JP2002158739A - ヘッダ復元装置およびヘッダ復元方法 - Google Patents

ヘッダ復元装置およびヘッダ復元方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッダ復元されたパケットのエラーの状態に
応じて参照情報の更新を要求するヘッダ復元方法を提供
する。 【解決手段】 ヘッダ復元装置709において、ヘッダ
復元部703は、参照情報管理部707における参照情
報を参照して、パケット受信部704によって受信され
たパケットの圧縮ヘッダを復元する。エラー検出部70
2は、パケット受信部704によってヘッダ復元された
パケットのCRCエラーを検出し、正しいパケットだけ
をパケット出力部701から出力する。連続復元エラー
カウント部705は、エラー検出部702によって検出
された連続するエラーの数を数え、連続復元成功カウン
ト部706は、連続する復元成功の数を数える。これら
のカウント数を参照して、更新要求部708は、必要に
応じて更新要求を送信側へ送信する。参照情報管理部7
07は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット伝送の際
に行われるヘッダ圧縮方法に関し、より特定的には、パ
ケットを伝送する際にエラーが発生したとき、参照情報
の更新要求を行うヘッダ圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット上でのデータ伝送
を行う代表的な伝送プロトコルとしては、TCP(Tran
smission Control Protocol)/IP(Internet Protoc
ol)やUDP(User Datagram Protocol)/IPなどが
挙げられる。低ないし中ビットレートの伝送路上におい
て、これらの伝送プロトコルを利用してデータを伝送す
る場合には、TCPやUDP、IPなどのヘッダサイズ
が大きいことが原因となって、通信オーバヘッドの問題
が生じることがある。例えば、10バイトのデータをU
DP/IPで送信する場合、10バイトのデータ部分を
含むUDP/IPのトータルサイズは38バイトとな
り、実際に送信しようとするデータの4倍程度となる。
このようなことが多発すると、結果として伝送路の実効
速度が著しく低下してしまう。
【0003】このようなヘッダによるオーバヘッドを低
減させる手法としては、RFC1144およびRFC2
508に規定されるV.Jacobsonのヘッダ圧縮
方式がある。このヘッダ圧縮方式では、連続するパケッ
トにおけるヘッダの中で、前のパケットから変化したフ
ィールドのみを送信する。実際には、内容が変わってい
る部分は少ないことから、ヘッダを圧縮してパケットを
送信することができる。ただし、この方法は、図5に示
すような有線区間向けに規定されたヘッダ圧縮手法であ
って、頻繁にエラーが起こる伝送路では、効率的でない
とされている。
【0004】図6は、近年加入者が大幅に増加している
携帯電話網(W−CDMAなど)の無線端末を対象とす
る通信網を示す図である。このような携帯電話網は、前
述のような頻繁にエラーが起こる無線伝送区間を含む。
このように伝送エラーが多発するという特徴をもつ無線
区間向けのヘッダによるオーバヘッド低減手法として
は、IETF(Internet Engineering Task Force )で
審議されているROHC(RObust Header Compression
)によるヘッダ圧縮方式が挙げられる。ROHCによ
るヘッダ圧縮方式については、「draft−ietf
−rohc−rtp−00.txt(29 June
2000)」において、詳細に説明されている。
【0005】このROHCによるヘッダ圧縮方式は、送
信側(圧縮側)と受信側(復元側)とのデータ圧縮/復
号に際して、双方によって共有される参照情報が設けら
れる。すなわち、送信側のデータ圧縮に際して用いられ
た参照情報は、受信側のデータ復元に際してもまた用い
られる。このように参照情報を共有化することによっ
て、データ復元を正しく行うことができる。図7は、こ
のようなROHCによるヘッダ圧縮方式を行うデータ伝
送例を示した図である。
【0006】図7において、データ送信が開始される際
に、送信側および受信側は互いに正しい参照情報αを保
持している。まず、送信側がヘッダH1およびデータD
1を受信側へ伝送する場合について考える。送信側は、
参照情報αを利用してヘッダH1に対するデータ圧縮を
行う。ここで、ヘッダH1と、データ圧縮を経て受信側
へ送信される圧縮ヘッダH’1との関係は、次式(1)
のように表すことができる。 P1 = H1*α …(1)
【0007】上式(1)において、演算記号*の表す演
算方法は、圧縮対象情報領域ごとに異なる。例えば、圧
縮対象領域がUDPポート番号である場合は不変であ
り、RTPシーケンス番号である場合は、通常は1ずつ
増加し RTPタイムスタンプである場合には、50ず
つ増加する、といった具合である。
【0008】このように、参照情報αには、上記のよう
な各情報領域ごとの圧縮に必要な情報が全て含まれてい
る。したがって、この参照情報αが送信側と同内容のま
ま、受信側においても正しく保持されている限り、受信
側は受信した圧縮ヘッダH’1を正しく元のヘッダH1
に復元することができる。そうして、受信側はヘッダH
1およびデータD1を正しく受け取ることができる。さ
らに、ヘッダH2およびデータD2からヘッダH4およ
びデータD4も、参照情報αを利用してヘッダを圧縮さ
れて、同様に伝送される。
【0009】次に、参照情報が変化する場合について考
える。図8は、途中で参照情報が変化する場合のデータ
伝送例を示した図である。図8において、ヘッダH2お
よびデータD2を伝送した後に、参照情報はαからβに
変更され、ヘッダH3は変更された参照情報βを利用し
て圧縮される。
【0010】例えば、伝送されるヘッダのRTPタイム
スタンプが50ずつ増加していたものが、データD3を
伝送しようとする際に、100ずつ増加するように変化
したとする。このとき、送信側はこれまで保持していた
参照情報α(「RTPタイムスタンプを50ずつ増加さ
せる」という内容)をβ(「RTPタイムスタンプを1
00ずつ増加させる」という内容)へと変更させる。こ
のような参照情報の更新は、図8に示されるように、伝
送する圧縮ヘッダ(ここではヘッダH’3)に対して、
さらに付加された参照更新情報が用いられる。受信側
は、この参照更新情報に基づいて参照情報を更新する。
【0011】なお、参照更新情報が明示的に送信される
ことなく、参照情報が更新される場合もある。以下、簡
単に説明する。圧縮ヘッダでは、シーケンス番号は4ビ
ットが用意されている。4ビットでは、15までの整数
が表せるが、16以上の整数は表せない。そこで、16
以上の整数Nは、Nmod16で表現する。したがっ
て、受信側では、受信されたシーケンス番号が最大値
(ここでは15)から最小値(ここでは0)に変わるた
びに、Lを1だけインクリメントし、L*16+(受信
されたシーケンス番号)を計算することによって、シー
ケンス番号を算出する。この方法では、更新情報を明示
的に送信することはしないが、シーケンス番号が最大値
を超えた場合に、送信側と受信側の両者で参照情報が更
新される場合であると考えることができる。
【0012】以上のような、ヘッダ復元方法は、以下の
ようなヘッダ復元装置によって実現することができる。
図9は、従来例に示されたヘッダ復元方法を実現するヘ
ッダ復元装置の構成を示すブロック図である。
【0013】図9において、ヘッダ復元装置1007
は、パケット出力部1001と、エラー検出部1002
と、ヘッダ復元部1003と、パケット受信部1004
と、参照情報管理部1005と、更新要求部1006と
を備える。
【0014】パケット受信部1004は、送信側から送
れられたヘッダ圧縮されたパケットをヘッダ復元部10
03へ出力する。ヘッダ復元部1003は、参照情報管
理部1005において管理されている参照情報を参照し
て、圧縮されたヘッダを復元し、エラー検出部1002
へ出力する。また、圧縮されたヘッダに参照更新情報が
付加されている場合には、ヘッダ復元部1003は、参
照情報管理部1005において管理されている参照情報
を更新する。エラー検出部1002は、ヘッダ復元され
たパケットのエラーを検出し、正しく復元できたパケッ
トをパケット出力部1001へ出力する。なお、正しく
復元できなかったパケットは廃棄される。更新要求部1
006は、エラー検出部1002によって検出されたエ
ラー通知を受け、更新要求を送信側へ向けて送信する。
前述の「draft−ietf−rohc−rtp−0
0.txt(29 June 2000)」によれば、
更新要求部1006は、具体的にはNACKパケットを
送信する。参照情報管理部1005は、ヘッダ復元のた
めの参照情報を管理する。パケット出力部1001は、
ヘッダ復元されたパケットを出力する。
【0015】このようにヘッダ復元装置1007は圧縮
されたヘッダのエラーを検出する。ここで、典型的に
は、圧縮されたヘッダには、ヘッダ復元されたパケット
にエラーがあるか否かを判定するCRC(Cyclic
Redundancy Code)が付加されてい
る。したがって、圧縮されたヘッダやペイロードに無線
伝送中のノイズなどによってエラーが発生した場合に
は、これを検出して誤ったパケットを廃棄することがで
きる。
【0016】図10は、無線伝送中のノイズによってエ
ラーが生じたデータ伝送例を示した図である。図10に
おいて、ヘッダH2をヘッダ圧縮したヘッダH’2およ
びデータD2を無線区間等において伝送中に、圧縮ヘッ
ダH’2がノイズ等の影響を受け、エラーが生じてい
る。図中では点線の×印で示されている。したがって、
図中では実線の×印で示されているように、受信側で
は、ヘッダが正しく復元されず、パケット全体が廃棄さ
れる。
【0017】また、伝送中のエラーは、もちろん参照更
新情報を付加された圧縮ヘッダについても起こりうる。
図11は、参照更新情報を付加されたヘッダにエラーが
生じ、参照情報が誤って更新される例を示した図であ
る。図11において、ヘッダH3をヘッダ圧縮したヘッ
ダH’3およびデータD3を無線区間等において伝送中
に、圧縮ヘッダH’3に付加された参照更新情報がノイ
ズ等の影響を受け、その内容が変化している。図中では
点線の×印で示されている。したがって、受信側では、
変化した参照更新情報β’に基づいて参照情報が誤って
更新されてしまうので、誤った参照情報を参照して復元
されたヘッダH3は、送信側においてヘッダ圧縮される
前のヘッダH3とは異なるものとなる。さらに、その後
に伝送されてきたヘッダH4以下も同様である。したが
って、図中では実線の×印で示されているように、受信
側では、ヘッダが正しく復元されないことからエラーと
なり、パケット全体が廃棄されるのが通常である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例外的
に、ヘッダが正しく復元されなくてもエラーとはならず
に、パケットが廃棄されないこともある。図12は、参
照情報が誤って更新された場合にも、エラーとはならな
いパケットがあることを示した図である。図12におい
て、受信側の参照情報が送信側の参照情報αとは異なる
α’に誤って更新されていることから、受信側において
ヘッダH1およびH2は誤って復元される。したがっ
て、ヘッダが正しく復元されないことからCRCエラー
となり、パケット全体が廃棄される。しかし、CRCで
は全ての誤りをもれなく検出することが原理的に不可能
であるから、誤って復元されたヘッダは、偶然に正しい
と判定される場合もある。図12においては、ヘッダH
3およびデータD3が、偶然に正しいと判定されて破棄
されなかったパケットである。
【0019】以上のように、或る一つのエラーが検出さ
れたとしても、その一つのエラーがノイズに基づく復元
エラーであるか、参照情報が誤っていることに基づく復
元エラーであるかを判別することはできない。したがっ
て、前述した従来例によれば、エラーが生じるたびに更
新要求(典型的にはNACK)が送信されることにな
る。しかし、参照情報が正しく、ただノイズによるエラ
ーが生じている場合にも、不要な更新要求が送信される
ことになるので、従来例によれば、ノイズによるエラー
が多いほど、ヘッダ圧縮の効率が悪くなるという問題点
がある。
【0020】そこで、本発明の目的は、ヘッダ復元した
パケットのエラーの状態に応じて、不要な更新要求を行
うことなく、参照情報更新を要求するヘッダ圧縮方法を
提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段および発明の効果】本発明
は、上記のような目的を達成するために、以下に述べる
ような特徴を有している。
【0022】第1の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケッ
トを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利
用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を
行うヘッダ復元装置であって、送信側からパケットを受
信するパケット受信部と、参照情報を格納して管理する
参照情報管理部と、受信されたパケットが入力されて、
参照情報管理部に格納されている参照情報を参照して、
ヘッダ復元を行うヘッダ復元部と、復元されたヘッダを
含むパケットのエラーを検出するエラー検出部と、エラ
ー検出部によって検出されたエラーの有無を計数して記
憶する計数記憶部と、計数記憶部が計数した情報に基づ
いて、参照情報管理部に格納されている参照情報を更新
する必要があると判定したときには、参照情報を更新す
るための更新情報を送信側に要求する更新要求部とを備
え、参照情報管理部は、送信側から更新情報が伝送され
てきたときには、参照情報管理部に格納されている参照
情報を、伝送されてきた更新情報に更新することを特徴
とする。
【0023】上記のように、第1の発明によれば、計数
記憶部が計数したエラーの有無に関する情報に基づい
て、更新要求部が参照情報を更新する必要があるか否か
を判断するので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケッ
ト数を少なくして、効率的にパケットを伝送することが
できる。
【0024】第2の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、計数記憶部は、エラー検出部が検出したエラ
ーの有るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する
連続復元エラーカウント部と、エラー検出部がエラーを
検出した後、続いてエラーの無いパケットが連続する回
数Yを計数して記憶する連続復元成功カウント部とを含
み、更新要求部は、計数記憶部が計数したXおよびYの
値に基づいて、参照情報管理部に格納されている参照情
報を更新する必要があるか否かを判定することを特徴と
する。
【0025】上記のように、第2の発明によれば、受信
側で連続して起こる復元エラーの数および復元成功の数
に応じて、送信側に更新要求をする。このことによっ
て、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なく
して、効率的にパケットを伝送することができる。
【0026】第3の発明は、第2の発明に従属する発明
であって、更新要求部は、XおよびYの関係が、X≧Y
であるときには、参照情報管理部に格納されている参照
情報を更新する必要があると判定することを特徴とす
る。
【0027】上記のように、第3の発明によれば、少な
くとも、X≧Yの関係にある場合には、連続する復元エ
ラーが多いことから、参照情報に誤りがある可能性が高
いと言えるので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケッ
ト数を少なくして、効率的にパケットを伝送することが
できる。
【0028】第4の発明は、第1の発明に従属する発明
であって、 計数記憶部は、過去に受信された総パケッ
ト数Wと、当該総パケットのうちのエラー検出部が検出
したエラーの有るパケット数Rとを計数して記憶し、更
新要求部は、計数記憶部が計数したWおよびRの値に基
づいて、W個中のRが所定の値を超えているときには、
参照情報管理部に格納されている参照情報を更新する必
要があると判定することを特徴とする。
【0029】上記のように、第4の発明によれば、受信
側で過去に受信したパケットのうち、復元エラーの数が
多くなると、送信側に更新要求をする。このことによっ
て、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なく
して、効率的にパケットを伝送することができる。
【0030】第5の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケッ
トを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利
用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を
行うヘッダ復元方法であって、送信側からパケットを受
信するパケット受信ステップと、受信されたパケットが
入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘッ
ダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッダ
を含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップ
と、エラー検出ステップによって検出されたエラーの有
無を計数して記憶する計数記憶ステップと、計数記憶ス
テップにおいて計数された情報に基づいて、格納されて
いる参照情報を更新する必要があると判定したときに
は、参照情報を更新するための更新情報を送信側に要求
する更新要求ステップとを含む。
【0031】上記のように、第5の発明によれば、計数
記憶部が計数したエラーの有無に関する情報に基づい
て、更新要求部が参照情報を更新する必要があるか否か
を判断するので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケッ
ト数を少なくして、効率的にパケットを伝送することが
できる。
【0032】第6の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステップに
おいて検出されたエラーの有るパケットが連続する回数
Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステップ
と、エラー検出ステップにおいてエラーが検出された
後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを計
数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計
数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参
照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特
徴とする。
【0033】上記のように、第6の発明によれば、受信
側で連続して起こる復元エラーの数および復元成功の数
に応じて、送信側に更新要求をする。このことによっ
て、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なく
して、効率的にパケットを伝送することができる。
【0034】第7の発明は、第6の発明に従属する発明
であって、更新要求ステップは、XおよびYの関係が、
X≧Yであるときには、格納されている参照情報を更新
する必要があると判定することを特徴とする。
【0035】上記のように、第7の発明によれば、少な
くとも、X≧Yの関係にある場合には、連続する復元エ
ラーが多いことから、参照情報に誤りがある可能性が高
いと言えるので、参照情報の誤りに起因する廃棄パケッ
ト数を少なくして、効率的にパケットを伝送することが
できる。
【0036】第8の発明は、第5の発明に従属する発明
であって、計数記憶ステップは、過去に受信された総パ
ケット数Wと、当該総パケットのうちのエラー検出ステ
ップにおいて検出されたエラーの有るパケット数Rとを
計数して記憶し、更新要求ステップは、計数記憶ステッ
プにおいて計数されたWおよびRの値に基づいて、W個
中のRが所定の値を超えているときには、格納されてい
る参照情報を更新する必要があると判定することを特徴
とする。
【0037】上記のように、第8の発明によれば、受信
側で過去に受信したパケットのうち、復元エラーの数が
多くなると、送信側に更新要求をする。このことによっ
て、参照情報の誤りに起因する廃棄パケット数を少なく
して、効率的にパケットを伝送することができる。
【0038】第9の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケッ
トを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に利
用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を
行うコンピュータシステムに、送信側からパケットを受
信するパケット受信ステップと、受信されたパケットが
入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘッ
ダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッダ
を含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステップ
と、エラー検出ステップによって検出されたエラーの有
無を計数して記憶する計数記憶ステップと、計数記憶ス
テップにおいて計数された情報に基づいて、格納されて
いる参照情報を更新する必要があると判定したときに
は、参照情報を更新するための更新情報を送信側に要求
する更新要求ステップとを実行させるためのプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0039】第10の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステップ
において検出されたエラーの有るパケットが連続する回
数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステッ
プと、エラー検出ステップにおいてエラーが検出された
後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを計
数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計
数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参
照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特
徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0040】第11の発明は、第9の発明に従属する発
明であって、計数記憶ステップは、過去に受信された総
パケット数Wと、当該総パケットのうちのエラー検出ス
テップにおいて検出されたエラーの有るパケット数Rと
を計数して記憶し、更新要求ステップは、計数記憶ステ
ップにおいて計数されたWおよびRの値に基づいて、W
個中のRが所定の値を超えているときには、格納されて
いる参照情報を更新する必要があると判定することを特
徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0041】第12の発明は、ヘッダ圧縮を行ってパケ
ットを伝送するときに、送信側がヘッダ圧縮を行う際に
利用した参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元
を行うコンピュータシステムに、送信側からパケットを
受信するパケット受信ステップと、受信されたパケット
が入力されて、格納されている参照情報を参照して、ヘ
ッダ復元を行うヘッダ復元ステップと、復元されたヘッ
ダを含むパケットのエラーを検出するエラー検出ステッ
プと、エラー検出ステップによって検出されたエラーの
有無を計数して記憶する計数記憶ステップと、計数記憶
ステップにおいて計数された情報に基づいて、格納され
ている参照情報を更新する必要があると判定したときに
は、参照情報を更新するための更新情報を送信側に要求
する更新要求ステップとを実行させるためのプログラム
である。
【0042】第13の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、計数記憶ステップは、エラー検出ステッ
プにおいて検出されたエラーの有るパケットが連続する
回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウントステ
ップと、エラー検出ステップにおいてエラーが検出され
た後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを
計数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
み、更新要求ステップは、計数記憶ステップにおいて計
数されたXおよびYの値に基づいて、格納されている参
照情報を更新する必要があるか否かを判定することを特
徴とするプログラムである。
【0043】第14の発明は、第12の発明に従属する
発明であって、計数記憶ステップは、過去に受信された
総パケット数Wと、当該総パケットのうちのエラー検出
ステップにおいて検出されたエラーの有るパケット数R
とを計数して記憶し、更新要求ステップは、計数記憶ス
テップにおいて計数されたWおよびRの値に基づいて、
W個中のRが所定の値を超えているときには、格納され
ている参照情報を更新する必要があると判定することを
特徴とするプログラムである。
【0044】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態に係るヘッダ圧縮方法は、図1および図2に
示されるようなヘッダ圧縮装置およびヘッダ復号装置に
よって実現される。以下、これらの図を参照しつつ、各
装置の構成について説明する。
【0045】図1は、ヘッダ圧縮装置607の構成を示
すブロック図である。図1において、ヘッダ圧縮装置6
07は、パケット入力部601と、CRC付加部602
と、ヘッダ圧縮部603と、パケット送信部604と、
参照情報管理部605と、更新要求受付部606とを備
える。
【0046】パケット入力部601は、入力されたパケ
ットをCRC付加部602へ出力する。CRC付加部6
02は、入力されたパケットにCRCを付加してヘッダ
圧縮部603へ出力する。ヘッダ圧縮部603は、参照
情報管理部605において管理されている参照情報を参
照して入力されたパケットのヘッダを圧縮し、パケット
送信部604へ出力する。なお、ヘッダをどのように圧
縮するかについては後述する。パケット送信部604
は、入力されたヘッダ圧縮されたパケットを受信側へ送
信する。参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部603
によって用いられる参照情報を管理する。更新要求受付
部606は、送信側からの更新要求を受付け、参照情報
管理部605へ通知する。通知を受けた参照情報管理部
605は、ヘッダ圧縮部603に対して管理している参
照情報を出力し、圧縮ヘッダへ付加するように指示す
る。
【0047】図2は、ヘッダ復元装置709の構成を示
すブロック図である。図2において、ヘッダ復元装置7
09は、パケット出力部701と、エラー検出部702
と、ヘッダ復元部703と、パケット受信部704と、
連続復元エラーカウント部705と、連続復元成功カウ
ント部706と、参照情報管理部707と、更新要求部
708とを備える。
【0048】パケット受信部704は、送信側から送ら
れてきたヘッダ圧縮されたパケットを受信して、ヘッダ
復元部703へ出力する。ヘッダ復元部703は、参照
情報管理部707において管理されている参照情報を参
照して圧縮されたヘッダを復元し、エラー検出部702
へ出力する。エラー検出部702は、ヘッダ復元された
パケットのCRCエラーを検出し、正しく復元できたパ
ケットだけをパケット出力部701へ出力する。連続復
元エラーカウント部705は、エラー検出部702によ
って検出された連続するエラーの数を数える。連続復元
成功カウント部706は、エラー検出部702によって
検出された連続する復元成功の数を数える。更新要求部
708は、連続復元エラーカウント部705および連続
復元成功カウント部706のカウント数を参照して、後
述するように更新要求の必要性を判定し、必要に応じて
更新要求を送信側へ送信する。参照情報管理部707
は、ヘッダ復元のための参照情報を管理する。
【0049】なお、本発明において、上述のような連続
する状態とは、エラーのある状態が2回以上連続し、あ
るいは、エラーのない状態が2回以上連続する場合のほ
か、エラーのある状態が1回だけ存在し、或いは、エラ
ーのない状態が1回だけ存在する場合を含むものとす
る。
【0050】以上のように構成された本実施形態に係る
ヘッダ圧縮装置およびヘッダ復元装置の動作について、
以下、具体的に説明する。なお、入力されるパケット
は、映像や音声のデータにRTP/UDP/IPのヘッ
ダが付加されたパケットであるものとする。
【0051】まず、図1のヘッダ圧縮装置607の具体
的な動作について説明する。パケット入力部601は、
外部より入力されたRTP/UDP/IPのパケットを
CRC付加部602へ出力する。CRC付加部602
は、パケット全体に対してCRCを計算し、パケットに
付加する。
【0052】ヘッダ圧縮部603は、参照情報管理部6
05によって管理されている参照情報を用いて、ヘッダ
圧縮を行う。ここで行われるヘッダ圧縮は、シーケンス
番号からヘッダ復元を行うことができる場合には、参照
情報を更新せず、シーケンス番号のみをヘッダとする。
また、シーケンス番号からヘッダ復元を行うことができ
ない場合には、当該ヘッダ情報の更新情報とともにシー
ケンス番号をヘッダとする。パケット送信部604は、
このようにヘッダ圧縮されたパケットを受信側へと送信
する。
【0053】参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部6
03によって用いられる参照情報を蓄積し、管理する。
ヘッダ圧縮部603が参照情報を更新すれば、参照情報
管理部605は、蓄積した参照情報を更新する。また、
更新要求受付部606から更新要求を受け付けた旨の通
知があれば、参照情報管理部605は、ヘッダ圧縮部6
03に対して、更新情報をヘッダに付加するように指示
する。
【0054】更新要求受付部606は、受信側から出さ
れた更新要求を受け付ける。更新要求を受け付けると、
更新要求受付部606は、参照情報管理部605へ更新
要求を受け付けた旨を通知する。
【0055】次に、図2におけるヘッダ復元装置709
の具体的な動作について説明する。パケット受信部70
4は、図1のパケット送信部604から送信されたヘッ
ダ圧縮パケットを受信して、ヘッダ復元部703へ出力
する。
【0056】ヘッダ復元部703は、参照情報管理部7
07における参照情報を参照して、ヘッダ圧縮されたパ
ケットのヘッダを復元する。ヘッダ復元されたパケット
は、エラー検出部702へ出力される。また、ヘッダに
参照情報の更新情報が付加されている場合には、ヘッダ
復元部703は、当該更新情報を参照情報管理部707
へ通知する。
【0057】エラー検出部702は、ヘッダ復元された
パケットにおけるエラーの有無を、CRCを用いて検査
する。さらに、エラー検出部702は、エラーの有無を
連続復元エラーカウント部705および連続復元成功カ
ウント部706へそれぞれ通知する。また、エラー検出
部702は、エラーが検出された場合は、パケットを廃
棄し、エラーが検出されなかった場合は、パケットから
CRCを除いてパケット出力部701へ出力する。パケ
ット出力部701は、エラー検出されなかったRTP/
UDP/IPパケットを外部へ出力する。
【0058】参照情報管理部707は、ヘッダを復元す
るために必要な参照情報を蓄積、管理する。参照情報管
理部707は、圧縮されたヘッダに参照情報が含まれて
いる場合には、ヘッダ復元部703から通知された新し
い参照情報を用いて、蓄積されている参照情報を更新す
る。
【0059】連続復元エラーカウント部705は、エラ
ー検出部702から通知されたエラーの有無に基づい
て、連続するエラーの数Xをカウントする。例えば、或
るパケットにエラーが検出されたときには、Xは1であ
り、続くパケットにもエラーが検出されたときには、X
は2となる。さらに、続いてエラーが検出されたときに
は、Xは3から1つずつ増加していくが、パケットにエ
ラーが検出されないと、そこで連続性が遮断されて、カ
ウントが止まる。
【0060】また、連続復元成功カウント部706で
は、エラー検出部702から通知されたエラーの有無に
基づいて、連続する復元成功の数Yをカウントする。例
えば、或るパケットにエラーが検出されないときには、
Yは1であり、続くパケットにもエラーが検出されない
ときには、Yは2となる。さらに、続いてエラーが検出
されないときには、Yは3から1つずつ増加していく
が、パケットにエラーが検出されると、そこで連続性が
遮断されて、カウントが止まる。
【0061】更新要求部708では、連続復元エラーカ
ウント部705の出力であるXと、連続復元成功カウン
ト部706の出力であるYとを一組にして、更新要求を
するかしないかを判定する。この判定動作について、図
3を参照しながら、さらに詳しく説明する。
【0062】図3は、パケットP1からパケットP11
までが受信された場合における、復元の様子とXおよび
Yの値とを例示した図である。なお、図3において、図
示されないパケットP12は、復元エラーを生じている
ものとする。
【0063】図3において、パケットP1にエラーが検
出されたときには、X=1となるが、パケットP2には
エラーが検出されないので、Xは1のまま保持されて、
Y=1となる。その後、パケットP4までエラーが検出
されないので、X=1、Y=3となる。次に、パケット
P5にエラーが検出されたときには、一組のエラーの有
無に対応する新たな組合わせとなる。したがって、パケ
ットP1からP4までのX、Yの値は一組のものとし
て、X=1、Y=3と確定される。同様に、パケットP
5からP8まではエラーが検出されるので、X=4とな
り、パケットP9からP11まではエラーが検出されな
いので、Y=3となる。その後、パケットP12にエラ
ーが検出されると新たな組み合わせとなるので、X=
4、Y=3と確定される。
【0064】このように、更新要求部708は、連続復
元エラーとそれに続く連続復元成功を一組として、これ
らのXおよびYの値を所定の値と比較する。例えば、X
が10より大きく、かつYが2より小さい場合は、参照
情報に誤りがあるとして、送信側に更新を要求する。も
ちろん、これらの所定の値は例示に過ぎず、これらに限
られるものではない。ただし、少なくとも、X≧Yの関
係にある場合には、連続する復元エラーが多いことか
ら、参照情報に誤りがある可能性が高いと言える。
【0065】以上のように、本実施形態に係るヘッダ復
元装置709は、受信側で連続して起こる復元エラーの
数と、復元成功の数に応じて、送信側に更新要求をす
る。このことによって、参照情報の誤りに起因する廃棄
パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送する
ことができる。
【0066】(第2の実施形態)本発明の第2の実施形
態に係るヘッダ圧縮方法は、図1および図4に示される
ようなヘッダ圧縮装置およびヘッダ復号装置によって実
現される。したがって、第2の実施形態に係るヘッダ圧
縮装置の構成は、図1のヘッダ圧縮装置607の構成と
同一であるので、説明を省略する。以下、図4を参照し
つつ、本実施形態に係るヘッダ復号装置の構成について
説明する。
【0067】図4は、ヘッダ復元装置908の構成を示
すブロック図である。図4において、ヘッダ復元装置9
08は、パケット出力部901と、エラー検出部902
と、ヘッダ復元部903と、パケット受信部904と、
復元エラー有無記憶部905と、参照情報管理部906
と、更新要求部907とを備える。
【0068】パケット受信部904は、送信側から送ら
れたヘッダ圧縮されたパケットをヘッダ復元部903へ
出力する。ヘッダ復元部903は、参照情報管理部90
6における参照情報を参照して圧縮されたヘッダを復元
し、エラー検出部902へ出力する。エラー検出部90
2は、ヘッダ復元されたパケットのエラーを検出して、
正しく復元できたパケットをパケット出力部901へ出
力する。復元エラー有無記憶部905は、エラー検出部
902によって検出されたパケットにおけるエラーの有
無をカウントして記憶する。更新要求部907は、復元
エラー有無記憶部905においてカウントされた数が入
力されて、後述するように更新要求の必要性を判定し、
必要に応じて更新要求を送信側へ送信する。参照情報管
理部906は、ヘッダ復元のための参照情報を管理す
る。
【0069】以上のように構成された本実施形態に係る
ヘッダ復元装置の動作について、以下、具体的に説明す
る。なお、送信側であるヘッダ圧縮装置607の動作は
第1の実施形態の場合と同様であり、入力されるパケッ
トも同様に、映像や音声のデータにRTP/UDP/I
Pのヘッダが付加されたパケットであるものとする。
【0070】図4のヘッダ復元装置908において、パ
ケット受信部904は、図1のパケット送信部604か
ら送信されたヘッダ圧縮パケットを受信して、ヘッダ復
元部903へ出力する。
【0071】ヘッダ復元部903は、参照情報管理部9
06における参照情報を参照して、ヘッダ圧縮されたパ
ケットのヘッダを復元する。ヘッダ復元されたパケット
は、エラー検出部902へ出力される。また、ヘッダに
参照情報の更新情報が付加されている場合には、ヘッダ
復元部903は、当該更新情報を参照情報管理部906
へ出力する。
【0072】エラー検出部902は、ヘッダ復元された
パケットにおけるエラーの有無を、CRCを用いて検査
する。さらに、エラー検出部902は、エラーの有無を
復元エラー有無記憶部905へ通知する。また、エラー
検出部902は、エラーが検出された場合は、パケット
を廃棄し、エラーが検出されなかった場合は、パケット
からCRCを除いてパケット出力部901へ出力する。
パケット出力部901は、エラー検出されなかったRT
P/UDP/IPパケットを外部へ出力する。
【0073】参照情報管理部906は、ヘッダを復元す
るために必要な参照情報を蓄積、管理する。参照情報管
理部906は、圧縮されたヘッダに参照情報が含まれて
いる場合には、ヘッダ復元部903から通知された新し
い参照情報を用いて、蓄積されている参照情報を更新す
る。
【0074】復元エラー有無記憶部905は、エラー検
出部902から通知されたエラーの有無に基づいて、典
型的には、過去のW個のパケットについて、そのうちの
エラーの数Rを記憶しておく。
【0075】更新要求部907では、復元エラー有無記
憶部905から出力されるWおよびRの値と所定の値と
を比較して、更新要求をするかしないかを判定する。例
えば、過去50個のパケットのうち、45個がエラーの
場合には、所定の値以上の誤りがあるとして、送信側に
更新を要求する。すなわち、W=50であって、R>=
45の場合には、参照情報に誤りがあるものとして、送
信側に更新を要求する。もちろん、上述した所定の値は
例示に過ぎず、これらに限られるものではない。
【0076】以上のように、本実施形態に係るヘッダ復
元装置908は、受信側で過去に受信したパケットのう
ち、復元エラーの数が多くなると、送信側に更新要求を
する。このことによって、参照情報の誤りに起因する廃
棄パケット数を少なくして、効率的にパケットを伝送す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るヘッダ圧縮装置607の
構成を示したブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係るヘッダ復元装置709の
構成を示したブロック図である。
【図3】パケットP1からパケットP11までが受信さ
れた場合における、復元の様子とXおよびYの値とを例
示した図である。
【図4】第2の実施形態に係るヘッダ復元装置908の
構成を示したブロック図である。
【図5】有線におけるヘッダ圧縮区間を説明するための
図である。
【図6】無線におけるヘッダ圧縮区間を説明するための
図である。
【図7】従来のROHCによるヘッダ圧縮方式を行うデ
ータ伝送例を示した図である。
【図8】従来のヘッダ圧縮において、途中で参照情報が
変化する場合のデータ伝送例を示した図である。
【図9】従来例に示されたヘッダ復元方法を実現するヘ
ッダ復元装置の構成を示すブロック図である。
【図10】従来のヘッダ圧縮において、無線伝送中のノ
イズによってエラーが生じたデータ伝送例を示した図で
ある。
【図11】従来のヘッダ圧縮において、参照更新情報を
付加されたヘッダにエラーが生じ、参照情報が誤って更
新される例を示した図である。
【図12】従来のヘッダ圧縮において、参照情報が誤っ
て更新された場合にも、エラーとはならないパケットが
あることを示した図である。
【符号の説明】
601 パケット入力部 602 CRC付加部 603 ヘッダ圧縮部 604 パケット送信部 605 参照情報管理部 606 更新要求受付部 607 ヘッダ圧縮装置 701 パケット出力部 702 エラー検出部 703 ヘッダ復元部 704 パケット受信部 705 連続復元エラーカウント部 706 連続復元成功カウント部 707 参照情報管理部 708 更新要求部 709 ヘッダ復元装置 901 パケット出力部 902 エラー検出部 903 ヘッダ復元部 904 パケット受信部 905 復元エラー有無記憶部 906 参照情報管理部 907 更新要求部 908 ヘッダ復元装置 1001 パケット出力部 1002 エラー検出部 1003 ヘッダ復元部 1004 パケット受信部 1005 参照情報管理部 1006 更新要求部 1007 ヘッダ復元装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井村 康治 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 井戸 大治 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 JA05 KA15 LA01 MA14 5K035 AA03 BB03 CC04 DD01 FF02 HH02 HH07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送する
    ときに、送信側が前記ヘッダ圧縮を行う際に利用した参
    照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッ
    ダ復元装置であって、 前記送信側からパケットを受信するパケット受信手段
    と、 前記参照情報を格納して管理する参照情報管理手段と、 受信されたパケットが入力されて、前記参照情報管理手
    段に格納されている参照情報を参照して、前記ヘッダ復
    元を行うヘッダ復元手段と、 復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエ
    ラー検出手段と、 前記エラー検出手段によって検出されたエラーの有無を
    計数して記憶する計数記憶手段と、 前記計数記憶手段が計数した情報に基づいて、前記参照
    情報管理手段に格納されている参照情報を更新する必要
    があると判定したときには、前記参照情報を更新するた
    めの更新情報を前記送信側に要求する更新要求手段とを
    備え、 前記参照情報管理手段は、前記送信側から前記更新情報
    が伝送されてきたときには、前記参照情報管理手段に格
    納されている参照情報を、伝送されてきた更新情報に更
    新することを特徴とする、ヘッダ復元装置。
  2. 【請求項2】 前記計数記憶手段は、 前記エラー検出手段が検出したエラーの有るパケットが
    連続する回数Xを計数して記憶する連続復元エラーカウ
    ント手段と、 前記エラー検出手段がエラーを検出した後、続いてエラ
    ーの無いパケットが連続する回数Yを計数して記憶する
    連続復元成功カウント手段とを含み、 前記更新要求手段は、前記計数記憶手段が計数したXお
    よびYの値に基づいて、前記参照情報管理手段に格納さ
    れている参照情報を更新する必要があるか否かを判定す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のヘッダ復元装
    置。
  3. 【請求項3】 前記更新要求手段は、前記XおよびYの
    関係が、X≧Yであるときには、前記参照情報管理手段
    に格納されている参照情報を更新する必要があると判定
    することを特徴とする、請求項2に記載のヘッダ復元装
    置。
  4. 【請求項4】 前記計数記憶手段は、過去に受信された
    総パケット数Wと、当該総パケットのうちの前記エラー
    検出手段が検出したエラーの有るパケット数Rとを計数
    して記憶し、 前記更新要求手段は、前記計数記憶手段が計数したWお
    よびRの値に基づいて、前記W個中のRが所定の値を超
    えているときには、前記参照情報管理手段に格納されて
    いる参照情報を更新する必要があると判定することを特
    徴とする、請求項1に記載のヘッダ復元装置。
  5. 【請求項5】 ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送する
    ときに、送信側が前記ヘッダ圧縮を行う際に利用した参
    照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うヘッ
    ダ復元方法であって、 前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステッ
    プと、 受信されたパケットが入力されて、格納されている参照
    情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステ
    ップと、 復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエ
    ラー検出ステップと、 前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有
    無を計数して記憶する計数記憶ステップと、 前記計数記憶ステップにおいて計数された情報に基づい
    て、格納されている参照情報を更新する必要があると判
    定したときには、前記参照情報を更新するための更新情
    報を前記送信側に要求する更新要求ステップとを含む、
    ヘッダ復元方法。
  6. 【請求項6】 前記計数記憶ステップは、 前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有
    るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復
    元エラーカウントステップと、 前記エラー検出ステップにおいてエラーが検出された
    後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを計
    数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
    み、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されてい
    る参照情報を更新する必要があるか否かを判定すること
    を特徴とする、請求項5に記載のヘッダ復元方法。
  7. 【請求項7】 前記更新要求ステップは、前記Xおよび
    Yの関係が、X≧Yであるときには、格納されている参
    照情報を更新する必要があると判定することを特徴とす
    る、請求項6に記載のヘッダ復元方法。
  8. 【請求項8】 前記計数記憶ステップは、過去に受信さ
    れた総パケット数Wと、当該総パケットのうちの前記エ
    ラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパケ
    ット数Rとを計数して記憶し、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたWおよびRの値に基づいて、前記W個中の
    Rが所定の値を超えているときには、格納されている参
    照情報を更新する必要があると判定することを特徴とす
    る、請求項5に記載のヘッダ復元方法。
  9. 【請求項9】 ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送する
    ときに、送信側が前記ヘッダ圧縮を行う際に利用した参
    照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコン
    ピュータシステムに、 前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステッ
    プと、 受信されたパケットが入力されて、格納されている参照
    情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステ
    ップと、 復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエ
    ラー検出ステップと、 前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有
    無を計数して記憶する計数記憶ステップと、 前記計数記憶ステップにおいて計数された情報に基づい
    て、格納されている参照情報を更新する必要があると判
    定したときには、前記参照情報を更新するための更新情
    報を前記送信側に要求する更新要求ステップとを実行さ
    せるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記計数記憶ステップは、 前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有
    るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復
    元エラーカウントステップと、 前記エラー検出ステップにおいてエラーが検出された
    後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを計
    数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
    み、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されてい
    る参照情報を更新する必要があるか否かを判定すること
    を特徴とする、請求項9に記載のコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記計数記憶ステップは、過去に受信
    された総パケット数Wと、当該総パケットのうちの前記
    エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパ
    ケット数Rとを計数して記憶し、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたWおよびRの値に基づいて、前記W個中の
    Rが所定の値を超えているときには、格納されている参
    照情報を更新する必要があると判定することを特徴とす
    る、請求項9に記載のコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  12. 【請求項12】 ヘッダ圧縮を行ってパケットを伝送す
    るときに、送信側が前記ヘッダ圧縮を行う際に利用した
    参照情報と同一の参照情報を用いてヘッダ復元を行うコ
    ンピュータシステムに、 前記送信側からパケットを受信するパケット受信ステッ
    プと、 受信されたパケットが入力されて、格納されている参照
    情報を参照して、前記ヘッダ復元を行うヘッダ復元ステ
    ップと、 復元されたヘッダを含むパケットのエラーを検出するエ
    ラー検出ステップと、 前記エラー検出ステップによって検出されたエラーの有
    無を計数して記憶する計数記憶ステップと、 前記計数記憶ステップにおいて計数された情報に基づい
    て、格納されている参照情報を更新する必要があると判
    定したときには、前記参照情報を更新するための更新情
    報を前記送信側に要求する更新要求ステップとを実行さ
    せるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 前記計数記憶ステップは、 前記エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有
    るパケットが連続する回数Xを計数して記憶する連続復
    元エラーカウントステップと、 前記エラー検出ステップにおいてエラーが検出された
    後、続いてエラーの無いパケットが連続する回数Yを計
    数して記憶する連続復元成功カウントステップとを含
    み、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたXおよびYの値に基づいて、格納されてい
    る参照情報を更新する必要があるか否かを判定すること
    を特徴とする、請求項12に記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 前記計数記憶ステップは、過去に受信
    された総パケット数Wと、当該総パケットのうちの前記
    エラー検出ステップにおいて検出されたエラーの有るパ
    ケット数Rとを計数して記憶し、 前記更新要求ステップは、前記計数記憶ステップにおい
    て計数されたWおよびRの値に基づいて、前記W個中の
    Rが所定の値を超えているときには、格納されている参
    照情報を更新する必要があると判定することを特徴とす
    る、請求項12に記載のプログラム。
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