JP2002160361A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

液滴吐出ヘッド

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JP2002160361A
JP2002160361A JP2000355595A JP2000355595A JP2002160361A JP 2002160361 A JP2002160361 A JP 2002160361A JP 2000355595 A JP2000355595 A JP 2000355595A JP 2000355595 A JP2000355595 A JP 2000355595A JP 2002160361 A JP2002160361 A JP 2002160361A
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electrode
droplet discharge
discharge head
ink
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JP2000355595A
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Kaihei Itsushiki
海平 一色
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インク滴を吐出するノズルと、ノズルが連通
する吐出室と、吐出室の壁面を形成する振動板と、この
振動板を変形させる駆動手段とを備えて、駆動手段を駆
動することで吐出室内のインクを加圧してノズルからイ
ンク滴を吐出させるインクジェットヘッドにおいて、ヘ
ッドの小型化および耐接液性の向上ができるインクジェ
ットヘッドの提供。 【解決手段】 振動板10を設ける流路基板1と電極1
5を設けた電極基板2とを積層し、これらの流路基板1
及び電極基板15を貫通するインク供給口9を形成し、
インク供給口9壁面にシリコン酸化膜21を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液滴吐出ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタ、ファクシミリ、複写
装置、プロッタ等の画像記録装置(画像形成装置を含
む。)に用いられるインクジェット記録装置におけるイ
ンクジェットヘッドとして、インク滴を吐出するノズル
と、このノズルが連通する吐出室(インク流路、インク
室、圧力室、加圧室、加圧液室などとも称される。)
と、吐出室の壁面を形成する振動板と、この振動板を変
形させる駆動手段とを備えて、駆動手段を駆動すること
で吐出室内インクを加圧してノズルからインク滴を吐出
させるものがある。
【0003】従来の振動板を用いるインクジェットヘッ
ドとしては、圧電素子を用いて吐出室の壁面を形成して
いる振動板を変形変位させることでインク滴を吐出させ
るピエゾ型のもの、吐出室の壁面を形成する振動板(又
はこれと一体の電極)と電極を用いて静電力で振動板を
変形変位させることでインク滴を吐出させる静電型のも
のなどがある。
【0004】ところで、インクジェットヘッドにおいて
は、高密度記録、高画質記録を行うために、ノズル及び
液室を高密度に配置することが必要になる。そこで、例
えばピエゾ型ヘッドとして、特開平11−198385
号公報などに記載されているように、複数のノズルを千
鳥状に複数列配置し、各ノズルに対応する液室も複数列
配置して、各液室の両側に共通液室を配置する構成が知
られている。
【0005】また、静電型インクジェットヘッドとして
は、例えば特開平6−71882号公報や特開平5−5
0601号公報に開示されているように、吐出室及び振
動板を形成する第1基板にシリコン基板を用い、電極を
設ける第2基板に硼珪酸ガラス(パイレックス(登録商
標)ガラス)やシリコン基板を用いて、第1基板と第2
基板を陽極接合や直接接合で接合したものが知られてい
る。
【0006】さらに、従来の静電型インクジェットヘッ
ドとしては、例えば特開平10−291322号公報に
開示されているように、振動板に用いているシリコン薄
板がインクによって穿孔しないようなシリコン熱酸化膜
したもの、或いは特開平10―264383号公報に記
載されているようにインク流路にニッケル酸化膜や、シ
リコン酸化膜を形成してインクに対する濡れ性を改善し
たものなどが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェットヘッドのように、複数のノズルを千鳥状に複数
列配置し、各ノズルに対応する液室も複数列配置して、
各液室の両側に共通液室を配置する構成を採用した場
合、ヘッドの幅が大型化するという課題がある。
【0008】また、上述した従来のインクジェットヘッ
ドのように第1基板と第2基板とを接合したヘッドにあ
っては、第1基板と第2基板との接合界面を貫通する流
路を設けた場合、その接合面がインクに晒されることに
なる。
【0009】ところが、現在のインクは染料系、顔料系
に限らず、その発色性など特性の良さから、pH9〜11程
度のアルカリ性インクが多く、このようなアルカリ性の
高いインクが使われている。一方、直接接合や、陽極接
合を用いた接合界面はシリコンとシリコン酸化膜あるい
は、ガラスといった異種材料の接合となるために、イン
クに対する溶解性の違いから、その接合界面に微細な隙
間ができ易い。そうなると、隙間腐食として知られてい
るように、その隙間がより大きく溶出(腐食)して行
き、ついには静電駆動に必要な電極部分のギャップにま
でインクが流入してしまい、ヘッドとしての機能を果た
さなくなるという課題が生じる。
【0010】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ヘッドの小型化を図ること及びヘッドの小型化を
図りつつ耐接液性を向上することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、振動板を設ける第
1基板と駆動手段を設ける第2基板とを積層し、これら
の第1基板及び第2基板を貫通する流路を設けたもので
ある。
【0012】ここで、第1基板及び第2基板はシリコン
基板から形成して、これらの第1基板と第2基板は酸化
膜を介して直接接合することができる。また、第1基板
はシリコン基板、第2基板はガラス基板で形成して、こ
れらの第1基板と第2基板は陽極接合することができ
る。
【0013】また、流路の壁面の内の少なくとも第1基
板と第2基板との接合界面に、金属膜、金属の窒化物の
膜、金属の酸化物の膜、又はこれら少ないとも2以上の
積層膜を形成することが好ましい。或いは、流路の壁面
の内の少なくとも第1基板と第2基板との接合界面に、
樹脂層を形成することが好ましい。若しくは、流路の壁
面の内の少なくとも第1基板と第2基板との接合界面
に、シリコン酸化膜を形成することが好ましい。この場
合、シリコン酸化膜の厚さが500nmを越えないこと
が好ましい。
【0014】また、これらの各液滴吐出ヘッドは、吐出
室の壁面を形成する振動板と、この振動板に対向する電
極とを有し、振動板を静電力で変形変位させて液滴を吐
出させる静電型ヘッドとすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態
に係るインクジェットヘッドの分解斜視説明図、図2は
同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図、図3は同ヘッ
ドの振動板短手方向の要部拡大断面図である。
【0016】このインクジェットヘッドは、結晶面方位
(110)の単結晶シリコン基板を用いた第1基板であ
る流路基板1と、この流路基板1の下側に設けた結晶面
方位(110)又は(100)の単結晶シリコン基板を
用いた第2基板である電極基板2と、流路基板1の上側
に設けた第3基板であるノズル板3とを備え、インク滴
を吐出する複数のノズル4、各ノズル4が連通するイン
ク流路である吐出室6、各吐出室6にインク供給路を兼
ねた流体抵抗部7を介して連通する共通液室8などを形
成している。
【0017】流路基板1にはノズル4が連通する複数の
吐出室6及びこの吐出室6の壁面である底部をなす振動
板10(電極を兼ねている)を形成する凹部を形成して
いる。この流路基板1は、例えば(110)面を有する
シリコン基板に予め振動板厚さに高濃度P型不純物、例
えば高濃度ボロンを注入してエッチングストップ層とな
る高濃度ボロン拡散層を形成し、電極基板2と直接接合
した後、吐出室6となる凹部をKOH水溶液などのエッ
チング液を用いて異方性エッチングすることにより、こ
のとき高濃度ボロン拡散層がエッチングストップ層とな
るので、これにより高精度に振動板10を形成したもの
である。
【0018】また、電極基板2にはp型或いはn型の単
結晶シリコン基板を用いて、熱酸化法などで酸化層2a
を形成し、この酸化層2aに凹部14を形成して、この
凹部14底面に振動板10に対向する電極15を設け、
振動板10と電極15との間にギャップ16を形成し、
これらの振動板10と電極15とによってアクチュエー
タ部(駆動手段)を構成している。
【0019】電極15表面にはSiO2膜などの酸化膜系
絶縁膜、Si34膜などの窒化膜系絶縁膜からなる絶縁
膜17を成膜している。なお、電極15表面に絶縁膜1
7を形成しないで、振動板10側に絶縁膜を形成するこ
ともできる。また、電極基板2の電極15としては、
金、或いは、通常半導体素子の形成プロセスで一般的に
用いられるAl、Cr、Ni等の金属材料や、Ti、T
iN、W等の高融点金属、または不純物により低抵抗化
した多結晶シリコン材料などを用いることができる。
【0020】そして、これらの流路基板1と電極基板2
とはシリコン−シリコンの直接接合で接合している。こ
れらの流路基板1と電極基板2には共通液室8に通じる
インク供給口9となる貫通穴19を形成している。流路
基板1と電極基板2のいずれもをシリコン基板で形成す
ることにより異方性エッチングによる高精度の凹部を形
成することができる。
【0021】ノズル板3には、多数のノズル4を二列形
成するとともに、共通液室8と吐出室6を連通するため
の流体抵抗部7を形成する溝部を形成している。このノ
ズル板4にはインク吐出面に撥水性皮膜を成膜してい
る。また、ノズル板3は、ステンレス基板(SUS)、
エレクトロフォーミング(電鋳)工法によるニッケルメ
ッキ膜、ポリイミド等の樹脂にエキシマレーザー加工を
したもの、金属プレートにプレス加工で穴加工をしたも
の、金属層と樹脂層を積層したものなどを用いることが
できる。
【0022】このインクジェットヘッドは、ノズル4を
二列配置し、この各ノズル4に対応して吐出室6、振動
板10、電極15なども二列配置し、各ノズル列の中央
部(ヘッド中央部)に共通液室8を配置して、この共通
液室8にインクを供給するインク供給口9となる貫通穴
19を設けることで、共通液室8から左右の吐出室6に
インクを振り分けて供給する構成を採用している。
【0023】これにより、各吐出室6へのインク供給を
均等に配分することができ、各吐出室の駆動状態の緩衝
をほとんど受けることなく、均一なインク滴吐出特性を
確保することができて、簡単なヘッド構成で多数のノズ
ル4を有するマルチノズルヘッドを構成することがで
き、小型化、低コスト化を図れる。また、インク供給口
を広く確保することができて流入抵抗のバラツキが低減
し、吐出特性が安定する。
【0024】そして、電極15は外部に延設して接続部
(電極パッド部)15aとし、これにヘッド駆動回路で
あるドライバICをワイヤボンドによって搭載したFP
Cケーブルを異方性導電膜などを介して接続している。
【0025】このように構成したインクジェットヘッド
においては、振動板10を共通電極とし電極15を個別
電極として、振動板10と電極15との間に駆動波形を
印加することにより、振動板10と電極15との間に静
電力(静電吸引力)が発生して、振動板10が電極15
側に変形変位する。これにより、吐出室6の内容積が拡
張されて内圧が下がるため、流体抵抗部7を介して共通
液室8から吐出室6にインクが充填される。
【0026】次いで、電極15への電圧印加を断つと、
静電力が作用しなくなり、振動板10はそれ自身のもつ
弾性によって復元する。この動作に伴い吐出室6の内圧
が上昇し、ノズル4からインク滴が吐出される。再び電
極に電圧を印加すると、再び静電吸引力によって振動板
は電極側に引き込まれ、次のインク滴吐出工程へ移行す
る。
【0027】次に、本発明の第2実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図4を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図であ
る。この実施形態は、共通液室8へのインク供給口9と
なっている流路基板1と電極基板2との接合界面を含む
貫通穴19の壁面及び振動板10の吐出室側面などのイ
ンクに接する面に熱酸化法でシリコン酸化膜31を形成
したものである。
【0028】この場合、シリコン酸化膜31の膜厚は5
00nmを越えないことが好ましい。すなわち、貫通穴
19の壁面にシリコン酸化膜31を形成する場合、振動
板10の吐出室側の面にもシリコン酸化膜31が形成さ
れると、振動板10に耐インク性を持たせることができ
るものの、他方シリコン酸化膜31の応力で振動板10
が変形するおそれがある。振動板10の厚さを2μm以
下にした場合、実験によると、シリコン酸化膜31の膜
厚が500nmを越えると、振動特性に影響が生じるこ
とを確認した。そこで、シリコン酸化膜31の膜厚は5
00nm以下にすることが好ましいのである。
【0029】このように、インク供給口9の流路基板1
と電極基板2との接合界面を含む部分にシリコン酸化膜
21を形成することにより、流路基板1と電極基板2と
を貫通する貫通穴19を形成した場合でも、流路基板1
と電極基板2との接合界面でのインクによる隙間腐食が
防止され、経時的な信頼性が向上する。
【0030】次に、本発明の第3実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図5を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図であ
る。この実施形態は、パイレックスガラス(ホウ珪酸ガ
ラス)基板を用いて第2基板である電極基板22を形成
し、第1基板であるシリコン基板からなる流路基板1と
第2基板である電極基板22とは陽極接合で接合してい
る。
【0031】そして、共通液室8へのインク供給口9と
なっている流路基板1と電極基板2との接合界面を含む
貫通穴19の壁面にエポキシ樹脂からなる樹脂層23を
形成している。このエポキシ樹脂としては、低粘度の一
液硬化型のエポキシ接着剤を用いた。これによって簡便
に樹脂層23を塗布形成できるとともに、常温硬化も可
能となる。
【0032】このように、第2基板にガラス基板を用い
ることで低コスト化を図れる。また、インク供給口9の
流路基板1と電極基板2との接合界面を含む部分に樹脂
層23を形成することにより、流路基板1と電極基板2
とを貫通する貫通穴19を形成した場合でも、流路基板
1と電極基板2との接合界面でのインクによる隙間腐食
が防止され、経時的な信頼性が向上する。
【0033】次に、本発明の第4実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図6を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図であ
る。この実施形態は、共通液室8へのインク供給口9と
なっている貫通穴19の壁面に窒化チタン(TiN)膜
25をスパッタ法などで形成したものである。
【0034】このように、インク供給口9の流路基板1
と電極基板2との接合界面を含む部分に窒化チタン膜2
5を形成することにより、流路基板1と電極基板2とを
貫通する貫通穴19を形成した場合でも、流路基板1と
電極基板2との接合界面でのインクによる隙間腐食が防
止され、経時的な信頼性が向上する。特に、TiN膜は
アルカリ性のインクに対して高い耐性を有し、種々の色
剤(染料、顔料など)に対して効果的である。
【0035】次に、本発明の第5実施形態に係るインク
ジェットヘッドについて図7を参照して説明する。な
お、同図は同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図であ
る。この実施形態は、共通液室8へのインク供給口9と
なっている貫通穴19の壁面にめっき法を用いてNi
(或いはCr)膜26を形成したものである。
【0036】このように、インク供給口9の流路基板1
と電極基板2との接合界面を含む部分にNiやCrなど
のメッキ膜26を形成することにより、流路基板1と電
極基板2とを貫通する貫通穴19を形成した場合でも、
流路基板1と電極基板2との接合界面でのインクによる
隙間腐食が防止され、経時的な信頼性が向上する。特
に、金属膜を無電解メッキ法で形成することにより、複
雑な表面形状に対しても均一に成膜することができる。
【0037】この場合、メッキ膜のピンホール欠陥を防
止するために単層膜として形成するときには厚みを1μ
m以上にすることが好ましい。また、メッキ膜を薄く形
成する場合には、前述したシリコン酸化膜上に形成する
ことが好ましい。さらに、成膜したメッキ膜を酸化或い
は窒化処理することによって金属酸化層あるいは窒化物
層を形成することで、ピンホール欠陥を防止して緻密な
膜を形成することができる。
【0038】すなわち、上述した窒化チタン膜25やN
i或いはCrのメッキ膜に代えて、Ti、Al、Si、
Zrなどの金属膜、或いはこれらの金属の窒化物の膜、
又はこれらの金属の酸化物の膜、或いは、金属膜、窒化
金属膜、酸化金属膜の2以上の膜の積層膜を形成するこ
ともできる。
【0039】次に、第2実施形態のインクジェットヘッ
ドの製造工程について図8乃至図11を参照して説明す
る。なお、図10及び図11は図9の工程に続く工程で
あるが、一部を拡大して示している。まず、電極基板2
の製造方法について説明する。図8(a)に示すよう
に、低抵抗品として販売されているp型の単結晶シリコ
ンで、面方位が(110)または(100)である電極
基板2上に、ウェットあるいはドライの熱酸化法によっ
て保護膜となるシリコン酸化膜2aを約2μmの厚さに
形成する。
【0040】この酸化膜2aの厚さは、電極15とシリ
コンウェハとの電気的絶縁性が確保される厚さであれば
良く、1〜3μm程度が適当である。また、ここでは、
安価に市場に出ているp型の単結晶シリコン基板を用い
たが、n型の基板であっても良い。
【0041】続いて、同図(b)に示すように、電極基
板2となるウェハにフォトレジストを塗布し、電極を形
成するためのパターニングを行い、このフォトレジスト
パターンをマスクとして、弗化アンモニウムなどの緩衝
成分を含む弗化水素溶液(例えば、ダイキン工業製:BH
F-63U(商品名)など)を用いて、シリコン酸化膜2a
に電極形成溝である凹部14を掘り込む。
【0042】このときの凹部14の掘り込み量(深さ)
は、電極材料の厚さと、電極15と振動板10との間に
必要な空間量(ギャップ長)を足した分だけ掘り込むこ
とになる。なお、このときの掘り込み量は約1μm程度
以下と少ないので、弗化水素溶液を用いたウェットエッ
チングによる掘り込みにおいても、ウェハ面内の掘り込
み量のばらつきは極めて小さくできる。
【0043】続いて、同図(c)に示すように、電極材
料となる多結晶シリコン膜を約300nmの厚さに堆積
し、フォトエッチングの手法を用いて所望の電極形状に
加工して電極15を凹部14底面に形成する。なお、こ
こでは、不純物がドーピングされたポリシリコンを電極
15に使用したが、高融点金属を利用しても良いし、窒
化チタンのような導電性のセラミックスを電極としても
良い。
【0044】その後、同図(d)に示すように、電極基
板2上の酸化膜を堆積して、この酸化膜をパターニング
することにより、電極15を保護するための保護膜17
を形成する。
【0045】一方、図9(a)に示すように、流路基板
1としてp型の極性を持ち、(110)の面方位を持つ
両面研磨のシリコン基板31を利用した。このような、
シリコン基板を利用する目的は、シリコンのウェットエ
ッチング時のエッチング速度の面異方性を利用し、制度
の良い加工形状を得るためである。このシリコン基板の
接合面になる両面に高濃度のホウ素を注入(5×1019
原子/cm3以上)後、これを活性化し、所定の深さ
(振動板の厚さ)まで拡散させて高濃度ボロン拡散層3
2を形成する。
【0046】なお、不純物の注入にはボロンガラスを用
いた固体拡散法を用いたが、イオン注入法や、不純物ガ
ラスの塗布法などによって、硼素を注入拡散しても良
い。また、高濃度不純物基板上に、シリコンをエピ成長
させた基板を利用しても良い。
【0047】そして、不純物を拡散したシリコンウェハ
の両面をCMPなどの方法で鏡面研磨し、その表面粗さ
をRa値で、0.2nm以下に加工する。これは、不純
物の注入拡散によって、シリコンウェハの表面が荒れて
しまうことを補正するためのもので、その研磨量は0.
01μm程度で良い。この研磨量は、シリコンウェハの
最終研磨仕上げの工法と全く同じであり、非常に精度良
く仕上げることができる。
【0048】続いて、シリコン基板31と電極基板2と
を接合する。例えば、各基板31、2をRCA洗浄で知
られる基板洗浄法を用いて洗浄した後、硫酸と過酸化水
素水の熱混合液に浸漬し、接合面を親水化させることで
直接接合をし易い表面状態とする。
【0049】そして、これらの基板31、2をオリエン
テーションフラット部分を利用、あるいは、あらかじめ
アライメントマークを準備しておき、各基板31、2を
整合し接合する。アライメントが完了した基板31、2
を真空チャンバー中に導入し、1×10-3mbar以下
の真空度になるまで減圧する。
【0050】続いて、各基板31、2のアライメントが
ずれないような状態で、各ウェハを押さえ付けることで
プリ接合を完了する。この時、位置ずれしないように押
さえると共に、押圧力は基板31、2に歪みを与えた
り、位置ずれを起こさない範囲で強く押さえることが重
要である。
【0051】さらに、この後、貼り合わせたウェハを窒
素ガス雰囲気下で、900℃、2時間焼成し強固な接合
を得た。このときの焼成温度は、800〜12000℃
の温度範囲であれば、後の切断研磨工程に耐えうるだけ
の十分な強度が得られる。したがって、電極材料の種類
や、不純物の再拡散の発生しない温度選択で実施するこ
とができる。
【0052】次に、接合ウェハを自然冷却した後、同図
(b)に示すように、シリコン基板31の研削、研磨、
CMP等の手段によって、シリコン基板31の厚さを約
100μmにまで薄く(液室高さを低く)する。このよ
うな機械的、物理的あるいは、化学的手法によってウェ
ハの厚さを薄くしても、直接接合によって接合した界面
が剥離したり破壊されることはない。ここでは、液室高
さ95±5μmを狙って研磨し、液室加工を施しても何
ら問題にならなかった。
【0053】このときの液室高さは、液室が小さくなっ
たことによる流体抵抗として働く分と、隣り合うビット
間のクロストークの影響を考慮して決められる。これ
は、使用するインクの粘度や、噴射するインク滴の滴量
等から決まるため、一義的には決めることができない。
実験によると、顔料インクを用いた場合、液室高さ50
〜100μmの間、特に90μm付近で良い特性を得る
ことができることを確認した。
【0054】続いて、同図(c)に示すように、基板を
熱処理しバッファ酸化膜を約50nmの厚さに形成した
後、更に後工程でのエッチングバリア層となるシリコン
窒化膜34a、34bをCVDなどの方法で約100n
mの厚さに形成する。そして、同図(d)に示すよう
に、電極基板2の電極パターンに対して、赤外線アライ
メント方法などを用いて、電極基板2側にインク供給口
9となるシリコン窒化膜34bのパターンを形成する。
【0055】その後、この基板を高濃度の水酸化カリウ
ム溶液(例えば、80℃に加熱した30%濃度KOH溶
液)中に浸漬し、シリコン(電極基板2)の異方性エッ
チングを行うことで所望のインク供給口9の形状にエッ
チングする。このとき、電極基板2のシリコンの結晶性
によって、自己整合的にインク供給口9の形状が形成さ
れる。また、このときのエッチングはシリコン基板31
との接合面に存在するシリコン酸化膜によって自己収束
的に停止する。
【0056】次に、図10(a)に示すように、シリコ
ン基板31上のシリコン窒化膜34aに、液室6、共通
液室8、電極パッド15aに対応する部分となるパター
ンをフォトリソグラフィーによってパターニングし、シ
リコン基板31を前記高濃度の水酸化カリウム(KO
H)溶液中に浸漬し、シリコンの異方性エッチングを行
うことで所望の液室6、共通液室8、パッド開口対応部
分などを形成する。このとき異方性エッチングは高濃度
ボロン層32に急激にエッチレートが低下し、これによ
り高濃度ボロン層32からなる振動板10が高精度に形
成され、流路基板1を得ることができる。
【0057】また、このとき、先に開口したインク供給
口9側が再びエッチング液にさらされることになるが、
シリコンの結晶異方性によって、エッチングが抑制され
るため再エッチングは殆ど起こらず、インク供給口9の
形状が変わることはない。
【0058】次いで、同図(b)に示すように、フッ酸
溶液によってシリコン酸化膜を除去し、同図(c)に示
すように、ドライエッチングなどの方法でインク供給口
9に残る高濃度ボロン層32を除去して、インク供給口
9を完成させた。
【0059】次に、図11(a)に示すように、基板全
体をウェット酸化によって酸化して表面にシリコン酸化
膜21を形成する。ここでは、水素、酸素混合雰囲気中
で950℃、30分酸化することによって、基板全面に
均一にシリコン酸化膜21を形成した。このときのシリ
コン酸化膜21の厚さは400nmとした。これによ
り、前述したように、シリコン酸化膜21が流路基板1
表面上にも形成することで振動板10表面に耐インク性
を持たせるとともに、シリコン酸化膜21のもつ応力に
よって振動板10自体が変形してことを防止する。
【0060】この処理によって、インク供給口9の壁面
に臨む流路基板1と電極基板2との接合界面にもシリコ
ン酸化膜21が成長し、接合界面を覆うように酸化され
るので、接合界面がインクに晒されることを防止でき
る。
【0061】最後に、同図(b)に示すように、電極パ
ッド部15aに対応する高濃度ボロン層32をシリコン
酸化膜21を含めてマスクエッチングの方法によってエ
ッチング開口し、図示しないノズル板3を接合して所望
のインクジェットヘッドを完成する。
【0062】次に、第3実施形態に係るインクジェット
ヘッドの製造工程について説明する。なお、この第3実
施形態は電極基板をガラス基板とし、インク供給口壁面
に樹脂層を形成するものであり、基本的な製造工程は上
記と同様であるので、図については図8乃至図11を準
用する。
【0063】まず、電極基板22となるガラス基板とし
て硼珪酸ガラス基板(たとえばコーニング社7740、
商品名など)を用いて、このガラス基板上にフォトレジ
ストを塗布し、電極15を形成するためのパターニング
を行う。そして、このフォトレジストパターンをマスク
として、弗化アンモニウムなどの緩衝成分を含む弗化水
素溶液(例えば、ダイキン工業製:BHF-63Uなど、商品
名)を用いて、ガラス基板に電極形成溝となる凹部14
を掘り込む。
【0064】このときの凹部14の掘り込み量(深さ)
は、電極材料の厚さと、電極15と振動板10との間に
必要な空間量(ギャップ長)を足した分だけ掘り込むこ
とになる。なお、このときの掘り込み量は約1μm程度
以下と少ないので、弗化水素溶液を用いたウェットエッ
チングによる掘り込みにおいても、ウェハ面内の掘り込
み量のばらつきは極めて小さくできる。
【0065】続いて、電極材料となる金属膜(たとえば
Ni膜)を約300nmの厚さに堆積し、フォトエッチ
ングの手法を用いて所望の電極形状に加工して凹部14
底面に電極15を形成する。ここでは、金属材料を電極
15に使用したが、窒化チタンのような導電性のセラミ
ックスを電極としても良い。その後、電極保護のための
酸化膜を堆積して保護膜17を形成する。
【0066】その後、流路基板1となる高濃度ボロン層
を形成したシリコン基板をガラス基板上に陽極接合で接
合する。具体的には、各基板をRCA洗浄で知られる基
板洗浄法を用いて洗浄し、接合面を親水化させることで
接合をし易い表面状態とする。これらの基板をオリエン
テーションフラット部分を利用、あるいはあらかじめア
ライメントマークを準備しておき、各基板を整合し接合
する。アライメントが完了した基板を真空チャンバー中
に導入し、1×10-3mbar以下の真空度になるまで減
圧する。
【0067】続いて、各基板のアライメントがずれない
ような状態で、各基板を押さえ付け、350℃になるま
で加熱した。更に、シリコン基板と硼珪酸ガラス基板の
間に、300Vの電界を加え、陽極接合によって両基板
を強固に固着させた。この状態で15分間保持した後、
ゆっくりと時間をかけて徐冷することで、接合を終了し
た。
【0068】次に、流路基板1となるシリコン基板の研
削および研磨を行ない、研磨、研削、CMP等の手段に
よって、シリコン基板の厚さを約100μmにまで薄く
(液室高さを低く)した。続いて、後工程でのエッチン
グバリア層となるシリコン窒化膜をCVDなどの方法で
約100nmの厚さに形成する。
【0069】次いで、電極基板22の電極パターンに対
して(ガラス基板なのでアライメント可能)、電極基板
側のシリコン窒化膜にインク供給口9となるパターンを
形成する。そして、このパターンに対して、ダイアモン
ドドリルなどを用いて所望のインク供給口9の形状に加
工する。
【0070】その後、シリコン基板側のシリコン窒化膜
に液室6、共通液室8、電極パッド15aに対応する部
分のパターンをフォトリソグラフィーによってパターニ
ングする。さらに次にこの基板を高濃度の水酸化カリウ
ム溶液中に浸漬し、シリコンの異方性エッチングを行う
ことで所望の液室6、共通液室8、パッド買い好意対応
部分及び振動板10を有する流路基板1を得る。
【0071】このとき、先に開口した電極基板22側の
インク供給口9はエッチング液に晒されることになる
が、ガラス基板は、ほとんどエッチングされないため形
状が変わることはない。そして、ドライエッチングなど
の方法で供給口9に残る高濃度ボロン層を除去し、イン
ク供給口9を貫通させる。
【0072】次に、図5で説明したように、開口したイ
ンク供給口9の壁面に、エポキシ樹脂を塗布して樹脂層
23を形成する。このときm用いたエポキシ樹脂は、低
粘度の一液硬化型のエポキシ接着剤を用いた。これによ
って、簡便に塗布できると共に、常温硬化も可能とな
る。
【0073】この処理によって、流路基板1と電極基板
22の接合界面がエポキシ樹脂(樹脂層23)で覆わ
れ、インクの染み込みによる接合界面への染み込みを防
ぐことができる。これによって、接合界面がインクに晒
されることがなくなる。
【0074】なお、上記各実施形態においては、本発明
を振動板変位方向とインク滴吐出方向が同じになるサイ
ドシュータ方式のインクジェットヘッドに適用したが、
振動板変位方向とインク滴吐出方向と直交するエッジシ
ュータ方式のインクジェットヘッドにも同様に適用する
ことができる。さらに、インクジェットヘッドだけでな
く液体レジスト等を吐出させる液滴吐出ヘッドなどにも
適用できる。また、振動板と液室基板とを同一基板から
形成したが、振動板と液室基板とを別体にして接合する
こともできる。さらにまた、駆動手段として、圧電素子
などの電気機械変換素子を用いるもの、或いは、発熱抵
抗体を用いるものなどにも適用することができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液滴
吐出ヘッドによれば、振動板を設ける第1基板と駆動手
段を設ける第2基板とを積層し、これらの第1基板及び
第2基板を貫通する流路を設けたので、ヘッド裏面から
の液体供給が可能になるとともに両側に振り分けること
ができ、ヘッドの小型化を図れ、低コスト化を図れる。
【0076】ここで、第1基板及び第2基板はシリコン
基板から形成して、これらの第1基板と第2基板は酸化
膜を介して直接接合することで、加工精度の高いヘッド
を得ることができる。また、第1基板はシリコン基板、
第2基板はガラス基板で形成して、これらの第1基板と
第2基板は陽極接合することで、低コストのヘッドを得
ることができる。
【0077】また、流路の壁面の内の少なくとも第1基
板と第2基板との接合界面に、金属膜、金属の窒化物の
膜、金属の酸化物の膜、又はこれら少ないとも2以上の
積層膜を形成することにより、接合界面への液体の染み
込みを防止して信頼性を向上することができる。
【0078】或いは、流路の壁面の内の少なくとも第1
基板と第2基板との接合界面に、樹脂層を形成すること
により、接合界面への液体の染み込みを防止して信頼性
を向上することができる。
【0079】若しくは、流路の壁面の内の少なくとも第
1基板と第2基板との接合界面に、シリコン酸化膜を形
成することにより、接合界面への液体の染み込みを防止
して信頼性を向上することができる。この場合、シリコ
ン酸化膜の厚さが500nmを越えないようにすること
で、振動板の変位特性の変化を防止することができる。
【0080】また、これらの各液滴吐出ヘッドは、吐出
室の壁面を形成する振動板と、この振動板に対向する電
極とを有し、振動板を静電力で変形変位させて液滴を吐
出させる静電型ヘッドとすることで、高精度、高密度、
小型のヘッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの分解斜視説明図
【図2】同ヘッドの振動板長手方向の断面説明図
【図3】同ヘッドの振動板短手方向の要部拡大断面図
【図4】本発明の第2実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの振動板長手方向の断面説明図
【図5】本発明の第3実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの振動板長手方向の断面説明図
【図6】本発明の第4実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの振動板長手方向の断面説明図
【図7】本発明の第5実施形態に係るインクジェットヘ
ッドの振動板長手方向の断面説明図
【図8】第1実施形態のインクジェットヘッドの製造工
程の説明に供する説明図
【図9】図8に続く製造工程の説明に供する説明図
【図10】図9に続く製造工程の説明に供する説明図
【図11】図10に続く製造工程の説明に供する説明図
【符号の説明】
1…流路基板、2、22…電極基板、3…ノズル板、4
…ノズル、6…吐出室、7…流体抵抗部、8…共通液
室、9…インク供給口、10…振動板、14…凹部、2
1…シリコン酸化膜、23…樹脂層、25…窒化チタン
膜、26…メッキ膜。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液滴を吐出するノズルと、このノズルが
    連通する吐出室と、この吐出室の壁面の一部を形成する
    振動板と、この振動板を変形させる駆動手段とを備えた
    液滴吐出ヘッドにおいて、前記振動板を設ける第1基板
    と前記駆動手段を設ける第2基板とを積層し、これらの
    第1基板及び第2基板を貫通する流路を設けたことを特
    徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記第1基板及び第2基板がシリコン基板からな
    り、これらの第1基板と第2基板は酸化膜を介して直接
    接合されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記第1基板がシリコン基板からなり、前記第2基
    板がガラス基板からなり、これらの第1基板と第2基板
    は陽極接合されていることを特徴とする液滴吐出ヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記流路の壁面の内の少なくとも
    前記第1基板と第2基板との接合界面に、金属膜、金属
    の窒化物の膜、金属の酸化物の膜、又はこれら少ないと
    も2以上の積層膜を形成したことを特徴とする液滴吐出
    ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記流路の壁面の内の少なくとも
    前記第1基板と第2基板との接合界面に、樹脂層を形成
    したことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、前記流路の壁面の内の少なくとも
    前記第1基板と第2基板との接合界面に、シリコン酸化
    膜を形成したことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の液滴吐出ヘッドにおい
    て、前記シリコン酸化膜の厚さが500nmを越えない
    ことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の液滴
    吐出ヘッドにおいて、吐出室の壁面を形成する振動板
    と、この振動板に対向する電極とを有し、振動板を静電
    力で変形変位させることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248895A (ja) * 2003-12-02 2006-09-21 Bondtech Inc 接合方法及びこの方法により作成されるデバイス並びに接合装置
JP2007106050A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Sharp Corp インクジェットヘッド及びインクジェットヘッドの製造方法
US9138998B2 (en) 2012-03-22 2015-09-22 Ricoh Company, Ltd. Liquid drop ejecting head, image forming device, and method of manufacturing liquid drop ejecting head

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