JP2002163365A - 処方箋受領システム,医療機関サーバ,処方箋受領方法および処方箋受領プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

処方箋受領システム,医療機関サーバ,処方箋受領方法および処方箋受領プログラムを記録した記録媒体

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JP2002163365A
JP2002163365A JP2000361869A JP2000361869A JP2002163365A JP 2002163365 A JP2002163365 A JP 2002163365A JP 2000361869 A JP2000361869 A JP 2000361869A JP 2000361869 A JP2000361869 A JP 2000361869A JP 2002163365 A JP2002163365 A JP 2002163365A
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JP
Japan
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patient
information
prescription
medical institution
hospital pharmacy
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JP2000361869A
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Atsushi Hishida
敦 菱田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旅行先等で携帯端末による患者自らの位置情
報を元にして、必要とする薬剤を患者所在地近辺の院外
薬局で入手可能とする。 【解決手段】携帯端末10から位置情報,患者特定情報
を受信し、患者個人情報データベース25を検索して該
当患者に処方されている薬剤を取得し、院外薬局データ
ベース24を検索し、患者の所在地近辺にあり前記薬剤
の調剤が可能な近辺院外薬局リストを生成して携帯端末
10に送信する院外薬局検索手段21と、院外薬局端末
30から患者特定情報およびパスワードからなる患者認
証情報と処方箋要求情報とを受信し、受信した患者認証
情報と患者個人情報データベース25に登録された認証
情報とを照合して患者本人であることを認証する患者認
証手段22と、認証後に処方箋情報データベース26を
検索して該当する処方箋情報を院外薬局端末30に送信
する処方箋検索手段23とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は処方箋受領システ
ム,医療機関サーバ,処方箋受領方法および処方箋受領
プログラムを記録した記録媒体に関し、特に患者所在地
近辺の院外薬局において薬剤を受領するための処方箋受
領システム,医療機関サーバ,処方箋受領方法および処
方箋受領プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、患者が必要な薬剤を受領するため
には、医療機関に出向き医師の診療を受けて処方箋を出
してもらい、この処方箋を院内薬局または医療機関の指
定する医療機関近辺の院外薬局に提出することにより、
薬局から処方箋による調剤後の薬剤を受領していた。ま
た、医師の診察から一定期間内は処方箋により薬剤の入
手が可能であるにも関わらず、薬剤受領のためだけでも
医療機関に赴いて処方箋を受領する必要があるため、頻
繁な通院を余儀なくされるという状況にあった。
【0003】以上のような状況においては、薬剤の常時
服用を必要とする患者が、例えば、旅行先等で薬剤を紛
失した場合、不慣れな土地で最寄りの医療機関を探して
受診し、処方箋を出して貰い薬剤を受領する必要があ
る。このような場合、時間がなく医療機関に出向けなか
ったり、近くに患者の疾病に対応可能な医療機関がなか
ったり、休日等で医療機関が休みだったりで、受診する
ことができないことも予想され、その結果、処方箋を受
領できないため必要な薬剤が入手できないという患者に
とっての深刻な問題が生じてしまう可能性がある。
【0004】上述した従来の問題を解決した例として
は、例えば、特開2000−99608号公報の医療シ
ステムがある。この医療システムにおいては、患者が医
療機関で診療を受けた際に、医師が作成した処方箋デー
タを患者個人のメモリカードに記憶しておき、このメモ
リカードを接続した患者の携帯端末から外部センタにア
クセスし、外部センタがメモリカードに記憶された処方
箋を調剤可能な薬局リストを検索して携帯端末に返送
し、患者は薬局リストから希望する薬局を選択して外部
センタに送信し、外部センタが選択された薬局の端末装
置に対して処方箋を転送することにより、患者が希望す
る薬局で薬剤を受け取る技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
2000−99608号公報による従来の技術において
は、メモリカードが着脱可能なカードインタフェース部
を備えた携帯端末を必要とするという問題があるととも
に、メモリカードも携帯端末とともに常に携帯しなけれ
ばならないという煩わしさもある。
【0006】また、メモリカードに蓄えられた情報によ
り医療機関とは別の外部センタで検索しているため、患
者本人による要求であるかを確認する本人確認手段がと
れないことで、例えば、メモリカードを拾得した第3者
による薬剤受領も可能となってしまい、特にその処方に
注意を要求される薬剤の処方システムとしては大きな問
題を有している。
【0007】さらに、外部センタから患者の携帯端末に
返送される薬局リストは、ネットワークで接続可能な地
域に存在する全ての薬局となっており、例えば、旅行先
等にいる患者に対して患者の現在地を判断し、その近辺
の薬局のみに限定して教えるといった配慮がなされてい
ないという改善点も存在している。
【0008】本発明は、以上の問題点や改善点を解決
し、特に旅行先等の院外薬局で薬剤を受領するのに適し
た処方箋受領システム,医療機関サーバ,処方箋受領方
法および処方箋受領プログラムを記録した記録媒体を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の処方箋受
領システムは、患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
を備えた処方箋受領システムであって、前記携帯端末か
ら患者の位置情報と患者を特定する患者特定情報とを前
記医療機関サーバに送信する手段と、前記患者の所在地
近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能な院外薬局
を、前記医療機関サーバが前記位置情報および前記患者
特定情報により検索して前記携帯端末に送信する手段
と、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局端末から前記
患者特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と
処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに送信する手段
と、前記医療機関サーバが受信した前記患者認証情報と
予め登録された認証情報とを照合して患者本人であるこ
とを認証する手段と、前記認証により患者本人であるこ
との確認がとれた場合に、前記医療機関サーバが前記処
方箋要求情報により該当する処方箋を検索して前記院外
薬局端末に送信する手段とを有する。
【0010】本発明の第2の処方箋受領システムは、患
者の持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に
設置された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登
録されている院外薬局に設置された院外薬局端末と、こ
れらを相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受
領システムであって、前記携帯端末から患者の位置情報
と患者を特定する患者特定情報とを前記医療機関サーバ
に送信する手段と、前記医療機関サーバが前記患者特定
情報により前記患者の前回診療年月日を検索して経過期
間を算出する手段と、前回の診療から一定期間以上経過
していた場合は、医師の再診察が必要である旨の医師診
察必要情報を生成して前記携帯端末に送信する手段と、
前回の診療から一定期間以上経過していなかった場合
は、前記患者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤
を調剤可能な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位
置情報および前記患者特定情報により検索して前記携帯
端末に送信する手段と、前記患者が赴いた院外薬局の院
外薬局端末から前記患者特定情報およびパスワードから
なる患者認証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サ
ーバに送信する手段と、前記医療機関サーバが受信した
前記患者認証情報と予め登録された認証情報とを照合し
て患者本人であることを認証する手段と、前記認証によ
り患者本人であることの確認がとれた場合に、前記医療
機関サーバが前記処方箋要求情報により該当する処方箋
を検索して前記院外薬局端末に送信する手段とを有す
る。
【0011】本発明の第3の処方箋受領システムは、患
者の持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に
設置された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登
録されている院外薬局に設置された院外薬局端末と、こ
れらを相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受
領システムであって、前記携帯端末から患者の位置情報
と患者を特定する患者特定情報とを前記医療機関サーバ
に送信する手段と、前記医療機関サーバが前記患者特定
情報により前記患者の診療科目毎の前回診療年月日を検
索して経過期間を算出する手段と、前回の診療から一定
期間以上経過していた場合は、医師の再診察が必要であ
る旨の医師診察必要情報を生成するとともに、前記患者
の所在地近辺にあって前記診療科目の受診が可能な他診
療機関を前記診療科目および前記位置情報により検索し
て近辺他診療機関リストを生成し、前記医師診察必要情
報と前記近辺他診療機関リストとを前記携帯端末に送信
する手段と、前回の診療から一定期間以上経過していな
かった場合は、前記患者の所在地近辺にあって前記患者
対応の薬剤を調剤可能な院外薬局を、前記医療機関サー
バが前記位置情報および前記患者特定情報により検索し
て前記携帯端末に送信する手段と、前記患者が赴いた院
外薬局の院外薬局端末から前記患者特定情報およびパス
ワードからなる患者認証情報と処方箋要求情報とを前記
医療機関サーバに送信する手段と、前記医療機関サーバ
が受信した前記患者認証情報と予め登録された認証情報
とを照合して患者本人であることを認証する手段と、前
記認証により患者本人であることの確認がとれた場合
に、前記医療機関サーバが前記処方箋要求情報により該
当する処方箋を検索して前記院外薬局端末に送信する手
段とを有する。
【0012】本発明の第4の処方箋受領システムは、患
者の持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に
設置された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登
録されている院外薬局に設置された院外薬局端末と、こ
れらを相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受
領システムであって、前記携帯端末は、位置情報および
患者を特定する患者特定情報を前記ネットワークを介し
て前記医療機関サーバに送信する手段と、前記医療機関
サーバから近辺院外薬局リストを受信して表示する手段
とを有し、前記院外薬局端末は、前記患者特定情報とパ
スワードとからなる患者認証情報を前記ネットワークを
介して前記医療機関サーバに送信する手段と、前記医療
機関サーバによる認証後に診療科目を指定して処方箋情
報を要求する手段と、前記医療機関サーバから送信され
た処方箋情報を受信して表示する手段とを有し、前記医
療機関サーバは、予め登録された患者個人情報データベ
ースを前記携帯端末から受信した前記患者特定情報によ
り検索して該当患者に処方されている薬剤を取得し、予
め登録されている院外薬局データベースを前記薬剤およ
び前記位置情報により検索し、前記患者の所在地近辺に
あり前記薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リストを生成
して前記携帯端末に送信する院外薬局検索手段と、前記
院外薬局端末から受信した前記患者認証情報と前記患者
個人情報データベースに登録された認証情報とを照合し
て患者本人であることを認証する患者認証手段と、前記
患者認証手段による認証により患者本人であることの確
認がとれた場合に、前記患者個人情報データベースを前
記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報および前
記診療科目により検索して該当患者の前記診療科目の処
方箋番号を取得し、この処方箋番号により予め登録され
た処方箋情報データベースを検索して該当する処方箋情
報を前記院外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有
する。
【0013】本発明の第5の処方箋受領システムは、本
発明の第4の処方箋受領システムにおいて、前記院外薬
局検索手段は、前記患者個人情報データベースに予め登
録された診療科目毎の前回診療年月日を前記携帯端末か
ら受信した前記患者特定情報により検索して取得し、前
回の診療から一定期間以上経過していた場合は、医師の
再診察が必要である旨の医師診察必要情報を生成して前
記携帯端末に送信し、前記処方箋検索手段は、前記患者
個人情報データベースに予め登録された診療科目毎の前
回診療年月日を前記院外薬局端末から受信した前記患者
特定情報により検索して取得し、前回の診療から一定期
間以上経過していた場合は、医師の再診察が必要である
旨の医師診察必要情報を生成して前記院外薬局端末に送
信することを特徴とする。
【0014】本発明の第6の処方箋受領システムは、患
者の持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に
設置された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登
録されている院外薬局に設置された院外薬局端末と、こ
れらを相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受
領システムであって、前記携帯端末は、位置情報および
患者を特定する患者特定情報を前記ネットワークを介し
て前記医療機関サーバに送信する手段と、前記医療機関
サーバから近辺院外薬局リストまたは医師診察必要情
報,近辺他診療機関リストを受診して表示する手段とを
有し、前記院外薬局端末は、前記患者特定情報とパスワ
ードとからなる患者認証情報を前記ネットワークを介し
て前記医療機関サーバに送信する手段と、前記医療機関
サーバによる認証後に診療科目を指定して処方箋情報を
要求する手段と、前記医療機関サーバから送信された処
方箋情報を受信して表示する手段とを有し、前記医療機
関サーバは、予め登録された患者個人情報データベース
を前記携帯端末から受信した前記患者特定情報により検
索して該当患者の診療科目毎の前回診療年月日を取得
し、前回の診療から一定期間以上経過していなかった場
合は、前記患者個人情報データベースを前記患者特定情
報により検索して該当患者に処方されている薬剤を取得
し、予め登録されている院外薬局データベースを前記薬
剤および前記位置情報により検索し、前記患者の所在地
近辺にあり前記薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リスト
を生成して前記携帯端末に送信し、前回の診療から一定
期間以上経過していた場合は、医師の再診察が必要であ
る旨の医師診察必要情報を生成し他医療機関検索手段に
処理を渡す院外薬局検索手段と、前記院外薬局検索手段
から受け継いだ診療科目と位置情報とにより予め登録さ
れている他医療機関データベースを検索し、前記患者の
所在地近辺にあり前記診療科目の受診が可能な他診療機
関を抽出して近辺他診療機関リストを生成し、前記医師
診察必要情報と前記近辺他診療機関リストとを前記携帯
端末に送信する他医療機関検索手段と、前記院外薬局端
末から受信した前記患者認証情報と前記患者個人情報デ
ータベースに登録された認証情報とを照合して患者本人
であることを認証する患者認証手段と、前記患者認証手
段による認証により患者本人であることの確認がとれた
場合に、前記患者個人情報データベースを前記院外薬局
端末から受信した前記患者特定情報および前記診療科目
により検索して該当患者の前記診療科目の処方箋番号を
取得し、この処方箋番号により予め登録された処方箋情
報データベースを検索して該当する処方箋情報を前記院
外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有する。
【0015】本発明の第7の処方箋受領システムは、本
発明の第4,第5または第6の処方箋受領システムにお
いて、前記患者個人情報データベースは、前記患者特定
情報に対応して、患者本人かを確認する認証用のパスワ
ード、受診している診療科目、前記診療科目毎の薬剤、
前記診療科目毎の前回診療年月日、前記診療科目毎の処
方箋番号を含み、前記院外薬局データベースは、前記医
療機関が予め選定した院外薬局名、住所,電話番号等の
連絡先、各院外薬局で調剤可能な薬剤を含み、前記処方
箋情報データベースは、前記患者個人情報データベース
の処方箋番号に対応した薬剤の種類、量、服用法を含ん
だ処方箋情報を格納していることを特徴とする。
【0016】本発明の第8の処方箋受領システムは、本
発明の第4,第5,第6または第7の処方箋受領システ
ムにおいて、前記院外薬局検索手段は、前記近辺院外薬
局リストを生成して前記携帯端末に送信するときに、前
記近辺院外薬局リストに含まれる薬局および前記位置情
報により、前記院外薬局データベースに登録されている
全ての院外薬局の地図情報を予め格納している地図情報
データベースを検索して、患者の所在地と近辺薬局を含
む地図情報を生成し、この地図情報を前記近辺院外薬局
リストに加えて前記携帯端末に送信することを特徴とす
る。
【0017】本発明の第1の医療機関サーバは、外部の
携帯端末からネットワークを介して位置情報および患者
特定情報を受信し、予め登録された患者個人情報データ
ベースを前記患者特定情報により検索して該当患者に処
方されている薬剤を取得し、予め登録されている院外薬
局データベースを前記薬剤および前記位置情報により検
索し、前記患者の所在地近辺にあり前記薬剤の調剤が可
能な近辺院外薬局リストを生成して前記携帯端末に送信
する院外薬局検索手段と、外部の院外薬局端末からネッ
トワークを介して前記患者特定情報およびパスワードか
らなる患者認証情報と処方箋要求情報とを受信し、受信
した患者認証情報と前記患者個人情報データベースに登
録された認証情報とを照合して患者本人であることを認
証する患者認証手段と、前記患者認証手段による認証に
より患者本人であることの確認がとれた場合に、前記患
者個人情報データベースを前記院外薬局端末から受信し
た前記患者特定情報および処方箋要求情報により検索し
て該当患者の処方箋番号を取得し、この処方箋番号によ
り予め登録された処方箋情報データベースを検索して該
当する処方箋情報を前記院外薬局端末に送信する処方箋
検索手段とを有する。
【0018】本発明の第2の医療機関サーバは、外部の
携帯端末からネットワークを介して患者の位置情報およ
び患者特定情報を受信し、予め登録された患者個人情報
データベースを前記患者特定情報により検索して前記患
者の前回診療年月日を取得し、前回の診療から一定期間
以上経過していた場合は、医師の再診察が必要である旨
の医師診察必要情報を生成して前記携帯端末に送信し、
前回の診療から一定期間以上経過していなかった場合
は、前記患者個人情報データベースを前記患者特定情報
により検索して該当患者に処方されている薬剤を取得
し、予め登録されている院外薬局データベースを前記薬
剤および前記位置情報により検索し、前記患者の所在地
近辺にあり前記薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リスト
を生成して前記携帯端末に送信する院外薬局検索手段
と、外部の院外薬局端末からネットワークを介して前記
患者特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と
処方箋要求情報とを受信し、受信した患者認証情報と前
記患者個人情報データベースに登録された認証情報とを
照合して患者本人であることを認証する患者認証手段
と、前記患者認証手段による認証により患者本人である
ことの確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベ
ースを前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報
および処方箋要求情報により検索して該当患者の処方箋
番号を取得し、この処方箋番号により予め登録された処
方箋情報データベースを検索して該当する処方箋情報を
前記院外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有す
る。
【0019】本発明の第3の医療機関サーバは、外部の
携帯端末からネットワークを介して患者の位置情報およ
び患者特定情報を受信し、予め登録された患者個人情報
データベースを前記患者特定情報により検索して前記患
者の診療科目毎の前回診療年月日を取得し、前回の診療
から一定期間以上経過していなかった場合は、前記患者
個人情報データベースを前記患者特定情報により検索し
て該当患者に処方されている薬剤を取得し、予め登録さ
れている院外薬局データベースを前記薬剤および前記位
置情報により検索し、前記患者の所在地近辺にあり前記
薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リストを生成して前記
携帯端末に送信し、前回の診療から一定期間以上経過し
ていた場合は、医師の再診察が必要である旨の医師診察
必要情報を生成し他医療機関検索手段に処理を渡す院外
薬局検索手段と、前記院外薬局検索手段から受け継いだ
診療科目および位置情報により予め登録されている他医
療機関データベースを検索し、前記患者の所在地近辺に
あり前記診療科目の受診が可能な他診療機関を抽出して
近辺他診療機関リストを生成し、前記医師診察必要情報
と前記近辺他診療機関リストとを前記携帯端末に送信す
る他医療機関検索手段と、外部の院外薬局端末からネッ
トワークを介して前記患者特定情報およびパスワードか
らなる患者認証情報と処方箋要求情報とを受信し、受信
した患者認証情報と前記患者個人情報データベースに登
録された認証情報とを照合して患者本人であることを認
証する患者認証手段と、前記患者認証手段による認証に
より患者本人であることの確認がとれた場合に、前記患
者個人情報データベースを前記院外薬局端末から受信し
た前記患者特定情報および処方箋要求情報により検索し
て該当患者の処方箋番号を取得し、この処方箋番号によ
り予め登録された処方箋情報データベースを検索して該
当する処方箋情報を前記院外薬局端末に送信する処方箋
検索手段とを有することを特徴とする医療機関サーバ。
【0020】本発明の第4の医療機関サーバは、本発明
の第1,第2または第3の医療機関サーバにおいて、前
記患者個人情報データベースは、前記患者特定情報に対
応して、患者本人かを確認する認証用のパスワード、受
診している診療科目、前記診療科目毎の薬剤、前記診療
科目毎の前回診療年月日、前記診療科目毎の処方箋番号
を含み、前記院外薬局データベースは、前記医療機関が
予め選定した院外薬局名、住所,電話番号等の連絡先、
各院外薬局で調剤可能な薬剤を含み、前記処方箋情報デ
ータベースは、前記患者個人情報データベースの処方箋
番号に対応した薬剤の種類、量、服用法を含んだ処方箋
情報を格納していることを特徴とする。
【0021】本発明の第5の医療機関サーバは、本発明
の第1,第2,第3または第4の医療機関サーバにおい
て、前記院外薬局検索手段は、前記近辺院外薬局リスト
を生成して前記携帯端末に送信するときに、前記近辺院
外薬局リストに含まれる薬局および前記位置情報によ
り、前記院外薬局データベースに登録されている全ての
院外薬局の地図情報を予め格納している地図情報データ
ベースを検索して、患者の所在地と近辺薬局を含む地図
情報を生成し、この地図情報を前記近辺院外薬局リスト
に加えて前記携帯端末に送信することを特徴とする。
【0022】本発明の第1の処方箋受領方法は、患者の
持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に設置
された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登録さ
れている院外薬局に設置された院外薬局端末と、これら
を相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受領シ
ステムにおける処方箋受領方法であって、前記携帯端末
から患者の位置情報と患者を特定する患者特定情報とを
前記医療機関サーバに送信するステップと、前記患者の
所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能な院
外薬局を、前記医療機関サーバが前記位置情報および前
記患者特定情報により検索して前記携帯端末に送信する
ステップと、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局端末
から前記患者特定情報およびパスワードからなる患者認
証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに送信
するステップと、前記医療機関サーバが受信した前記患
者認証情報と予め登録された認証情報とを照合して患者
本人であることを認証するステップと、前記認証により
患者本人であることの確認がとれた場合に、前記医療機
関サーバが前記処方箋要求情報により該当する処方箋を
検索して前記院外薬局端末に送信するステップとを有す
る。
【0023】本発明の第2の処方箋受領方法は、患者の
持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に設置
された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登録さ
れている院外薬局に設置された院外薬局端末と、これら
を相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受領シ
ステムにおける処方箋受領方法であって、前記携帯端末
から患者の位置情報と患者を特定する患者特定情報とを
前記医療機関サーバに送信するステップと、前記医療機
関サーバが前記患者特定情報により前記患者の前回診療
年月日を検索して経過期間を算出するステップと、前回
の診療から一定期間以上経過していた場合は、医師の再
診察が必要である旨の医師診察必要情報を生成して前記
携帯端末に送信するステップと、前回の診療から一定期
間以上経過していなかった場合は、前記患者の所在地近
辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能な院外薬局
を、前記医療機関サーバが前記位置情報および前記患者
特定情報により検索して前記携帯端末に送信するステッ
プと、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局端末から前
記患者特定情報およびパスワードからなる患者認証情報
と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに送信するス
テップと、前記医療機関サーバが受信した前記患者認証
情報と予め登録された認証情報とを照合して患者本人で
あることを認証するステップと、前記認証により患者本
人であることの確認がとれた場合に、前記医療機関サー
バが前記処方箋要求情報により該当する処方箋を検索し
て前記院外薬局端末に送信するステップとを有する。
【0024】本発明の第3の処方箋受領方法は、患者の
持つ携帯端末と、前記患者のかかりつけ医療機関に設置
された医療機関サーバと、前記医療機関サーバに登録さ
れている院外薬局に設置された院外薬局端末と、これら
を相互に接続するネットワークとを備えた処方箋受領シ
ステムにおける処方箋受領方法であって、前記携帯端末
から患者の位置情報と患者を特定する患者特定情報とを
前記医療機関サーバに送信するステップと、前記医療機
関サーバが前記患者特定情報により前記患者の診療科目
毎の前回診療年月日を検索して経過期間を算出するステ
ップと、前回の診療から一定期間以上経過していた場合
は、医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情報を
生成するとともに、前記患者の所在地近辺にあって前記
診療科目の受診が可能な他診療機関を前記診療科目およ
び前記位置情報により検索して近辺他診療機関リストを
生成し、前記医師診察必要情報と前記近辺他診療機関リ
ストとを前記携帯端末に送信するステップと、前回の診
療から一定期間以上経過していなかった場合は、前記患
者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能
な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位置情報およ
び前記患者特定情報により検索して前記携帯端末に送信
するステップと、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局
端末から前記患者特定情報およびパスワードからなる患
者認証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに
送信するステップと、前記医療機関サーバが受信した前
記患者認証情報と予め登録された認証情報とを照合して
患者本人であることを認証するステップと、前記認証に
より患者本人であることの確認がとれた場合に、前記医
療機関サーバが前記処方箋要求情報により該当する処方
箋を検索して前記院外薬局端末に送信するステップとを
有する。
【0025】本発明の第1の記録媒体は、本発明の第
1,第2,第3,第4または第5の医療機関サーバとし
てコンピュータを機能させる処方箋受領プログラムを記
録したことを特徴とする。
【0026】本発明の第2の記録媒体は、本発明の第
1,第2または第3の処方箋受領方法をコンピュータに
実行させる処方箋受領プログラムを記録したことを特徴
とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、患者(または代理人)の持つ
携帯端末10または携帯電話機11と、携帯端末10ま
たは携帯電話機11の位置情報を把握するための位置情
報検出装置12と、医療機関に設置された医療機関サー
バ20と、各院外薬局に設置された院外薬局端末30〜
3nと、これらの端末やサーバを相互に接続するインタ
ーネット等のネットワーク40とを備えている。
【0029】携帯端末10は、患者(または代理人)の
持つPDA(Personal DigitalAssistance)等の通
信機能を有した小型情報処理装置である。また、携帯電
話機11は、文字情報を通信する機能を有した通話機器
である。携帯端末10および携帯電話機11は、通信事
業者の位置情報検出装置12に対して自身の位置情報の
検出を要求する手段と、位置情報検出装置12から位置
情報を受信して記憶する手段とを備えている。位置情報
としては、緯度経度や住所情報がある。また、携帯端末
10および携帯電話機11は、自身の位置情報と診察券
等に表示されている診療番号等の患者特定情報とを、ネ
ットワーク40を介して医療機関サーバ20に送信する
手段を備えている。
【0030】医療機関サーバ20は、患者がかかりつけ
の医療機関に設置されたワークステーション・サーバ等
の情報処理装置であり、院外薬局検索手段21と、患者
認証手段22と、処方箋検索手段23と、院外薬局デー
タベース24と、患者個人情報データベース25と、処
方箋情報データベース26とを備えている。
【0031】院外薬局データベース24には、医療機関
が予め選定,登録した院外薬局名と住所,電話番号等の
連絡先が、各院外薬局で調剤可能な薬剤とともに格納さ
れている。患者個人情報データベース25には、かかり
つけの患者の診療番号等の患者特定情報に対応付けられ
て、患者本人かを確認する認証用のパスワードや、眼
科,内科等の受診している診療科目、処方している診療
科目毎の薬剤、診療科目毎の前回診療年月日、診療科目
毎の処方箋番号が少なくとも格納されており、この他に
患者名,住所,年齢,電話番号等の情報を格納していて
もよい。処方箋情報データベース26には、患者個人情
報データベース25の各患者の診療科目毎の処方箋番号
に対応して、薬剤の種類,量,服用法等を含んだ処方箋
情報が格納されている。
【0032】院外薬局検索手段21は、患者の携帯端末
10または携帯電話機11から患者の位置情報と診療番
号等の患者特定情報とを受信し、患者特定情報により患
者個人情報データベース25を検索して処方されている
薬剤を認識した後、この薬剤と位置情報により院外薬局
データベース24を検索し、この薬剤の調剤が可能な院
外薬局の内、患者の所在地の近辺の薬局リストを抽出し
て患者の携帯端末10または携帯電話機11に送信す
る。このとき薬剤が複数あった場合は、それら全ての薬
剤の調剤が可能な院外薬局を抽出する。また、位置情報
により患者の所在地の近辺の薬局を抽出するにあたって
は、例えば、患者の所在地と同じ都道府県や市町村の薬
局等と予め定めておくものとする。
【0033】患者認証手段22は、院外薬局端末30〜
3nから処方箋要求のための患者の診療番号等の患者特
定情報とパスワードとからなる患者認証情報を受信し、
患者個人情報データベース25を検索して、患者特定情
報が格納されているか否かと、格納されていた場合は受
信したパスワードと同じパスワードが対応付けられて格
納されているかを判別することにより、処方箋要求が患
者本人からであることの確認を行う。
【0034】処方箋検索手段23は、患者認証手段22
からの患者の診療番号等の患者特定情報と、院外薬局端
末30〜3nからの処方箋要求のための患者の診療科目
とを受信して患者個人情報データベース25を検索し、
該当する患者の該当する診療科目の処方箋番号を取得
し、この処方箋番号により処方箋情報データベース26
を検索して、要求された処方箋情報を院外薬局端末30
〜3nに送信する。
【0035】院外薬局端末30〜3nは、院外の各薬局
に設置されたパーソナルコンピュータ等の情報処理装置
であり、ネットワーク40を介して医療機関サーバ20
にアクセスし、患者認証情報や診療科目を送信して処方
箋情報を要求する手段と、医療機関サーバ20からの処
方箋情報を受信し、表示またはプリントアウトする手段
とを備えている。
【0036】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図1および図2を参照して詳細に説明する。図2
は、本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャ
ートである。なお、患者の端末としては図1の携帯端末
10または携帯電話機11のいずれでもよいが、ここで
は、携帯端末10を使用したものとして説明する。
【0037】まず、薬剤を入手したい患者または患者の
代理人は、希望する薬剤を処方してくれる自身の所在地
近辺の院外薬局を知るための事前準備として、携帯端末
10を使用して、位置情報サービスを提供している通信
事業者の位置情報検出装置12にアクセスし、位置情報
取得要求を送信する(図2のステップA1)。
【0038】通信事業者の位置情報検出装置12は、位
置情報取得要求を受信し、提供する位置情報サービスに
基づいて、要求のあった携帯端末10の位置情報を検出
し、携帯端末10に送信する(ステップA2)。
【0039】患者の携帯端末10は、医療機関サーバ2
0に送信するために、受信した位置情報を一時的に記憶
する(ステップA3)。
【0040】次に、患者はかかりつけの医療機関の医療
機関サーバ20に携帯端末10からネットワーク40を
介してアクセスし、薬局検索を要求する例えば院外薬局
照会メニューを選択して、自身の位置情報と診療番号等
の患者個人を特定できる患者特定情報とを送信する(ス
テップA4)。
【0041】医療機関サーバ20の院外薬局検索手段2
1は、ネットワーク40を介して位置情報と患者特定情
報とを受信する(ステップA5)。続いて、院外薬局検
索手段21は、受信した患者特定情報により患者個人情
報データベース25を検索し、診療科目毎の前回診療年
月日を基に現在までの経過期間を算出し、前回の診療か
ら法律で定められた一定期間以上経過していないかを判
別する。この一定期間の情報については、院外薬局検索
手段21に予め登録されているものとする(ステップA
6)。
【0042】ステップA6において、前回の診療から一
定期間以上経過していた診療科目については、院外薬局
検索手段21は、前回の診療から一定期間が過ぎている
ため医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情報を
生成して、ネットワーク40を介して携帯端末10に送
信する(ステップA7)。携帯端末10は医師診察必要
情報を受信して表示し、患者は医師の再診察なしに処方
箋情報を貰えないことを認識する(ステップA8)。
【0043】ステップA6において、前回の診療から一
定期間以上経過していなかった診療科目については、院
外薬局検索手段21は、受信した患者特定情報により患
者個人情報データベース25を検索して処方されている
薬剤を認識した後、この薬剤と位置情報により院外薬局
データベース24を検索し、この薬剤の調剤が可能な院
外薬局の内、患者の所在地の近辺の薬局を抽出し、薬局
名,住所,連絡先等を含んだ近辺院外薬局リストを作成
して、ネットワーク40を介して患者の携帯端末10に
送信する。なお、位置情報により患者の所在地の近辺の
薬局を抽出するにあたっては、例えば、患者の所在地と
同じ都道府県や市町村の薬局等と予め定めておくものと
する(ステップA9)。携帯端末10は近辺院外薬局リ
ストを受信して表示する。患者は、それを見て調剤可能
な近辺の薬局を認識する(ステップA10)。
【0044】その後、患者はステップ10で受信した院
外薬局リストを元に、交通機関の便や営業時間等を参考
にして受け取りに都合のよい薬局を訪れる。以後の説明
上、訪れた院外薬局の端末を院外薬局端末30であると
して説明する。患者は、希望する薬剤を調合してもらう
ために訪れた院外薬局に設置されている院外薬局端末3
0から、ネットワーク40を介して医療機関サーバ20
にアクセスし、処方箋情報を院外薬局端末30に送信し
てもらうための例えば処方箋情報要求メニューを選択し
て、患者本人であることを証明する患者認証情報(医療
機関サーバ20に予め登録されている、患者の診療番号
等の患者特定情報およびパスワード)を医療機関サーバ
20に送信する(ステップA11)。
【0045】医療機関サーバ20の患者認証手段22
は、診療番号等の患者特定情報とパスワードとからなる
患者認証情報を受信する(ステップA12)。そして、
患者認証手段22は、患者個人情報データベース25を
検索して、受信した患者特定情報が格納されているか否
かと、格納されていた場合は受信したパスワードと同じ
パスワードが対応付けられて格納されているかを照合す
る(ステップA13)。
【0046】ステップA13において、患者認証ができ
なかった場合は、その旨患者認証手段22から院外薬局
端末30に送信して処理を終了する。ステップA13に
おいて、患者認証に問題がなかった場合、すなわち医療
機関の患者として登録されており、かつ患者本人からの
処方箋要求であると確認された場合は、患者認証手段2
2から処方箋検索手段23に処理が引き継がれる。処方
箋検索手段23は、患者個人情報データベース25を検
索して、患者の診療科目についての診療科目情報(処方
している診療科目毎の薬剤,診療科目毎の前回診療年月
日,前回診療からの経過日数,医師診断の要不要等の情
報)をネットワーク40を介して院外薬局端末30に送
信する(ステップA14)。
【0047】院外薬局端末30では、診療科目情報を受
信して表示し(ステップA15)、患者はそれらの情報
を見て、必要となる診療科目の処方箋情報要求を、ネッ
トワーク40を介して医療機関サーバ20に送信する
(ステップA16)。医療機関サーバ20の処方箋検索
手段23は、処方箋情報要求を受信する(ステップA1
7)。
【0048】次に、処方箋検索手段23は、患者認証手
段22から受け継いだ患者特定情報と院外薬局端末30
からの処方箋要求のための患者の診療科目とにより、患
者個人情報データベース25を検索し、該当する患者の
要求された診療科目の前回診療年月日を基に現在までの
経過期間を算出し、前回の診療から法律で定められた一
定期間以上経過していないかを判別する。この一定期間
の情報については、院外薬局検索手段21に予め登録さ
れているものとする(ステップA18)。
【0049】ステップA18において、前回の診療から
一定期間以上経過していた場合には、処方箋検索手段2
3は、要求された診療科目は前回の診療から一定期間が
過ぎているため医師の再診察が必要である旨の医師診察
必要情報を生成して、ネットワーク40を介して院外薬
局端末30に送信する(ステップA19)。院外薬局端
末30は医師診察必要情報を受信して表示し、患者は医
師の再診察なしに処方箋情報を貰えないことを認識する
(ステップA20)。なお、ステップA18〜ステップ
A20の動作を含めたのは、前回の診療から一定期間以
上経過している診療科目を、患者が誤って入力,送信し
た場合のことを考慮し、そのような場合にも処方箋情報
の送信がされないようにするためである。
【0050】ステップA18において、前回の診療から
一定期間以上経過していなかった場合には、処方箋検索
手段23は、患者認証手段22からの患者特定情報と院
外薬局端末30からの処方箋要求のための患者の診療科
目とにより、患者個人情報データベース25を検索し、
該当する患者の該当する診療科目の処方箋番号を取得
し、この処方箋番号により処方箋情報データベース26
を検索して、要求された処方箋情報を院外薬局端末30
に送信する(ステップA21)。
【0051】院外薬局端末30は、医療機関サーバ20
から送信された処方箋情報を受信して表示またはプリン
トアウトし、調剤に必要な情報を得る(ステップA2
2)。院外薬局では、薬剤師が処方箋情報を元に患者の
要求する薬剤を調剤して患者に渡し、患者は代金と引き
替えに処方された薬剤を受け取る(ステップA23)。
【0052】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0053】図3は、本発明の第2の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、図4は、本発明の第2の実施
の形態の動作を示すフローチャートである。
【0054】図3に示される本実施の形態の構成は、図
1に示される第1の実施の形態の構成に比べ、医療機関
サーバ20Aに他医療機関検索手段27と他医療機関デ
ータベース28とが追加された点と、他医療機関サーバ
50〜5nが追加された点とが異なる。
【0055】他医療機関データベース28には、医療機
関サーバ20Aが備えられたかかりつけの医療機関が予
め選定,登録した他医療機関のデータ(例えば、受診可
能な診療科目,診療機関名,住所,電話番号,診療予約
のためのサーバアドレス等のデータ)が格納されてい
る。他医療機関検索手段27は、他医療機関データベー
ス28を検索して、携帯端末10または携帯電話機11
の所在地近辺の受診可能な他医療機関のデータを、携帯
端末10または携帯電話機11に送信する。
【0056】次に、本実施の形態の動作について図4を
参照して説明する。
【0057】図4のフローチャートにおいて、第1の実
施の形態の動作を示す図2のフローチャートと異なる点
は、図2のステップA7〜A8が、図4ではステップB
7〜B15に置き換わっている点である。その他のステ
ップについては図2で説明した第1の実施の形態と同じ
であるため割愛し、ここでは図4のステップB7〜B1
5について説明する。
【0058】第1の実施の形態の図2のステップA6
(図4のステップB6)において、前回の診療から一定
期間以上経過していた診療科目については、院外薬局検
索手段21は、前回の診療から一定期間が過ぎているた
め医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情報を生
成し、他医療機関検索手段27にその後の処理が引き継
がれる(図4のステップB7)。他医療機関検索手段2
7は、院外薬局検索手段21から受け継いだ診療科目と
位置情報とにより他医療機関データベース28を検索
し、この診療科目の受診が可能な他診療機関の内、患者
の所在地近辺の他診療機関を抽出し、診療機関名,受診
可能な診療科目,住所,電話番号,診療予約のためのサ
ーバアドレス等を含んだ近辺他診療機関リストを生成し
(ステップB8)、ステップB7で生成した医師診察必
要情報とステップB8で生成した近辺他診療機関リスト
とを、ネットワーク40を介して患者の携帯端末10に
送信する(ステップB9)。
【0059】携帯端末10は、医師診察必要情報と近辺
他診療機関リストとを受診して表示する(ステップB1
0)。患者は、表示を見て他診療機関に診療の予約をす
るかどうかを判断し(ステップB11)、予約する場合
は、希望する他医療機関サーバ50〜5nのいずれか、
例えば他医療機関サーバ50にネットワーク40を介し
てアクセスし、診療予約を行う(ステップB12)。他
医療機関サーバ50は、携帯端末10からの診療予約情
報を受信して(ステップB13)、予約処理を行いその
結果を携帯端末10に送信する(ステップB14)。携
帯端末10は予約結果を受診して表示する(ステップB
15)。
【0060】このように、第2の実施の形態において
は、例えば旅行先等において処方箋をもらって必要な薬
剤を入手したいときに、旅行先近辺で受診可能な他医療
機関を、かかりつけの医療機関にアクセスすることによ
り入手できるという効果がある。
【0061】また、以上説明した第2の実施の形態にお
いては、ステップB11〜B15による他医療機関への
予約までを含めたが、ステップB10の医師診察必要情
報および近辺他診療機関リストの受信までに限定して適
用してもよい。
【0062】次に、本発明の第3の実施の形態について
図面を参照して説明する。図5は、本発明の第3の実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【0063】図5に示される本実施の形態の構成は、図
1に示される第1の実施の形態の構成に比べ、医療機関
サーバ20Bに地図情報データベース29を追加した点
と、院外薬局検索手段21Aに患者の所在地と近辺薬局
を含んだ地図情報を生成する手段を追加した点が異な
る。地図情報データベース29には、医療機関サーバ2
0Bの院外薬局データベース24に予め登録されている
全ての院外薬局の地図情報が格納されている。
【0064】本実施の形態における動作について、図2
の第1の実施の形態の動作を示すフローチャートを基
に、第1の実施の形態と異なる点を説明する。
【0065】図2のステップA9には、院外薬局検索手
段21は、受信した患者特定情報により患者個人情報デ
ータベース25を検索して処方されている薬剤を認識し
た後、この薬剤と位置情報により院外薬局データベース
24を検索し、この薬剤の調剤が可能な院外薬局の内、
患者の所在地の近辺の薬局を抽出し、薬局名,住所,連
絡先等を含んだ近辺院外薬局リストを作成して、ネット
ワーク40を介して患者の携帯端末10に送信すること
が記載されている。
【0066】本実施の形態においては、院外薬局検索手
段21Aは、近辺院外薬局リストを作成するとともに、
近辺院外薬局リストに含まれる薬局および位置情報によ
り地図情報データベース29を参照して患者の所在地と
近辺院外薬局を含む地図情報を生成し、この地図情報と
近辺院外薬局リストとを患者の携帯端末10に送信す
る。これにより、携帯端末10は近辺院外薬局リストに
加えて地図情報も参照できるため所在地と薬局の位置関
係が把握でき、より分かりやすい情報提供が可能になる
という効果がある。
【0067】なお、図2のステップA9に、位置情報に
より患者の所在地の近辺の薬局を抽出するにあたって
は、例えば、患者の所在地と同じ都道府県や市町村の薬
局等と予め定めておくものとするとあるが、この他に、
院外薬局検索手段21Aが地図情報データベース29を
参照して患者の所在地から一定距離内にある薬局を抽出
するようにしてもよい。
【0068】以上説明した本発明の第1〜第3の実施の
形態においては、携帯端末10または携帯電話機11が
通信事業者の位置情報検出装置から位置情報を取得する
として説明したが、携帯端末10または携帯電話機11
自体に位置情報検出機能を持たせてもよい。また、患者
が所在地の住所を知っているような場合は、位置情報の
取得を行わず携帯端末10または携帯電話機11から所
在地の住所情報を直接入力するようにしてもよい。
【0069】次に、本発明の第4の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0070】図6は、本発明の第4の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、コンピュータ61と、記録媒
体62とから構成される。コンピュータ61の構成は、
図1の本発明の第1の実施の形態で説明した医療機関サ
ーバ20と基本的に同じである。記録媒体62は、薬剤
受領プログラムを記録している。この記録媒体62は、
磁気ディスク,光記録ディスク,半導体メモリその他の
記録媒体であってもよい。薬剤受領プログラムは、記録
媒体62からコンピュータ61に読み込まれ、本発明の
第1の実施の形態と同様の動作を制御する。
【0071】次に、本発明の第5の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0072】図7は、本発明の第5の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、コンピュータ71と、記録媒
体72とから構成される。コンピュータ71の構成は、
図3の本発明の第2の実施の形態で説明した医療機関サ
ーバ20Aと基本的に同じである。記録媒体72は、薬
剤受領プログラムを記録している。この記録媒体72
は、磁気ディスク,光記録ディスク,半導体メモリその
他の記録媒体であってもよい。薬剤受領プログラムは、
記録媒体72からコンピュータ71に読み込まれ、本発
明の第2の実施の形態と同様の動作を制御する。
【0073】次に、本発明の第6の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0074】図8は、本発明の第6の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、コンピュータ81と、記録媒
体82とから構成される。コンピュータ81の構成は、
図5の本発明の第3の実施の形態で説明した医療機関サ
ーバ20Bと基本的に同じである。記録媒体82は、薬
剤受領プログラムを記録している。この記録媒体82
は、磁気ディスク,光記録ディスク,半導体メモリその
他の記録媒体であってもよい。薬剤受領プログラムは、
記録媒体82からコンピュータ81に読み込まれ、本発
明の第3の実施の形態と同様の動作を制御する。
【0075】
【発明の効果】本発明においては、以下に示すような効
果を奏する。
【0076】第1の効果は、患者が自宅,勤務先または
旅行先等のどこにいても、患者が服用している薬剤を必
要とした場合に、携帯端末から患者自らの位置情報を元
にして調剤可能な院外薬局の場所を検索することによ
り、必要な薬剤を入手することが可能な所在地近辺の院
外薬局を知ることができ、処方箋を受領して薬剤を入手
できることである。
【0077】第2の効果は、診療機関側が自身で院外薬
局のデータを管理することによって、自らが処方した処
方箋の内容が安全に調合できる院外薬局を診療機関外に
いる患者にリストとして提供できることである。
【0078】第3の効果は、院外薬局の端末から患者本
人の認証を行うことによって、取り扱いや服用に注意を
必要とする薬剤入手のための処方箋を、確実に患者本人
に渡すことができることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10 携帯端末 11 携帯電話機 12 位置情報検出装置 20,20A,20B 医療機関サーバ 21,21A 院外薬局検索手段 22 患者認証手段 23 処方箋検索手段 24 院外薬局データベース 25 患者個人情報データベース 26 処方箋情報データベース 27 他医療機関検索手段 28 他医療機関データベース 29 地図情報データベース 30〜3n 院外薬局端末 40 ネットワーク 50〜5n 他医療機関サーバ 61,71,81 コンピュータ 62,72,82 記録媒体

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
    りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
    療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
    外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
    を備えた処方箋受領システムであって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信する手段と、前
    記患者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤
    可能な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位置情報
    および前記患者特定情報により検索して前記携帯端末に
    送信する手段と、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局
    端末から前記患者特定情報およびパスワードからなる患
    者認証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに
    送信する手段と、前記医療機関サーバが受信した前記患
    者認証情報と予め登録された認証情報とを照合して患者
    本人であることを認証する手段と、前記認証により患者
    本人であることの確認がとれた場合に、前記医療機関サ
    ーバが前記処方箋要求情報により該当する処方箋を検索
    して前記院外薬局端末に送信する手段とを有することを
    特徴とする処方箋受領システム。
  2. 【請求項2】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
    りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
    療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
    外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
    を備えた処方箋受領システムであって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信する手段と、前
    記医療機関サーバが前記患者特定情報により前記患者の
    前回診療年月日を検索して経過期間を算出する手段と、
    前回の診療から一定期間以上経過していた場合は、医師
    の再診察が必要である旨の医師診察必要情報を生成して
    前記携帯端末に送信する手段と、前回の診療から一定期
    間以上経過していなかった場合は、前記患者の所在地近
    辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能な院外薬局
    を、前記医療機関サーバが前記位置情報および前記患者
    特定情報により検索して前記携帯端末に送信する手段
    と、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局端末から前記
    患者特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と
    処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに送信する手段
    と、前記医療機関サーバが受信した前記患者認証情報と
    予め登録された認証情報とを照合して患者本人であるこ
    とを認証する手段と、前記認証により患者本人であるこ
    との確認がとれた場合に、前記医療機関サーバが前記処
    方箋要求情報により該当する処方箋を検索して前記院外
    薬局端末に送信する手段とを有することを特徴とする処
    方箋受領システム。
  3. 【請求項3】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
    りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
    療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
    外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
    を備えた処方箋受領システムであって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信する手段と、前
    記医療機関サーバが前記患者特定情報により前記患者の
    診療科目毎の前回診療年月日を検索して経過期間を算出
    する手段と、前回の診療から一定期間以上経過していた
    場合は、医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情
    報を生成するとともに、前記患者の所在地近辺にあって
    前記診療科目の受診が可能な他診療機関を前記診療科目
    および前記位置情報により検索して近辺他診療機関リス
    トを生成し、前記医師診察必要情報と前記近辺他診療機
    関リストとを前記携帯端末に送信する手段と、前回の診
    療から一定期間以上経過していなかった場合は、前記患
    者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可能
    な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位置情報およ
    び前記患者特定情報により検索して前記携帯端末に送信
    する手段と、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬局端末
    から前記患者特定情報およびパスワードからなる患者認
    証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバに送信
    する手段と、前記医療機関サーバが受信した前記患者認
    証情報と予め登録された認証情報とを照合して患者本人
    であることを認証する手段と、前記認証により患者本人
    であることの確認がとれた場合に、前記医療機関サーバ
    が前記処方箋要求情報により該当する処方箋を検索して
    前記院外薬局端末に送信する手段とを有することを特徴
    とする処方箋受領システム。
  4. 【請求項4】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
    りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
    療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
    外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
    を備えた処方箋受領システムであって、 前記携帯端末は、 位置情報および患者を特定する患者特定情報を前記ネッ
    トワークを介して前記医療機関サーバに送信する手段
    と、前記医療機関サーバから近辺院外薬局リストを受信
    して表示する手段とを有し、 前記院外薬局端末は、 前記患者特定情報とパスワードとからなる患者認証情報
    を前記ネットワークを介して前記医療機関サーバに送信
    する手段と、前記医療機関サーバによる認証後に診療科
    目を指定して処方箋情報を要求する手段と、前記医療機
    関サーバから送信された処方箋情報を受信して表示する
    手段とを有し、 前記医療機関サーバは、 予め登録された患者個人情報データベースを前記携帯端
    末から受信した前記患者特定情報により検索して該当患
    者に処方されている薬剤を取得し、予め登録されている
    院外薬局データベースを前記薬剤および前記位置情報に
    より検索し、前記患者の所在地近辺にあり前記薬剤の調
    剤が可能な近辺院外薬局リストを生成して前記携帯端末
    に送信する院外薬局検索手段と、 前記院外薬局端末から受信した前記患者認証情報と前記
    患者個人情報データベースに登録された認証情報とを照
    合して患者本人であることを認証する患者認証手段と、 前記患者認証手段による認証により患者本人であること
    の確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベース
    を前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報およ
    び前記診療科目により検索して該当患者の前記診療科目
    の処方箋番号を取得し、この処方箋番号により予め登録
    された処方箋情報データベースを検索して該当する処方
    箋情報を前記院外薬局端末に送信する処方箋検索手段と
    を有することを特徴とする処方箋受領システム。
  5. 【請求項5】 前記院外薬局検索手段は、前記患者個人
    情報データベースに予め登録された診療科目毎の前回診
    療年月日を前記携帯端末から受信した前記患者特定情報
    により検索して取得し、前回の診療から一定期間以上経
    過していた場合は、医師の再診察が必要である旨の医師
    診察必要情報を生成して前記携帯端末に送信し、 前記処方箋検索手段は、前記患者個人情報データベース
    に予め登録された診療科目毎の前回診療年月日を前記院
    外薬局端末から受信した前記患者特定情報により検索し
    て取得し、前回の診療から一定期間以上経過していた場
    合は、医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情報
    を生成して前記院外薬局端末に送信することを特徴とす
    る請求項4記載の処方箋受領システム。
  6. 【請求項6】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のかか
    りつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記医
    療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された院
    外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワークと
    を備えた処方箋受領システムであって、 前記携帯端末は、 位置情報および患者を特定する患者特定情報を前記ネッ
    トワークを介して前記医療機関サーバに送信する手段
    と、前記医療機関サーバから近辺院外薬局リストまたは
    医師診察必要情報,近辺他診療機関リストを受診して表
    示する手段とを有し、 前記院外薬局端末は、 前記患者特定情報とパスワードとからなる患者認証情報
    を前記ネットワークを介して前記医療機関サーバに送信
    する手段と、前記医療機関サーバによる認証後に診療科
    目を指定して処方箋情報を要求する手段と、前記医療機
    関サーバから送信された処方箋情報を受信して表示する
    手段とを有し、 前記医療機関サーバは、 予め登録された患者個人情報データベースを前記携帯端
    末から受信した前記患者特定情報により検索して該当患
    者の診療科目毎の前回診療年月日を取得し、前回の診療
    から一定期間以上経過していなかった場合は、前記患者
    個人情報データベースを前記患者特定情報により検索し
    て該当患者に処方されている薬剤を取得し、予め登録さ
    れている院外薬局データベースを前記薬剤および前記位
    置情報により検索し、前記患者の所在地近辺にあり前記
    薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リストを生成して前記
    携帯端末に送信し、前回の診療から一定期間以上経過し
    ていた場合は、医師の再診察が必要である旨の医師診察
    必要情報を生成し他医療機関検索手段に処理を渡す院外
    薬局検索手段と、 前記院外薬局検索手段から受け継いだ診療科目と位置情
    報とにより予め登録されている他医療機関データベース
    を検索し、前記患者の所在地近辺にあり前記診療科目の
    受診が可能な他診療機関を抽出して近辺他診療機関リス
    トを生成し、前記医師診察必要情報と前記近辺他診療機
    関リストとを前記携帯端末に送信する他医療機関検索手
    段と、 前記院外薬局端末から受信した前記患者認証情報と前記
    患者個人情報データベースに登録された認証情報とを照
    合して患者本人であることを認証する患者認証手段と、 前記患者認証手段による認証により患者本人であること
    の確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベース
    を前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報およ
    び前記診療科目により検索して該当患者の前記診療科目
    の処方箋番号を取得し、この処方箋番号により予め登録
    された処方箋情報データベースを検索して該当する処方
    箋情報を前記院外薬局端末に送信する処方箋検索手段と
    を有することを特徴とする処方箋受領システム。
  7. 【請求項7】 前記患者個人情報データベースは、前記
    患者特定情報に対応して、患者本人かを確認する認証用
    のパスワード、受診している診療科目、前記診療科目毎
    の薬剤、前記診療科目毎の前回診療年月日、前記診療科
    目毎の処方箋番号を含み、 前記院外薬局データベースは、前記医療機関が予め選定
    した院外薬局名、住所,電話番号等の連絡先、各院外薬
    局で調剤可能な薬剤を含み、 前記処方箋情報データベースは、前記患者個人情報デー
    タベースの処方箋番号に対応した薬剤の種類、量、服用
    法を含んだ処方箋情報を格納していることを特徴とする
    請求項4,5または6記載の処方箋受領システム。
  8. 【請求項8】 前記院外薬局検索手段は、前記近辺院外
    薬局リストを生成して前記携帯端末に送信するときに、
    前記近辺院外薬局リストに含まれる薬局および前記位置
    情報により、前記院外薬局データベースに登録されてい
    る全ての院外薬局の地図情報を予め格納している地図情
    報データベースを検索して、患者の所在地と近辺薬局を
    含む地図情報を生成し、この地図情報を前記近辺院外薬
    局リストに加えて前記携帯端末に送信することを特徴と
    する請求項4,5,6または7記載の処方箋受領システ
    ム。
  9. 【請求項9】 外部の携帯端末からネットワークを介し
    て位置情報および患者特定情報を受信し、予め登録され
    た患者個人情報データベースを前記患者特定情報により
    検索して該当患者に処方されている薬剤を取得し、予め
    登録されている院外薬局データベースを前記薬剤および
    前記位置情報により検索し、前記患者の所在地近辺にあ
    り前記薬剤の調剤が可能な近辺院外薬局リストを生成し
    て前記携帯端末に送信する院外薬局検索手段と、 外部の院外薬局端末からネットワークを介して前記患者
    特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と処方
    箋要求情報とを受信し、受信した患者認証情報と前記患
    者個人情報データベースに登録された認証情報とを照合
    して患者本人であることを認証する患者認証手段と、 前記患者認証手段による認証により患者本人であること
    の確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベース
    を前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報およ
    び処方箋要求情報により検索して該当患者の処方箋番号
    を取得し、この処方箋番号により予め登録された処方箋
    情報データベースを検索して該当する処方箋情報を前記
    院外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有すること
    を特徴とする医療機関サーバ。
  10. 【請求項10】 外部の携帯端末からネットワークを介
    して患者の位置情報および患者特定情報を受信し、予め
    登録された患者個人情報データベースを前記患者特定情
    報により検索して前記患者の前回診療年月日を取得し、
    前回の診療から一定期間以上経過していた場合は、医師
    の再診察が必要である旨の医師診察必要情報を生成して
    前記携帯端末に送信し、前回の診療から一定期間以上経
    過していなかった場合は、前記患者個人情報データベー
    スを前記患者特定情報により検索して該当患者に処方さ
    れている薬剤を取得し、予め登録されている院外薬局デ
    ータベースを前記薬剤および前記位置情報により検索
    し、前記患者の所在地近辺にあり前記薬剤の調剤が可能
    な近辺院外薬局リストを生成して前記携帯端末に送信す
    る院外薬局検索手段と、 外部の院外薬局端末からネットワークを介して前記患者
    特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と処方
    箋要求情報とを受信し、受信した患者認証情報と前記患
    者個人情報データベースに登録された認証情報とを照合
    して患者本人であることを認証する患者認証手段と、 前記患者認証手段による認証により患者本人であること
    の確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベース
    を前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報およ
    び処方箋要求情報により検索して該当患者の処方箋番号
    を取得し、この処方箋番号により予め登録された処方箋
    情報データベースを検索して該当する処方箋情報を前記
    院外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有すること
    を特徴とする医療機関サーバ。
  11. 【請求項11】 外部の携帯端末からネットワークを介
    して患者の位置情報および患者特定情報を受信し、予め
    登録された患者個人情報データベースを前記患者特定情
    報により検索して前記患者の診療科目毎の前回診療年月
    日を取得し、前回の診療から一定期間以上経過していな
    かった場合は、前記患者個人情報データベースを前記患
    者特定情報により検索して該当患者に処方されている薬
    剤を取得し、予め登録されている院外薬局データベース
    を前記薬剤および前記位置情報により検索し、前記患者
    の所在地近辺にあり前記薬剤の調剤が可能な近辺院外薬
    局リストを生成して前記携帯端末に送信し、前回の診療
    から一定期間以上経過していた場合は、医師の再診察が
    必要である旨の医師診察必要情報を生成し他医療機関検
    索手段に処理を渡す院外薬局検索手段と、 前記院外薬局検索手段から受け継いだ診療科目および位
    置情報により予め登録されている他医療機関データベー
    スを検索し、前記患者の所在地近辺にあり前記診療科目
    の受診が可能な他診療機関を抽出して近辺他診療機関リ
    ストを生成し、前記医師診察必要情報と前記近辺他診療
    機関リストとを前記携帯端末に送信する他医療機関検索
    手段と、 外部の院外薬局端末からネットワークを介して前記患者
    特定情報およびパスワードからなる患者認証情報と処方
    箋要求情報とを受信し、受信した患者認証情報と前記患
    者個人情報データベースに登録された認証情報とを照合
    して患者本人であることを認証する患者認証手段と、 前記患者認証手段による認証により患者本人であること
    の確認がとれた場合に、前記患者個人情報データベース
    を前記院外薬局端末から受信した前記患者特定情報およ
    び処方箋要求情報により検索して該当患者の処方箋番号
    を取得し、この処方箋番号により予め登録された処方箋
    情報データベースを検索して該当する処方箋情報を前記
    院外薬局端末に送信する処方箋検索手段とを有すること
    を特徴とする医療機関サーバ。
  12. 【請求項12】 前記患者個人情報データベースは、前
    記患者特定情報に対応して、患者本人かを確認する認証
    用のパスワード、受診している診療科目、前記診療科目
    毎の薬剤、前記診療科目毎の前回診療年月日、前記診療
    科目毎の処方箋番号を含み、 前記院外薬局データベースは、前記医療機関が予め選定
    した院外薬局名、住所,電話番号等の連絡先、各院外薬
    局で調剤可能な薬剤を含み、 前記処方箋情報データベースは、前記患者個人情報デー
    タベースの処方箋番号に対応した薬剤の種類、量、服用
    法を含んだ処方箋情報を格納していることを特徴とする
    請求項9,10または11記載の医療機関サーバ。
  13. 【請求項13】 前記院外薬局検索手段は、前記近辺院
    外薬局リストを生成して前記携帯端末に送信するとき
    に、前記近辺院外薬局リストに含まれる薬局および前記
    位置情報により、前記院外薬局データベースに登録され
    ている全ての院外薬局の地図情報を予め格納している地
    図情報データベースを検索して、患者の所在地と近辺薬
    局を含む地図情報を生成し、この地図情報を前記近辺院
    外薬局リストに加えて前記携帯端末に送信することを特
    徴とする請求項9,10,11または12記載の医療機
    関サーバ。
  14. 【請求項14】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のか
    かりつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記
    医療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された
    院外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワーク
    とを備えた処方箋受領システムにおける処方箋受領方法
    であって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信するステップ
    と、前記患者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤
    を調剤可能な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位
    置情報および前記患者特定情報により検索して前記携帯
    端末に送信するステップと、前記患者が赴いた院外薬局
    の院外薬局端末から前記患者特定情報およびパスワード
    からなる患者認証情報と処方箋要求情報とを前記医療機
    関サーバに送信するステップと、前記医療機関サーバが
    受信した前記患者認証情報と予め登録された認証情報と
    を照合して患者本人であることを認証するステップと、
    前記認証により患者本人であることの確認がとれた場合
    に、前記医療機関サーバが前記処方箋要求情報により該
    当する処方箋を検索して前記院外薬局端末に送信するス
    テップとを有することを特徴とする処方箋受領方法。
  15. 【請求項15】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のか
    かりつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記
    医療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された
    院外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワーク
    とを備えた処方箋受領システムにおける処方箋受領方法
    であって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信するステップ
    と、前記医療機関サーバが前記患者特定情報により前記
    患者の前回診療年月日を検索して経過期間を算出するス
    テップと、前回の診療から一定期間以上経過していた場
    合は、医師の再診察が必要である旨の医師診察必要情報
    を生成して前記携帯端末に送信するステップと、前回の
    診療から一定期間以上経過していなかった場合は、前記
    患者の所在地近辺にあって前記患者対応の薬剤を調剤可
    能な院外薬局を、前記医療機関サーバが前記位置情報お
    よび前記患者特定情報により検索して前記携帯端末に送
    信するステップと、前記患者が赴いた院外薬局の院外薬
    局端末から前記患者特定情報およびパスワードからなる
    患者認証情報と処方箋要求情報とを前記医療機関サーバ
    に送信するステップと、前記医療機関サーバが受信した
    前記患者認証情報と予め登録された認証情報とを照合し
    て患者本人であることを認証するステップと、前記認証
    により患者本人であることの確認がとれた場合に、前記
    医療機関サーバが前記処方箋要求情報により該当する処
    方箋を検索して前記院外薬局端末に送信するステップと
    を有することを特徴とする処方箋受領方法。
  16. 【請求項16】 患者の持つ携帯端末と、前記患者のか
    かりつけ医療機関に設置された医療機関サーバと、前記
    医療機関サーバに登録されている院外薬局に設置された
    院外薬局端末と、これらを相互に接続するネットワーク
    とを備えた処方箋受領システムにおける処方箋受領方法
    であって、 前記携帯端末から患者の位置情報と患者を特定する患者
    特定情報とを前記医療機関サーバに送信するステップ
    と、前記医療機関サーバが前記患者特定情報により前記
    患者の診療科目毎の前回診療年月日を検索して経過期間
    を算出するステップと、前回の診療から一定期間以上経
    過していた場合は、医師の再診察が必要である旨の医師
    診察必要情報を生成するとともに、前記患者の所在地近
    辺にあって前記診療科目の受診が可能な他診療機関を前
    記診療科目および前記位置情報により検索して近辺他診
    療機関リストを生成し、前記医師診察必要情報と前記近
    辺他診療機関リストとを前記携帯端末に送信するステッ
    プと、前回の診療から一定期間以上経過していなかった
    場合は、前記患者の所在地近辺にあって前記患者対応の
    薬剤を調剤可能な院外薬局を、前記医療機関サーバが前
    記位置情報および前記患者特定情報により検索して前記
    携帯端末に送信するステップと、前記患者が赴いた院外
    薬局の院外薬局端末から前記患者特定情報およびパスワ
    ードからなる患者認証情報と処方箋要求情報とを前記医
    療機関サーバに送信するステップと、前記医療機関サー
    バが受信した前記患者認証情報と予め登録された認証情
    報とを照合して患者本人であることを認証するステップ
    と、前記認証により患者本人であることの確認がとれた
    場合に、前記医療機関サーバが前記処方箋要求情報によ
    り該当する処方箋を検索して前記院外薬局端末に送信す
    るステップとを有することを特徴とする処方箋受領方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項9〜13のいずれか1項に記載
    された医療機関サーバとしてコンピュータを機能させる
    処方箋受領プログラムを記録したことを特徴とする記録
    媒体。
  18. 【請求項18】 請求項14,15または16に記載さ
    れた処方箋受領方法をコンピュータに実行させる処方箋
    受領プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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