JP2002159505A - 外科処理において使用するファスナー装置 - Google Patents

外科処理において使用するファスナー装置

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JP2002159505A
JP2002159505A JP2001292098A JP2001292098A JP2002159505A JP 2002159505 A JP2002159505 A JP 2002159505A JP 2001292098 A JP2001292098 A JP 2001292098A JP 2001292098 A JP2001292098 A JP 2001292098A JP 2002159505 A JP2002159505 A JP 2002159505A
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マリアン・セイヤー
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Dennis D Jamiolkowski
デニス・ディー・ジャミオルコウスキー
Joseph R Thomas
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    • A61B2017/00004(bio)absorbable, (bio)resorbable, resorptive

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 生体吸収性で生体許容性のリベットおよびピ
ンのファスナー装置を提供する。 【解決手段】 生体吸収性のリベット3とピン5のファ
スナー2が、固定プレートの定着または取り付け用の細
長い装置として形成される。該リベットは2個以上の足
部12に接続するヘッド部4を有し、これらの足部はヘ
ッド部から先端側に延出し、リベット軸の外側に曲げる
ことができる。ピンは、リベットと一体であり、ウエブ
または複数のブレース等の接続部分で中心軸10に沿っ
て配向され、単一の部材片として成形可能なワン−ピー
ス型の組立体を形成する。上記接続部分はピンがリベッ
トの中に押し込まれる際の力で崩壊し、ピンは足部内面
に接触し足部を外側に押し広げて周囲の骨に摩擦係合す
る。ワン−ピース型組立体はリベットの上方と下方間に
ブレースを形成するレリーフ・パッセージ(逃げ通路)
を伴って中央ピンを有するゲート付き成形型で形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明に関する技術分野は外
科装置であり、特に、吸収性の整形外科用ファスナーで
ある。とりわけ、形成外科または再構成外科処理におけ
る、骨、特に頭蓋または顔面の硬質組織の固定において
使用するための生体吸収性のポリマー・リベットおよび
ピンに関する。
【0002】
【従来の技術】脊椎、頭側部、および顎顔面のプレート
材を金属ネジにより固定した骨折部分および外科修復部
位に骨プレート材を取り付けるために利用できる種々の
金属ファスナーが存在する。このような金属装置の不都
合点はこれら(の取り付け)が永久的であり次の外科処
理において除去する必要があることである。これらが体
内に残存していると、組織萎縮およびこれに続く装置の
緩みが生じる可能性がある。
【0003】合成した吸収性で生体許容性(biocompati
ble)のポリマーが当該技術分野において周知である。
このようなポリマーは一般的に医療装置を製造するため
に用いられ、体内組織の中に移植されて経時的に吸収さ
れる。合成した吸収性で生体許容性の脂肪族ポリエステ
ルはグリコール酸、グリコリド、乳酸、ラクチド(d
体、l体、メソ体およびこれらの混合物)、ε−カプロ
ラクトン、トリメチレン・カーボネートおよびp−ジオ
キサノン等のモノマーのホモポリマーおよびコポリマー
(ランダム形、ブロック形、セグメント形、およびグラ
フト形)を含む。米国特許第5,431,679号、同
第5,403,347号、同第5,314,989号、
同第5,431,679号、同第5,403,347号
および同第5,502,159号を含む多数の米国特許
がこれらのポリマーを記載している。
【0004】吸収性ポリマーの出現により、それらの機
能的な作用の低下に伴って体内に徐々に吸収されるよう
に構成されている新しいファスナー(ネジ、ピン等)が
開発されるようになった。吸収性の材料により作成した
装置は治癒に要する時間だけそれらが残存するという利
点を有している。
【0005】従来技術において開示されている多数の整
形外科用リベットが存在する。米国特許第5,167,
665号は盲リベットを記載しており、このリベットは
その基端部にヘッド部を有していて、当該リベットのヘ
ッド部よりも先端側にビーズまたはヘッド部を有する中
心マンドレル部を備えている。この組み合せ体は骨に予
め設けた穴の中に挿入されて、中心マンドレル部を基端
側に引っ張ることにより皮質層の下部に固定され、これ
により、そのビーズの部分が潰れて第2のヘッド部が形
成されて、この第2のヘッド部が皮質層の下部に残留す
る。
【0006】米国特許第5,268,001号および同
第5,725,529号は柔軟なスリーブ部材および細
長い構成要素を記載しており、この場合の細長い要素は
スリーブの内径よりも大きな外径を有している。このス
リーブは骨の中に予め設けた穴の中に挿入される。その
後、上記の要素がスリーブの中に挿入されてこれを外側
に押し広げることによりスリーブを骨に固定する。
【0007】米国特許第5,326,205号および同
第5,501,695号は骨の中に拡張するように構成
されているファスナーを記載している。このファスナー
は長手方向の開口部を伴うチューブ状の本体部分を有し
ていて、基端側にヘッド部を備えており、さらに本体部
分に沿って先端側に延在している部材を有している。先
端部にヘッド部を有する引っ張り装置がチューブ状の本
体部分の中に挿入されている。この組立体が骨の中に予
め設けた穴の中に挿入される。この引っ張り装置を基端
側に移動すると、この装置がチューブ状の本体部分にお
ける各部材を圧縮してけん縮することにより各部材が骨
に係合する。その後、引っ張り装置はチューブ状の本体
部分におけるヘッド部において崩壊して離脱し、残りの
部分が骨の中に残留する。
【0008】米国特許第5,480,403号は縫合線
アンカーを記載しており、当該アンカーはその基端側に
半径方向に柔軟な足部を有するリベットと、当該リベッ
トの柔軟な足部よりも先端側における端部に鋭い尖端を
有する固定ピンと、基端部に結び付けられた縫合線を備
えている。これらのリベットおよびピンは予め設けられ
た穴の中に挿入される。この穴は、ピンがリベットの先
端部よりも先に初期的に挿入されるので、このピンに適
合するようにリベット/ピンの深さよりも深く形成され
ている。その後、このピンが基端側に引っ張られてリベ
ットの足部を拡張し、リベットが骨に係合する。
【0009】米国特許第5,480,403号における
別の実施形態においては、上記の縫合線アンカーがリベ
ットおよびピンを有していて、このリベットが先端側に
延伸する足部を有している。これらのリベットおよびピ
ンは予め設けられた穴の中に挿入される。このピンを基
端側に引っ張ると、リベットのヘッド部に向けて基端側
に移動するほどその内径が小さくなるようにテーパー状
になっているリベットの足部が半径方向に拡張して、ピ
ンが基端側に引っ張られるのに伴って、縫合線アンカー
が骨の表面部に固定される。
【0010】米国特許第5,713,903号および同
第5,720,753号はファスナーを記載しており、
このファスナーはその先端部に拡張状態の足部を有して
おり、さらに当該ファスナーの足部の長さよりも深い位
置における中央の中ぐり穴の中に固定されているフレア
状の先端部を有するピンを有している。このピンが基端
側に移動すると、ピンのフレア状の端部がファスナーの
各足部を拡張してファスナーを骨に固定する。その後、
ピンがファスナーのヘッド部におけるノッチ部において
離脱する。このファスナーは特に骨の軟質組織を固定す
るために用いられる。
【0011】これらの特許は穴の中に挿入された後に、
装置の半径方向に柔軟な部分を通してまたは当該部分の
中に、上方または基端側に、一定の部材を駆動すること
により配備される装置に関する。このことは装置の配備
の前に装置を完全に挿入するのに十分な空間部分を設け
るために配備される装置の深さよりも深い穴を形成する
必要がある。このような構成は骨の薄い層のみが取り付
けのために利用可能である場合、または頭側部および顎
顔面部の外科処理のような下層の軟質組織を損傷する恐
れのために薄い骨の層の深さよりも深く穴を形成できな
い場合における外科的用途において不所望である。この
ような場合に、適当な固定強度に対応するファスナーの
必要とされる長さは骨の全体の厚さに極めて近い。
【0012】米国特許第4,590,928号はテーパ
ー状の同軸の通路および半径方向に柔軟な足部を有する
細長い円筒形の本体部分、および基端部であるヘッド部
を有する端部の中に挿入可能なピンを備えているアンカ
ーを記載している。この本体部分は骨の中に形成された
穴の中に配置されて、ピンは上記通路の中に挿入されて
上記足部を半径方向に拡張して周囲の骨の中に係合させ
る。これらの本体部分およびピンは生体許容性の材料に
より形成されていて、本体部分は埋め込まれてその内部
に沿って長手方向に延在しているカーボン・ファイバー
または炭素繊維を含有している。このカーボン・ファイ
バーは体内に吸収または再吸収されず、ファスナーのみ
が部分的に吸収可能である。
【0013】この米国特許第4,590,928号は中
実のピンを有するファスナーを記載している。骨組織に
おける弾性のヤング率および材料の降伏応力等の材料特
性が年齢と共に大きく変化し、同年齢または同性の間で
個別的に大きく異なることがよく知られている。それゆ
え、上記の各足部が半径方向に外側に拡張できないほど
に周囲の骨が硬い場合に上記のピンが変形できないため
に、このような中実ピンの使用は装置の固定能力を制限
する。
【0014】このように周囲の骨が装置の設計条件より
も硬くてピンが中実である場合には、上記のテーパー状
の穴の中において剛性のピンを駆動するために大きな力
が必要になり、各足部が変形して無用化するか、あるい
は、ピンが破損する。
【0015】上述した多数のリベット構成はこれらの適
正な設置のために限定された器具による取り扱いを必要
とし、この場合に2種類の別の器具または比較的複雑な
構成の単一の器具を使用する。それゆえ、例えば、リベ
ット・システムはそれぞれ外側のリベット本体部分を挿
入して、中央の拡張用のピンを駆動または挿通するため
の分離している円筒形状または棒状の器具を必要とす
る。リベットにおける幾つかの共同作用的な部品を取り
扱う場合に、使用前にそれぞれのパッケージの中で各構
成部品が分離する恐れ、外科的に生じた傷の中に1個以
上の構成部品が落下する恐れ、あるいは、個々の部品の
寸法が小さいことによる各構成部品の取り扱いミスまた
は位置合わせミスの恐れがある。さらに、このようなリ
ベット構造における多数の部品による構成は、再装填処
理が必要になる前に、複数のリベットを設置することに
適さない、またはそのような動作が不能な設置器具によ
る取り扱い処理を必要とする場合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、容易に設置で
きる生物学的に吸収可能なリベット組立体を提供するこ
とが望まれている。
【0017】さらに、再装填処理の前に多数個のリベッ
トの配置が可能な設置器具内に装填できる生物学的に吸
収可能なリベット組立体を提供することが望まれてい
る。
【0018】さらに、向上した取り扱い性および輸送に
おける保全性を有する生物学的に吸収可能なリベット組
立体を提供することが望まれている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は生体許容性(bi
ocompatible)で生体吸収性(bioabsorbable)のリベッ
トおよびピンのファスナーを開示し、当該ファスナーは
その態様の一例において、(1)基端部および先端部お
よび中心軸を有しているヘッド部を有する生体許容性の
リベットを備えており、当該ヘッド部がこのヘッド部の
中心軸に実質的に平行であって当該ヘッド部の基端部か
ら先端部まで延在している内部通路を有しており、ヘッ
ド部の先端部が当該ヘッド部から概ね先端側に延在して
いて上記中心軸に対向している内面部を有する2個以上
の足部に機械的に接続しており、さらに、(2)上記リ
ベットの各足部よりも柔軟でない半径方向に圧縮可能な
断面を有する生体許容性のピンを備えており、当該ピン
が上記リベットの内部通路の中に挿入できるように構成
されていて、リベットのヘッド部における基端部から先
端部に向けて進行する際に、当該ピンが上記の各足部の
内面部に接触して各足部に対して上記中心軸に実質的に
垂直な方向に力を加える。
【0020】上記のピンはこのピンの側面部に配置され
ている外周ノッチ部またはリブを備えることができる。
このピンの面部におけるノッチ部またはリブは本体部分
を貫通する内部通路の内表面部における内周リブまたは
ノッチ部に対して係合する。このようにしてピンの位置
を係止する手段が構成されており、ピンを完全に挿入し
た後のピンの移動が阻止できる。
【0021】このピンは(1)分離している構成要素で
あってもよく、または(2)下方の駆動力によりピンが
本体部分から離脱して本体部分の中に先端側にピンが駆
動されるような崩壊可能な接続手段により本体部分に対
して一体になっている構成要素であってもよい。
【0022】このピンは柔軟な部材を有することがで
き、これらは本体部分の柔軟な足部よりも柔軟でないま
たは硬い。それゆえ、このピンは装置の構成目的に対応
している平均的な物性を有する骨の中に装置が配備され
る場合に本体部分の足部を半径方向に外側に拡張するの
に十分な硬さを有しているが、本体部分の足部が外側に
拡張できないような極めて硬い骨の中に装置が配備され
る場合に内側に曲がる程度に十分に柔軟である。
【0023】別の態様において、本発明は生体許容性で
生体吸収性のリベットおよびピンのファスナーを含み、
当該ファスナーは、(1)基端部、先端部および中心軸
を有するヘッド部を有している生体許容性のリベット部
分を備えており、当該ヘッド部がこのヘッド部の中心軸
に実質的に平行であって当該ヘッド部の基端部から先端
部まで延在している内部通路を有しており、ヘッド部の
先端部が当該ヘッド部から概ね先端側に延在していて上
記中心軸に対向している内面部を有する2個以上の足部
に機械的に接続しており、さらに、(2)一定の半径方
向の断面を有する生体許容性のピンを備えており、当該
ピンが上記リベットの内部通路の中に挿入されてリベッ
トのヘッド部における基端部から先端部に向けて進行す
る際に、当該ピンが上記の各足部の内面部に接触して各
足部に対して上記中心軸から外側に向く方向に力を加
え、このピンが崩壊可能な接続手段により本体部分に対
して一体に接続していて、上記リベットおよびピンが輸
送および取り扱いのための細長い単一部材片の組立体を
形成し、上記中心軸に沿って加えられる駆動力により上
記接続手段が崩壊されて、ピンが本体部分の中に先端側
に駆動されてファスナーが固定される。好ましくは、こ
のリベットおよびピンの組立体は容易に取り扱いできる
好適な長さを有する単一の同軸ユニットを形成し、簡便
な設置のための駆動装置内に装填できる。
【0024】本発明の上記およびその他の特徴および利
点は以下の説明および添付図面によりさらに明らかにな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様によるリベッ
トおよびピンのファスナーの実施形態の一例を図1に示
す。このリベットおよびピンのファスナー2はリベット
3およびピン5により構成されている。リベット3はヘ
ッド部4および少なくとも2個の足部12を有してお
り、各足部12はヘッド部4の先端部8に取り付けられ
ている。ヘッド部4の基端部6は内部通路14を有して
おり、この内部通路14はヘッド部の中心軸10に対し
て実質的に平行である。好ましくは、ヘッド部4は先端
部から基端部にわたり直径が拡張していて、ファスナー
の配備時に骨に対して整形外科装置を固定するための一
定の面部を形成している。ピン5は半径方向に圧縮可能
であり、このことはピンに対して十分な半径方向の力が
加えられるとピンの少なくとも一部分における断面の直
径が減少し得ることを意味する。このピン5の実施形態
の一例は結合部分18において一体に結合している少な
くとも2個の先端側の半径方向に柔軟な部材16を有し
ている。このリベットおよびピンのファスナーはリベッ
ト3の基端部6内の内部通路14の中にピンの挿入端部
を進入させることにより配備される。その後、ピン5の
挿入端部20をヘッド部4の先端部8に向けて進行させ
る。ピン5が進行している時に、このピンの挿入端部2
0はリベットの各足部12に接触して一定の力をリベッ
ト3の中心軸10に対してほぼ垂直に加える。ピン5の
各柔軟部材16は足部12が外側に拡張して隣接してい
る骨に対して摩擦係合する際にリベット3における柔軟
な各足部12が破壊してヘッド部4から分断しないよう
に変形して曲がるように構成されている。
【0026】好ましくは、リベット3における柔軟な各
足部12はヘッド部4に対する接続部分から先端側にそ
の厚さが増大するように延出するような一定の形状を有
している。この形状により、各足部12は直線状のピン
5が内部通路14の中に挿入される際に強制的に外側に
拡張することができる。このように各足部12がヘッド
部に対する接続部分から先端側にその厚さが増大するよ
うに延出している場合に、各足部12が取り付けられて
いるヘッド部の先端部におけるリベットの外径よりも各
足部12の先端部におけるリベットの外径の方が大きく
なるので、ファスナーの定着特性が改善できる。それゆ
え、各足部12は骨における高密度な表面層すなわち皮
質に形成した初期的な穴の直径よりも大きく外側に拡張
される。さらに、各足部12は穴の中に本体部分を挿入
しやすくするために面取り処理または丸みを付けた先頭
エッジ部24を有することができる。同様に、ピン5も
当該ピン5をリベット3の内部通路14の中に挿入しや
すくするために面取り処理または丸みを付けた先頭エッ
ジ部26を備えることができる。さらに、リベット3
は、必要に応じて、装置を設置した後に供給装置により
装置を除去可能にするために面取り処理した内面部を有
することもできる。
【0027】ピン5は半径方向に柔軟な部材16をその
先端部に有している。本発明の態様の一例によれば、こ
のピン5における柔軟な部材16はリベット3の柔軟な
足部12よりも柔軟性が低く硬質である。このことによ
りピン5は、装置の先端部におけるリベット3の柔軟性
に比べて、構造的な柔軟性が低く、あるいは、構造的な
剛性が高い。ピン5をリベット3の内部通路14の中に
挿入することにより、リベット3における各足部12の
半径方向の拡張が生じて、ピン5における各部材16が
半径方向に圧縮される。ピン5における各部材16の総
合的な剛性はリベット3における各足部12の総合的な
剛性よりも高いので、結果として生じる半径方向の力は
常に外側に向いていて、リベット3の各足部12が周囲
の骨に対して摩擦係合する。しかしながら、各足部12
が周囲の骨に対して効果的に摩擦係合しなくなる状態ま
でピン5により各足部12を剪断または変形しないよう
に、ピン5の少なくとも一部分が各足部12を実質的に
損傷する力よりも小さい一定の閾値において半径方向に
圧縮される。
【0028】本発明の別の実施形態において、上記通路
14における面部28はピン5の側面31上の外周リブ
32に係合する内周ノッチ部30を有している。逆に、
本発明のさらに別の実施形態において、通路14の面部
28がピン5の側面上における外周ノッチ部に係合する
内周リブを有していてもよい。これら両方の実施形態は
挿入後のピンの軸方向における移動を阻止するために挿
入したピンに対する係止手段を備えている。加えて、こ
のような実施形態はピンがリベットの中に係止されて配
置されたという触知可能な音響的なフィードバック的情
報を外科医に対して容易に与えることができる。
【0029】図3(A)に示す本発明の別の実施形態に
おいて、リベット3およびピン5はヘッド部4内の薄い
材料の接続部分36を介して取り付けられてワン−ピー
ス型(一部材片型)の装置を形成している。この装置が
骨の穴の中に挿入されると、この薄い材料の接続部分を
崩壊させるのに十分な一定の駆動力がピンに対して加え
られて、ピンが本体部分の中に駆動されてファスナーが
配備される。
【0030】図4に示す本発明の別の実施形態におい
て、各足部12の外側面部42は装置の固定強度を増大
するためにファスナーの配備時に隣接する骨の中に埋め
込まれる1個または多数のリブ44および/または突出
部を有している。
【0031】図5に示す本発明のさらに別の実施形態に
おいては、ピン5が各ピン5の連続的な棒材50の一部
になっていて、これらは各ピン5の先頭エッジ部におけ
る丸みを付けた部分または面取り部分52により分離さ
れる。一定の駆動力を連続的な棒材50に加えると、各
ピン5の挿入端部がリベット3に完全に係合するまで棒
材の先端部54がリベット3の中に押し込まれる。その
後、棒材に十分な屈曲力を加えること、あるいは、接続
部分52を切断することにより、先端側のピン5が棒材
50から分離して接続部分52が分断され、新しい先端
部52Aが現れる。それゆえ、この連続的な棒材50は
多数のリベットの配備に使用できる。
【0032】さらに、図6に示すようなファスナー2を
供給するための方法を開示する。外科医がプレート60
またはその他の装置を固定する場所における骨に一定の
穴61を形成した後に、リベットおよびピンが供給装置
62に装填される。その後、リベット3がプレート・ホ
ール64を通して穴61の中に挿入される。さらに、ピ
ン5が供給装置62のプランジャー66に下方に力を加
えることによりリベット3の中に押し込まれる。この処
理がプレート60に対応する適当な保持力が得られるま
で必要に応じて繰り返される。
【0033】上記のファスナーを形成することのできる
適当な材料は脂肪族ポリエステル、ポリオルトエステ
ル、ポリ酸無水物、ポリカーボネート、ポリウレタン、
ポリアミド、ポリアルキレン・オキシド、およびこれら
の組み合わせ物から成る群から選択される生体許容性の
ポリマーを含む。あるいは、本発明の整形外科用ファス
ナーは吸収性のガラス材またはリン酸カルシウムおよび
その他の生体許容性の金属酸化物(例えば、酸化カルシ
ウム等)を含むセラミック材により形成することもでき
る。さらに、本発明のファスナーは吸収性のセラミック
材、ガラス材およびポリマーの組み合わせ物によっても
構成できる。
【0034】好ましい実施形態において、上記整形外科
用ファスナーは脂肪族ポリマーおよびコポリマー・ポリ
エステルおよびこれらの混合物により構成されている。
この脂肪族ポリエステルは一般に開環重合において合成
される。適当なモノマーとしては、乳酸、ラクチド(L
体、D体、メソ体およびD,L混合物を含む)、グリコ
ール酸、グリコリド、ε−カプロラクトン、p−ジオキ
サノン(1,4−ジオキサン−2−オン)、トリメチレ
ン・カーボネート(1,3−ジオキサン−2−オン)、
デルタ−バレロラクトン、ベータ−ブチロラクトン、イ
プシロン−デカラクトン、2,5−ジケトモルホリン、
ピバロラクトン、アルファ,アルファ−ジエチルプロピ
オラクトン、エチレン・カーボネート、エチレン・オキ
サレート、3−メチル−1,4−ジオキサン−2,5−
ジオン、3,3−ジエチル−1,4−ジオキサン−2,
5−ジオン、ガンマ−ブチロラクトン、1,4−ジオキ
セパン−2−オン、1,5−ジオキセパン−2−オン、
6,6−ジメチル−ジオキセパン−2−オン、6,8−
ジオキサビシクロオクタン−7−オン、およびこれらの
混合物が含まれるがこれらに限らない。これらのモノマ
ーは一般に昇温条件下において有機金属触媒および開始
剤の存在下で重合される。この有機金属触媒は錫を基材
とする例えばオクタン酸第一錫であるのが好ましく、上
記モノマー混合物中において約10,000/1乃至約
100,000/1の範囲のモノマー対触媒のモル比で
存在している。開始剤は一般にアルカノール(ジオール
およびポリオールを含む)、グリコール、ヒドロキシ
酸、またはアミンであり、上記モノマー混合物中におい
て約100/1乃至約5000/1の範囲のモノマー対
開始剤のモル比で存在している。この重合化反応は一般
に約80℃乃至約240℃、好ましくは約100℃乃至
約220℃の温度範囲において所望の分子量および粘度
に到達するまで行われる。
【0035】本発明のポリマー混合物は慣用的な様式で
製造できる。上記のように作成したホモポリマーおよび
コポリマーを混合する方法の一例は羽根車またはその等
価物のような慣用的な混合装置を内部に取り付けた慣用
的な混合容器または反応容器の中に各ポリマーをそれぞ
れ供給する方法である。その後、各ポリマーおよび各コ
ポリマーを約100℃乃至約230℃、さらに好ましく
は約160℃乃至約200℃の温度で約5分間乃至約9
0分間、さらに好ましくは約10分間乃至約45分間に
わたり均一に分散したポリマー混合物が得られるまで混
合する。その後、さらに、このポリマー混合物を混合装
置から取り出して、室温まで冷却し、粉砕して、慣用的
な装置および方法により一定の時間にわたり昇温条件下
で大気圧よりも低い圧力において乾燥することにより処
理する。また、これらのホモポリマーまたはコポリマー
を混合するための別の方法は1個以上の適当な混合領域
を伴う二軸スクリュー押出機の中にポリマーを通過させ
ることにより行われる。
【0036】上記の諸条件下において、上記のグリコリ
ド、ε−カプロラクトン、p−ジオキサノン、ラクチド
およびトリメチレン・カーボネートを含むポリマーおよ
び混合物は一般に約20,000グラム/モル乃至約3
00,000グラム/モル、さらに一般的には約40,
000グラム/モル乃至約260,000グラム/モ
ル、好ましくは約60,000グラム/モル乃至22
5,000グラム/モルの重量平均分子量を有してい
る。これらの分子量は、25℃においてヘキサフルオロ
イソプロパノール(HFIP)の0.1g/dL溶液中
で測定した場合に、約0.5デシリットル/グラム(d
L/g)乃至約4.0dL/g、さらに一般的には約
0.7dL/g乃至約3.5dL/g、最も好ましくは
約1.0dL/g乃至約3.0dL/gの固有粘度を与
える。さらに、上記の諸条件下においては、残留するモ
ノマー含有率は約5重量%以下になる。
【0037】本発明の吸収性ファスナー型医療装置のよ
うな物品は乾燥窒素雰囲気チャンバーを備えている種々
の射出成形および押出成形の設備により、約100℃乃
至約230℃、さらに好ましくは約140℃乃至約20
0℃の範囲の温度において、約1分間乃至約20分間、
さらに好ましくは約2分間乃至約10分間の滞留時間で
本発明のポリマーおよび混合物により成形される。好ま
しい装置は整形外科用のリベット・ファスナーである。
この好ましい装置は拡張された状態(ピンを配置する時
に足部が拡張される状態)に配向されている足部12を
有するリベットを伴って成形する必要がある。拡張状態
の足部を伴うリベットを成形することにより、各足部の
拡張時にヘッド部4に対する各足部12の連結部分にお
ける応力を減少しやすくできる。さらに、この連結部分
における応力を減少することにより、移植後のリベット
およびピンのファスナーの有効寿命が確実に延びる。
【0038】本発明のリベットの別の実施形態におい
て、上記ポリマーおよび混合物は薬物供給基質として使
用できる。この基質を形成するために、上記ポリマーは
治療剤と混合される。このような本発明のポリマーと共
に使用できる種々の異なる治療剤が広範囲に存在してい
る。一般に、本発明の薬剤組成物により供給できる治療
剤は抗生物質および抗ウイルス剤のような感染防止剤、
鎮痛薬および鎮痛剤混合物、抗炎症剤、ステロイドのよ
うなホルモン、骨再生成長因子、および天然誘導した、
または遺伝工学的に生成したタンパク質、多糖類、糖タ
ンパク質、またはリポタンパク質等を含むがこれらに限
らない。
【0039】基質配合物が上記ポリマーに1種類以上の
治療剤を混合することにより配合できる。この治療剤は
液体、微細分割した固体、またはその他の任意の適当な
物理的形態として存在し得る。一般的であるが随意的
に、上記の基質は希釈剤、キャリヤ、賦形剤、安定化剤
等のような1種類以上の添加物を含む。
【0040】上記治療剤の量は使用する特定の薬物およ
び治療する医療状態に応じて決まる。一般に、この薬物
の量は上記基質の重量に基づいて約0.001%乃至約
70%、さらに一般的には約0.001%乃至約50
%、最も一般的には約0.001%乃至約20%であ
る。また、上記の薬物供給基質に混合されるポリマーの
量および種類は所望の放出プロファイルまたは放出様式
および使用する薬物の量に応じて異なる。
【0041】体液に接触すると、上記ポリマーは一定の
持続時間または継続時間にわたり分散状の薬物の付随的
な放出を伴って(主に加水分解により)徐々に崩壊す
る。このようにして、有効量(例えば、0.0001m
g/kg/時乃至10mg/kg/時)の薬物の延長さ
れた(例えば、1時間乃至5000時間、好ましくは2
時間乃至800時間にわたる)供給を行うことができ
る。この投薬形態は治療する対象、苦痛の程度、処方医
の判断等により必要に応じて管理できる。
【0042】上記およびこれに類似する処理方法に従っ
て、当該技術分野における熟練者であれば、種々の配合
物を調製できる。
【0043】本発明のリベットの別の実施形態におい
て、処理中に装置を構成するポリマーに生体許容性の色
素を添加して当該装置を外科処理の場においてさらに見
えやすくすることができる。あるいは、上記のピンおよ
びリベットをカラー・コード化することにより、ピンが
リベット内に既に挿入されていることを外科医に知らせ
るための視覚的なフィードバック情報が提供可能にでき
る。このようなリベットおよびピンの組み合わせ体はさ
らに装置が既に挿入されていることを外科医に知らせる
ための触知可能および/または音響的なフィードバック
情報を組み込むことができる。
【0044】さらに、放射線不透過性のマーカーを上記
のリベットまたはピンに添加して移植後の上記リベット
およびピンのファスナーの画像処理を可能にできる。
【0045】以下の非制限的な各実施例は本発明の原理
および実施方法の例示である。当該技術分野における熟
練者において本発明の範囲および趣旨に含まれる多数の
別の実施形態が明らかになる。
【0046】実施例 以下の各実施例においてファスナー・システムを記載し
ており、このシステムは吸収性のポリマーまたはポリマ
ー混合物により製造され、柔軟な足部を有する本体部分
および当該本体部分の中に挿入されて足部を拡張するピ
ンにより構成されている。
【0047】合成処理において、本発明の装置の高分子
量脂肪族ポリエステルを所望の分子量および粘度が得ら
れるまで不活性窒素雰囲気中において2時間乃至24時
間にわたり100℃乃至230℃の温度で開環重合によ
りラクトン・モノマーを反応させることを含む方法によ
り作成する。
【0048】本発明のポリマー混合物は合成した脂肪族
のホモ−ポリエステルおよびコ−ポリエステルを慣用的
な混合容器の中にそれぞれ投入することにより作成す
る。これらのホモポリマーおよびコポリマーは均一分散
状のポリマー混合物が得られるまで5分乃至90分にわ
たり100℃乃至230℃の温度で混合する。
【0049】以下の各実施例においては、上記の混合物
が化学組成および純度(NMR,FT−IR)、熱分析
(DSC)、溶融流動性(melt rheology)(溶融安定
性および粘度)、分子量(固有粘度)、および基準線時
機械特性(応力/歪)についてそれぞれ特徴づけられ
る。
【0050】各混合物および各ポリマーの固有粘度
(I.V.,dL/g)を0.1g/dLの濃度におけ
る溶媒としてのクロロホルムまたはHFIPを用いて2
5℃においてサーモスタット制御のウォーター・バス中
で浸漬した50ボア・キャノン−ウッベローデ(Cannon
-Ubbelhode)希釈粘度計により測定した。
【0051】以下の数頁において幾つかの実施例を説明
する。使用した部およびパーセントの各値は重量または
モル数として特定した場合の部またはパーセントの値で
ある。
【0052】実施例1 85:15(モル/モル)ポリ(ラクチド−コ−グリコ
リド)コポリマーの合成以下において説明し、この実施
例において採用した方法は本明細書に参考文献として含
まれ、当該技術分野における熟練者において既知の米国
特許第4,643,191号、同第4,653,497
号、同第5,007,923号、同第5,047,04
8号において記載されている各方法と類似している。
【0053】オーバーヘッド・メカニカル・スティアラ
ー(機械攪拌器)および窒素供給口を備えている火炎乾
燥処理した500mLのワン−ネック型丸底フラスコに
268グラム(1.86モル)のL(−)ラクチド、3
8.4グラム(0.330モル)のグリコリド、0.5
3グラム(7×10-3モル)のグリコール酸開始剤、お
よび131マイクロリットルのオクタン酸第一錫触媒の
0.33モル溶液を加える。
【0054】その後、上記の組立体を185℃の高温度
オイル・バス中に入れる。攪拌された各モノマーは速や
かに溶融し始める。この低粘度溶融物は速やかにその粘
度を高める。この高粘度溶融物に対する機械攪拌処理を
合計4時間の反応時間にわたり続ける。
【0055】得られた85:15(モル/モル)ポリ
(ラクチド−コ−グリコリド)コポリマーをバスから取
り出して、窒素気流中に室温まで冷却してから単離して
粉砕する。その後、このポリマーを110℃で24時間
減圧下において乾燥して未反応のモノマーを除去する。
溶媒としてHFIPを用いて測定した固有粘度は1.9
0dL/gである。
【0056】実施例2 85:15・ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)コポリ
マーによるリベットおよびピンの射出成形 1.5キログラムの実施例1において形成したコポリマ
ーを18mm直径のバレルを備えている28トンのエン
ゲル(Engel)射出成形機における窒素パージ処理した
ホッパーに加えて、図1に示すようなリベットおよびピ
ンを形成する。ポリマーを上記バレルに入れる際にこの
ポリマーを溶融するために200℃,190℃および1
85℃の3種類の加熱領域を採用した。185℃のノズ
ル温度、700psi(4.83×106 パスカル)の
射出圧力、および2インチ(5.08センチメートル)
/秒の速度を用いて溶融材料をバレルに供給する。各射
出成形処理により単一空孔部の成形型において単一の部
品を形成する。部品中の応力レベルを最適にするために
45℃の温度を成形型において用いる。この処理によ
り、1分間当たりに2個の部品が形成できる。
【0057】実施例3 動物体モデルにおける使用または人体における使用の段
階的方法 図6において、外科医がプレート60またはその他の装
置を固定する必要のある骨の場所に穴61を開けた後
に、リベット3およびピン5を供給装置62の受容器6
8の中に装填する。その後、リベット3をプレートの穴
64の中に挿入して、ピン5を供給装置62のプランジ
ャー66に一定の下方の力を加えることによりリベット
3の中に押し入れる。外科医が形成する穴の寸法は骨の
種類および(ピンを入れた状態の)リベットの断面直径
に基づいて変更する必要がある。骨の中に形成される穴
はピンを入れた状態のリベットの直径よりも小さくする
必要がある。しかしながら、軟質(実質的に網状)の骨
の場合には、この穴の直径をさらに小さくすることによ
り、この軟質の骨に対するリベットおよびピンのファス
ナーの摩擦係合を高めることができる。一方、比較的硬
質(実質的に皮質性の骨)の骨の場合には、この穴の直
径を(ピンを入れた状態の)リベットの直径に近づけて
リベットおよびピンのファスナーを適用しやすくする必
要がある。
【0058】本発明の別の態様によれば、上記のリベッ
トおよびピンは単一ユニットとして一体に形成できる。
本発明のこのような態様における好ましい実施形態は外
科医において取り扱いがさらに容易である比較的大きな
ファスナーになり、各構成部品が分離すること、または
パッケージ処理、輸送、取り扱いまたは設置の際に紛失
することがなくなり、この単一部材片型のリベットは簡
単な形態を採り、簡便且つ効果的な設置処理が実施可能
になるので、さらに高効率で効果的な外科用途に適応で
きる。
【0059】図3(B)は本発明の上記の態様に従う単
一部材片型リベットの実施形態100の一例を示してい
る図である。図示のように、この単一部材片型リベット
はピン部分105および接続ウエブ110により剛体ユ
ニットとして一体に接続されているリベット部分103
を備えており、ウエブ110はピンの先端部の近傍にお
けるピンの外周に延在してリベット103のヘッド部1
04に接続している。リベット103は上記の各実施形
態のいずれかにおけるリベットと実質的に同一の形状に
することができ、拡張したヘッド部104および吊り下
げ状態の足部112を有している。さらに、図示の実施
形態は周囲組織に対して係合するための固定保持用の隆
起部144を各足部に備えている。ピン105は図示の
ように概ね円筒形の形態にすることができ、好ましく
は、図1の実施形態における面取り部分26と同様のベ
ベル状のまたは面取り処理した先頭エッジ部をその先端
部(図において見えない、隔壁の下方)に有していて、
ピン105をリベット103の中に押し入れる際に確実
に滑らかな挿入が行える。ウエブ110はピン105お
よびリベット103と同一の材料により形成されてい
る。例えば、ウエブ110は1ミル乃至10ミル(2.
54×10-3cm乃至2.54×10-2cm)、好まし
くは約2ミル乃至5ミル(5.08×10-3cm乃至
1.27×10-2cm)の範囲の厚さを有していて、ピ
ンと当該ピンを整合状態で保持するリベットのヘッド部
との間において崩壊可能な接続部分を形成するが、ピン
がリベットの本体部分の中に進入する際に剪断される。
このような全体としてワン−ピース型の組立体は、例え
ば、リベット本体部分の中の中央開口部の形状に相当す
る下方部分において中央コア・ピンを有するゲート付き
の成形型における射出成形により形成することができ
る。このコア・ピンは上面部を有しており、当該上面部
に対応してウエブ110およびピン105の先頭エッジ
部が形成される。
【0060】図3(C)は本発明の上記の態様に従う単
一部材片型(ワン−ピース型)リベットの別の実施形態
を示している図であり、この場合のウエブ110は複数
のブレース115により置き換えられている。各ブレー
スはベベル部126またはピンの先端部の中央部分から
例えばリベットの表面から下方に凹ませることのできる
リベット・ヘッド部104の一部分まで延在している。
従って、各ブレース115はリベットとピンとの間にお
いて斜めにまたは中央に沿って延在している。好ましく
は、各ブレースは、例えば、2個の直径方向に対向する
ブレース、またはピンの周縁部の周囲に等間隔で配置さ
れている一式の3個または4個のブレースのように、対
称的に配置されている。このような配置により、ピン1
05の本体部分がリベット103の本体部分に対して同
軸状態または同心状態に維持でき、ピンに力を加えた時
に、ピンが詰まることなく滑らかにリベット内の中央通
路の中に導入できる。これらの小さな分離したブレース
は容易に剪断されて、それらの内部的な配置により、リ
ベットおよび傷開口部の中に確実に捕捉されるので、こ
のリベット処理において生じる破片または散乱物を最少
にできる。
【0061】図3(B)および図3(C)に示すよう
に、本発明のワン−ピース型リベット/ピンの物品はリ
ベット本体部分またはピン単体の長さの実質的に2倍の
長さを有しており、図3(A)のつなぎ留め式の実施形
態とは異なって、両方の部材が固定されている幾何学的
に単純な形状を有している。このような形状により、取
り扱い性が向上して、外科医がリベットの取り出し、保
持、および操作をさらに簡単に行えるようになると共
に、機械的な取り扱い性を高めることができる。例え
ば、この全体的な形状は、各リベットをまとめて受容す
るか、あるいは、位置合わせしたカートリッジ、マガジ
ンまたはストリップ・ホルダーの中に予備装填したリベ
ットを受容して、単一動作でこのリベットを挿入して拡
張するように適宜構成されている設置器具により設置さ
れるのに好適である。従って、図3(B)および図3
(C)のリベットは外科用メスまたはクリップのような
物品に対してこれまで長い間利用されてきた用法を容易
化することができる。
【0062】図7は図3(C)のワン−ピース型リベッ
トを形成するためのゲート付き成形型組立体200を示
している図である。図示のように、この成形型組立体は
概ね上方の成形型部分200aおよび下方の成形型部分
200bを備えており、可動のコア・ピン200cが下
方部分200bの中に配置されている。上方部分200
aは成形型空孔部105’においてピン105を形成
し、生体許容性のポリマー用のゲート付きの入口106
を有している。同様に、下方部分200bはリベット本
体部分におけるリベット・ヘッド部および足部にそれぞ
れ対応している概ね二重漏斗型形状の成形型空孔部10
3’において拡張可能なリベット本体部分103を形成
する。第2のポリマー供給口のゲート206が下方の空
孔部に連通している。さらに、供給原料および成形する
部品形状に適宜応じて別のゲートおよびスプルーまたは
ランナーを備えることができる。
【0063】図7は成形型を断面で示している図であ
り、空孔部103’および空孔部105’がそれぞれ実
質的に半径方向に対称形であることが理解されると考え
る。コア・ピン200cは成形型の下方部分200bの
中において上方に延出して、リベット本体部分における
中央開口部を形成するので、ポリマーは当該コア・ピン
200cの周囲において空孔部103’を構成している
2個の概ねオープン・コア状でテーパー状の円錐形の空
間部分を充たす。さらに、上方本体部分の中の複数の通
路215aおよびコア・ピンの中の複数の通路215b
が互いに整合して比較的小さな空孔通路を形成してお
り、これらの通路がポリマーにより充たされて上記ピン
とリベット本体部分とを内部接続するブレース(図3
(C))を成形する。好ましくは、コア・ピン200c
は一式の半径方向に突出しているフィンにより形成され
ており、これらのフィンは周囲の下方の成形型空孔部を
セグメントに分けてその下方部分において上記リベット
の足部である複数の横方向に突出しているローブを形成
しており、上記の上方部分がリベットのヘッド部の形状
に対応している。下方部分におけるヘッド部の領域内の
分離している材料用ゲート206は接合領域において適
当なポリマー圧力および流量を利用することによりリベ
ットにおいて精細なブレース115が確実に形成できる
ようにする。
【0064】リベットが形成されると、コア・ピンは各
ブレース115を破断させることなく後退できる。好ま
しくは、成形型200はツー−ピース型(二部材片型)
の成形型として形成されており、この成形型は図7にお
ける面に対して平行に対称的に配置される直径方向の平
面に沿って前方部分および後方部分が分離する。それゆ
え、通路215a,215bは2個の成形型半体部分の
分割線上に存在しており、コア・ピン200cが後退し
た後に、成形型の前方部分および後方部分を分離して成
形したリベット・ユニットが取り出される。分離部分に
おいて成形型の中にゲートを介して供給されるポリマー
により形成される比較的大きな2個の本体部分の間にお
ける溶着線上に各ブレース115を形成することによ
り、これらのブレース部分は容易に剪断されるブレース
として形成される。なお、ブレース通路215a,21
5bの完全な流通性を確実にするためにスプルーを備え
ることができる。さらに、完全な充填を確実にするため
に圧力および材料に適宜応じて成形型の中の任意の場所
にスプルーまたはランナーを備えることも可能である。
【0065】ワン−ピース型の物品を形成する様式は比
較的少ない数の成形型の構成部品を必要とし、図3
(C)の特定の実施形態は崩壊して消失する結合部分ま
たはブレースが傷の部分の中に確実に捕捉されるように
できる。このような単一部材片の構成により、分解、組
立間違い、または構成部品の紛失を生じることなく、単
純なバブル・パック式の構成において各リベットを効果
的にパッケージ化できる。
【0066】以上において、本発明を開示し説明した
が、当該技術分野における熟練者においてはさらに別の
変形および変更を考えることが可能であり、これらの全
ての変形および変更は本明細書において説明し、且つ、
本明細書において記載する特許請求の範囲およびその実
施態様により定められる本発明の範囲に含まれると考え
るべきである。
【0067】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記一体の支持体が前記材料により形成されてい
るウエブ、複数のスポークまたは複数の傾斜した支持ブ
レースとして形成されている請求項1に記載の外科用の
リベットおよびピンのファスナー装置。 (2)前記装置が成形された装置であり、当該装置が、
前記一体の支持体がゲートを備えている成形型部分を横
切る溶着線に沿って広がることにより前記リベットと前
記ピンとの間に脆い剪断性の接続部分を形成するように
構成されている請求項1、請求項2および実施態様
(1)のうちいずれか1項に記載の外科用のリベットお
よびピンのファスナー装置。 (3)前記リベットが可視性を有する色素材料、および
感染防止剤、抗炎症剤、タンパク質、多糖類、鎮痛薬、
ホルモン、骨再生成長因子、糖タンパク質、リポタンパ
ク質またはこれらの組み合わせ物を含む治療的に有効量
の治療剤から成る群から選択される少なくとも1種類の
材料を含有している請求項1、請求項2、実施態様
(1)および実施態様(2)のうちいずれか1項に記載
の外科用のリベットおよびピンのファスナー装置。 (4)前記装置が生体許容性の脂肪族ポリエステルによ
り作成されている請求項1、請求項2、実施態様(1)
乃至実施態様(3)のうちいずれか1項に記載の外科用
のリベットおよびピンのファスナー装置。 (5)前記脂肪族ポリエステルが1種類以上のモノマ
ー、コポリマーまたはこれらの混合物により形成されて
おり、当該モノマーが乳酸、ラクチド(L体、D体、メ
ソ体、およびD,L混合物を含む)、グリコール酸、グ
リコリド、ε−カプロラクトン、p−ジオキサノン
(1,4−ジオキサン−2−オン)、トリメチレン・カ
ーボネート、1,3−ジオキサン−2−オン、p−ジオ
キサノン、デルタ−バレロラクトン、ベータ−ブチロラ
クトン、イプシロン−デカラクトン、2,5−ジケトモ
ルホリン、ピバロラクトン、アルファ,アルファ−ジエ
チルプロピオラクトン、エチレン・カーボネート、エチ
レン・オキサレート、3−メチル−1,4−ジオキサン
−2,5−ジオン、3,3−ジエチル−1,4−ジオキ
サン−2,5−ジオン、ガンマ−ブチロラクトン、1,
4−ジオキセパン−2−オン、1,5−ジオキセパン−
2−オン、6,6−ジメチル−ジオキセパン−2−オ
ン、6,8−ジオキサビシクロオクタン−7−オン、お
よびこれらの組み合わせ物から成る群から選択される実
施態様(4)に記載の外科用のリベットおよびピンのフ
ァスナー装置。 (6)前記ピンおよびリベットが係合して当該ピンをリ
ベット内に係止するための係合用の外周ノッチ部または
外周リブを伴って形成されている請求項1および請求項
2、および実施態様(1)乃至実施態様(5)のうちい
ずれか1項に記載の生体吸収性で生体許容性のリベット
およびピンのファスナー装置。 (7)前記リベットが穴の中おける固定保持性を高める
ためのリブ付きの表面部を有している請求項1および請
求項2、および実施態様(1)乃至実施態様(6)のう
ちいずれか1項に記載の生体吸収性で生体許容性のリベ
ットおよびピンのファスナー装置。
【0068】
【発明の効果】従って、本発明によれば、容易に設置で
きる生物学的に吸収可能なリベット組立体が提供でき
る。さらに、再装填処理の前に多数個のリベットの配置
が可能な設置器具内に装填できる生物学的に吸収可能な
リベット組立体が提供できる。さらに、向上した取り扱
い性および輸送における保全性を有する生物学的に吸収
可能なリベット組立体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による生体許容性で生体吸収性のリベ
ットおよびピンの実施形態の一例の斜視図である。
【図2】 ヘッド部における中央通路の中にピンを挿入
した状態のリベットの斜視図である。
【図3】 (A)は、ワンピース型(一部材片型)ユニ
ットとしての本発明による別の実施形態の斜視図であ
り、係止機構が示されている。(B)は、ワンピース型
ユニットとしての本発明による別の実施形態の斜視図で
あり、崩壊可能なウエブがピン部分およびリベット部分
を内部接続している。(C)は、ワンピース型ユニット
として本発明によるさらに別の実施形態の斜視図であ
り、複数のブレースがピン部分およびリベット部分を内
部接続している。
【図4】 本発明のさらに別の実施形態の斜視図であ
り、配備時にリベットを周囲の組織に対して確実に係合
するためにリベットの各足部にリブが備えられている。
【図5】 図1、図2および図4の各実施形態における
ピンの別の実施形態の斜視図である。
【図6】 リベットおよびピンのファスナーに対応する
供給装置の斜視図である。
【図7】 図3(C)のリベットを成形するための成形
型の概略的な断面図である。
【符号の説明】
2 リベットおよびピンのファスナー 3 リベット 4 ヘッド部 5 ピン 10 ヘッド部の中心軸 12 足部 14 内部通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローレル・エル・ロジャーズ アメリカ合衆国、02760 マサチューセッ ツ州、エヌ・アトレボロ、メトカルフ・ロ ード 121 (72)発明者 マリアン・セイヤー アメリカ合衆国、98118 ワシントン州、 シアトル、フィフティーセカンド・アベニ ュー・サウス 4825 (72)発明者 デビッド・ダブリュ・オバレイカー アメリカ合衆国、08801 ニュージャージ ー州、アナンデイル、ウェスト・ストリー ト 32 (72)発明者 ショーン・ティ・ハクセル アメリカ合衆国、08733 ニュージャージ ー州、レイクハースト、リッジウェイ・ロ ード 3297 (72)発明者 ケビン・クーパー アメリカ合衆国、07059 ニュージャージ ー州、ウォーレン、アリジー・ドライブ 15 (72)発明者 デニス・ディー・ジャミオルコウスキー アメリカ合衆国、07853 ニュージャージ 州、ロング・バレー、フォーンリッジ・ド ライブ 20 (72)発明者 ジョセフ・アール・トーマス アメリカ合衆国、45140 オハイオ州、ラ ブランド、マイアミウッズ・ドライブ 6743 Fターム(参考) 4C060 LL15 4C081 AC03 BA05 CA161 CB011 CC01 CE01 CE02 DA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外科用のリベットおよびピンのファスナ
    ー装置において、 基端部において拡大されたヘッド部および当該ヘッド部
    から吊り下げられている状態の複数の拡張可能な足部を
    有してリベット軸に沿って延在している細長い本体部分
    を有していて、生体吸収性で生体許容性の材料により形
    成されているリベットを備えており、前記足部が概ね円
    周全体に配列されてリベット軸に沿って先端側に延在し
    ている一定の中央開口部を形成しており、さらに、 ピンを備えており、当該ピンおよび前記足部がピンの前
    記中央開口部の中における移動により足部が拡張して前
    記リベットを固定するように寸法付けられており、さら
    に、 前記リベットおよび前記ピンを内部接続している一体の
    支持体を備えており、当該支持体が前記ピンを前記リベ
    ット軸に沿って当該リベットの外側において少なくとも
    部分的に位置決めして取り扱い性および設置性のための
    細長いワン−ピース型の組立体を形成し、さらに、前記
    支持体が前記ピンに対して一定の軸方向に向いている力
    を加えた時に崩壊するように構成されていて、これによ
    り、前記ピンが前記中央開口部の中を進行して前記リベ
    ットを固定する外科用のリベットおよびピンのファスナ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 生体吸収性で生体許容性のリベットおよ
    びピンのファスナー装置において、 (a)基端部、先端部および中心軸を有するヘッド部を
    有している生体許容性のリベットを備えており、当該ヘ
    ッド部がこのヘッド部の基端部から先端部まで延在して
    いて前記ヘッド部の中心軸に対して実質的に平行な内部
    通路を有しており、前記ヘッド部の先端部がヘッド部か
    ら概ね先端側に延在していて前記中心軸に対向している
    内面部を有している2個以上の足部に機械的に接続して
    おり、さらに、 (b)一体の支持接続部分により前記リベットに対して
    軸方向に位置合わせされて取り付けられている生体許容
    性のピンを備えており、軸方向に向いている一定の力に
    より前記接続部分が剪断されて前記ピンが前記リベット
    の内部通路の中に駆動され、前記足部が前記中心軸から
    外側に押し広げられてリベットが固定されるリベットお
    よびピンのファスナー装置。
  3. 【請求項3】 生体吸収性で生体許容性のリベットおよ
    びピンのファスナー装置において、 (i)基端部、先端部および中心軸を有するヘッド部を
    有している生体許容性のリベットを備えており、当該ヘ
    ッド部がこのヘッド部の基端部から先端部まで延在して
    いて中心軸に対して実質的に平行な内部通路を有してお
    り、前記ヘッド部の先端部がヘッド部から概ね先端側に
    延在していて前記中心軸に対向している内面部を有して
    いる2個以上の足部に機械的に接続しており、さらに、 (ii)前記リベットの内部通路の中に挿入できるよう
    に寸法付けられている生体許容性のピンを備えており、
    当該ピンが前記リベットにおけるヘッド部の基端部から
    先端部に向かって進行する際に前記足部の内面部に接触
    して当該足部に前記中心軸に対して垂直な方向に力を加
    え、 (iii)前記ピンが崩壊可能な支持接続部分により前
    記ヘッド部に接続しており、当該接続部分が前記ヘッド
    部および前記ピンに対して一体に形成されて、改善され
    た取り扱い性および設置性のための細長いワン−ピース
    型リベットを形成しているリベットおよびピンのファス
    ナー装置。
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