JP2002159801A - 結合型蒸留塔 - Google Patents

結合型蒸留塔

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JP2002159801A
JP2002159801A JP2001310972A JP2001310972A JP2002159801A JP 2002159801 A JP2002159801 A JP 2002159801A JP 2001310972 A JP2001310972 A JP 2001310972A JP 2001310972 A JP2001310972 A JP 2001310972A JP 2002159801 A JP2002159801 A JP 2002159801A
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liquid
recovery
rich
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JP2001310972A
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Shizuo Midori
静男 緑
Keiji Yoshimoto
圭司 吉本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Yuka Co Ltd
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
    • B01D3/141Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column where at least one distillation column contains at least one dividing wall

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】結合型蒸留塔のコストを低くすることができる
ようにする。 【解決手段】原液が供給され、フィードノズル39より
上方に濃縮部を、フィードノズル39より下方に回収部
を備えた第1の蒸留部と、該第1の蒸留部の上端に接続
され、該上端より上方に濃縮部を、前記上端より下方に
回収部を備えた第2の蒸留部と、前記第1の蒸留部の下
端に接続され、該下端より上方に濃縮部を、前記下端よ
り下方に回収部を備えた第3の蒸留部とを有する。前記
第1の蒸留部の濃縮部と第2の蒸留部の回収部とが、及
び前記第1の蒸留部の回収部と第3の蒸留部の濃縮部と
が、いずれも中仕切り62、64を介して隣接させられ
る。前記第1の蒸留部の濃縮部と第2の蒸留部の回収部
とに供給される液体を制御するために、前記第1の蒸留
部の濃縮部に対応する分配孔の数と、第2の蒸留部の回
収部に対応する分配孔の数とが変えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結合型蒸留塔に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、多成分を含む原液から各
成分を分離させて取り出す場合、複数の蒸留塔を分散さ
せて構成される分散型蒸留塔が使用される。
【0003】図2は従来の分散型蒸留塔の概念図であ
る。
【0004】図において、11〜13は第1、第2、第
3の蒸留塔であり、該第1、第2、第3の蒸留塔11〜
13はそれぞれ図示されない複数の段を有し、該各段に
トレイ又は充填(てん)物が配設される。
【0005】第1の蒸留塔11のほぼ中央に供給口15
が形成され、該供給口15に三つの成分A〜Cを含有す
る原液が供給されたとする。なお、成分Aは成分Bよ
り、該成分Bは成分Cより沸点が低いものとする。
【0006】また、第1の蒸留塔11内における前記供
給口15より上方に濃縮部AR1が、供給口15より下
方に回収部AR2がそれぞれ形成され、第1の蒸留塔1
1の塔頂にはラインL1が、塔底にはラインL2がそれ
ぞれ接続される。そして、前記回収部AR2において
は、成分A〜Cを含有する原液が下方に移動し、上段に
おいて成分A、Bに富んだ蒸気を、下段になるに従って
成分B、Cに富んだ蒸気を発生させるとともに、前記ラ
インL2に成分B、Cに富んだ液体が缶出液として排出
される。
【0007】また、前記ラインL2からラインL4が分
岐され、該ラインL4は前記回収部AR2の下部に形成
された蒸気入口18に接続される。そして、前記ライン
L4に蒸発器17が配設される。したがって、成分B、
Cに富んだ液体の一部はラインL4に送られ、前記蒸発
器17によって加熱されて成分B、Cに富んだ蒸気を発
生させる。該成分B、Cに富んだ蒸気は、蒸気入口18
から前記回収部AR2に供給され、該回収部AR2内を
上昇する間に、成分A〜Cを含有する原液と接触し、該
原液から成分A、Bに富んだ蒸気を発生させる。
【0008】続いて、前記成分A、Bに富んだ蒸気は、
濃縮部AR1内を上昇し、前記ラインL1に排出され
る。そして、該ラインL1に配設された凝縮器20によ
って前記蒸気は凝縮され、成分A、Bに富んだ液体にな
り、ラインL5に留出液として排出される。
【0009】ところで、第1の蒸留塔11の分離性能を
向上させるために、凝縮器20によって凝縮された前記
成分A、Bに富んだ液体の一部を濃縮部AR1に還流
し、濃縮部AR1内を上昇する成分A、Bに富んだ蒸気
と成分A、Bに富んだ液体とを接触させ、濃縮効果を高
くしている。そのために、前記ラインL5からラインL
3が分岐され、該ラインL3は前記濃縮部AR1の上部
に形成された留出液入口21に接続される。
【0010】このようにして、成分A、Bに富んだ液体
は前記ラインL5を介して、第2の蒸留塔12に原液と
して供給され、一方、前記成分B、Cに富んだ液体はラ
インL2を介して、第3の蒸留塔13に原液として供給
される。
【0011】前記第2、第3の蒸留塔12、13は第1
の蒸留塔11と同じ構造を有し、第2の蒸留塔12には
蒸発器23及び凝縮器24が、第3の蒸留塔13には蒸
発器25及び凝縮器26がそれぞれ接続される。
【0012】したがって、前記第2の蒸留塔12によっ
て成分A、Bに富んだ原液が、成分Aに富んだ液体と成
分Bに富んだ液体とに分離させられ、成分Aに富んだ液
体がラインL6に留出液として、成分Bに富んだ液体が
ラインL7に缶出液としてそれぞれ排出される。また、
前記第3の蒸留塔13によって成分B、Cに富んだ原液
が、成分Bに富んだ液体と成分Cに富んだ液体とに分離
させられ、成分Bに富んだ液体がラインL8に留出液と
して、成分Cに富んだ液体がラインL9に缶出液として
それぞれ排出される。
【0013】ところが、前記構成の分散型蒸留塔におい
ては、各第1、第2、第3の蒸留塔11〜13において
加熱及び冷却をそれぞれ繰り返す必要があるので、蒸発
器17、23、25、凝縮器20、24、26等のユー
ティリティの使用量が多くなり、消費エネルギーが多く
なるとともにコストが高くなってしまう。
【0014】また、第1〜第3の蒸留塔11〜13を別
々に建設する必要があるだけでなく、蒸発器17、2
3、25、凝縮器20、24、26等の付帯機器を製作
する必要もあるので、コストが高くなってしまう。
【0015】そこで、第2の蒸留塔12と第3の蒸留塔
13とを結合したペトリューク式の蒸留塔が提供されて
いる。
【0016】図3は従来のペトリューク式の蒸留塔の概
念図である。なお、図2の第1の分散型蒸留塔と同じ構
造を有するものについては、同じ符号を付与することに
よってその説明を省略する。
【0017】図において、11、112は第1、第4の
蒸留塔であり、該第1、第4の蒸留塔11、112はそ
れぞれ図示されない複数の段を有し、該各段に、トレイ
又は充填物が配設される。
【0018】第1の蒸留塔11のほぼ中央に供給口15
が形成され、第1の蒸留塔11内における前記供給口1
5より上方に濃縮部AR1が、供給口15より下方に回
収部AR2がそれぞれ形成され、第1の蒸留塔11の塔
頂にはラインL31、L32が、塔底にはラインL3
3、L34がそれぞれ接続される。
【0019】一方、第4の蒸留塔112のほぼ中央に排
出口115が形成され、第4の蒸留塔112内における
前記排出口115より上方及び下方に蒸留部112a、
112bがそれぞれ形成される。また、前記蒸留部11
2a内における前記ラインL31、L32より上方に濃
縮部AR31が、前記ラインL31、L32より下方に
回収部AR32がそれぞれ形成され、該蒸留部112b
内における前記ラインL33、L34より上方に濃縮部
AR33が、前記ラインL33、L34より下方に回収
部AR34がそれぞれ形成される。
【0020】そして、前記回収部AR2においては、成
分A〜Cを含有する原液が下方に移動し、上段において
成分A、Bに富んだ蒸気を、下段になるに従って成分
B、Cに富んだ蒸気を発生させるとともに、第1の蒸留
塔11の下端からラインL33を介して第4の蒸留塔1
12の蒸留部112bに成分B、Cに富んだ液体が缶出
液として排出される。さらに、該成分B、Cに富んだ液
体は、前記蒸留部112b内において加熱されて成分
B、Cに富んだ蒸気を発生させる。該成分B、Cに富ん
だ蒸気の一部は、ラインL34を介して第1の蒸留塔1
1の回収部AR2に供給され、前記回収部AR2内を上
昇する間に、成分A〜Cを含有する原液と接触し、該原
液から成分A、Bに富んだ蒸気を発生させる。
【0021】続いて、前記成分A、Bに富んだ蒸気は、
濃縮部AR1内を上昇し、前記ラインL31を介して第
4の蒸留塔112の蒸留部112aに排出される。さら
に、成分A、Bに富んだ蒸気は、前記蒸留部112a内
において凝縮され、成分A、Bに富んだ液体になる。
【0022】そして、該成分A、Bに富んだ液体の一部
は、ラインL32を介して第1の蒸留塔11の濃縮部A
R1に還流され、濃縮部AR1内を上昇する成分A、B
に富んだ蒸気と接触させられる。
【0023】このようにして、第1の蒸留塔11の塔頂
から第4の蒸留塔112の蒸留部112aに成分A、B
に富んだ蒸気を供給することができる。一方、第1の蒸
留塔11の塔底から第4の蒸留塔112の蒸留部112
bに成分B、Cに富んだ液体を供給することができる。
【0024】ところで、第4の蒸留塔112の塔頂には
ラインL35が、塔底にはラインL37がそれぞれ接続
される。そして、前記蒸留部112bの回収部AR34
においては、成分B、Cに富んだ液体が下方に移動し、
上段において成分Bに富んだ蒸気を、下段になるに従っ
て成分Cに富んだ液体を発生させる。したがって、成分
Cに富んだ液体がラインL37に缶出液として排出され
る。
【0025】そして、前記ラインL37からラインL3
8が分岐され、該ラインL38は前記回収部AR34の
下部に形成された蒸気入口146に接続される。また、
該ラインL38に蒸発器125が配設される。したがっ
て、成分Cに富んだ液体の一部はラインL38に送ら
れ、前記蒸発器125によって加熱されて成分Cに富ん
だ蒸気を発生させる。該成分Cに富んだ蒸気は、蒸気入
口146から前記回収部AR34に供給され、回収部A
R34内を上昇する間に、成分B、Cに富んだ液体と接
触し、該液体から成分Bに富んだ蒸気を発生させる。
【0026】続いて、前記成分Bに富んだ蒸気は、濃縮
部AR33内を上昇し、蒸留部112bの上端において
成分Bに富んだ液体と接触して液体になる。このように
して、蒸留部112bの上端において得られた成分Bに
富んだ液体は排出口115にサイドカット液として排出
される。
【0027】一方、前記蒸留部112aの回収部AR3
2においては、成分A、Bに富んだ液体が下方に移動
し、上段において成分Aに富んだ蒸気を、下段になるに
従って成分Bに富んだ液体を発生させる。したがって、
前記蒸留部112aの下端において成分Bに富んだ液体
が得られる。
【0028】続いて、前記成分Aに富んだ蒸気は、濃縮
部AR31内を上昇し、前記ラインL35を介して排出
される。そして、該ラインL35に配設された凝縮器1
24によって前記蒸気は凝縮され、成分Aに富んだ液体
になりラインL36に留出液として排出される。
【0029】ところで、第4の蒸留塔112の分離性能
を向上させるために、前記成分Aに富んだ液体を濃縮部
AR31に還流し、該濃縮部AR31内を上昇する成分
Aに富んだ蒸気と接触させるようにしている。そのため
に、前記ラインL36からラインL39が分岐され、該
ラインL39は前記濃縮部AR31の上部に形成された
留出液入口148に接続される。
【0030】このようにして、前記蒸留部112aによ
って成分A、Bに富んだ液体が、成分Aに富んだ留出液
と成分Bに富んだ液体とに分離させられ、成分Aに富ん
だ液体がラインL36に留出液として排出され、成分B
に富んだ液体が排出口115から排出される。また、前
記蒸留部112bによって成分B、Cに富んだ液体が、
成分Bに富んだ液体と成分Cに富んだ液体とに分離させ
られ、成分Bに富んだ液体が排出口115に、成分Cに
富んだ液体がラインL37に缶出液としてそれぞれ排出
される。
【0031】ところで、前記構成のペトリューク式の蒸
留塔においては、第1、第4の蒸留塔11、112を別
々に建設する必要があるだけでなく、付帯機器を製造す
る必要もあるので、コストが高くなってしまう。
【0032】そこで、蒸留塔内に内筒を配設し、該内筒
内に原液を供給するようにしたペトリューク式の結合型
蒸留塔が提供されている。
【0033】図4は従来のペトリューク式の結合型蒸留
塔の概念図である。
【0034】図において、31は結合型蒸留塔、32は
外筒、33は該外筒32のほぼ中央において同心的に配
設された内筒である。前記内筒33は上端及び下端が開
放された筒状構造を有し、内部に第1の蒸留部35が形
成される。また、前記内筒33の外側の上半分に第2の
蒸留部36が、前記内筒33の外側の下半分に第3の蒸
留部37がそれぞれ形成される。
【0035】そして、前記結合型蒸留塔31のほぼ中央
には、ラインL11、L12が配設される。前記ライン
L11は前記外筒32を貫通して前記内筒33の側面に
形成されたフィードノズル39と連通し、該フィードノ
ズル39に三つの成分A〜Cを含有する原液が供給され
る。なお、成分Aは成分Bより、成分Bは成分Cより沸
点が低いものとする。
【0036】また、第1の蒸留部35内における前記フ
ィードノズル39より上方に濃縮部AR11が、前記フ
ィードノズル39より下方に回収部AR12が、第2の
蒸留部36内における前記内筒33の上端より上方に濃
縮部AR13が、前記内筒33の上端より下方に回収部
AR14が、第3の蒸留部37内における前記内筒33
の下端より上方に濃縮部AR15が、前記内筒33の下
端より下方に回収部AR16がそれぞれ形成される。
【0037】このようにして、第1の蒸留部35の上端
が第2の蒸留部36の中央に、第1の蒸留部35の下端
が第3の蒸留部37の中央になるように配設される。
【0038】そして、前記回収部AR12においては、
成分A〜Cを含有する原液が下方に移動し、上段におい
て成分A、Bに富んだ蒸気を、下段になるに従って成分
B、Cに富んだ液体を発生させ、第1の蒸留部35の下
端から第3の蒸留部37に成分B、Cに富んだ液体が排
出される。さらに、該成分B、Cに富んだ液体は、第3
の蒸留部37内において加熱されて成分B、Cに富んだ
蒸気を発生させる。該成分B、Cに富んだ蒸気は、前記
回収部AR12内を上昇する間に、成分A〜Cを含有す
る原液と接触し、該原液から成分A、Bに富んだ蒸気を
発生させる。
【0039】続いて、前記成分A、Bに富んだ蒸気は、
濃縮部AR11内を上昇し、前記第1の蒸留部35の上
端から第2の蒸留部36に排出される。さらに、成分
A、Bに富んだ蒸気は、第2の蒸留部36内において凝
縮され、成分A、Bに富んだ液体になる。
【0040】そして、該成分A、Bに富んだ液体の一部
は濃縮部AR11に還流され、濃縮部AR11内を上昇
する蒸気と前記液体とが接触させられる。
【0041】このようにして、第1の蒸留部35の上端
から第2の蒸留部36に成分A、Bに富んだ蒸気を、第
1の蒸留部35の下端から第3の蒸留部37に成分B、
Cに富んだ液体を供給することができる。
【0042】ところで、結合型蒸留塔31の塔頂にはラ
インL13が、塔底にはラインL14がそれぞれ接続さ
れる。そして、前記第3の蒸留部37の回収部AR16
においては、成分B、Cに富んだ液体が下方に移動し、
上段において成分Bに富んだ蒸気を、下段になるに従っ
て成分Cに富んだ液体を発生させる。したがって、成分
Cに富んだ液体がラインL14に缶出液として排出され
る。
【0043】前記ラインL14からラインL15が分岐
され、該ラインL15は前記回収部AR16の下部に形
成された蒸気入口46に接続される。また、該ラインL
15に蒸発器45が配設される。したがって、成分Cに
富んだ液体の一部はラインL15に送られ、前記蒸発器
45によって加熱されて成分Cに富んだ蒸気を発生させ
る。該成分Cに富んだ蒸気は、蒸気入口46から前記回
収部AR16に供給され、回収部AR16内を上昇する
間に、成分B、Cに富んだ液体と接触し、該液体から成
分Bに富んだ蒸気を発生させる。
【0044】続いて、前記成分Bに富んだ蒸気は、濃縮
部AR15内を上昇し、第3の蒸留部37の上端におい
て成分Bに富んだ液体と接触して液体になる。このよう
にして、第3の蒸留部37の上端において得られた成分
Bに富んだ液体は、サイドカットノズル40を介してラ
インL12にサイドカット液として排出される。
【0045】一方、前記第2の蒸留部36の回収部AR
14においては、成分A、Bに富んだ液体が下方に移動
し、上段になるに従って成分Aに富んだ液体を、下段に
なるに従って成分Bに富んだ液体を発生させる。したが
って、前記第2の蒸留部36の下端において成分Bに富
んだ液体が得られる。
【0046】続いて、前記成分Aに富んだ蒸気は、濃縮
部AR13内を上昇し、前記ラインL13を介して排出
される。そして、該ラインL13に配設された凝縮器4
7によって前記蒸気は凝縮され、成分Aに富んだ液体に
なり、ラインL16に留出液として排出される。
【0047】ところで、蒸留塔の分離性能を向上させる
ために、前記成分Aに富んだ液体を濃縮部AR13に還
流し、該濃縮部AR13内を上昇する成分Aに富んだ蒸
気と接触させるようにしている。そのために、前記ライ
ンL16からラインL17が分岐され、該ラインL17
は前記濃縮部AR13の上部に形成された留出液入口4
8に接続される。
【0048】このようにして、前記第2の蒸留部36に
よって成分A、Bに富んだ液体が、成分Aに富んだ液体
と成分Bに富んだ液体とに分離させられ、成分Aに富ん
だ液体がラインL16に留出液として排出され、成分B
に富んだ液体がラインL12にサイドカット液として排
出される。また、前記第3の蒸留部37によって成分
B、Cに富んだ液体が、成分Bに富んだ液体と成分Cに
富んだ液体とに分離させられ、成分Bに富んだ液体がラ
インL12に、成分Cに富んだ液体がラインL14に缶
出液としてそれぞれ排出される。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の結合型蒸留塔においては、内筒33を外筒32に対
して支持したり、前記外筒32を貫通させてラインL1
1を配設したり、内筒33にフィードノズル39を取り
付けたりすることが難しく、コストが高くなってしま
う。
【0050】また、ラインL11と外筒32との間、及
びフィードノズル39と内筒33との間を十分にシール
することができないので、結合型蒸留塔31の性能が低
下してしまう。
【0051】そして、内筒33と外筒32とが同心的に
配設され、回収部AR14及び濃縮部AR15が環状体
構造になるので、前記回収部AR14及び濃縮部AR1
5に充填される充填物エレメントを製造するのが困難に
なる。
【0052】また、結合型蒸留塔31の各段をトレイに
よって形成しようとする場合、内筒33の内側及び外側
にトレイを配設する必要があるので、構造が複雑になる
だけでなく、シール方法が難しく、結果的にコストが高
くなってしまう。
【0053】さらに、第1、第2、第3の蒸留部35〜
37を流れる液体の量を制御するのが困難である。
【0054】本発明は、前記従来の結合型蒸留塔の問題
点を解決して、コストを低くすることができ、性能を高
くすることができるとともに、各蒸留部を流れる液体の
量を容易に制御することができる結合型蒸留塔を提供す
ることを目的とする。
【0055】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の結
合型蒸留塔においては、フィードノズルを介して原液が
供給され、前記フィードノズルより上方に形成された濃
縮部、及び前記フィードノズルより下方に形成された回
収部を備えた第1の蒸留部と、該第1の蒸留部の上端に
接続され、該上端より上方に形成された濃縮部、及び前
記上端より下方に形成された回収部を備えた第2の蒸留
部と、前記第1の蒸留部の下端に接続され、該下端より
上方に形成された濃縮部、及び前記下端より下方に形成
された回収部を備えた第3の蒸留部とを有する。
【0056】そして、前記第1の蒸留部の濃縮部と第2
の蒸留部の回収部とが、及び前記第1の蒸留部の回収部
と第3の蒸留部の濃縮部とが、いずれも中仕切りを介し
て隣接させられる。
【0057】また、前記第1の蒸留部の濃縮部と第2の
蒸留部の回収部とに供給される液体を制御するために、
前記第1の蒸留部の濃縮部に対応する分配孔の数と、第
2の蒸留部の回収部に対応する分配孔の数とが変えられ
る。
【0058】本発明の他の結合型蒸留塔においては、さ
らに、前記各回収部及び濃縮部は、金属薄板を積層する
ことによって形成された複数の充填物エレメントから成
り、隣接する充填物エレメントごとに金属薄板を配列す
る方向が変えられる。
【0059】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記第1の蒸留部の濃縮部と回収部との間
に配設されたディストリビュータによって、液体を第1
の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記第2の蒸留
部の濃縮部と、第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留部
の回収部との間に配設された共通のディストリビュータ
によって、液体を第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留
部の回収部に分配し、前記第2の蒸留部の濃縮部と回収
部との間に配設されたディストリビュータによって、液
体を第2の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記第
1の蒸留部の回収部及び第3の蒸留部の濃縮部と第3の
蒸留部の回収部との間に配設されたディストリビュータ
によって、液体を第3の蒸留部の回収部に分散させて供
給する。
【0060】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記中仕切りに対応する位置に仕切り部を
備えたガスケットが配設される。
【0061】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記中仕切りは断熱構造にされる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0063】図1は本発明の実施の形態における結合型
蒸留塔の概念図、図5は本発明の実施の形態における蒸
留部を示す図である。
【0064】図において、51は結合型蒸留塔であり、
該結合型蒸留塔51は第1セクション52、第2セクシ
ョン53、第3セクション54、第4セクション55、
第5セクション56、第6セクション57、第7セクシ
ョン58、第8セクション59及び第9セクション60
から成る。
【0065】そして、前記第3セクション54、第4セ
クション55、第5セクション56及び第6セクション
57は、それぞれ平板状の中仕切り61〜64によって
第1室54A、55A、56A、57Aと第2室54
B、55B、56B、57Bとに区分され、互いに隣接
させられる。また、前記第1室54A、55A、56
A、57Aによって第1の蒸留部65が、第1セクショ
ン52、第2セクション53及び第2室54B、55B
によって第2の蒸留部66が、第2室56B、57B、
第7セクション58、第8セクション59及び第9セク
ション60によって第3の蒸留部67がそれぞれ形成さ
れる。なお、前記中仕切り61〜64を断熱材によって
形成したり、中仕切り61〜64の内部を真空にしたり
して、中仕切り61〜64を断熱構造にすることもでき
る。
【0066】この場合、第1室54Aと第2室54Bと
の間、第1室55Aと第2室55Bとの間、第1室56
Aと第2室56Bとの間、並びに第1室57Aと第2室
57Bとの間の熱伝達を少なくすることができるので、
蒸留分離の効率を高くすることができる。
【0067】そして、結合型蒸留塔51のほぼ中央に前
記第5セクション56が配設され、第1室56Aにフィ
ードノズル39が、第2室56Bにサイドカットノズル
40がそれぞれ形成され、前記フィードノズル39に三
つの成分A〜Cを含有する原液が供給される。なお、成
分Aは成分Bより、成分Bは成分Cより沸点が低いもの
とする。
【0068】また、前記第1の蒸留部65内における前
記フィードノズル39より上方に配設された第1室55
Aによって濃縮部AR21が、フィードノズル39より
下方に配設された第1室57Aによって回収部AR22
がそれぞれ形成される。そして、前記第2の蒸留部66
内における前記第1の蒸留部65の上端に第2セクショ
ン53を介して接続され、前記第1の蒸留部65の上端
より上方に配設された第1セクション52によって濃縮
部AR23が、前記第1の蒸留部65の上端より下方に
配設された第2室55Bによって回収部AR24がそれ
ぞれ形成される。さらに、前記第3の蒸留部67内にお
ける前記第1の蒸留部65の下端に接続され、該第1の
蒸留部65の下端より上方に配設された第2室57Bに
よって濃縮部AR25が、前記第1の蒸留部65の下端
より下方に配設された第8セクション59によって回収
部AR26がそれぞれ形成される。
【0069】このようにして、第1の蒸留部65の上端
が第2の蒸留部66の中央に、第1の蒸留部65の下端
が第3の蒸留部67の中央にそれぞれ接続される。
【0070】そして、前記回収部AR22においては、
成分A〜Cを含有する原液が下方に移動し、上段におい
て成分A、Bに富んだ蒸気を、下段になるに従って成分
B、Cに富んだ液体を発生させ、第1の蒸留部65の下
端から第3の蒸留部67に成分B、Cに富んだ液体が排
出される。さらに、該成分B、Cに富んだ液体は、第3
の蒸留部67内において加熱されて成分B、Cに富んだ
蒸気を発生させる。該成分B、Cに富んだ蒸気は、前記
回収部AR22内を上昇する間に、成分A〜Cを含有す
る原液と接触し、該原液から成分A、Bに富んだ蒸気を
発生させる。
【0071】続いて、前記成分A、Bに富んだ蒸気は、
濃縮部AR21内を上昇し、前記第1の蒸留部65の上
端から第2の蒸留部66に排出される。さらに、該成分
A、Bに富んだ蒸気は、第2の蒸留部66内において冷
却され、凝縮され、成分A、Bに富んだ液体になる。
【0072】そして、該成分A、Bに富んだ液体の一部
は濃縮部AR21に還流され、該濃縮部AR21内を上
昇する成分A、Bに富んだ蒸気と接触させられる。
【0073】このようにして、第1の蒸留部65の上端
から第2の蒸留部66に成分A、Bに富んだ蒸気を、第
1の蒸留部65の下端から第3の蒸留部67に成分B、
Cに富んだ液体を供給することができる。
【0074】ところで、結合型蒸留塔51の塔頂には蒸
気出口69が、塔底には缶出液出口70がそれぞれ形成
される。そして、前記第3の蒸留部67の回収部AR2
6においては、成分B、Cに富んだ液体が下方に移動
し、上段において成分Bに富んだ蒸気を、下段になるに
従って成分Cに富んだ蒸気を発生させる。したがって、
成分Cに富んだ液体が缶出液出口70に缶出液として排
出される。
【0075】また、前記第9セクション60には蒸気入
口46が形成される。そして、前記缶出液出口70に排
出された成分Cに富んだ缶出液の一部は図示されない蒸
発器に送られ、該蒸発器によって加熱されて成分Cに富
んだ蒸気になる。該成分Cに富んだ蒸気は、蒸気入口4
6から第9セクション60に供給され、該第9セクショ
ン60内及び前記回収部AR26内を上昇する間に、成
分B、Cに富んだ液体と接触し、該液体から成分Bに富
んだ蒸気を発生させる。
【0076】続いて、前記成分Bに富んだ蒸気の一部
は、濃縮部AR25内を上昇し、第3の蒸留部67の上
端において成分Bに富んだ液体と接触して液体になる。
このようにして、第3の蒸留部67の上端において得ら
れた成分Bに富んだ液体は、サイドカットノズル40に
サイドカット液として排出される。
【0077】一方、前記第2の蒸留部66の回収部AR
24においては、成分A、Bに富んだ液体が下方に移動
し、上段において成分Aに富んだ蒸気を、下段になるに
従って成分Bに富んだ液体を発生させる。したがって、
前記第2の蒸留部66の下端において成分Bに富んだ液
体が得られる。
【0078】続いて、前記成分Aに富んだ蒸気は、濃縮
部AR23内を上昇して前記蒸気出口69に排出され、
図示されない凝縮器に送られ、該凝縮器によって凝縮さ
れ、成分Aに富んだ液体になり、留出液として排出され
る。
【0079】ところで、成分Aの蒸留分離の効率を高く
するために、前記成分Aに富んだ液体を濃縮部AR23
に還流し、該濃縮部AR23内を上昇する蒸気と接触さ
せるようにしている。そのために、前記第1セクション
52の上部に還流液入口48が形成される。
【0080】このようにして、前記第2の蒸留部66に
よって成分A、Bに富んだ液体が、成分Aに富んだ液体
と成分Bに富んだ液体とに分離させられ、成分Aに富ん
だ液体が前記凝縮器によって凝縮され、留出液として排
出され、成分Bに富んだ液体がサイドカットノズル40
にサイドカット液としてそれぞれ排出される。また、前
記第3の蒸留部67によって成分B、Cに富んだ液体
が、成分Bに富んだ液体と成分Cに富んだ液体とに分離
させられ、成分Bに富んだ液体がサイドカットノズル4
0に、成分Cに富んだ液体が缶出液出口70に缶出液と
してそれぞれ排出される。
【0081】なお、本実施の形態においては、結合型蒸
留塔51を円筒状にしているが、4角筒状にすることも
できる。
【0082】このように、各第1〜第3の蒸留部65〜
67において加熱及び冷却をそれぞれ必要以上に繰り返
す必要がないので、蒸発器、凝縮器等のユーティリティ
の使用量が少なくなり、消費エネルギーを少なくするこ
とができるとともに、コストを低くすることができる。
【0083】また、第1〜第3の蒸留部65〜67を一
体に建設することができるので、結合型蒸留塔51のコ
ストを低くすることができる。
【0084】そして、中仕切り61〜64によって第1
室54A、55A、56A、57Aと第2室54B、5
5B、56B、57Bとを区分するようになっているの
で、充填物エレメントを製造するのが容易になり、コス
トを低くすることができる。
【0085】また、例えば、蛇腹状に折り曲げられた金
属薄板を積層して形成された充填物エレメントの場合、
原液と液体とを十分に混合することができる。その結
果、回収部AR22、AR24、AR26及び濃縮部A
R21、AR23、AR25内の水平方向の各部分にお
いて原液及び液体の成分にばらつきが発生することがな
くなるので、結合型蒸留塔51の性能を向上させること
ができる。
【0086】また、結合型蒸留塔51の各段を泡鐘式等
のトレイによって形成しようとした場合と比べて、構造
を簡素化することができるだけでなく、コストを低くす
ることができる。
【0087】次に、第1セクション52について説明す
る。なお、第8セクション59は第1セクション52と
同じ構造を有するので、その説明は省略する。
【0088】図6は本発明の実施の形態における第1セ
クションの第1の横断面図、図7は本発明の実施の形態
における第1セクションの第2の横断面図、図8は本発
明の実施の形態における第1セクションの縦断面図であ
る。
【0089】図において、52は第1セクション、72
は円筒状の塔本体、73、74は該塔本体72内に交互
に収容された充填物エレメントである。該充填物エレメ
ント73、74は蛇腹状に折り曲げられた金属薄板75
を積層することによって形成される。そして、充填物エ
レメント73と充填物エレメント74とでは、金属薄板
75を配列する方向が互いに90〔°〕変えられる。ま
た、充填物エレメント73、74は、前記塔本体72に
収容することができるように、円柱状に形成され、前記
充填物エレメント73、74の側面と前記塔本体72と
の間に形成される間隙(げき)を蒸気が抜けてショート
パスすることがないように、フラップ状のカラー板76
が円周方向に複数個配設される。そして、該カラー板7
6は充填物エレメント73、74の側面に固定され、斜
め上方に延びて塔本体72の内周にほぼ接触させられ
る。
【0090】したがって、前記金属薄板75の斜めに延
びる図示されない折曲部に沿って液体が各方向に流下さ
せられ、一方、蒸気も同様に金属薄板75間を上昇させ
られるので、液体と蒸気とを十分に接触させることがで
きる。
【0091】次に、第2セクション53について説明す
る。
【0092】図9は本発明の実施の形態における第2セ
クションの平面図、図10は本発明の実施の形態におけ
る第2セクションの断面図、図11は本発明の実施の形
態における第2セクションの斜視図である。
【0093】図において、53はディストリビュータを
構成する第2セクションであり、該第2セクションは、
第1セクション52(図1)から矢印Aで示されるよう
に流下してきた液体を、流量を調整して第3セクション
54及び第4セクション55に分散させて供給するとと
もに、該第3セクション54から矢印Bで示されるよう
に上昇してきた蒸気を第1セクション52に供給する。
前記第2セクション53は、円筒状の塔本体77、液体
を溜(た)めるための底板79、該底板79の中央にお
いて上方に立ち上がるとともに、第3セクション54と
連通する連通口を形成する蒸気筒78、該蒸気筒78の
上端を覆うキャップ80、及び該キャップ80の上面に
配設され、液体の流れを規制する一対の弧状の規制板8
1から成る。そして、前記底板79には、液体を下方の
第3セクション54に分散させて供給するために分散孔
82が形成される。
【0094】したがって、液体及び蒸気の流量のばらつ
きをなくすことができる。
【0095】なお、前述したように、前記第3セクショ
ン54は第1室54Aと第2室54Bとに区分されてい
る。そこで、第1室54Aに対応する分配孔82の数
と、第2室54Bに対応する分配孔82の数とを変える
ことによって、第1室54A及び第2室54Bにそれぞ
れ供給する液体を制御することができる。
【0096】また、前記キャップ80には、蒸気筒78
から第2セクション53内に蒸気を通すための開口84
が形成される。該開口84と各規制板81間の間隙83
とは円周方向においてずらして形成され、液体と蒸気と
が対向しないようになっている。
【0097】次に、第3セクション54について説明す
る。
【0098】図12は本発明の実施の形態における第3
セクションの平面図、図13は本発明の実施の形態にお
ける第3セクションの断面図である。
【0099】図において、54はディストリビュータを
構成する第3セクションであり、該第3セクション54
は、中仕切り61によって第1室54Aと第2室54B
とに区分される。前記第1室54A及び第2室54B
は、第2セクション53(図1)から矢印Cに示される
ように流下してきた液体を第4セクション55に分散さ
せて供給するとともに、該第4セクション55から上昇
してきた蒸気を矢印Dに示されるように第2セクション
53に供給する。
【0100】そのために、第3セクション54は、中仕
切り61、円筒状の塔本体85、液体を溜めるための底
板86、該底板86の中央において上方に立ち上がると
ともに、第4セクション55と連通する連通口を形成す
る蒸気筒87、該蒸気筒87の上方を覆うキャップ8
8、及び該キャップ88の上面に配設され、液体の流れ
を規制する堰(せき)状の規制板89から成る。そし
て、前記底板86には、液体を下方の第4セクション5
5に落下させるために分配孔90が形成される。
【0101】次に、第4セクション55について説明す
る。なお、第6セクション57は第4セクション55と
同じ構造を有するので、その説明は省略する。
【0102】図14は本発明の実施の形態における第4
セクションの第1の横断面図、図15は本発明の実施の
形態における第4セクションの第2の横断面図、図16
は本発明の実施の形態における第4セクションの縦断面
図である。
【0103】図において、55は第4セクションであ
り、該第4セクション55は中仕切り62によって第1
室55Aと第2室55Bとに区分される。そして、92
は円筒状の塔本体、93A、94Aは該塔本体92内の
第1室55Aに交互に収容された半円筒形の充填物エレ
メント、93B、94Bは前記塔本体92内の第2室5
5Bに交互に収容された半円筒形の充填物エレメントで
ある。該各充填物エレメント93A、93B、94A、
94Bはいずれも蛇腹状に折り曲げられた金属薄板95
を積層することによって形成される。そして、充填物エ
レメント93A、93Bと充填物エレメント94A、9
4Bとでは、金属薄板95を配列する方向が互いに90
〔°〕変えられる。また、各充填物エレメント93A、
93B、94A、94Bの側面と、前記中仕切り62及
び塔本体92との間に形成される間隙を蒸気が抜けてシ
ョートパスすることがないように、フラップ状のカラー
板96が複数個配設される。そして、該カラー板96は
充填物エレメント93A、93B、94A、94Bの側
面に固定され、斜め上方に延びて中仕切り62及び塔本
体92の内周にほぼ接触させられる。
【0104】したがって、前記金属薄板95の斜めに延
びる図示されない折曲部に沿って前記液体が各方向に流
下させられ、一方、蒸気も同様に金属薄板95間を上昇
させられるので、液体と蒸気とを十分に接触させること
ができる。
【0105】次に、第5セクション56について説明す
る。
【0106】図17は本発明の実施の形態における第5
セクションの平面図、図18は本発明の実施の形態にお
ける第5セクションの断面図である。
【0107】図において、56はディストリビュータを
構成する第5セクションであり、該第5セクション56
は、中仕切り63によって第1室56Aと第2室56B
とに区分される。前記第1室56Aは、フィードノズル
39を介して矢印Eに示されるように供給された原液
と、第4セクション55(図1)から矢印Fに示される
ように流下してきた液体とを混合し、第6セクション5
7に分散させて供給するとともに、該第6セクション5
7から矢印Gに示されるように上昇してきた蒸気を第4
セクション55に供給する。また、前記第2室56B
は、第4セクション55から矢印Fに示されるように流
下してきた液体を、第6セクション57に分散させて供
給し、かつ、矢印Hに示されるようにサイドカットノズ
ル40からサイドカット液として排出するとともに、第
6セクション57から上昇してきた蒸気を矢印Gに示さ
れるように第4セクション55に供給する。
【0108】そのために、第5セクション56は、中仕
切り63、円筒状の塔本体98、原液及び液体を溜める
ための底板86、該底板86の中央において上方に立ち
上がるとともに、第6セクション57と連通する連通口
を形成する蒸気筒87、該蒸気筒87の上方を覆うキャ
ップ88、及び該キャップ88の上面に配設され、原液
及び液体の流れを規制する堰状の規制板89から成る。
そして、前記底板86には、原液及び液体を下方の第6
セクション57に落下させるために分配孔90が形成さ
れる。
【0109】このように、フィードノズル39及びサイ
ドカットノズル40を塔本体98に直接固定することが
できるので、結合型蒸留塔51のコストを低くすること
ができる。また、フィードノズル39及びサイドカット
ノズル40を、塔本体98又は中仕切り63を貫通させ
て配設する必要がなくなるので、シール性が低下するこ
とがなくなる。したがって、結合型蒸留塔51の性能を
向上させることができる。
【0110】次に、第7セクション58について説明す
る。
【0111】図19は本発明の実施の形態における第7
セクションの平面図、図20は本発明の実施の形態にお
ける第7セクションの断面図、図21は本発明の実施の
形態におけるガスケットを示す図である。
【0112】図において、58はディストリビュータを
構成する第7セクションであり、該第7セクション58
は、第6セクション57(図1)から矢印Iで示される
ように流下してきた液体を第8セクション59に供給す
るとともに、該第8セクション59から矢印Jで示され
るように上昇してきた蒸気を第6セクション57に供給
する。前記第7セクション58は、円筒状の塔本体10
1、原液及び液体を溜めるための底板102、該底板1
02の中央において上方に立ち上がるとともに、第8セ
クション59と連通する連通口を形成する蒸気筒10
3、該蒸気筒103の上端を覆うキャップ104、及び
該キャップ104の上面に配設され、液体の流れを規制
する一対の弧状の規制板105から成る。そして、前記
蒸気筒103には、液体を下方の第8セクション59に
落下させるためのスリット106が形成される。
【0113】ところで、第2セクション53と第3セク
ション54との間、第3セクション54と第4セクショ
ン55との間、第4セクション55と第5セクション5
6との間、第5セクション56と第6セクション57と
の間、及び第6セクション57と第7セクション58と
の間において、第1室54A、55A、56A、57A
内を流れる蒸気、原液、液体等と第2室54B、55
B、56B、57B内を流れる蒸気、液体等とがショー
トパスすると、結合型蒸留塔51の性能がその分低下し
てしまう。
【0114】そこで、第2セクション53と第3セクシ
ョン54との間、第3セクション54と第4セクション
55との間、第4セクション55と第5セクション56
との間、第5セクション56と第6セクション57との
間、及び第6セクション57と第7セクション58との
間にガスケット108が配設される。
【0115】したがって、第1室54A、55A、56
A、57A内を流れる蒸気、原液、液体等と第2室54
B、55B、56B、57B内を流れる蒸気、原液、液
体等とがショートパスするのを防止することができるの
で、結合型蒸留塔51の性能を向上させることができ
る。
【0116】また、図において、109は中仕切り61
〜64に対応させて形成された仕切り部である。
【0117】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0118】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、結合型蒸留塔においては、フィードノズルを介し
て原液が供給され、前記フィードノズルより上方に形成
された濃縮部、及び前記フィードノズルより下方に形成
された回収部を備えた第1の蒸留部と、該第1の蒸留部
の上端に接続され、該上端より上方に形成された濃縮
部、及び前記上 より下方に形成された回収部を備えた
第2の蒸留部と、前記第1の蒸留部の下端に接続され、
該下端より上方に形成された濃縮部、及び前記下端より
下方に形成された回収部を備えた第3の蒸留部とを有す
る。
【0119】そして、前記第1の蒸留部の濃縮部と第2
の蒸留部の回収部とが、及び前記第1の蒸留部の回収部
と第3の蒸留部の濃縮部とが、いずれも中仕切りを介し
て隣接させられる。
【0120】また、前記第1の蒸留部の濃縮部と第2の
蒸留部の回収部とに供給される液体を制御するために、
前記第1の蒸留部の濃縮部に対応する分配孔の数と、第
2の蒸留部の回収部に対応する分配孔の数とが変えられ
る。
【0121】この場合、各第1〜第3の蒸留部において
加熱及び冷却がそれぞれ必要以上に繰り返されることが
ないので、蒸発器、凝縮器等のユーティリティの使用量
が少なくなり、消費エネルギーを少なくすることができ
るとともに、結合型蒸留塔のコストを低くすることがで
きる。
【0122】また、第1〜第3の蒸留部を一体に建設す
ることができるので、その分結合型蒸留塔のコストを低
くすることができる。
【0123】そして、前記第1の蒸留部の濃縮部と第2
の蒸留部の回収部とが、及び前記第1の蒸留部の回収部
と第3の蒸留部の濃縮部とが、いずれも中仕切りを介し
て隣接させられるので、充填物エレメントを製造するの
が容易になり、更に結合型蒸留塔のコストを低くするこ
とができる。
【0124】また、結合型蒸留塔の各段を泡鐘式等のト
レイによって形成しようとした場合と比べ、結合型蒸留
塔の構造を簡素化することができるだけでなく、コスト
を低くすることができる。
【0125】本発明の他の結合型蒸留塔においては、さ
らに、前記各回収部及び濃縮部は、金属薄板を積層する
ことによって形成された複数の充填物エレメントから成
り、隣接する充填物エレメントごとに金属薄板を配列す
る方向が変えられる。
【0126】この場合、前記各回収部及び濃縮部が、蛇
腹状に折り曲げられた金属薄板を積層して形成された充
填物エレメントから成るので、原液と液体とを十分に混
合することができる。そして、回収部及び濃縮部内の水
平方向の各部分において原液及び液体の成分にばらつき
が発生することがなくなるので、結合型蒸留塔の性能を
向上させることができる。
【0127】また、隣接する充填物エレメントごとに金
属薄板を配列する方向が変えられるので、液体と蒸気と
を十分に接触させることができる。
【0128】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記第1の蒸留部の濃縮部と回収部との間
に配設されたディストリビュータによって、液体を第1
の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記第2の蒸留
部の濃縮部と、第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留部
の回収部との間に配設された共通のディストリビュータ
によって、液体を第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留
部の回収部に分配し、前記第2の蒸留部の濃縮部と回収
部との間に配設されたディストリビュータによって、液
体を第2の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記第
1の蒸留部の回収部及び第3の蒸留部の濃縮部と第3の
蒸留部の回収部との間に配設されたディストリビュータ
によって、液体を第3の蒸留部の回収部に分散させて供
給する。
【0129】この場合、液体及び蒸気の流量のばらつき
をなくすことができる。
【0130】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記中仕切りに対応する位置に仕切り部を
備えたガスケットが配設される。
【0131】この場合、蒸気、原液、液体等がショート
パスするのを防止することができるので、結合型蒸留塔
の性能を向上させることができる。
【0132】本発明の更に他の結合型蒸留塔において
は、さらに、前記中仕切りは断熱構造にされる。
【0133】この場合、中仕切りを介した熱伝達を少な
くすることができるので、蒸留分離の効率を高くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における結合型蒸留塔の概
念図である。
【図2】従来の分散型蒸留塔の概念図である。
【図3】従来のペトリューク式の蒸留塔の概念図であ
る。
【図4】従来のペトリューク式の結合型蒸留塔の概念図
である。
【図5】本発明の実施の形態における蒸留部を示す図で
ある。
【図6】本発明の実施の形態における第1セクションの
第1の横断面図である。
【図7】本発明の実施の形態における第1セクションの
第2の横断面図である。
【図8】本発明の実施の形態における第1セクションの
縦断面図である。
【図9】本発明の実施の形態における第2セクションの
平面図である。
【図10】本発明の実施の形態における第2セクション
の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態における第2セクション
の斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態における第3セクション
の平面図である。
【図13】本発明の実施の形態における第3セクション
の断面図である。
【図14】本発明の実施の形態における第4セクション
の第1の横断面図である。
【図15】本発明の実施の形態における第4セクション
の第2の横断面図である。
【図16】本発明の実施の形態における第4セクション
の縦断面図である。
【図17】本発明の実施の形態における第5セクション
の平面図である。
【図18】本発明の実施の形態における第5セクション
の断面図である。
【図19】本発明の実施の形態における第7セクション
の平面図である。
【図20】本発明の実施の形態における第7セクション
の断面図である。
【図21】本発明の実施の形態におけるガスケットを示
す図である。
【符号の説明】 39 フィードノズル 51 結合型蒸留塔 53 第2セクション 54 第3セクション 56 第5セクション 58 第7セクション 61〜64 中仕切り 65〜67 第1〜第3の蒸留部 73、74、93A、93B、94A、94B 充填
物エレメント 75、95 金属薄板 108 ガスケット 109 仕切り部 AR21、AR23、AR25 濃縮部 AR22、AR24、AR26 回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉本 圭司 東京都西東京市谷戸町二丁目1番1号 住 友重機械工業株式会社田無製造所内 Fターム(参考) 4D076 AA22 AA23 AA24 BB04 CA12 CA19 CC15 CC24 EA04Y EA05Y EA16Y FA34 JA03 JA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)フィードノズルを介して原液が供
    給され、前記フィードノズルより上方に形成された濃縮
    部、及び前記フィードノズルより下方に形成された回収
    部を備えた第1の蒸留部と、(b)該第1の蒸留部の上
    端に接続され、該上端より上方に形成された濃縮部、及
    び前記上端より下方に形成された回収部を備えた第2の
    蒸留部と、(c)前記第1の蒸留部の下端に接続され、
    該下端より上方に形成された濃縮部、及び前記下端より
    下方に形成された回収部を備えた第3の蒸留部とを有す
    るとともに、(d)前記第1の蒸留部の濃縮部と第2の
    蒸留部の回収部とが、及び前記第1の蒸留部の回収部と
    第3の蒸留部の濃縮部とが、いずれも中仕切りを介して
    隣接させられ、(e)前記第1の蒸留部の濃縮部と第2
    の蒸留部の回収部とに供給される液体を制御するため
    に、前記第1の蒸留部の濃縮部に対応する分配孔の数
    と、第2の蒸留部の回収部に対応する分配孔の数とが変
    えられることを特徴とする結合型蒸留塔。
  2. 【請求項2】 前記各回収部及び濃縮部は、金属薄板を
    積層することによって形成された複数の充填物エレメン
    トから成り、隣接する充填物エレメントごとに金属薄板
    を配列する方向が変えられる請求項1に記載の結合型蒸
    留塔。
  3. 【請求項3】 前記第1の蒸留部の濃縮部と回収部との
    間に配設されたディストリビュータによって、液体を第
    1の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記第2の蒸
    留部の濃縮部と、第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸留
    部の回収部との間に配設された共通のディストリビュー
    タによって、液体を第1の蒸留部の濃縮部及び第2の蒸
    留部の回収部に分配し、前記第2の蒸留部の濃縮部と回
    収部との間に配設されたディストリビュータによって、
    液体を第2の蒸留部の回収部に分散させて供給し、前記
    第1の蒸留部の回収部及び第3の蒸留部の濃縮部と第3
    の蒸留部の回収部との間に配設されたディストリビュー
    タによって、液体を第3の蒸留部の回収部に分散させて
    供給する請求項1に記載の結合型蒸留塔。
  4. 【請求項4】 前記中仕切りに対応する位置に仕切り部
    を備えたガスケットが配設される請求項1に記載の結合
    型蒸留塔。
  5. 【請求項5】 前記中仕切りは断熱構造にされる請求項
    1に記載の結合型蒸留塔。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131586A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Kansai Chemical Engineering Co Ltd 蒸留装置
JP2017500323A (ja) * 2013-12-17 2017-01-05 ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド 側流分留塔(side draw fraction tower)及び部分凝縮(partial condensation)を用いることによるエネルギー効率の良いナフテンの再循環
JP2019500203A (ja) * 2015-11-16 2019-01-10 ユリウス モンツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 円筒形の分離壁を有するカラム
EP2340094B1 (en) * 2008-10-22 2019-05-15 Air Products and Chemicals, Inc. Divided wall columns for smaller sized plants

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