JP2010028757A - 無線受信装置及び無線受信方法 - Google Patents

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哲郎 森本
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Abstract

【課題】ビットエラーを検出できなかった場合でも、正常に通信を継続する無線受信装置及び無線受信方法を提供する。
【解決手段】SN比較部は、次に受信が期待されるSNの値を示すNEXT_PDCP_RX_SNと実際に受信したSNとを比較し、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SNより小さい場合、SN判定部は、NEXT_PDCP_RX_SNと受信SNとの差が十分大きいか否かをSNのMSBの値を用いて判定し、この差が十分大きい場合、HFN加算部は、HFNの値をインクリメントする。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線受信装置及び無線受信方法に関する。
非特許文献1には、送信装置の暗号処理と受信装置の復号処理に、カウント(COUNT)という値が使われることが記載されている。カウントは、HFN(Hyper Frame Number)とSN(Sequence Number)とからなる値である。HFNは、通信を開始する前に送信装置と受信装置とで同じ値が上位レイヤによって設定される。また、SNは、PDCPでのデータの単位であるPDU(Packet Data Unit)毎に割り当てられる番号である。送信装置は、PDUを1つ送信すると、SNをインクリメントする。このSNは、PDCPのヘッダに含まれ、PDUに付加されて受信装置に届けられる。SNは有限な値であり、最大値に達すると次は0になる。このとき、HFNをインクリメントすることになっている。
非特許文献1では、HFNをインクリメントする条件として、受信したSNとNEXT_PDCP_RX_SNとの比較を行っている。この比較の結果、実際に受信したSNがNEXT_PDCP_RX_SNより小さい場合、SNが一巡したと判断される。なお、NEXT_PDCP_RX_SNは、次に受信が期待されるSNであり、送信装置ではSNをインクリメントしてPDUに付加するため、受信装置は前回受信したSNに1加算した値が次に受信するSNであると想定することができる。
3GPP TS 36.323 V8.2.1 "Packet Data Convergence Protocol (PDCP) specification"
しかしながら、受信したSNがNEXT_PDCP_RX_SNより小さな値となるのは、SNが一巡したときだけではなく、ビットエラーが発生した場合も考えられる。PDCPの処理の前にMACレイヤにおいてCRCチェックを行うため、ほとんどのビットエラーは発見されるが、CRCチェックで全てのエラーを検出できるわけではなく、エラーを検出できずにPDCP処理が行われる場合がある。エラーを検出できない確率は10−7程度と想定されている。
例えば、図1のように、通信経路でビットエラーが発生し、受信装置で誤ってHFNをインクリメントする場合がある。受信装置が一度誤ってHFNをインクリメントしてしまうと、送信装置と受信装置との間でのHFNの値の不一致は元に戻らない。その様子を図2に示す。
このように、送信装置と受信装置との間でHFNの値の同期が外れると、元に戻すことができず、送信装置で暗号処理に用いたカウント値と受信装置で復号処理に用いるカウント値が異なるため、PDUを正しく復号できなくなる。よって、正常に通信を継続することが困難になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ビットエラーを検出できなかった場合でも、正常に通信を継続する無線受信装置及び無線受信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線受信装置は、今回受信された第1シーケンスナンバーと、前回受信されたシーケンスナンバーの次に受信が期待される第2シーケンスナンバーとを比較する比較手段と、前記比較の結果、前記第1シーケンスナンバーが前記第2シーケンスナンバーより小さい場合、これらのシーケンスナンバーの差とシーケンスナンバーのMSBとの大小判定を行う判定手段と、前記差が前記MSBより大きいと判定された場合、ハイパーフレームナンバーをインクリメントする加算手段と、を具備する構成を採る。
本発明の無線受信方法は、今回受信された第1シーケンスナンバーと、前回受信されたシーケンスナンバーの次に受信が期待される第2シーケンスナンバーとを比較する比較工程と、前記比較の結果、前記第1シーケンスナンバーが前記第2シーケンスナンバーより小さい場合、これらのシーケンスナンバーの差とシーケンスナンバーのMSBとの大小判定を行う判定工程と、前記差が前記のMSBより大きいと判定された場合、ハイパーフレームナンバーをインクリメントする加算工程と、を具備するようにした。
本発明によれば、ビットエラーを検出できなかった場合でも、正常に通信を継続することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、実施の形態において同一機能を有する構成には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。この図において、PDU受信部101は、図示せぬ送信装置から送信されたPDUを受信し、受信したPDUに含まれるSN(以下、「受信SN」という)を抽出してSN比較部103及びカウント値生成部107に出力する。
SN値保持部102は、後述するSN比較部103から出力される受信SNをインクリメントした値をNEXT_PDCP_RX_SNとして保持し、SN比較部103により読み出される。
SN比較部103は、SN値保持部102からNEXT_PDCP_RX_SNの値を読み出し、読み出したNEXT_PDCP_RX_SNとPDU受信部101から出力された受信SNとを比較する。この比較の結果、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SNより小さい場合、受信SNをSN判定部104及びSN値保持部102に出力する。逆に、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN以上の場合、その旨をカウント値生成部107に出力すると共に、SN値保持部102に受信SN+1の値をNEXT_PDCP_RX_SNとして保持させる。このとき、SN比較部103からSN判定部104には受信SNが出力されないので、SN判定部104及びHFN加算部106の処理は行われない。
SN判定部104は、SN比較部103から出力された受信SNとNEXT_PDCP_RX_SNとの差が十分大きいか否かを判定する。具体的には、受信SNとNEXT_PDCP_RX_SNとの差と、SNのMSB(Most Significant Bit)から算出される値とを比較する。その結果、その差が十分大きいと判定した場合、その旨をHFN加算部106に通知する。一方、その差が十分大きくないと判定した場合、受信PDUの復号処理を終了し、受信したPDUを破棄する。このように受信SNの値がNEXT_PDCP_RX_SNより小さい値でかつそれらの差が十分大きくない場合には、受信SNはビットエラーを含むと想定され、たとえ復号処理を行っても正しく復号結果を得ることができない。なお、SN判定部104の詳細については後述する。
HFN値保持部105は、後述するHFN加算部106から出力されるHFNを保持し、HFN加算部106及びカウント値生成部107により読み出される。
HFN加算部106は、SN判定部104から受信SNとNEXT_PDCP_RX_SNとの差が十分大きいと通知されると、HFN値保持部105よりHFNの値を読み出し、読み出した値に1加算(インクリメント)する。インクリメントしたHFNはHFN値保持部105及びカウント値生成部107に出力される。
カウント値生成部107は、HFN加算部106からHFNが出力された場合、PDU受信部101から出力された受信SNとHFN加算部106から出力されたHFNとからカウント値を生成し、生成したカウント値をPDU復号部108に出力する。また、カウント値生成部107は、SN比較部103から受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN以上であることを通知された場合、PDU受信部101から出力された受信SNとHFN値保持部105に保持されたHFNとからカウント値を生成し、生成したカウント値をPDU復号部108に出力する。
PDU復号部108は、カウント値生成部107から出力されたカウント値を用いて、受信したPDUを復号し、復号したPDUを出力する。
次に、上述したSN判定部104における判定動作の詳細について説明する。図4は、正常な動作をしているときに、HFNがインクリメントされる状況を想定している。NEXT_PDCP_RX_SNの値はSNの最大値に近く、十分大きな値が見込まれる。一方、受信SNは、一巡した直後の値であり、0に近い小さな値が見込まれる。このため、次のチェック値は、十分大きな値であると考えられる。
チェック値=NEXT_PDCP_RX_SN−受信SN
このチェック値をある値と比較し、その値より大きい場合にはHFNをインクリメントしてよいと判断する。このチェック値と比較する値は、ビットエラーの発生するビット数によって次のようになる。ただし、SNは12ビットとする。
1ビットのビットエラーを想定:2048
2ビットのビットエラーを想定:3072(=2048+1024)
3ビットのビットエラーを想定:3584(=2048+1024+512)
これらの値の算出には、SNのMSBを用いる。つまり、1ビットのビットエラーを想定する場合には、MSBがビットエラーとなったときにもチェックできるように、チェック値と比較される値はMSBの値である2048となる。2ビットのビットエラーを想定する場合には、上位の2ビットがともにビットエラーとなったときにもチェックできるように、チェック値と比較される値はMSBとその次の上位ビットとを加算した値である3072となる。同じようにNビットのビットエラーを想定した場合の値を計算することができる。
次に、1ビットのビットエラーが発生し、受信SNが小さくなる場合について図5を用いて説明する。送信装置がPDUに付加したSNがnであったとする。このとき、受信装置ではNEXT_PDCP_RX_SN=nである。伝送路上でビットエラーが発生し、SNがx小さい値となったと仮定すると、受信したSNは、n−xになる。このxの取りうる値の最大値は2048である。ここでは、x>2048には決してならないため、HFNの誤ったインクリメントを回避することができる。
NEXT_PDCP_RX_SN−受信SN=n−(n−x)=x≦2048
次に、1ビットのビットエラーが発生し、受信SNが大きくなる場合について図6を用いて説明する。送信装置がPDUに付加したSNがnであったとする。このとき、受信装置ではNEXT_PDCP_RX_SN=nである。伝送路上でビットエラーが発生し、SNがx大きい値となったと仮定すると、受信したSNは、n+xになる。このxの取りうる値の最大値は2048である。そして、受信装置では次のようなチェックを行う。
NEXT_PDCP_RX_SN−受信SN=n−(n+x)=−x<0
このチェックの結果、HFNのインクリメントは行われない。
続いて、送信装置がPDUに付加するSNの値はn+1である。このとき、受信装置ではNEXT_PDCP_RX_SN=n+x+1である。このとき受信するPDUはビットエラーなく正常に受信されるものとする。ここでは、x>2048には決してならないため、HFNの誤ったインクリメントを回避することができる。
NEXT_PDCP_RX_SN−受信SN=n+x+1−(n+1)=x≦2048
このように実施の形態1によれば、次に受信が期待されるSNの値を示すNEXT_PDCP_RX_SNと実際に受信したSNとの差をSNのMSBから算出される値と比較し、HFNをインクリメントするか否かを制御する。これにより、HFNの誤ったインクリメントを回避することができるので、受信したPDUのSNにビットエラーが発生した場合でも、送信装置で暗号処理に用いたカウント値と受信装置で復号処理に用いるカウント値とを同じ値に保ち、受信装置ではPDUを正しく復号することができる。よって、正常に通信を継続することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、NEXT_PDCP_RX_SNと受信SNとの差をSNのMSBから算出される値と比較してSNの妥当性を確認する方法について説明したが、本発明の実施の形態2では、受信SNの履歴を用いてSNの妥当性を確認する方法について説明する。ただし、本発明の実施の形態2に係る受信装置の構成は、実施の形態1の図3に示した構成と同様であり、一部の機能が異なるのみなので、図3を援用し、異なる機能について説明する。
まず、受信装置においてSNの変化する様子を図7に示す。図7では、n番目に受信したSNをSN(n)と表わしている。受信装置では、SN(n−3),SN(n−2),SN(n−1),SN(n),SN(n+1),SN(n+2),SN(n+3)と受信する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るSN判定部104の内部構成を示すブロック図である。この図において、比較部201は、受信SNとNEXT_PDCP_RX_SNとの比較を行う。ここでは、n−1番目のPDU受信におけるSN(n−1)がNEXT_PDCP_RX_SNより小さいものとし、RX_HFNをインクリメントする。そして、そのインクリメントが仮状態であることをFlg_HFN_ADD_TMP保持部202に保持させる(Flg_HFN_ADD_TMP=1に設定)。また、この時点でのNEXT_PDCP_RX_SNの値を、HIST_PDCP_RX_SN保持部204に保持させる(HIST_PDCP_RX_SN=NEXT_PDCP_RX_SN)。この処理の後、NEXT_PDCP_RX_SN保持部203には受信SN+1の値を設定する。
比較部201は、n−1番目のPDUの受信でRX_HFNをインクリメントした後に、n番目のPDUを受信したとき、次のような判定を行う。
1)Flg_HFN_ADD_TMPの値が1であるか否か判定する。Flg_HFN_ADD_TMPの値が1の場合には、RX_HFNのインクリメントを確定するか否かの処理を行う。Flg_HFN_ADD_TMPの値が0の場合には、通常の判定処理(受信SNとNEXT_PDCP_RX_SNとの比較処理)を行い、RX_HFNを仮にインクリメントするか否か判定する。
2)比較部201は、Flg_HFN_ADD_TMPが1の場合には、次の比較判定を行う。
2-1)受信SN≧NEXT_PDCP_RX_SN
2-2)受信SN<HIST_PDCP_RX_SN
この2つの条件が成立する場合には、RX_HFNのインクリメントが正しかったことが確認できる。後処理として、Flg_HFN_ADD_TMPに0をセットする。
3)比較部201は、2)の2つの条件のどちらか一方でも成り立たない場合には、次の比較判定を行う。
3-1)受信SN>NEXT_PDCP_RX_SN
3-2)受信SN<HIST_PDCP_RX_SN
この2つの条件が成立する場合には、RX_HFNに対する前の仮状態は誤りだったが、今回またRX_HFNを仮にインクリメントする条件が整ったことが分かる。そのため、RX_HFNの値は仮状態のままにする。つまり、RX_HFNの値はそのままにし、Flg_HFN_ADD_TMPも1のままにし、HIST_PDCP_RX_SNにNEXT_PDCP_RX_SNの値をセットする。
この2つの条件のどちらか一方が成立しない場合には(実際には、受信SN≧HIST_PDCP_RX_SNのとき)、RX_HFNの仮状態を元に戻す。すなわち、RX_HFNを1減算し、Flg_HFN_ADD_TMPに0をセットする。
次に、上述した比較部201の判定処理の手順について図9を用いて説明する。図9において、ステップ(以下、「ST」と省略する)901では、n番目のPDUを受信したとき、Flg_HFN_ADD_TMP=0か否かを判定する。Flg_HFN_ADD_TMP=0(YES)の場合には、ST902に移行し、Flg_HFN_ADD_TMP=1(NO)の場合には、直前(n−1番目)でRX_HFNを仮にインクリメントしており、ST904に移行する。
ST902では、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN以上であるか否かを判定する。受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN以上(YES)の場合には判定処理を終了する。受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN未満(NO)の場合には、ST903に移行する。
ST903では、RX_HFNを仮にインクリメントし、Flg_HFN_ADD_TMPを1にセットし、HIST_PDCP_RX_SNにNEXT_PDCP_RX_SN(=SN(n−1)+1)をセットして判定処理を終了する。
ST904では、受信SN(SN(n))がHIST_PDCP_RX_SN(=SN(n−2)+1)以上であるか否かを判定する。受信SNがHIST_PDCP_RX_SN以上(YES)の場合には、ST905に移行し、受信SNがHIST_PDCP_RX_SN未満(NO)の場合には、ST906に移行する。
ST905では、受信SNがHIST_PDCP_RX_SN以上の場合には、RX_HFNの仮のインクリメントが誤っていたと考えられ、RX_HFNから1を減算し、Flg_HFN_ADD_TMPを0にセットする。これは、ST901においてFlg_HFN_ADD_TMP=1と判定されていることから、n−1番目のPDU受信のときにRX_HFNを仮にインクリメントしており、受信SNはHIST_PDCP_RX_SNより小さいはずだからである。
ST906では、受信SN(SN(n))がNEXT_PDCP_RX_SN(=SN(n−1)+1)以上であるか否かを判定する。受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN以上(YES)の場合には、ST907に移行し、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SN未満(NO)の場合には、ST908に移行する。
ST907では、仮にインクリメントしていたRX_HFNの値を確定する。すなわち、Flg_HFN_ADD_TMPを0にセットする。これは、ST901において、Flg_HFN_ADD_TMP=1と判定されていることから、n−1番目のPDU受信のときにRX_HFNを仮にインクリメントしており、NEXT_PDCP_RX_SNには一巡したあとの小さなSNの値がセットされ、受信SNはそのNEXT_PDCP_RX_SN以上のはずだからである。
ST908では、RX_HFNの仮状態を継続する。具体的には、RX_HFNの値をそのままにし、Flg_HFN_ADD_TMPも1のままにする。HIST_PDCP_RX_SNには、NEXT_PDCP_RX_SN(=SN(n−1)+1)を設定する。これは、n−1番目のPDU受信のときにRX_HFNが仮にインクリメントされているとST901において判定されているが、ST906における判定結果によれば、誤ってRX_HFNをインクリメントしたと考えられるからである。また、同時に、n番目の受信でRX_HFNをインクリメントする状況になったと考えられるからである。ただし、SN(n−1)の値はビットエラーにより誤っていたと想定されることから、HIST_PDCP_RX_SNの値を更新せず、(SN(n−2)+1)のままにしてもよい。
このように実施の形態2によれば、受信SNがNEXT_PDCP_RX_SNより小さい場合、RX_HFNをインクリメントした値を仮状態とし、前回用いたNEXT_PDCP_RX_SNであるHIST_PDCP_RX_SNと、NEXT_PDCP_RX_SNとを受信SNと比較し、RX_HFNの仮状態が正しいか否かを判定する。これにより、受信したPDUのSNにビットエラーが発生した場合でも、送信装置で暗号処理に用いたカウント値と受信装置で復号処理に用いるカウント値とを同じ値に保ち、受信装置ではPDUを正しく復号することができる。よって、正常に通信を継続することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1及び2では、受信SNにビットエラーが発生することにより、HFNの誤ったインクリメントを回避することを受信装置だけで行う場合について説明したが、本発明の実施の形態3では、送信装置と受信装置とでHFNの誤ったインクリメントを回避する場合について説明する。ただし、本発明の実施の形態3に係る受信装置の構成は、実施の形態1の図3に示した構成と同様であるので、図3を援用して説明する。
ここでは、送信装置と受信装置とが互いに既知の「指標データ」をデータの一部に用い、送信装置が送信した指標データを受信装置が正しく復号できるか確認する方法について説明する。以下、指標データとしてHFNの値を用いるものとする。
図10は、本発明の実施の形態3に係る送信装置及び受信装置の動作説明に供する図である。図10において、送信装置は、カウント307を用いて、送信データであるPDN302を暗号化する。カウント307は、TX−HFN303とSN306とから生成される。送信装置は、PDN302を暗号化するのと同時に、TX−HFN303もカウント307を用いて暗号化する。暗号化した結果をそれぞれPDN304、TX−HFN305と表す。
送信装置から送信されるデータは、暗号化されたPDN304とTX−HFN305にPDCPヘッダ308を付加したものである。PDCPヘッダ308にはSN306が含まれている。
受信装置では、受信したデータを復号し、PDCPヘッダ308からSN406を取りだす。このSNはビットエラーにより送信装置が送信したSN306と異なる可能性があると仮定する。受信装置は、受信したSN406とRX−HFN408とからカウント407を生成する。このカウント407が送信装置のカウント307と等しい場合に、受信したデータを正しく復号することができる。
受信装置は、カウント407を用いて、受信したPDN402とTX−HFN403を復号し、それぞれPDN404とTX−HFN405を生成する。そして、TX−HFN405とRX−HFN408とを比較し、これらが等しい場合にはPDUの復号に成功し、SNが正しかったと判定する。逆に、これらが等しくない場合には、復号に失敗したと判定する。
正しく復号できなかった場合には、PDUのどこかにビットエラーが発生している可能性がある。HFNを仮にインクリメントしていた場合には、元に戻す。また、このデータを正しく復号できないので破棄する。このようにして、誤ってHFNをインクリメントすることを防ぐことができる。
このように実施の形態3によれば、送信装置と受信装置とが互いに既知の指標データをデータの一部に用い、送信装置が送信した指標データを受信装置が復号し、復号した指標データと受信装置が保持する指標データとが等しいか否かを判定することにより、誤ってHFNをインクリメントすることを防ぐことができる。
なお、本実施の形態では、指標データにHFNを用いる場合について説明したが、本発明はこれに限らず、送信装置と受信装置とが同じ値を用いれば何でもよい。例えば、指標データにSNを用いてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態3では、送信装置と受信装置とが互いに既知の指標データとしてHFNを用いる場合について説明したが、本発明の実施の形態4では、指標データとしてHFNの一部を用いる場合について説明する。ただし、本発明の実施の形態4に係る受信装置の構成は、実施の形態1の図3に示した構成と同様であるので、図3を援用して説明する。
図11は、本発明の実施の形態4に係る送信装置及び受信装置の動作説明に供する図である。図11において、送信装置は、カウント307を用いて、送信データであるPDN302を暗号化する。カウント307は、TX−HFN303とSN306とから生成される。
送信装置から送信されるデータは、暗号化されたPDN304にPDCPヘッダ308を付加したものである。PDCPヘッダ308にはSN306とTX−HFN303の一部が含まれている。なお、TX−HFN303の一部とは、例えば、TX−HFNの最下位ビットなどが挙げられる。
受信装置では、受信したデータを復号し、PDCPヘッダ308からSN406を取りだす。このSNはビットエラーにより送信装置が送信したSN306と異なる可能性があると仮定する。受信装置は、受信したSN406とRX−HFN408とからカウント407を生成する。このカウント407が送信装置のカウント307と等しい場合に、受信したデータを正しく復号することができる。
受信装置は、PDCPヘッダ308に含まれるTX−HFN405の一部とRX−HFN408とを比較し、これらが一致しなかった場合には、PDUのどこかにビットエラーが発生している可能性がある。HFNをインクリメントしていた場合には、元に戻す。このようにして、誤ってHFNをインクリメントすることを防ぐことができる。
このように実施の形態4によれば、指標データにHFNの一部を用い、HFNの一部をPDCPヘッダに含めて送信し、送信されたHFNと受信装置が保持するHFNとが等しいか否かを判定することにより、誤ってHFNをインクリメントすることを防ぐことができる。
本発明にかかる無線受信装置及び無線受信方法は、例えば、移動通信システム等に適用できる。
ビットエラーが発生した様子を示す図 送信装置と受信装置でのHFNの値が不一致となる様子を示す図 本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図 図3に示したSN判定部における判定動作の詳細説明に供する図 1ビットのビットエラーが発生し、受信SNが小さくなる場合の説明に供する図 1ビットのビットエラーが発生し、受信SNが大きくなる場合の説明に供する図 受信装置においてSNの変化する様子を示す図 本発明の実施の形態2に係るSN判定部の内部構成を示すブロック図 図8に示した比較部の判定処理の手順を示すフロー図 本発明の実施の形態3に係る送信装置及び受信装置の動作説明に供する図 本発明の実施の形態4に係る送信装置及び受信装置の動作説明に供する図
符号の説明
101 PDU受信部
102 SN値保持部
103 SN比較部
104 SN判定部
105 HFN値保持部
106 HFN加算部
107 カウント値生成部
108 PDU復号部
201 比較部
202 Flg_HFN_ADD_TMP保持部
203 NEXT_PDCP_RX_SN保持部
204 HIST_PDCP_RX_SN保持部

Claims (2)

  1. 今回受信された第1シーケンスナンバーと、前回受信されたシーケンスナンバーの次に受信が期待される第2シーケンスナンバーとを比較する比較手段と、
    前記比較の結果、前記第1シーケンスナンバーが前記第2シーケンスナンバーより小さい場合、これらのシーケンスナンバーの差とシーケンスナンバーのMSBとの大小判定を行う判定手段と、
    前記差が前記MSBより大きいと判定された場合、ハイパーフレームナンバーをインクリメントする加算手段と、
    を具備する無線受信装置。
  2. 今回受信された第1シーケンスナンバーと、前回受信されたシーケンスナンバーの次に受信が期待される第2シーケンスナンバーとを比較する比較工程と、
    前記比較の結果、前記第1シーケンスナンバーが前記第2シーケンスナンバーより小さい場合、これらのシーケンスナンバーの差とシーケンスナンバーのMSBとの大小判定を行う判定工程と、
    前記差が前記のMSBより大きいと判定された場合、ハイパーフレームナンバーをインクリメントする加算工程と、
    を具備する無線受信方法。
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