JP2002156703A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

Info

Publication number
JP2002156703A
JP2002156703A JP2000350107A JP2000350107A JP2002156703A JP 2002156703 A JP2002156703 A JP 2002156703A JP 2000350107 A JP2000350107 A JP 2000350107A JP 2000350107 A JP2000350107 A JP 2000350107A JP 2002156703 A JP2002156703 A JP 2002156703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
optical system
illumination
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000350107A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Sato
能久 佐藤
Satoshi Miyasaka
聡 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000350107A priority Critical patent/JP2002156703A/ja
Publication of JP2002156703A publication Critical patent/JP2002156703A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】高いコントラストの画像を得られる投射型表示
装置を提供する。 【解決手段】照明光を出射する光源2と、入力される画
像情報に基づいて入射される照明光を変調して出射する
光変調手段としての液晶パネル22R,22G,22B
と、光源2からの照明光を液晶パネル22に入射させる
照明光学系と、液晶パネル22から出射される照明光を
投射する投射光学系28とを有し、照明光のうち、液晶
パネル22の光学特性に基づく特定の角度成分の光を選
択的に遮光する遮光手段としての遮光板50を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、液晶プ
ロジェクター等の投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光源から出力された光を、たとえば、液
晶パネルによって光変調して画像光を生成し、この画像
光をスクリーンなどに拡大して投射する液晶プロジェク
ターが知られている。図18は、液晶プロジェクターの
光学系の構成の一例を示す図である。図18において、
液晶プロジェクター101は、光源102と、照明光学
系103と、偏光子としての偏光板104と、液晶パネ
ル105と、検光子としての偏光板106と、投射光学
系107とを有する。光源102からの光は、照明光学
系103によって液晶パネル105に入射させられる。
液晶パネル105の手前に配置された偏光板104は、
入射された照明光から一定方向の直線偏光を選択し、液
晶パネル105に出力する。液晶パネル105には、映
像信号が印加され、液晶パネル105はこの映像信号に
したがって入射された直線偏光の偏光方向を回転させ、
光変調を行う。液晶パネル105の後方に配置された偏
光板106は、液晶パネル105により変調された光を
検光する。偏光板106を通過した光は、投射光学系1
07に入射し、液晶パネル105の像をスクリーン10
8に投影する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な液晶プロジェクターに備わる液晶パネルは、照明光学
系から液晶パネルに入射される照明光の入射角度(入射
角、方位角)によって、検光子としての偏光板を通過す
る光の量が光軸に関して偏った分布をもつ、いわゆるコ
ントラスト特性を有していることが知られている。この
液晶パネルのコントラスト特性は、液晶パネルに垂直に
入射されない特定の入射角度(入射角、方位角)の直線
偏光を楕円偏光に変える液晶パネルの特性によって生じ
る。また、液晶パネルのコントラスト特性は、液晶パネ
ルの液晶分子を配向させる配向プロセスにおけるラビン
グ処理のラビング方向によって決まる。
【0004】図19は、液晶パネルのコントラスト特性
の一例を示す図であり、図20はコントラスト特性の測
定条件を説明するための図である。なお、液晶パネル
は、ツイスト角が90°のTN(Twisted Nematic) 液晶
パネルである。液晶パネルのコントラストは、図20に
示すように、液晶パネル105の一方面側に配置された
光源102から一定の光強度をもつ光を測定位置Pに出
射し、光源102と測定位置Pとを結ぶ直線上にある観
察位置Poにおいて液晶パネル105を白表示および黒
表示にした場合の光強度をそれぞれ測定し、測定された
光強度の比からコントラストを求める。
【0005】このとき、液晶パネル105のパネル面
(X−Y平面)上の測定位置Pと観察位置Poとを結ぶ
直線と測定位置Pにたてた法線(Z軸)とがなす角度を
入射角θと規定し、Z軸および観察位置Poを通る平面
のY軸からの回転角度を方位角φaと規定する。上記の
入射角θを、たとえば、0〜10度の範囲、方位角φa
を0〜360度の範囲で観察位置Poを変えてコントラ
ストを測定した結果が図19に示す液晶パネルのコント
ラスト特性である。図19において、円周方向が方位角
φaを示しており、半径方向が入射角θを示しており、
入射角θが0度である中心付近の領域Aのコントラスト
が最大となっている。また、コントラストは、方位角φ
aに特に依存しており、方位角φaが大体180〜36
0度の範囲でコントラストが低下している。
【0006】このように、従来の液晶プロジェクターに
おいては、液晶パネルが上記したようなコントラスト特
性をもつため、黒色の画像情報を与えたときに、液晶パ
ネルで変調された光は検光子によりすべて吸収されず
に、一部の光が検光子から漏れる。このため、スクリー
ンに投射された画像は、本来の「黒色」ではなくなり、
液晶プロジェクターによって投射された映像のコントラ
ストが低下するという不利益が存在した。
【0007】本発明は、上述の問題に鑑みて成されたも
のであって、高いコントラストの画像を得られる投射型
表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の投射型表示装置
は、照明光を出射する光源と、入力される画像情報に基
づいて入射される照明光を変調して出射する光変調手段
と、前記光源からの照明光を前記光変調手段に入射させ
る照明光学系と、前記光変調手段から出射される照明光
を投射する投射光学系と、を有する投射型表示装置であ
って、前記照明光のうち、前記光変調手段の光学特性に
基づく特定の角度成分の光を選択的に遮光する遮光手段
を有する。
【0009】前記遮光手段は、前記照明光のうち、黒色
表示状態の前記光変調手段を透過可能な角度成分の光の
少なくとも一部を選択的に遮光する。
【0010】前記遮光手段は、前記投射光学系の光路に
配置されている。
【0011】前記遮光手段は、前記照明光学系の光路に
配置する構成を採用することもできる。
【0012】前記遮光手段は、好適には、前記照明光の
入射位置に応じて選択的に光を遮光する遮光部をもつ遮
光部材を有する。
【0013】具体的には、前記遮光部材は、光軸に関し
て非対称な形状の光を透過する開口部をもつ。
【0014】前記遮光部材は、前記投射光学系または前
記照明光学系の瞳位置またはその近傍に配置されてい
る。
【0015】前記遮光部材の開口部の面積が可変となっ
ている構成を採用することも可能である。
【0016】前記遮光手段は、前記照明光の波長および
入射位置に応じて選択的に光を遮光する光学フィルター
を有する構成とすることも可能である。
【0017】本発明では、照明光のうち、光変調手段の
光学特性に基づく特定の角度成分の光を選択的に遮光す
る。この特定の角度成分の光は、黒色表示状態の光変調
手段を透過可能な角度成分の光である。本発明では、黒
色の画像を表示する光変調手段を透過可能な漏光成分を
遮光することで、画像のコントラストが向上する。ま
た、特定の角度成分の光が選択的に遮光されるので、投
射光学系を通じて投射される光の輝度の低下が最小限に
抑制される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。第1実施形態 図1は、本発明の投射型表示装置の一実施形態に係る液
晶プロジェクターの光学系の構成を示す図である。図1
において、液晶プロジェクター1は、光源部2、光学フ
ィルター3、反射ミラー4、インテグレータ光学系8、
集光レンズ9、ダイクロイックミラー10R、10G、
反射ミラー11,12,13、集光レンズ20R,20
G,20B、偏光板21R,21G,21B、液晶パネ
ル22R,22G,22B、偏光板23R,23G,2
3B、ダイクロイックプリズム25、投射光学系28、
リレーレンズ30,31、遮光板35等から構成され
る。
【0019】光源部2は、放電ランプ2aおよび反射集
光鏡2bから構成されており、この放電ランプ2aから
出射された光を反射集光鏡2bが集光してインテグレー
タ光学系8に向けて出射する。
【0020】光学フィルター3は、光源部2から出射さ
れた照明光Lに含まれる赤外線領域および紫外線領域の
不要な光を除去する。反射ミラー4は、光学フィルター
3を通過した照明光Lをインテグレータ光学系8に向け
て反射する。
【0021】インテグレータ光学系8は、複数のレンズ
がアレイ状に配列された第1のマルチレンズアレイ(M
LA)5、第2のマルチレンズアレイ(MLA)6およ
び偏光変換素子7により構成されている。第1のMLA
5は、光源部2からの照明光Lを複数に分割し、それら
の光学像を第2のMLA6の光入射面近傍に配置させ
る。第2のMLA6は、第1のMLA5による分割光源
像を、液晶パネル22R,22G,22Bの照明光とし
て入射可能となるように偏光変換素子7に入射させる。
偏光変換素子7は、たとえば、短冊状に配列された偏光
ビームスプリッタと、これに対応して間欠的に設けられ
た位相差板から構成され入射した照明光LのP偏光成分
をS偏光成分に変換し、全体としてS偏光成分を多く含
む偏光方向の揃えられた照明光を出力する。
【0022】集光レンズ9は、インテグレータ光学系8
を通過した照明光Lが液晶パネル22R,22G,22
Bにおいて重ね合わされるように集光する。
【0023】ダイクロイックミラー10Rは、集光レン
ズ9を通過した偏光方向の揃えられた照明光Lの光軸に
対して45度傾斜しており、照明光Lのうち、赤色の波
長領域の光LR のみ反射ミラー11に向けて反射し、そ
の他の波長域の光LGBを透過する。
【0024】反射ミラー11は、ダイクロイックミラー
10Rで反射された光LR の光軸に対して45度傾斜し
ており、光LR を集光レンズ20Rに向けて反射する。
【0025】ダイクロイックミラー10Gは、ダイクロ
イックミラー10Rを透過した光LGBの光軸に対して4
5度傾斜しており、ダイクロイックミラー10Rを透過
した光LGBのうち緑色の波長域の光LG のみを集光レン
ズ20Gに向けて反射し、その他の波長域(青色の波長
域)の光LB を透過する。
【0026】リレーレンズ30および31は、青色の波
長域の光LB のダイクロイックミラー10Gから液晶パ
ネル22Bまでの光路長が比較的長いため、光路途中で
青色光LB を結像しなおすために設けられている。ダイ
クロイックミラー10Gを通過した青色光LB は、リレ
ーレンズ30および31を通過し、反射ミラー13によ
って集光レンズ20Gに向けて反射される。
【0027】各集光レンズ20R,20G,20Bおよ
び液晶パネル22R,22G,22Bは、立方体形状の
ダイクロイックプリズム25の3つの側面に対して所定
の位置にそれぞれ配置されている。また、液晶パネル2
2R,22G,22Bの入射側と出射側には、偏光子と
しての偏光板21R,21G,21Bと、検光子として
の偏光板23R,23G,23Bがそれぞれ平行に配置
されている。偏光板21R,21G,21Bは、集光レ
ンズ20R,20G,20Bの出射側にそれぞれ固定さ
れており、偏光板23R,23G,23Bはダイクロイ
ックプリズム25の入射側の3面にそれぞれ固定されて
いる。
【0028】液晶パネル22R,22G,22Bは、印
加される赤色、緑色、青色の三原色に対応する映像信号
によって、集光レンズ20R,20G,20Bを通じて
入射する各色光LR ,LG ,LB の強度を変調する。す
なわち、偏光板21R,21G,21Bを透過した所定
の偏光方向の色光LR ,LG ,LB は、液晶パネル22
R,22G,22Bに印加された映像信号に基づき、偏
光面が回転する。偏光面の回転を受けた光の所定の偏光
成分が、偏光板23R,23G,23Bを透過し、ダイ
クロイックプリズム25に入射される。
【0029】ダイクロイックプリズム25は、たとえ
ば、複数のガラスプリズムを接合することによって構成
されており、各ガラスプリズムの接合面には、所定の光
学特性を有する干渉フィルタ25a,25bが形成され
ている。干渉フィルタ25aは、青色光LB を反射し、
赤色光LR および緑色光LG ,を透過する。干渉フィル
タ25bは、赤色光LR を反射し、緑色光LG および青
色光LB を透過する。したがって、液晶パネル22R,
22G,22Bによって変調された各色光LR ,LG ,
LB は、合成されて投射光学系28に入射する。
【0030】投射光学系28は、たとえば、ダイクロイ
ックプリズム25から入射された映像光をスクリーン等
の投影面に、向けて投射する。スクリーンには、カラー
映像が映し出される。
【0031】上記の液晶パネル22R,22G,22B
には、たとえば、ツイスト角が90°のTN液晶パネル
が用いられる。また、液晶の配向方向は、たとえば、液
晶パネルの基準軸に対して45°方向に傾いている。こ
れら液晶パネル22R,22G,22Bは、上述したよ
うに、光の入射角度(入射角、方位角)によって、検光
子としての偏光板23R,23G,23Bを通過する光
の量が偏った分布をもつコントラスト特性を有してい
る。このため、黒色の画像を表示させたときに、検光子
としての偏光板23R,23G,23Bから漏れる光が
存在し、スクリーンに投射された画像のコントラストが
低下する。また、液晶パネル22R,22G,22Bの
コントラスト特性は、入射する光の波長によって変化す
る波長依存性をもつことが知られている。特に、青色光
LB が入射する液晶パネル22Bのコントラストが低下
することが知られている。すなわち、黒色の画像を表示
させたときに、検光子としての偏光板23R,23G,
23Bから漏れる光の大部分が青色光LB である。この
ため、スクリーンに黒色の画像を表示させても、画像が
青みがかった黒となる。
【0032】本実施形態では、このコントラストの低下
を抑制するために、図1に示したように、遮光板35を
リレーレンズ31の入射側に設けて、青色光LB のう
ち、スクリーンに黒色の画像を表示させた際に、偏光板
23Bを通過してしまう漏光成分を遮光する。たとえ
ば、液晶パネル22Bのコントラスト特性が、図19に
おいて説明したコントラスト特性と同様の特性を有して
いる場合には、方位角φaが約180〜360度の方向
から入射する青色光LB に偏光板23Bを通過してしま
う漏光成分が多く含まれる。したがって、方位角φaが
約180〜360°の方向から入射する青色光LBを選
択的に遮光し、液晶パネル22Bに入射させないことに
より、スクリーンに投射される画像のコントラストの低
下を防ぐことができる。
【0033】また、遮光板35をリレーレンズ31の入
射側に設けるのは、リレーレンズ31の位置に光学系の
瞳位置が形成されるためである。光学系の瞳位置に遮光
板35を配置することにより、青色光LB の角度分布を
制御(制限)することが可能になる。逆に、遮光板35
を瞳位置またはその近傍に配置しないと、青色光LBの
角度分布を制御(制限)することができず、コントラス
トを低下させる漏光成分を選択的に除去することはでき
ない。
【0034】図2は、液晶プロジェクター1の青色光L
B の通過する光学系に対する遮光板35の配置関係を示
す図である。図2において、第1のMLA5および第2
のMLA6を通過した青色光LB は、集光レンズ9、リ
レーレンズ30,31および集光レンズ20Bを通過し
て液晶パネル22Bに到達する。このとき、第2のML
A6を通過した青色光LB は、様々な入射角θ、方位角
φaで液晶パネル22Bに入射する。液晶パネル22B
に入射する青色光LB のうち、方位角φaが約180〜
360°の青色光LB は、図2において、第2のMLA
6の光軸LA に関して下側から出射される光である。
【0035】このため、本実施形態では、図2に示すよ
うに、遮光板35をリレーレンズ31の光軸LA に関し
て上側に配置し、第2のMLA6の光軸LA に関して下
側から出射される光を遮光する。
【0036】図3は遮光板35のリレーレンズ31に対
する具体的な配置を示す図である。遮光板35は、矩形
状の板材から構成されており、遮光板35の下端部がリ
レーレンズ31の上端部から距離dの位置に配置されて
いる。この距離dは、液晶パネル22Bのコントラスト
特性や、スクリーンに表示される画像に必要な輝度等の
条件から適宜決定される。
【0037】上記のように、画像のコントラストを低下
させる液晶パネル22Bに入射する青色光LB の特定の
角度成分を遮光板35によって選択的に遮光することに
より、黒色の画像を表示させたときに、検光子としての
偏光板23Bから漏れる光を低減できる。この結果、画
像のコントラストを向上させることができる。たとえ
ば、青色光LB のうち、液晶パネル22Bに垂直ではな
く、角度をもって入射する成分を、円形開口をもつ絞り
を用いて一律に制限(減少)させるこおにより、画像の
コントラストを向上させることが可能であるが、コント
ラストを低下させない成分まで制限してしまうことにな
り、画像の輝度の低下量が大きくなるが、本実施形態で
は、液晶パネル22Bに角度をもって入射する成分のう
ち、特定の分布の成分を選択的に遮光するので、画像の
輝度の低下を最小限に抑えつつ画像のコントラストを向
上させることができる。
【0038】なお、本実施形態では、遮光板35の形状
を矩形状としたが、これに限らず、液晶パネル22Bの
コントラスト特性に応じて形状を変形することができ
る。また、本実施形態では、遮光板35により、青色光
LB の一部を完全に遮光する構成としたが、減衰板を用
いて青色光LB の一部を減衰させる構成とすることも可
能である。また、本実施形態では、遮光板35をリレー
レンズ31の入射側に配置したが、リレーレンズ31の
出射側に配置してもよい。あるいは、遮光板35をリレ
ーレンズ31の両側に配置する構成を採用することも可
能である。
【0039】第2実施形態 図4は、本発明の投射型表示装置の第2の実施形態に係
る液晶プロジェクターの光学系の構成を示す図である。
図4に示す液晶プロジェクター200は、基本的には、
上述した第1の実施形態に係る液晶プロジェクター1と
同様の構成であり、同一構成部分については同一の符号
を付している。本実施形態に係る液晶プロジェクター2
00と、第1の実施形態に係る液晶プロジェクター1と
の間で異なる構成は、本実施形態に係る液晶プロジェク
ター200は照明光学系に遮光板35を備えておらず、
代わりに、投射光学系28に遮光板50を備えている点
である。
【0040】上記の液晶パネル22R,22G,22B
には、画像の輝度向上のため、たとえば、図5に示すよ
うな構成のマイクロレンズアレイが用いられることが知
られている。図5に示すように、マイクロレンズアレイ
71は、たとえば、10μm程度のピッチでマイクロレ
ンズ71aが液晶パネルの各画素に対応して配列された
ものであり、液晶パネルの液晶層70に対して照明光学
系側に配置される。各マイクロレンズ71aは、照明光
学系から入射する照明光を集光して液晶層70に入射さ
せることにより、液晶層70を通過した光は、各画素7
2間に存在するトランジスタ配線部72aを避けて通過
し、トランジスタ配線部72aによって遮光されない。
このため、液晶パネルから出射される光の輝度がトラン
ジスタ配線部72aにより低下するのを防ぐことができ
る。
【0041】上記のようなマイクロレンズアレイ71を
備える液晶パネルを用いると、液晶パネルに入射する光
は、角度分布がマイクロレンズ71aによって変化す
る。このため、上述した第1の実施形態のように、照明
光学系において遮光板35を用いて青色光LB の角度分
布を制御しても、液晶パネルにおいて角度分布が変わる
ため、画像のコントラストを低下させる角度成分の光が
発生してしまい、遮光板35の効果が十分に得ることが
できなくなる。
【0042】このため、本実施形態では、照明光の角度
分布を制御するための遮光板50を投写光学系28に設
けている。遮光板50の投写光学系28における配置
は、投写光学系28の瞳位置またはその近傍である。結
像光学系においては、像から出射される光輝度の分布
は、光学系の瞳位置での空間分布に一致する。すなわ
ち、瞳位置における、光線の遮光板50を通過した断面
形状と、液晶パネルに入射する光の角度分布の形状とを
相似形もしくは略相似形とするためである。
【0043】たとえば、図6に示すように、レンズ80
による結像関係を考えると、レンズ80の瞳位置に開口
部81aをもつ遮光板81を配置することにより、光の
角度分布を制御することができる。図7に示すように、
円形の開口部81aをもつ遮光板81を瞳位置に置く
と、像に入射する角度分布は円形となり、図8に示すよ
うに、矩形状の開口部81aをもつ遮光板81を瞳位置
に置くと、像に入射する光の角度分布は矩形状となる。
【0044】上記の原理を利用して、投写光学系28の
瞳位置またはその近傍に所定形状の開口部をもつ遮光板
50を配置することにより、液晶パネル22R,22
G,22Bに入射する光の角度分布を簡易に制御するこ
とができる。本実施形態では、液晶パネル22R,22
G,22Bのコントラスト特性に応じて、投写光学系2
8に配置する遮光板50の開口部の形状を設定する。
【0045】ここで、液晶プロジェクター200におけ
る投写光学系28に配置する遮光板50の開口部の形状
を決定するために、液晶パネル22R,22G,22B
のコントラスト特性を測定する方法について説明する。
上述した第1の実施形態では、液晶パネルに光が入射さ
れる前の照明光学系の光路において光の一部を遮光する
構成としたが、実際に照明光のうちどの光がコントラス
トを低下させているのかを正確に測定するのは困難であ
る。すなわち、遮光すべき光の正確な特定は難しい。一
方、本実施形態では、投写光学系28に遮光板50を配
置する構成としているので、黒色表示状態の液晶パネル
を通過する光がコントラストを低下させる光であるの
で、比較的正確に測定することが可能である。
【0046】コントラストを低下させる特定の入射角お
よび方位角の成分の光の測定は、液晶パネル22R,2
2G,22Bの直後にピンホールを配置し、このピンホ
ールからの出射光の像の輝度分布を測定することにより
行う。また、ピンホールからの出射光の像の輝度分布
が、照明光の入射角、方位角の輝度分布に対応する。な
お、測定した液晶パネルは、ツイスト角が90°のTN
(Twisted Nematic)液晶パネルであり、液晶の配向方向
が液晶パネルの基準軸に対して45°方向に傾いている
ものである。
【0047】図9は、液晶パネルを白表示状態にしたと
きの、ピンホールからの出射光の像の輝度分布の一例を
示す図である。図9において、領域R1が高い輝度の分
布を示しており、この輝度分布は光軸Laを中心に同心
円状となっている。すなわち、方位角に依存しない分布
となっている。
【0048】図10は、図9において使用した液晶パネ
ルを黒表示状態にしたときの、ピンホールからの出射光
の像の輝度分布の一例を示す図である。図10におい
て、領域R2が高い輝度の分布を示しており、主に、光
軸Laに関して輝度が下側に偏っている。また、領域R
2は左右対称である。この偏った輝度分布が存在しなけ
れば、画像のコントラストが向上する。この高い輝度分
布の光が、コントラストを低下させる入射角および方位
角をもつ光である。
【0049】図11は、図9に示した輝度と、図10に
示した輝度との比を示した図であり、これがコントラス
トの分布である。図11に示す領域R3がコントラスト
が高く、光軸に関して下側はコントラストが低い領域で
ある。この液晶パネル場合には、方位角でいうと大体1
80°〜360°の部分が画像のコントラストを低下さ
せることが分かる。
【0050】上記の測定結果に基づいて、たとえば、図
12および図13に示す形状の遮光板50を製作した。
図12に示す遮光板50は、円板状の遮光板の所定位置
に扇形の開口部50aを有しており、この開口部50a
の形成位置は、図10に示した領域R2の位置に略対応
している。
【0051】図13に示す遮光板50は、図12に示し
た遮光板50の扇形の開口部50aよりも面積の大きい
開口部50bを有している。この開口部50bの形成位
置は、図10に示した領域R2の位置に略対応している
とともに、領域R2の外形に略対応している。
【0052】図12および図13に示した形状の遮光板
50をそれぞれ用いて、液晶プロジェクター200の画
像のコントラストを測定した。この結果を表1に示す。
表1において、図12に示した遮光板50を異形絞り
、図13に示した遮光板50を異形絞りとしてい
る。また、比較のため、図14に示すような、略円形の
開口部90aをもつ円形絞り90を投射光学系28の瞳
位置に配置した場合のコントラストの測定結果および絞
りを配置しない場合のコントラストの測定結果をあわせ
て示す。なお、円形絞り90は、開口部90aの面積が
可変となっており、この開口部90aの面積を、異形絞
りおよび異形絞りを用いたときの画像の明るさ(輝
度)の低下量とそれぞれ同じになるように調整した。
【0053】
【表1】
【0054】表1から分かるように、絞りを設けると、
絞りが無い場合に比べて、画像の明るさ(輝度)が低下
するが、いずれの場合も絞りが無い場合よりもコントラ
ストが向上する。
【0055】また、図12に示した異形絞りを用いた
場合には、円形絞り90を用いた場合と同様の明るさの
低下量であっても、コントラストの向上率が大幅に高い
ことがわかる。円形絞り90を用いると、特定の入射
角、方位角の光が一律に遮光されコントラストを低下さ
せる光とともに、コントラストを低下させない光も遮光
するためコントラストの向上率が比較的低い。一方、異
形絞りを用いると、円形絞り90と同じ光量を遮光し
ても、コントラストを低下させる光を選択的に遮光する
ことができるため、コントラストの向上率をより高くす
ることができる。
【0056】異形絞りを用いた場合と、異形絞りを
用いた場合を比較すると、図10に示した領域R2の外
形に略一致させた異形絞りのほうが、大幅にコントラ
ストが向上するが、開口部の面積が大きい分明るさの低
下も大きい。これらのことから、コントラストの向上率
をより高くするためには、遮光板の遮光部の形状および
大きさを液晶パネルのコントラスト特性の分布形状でき
るだけ近づけたほうがよいが、遮光部が大きすぎると液
晶プロジェクター200の画像の明るさが低下してしま
う。このコントラストの向上率と明るさの低下の関係は
測定結果からわかるので、測定した画像の明るさとコン
トラストとのトレードオフから遮光板50の開口部およ
び遮光部の形状、面積を適宜決定することが可能とな
る。
【0057】以上のように、本実施形態によれば、投射
光学系28に光軸に関して非対称な形状の開口部をもつ
遮光板50を設けて、液晶パネル22R,22G,22
Bを通過した光のうち、画像のコントラストを低下させ
る角度成分の光を選択的に遮光することにより、大幅に
画像のコントラストを向上させることができる。また、
本実施形態によれば、画像のコントラストを低下させる
角度成分の光を選択的に遮光することができるので、円
形開口の絞りの場合とくらべて、画像の明るさの低下を
抑制することができる。
【0058】また、本実施形態によれば、投射光学系2
8に遮光板50を設けるため、黒色表示状態の液晶パネ
ル22R,22G,22Bから漏れる光を正確に測定す
ることができ、この測定結果に合わせて遮光板50を設
計することにより、コントラストの調整を精度良く行う
ことが可能になる。
【0059】さらに、本実施形態によれば、投射光学系
28の絞りに変更を加えるだけで、照明光学系等の他の
構成に一切変更を加えなくてもよいため、簡易に実施が
可能である。また、一般に、投射光学系28のレンズ
は、液晶プロジェクター内部の照明光学系とは独立して
いるため、たとえば、既存の投射光学系28のレンズを
絞り付きレンズに交換するだけで、必要に応じて液晶プ
ロジェクターのコントラストと明るさを適宜選択するこ
とができる。
【0060】また、本実施形態では、遮光板50の開口
部の面積を一定とする構成としたが、たとえば、図15
に示すように、遮光板50の開口部50aの面積を変更
可能な構成としてもよい。この場合には、投射光学系2
8のレンズを交換することなく、必要に応じてコントラ
ストと明るさを調整することが可能となる。
【0061】また、本実施形態では、遮光板50を投射
光学系28の瞳位置近傍に配置する構成としたが、投射
光学系28がズームレンズを有する場合には、瞳位置は
変化する。この場合には、遮光板50をズームレンズの
ズーム比の変化に応じて、瞳位置近傍に位置するように
連動させる構成とすることができる。
【0062】第3実施形態 図16は、本発明の投射型表示装置の第3の実施形態に
係る液晶プロジェクターに用いる遮光板の構造を示す図
である。上述した第2の実施形態に係る液晶プロジェク
ターの液晶パネルは、液晶の配向方向が液晶パネルの基
準方向に対して45°の角度で傾斜したものであった。
配向方向が液晶パネルの基準方向に対して45°の角度
で傾いていると、たとえば、図10に示したように、液
晶パネルのコントラスト特性が左右対称となっている。
このため、図4に示した液晶プロジェクターの光学系の
反射ミラー4、ダイクロイックミラー10R,10G、
反射ミラー11,12,13、干渉フィルタ25a,2
5bにおいて、光が反射されて各色の照明分布が左右が
反転しても、投射光学系28に設けた遮光板50の位置
では、各色のコントラスト特性は重なる。
【0063】すなわち、赤色光は、反射ミラー4、ダイ
クロイックミラー10R、反射ミラー11および干渉フ
ィルタ25bで反射され、緑色光は反射ミラー4、ダイ
クロイックミラー10Gで反射され、青色光は反射ミラ
ー4、反射ミラー12、13および干渉フィルタ25a
で反射されるため、投射光学系28に設けた遮光板50
の位置では、各色のコントラスト特性は重なる。このた
め、各色のコントラスト特性に対して、共通の形状の遮
光板50がコントラストの向上を図る上で有効となる。
【0064】一方、液晶パネルの仕様によっては、液晶
の配向方向が液晶パネルの縦方向または横方向に沿った
場合もある。このような液晶パネルの場合には、液晶パ
ネルのコントラスト特性が左右対称にはならず、図10
に示したコントラスト特性が回転する。コントラスト特
性が左右対称でない液晶パネルを、図4に示した液晶プ
ロジェクターの光学系に用いると、投射光学系28に設
けた遮光板50の位置において各色のコントラスト特性
は重ならない。たとえば、図10に示したコントラスト
特性が90°回転した液晶パネル、すなわち、コントラ
スト特性が上下で対称の液晶パネルを図4に示した液晶
プロジェクター200の光学系に用いた場合には、投射
光学系28に設けた遮光板50の位置において緑色光と
青色光のコントラスト特性は重なるが、赤色光のコント
ラスト特性は重ならない。
【0065】したがって、緑色光および青色光に対して
は同じ形状の遮光板を用いてコントラストを低下させる
光を選択的に遮光することができるが、赤色光に対して
は同じ形状の遮光板を用いることができない。
【0066】そこで、本実施形態では、図16に示す遮
光板55を用いることができる。図16に示す遮光板5
5は、左側に緑色光および青色光のみを透過し、赤色光
を遮光する光学フィルター55aを有し、右側に赤色光
のみを透過し緑色光および青色光を遮光する光学フィル
ター55bを有する。すなわち、遮光板55は波長選択
性を有する。光学フィルター55aおよび光学フィルタ
ー55bには、たとえば、カラーフィルターやダイクロ
イックミラーを用いることができる。
【0067】上記の構成の遮光板55を用いることによ
り、液晶パネル22R,22G,22Bにコントラスト
特性が左右対称ではないものを用いた場合にも、コント
ラストの向上を図ることができる。なお、遮光板55が
一枚でけでは、各色光に含まれるコントラストを低下さ
せる成分の選択的な遮光が難しい場合には、複数の遮光
板55を用いてもよい。
【0068】第4実施形態 図17は、本発明が適用される他の液晶プロジェクター
の例を示す図である。図17に示す液晶プロジェクター
300は、反射型液晶プロジェクターであり、反射集光
鏡301aおよび放電ランプ301bを備えた光源部3
01と、第1のMLA302と、第2のMLA303
と、集光レンズ304および305と、偏光ビームスプ
リッタ306と、色分解合成プリズム307と、反射型
液晶パネル308,309,310と、投射光学系31
1と、投射光学系311に設けられた遮光板312とか
ら基本的に構成されている。
【0069】液晶プロジェクター300において、光源
部301から出射された光は、第1のMLA302、第
2のMLA303、集光レンズ304および集光レンズ
305の作用によって、3枚の反射型液晶パネル30
8,309,310に均一に照明される。照明光は、偏
光子および検光子として機能する偏光ビームスプリッタ
306に入射し、偏光ビームスプリッタ306によって
S偏光が選択され、色分解合成プリズム307に入射す
る。
【0070】色分解合成プリズム307では、入射され
た光が、赤色、緑色、青色の各色光に分解される。分解
された各色光は、対応する反射型液晶パネル308,3
09,310に入射し、反射型液晶パネル308,30
9,310に印加される映像信号にしたがって変調さ
れ、再び色分解合成プリズム307に入射する。
【0071】色分解合成プリズム307に再び入射した
赤色、緑色、青色の各色光は、合成され、再び偏光ビー
ムスプリッタ306に入射する。偏光ビームスプリッタ
306に入射した光のうち、P偏光のみが選択されて投
射光学系311に入射する。投射光学系311によっ
て、反射型液晶パネル308,309,310の像がス
クリーン等の投射面に投影される。
【0072】上記構成の液晶プロジェクター300の投
射光学系311の瞳位置またはその近傍に、反射型液晶
パネル308,309,310の有するコントラスト特
性に応じた形状の遮光板312を配置する。遮光板31
2の開口部の形状を決定するための反射型液晶パネル3
08,309,310の有するコントラスト特性の測定
は、上述した第2の実施形態の場合と同様である。すな
わち、反射型液晶パネル308,309,310の前面
にピンホールを置き、黒表示状態と白表示状態の輝度分
布を測定することにより、コントラスト特性の分布を知
ることができる。
【0073】このように、透過型の液晶プロジェクター
に限らず、反射型液晶プロジェクターの場合にも、画像
のコントラストを向上させることができる。
【0074】以上、種々の実施形態を挙げたが、本発明
の投射型表示装置は、上述した実施形態に限定されな
い。たとえば、上述した実施形態では、TN液晶を用い
た液晶パネルのもつコントラスト特性に応じて、照明光
の一部を選択的に遮光する場合について説明したが、垂
直配向液晶材料を用いた液晶パネルであっても、この液
晶パネルのもつコントラスト特性を測定し、測定したコ
ントラスト特性に応じた遮光手段を光学系の光路に設け
ることにより、画像のコントラストの向上を図ることが
できる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、液晶パネル等の光変調
手段のコントラスト特性に応じて、画像のコントラスト
を低下させる成分の光を選択的に遮光することにより、
画像の明るさの低下を最小限に抑えつつ、コントラスト
の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射型表示装置の一実施形態に係る液
晶プロジェクターの光学系の構成を示す図である。
【図2】液晶プロジェクター1の青色光LB の通過する
光学系に対する遮光板35の配置関係を示す図である。
【図3】遮光板35のリレーレンズ31に対する具体的
な配置を示す図である。
【図4】本発明の投射型表示装置の第2の実施形態に係
る液晶プロジェクターの光学系の構成を示す図である。
【図5】マイクロレンズアレイを用いた液晶パネルの構
造の一例を示す図である。
【図6】光の角度分布を制御する方法を説明するための
図である。
【図7】円形の開口部をもつ遮光板によって光の角度分
布を制御した状態を示す図である。
【図8】矩形の開口部をもつ遮光板によって光の角度分
布を制御した状態を示す図である。
【図9】液晶パネルを白表示状態にしたときの、ピンホ
ールからの出射光の像の輝度分布の一例を示す図であ
る。
【図10】図9において使用した液晶パネルを黒表示状
態にしたときの、ピンホールからの出射光の像の輝度分
布の一例を示す図である。
【図11】図9に示した輝度と図10に示した輝度との
比を示した図である。
【図12】遮光板の形状の一例を示す図である。
【図13】遮光板の形状の他の例を示す図である。
【図14】略円形の開口部をもつ可変円形絞りの一例を
示す図である。
【図15】遮光板50のさらに他の構成を示す図であ
る。
【図16】本発明の投射型表示装置の第3の実施形態に
係る液晶プロジェクターに用いる遮光板の構造を示す図
である。
【図17】本発明が適用される他の液晶プロジェクター
の構成を示す図である。
【図18】液晶プロジェクターの構成の一例を示す図で
ある。
【図19】液晶パネルのコントラスト特性の一例を示す
図である。
【図20】液晶パネルのコントラスト特性の測定条件を
説明するための図である。
【符号の説明】
1,200…液晶プロジェクター、2…光源部、3…光
学フィルター、4…反射ミラー、8…インテグレータ光
学系、9…集光レンズ、10R,10B…ダイクロイッ
クミラー、11,12,13…反射ミラー、20R,2
0G,20B…集光レンズ、21R,21G,21B…
偏光板、22R,22G,22B…液晶パネル、23
R,23G,23B…偏光板、25…ダイクロイックプ
リズム、28…投射光学系、50…遮光板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 EA16 HA13 HA14 HA18 HA21 HA23 HA28 JA05 MA02 2H091 FA05X FA05Z FA14Z FA21X FA26X FA34Z FA41X HA07 LA15 LA17 MA07 5C058 BA08 EA02 EA14 EA26 EA51

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明光を出射する光源と、入力される画像
    情報に基づいて入射される照明光を変調して出射する光
    変調手段と、前記光源からの照明光を前記光変調手段に
    入射させる照明光学系と、前記光変調手段から出射され
    る照明光を投射する投射光学系と、を有する投射型表示
    装置であって、 前記照明光のうち、前記光変調手段の光学特性に基づく
    特定の角度成分の光を選択的に遮光する遮光手段を有す
    る投射型表示装置。
  2. 【請求項2】前記遮光手段は、前記照明光のうち、黒色
    表示状態の前記光変調手段を透過可能な角度成分の光の
    少なくとも一部を選択的に遮光する請求項1に記載の投
    射型表示装置。
  3. 【請求項3】前記遮光手段は、前記投射光学系の光路に
    配置されている請求項1に記載の投射型表示装置。
  4. 【請求項4】前記遮光手段は、前記照明光学系の光路に
    配置されている請求項1に記載の投射型表示装置。
  5. 【請求項5】前記遮光手段は、前記照明光の入射位置に
    応じて選択的に光を遮光する遮光部をもつ遮光部材を有
    する請求項1に記載の投射型表示装置。
  6. 【請求項6】前記遮光部材は、光軸に関して非対称な形
    状の光を透過する開口部をもつ請求項5に記載の投射型
    表示装置。
  7. 【請求項7】前記遮光部材は、前記投射光学系または前
    記照明光学系の瞳位置またはその近傍に配置されている
    請求項5に記載の投射型表示装置。
  8. 【請求項8】前記遮光部材の開口部の面積が可変となっ
    ている請求項6に記載の投射型表示装置。
  9. 【請求項9】前記遮光手段は、前記照明光の波長および
    入射位置に応じて選択的に光を遮光する光学フィルター
    を有する請求項1に記載の投射型表示装置。
  10. 【請求項10】前記光変調手段は、液晶パネルを有する
    請求項1に記載の投射型表示装置。
JP2000350107A 2000-11-16 2000-11-16 投射型表示装置 Pending JP2002156703A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350107A JP2002156703A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 投射型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350107A JP2002156703A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 投射型表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002156703A true JP2002156703A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18823396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000350107A Pending JP2002156703A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 投射型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002156703A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004219594A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ系光学装置
KR100681656B1 (ko) * 2004-03-08 2007-02-09 세이코 엡슨 가부시키가이샤 프로젝터
JP2011141565A (ja) * 2005-08-09 2011-07-21 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置
WO2012026390A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 三菱電機株式会社 投写型表示装置
US8783877B2 (en) 2008-09-25 2014-07-22 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Projection type display apparatus for displaying an image

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362086A (ja) * 1989-07-31 1991-03-18 Victor Co Of Japan Ltd 投写型カラー表示装置
JPH0784553A (ja) * 1993-09-16 1995-03-31 Toshiba Corp 投写型液晶表示装置
JPH0949997A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JPH09297352A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Nikon Corp 投射型表示装置
JPH11281923A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Mitsubishi Electric Corp 投写型表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362086A (ja) * 1989-07-31 1991-03-18 Victor Co Of Japan Ltd 投写型カラー表示装置
JPH0784553A (ja) * 1993-09-16 1995-03-31 Toshiba Corp 投写型液晶表示装置
JPH0949997A (ja) * 1995-08-07 1997-02-18 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JPH09297352A (ja) * 1996-05-07 1997-11-18 Nikon Corp 投射型表示装置
JPH11281923A (ja) * 1998-03-30 1999-10-15 Mitsubishi Electric Corp 投写型表示装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004219594A (ja) * 2003-01-14 2004-08-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ系光学装置
JP4502581B2 (ja) * 2003-01-14 2010-07-14 パナソニック株式会社 レンズ系光学装置
KR100681656B1 (ko) * 2004-03-08 2007-02-09 세이코 엡슨 가부시키가이샤 프로젝터
US8425054B2 (en) 2005-08-09 2013-04-23 Hitachi, Ltd. Projection type image display apparatus
JP2011141565A (ja) * 2005-08-09 2011-07-21 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置
US8727542B2 (en) 2005-08-09 2014-05-20 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Projection type image display apparatus with light masking
US9383634B2 (en) 2005-08-09 2016-07-05 Hitachi Maxell, Ltd. Projection type image display apparatus with light masking unit having two light-masking plates to adjust light masking amount
US9715167B2 (en) 2005-08-09 2017-07-25 Hitachi Maxell, Ltd. Projection type image display apparatus with light masking
US10048575B2 (en) 2005-08-09 2018-08-14 Maxell, Ltd. Projection type image display apparatus with light masking
US8783877B2 (en) 2008-09-25 2014-07-22 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Projection type display apparatus for displaying an image
US9304380B2 (en) 2008-09-25 2016-04-05 Hitachi Maxell, Ltd. Projection type display apparatus for displaying an image
WO2012026390A1 (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 三菱電機株式会社 投写型表示装置
JP4990416B2 (ja) * 2010-08-23 2012-08-01 三菱電機株式会社 投写型表示装置
US8714752B2 (en) 2010-08-23 2014-05-06 Mitsubishi Electric Corporation Projection display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0147607B1 (ko) 반사형 액정 투사장치의 광학계
US6388718B1 (en) LCD projector of two-plate type
US4928123A (en) Projection type liquid crystal display device
JPH02250026A (ja) 偏光ビームスプリッタ装置とその装置を用いたライトバルブ光学装置
JP3880436B2 (ja) 投写型画像表示装置
CN102135713A (zh) 反射型液晶投影机
JP3473557B2 (ja) 照明装置及びプロジェクタ
KR20050078219A (ko) 투영형 화상 표시 장치 및 광학계
JP2000075259A (ja) 液晶装置及びこれを用いた投写型表示装置
JPH11281923A (ja) 投写型表示装置
JP3970055B2 (ja) 液晶表示装置
JP3578020B2 (ja) 反射型液晶プロジェクタ
JP2002156703A (ja) 投射型表示装置
JP2002023110A (ja) 偏光ビームスプリッタを利用したプロジェクションシステム
JP2001222002A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JP2004045907A (ja) 画像表示装置
US6796657B2 (en) Projection type display apparatus
JPH08220634A (ja) 背面投射型プロジェクタ−
JP2000056266A (ja) 光学装置
JP2005107364A (ja) 画像表示装置
JP2003107579A (ja) 液晶プロジェクタ装置
JP2010113186A (ja) 投射型表示装置
US6834962B2 (en) Projection system
JPH04108279A (ja) 投写型表示装置
JP3610804B2 (ja) 照明装置及び投写型表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110315