JP2002159072A - 通信ネットワーク、通信方法、通信システム及び通信サービス切替方法 - Google Patents

通信ネットワーク、通信方法、通信システム及び通信サービス切替方法

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JP2002159072A
JP2002159072A JP2001258557A JP2001258557A JP2002159072A JP 2002159072 A JP2002159072 A JP 2002159072A JP 2001258557 A JP2001258557 A JP 2001258557A JP 2001258557 A JP2001258557 A JP 2001258557A JP 2002159072 A JP2002159072 A JP 2002159072A
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一雄 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数DBを持つ網間において、複数移動機も
しくは複数識別を持つ単一移動機において、同一番号で
のサービス提供が可能となる。 【解決手段】 加入者データベース(例えば、ホームロ
ケーションレジスタ40、ビジターロケーションレジス
タ50等)において、通信端末60の識別番号および活
性化情報を記録し、複数の加入者データベースにおいて
活性化情報の同期をとるので、網内に複数の加入者デー
タベースを有する網間において同一番号での発着信を行
う等のサービス提供が可能となる。各加入者データベー
スには、識別番号とその活性化情報を有しているので、
通信端末(移動機等)がどの網に存在しているか判別可
能となる。そして、各加入者データベースは、それぞれ
同期をとっているため、すべての通信システムにおいて
整合性のとれた加入者情報を管理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワー
ク、通信方法、通信システム及び通信サービス切替方法
に関し、特に、網内に複数の加入者データベースを備え
る網間において同一番号でサービス提供を行う通信ネッ
トワーク、通信方法、通信システム及び通信サービス切
替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−234748号公報に開示
された移動体通信システムでは、各交換局に移動局の情
報を提供するサービス制御局において、電話番号記憶部
と機体番号記憶部と所在情報記憶部と利用可否フラグと
を格納するデータベース(同公報第2図参照)を設け、
電話番号記憶部において複数の移動局に共通の電話番号
を記憶し、機体番号記憶部において各移動局の機体番号
を記憶し、所在情報部において各移動局の在圏エリアを
記憶する。さらに、利用可否フラグにおいて、各移動局
のうち発呼および着呼可能なものを択一的に指定するよ
うにする。これにより、同一電話番号を複数の移動局で
使用できるようにし、これらの移動局において、セキュ
リティと確実な着信とを確保している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
に開示された移動体通信システムにおいては、例えばG
SM方式の移動通信システムのごとく、サービス制御局
にホームロケーションレジスタ(HLR)等のマスタの
加入者データベースを有し、かつ交換局にビジターロケ
ーションレジスタ(VLR)等のスレブの加入者データ
ベースを有する場合においては、マスタデータベースと
スレブデータベースの状態を一致させることが必要とな
るという問題点がある。
【0004】また、サービス制御局にマスタの加入者デ
ータベースを有し、かつ交換局にスレブの加入者データ
ベースを有する移動網と、サービス制御局にマスタの加
入者データベースのみを有する移動網との間でローミン
グを行う場合においては、網間のデータベースの状態お
よび各網におけるマスタデータベースとスレブデータベ
ースの状態を一致させることが必要となるという問題点
がある。
【0005】本発明の目的は、上記問題点に鑑み、サー
ビス制御局にマスタの加入者データベースを有し、かつ
交換局にスレブの加入者データベースを有する場合にお
いても、マスタデータベースとスレブデータベースの状
態を一致させ、いずれの網においても同一番号により発
着信を行うことができる通信ネットワーク、通信方法、
通信システム及び通信サービス切替方法を提供すること
にある。
【0006】また、本発明の他の目的は、上記問題点に
鑑み、サービス制御局にマスタの加入者データベースを
有し、かつ交換局にスレブの加入者データベースを有す
る移動網と、サービス制御局にマスタの加入者データベ
ースのみを有する移動網との間でローミングを行う場合
においても、網間のデータベースの状態および各網にお
けるマスタデータベースとスレブデータベースの状態を
一致させ、いずれの網においても同一番号により発着信
を行うことができる通信ネットワーク、通信システム、
通信方法及び通信サービス切替方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、複数の加入者デー
タベースを備えた通信ネットワークにおいて、前記加入
者データベースにおいて、通信端末の識別番号および活
性化情報を記録する記録手段と、前記複数の加入者デー
タベースにおいて、活性化情報の同期をとる同期手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の通信ネットワークにおいて、前記通信ネットワークは
移動通信ネットワークであり、前記通信端末は移動機で
あることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の通信ネットワークにおいて、前記識別番号は電話番
号、機体番号、IPアドレスのうちのいずれかであるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の通信ネットワークにおいて、前記加入者データベース
は、1つまたは2つ以上のホームロケーションレジス
タ、および、1つまたは2つ以上のビジターロケーショ
ンレジスタであることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、複数の加入者デ
ータベースを備えた通信ネットワークにおける通信方法
において、前記加入者データベースにおいて、通信端末
の識別番号および活性化情報を記録する記録ステップ
と、前記複数の加入者データベースにおいて、活性化情
報の同期をとる同期ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の通信方法において、前記通信システムは移動通信シス
テムであり、前記通信端末は移動機であることを特徴と
する。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の通信方法において、前記識別番号は電話番号、機体番
号、IPアドレスのうちのいずれかであることを特徴と
する。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の通信方法において、前記加入者データベースは、1つ
または2つ以上のホームロケーションレジスタ、およ
び、1つまたは2つ以上のビジターロケーションレジス
タであることを特徴とする。
【0015】これにより、本発明の通信ネットワークお
よび通信方法は、加入者データベース(例えば、ホーム
ロケーションレジスタ、ビジターロケーションレジスタ
等)において、通信端末の識別番号および活性化情報を
記録し、前記複数の加入者データベースにおいて活性化
情報の同期をとるので、網内に複数の加入者データベー
スを有する網間において同一番号での発着信を行う等の
サービス提供が可能となる。すなわち、各加入者データ
ベースには、識別番号(電話番号、機体番号、IPアド
レス等)とその活性化情報(例えば、利用可能な網の情
報)を有しているので、通信端末(移動機等)がどの網
に存在しているか判別可能となる。そして、各加入者デ
ータベースは、それぞれ同期をとっているため、すべて
の通信システムにおいて整合性のとれた加入者情報を管
理することができる。
【0016】また、上記の目的を達成するため、請求項
9に記載の発明は、第1及び第2のネットワークと、前
記第1のネットワークに対応し通信端末に関する情報を
管理する第1の情報管理装置と、前記第2のネットワー
クに対応し通信端末に関する情報を管理する第2の情報
管理装置とを有し、前記通信端末に対して前記第1のネ
ットワークが活性化されることにより実現される第1の
通信サービスと、前記第2のネットワークが活性化され
ることにより実現される第2の通信サービスとを選択的
に提供する通信システムにおいて、前記第1及び第2の
情報管理装置によって管理される前記第1及び第2のネ
ットワークの活性化状態を示す活性化情報の同期をとる
同期手段を備えることを特徴とする。
【0017】このような通信システムでは、加入者デー
タベースとしての第1及び第2の情報管理装置(例え
ば、ホームロケーションレジスタ、ビジターロケーショ
ンレジスタ等)において、活性化情報の同期をとるの
で、網内に複数の加入者データベースを有する網間にお
いて同一番号での発着信を行う等のサービス提供が可能
となる。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の通信システムにおいて、前記第1の情報管理装置
は、前記第1のネットワーク内の交換局に対して通信端
末に関する情報を提供し、前記第2の情報管理装置は、
前記第2のネットワーク内の交換局に対して通信端末に
関する情報を提供する場合に、前記第1の情報管理装置
は、前記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示
す第1の活性化情報を管理する第1の活性化情報管理手
段と、前記第2のネットワークが活性化され、前記第2
の通信サービスの提供を受けている通信端末から前記第
1の通信サービスへの切替要求を受けた場合に、前記第
2のネットワークの活性化を示す第1の活性化情報を前
記第2のネットワークの活性化から前記第1のネットワ
ークの活性化への切替中であることを示す情報に更新す
る第1の活性化情報更新手段とを備え、前記第2の情報
管理装置は、前記第1及び第2のネットワークの活性化
状態を示す第2の活性化情報を管理する第2の活性化情
報管理手段と、前記第1の活性化情報更新手段により第
1の活性化情報が更新された場合に、前記第2のネット
ワークの活性化を示す第2の活性化情報を前記第2のネ
ットワークの活性化から前記第1のネットワークの活性
化への切替中であることを示す情報に更新する第2の活
性化情報更新手段とを備え、前記第1の情報管理装置
は、前記第2の活性化情報更新手段により第2の活性化
情報が更新された場合に、前記第2のネットワークの活
性化から前記第1のネットワークの活性化への切替中で
あることを示す第1の活性化情報を前記第1のネットワ
ークの活性化を示す情報に更新する第3の活性化情報更
新手段を備え、前記第2の情報管理装置は、前記第3の
活性化情報更新手段により第1の活性化情報が更新され
た場合に、前記第2のネットワークの活性化から前記第
1のネットワークの活性化への切替中であることを示す
第2の活性化情報を前記第1のネットワークの活性化を
示す情報に更新する第4の活性化情報更新手段を備える
ことを特徴とする。
【0019】このような通信システムでは、第1のネッ
トワーク内の交換局に対し、通信端末に関する情報を提
供する第1の情報管理装置と、第2のネットワーク内の
交換局に対し、通信端末に関する情報を提供する第2の
情報管理装置は、活性化情報を第2のネットワークの活
性化を示す情報から第1のネットワークの活性化を示す
情報へ直接更新するのではなく、一旦、第2のネットワ
ークの活性化から第1のネットワークの活性化への切替
中であることを示す情報に更新し、更に切替中であるこ
とを示す情報から第1のネットワークの活性化を示す情
報に更新することにより、当該活性化情報が切替中の場
合には、第1及び第2のネットワークの双方を利用した
新たな発信ができなくなる。更に、第1の情報管理装置
が管理する活性化情報が切替中から第1のネットワーク
の活性化を示す情報に更新された後、第2の情報管理装
置が管理する活性化情報が切替中から第1のネットワー
クの活性化を示す情報に更新されるまでの間は、通信端
末は第1のネットワークを利用した新たな発信のみを行
うことができる。このため、第1及び第2のネットワー
クを利用した通信が同時に可能となることを抑制するこ
とができる。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の通信システムにおいて、前記第2の活性化情報更
新手段による第2の活性化情報の更新前から前記第2の
通信サービスの提供を受けている通信端末によって通信
が行われている場合に、該通信は前記第2の活性化情報
更新手段による第2の活性化情報の更新後も継続可能で
あることを特徴とする。
【0021】この場合には、第2のネットワークを利用
して継続されている通信が中断されてしまうことを防止
することができる。
【0022】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の通信システムにおいて、前記第3及び第4の活性
化情報更新手段は、前記第2の活性化情報更新手段によ
る第2の活性化情報の更新前から前記第2の通信サービ
スの提供を受けている通信端末によって通信が行われて
いる場合に、該通信の終了後に前記第2の活性化情報を
更新することを特徴とする。
【0023】この場合も、請求項11に記載された発明
と同様、第2のネットワークを利用して継続されている
通信が中断されてしまうことを防止することができる。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項10乃
至12の何れかに記載の通信システムにおいて、前記第
1及び第2のネットワークは移動通信ネットワークであ
り、前記通信端末は移動機であることを特徴とする。
【0025】請求項14に記載の発明は、請求項10乃
至13の何れかに記載の通信システムにおいて、前記第
1の活性化情報管理手段は1又は複数のホームロケーシ
ョンレジスタであり、前記第2の活性化情報管理手段は
1又は複数のビジターロケーションレジスタであること
を特徴とする。
【0026】請求項15に記載の発明は、第1及び第2
のネットワークと、前記第1のネットワークに対応して
通信端末に関する情報を管理する第1の情報管理装置
と、前記第2のネットワークに対応して通信端末に関す
る情報を管理する第2の情報管理装置とを有する通信シ
ステムにて、前記通信端末に対して前記第1のネットワ
ークが活性化されることにより実現される第1の通信サ
ービスと、前記第2のネットワークが活性化されること
により実現される第2の通信サービスとを選択的に切り
替える通信サービス切替方法において、前記第1及び第
2の情報管理装置によって管理される前記第1及び第2
のネットワークの活性化状態を示す活性化情報の同期を
とるステップを備えることを特徴とする。
【0027】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の通信サービス切替方法において、前記第1の情報
管理装置は、前記第1のネットワーク内の交換局に対し
て通信端末に関する情報を提供し、前記第2の情報管理
装置は、前記第2のネットワーク内の交換局に対して通
信端末に関する情報を提供する場合に、前記第1の情報
管理装置が前記第1及び第2のネットワークの活性化状
態を示す第1の活性化情報を管理するステップと、前記
第1の情報管理装置が前記第2のネットワークが活性化
され、前記第2の通信サービスの提供を受けている通信
端末から前記第1の通信サービスへの切替要求を受けた
場合に、前記第2のネットワークの活性化を示す第1の
活性化情報を前記第2のネットワークの活性化から前記
第1のネットワークの活性化への切替中であることを示
す情報に更新するステップと、前記第2の情報管理装置
が前記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示す
第2の活性化情報とを管理するステップと、前記第2の
情報管理装置が前記第1の情報管理装置により前記第2
のネットワークの活性化を示す第1の活性化情報が前記
第2のネットワークの活性化から前記第1のネットワー
クの活性化への切替中であることを示す情報に更新され
た場合に、前記第2のネットワークの活性化を示す第2
の活性化情報を前記第2のネットワークの活性化から前
記第1のネットワークの活性化への切替中であることを
示す情報に更新するステップと、前記第1の情報管理装
置が前記第2の情報管理装置により前記第2のネットワ
ークの活性化を示す第2の活性化情報が前記第2のネッ
トワークの活性化から前記第1のネットワークの活性化
への切替中であることを示す情報に更新された場合に、
前記第2のネットワークの活性化から前記第1のネット
ワークの活性化への切替中であることを示す第1の活性
化情報を前記第1のネットワークの活性化を示す情報に
更新するステップと、前記第2の情報管理装置が前記第
1の情報管理装置により前記第2のネットワークの活性
化から前記第1のネットワークの活性化への切替中であ
ることを示す第1の活性化情報が前記第1のネットワー
クの活性化を示す情報に更新された場合に、前記第2の
ネットワークの活性化から前記第1のネットワークの活
性化への切替中であることを示す第2の活性化情報を前
記第1のネットワークの活性化を示す情報に更新するス
テップとを備えることを特徴とする。
【0028】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の通信サービス切替方法において、前記第2の情報
管理装置により、前記第2のネットワークの活性化を示
す第2の活性化情報が前記第2のネットワークの活性化
から前記第1のネットワークの活性化への切替中である
ことを示す情報に更新される前から前記第2の通信サー
ビスの提供を受けている通信端末によって通信が行われ
ている場合に、該通信は、前記第2の情報管理装置によ
り、前記第2のネットワークの活性化を示す第2の活性
化情報が前記第2のネットワークの活性化から前記第1
のネットワークの活性化への切替中であることを示す情
報に更新された後も継続可能であることを特徴とする。
【0029】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の通信サービス切替方法において、前記第1及び第
2の情報管理装置は、前記第2のネットワークの活性化
を示す第2の活性化情報が前記第2のネットワークの活
性化から前記第1のネットワークの活性化への切替中で
あることを示す情報に更新される前から前記第2の通信
サービスの提供を受けている通信端末によって通信が行
われている場合に、該通信の終了後に前記第2のネット
ワークの活性化から前記第1のネットワークの活性化へ
の切替中であることを示す第2の活性化情報を前記第1
のネットワークの活性化を示す情報に更新することを特
徴とする。
【0030】請求項19に記載の発明は、請求項16乃
至18の何れかに記載の通信サービス切替方法におい
て、前記第1及び第2のネットワークは移動通信ネット
ワークであり、前記通信端末は移動機であることを特徴
とする。
【0031】請求項20に記載の発明は、請求項16乃
至19の何れかに記載の通信サービス切替方法におい
て、前記第1の情報管理装置は、前記第1の通信サービ
スに必要な通信端末の情報と、前記第1及び第2のネッ
トワークの活性化状態を示す第1の活性化情報とを1又
は複数のホームロケーションレジスタに管理し、前記第
2の情報管理装置は、前記第2の通信サービスに必要な
通信端末の情報と、前記第1及び第2のネットワークの
活性化状態を示す第1の活性化情報とを1又は複数のビ
ジターロケーションレジスタに管理することを特徴とす
る。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態について詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明が適用される移動通信シス
テムのシステム構成の一例を示す図であり、本システム
の構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示し
ている。
【0034】図1(a)および(b)に示す移動通信シ
ステムにおいては、複数DBを持つ網間において、複数
移動機もしくは複数識別を持つ単一移動機において、同
一番号でのサービス提供が可能となる。
【0035】図1(a)は、サービス制御局10にマス
タの加入者データベース40を有し、かつ交換局20に
スレブの加入者データベース50を有する移動網(右
側)と、サービス制御局10にマスタの加入者データベ
ース40のみを有する移動網(左側)との間で相互接続
しローミングを行うことが可能となる移動通信システム
である。
【0036】図1(b)は、サービス制御局10にマス
タの加入者データベース40を有し、かつ交換局20に
スレブの加入者データベース50を有する双方の移動網
の間で相互接続しローミングを行うことが可能となる移
動通信システムである。
【0037】図1において、60は加入者によって使用
される移動局であり、各々に対して個別の機体番号MS
Iと、電話番号MSNとが付与されている。また、おの
おのに対して同様にIPアドレスが付与されていてもよ
い。なお、移動局はハンディタイプ、車載型、ノートパ
ソコン内蔵型のものであってもよい。更に自動販売機な
どのあらゆる定位置に設置された機器についても、SI
Mカードを装着することによって適用できることは言う
までもない。ここで、同一の電話番号を有する複数の移
動局を使用する加入者を「複数移動局契約者」と呼ぶ。
また、1の電話番号を有する単一の移動局を使用する加
入者を「単数移動局契約者」と呼ぶ。
【0038】ここで、図1において、(a)、(b)と
もに、移動機が別であることは必須条件ではなく、左網
と右網とで異なる移動機、もしくは、同一の移動機で複
数の識別番号を有する移動機(例えば、SIMカードに
識別番号を記憶しておき移動機にそのSIMカードを装
着する場合等)、を使用する場合のいずれの場合におい
ても本発明は適用される。すなわち、本発明において
は、複数(あるいは一つ)の移動機で共通の第1の識別
番号と、移動機ごとに個別である複数の第2の識別番号
が存在する。第1の識別番号についてはどの第2の識別
番号が活性化状態であっても共通に使用されるが、第2
の識別番号については活性化状態のときのみ使用可能と
なる。
【0039】30は、基地局であり、各々エリア(図示
せず)に在圏する移動局と通信する。
【0040】20は、交換局であり、配下の基地局30
および他の交換局20と交信し移動局60に対する呼接
続を行う。
【0041】10は、サービス制御局であり、その内部
のマスタ情報を格納する加入者データベース40に基づ
いて、交換局20に対して、移動局60に関する各種情
報を提供する。
【0042】50は、交換局20の内部のスレブ情報を
格納する加入者データベースであり、配下の基地局30
に在圏する移動局60に関する情報のみを格納したもの
である。
【0043】ここで、加入者データベースに記憶されて
いるデータ内容の一例を図7に示す。
【0044】図7において71は電話番号記憶部であ
り、加入者の電話番号が記憶されている。72は機体番
号記憶部であり、1の電話番号記憶部71に対応して1
または複数の機体番号が記憶される。73はIPアドレ
ス記憶部であり、1の機体番号に対応して1のIPアド
レスが記憶される。74は所在情報部であり、各機体番
号に対応して移動局が在圏するエリアの番号が記憶され
る。75は利用可否フラグであり、各移動局が使用可能
状態“1”であるか使用不可状態“0”であるかを記憶
する。ここで、使用可能状態“1”に設定されている移
動局は、同一の電話番号が割り当てられているグループ
のうち何れか1の移動局であり、他の移動局は使用不可
状態“0”に設定される。
【0045】図示の例においては、機体番号記憶部72
には、電話番号MSN1が割り当てられた「3」個の移
動局1〜3に対応する機体番号MSI1,MSI2,M
SI3と、電話番号MSN1が割り当てられた移動局4
に対応する機体番号MSI4とが記憶されている。ま
た、所在情報部74には各移動局の所在情報(在圏エリ
ア番号)A11,A13,A14,A14が機体番号M
SI1〜MSI4に対応して記憶されている。そして、
機体番号MSI1,MSI2,MSI3に対応する利用
可否フラグ75は、機体番号MSI1に対応するものの
みが使用可能状態“1”に設定され、他の移動局は使用
不可状態“0”に設定されている。一方、電話番号MS
N2が割り当てられた機体番号はMSI4のみであり、
これに対応する利用可否フラグ75は常に使用可能状態
“1”に設定される。なお、図7は4つの移動局に関連
する情報のみを表示するが、該加入者データベースには
他の移動局についても同様の情報が記憶されている。ま
た、利用可否情報が設定されていないMSNが存在した
場合でも、設定されているMSNと同様に通信ネットワ
ークを利用できることは言うまでもない。
【0046】なお、図7において、電話番号MSNと、
機体番号MSIと、IPアドレスのうちいずれかを省略
してもよい。
【0047】次に、このように構成された本実施の形態
における移動通信システムにおいて、複数の加入者デー
タベースの同期を取りつつサービスを実行する動作の一
例について、以下に図2乃至図6を参照して詳細に説明
する。
【0048】なお、以下の実施形態において、通信が可
能になっている状態を「活性状態」、活性状態にある網
を「活性網」、活性状態以外の通信が制限されている状
態を「非活性状態」、非活性状態にある網を「非活性
網」という。
【0049】図2は、本発明の実施形態が適用される移
動体通信システムにおける加入者データベースの書換を
行い同期を取る場合の通信シーケンスの一例を示す図で
あり、通信シーケンスのうち本発明に関係する部分のみ
を概念的に示している。
【0050】本移動通信システムにおいては、以下の手
順により、マスタ情報の加入者データベース(以下「マ
スタデータベース」という)と、スレブ情報の加入者デ
ータベース(以下「スレブデータベース」という)の状
態を書き換える。
【0051】本図においては、まず、マスタデータベー
スの活性化情報には、活性網としてBが登録されてお
り、B網のスレブデータベースは活性状態として管理さ
れている。ここで、「活性化情報」は、図7に示した加
入者データベースの所在情報記憶部74および利用可否
フラグ75を組み合わせることにより判断してもよい。
【0052】すなわち、利用可否フラグ75が“1”が
設定されている所在情報記憶部74のエリアにより活性
網を判断する。また、加入者データベースに新たな記憶
部を設けて、活性網を別途記憶してもよい。
【0053】まず、A網に在圏する移動機から交換機へ
の要求、またA網における位置登録、また他網における
操作等により、A網の交換機が状態書換要求を認識した
場合に「状態書換要求」を送信する(ステップS20
2)。ここで、「状態書換要求」の送信契機としては、
例えば、網側からの活性化要求(特番、メニューを契機
とする)があったとき、網側の発信があったとき、網側
からの位置登録があったとき、他の網からの遠隔操作が
あったとき等がある。
【0054】ついで、A網の交換局は、サービス制御局
のマスタデータベースに対して「状態書換要求」を送信
する(ステップS204)。
【0055】ついで、マスタデータベースは、B網の交
換局のスレブデータベースに対して、「状態確認」を送
信する(ステップS206)。
【0056】ついで、スレブデータベースは、状態書換
が可能な状態であった場合に、状態書換可能な状態であ
ることを、マスタデータベースに通知する(ステップS
208)。
【0057】ついで、マスタデータベースは、B網の移
動機状態の書換が可能であると認識し、「状態書換要
求」を送信する(ステップS210)。
【0058】ついで、サブデータベースは、活性化情報
を非活性状態に書き換えて、応答信号を送信する(ステ
ップS212)。
【0059】ついで、マスタデータベースは、A網に対
して活性化応答を返却し(ステップS214)、交換局
は、移動機に対して「状態書換応答」を通知する(ステ
ップS216)。
【0060】これにより、複数のデータベース間で同期
を取ることができる。すなわち、マスタデータベースで
は活性網としてA網を意識し、スレブデータベースにお
いては非活性状態を意識することになる。
【0061】なお、本実施形態においては、B網からA
網に活性網を変更する場合を説明したが、A網からB網
に変更する場合においても同様に手順により行う。
【0062】また、マスタデータベースからスレブデー
タベースへの状態確認の手順については、適宜省略する
ことができる。さらに、上述した確認(ステップS20
6、ステップS208)と書換(ステップS210、ス
テップS212)を一手順で行ってもよい。
【0063】図3は、本発明の実施形態が適用される移
動体通信システムにおける発信時の通信シーケンスの一
例を示す図であり、通信シーケンスのうち本発明に関係
する部分のみを概念的に示している。
【0064】本移動通信システムにおいては、以下の手
順により、マスタデータベースもしくはスレブデータベ
ースに対して活性状態を確認後に発信を行う。
【0065】まず、移動機は交換局に対して発信要求を
行うと(ステップS302)、交換局は、マスタデータ
ベースまたは自己のスレブデータベースがある場合には
スレブデータベースに対して状態確認要求を行い(ステ
ップS304)、発信可否の判断を行う(ステップS3
06)。すなわち、利用可否フラグ75を参照して、
“1”の場合には、発信可とする。
【0066】ついで、マスタデータベース(スレブデー
タベース)から状態確認応答を送信し(ステップS30
8)、交換局は移動機に対して発信応答を行う(ステッ
プS310)。
【0067】図4は、本発明の実施形態が適用される移
動体通信システムにおける着信時の通信シーケンスの一
例を示す図であり、通信シーケンスのうち本発明に関係
する部分のみを概念的に示している。
【0068】本移動通信システムにおいては、以下の手
順により、マスタデータベースもしくはスレブデータベ
ースに対して活性状態を確認後に活性網に着信を行う。
【0069】まず、ゲート交換局に対して他網から着信
要求があった場合には(ステップS402)、マスタデ
ータベースに対して状態確認要求を行い(ステップS4
04)、活性網がA網であることを確認する。
【0070】ついで、マスタデータベースからA網が活
性網である旨の状態確認応答を受信したゲート交換局は
(ステップS406)、活性網であるA網に対して着信
要求を行う(ステップS408)。
【0071】ここで、もしも活性網がB網である場合に
は、B網に対して着信要求を行うことになる(ステップ
S410)。
【0072】図5は、本発明の実施形態が適用される移
動体通信システムにおける着信時の通信シーケンスの一
例を示す図であり、通信シーケンスのうち本発明に関係
する部分のみを概念的に示している。
【0073】本移動通信システムにおいては、以下の手
順により、どちらかの網に対して着信要求を送信し、活
性網でなかった場合には他の網に対してに着信要求を行
う。
【0074】まず、ゲート交換局に対して他網から着信
要求があった場合には(ステップS502)、A網に対
して着信要求を行う(ステップS504)。
【0075】ここで、活性網がB網である場合には、着
信応答を受信し(ステップS506)、B網に対して着
信要求を行うことになる(ステップS508)。
【0076】図6は、本発明の実施形態が適用される移
動体通信システムにおける位置登録時の通信シーケンス
の一例を示す図であり、通信シーケンスのうち本発明に
関係する部分のみを概念的に示している。
【0077】本移動通信システムにおいては、以下の手
順により、位置登録されたスレブデータベースに対し
て、マスタデータベースから活性化情報の書き換えを行
う。
【0078】まず、スレブデータベースに対して、位置
登録要求がされた場合には(ステップS602)、スレ
ブデータベースからマスタデータベースに対して位置登
録要求を行い(ステップS604)、マスタデータベー
スに登録された内容をマスタデータベースから送信し
(ステップS606)、スレブデータベースの内容を書
き換える。
【0079】ついで、スレブデータベースの書き換えが
完了すると、加入者関連情報書込応答をマスタデータベ
ースに対して送信し(ステップS608)、マスタデー
タベースが位置登録応答を送信する(ステップS61
0)。
【0080】ついで、スレブデータベースは、位置登録
が完了した旨の応答を送信する(ステップS612)。
【0081】上述した実施の形態においては、IMT2
000方式、PDC/PDC―P方式等の携帯回線交換
網/携帯パケット交換網を含む移動通信網を一例に説明
したが、本発明はこの場合に限定されるものではなく、
他の実施の形態においては、例えば、インターネット
や、イントラネットや、LAN(有線/無線の双方を含
む)や、VANや、公衆電話網(アナログ/デジタルの
双方を含む)や、CATV網や、無線呼出網や、局所無
線網や、PHS網や、衛星通信網等のうちいずれかを含
んでもよい。
【0082】また、図7に示したデータベースの記憶内
容は一例にすぎず、該データベースに他の記憶部等を格
納してもよい。また、上述したように各データベースの
一例を示し、各実施形態について説明したが、本発明は
かかる実施形態に限定されるものではなく、他のいかな
るデータベースを用いてもよい。また、上述した実施の
形態においては、マスタデータベースおよびスレブデー
タベースを単独で構成する場合を一例に説明したが、本
発明はこの場合に限定されるものではなく、上述した各
データベースを、複数のデータベースを必要に応じて適
宜組み合わせて構成したいずれの場合においても本発明
を実施することができることは当業者にとって自明であ
る。また同様にマスタデータベースとサービス制御局お
よびスレブデータベースと交換局をそれぞれ単独で構成
する場合を一例に説明したが、当該制御局及び交換局に
一体化された装置であってもよい。
【0083】上述した実施の形態においては、IPアド
レスを用いる場合を一例に説明したが、本発明はこの場
合に限定されるものではなく、移動機を識別する一意の
番号であれば、いずれの場合においても実施することが
できることは当業者にとって自明である。
【0084】上述した実施の形態においては、各実施形
態を独立に実現する場合を一例に説明したが、本発明は
この場合に限定されるものではなく、他の実施の形態に
おいては、各実施形態を適宜組み合わせて実施すること
ができることは当業者にとって自明である。
【0085】ところで、第3世代の移動通信方式である
IMT(International Mobile Telecommunications )
による移動通信サービスの開始に伴い、移動端末の利用
者が1つの契約と付与された1つの加入者番号で、IM
Tによる移動通信サービスと第2世代の移動通信方式で
あるPDC(Personal Digital Cellular )による移動
通信サービスとを利用することができるようなサービス
(デュアルネットワークサービス)が予定されている。
移動端末の利用者は、サービス提供エリアに応じて、P
DCネットワークとIMTネットワークの何れかを利用
可能(活性状態)にすることにより、何れか一方の移動
通信サービスを利用することができる。
【0086】このデュアルネットワークサービスは1契
約上のサービスである。かかる観点から、デュアルネッ
トワークサービスではPDCによる移動通信サービスと
IMTによる移動通信サービスとを同時に利用すること
は許容されていない。
【0087】このため、活性化情報の書換(更新)の際
に、PDCによる移動通信サービスとIMTによる移動
通信サービスとの同時利用を抑制した更新方法が必要と
なる。
【0088】以下、2つの通信ネットワークを利用した
通信が同時に可能となることを抑制した実施形態につい
て説明する。
【0089】図8は、本発明が適用される移動体通信シ
ステムのシステム構成の他の例を示す図であり、本シス
テムの構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に
示している。
【0090】同図に示す移動体通信システム100は、
当該移動体通信システム100の全体を制御するサービ
ス制御局110と、PDCネットワーク200内に構成
されるPDC交換局120、PDC基地局140−1、
140−2(以下、これらPDC基地局140−1,1
40−2をまとめて適宜「PDC基地局140」と称す
る)と、IMTネットワーク300内に構成されるIM
T交換局130、IMT基地局150−1、150−2
(以下、これらIMT基地局150−1、150−2を
まとめて適宜「IMT基地局150」と称する)、第2
の情報管理装置としてのビジターロケーションレジスタ
(VLR:Visited Location Register)170と、第
1の情報管理装置としてのホームロケーションレジスタ
(HLR:Home Location Register)160とを備え
る。
【0091】この移動体通信システム100は、移動機
400からの要求に応じて、PDCネットワーク200
とIMTネットワーク300の何れかを選択的に活性化
させて(以下、活性化されているネットワークを「活性
化ネットワーク」と称する)、当該移動機400に対
し、PDC方式による移動通信サービスとIMT方式に
よる移動通信サービスとを選択的に提供する。
【0092】HLR160は、移動機400に関する情
報、具体的には移動機400の電話番号等の加入者情報
と、移動機400の位置を示す情報である在圏位置情報
と、移動機400に対してPDC方式による移動通信サ
ービスとIMT方式による移動通信サービスのどちらを
提供しているかを示す情報、換言すれば、移動機400
に対してPDCネットワーク200とIMTネットワー
ク300のどちらが活性化されているかを示す情報であ
る活性化情報とを対応付けて管理する。
【0093】ここで、活性化情報は、PDCネットワー
ク200の活性化を示す情報、IMTネットワーク30
0の活性化を示す情報、活性化ネットワークを切替中で
あることを示す情報の3態様の何れかになる。
【0094】また、HLR160は、移動機400から
活性化ネットワークを切り替える要求が送信された場合
に、この要求に応じて、活性化情報を更新する。この活
性化情報の更新により、活性化ネットワークが切り替え
られる。具体的には、移動機400に対してIMTネッ
トワーク300が活性化され、IMT方式による移動通
信サービスの提供を受けている当該移動機400から活
性化ネットワークをIMTネットワーク300からPD
Cネットワーク200に切り替える要求が送信された場
合に、HLR160は、この要求に応じて、活性化情報
をIMTネットワーク300が活性化されていることを
示す情報から活性化ネットワークを切替中であることを
示す情報に更新し、更にPDCネットワーク200が活
性化されていることを示す情報に更新して、活性化ネッ
トワークをIMTネットワーク300からPDCネット
ワーク200に切り替える。
【0095】また、HLR160は、これら加入者情
報、在圏位置情報及び活性化情報をPDC交換局120
に提供する。PDC交換局120は、移動機400から
の発信呼や移動機400への着信呼が接続されると、H
LR160から提供される加入者情報、在圏位置情報及
び活性化情報に基づいて、所定の接続動作を行う。
【0096】例えば、移動機400によるPDC基地局
140を介した発信があった場合、PDC交換局120
は、その発信呼に含まれる発信電話番号をキーとして、
サービス制御局110介して、HLR160が管理する
加入者情報を検索する。HLR160が管理する加入者
情報に発信電話番号を含むものがない場合には、PDC
交換局120は、移動機400がPDC方式による通信
を行うことができないと判断し、当該移動機400から
の発信呼の接続を拒否する。一方、HLR160が管理
する加入者情報に発信電話番号を含むものがある場合に
は、PDC交換局120は、その加入者情報に対応付け
られた活性化情報を取得する。そして、PDC交換局1
20は、取得した活性化情報がPDCネットワーク20
0が活性化されていることを示している場合は、移動機
400からの発信呼の接続を行い、IMTネットワーク
300が活性化されていること、あるいは、活性化ネッ
トワークを切替中であることを示している場合には、移
動機400からの発信呼の接続を拒否する。
【0097】VLR170は、HLR160によって管
理されている加入者情報、在圏位置情報及び活性化情報
を反映させて、管理し、自らが管理する加入者情報、在
圏位置情報及び活性化情報と、HLR160によって管
理されている加入者情報、在圏位置情報及び活性化情報
との同期をとる。従って、HLR160が移動機400
からの活性化ネットワークの切替要求に応じて、活性化
情報を更新した場合には、VLR170も同様に活性化
情報を更新する。すなわち、HLR160によって管理
されている各種情報がマスタ情報となり、VLR170
によって管理されている各種情報がスレブ情報となる。
【0098】また、VLR170は、これら加入者情
報、在圏位置情報及び活性化情報をIMT交換局130
に提供する。IMT交換局130は、PDC交換局12
0と同様に、移動機400からの発信呼や移動機400
への着信呼が接続されると、VLR170から提供され
る加入者情報、在圏位置情報及び活性化情報に基づい
て、所定の接続動作を行う。
【0099】移動体通信システム100は、上述した構
成を有している。次に、この移動体通信システム100
において、移動機400に対してIMTネットワーク3
00が活性化され、IMT方式による移動通信サービス
の提供を受けている当該移動機400から活性化ネット
ワークをIMTネットワーク300からPDCネットワ
ーク200に切り替える要求が送信された場合に、この
要求に応じて、活性化ネットワークをIMTネットワー
ク300からPDCネットワーク200に切り替え、移
動機400に対し、PDC方式による移動通信サービス
を提供する際の動作を説明する。
【0100】図9は、活性化ネットワークをIMTネッ
トワーク300からPDCネットワーク200に切り替
える際の移動体通信システム100の動作を示す通信シ
ーケンスの一例を示す図である。
【0101】ステップS901の前においては、IMT
ネットワーク300は活性化され、PDCネットワーク
200は活性化されていない。従って、HLR160及
びVLR170が管理する活性化情報は、IMTネット
ワーク300が活性化されていることを示し、移動機4
00に対してIMT方式による移動通信サービスが提供
される。このとき、HLR160から活性化情報を取得
するPDC交換局120は、移動機400からの発信呼
及び移動機400への着信呼を接続しない。一方、VL
R170から活性化情報を取得するIMT交換局130
は、移動機400からの発信呼及び移動機400への着
信呼を接続する。
【0102】IMT方式による移動通信サービスの提供
を受けている移動機400は、利用者の所定の操作に応
じて、活性化ネットワークをIMTネットワーク300
からPDCネットワーク200に切り替える要求(活性
化切替要求)を送信する(ステップS901)。この活
性化切替要求には、発信元の移動機400の電話番号が
含まれる。PDC交換局120は、移動機400からの
活性化切替要求を受信し、この活性化切替要求をHLR
160へ送信する(ステップS902)。
【0103】HLR160は、PDC交換局120から
の活性化切替要求を受信すると、自らが管理する活性化
情報の中から当該受信した活性化切替要求に含まれる電
話番号に対応付けられている活性化情報を抽出し、この
活性化情報をIMTネットワーク300の活性化を示す
情報(IMT網活性)からIMTネットワーク300の
活性化からPDCネットワーク200の活性化へ切替中
であることを示す情報(切替中)に更新する(ステップ
S903)。
【0104】HLR160により活性化情報がIMT網
活性から切替中に更新された後も、PDCネットワーク
200は活性化されていない状態(非活性状態)のまま
である。従って、HLR160から活性化情報を取得す
るPDC交換局120は、引き続き移動機400からの
発信呼及び移動機400への着信呼を接続しない。
【0105】次に、HLR160は、状態確認要求をV
LR170へ送信する(ステップS904)。この状態
確認要求には、移動機400の電話番号が含まれてい
る。VLR170は、HLR160からの状態確認要求
を受信すると、自らが管理する活性化情報の中から受信
した状態確認要求に含まれる電話番号に対応付けられて
いる活性化情報を抽出し、当該活性化情報が更新可能で
あるか否かを判定する。次に、VLR170は、更新可
能であると判断した時点で、受信した状態確認要求に含
まれる電話番号をIMT網活性から切替中状態に更新す
る(ステップS905)。
【0106】VLR170により活性化情報がIMT網
活性から切替中に更新された後、当該VLR170から
活性化情報を取得するIMT交換局130は、その活性
化情報の更新前から継続している呼についてはその接続
を継続するが、新たに発生する移動機400からの発信
呼及び移動機400への着信呼を接続しない。
【0107】活性化情報の更新後、VLR170は、活
性化情報をIMT網活性から切替中に更新した旨を示す
状態確認応答をHLR160へ返す(ステップS90
6)。
【0108】HLR160は、VLR170からの状態
確認応答を受信すると、次に移動機400が通信中であ
るか否かを確認するための通信中状態確認要求をVLR
170へ送信する(ステップS907)。この通信中状
態確認要求には、移動機400の電話番号が含まれる。
【0109】VLR170は、HLR160からの通信
中状態確認要求を受信すると、当該通信中状態確認要求
に含まれる電話番号により移動機400を特定し、当該
移動機400が通信中であるか否かを判定する。移動機
400が通信中である場合、その呼はステップS905
において活性化情報が更新される前から継続している呼
である。VLR170は、移動機400が通信を行って
いないと判断した時点で、その旨の応答である通信中状
態確認応答をHLR160へ返す(ステップS90
8)。
【0110】VLR170からの通信中状態確認応答を
受信したHLR160は、ステップS903において更
新した活性化情報を、切替中からPDCネットワーク2
00の活性化を示す情報(PDC網活性)に更新する
(ステップS909)。HLR160により活性化情報
が切替中からPDC網活性に更新された後、当該HLR
160から活性化情報を取得するPDC交換局120
は、新たに発生する移動機400からの発信呼及び移動
機400への着信呼を接続する。
【0111】活性化情報の更新後、HLR160は、活
性化切替要求をVLR170へ送信する(ステップS9
10)。HLR160からの活性化切替要求を受信した
VLR170は、ステップS905において更新した活
性化情報を、切替中からPDCネットワーク200の活
性化を示す情報(PDC網活性)に更新する(ステップ
S911)。
【0112】次に、VLR170は、更新が終了した旨
の応答である活性化切替応答をHLR160へ返す(ス
テップS912)。HLR160は、この活性化切替応
答をPDC交換局120へ送信し(ステップS91
3)、更にPDC交換局120は、この活性化切替応答
を活性化切替要求の送信元の移動機400へ送信する
(ステップS914)。移動機400は、活性化切替応
答を受信することにより、活性化情報がIMT網活性か
らPDC網活性に更新され、活性化ネットワークがIM
Tネットワーク300からPDCネットワーク200に
切り替わったことを認識する。
【0113】このように、移動体通信システム100で
は、移動機400に関する情報を管理し、PDCネット
ワーク200内のPDC交換局20へ提供するHLR1
60と、HLR160が管理する移動機400に関する
情報を反映して管理し、IMTネットワーク300内の
IMT交換局130へ提供するVLR170は、活性化
情報をIMT網活性からPDC網活性へ直接更新するの
ではなく、IMT網活性からPDC網活性への切替中で
あることを示す情報に更新し、更に切替中からPDC網
活性へ更新することにより、当該活性化情報が切替中の
場合には、PDCネットワーク200及びIMTネット
ワーク300の双方を利用した新たな発信ができなくな
る。更に、HLR160が管理する活性化情報が切替中
からPDC網活性に更新された後、VLR170が管理
する活性化情報が切替中からPDC網活性に更新される
までの間は、移動機400は、PDCネットワーク20
0を利用した新たな発信のみを行うことができる。この
ため、PDCネットワーク200及びIMTネットワー
ク300の双方を利用した通信が同時に可能となること
を抑制することができる。
【0114】以上述べた形態以外にも種々の変形が可能
である。しかしながら、その変形が特許請求の範囲に記
載された技術思想に基づくものである限り、その変形は
本発明の技術範囲内となる。
【0115】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、加入者データベース(例えば、ホームロケーショ
ンレジスタ、ビジターロケーションレジスタ等)におい
て、通信端末の識別番号および活性化情報を記録し、前
記複数の加入者データベースにおいて活性化情報の同期
をとるので、網内に複数の加入者データベースを有する
網間において同一番号での発着信を行う等のサービス提
供が可能となる。すなわち、各加入者データベースに
は、識別番号(電話番号、機体番号、IPアドレス等)
とその活性化情報(例えば、利用可能な網の情報)を有
しているので、通信端末(移動機等)がどの網に存在し
ているか判別可能となる。そして、各加入者データベー
スは、それぞれ同期をとっているため、すべての通信シ
ステムにおいて整合性のとれた加入者情報を管理するこ
とができる。
【0116】また、本発明によれば、複数DBを持つ網
間において、複数移動機もしくは複数識別を持つ単一移
動機において、同一番号でのサービス提供が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される移動通信システムのシステ
ム構成の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける加入者データベースの書換を行い同期を取
る場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける発信時の通信シーケンスの一例を示す図で
ある。
【図4】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける着信時の通信シーケンスの一例を示す図で
ある。
【図5】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける着信時の通信シーケンスの一例を示す図で
ある。
【図6】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける位置登録時の通信シーケンスの一例を示す
図である。
【図7】加入者データベースに記憶されているデータ内
容の一例を示す図である。
【図8】本発明が適用される移動通信システムのシステ
ム構成の他の例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態が適用される移動体通信シス
テムにおける活性化ネットワークをIMTネットワーク
からPDCネットワークに切り替える際の通信シーケン
スの一例を示す図である。
【符号の説明】
10、110 サービス制御局 20 交換局 30 基地局 40 加入者データベース(マスタ情報) 50 加入者データベース(スレブ情報) 60、400 移動機 71 電話番号記憶部 72 機体番号記憶部 73 IPアドレス記憶部 74 所在情報記憶部 75 利用可否フラグ 100 移動体通信システム 120 PDC交換局 130 IMT交換局 140−1、140−2 PDC基地局 150−1、150−2 IMT基地局 160 ホームロケーションレジスタ(HLR) 170 ビジターロケーションレジスタ(VLR) 200 PDCネットワーク 300 IMTネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 一雄 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 西 豊太 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 岩科 滋 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K051 CC07 DD01 DD02 HH02 HH15 HH16 KK06 5K067 AA21 DD17 DD57 EE00 EE02 EE10 EE16 FF07 HH23 HH32 JJ61

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者データベースを備えた通信
    ネットワークにおいて、 前記加入者データベースにおいて、通信端末の識別番号
    および活性化情報を記録する記録手段と、 前記複数の加入者データベースにおいて、前記活性化情
    報の同期をとる同期手段とを備えたことを特徴とする通
    信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信ネットワークにお
    いて、 前記通信ネットワークは移動通信ネットワークであり、
    前記通信端末は移動機であることを特徴とする通信ネッ
    トワーク。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信ネットワークにお
    いて、 前記識別番号は電話番号、機体番号、IPアドレスのう
    ちのいずれかであることを特徴とする通信ネットワー
    ク。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通信ネットワークにお
    いて、 前記加入者データベースは、1つまたは2つ以上のホー
    ムロケーションレジスタ、および、1つまたは2つ以上
    のビジターロケーションレジスタであることを特徴とす
    る通信ネットワーク。
  5. 【請求項5】 複数の加入者データベースを備えた通信
    ネットワークにおける通信方法において、 前記加入者データベースにおいて、通信端末の識別番号
    および活性化情報を記録する記録ステップと、 前記複数の加入者データベースにおいて、前記活性化情
    報の同期をとる同期ステップとを備えることを特徴とす
    る通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信方法において、 前記通信システムは移動通信システムであり、前記通信
    端末は移動機であることを特徴とする通信方法。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の通信方法において、 前記識別番号は電話番号、機体番号、IPアドレスのう
    ちのいずれかであることを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の通信方法において、 前記加入者データベースは、1つまたは2つ以上のホー
    ムロケーションレジスタ、および、1つまたは2つ以上
    のビジターロケーションレジスタであることを特徴とす
    る通信方法。
  9. 【請求項9】 第1及び第2のネットワークと、前記第
    1のネットワークに対応して通信端末に関する情報を管
    理する第1の情報管理装置と、前記第2のネットワーク
    に対応して通信端末に関する情報を管理する第2の情報
    管理装置とを有し、前記通信端末に対して前記第1のネ
    ットワークが活性化されることにより実現される第1の
    通信サービスと、前記第2のネットワークが活性化され
    ることにより実現される第2の通信サービスとを選択的
    に提供する通信システムにおいて、 前記第1及び第2の情報管理装置によって管理される前
    記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示す活性
    化情報の同期をとる同期手段を備えることを特徴とする
    通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の通信システムにおい
    て、 前記第1の情報管理装置は、前記第1のネットワーク内
    の交換局に対して通信端末に関する情報を提供し、前記
    第2の情報管理装置は、前記第2のネットワーク内の交
    換局に対して通信端末に関する情報を提供する場合に、 前記第1の情報管理装置は、 前記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示す第
    1の活性化情報を管理する第1の活性化情報管理手段
    と、 前記第2のネットワークが活性化され、前記第2の通信
    サービスの提供を受けている通信端末から前記第1の通
    信サービスへの切替要求を受けた場合に、前記第2のネ
    ットワークの活性化を示す第1の活性化情報を前記第2
    のネットワークの活性化から前記第1のネットワークの
    活性化への切替中であることを示す情報に更新する第1
    の活性化情報更新手段と、 を備え、 前記第2の情報管理装置は、 前記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示す第
    2の活性化情報を管理する第2の活性化情報管理手段
    と、 前記第1の活性化情報更新手段により第1の活性化情報
    が更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    を示す第2の活性化情報を前記第2のネットワークの活
    性化から前記第1のネットワークの活性化への切替中で
    あることを示す情報に更新する第2の活性化情報更新手
    段と、 を備え、 前記第1の情報管理装置は、 前記第2の活性化情報更新手段により第2の活性化情報
    が更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    から前記第1のネットワークの活性化への切替中である
    ことを示す第1の活性化情報を前記第1のネットワーク
    の活性化を示す情報に更新する第3の活性化情報更新手
    段を備え、 前記第2の情報管理装置は、 前記第3の活性化情報更新手段により第1の活性化情報
    が更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    から前記第1のネットワークの活性化への切替中である
    ことを示す第2の活性化情報を前記第1のネットワーク
    の活性化を示す情報に更新する第4の活性化情報更新手
    段を備えることを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の通信システムにお
    いて、 前記第2の活性化情報更新手段による第2の活性化情報
    の更新前から前記第2の通信サービスの提供を受けてい
    る通信端末によって通信が行われている場合に、該通信
    は前記第2の活性化情報更新手段による第2の活性化情
    報の更新後も継続可能であることを特徴とする通信シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の通信システムにお
    いて、 前記第3及び第4の活性化情報更新手段は、前記第2の
    活性化情報更新手段による第2の活性化情報の更新前か
    ら前記第2の通信サービスの提供を受けている通信端末
    によって通信が行われている場合に、該通信の終了後に
    前記第2の活性化情報を更新することを特徴とする通信
    システム。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12の何れかに記載の
    通信システムにおいて、 前記第1及び第2のネットワークは移動通信ネットワー
    クであり、前記通信端末は移動機であることを特徴とす
    る通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13の何れかに記載の
    通信システムにおいて、 前記第1の活性化情報管理手段は1又は複数のホームロ
    ケーションレジスタであり、前記第2の活性化情報管理
    手段は1又は複数のビジターロケーションレジスタであ
    ることを特徴とする通信システム。
  15. 【請求項15】 第1及び第2のネットワークと、前記
    第1のネットワークに対応して通信端末に関する情報を
    管理する第1の情報管理装置と、前記第2のネットワー
    クに対応して通信端末に関する情報を管理する第2の情
    報管理装置とを有する通信システムにて、前記通信端末
    に対して前記第1のネットワークが活性化されることに
    より実現される第1の通信サービスと、前記第2のネッ
    トワークが活性化されることにより実現される第2の通
    信サービスとを選択的に切り替える通信サービス切替方
    法において、 前記第1及び第2の情報管理装置によって管理される前
    記第1及び第2のネットワークの活性化状態を示す活性
    化情報の同期をとるステップを備えることを特徴とする
    通信サービス切替方法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の通信サービス切替
    方法において、 前記第1の情報管理装置は、前記第1のネットワーク内
    の交換局に対して通信端末に関する情報を提供し、前記
    第2の情報管理装置は、前記第2のネットワーク内の交
    換局に対して通信端末に関する情報を提供する場合に、 前記第1の情報管理装置が前記第1及び第2のネットワ
    ークの活性化状態を示す第1の活性化情報を管理するス
    テップと、 前記第1の情報管理装置が前記第2のネットワークが活
    性化され、前記第2の通信サービスの提供を受けている
    通信端末から前記第1の通信サービスへの切替要求を受
    けた場合に、前記第2のネットワークの活性化を示す第
    1の活性化情報を前記第2のネットワークの活性化から
    前記第1のネットワークの活性化への切替中であること
    を示す情報に更新するステップと、 前記第2の情報管理装置が前記第1及び第2のネットワ
    ークの活性化状態を示す第2の活性化情報とを管理する
    ステップと、 前記第2の情報管理装置が前記第1の情報管理装置によ
    り前記第2のネットワークの活性化を示す第1の活性化
    情報が前記第2のネットワークの活性化から前記第1の
    ネットワークの活性化への切替中であることを示す情報
    に更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    を示す第2の活性化情報を前記第2のネットワークの活
    性化から前記第1のネットワークの活性化への切替中で
    あることを示す情報に更新するステップと、 前記第1の情報管理装置が前記第2の情報管理装置によ
    り前記第2のネットワークの活性化を示す第2の活性化
    情報が前記第2のネットワークの活性化から前記第1の
    ネットワークの活性化への切替中であることを示す情報
    に更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    から前記第1のネットワークの活性化への切替中である
    ことを示す第1の活性化情報を前記第1のネットワーク
    の活性化を示す情報に更新するステップと、 前記第2の情報管理装置が前記第1の情報管理装置によ
    り前記第2のネットワークの活性化から前記第1のネッ
    トワークの活性化への切替中であることを示す第1の活
    性化情報が前記第1のネットワークの活性化を示す情報
    に更新された場合に、前記第2のネットワークの活性化
    から前記第1のネットワークの活性化への切替中である
    ことを示す第2の活性化情報を前記第1のネットワーク
    の活性化を示す情報に更新するステップと、 を備えることを特徴とする通信サービス切替方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の通信サービス切替
    方法において、 前記第2の情報管理装置により、前記第2のネットワー
    クの活性化を示す第2の活性化情報が前記第2のネット
    ワークの活性化から前記第1のネットワークの活性化へ
    の切替中であることを示す情報に更新される前から前記
    第2の通信サービスの提供を受けている通信端末によっ
    て通信が行われている場合に、該通信は、前記第2の情
    報管理装置により、前記第2のネットワークの活性化を
    示す第2の活性化情報が前記第2のネットワークの活性
    化から前記第1のネットワークの活性化への切替中であ
    ることを示す情報に更新された後も継続可能であること
    を特徴とする通信サービス切替方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の通信サービス切替
    方法において、 前記第1及び第2の情報管理装置は、前記第2のネット
    ワークの活性化を示す第2の活性化情報が前記第2のネ
    ットワークの活性化から前記第1のネットワークの活性
    化への切替中であることを示す情報に更新される前から
    前記第2の通信サービスの提供を受けている通信端末に
    よって通信が行われている場合に、該通信の終了後に前
    記第2のネットワークの活性化から前記第1のネットワ
    ークの活性化への切替中であることを示す第2の活性化
    情報を前記第1のネットワークの活性化を示す情報に更
    新することを特徴とする通信サービス切替方法。
  19. 【請求項19】 請求項16乃至18の何れかに記載の
    通信サービス切替方法において、 前記第1及び第2のネットワークは移動通信ネットワー
    クであり、前記通信端末は移動機であることを特徴とす
    る通信サービス切替方法。
  20. 【請求項20】 請求項16乃至19の何れかに記載の
    通信サービス切替方法において、 前記第1の情報管理装置は、前記第1の通信サービスに
    必要な通信端末の情報と、前記第1及び第2のネットワ
    ークの活性化状態を示す第1の活性化情報とを1又は複
    数のホームロケーションレジスタに管理し、 前記第2の情報管理装置は、前記第2の通信サービスに
    必要な通信端末の情報と、前記第1及び第2のネットワ
    ークの活性化状態を示す第1の活性化情報とを1又は複
    数のビジターロケーションレジスタに管理することを特
    徴とする通信サービス切替方法。
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