JP2002161296A - 洗浄剤 - Google Patents

洗浄剤

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JP2002161296A
JP2002161296A JP2001277007A JP2001277007A JP2002161296A JP 2002161296 A JP2002161296 A JP 2002161296A JP 2001277007 A JP2001277007 A JP 2001277007A JP 2001277007 A JP2001277007 A JP 2001277007A JP 2002161296 A JP2002161296 A JP 2002161296A
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integer
acid
alkyl
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JP2001277007A
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Koji Kawaguchi
川口幸治
Ariyoshi Kawasaki
河崎有美
Yasuto Shiratsukayama
白塚山泰人
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】衣料の油脂汚れ、泥汚れの洗浄性に優れた洗浄
剤の提供。 【解決手段】式1〜3の第4級アンモニウム有機酸塩を
1種以上含有する洗浄剤。 [R、R、Rは炭素数4〜24のアルキル基、ア
ルケニル基もしくはヒドロキシアルキル基、エステル結
合、アミド結合もしくはエーテル結合で分断された炭素
数が6〜24のアルキル基もしくはアルケニル基、また
は炭素数7〜24のアリールアルキル基、R、R
は炭素数1〜8のアルキル基もしくはヒドロキシア
ルキル基、フェニル基、炭素数7〜14のアリールアル
キル基または(AO)n−Z(Aは炭素数2〜4の
アルキレン基、Zは水素または炭素数1〜8のアルキル
基もしくはアシル基、nは1〜50の整数)、fは1〜
10の整数、Xf−は炭素数3以上のf価の有機酸アニ
オン。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣料用洗浄剤に関
する。更に詳しくは、油性汚れおよび泥汚れの洗浄に優
れた洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄後の衣類の縮みや風合いをが
劣化するのを防止するため、カチオン界面活性剤を配合
し、柔軟性を付与したり、シリコーン誘導体を配合し衣
類の縮みを防止する方法が知られている。例えば、ノニ
オン界面活性剤を主成分としてアニオン界面活性剤およ
びカチオン界面活性剤を配合した洗浄剤組成物が特開昭
56−152899号公報、特開昭59−115498
号公報、特開昭62−70498号公報に開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでの技
術では、カチオン界面活性剤により柔軟性を付与し、風
合いは向上するものの洗浄力が悪いという問題があっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、油汚れお
よび泥汚れに対する洗浄力に優れた洗浄剤を得るべく鋭
意研究を重ねた結果、本発明の組成物がこれらの目的に
対し、有効であることを見いだし、本発明に到達した。
すなわち、本発明は一般式(1)〜(3)のいずれかで
示される第4級アンモニウム有機酸塩(A)から選ばれ
る1種以上の化合物を含有することを特徴とする洗浄剤
である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において4級アンモニウム
有機酸塩(A)としては、式(1)〜(3)で表される
化合物が挙げられ、これら化合物の1種または2種以上
の混合物が使用できる。
【0006】
【化3】
【0007】(1)〜(3)式中、R1、R2およびR6
は、炭素数が4〜24(好ましくは6〜18)のアルキ
ル基、アルケニル基もしくはヒドロキシアルキル基、エ
ステル結合、アミド結合もしくはエーテル結合で分断さ
れた炭素数が6〜24のアルキル基もしくはアルケニル
基、または炭素数7〜24のアリールアルキル基であ
る。
【0008】具体的には、アルキル基としては、直鎖も
しくは分岐のアルキル基またはシクロアルキル基、例え
ばn−、i−およびsec−ブチル基、n−およびi−
ペンチル基、n−ヘキシル基、2−メチルペンチル基、
シクロヘキシル基、n−およびi−ヘプチル基、n−お
よびi−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−およ
びi−ノニル基、n−およびi−デシル基、n−および
i−ウンデシル基、n−およびi−ドデシル基、n−お
よびi−トリデシル基、n−およびi−テトラデシル
基、n−およびi−ヘキサデシル基、ステアリル基、ノ
ナデシル基、エイコシル基、テトラコシル基等;
【0009】アルケニル基としてはブテニル基、ヘキセ
ニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウン
デセニル基、ドデセニル基、テトラデセニル基、ヘキサ
デセニル基、オクタデセニル基、オレイル基、ガドレイ
ル基等;
【0010】ヒドロキシアルキル基としては1−もしく
は2−の位置にヒドロキシ基を有するヒドロキシブチル
基、ヒドロキシオクチル基、ヒドロキシノニル基、ヒド
ロキシデシル基、ヒドロキシウンデシル基、ヒドロキシ
ドデシル基、ヒドロキシテトラデシル基、ヒドロキシヘ
キサデシル基等;
【0011】エステル結合、アミド結合もしくはエーテ
ル結合で分断されたアルキル基もしくはアルケニル基と
しては炭素数4〜22の脂肪酸と炭素数2〜4のヒドロ
キシアルキル基もしくはアミノアルキル基から誘導され
る基、例えばアシロキシアルキル基[ラウロイロキシエ
チル基、ラウロイロキシプロピル基、ステアロイロキシ
エチル基、ステアロイロキシプロピル基、オレオイロキ
シエチル基、オレオイロキシプロピル基等]、アシルア
ミノアルキル基[ラウラミドエチル基、ラウラミドプロ
ピル基、ステアラミドエチル基、ステアラミドプロピル
基等]およびアルキル(炭素数4〜24)(ポリ)オキ
シアルキレン基(アルキレン基の炭素数1〜4、重合度
n=1〜10)[ラウリルポリ(n=6)オキシエチレ
ン基、ヘキサデシルオキシメチル基など];
【0012】炭素数7〜24のアリールアルキル基とし
てはベンジル基、2−フェニルエチル基、3−フェニル
プロピル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペン
チル基、6−フェニルヘキシル基、7−フェニルヘプチ
ル基、8−フェニルオクチル基、10−フェニルデシル
基、12−フェニルドデシル基等;が挙げられる。
【0013】これらのうち、衣料用繊維に対する第4級
アンモニウム有機酸塩の洗浄力の点から好ましいものは
炭素数6〜18のアルキル基およびアルケニル基であ
る。
【0014】また、R3、R4及びR5は、炭素数1〜8
のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、フェニル
基、炭素数7〜14のアリールアルキル基または式−
(A1O)n−Zで表される基である{A1は炭素数2〜
4のアルキレン基(例えば、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基等)であり、Zは水素原子または炭素数
1〜8のアルキル基もしくはアシル基であり、nは1〜
50の整数、好ましくは5〜30である}。
【0015】具体的には、アルキル基としては、メチル
基、エチル基、n−およびi−プロピル基、および前記
の炭素数4〜8のアルキル基等;ヒドロキシアルキル基
としては、1−、および2−ヒドロキシエチル基、1
−、2−および3−ヒドロキシプロピル基、および前記
の炭素数4〜8のヒドロキシアルキル基等;アリールア
ルキル基としては、前記のアリールアルキル基のうちの
炭素数7〜14のアリールアルキル基等;式−(A
1O)n−Zで表される基としては、ヒドロキシエチル
基、ヒドロキシプロピル基、ポリオキシエチレン基、ポ
リオキシプロピレン基、アルキルポリオキシエチレン基
(アルキルとしては、前記のR3、R4及びR5と同じ)
[(ポリ)オキシエチレンは、オキシエチレンおよびポ
リオキシエチレンを表す。以下同様の表現を用い
る。]、アシル(ポリ)オキシエチレン基およびアシル
(ポリ)オキシプロピレン基(アシル基としては、ホル
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バ
レリル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基などが挙げ
られる。
【0016】これらのうち、衣料用繊維に対する第4級
アンモニウム有機酸塩の洗浄力の点から好ましいものは
炭素数1〜4のアルキル基、フェニル基および炭素数7
〜9のアリールアルキル基である。
【0017】式(1)の第4級アンモニウムの例として
は、R1、R2がジラウリル、ジセチル、ラウリルステア
リル、ジオクテニル、ジラウロイロキシエチル、ジラウ
リルポリ(n=6)オキシエチレン、ジ2−ヒドキシオ
クチルまたはジ2−フェニルエチルで、R3、R4がジメ
チル、ジエチル、メチルエチル、メチルプロピル、ジヒ
ドロキシエチル、ジフェニル、ジポリオキシエチレンま
たはメチルベンジルのもの;式(2)の第4級アンモニ
ウムの例としてはR1がn−オクチル、ラウリル、ミリ
スチル、セチル、ステアリル、オレアミドエチル、ステ
アラミドエチルまたはステアラミドプロピルで、R3
4、R5がトリメチル、ジメチルエチル、ジメチルプロ
ピル、ジエチルメチル、ジメチルヒドロキシエチル、ト
リヒドロキシエチル、トリn−ブチル、トリベンジル、
トリポリオキシエチレン、ジメチルベンジルまたはジエ
チルベンジルのもの;式(3)の第4級アンモニウムの
例としてはR6がn−オクチル、ミリスチル、ステアロ
イロキシメチル、セチルオキシメチル等のものが挙げら
れる。
【0018】式(1)〜(3)中のfは1〜10、好ま
しくは1〜3の整数であり、Xf-は炭素数3以上のf価
の有機酸アニオンである。アニオンXf--を構成する有
機酸としては1価または2価〜10価もしくはそれ以上
のカルボン酸類、スルホン酸類、硫酸エステル類、リン
酸エステル類およびフェノール類などが含まれる。好ま
しい有機酸としては、一般式(4)または(5)で表さ
れるものが挙げられる。
【0019】
【化4】
【0020】式(4)および(5)中、R7は炭素数4
〜24(好ましくは6〜18)の脂肪族炭化水素基(ア
ルカジエニル基も含む)、A2は炭素数1〜4(好まし
くは1〜3)のアルキレン基、Qは−COOH、−SO
3Hもしくは−OSO3H、pは0または1〜10(好ま
しくは0〜5)の整数、qは1または2の整数であり、
Qが−SO3Hの場合はpは0であり、pが2以上の場
合のA2は同じでも異なっていてもよい。
【0021】R7としては、前記の炭素数4〜24のア
ルキル基、アルケニル基およびアルカジエニル基(リノ
レイル基など)が挙げられる。
【0022】A2としては、メチレン基、エチレン基、
1,2−プロピレン基、1,3−プロピレン基、1,2
−ブチレン基、1,4−ブチレン基などが挙げられる。
【0023】式(4)で表される有機酸のうち、好まし
いものは、Qが−COOHでpが0の化合物(高級脂肪
酸、たとえばカプリル酸、2−エチルヘキサン酸、ノナ
ン酸、ドデカン酸、テトラデカン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸等)、Qが−COOHでpが1以上でかつQと
結合するA2がメチレン基で残りの(p−1)個のA2
炭素数2〜3のアルキレン基の化合物(アルキルもしく
はアルケニルエーテルカルボン酸、たとえばポリオキシ
エチレンオクチルエーテルカルボキシメチルエーテルな
ど)、Qが−OSO3Hでpが0〜5でA2が炭素数2〜
3のアルキレン基の化合物(アルキルもしくはアルケニ
ル硫酸エステル、たとえばオクチル硫酸エステル、2−
エチルヘキシル硫酸エステル、デシル硫酸エステル、ド
デシル硫酸エステル、テトラデシル硫酸エステル、ステ
アリル硫酸エステル、オレイル硫酸エステル等;および
(ポリ)オキシアルキレンアルキルもしくはアルケニル
エーテル硫酸エステル、たとえばポリオキシエチレンオ
クチルエーテル硫酸エステル等)である。
【0024】式(5)で表される有機酸のうち、好まし
いものは、A2が炭素数2もしくは3のアルキレン基、
pが0〜5の整数、qが1で表されるものである。qが
1の場合、(A)はモノ4級アンモニウム塩でもジ4級
アンモニウム塩でもよい。具体例としては、アルキルも
しくはアルケニル燐酸エステル、たとえばオクチル燐酸
エステル、2−エチルヘキシル燐酸エステル、デシル燐
酸エステル、ドデシル燐酸エステル、ステアリル燐酸エ
ステル、オレイル燐酸エステル等;および(ポリ)オキ
シアルキレンアルキルもしくはアルケニルエーテル燐酸
エステル、たとえばポリオキシエチレンオクチルエーテ
ル燐酸エステル等が挙げられる。
【0025】Xf-を構成する有機酸としては、式(4)
または式(5)で表される有機酸以外に、芳香環含有有
機酸、脂環基含有有機酸、ヘテロ環含有有機酸、エステ
ル基含有有機酸、アミド基含有有機酸、水酸基含有有機
酸、および有機酸基含有ビニル単量体のオリゴマー(2
〜10量体)などが挙げられる。芳香環含有有機酸とし
ては、芳香族カルボン酸(安息香酸、エチル安息香酸、
桂皮酸およびt−ブチル安息香酸などのo,p,m−各
異性体を含む芳香族モノカルボン酸、フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、トリメリット酸およびピロメリ
ット酸などの芳香族多価カルボン酸)、芳香族スルホン
酸(p−トルエンスルホン酸およびドデシルベンゼンス
ルホン酸などの炭素数1〜18のアルキル基を有するア
ルキルベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸およ
びp−フェノールスルホン酸など)およびフェノール類
(フェノール、p−クロロフェノール、β−ナフトー
ル、o−およびp−ニトロフェノール、p−アミノフェ
ノール、カテコールおよびレゾルシンなど)が挙げられ
る。脂環基含有有機酸としては、シクロヘキサンモノお
よびジカルボン酸、シクロペンタンカルボン酸などが挙
げられる。エステル基含有有機酸としては、ジカルボン
酸のモノアルキル(アルキル基の炭素数1〜8)エステ
ル(シュウ酸モノメチルエステル、コハク酸モノエチル
エステル、マレイン酸モノメチルエステル、アジピン酸
モノメチルエステル、フタル酸モノメチルエステルな
ど)、トリカルボン酸のモノもしくはジアルキル(炭素
数1〜6)エステル(トリメリット酸モノメチルエステ
ル、トリメリット酸モノブチルエステルなど)、および
スルホコハク酸モノもしくはジアルキル(アルキル基の
炭素数1〜24)エステル(スルホコハク酸ジ2−エチ
ルヘキシルエステルなど)が挙げられる。アミド基含有
有機酸としては、ジカルボン酸のモノアルキル(アルキ
ル基の炭素数1〜8)アミド(コハク酸モノエチルアミ
ド、マレイン酸モノメチルアミド、アジピン酸モノメチ
ルアミド、フタル酸モノメチルアミドなど)、トリカル
ボン酸のモノもしくはジアルキル(炭素数1〜6)アミ
ド(トリメリット酸モノメチルアミド、トリメリット酸
モノブチルアミドなど)、高級脂肪酸とアミノ酸の縮合
物(オレイルザルコシンなど)、高級脂肪酸アミドのア
ルキル化スルホン酸(ラウリン酸メチルタウライド、オ
レイン酸N−メチルタウライドなど)および高級脂肪酸
アミドのアルキロール化硫酸エステル(ラウリルエタノ
ールアミド硫酸エステルなど)が挙げられる。水酸基含
有有機酸としては、ヒドロキシカルボン酸(乳酸、クエ
ン酸、リンゴ酸、グルタル酸、p−ヒドロキシ安息香酸
など)が挙げられる。有機酸基含有ビニル単量体のオリ
ゴマー(2〜10量体)を構成する単量体としては、
(メタ)アクリル酸およびマレイン酸などのカルボキシ
ル基含有ビニル単量体、ビニルスルホン酸、スチレンス
ルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸およびアルキル
(炭素数1〜18)アリルスルホコハク酸エステルなど
のスルホン酸基含有ビニル単量体などが挙げられる。こ
れらの有機酸の当量(酸基当たりの分子量)は、好まし
くは58〜600、特に58〜300である。これらの
有機酸のうち、衣料用繊維に対する洗浄力などの点で
好ましいものは式(4)で表されるもの、特に炭素数6
〜18のアルキルまたはアルケニル基を有するカルボン
酸である。f価の有機酸アニオンには、f価の有機酸の
f価のアニオン、およびf価より高い[(f+α)価
の]有機酸のf価のアニオン(部分塩)が含まれる。例
えば、有機酸が2塩基酸の場合、(A)にはモノ塩およ
びジ塩が含まれる。
【0026】式(1)〜(3)で表される第4級アンモ
ニウム有機酸塩(A)の具体例としては、式(4)また
は(5)で表される有機酸と、脂肪族テトラアルキル4
級アンモニウム、脂肪族トリアルキルベンジル4級アン
モニウム、サパミン型第4級アンモニウム(N,N−ジ
エチルエチレンジアミンと脂肪酸の縮合物の4級アンモ
ニウムなど)およびアルキルピリジニウム[これらの4
級アンモニウムの具体例としては米国特許第4,33
1,447号およびフランス特許第1,427,133
号明細書に記載のものが挙げられる]などとの塩が挙げ
られる。
【0027】本発明の第4級アンモニウム有機酸塩
(A)は、通常、3級アミンを4級化剤と反応させて4
級アンモニウム塩とし、有機酸とアニオン交換すること
により製造することができる。4級化剤としては、ジア
ルキルカーボネート(アルキル基は炭素数1〜4、たと
えばメチル基、エチル基など)、ハロゲン化アルキルも
しくはハロゲン化アルケニル等の前記R1〜R6で表され
る基のハロゲン化物(ハロゲンとしては、塩素、臭素、
ヨウ素もしくはフッ素)、ジアルキル硫酸(アルキル基
は炭素数1〜4、たとえばメチル基、エチル基など)が
挙げられる。
【0028】R3〜R5が低級アルキル基の場合は、以下
の合成方法に従い製造することができる。有機溶媒(メ
タノール、エタノールなど)中、3級アミン(たとえ
ば、ジメチルオクチルアミンなど)とジアルキルカーボ
ネート(ジメチルカーボネートなど;3級アミンに対し
て通常1.05〜2当量)をオートクレーブ中にて加圧
下、加熱(110〜120℃)して2〜3時間反応させ
ることにより、4級アンモニウムカーボネートの有機溶
媒溶液を得る。これに前記式(4)または(5)で表さ
れる有機酸(オクタン酸、オクチル硫酸エステル、モノ
オクチルリン酸エステルなど;4級アンモニウム塩に対
して通常0.9〜1.2当量、好ましくは0.99〜
1.02当量)を加え、加熱下(80〜90℃)で二酸
化炭素、有機溶媒および未反応のジアルキルカーボネー
トを留去しながらアニオン交換反応を行い、水で希釈す
ることで、目的物(例えばトリメチルオクチルアンモニ
ウム・オクタン酸塩、トリメチルオクチルアンモニウム
・オクチル硫酸エステル塩など)の水性液を得る。
【0029】また、R3〜R5が−(A1O)n−Zの場合
は、3級アミンの有機酸塩にアルキレンオキサイド(以
下AOと略記する)を反応させ(ZがHの場合)、必要
によりハロゲン化アルキルもしくはカルボン酸ハロゲン
化物を反応させてアルキルエーテル化またはエステル化
する(Zがアルキルまたはアシルの場合)ことにより製
造することができる。AOとしては、エチレンオキサイ
ド(以下EOと略記する)、プロピレンオキサイド(以
下POと略記する)、1,2−ブチレンオキサイド、
1,3−ブチレンオキサイドおよびテトラヒドロフラン
などが挙げられる。
【0030】本発明において、(A)は単独でも、2種
以上[例えば式(1)で表される化合物と式(2)で表
される化合物および/または式(3)で表される化合
物]を併用しても使用することができる。
【0031】本発明における洗浄剤中の(A)の含有量
は、洗浄剤の全質量に基づいて、通常0.5〜30質量
%、好ましくは1〜20質量%、さらに好ましくは5〜
15質量%である。
【0032】本発明の洗浄剤は、非イオン界面活性剤
(B)、アニオン界面活性剤(C)、両性界面活性剤
(D)、他のカチオン活性剤(E)のいずれの界面活性
剤と併用しても良い。これらのうち好ましいものは、非
イオン界面活性剤である。
【0033】(B)としては、アルキレンオキシド付加
型非イオン界面活性剤(b−1)および多価アルコール
型非イオン界面活性剤(b−2)、アルキルアミンオキ
シドなどが挙げられる。(b−1)としては、高級アル
コール(炭素数8〜18)アルキレン(炭素数2〜4、
好ましくは2)オキサイド(活性水素1個当たりの付加
モル数1〜30)付加物、アルキル(炭素数1〜12)
フェノールエチレンオキサイド(活性水素1個当たりの
付加モル数1〜30)付加物、脂肪酸(炭素数8〜1
8)エチレンオキサイド(活性水素1個当たりの付加モ
ル数1〜30)付加物、ポリプロピレングリコール(分
子量200〜4000)エチレンオキサイド(活性水素
1個当たりの付加モル数1〜50)付加物およびポリオ
キシエチレン(活性水素1個当たりの付加モル数3〜3
0)アルキル(炭素数6〜20)アリルエーテル、ソル
ビタンモノラウレートエチレンオキサイド(付加モル数
1〜30)付加物、ソルビタンモノオレートエチレンオ
キサイド(付加モル数1〜30)付加物などの多価(2
〜8価またはそれ以上)アルコール(炭素数2〜30)
の脂肪酸(炭素数8〜24)エステルエチレンオキサイ
ド付加物(活性水素1個あたりの付加モル数1〜30)
などが挙げられる。(b−2)としては、グリセリンモ
ノステアレート、グリセリンモノオレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノオレート等の多価(2
〜8価またはそれ以上)アルコール(炭素数2〜30)
の脂肪酸(炭素数8〜24)エステル、ラウリン酸モノ
エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド等の
脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。
【0034】これらのうち、好ましくは(b−1)であ
り、更に好ましくは下記一般式(6)で示される化合物
である。一般式 R8O−[(C24O)n・(A3O)m]−(C24O)k−(A3O)r−H (6)
【0035】上記一般式(6)において、R8は、炭素
数8〜18の脂肪族炭化水素基であり、好ましくは炭素
数10〜18の脂肪族炭化水素基である。炭素数が8〜
18の範囲であると、より良好な洗浄力が得られる。具
体的には、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル
基、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステア
リル基、1,1−ジメチルオクチル基などの飽和脂肪族
炭化水素基;オクテニル基、デセニル基、ドデセニル
基、トリデセニル基、ペンタデセニル基、オレイル基、
リノレイル基などの不飽和脂肪族炭化水素基(アルケニ
ル基、アルカジエニル基、アルカトリエニル基およびア
ルカポリエニル基);エチルシクロヘキシル基、プロピ
ルシクロヘキシル基、オクチルシクロヘキシル基、ノニ
ルシクロヘキシル基などの環状脂肪族炭素基等が挙げら
れる。これら脂肪族炭素基は、直鎖状でも分岐状でもよ
い。
【0036】一般式(6)において、A3は炭素数3ま
たは4のアルキレン基、nは、0または1〜12の整数
であり、好ましくは1〜10である。また、kは、1〜
16の整数であり、好ましくは2〜12である。nが0
または1〜8の範囲であると、また、kが1〜16の範
囲であるとさらに良好な洗浄力が得られる。また、m
は、0または1〜6の整数であり、好ましくは1〜4で
ある。また、rは、0または1〜15の整数であり、好
ましくは1〜8である。mが0または1〜6の範囲であ
ると、また、rが0または1〜15の範囲であると洗浄
剤の流動性がさらに良好となる。また、(m+n+k)
は、1〜30の整数、好ましくは6〜20である。(m
+n+k)が1〜30の範囲であるとより良好な洗浄力
が得られる。また、(n+k)/(m+n+k+r)
は、0.5〜1.0であり、好ましくは0.7〜0.9
である。0.5〜1.0の範囲であるとさらに良好な洗
浄力が得られる。
【0037】また、(B)の含有量は、洗浄剤の全質量
に基づいて、通常0〜95質量%、好ましくは20〜8
0質量%、さらに好ましくは30〜60質量%である。
(B)の含有量のうち、好ましくは一般式(6)で示さ
れる化合物の含有量が(B)の含有量に基づいて85質
量%以上である。
【0038】(C)としては、炭素数8〜24の炭化水
素基を有するエーテルカルボン酸またはその塩[(ポ
リ)オキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエ
ーテル酢酸ナトリウムなど]、炭素数8〜24の炭化水
素基を有するエーテル硫酸エステル塩[(ポリ)オキシ
エチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸ナトリウ
ムなど]、炭素数8〜24の炭化水素基を有するスルホ
コハク酸エステル塩[モノもしくはジアルキルスルホコ
ハク酸エステルジもしくはモノナトリウム、(ポリ)オ
キシエチレン(重合度=1〜100)モノもしくはジア
ルキルスルホコハク酸エステルジもしくはモノナトリウ
ム等]、(ポリ)オキシエチレン(重合度=1〜10
0)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウ
ム、炭素数8〜24の炭化水素基を有するスルホン酸塩
[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等]、炭素数
8〜24の炭化水素基を有するリン酸エステル塩[ラウ
リルリン酸ナトリウム、(ポリ)オキシエチレン(重合
度=1〜100)ラウリルエーテルリン酸ナトリウム
等]、脂肪酸塩[ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸ト
リエタノールアミン等]、アシル化アミノ酸塩[ヤシ油
脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸ザルコ
シンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノー
ルアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸
トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−
グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラ
ニンナトリウム等]等が挙げられる。
【0039】(D)としては、ベタイン型両性界面活性
剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−ア
ルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホ
ベタイン、ラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカ
ルボキシメチルベタインヒドロキシプロピルリン酸ナト
リウム等]、アミノ酸型両性界面活性剤[β−ラウリル
アミノプロピオン酸ナトリウム等]等が挙げられる。
【0040】本発明の洗浄剤における水の含有量は、洗
浄剤の全質量に基づいて、通常0〜80質量%、洗浄剤
が液状の場合は好ましくは10〜60質量%であり、洗
浄剤が固状の場合は好ましくは0〜50質量%である。
また、必要に応じて(A)、(B)および水以外に、他
の成分を洗浄剤の全質量に基づいて、0〜50質量%含
有することができる。
【0041】他の成分としては、前述の(C)および/
または(D)を0〜30質量%、ビルダー(ポリカルボ
ン酸塩、多価カルボン酸塩、苛性ソーダ、ソーダ灰、ア
ンモニア、トリエタノールアミン、トリポリリン酸ソー
ダなどのアルカリビルダー,EDTA,NTAなどのキ
レート剤)を0〜10質量%、蛍光剤、漂白剤、柔軟
剤、酵素、除菌剤、香料、着色剤等を0〜5質量%、親
水性溶剤(メタノール,エタノール,イソプロピルアル
コール,エチレングリコール、プロピレングリコールな
ど)を0〜20質量%、消泡剤(シリコーン系消泡剤,
ポリオキシアルキレン系消泡剤,鉱物油系消泡剤など)
0〜5質量%含有することができる。
【0042】本発明の洗浄剤は液状でも固状(粉末状、
顆粒状、板状など)でもいずれでもよいが、好ましくは
液状である。
【0043】本発明の洗浄剤は、天然繊維,化合繊繊維
およびこれらの混紡交編織繊維の洗浄に特に有用であ
る。天然繊維としては、木綿,麻,羊毛など、化合繊繊
維としてはレーヨン,アセテートなどの再生セルロース
繊維,ポリエステル,ポリアミド繊維,アクリル,スパ
ンデックスなどの合成繊維が挙げられる。これらの混紡
交編織繊維としては、木綿や麻と他の繊維(羊毛,ポリ
エステル,ポリアミド,アクリルなど)、羊毛と他の繊
維(ポリエステル,ポリアミド,アクリルなど)、ポリ
エステル繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,ポリ
アミド,アクリル,スパンデックスなど)、ポリアミド
繊維と他の繊維(レーヨン,アセテート,アクリル,ス
パンデックスなど)が挙げられる。繊維製品の形態とし
ては、糸状繊維、織布および不織布などのいずれであっ
てもよい。
【0044】本発明の洗浄剤は、通常0.001g〜5
g(水および添加剤も含む)/Lの範囲の濃度で使用さ
れる。
【0045】浴比は特に限定されないが通常1:4〜
1:40,好ましくは1:6〜1:30である。
【0046】洗浄温度は適用する繊維の種類によって任
意に選択できるが、通常5〜80℃であり、好ましくは
20〜50℃である。
【0047】本発明の洗浄剤は、衣料用洗浄剤としての
みならず、工業用の洗浄剤、例えば繊維用精錬剤、ソー
ピング剤等の洗浄剤としても使用できる。
【0048】本発明の洗浄剤を用いて洗浄する場合、洗
浄方法に特にに制限はなく、家庭においては、手洗い、
洗濯機、工業用においては液流染色機によるバッチ処
理、連続精錬装置による連続処理などに使用できる。そ
の中でも遠心力洗濯方式等の洗濯物の傷みが少ない方式
の洗濯機を用いた洗濯用の洗浄剤として適している。遠
心力洗濯方式とは、洗濯機の槽自体を回転させることに
よる「遠心力」で水流を作り、洗濯物を通過する水の力
で汚れを落とすという新規な洗濯方式である。例えば、
松下電器産業株式会社製「遠心力洗濯機 NA−800
P」が挙げられる。
【0049】
【実施例】以下、実施例および製造例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。部は重量部を示す。
【0050】製造例1 耐圧容器にメタノール191部とジメチルカーボネート
350部を仕込み、窒素置換後密閉し、120℃に昇温
した。攪拌下、ジヘキシルメチルアミン595部を滴下
し、120℃で3時間攪拌し、ジヘキシルジメチルアン
モニウムメチルカーボネートのメタノール溶液を得た。
次に、40℃に冷却した後、カプリル酸431部を発に
注意しながら徐々に滴下した。その後、メタノール、お
よびジメチルカーボネートを常圧下、100℃で留去し
て、固体状のジヘキシルジメチルアンモニウムカプリレ
ート(1a)を得た。
【0051】実施例1〜20および比較例1〜5 表1に記載の量(部)の(A)または(C)および
(B)と、クエン酸トリエタノールアミン塩6部、プロ
ピレングリコール5部、「アルカラーゼ2.5L」(ノ
ボノルディスク社製プロテアーゼ)0.4部および水4
8.6部を配合して洗浄剤を製造した。使用した
(A)、(B)および(C)は以下の通りである。 (1a):ジヘキシルジメチルアンモニウムカプリレー
ト (1b):ジメチルジオクテニルアンモニウム・カプリ
レート (1c):ジ−(2−ヒドロキシオクチル)ジメチルア
ンモニウム・カプリレート (1d):ジメチルジオクチルアンモニウム・ラウリル
サルフェート (1e):ジメチルジオクチルアンモニウム・オクチル
ホスフェート (2a):トリメチルオクチルアンモニウム・カプリレ
ート (2b):トリメチルオレイルアンモニウム・カプリレ
ート (2c):トリメチルオクチルアンモニウム・ヘキシル
サルフェート (2d):トリメチルステアリルアンモニウム・オクチ
ルホスフェート (3a):N−オクチルピリジニウム・カプリレート (B1):C1225O(EO)9H (B2):C1225O(EO)9-(PO)3H (B3):C1327O(EO)2-(PO)1-(EO)10H (B4):C1327O[(EO)10/(PO)2]-(EO)3-(P
O)4H (B5):ソルビタンモノラウレートEO10モル付加
物 (B6):オレイン酸EO13モル付加物 (C1):ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム (C2):ドデシル硫酸ナトリウム 上記において、EOはオキシエチレン基を、POはオキ
シプロピレン基を表し、(EO)−(PO)はブロック付加、
(EO)/(PO)はランダム付加を表す。実施例1〜20お
よび比較例1〜5で製造した洗浄剤について、洗浄力に
つての試験を行った。その結果を表1に示す。なお、試
験方法は以下の通りである。 <洗浄力試験>洗浄力は、松下電器産業(株)製、遠心
力洗濯機「NA−F800P」を用い、人工汚染布(綿
メリヤス)を水量50L、浴比30倍、洗浄剤の使用量
25g、水温25℃の条件で10分間洗浄し、ついで、
すすぎを3分間、2回行い、下式により洗浄力を算出
し、評価した。 洗浄力(%)={(RW−RS)/(RI−RS)}×10
0 なお、RIは清浄布の反射率、RWは洗浄布の反射率、R
Sは汚染布の反射率を示し、多光源分光測色計(スガ試
験機製)を使用し、540nmにおける反射率を測定し
た。また、使用した人工汚染布は、表2の汚垢組成を有
する財団法人洗濯科学協会製の湿式人工汚染布(540
nmにおける反射率が40±5%)である。評価基準と
して、洗浄力が40%以上を◎、洗浄力が32%以上且
つ40%未満を○、20%以上且つ32%未満を△、2
0%未満を×で表わした。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】本発明の洗浄剤は、衣料の洗濯につい
て、繊維への浸透性に優れ、特に油汚れおよび泥汚れの
洗浄性に優れるという効果を奏する。また、本発明の洗
浄剤は、洗濯物の傷みの少ない方式の洗濯機、特に遠心
力方式の洗濯機用の洗浄剤として極めて優れた効果を発
揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H003 AB03 AB05 AB27 AB31 AB38 AB39 AC23 AE05 AE06 AE07 AE08 DA01 DB02 ED02 FA04 FA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)〜(3)のいずれかで示さ
    れる第4級アンモニウム有機酸塩(A)から選ばれる1
    種以上の化合物を含有する洗浄剤。 【化1】 [(1)〜(3)式中、R1、R2およびR6は炭素数が
    4〜24のアルキル基、アルケニル基もしくはヒドロキ
    シアルキル基、エステル結合、アミド結合もしくはエー
    テル結合で分断された炭素数が6〜24のアルキル基も
    しくはアルケニル基、または炭素数7〜24のアリール
    アルキル基であり、R3、R4およびR5は炭素数1〜8
    のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、フェニル
    基、炭素数7〜14のアリールアルキル基または式:−
    (A1O)n−Zで表される基(なお、A1は炭素数2〜
    4のアルキレン基、Zは水素原子または炭素数1〜8の
    アルキル基もしくはアシル基、nは1〜50の整数であ
    る)であり、fは1〜10の整数であり、Xf-は炭素数
    3以上のf価の有機酸アニオンを表す。]
  2. 【請求項2】 洗浄剤中の(A)の含有量が、洗浄剤の
    全質量に基づいて0.5〜30質量%である請求項1記
    載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 (A)が、下記一般式(4)または
    (5)で表される有機からなる群から選ばれる1種以上
    の有機酸の塩である請求項1または2記載の洗浄剤。 【化2】 [(4)および(5)式中、R7は炭素数4〜24の脂
    肪族炭化水素基(アルカジエニル基も含む)、A2は炭
    素数1〜4のアルキレン基、Qは−COOH、−SO3
    Hもしくは−OSO3H、pは0または1〜10の整
    数、qは1または2の整数であり、Qが−SO3Hの場
    合はpは0である。]
  4. 【請求項4】 さらに非イオン界面活性剤(B)を含有
    する請求項1〜3のいずれか記載の洗浄剤。
  5. 【請求項5】 (B)が下記一般式(6)で示される非
    イオン界面活性剤である請求項4記載の洗浄剤。一般式 R8O−[(C24O)n・(A3O)m]−(C24O)k−(A3O)r−H (6) {式中、R8は炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基、A3
    は炭素数3または4のアルキレン基、nは0または1〜
    12の整数、mは0または1〜6の整数、kは1〜16
    の整数、rは0または1〜15の整数、(m+n+k)
    は1〜30の整数、(n+k)/(m+n+k+r)は
    0.5〜1.0を示す。[(C24O)n・(A
    3O)m]はランダム付加またはブロック付加を示す。}
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001504A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sanyo Chem Ind Ltd 台所用洗浄剤組成物
JP2018087315A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 中日合成化學股▲分▼有限公司 カチオン性界面活性剤、その製造方法及びその応用

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