JP2003110618A - ヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法 - Google Patents

ヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法

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JP2003110618A JP2001301846A JP2001301846A JP2003110618A JP 2003110618 A JP2003110618 A JP 2003110618A JP 2001301846 A JP2001301846 A JP 2001301846A JP 2001301846 A JP2001301846 A JP 2001301846A JP 2003110618 A JP2003110618 A JP 2003110618A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッダ圧縮を行うデータ伝送において、
受信側で参照情報を正しく推定できる確率を向上させ、
廃棄するパケット数を抑制すると共に、これに伴う処理
量の増加を抑制すること。 【解決手段】 受信したヘッダに誤りが検出された場合
は、パケット受信間隔に誤差があることを想定して、参
照情報を推定する際に、以前に正しくパケットを受信し
てから現在のパケットを受信するまでの時間とパケット
受信間隔とに応じて、誤ったシーケンス番号を修復する
ために使用する他の候補シーケンス番号の値を1つ以上
用いて復元を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッダ圧縮パケッ
ト受信装置及び方法に関し、特に伝送データを複数の伝
送プロトコルを用いて伝送する際に、各プロトコルで付
与されたヘッダ情報を圧縮して伝送する技術におけるヘ
ッダ圧縮パケット受信装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データを伝送するために使用されるプロ
トコル(通信手順)として、インターネットプロトコル
(IP)や、ユーザーデータプロトコル(UDP:RF
C768)、リアルタイムトランスポートプロトコル
(RTP:RFC1889)があり、データ伝送におい
ては、これらのプロトコルを組み合わせて用いるのが一
般的である。これらのプロトコルは、IETF(インタ
ーネット・エンジニアリング・タスク・フォース)と呼
ばれる団体により標準化されている。
【0003】これらのプロトコルは、データ伝送におい
てそれぞれ役割が異なっている。IPでは、インターネ
ット上でのアドレスを付与する。UDPでは、端末にお
けるポート番号や、データ内容の誤りの有無を検出する
ためのエラー検出符号を付与する。RTPでは、伝送デ
ータに関する時間情報(タイムスタンプ:以下TSと省
略する)やデータのシーケンス番号(以下、SNと省略
する)を付与する。データ伝送においては、図3に示す
ように、データに対して各プロトコルで付与すべきヘッ
ダ情報が追加されるようになっている。
【0004】具体的には、RTPパケット化処理におい
てペイロードにTS/SNが付与され、UDPパケット
化処理においてRTPパケットにポート番号が付与さ
れ、IPパケット化処理においてUDPパケットにIP
アドレスが付与される。
【0005】ペイロードに付与されるヘッダ情報のう
ち、種類によっては常に伝送しないでも一度だけもしく
時々伝送するだけで十分なものがある。このようなヘッ
ダ情報については、最初の一度だけ伝送し、あとは伝送
しない、もしくはある適切なタイミングの時のみ伝送す
るという方式を用いると伝送効率を高めることができ
る。このような技術をヘッダ圧縮技術という。特に、I
P/UDP/RTPヘッダの圧縮は、IETFにてRF
C2508として勧告化されている。
【0006】さらに、伝送エラー耐性をもち、かつ従来
のヘッダ圧縮よりも圧縮率を向上させる技術があり、こ
れはロバストヘッダ圧縮技術と呼ばれている。これら
は、現在IETFで提案されている。ロバストヘッダ圧
縮では、以下の方法により圧縮を実現する。 ・IPアドレスやポート番号など、通信中に普遍である
ものは最初だけ送信することにより、以降のヘッダのデ
ータ量を削減する。 ・TSについては、SNの増加と相関が高い場合には、
SNのみを伝送し、前回到着したパケットからのSNの
増加量からTSを計算することにより、さらにヘッダの
データ量を削減する。 ・SNも毎回全ビット伝送せず、下位数ビットのみを伝
送し、上位ビットまで桁上がりを起こした時のみ、すべ
てのSNを伝送する。
【0007】このように、ロバストヘッダ圧縮では、受
信したデータのヘッダは、過去に伝送されたパケットの
ヘッダ情報を参照して復元される。このように参照され
る情報を参照情報と呼ぶ。
【0008】上述のようにヘッダ圧縮を実現するため
に、3種類のヘッダタイプ(IR:Initial Refresh、
IR-DYN:IR-Dynamic、圧縮パケット)が用意されて
いる。各ヘッダタイプを図4に示す。ほとんどのヘッダ
タイプは、エラー検出コード(CRC:Cyclic Redunda
ncy Check)が含まれており、受信側において復元した
ヘッダが正しいかどうかを確認することができる。
【0009】IRは、前述の普遍的な情報を送信するヘ
ッダタイプ(CID、プロファイル、CRC、静的情
報、オプショナル動的情報を含む)であり、通信開始時
に伝送されることが多い。IR-DYNは、動的に変動する
情報(RTPにおけるTSやSN、UDPにおけるチェ
ックサムなど)を圧縮せずに送信するヘッダタイプ(C
ID、プロファイル、CRC、動的情報)であり、伝送
エラーなどで送信側と受信側で参照情報が一致しなくな
った時に、再同期を図るために送信される。圧縮パケッ
トは、参照情報を元にして、動的に変動する情報を圧縮
し、送信するヘッダタイプである。
【0010】圧縮パケットには、いくつかのタイプがあ
る。主なタイプとしては、以下の3つがある。タイプ0
は、SNの下位4ビットとCRCを含む1バイトで構成
されるヘッダであり、最も圧縮率が高いタイプである。
タイプ1は、SNの下位4ビットとTSの下位6ビット
とCRCを含む2バイトで構成されるヘッダであり、時
間情報に変動があった場合に用いられる。タイプ2は、
SNの下位6ビットとTSの下位5ビットとCRCを含
む3バイトで構成されるヘッダである。
【0011】各ヘッダの先頭には、そのヘッダがどのタ
イプかを示すコードが付与されているために、受信側で
は一意に認識が可能である。図4において、IR内のC
IDはコンテキストIDと呼ばれ、1つのチャネルで伝
送されるパケットに唯一に割り振られるIDである。プ
ロファイルとは、どのヘッダを圧縮するのかを示す情報
である。静的情報(Static Chain)とは、前述の普遍な
情報である。たとえば、Dが1のとき、オプショナルと
して動的情報(Dynamic Chain)を送信することが可能
である。
【0012】IR-DYNは、ほぼIRと同じであり、動的
情報のみ異なる。ここで動的に変動する情報を伝送す
る。タイプ0〜2にあるMは、RTPパケットヘッダに
含まれるマーカービットである。これは、メディアデー
タのある意味のある単位(画像であれば1フレーム)の
最後をふくむパケットの時に1となるフラグである。X
は拡張情報の有無を示す。それ以外の0と1のビット列
は、そのパケットのタイプを示す規格で定められたもの
である。なお、各要素のビット数は、規格上、使用され
るモードによって変るが、ここでは説明を簡略する。
【0013】次に、伝送エラーが発生しない場合の具体
的な送信手順について図5を用いて説明する。ここで
は、ヘッダ圧縮の概略を理解するために詳細な説明は割
愛する。
【0014】図5において、まず最初はIRを送信し、
参照情報を送信側と受信側で共有する。2回目の送信に
おいて、IR-DYNを送信し、動的に変動する情報を送信
側と受信側で共有する。3回目の送信では、SN=1の
ヘッダを送信するために、タイプ0を用いてSNの下位
4ビットのみを送信する。受信側では、受信した下位4
ビットのSNから本来の2バイトのSNを復元し、SN
からTSを復元する(ここでは、SNとTSに線形な関
係があることを利用して、容易に復元できることを前提
としている)。
【0015】そして、復元したヘッダと受信したCRC
から、受信パケットのヘッダに誤りがあるかどうかを確
認する。ヘッダに誤りがなければ、そのヘッダは正しく
受信できたものとして、上位のプロトコルレイヤ(I
P)へ渡される。以降、送信側はSN=2〜15までの
パケットを同様の手順で送信し、受信側も同様の手順で
受信する。
【0016】SN=16となったとき、タイプ0のパケ
ットでは、SNのビット数が足りなくなるために送るこ
とができなくなる。このようにビット数が少ないために
表現できる値の範囲を超えてしまうことをラップアラウ
ンドと呼ぶ。ラップアラウンドが発生した場合は、タイ
プ2というSNを6ビット送ることができるパケットタ
イプを選択し送信する。受信側は、SNの下位6ビット
から2バイトのSN全体を復元する。
【0017】次に、図6を用いて伝送エラーが発生した
場合の説明を行う。図6は、図5と全く同様の手順であ
るが、SN=5において伝送エラーが発生した場合を説
明している。SN=5のヘッダにエラーが発生した場
合、復元後のヘッダでCRCを行うとエラーが出る。
【0018】この場合、このヘッダを含むパケットは、
廃棄される。次のSN=6のパケットでは、SN=4の
ときの参照情報を利用して復元することになるが、SN
=4のときの参照情報とSN=5のときの参照情報に違
いがないので、SN=6のパケットのヘッダを正しく復
元することができる。つまり、エラーにより途中のパケ
ットが欠落しても参照情報が更新されていなければ、エ
ラーパケットだけが廃棄され、以降のパケットにはその
影響が伝播しない。これによりエラー耐性のあるヘッダ
圧縮が実現できる。
【0019】前述のように、参照情報が変らない場合の
パケットロスは、エラーの影響が伝播しないが、ラップ
アラウンドを発生した場合のパケットにエラーが発生し
た場合には、エラーの影響が伝播する。
【0020】図7は、ラップアラウンドが発生したパケ
ットに対するエラーを説明したものである。図7は、図
5と同様の送受信手順を示しているが、ラップアラウン
ドを起こしたSN=16のパケットにエラーが発生した
場合を示している。この場合、次のSN=17は、タイ
プ0のパケットで伝送されてくるために、SNの下位4
ビットしか伝送されない。受信側では、SN=16は廃
棄されているので、SN=15を受信した時点での参照
情報を利用して復元を試みる。
【0021】本来ならばSN=16を受信したときに、
SNの上位ビットの参照情報は、"0000 0000 0001"とな
っているべきだが、エラーにより欠落しているため
に、"0000 0000 0000"のままである。SN=17の下位
4ビットは、"0001"であるため、復元されたSNは、"0
000 0000 0000 0001"つまり、1となってしまう。本来
ならば、17が復元されなければならないので、この場
合、SN=17のパケットを正しく受け取っているにも
かかわらず、CRCではエラーとなってしまう。このよ
うな場合、受信側ではラップアラウンドが起きたものと
思い、SNの参照情報である上位ビットを"0000 0000 0
001"と仮定して復元を試みることができる。このような
受信側の処理によっては、復元が可能となる場合があ
る。
【0022】上記の例では、1つのラップアラウンドを
起こしたパケットが欠落した場合について説明している
が、実際には、伝送路状況によって、一時的にパケット
が受信側に届かず、複数のパケットが連続して欠落する
ことがある。受信側では何回かラップアラウンドが起こ
ったことを想定して、復元を試みる。つまり、最後に正
しく受信したパケットから現在のパケットまでの時間
(以下、経過時間という)から、ラップアラウンドが何
回起こったかを推定し、SNの参照情報である上位ビッ
トを仮定して復元を試みる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前述のラップアラウン
ドを起こした回数を推定する方法として、前述の経過時
間とパケット受信間隔から、受信したパケット数を推定
し、さらに参照情報を推定して復元を試みる方法を述べ
た。これは、パケット受信間隔が一定である場合は良好
であるが、パケット受信間隔が変動し、経過期間が長く
なれば誤差が大きくなり、正しい参照情報を推定できな
くなるという問題がある。
【0024】例えば、受信側が認識しているパケット受
信間隔が10msであり、経過時間が1秒だった場合、
経過時間中に100個のパケットを受信していることに
なる。ラップアラウンドは16回に1回起こるので、こ
の場合は(100÷16=6.25)6回のラップアラ
ウンドを起こしたと判断するであろう。図8は、このよ
うな状況を図示したものである。
【0025】しかしながら、実際のパケット受信間隔が
11msであった場合、約90個のパケットを受信して
おり、この場合のラップアラウンド回数は(90÷16
=5.625)5回となり、受信側で推定したラップア
ラウンド回数と異なり、正しい参照情報を推定できなく
なるという問題がある。
【0026】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ヘッダ圧縮を行うデータ伝送において、受信側で
参照情報を正しく推定できる確率を向上させ、廃棄する
パケット数を抑制すると共に、これに伴う処理量の増加
を抑制できるヘッダ圧縮パケット受信装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のヘッダ圧縮パケ
ット受信装置は、圧縮されたヘッダを含む情報を復元す
るヘッダ復元手段と、復元されたヘッダの誤りを検出す
る誤り検出手段と、誤りが検出された場合に、以前に正
しく前記情報を受信してから現在の前記情報を受信する
までの時間及び情報受信間隔を基に、誤りが検出された
ヘッダを復元するヘッダ修復手段と、を具備する構成を
採る。
【0028】本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、
シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有する
パケットを受信する受信手段と、前記圧縮されたヘッダ
情報とあらかじめ受信した参照情報(過去のヘッダ情
報)とから圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元手
段と、復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤り
を検出する誤り検出手段と、シーケンス番号に誤りが検
出された場合に、以前に正しくパケットを受信してから
現在のパケットを受信するまでの時間及びパケット受信
間隔に応じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つ
のシーケンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決
定手段と、前記候補シーケンス番号決定手段により決定
されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘ
ッダを復元するヘッダ修復手段と、を具備する構成を採
る。
【0029】これらの構成によれば、伝送エラー発生時
に修復に使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも
一つにしている。このシーケンス番号の候補数は、パケ
ット受信間隔に基づいて決定している。このため、パケ
ット受信間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号
の候補数が変動するようになっている。したがって、パ
ケット受信間隔が変動し、経過期間が長くなったとして
も、それに応じて修復に使用するシーケンス番号の候補
数が多くなるので、受信パケットを正しく復元できる可
能性を向上させることができる。
【0030】本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、
上記構成において、候補シーケンス番号決定手段は、以
前に正しくパケットを受信してから現在のパケットを受
信するまでの時間を計測するタイマと、単位時間あたり
の受信パケット数を計測する受信パケットカウンタと、
を具備し、前記圧縮されたヘッダに含まれるシーケンス
番号の一部、前記タイマからの時間、及び前記受信パケ
ットカウンタの数から少なくとも一つのシーケンス番号
候補を決定する構成を採る。
【0031】この構成によれば、候補数の決定を経過時
間に応じて行うことにより、修復に使用するシーケンス
番号の候補数が変動するので、ヘッダ修復のための冗長
な処理量の増加を抑制することができる。
【0032】本発明のヘッダ圧縮パケット受信装置は、
上記構成において、誤り検出手段が、ヘッダ修復手段に
よって修復されたヘッダの誤りを検出する構成を採る。
この構成によれば、誤り検出部を兼用することができ、
ハード規模を小さくすることが可能となる。
【0033】本発明の通信端末装置は、上記ヘッダ圧縮
パケット受信装置を備えたことを特徴とする。これによ
り、ヘッダ圧縮パケットの伝送において受信性能を向上
させることができる。
【0034】本発明のヘッダ圧縮パケット受信方法は、
シーケンス番号の一部を含む圧縮されたヘッダを有する
パケットを受信する受信工程と、前記圧縮されたヘッダ
情報とあらかじめ受信した参照情報とから圧縮前のヘッ
ダ情報を復元するヘッダ復元工程と、復元されたヘッダ
におけるシーケンス番号の誤りを検出する誤り検出工程
と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に
正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信す
るまでの時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの
修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を
決定する候補シーケンス番号決定工程と、前記候補シー
ケンス番号決定工程において決定されたシーケンス番号
候補を用いて誤りが検出されたヘッダを復元するヘッダ
修復工程と、を具備する。
【0035】この方法によれば、伝送エラー発生時に修
復に使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも一つ
にしている。このシーケンス番号の候補数は、パケット
受信間隔に基づいて決定している。このため、パケット
受信間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号の候
補数が変動するようになっている。したがって、パケッ
ト受信間隔が変動し、経過期間が長くなったとしても、
それに応じて修復に使用するシーケンス番号の候補数が
多くなるので、受信パケットを正しく復元できる可能性
を向上させることができる。
【0036】本発明のヘッダ圧縮パケット受信プログラ
ムは、コンピュータに、シーケンス番号の一部を含む圧
縮されたヘッダを有するパケットを受信する手順と、前
記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報
とから圧縮前のヘッダ情報を復元する手順と、復元され
たヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出する手順
と、シーケンス番号に誤りが検出された場合に、以前に
正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信す
るまでの時間及びパケット受信間隔に応じて、ヘッダの
修復に使用する少なくとも一つのシーケンス番号候補を
決定する手順と、前記候補シーケンス番号決定手順で決
定されたシーケンス番号候補を用いて誤りが検出された
ヘッダを復元する手順と、を実行させる。
【0037】この構成によれば、ヘッダ圧縮パケット受
信装置をソフトウエアで構成してもハードウエアで構成
した場合と同様の効果を発揮することができる。また、
マイクロコンピュータやパーソナルコンピュータなどに
より前述のヘッダ圧縮パケットの受信方法を容易に実現
することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態に係るヘ
ッダ圧縮パケット受信装置を備えた無線通信装置の構成
を示すブロック図であり、図2は、本発明の実施の形態
に係るヘッダ圧縮パケット受信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【0039】図1に示す無線通信装置は、説明の関係上
受信側の構成のみ記載しているが、送信側の構成も備え
ているものとする。
【0040】送信側の装置から送信された無線信号は、
アンテナ101を介して無線受信部102で受信され
る。無線受信部102では、無線信号に対して所定の無
線受信処理(例えば、ダウンコンバートやA/D変換、
復調処理など)を行い、無線受信処理後のパケットデー
タ(復調されたパケットデータ)をヘッダ圧縮パケット
復元部103に出力する。
【0041】このパケットデータは、ヘッダ情報が圧縮
されており、ヘッダ圧縮パケット復元部103において
ヘッダ情報が復元される。ヘッダ情報が復元されたパケ
ットデータは、IPパケット処理部104に出力され
る。IPパケット処理部104では、復元されたヘッダ
情報のIPヘッダにしたがってUDPパケットが抽出さ
れる。このUDPパケットは、UDPパケット処理部1
05に出力される。
【0042】UDPパケット処理部105では、UDP
パケットからRTPパケットが抽出される。このRTP
パケットは、RTPパケット処理部106に出力され
る。RTPパケット処理部106では、RTPパケット
からメディアデータが抽出される。メディアデータは、
メディア復号部107に出力される。
【0043】メディア復号部107では、メディアデー
タに対してメディアに応じた復号処理が行われる。メデ
ィアデータは、符号化処理が施された音声データや画像
データであるので、メディアデータが符号化処理された
音声データであれば、音声データ復号処理が行われ、メ
ディアデータが符号化された画像データであれば、画像
データ復号処理が行われる。復号されたメディアデータ
は、メディア出力部108に出力される。メディア出力
部108では、メディアデータが適切なデバイス(スピ
ーカやモニタなど)で再生される。
【0044】ヘッダ圧縮パケット復元部103は、パケ
ットデータを受信するパケット受信部201と、パケッ
トデータのうちのペイロード部分とヘッダ部分とを分離
するパケット情報分離部202と、圧縮されているヘッ
ダを復元するヘッダ復元部203と、復元されたヘッダ
に誤りがあるかどうかを検出する第1誤り検出部205
及び第2誤り検出部210と、誤りが検出されたヘッダ
を修復するヘッダ修復部209と、経過時間とパケット
受信間隔と参照情報とから候補となるシーケンス(S
N)番号を決定する候補SN決定部208と、誤り検出
結果にしたがってヘッダを出力するセレクタ211と、
参照情報を蓄積する参照情報メモリ204と、単位時間
あたりに受信するパケット数をカウントするパケットカ
ウンタ207と、タイマ206と、ヘッダ部分とペイロ
ード分とでパケットを構成するパケット構成部212と
を備えている。
【0045】次に、上記構成を有するヘッダ圧縮パケッ
ト受信装置の動作について説明する。ヘッダ圧縮パケッ
ト復元部103のパケット受信部201により受信され
たパケットは、パケット情報分離部202においてペイ
ロード部分とヘッダ部分に分離される。ヘッダ復元部2
03では、圧縮されているヘッダ情報と、参照情報メモ
リ204に蓄積されている最新の参照情報を用いて、ヘ
ッダを復元する。復元されたヘッダは、圧縮されたヘッ
ダに付与されている誤り検出符号と共に第1誤り検出部
205に出力される。
【0046】第1誤り検出部205では、誤り検出符号
を用いて、復元されたヘッダに誤りがあるか否かを判定
し、その結果をセレクタ211に出力する。誤りが検出
された場合は、ヘッダの修復処理を行うために、ヘッダ
をヘッダ修復部209に出力する。
【0047】ここで、ヘッダの修復について説明する。
ヘッダの修復は、最後に正しいパケットを受信してから
現在受信したパケットまでの経過時間に応じて候補とな
るヘッダの数を決定し、それぞれの候補のヘッダに対し
て誤り検出を行う。正しいヘッダが得られた場合は、そ
のヘッダをセレクタ211に出力する。
【0048】具体的には、第1誤り検出部205で誤り
が検出された場合、その検出結果はセレクタ211に出
力されると共に、タイマ206に出力される。タイマ2
06は、経過時間を候補SN決定部208に出力する。
また、タイマ206は、第1誤り検出部205の検出結
果が正しかった場合に経過時間をリセットする。このた
め、誤りが検出された時のタイマ206の出力は経過時
間と等しくなる。
【0049】一方、パケット受信部201から出力され
たパケットデータは、パケットカウンタ207に出力さ
れ、パケットカウンタ207で、単位時間あたりに受信
するパケット数をカウントする。そして、パケットカウ
ンタ207は、単位時間あたりに受信するパケット数か
ら求められるパケットの受信間隔を候補SN決定部20
8に出力する。
【0050】候補SN決定部208は、タイマ206か
らの経過時間と、パケットカウンタ207からのパケッ
ト受信間隔と、参照情報メモリ204からの参照情報と
から候補となるシーケンス番号を決定する。このシーケ
ンス番号を決定する方法について詳細に説明する。
【0051】前述の説明において、下位4ビットを伝送
するパケットタイプを想定すると、16パケット毎に1
回の割合でラップアラウンドが起こる。よって、経過時
間とパケット受信間隔とから、その経過時間中に受信し
たパケット数を求めることができる。このパケット数を
16(1回のラップアラウンドが起こるパケット数)で
割ることにより、何回ラップアラウンドを起こしたかを
算出する。
【0052】次に、このパケット受信間隔に一定の割合
で誤差が生じた場合を想定し、誤差を含んだパケット受
信間隔を用いてラップアラウンド回数を算出する。例と
して、±10%の誤差を含んだ場合を想定する。+10
%のパケット受信間隔で算出した場合のラップアラウン
ド回数を算出し、それらと誤差のないパケット受信間隔
で算出したラップアラウンド回数の差の数だけ候補の数
とする。
【0053】式を用いて説明する。経過時間をT(m
s)とし、パケット受信間隔をPt(ms)とし、Pt
に対して+10%の誤差、−10%の誤差により算出さ
れるラップアラウンド回数をW+、W−とする。 W+=int((T/1.1)×(Pt/16)) W−=int((T/0.9)×(Pt/16))
【0054】よって、シーケンス番号の候補の数は、
((W+)−(W−)+1)個となる。そして、参照情
報204メモリにあるシーケンス番号をRefSN、候補
シーケンス番号をCanSN(n)とすると、 CanSN(1)=RefSN+((W−)<<4) CanSN(2)=RefSN+((W−)+1)<<4) CanSN(n)=RefSN+((W+)<<4) (n=((W+)−(W−)+1)) となる。
【0055】上記の例では、10%の誤差の場合につい
て説明しているがが、実際は、誤差については網の特性
に応じて定めればよく、本発明においては、この誤差の
決め方について特に限定しない。
【0056】具体的に、経過時間1秒、パケット受信間
隔10msの場合、 W+=int((1000/1.1)×(10/16)) =int(5.68)=5 W−=int((1000/0.9)×(10/16)) =int(6.94)=6 ここで、参照情報メモリ204内にあるSNが15であ
った場合、 CanSN(1)=15+5<<4=85 CanSN(2)=15+6<<4=111 となる。
【0057】したがって、候補SN決定部208は、上
記値をヘッダ修復部209に出力する。ヘッダ修復部2
09は、受信した圧縮ヘッダのSNの一部と、候補シー
ケンス番号を用いてヘッダを復元し、復元されたヘッダ
を第2誤り検出部210に出力する。第2誤り検出部2
10では、復元されたヘッダに対して誤り検出を行う。
誤り検出結果はセレクタ211に出力される。
【0058】誤り検出処理は、候補SN決定部208で
決定された候補の数だけ実行する。セレクタ211で
は、第1誤り検出部205の検出結果がOKであれば、
ヘッダ復元部203で得られたヘッダをパケット構成部
212に出力すると共に、参照情報メモリ204に出力
する。
【0059】第1誤り検出部205の検出結果がNGの
場合、第2誤り検出部210で得られた検出結果のう
ち、どれか1つだけ誤りがなかった場合は、その誤りが
なかったヘッダをパケット構成部212に出力すると共
に、参照情報メモリ204に出力する。また、第2誤り
検出部210で得られた検出結果のうちすべてNGであ
った場合には、パケット構成部212や参照情報メモリ
204には何も出力しない。同様に、第2誤り検出部2
10で得られた検出結果のうち複数の検出結果がOKの
場合(複数のヘッダに対して誤りがなかった)にもパケ
ット構成部212や参照情報メモリ204には何も出力
しない。
【0060】パケット構成部212では、セレクタ21
1から出力されたヘッダ情報をペイロードデータに合成
してパケットデータとし、このパケットデータをIPパ
ケット処理部104に出力する。また、セレクタ211
から出力されたヘッダ情報は、参照情報メモリ204に
蓄積される。
【0061】このように、本実施の形態に係るヘッダ圧
縮パケット受信においては、伝送エラー発生時に修復に
使用するシーケンス番号の候補数を少なくとも一つにし
ている。このシーケンス番号の候補数は、パケット受信
間隔に基づいて決定している。このため、パケット受信
間隔に応じて、修復に使用するシーケンス番号の候補数
が変動するようになっている。したがって、パケット受
信間隔が変動し、経過期間が長くなったとしても、それ
に応じて修復に使用するシーケンス番号の候補数が多く
なるので、受信パケットを正しく復元できる可能性を向
上させることができ、廃棄するパケット数を抑制するこ
とができる。
【0062】また、候補数の決定を経過時間に応じて行
うことにより、修復に使用するシーケンス番号の候補数
が変動するので、ヘッダ修復のための冗長な処理量の増
加を抑制することができる。
【0063】本発明に係るヘッダ圧縮パケット受信装置
は、無線受信端末装置や無線送受信端末装置のような通
信端末装置に搭載することが可能である。これにより、
ヘッダ圧縮パケットの伝送において受信性能を向上させ
ることができる。
【0064】本発明は上記実施の形態に限定されず、種
々変更して実施することが可能である。例えば、上記実
施の形態で使用した具体的数値についてはこれに限定さ
れず、種々変更して実施することが可能である。
【0065】また、上記実施の形態においては、ヘッダ
圧縮パケットの受信装置として説明しているが、ソフト
ウエアによる実現も可能である。すなわち、ROMなど
の書き込み可能な記録媒体に本発明の方法を実現するプ
ログラムを記憶させておき、この記憶させたプログラム
をCPUにて処理させるようにすることができる。さら
に、このソフトウエアを記録媒体から読み出してコンピ
ュータで実現することも可能である。このように本発明
のヘッダ圧縮パケット受信装置をソフトウエアで構成し
てもハードウエアで構成した場合と同様の効果を発揮す
ることができる。また、マイクロコンピュータやパーソ
ナルコンピュータなどにより前述のヘッダ圧縮パケット
の受信方法を容易に実現することが可能となる。
【0066】また、上記実施の形態では、ヘッダ復元後
のヘッダの誤りを検出する第1誤り検出部とヘッダ修復
後のヘッダの誤りを検出する第2誤り検出部を設けた場
合について説明しているが、第1及び第2誤り検出部を
兼用するような構成にしても良い。これにより、ハード
規模を小さくすることが可能となる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヘッダ圧
縮パケットの受信技術において、伝送エラー発生時に修
復するためのシーケンス番号の候補数を1つ以上にする
ことにより、受信パケットを正しく復元できる可能性を
向上させることができる。また、候補数の決定を経過時
間に応じて行うことにより、ヘッダ修復のための冗長な
処理量の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット
受信装置を備えた無線通信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態に係るヘッダ圧縮パケット
受信装置の構成を示すブロック図
【図3】パケットデータの構成を示す図
【図4】ロバストヘッダ圧縮のパケットの種類を示す図
【図5】伝送エラーがない場合のロバストヘッダ圧縮の
データ伝送を示すシーケンス図
【図6】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧
縮のデータ伝送において、伝送エラーの影響が伝播しな
い状態を説明するためのシーケンス図
【図7】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧
縮のデータ伝送において、伝送エラーの影響が伝播する
状態を説明するためのシーケンス図
【図8】伝送エラーが発生した場合のロバストヘッダ圧
縮のデータ伝送において、連続してパケットが欠落した
状態を説明するためのシーケンス図
【符号の説明】
101 アンテナ 102 無線受信部 103 ヘッダ圧縮パケット復元部 104 IPパケット処理部 105 UDPパケット処理部 106 RTPパケット処理部 107 メディア復号部 108 メディア出力部 201 パケット受信部 202 パケット情報分離部 203 ヘッダ復元部 204 参照情報メモリ 205 第1誤り検出部 206 タイマ 207 パケットカウンタ 208 候補SN決定部 209 ヘッダ修復部 210 第2誤り検出部 211 セレクタ 212 パケット構成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 秋弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 畑 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA08 JA05 JL01 MB12 MB13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮されたヘッダを含む情報を復元する
    ヘッダ復元手段と、復元されたヘッダの誤りを検出する
    誤り検出手段と、誤りが検出された場合に、以前に正し
    く前記情報を受信してから現在の前記情報を受信するま
    での時間及び情報受信間隔を基に、誤りが検出されたヘ
    ッダを復元するヘッダ修復手段と、を具備することを特
    徴とするヘッダ圧縮パケット受信装置。
  2. 【請求項2】 シーケンス番号の一部を含む圧縮された
    ヘッダを有するパケットを受信する受信手段と、前記圧
    縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とか
    ら圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元手段と、復
    元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出す
    る誤り検出手段と、シーケンス番号に誤りが検出された
    場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパ
    ケットを受信するまでの時間及びパケット受信間隔に応
    じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケ
    ンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定手段
    と、前記候補シーケンス番号決定手段により決定された
    シーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダを
    復元するヘッダ修復手段と、を具備することを特徴とす
    るヘッダ圧縮パケット受信装置。
  3. 【請求項3】 候補シーケンス番号決定手段は、以前に
    正しくパケットを受信してから現在のパケットを受信す
    るまでの時間を計測するタイマと、単位時間あたりの受
    信パケット数を計測する受信パケットカウンタと、を具
    備し、前記圧縮されたヘッダに含まれるシーケンス番号
    の一部、前記タイマからの時間、及び前記受信パケット
    カウンタの数から少なくとも一つのシーケンス番号候補
    を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のヘッダ圧縮パケット受信装置。
  4. 【請求項4】 誤り検出手段は、ヘッダ修復手段によっ
    て修復されたヘッダの誤りを検出することを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のヘッダ圧縮パ
    ケット受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のヘッダ圧縮パケット受信装置を備えたことを特徴とす
    る通信端末装置。
  6. 【請求項6】 シーケンス番号の一部を含む圧縮された
    ヘッダを有するパケットを受信する受信工程と、前記圧
    縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した参照情報とか
    ら圧縮前のヘッダ情報を復元するヘッダ復元工程と、復
    元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出す
    る誤り検出工程と、シーケンス番号に誤りが検出された
    場合に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパ
    ケットを受信するまでの時間及びパケット受信間隔に応
    じて、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケ
    ンス番号候補を決定する候補シーケンス番号決定工程
    と、前記候補シーケンス番号決定工程において決定され
    たシーケンス番号候補を用いて誤りが検出されたヘッダ
    を復元するヘッダ修復工程と、を具備することを特徴と
    するヘッダ圧縮パケット受信方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータに、シーケンス番号の一部
    を含む圧縮されたヘッダを有するパケットを受信する手
    順と、前記圧縮されたヘッダ情報とあらかじめ受信した
    参照情報とから圧縮前のヘッダ情報を復元する手順と、
    復元されたヘッダにおけるシーケンス番号の誤りを検出
    する手順と、シーケンス番号に誤りが検出された場合
    に、以前に正しくパケットを受信してから現在のパケッ
    トを受信するまでの時間及びパケット受信間隔に応じ
    て、ヘッダの修復に使用する少なくとも一つのシーケン
    ス番号候補を決定する手順と、前記候補シーケンス番号
    決定手順で決定されたシーケンス番号候補を用いて誤り
    が検出されたヘッダを復元する手順と、を実行させるた
    めのヘッダ圧縮パケット受信プログラム。
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