JP2002159876A - 破砕装置 - Google Patents

破砕装置

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JP2002159876A
JP2002159876A JP2000355863A JP2000355863A JP2002159876A JP 2002159876 A JP2002159876 A JP 2002159876A JP 2000355863 A JP2000355863 A JP 2000355863A JP 2000355863 A JP2000355863 A JP 2000355863A JP 2002159876 A JP2002159876 A JP 2002159876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕室の内部に不用意に投入された破砕困難
物を破砕室の外部から簡単に取り出すことができて、破
砕困難物の除去作業における作業者の負担軽減を図るこ
とができる破砕装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、被破砕物を収容する破砕室2
の内部に、破砕刃13,…を備えて回転自在な破砕ロー
タ10と、該破砕ロータ10の外周面に沿って軸長方向
に配置された固定刃16とが設けられ、破砕刃13,…
と固定刃16との剪断作用によって破砕された被破砕物
を破砕ロータ10の外周面と固定刃16との間から破砕
室2の外部に排出する破砕装置において、破砕刃13,
…と固定刃16との間に破砕困難物Pが介在する際、該
破砕困難物Pを破砕室2の外部から取り出し可能とすべ
く、固定刃16の近傍における破砕室2の一部が開放さ
れることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粗大ゴミ、家電
廃棄物、廃プラスチック、木材、紙等の種々の廃棄物を
破砕可能とする破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】破砕
刃を備えて回転自在な破砕ロータと、該破砕ロータの外
周面に沿って配置された固定刃とを破砕室の内部に設け
た、いわゆる一軸式破砕装置は、破砕室の内部に投入さ
れた被破砕物を破砕刃と固定刃との剪断作用によって破
砕すると共に、破砕された被破砕物を破砕ロータの外周
面と固定刃との間から破砕室の外部に排出する構成にな
っている。
【0003】かかる一軸式破砕装置としては、例えば、
実開平1−56841号公報、特開平8−103678
号公報、特開平8−24696号公報等所載なるものが
公知であるが、何れの一軸式破砕装置にあっても同様の
問題を抱えている。
【0004】それは、スパナ、レンチ等の工具、鉄板、
あるいはモーター、コンプレッサー等の塊状物からなる
破砕困難物が破砕刃と固定刃との間に侵入した場合、破
砕処理を継続できなくなるため、破砕装置の運転を一旦
止めて、これらの破砕困難物を破砕室の中から取り出さ
なければならないという問題である。これは、安全面か
ら好ましくなく、しかも、除去作業が煩雑であるため、
作業者に多大な負担を強いる。また、破砕処理の無人運
転が阻害されるため、省人化が図れない。
【0005】そこで、本発明は上記問題に鑑みてなされ
たもので、破砕室の内部に不用意に投入された破砕困難
物を破砕室の外部から簡単に取り出すことができて、破
砕困難物の除去作業における作業者の負担軽減を図るこ
とができる破砕装置を提供することを第一の課題とし、
併せて、破砕困難物による破砕処理の無人運転阻害を好
適に防止して、省人化を図ることができる破砕装置を提
供することを第二の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る破砕装置は、被破砕物を収容する破砕
室2の内部に、破砕刃13,…を備えて回転自在な破砕
ロータ10と、該破砕ロータ10の外周面に沿って軸長
方向に配置された固定刃16とが設けられ、破砕刃1
3,…と固定刃16との剪断作用によって破砕された被
破砕物を破砕ロータ10の外周面と固定刃16との間か
ら破砕室2の外部に排出する破砕装置において、破砕刃
13,…と固定刃16との間に破砕困難物Pが介在する
際、該破砕困難物Pを破砕室2の外部から取り出し可能
とすべく、固定刃16の近傍における破砕室2の一部が
開放されることを特徴とする。
【0007】上記構成からなる破砕装置によれば、通常
の破砕処理においては、破砕室2の内部に収容された被
破砕物が回転する破砕刃13,…と固定刃16との剪断
作用によって破砕され、この破砕された被破砕物が破砕
ロータ10の外周面と固定刃16との間から破砕室2の
外部に排出される。
【0008】そして、破砕室2の内部に不用意に破砕困
難物Pが投入され、この破砕困難物Pが破砕刃13,…
と固定刃16との間に侵入した場合、即ち、破砕困難物
Pが固定刃16上に所在する場合には、破砕室2の一部
が開放され、ここから破砕困難物Pを破砕室2の外部に
取り出すことができるようになる。
【0009】また、本発明に係る破砕装置は、請求項2
記載の如く、前記破砕室2の底面を形成する底板5の一
部5aが傾動可能に構成され、該底板5の一部5aが傾
動することによって破砕室2の一部が開放される構成を
採用することができる。この場合、請求項3記載の如
く、前記底板5の一部5aの傾動中心が、前記固定刃1
6の長手方向と略平行で、且つ、該固定刃16と所定間
隔を有して離間してなる構成であってもよい。
【0010】さらに、本発明に係る破砕装置は、請求項
4記載の如く、前記底板5の一部5aのうち、破砕ロー
タ10側の端縁部が、前記固定刃16上に延設されてな
る構成を採用した場合、底板5の一部5aが傾斜した
際、固定刃16上に位置する底板5の一部5aの端縁部
上の破砕困難物Pが斜め下方に滑り、破砕室2の開放部
に誘導される。破砕困難物Pは、この開放部から破砕室
2の外部に排出される。
【0011】また、本発明に係る破砕装置は、請求項5
記載の如く、前記底板5の一部5aのうち、破砕ロータ
10側の端縁部が、該底板5の一部5aの傾動中心の近
傍に設けられ、しかも、該底板5の一部5aの傾動中心
から固定刃16にかけての平坦領域を破砕ロータ10の
軸長方向に沿って走行する可動体21が設けられ、該可
動体21に、破砕刃13,…と固定刃16との間の破砕
困難物Pを底板5の一部5a側に導くための傾斜面21
aが設けられてなる構成を採用した場合、可動体21が
固定刃16の上を長手方向に沿って端から端まで走行す
ることにより、破砕困難物Pが傾斜面21aとの当接を
受けて、破砕室2の開放部側へと押し出される。この
際、請求項6記載の如く、前記可動体21の傾斜面21
aに、エアーブロー手段23が設けられることで排出性
がより向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0013】<第一実施形態>第一実施形態に係る破砕
装置は、図1乃至図3に示す如く、箱形の鋼板製のフレ
ーム1の内部に設けた破砕室2の内部に、複数の破砕刃
13,…(図1では、一個のみを図示し、図3では、図
示しない。)を備えて回転自在な破砕ロータ10と、該
破砕ロータ10の外周面の軸長方向に沿って配置された
固定刃16と、破砕ロータ10の接離方向に移動可能な
押圧手段としてのプッシャ28とが配されている。
【0014】前記破砕室2は、対向する二枚の側板3,
3と、該側板3,3とに跨がって対向する二枚の横板
4,4と、上下方向に筒状をなす側板3,3および横板
4,4の下方開口端の近傍に配された底板5とによっ
て、上方が大きく開放された箱形をなし、さらに、破砕
室2の上方には、粗大ゴミ、家電廃棄物、廃プラスチッ
ク、木材、紙等の被破砕物を投入するためのホッパー
(図示せず)が設けられている。
【0015】前記破砕ロータ10は、中心に軸体11を
有した円筒体からなり、両端から突出した軸体11がそ
れぞれ側板3に支持され、図示しないモーター、電動機
等の駆動手段により回転自在に構成されている。しか
も、破砕ロータ10は、破砕室2の下方隅部位置に配置
されており、略水平に配置された底板5の一端と破砕ロ
ータ10の外周面とが近接した格好となっている。
【0016】また、破砕ロータ10の外周面には、断面
がV字形の多数の円周溝10aが軸長方向に互いに隣接
して並行に形成され、破砕ロータ10の回転軸と直交す
る方向に破砕ロータ10の外周面を周回している。そし
て、円周溝10aには、四角柱形状をした刃物固定ブロ
ック12が、その二面を円周溝10aの斜面に接地した
状態で溶接固定される。さらに、この刃物固定ブロック
12の中央に穿設されたねじ孔にボルトが挿通され、破
砕刃13が着脱自在に取付けられる。
【0017】破砕刃13は、刃物固定ブロック12と同
じような四角柱状をしており、その隣接する2つの側面
が円周溝10aのV字形表面に接地した状態で取付けら
れる。従って、それぞれの円周溝10aに装着される破
砕刃13は、他方の隣接する2つの側面が破砕ロータ1
0の周面から突出してその端縁がナイフエッジを構成す
る。
【0018】また、破砕刃13と刃物固定ブロック12
は、各円周溝10aに1個または複数個取付けられ、隣
接する円周溝10aの間で円周方向に位相をずらして配
設されており、破砕刃13の突出した角部を連ねた想像
線が螺旋状となるように位相をずらしている。
【0019】一方、破砕ロータ10の外周面と破砕ロー
タ10の側方に位置する底板5の一端との間に形成され
た間隙には、固定刃16を取付けるための取付台17が
配置されている。この取付台17は、側面視断面視略台
形状をなし、その下端側がフレーム1(より詳しくは、
一対の側板3,3に跨がった状態で取付台17より下方
に配置された仕切り板8の上端部)に固定されている。
【0020】そして、取付台17は、その上面が底板5
の上面と略面一となるように配置されており、その上面
を軸長方向に沿ってL字状に切り欠いて固定刃16のた
めの着座部を形成している。また、この固定刃16は、
その背面と下面とが取付台17の切り欠かれた直交二面
に拘束された状態でボルト等を用いて着脱自在に固定さ
れ、底板5の上面、取付台17の上面、固定刃16の上
面が略フラットな面を構成している。
【0021】また、固定刃16は、破砕ロータ10と対
向する端縁にV字形をした多数の溝刃が長手方向に連続
した鋸歯状になっており、各溝刃と破砕ロータ10の円
周溝10aとの位相を一致させることで、各溝刃間の溝
と対向する円周溝10aとがなす空間(平面視略方形
状)を各破砕刃13が通過し得るようにしている。
【0022】また、フレーム1の底板5には、破砕ロー
タ10から所定距離離間した位置にて方形状に分離され
た排出板5aが設けられている。即ち、底板5には、固
定刃16の背端から距離Lの位置を起点として幅Hの間
に切欠部が設けられ、該方形状の切欠部に、この切欠部
と略同一形状の排出板5aが配置されている。
【0023】排出板5aは、その破砕ロータ10側の端
縁部にて底板5の切欠部の端縁部に回転(揺動)自在に
支持されている。そして、分離された排出板5aの裏面
には、シリンダ19のロッド19aの先端が回転自在に
支持されており、その基端19bが仕切板8に回転自在
に支持されている。従って、シリンダ19のロッド19
aが伸張すれば、排出板5aが水平になって底板5とフ
ラットな面を形成する一方、ロッド19aが収縮すれ
ば、排出板5aはその破砕ロータ10側の端縁部が上と
なるように所定角度に傾斜して、底板5の一部に開放部
を形成する。
【0024】また、底板5の排出板5aの傾動中心から
固定刃16にかけての平坦領域上には、横行スライダ
(可動体)21が破砕室2内外を出退自在にして配置さ
れている。箱状であって破砕ロータ10の軸長方向に長
く延びる横行スライダ21の先端側内面には、シリンダ
22のロッド22aの先端が回転支持されており、その
基端22bがフレーム1の一方の側板3から側方に長く
延びた取付用ブラケット9に支持されている。一方、該
側板3には、横行スライダ21を挿通させるための開口
3aが設けられている。従って、シリンダ22が収縮し
て横行スライダ21が破砕室2から退避した状態を始め
として、シリンダ22が伸張すれば、横行スライダ21
が固定刃16の長手方向(破砕ロータ10の軸長方向)
に沿って走行し、反対側の側板3へと到達する。
【0025】前記横行スライダ21は、底板5上のみな
らず、一部が固定刃16上にもかかっており、しかし、
破砕刃13,…と干渉するようなことはない。また、横
行スライダ21の先端には、該横行スライダ21の進行
方向に対して固定刃16から排出板5a側ほど後ろとな
る傾斜面21aが形成されている。そして、該傾斜面2
1aには、該傾斜面21aから略直交する方向にエアー
を吹き出す、エアーブロー手段の吹出口23が配設され
ている。
【0026】前記破砕ロータ10の下方には、該破砕ロ
ータ10の略半周に亘って円弧状に湾曲された板状のス
クリーン25が設けられている。このスクリーン25
は、上流側端がフレーム1に回転自在に軸支されてい
る。スクリーン25には、複数の孔が穿設されており、
このスクリーン25の孔の大きさを適当な大きさとして
破砕された被破砕物の大きさをある程度一定にすること
ができる。すなわち、孔を通過し得る程度に破砕された
物は、孔を通過して下方に排出され、孔を通過できない
大きさの破砕物は、破砕ロータ10の回転に伴ってスク
リーン25の内面を沿い、再び破砕室2内に戻される。
【0027】前記プッシャ28は、底板5に沿って水平
方向に往復動する箱体29を備えている。該箱体29
は、底板5に支持されたシリンダ30のロッド30aの
先端が支持され、このロッド30aの伸縮によって、箱
体29が破砕ロータ10の接離方向に往復動する。この
プッシャ28は、破砕ロータ10の駆動手段と連動して
おり、破砕処理中、駆動手段の負荷値(例えば、モータ
の電流値)を測定して、破砕ロータ10における破砕の
負荷が増大した時は、プッシャ28による被破砕物の送
り量を減少させ、逆に破砕ロータ10の負荷が小さくな
った時は、プッシャ28による破砕位置への被破砕物の
送り出し量が増大して破砕ロータ10による破砕量を増
大させることで、自動運転により効率的な破砕作業を継
続させることができる。
【0028】第一実施形態に係る破砕装置は、以上の構
成からなり、次に、この破砕装置による被破砕物の破砕
態様について説明する。
【0029】被破砕物を処理する場合、被破砕物をホッ
パーから破砕室2の底板5上に投入する。この時、プッ
シャ28は破砕ロータ10から離間させておく。かかる
状態から、被破砕物をプッシャ28で押して破砕ロータ
10の方へ送り込み、プッシャ28で破砕ロータ10表
面に押し付けながら破砕ロータ10と固定刃16間の破
砕位置に送り込む。この破砕位置に送られた被破砕物
は、破砕ロータ10に取付けた各破砕刃13と固定刃1
6間で剪断作用により部分的に剪断破砕され、ある程度
粒度の整った状態となる。
【0030】また、細かく破砕された破砕物は、スクリ
ーン25の孔を通過して下方に落下して排出されるが、
スクリーン25の孔寸法より大きな破砕物は、破砕室2
内に戻されて、再度破砕され、スクリーン25の孔寸法
よりも小さく破砕された時点で下方に落下する。
【0031】次に、この破砕装置による破砕困難物の排
出態様について説明する。
【0032】まず、破砕困難物が破砕刃13と固定刃1
6との間に侵入した場合であって、破砕ロータ10の駆
動手段(電動機)の異常電流(オーバロード)が繰り返
して三回以上検出されると、異物が混入したと判断され
る(異物が検出される)。
【0033】異物の存在が確認されると、傾動用のシリ
ンダ19を収縮させて、底板5の一部を開放すると共
に、横行用のシリンダ22を伸張させて、横行スライダ
21を固定刃16上を移動させる。この際、固定刃16
上あるいはその近傍の破砕困難物は、横行スライダ21
の先端傾斜面21aによって側方、即ち排出口側に押し
退けられる。排出処理は、エアーブローの助けを借りて
さらに円滑に行われる。
【0034】しかも、エアーブローを併用することによ
り、横行スライダ21の走行面の清掃が行われるため、
横行スライダ21の下面と走行面との間にゴミが噛み込
まれて横行スライダ21の走行に支障が生じるような事
態を好適に防止することができる。
【0035】以上から、破砕困難物は、固定刃16の上
面及び破砕ロータ10側の底板5の上面から排出板5a
を滑って破砕室2の外部に排出される。そして、破砕困
難物の排出を終えると、傾動用のシリンダ19のロッド
19aが伸張して、排出板5aが正規位置(定常状態)
に復帰して開放部を塞ぐと共に、横行用のシリンダ22
が収縮して、横行スライダ21が破砕室2外に出され、
破砕処理を実施可能な状態となる。
【0036】<第二実施形態>第二実施形態に係る破砕
装置は、図4に示されるが、第一実施形態と同一構成に
ついては説明を省略する。
【0037】本実施形態の特徴部分は、横行スライダ2
1を無くす代わりに、底板5の排出板5aのうち、破砕
ロータ10側の端縁部を固定刃16上にまで延設したこ
とにある。より詳細に述べれば、排出板5aの上に、さ
らにこの排出板5aよりも幅の大きな別の排出板5a’
を重ねた構成である。正常時において、上の排出板5
a’が底板5と面一となるよう配置されており、且つ、
固定刃16の上面とも面一となるよう固定刃16の上面
の一部及び取付台17の上面は、上の排出板5a’の板
厚分低くなっている。
【0038】従って、かかる構成によれば、異物の存在
が確認されると、シリンダ19のロッド19aが収縮し
て、排出板5a,5a’が破砕ロータ10から離間する
ほど下方に傾斜し、その上の破砕困難物Pが滑って自動
的に排出されることとなる。
【0039】<その他の実施形態>尚、本発明に係る破
砕装置は、上記何れの実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて種々の変更が可
能である。
【0040】例えば、第一実施形態、第二実施形態にお
いて、排出板5aを傾斜させる手段としては、シリンダ
19等の直線運動機構に限定されず、モータ等の回転運
動機構であってもよい。具体的には、排出板5aの傾斜
中心に軸を設け、モータ等で直接回転させる構成が採用
可能である。また、排出板5aを手動にて移動させる構
成であってもよい。
【0041】また、第二実施形態において、二つの排出
板5a,5a’を一体的に形成するものであってもよ
い。
【0042】そして、作業者が排出口から破砕室2内に
手を差し入れ、作業者自らが破砕困難物を取り出すよう
にしてもよいが、かかる場合、排出口が開放されるとイ
ンターロックにより破砕ロータ10が回転不可能となる
よう構成するのが安全上より好ましい。
【0043】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る破砕装置は、
破砕困難物を検出すれば、破砕室の一部が開放されるた
め、破砕室の内部に不用意に投入された破砕困難物を破
砕室の外部から簡単に取り出すことができて、破砕困難
物の除去作業における作業者の負担軽減を図ることがで
きる。
【0044】また、固定刃を離間させる際、破砕室の一
部を傾動させる構成を採用することで、破砕困難物を破
砕室の外部に自動的に排出させることができるため、破
砕困難物による破砕処理の無人運転阻害を好適に防止し
て、省人化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る破砕装置の断面側
面図を示す。
【図2】図1のA−A線断面図を示す。
【図3】図1のB−B線断面図を示す。
【図4】本発明の第二実施形態に係る破砕装置の要部断
面側面図を示す。
【符号の説明】
1…フレーム、2…破砕室、3…側板、5…底板、5a
…排出板、10…破砕ロータ、13…破砕刃、16…固
定刃、17…取付台、19…シリンダ、21…横行スラ
イダ(可動体)、21a…傾斜面、22…シリンダ、2
3…吹出口(エアーブロー手段)、25…スクリーン、
28…プッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D004 AA07 AA12 AA22 AA46 CA04 CA08 CB13 CB43 4D065 CA16 CB01 DD06 DD26 EB02 EB14 ED16 ED20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被破砕物を収容する破砕室(2)の内部
    に、破砕刃(13,…)を備えて回転自在な破砕ロータ
    (10)と、該破砕ロータ(10)の外周面に沿って軸
    長方向に配置された固定刃(16)とが設けられ、破砕
    刃(13,…)と固定刃(16)との剪断作用によって
    破砕された被破砕物を破砕ロータ(10)の外周面と固
    定刃(16)との間から破砕室(2)の外部に排出する
    破砕装置において、破砕刃(13,…)と固定刃(1
    6)との間に破砕困難物(P)が介在する際、該破砕困
    難物(P)を破砕室(2)の外部から取り出し可能とす
    べく、固定刃(16)の近傍における破砕室(2)の一
    部が開放されることを特徴とする破砕装置。
  2. 【請求項2】 前記破砕室(2)の底面を形成する底板
    (5)の一部(5a)が傾動可能に構成され、該底板
    (5)の一部(5a)が傾動することによって破砕室
    (2)の一部が開放されることを特徴とする請求項1記
    載の破砕装置。
  3. 【請求項3】 前記底板(5)の一部(5a)の傾動中
    心が、前記固定刃(16)の長手方向と略平行で、且
    つ、該固定刃(16)と所定間隔を有して離間してなる
    ことを特徴とする請求項2記載の破砕装置。
  4. 【請求項4】 前記底板(5)の一部(5a)のうち、
    破砕ロータ(10)側の端縁部が、前記固定刃(16)
    上に延設されてなることを特徴とする請求項2又は3記
    載の破砕装置。
  5. 【請求項5】 前記底板(5)の一部(5a)のうち、
    破砕ロータ(10)側の端縁部が、該底板(5)の一部
    (5a)の傾動中心の近傍に設けられ、しかも、該底板
    (5)の一部(5a)の傾動中心から固定刃(16)に
    かけての平坦領域を破砕ロータ(10)の軸長方向に沿
    って走行する可動体(21)が設けられ、該可動体(2
    1)に、破砕刃(13,…)と固定刃(16)との間の
    破砕困難物(P)を底板(5)の一部(5a)側に導く
    ための傾斜面(21a)が設けられてなることを特徴と
    する請求項3記載の破砕装置。
  6. 【請求項6】 前記可動体(21)の傾斜面(21a)
    に、エアーブロー手段(23)が設けられてなることを
    特徴とする請求項5記載の破砕装置。
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