JP2002160738A - ハンドル部材付プラスチック容器 - Google Patents

ハンドル部材付プラスチック容器

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JP2002160738A
JP2002160738A JP2000358033A JP2000358033A JP2002160738A JP 2002160738 A JP2002160738 A JP 2002160738A JP 2000358033 A JP2000358033 A JP 2000358033A JP 2000358033 A JP2000358033 A JP 2000358033A JP 2002160738 A JP2002160738 A JP 2002160738A
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JP
Japan
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handle member
plastic container
screw
stretching
neck
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000358033A
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English (en)
Inventor
Shigeo Chino
成雄 地野
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HAATSUTEKKU SAITAMA KK
Original Assignee
HAATSUTEKKU SAITAMA KK
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Publication date
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハンドル部材の狭窄部の強度を著しく向上せし
めて、大容量の容器であっても、安全な支持を可能と
し、且つ簡便に実現することのできるハンドル部材付プ
ラスチック容器を提供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂からなるプラスチック容器本
体2と、プラスチック容器本体の上部に形成されたネッ
ク部4と、ネック部に螺刻されたねじ部6と、ネック部
の側面で且つ該ねじ部より下方に設けられたハンドル部
材8とからなり、ハンドル部材に延伸により成形した狭
窄部10を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドル部材付プ
ラスチック容器に関し、特に、ネック部にハンドル部材
を一体成形したプラスチック容器に関する。
【0002】
【関連技術】従来、プリフォームの射出成形の際にネッ
ク部側面で且つ螺刻されたねじ部より下方にハンドル部
材(吊具、取手乃至提げ手とも呼ばれる場合がある。)
を一体成形したハンドル部材付のポリエチレンテレフタ
レート(PET)等のポリエステル樹脂などからなるプ
ラスチック容器が知られている。(特開平2000−1
67911号公報等参照。)
【0003】上記ハンドル部材は、所定位置に幅方向に
長く溝状に薄肉化した狭窄部を有しており、該狭窄部に
より、上下方向に折曲自在とされている。
【0004】上記狭窄部は、キャビティの所定箇所に予
め狭窄部の成形型を備えることにより、プラスチック容
器の射出成形時に一緒に形成されている。
【0005】また、上記狭窄部は、射出成形時に流動配
向(樹脂の分子を流動方向に向ける)することにより、
強度を高めている。
【0006】しかしながら、上記狭窄部は、流動配向に
より配向の軸方向には強度の向上が若干見られるとは言
え、それでも手で比較的簡単に捻じ切れてしまう程度の
強度しかない。
【0007】一般的に、射出成形で単に流動配向された
プラスチック成形品は、樹脂の分子が流動方向に向いて
いる。そのため、配向の軸方向にはある程度の強度を有
するものの、直角方向には脆いという性質があるため、
捻るなどの直角方向の力によって簡単に破壊されてしま
うのである。
【0008】まして、狭窄部は他の部位よりも薄肉とさ
れている部位であるから、尚更強度的に不十分となって
いる。
【0009】通常、この種のハンドル部材付プラスチッ
ク容器は、3リットル〜8リットル程度の大容量の容器
に採用される場合が多いので、その大容量の容器を強度
的に不十分な狭窄部で支えることとなり、非常に心許無
いばかりか、狭窄部が千切れてしまうなどの事故も発生
している。
【0010】このように、従来のハンドル部材付プラス
チック容器では、単に射出成形によってハンドル部材及
びその狭窄部を成形しているので、ハンドル部材の狭窄
部は強度的に重大な欠陥を有しているのが現状である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題点に鑑みてなされたものであり、ハンドル部材の狭窄
部の強度を著しく向上せしめて、大容量の容器であって
も、安全な支持を可能とし、且つ簡便に実現することの
できるハンドル部材付プラスチック容器を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明者が鋭意研究を
重ねた処、ハンドル部材の狭窄部は、ハンドル部材を上
下方向に折曲自在とするために、幅方向に長く溝状に薄
肉化した部位として成形されるが、しかし、プラスチッ
クを薄肉に成形する手法としては、従来のようにキャビ
ティの成形型により狭窄部を射出成形する以外にも、延
伸の手法によっても可能であること、しかも、延伸によ
れば、単なる配向の場合に比して大幅に強度が増すとい
う知見に鑑み、本発明を完成したものである。
【0013】上記課題を解決するために、本発明のハン
ドル部材付プラスチック容器は、熱可塑性樹脂からなる
プラスチック容器本体と、該プラスチック容器本体の上
部に形成されたネック部と、該ネック部に螺刻されたね
じ部と、該ネック部の側面で且つ該ねじ部より下方に設
けられたハンドル部材とからなり、該ハンドル部材に延
伸により成形した狭窄部を設けたことを特徴とする。
【0014】すなわち、プラスチック成形品の強度を大
きく増進させる手法として、延伸を採用し、狭窄部を延
伸によりプラスチックの糸状分子を一定方向に引き揃
え、繊維晶化して成形することにより、狭窄部に十分な
強度を付与することとしたものである。
【0015】上記延伸は、1軸延伸であることとすれ
ば、比較的簡便な延伸加工により実現できるので、好適
である。
【0016】上記熱可塑性樹脂としては、PET(ポリ
エチレンテレフタレート)又はPP(ポリプロピレン)
が好適に用いられる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明するが、本発明の技術思想から逸脱
しない限りこれらの実施の形態について種々の変更又は
変形が可能なことはいうまでもない。
【0018】図1及び図2に示されるように、本発明の
ハンドル部材付プラスチック容器1は、プラスチック容
器本体2と、該プラスチック容器本体2の上部にネック
部4とを備え、該ネック部4にはねじ部6が螺刻され、
該ネック部4の側面で且つ該ねじ部6の下方には、ハン
ドル部材8が設けられる。該ハンドル部材8は、狭窄部
10を有する。
【0019】プラスチック容器本体2は、熱可塑性樹脂
のプリフォームを延伸ブロー成形により2軸延伸した所
定形状のプラスチック容器であり、例えばPETボトル
又はPPボトルである。
【0020】ネック部4は、ねじ部6及びハンドル部材
8を備えた状態で、プリフォームの射出成形時にプラス
チック容器本体2と一体成形される。
【0021】このプリフォームの射出成形は、所定形状
のキャビティを有する金型によって、行われるが、この
時、ハンドル部材8に相当するキャビティには、狭窄部
10に対応する部位を設ける必要はない。すなわち、従
来のこの種のプラスチック容器の場合と異なり、狭窄部
10は射出成形としては成形しない。
【0022】図3に示されるように、狭窄部10は、ネ
ック部4側の基端側部位10aと、延伸部位10bと、
ハンドル部材8側の先端側部位10cとからなる。
【0023】プリフォームの射出成形では、狭窄部10
に相当する部位は、図3(a)に示すように、狭窄され
ていないので、所定位置を延伸部位10bと定め、加熱
溶融して可塑化する。
【0024】次に、可塑化した延伸部位10bに一軸延
伸加工を施すため、長手方向に引張力を加える。図3
(b)に示すように、延伸部位10bは可塑化している
ので、引張力により延伸し賦形する。
【0025】延伸部位10bの延伸は、元の長さの数倍
で、樹脂の糸状分子が一定方向に引き揃えられて繊維晶
化する状態まで延伸する。そしてその後、冷却して固化
する。
【0026】このようにして形成された狭窄部10は、
その延伸部位10bが延伸加工により、樹脂の糸状分子
が一定方向に引き揃えられているので、その方向におけ
る強度が大きく増進せられている。
【0027】なお、狭窄部10の形成は、プリフォーム
の射出成形の後に別工程として行なっても良いし、プリ
フォームの射出成形の際に同時に並行して行なうことと
しても良い。
【0028】図4に示されるように、ハンドル部材8
は、延伸せられた狭窄部10によって上下方向に折曲自
在となる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明のハンドル部
材付プラスチック容器によれば、ハンドル部材の狭窄部
の強度を著しく向上せしめて、大容量の容器であって
も、安全な支持を可能とし、且つ簡便に実現することの
できるハンドル部材付プラスチック容器を提供すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハンドル部材付プラスチック容器を
示す概略正面図である。
【図2】 本発明のハンドル部材付プラスチック容器を
示す概略平面図である。
【図3】 ハンドル部材の狭窄部を延伸により成形する
原理を示す模式図である。
【図4】 本発明のハンドル部材が上下方向に折曲自在
であることを示す縦断面図である。
【符号の説明】
1:ハンドル部材付プラスチック容器、2:プラスチッ
ク容器本体、4:ネック部、6:ねじ部、8:ハンドル
部材、10:狭窄部、10a:基端側部位、10b:延
伸部位、10c:先端側部位。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 67:00 B29K 67:00 101:12 101:12 B29L 22:00 B29L 22:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂からなるプラスチック容器
    本体と、該プラスチック容器本体の上部に形成されたネ
    ック部と、該ネック部に螺刻されたねじ部と、該ネック
    部の側面で且つ該ねじ部より下方に設けられたハンドル
    部材とからなり、該ハンドル部材に延伸により成形した
    狭窄部を設けたことを特徴とするハンドル部材付プラス
    チック容器。
  2. 【請求項2】 上記延伸が1軸延伸であることを特徴と
    する請求項1記載のハンドル部材付プラスチック容器。
  3. 【請求項3】 上記熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフ
    タレート又はポリプロピレンであることを特徴とする請
    求項1又は2記載のハンドル部材付プラスチック容器。
JP2000358033A 2000-11-24 2000-11-24 ハンドル部材付プラスチック容器 Pending JP2002160738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024544A3 (ko) * 2008-08-28 2010-06-24 Kim Eun-Bae 고리걸이형 고리캐리어가 구비된 용기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010024544A3 (ko) * 2008-08-28 2010-06-24 Kim Eun-Bae 고리걸이형 고리캐리어가 구비된 용기

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