JP2002160098A - プレス成形装置 - Google Patents

プレス成形装置

Info

Publication number
JP2002160098A
JP2002160098A JP2000358853A JP2000358853A JP2002160098A JP 2002160098 A JP2002160098 A JP 2002160098A JP 2000358853 A JP2000358853 A JP 2000358853A JP 2000358853 A JP2000358853 A JP 2000358853A JP 2002160098 A JP2002160098 A JP 2002160098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper
guide shaft
press
forming apparatus
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000358853A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokage Komori
智景 小森
Toshibumi Tsubokura
俊文 坪倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000358853A priority Critical patent/JP2002160098A/ja
Publication of JP2002160098A publication Critical patent/JP2002160098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス最下限位置が高精度に決定され、押圧
力で変形し易い被成形物である場合に最適なプレス成形
装置を提供する。 【解決手段】 可動基板1と共に昇降動作される上金型
2で被成形物3の表面3aに凹凸模様を施すプレス成形装
置において、上金型2が下側に取り付けられる可動基板
1から上方へガイドシャフト4を突設し、ガイドシャフ
ト4を上下方向スライド自在に貫通保持する固定基板5
を備え、固定基板5上にストッパー6を突設し、上金型
2が下限位置に達した際にストッパー6に当止する凸起
部7をガイドシャフト4の外周に突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上金型を昇降動作
させて被成形物の表面に凹凸模様を施すプレス成形装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、上金型を昇降動作させて被成
形物の表面に凹凸模様を施すプレス成形装置は知られて
おり、例えば、特開平11−90912号公報に示され
るようなものがある。該公報に示されたものにおいて
は、セメント系の生板である被成形物をプレス成形機に
よりプレスして模様付けするに当たり、プレス最下限位
置において同被成形物に形成される模様部分を真空吸引
している。この場合、上金型に設けられた模様付け用凹
凸面で押圧されて被成形物の表面に凹凸模様が形成され
る際、該凹凸模様部分は真空吸引され、シャープな模様
付けが施される。しかも、被成形物が押出成形された中
空形状であっても、低圧にしてシャープな模様付けを施
すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、プレス圧を制御することによって
被成形物に対する押圧力を調整しており、これによっ
て、同被成形物が中空形状であっても、該中空形状を潰
さないよう低圧にしてプレス成形されるものであるた
め、この場合には、同中空形状を潰さない程度の微小な
押圧力となるように前記プレス圧を制御する必要があっ
て、このような微妙な制御を伴うプレス成形は極めて困
難になるものであった。すなわち、この場合、プレス最
下限位置を正確に決定し難くなるという問題が生じるも
のであった。
【0004】又、図5に示す如く、プレス最下限位置で
上金型2のより以上の下降動作を停止させるために、機
械的なストッパー構造を採用することも考えられる。こ
の場合、可動基板1と共に昇降動作される上金型2の模
様付け用凹凸面2aにより、支持台14上にある中空部3aを
有した被成形物3の表面3aを押圧して、該表面3aに凹凸
模様を施すものである。そして、プレス最下限位置を決
定するためのストッパー構造として、上金型2が下限位
置に達した際に支持台14の上面に当止する凸起片21を可
動基板1の下面に突設している。
【0005】しかしながら、この場合には、ストッパー
構造としての凸起片21が上金型2や被成形物3を避けて
その周囲に配設されることになるので、同ストッパー構
造は確実に機能しない。すなわち、ストッパー構造の凸
起片21が支持台14の上面に当止しても、可動基板1はそ
の中程部分で撓み変形して、該可動基板1の中程下側に
取り付けられる上金型2が設定した下限位置で停止され
難いものである。それ故、この場合にあっても、プレス
最下限位置を高精度には決定し難いという問題がある。
又、この場合、周囲に配設される凸起片21が邪魔になっ
て、被成形物3をセッティング或いは取り出し難くなる
という問題も生じる。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、その課題は、プ
レス最下限位置が高精度に決定され、押圧力で変形し易
い被成形物である場合に最適なプレス成形装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
プレス成形装置は、可動基板と共に昇降動作される上金
型で被成形物の表面を押圧して該表面に凹凸模様を施す
プレス成形装置であり、上金型が下側に取り付けられる
可動基板から上方へガイドシャフトを突設し、該ガイド
シャフトを上下方向スライド自在に貫通保持する固定基
板を備え、該固定基板上にストッパーを突設し、上金型
が下限位置に達した際に同ストッパーに当止する凸起部
を前記ガイドシャフトの外周に突設してなる。
【0008】したがって、この場合、上金型が下側に取
り付けられる可動基板から上方へ突設されたガイドシャ
フトは同上金型の昇降動作と共に上下方向にスライド
し、該上金型が下限位置に達した際に、同ガイドシャフ
トをスライド自在に貫通保持する固定基板上に突設され
たストッパーに凸起部が当止することによって、同上金
型のより以上の下降動作は停止される。
【0009】しかも、ガイドシャフトの外周に凸起部が
突設されており、該凸起部は固定基板上に突設されたス
トッパーに当止されるものであり、該ストッパーと同凸
起部とでなるストッパー構造が上金型や被成形物と係わ
りなく押圧平面範囲の中程部分に配置され得るものであ
るため、これにより、前記上金型の下限位置に達した際
には、プレス最下限位置が高精度に決定されるようにな
る。
【0010】すなわち、機械的なストッパー構造がプレ
スで押圧される範囲内に配置されると、該ストッパー構
造はプレス圧に対抗してその機能を十分に発揮し得るも
のであり、上金型がその下限位置で確実に停止される。
それ故、上金型の下限位置であるプレス最下限位置が繰
り返しプレスされても変化せず高精度に決定され、中空
形状のように押圧力で変形し易い被成形物である場合に
最適となる。又、ここでのストッパー構造は上金型より
も上方に位置して中程部分でコンパクトに納まるため、
被成形物をセッティングしたり取り出したりする際に、
同ストッパー構造が邪魔になることもない。
【0011】本発明の請求項2記載のプレス成形装置
は、上記請求項1記載のプレス成形装置において、固定
基板上にストッパーを上下位置調整自在となるように突
設したことを特徴とする。
【0012】したがって、この場合は特に、固定基板上
にストッパーが上下位置調整自在となるように突設され
るため、該ストッパーを上下位置調整することにより、
機械的なストッパー構造ではありながら、上金型の下限
位置であるプレス最下限位置を変更することができる。
【0013】本発明の請求項3記載のプレス成形装置
は、上記請求項2記載のプレス成形装置において、ガイ
ドシャフトに外嵌されて上下動自在となる略筒状のスト
ッパー本体と、該ストッパー本体の外周に螺合されて該
螺合操作により同ストッパー本体を上下動作させる操作
体と、でストッパーを形成し、操作体を固定基板上でガ
イドシャフトを中心に回動自在となるように設置し、ス
トッパー本体の上端部に凸起部が当止されるようにし
て、該ストッパー本体が上下位置調整自在となるように
同ストッパーを突設したことを特徴とする。
【0014】したがって、この場合は特に、上下位置調
整自在となるストッパーがストッパー本体と操作体とで
形成され、該操作体を固定基板上でガイドシャフトを中
心に回動させることにより、同ストッパー本体は螺合操
作されて上下動するため、その上端部に凸起部が当止さ
れる該ストッパー本体は螺合により精度良く上下位置調
整されて、プレス最下限位置を確実に変更調節すること
ができる。
【0015】本発明の請求項4記載のプレス成形装置
は、上記請求項3記載のプレス成形装置において、スト
ッパー本体の内周に上下方向のガイド溝を形成し、該ガ
イド溝と摺動自在に係合する凸リブをガイドシャフトの
外周に突設したことを特徴とする。
【0016】したがって、この場合は特に、操作体を回
動させてストッパー本体を上下動させ螺合操作している
際に、該ストッパー本体の内周に形成された上下方向の
ガイド溝がガイドシャフトの外周に突設された凸リブに
係合して摺動するので、同ストッパー本体は回動するこ
となくスムーズに上下動され、該ストッパー本体を手で
押え保持することなく同操作体を回動させることができ
て、プレス最下限位置を容易に変更調節することができ
る。
【0017】本発明の請求項5記載のプレス成形装置
は、上記請求項3又は4記載のプレス成形装置におい
て、ストッパー本体の上端部外周に凸起部が当止される
鍔状フランジを突設したことを特徴とする。
【0018】したがって、この場合は特に、上金型が下
限位置に達した際、凸起部はストッパー本体の上端部外
周に突設された鍔状フランジ上に当止されるため、該鍔
状フランジでプレス圧が安定して受けられて、同上金型
のより以上の下降動作は正確に停止され、プレス最下限
位置をより確実に変更調節することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1〜
5全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態のプレ
ス成形装置は、可動基板1と共に昇降動作される上金型
2で被成形物3の表面3aを押圧して該表面3aに凹凸模様
を施すものである。そして、この場合に、上金型2が下
側に取り付けられる可動基板1から上方へガイドシャフ
ト4を突設し、該ガイドシャフト4を上下方向スライド
自在に貫通保持する固定基板5を備えている。ここで、
固定基板5上にストッパー6を突設し、上金型2が下限
位置に達した際に同ストッパー6に当止する凸起部7を
前記ガイドシャフト4の外周に突設している。
【0020】又、該実施形態のプレス成形装置において
は、固定基板5上にストッパー6を上下位置調整自在と
なるように突設している。この場合、前記ガイドシャフ
ト4に外嵌されて上下動自在となる略筒状のストッパー
本体8と、該ストッパー本体8の外周に螺合されて該螺
合操作により同ストッパー本体8を上下動作させる操作
体9と、でストッパー6を形成している。そして、操作
体9を固定基板5上でガイドシャフト4を中心に回動自
在となるように設置すると共に、ストッパー本体8の上
端部に凸起部7が当止されるようにして、該ストッパー
本体8が上下位置調整自在となるように前記ストッパー
6を突設している。
【0021】更に、該実施形態のプレス成形装置におい
ては、前記の場合に、ストッパー本体8の内周に上下方
向のガイド溝10を形成し、該ガイド溝10と摺動自在に係
合する凸リブ11をガイドシャフト4の外周に突設してお
り、又、同ストッパー本体8の上端部外周に凸起部7が
当止される鍔状フランジ12を突設してもいる。
【0022】該実施形態のプレス成形装置は、無機質板
を製造するラインに設置されるものである。例えば、押
出成形によって押し出された前記被成形物3となる生板
が適当なサイズ(外装壁材である場合には、例えば、巾
1m、長さ3m、厚み15〜35mm程度で、板状の製品
となったときよりも巾・長さ共に若干大きいサイズ)に
切断され、該生板はトレーに載置した状態で該実施形態
のプレス成形装置へと搬送され、該プレス成形装置にて
同生板(被成形物3)の表面3aに模様付けが施され、そ
の後に、プレス成形の完了した同生板はトレーに載置さ
れたものが多数移動台車上等に積載され、この状態で養
生されて無機質板は製造される。
【0023】又、生板である被成形物3は中空形状で、
セメントを主原料としてこれに繊維等を混入した成形材
料を押出成形し、その後、適当なサイズに切断して得ら
れるものであり、同押出成形の際に複数の中空部3bが形
成される。具体的には成形材料として、ポルトランドセ
メント、高炉セメント、アルミナセメント等のセメント
を主原料とし、これに、シリカや補強繊維や、その他の
混入物(例えば、増粘剤、軽量化剤、粉体等)をブレン
ドし、これに水を混合したものが使用され、該成形材料
にて押出成形される。
【0024】そして、該実施形態のプレス成形装置で
は、下フレーム13上に支持台14が設置されており、該支
持台14上に載置された被成形物3の表面3aに上金型2の
模様付け用凹凸面2aを押圧させて、同表面3aに凹凸模様
を施すものである。又、下フレーム13上にはその周囲に
縦フレーム15が立設固定されており、該縦フレーム15の
上端間に固定基板5が架設固定されている。固定基板5
の中程部分には保持開口16が形成され、該保持孔16には
ガイドシャフト4が上下方向スライド自在に挿通保持さ
れている。ガイドシャフト4の下端には可動基板1が固
着され、該可動基板1の下面に上金型2は取着固定され
る。ガイドシャフト4の上端には外周にわたって突出し
た凸起部7が一体に形成されており、該凸起部7と固定
基板5との間にストッパー6は介設される。
【0025】ストッパー6はストッパー本体8と操作体
9とでなり、該操作体9に対してその上方で同ストッパ
ー本体8の鍔状フランジ12が上下動されることによって
上下位置調整自在となっている。この場合、ストッパー
本体8は略円筒状でガイドシャフト4に上下動自在とな
るよう外嵌されるもので、該ストッパー本体8の外周に
雄ネジ17が形成されている。操作体9は略円盤状でその
内周に雌ネジ18が形成されており、該雌ネジ18と前記ス
トッパー本体8の雄ネジ17との係合により、該ストッパ
ー本体8の外周に同操作体9は螺合装着されている。
【0026】又、操作体9と固定基板5との間にはベア
リング19が介設されており、該固定基板5上で同操作体
9はガイドシャフト4を中心にしてスムーズに回動操作
される。ここでは、操作体9がその外周に突設される操
作機構20によって回動操作されるものであり、該操作機
構20としては歯車やウォームギア等の伝達機構が採用さ
れている。そして、操作体9が回動操作されると、該操
作体9の内側に螺合されたストッパー本体8は螺合操作
されて上昇・下降動作される。
【0027】その際、ストッパー本体8の内周に形成さ
れたガイド溝10がガイドシャフト4の外周に形成された
凸リブ11に沿って摺動し、同ストッパー本体8は回動す
ることなくスムーズに上昇・下降動作される。このよう
なストッパー本体8の昇降動作によるストッパー6の上
下位置調整操作によって、図2(a)(b)に示す如
く、上金型2の下限位置(プレス最下限位置)を変更調
節することができる。すなわち、図2(a)にあって
は、ストッパー本体8が下降されて上金型2の下限位置
は下位となり、図2(b)にあっては、ストッパー本体
8が上昇されて上金型2の下限位置は上位となる。
【0028】そして、前記の如く、プレス最下限位置が
所定位置に変化調節された後、図2(c)に示す如く、
プレス動作されると下降プレス時に、ガイドシャフト4
の上端に形成された凸起部7はストッパー6のストッパ
ー本体8の上端に形成された鍔状フランジ12に当止し、
同所定のプレス最下限位置にて上金型2が確実に停止さ
れる。なお、ガイドシャフト4と共に可動基板1及び上
金型2を昇降動作させる駆動機構としては、例えば、油
圧機構を採用することができ、この場合に、該油圧機構
の油圧シャフトを同ガイドシャフト4としても良い。
【0029】したがって、該実施形態のプレス成形装置
においては、図1に示す如く、上金型2が下側に取り付
けられる可動基板1から上方へ突設されたガイドシャフ
ト4は同上金型2の昇降動作と共に上下方向にスライド
し、そして、図2(c)に示す如く、該上金型2が下限
位置に達した際に、同ガイドシャフト4をスライド自在
に貫通保持する固定基板5上に突設されたストッパー6
上に凸起部7が当止することによって、同上金型2のよ
り以上の下降動作は停止される。
【0030】しかも、この場合、ガイドシャフト4の外
周に凸起部7は突設されており、該凸起部7が同ガイド
シャフト4の周りで固定基板5上に突設されたストッパ
ー6上に当止されるものであって、該ストッパー6と同
凸起部7とでなるストッパー構造は上金型2や被成形物
3と係わりなく押圧平面範囲の中程部分に配置され得る
ものである。このように配置されることで、前記上金型
2の下限位置に達した際に、プレス最下限位置が高精度
に決定されるようになっている。
【0031】すなわち、機械的なストッパー構造がプレ
スで押圧される範囲内に配置されると、該ストッパー構
造はプレス圧に対抗してその機能を十分に発揮し得るも
のであり、上金型2がその下限位置で確実に停止され
る。それ故、上金型2の下限位置であるプレス最下限位
置は、繰り返しプレスされても変化せず高精度に決定さ
れることとなり、押圧力で変形し易い中空部3bを有する
被成形物3である場合に最適となっている。
【0032】又、ここでストッパー構造となるストッパ
ー6は、上金型2や可動基板1、固定基板5等よりも上
方に位置して装置の中程部分でコンパクトな構造として
納まっているため、被成形物3をセッティングしたり取
り出したりする際にも、同ストッパー6が邪魔になるこ
とはない。
【0033】そして、該実施形態のプレス成形装置にお
いては、図2(a)(b)に示す如く、固定基板5上に
機械的構造でなるストッパー6が上下位置調整自在とな
るように突設されるため、該ストッパー6を上下位置調
整することにより、機械的なストッパー構造ではありな
がら、上金型2の下限位置であるプレス最下限位置を変
更することができる。
【0034】又、この場合に、上下位置調整自在となる
ストッパー6がストッパー本体8と操作体9とで形成さ
れていて、該操作体9を固定基板5上でガイドシャフト
4を中心にして回動させることにより、同ストッパー本
体8は螺合操作されて上下昇降動作するため、その上端
部に凸起部7が当止される該ストッパー本体8は螺合に
より精度良く上下位置調整されて、プレス最下限位置を
確実に変更調節することができる。しかも、螺合構造の
ストッパー6は、プレス圧に対しても強固なものであ
る。
【0035】更に、この場合、操作体9を回動させてス
トッパー本体8を上下動させ螺合操作している際に、該
ストッパー本体8の内周に形成された上下方向のガイド
溝10がガイドシャフト4の外周に突設された凸リブ11に
係合して摺動するので、同ストッパー本体8は回動する
ことなくスムーズに上下動され、該ストッパー本体8を
手で押え保持することなく同操作体9を回動させること
ができて、プレス最下限位置を容易に変更調節すること
ができる。
【0036】又、該実施形態のプレス成形装置において
は、上金型2が下限位置に達した際に、凸起部7はスト
ッパー本体8の上端部外周に突設された鍔状フランジ12
上に当止されるため、該鍔状フランジ12でプレス圧が安
定して受けられて、同上金型2のより以上の下降動作は
正確に停止され、プレス最下限位置をより確実に変更調
節することができる。
【0037】図3は、本発明の請求項1〜5全てに対応
する別の実施形態を示し、該実施形態のプレス成形装置
においては、一対の可動基板1及び固定基板5に対し複
数個(四個)のガイドシャフト4が配設されている。そ
して、各ガイドシャフト4に対応して各々ストッパー6
が配設されており、この場合も、同各ストッパー6は可
動基板1の平面外形より内側に存在して押圧平面範囲内
に配置されている。なお、それ以外は、上記図1、2に
示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形態にお
けると同様の作用効果が奏される。
【0038】図4は、本発明の請求項1のみに対応する
更に別の実施形態を示し、該実施形態のプレス成形装置
においては、ストッパー6が略円盤状で一体に形成さ
れ、該ストッパー6はガイドシャフト4に外嵌され、該
ガイドシャフト4の上端に形成される凸起部7と固定基
板5との間に介在するように、該固定基板5上に設置さ
れることで突設されている。なお、それ以外は、上記図
1、2に示した実施形態と同様に構成され、請求項2〜
5に係る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同
様に奏される。
【0039】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載のプ
レス成形装置においては、機械的なストッパー構造がプ
レスで押圧される範囲内に配置されて、該ストッパー構
造はプレス圧に対抗しその機能を十分に発揮し、プレス
最下限位置が高精度に決定されて、押圧力で潰れ易い形
状の被成形物である場合に最適となり、しかも、同スト
ッパー構造は邪魔にならないようコンパクトに納まる。
【0040】又、本発明の請求項2記載のプレス成形装
置においては、特に、固定基板上に突設されるストッパ
ーを上下位置調整することにより、上金型の下限位置で
あるプレス最下限位置を変更することができる。
【0041】又、本発明の請求項3記載のプレス成形装
置においては、特に、操作体が回動されると、ストッパ
ー本体は螺合操作されて精度良く上下位置調整され、プ
レス最下限位置を確実に変更調節することができる。
【0042】又、本発明の請求項4記載のプレス成形装
置においては、特に、ガイド溝と凸リブとが摺動自在に
係合されていて、ストッパー本体は回動することなくス
ムーズに上下動され、プレス最下限位置を容易に変更調
節することができる。
【0043】又、本発明の請求項5記載のプレス成形装
置においては、特に、鍔状フランジでプレス圧が安定し
て受けられて、上金型のより以上の下降動作は正確に停
止され、プレス最下限位置をより確実に変更調節するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるプレス成形装置を示
す縦断面図。
【図2】同プレス成形装置の動作状態を示し(a)
(b)(c)各動作過程における要部縦断面図。
【図3】別の実施形態であるプレス成形装置を示す概略
平面図。
【図4】更に別の実施形態であるプレス成形装置の動作
状態を示す縦断面図。
【図5】従来例であるプレス成形装置の動作状態を示す
縦断面図。
【符号の説明】
1 可動基板 2 上金型 3 被成形物 3a 表面 4 ガイドシャフト 5 固定基板 6 ストッパー 7 凸起部 8 ストッパー本体 9 操作体 10 ガイド溝 11 凸リブ 12 鍔状フランジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動基板と共に昇降動作される上金型で
    被成形物の表面を押圧して該表面に凹凸模様を施すプレ
    ス成形装置であり、上金型が下側に取り付けられる可動
    基板から上方へガイドシャフトを突設し、該ガイドシャ
    フトを上下方向スライド自在に貫通保持する固定基板を
    備え、該固定基板上にストッパーを突設し、上金型が下
    限位置に達した際に同ストッパーに当止する凸起部を前
    記ガイドシャフトの外周に突設してなるプレス成形装
    置。
  2. 【請求項2】 固定基板上にストッパーを上下位置調整
    自在となるように突設したことを特徴とする請求項1記
    載のプレス成形装置。
  3. 【請求項3】 ガイドシャフトに外嵌されて上下動自在
    となる略筒状のストッパー本体と、該ストッパー本体の
    外周に螺合されて該螺合操作により同ストッパー本体を
    上下動作させる操作体と、でストッパーを形成し、操作
    体を固定基板上でガイドシャフトを中心に回動自在とな
    るように設置し、ストッパー本体の上端部に凸起部が当
    止されるようにして、該ストッパー本体が上下位置調整
    自在となるように同ストッパーを突設したことを特徴と
    する請求項2記載のプレス成形装置。
  4. 【請求項4】 ストッパー本体の内周に上下方向のガイ
    ド溝を形成し、該ガイド溝と摺動自在に係合する凸リブ
    をガイドシャフトの外周に突設したことを特徴とする請
    求項3記載のプレス成形装置。
  5. 【請求項5】 ストッパー本体の上端部外周に凸起部が
    当止される鍔状フランジを突設したことを特徴とする請
    求項3又は4記載のプレス成形装置。
JP2000358853A 2000-11-27 2000-11-27 プレス成形装置 Pending JP2002160098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358853A JP2002160098A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プレス成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358853A JP2002160098A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プレス成形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002160098A true JP2002160098A (ja) 2002-06-04

Family

ID=18830691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000358853A Pending JP2002160098A (ja) 2000-11-27 2000-11-27 プレス成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002160098A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538848A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ナノプレシジョン プロダクツ,インコーポレイティド 高精度部品製作用スタンプ加工システム
JP2011056848A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kmew Co Ltd セメント系基材の製造方法
KR101447263B1 (ko) 2012-12-18 2014-10-08 한국광기술원 광학렌즈용 성형장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005538848A (ja) * 2002-08-16 2005-12-22 ナノプレシジョン プロダクツ,インコーポレイティド 高精度部品製作用スタンプ加工システム
JP4763287B2 (ja) * 2002-08-16 2011-08-31 ナノプレシジョン プロダクツ,インコーポレイティド 高精度部品製作用スタンプ加工システム
JP2011056848A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Kmew Co Ltd セメント系基材の製造方法
KR101447263B1 (ko) 2012-12-18 2014-10-08 한국광기술원 광학렌즈용 성형장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007290031A (ja) 成形装置
CN105215198A (zh) 拉伸模
JP2002160098A (ja) プレス成形装置
EP1157801B1 (en) Insert molding method and mold
CN110090894A (zh) 一种弯曲压凸模具
JPH09155930A (ja) 射出成形用金型
JP2003211231A (ja) プレス金型のシワ押え圧力調整機構
JP2005186439A (ja) 圧縮成形装置
JP2003225731A (ja) 鍛造装置
CN111167952A (zh) 冲压模翻边侧向力机构
JP3304453B2 (ja) 樹脂封止装置の成形品の離型機構
CN216732802U (zh) 一种二次脱模机构
KR101670138B1 (ko) 프레스 금형장치
CN220808168U (zh) 一种便于调节的汽车零部件制造用成型模具
CN212472169U (zh) 遥控器按键油压成型机
CN215885463U (zh) 气压自动吸玻璃机
CN108620486B (zh) 一种防卡料装置及采用该装置的拉延模具
KR100494931B1 (ko) 플라잉 캠형 프레스 장치
CN213704247U (zh) 一种板模二次挤压成型的汽车车灯模具
CN112679075B (zh) 玻璃制品顶压生产装置
CN114030142A (zh) 一种二次脱模机构
JP2023100438A (ja) ワーク成形装置
CN114603008A (zh) 一种数控钣金冲压加工机床
KR20200067509A (ko) 플라스틱 용기 성형 장치
US6994539B1 (en) Machining apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040206

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621