、買い手の売買データに
基づいて各日毎の合計金額を算出し(合計金額算出手
段)、算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低
い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準に
して(即ち、最低合計金額に相当する金額をそのまま、
又は、最低合計金額に相当する金額を所定日数に応じて
減額して)、売買された全商品の総合計金額に対しての
値引額を設定する(値引額設定手段)ようにしても良
い。
【0172】この場合、例えばこのようにして設定され
た値引額を次回以降の売買時等に値引きするようにした
り、その値引額に相当する割引券等のサービス券(電子
データによるものも含む)を発行したり、現金やプリペ
イドカード等で返金したりすれば良い。さらに、景品等
を与えるようにしても良い。なお、所定日数は、複数の
日数として、任意に設定することができる。
【0173】このように構成される場合、値引額設定処
理(売買データ処理)は、図13のフローチャートに示
すように行なわれる。つまり、まずステップE10で、
検索手段が、買い手に関する買い手識別情報に基づい
て、該当する買い手の商品売買データを記憶手段に格納
されたデータベースから検索して読み出す。
【0174】次に、ステップE20で、判定手段が、予
め設定された特定時間帯を読み出して、該当する買い手
の商品売買データから特定時間帯に売買した日が所定日
数あるか否かを判定し、この判定の結果、特定時間帯に
売買した日が所定日数ある場合には、ステップE30に
進み、合計金額算出手段が、該当する買い手の商品売買
データから各日毎の合計金額を算出する。
【0175】次いで、ステップE40で、値引額設定手
段が、合計金額算出手段によって算出された各合計金額
の中から最も額の低い金額を検索し、最低合計金額に相
当する金額を基準にして(即ち、最低合計金額に相当す
る金額をそのまま、又は、最低合計金額に相当する金額
を取引日数に応じて減額して)、売買された全商品の総
合計金額に対しての値引額として設定する。
【0176】ところで、ステップE20で、特定時間帯
に売買した日が所定日数ないと判定された場合には、値
引額を設定する処理を行なわずに処理を終了する。とこ
ろで、上述のような本発明(値引きサービス)を、例え
ばオンラインショッピングモールサイトにおいて適用す
る場合について説明すると、オンラインショッピングモ
ールサイトでは、一般に、買い手(ユーザ)がオンライ
ンショッピングモールサイトにアクセスして商品を注文
すると、そのオンラインショッピングモールサイトに出
店している店舗に注文情報が送られ、注文を受けた店舗
に対して代金を支払い、その店舗が買い手(ユーザ)に
対して商品を配送するようになっているが、このような
各店舗と買い手(ユーザ)との間での売買とは別に、オ
ンラインショッピングモールサイトの主催者(売り手
側)と買い手(ユーザ)との間で本発明(値引きサービ
ス)を適用することになる。
【0177】この場合、オンラインショッピングモール
サイトの主催者は、そのサイトを通じて買い手が商品を
買った場合には、そのサイトのサーバに売買データがデ
ータベースとして記憶されているため、これを利用し
て、後述するように値引額を算出し、例えばサイトの運
営資金から買い手(ユーザ)に対して値引額を支払う
(返還する)ようにすれば良い。これにより、買い手
(ユーザ)は利益を得ることができる。そして、本発明
(値引きサービス)の適用によって、各店舗の売上が伸
びた場合には、各店舗から例えば売上の数パーセントを
徴収すれば、各店舗が利益をあげることができるだけで
なく、サイトの主催者も利益をあげることができること
になる。
【0178】例えば、買い手(ユーザ)がオンラインシ
ョッピングモールサイトを訪れると、図14に示すよう
に、クライアントのブラウザが例えばクッキー(Cooki
e)等の履歴記憶機能に格納されているデータ(識別情
報)をサーバへ送る(ステップF10)ので、サーバ
が、この識別情報を買い手識別情報(識別ID,顧客I
D)として利用して買い手(ユーザ)を特定し(ステッ
プF20)、上述の実施形態で説明したような売買デー
タ処理(値引額設定処理)を実行し(ステップF3
0)、この処理によって算出された値引額をクライアン
トへ送信し(ステップF40)、クライアントの出力手
段の画面上に値引額等の値引き情報を表示させる(ステ
ップF50)ようにしても良い。また、買い手(ユー
ザ)が特定日(又は特定期間)にアクセスしてきたこと
を条件として、値引額等の値引き情報を、サーバがクラ
イアントの出力手段の画面上に表示させるようにしても
良い。これにより、本値引きサービスの利用を促進する
ことができる。
【0179】また、図15に示すように、買い手(クラ
イアント)がオンラインショッピングモールサイトへア
クセスすると(ステップG10)、サーバがトップペー
ジから順にクライアントが要求したページを送信する
(ステップG20)。なお、オンラインショッピングモ
ールサイトへアクセスすると、クライアントからサーバ
へ識別情報が送信される。
【0180】次に、これらのページを買い手が閲覧し
て、クライアントが注文ページを要求したら(ステップ
G30)、これに応じてサーバが注文ページを送信する
(ステップG40)。そして、クライアントは送信され
た注文ページにメールアドレス等の必要事項を入力し
て、サーバへ送信すると(ステップG50)、サーバは
注文ページの内容に基づいて買い手識別情報に対応づけ
て記憶手段に商品の売買データを記憶させる(ステップ
G60)。
【0181】次いで、クライアントから送信された識別
情報(これが買い手識別情報となる)に基づいて買い手
を特定し、上述の実施形態で説明したような売買データ
処理(値引額設定処理)を実行し(ステップG70)、
この処理によって算出された値引額をクライアントへ送
信し(ステップG80)、クライアントの出力手段の画
面上に値引額等の値引き情報を表示させる(ステップG
90)ようにしても良い。なお、当然のことながら、商
品を買った買い手が特定日等に商品を買っていない場合
には値引額を算出し、表示するステップG70〜ステッ
プG90の処理は行なわれない。これにより、本値引き
サービスの利用を促進することができる。
【0182】この場合、サーバがクライアントの出力手
段の画面上に、特定日等の情報も値引き情報とともに表
示させるようにすることで、今後、どのように商品を買
っていけば、値引額をより多くすることができるかを計
画しうるような情報を買い手(ユーザ)に対して提供す
れば、より本値引きサービスの利用を促進することがで
きる。
【0183】また、買い手(ユーザ)がオンラインショ
ッピングモールサイトにアクセスしてきたのが特定日
(又は特定期間)であることを条件として、特定日(又
は特定期間)等の本値引きサービスに関する情報を、サ
ーバがクライアントの出力手段の画面上に表示させるよ
うにしても良いし、買い手(ユーザ)がオンラインショ
ッピングモールサイトで商品を注文したのが特定日(又
は特定期間)であることを条件として、特定日(又は特
定期間)等の本値引きサービスに関する情報を、サーバ
がクライアントの出力手段の画面上に表示させるように
しても良い。これにより、本値引きサービスの利用を促
進することができる。
【0184】さらに、既に特定日(又は特定期間)に商
品を買っている買い手(ユーザ)に対して、例えば一定
期間毎に、又は特定日(又は特定期間)であることを条
件に、サーバがクライアントに対して特定日(又は特定
期間)等の本値引きサービスに関する情報を含むダイレ
クトメール(電子ダイレクトメール)を送信することに
よっても、本値引きサービスの利用を促進できることに
なる。
【0185】また、オンラインショッピングモールサイ
ト上に特定日(又は特定期間)等の本値引きサービスに
関する情報を掲載することで、本値引きサービスの利用
を促進できるようにすることもできる。なお、上述の各
実施形態にかかる売買データ処理装置(方法),値引き
サービス方法,サーバは、後述するようなコンピュータ
読取可能な記録媒体から上述の各機能を実現しうる売買
データ処理プログラムをコンピュータにインストールす
ることによりセットアップされ、この売買データ処理プ
ログラムが実行されることで、上述の各実施形態にかか
る売買データ処理方法,値引きサービス方法が実現され
る。また、売買データ処理プログラムをコンピュータに
インストールする方法は、これに限られるものではな
く、インターネット等のネットワークを経由して例えば
ウェブサーバ等から所望のファイルをダウンロードする
ことによって行なっても良い。 (売買データ処理プログラムを格納されるコンピュータ
読取可能な記録媒体及び売買データ処理プログラムの説
明)ところで、上述の各実施形態では、売買データ処理
装置,売買データ処理方法,値引きサービス方法,サー
バとして説明したが、このような売買データ処理装置,
売買データ処理方法,値引きサービス方法,サーバを実
現するためのプログラム(売買データ処理プログラム)
は、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納することが
でき、記録媒体に格納した状態で頒布し、市場を流通さ
せ、また売買することができる。
【0186】つまり、コンピュータ読取可能な記録媒体
に格納される売買データ処理プログラムは、例えば以下
の各機能を実現させるプログラムコードを含むものとし
て構成される。即ち、売買データ処理プログラムは、読
込手段が複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別
情報、及び、売買データ[例えば売買された商品の日付
(時間帯),金額及び買い手に関する売買データ]を読
み込む読込ステップと、判定手段が読み込まれた複数の
特定日又は複数の特定期間,買い手識別情報及び売買デ
ータに基づいて、買い手識別情報により特定される買い
手が複数の特定日のうち全特定日又は複数の特定期間の
うち全特定期間において売買を行なっているか否かを判
定する判定ステップと、合計金額算出手段が判定ステッ
プにおいて全特定日又は全特定期間において売買を行な
っていると判定された場合に、買い手の売買データに基
づいて各特定日毎又は各特定期間の合計金額を算出する
算出ステップと、値引額設定手段が算出ステップで算出
された各合計金額の中から最も額の低い金額に相当する
金額を基準にして全特定日又は全特定期間において売買
された全商品の総合計金額に対しての値引額を設定する
設定ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる
ものとして構成される。
【0187】特に、設定ステップが、最低合計金額に相
当する金額をそのまま値引額として設定するか、又は、
最低合計金額に相当する金額を増額若しくは減額した金
額を値引額として設定するのが好ましい。また、好まし
くは、買い手識別情報を検索条件として、記憶手段に記
憶されている売買データから一の買い手の売買データを
検索する検索手段を備えるものとし、判定手段を、検索
手段により検索された一の買い手の売買データ、及び複
数の特定日又は複数の特定期間に基づいて、一の買い手
が複数の特定日のうち全特定日又は複数の特定期間のう
ち全特定期間において売買を行なっているか否かを判定
するように構成する。
【0188】また、複数の特定日又は前記複数の特定期
間の設定に際し、時間帯を設定しうるようにのも好まし
い。また、合計金額算出手段を、判定手段によって全特
定日又は全特定期間において売買を行なっていないと判
定された場合に、買い手の売買データに基づいて特定日
毎又は特定期間毎の合計金額を算出するように構成し、
値引額設定手段を、合計金額算出手段によって算出され
た各合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、最低
合計金額に相当する金額を基準にして設定される金額を
取引日数に応じて減額した金額か、又は前記最低合計金
額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額を基
準にして設定される金額を、全特定日又は全特定期間に
おいて売買された全商品の総合計金額に対しての値引額
として設定するように構成するのが好ましい。
【0189】なお、コンピュータ読取可能な記録媒体に
格納される売買データ処理プログラムは、以下の各機能
を実現させるプログラムコードを含むものとして構成す
ることもできる。即ち、売買データ処理プログラムは、
読込手段が複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識
別情報及び売買データを読み込む読込ステップと、判定
手段が読み込まれた複数の特定日又は複数の特定期間,
買い手識別情報及び売買データに基づいて、買い手識別
情報により特定される買い手が複数の特定日のうちの少
なくとも2日又は複数の特定期間のうちの少なくとも2
つの期間において売買を行なっているか否かを判定する
判定ステップと、合計金額算出手段が判定ステップにお
いて少なくとも2日又は少なくとも2つの期間において
売買を行なっていると判定した場合に、買い手の売買デ
ータに基づいて売買を行なっている特定日毎又は特定期
間毎の合計金額を算出する算出ステップと、値引額設定
手段が算出ステップで算出された合計金額の中から最も
額の低い金額を検索し、最低合計金額に相当する金額を
基準にして売買された全商品の総合計金額に対しての値
引額として設定する設定ステップとを含む処理をコンピ
ュータに実行させるものとして構成される。
【0190】また、ここでは、コンピュータ読取可能な
記録媒体に格納される売買データ処理プログラムは、こ
れらの各機能を実現させるプログラムコードを含むもの
として説明しているが、これに限られるものではなく、
上述の各実施形態における売買データ処理装置を構成す
るための他の各種機能を実現させるプログラムコードを
含むものとして構成することもできる。
【0191】そして、このような記録媒体から売買デー
タ処理プログラムをコンピュータに読み込ませ、コンピ
ュータがこの売買データ処理プログラムを実行して上述
の各処理を行なうことで、上述の各実施形態で説明した
売買データ処理装置,売買データ処理方法,値引きサー
ビス方法を実現することができ、これにより、上述した
売買データ処理装置,売買データ処理方法,値引きサー
ビス方法と同様の作用,効果を得ることができる。
【0192】ここで、記録媒体には、例えば半導体メモ
リなどのメモリ,磁気ディスク,光ディスク(例えばC
D−ROM等),光磁気ディスク(MO),磁気テー
プ,ハードディスク,フレキシブルディスク,ICカー
ド,ROMカートリッジ,パンチカード,コンピュータ
内部の記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部
記憶装置等のプログラムを記録することができるものが
含まれる。また、バーコードなどの符号が印刷された印
刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用する
こともできる。なお、CD−ROM,MO,磁気テー
プ,ICカード等を可搬型記録媒体ともいう。
【0193】なお、ここでは、売買データ処理プログラ
ムをコンピュータ読取可能な記録媒体に格納している
が、記録媒体に格納しなくても良い。また、売買データ
処理プログラムは、上述のような記録媒体に格納せず
に、例えば伝送媒体としてのネットワーク(通信路,通
信ネットワーク;例えばインターネット,公衆回線や専
用回線等の通信回線等)を介して伝送(送受信)するこ
ともでき、これにより売買データ処理プログラムを頒布
し、市場を流通させ、また売買することもできる。例え
ば、売買データ処理プログラムをウェブサーバ等にアッ
プロードしたり、インターネット等のネットワークを経
由して例えばウェブサーバ等からダウンロードすること
もできる。
【0194】なお、本発明は、上述の実施形態のものに
限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
内で、種々の変更を加え得るものである。例えば、上述
の各実施形態にかかる売買データ処理装置(方法),値
引きサービスは、例えばクレジットカード等のカード会
社が採用することもできる。つまり、上述の第1実施形
態のような売買データ処理装置をカード会社に備えられ
るコンピュータにより構成し、毎月のカード利用明細
(請求書)を発行する際に、上述の第1実施形態に示す
ような値引き処理を行なうようにすれば良い。また、カ
ード会社は、上述の第2実施形態のように売買データ処
理装置を構成したり、上述の第3実施形態のようにサー
バを構成することもできる。
【0195】
【発明の効果】本発明の売買データ処理装置,売買デー
タ処理方法,売買データ処理プログラムを格納したコン
ピュータ読取可能な記録媒体,値引きサービス方法及び
サーバによれば、コンピュータを用いて値引額を算出す
るため、多くの取引相手がある場合や複数の特定日(例
えば1ヶ月)又は複数の特定期間において取引される商
品が大量にある場合であっても、値引額算出処理を迅速
かつ容易に行なえ、請求書発行等の業務効率の向上を図
ることができ、さらに値引額を正確に算出することがで
きるようになるとともに、買い手側に対しては、継続的
に取引を行なっている買い手(いわゆるお得意様)であ
る等の売り手に対する貢献度に応じた適正な値引額によ
る値引きサービスを提供できるようになり、他の同業者
との差別化を図ることで顧客の獲得や売上の拡大を図れ
るようになるという利点もある。
【0196】また、このような値引きサービスを提供す
ることで、買い手側が全特定日又は全特定期間において
取引を行なうように誘導することができ、各営業日毎の
売上額の変動をできるだけ抑制し、全営業日における売
上額ができるだけ平均化されるように誘導することがで
き、これにより、売り手側に対しては、安定的な営業の
継続を確保できるようになり、取引予想が立てやすくな
るという利点がある。また、商品の配送において、臨時
便などを出すことなく定期便のみで行なえるようにな
り、配送コストの低減が図れるとともに、配送車の手配
等の労力も軽減することができるという利点もある。
【0197】特に、本値引きサービスによれば、消費者
等の買い手は、売り手によって設定された複数の特定日
等の中で、商品をどのように買えば最も値引額を大きく
することができるかを計画し、この計画に沿って商品を
買うことで、自らが積極的に値引額を決めることができ
るようになる。このようにして、従来の値引きサービス
のように消費者等の買い手を受け身の立場とするのでは
なく、消費者等の買い手が積極的に参加できるようにす
ることで、消費者等の買い手の欲求を十分に満たすこと
ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置による売買データ処理の手順を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置に備えられるデータベースの内容を例示した図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置に備えられるデータベースを検索して読み込まれる
買い手毎の商品売買データの内容を例示して示す図であ
り、(A)は買い手Aの商品売買データの内容、(B)
は買い手Bの商品売買データの内容、(C)は買い手C
の商品売買データの内容、(D)は買い手Dの商品売買
データの内容、(E)は買い手Eの商品売買データの内
容をそれぞれ示している。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置において、全特定日に売買を行なっている場合の値
引額や請求金額の算出について説明するための図であ
り、(A)は買い手Aの値引額等、(B)は買い手Bの
値引額等、(C)は買い手Cの値引額等をそれぞれ示し
ている。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる売買データ処理
装置において、全特定日に売買を行なっていない場合の
値引額や請求金額の算出について説明するための図であ
り、(A)は買い手Dの値引額等、(B)は買い手Eの
値引額等をそれぞれ示している。
【図7】本発明の第1実施形態の変形例にかかる売買デ
ータ処理装置による売買データ処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図8】本発明の第1実施形態の変形例にかかる売買デ
ータ処理装置による売買データ処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる売買データ処理
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる売買データ処
理装置による売買データ処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図11】本発明の第2実施形態の変形例にかかる売買
データ処理装置による売買データ処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態にかかるサーバの全体
構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施形態の変形例にかかる売買デー
タ処理装置(サーバ)による売買データ処理の手順を示
すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態の変形例にかかるサーバ及
びクライアントによる売買データ処理及び値引額表示の
手順を示すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態の他の変形例にかかるサー
バ及びクライアントによる売買データ処理及び値引額表
示の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1Y,1Z 入力手段 1X 入力部 2,2Y,2Z 制御演算手段 2X 制御演算部 2A,2AY 検索手段 2B,2BY 判定手段 2BX 判定部 2C,2CY 合計金額算出手段 2CX 合計金額算出部 2D,2DY 値引額設定手段 2DX 値引額設定部 3,3Y,3Z 出力手段(表示手段,印刷手段) 3X 出力部(表示部,印刷部) 4,4Y,4Z 記憶手段 5X カードリーダ・ライタ 6X カード状記憶媒体 7X POS端末 10 サーバ 11 クライアント(買い手側コンピュータ) 12 ネットワーク 13,14 送受信手段(送信手段,受信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 361 G07G 1/12 361E 1/14 1/14

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 売買データを処理する売買データ処理装
    置であって、 売買データを記憶する記憶手段と、 買い手識別情報を入力する入力手段と、 予め設定された複数の特定日又は複数の特定期間,前記
    買い手識別情報及び前記売買データに基づいて、前記買
    い手識別情報により特定される買い手が前記複数の特定
    日のうち全特定日又は前記複数の特定期間のうち全特定
    期間において売買を行なっているか否かを判定する判定
    手段と、 前記判定手段によって前記全特定日又は前記全特定期間
    において売買を行なっていると判定された場合に、前記
    買い手の売買データに基づいて前記各特定日毎又は前記
    各特定期間毎の合計金額を算出する合計金額算出手段
    と、 前記合計金額算出手段によって算出された前記各合計金
    額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最低合計金
    額に相当する金額を基準にして前記全特定日又は前記全
    特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額を設定する値引額設定手段とを備えることを
    特徴とする、売買データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記値引額設定手段が、前記最低合計金
    額に相当する金額をそのまま値引額として設定するか、
    又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
    減額して値引額として設定するように構成されることを
    特徴とする、請求項1記載の売買データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記合計金額算出手段が、前記判定手段
    によって前記全特定日又は前記全特定期間において売買
    を行なっていないと判定された場合に、前記買い手の売
    買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又は特
    定期間毎の合計金額を算出するように構成され、 前記値引額設定手段が、前記合計金額算出手段によって
    算出された前記合計金額の中から最も額の低い金額を検
    索し、前記最低合計金額に相当する金額を基準にして設
    定される金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は
    前記最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減
    額した金額を基準にして設定される金額を、前記全特定
    日又は前記全特定期間において売買された全商品の総合
    計金額に対しての値引額として設定するように構成され
    ることを特徴とする、請求項1又は2記載の売買データ
    処理装置。
  4. 【請求項4】 売買データを処理する売買データ処理装
    置であって、 売買データを記憶する記憶手段と、 買い手識別情報を入力する入力手段と、 予め設定された複数の特定日又は複数の特定期間,前記
    買い手識別情報及び前記売買データに基づいて、前記買
    い手識別情報により特定される買い手が前記複数の特定
    日のうちの少なくとも2日又は前記複数の特定期間のう
    ちの少なくとも2つの期間において売買を行なっている
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって少なくとも2日又は少なくとも2
    つの期間において売買を行なっていると判定した場合
    に、前記買い手の売買データに基づいて売買を行なって
    いる特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する合計
    金額算出手段と、 前記合計金額算出手段によって算出された前記合計金額
    の中から最も額の低い金額を検索し、前記最低合計金額
    に相当する金額を基準にして売買された全商品の総合計
    金額に対しての値引額として設定する値引額設定手段と
    を備えることを特徴とする、売買データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記買い手識別情報を検索条件として、
    前記記憶手段に記憶されている売買データから一の買い
    手の売買データを検索する検索手段を備え、 前記判定手段が、前記検索手段により検索された前記一
    の買い手の売買データ、及び前記複数の特定日又は前記
    複数の特定期間に基づいて、前記一の買い手が前記複数
    の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間のうち
    全特定期間において売買を行なっているか否かを判定す
    るように構成されることを特徴とする、請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の売買データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記入力手段が、前記買い手識別情報を
    記憶された携帯型外部記憶媒体から前記買い手識別情報
    を読み出して入力するリーダであることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の売買データ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段が、前記売買データ及び前
    記買い手識別情報を記憶された携帯型外部記憶媒体であ
    り、 前記入力手段が、前記携帯型外部記憶媒体から前記売買
    データ及び前記買い手識別情報を読み出して入力するリ
    ーダであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の売買データ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記値引額設定手段によって設定された
    値引額を、前記記憶手段に記憶することを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の売買データ処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記記憶手段に記憶された値引額を読み
    出して、今回の売買における総合計金額から前記値引額
    を値引きした金額を請求金額として算出する請求金額算
    出手段を備えることを特徴とする、請求項8記載の売買
    データ処理装置。
  10. 【請求項10】 今回の売買における総合計金額から前
    記値引額を値引きした金額を請求金額として算出する請
    求金額算出手段を備えることを特徴とする、請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の売買データ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項1〜10のいずれか1項に記載の売買データ
    処理装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータを用いて売買データを処
    理する売買データ処理方法であって、 前記コンピュータが、複数の特定日又は複数の特定期
    間、買い手識別情報及び売買データを読み込む読込ステ
    ップと、 前記コンピュータが、読み込まれた前記複数の特定日又
    は前記複数の特定期間,前記買い手識別情報及び前記売
    買データに基づいて、前記買い手識別情報により特定さ
    れる買い手が前記複数の特定日のうち全特定日又は前記
    複数の特定期間のうち全特定期間において売買を行なっ
    ているか否かを判定する判定ステップと、 前記コンピュータが、前記判定ステップにおいて前記全
    特定日又は前記全特定期間において売買を行なっている
    と判定された場合に、前記買い手の売買データに基づい
    て前記各特定日毎又は前記各特定期間の合計金額を算出
    する算出ステップと、 前記コンピュータが、算出された前記各合計金額の中か
    ら最も額の低い金額に相当する金額を基準にして前記全
    特定日又は前記全特定期間において売買された全商品の
    総合計金額に対しての値引額を設定する設定ステップと
    を備えることを特徴とする、売買データ処理方法。
  13. 【請求項13】 前記値引額設定手段が、前記最低合計
    金額に相当する金額をそのまま値引額として設定する
    か、又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若し
    くは減額して値引額として設定するように構成されるこ
    とを特徴とする、請求項12記載の売買データ処理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記算出ステップが、前記判定ステッ
    プにおいて前記全特定日又は前記全特定期間において売
    買を行なっていないと判定された場合に、前記買い手の
    売買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又は
    特定期間毎の合計金額を算出するように構成され、 前記設定ステップが、前記算出ステップで算出された前
    記合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最
    低合計金額に相当する金額を基準にして設定される金額
    を取引日数に応じて減額した金額か、又は前記最低合計
    金額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額を
    基準にして設定される金額を、前記全特定日又は前記全
    特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額として設定するように構成されることを特徴
    とする、請求項12又は13記載の売買データ処理方
    法。
  15. 【請求項15】 コンピュータを用いて売買データを処
    理する売買データ処理方法であって、 前記コンピュータが、複数の特定日又は複数の特定期
    間、買い手識別情報及び売買データを読み込む読込ステ
    ップと、 前記コンピュータが、読み込まれた前記複数の特定日又
    は前記複数の特定期間,前記買い手識別情報及び前記売
    買データに基づいて、前記買い手識別情報により特定さ
    れる買い手が前記複数の特定日のうちの少なくとも2日
    又は前記複数の特定期間のうちの少なくとも2つの期間
    において売買を行なっているか否かを判定する判定ステ
    ップと、 前記コンピュータが、前記判定ステップにおいて少なく
    とも2日又は少なくとも2つの期間において売買を行な
    っていると判定した場合に、前記買い手の売買データに
    基づいて売買を行なっている特定日毎又は特定期間毎の
    合計金額を算出する算出ステップと、 前記コンピュータが、前記算出ステップで算出された前
    記合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最
    低合計金額に相当する金額を基準にして売買された全商
    品の総合計金額に対しての値引額として設定する設定ス
    テップとを備えることを特徴とする、売買データ処理方
    法。
  16. 【請求項16】 前記コンピュータが、前記設定ステッ
    プにおいて設定された値引額を記憶手段に記憶させる記
    憶ステップを備えることを特徴とする、請求項12〜1
    5のいずれか1項に記載の売買データ処理方法。
  17. 【請求項17】 前記コンピュータが、前記記憶ステッ
    プで記憶された値引額を読み出して、今回の売買におけ
    る総合計金額から前記値引額を値引きした金額を請求金
    額として算出する請求金額算出ステップとを備えること
    を特徴とする、請求項16記載の売買データ処理方法。
  18. 【請求項18】 前記コンピュータが、今回の売買にお
    ける総合計金額から前記値引額を値引きした金額を請求
    金額として算出する請求金額算出ステップを備えること
    を特徴とする、請求項12〜15のいずれか1項に記載
    の売買データ処理方法。
  19. 【請求項19】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項12〜18のいずれか1項に記載の売買デー
    タ処理方法。
  20. 【請求項20】 コンピュータを用いて複数の特定日又
    は複数の特定期間において売買された全商品の総合計金
    額に対しての値引額を算出し、前記値引額を値引きする
    値引きサービス方法であって、 前記コンピュータが、売買データを買い手毎に読み出し
    て予め設定された複数の特定日毎又は複数の特定期間毎
    の合計金額を算出し、 前記コンピュータが、算出された前記各合計金額の中か
    ら最も額の低い金額を検索し、 前記コンピュータが、前記最低金額に相当する金額を基
    準にして売買が行なわれた日数に応じて値引額を算出
    し、 前記コンピュータが、前記値引額を出力することを特徴
    とする、値引きサービス方法。
  21. 【請求項21】 前記特定日又は前記特定期間が、売り
    手の営業日であることを特徴とする、請求項20記載の
    値引きサービス方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項20又は21記載の値引きサービス方法。
  23. 【請求項23】 売買データを処理するための売買デー
    タ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
    録媒体であって、 前記売買データ処理プログラムが、 複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別情報及び
    売買データを読み込む読込ステップと、 読み込まれた前記複数の特定日又は前記複数の特定期
    間,前記買い手識別情報及び前記売買データに基づい
    て、前記買い手識別情報により特定される買い手が前記
    複数の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間の
    うち全特定期間において売買を行なっているか否かを判
    定する判定ステップと、 前記判定ステップにおいて前記全特定日又は前記全特定
    期間において売買を行なっていると判定された場合に、
    前記買い手の売買データに基づいて前記各特定日毎又は
    前記各特定期間の合計金額を算出する算出ステップと、 算出された前記各合計金額の中から最も額の低い金額に
    相当する金額を基準にして前記全特定日又は前記全特定
    期間において売買された全商品の総合計金額に対しての
    値引額を設定する設定ステップとを含む処理を前記コン
    ピュータに実行させるものとして構成されることを特徴
    とする、売買データ処理プログラムを格納したコンピュ
    ータ読取可能な記録媒体。
  24. 【請求項24】 前記設定ステップが、前記最低合計金
    額に相当する金額をそのまま値引額として設定するか、
    又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
    減額して値引額として設定することを特徴とする、請求
    項23記載の売買データ処理プログラムを格納したコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記算出ステップが、前記判定ステッ
    プにおいて前記全特定日又は前記全特定期間において売
    買を行なっていないと判定された場合に、前記買い手の
    売買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又は
    特定期間毎の合計金額を算出するように構成され、 前記設定ステップが、前記算出ステップで算出された前
    記合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最
    低合計金額に相当する金額を基準にして設定される金額
    を取引日数に応じて減額した金額か、又は前記最低合計
    金額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額を
    基準にして設定される金額を、前記全特定日又は前記全
    特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額として設定するように構成されることを特徴
    とする、請求項23又は24記載の売買データ処理プロ
    グラムを格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  26. 【請求項26】 売買データを処理するための売買デー
    タ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
    録媒体であって、 前記売買データ処理プログラムが、 複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別情報及び
    売買データを読み込む読込ステップと、 読み込まれた前記複数の特定日又は前記複数の特定期
    間,前記買い手識別情報及び前記売買データに基づい
    て、前記買い手識別情報により特定される買い手が前記
    複数の特定日のうちの少なくとも2日又は前記複数の特
    定期間のうちの少なくとも2つの期間において売買を行
    なっているか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップにおいて少なくとも2日又は少なくと
    も2つの期間において売買を行なっていると判定した場
    合に、前記買い手の売買データに基づいて売買を行なっ
    ている特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する算
    出ステップと、 前記算出ステップで算出された前記合計金額の中から最
    も額の低い金額を検索し、前記最低合計金額に相当する
    金額を基準にして売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額として設定する設定ステップとを含む処理を
    前記コンピュータに実行させるものとして構成されるこ
    とを特徴とする、売買データ処理プログラムを格納した
    コンピュータ読取可能な記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記買い手識別情報を検索条件とし
    て、前記記憶手段に記憶されている売買データから一の
    買い手の売買データを検索する検索手段を備え、 前記判定手段が、前記検索手段により検索された前記一
    の買い手の売買データ、及び前記複数の特定日又は前記
    複数の特定期間に基づいて、前記一の買い手が前記複数
    の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間のうち
    全特定期間において売買を行なっているか否かを判定す
    るように構成されることを特徴とする、請求項23〜2
    6のいずれか1項に記載の売買データ処理プログラムを
    格納したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項23〜27のいずれか1項に記載の売買デー
    タ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
    録媒体。
  29. 【請求項29】 ネットワークを介して接続されるクラ
    イアントに売り手の商品情報を提供するサーバであっ
    て、 売買データを記憶する記憶手段と、 予め設定された複数の特定日又は複数の特定期間,買い
    手識別情報及び前記売買データに基づいて、前記買い手
    識別情報により特定される買い手が前記複数の特定日の
    うち全特定日又は前記複数の特定期間のうち全特定期間
    において売買を行なっているか否かを判定する判定手段
    と、 前記判定手段によって前記全特定日又は前記全特定期間
    において売買を行なっていると判定された場合に、前記
    買い手の売買データに基づいて前記各特定日毎又は前記
    各特定期間毎の合計金額を算出する合計金額算出手段
    と、 前記合計金額算出手段によって算出された前記各合計金
    額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最低合計金
    額に相当する金額を基準にして前記全特定日又は前記全
    特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額を設定する値引額設定手段とを備えることを
    特徴とする、サーバ。
  30. 【請求項30】 前記値引額設定手段が、前記最低合計
    金額に相当する金額をそのまま値引額として設定する
    か、又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若し
    くは減額して値引額として設定するように構成されるこ
    とを特徴とする、請求項29記載のサーバ。
  31. 【請求項31】 前記合計金額算出手段が、前記判定手
    段によって前記全特定日又は前記全特定期間において売
    買を行なっていないと判定された場合に、前記買い手の
    売買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又は
    特定期間毎の合計金額を算出するように構成され、 前記値引額設定手段が、前記合計金額算出手段によって
    算出された前記合計金額の中から最も額の低い金額を検
    索し、前記最低合計金額に相当する金額を基準にして設
    定される金額を取引日数に応じて減額した金額か、又は
    前記最低合計金額に相当する金額を取引日数に応じて減
    額した金額を基準にして設定される金額を、前記全特定
    日又は前記全特定期間において売買された全商品の総合
    計金額に対しての値引額として設定するように構成され
    ることを特徴とする、請求項29又は30記載のサー
    バ。
  32. 【請求項32】 ネットワークを介して接続されるクラ
    イアントに売り手の商品情報を提供するサーバであっ
    て、 売買データを記憶する記憶手段と、 予め設定された複数の特定日又は複数の特定期間,買い
    手識別情報及び前記売買データに基づいて、前記買い手
    識別情報により特定される買い手が前記複数の特定日の
    うちの少なくとも2日又は前記複数の特定期間のうちの
    少なくとも2つの期間において売買を行なっているか否
    かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって少なくとも2日又は少なくとも2
    つの期間において売買を行なっていると判定した場合
    に、前記買い手の売買データに基づいて売買を行なって
    いる特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する合計
    金額算出手段と、 前記合計金額算出手段によって算出された前記合計金額
    の中から最も額の低い金額を検索し、前記最低合計金額
    に相当する金額を基準にして売買された全商品の総合計
    金額に対しての値引額として設定する値引額設定手段と
    を備えることを特徴とする、サーバ。
  33. 【請求項33】 前記買い手識別情報を検索条件とし
    て、前記記憶手段に記憶されている売買データから一の
    買い手の売買データを検索する検索手段を備え、 前記判定手段が、前記検索手段により検索された前記一
    の買い手の売買データ、及び前記複数の特定日又は前記
    複数の特定期間に基づいて、前記一の買い手が前記複数
    の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間のうち
    全特定期間において売買を行なっているか否かを判定す
    るように構成されることを特徴とする、請求項29〜3
    2のいずれか1項に記載のサーバ。
  34. 【請求項34】 前記最低合計金額に相当する金額をそ
    のまま値引額とするか、又は、前記最低合計金額に相当
    する金額を増額若しくは減額して値引額とするかは、前
    記サーバ側で任意に設定しうることを特徴とする、請求
    項29〜33のいずれか1項に記載のサーバ。
  35. 【請求項35】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間、及び、前記最低合計金額に相当する金額をそのま
    ま又は前記最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
    減額して設定した値引額を、前記クライアントにおいて
    表示させるべく前記ネットワークを介して前記クライア
    ントに対して出力するように構成されることを特徴とす
    る、請求項29〜34のいずれか1項に記載のサーバ。
  36. 【請求項36】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間を前記サーバ側で任意に設定しうることを特徴とす
    る、請求項29〜35のいずれか1項に記載のサーバ。
  37. 【請求項37】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項29〜36のいずれか1項に記載のサーバ。
  38. 【請求項38】 コンピュータを用いて、売買された全
    商品の総合計金額に対しての値引額を算出して値引きす
    る値引きサービス方法であって、 前記コンピュータが、予め設定された特定時間帯に売買
    をした日が所定日数あった場合に、買い手識別情報によ
    り特定される買い手の売買データに基づいて各日毎の合
    計金額を算出し、 前記コンピュータが、算出された前記各日毎の合計金額
    の中から最も額の低い金額を検索し、前記最低金額に相
    当する金額を基準にして売買された全商品の総合計金額
    に対しての値引額を設定し、 前記コンピュータが、前記値引額を出力することを特徴
    とする、値引きサービス方法。
  39. 【請求項39】 売買データを処理する売買データ処理
    装置であって、 売買データを記憶する記憶手段と、 予め設定された特定時間帯,買い手識別情報及び前記売
    買データに基づいて、前記買い手識別情報により特定さ
    れる買い手が前記特定時間帯に売買をした日が所定日数
    あるか否かを判定する判定手段と、 前記特定時間帯に売買をした日が所定日数あると判定し
    た場合に、前記買い手の売買データに基づいて各日毎の
    合計金額を算出する合計金額算出手段と、 算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低い金額
    を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして売
    買された全商品の総合計金額に対しての値引額を設定す
    る値引額設定手段とを備えることを特徴とする、売買デ
    ータ処理装置。
  40. 【請求項40】 ネットワークを介して接続されるクラ
    イアントに売り手の商品情報を提供するサーバであっ
    て、 売買データを記憶する記憶手段と、 予め設定された特定時間帯,買い手識別情報及び前記売
    買データに基づいて、前記買い手識別情報により特定さ
    れる買い手が前記特定時間帯に売買をした日が所定日数
    あるか否かを判定する判定手段と、 前記特定時間帯に売買をした日が所定日数あると判定し
    た場合に、前記買い手の売買データに基づいて各日毎の
    合計金額を算出する合計金額算出手段と、 算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低い金額
    を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして売
    買された全商品の総合計金額に対しての値引額を設定す
    る値引額設定手段とを備えることを特徴とする、サー
    バ。
  41. 【請求項41】 売買データを処理するための売買デー
    タ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な記
    録媒体であって、 前記売買データ処理プログラムが、 特定時間帯、買い手識別情報及び売買データを読み込む
    読込ステップと、 前記特定時間帯,前記買い手識別情報及び前記売買デー
    タに基づいて、前記買い手識別情報により特定される買
    い手が前記特定時間帯に売買をした日が所定日数あるか
    否かを判定する判定ステップと、 前記特定時間帯に売買をした日が所定日数あると判定し
    た場合に、前記買い手の売買データに基づいて各日毎の
    合計金額を算出する算出ステップと、 算出された各日毎の合計金額の中から最も額の低い金額
    を検索し、最低合計金額に相当する金額を基準にして売
    買された全商品の総合計金額に対しての値引額を設定す
    る設定ステップとを含む処理を前記コンピュータに実行
    させるものとして構成されることを特徴とする、売買デ
    ータ処理プログラムを格納したコンピュータ読取可能な
    記録媒体。
  42. 【請求項42】 売買データを処理するための売買デー
    タ処理プログラムであって、 複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別情報及び
    売買データを読み込む読込ステップと、 読み込まれた前記複数の特定日又は前記複数の特定期
    間,前記買い手識別情報及び前記売買データに基づい
    て、前記買い手識別情報により特定される買い手が前記
    複数の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間の
    うち全特定期間において売買を行なっているか否かを判
    定する判定ステップと、 前記判定ステップにおいて前記全特定日又は前記全特定
    期間において売買を行なっていると判定された場合に、
    前記買い手の売買データに基づいて前記各特定日毎又は
    前記各特定期間の合計金額を算出する算出ステップと、 算出された前記各合計金額の中から最も額の低い金額に
    相当する金額を基準にして前記全特定日又は前記全特定
    期間において売買された全商品の総合計金額に対しての
    値引額を設定する設定ステップとを含む処理をコンピュ
    ータに実行させることを特徴とする、売買データ処理プ
    ログラム。
  43. 【請求項43】 前記設定ステップが、前記最低合計金
    額に相当する金額をそのまま値引額として設定するか、
    又は、前記最低合計金額に相当する金額を増額若しくは
    減額して値引額として設定することを特徴とする、請求
    項42記載の売買データ処理プログラム。
  44. 【請求項44】 前記算出ステップが、前記判定ステッ
    プにおいて前記全特定日又は前記全特定期間において売
    買を行なっていないと判定された場合に、前記買い手の
    売買データに基づいて売買を行なっている特定日毎又は
    特定期間毎の合計金額を算出するように構成され、 前記設定ステップが、前記算出ステップで算出された前
    記合計金額の中から最も額の低い金額を検索し、前記最
    低合計金額に相当する金額を基準にして設定される金額
    を取引日数に応じて減額した金額か、又は前記最低合計
    金額に相当する金額を取引日数に応じて減額した金額を
    基準にして設定される金額を、前記全特定日又は前記全
    特定期間において売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額として設定するように構成されることを特徴
    とする、請求項42又は43記載の売買データ処理プロ
    グラム。
  45. 【請求項45】 売買データを処理するための売買デー
    タ処理プログラムであって、 複数の特定日又は複数の特定期間、買い手識別情報及び
    売買データを読み込む読込ステップと、 読み込まれた前記複数の特定日又は前記複数の特定期
    間,前記買い手識別情報及び前記売買データに基づい
    て、前記買い手識別情報により特定される買い手が前記
    複数の特定日のうちの少なくとも2日又は前記複数の特
    定期間のうちの少なくとも2つの期間において売買を行
    なっているか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップにおいて少なくとも2日又は少なくと
    も2つの期間において売買を行なっていると判定した場
    合に、前記買い手の売買データに基づいて売買を行なっ
    ている特定日毎又は特定期間毎の合計金額を算出する算
    出ステップと、 前記算出ステップで算出された前記合計金額の中から最
    も額の低い金額を検索し、前記最低合計金額に相当する
    金額を基準にして売買された全商品の総合計金額に対し
    ての値引額として設定する設定ステップとを含む処理を
    コンピュータに実行させることを特徴とする、売買デー
    タ処理プログラム。
  46. 【請求項46】 前記買い手識別情報を検索条件とし
    て、前記記憶手段に記憶されている売買データから一の
    買い手の売買データを検索する検索手段を備え、 前記判定手段が、前記検索手段により検索された前記一
    の買い手の売買データ、及び前記複数の特定日又は前記
    複数の特定期間に基づいて、前記一の買い手が前記複数
    の特定日のうち全特定日又は前記複数の特定期間のうち
    全特定期間において売買を行なっているか否かを判定す
    るように構成されることを特徴とする、請求項42〜4
    5のいずれか1項に記載の売買データ処理プログラム。
  47. 【請求項47】 前記複数の特定日又は前記複数の特定
    期間の設定に際し、時間帯を設定しうることを特徴とす
    る、請求項42〜46のいずれか1項に記載の売買デー
    タ処理プログラム。 【0001】
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011086039A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Seiko Epson Corp 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
JP2011257808A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Toshiba Tec Corp 商品販売データ処理装置及びプログラム
JP2012164165A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Keisuke Kuraishi インターネット広告媒体を利用し、広告報酬をインターネット通信販売の商品値引きと、販売店の利益に分配するシステム
JP2015082229A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 孝豊 長野 卸売業・販売単価設定システム

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