JP3617967B2 - ヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法 - Google Patents

ヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法に関し、特に伝送データを複数の伝送プロトコルを用いて伝送する際に、各プロトコルで付与されたヘッダ情報を圧縮して伝送する技術におけるヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
データを伝送するために使用されるプロトコル(通信手順)として、インターネットプロトコル(IP)や、ユーザーデータプロトコル(UDP:RFC768)、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP:RFC1889)があり、データ伝送においては、これらのプロトコルを組み合わせて用いるのが一般的である。これらのプロトコルは、IETF(インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース)と呼ばれる団体により標準化されている。
【0003】
これらのプロトコルは、データ伝送においてそれぞれ役割が異なっている。IPでは、インターネット上でのアドレスを付与する。UDPでは、端末におけるポート番号や、データ内容の誤りの有無を検出するためのエラー検出符号を付与する。RTPでは、伝送データに関する時間情報(タイムスタンプ:以下TSと省略する)やデータのシーケンス番号(以下、SNと省略する)を付与する。データ伝送においては、図3に示すように、データに対して各プロトコルで付与すべきヘッダ情報が追加されるようになっている。
【0004】
具体的には、RTPパケット化処理においてペイロードにTS/SNが付与され、UDPパケット化処理においてRTPパケットにポート番号が付与され、IPパケット化処理においてUDPパケットにIPアドレスが付与される。
【0005】
ペイロードに付与されるヘッダ情報のうち、種類によっては常に伝送しないでも一度だけもしく時々伝送するだけで十分なものがある。このようなヘッダ情報については、最初の一度だけ伝送し、あとは伝送しない、もしくはある適切なタイミングの時のみ伝送するという方式を用いると伝送効率を高めることができる。このような技術をヘッダ圧縮技術という。特に、IP/UDP/RTPヘッダの圧縮は、IETFにてRFC2508として勧告化されている。
【0006】
さらに、伝送エラー耐性をもち、かつ従来のヘッダ圧縮よりも圧縮率を向上させる技術があり、これはロバストヘッダ圧縮技術と呼ばれている。これらは、現在IETFで提案されている。ロバストヘッダ圧縮では、以下の方法により圧縮を実現する。
・IPアドレスやポート番号など、通信中に普遍であるものは最初だけ送信することにより、以降のヘッダのデータ量を削減する。
・TSについては、SNの増加と相関が高い場合には、SNのみを伝送し、前回到着したパケットからのSNの増加量からTSを計算することにより、さらにヘッダのデータ量を削減する。
・SNも毎回全ビット伝送せず、下位数ビットのみを伝送し、上位ビットまで桁上がりを起こした時のみ、すべてのSNを伝送する。
【0007】
このように、ロバストヘッダ圧縮では、受信したデータのヘッダは、過去に伝送されたパケットのヘッダ情報を参照して復元される。このように参照される情報を参照情報と呼ぶ。
【0008】
上述のようにヘッダ圧縮を実現するために、3種類のヘッダタイプ(IR:Initial Refresh、IR−DYN:IR−Dynamic、圧縮パケット)が用意されている。各ヘッダタイプを図4に示す。ほとんどのヘッダタイプは、エラー検出コード(CRC:Cyclic Redundancy Check)が含まれており、受信側において復元したヘッダが正しいかどうかを確認することができる。
【0009】
IRは、前述の普遍的な情報を送信するヘッダタイプ(CID、プロファイル、CRC、静的情報、オプショナル動的情報を含む)であり、通信開始時に伝送されることが多い。IR−DYNは、動的に変動する情報(RTPにおけるTSやSN、UDPにおけるチェックサムなど)を圧縮せずに送信するヘッダタイプ(CID、プロファイル、CRC、動的情報)であり、伝送エラーなどで送信側と受信側で参照情報が一致しなくなった時に、再同期を図るために送信される。圧縮パケットは、参照情報を元にして、動的に変動する情報を圧縮し、送信するヘッダタイプである。
【0010】
圧縮パケットには、いくつかのタイプがある。主なタイプとしては、以下の3つがある。タイプ0は、SNの下位4ビットとCRCを含む1バイトで構成されるヘッダであり、最も圧縮率が高いタイプである。タイプ1は、SNの下位4ビットとTSの下位6ビットとCRCを含む2バイトで構成されるヘッダであり、時間情報に変動があった場合に用いられる。タイプ2は、SNの下位6ビットとTSの下位5ビットとCRCを含む3バイトで構成されるヘッダである。
【0011】
各ヘッダの先頭には、そのヘッダがどのタイプかを示すコードが付与されているために、受信側では一意に認識が可能である。図4において、IR内のCIDはコンテキストIDと呼ばれ、1つのチャネルで伝送されるパケットに唯一に割り振られるIDである。プロファイルとは、どのヘッダを圧縮するのかを示す情報である。静的情報(Static Chain)とは、前述の普遍な情報である。たとえば、Dが1のとき、オプショナルとして動的情報(Dynamic Chain)を送信することが可能である。
【0012】
IR−DYNは、ほぼIRと同じであり、動的情報のみ異なる。ここで動的に変動する情報を伝送する。タイプ0〜2にあるMは、RTPパケットヘッダに含まれるマーカービットである。これは、メディアデータのある意味のある単位(画像であれば1フレーム)の最後をふくむパケットの時に1となるフラグである。Xは拡張情報の有無を示す。それ以外の0と1のビット列は、そのパケットのタイプを示す規格で定められたものである。なお、各要素のビット数は、規格上、使用されるモードによって変るが、ここでは説明を簡略する。
【0013】
次に、伝送エラーが発生しない場合の具体的な送信手順について図5を用いて説明する。ここでは、ヘッダ圧縮の概略を理解するために詳細な説明は割愛する。
【0014】
図5において、まず最初はIRを送信し、参照情報を送信側と受信側で共有する。2回目の送信において、IR−DYNを送信し、動的に変動する情報を送信側と受信側で共有する。3回目の送信では、SN=1のヘッダを送信するために、タイプ0を用いてSNの下位4ビットのみを送信する。受信側では、受信した下位4ビットのSNから本来の2バイトのSNを復元し、SNからTSを復元する(ここでは、SNとTSに線形な関係があることを利用して、容易に復元できることを前提としている)。
【0015】
そして、復元したヘッダと受信したCRCから、受信パケットのヘッダに誤りがあるかどうかを確認する。ヘッダに誤りがなければ、そのヘッダは正しく受信できたものとして、上位のプロトコルレイヤ(IP)へ渡される。以降、送信側はSN=2〜15までのパケットを同様の手順で送信し、受信側も同様の手順で受信する。
【0016】
SN=16となったとき、タイプ0のパケットでは、SNのビット数が足りなくなるために送ることができなくなる。このようにビット数が少ないために表現できる値の範囲を超えてしまうことをラップアラウンドと呼ぶ。ラップアラウンドが発生した場合は、タイプ2というSNを6ビット送ることができるパケットタイプを選択し送信する。受信側は、SNの下位6ビットから2バイトのSN全体を復元する。
【0017】
次に、図6を用いて伝送エラーが発生した場合の説明を行う。図6は、図5と全く同様の手順であるが、SN=5において伝送エラーが発生した場合を説明している。SN=5のヘッダにエラーが発生した場合、復元後のヘッダでCRCを行うとエラーが出る。
【0018】
この場合、このヘッダを含むパケットは、廃棄される。次のSN=6のパケットでは、SN=4のときの参照情報を利用して復元することになるが、SN=4のときの参照情報とSN=5のときの参照情報に違いがないので、SN=6のパケットのヘッダを正しく復元することができる。つまり、エラーにより途中のパケットが欠落しても参照情報が更新されていなければ、エラーパケットだけが廃棄され、以降のパケットにはその影響が伝播しない。これによりエラー耐性のあるヘッダ圧縮が実現できる。
【0019】
前述のように、参照情報が変らない場合のパケットロスは、エラーの影響が伝播しないが、ラップアラウンドを発生した場合のパケットにエラーが発生した場合には、エラーの影響が伝播する。
【0020】
図7は、ラップアラウンドが発生したパケットに対するエラーを説明したものである。図7は、図5と同様の送受信手順を示しているが、ラップアラウンドを起こしたSN=16のパケットにエラーが発生した場合を示している。この場合、次のSN=17は、タイプ0のパケットで伝送されてくるために、SNの下位4ビットしか伝送されない。受信側では、SN=16は廃棄されているので、SN=15を受信した時点での参照情報を利用して復元を試みる。
【0021】
本来ならばSN=16を受信したときに、SNの上位ビットの参照情報は、”0000 0000 0001”となっているべきだが、エラーにより欠落しているために、”0000 0000 0000”のままである。SN=17の下位4ビットは、”0001”であるため、復元されたSNは、”0000 0000 0000 0001”つまり、1となってしまう。本来ならば、17が復元されなければならないので、この場合、SN=17のパケットを正しく受け取っているにもかかわらず、CRCではエラーとなってしまう。このような場合、受信側ではラップアラウンドが起きたものと思い、SNの参照情報である上位ビットを”0000 0000 0001”と仮定して復元を試みることができる。このような受信側の処理によっては、復元が可能となる場合がある。
【0022】
上記の例では、1つのラップアラウンドを起こしたパケットが欠落した場合について説明しているが、実際には、伝送路状況によって、一時的にパケットが受信側に届かず、複数のパケットが連続して欠落することがある。受信側では何回かラップアラウンドが起こったことを想定して、復元を試みる。つまり、最後に正しく受信したパケットから現在のパケットまでの時間(以下、経過時間という)から、ラップアラウンドが何回起こったかを推定し、SNの参照情報である上位ビットを仮定して復元を試みる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
前述のラップアラウンドを起こした回数を推定する方法として、前述の経過時間とパケット受信間隔から、受信したパケット数を推定し、さらに参照情報を推定して復元を試みる方法を述べた。これは、パケット受信間隔が一定である場合は良好であるが、パケット受信間隔が変動し、経過期間が長くなれば誤差が大きくなり、正しい参照情報を推定できなくなるという問題がある。
【0024】
例えば、受信側が認識しているパケット受信間隔が10msであり、経過時間が1秒だった場合、経過時間中に100個のパケットを受信していることになる。ラップアラウンドは16回に1回起こるので、この場合は(100÷16=6.25)6回のラップアラウンドを起こしたと判断するであろう。図8は、このような状況を図示したものである。
【0025】
しかしながら、実際のパケット受信間隔が11msであった場合、約90個のパケットを受信しており、この場合のラップアラウンド回数は(90÷16=5.625)5回となり、受信側で推定したラップアラウンド回数と異なり、正しい参照情報を推定できなくなるという問題がある。
【0026】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ヘッダ圧縮を行うデータ伝送において、受信側で参照情報を正しく推定できる確率を向上させ、廃棄するパケット数を抑制すると共に、これに伴う処理量の増加を抑制できるヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する受信手段と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元手段と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する誤り検出手段と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定手段と、前記候補シーケンス番号決定手段により決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元するヘッダ修復手段と、を具備するヘッダ圧縮パケット受信装置において、前記候補シーケンス番号決定手段は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップアラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定する構成を採る。
【0029】
この構成によれば、伝送エラー発生時に修復に使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも一つにしている。このシーケンス番号の候補数は、パケット受信間隔に基づいて決定している。このため、パケット受信間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号の候補数が変動するようになっている。したがって、パケット受信間隔が変動し、経過期間が長くなったとしても、それに応じて修復に使用するシーケンス番号の候補数が多くなるので、受信パケットを正しく復元できる可能性を向上させることができる。
【0030】
本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、上記構成において、候補シーケンス番号決定手段は、前記経過時間を計測するタイマと、単位時間あたりの受信パケット数を計測する受信パケットカウンタと、を具備し、前記圧縮されたヘッダに含まれるシーケンス番号の一部、前記タイマからの前記経過時間、及び前記受信パケットカウンタの数から少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する構成を採る。
【0031】
この構成によれば、候補数の決定を経過時間に応じて行うことにより、修復に使用するシーケンス番号の候補数が変動するので、ヘッダ修復のための冗長な処理量の増加を抑制することができる。
【0032】
本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、上記構成において、誤り検出手段が、ヘッダ修復手段によって修復されたヘッダの誤りを検出する構成を採る。
この構成によれば、誤り検出部を兼用することができ、ハード規模を小さくすることが可能となる。
【0033】
本発明の通信端末装置は、上記ヘッダ圧縮パケット受信装置を備えたことを特徴とする。これにより、ヘッダ圧縮パケットの伝送において受信性能を向上させることができる。
【0034】
本発明のヘッダ圧縮パケット受信方法は、シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する受信工程と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元工程と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する誤り検出工程と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定工程と、前記候補シーケンス番号決定工程において決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元するヘッダ修復工程と、を具備するヘッダ圧縮パケット受信方法において、前記候補シーケンス番号決定工程は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップアラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定するようにした。
【0035】
この方法によれば、伝送エラー発生時に修復に使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも一つにしている。このシーケンス番号の候補数は、パケット受信間隔に基づいて決定している。このため、パケット受信間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号の候補数が変動するようになっている。したがって、パケット受信間隔が変動し、経過期間が長くなったとしても、それに応じて修復に使用するシーケンス番号の候補数が多くなるので、受信パケットを正しく復元できる可能性を向上させることができる。
【0036】
本発明のヘッダ圧縮パケット受信プログラムは、コンピュータに、シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する手順と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元する手順と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する手順と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する手順と、前記候補シーケンス番号決定手順で決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元する手順と、を実行させるためのヘッダ圧縮パケット受信プログラムにおいて、前記シーケンス番号候補を決定する手順は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップアラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定するようにした。
【0037】
この構成によれば、ヘッダ圧縮パケット受信装置をソフトウエアで構成してもハードウエアで構成した場合と同様の効果を発揮することができる。また、マイクロコンピュータやパーソナルコンピュータなどにより前述のヘッダ圧縮パケットの受信方法を容易に実現することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット受信装置を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図であり、図2は、本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット受信装置の構成を示すブロック図である。
【0039】
図1に示す無線通信装置は、説明の関係上受信側の構成のみ記載しているが、送信側の構成も備えているものとする。
【0040】
送信側の装置から送信された無線信号は、アンテナ101を介して無線受信部102で受信される。無線受信部102では、無線信号に対して所定の無線受信処理(例えば、ダウンコンバートやA/D変換、復調処理など)を行い、無線受信処理後のパケットデータ(復調されたパケットデータ)をヘッダ圧縮パケット復元部103に出力する。
【0041】
このパケットデータは、ヘッダ情報が圧縮されており、ヘッダ圧縮パケット復元部103においてヘッダ情報が復元される。ヘッダ情報が復元されたパケットデータは、IPパケット処理部104に出力される。IPパケット処理部104では、復元されたヘッダ情報のIPヘッダにしたがってUDPパケットが抽出される。このUDPパケットは、UDPパケット処理部105に出力される。
【0042】
UDPパケット処理部105では、UDPパケットからRTPパケットが抽出される。このRTPパケットは、RTPパケット処理部106に出力される。RTPパケット処理部106では、RTPパケットからメディアデータが抽出される。メディアデータは、メディア復号部107に出力される。
【0043】
メディア復号部107では、メディアデータに対してメディアに応じた復号処理が行われる。メディアデータは、符号化処理が施された音声データや画像データであるので、メディアデータが符号化処理された音声データであれば、音声データ復号処理が行われ、メディアデータが符号化された画像データであれば、画像データ復号処理が行われる。復号されたメディアデータは、メディア出力部108に出力される。メディア出力部108では、メディアデータが適切なデバイス(スピーカやモニタなど)で再生される。
【0044】
ヘッダ圧縮パケット復元部103は、パケットデータを受信するパケット受信部201と、パケットデータのうちのペイロード部分とヘッダ部分とを分離するパケット情報分離部202と、圧縮されているヘッダを復元するヘッダ復元部203と、復元されたヘッダに誤りがあるかどうかを検出する第1誤り検出部205及び第2誤り検出部210と、誤りが検出されたヘッダを修復するヘッダ修復部209と、経過時間とパケット受信間隔と参照情報とから候補となるシーケンス(SN)番号を決定する候補SN決定部208と、誤り検出結果にしたがってヘッダを出力するセレクタ211と、参照情報を蓄積する参照情報メモリ204と、単位時間あたりに受信するパケット数をカウントするパケットカウンタ207と、タイマ206と、ヘッダ部分とペイロード分とでパケットを構成するパケット構成部212とを備えている。
【0045】
次に、上記構成を有するヘッダ圧縮パケット受信装置の動作について説明する。
ヘッダ圧縮パケット復元部103のパケット受信部201により受信されたパケットは、パケット情報分離部202においてペイロード部分とヘッダ部分に分離される。ヘッダ復元部203では、圧縮されているヘッダ情報と、参照情報メモリ204に蓄積されている最新の参照情報を用いて、ヘッダを復元する。復元されたヘッダは、圧縮されたヘッダに付与されている誤り検出符号と共に第1誤り検出部205に出力される。
【0046】
第1誤り検出部205では、誤り検出符号を用いて、復元されたヘッダに誤りがあるか否かを判定し、その結果をセレクタ211に出力する。誤りが検出された場合は、ヘッダの修復処理を行うために、ヘッダをヘッダ修復部209に出力する。
【0047】
ここで、ヘッダの修復について説明する。ヘッダの修復は、最後に正しいパケットを受信してから現在受信したパケットまでの経過時間に応じて候補となるヘッダの数を決定し、それぞれの候補のヘッダに対して誤り検出を行う。正しいヘッダが得られた場合は、そのヘッダをセレクタ211に出力する。
【0048】
具体的には、第1誤り検出部205で誤りが検出された場合、その検出結果はセレクタ211に出力されると共に、タイマ206に出力される。タイマ206は、経過時間を候補SN決定部208に出力する。また、タイマ206は、第1誤り検出部205の検出結果が正しかった場合に経過時間をリセットする。このため、誤りが検出された時のタイマ206の出力は経過時間と等しくなる。
【0049】
一方、パケット受信部201から出力されたパケットデータは、パケットカウンタ207に出力され、パケットカウンタ207で、単位時間あたりに受信するパケット数をカウントする。そして、パケットカウンタ207は、単位時間あたりに受信するパケット数から求められるパケットの受信間隔を候補SN決定部208に出力する。
【0050】
候補SN決定部208は、タイマ206からの経過時間と、パケットカウンタ207からのパケット受信間隔と、参照情報メモリ204からの参照情報とから候補となるシーケンス番号を決定する。このシーケンス番号を決定する方法について詳細に説明する。
【0051】
前述の説明において、下位4ビットを伝送するパケットタイプを想定すると、16パケット毎に1回の割合でラップアラウンドが起こる。よって、経過時間とパケット受信間隔とから、その経過時間中に受信したパケット数を求めることができる。このパケット数を16(1回のラップアラウンドが起こるパケット数)で割ることにより、何回ラップアラウンドを起こしたかを算出する。
【0052】
次に、このパケット受信間隔に一定の割合で誤差が生じた場合を想定し、誤差を含んだパケット受信間隔を用いてラップアラウンド回数を算出する。例として、±10%の誤差を含んだ場合を想定する。+10%のパケット受信間隔で算出した場合のラップアラウンド回数を算出し、それらと誤差のないパケット受信間隔で算出したラップアラウンド回数の差の数だけ候補の数とする。
【0053】
式を用いて説明する。経過時間をT(ms)とし、パケット受信間隔をPt(ms)とし、Ptに対して+10%の誤差、−10%の誤差により算出されるラップアラウンド回数をW+、W−とする。
W+=int((T/1.1)×(Pt/16))
W−=int((T/0.9)×(Pt/16))
【0054】
よって、シーケンス番号の候補の数は、((W+)−(W−)+1)個となる。そして、参照情報204メモリにあるシーケンス番号をRefSN、候補シーケンス番号をCanSN(n)とすると、
CanSN(1)=RefSN+((W−)<<4)
CanSN(2)=RefSN+((W−)+1)<<4)
CanSN(n)=RefSN+((W+)<<4)
(n=((W+)−(W−)+1))
となる。
【0055】
上記の例では、10%の誤差の場合について説明しているがが、実際は、誤差については網の特性に応じて定めればよく、本発明においては、この誤差の決め方について特に限定しない。
【0056】
具体的に、経過時間1秒、パケット受信間隔10msの場合、
Figure 0003617967
ここで、参照情報メモリ204内にあるSNが15であった場合、
CanSN(1)=15+5<<4=85
CanSN(2)=15+6<<4=111
となる。
【0057】
したがって、候補SN決定部208は、上記値をヘッダ修復部209に出力する。ヘッダ修復部209は、受信した圧縮ヘッダのSNの一部と、候補シーケンス番号を用いてヘッダを復元し、復元されたヘッダを第2誤り検出部210に出力する。第2誤り検出部210では、復元されたヘッダに対して誤り検出を行う。誤り検出結果はセレクタ211に出力される。
【0058】
誤り検出処理は、候補SN決定部208で決定された候補の数だけ実行する。セレクタ211では、第1誤り検出部205の検出結果がOKであれば、ヘッダ復元部203で得られたヘッダをパケット構成部212に出力すると共に、参照情報メモリ204に出力する。
【0059】
第1誤り検出部205の検出結果がNGの場合、第2誤り検出部210で得られた検出結果のうち、どれか1つだけ誤りがなかった場合は、その誤りがなかったヘッダをパケット構成部212に出力すると共に、参照情報メモリ204に出力する。また、第2誤り検出部210で得られた検出結果のうちすべてNGであった場合には、パケット構成部212や参照情報メモリ204には何も出力しない。同様に、第2誤り検出部210で得られた検出結果のうち複数の検出結果がOKの場合(複数のヘッダに対して誤りがなかった)にもパケット構成部212や参照情報メモリ204には何も出力しない。
【0060】
パケット構成部212では、セレクタ211から出力されたヘッダ情報をペイロードデータに合成してパケットデータとし、このパケットデータをIPパケット処理部104に出力する。また、セレクタ211から出力されたヘッダ情報は、参照情報メモリ204に蓄積される。
【0061】
このように、本実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット受信においては、伝送エラー発生時に修復に使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも一つにしている。このシーケンス番号の候補数は、パケット受信間隔に基づいて決定している。このため、パケット受信間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号の候補数が変動するようになっている。したがって、パケット受信間隔が変動し、経過期間が長くなったとしても、それに応じて修復に使用するシーケンス番号の候補数が多くなるので、受信パケットを正しく復元できる可能性を向上させることができ、廃棄するパケット数を抑制することができる。
【0062】
また、候補数の決定を経過時間に応じて行うことにより、修復に使用するシーケンス番号の候補数が変動するので、ヘッダ修復のための冗長な処理量の増加を抑制することができる。
【0063】
本発明に係るヘッダ圧縮パケット受信装置は、無線受信端末装置や無線送受信端末装置のような通信端末装置に搭載することが可能である。これにより、ヘッダ圧縮パケットの伝送において受信性能を向上させることができる。
【0064】
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態で使用した具体的数値についてはこれに限定されず、種々変更して実施することが可能である。
【0065】
また、上記実施の形態においては、ヘッダ圧縮パケットの受信装置として説明しているが、ソフトウエアによる実現も可能である。すなわち、ROMなどの書き込み可能な記録媒体に本発明の方法を実現するプログラムを記憶させておき、この記憶させたプログラムをCPUにて処理させるようにすることができる。さらに、このソフトウエアを記録媒体から読み出してコンピュータで実現することも可能である。このように本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置をソフトウエアで構成してもハードウエアで構成した場合と同様の効果を発揮することができる。また、マイクロコンピュータやパーソナルコンピュータなどにより前述のヘッダ圧縮パケットの受信方法を容易に実現することが可能となる。
【0066】
また、上記実施の形態では、ヘッダ復元後のヘッダの誤りを検出する第1誤り検出部とヘッダ修復後のヘッダの誤りを検出する第2誤り検出部を設けた場合について説明しているが、第1及び第2誤り検出部を兼用するような構成にしても良い。これにより、ハード規模を小さくすることが可能となる。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ヘッダ圧縮パケットの受信技術において、伝送エラー発生時に修復するためのシーケンス番号の候補数を1つ以上にすることにより、受信パケットを正しく復元できる可能性を向上させることができる。また、候補数の決定を経過時間に応じて行うことにより、ヘッダ修復のための冗長な処理量の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット受信装置を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット受信装置の構成を示すブロック図
【図3】パケットデータの構成を示す図
【図4】ロバストヘッダ圧縮のパケットの種類を示す図
【図5】伝送エラーがない場合のロバストヘッダ圧縮のデータ伝送を示すシーケンス図
【図6】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧縮のデータ伝送において、伝送エラーの影響が伝播しない状態を説明するためのシーケンス図
【図7】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧縮のデータ伝送において、伝送エラーの影響が伝播する状態を説明するためのシーケンス図
【図8】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧縮のデータ伝送において、連続してパケットが欠落した状態を説明するためのシーケンス図
【符号の説明】
101 アンテナ
102 無線受信部
103 ヘッダ圧縮パケット復元部
104 IPパケット処理部
105 UDPパケット処理部
106 RTPパケット処理部
107 メディア復号部
108 メディア出力部
201 パケット受信部
202 パケット情報分離部
203 ヘッダ復元部
204 参照情報メモリ
205 第1誤り検出部
206 タイマ
207 パケットカウンタ
208 候補SN決定部
209 ヘッダ修復部
210 第2誤り検出部
211 セレクタ
212 パケット構成部

Claims (6)

  1. シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する受信手段と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元手段と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する誤り検出手段と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定手段と、前記候補シーケンス番号決定手段により決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元するヘッダ修復手段と、を具備するヘッダ圧縮パケット受信装置において、前記候補シーケンス番号決定手段は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップアラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定することを特徴とするヘッダ圧縮パケット受信装置。
  2. 候補シーケンス番号決定手段は、前記経過時間を計測するタイマと、単位時間あたりの受信パケット数を計測する受信パケットカウンタと、を具備し、前記圧縮されたヘッダに含まれるシーケンス番号の一部、前記タイマからの前記経過時間、及び前記受信パケットカウンタの数から少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定することを特徴とする請求項1記載のヘッダ圧縮パケット受信装置。
  3. 誤り検出手段は、ヘッダ修復手段によって修復されたヘッダの誤りを検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘッダ圧縮パケット受信装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のヘッダ圧縮パケット受信装置を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  5. シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する受信工程と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元工程と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する誤り検出工程と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定工程と、前記候補シーケンス番号決定工程において決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元するヘッダ修復工程と、を具備するヘッダ圧縮パケット受信方法において、前記候補シーケンス番号決定工程は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップアラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定することを特徴とするヘッダ圧縮パケット受信方法。
  6. コンピュータに、シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する手順と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元する手順と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する手順と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信するまでの経過時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を決定する手順と、前記候補シーケンス番号決定手順で決定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元する手順と、を実行させるためのヘッダ圧縮パケット受信プログラムにおいて、前記シーケンス番号候補を決定する手順は、前記経過時間及びパケット受信間隔を用いて誤差を含まない場合のラップアラウンド回数を算出するとともに、前記経過時間及び誤差を含んだパケット受信間隔を用いて誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数を算出し、前記誤差を含んだ場合のラップアラウンド回数と前記誤差のない場合のラップ アラウンド回数との差だけ前記シーケンス番号候補を決定することを特徴とするヘッダ圧縮パケット受信プログラム。
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