JP2002159043A - 無線通信装置付電子機器 - Google Patents

無線通信装置付電子機器

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JP2002159043A
JP2002159043A JP2000355076A JP2000355076A JP2002159043A JP 2002159043 A JP2002159043 A JP 2002159043A JP 2000355076 A JP2000355076 A JP 2000355076A JP 2000355076 A JP2000355076 A JP 2000355076A JP 2002159043 A JP2002159043 A JP 2002159043A
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electronic device
frequency
bluetooth
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wireless communication
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Shinichi Motomura
信一 本村
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブルートゥースによる電子機器間のデータ通
信等においては、必ずしも全世界共通の使用周波数帯域
となっていないため、この電子機器を携帯して国間を移
動したとき等に、移動先の国では先に使用していた周波
数帯域が使用できなくなり、使用周波数の変更を行わな
ければならず面倒である。 【解決手段】 ブルートゥース対応電子機器1にはGP
S受信機3を接続し、現在地の所在国を検出し、その国
で使用可能な周波数帯域を対応テーブル6に基づいて検
索する。その結果、現在使用している周波数が適切では
ないと判別されたときには、この機器内の使用周波数メ
モリ12の内容を書き換えて以降の使用周波数を変更す
ると共に、他のブルートゥース対応一般電子機器16の
電源がONした時等にこのデータをその電子機器に送信
し、その電子機器内の使用周波数メモリを書き換え、以
降使用する周波数を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器間を
無線でデータの送受信を行う無線通信装置を備えた電子
機器に関し、特にブルートゥース使用の無線通信装置を
備えた各種携帯用電子機器における、国毎の周波数帯域
制限の変更に対して、自動的に対応することができるよ
うにした無線通信装置付電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の急速な普及、ノートパ
ソコン、ハンドヘルドパソコン、携帯情報端末(PD
A)等のモバイル機器、或いはデジタルスチルカメラ、
MP3記録再生装置等の超小型音響機器、デジタルビデ
オカメラ等々の携帯用電子機器の普及によって、多くの
電子機器間で互いにデータを送受信することが可能な種
々の電子機器を持ち運ぶことが多くなっている。
【0003】これらの電子機器の使用に際しては、例え
ばノートパソコンやPDAに携帯電話を接続し、インタ
ーネットやメールから各種データを取込むことが行わ
れ、またデジタルスチルカメラのデータをノートパソコ
ン等に転送して蓄積することも行われる。更にこのノー
トパソコンに携帯電話を接続して現在撮影した画像や蓄
積している画像を送信することも行われる。同様にデジ
タルビデオカメラの動画、或いは静止画をノートパソコ
ンに取り込んで蓄積、整理し、或いは加工し、更にはこ
のデータを携帯電話で遠隔地に送信する等の作業も可能
となっている。また、MP3のような音楽データを記録
再生する装置の使用に際しては、携帯電話でインターネ
ットから音楽データをノートパソコン等にダウンロード
して多数蓄積し、これらの音楽データの中から所望の曲
をMP3機器のメモリ内に転送してこれを聴くことも行
われるようになっている。
【0004】このように、携帯用の各種電子機器の使用
に際しては、データの送受信のためそれらの電子機器を
互いに接続する必要がある。従来、このような電子機器
の接続に際しては、各電子機器にIEEE1394端
子、USB端子、あるいはRS−232C端子等種々の
形式の端子を備え、これらの端子に各々対応したケーブ
ルを接続することによりデータの送受信を行っていた。
この際には、各電子機器によって予め備えている端子が
異なることがあり、接続することができないか、変換ア
ダプター等を必要とする場合があった。また、ケーブル
接続のため、電子機器相互間における移動距離は極めて
限られ、しかも配線が他の作業の邪魔になることもあ
り、且つ各種ケーブルを持ち運ばなければならないとい
う問題もあった。
【0005】一方、このようなケーブルを用いることな
く、電子機器相互のデータの通信を行う手段として例え
ば赤外線利用によるIrDAを用いることがある。しか
しながらこの通信手段は赤外線を使用するため、電子機
器の間に赤外線を遮断する物が存在するときには通信が
妨害される。したがって、バックの中に入ったノートパ
ソコンやPDAと撮影中のデジタルカメラとが互いにデ
ータ通信を行うようなことはできず、その使用態様は限
られたものとならざるを得ない。その他の無線通信手段
としてワイヤレスLANが用いられることもあるが、マ
イクや携帯電話等の小型の電子機器に用いることは困難
であり、利用範囲は制約される。
【0006】また、ケーブルを使用しないデータ転送手
段としてはその他、各電子機器においてメモリチップを
内蔵したカードに対してデータを記録・再生することが
できるようにし、記録したデータを他の電子機器で使用
する際にはこのカードを移動し、他の電子機器のスロッ
トに挿入してデータを取り込むことも行われる。しかし
ながらこの方法によると1枚のカードにデータの蓄積
し、その後にこの再生を行う必要があるため、リアルタ
イムなデータ転送を行うことはできず、使用態様は限ら
れたものとならざるを得ず、また特に超小型のメモリチ
ップにおいては、マルチメディアカード、メモリスティ
ック、スマートメディア等々多くの種類のものが利用さ
れているため、広範囲の電子機器相互間で互いにデータ
を交換することは困難であり、しかも1個の記録媒体の
データ容量は限られたものとならざるを得ない。
【0007】このような状況に対応するため、各種電子
機器間を特定の電波の周波数帯域を用いた無線通信によ
りデータの送受信を行い、各種電子機器を統一的に使用
することができるようにした技術であるブルートゥース
(Bluetooth・・・デンマーク国内を統一した
王様の名前)による送受信が注目されており、この通信
方式に対応した種々の電子機器が市販されるようになっ
ている。このブルートゥースはスペクトル拡散通信技術
を適用した近距離ディジタル情報通信方式であり、その
送受信機は2.4GHzのISM(Indusutrial Scient
ific Medical)周波数帯域を使用するもので、この帯域
は特に認可を受ける必要もなく無制限に使用することが
できる。ブルートゥースはこの周波数帯域を使用する双
方向無線インターフェース技術で、現在の最大伝送レー
トは723kbps以上あり、音声レートは64kbp
sと速く、伝送距離は10m程度が確保でき、電波によ
る送受信であるので送受信機器間に各種の障害物があっ
てもこれを迂回してデータの伝送を行うことができ、ま
た、その送受信用データ処理装置は1チップ化されて小
型であり、且つ安価なものとすることができる等の特色
を有している。
【0008】そのためこのブルートゥースを前記のよう
な各種電子機器に実際に搭載することが考えられてお
り、今後急速に普及することが予想される。また、その
他、例えば車両搭載電子機器においても。カーナビゲー
ション装置と携帯電話間を互いにブルートゥースによっ
て通信可能とし、インターネットからナビゲーション関
連或いはその他のデータを取り込み、また、メールの受
信に際して添付された画像データ等をナビゲーション装
置のモニタテレビでこれを表示する等、種々の使用形態
が考えられる。また、車載電子機器においてはオーディ
オ機器に関しても、携帯電話とコードで接続することな
しに、外部から音楽データを受信して記録し、これを再
生して利用する等のシステムも考えられる。更にコード
レスのマイクに音声を出力し、ナビゲーション装置やオ
ーディオ機器を操作することも容易に行うことができ、
また、ナビゲーション装置においてGPS受信機の信号
をコードレスでナビゲーション装置本体に送ることもで
きる。
【0009】このように各種の分野でブルートゥースが
広く普及した場合には、これに対応した例えばデジタル
カメラとPDAをブルートゥースでデータを送受信可能
の状態にし、この電子機器を外国へ行く際にもそのまま
携帯することが考えられる。また、今後携帯電話は国際
的に共通して使用できるようにすることが検討されてお
り、その際にはブルートゥース対応の携帯電話と各種電
子機器の組み合わせからなるシステムを外国へ行く際に
携帯することが多くなることも考えられる。特に、ヨー
ロッパにおいてはEUの加盟国内の人は各国間を自由に
移動できるようになっているため、上記のようなブルー
トゥース対応電子機器を自国以外でも使用する機会が多
い。また、上記のように車載電子機器にブルートゥース
を用いる場合には、車が国間を移動する毎にブルートゥ
ース使用電子機器も当然国間を移動することとなる。
【0010】ブルートゥースは前記2.4GHzのIS
M周波数帯域を使用することにより特に認可を受ける必
要もなく自由に使用することができるものの、1999
年の調査では、例えば図6(a)に示すように使用可能
な正確な周波数と帯域幅は国によって必ずしも一定では
ない。即ち、米国とヨーロッパの多くの国では2400
MHz〜2483.5MHzの周波数範囲における8
3.5MHzの帯域幅が使用され、この帯域に2402
MHzから1MHz毎に合計79個のRFチャンネルが
定義されているのに対して、例えばフランスは244
6.5MHz〜2483.5MHzの周波数範囲におけ
る36MHzの帯域幅が使用され、この帯域に2454
MHzから1MHz毎に合計23個のRFチャンネルが
定義されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ブルー
トゥース対応電子機器は今後更に国際的に広範に使用さ
れることが期待されている一方で、図示されないこの他
の極めて多くの国々を含めて、各国毎に抱える軍事通信
等の種々の事情により、今迄の電波の割り当て制限を直
ちに変更することは困難等のため、全世界的に一度に全
て共通化されることができず、徐々に共通化されていく
ことが予想される。そのため、今後ブルートゥースの普
及状況にもよるが、しばらくの間は正確に共通の利用帯
域、利用RFチャンネル周波数が一致することは期待で
きない。
【0012】そのため、前記のように、ブルートゥース
対応電子機器を携帯し、外国へ移動して使用するとき、
移動先国が移動前の国と異なった電波割り当て規制を行
っているときには、それに応じて携帯したブルートゥー
ス対応電子機器の使用電波を変更する必要がある。その
際には、予め電子機器に使用周波数調整部を設け、これ
を移動した国で使用すべき周波数に調整することが考え
られる。しかしながら利用者は各国毎の周波数割り当て
表を参照しながらそれに合わせる必要があり極めて面倒
である。そのため、予め電子機器内に国毎の使用可能周
波数帯域の対応表を用意し、例えばディスプレイ等にこ
の対応表を表示して利用者がそれを選択することも考え
られが、その場合にも利用者が国間を移動する毎にこの
選択設定を行う必要があり面倒である。
【0013】また、各種電子機器間のデータの無線通信
に関しては、例えば我が国が今後5.2GHz帯、或い
は5.3GHz帯等を一般使用に解放することを検討し
ているように、これからの通信技術の進歩、電波利用の
状況変化に応じて利用制限を部分的に解放する傾向があ
り、このことは日本に限らず各国も同様である。このよ
うな電波使用帯域解放の過程で、最初は各国独自の帯域
解放が行われ、その後電波利用状況に応じて国際統一が
図られることが常であり、前記のようなブルートゥース
における2.4GHz帯利用の国際間の相違による問題
は、今後同様に種々の周波数帯域でも生じる可能性が高
い。
【0014】したがって本発明は、例えばブルートゥー
ス方式等、各種電子機器間のデータ通信を無線で行う無
線通信装置を備えた電子機器において、国毎に電波の使
用可能周波数帯域が異なることにより、その電子機器が
用いられる地点が国間を移動する毎に使用周波数の調整
を行う操作が必要ないようにした、無線通信装置付電子
機器を提供することを主たる目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、GPS信号を入力するGPS信号入力部
と、前記GPS信号に基づいて現在地が所在する国を検
出する現在地所在国検出部と、前記現在地所在国検出部
からの国名のデータ、及び国名と使用周波数帯域の対応
テーブルのデータに基づいて、現在地所在国で使用可能
な周波数帯域を検索する使用可能周波数帯域検索部と、
前記使用可能周波数帯域検索部の検索結果に基づいて、
電子機器間通信用の周波数を変更する使用周波数変更部
とからなる無線通信装置を備えた無線通信装置付電子機
器としたものである。
【0016】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、前記使用周波数変更部は、通信部を
介して他の無線通信装置付電子機器の使用周波数変更部
に前記現在地所在国で使用可能な周波数帯域のデータを
送信するようにしたものである。
【0017】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、前記他の無線通信装置には使用周波
数を記憶するメモリを備え、前記使用周波数変更部に送
信されたデータに基づいてメモリ内容を書き換えるよう
にしたものである。
【0018】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、前記無線通信装置で使用する周波数
帯域は、2.4GHz帯域を使用するブルートゥースと
したものである。
【0019】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、前記無線通信装置付電子機器は地図
表示ソフトを備えた携帯情報端末、又はハンドヘルドパ
ソコン、又はノートブックパソコン、又はナビゲーショ
ン装置としたものである。
【0020】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、電子機器の電源オン時及び電子機器
使用中に、前記使用可能周波数帯域の検索を行うように
したものである。
【0021】また、本発明に係る他の無線通信装置付電
子機器においては、前記国名と使用周波数帯域の対応テ
ーブルは、通信部を介して外部から書き換え可能とした
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図2は本発明のブルートゥース対応電子機
器を使用する使用形態の1例を示す図であり、この例に
おいては携帯電話21、デジタルカメラ22、携帯情報
端末(PDA)やハンドヘルドパソコン、ノートパソコ
ン等(以下「携帯情報端末等」という)23が用いられ
ており、各電子機器全てに2.4GHzのISM帯域の
電波を使用するブルートゥースによる通信装置が搭載さ
れている。このような機器構成により、例えばデジタル
カメラ22で撮影した画像をブルートゥースで携帯電話
21に送信し、携帯電話21ではこれをメールで所定の
相手先に転送する。また、この画像データを携帯情報端
末等23にブルートゥースで送信し、ここに多くの画像
データを蓄積し、或いはファイルの管理、データの加工
を行うこともできる。更に、携帯情報端末等23のデー
タは必要に応じてブルートゥースにより携帯電話21に
送信し、メール等で遠隔地に送信することができる。ま
た、携帯電話で受信したインターネット情報をブルート
ゥースにより携帯情報端末等23に送信し、その情報を
表示することもできる。
【0023】これらのブルートゥース対応電子機器にお
いて、携帯情報端末等23には予め地図データを備えて
おり、図示するようなGPS受信機24を取り付けるこ
とによりGPS信号を受信することができ、GPSの受
信信号と地図データによって現在位置を検出することが
できるようになっている。このような地図データは市販
の地図表示ソフトのデータを予め蓄積しておくことによ
り利用することができるが、後述するような本発明にお
けるブルートゥース使用周波数検索のためのみに使用す
るならば、国境線のデータを蓄積するのみでも良い。ま
た、上記のようなGPS受信機24を接続するに際し
て、図示するような携帯情報端末等にGPS受信機を直
接接続する以外に、そのGPS受信機がコードによって
のみ接続する形式のものであるならばコードによって接
続しても良い。またGPS受信機内にブルートゥースに
よるデータ通信部が設けられているなるならば当然それ
が利用される。
【0024】このように、各種電子機器のデータを無線
で送信することができるブルートゥースにより接続され
たシステムにおいて、前記図2の情報携帯端末等23の
ようにGPS受信機を接続し、現在地の所在国を検出す
ることができる電子機器は、図1においてGPS受信ブ
ルートゥース対応電子機器1として示している。このよ
うなGPS受信ブルートゥース対応電子機器は、前記情
報携帯端末の他、車両用ナビゲーション装置等、GPS
からの信号と地図データとを処理することができるもの
ならば種々のものを用いることができる。
【0025】また、このようなGPS受信機を接続しな
いブルートゥース対応電子機器は、図1においてブルー
トゥース対応一般電子機器16として示している。この
ようなブルートゥース対応一般電子機器16は前記図2
においては携帯電話21、デジタルカメラ22を用いた
例を示しているが、その他オーディオ機器等、種々の電
子機器を同様のシステムにより用いることができる。
【0026】図1に示す例においては、GPS受信ブル
ートゥース対応電子機器1内に使用周波数変更処理部2
を備えており、接続されたGPS受信機3からその内部
に設けたGPS信号入力部4にGPSによる現在位置信
号が入力される。なお、この実施例においてはGPS受
信機3をこの電子機器に接続した例を示したが、受信機
自体はGPS受信ブルートゥース対応電子機器1内に設
け、アンテナのみを外部に設けて接続するようにしても
良い。
【0027】現在地所在国検出部5においては、前記G
PS信号入力部4からの現在位置信号と、図示されない
地図データ記録部内の地図データに基づいて現在地が所
在する国を検出する。使用可能周波数帯域検索部7にお
いては、国名・使用周波数帯域対応テーブル6のデータ
に基づいて、前記のように検出された国と、その国にお
いて使用されるブルートゥースの周波数帯域を検索し、
これを使用周波数帯域合致判別部9に出力する。前記国
名・使用周波数帯域対応テーブル6としては、前記図6
(a)にその一部が示されるような表が用いられ、実際
の使用に際しては原則として世界中のほとんどの国とそ
の制限周波数帯域のテーブルが作られ、それを使用す
る。しかしながら、この制限周波数帯域は年々更新され
ることもあるので、例えば携帯電話と接続することによ
り、適宜の日時の間隔でブルートゥース関連のホームペ
ージから新しいデータをダウンロードしてこのテーブル
を更新することが好ましい。
【0028】また、この使用可能周波数帯域検索部7に
おいては、この検索に際して例えば図6(b)に示すよ
うな「Read Country Code」のコマン
ドを出力し、予め定められたブルートゥースにおける使
用周波数帯域の違いに基づいて付与された国のコード番
号を読み出す。即ち、同図に示されるようにこのコマン
ドの出力時には、応答としての戻りパラメータは、読み
出しが成功したか失敗したかの「Status」と、成
功したときの前記国に対応するコード番号としての「C
ountry Code」が出力されることがブルート
ゥースの規格によって定められている。
【0029】このときの「Status」の出力は同図
(c)(i)に示すように、コマンドが成功したか否か
の値が出力され、また、失敗したときには所定のエラー
リストの表に対応する値も出力される。また、コマンド
が成功したときの「Country Code」の出力
は、同図(c)(ii)に示すような対応する国のコード
番号の値が読み出される。但し、「0x04」は今後ブ
ルートゥースが世界中で広く、且つ多くの人が使用する
ようになるとき、各国の国内事情で少なくとも当分の間
は統一された周波数帯域にすることができない場合のた
めに用意されている。
【0030】使用周波数帯域合致判別部9においては、
後述するブルートゥース通信処理部11における使用周
波数メモリ12に記録されている、現在このブルートゥ
ース通信で使用している周波数を、現在使用周波数検出
部8において読み込み、これを使用周波数帯域合致判別
部9に出力する。使用周波数帯域合致判別9において
は、前記使用可能周波数帯域検索部7からの現在地の存
在する国において使用することができる周波数帯域のデ
ータと、前記現在使用周波数検出部8のデータとを比較
し、両者は一致するか、即ち現在使用している周波数帯
域は適切であるか否かを判別する。
【0031】その結果合致していないと判別されたとき
には、使用周波数変更部10に対して使用することがで
きる周波数帯域のデータを出力し、使用周波数変更部1
0においてはこれをブルートゥース通信処理部11にお
ける通信部15に出力する。ブルートゥース通信処理部
11にはシステム構成機器登録部13を備え、ここにお
いては予めマスター機器としてのGPS受信ブルートゥ
ース対応電子機器1と共に用いられ、ブルートゥースに
よってデータ通信を行うシステムを構成するスレーブ機
器としての電子機器を登録している。
【0032】それにより通信部15は、前記のように周
波数変更部10から変更の指示があったときには、この
システム構成機器登録部13に登録されている電子機器
に対して周波数変更の指示出力を行う。その際、このブ
ルートゥースによるデータ通信を行うシステムの電子機
器の電源がONになっていなければ通信することができ
ないので、前記登録電子機器に対して最初に電源がON
になっているかのチェックが行われ、電源がONになっ
ているときには、その電子機器に対して実際に周波数変
更指示を行う。
【0033】ブルートゥース通信処理部11にはその
他、使用周波数メモリ12を備え、このブルートゥース
で使用する周波数をメモリしておき、前記のように使用
周波数変更部10から使用すべき周波数を変更すべき指
示があったときには、このメモリ内容を書き換える。但
し、各電子機器に対して周波数の変更指示を行う極めて
短時間の1回の通信信号のみは、各電子機器が以前の周
波数で作動するので、先に使用していた周波数を用いて
行う。そのため、前記使用周波数メモリ12内には、シ
ステム構成機器登録部13に登録された電子機器毎にメ
モリを設け、既に周波数の変更指示を行った電子機器に
対してのみ、その後に通信を行う周波数を新しい周波数
に変更して通信を行う。
【0034】このブルートゥース通信処理部11には機
器内通信用データ入出力部14を備え、この電子機器内
において通常行う外部通信用データが生成されたときに
はこれを入力して通信部15に出力し、所定の電子機器
に対してデータを送信する。また、外部の電子機器から
通信部15を介してデータが入力したときには、この機
器内通信用データ入出力部14を介してこの電子機器内
部の所定の機能部に対してそのデータを出力する。
【0035】一方、前記GPS受信ブルートゥース対応
電子機器1と通信を行うブルートゥース対応一般電子機
器16には、前記ブルートゥース通信処理部11と概略
同様の構成をなすブルートゥース通信処理部17を備え
ており、この内部には前記と同様に通信部18、機器内
通信用データ入出力部19、使用周波数メモリ20を備
え、通信部18は使用周波数メモリ20に記録された周
波数によって機器内通信用データ入出力部19を介して
その機器内の通信用データの授受を行う。使用周波数メ
モリ20において、前記GPSブルートゥース対応電子
機器1から周波数変更指示信号を通信部18を介して入
力したときには、このメモリ内容を指示された周波数に
変更する。
【0036】なお、この変更は、ブルートゥース対応一
般電子機器16の電源がONされたときに、使用周波数
変更指示の信号を受信して行うこととなるが、その際、
このブルートゥースによりリンクされた一般電子機器類
において、通常の状態では電源OFFにあっても通信の
待機状態としておき、GPS受信器を備えたマスター電
子機器としてのGPS付ブルートゥース対応電子機器か
ら電源ONの信号が入力されたとき一時的に作動を開始
し、使用周波数の変更処理を行った後に電源をOFFす
るように設定することもできる。
【0037】このようにして、ブルートゥースによる通
信を行う各電子機器は、使用可能周波数帯域が異なる国
に入ったとき、自動的に全てその国の周波数帯域で通信
を行うことができるようになる。但し、このような周波
数帯域の変更が自動的に行われないことを考慮し、電子
機器外部に切換スイッチを設け、或いは機能ボタンの選
択操作等により、必要に応じて手動で切換を行うことも
できるようにしても良い。
【0038】上記のような機能ブロックからなる電子機
器においては、例えば図3〜図5に示すような作動フロ
ーによって作動させることができる。即ち、前記図2に
示す携帯情報端末等24のような、図1に示すGPS受
信ブルートゥース対応電子機器1における作動に際して
は、図3に示すように電子機器の電源がONされたとき
に(ステップS1)、現在この電子機器が存在する位置
がどこの国であるかをGPSの受信によって検出する
(ステップS2)。次いで検出した国の周波数使用帯域
の検索を行う(ステップS3)。この検索処理は図1に
おける使用可能周波数帯域検索部7によって行うことが
できる。
【0039】その後、現在設定されている使用周波数の
検出を行い(ステップS4)、現在地の国の使用周波数
帯域に合っているか否かを判別する(ステップS5)。
この判別は図1における使用周波数帯域合致判別部9に
おいて行われる。ここで合っていないと判別されたとき
には使用周波数メモリを変更し(ステップS11)、合
っていると判別されたときには特に処理を行うことな
く、次のステップのブルートゥース接続登録電子機器の
使用周波数適合化処理を行い(ステップS6)、ブルー
トゥースで接続されている他の一般電子機器の使用周波
数が適切であるか否かのチェックと、不適切である場合
の適合化処理を行う。この処理は図4に別掲しており、
後に説明する。
【0040】このようにして電子機器の電源ON時の所
定の作動を行った後、この電子機器は通常の使用状態を
継続する。その間に適宜の時間間隔でGPSの信号によ
りこの電子機器を使用しているときに国境を越えたか否
かを判別する(ステップS7)。未だ国境を越えていな
いと判別されたときには、国境を越えるまでこの作動を
定期的に繰り返す。ここで国境を越えたと判別されたと
きには、この国境を越えて入った国がどこの国かを前記
GPSの信号により検出する(ステップS8)。次い
で、検出されたその国の使用周波数帯域の検索を前記ス
テップS3と同様に行い(ステップS9)、検索した使
用周波数帯域の周波数に変更する出力を図1の使用周波
数メモリ12に出力する(ステップS10)。次いでこ
の電子機器の電源がOFFになったか否かを判別し(ス
テップS11)、未だOFFになっていないときには再
びステップS6に戻って、図4に示すようなブルートゥ
ース接続登録電子機器の使用周波数適合化処理を行い、
同様の作動を繰り返す。またステップS11において電
源がOFFになったと判別されたときは、この作動フロ
ーを終了する(ステップS13)。
【0041】前記ブルートゥース接続登録電子機器への
使用周波数適合化処理の作動に際しては、図4に示すよ
うに、最初は登録順に接続登録電子機器の電源がONに
なっているか否かを検出する(ステップS21)。この
検出結果に基づいて接続登録電子機器の電源がONにな
っているか否かが判別され(ステップS22)、電源が
ONになっていなければステップS21に戻り、次に登
録されている接続電子機器の電源のONの検出を行う。
【0042】この検出に際しては、GPS接続ブルート
ゥース対応電子機器側から電源作動確認用の所定の信号
を出力し、それが受信されて所定の応答信号が送信され
てきたときに電源がONになっていると判別することが
できる。前記ステップS22において電源がONになっ
ていると判別されたときには、使用している周波数が現
在地の国の周波数使用帯域に適合しているか否かを判別
する(ステップS23)。この判別に際しては、前記の
ように電源がONであるか否かの判別に際して、相手電
子機器が出力してきた電波の周波数を検出することによ
り行うことができる。
【0043】ここで、相手電子機器が現在地の国に対応
していない周波数を出力していると判別したときには、
前記のようにして検索されている本来使用すべき周波数
を出力する(ステップS24)。また、その周波数が適
切であると判別されたときには特に処理を行うことな
く、また、前記使用すべき周波数の出力を終了したとき
には、次の全ての接続登録電子機器の適合化チェックが
終了したか否かの判別処理を行う(ステップS25)。
未だ終了していないときにはステップS21に戻り、次
の接続登録電子機器の電源ONの検出から同様の処理を
繰り返す。ステップS24において、全ての接続登録電
子機器の適合化チェックが終了したと判別されたときに
は、この処理を終了する(ステップS26)。なお、こ
の処理が行われた後は、図1におけるステップS7に進
み、国境を越えたか否かの判別が行われる。
【0044】一方、前記GPSが接続されているブルー
トゥース電子機器によって周波数の適合化が行われる一
般の電子機器においては、例えば図5に示すような作動
フローによって処理することができる。即ち、ブルート
ゥース接続登録電子機器における周波数設定処理におい
ては、その電子機器の電源がONされた後(ステップS
31)、GPS接続ブルートゥース電子機器から前記図
4におけるステップS24の処理による、周波数適合化
のための信号出力を受信したか否かを判別する(ステッ
プS32)。
【0045】この判別において、前記受信が行われない
と判別されたときにはステップS34に進み電源がOF
Fになったか否かの判別を行い、未だOFFになってい
ないときには再びステップS32に戻り、受信が行われ
るまでこの状態を維持する。ステップS32において、
現在使用している周波数が適切ではなくなったことによ
り周波数を変更する設定を行うべき旨の出力を受信した
ときには、設定指示された周波数に変更する(ステップ
S33)。なお、この周波数変更は、図1における使用
周波数メモリ20の書き換えによって行う。このような
処理が行われた後は、電源がOFFになったか否かが判
別され(ステップS34)、未だOFFになっていない
ときにはステップS32に戻って同様の作動を繰り返
す。またステップS34において電源がOFFになった
と判別されたときには、このフローを終了する(ステッ
プS35)。
【0046】ブルートゥースによるデータ通信は、前記
のように接続コードが不要となり、且つ電子機器間に障
害物があっても多くの場合これを迂回してデータの送受
信を行うことができるため、今後広く利用されることが
予想されているが、特に車両用電子機器にこのシステム
を搭載すると、多数の電子機器間をコードレスで接続す
ることができ、車内の狭いスペースに種々の態様で電子
機器を設置しても互いにデータの送受信を確実に行うこ
とができるため、その適用が検討されている。しかもそ
の場合には、運転者がコードレスのマイクによってそれ
らの多数の電子機器を自由に、且つ安全に操作すること
が可能となるため、ブルートゥースシステムの車載電子
機器への普及が注目されている。
【0047】その際には、例えば図7に示すように、多
くの電子機器をブルートゥース対応にすることによっ
て、互いに自由にデータ通信を行うことができる。特
に、近年の車両にはナビゲーション装置が搭載されてお
り、本発明で用いるGPSは既に設けられ、且つ詳細な
地図データを記録したCD−ROMやDVD−ROMを
用いているので、現在地がいずれの国であるかを正確に
知ることができるようになっている。したがって、前記
GPS接続ブルートゥース対応電子機器としてナビゲー
ション装置を使用することにより、従来のブルートゥー
ス電子機器に大きな変更を行うことなく、容易に本発明
を実施することができる。
【0048】図7に示す例においては、GPS受信機3
6がナビゲーション装置31に接続され、この実施例に
おいてはGPSの信号もブルートゥースによって送受信
される例を示している。また、ナビゲーション装置31
には車両走行センサ37の信号、VICSビーコン受信
機40の情報、テレビアンテナ41からの信号、FMや
AMのラジオアンテナ42からの、例えばFM多重放送
による交通情報を入力するようにしている。更に、ナビ
ゲーション装置31にはデジタルカメラ38、マイク3
4、携帯情報端末等32、携帯電話35、モニタテレビ
44が接続され、モニタテレビにはビデオ機器39が接
続されている。なお、今後のブルートゥースは10Mb
ps程度の大量のデータを高速で送受信するすることが
検討されており、前記のような映像の送受信も可能とな
る。
【0049】また、オーディ装置33も携帯情報端末3
2、マイク34、携帯電話35、更には前記ラジオアン
テナ42、CD・MDチェンジャ43等も接続される。
前記携帯電話35は電話回線によりインターネット46
と接続し、メール45の送受信を行う。その受信データ
は、ナビゲーション装置に各種情報として利用され、モ
ニタテレビにこれを表示することができ、携帯情報端末
32に各種データをダウンロードし、またオーディオ装
置33に対してMP3等を送信することもできる。特
に、マイク34は利用者の音声を入力することによりナ
ビゲーション装置に対する操作指示信号として利用され
る他、オーディオ装置の作動指示信号としても利用する
ことができ、携帯情報端末32に対して各種データの出
力を指示することも可能である。
【0050】このように、車載電子機器に対して種々の
態様でブルートゥースを利用することができるので、今
後の普及が予想され、それに伴って国境を越えて車両が
移動するときの周波数帯域の変更処理を、多くの電子機
器に対して手動で行う必要が生じるが、本発明を用いる
ことによりその必要が無くなる。そのため極めて容易
に、しかも各電子機器に対して外部通信によって周波数
メモリを変更する手段を付与するのみで本発明を適用す
ることができる。
【0051】上記実施例においては、ブルートゥースに
よる通信システムにおけるマスター電子機器としての、
GPS受信器を備えた電子機器において使用周波数帯域
の管理を行った例を示したが、例えばノートブックPC
と小型携帯情報端末を用いる場合のように、両者にGP
S受信機能、及び地図データを備えている場合には、各
々において自動的に使用周波数帯域の管理を行うことが
でき、また、今後GPS受信機の超小型化が行われ、国
境データ等をチップに記録できるようになった場合に
は、多くのブルートゥース電子機器内にこれらを備える
ようにすることもでき、その場合は個々の電子機器にお
いて使用周波数帯域の管理を行うことが可能となる。
【0052】なお、上記実施例においては、電子機器間
のコードレスデータ通信手段としてブルートゥースによ
る方式を適用した例を示したが、先に述べたように、今
後5.2GHz帯、或いは5.3GHz帯等を一般使用
に解放することが検討される等、電波資源の公開による
電波の自由使用の範囲が広がろうとしており、その過程
で各国間の周波数使用帯域の統一は長期間かけて徐々に
進むこととなるため、前記のような電子機器が国境を越
えて利用されるとき同様の問題が発生する。その際には
本発明によるGPSを用いた自動周波数変更手段を利用
することにより、利用者は特に各国毎の利用周波数帯域
の相違を気にすることなく、これらの電子機器を使用す
ることができるようになる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
例えばブルートゥース方式等、各種電子機器間のデータ
通信を無線で行う無線通信装置を備えた電子機器におい
て、国毎に電波の使用可能周波数帯域が異なることによ
り、その電子機器が用いられる地点が国間を移動する毎
に使用周波数の調整を行うというような煩わしい操作を
行う必要が無くなり、自動的に適切な周波数に変更する
ことが可能となる。
【0054】また、前記使用周波数変更部が、通信部を
介して他の無線通信装置付電子機器の使用周波数変更部
に前記現在地所在国で使用可能な周波数帯域のデータを
送信する前記無線通信装置付電子機器としたものにおい
ては、前記他の無線通信装置付電子機器においては、特
別に国間を移動したことを検出する手段等を設けること
がなくても自動的に適切な周波数に変更することができ
る。それにより、この無線通信手段で接続された電子機
器が多数ある場合でも、その中の1つの電子機器だけに
国間を移動したことを検出する手段を設けるのみで済
み、簡単なシステムとすることができる。
【0055】また、前記他の無線通信装置には使用周波
数を記憶するメモリを備え、前記使用周波数変更部に送
信されたデータに基づいてメモリ内容を書き換えるよう
にした前記無線通信装置付電子機器においては、国間を
移動して使用周波数帯域を変更する必要があっても、こ
のメモリを外部から単に書き換えるのみで変更すること
ができ、容易に且つ確実に使用周波数の変更を行うこと
ができる。
【0056】また、前記無線通信装置で使用する周波数
帯域は、2.4GHz帯域を使用するブルートゥースと
した前記無線通信装置付電子機器においては、現在世界
中で統一的に使用されようとしているブルートゥースを
用いて各電子機器間を無線で通信を行うようにしたと
き、今後統一される周波数帯域を使用していない国にこ
の機器を移動したときでも、自動的に使用周波数の調整
が行われることにより、ブルートゥース機器の使用の利
便性が向上する。
【0057】また、前記無線通信装置付電子機器が地図
表示ソフトを備えた携帯情報端末、又はハンドヘルドパ
ソコン、又はノートブックパソコン、又はナビゲーショ
ン装置としたものにおいては、既に備えている地図表示
ソフトを用いることにより、容易に国間の移動を検出す
る手段を構成することができる。特にナビゲーション装
置においてはほとんどの装置がGPS受信機、地図デー
タ記録手段も備えており、特別の高価な装置を付加する
ことなく本発明を実施することができる。
【0058】また、電子機器の電源オン時及び電子機器
使用中に、前記使用可能周波数帯域の検索を行うように
した前記無線通信装置付電子機器としたものにおいて
は、電子機器の使用を開始するときに先に使用していた
周波数がその国に間を移動する等によって使用できない
状態になっていないかをチェックすることができ、間違
いのない周波数を使用することができるようになる。ま
た、この電子機器の使用中に国間を移動したときにも、
特別の操作を行うことなく自動的に周波数を変更するこ
とができる。
【0059】また、前記国名と使用周波数帯域の対応テ
ーブルを、通信部を介して外部から書き換え可能とした
無線通信装置付電子機器としたものにおいては、年々変
化することが予想される各国の使用周波数帯域の変更に
対して、外部の最新の情報を通信部を介して入力し、そ
れにより国名と使用周波数帯域の対応テーブルを書き換
えることができ、常に最新のデータに基づいて適切な周
波数の変更処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において、GPS受信ブルートゥース対
応電子機器と、この電子機器と通信を行うブルートゥー
ス対応一般電子機器を用いた実施例を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明において、携帯電話と携帯情報端末等
と、デジタルスチルカメラとをブルートゥースで接続し
たシステム構成の実施例を示す模式図である。
【図3】前記実施例において、GPS接続ブルートゥー
ス対応電子機器における使用周波数変更処理を行う作動
フロー図である。
【図4】前記作動フロー図における、ブルートゥース接
続登録機器の使用周波数適合化処理部分の作動フロー図
である。
【図5】同実施例において、ブルートゥース接続登録機
器における周波数設定処理を行う作動フロー図である。
【図6】ブルートゥースの実際のデータを示す図表であ
り、(a)はブルートゥース周波数制限帯域とRFチャ
ネルの一例を示す表であり、(b)はRead Cou
ntry Codeコマンドとその戻りパラメータを示
す表であり、(c)は戻りパラメータを示す表である。
【図7】本発明においてブルートゥースにより車載機器
通信システムを構成した通信システムの例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 GPS受信ブルートゥース対応電子機器 2 使用周波数変更処理部 3 GPS受信機 4 GPS信号入力部 5 現在地所在国検出部 6 国名・使用周波数帯域対応テーブル 7 使用可能周波数帯域検索部 8 現在使用周波数検出部 9 使用周波数帯域合致判別部 10 使用周波数変更部 11 ブルートゥース通信処理部 12 使用周波数メモリ 13 システム構成機器登録部 14 機器内通信用データ入出力部 15 通信部 16 ブルートゥース対応一般電子機器 17 ブルートゥース通信処理部 18 通信部 19 機器内通信用データ入出力部 20 使用周波数メモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS信号を入力するGPS信号入力部
    と、 前記GPS信号に基づいて現在地が所在する国を検出す
    る現在地所在国検出部と、 前記現在地所在国検出部からの国名のデータ、及び国名
    と使用周波数帯域の対応テーブルのデータに基づいて、
    現在地所在国で使用可能な周波数帯域を検索する使用可
    能周波数帯域検索部と、 前記使用可能周波数帯域検索部の検索結果に基づいて、
    電子機器間通信用の周波数を変更する使用周波数変更部
    とからなる無線通信装置を備えたことを特徴とする無線
    通信装置付電子機器。
  2. 【請求項2】 前記使用周波数変更部は、通信部を介し
    て他の無線通信装置付電子機器の使用周波数変更部に前
    記現在地所在国で使用可能な周波数帯域のデータを送信
    することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置付電
    子機器。
  3. 【請求項3】 前記他の無線通信装置には使用周波数を
    記憶するメモリを備え、前記使用周波数変更部に送信さ
    れたデータに基づいてメモリ内容を書き換えることを特
    徴とする請求項2記載の無線通信装置付電子機器。
  4. 【請求項4】 前記無線通信装置で使用する周波数帯域
    は、2.4GHz帯域を使用するブルートゥースである
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置付電子機
    器。
  5. 【請求項5】 前記無線通信装置付電子機器は地図表示
    ソフトを備えた携帯情報端末、又はハンドヘルドパソコ
    ン、又はノートブックパソコン、又はナビゲーション装
    置であることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置
    付電子機器。
  6. 【請求項6】 電子機器の電源オン時及び電子機器使用
    中に、前記使用可能周波数帯域の検索を行うことを特徴
    とする請求項1記載の無線通信装置付電子機器。
  7. 【請求項7】 前記国名と使用周波数帯域の対応テーブ
    ルは、通信部を介して外部から書き換え可能としたこと
    を特徴とする請求項1記載の無線通信装置付電子機器。
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