JP2002161883A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JP2002161883A
JP2002161883A JP2000358038A JP2000358038A JP2002161883A JP 2002161883 A JP2002161883 A JP 2002161883A JP 2000358038 A JP2000358038 A JP 2000358038A JP 2000358038 A JP2000358038 A JP 2000358038A JP 2002161883 A JP2002161883 A JP 2002161883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
vacuum pump
housing
drain pipe
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000358038A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kamo
政生 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消音効果を高めることができる真空ポンプを
提案すること。 【解決手段】 真空ポンプ1は、例えば車両に搭載され
たブレーキ倍力用の負圧源として用いる無潤滑ローリン
グピストン式の構造を有しており、空気を吸入して吐出
するポンプ部10と、このポンプ部10を回転駆動する
モータ部20を含んで構成されている。モータ部20の
ハウジング210には、結露した水を排出する所定長さ
のドレインパイプ240が設けられており、ポンプ部1
0からハウジング210内部に導かれた空気はこのドレ
インパイプ240を通してハウジング210外部に排出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等に搭載さ
れ、大気圧よりも低圧力の真空を発生させるローリング
ピストン式の真空ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポンプ部とモータ部とが一体
に組み付けられた電動式真空ポンプが知られている。他
の動力源を必要としないことから、例えばガソリンエン
ジンを搭載しない電気自動車等に搭載して使用する用途
が考えられる。
【0003】一般に、真空ポンプは、吸入口から吸入さ
れた空気を圧縮して吐出口から排出するが、このとき、
圧縮された空気が排出される際に大きな騒音を発生する
ことが従来から知られており、この騒音を低減する技術
が提案されている。
【0004】例えば、実公昭63−45591号公報に
は、ポンプ部において圧縮された空気をモータ部内部を
経由して外部に排出することにより、モータ部を消音装
置として使用して騒音を低減する真空ポンプが開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した実
公昭63−45591号公報に開示された手法を用いる
ことによりある程度の騒音低減は可能であるが、電気自
動車のような元来騒音レベルの低い車両にこの手法を用
いた真空ポンプを搭載するような場合には、消音効果が
不十分であるという問題があった。このため、電気自動
車の運転者あるいは他の搭乗者には、真空ポンプ作動時
の排気音が耳障りな音となって聞こえるおそれがあり、
さらに消音効果を高める工夫が望まれている。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、消音効果を高めることがで
きる真空ポンプを提案することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の真空ポンプは、吸入口から吸入した空
気を吐出口から排出するポンプ部と、このポンプ部を駆
動するモータ部とを有しており、吐出口から排出する空
気を、モータ部内部に導くとともに、このモータ部内部
に連通した所定長さのドレインパイプを通して排出す
る。モータ部の筐体に接続されたドレインパイプが消音
器として機能しており、ポンプ部の吐出口近傍において
圧縮空気が排出される際に生じる騒音を、モータ部内部
およびドレインパイプのそれぞれにおいて低減すること
ができ、消音効果を大幅に高めることができる。
【0008】また、上述したドレインパイプの長さを1
00mm以上に設定することが望ましい。ドレインパイ
プの長さと騒音との関係を測定したところ長さが長くな
るほど消音効果が高いことが確かめられており、特に1
00mm以上の長さに設定することにより、ほぼ一定の
高い消音効果を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の真空ポンプについて、図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0010】図1は、一実施形態の真空ポンプの軸方向
断面図である。例えば、車両に搭載されたブレーキ倍力
用の負圧源として用いる無潤滑ローリングピストン式の
電動真空ポンプの構造が示されている。
【0011】図1に示すように、本実施形態の真空ポン
プ1は、空気を吸入して吐出するポンプ部10と、この
ポンプ部10を回転駆動するモータ部20を含んで構成
されている。
【0012】ポンプ部10は、円筒状の内周面を有する
ケーシング101と、このケーシング101の両端面の
開口部を閉塞するドライブフレーム102およびリヤフ
レーム103とを備えている。ドライブフレーム102
およびリヤフレーム103のそれぞれには、軸受け10
4、105が配設されており、これらの軸受け104、
105によってシャフト106が回転自在に支持されて
いる。このシャフト106の一方端は、ドライブフレー
ム102を貫通してモータ部20側に突出しており、こ
の一方端がモータ部20のシャフト201に連結されて
いる。
【0013】シャフト106には、シャフト106自身
の軸心よりも径方向に所定量偏心した軸心を有する円柱
状の偏心アダプタ110が固定されており、さらにこの
偏心アダプタ110の両側には扇状のバランサ111、
112がシャフト106に固定されている。偏心アダプ
タ110の外周には軸受け114が設けられており、さ
らにその外周に円筒状のロータ120が設けられてい
る。
【0014】また、上述したケーシング101には、軸
方向に開口したブレード室122が形成されており、こ
のブレード室122には板状のブレード123が収容さ
れる。このブレード123は、反ロータ120に設けら
れたコイルばね124によって押圧されており、その先
端がロータ120の表面に常に摺接されるようになって
いる。したがって、ロータ120がシリンダ内を偏心し
た状態で回転すると、この回転に伴ってブレード123
は、その先端がロータ120に摺接しながら、ブレード
室122内を往復運動する。
【0015】このブレード123は、ケーシング101
内の円筒面、ドライブフレーム102、リアフレーム1
03およびロータ120の外周面とによって形成される
シリンダ室を吸入室と吐出室とに区画している。吸入室
側のケーシング101の円筒面には、吸入室に空気を導
くための吸入口130が設けられている。また、ドライ
ブフレーム102には、吐出室から排出された空気をモ
ータ部20のハウジング210側に導くための吐出口1
32が設けられている。吐出室から排出された空気は、
一旦ブレード室122を通った後に吐出口132に導か
れる。
【0016】モータ部20は、ロータおよびステータ等
からなる通常の電動機200が設けられており、上述し
たようにその出力軸となるシャフト201がポンプ部1
0側のシャフト106に連結されている。シャフト20
1の軸方向両端部には、軸受け202、203が配設さ
れている。
【0017】また、モータ部20のハウジング210
は、ポンプ部10側の端面に円筒状に形成された吐出通
路212を有しており、この吐出通路212の一部が連
絡通路214を介してハウジング210内部に連通して
いる。また、吐出通路212の他の一部がポンプ部10
の吐出口132にチェック弁234を介して連通してい
る。
【0018】また、ハウジング210には、側面にドレ
インパイプ240が設けられている。このドレインパイ
プ240は、ハウジング210内で結露によって溜まっ
た水分を排出するためのものである。上述した吐出通路
212を通してポンプ10側からハウジング210内に
導かれた空気も、このドレインパイプ240を通してハ
ウジング210の外部に排出される。
【0019】本実施形態の真空ポンプ1はこのような構
成を有しており、次にその動作を説明する。
【0020】モータ部20内の電動機200が回転する
と、シャフト201が回転して、これに連結されたポン
プ部10のシャフト106が回転駆動される。このた
め、シャフト106に固定された偏心アダプタ110お
よびこの偏心アダプタ110に軸受け114を介して回
転自在に取り付けられたロータ120が偏心回転する。
このロータ120の回転によって、ブレード123を挟
んで区画された吸入室と吐出室がそれぞれ拡大と縮小を
繰り返し、ポンプ作用を行う。これにより、吸入口13
0から吸入された空気は、吸入室の縮小と吐出室の拡大
により吐出側に導かれ、さらに吐出口132から排出さ
れた空気が、チェック弁234、吐出通路212、連絡
通路214を通ってハウジング210内部に導かれ、そ
の後ドレインパイプ240を通ってハウジング210の
外部に排出される。
【0021】このように、本実施形態の真空ポンプ1
は、モータ部20のハウジング210にドレインパイプ
240が設けられている。このドレインパイプ240が
消音器として機能するため、ドレインパイプ240を用
いずにハウジング210に単にドレインホールを形成し
た場合に比べて、消音効果を高めることが可能であり、
ポンプ部10の動作によって発生する消音を低減するこ
とができる。したがって、電気自動車のように騒音レベ
ルが低い車両に搭載する場合であっても、運転者等にと
ってほとんど耳障りにならないレベルまで騒音を低減す
ることができる。
【0022】図2は、ドレインパイプ240の長さと真
空ポンプの騒音との関係を示す図である。横軸がドレイ
ンパイプ240の先端までの長さに対応しており、縦軸
が騒音の大きさに対応している。例えば、吸入口130
に連通する真空タンク(図示せず)の圧力が−66.5
〜−79.8kPa(=−500〜−600mmHg)
の範囲内に排気した場合に、真空ポンプ1の後方45
°、15cmの位置で、ドレインパイプ240の長さを
可変して騒音を測定した結果が示されている。
【0023】図2に示すように、ドレインパイプ240
の長さを長くすればするほど騒音が小さくなるが、特に
100mm以上の長さに設定することにより、ほぼ一定
の高い消音効果が得られることがこの測定によって明ら
かになった。
【0024】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
ローリングピストン式の電動真空ポンプについて説明し
たが、ポンプ部の構成についてはそれ以外の方式、例え
ばロータリーベーン式のポンプ部と本実施形態のモータ
部20とを組み合わせるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の真空ポンプの軸方向断面図であ
る。
【図2】ドレインパイプの長さと真空ポンプの騒音との
関係を示す図である。
【符号の説明】
1 真空ポンプ 10 ポンプ部 20 モータ部 120 ロータ 130 吸入口 132 吐出口 210 ハウジング 240 ドレインパイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入口から吸入した空気を吐出口から排
    出するポンプ部と、前記ポンプ部を駆動するモータ部と
    を有する真空ポンプにおいて、 前記吐出口から排出する空気を、前記モータ部内部に導
    くとともに、このモータ部内部に連通した所定長さのド
    レインパイプを通して排出することと特徴とする真空ポ
    ンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ドレインパイプの長さを100mm以上に設定する
    ことを特徴とする真空ポンプ。
JP2000358038A 2000-11-24 2000-11-24 真空ポンプ Pending JP2002161883A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010236500A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nissin Kogyo Co Ltd 負圧ポンプ
KR101202792B1 (ko) 2010-06-09 2012-11-19 캄텍주식회사 차량용 진공펌프
US9856866B2 (en) 2011-01-28 2018-01-02 Wabtec Holding Corp. Oil-free air compressor for rail vehicles

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Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060914

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219