JP2002156451A - 音波センサ及び遅延回路を備えた半導体装置及び視覚障害者用杖及び3次元計測方法 - Google Patents

音波センサ及び遅延回路を備えた半導体装置及び視覚障害者用杖及び3次元計測方法

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JP2002156451A
JP2002156451A JP2000353471A JP2000353471A JP2002156451A JP 2002156451 A JP2002156451 A JP 2002156451A JP 2000353471 A JP2000353471 A JP 2000353471A JP 2000353471 A JP2000353471 A JP 2000353471A JP 2002156451 A JP2002156451 A JP 2002156451A
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delay
signal
sound wave
bbd
semiconductor device
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JP2000353471A
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Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
Tsunehisa Tanaka
恒久 田中
Shigeru Arita
滋 有田
Kaoru Yamashita
馨 山下
Seiji Aoyanagi
誠司 青柳
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Osaka Prefecture
Osaka Industrial Promotion Organization
Original Assignee
Osaka Prefecture
Osaka Industrial Promotion Organization
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S3/00Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received
    • G01S3/80Direction-finders for determining the direction from which infrasonic, sonic, ultrasonic, or electromagnetic waves, or particle emission, not having a directional significance, are being received using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • G01S3/802Systems for determining direction or deviation from predetermined direction
    • G01S3/808Systems for determining direction or deviation from predetermined direction using transducers spaced apart and measuring phase or time difference between signals therefrom, i.e. path-difference systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で組み込みの用途に適した対象物までの
距離情報を取得可能な半導体装置を提供する。 【解決手段】 送信された音波の反射波を受信すること
によって対象物までの距離を測定する装置であって、反
射波を受信する受信手段と、入力信号を遅延させて出力
する遅延手段と、該遅延手段に対して遅延時間を指定す
る遅延時間指定手段と、前記遅延手段からの出力信号を
加算処理する加算手段とを備え、前記遅延手段は前記受
信手段からの出力信号を前記遅延時間だけ遅延させるこ
とによって対象物までの距離情報を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音波計測分野、特に
音波を使用して対象物までの距離を計測することにより
対象物までの距離の方位角方向の2次元分布を計測する
3次元計測分野に関する。
【0002】
【従来の技術】送信された音波が対象物から反射され
て、受信装置によって受信されるまでの時間を計測する
ことにより、対象物までの距離を計測することが一般に
行われている。更に、特定方向からの反射波を選択的に
受信することが可能であり、受信方向を適宜変更するこ
とによって、対象物までの距離に関する1次元または2
次元分布を取得することが可能である。
【0003】図1に示すように、音波センサ1の近くに
設置した音源2から所定の周波数の音波を発し、対象物
3からの反射波を音波センサ1で受信することにより、
対象物3を認識できる。このとき、音波センサ1への各
入射方向における伝搬時間(音源から発信されてから反
射波が音波センサに届くまでの時間)を観測することに
よって、各方向における対象物3までの距離の分布(奥
行き方向の距離)を計測できる。
【0004】ここで、音波センサ1には同時にあらゆる
方向から音波が入射することから、一方向の信号を取り
出して処理することが必要となる。一方向の成分を取り
出す処理の概要を図2、3に示す。
【0005】図2においては、簡単のために、2方向か
らの反射波のみが存在し、センサ素子が1次元的に等間
隔に並んでいる場合を示す。入射波Iは、音波センサ素
子4が配置された面に対して、入射角θIをもって複数
の音波センサ素子4に到達するため、各音波センサ素子
4はθIに依存した時間だけ遅れた反射波を受信する。
図2において、音波センサ素子4の間隔をdとすると、
隣り合う音波センサ素子4の遅れは dsinθI であ
る。同様に、入射波IIに関する音波センサ素子4の受信
遅れは dsinθII である。従って、各音波センサ素
子4の出力信号を同じ時間軸で表示すると、図3に示す
ように各音波センサ素子の位置に応じた時間遅れを有す
る波形となる。これを、角度θIに対応する遅延パター
ン(I)に設定した遅延手段を通すことにより、遅延後の
波形(I)に示すように入射波Iの位相を揃えることができ
る。遅延パターン(I)においては、各信号ラインの遅延
時間の大きさを長方形の横の長さとして表現している。
各遅延時間は、音波センサ素子の出力信号の時間遅れ+
遅延時間=一定 となるように決定される。これらの遅
延波形を加算処理することにより、加算後の波形(I)に
示すように、他の波形に比べて入射波Iの波形のみを素
子数倍して取り出すことができる。
【0006】また、入射波IIに関しても同様に、角度θ
IIに対応する遅延パターン(II)を通過させることによ
り、加算後の波形(II)に示すように入射波IIのみを大き
く取り出すことができる。
【0007】以上のように、各音波センサ素子4で受信
した信号に対して、入射角と素子の位置関係に対応した
時間だけ遅延させることによって、一方向からの入射波
だけを選択的に取り出すことが可能である。従って、音
源2からの発信毎に、各音波センサ素子4の受信信号に
対する遅延パターンを変化させて加算処理することによ
り、機械的な可動部を使用せずに、電気的な信号処理の
みによって角度方向に走査させることが可能となる。
【0008】次に、走査によって得られた信号から、奥
行き情報を取得する方法を図4〜6によって説明する。
【0009】上記したように、遅延加算することにより
角度方向に走査させることができるが、これにより得ら
れた各入射音波波形の反射波到達時間から、その角度方
向における対象物までの距離を求めることができる。
【0010】図4は、5個の音波センサ素子4が直線状
に配置された音波センサ1と、測定対象物3の位置関係
を示す。
【0011】図5は、全音波センサ素子4の受信信号か
ら、上記で説明したように遅延処理して加算することで
得られる信号を、各入射角θ1〜θN毎に、音源2からの
発信時刻を基準として表したものである。図5は、入射
角度θ1〜θN方向の反射波の伝搬時間がt1〜tNであるこ
とを示している。
【0012】空気、水などの媒体中の音の伝搬速度をc
とすると、対象物までの距離dと伝搬時間tとの関係
は、音波センサ1と音源2との距離が測定対象物との距
離よりも充分に小さい場合、 d=ct/2 であるこ
とから、伝搬時間tに応じた対象物までの距離dを計算
することができる。
【0013】図6は、計算された対象物までの距離di
の分布を図示したものである。diは入射角θi方向の対
象物までの距離であり、di=cti/2 である。
【0014】以上のことから、直線上に配置された音波
センサ素子を使用することによって、音波センサ素子を
配置した直線方向に関する対象物までの距離情報(奥行
き情報)を得ることができる。
【0015】図2〜6においては、音波センサ素子4の
1次元配置で説明したが、同様に音波センサ素子4を2
次元的に配置することによって、奥行き情報の2次元分
布を得ることが可能である。
【0016】図7、8には2次元配置を示している。図
7は直交するx軸、y軸方向に沿った単純な2次元配置
であり、図8は同心円状に配置したものである。
【0017】走査の方向としては、例えばx−yの2次
元に走査することができる。これは、x軸を水平方向
に、y軸を鉛直方向に沿って配置した場合、仰角を固定
し水平に、即ちx軸方向に走査した後、仰角を変化させ
て再度x軸方向に走査することを繰り返す走査方法であ
る。仰角方向の変化はy軸方向に走査することに相当す
ることから、x−yの2次元走査となる。x−yの2次
元走査によって、奥行き情報の2次元分布を得ることが
できる。
【0018】同様に、極座標表示の角度(θ,φ)を使
用して、θ−φの2次元走査を行うことも可能である
(音センサ素子4の配置面の中心を原点とし、配置面に
垂直な軸からの極角をθ、方位角をφとする)。即ち、
回転角φを固定して、φが一定の面内において極角θを
変化させて走査した後、回転角φを変化させて再度φが
一定の面内において極角θを変化させて走査することを
繰り返す。
【0019】図9は、以上の方法を応用した電子走査装
置を示す。1次元又は2次元に配置された各音波センサ
素子からのアナログ信号出力はA/D変換され、コンピ
ュータのメモリに蓄えられた後、プログラムによって図
3に示されたように遅延処理され、波形合成される。メ
モリに蓄積されたディジタル信号に対して、遅延時間を
適宜変更して処理することによって、走査に相当する信
号を得ることが可能であり、奥行き情報の2次元分布を
得ることが可能である。
【0020】一方、信号の遅延にはBBD(Bucket Bri
gade Device)を使用することが可能である。BBDは
バケツリレー式に電荷を転送する半導体素子である。図
10〜13に、BBDの構造と信号遅延動作の原理を示
す。
【0021】図10はBBDの断面の模式図を、図11
は素子の回路図を示す。
【0022】図10に示すように、BBDは複数のキャ
パシタ5とMOS−FET素子6が一列に並んだ構造で
ある。また、図11に示すように、奇数番目のMOS−
FET素子と偶数番目のMOS−FET素子には、同じ
周波数で位相がほぼ反転した図17に示すようなクロッ
クが入力される。MOS−FET素子6はスイッチとし
ての働きをし、クロックによってスイッチの開閉動作を
行う。両方のクロックのレベルが共にローの場合、全て
のMOS−FET素子がオフとなり、キャパシタに電荷
が蓄積された状態(蓄積モード)となる。いずれかのク
ロックのレベルがハイの場合、対応するMOS−FET
素子がオンとなり隣接するキャパシタから電荷が転送さ
れる状態(転送モード)となる。両方のクロックのレベ
ルが共にハイとなることはない。
【0023】図12は、蓄積モードにおいてキャパシタ
に電荷が蓄積され、転送モードにおいて隣接する素子に
電荷が転送される状態をイメージ的に示す。奇数番目の
MOS−FET素子と偶数番目のMOS−FET素子に
それぞれ位相が反転したクロックが入力されることによ
って、隣接する素子間で電荷の転送、蓄積が繰返され
て、入力信号が転送される。
【0024】入力された信号波形を保持して転送するた
めには、標本化定理から入力信号に含まれる周波数成分
の少なくとも2倍以上のクロック周波数が必要である。
従って、音源から発信する周波数の2倍以上のクロック
周波数を使用することによって、入力された信号はその
波形を保ったまま素子間を順次転送されて行くこととな
る。
【0025】入力端から出力端までの転送に要する時間
は、図13に示すように、BBD7内のMOS−FET
の素子数Nと制御クロックの周波数fによって決まる。
即ち、遅延時間τ=N/(2f)である。ここでNはBB
D7の構造によって物理的に固定されてしまうが、クロ
ックの周波数を変化させることにより遅延時間を変更す
ることが可能である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、奥行き
方向の2次元分布を取得する方法を利用した電子走査装
置が利用されているが、音波センサ素子とA/D変換器
の間に音波センサ素子数(数十〜数百)と同数のケーブ
ルが必要であり、装置が大がかりになる欠点がある。
【0027】また、処理のための大きなコンピュータが
必要であり、機器への組込み等の応用が困難である。
【0028】更に、音波の波形を忠実に取り込むために
は高速のA/D変換器が必要であること、リアルタイム
処理にはコンピュータを含めて高速のハードウェアが必
要であることからコストが高くなる。
【0029】本発明は、以上の課題を解決すべく、小型
で組み込みの用途に適した奥行き情報を取得可能な半導
体装置、視覚障害者用白杖及び高速な3次元計測方法を
提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
手段によって達成される。
【0031】即ち本発明の一態様によれば、送信された
音波の反射波を受信することによって対象物までの距離
を測定する装置であって、反射波を受信する受信手段
と、入力信号を遅延させて出力する遅延手段と、該遅延
手段に対して遅延時間を指定する遅延時間指定手段と、
前記遅延手段からの出力信号を加算処理する加算手段と
を備え、前記遅延手段は前記受信手段からの出力信号を
前記遅延時間だけ遅延させるものであることを特徴とす
る半導体装置が提供される。
【0032】前記受信手段は複数の音波センサを備え、
前記複数の音波センサは平面上に所定の配置パターンで
配置され、前記遅延手段は各々の前記音波センサの出力
信号をそれぞれ独立的に遅延させるものであってもよ
い。
【0033】また、前記遅延手段は前記音波センサと同
数のBBD素子を備え、前記遅延時間指定手段は周波数
変換手段と制御発振手段を備え、前記周波数変換手段は
前記音波センサの相対位置に応じて入力信号を変換し、
複数の信号を前記制御発振手段に出力し、前記制御発振
手段は各々のBBD素子に対して前記周波数変換手段か
らの信号に応じた周波数のクロック信号を供給するもの
であってもよい。
【0034】また、前記遅延手段の出力信号を前記遅延
時間指定手段からの信号に応じた時間だけ遅延させ、前
記遅延手段に入力する待機用遅延手段を備えているもの
であってもよい。
【0035】また、前記BBD素子と同数の待機遅延用
BBD素子を備え、該待機遅延手段用BBD素子は前記
BBD素子の出力信号を前記遅延時間指定手段からのク
ロック信号に応じた時間だけ遅延させ、前記BBD素子
に入力するものであってもよい。
【0036】また、前記遅延時間指定手段は、反射波の
受信による前記音波センサからの出力信号が前記BBD
素子への入力を開始した時から所定の時間経過した後、
所定の時間前記クロック信号の周波数を増大させるもの
であってもよい。
【0037】また、以上に記載の半導体装置が装備され
た視覚障害者用白杖が提供される。
【0038】さらに、送信された音波の反射波を受信す
ることによって対象物までの距離を測定する3次元計測
方法であって、反射波を受信して信号を出力する第1ス
テップと、所定の周波数のクロックを出力する第2ステ
ップと、前記第1ステップによって出力される信号を、
前記クロックの周波数に応じた時間だけ遅延させて出力
する第3ステップと、前記第3ステップによって出力さ
れる信号を加算処理する第4ステップと、前記第3ステ
ップによって出力される信号を、前記クロックの周波数
に応じた時間だけ遅延させて出力する第5ステップとを
備え、前記第2ステップにおいて出力される前記クロッ
クの周波数は、前記第3ステップからの出力信号が前記
第5ステップへの入力信号とされる時から所定の時間増
大された状態を保持され、前記第5ステップの出力信号
は前記所定の時間前記第3ステップによって遅延処理さ
れることを特徴とする3次元計測方法が提供される。
【0039】
【発明の実施の形態】図14は、本発明に係る半導体装
置の構成を模式的に示した平面図である。該半導体装置
10は、周波数演算器11、電圧制御発振器12、音波
センサ素子13、プリアンプ14、BBD15、クロッ
クジェネレータ16及び加算器17を含んで構成されて
いる。半導体装置は、音波センサ素子13、プリアンプ
14、BBD15及びクロックジェネレータ16を1組
として、複数組から構成されている。図14において
は、簡単のため7組とし、中心の1組と周囲の6組で構
成されている。複数の音波センサ素子13によるこの配
置は図8に示した同心円状の配置を取っていることにな
る。
【0040】周波数演算器11は外部から入力される信
号Vθ、Vφに応じて、BBD15の数と同数の電圧信
号を電圧制御発振器12に出力する。電圧制御発振器1
2は入力された各電圧に応じた周波数のクロックを、各
クロックジェネレータ16に出力する。クロックジェネ
レータ16は、電圧制御発振器12から入力されたクロ
ック周波数と同じ周波数で位相が反転したクロックを生
成し、これら2つのクロックを1組としてBBD15に
入力する。各組のクロックが各BBD15に入力される
ことによって、各BBD15の遅延時間が決定される。
【0041】電圧制御発振器12から各クロックジェネ
レータ16に対して供給されるクロック周波数は、走査
方向に対応するVθ、Vφ及び各クロックジェネレータ
16に対応する音波センサ素子13の位置によって決定
される。
【0042】図15は、図14における音波センサ素子
13に1方向からの音波が入力され、プリアンプ14、
BBD15、クロックジェネレータ16及び加算器17
によって処理される様子を示す。図15では、入射角θ
の音波による各音波センサ素子の出力信号は、それぞれ
τ1〜τNの時間遅延を有しており、プリアンプ14によ
って増幅された後、BBD15に入力される。
【0043】図10〜13における説明と同様に、BB
D15内のMOS−FETは、クロックジェネレータ1
6からの前記1組のクロックによりスイッチ動作を繰返
し、プリアンプ14からの入力信号を遅延させる。BB
D15の遅延時間は前記クロックの周波数によって決ま
ることから、各音波センサ素子13の出力信号の相対的
な遅延時間τ1〜τNを元の状態に戻すために、対応する
周波数f1〜fNとして、fi=N/(2(k−τi))が
各々のクロックジェネレータ16から各々のBBD15
に入力される。kは定数である。これによって図3に示
したような遅延パターンが形成される。
【0044】遅延された全BBD15の出力信号は、加
算器17によって合成されて出力されることにより、
(θ,φ)方向の信号成分が取り出されることとなる。
【0045】音波センサ素子の出力信号(電圧レベル、
周波数特性)は当然のことながら使用する音波センサ素
子により異なることから、音波センサ素子13の後段の
プリアンプ14は省略され得るものである。
【0046】また、音波センサ素子の出力周波数特性に
関しては、音波センサ素子の受波部の構造によって決ま
る機械的共振周波数の近傍に集中することから、バンド
パスフィルタは通常必要とされないが、信号処理の精度
向上において一般に使用されるプリアンプ、周波数フィ
ルタ、波形整形器等を付加しても差し支えない。
【0047】音波センサ素子に比べて、プリアンプ1
4、BBD15、クロックジェネレータ16等の電子回
路は充分に小さいことから、各音波センサ素子13の近
傍にこれら電子回路を配置することができる。一例とし
て、薄膜PZT(圧電材料であるPb(Zr,Ti)O3の薄膜)
を用いたSOI(Silicon on Insulator)ダイアフラム
型の音波センサ素子37個を等間隔の同心円状に配置
(中心に1個、各円周上に6個、12個、18個を配
置)する場合には、音波センサ素子の大きさが約0.5
mm、音波センサ素子の間隔が約2mm、同心円の最外
周の直径が約10mmとすることができ、半導体装置の
大きさを20mm×20mm以下にすることが可能であ
る。また、図14の配置の場合には、最外周の直径が約
4mmとなり、半導体装置10の大きさは10mm×1
0mmよりも充分に小さくすることが可能である。
【0048】以上において、電圧制御発振器を使用した
BBDへのクロック供給手段は1実施例であり、上記以
外の手段によってもBBDへのクロック供給は可能であ
る。
【0049】上記で説明したように、音波計測において
BBDを使用した電子走査を用いることにより、小型で
簡便な奥行き情報の2次元分布を測定する手段(以下、
3次元計測と記す)を行なうことができるが、通常は1
方向の信号を得るためには少なくとも1回の音波の送受
信を行う必要がある。音波の伝搬速度が遅いことから、
角度分解能を上げて画像として表示可能な程度の数の信
号を得るには、非常に長い時間がかかる。例えば、通常
の大気中における音速は約340m/secであり、1m
の距離の往復には約6msecかかることから、θ、φの
分解能を共に約5度として画素数が32×32=102
4個の信号を得るには、約6秒もかかることになる。
【0050】以下に、本発明に係る高速に奥行き方向距
離の2次元分布を測定する装置及び方法を説明する。本
発明に係る高速3次元計測装置は、図14に示す半導体
装置において、更に待機遅延用BBDを備えることを特
徴とする。
【0051】図16は、図14における各々の音波セン
サ素子13から出力される信号ラインに主遅延用BBD
18と待機用BBD20が接続されていることを示す。
ここで、主遅延用BBD18は図14、15におけるB
BD15を表すものであり、主遅延用BBD18から加
算器への信号ラインは分岐され、フィルタ19、待機用
BBD20、アンプ21を介して主遅延用BBD18の
入力ラインに帰還されている。
【0052】主遅延用BBD18は、図15に示したB
BD15の場合と同様に特定方向の信号を取り出すため
に信号を遅延させる役割を果たす。図16では、繁雑に
なるのを避けるため図15に示すクロックジェネレータ
16等の回路を省略している。待機用BBD20は、主
遅延用BBD18の出力を入力に戻すとともに、他の音
波センサ素子との同期を取るために必要となる待機時間
に相当する遅延を行なう役割を果たす。
【0053】各音波センサ素子iに接続された主遅延用
BBD18及び待機用BBD20において、それぞれ主
遅延時間がτM,i、待機用遅延時間がτS,iであるとする
と、A点に帰還された信号はτM,i+τS,iだけ遅延され
た信号である。従って、全ての音波センサ素子に関し
て、τM,i+τS,iが共通の一定の値となるようにτS,i
を決めることによって、全ての音波センサ素子iに関し
て、主遅延用BBD18の入力端に帰還された信号の時
間軸を一致させる、即ち各音波センサ素子間の相対的な
位相関係を、元の信号と同じ位相関係に戻すことができ
る。
【0054】従って、再び主遅延用BBDによって異な
る遅延時間τM,iをもって遅延し、加算処理することに
より異なる方向の信号を取り出すことができる。これを
繰り返すことにより、1回の音波の送受信によって得ら
れたただ1つの信号を用いて、必要となる任意の方向の
信号を得ることが可能となる。
【0055】静的な情報を取得する場合には1回の音波
の送受信で充分であるが、測定対象物に関する時間的変
化(測定対象物の形状変化、対象物と測定装置との位置
関係の変化など)を測定するには、所定の時間間隔で繰
返し音波の送受信及び上記の処理を繰り返すことが必要
となる。この場合には、ループ処理の間、音波センサ素
子iの次の受信信号と重ならないようにする必要があ
り、例えば図16のA点においてスイッチを備えて、ル
ープ処理の間は待機用BBDの出力のみが主遅延用BB
Dに入力されるようにするなどの手段によって実現可能
である。
【0056】更に、一旦必要な範囲の信号が主遅延用B
BD18に入力された後、主遅延用BBD18と待機用
BBD20の間で信号をループさせる際に、BBD制御
用のクロック周波数を増大させることによって、高速に
処理することが可能となる。
【0057】例えば、大気中において対象物の奥行き方
向の変位が1m程度であり、送信波として100kHzの
信号を使用し、反射波を受信した後の最初の遅延処理に
おいて、周波数200kHzのクロックで主遅延用BBD
18を制御し、その後ループを回す際にクロックを20
MHzに上げる場合について説明する。
【0058】まず各音波センサ素子iからの信号が主遅
延用BBD18に全て入力されるには、実際の信号の長
さに応じた時間が必要である。例えば、1mの距離範囲
(即ち往復2m)を測定する場合、2(m)/340(m
/sec)=約6(msec)の時間が掛かる。奥行き情報は受
信信号の相対的な時間遅れとして観測されることから、
反射波は奥行きに相当するだけの時間範囲に広がって受
信されることになり、反射波を受信すべき時間は、対象
物までの距離ではなく、対象物がどれだけの距離範囲を
有するかに依存する。
【0059】最初の反射波を受信してから約6msecの
時間をかけて、受信信号が主遅延用BBD18に保存さ
れる。即ち、200kHzのクロックで受信信号がサンプ
リングされて、主遅延用BBD18内の各キャパシタに
は、1個置きに信号振幅に対応した電荷が蓄積された状
態となる。この場合、主遅延用BBD18の段数(MO
S−FET又はキャパシタの数)は、6(msec)×20
0(kHz)×2=2400あれば十分である。
【0060】次の段階として、上記で主遅延用BBD1
8内のキャパシタの電荷量として保存された信号波形に
対して、クロックを最初の200kHzから20MHzに増大
させて、待機遅延用BBD20による遅延処理を含むル
ープの処理が行われる。クロック周波数が100倍とな
ることから、6msecかかっていた処理時間が1/10
0に、即ち60μsecに短くなり、1秒間に1/60μs
ec=1.7×104回の処理が可能となる。
【0061】ループ毎に、各主遅延用BBD18を制御
するクロック周波数をθ、φに応じて変更させることに
よって、主遅延用BBD18による(θ,φ)方向の信
号の分離が可能となる。ループの際には最初の取り込み
の際に比べて100倍のクロック周波数が用いられる
が、これによってループ処理の際には最初の取り込みの
際に比べて時間軸が1/100に縮小されているとみな
して処理することができる。即ち、最初の取り込みの際
と同じだけ絶対周波数を変化させるのではなく、ループ
時のクロック周波数20MHzに対する割合が取り込み時
のクロック周波数200kHzのに対する割合とと同じに
なるように、各主遅延用BBD18のクロック周波数を
変化させることによって、(θ,φ)方向に対応する信
号を加算器から取り出すことが可能である。
【0062】ここでは、送信波の周波数100kHzに対
して、受信した反射波のBBDによる遅延処理において
標本化定理から要求される2倍の200kHzを使用する
場合を説明したが、距離測定に関しては、受信波形の遅
延処理における信号波形の忠実な再現性は必ずしも必要
ではない。即ち、信号波形の位相差を充分に精度よく測
定できればよいことから、送信波の2倍の周波数よりも
低い周波数を使用することも可能である。また、送信波
としては超音波を使用することが望ましいが、超音波よ
りも低い周波数の送信波を使用しても差し支えない。
【0063】上記した高速3次元計測装置は、視覚障害
者への情報提供に応用することができる。視覚障害者用
の白杖に、音波送信器と本発明に係る音波センサ及び遅
延回路を有する半導体装置を組み込み、上記の高速3次
元計測方法によって得られる奥行き情報、即ち周囲の障
害物の情報を視覚障害者に伝えることが可能である。
【0064】取得した奥行き情報を伝える手段には、振
動、音あるいは点字ディスプレイ(面上に配置された複
数の凹凸によって点字を表し、凹凸を時間的に変化させ
ることによって、経時的に情報提示が可能な触覚ディス
プレイ)など、視覚によらない情報提示装置を使用する
ことができる。
【0065】点字ディスプレイとしては、点字(一文字
を表す長方形状に並べられた6個の点)に限らず、計測
された3次元パターンをそのまま表すようなデバイス
(従って6個よりも多い数の点で構成され、各点の凹凸
の程度が連続的に変化するもの)を使用することもでき
る。
【0066】
【発明の効果】本発明に係る音波センサ及び遅延回路を
有する半導体装置によれば、音波受信手段、遅延手段、
遅延時間指定手段、加算手段を1チップ上に集積するこ
とが可能となり、コンピュータ等による受信信号の処理
を行うことなく、音波を使用して指定方向における対処
物の奥行き情報を取得することが可能となる。
【0067】また、1チップに小型化されることから、
奥行き情報を取得する機能の機器への組み込み応用が安
価に且つ容易に可能となる。
【0068】また、本発明に係る高速3次元計測装置及
び方法によって、1回の音波送信によって対処物の奥行
き情報の2次元分布を、高速に得ることが可能となる。
【0069】さらに、本発明に係る高速3次元計測装置
を視覚障害者用の白杖に組み込むことによって、奥行き
情報を視覚障害者に提示することが可能となり、視覚障
害者は従来の白杖では得られなかった詳細な周囲の状況
を認識することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音波計測の概要を説明するための側面図であ
る。
【図2】音波センサ素子への入射音波の相対的な時間遅
延を説明するための模式的側面図である。
【図3】遅延処理によって特定方向の受信信号を選択す
る原理を説明する模式図である。
【図4】1次元に配置された音波センサ素子と測定対象
物の配置を示す図である。
【図5】加算後の各方向における受信信号を示す波形図
である。
【図6】各方向の遅延時間を奥行き情報に変換して表示
した図である。
【図7】音波センサ素子のx−y配置を示す正面図であ
る。
【図8】音波センサ素子の同心円状の配置を示す正面図
である。
【図9】従来のコンピュータを使用した電子走査装置を
示す模式図である。
【図10】BBDを示す模式的な断面図である。
【図11】BBD内のMOS−FET素子へのクロック
信号の配線を示す回路図である。
【図12】BBDの動作原理を示す模式図である。
【図13】BBDの段数と遅延時間との関係を示す模式
図である。
【図14】本発明に係る半導体装置を示す模式的ブロッ
ク図である。
【図15】本発明に係る半導体装置の動作説明図であ
る。
【図16】本発明に係る高速3次元計測装置における時
間遅延に関係する部分のブロック図である。
【図17】BBDに供給されるクロックのタイミング図
である。
【符号の説明】
1 音波センサ 2 音源 3 対象物 4 音波センサ素子 5 キャパシタ 6 MOS−FET 7 BBD 10 半導体装置 11 周波数演算器 12 電圧制御発振器 13 音波センサ素子 14 プリアンプ 15 BBD 16 クロックジェネレータ 17 加算器 18 主遅延用BBD 19 フィルタ 20 待機用BBD 21 アンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 500533503 青柳 誠司 大阪府吹田市山手町3丁目18番1−601 (72)発明者 鈴木 義彦 大阪府豊中市上野西3丁目14−22 (72)発明者 田中 恒久 大阪府豊中市曽根西町4丁目16−32 (72)発明者 有田 滋 京都府宇治市南陵町2−1−204 (72)発明者 山下 馨 大阪府池田市石橋1丁目7番14号 (72)発明者 青柳 誠司 大阪府吹田市山手町3丁目18番1−601 Fターム(参考) 5J083 AA02 AB12 AC32 AC33 AD04 AD13 AE06 AF04 BA01 BC13 BD02 BE60 CA12 CA13 CB03 CB14 CB16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信された音波の反射波を受信すること
    によって対象物までの距離を測定する装置であって、 反射波を受信する受信手段と、 入力信号を遅延させて出力する遅延手段と、 該遅延手段に対して遅延時間を指定する遅延時間指定手
    段と、 前記遅延手段からの出力信号を加算処理する加算手段と
    を備え、 前記遅延手段は前記受信手段からの出力信号を前記遅延
    時間だけ遅延させるものであることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は複数の音波センサを備
    え、 前記複数の音波センサは平面上に所定の配置パターンで
    配置され、 前記遅延手段は各々の前記音波センサの出力信号をそれ
    ぞれ独立的に遅延させるものであることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延手段は前記音波センサと同数の
    BBD素子を備え、 前記遅延時間指定手段は周波数変換手段と制御発振手段
    を備え、 前記周波数変換手段は前記音波センサの相対位置に応じ
    て入力信号を変換し、複数の信号を前記制御発振手段に
    出力し、 前記制御発振手段は各々のBBD素子に対して前記周波
    数変換手段からの信号に応じた周波数のクロック信号を
    供給するものであることを特徴とする請求項2に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段の出力信号を前記遅延時間
    指定手段からの信号に応じた時間だけ遅延させ、前記遅
    延手段に入力する待機用遅延手段を備えていることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記BBD素子と同数の待機遅延用BB
    D素子を備え、 該待機遅延手段用BBD素子は前記BBD素子の出力信
    号を前記遅延時間指定手段からのクロック信号に応じた
    時間だけ遅延させ、前記BBD素子に入力するものであ
    ることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延時間指定手段は、反射波の受信
    による前記音波センサからの出力信号が前記BBD素子
    への入力を開始した時から所定の時間経過した後、所定
    の時間前記クロック信号の周波数を増大させるものであ
    ることを特徴とする請求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載の半
    導体装置が装備されていることを特徴とする視覚障害者
    用白杖。
  8. 【請求項8】 送信された音波の反射波を受信すること
    によって対象物までの距離を測定する3次元計測方法で
    あって、 反射波を受信して信号を出力する第1ステップと、 所定の周波数のクロックを出力する第2ステップと、 前記第1ステップによって出力される信号を、前記クロ
    ックの周波数に応じた時間だけ遅延させて出力する第3
    ステップと、 前記第3ステップによって出力される信号を加算処理す
    る第4ステップと、 前記第3ステップによって出力される信号を、前記クロ
    ックの周波数に応じた時間だけ遅延させて出力する第5
    ステップとを備え、 前記第2ステップにおいて出力される前記クロックの周
    波数は、前記第3ステップからの出力信号が前記第5ス
    テップへの入力信号とされる時から所定の時間増大され
    た状態を保持され、 前記第5ステップの出力信号は前記所定の時間前記第3
    ステップによって遅延処理されることを特徴とする3次
    元計測方法。
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