JP2002160550A - 表示制御装置及び記録媒体 - Google Patents

表示制御装置及び記録媒体

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JP2002160550A
JP2002160550A JP2000359487A JP2000359487A JP2002160550A JP 2002160550 A JP2002160550 A JP 2002160550A JP 2000359487 A JP2000359487 A JP 2000359487A JP 2000359487 A JP2000359487 A JP 2000359487A JP 2002160550 A JP2002160550 A JP 2002160550A
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display control
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Atsushi Ukai
敦 鵜飼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転中に前方から目をそらす時間を少なくす
るとともに、視認性を向上することができる表示制御装
置及び記録媒体を提供すること。 【解決手段】 ステップ100にて、ICカード25か
ら運転者の年齢の情報を読み取る。ステップ110で
は、車速センサ23により車速を検出する。ステップ1
20では、年齢と車速と焦点距離のマップを用い、年齢
と車速から焦点距離を求める。ステップ130では、焦
点距離に合わせて、表示部駆動モータ31を駆動して表
示部29を移動させる。ステップ130では、表示部2
9の発光素子等に通電して発光させて所定の画像を形成
する。ステップ140では、オーディオ装置11等のス
イッチ操作がなされたか否かを判定する。ステップ16
0では、スイッチ操作された当該スイッチ及びその周辺
の画像を表示部29(従ってディスプレイ7)に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車載オーデ
ィオやエアコン等の各種装置の表示を行う表示制御装置
及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両には、カーオーディオ装
置やエアコンなどの様に、ドライバが操作する各種の装
置が搭載されており、これらの装置を操作する操作盤
(コントロールパネル)などは、通常、ドライバの前方
のダッシュボード(インストールメントパネル)やセン
ターコンソールに配置されている。
【0003】このうち、例えばカーオーディオ装置のコ
ントロールパネルには、選局や音量調節などのために複
数のスイッチ等が設けられた操作部や、周波数などを表
示する液晶ディスプレイ等からなる表示部が設けられて
おり、これらはセンターコンソールに配置されている。
【0004】このため、ドライバが、例えば所望のラジ
オ局を選ぶ場合には、表示部に示された周波数表示を目
で確認しつつ、スイッチ操作をする必要がある。また、
好みの音量や音質の調整が必要な場合には、それに応じ
た一連のスイッチ操作も必要になる。
【0005】しかしながら、上述した一連の操作を、セ
ンタコンソールに配置された操作部や表示部を用いて、
例えば交通量の多い高速道路などで運転中に行うこと
は、ドライバにとって大きな負担である。特に、カーオ
ーディオ装置の場合、若年層をターゲットにすることが
多く、操作部や表示部の書体やシンボルが比較的小さめ
になっていることから、例えば高齢者ドライバにとって
は、判読に手間取るという問題がある。
【0006】この対策として、例えば操作性の向上を目
的として、カーオーディオ装置のコントロールパネル
を、センターコンソールに配置された大型画面のマルチ
ディスプレイに統合したものや、ハンドル部にロータリ
スイッチを取り付けたものが開発されている。
【0007】また、前記マルチディスプレイとは別の表
示装置として、例えば車速等を表示するインパネメー
タ、即ちドライバの前方のダッシュボードに設けられた
コンビネーションメータがある。この種のインパネメー
タの場合、ドライバが車両前方からインパネメータに視
点を移すときには、焦点をインパネメータに合わせる必
要があるので、焦点調節時間の短縮を目的として、従来
のインパネメータよりも焦点距離の長い遠視点メータや
HUD(ヘッドアップディスプレイ)が開発されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した技
術の場合には、下記の様な問題があり、一層の改善が求
められていた。一般に、走行安全性を損なわずにドライ
バが前方から目を外せる時間は、最大2秒程度と言われ
ており、よって、例えばカーオーディオ装置等の一連の
操作に必要な各スイッチの場所の確認と周波数の確認な
どのために、前方から目を外す時間を2秒以内に行う必
要がある。つまり、視点移動の時間と、焦点を合わせる
時間と、表示の判読を行う時間を如何に少なくするか
が、走行安全性の上で重要である。
【0009】従って、上述したマルチディスプレイを用
いる場合には、通常、設置場所がドライバの目から低い
ために、上下方向への視線移動の時間を十分に短縮でき
ないという問題がある。しかも、ドライバが手で触れて
スイッチの配置や種類を確認できないことから、全ての
表示を目で確認しなければならず、どうしてもある時間
は前方から目を外さなければならない。
【0010】また、ロータリスイッチを用いる場合に
は、操作性はマルチディスプレイや通常のオーティオ装
置のスイッチと比べて向上するものの、選局周波数の確
認は、結局マルイチディスプレイやカーオーディオ装置
の表示部にて行わなければならず、前方から一時的に目
をそらすという問題は解決されない。
【0011】更に、遠視点メータやHUDを用いる場合
には、焦点距離を走行速度とは無関係で調整しているた
めに、車両の走行速度が大きく変化した場合には、焦点
距離の最適調整が行われず、結果として表示が見にく
く、使いづらいという問題がある。
【0012】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、運転中に前方から目をそらす時間を少
なくするとともに、視認性を向上することができる表示
制御装置及び記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するため、請求項1の発明によれば、車速にかか
わらず、運転中に車内のディプレイに表示された各種の
表示を短時間で認識できるので、安全性が高まるという
効果がある。
【0014】また、請求項2の発明によれば、運転者の
身体状況にかかわらず、運転中に車内のディプレイに表
示された各種の表示を短時間で認識できるので、安全性
が高まるという効果がある。また、請求項3の発明によ
れば、車速と運転者の生体情報とに応じて表示部に対す
る焦点距離を変更することにより、表示部に表示された
表示内容を一層短時間で認識することができるので、安
全性が大きく向上する。
【0015】また、請求項4の発明によれば、ディスプ
レイの表示内容を短時間で認識できるので、安全性に大
きく寄与する。また、請求項5の発明によれば、短時間
で表示部に表示された表示内容を認識することができ
る。
【0016】また、請求項6の発明によれば、目の焦点
調節を短時間で行うことができる。また、請求項7の発
明によれば、生体情報を記憶した記録媒体を、表示制御
装置にて焦点距離の設定に利用することができる。ま
た、請求項8の発明によれば、例えば反射部の後方に仮
想画像を形成することができる。
【0017】また、請求項9の発明によれば、例えば表
示部と目との間の距離(焦点距離)を調節することがで
きる。また、請求項10の発明によれば、表示部を反射
部に近づけた遠ざけたりすることにより、焦点距離を調
節することができる。
【0018】また、請求項11の発明によれば、運転者
が前方の景色からインパネメータに視点を移動させた場
合に、焦点距離の変更距離が少なく(従って調節時間が
短く)て済み、短時間で表示内容を認識することができ
る。尚、インパネメータとは、通常、インストールメン
トパネル(ダッシュボード)におけるコンビネーション
メータを示している。
【0019】また、請求項12の発明によれば、焦点距
離を調節することによって得られる画像の認識時間の短
縮等の効果が得られる。また、請求項13の発明によれ
ば、運転者の前方のインパネメータ付近の場合比べて、
多少視点の移動距離が多いが、従来と比べて焦点調整の
時間を短縮することができるという利点がある。
【0020】また、請求項14の発明によれば、従来の
様に、例えばオーディオ装置を操作する場合に、実際の
オーディオ装置に目をやる必要がないので、運転する際
の安全性が大きく向上する。また、請求項15の発明に
よれば、操作すべきスイッチ類の画像を適宜変更して表
示部に表示できるので、途中で他のスイッチ類を操作し
ても、その操作が極めて容易であるという効果がある。
【0021】また、請求項16の発明によれば、請求項
1〜13のいずれかに記載の表示制御装置の焦点距離を
調節する構成を有しているので、上述した様に、短時間
で運転者の目の焦点を合わせることができる。また、請
求項17の発明は、上述した表示制御装置による処理を
実行させる手段を記憶している記録媒体である。
【0022】つまり、上述した表示制御装置の処理を実
行させることができる例えばプログラム等の手段を記憶
したものであれば、特に限定はない。例えば、これらの
手段としては、前記第1〜第3焦点距離制御手段や、表
示制御手段が挙げられる。また、例えば記録媒体として
は、マイクロコンピュータとして構成される電子制御装
置、マイクロチップ、フロッピィディスク、ハードディ
スク、光ディスク等の各種の記録媒体が挙げられる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表示制御装置及び
記録媒体の好適な実施の形態を、例(実施例)を挙げて
図面に基づいて詳細に説明する。 (実施例)本実施例は、車速及び運転者の年齢に応じて
表示部を移動して、焦点距離を変更する表示制御装置で
ある。
【0024】a)まず、本実施例の表示制御装置を備え
た車載システム構成を説明する。図1に示す様に、本実
施例では、自動車(車両)の室内において、運転者の前
方(即ちハンドル1の前方)のダッシュボード3に、表
示制御装置5の表示装置としてディスプレイ7が配置さ
れている。また、センターコンソール9には、オーディ
オ装置11及びエアコンの操作部13が設けられてい
る。
【0025】このうち、前記表示制御装置5は、後に詳
述する様に、ディスプレイ7に画像を表示する際に、各
種の状況に応じて焦点距離の調節を行う装置であり、こ
のディスプレイ7には、速度計や回転数計等の画像(計
器画像)と、各種装置のスイッチ操作の状態を表す画像
(操作画像)とが切り換えて表示される。尚、同じディ
スプレイ7内に、計器画像と操作画像をそれぞれ表示す
る表示エリアを設け、それらを同時に表示する様にして
もよい。
【0026】また、前記オーディオ装置11には、電波
の周波数を表示するオーディオ用ディスプレイ15と、
オーディオ装置11の操作を行う操作部17とが設けら
れ、操作部17には、図2に拡大して示す様に、音量を
調節するボリュームスイッチ17a、周波数を上下に変
更する周波数スイッチ17b、プリセットされたラジオ
局を選ぶ選局スイッチ17cなどが設けられている。
【0027】b)次に、本実施例の表示制御装置5の電
気的構成を説明する。図3に示す様に、本実施例の表示
制御装置5は、周知のCPU、ROM、RAM等を備え
たマイクロコンピュータを主要部とする電子制御装置
(ECU)21を備えている。
【0028】このECU21には、車速センサ23と、
ICカード25の情報を読み取るICカードリーダ27
と、オーディオ装置11と、エアコン13とが接続され
ている。従って、ECU21には、車速センサ23によ
り検出された車速の情報と、ICカード25に記憶され
ている生体情報(例えば運転者の年齢の情報)とが入力
される。
【0029】また、ECU21には、オーディオ装置1
1のどのスイッチ等が操作されたかという情報や、エア
コン13のどのスイッチ等が操作されたかという情報も
入力される。尚、オーディオ装置11の音量等の制御や
エアコンによる温度等の制御などは、それぞれ別のマイ
クロコンピュータ(図示せず)により行われる。
【0030】更に、ECU21には、LED等の多数の
発光素子などにより文字や画像を表示する表示部29
と、表示部29を移動させる表示部駆動モータ31とが
接続されている。従って、ECU21からの制御信号に
より、表示部29の発光素子等を駆動して必要な画像を
表示する。更に、ECU21からの制御信号により、図
4に示す様に、表示部駆動モータ31を上下方向に駆動
して、表示部29を反射部33に近づけたり遠ざけたり
して焦点距離を調節する。
【0031】c)次に、表示制御装置5における表示方
法の原理を説明する。 光学的な装置構成 図4に示す様に、前記表示制御装置5は、基本的な構成
として、上面側に発光素子等が配置された前記表示部2
9と、それを上下方向に移動させる表示部駆動部33
と、表示部29からの光を反射する反射部(ミラー)3
5とを備えている。尚、表示部駆動部33は、前記表示
部駆動モータ31と図示しないギヤなどから構成されて
いる。
【0032】従って、表示部29からの光は、反射部3
5にて反射されて運転者の目に入るので、運転者から見
れば、目と反射部35を結ぶ延長線上に、表示部29の
画像(仮想画像)29’が見えることになる。この場
合、目から反射部35までの距離(光路)Aと反射部3
5から表示部29までの距離Bの合計が焦点距離Fに相
当する。尚、反射部35から表示部29までの距離B
と、反射部35から仮想画像29’までの距離B’は等
距離である。
【0033】よって、本実施例では、表示部29からの
画像は、ダッシュボード3に配置されたディスプレイ7
を構成する透明プレート37を介して、運転者の目に到
達するので、あたかも、ディスプレイ7上に上述した焦
点距離Fにて、表示部29の画像が表示されている様に
見える。
【0034】制御の原理 本実施例では、前記ECU31のROMには、図5に示
す様な焦点距離と走行速度と年齢との関係を示すマップ
が記憶されている。従って、ICカード35から読み取
った運転者の年齢と、車速センサ33により検出された
車速との情報を、前記マップを参照することにより、運
転者にとって適切な焦点距離を求めることができる。そ
して、適切な焦点距離が求められた場合には、その焦点
距離を実現する様に、前記表示部29を上下方向に移動
させる。
【0035】例えば、運転者の年齢が高くなるほど眼球
の筋肉による焦点距離の調節が難しくなるので、その場
合は、表示制御装置5における焦点距離を大きく設定す
る(例えば表示部29を下方に移動させる)。また、通
常は、走行速度(車速)が大きいほど遠方を見ており、
運転者の目の焦点距離は遠くに調節されているので、こ
の場合も、表示制御装置5における焦点距離を大きく設
定する(例えば表示部う29を下方に移動させる)。
【0036】これにより、視点を車両前方からダッシュ
ボード3のディスプレイ7に移した場合に、運転者の目
の焦点距離の変化が少なくなるので、ディスプレイ7に
表示された画像を短時間で認識できるようになる。 d)次に、前記表示制御装置5のECU31における制
御処理を説明する。
【0037】図6のフローチャートに示す様に、まず、
ステップ100にて、ICカード25から運転者の年齢
の情報を読み取る。続くステップ110では、車速セン
サ23により車速を検出する。続くステップ120で
は、前記図5に示す様な、年齢と車速と焦点距離のマッ
プを用い、年齢と車速から焦点距離を求める。
【0038】続くステップ130では、焦点距離に合わ
せて、表示部駆動モータ31を駆動して表示部29を移
動させる。続くステップ130では、表示部29の発光
素子等に通電して発光させて所定の画像を形成する(画
像の表示をオンする)。
【0039】例えば表示部29により、速度計や回転数
計の画像を表示する(又は速度や回転数を示す数字やグ
ラフなどを表示してもよい)。これにより、運転者は、
ディスプレイ7にて所定の焦点距離に表示されたように
見える仮想画像29’を認識することができる。
【0040】続くステップ140では、オーディオ装置
11等のスイッチ操作がなされたか否かを判定する。こ
こで否定判断されると一旦本処理を終了し、一方肯定判
断されるとステップ160に進む。尚、スイッチ操作が
なされたか否かは、スイッチ操作により生じる電気信号
によって検出することができる。
【0041】ステップ160では、スイッチ操作された
当該スイッチ及びその周辺の画像を表示部29(従って
ディスプレイ7)に表示する。具体的には、図7(a)
に示す様に、表示部29の上部には、周波数を示す数字
の拡大表示(オーディオ装置11のディスプレイ15の
数字よりも大きな表示)を行うとともに、表示部29の
下部には、実際のオーディオ装置11のスイッチ類より
も大きな拡大したスイッチ類の画像を表示する。
【0042】そして、例えば選局スイッチ17cの5番
目の選局スイッチ17c5が操作された場合には、その
選局スイッチ17c5を画像のほぼ中心(左右の中央)
にして、その周囲のスイッチ類の画像も表示する。ま
た、例えば周波数スイッチ17bの周波数を低減する周
波数スイッチ17b2が操作された場合には、その周波
数スイッチ17b2を画像のほぼ中心(左右の中央)に
して、その周囲のスイッチ類の画像も表示する。
【0043】続くステップ170では、前回スイッチ操
作がなされてから、スイッチ操作がなされない状態が所
定時間継続した否かを判定する。ここで肯定判断される
とステップ180に進み、一方否定判断されるとその状
態のままで待機する。ステップ180では、表示部29
における上述したスイッチ操作の状態を示す表示をオフ
し、一旦本処理を終了する。
【0044】尚、スイッチ操作の状態を示す表示をオフ
した後は、通常の速度や回転数を表示する表示に切り換
える。 e)この様に本実施例では、運転者の年齢や車速に応じ
てディスプレイ7の焦点距離を調節しているので、年齢
が高い場合や車速が大きな場合でも、短時間でディスプ
レイ7の表示を読み取ることができる。よって、安全運
転上、非常に好ましいものである。
【0045】また、本実施例では、オーディオ装置11
などのスイッチ操作をした場合には、そのスイッチ操作
を行ったスイッチ類やその周辺を、運転者の前方のディ
スプレイ7に表示するので、運転者は従来の様にオーデ
ィオ装置11等に視線を移動させなくとも、容易にスイ
ッチ操作を行うことができる。
【0046】つまり、視点はディスプレイ7のままで、
手のみで操作を行うことができるので、視点移動が少な
く、例えば運転中に操作を行う場合には極めて安全であ
る。しかも、本実施例では、拡大表示により見やすくな
っているだけでなく、ディスプレイ7の焦点距離は、運
転者の年齢や車速に応じて予め設定されているので、デ
ィスプレイ7の表示内容を短時間で認識でき、その点か
らも安全運転に寄与する。
【0047】尚、本実施例では、速度計や回転数計の表
示とスイッチ操作の状態を示す表示とを、同じディスプ
レイ7の同じ表示エリア内にて適宜切り換えて表示した
が、これとは別に、ディスプレイ7の表示エリアを、速
度計や回転数計の表示エリアとスイッチ操作の状態を示
す表示エリアとに区分し、速度計や回転数計の表示は常
時行うとともに、スイッチ操作の状態を示す表示エリア
のオン・オフ(表示・非表示)のみを上述した様に行っ
てもよい。
【0048】また、速度計や回転数計は、従来の機械式
のメータ(又は固定の遠視点メータ)とし、スイッチ操
作の状態のみをディスプレイ7に示して、上述した様に
そのオン・オフを行ってもよい。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な箇所の説明は省略する。
【0049】図8に示す様に、本実施例では、運転者の
前方のダッシュボード41に、通常の機械式の速度計や
回転数計を備えたインパネメータ43が配置されてお
り、センターコンソール45の上方に、ナビゲーション
装置やTVなどの画像を表示できるマルチディスプレイ
47が配置されている。
【0050】そして、このマルチディスプレイ47によ
り、前記実施例1と同様に、スイッチ操作の状態を示す
表示を行ってもよい。この場合は、視点移動は実施例1
よりはやや多いものの、従来よりは視点移動は少なく、
またスイッチ操作部分が拡大表示されるので、運転中の
スイッチ操作を安全に行うことができるという利点があ
る。
【0051】尚、本発明は上記実施例に何ら限定される
ことなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、種々
の態様で実施できることはいうまでもない。 (1)例えば、前記実施例1、2では、表示制御装置に
ついて述べたが、表示制御装置による処理を実行させる
手段を記憶している記録媒体も、本発明の範囲である。
【0052】例えば記録媒体としては、マイクロコンピ
ュータとして構成される電子制御装置、マイクロチッ
プ、フロッピィディスク、ハードディスク、光ディスク
等の各種の記録媒体が挙げられる。つまり、上述した表
示制御装置の処理を実行させることができる例えばプロ
グラム等の手段を記憶したものであれば、特に限定はな
い。
【0053】(2)前記実施例1、2では、ディスプレ
イにオーディオ装置のスイッチ操作部分を表示したが、
それ以外の例えばエアコン等のスイッチ操作部分を表示
しても、同様な効果が得られる。 (3)前記実施例1では、運転者の年齢及び速度に応じ
て焦点距離を設定したが、年齢のみ又は車速のみから焦
点距離を設定してもよい。その他、生体情報としては、
焦点距離の調節時間に影響を与えるものであれば何でも
よく、年齢以外に、例えば運動神経のデータなどを使用
してよい。
【0054】(4)前記実施例1では、ダッシュボード
の奥の方に仮想画像を形成する様に、表示部や反射部を
配置したが、本発明は、いわゆるヘッドアップディスプ
レイ(HUD)にも適用できる。つまり、HUDの場合
には、通常フロントガラスに画像を表示するが、このと
きには、運転者の目と反射部とフロントガラスの距離
(光路)が焦点距離となるので、この焦点距離を調節す
る様に、例えば反射部の位置を移動させればよい。
【0055】(5)前記実施例1では、反射部(ミラ
ー)にて表示部からの画像を反射させる構成を例に挙げ
たが、例えばプリズムなどを用いて仮想画像を形成した
り、焦点距離を変更する構成などが採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の表示制御装置の車載システム構成
を示す説明図である。
【図2】 オーディオ装置を示す正面図である。
【図3】 実施例1の表示制御装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図4】 実施例1の表示制御装置の光学的な基本構成
を示す説明図である。
【図5】 年齢と車速と焦点距離との関係を示すグラフ
である。
【図6】 実施例1の表示制御装置における制御処理を
示すフローチャートである。
【図7】 実施例1の表示制御装置のディスプレイの表
示内容を示す説明図である。
【図8】 実施例2の表示制御装置の車載システム構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
3、41…ダッシュボード 5…表示制御装置 7…ディスプレイ 9、45…センターコンソール 11…オーディオ装置 47…マルチディスプレイ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転者に対して、車載の表示部に
    情報を表示して提供する表示制御装置において、 車速に応じて、前記表示部に対する焦点距離を変更する
    第1焦点距離制御手段を備えたことを特徴とする表示制
    御装置。
  2. 【請求項2】 車両の運転者に対して、車載の表示部に
    情報を表示して提供する表示制御装置において、 前記運転者の生体情報に応じて、前記表示部に対する焦
    点距離を変更する第2焦点距離制御手段を備えたことを
    特徴とする表示制御装置。
  3. 【請求項3】 車両の運転者に対して、車載の表示部に
    情報を表示して提供する表示制御装置において、 車速と前記運転者の生体情報とに応じて、前記表示部に
    対する焦点距離を変更する第3焦点距離制御手段を備え
    たことを特徴とする表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記車速が大きいほど、前記焦点距離を
    大きく設定することを特徴とする前記請求項1又は3に
    記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 前記生体情報は、前記運転者の年齢であ
    ることを特徴とする前記請求項2又は3に記載の表示制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記年齢が高いほど、前記焦点距離を大
    きく設定することを特徴とする前記請求項5に記載の表
    示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記生体情報は、記録媒体に記憶され、
    車両側の装置が前記記憶媒体の情報を読み取ることを特
    徴とする前記請求項2〜6のいずれかに記載の表示制御
    装置。
  8. 【請求項8】 前記表示制御装置は、前記表示部による
    表示を反射させて、前記運転者の前方に仮想画像を表示
    する反射部を備えていることを特徴とする前記請求項1
    〜7のいずれかに記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 前記焦点距離を変更するために、前記表
    示部を移動させる表示移動部を備えていることを特徴と
    する前記請求項1〜8のいずれかに記載の表示制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記表示制御装置は、前記表示移動部
    により前記表示部を移動させて、該表示部と前記反射部
    との間隔を調節することにより前記焦点距離を変更する
    ことを特徴とする前記請求項9に記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御装置は、前記運転者の前
    方に配置されたインパネメータを兼ねるディスプレイに
    て、前記表示を行うことを特徴とする前記請求項1〜1
    0のいずれかに記載の表示制御装置。
  12. 【請求項12】 前記表示制御装置は、前記運転者の前
    方に配置されたヘッドアップディスプレイを用いて、前
    記表示を行うことを特徴とする前記請求項1〜10のい
    ずれかに記載の表示制御装置。
  13. 【請求項13】 前記表示制御装置は、センターコンソ
    ール又はその近傍に配置されたディスプレイを用いて、
    前記表示を行うことを特徴とする前記請求項1〜10の
    いずれかに記載の表示制御装置。
  14. 【請求項14】 所定の装置を操作するスイッチ部より
    視認性の良い場所に設けられて、運転者のスイッチ部に
    対する操作に関する情報を表示する表示部を備えた表示
    制御装置であって、 前記運転者が前記スイッチ部を操作したか否かを検出す
    るスイッチ操作検出手段と、 前記スイッチ操作検出手段により前記スイッチ部が操作
    されたことを検出した場合には、前記スイッチ部及びそ
    の近傍を表示する画像、及び/又はその操作内容を、前
    記表示部に表示する表示制御手段と、 を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  15. 【請求項15】 前記スイッチ部及びその近傍を表示す
    る画像は、操作されるスイッチ部に応じて変更されるこ
    とを特徴とする前記請求項14に記載の表示制御装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項1〜13のいずれかに記載
    の表示制御装置の構成を有することを特徴とする前記請
    求項14又は15に記載の表示制御装置。
  17. 【請求項17】 前記請求項1〜16のいずれかに記載
    の表示制御装置による処理を実行させる手段を記憶して
    いる記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2867119A1 (fr) * 2004-03-05 2005-09-09 Denso Corp Dispositif destine a ajuster automatiquement l'axe de faisceau lumineux d'un phare de vehicule
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