JP2002160031A - ロールヘミング装置 - Google Patents
ロールヘミング装置Info
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Abstract
ローラ支持部を有するロールヘミング装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ローラ支持部20を、ベース部材21
と、該ベース部材21の一端にベース部材21に沿って
摺動可能に保持された摺動部材23と、該摺動部材23
とベース部材21の他端間に介装され、摺動部材23を
ベース部材21から突出する方向に付勢するガススプリ
ング22と、該摺動部材23の突出端に摺動部材23の
摺動方向と直交する軸により回転自在に枢支されたロー
ラ24とで構成する。ローラ支持部20は、そのベース
部材21をロボットアームの手首部に、ローラ24がロ
ボットアームの手首部の軸線と一致した方向に変位可能
に固定する。
Description
周フランジをロボットアームの手首部に取り付けたロー
ラにより押圧してインナパネル側に折り曲げることによ
り、アウタパネルとインナパネルとを一体化するロール
ヘミング装置に関し、特にロボットアームの手首部に対
するローラの支持を簡素化したロールヘミング装置に関
する。
8に示すように、外周フランジPfを起立せしめたアウ
タパネルPoを下型150に載置し、その上にインナパ
ネルPiを、該インナパネルPiの外周縁Pgが前記ア
ウタパネルPoの外周フランジPfの内側に位置するよ
うに載置し、ロボット110のロボットアーム111の
手首部112にローラ支持部140を介して回転自在に
取り付けたローラ120の押圧力により、前記アウタパ
ネルPoの外周フランジPfをインナパンネルPi側に
折り曲げることにより、被ヘミング材Wであるアウタパ
ネルPoとインナパネルPiとを一体化するものであ
る。
ンジPfをインナパンネルPi側に折り曲げるために、
ロボット110をティーチングしてローラ120の移動
軌跡を被ヘミング材Wのヘミング部の板厚分の一定距離
とするが、ヘミング加工の実行時には、ロボットアーム
111のたわみやロボット110の各関節のガタなどに
より実際の軌跡はティーチング軌跡よりずれるため、ロ
ーラ120の押圧力が不十分となり、したがってヘミン
グ部の折り曲げが不完全なものとなる。これを対策する
技術として、前記ローラ120をその押圧方向に一致し
て変位可能にローラ支持部140に支持させることが、
特開平5−305357号公報に開示されている。
に示すように、外周フランジPfを本曲げするときのロ
ーラ120の移動軌跡は、ローラ120が下型150の
被ヘミング材載置面155から「アウタパネルPoの板
厚×2+インナパネルPiの板厚」δだけ離れた一定の
距離とすることが望ましいが、ロボット110は完全な
剛体ではないため、ローラ120で外周フランジPfを
押圧したときに、図10に示すように、外周フランジP
fの反力を受けてロボットアーム111のたわみやロボ
ット110の各関節のガタにより前記距離δより距離α
だけずれたものとなってしまうため、ローラ120によ
る押圧力が不十分なものとなって、外周フランジPfの
折り曲げを不完全なものとし、良好なヘミングとならな
かったという問題に鑑みてなされたものである。
05357号公報に記載の技術は、ローラ120をその
押圧方向に一致して変位可能にローラ支持部140に支
持させたものであり、変位可能な手段として、圧縮コイ
ルバネを用いるもの、油圧を用いるもの、電気モータを
利用したものなどが開示されている。その代表例とし
て、図11、図12に油圧サーボ方式のものを例示す
る。
ラ支持部140の例は、支持ブラケット531に複動式
の油圧シリンダ532を設け、この油圧シリンダ532
を図12に示す油圧制御回路によって制御するように構
成したものである。支持ブラケット531には、下方に
開口する断面方形状のスライド孔531aと、このスラ
イド孔531aの上方の底部にシリンダ孔531bが形
成されている。シリンダ孔531bにピストン軸533
と、該ピストン軸533と一体にシーリング534、5
34が取り付けられたピストン533aが摺動自在に嵌
め込まれている。
に油圧ポート531d、531eが開口しており、この
油圧ポート531d、531eに別に設けた油圧ユニッ
トからホースを経由して油を流出入することにより、ピ
ストン軸533を上下方向に移動可能にしている。ピス
トン軸533の下端は、スライド孔531aに摺動自在
に挿入したスライドブロック537に、その上面に設け
たネジ部533bを介して連結されている。スライドブ
ロック537にはローラ120が取り付けられている。
0の油圧ポート531d、531eから油を流出入する
ことにより、ローラ120を押圧方向と一致する方向に
移動させることができる。なお、このローラ支持部14
0はロボットアーム111の手首部112に、手首部1
12の軸線112Aと直交して取り付けられている。
な従来のロールヘミング装置100では、まず、ローラ
支持部140に圧縮コイルバネを用いるものにおいて
は、圧縮コイルバネに初期荷重(約150kgf)を付
加しておく必要から、ローラ支持部140のメインテナ
ンス時にローラ支持部140を分解する場合に、圧縮コ
イルバネが急に自由状態になり危険な作業となる問題が
ある。次に、ローラ支持部140に前述の油圧を用いる
ものにあっては、油圧装置が複雑かつ大きくなり、ロボ
ット110の可動範囲を制限することとなったり、油圧
ホースの接続部や、油圧シリンダなどからの油漏れが発
生しやすく、その保守・整備のためロールヘミング装置
100の稼働率が低くなるという問題が生じていた。
を用いるものにあっては、ロボットアーム111の移動
速度に比較してモータの回転によるローラ120の押圧
方向への移動速度が遅く、ロボットアーム111の移動
速度を遅くしなければならず、この点でもロールヘミン
グ装置100の稼働率が低くなるという問題が生じてい
た。また、上記従来のロールヘミング装置100は、い
ずれもローラ支持部140がロボットの手首部112
に、手首部112の軸線112Aと直交して取り付けら
れていたため、ヘミング加工時にロボットの手首部に回
転モーメントによる大きな負荷がかかり、加工精度が安
定しなかった。
グ装置100にあっては、ローラ支持部140の構造が
複雑なため、ローラ120の原点合わせが困難であった
り、コストや重量が大きいといった問題点がある。
く、ローラ支持部の構成が簡素で加工精度が高いロール
ヘミング装置を提供することを目的とする。
ング装置は、外周フランジを起立せしめたアウタパネル
にインナパネルを重ねた状態で両パネルを下型上に位置
決め載置し、該アウタパネルの外周フランジをロボット
アームの手首部に取り付けたローラにより押圧してイン
ナパネル側に折り曲げることにより、アウタパネルとイ
ンナパネルとを一体化するロールヘミング装置であっ
て、前記ローラがその押圧方向と一致した方向に変位可
能に支持されるロールヘミング装置において、前記ロー
ラの支持部を、ベース部材と、該ベース部材の一端にベ
ース部材に沿って摺動可能に保持された摺動部材と、該
摺動部材とベース部材の他端間に介装され、摺動部材を
ベース部材から突出する方向に付勢するガススプリング
と、該摺動部材の突出端に摺動部材の摺動方向と直交す
る軸により回転自在に枢支されたローラとで構成したこ
とを特徴とする。
と、該ベース部材の一端にベース部材に沿って摺動可能
に保持された摺動部材と、該摺動部材とベース部材の他
端間に介装され、摺動部材をベース部材から突出する方
向に付勢するガススプリングと、該摺動部材の突出端に
摺動部材の摺動方向と直交する軸により回転自在に枢支
されたローラとで構成したので、油圧配管、電気配線な
どが不要となり、ローラ支持部を簡素化、軽量化でき、
ロボットの寿命延長と稼働率を向上させることができ
る。
材をロボットアームの手首部に、ローラがロボットアー
ムの手首部の軸線方向と一致した方向に変位可能に固定
すると、ヘミング加工時にロボットアームの手首部に回
転モーメントによる大きな負荷がかからず、加工精度が
安定する。
合わせのためのXY方向の位置検出器と、ガススプリン
グによるローラの押圧力を測定する加圧力計を設置すれ
ば、ローラの移動軌跡の位置補正が定期的に可能とな
り、かつ、ローラによる外周フランジへの加圧力補正も
可能となり、被ヘミング材の製品精度の向上が図れる。
グ装置の一の実施の形態について、図面を参照して以下
に説明する。ここで、図1は本発明のロールヘミング装
置の全体斜視図であり、図2はローラ支持部の斜視図で
ある。図3乃至図5はそれぞれローラ支持部の正面図、
側面図、断面図である。
の構成について説明する。ロールヘミング装置10は、
図1に示すように、下型ベース501に載置された下型
50と、ロボット架台12上に載置されたロボット10
1と、該ロボット101の近傍に設置された原点確認装
置30とから構成され、従来と同様に外周フランジPf
を起立せしめたアウタパネルPoを下型50に載置し、
その上にインナパネルPiを、該インナパネルPiの外
周縁Pgが前記アウタパネルPoの外周フランジPfの
内側に位置するように載置し、図2に示すように、ロボ
ット101のロボットアーム11の手首部13にローラ
支持部20を介して取り付けたローラ24の押圧力によ
り、前記アウタパネルPoの外周フランジPfをインナ
パンネルPi側に折り曲げることにより、被ヘミング材
WであるアウタパネルPoとインナパネルPiとを一体
化するものである。ロボットアーム11の手首部13
は、ロボットアーム11の先端に回動機構102を介し
て回動自在に設けられている。なお、図1では被ヘミン
グ材Wは図示を省略してある。
ローラ支持部20を簡素な構成とした点、および、ロボ
ット近傍にローラ24の位置検出器31、32と加圧力
計40から構成した原点確認装置30を設置した点に特
徴を有する。以下、この点について詳細に説明する。
に示すように、ロボット101のロボットアーム11の
手首部13に固定可能に構成されたベース部材21と、
このベース部材21の一端にベース部材21に沿って摺
動可能に保持された摺動部材23と、これら摺動部材2
3とベース部材21の他端間に介装され、摺動部材23
をベース部材21から突出する方向に付勢するガススプ
リング22と、この摺動部材23の突出端に摺動部材2
3の摺動方向と直交する支持軸245により回転自在に
枢着されたローラ24とから構成されている。
基台板211の上端に、該基台板211と直角に若干薄
い鋼板製の天板212を溶接し、基台板211と天板2
12の左右端に、基台板211と天板212の直角を保
持する台形の縦壁板213、213が溶接されて前方に
開口した箱状に構成されている。天板212の上面に
は、このベース部材21ひいてはローラ支持部20をロ
ボットアーム11の手首部13に取り付けるための取付
面214が形成されている。
214とは反対側の下面に、ガススプリング22のシリ
ンダ側に固定されたフランジ221がボルト締めされ、
ガススプリング22をベース部材21に、該ガススプリ
ング22の軸心がロボットアーム11の手首部13の軸
心と略一致するように取り付けられている。ガススプリ
ング22のピストン222は下向きに突出し、その先端
に断面T型のジョイント223が幅広底面を下側にして
固着されている。本実施の形態に使用したガススプリン
グ22は、ストローク10mm、出力荷重148〜20
0kgfの市販品とし、150〜160kgfを常用圧
力として使用した。
23には、摺動部材23を構成するスライドシャフト2
31が接続されている。摺動部材23は、ベース部材2
1の基台板211の下方に取り付けられた断面コ字型の
底部を基台板211に重合してネジ止めされたケース2
32と、このケース232に上下に摺動自在に収納さ
れ、上端を前記ジョイント223を抱え込むように鉤形
に形成し、下端の取付孔にローラ24を回転自在に枢着
した断面角形のスライドシャフト231と、さらに、ス
ライドシャフト231を収納したコ字断面のケース23
2の開口を閉鎖する蓋体233により構成されている。
32に収納される部位には、スライドシャフト231が
ケース232に対してなめらかに摺動するように摺動抵
抗を少なくするために、複数のオイルレスメタル235
が埋め込まれている。また、スライドシャフト231
の、前記ケース232から下方に突出する部位には、角
形断面を大きくして、ガススプリング22が最大圧縮さ
れたときに、ローラ24がケース232あるいは蓋体2
33と干渉しないように、ストッパ236を形成してい
る。
ンジPfをインナパネルPi側に折り曲げるローラ24
は、前記スライドシャフト231の下端に穿設したロー
ラ取付孔234に、先端に設けたベアリングでローラ2
4を回転自在に保持するローラフォロア241の軸部で
ある支持軸245を挿通し、スライドシャフト231の
背面から突出した支持軸245から連続するネジ部に取
付ナット243により締め付けて取り付けられている。
31を介してガススプリング22の軸心から若干偏心し
ているため、スライドシャフト231に対してローラ2
4が傾き、ローラ24の背面がスライドシャフト231
に当接してもローラ24の回転がなめらかになるよう
に、ローラ24の背面とスライドシャフト231との間
にスラストワッシャ244が挿入されている。
いたりして摺動部材23の摺動抵抗を少なくし、かつ、
スラストワッシャ244を挿入してローラ24のスライ
ドシャフト231に対する回転抵抗を少なくすることに
より、ローラ24をその押圧方向に一致して変位可能に
支持させるロールヘミング装置にガススプリング22を
適用することが可能になった。
計40からなる原点確認装置30の構成について説明す
る。原点確認装置30は、図1に示すように、ロボット
101の近傍に設けた架台301に位置検出器31、3
2及び加圧力計40を取り付けて構成している。架台3
01の上端には、図6、図7に拡大して示すように、該
架台301の上端に水平に取り付けた底板303の相隣
り合う二辺に縦板304、305を立設し、該縦板30
4、305の上端に、水平方向に延在するように支持板
306、307を取り付けてブラケット302を構成
し、該支持板306、307の上面に、ローラ支持部2
0のX方向、Y方向の位置を計測するように、それぞれ
の位置検出器31、32を載置している。また、底板3
03の上面には、ローラ24の加圧力を計測する加圧力
計40が取り付けられている。
トンで構成され、ピストンロッドの先端をローラ支持部
20のスライドシャフト231に接触させて、その接触
までの移動距離をシリンダ側壁に設けたセンサにより計
測して、原点位置に対する誤差を検出するものである。
また、加圧力計40は、ローラ支持部20のローラ24
のガススプリング22による押圧力を計測するものであ
る。
グ装置の動作について、ロボット101をティーチング
する場合とヘミング加工する場合に分けて説明する。ま
ず、ロボット101をティーチングする場合の内、被ヘ
ミング材Wの外周フランジPfを予備曲げするためのテ
ィーチングは、ロボットアーム11の手首部13に取り
付けたローラ支持部20を位置検出器31、32に案内
して、そのピストンロッドの先端を角断面のスライドシ
ャフト231に当接させて、初期位置を記憶させてこれ
を原点とし、その後、ローラ24を、該ローラ24の転
動面242が下型50の被ヘミング材載置面55周辺の
ガイド面53を転動するように移動させて、その軌跡を
記憶させることにより行う。
外周フランジPfを本曲げするためのティーチングは、
ロボットアーム11の手首部13に取り付けたローラ支
持部20のローラ24を、該ローラ24の転動面242
が被ヘミング材Wをまだ載置していない下型50の被ヘ
ミング材載置面55上の外周フランジPf相当位置に当
接して転動するように移動させて、その軌跡を記憶させ
ることにより行う。
ヘミング材載置面55から被ヘミング材Wの板厚δ(図
9参照)だけ離れた面となるべきであるが、この面は空
中の架空の面となるため、正確なティーチングは困難で
ある。そこで、板厚δをゼロとした被ヘミング材載置面
55上をローラ24の仮の軌跡としてティーチングを行
う。そして、ローラ24を原点確認装置30の位置検出
器31、32に当接させて待機させておく。
ミング加工を行う場合は、被ヘミング材Wを下型50に
載置してクランプ502(図1参照)により位置決め固
定し、ロボット101を起動すると、ティーチングのと
おりに、ローラ24を原点確認装置30から出発させ
て、まず、外周フランジPfを予備曲げする。予備曲げ
が終了すると、ローラ24はティーチングのとおりに、
原点確認装置30に復帰し待機するが、このとき位置検
出器31、32でローラ支持部20のX、Y方向の位置
を計測して初期位置と異なって誤差が生じている場合に
は、その誤差分だけ予備曲げのティーチングの軌跡デー
タを修正して、ロボットアーム11のたわみやロボット
101の各関節のガタなどを吸収するように設定し直
す。
1に本曲げの指示をすると、ティーチングのとおりに、
ローラ24を原点確認装置30から出発させて、予備曲
げされている外周フランジPfを押圧して本曲げする。
このとき、ティーチング時の軌跡データは、ローラ24
と下型50の被ヘミング材載置面55とが接触する値と
なっているが、本曲げ時はローラ24と下型50の被ヘ
ミング材載置面55との間に、「アウタパネルPoの板
厚×2+インナパネルPiの板厚」δが入り込むため、
ローラ24が被ヘミング材Wから反力を受けることにな
るが、ローラ24はガススプリング22によりその反力
に釣り合う押圧力で外周フランジPfを押圧することに
なる。
認装置30に復帰し、予備曲げ時と同様に、位置検出器
31、32でローラ支持部20のX、Y方向の位置を計
測して初期位置と異なって誤差が生じている場合には、
その誤差分だけ本曲げのティーチングの軌跡データを修
正して、ロボットアーム11のたわみやロボット101
の各関節のガタなどを吸収するように設定し直して、実
際の軌跡とする。また、この原点確認装置30におい
て、ローラ支持部20を下降させてローラ24で加圧力
計40を押圧させ、所定の加圧力が発揮されているか確
認し、加圧力不足の場合は、ガススプリング22の交換
など必要な処置を行う。
グ装置10は、ロボットアーム11の手首部13に、手
首部13の軸心と略一致する方向でベース部材21を介
してガススプリング22を取り付け、該ガススプリング
22により付勢されるスライドシャフト231の下端に
ローラ24を回転自在に枢支してローラ支持部20を構
成したので、ローラ支持部20への油圧配管や配線が不
要となり、ロボット101の可動範囲の制限をなくすこ
とができた。また、ヘミング加工時にロボットアーム1
1の手首部13に回転モーメントが作用しないから、手
首部13が不本意に回動することがなく、加工精度を安
定化することができた。
X、Y方向の位置検出器31、32と、ローラ24の加
圧力を計測する加圧力計40を設置して、ヘミング加工
の1サイクルごとにローラ24の位置および加圧力を確
認できるようにしたので、ヘミング時の軌跡や加圧力の
補正が可能となり、被ヘミング材の品質向上が可能とな
った。
定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。例えば、前記実施の形態では、
位置検出器としてシリンダタイプのもので説明したが、
これに限られず、光センサや磁気センサなどで位置を検
出するものでも可能である。
アウタパネルにインナパネルを重ねた状態で両パネルを
下型上に位置決め載置し、該アウタパネルの外周フラン
ジをロボットアームの手首部に取り付けたローラにより
押圧してインナパネル側に折り曲げることにより、アウ
タパネルとインナパネルとを一体化するロールヘミング
装置であって、前記ローラがその押圧方向と一致した方
向に変位可能に支持されるロールヘミング装置におい
て、前記ローラの支持部を、ベース部材と、該ベース部
材の一端にベース部材に沿って摺動可能に保持された摺
動部材と、該摺動部材とベース部材の他端間に介装さ
れ、摺動部材をベース部材から突出する方向に付勢する
ガススプリングと、該摺動部材の突出端に摺動部材の摺
動方向と直交する軸により回転自在に枢支されたローラ
とで構成したので、ローラ支持部の簡素化、軽量化が図
られ、ロボットの寿命延長、ロボット移動速度の向上に
より、サイクルタイムの短縮が可能となった。
首部への取り付け方向を、ローラがロボットアームの手
首部の軸心と一致した方向に変位可能になるようにした
ので、ロボットの負荷低減が可能となった。
装置の全体斜視図である。
装置のローラ支持部の斜視図である。
正面図である。
側面図である。
装置に用いる位置検出器などの配置を示す正面の斜視図
である。
装置に用いる位置検出器などの配置を示す背面の斜視図
である。
る。
面図である。
す断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 外周フランジを起立せしめたアウタパネ
ルにインナパネルを重ねた状態で両パネルを下型上に位
置決め載置し、該アウタパネルの外周フランジをロボッ
トアームの手首部に取り付けたローラにより押圧してイ
ンナパネル側に折り曲げることにより、アウタパネルと
インナパネルとを一体化するロールヘミング装置であっ
て、前記ローラがその押圧方向と一致した方向に変位可
能に支持されるロールヘミング装置において、 前記ローラの支持部を、ベース部材と、該ベース部材の
一端にベース部材に沿って摺動可能に保持された摺動部
材と、該摺動部材とベース部材の他端間に介装され、摺
動部材をベース部材から突出する方向に付勢するガスス
プリングと、該摺動部材の突出端に摺動部材の摺動方向
と直交する軸により回転自在に枢支されたローラとで構
成したことを特徴とするロールヘミング装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のロールヘミング装置に
おいて、 前記ローラ支持部は、そのベース部材を前記ロボットア
ームの手首部に、ローラがロボットアームの手首部の軸
線と一致した方向に変位可能に固定したことを特徴とす
るロールヘミング装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のロール
ヘミング装置において、 前記ロボットの近傍に、前記ローラの原点合わせのため
のXY方向の位置検出器と、ガススプリングによるロー
ラの押圧力を測定する加圧力計を設置したことを特徴と
するロールヘミング装置。
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2000
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