JP2002156355A - ガスセンサ素子及びこれを備えるガス濃度測定装置 - Google Patents
ガスセンサ素子及びこれを備えるガス濃度測定装置Info
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- JP2002156355A JP2002156355A JP2000351751A JP2000351751A JP2002156355A JP 2002156355 A JP2002156355 A JP 2002156355A JP 2000351751 A JP2000351751 A JP 2000351751A JP 2000351751 A JP2000351751 A JP 2000351751A JP 2002156355 A JP2002156355 A JP 2002156355A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 測定対象ガス種によらず、正確な温度制御を
確実に行うことができるガスセンサ素子及びこのガスセ
ンサ素子を用いたガス濃度測定装置を提供する。 【解決手段】 固体電解質体となる2枚の未焼成シート
の一方の一面に抵抗測定用電極12cとなるパターン、
他方の未焼成シートの一面に可燃性ガス用基準電極と抵
抗測定用電極とを兼用する兼用電極12bとなるパター
ンを形成し、兼用電極となるパターンを挟んで2枚の未
焼成シートを積層・焼成した焼結体を得る。抵抗測定用
電極12cの形成面とは反対の焼結体面に、可燃性ガス
用検知電極12aとなる酸化インジウムを含有する金ペ
ーストを焼き付けてガスセンサ素子1を得る。このガス
センサ素子にヒータ素子2を合わせ、温度制御手段3を
構成する起電力測定手段31、抵抗測定手段32、印加
電圧算出手段33及び電圧印加手段34を接続してガス
濃度測定装置Sを得る。
確実に行うことができるガスセンサ素子及びこのガスセ
ンサ素子を用いたガス濃度測定装置を提供する。 【解決手段】 固体電解質体となる2枚の未焼成シート
の一方の一面に抵抗測定用電極12cとなるパターン、
他方の未焼成シートの一面に可燃性ガス用基準電極と抵
抗測定用電極とを兼用する兼用電極12bとなるパター
ンを形成し、兼用電極となるパターンを挟んで2枚の未
焼成シートを積層・焼成した焼結体を得る。抵抗測定用
電極12cの形成面とは反対の焼結体面に、可燃性ガス
用検知電極12aとなる酸化インジウムを含有する金ペ
ーストを焼き付けてガスセンサ素子1を得る。このガス
センサ素子にヒータ素子2を合わせ、温度制御手段3を
構成する起電力測定手段31、抵抗測定手段32、印加
電圧算出手段33及び電圧印加手段34を接続してガス
濃度測定装置Sを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスセンサ素子及び
これを備えるガス濃度測定装置に関し、更に詳しくは、
正確な濃度測定を行うことができるガス濃度測定装置に
用いられるガスセンサ素子、及び正確な濃度測定を行う
ことができるガス濃度測定装置に関する。本発明のガス
センサ素子及びガス濃度測定装置は、各種の成分ガスの
濃度測定に用いることができ、なかでも内燃機関の排気
ガス中の成分ガスの濃度測定に好適に用いることができ
る。
これを備えるガス濃度測定装置に関し、更に詳しくは、
正確な濃度測定を行うことができるガス濃度測定装置に
用いられるガスセンサ素子、及び正確な濃度測定を行う
ことができるガス濃度測定装置に関する。本発明のガス
センサ素子及びガス濃度測定装置は、各種の成分ガスの
濃度測定に用いることができ、なかでも内燃機関の排気
ガス中の成分ガスの濃度測定に好適に用いることができ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、酸素イオン導電性を有する固体電
解質体を利用したガスセンサ素子として、従来より知ら
れる酸素、一酸化窒素又は一酸化炭素等の濃度を測定で
きるガスセンサ素子に加えて、炭化水素ガス等のその他
のガス成分を選択的に測定できるガスセンサ素子も開発
されている。固体電解質体の温度を正確に制御できるか
否かで、これらの酸素イオン導電性固体電解質体を備え
るガスセンサ素子の応答性及び出力性能等が大きく変化
する(図17参照)。更に、温度の制御精度がセンサの
精度に比例するため固体電解質体の温度制御をより正確
に行うことが非常に重要である。
解質体を利用したガスセンサ素子として、従来より知ら
れる酸素、一酸化窒素又は一酸化炭素等の濃度を測定で
きるガスセンサ素子に加えて、炭化水素ガス等のその他
のガス成分を選択的に測定できるガスセンサ素子も開発
されている。固体電解質体の温度を正確に制御できるか
否かで、これらの酸素イオン導電性固体電解質体を備え
るガスセンサ素子の応答性及び出力性能等が大きく変化
する(図17参照)。更に、温度の制御精度がセンサの
精度に比例するため固体電解質体の温度制御をより正確
に行うことが非常に重要である。
【0003】この問題に対して、これまでに特開平10
−48180号公報等に開示された装置が知られてい
る。しかし、この技術は濃度測定用の固体電解質体に設
けられた検知電極及び基準電極をそのまま温度制御に利
用するものであり、用いる検知電極によっては他のガス
センサ素子及びガス濃度測定装置にそのまま転用するこ
とができない場合がある。また、酸素以外のガス成分の
濃度を測定できるセンサとして、例えば、特開昭60−
61654号公報、特表平8−5108号公報、特表平
11−510908号公報等に開示されたガスセンサ等
が知られているがいずれにおいても温度制御に関する技
術は開示されていない。
−48180号公報等に開示された装置が知られてい
る。しかし、この技術は濃度測定用の固体電解質体に設
けられた検知電極及び基準電極をそのまま温度制御に利
用するものであり、用いる検知電極によっては他のガス
センサ素子及びガス濃度測定装置にそのまま転用するこ
とができない場合がある。また、酸素以外のガス成分の
濃度を測定できるセンサとして、例えば、特開昭60−
61654号公報、特表平8−5108号公報、特表平
11−510908号公報等に開示されたガスセンサ等
が知られているがいずれにおいても温度制御に関する技
術は開示されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するものであり、測定対象ガス種によらず、正確な
温度制御を確実に行うことができるガスセンサ素子及び
このガスセンサ素子を用いたガス濃度測定装置を提供す
ることを目的とする。
解決するものであり、測定対象ガス種によらず、正確な
温度制御を確実に行うことができるガスセンサ素子及び
このガスセンサ素子を用いたガス濃度測定装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、問題を解
決するために種々の方法を試みた。例えば、(1)熱電
対やサーミスタ等の温度測定素子を設置する方法では、
温度測定素子を別途設ける必要があり、生産性が悪く、
コストがかかる。また、(2)ヒーター素子の発熱抵抗
体の抵抗を一定に制御する方法では、発熱抵抗体は温度
に対する抵抗変化が少なく、十分な精度を確保し難い。
更に、(3)ガスセンサ素子の検知電極と基準電極との
間の抵抗を一定に制御する方法では、この抵抗は温度に
対して比較的大きく変化するため制御はし易いが、検知
電極に酸化物等の高抵抗な材料を含有する電極を用いる
場合は抵抗が大きく、且つばらつき易く制御が困難であ
った。これらの結果を鑑みて本発明を完成させた。
決するために種々の方法を試みた。例えば、(1)熱電
対やサーミスタ等の温度測定素子を設置する方法では、
温度測定素子を別途設ける必要があり、生産性が悪く、
コストがかかる。また、(2)ヒーター素子の発熱抵抗
体の抵抗を一定に制御する方法では、発熱抵抗体は温度
に対する抵抗変化が少なく、十分な精度を確保し難い。
更に、(3)ガスセンサ素子の検知電極と基準電極との
間の抵抗を一定に制御する方法では、この抵抗は温度に
対して比較的大きく変化するため制御はし易いが、検知
電極に酸化物等の高抵抗な材料を含有する電極を用いる
場合は抵抗が大きく、且つばらつき易く制御が困難であ
った。これらの結果を鑑みて本発明を完成させた。
【0006】本発明のガスセンサ素子は、酸素イオン導
電性を有する固体電解質体と、該固体電解質体の表面に
形成された検知電極及び該固体電解質体の表面又は内部
に形成された基準電極からなるガス濃度測定用電極対
と、該固体電解質体の表面及び内部のうちの少なくとも
一方に形成された2つの電極からなる抵抗測定用電極対
とを備えることを特徴とする。
電性を有する固体電解質体と、該固体電解質体の表面に
形成された検知電極及び該固体電解質体の表面又は内部
に形成された基準電極からなるガス濃度測定用電極対
と、該固体電解質体の表面及び内部のうちの少なくとも
一方に形成された2つの電極からなる抵抗測定用電極対
とを備えることを特徴とする。
【0007】上記「固体電解質体」は、酸素イオン導電
性を有すれば特に限定されず各種の固体電解質体を用い
ることができる。このような固体電解質体としては、例
えば、ジルコニア系固体電解質体(イットリア安定化ジ
ルコニア焼結体等)、BaCeO3系固体電解質体{B
a(Ce,Gd)O3系焼結体等}、LaGaO3系固体
電解質体{(La,Sr)(Ga,Mg)O3系焼結体
等}などを用いることができる。また、この固体電解質
体の形状も特に限定されず、有底円筒型、板型(長方形
型、円盤型等)、薄膜型などを適宜選択して用いること
ができる。
性を有すれば特に限定されず各種の固体電解質体を用い
ることができる。このような固体電解質体としては、例
えば、ジルコニア系固体電解質体(イットリア安定化ジ
ルコニア焼結体等)、BaCeO3系固体電解質体{B
a(Ce,Gd)O3系焼結体等}、LaGaO3系固体
電解質体{(La,Sr)(Ga,Mg)O3系焼結体
等}などを用いることができる。また、この固体電解質
体の形状も特に限定されず、有底円筒型、板型(長方形
型、円盤型等)、薄膜型などを適宜選択して用いること
ができる。
【0008】上記「検知電極」は固体電解質体の表面に
形成され、被測定ガスに直接的又は間接的(保護層等を
介して)に晒される電極である。また、上記「基準電
極」は(1)固体電解質体の表面に形成されて基準ガス
と接する電極、(2)固体電解質体の表面に形成されて
測定目的の成分ガスと接触し、検知電極よりも低い電位
を示す電極、(3)固体電解質体の内部に形成されて酸
素ポンプ作用により形成された一定圧力の酸素雰囲気下
におかれる電極、のいずれかである。
形成され、被測定ガスに直接的又は間接的(保護層等を
介して)に晒される電極である。また、上記「基準電
極」は(1)固体電解質体の表面に形成されて基準ガス
と接する電極、(2)固体電解質体の表面に形成されて
測定目的の成分ガスと接触し、検知電極よりも低い電位
を示す電極、(3)固体電解質体の内部に形成されて酸
素ポンプ作用により形成された一定圧力の酸素雰囲気下
におかれる電極、のいずれかである。
【0009】上記「ガス濃度測定用電極対」は基準電極
と検知電極とからなる1対の電極対であり、このガス濃
度測定用電極対は備える種類及び数等は制限されない。
更に、基準電極及び検知電極についても備える種類及び
数は制限されない。即ち、1種の検知電極を2つ備え且
つ1種の基準電極を2つ備えることができる。また、2
種の検知電極を各々1つずつ備え且つ1種の基準電極を
2つ備えることもできる。
と検知電極とからなる1対の電極対であり、このガス濃
度測定用電極対は備える種類及び数等は制限されない。
更に、基準電極及び検知電極についても備える種類及び
数は制限されない。即ち、1種の検知電極を2つ備え且
つ1種の基準電極を2つ備えることができる。また、2
種の検知電極を各々1つずつ備え且つ1種の基準電極を
2つ備えることもできる。
【0010】この検知電極及び基準電極は1種の検知電
極を1つ備え且つ1種の基準電極を1つ備えることで測
定目的である1種又は1群の成分ガスの濃度に対応する
起電力を生じさせることができる。但し、検知電極を構
成する材料により測定できる成分ガスの種類を変化させ
ることができるため、2種以上の検知電極を備えること
により2種以上の成分ガス又は2群以上の成分ガスの濃
度に対応する起電力を生じさせることができる。この
時、基準電極は検知電極に対応する種類を備える必要は
必ずしもなく、全ての種類のガス濃度測定用電極対の各
基準電極を兼用する1種の基準電極を1つ備えるだけで
あってもよい。
極を1つ備え且つ1種の基準電極を1つ備えることで測
定目的である1種又は1群の成分ガスの濃度に対応する
起電力を生じさせることができる。但し、検知電極を構
成する材料により測定できる成分ガスの種類を変化させ
ることができるため、2種以上の検知電極を備えること
により2種以上の成分ガス又は2群以上の成分ガスの濃
度に対応する起電力を生じさせることができる。この
時、基準電極は検知電極に対応する種類を備える必要は
必ずしもなく、全ての種類のガス濃度測定用電極対の各
基準電極を兼用する1種の基準電極を1つ備えるだけで
あってもよい。
【0011】これら検知電極及び基準電極は結果的に上
記の起電力を生じさせることができれば形状、大きさ、
厚さ及び構成材料等は限定されないが、その厚さは2μ
m以上(更には2〜15μm、特に5〜12μm)とす
ることが好ましい。2μm未満であると十分な導通を図
ることが困難となる場合がある。また、検知電極におい
ては、その厚さは50μm以下とすることが好ましい。
50μmを超えて厚い場合は被測定ガスが、被測定ガス
と検知電極と固体電解質体とが接する三相界面に達する
ことが困難となり、感度の低下を招くことがある。尚、
各々の電極は固体電解質体との密着性を向上させるため
に貴金属を主成分(全体の95質量%以上)とする接合
層(1層又は2層以上)を介して形成されていてもよ
い。
記の起電力を生じさせることができれば形状、大きさ、
厚さ及び構成材料等は限定されないが、その厚さは2μ
m以上(更には2〜15μm、特に5〜12μm)とす
ることが好ましい。2μm未満であると十分な導通を図
ることが困難となる場合がある。また、検知電極におい
ては、その厚さは50μm以下とすることが好ましい。
50μmを超えて厚い場合は被測定ガスが、被測定ガス
と検知電極と固体電解質体とが接する三相界面に達する
ことが困難となり、感度の低下を招くことがある。尚、
各々の電極は固体電解質体との密着性を向上させるため
に貴金属を主成分(全体の95質量%以上)とする接合
層(1層又は2層以上)を介して形成されていてもよ
い。
【0012】上記「抵抗測定用電極対」は2つの電極
(抵抗測定用電極A及び抵抗測定用電極B)からなる1
対の電極対であり、電圧を印加することにより、これら
の電極が形成されている固体電解質体の内部抵抗を測定
することができる。この内部抵抗は固体電解質体の温度
と相関を有する。従って、内部抵抗を測定し、その測定
結果に基づき内部抵抗に相関する固体電解質体の温度を
制御することができる。この温度の制御により固体電解
質体の酸素イオンの導電性能を適切な程度に常に調整
し、保持することが可能となる。特に、ガス濃度測定用
電極対とは別設されることで検知電極を構成する材料に
よらず、抵抗測定に適した電極を用いることができる。
従って、正確な内部抵抗の測定を行うことができる。
(抵抗測定用電極A及び抵抗測定用電極B)からなる1
対の電極対であり、電圧を印加することにより、これら
の電極が形成されている固体電解質体の内部抵抗を測定
することができる。この内部抵抗は固体電解質体の温度
と相関を有する。従って、内部抵抗を測定し、その測定
結果に基づき内部抵抗に相関する固体電解質体の温度を
制御することができる。この温度の制御により固体電解
質体の酸素イオンの導電性能を適切な程度に常に調整
し、保持することが可能となる。特に、ガス濃度測定用
電極対とは別設されることで検知電極を構成する材料に
よらず、抵抗測定に適した電極を用いることができる。
従って、正確な内部抵抗の測定を行うことができる。
【0013】この抵抗測定用電極対を構成する両電極は
結果的に上記の抵抗を測定することができれば形成場
所、形状、大きさ、厚さ及び構成材料等は限定されな
い。また、各々の電極は固体電解質体との密着性を向上
させるために貴金属を主成分(全体の95質量%以上)
とする接合層(1層又は2層以上)を介して形成されて
いてもよい。
結果的に上記の抵抗を測定することができれば形成場
所、形状、大きさ、厚さ及び構成材料等は限定されな
い。また、各々の電極は固体電解質体との密着性を向上
させるために貴金属を主成分(全体の95質量%以上)
とする接合層(1層又は2層以上)を介して形成されて
いてもよい。
【0014】更に、抵抗測定用電極対の一方の電極は、
前記ガス濃度測定用電極対の基準電極と兼用された1つ
の電極であってもよい。従って、ガス濃度測定用電極対
を2対以上備える場合は、それらの各基準電極と、抵抗
測定用電極対の一方の電極とを兼用する1つの兼用電極
により構成することができる。
前記ガス濃度測定用電極対の基準電極と兼用された1つ
の電極であってもよい。従って、ガス濃度測定用電極対
を2対以上備える場合は、それらの各基準電極と、抵抗
測定用電極対の一方の電極とを兼用する1つの兼用電極
により構成することができる。
【0015】これらガス濃度測定用電極対の基準電極及
び抵抗測定用電極対を構成する両方の電極は、自身の抵
抗が小さく(電気抵抗率が10−2Ω・cm以下である
ことが好ましい。但し、Ω・cmとは試料の大きさにお
いて1×1×1cm3当たりの抵抗値を示す)、耐熱性
及び耐食性に優れ、更に固体電解質体上に被膜を形成し
た場合に密着性に優れることが好ましい。このような電
極は貴金属及び貴金属を含有する導電材からなることが
好ましい。この貴金属はこれらのなかでもOsを除く少
なくとも1種であることがより好ましく、Pt、Pd及
びAuから選ばれる少なくとも1種であることが特に好
ましく、Ptであることが更に好ましい。また、貴金属
は電極全体に対して70質量%以上(好ましくは80質
量%以上、更に好ましくは90質量%以上)含有される
ことが好ましい。貴金属の含有量が70質量%未満とな
ると電極自体の抵抗が次第に大きくなる傾向にあるため
である。但し、基準電極及び抵抗測定用電極対を構成す
る両電極の各々は同一材料からなる必要はない。
び抵抗測定用電極対を構成する両方の電極は、自身の抵
抗が小さく(電気抵抗率が10−2Ω・cm以下である
ことが好ましい。但し、Ω・cmとは試料の大きさにお
いて1×1×1cm3当たりの抵抗値を示す)、耐熱性
及び耐食性に優れ、更に固体電解質体上に被膜を形成し
た場合に密着性に優れることが好ましい。このような電
極は貴金属及び貴金属を含有する導電材からなることが
好ましい。この貴金属はこれらのなかでもOsを除く少
なくとも1種であることがより好ましく、Pt、Pd及
びAuから選ばれる少なくとも1種であることが特に好
ましく、Ptであることが更に好ましい。また、貴金属
は電極全体に対して70質量%以上(好ましくは80質
量%以上、更に好ましくは90質量%以上)含有される
ことが好ましい。貴金属の含有量が70質量%未満とな
ると電極自体の抵抗が次第に大きくなる傾向にあるため
である。但し、基準電極及び抵抗測定用電極対を構成す
る両電極の各々は同一材料からなる必要はない。
【0016】本発明のガスセンサ素子は、検知電極と、
抵抗測定用電極対のうちの一方の電極(以下、単に「抵
抗測定用電極A」という)とは各々固体電解質体の被測
定ガスに晒される一面側に形成され、基準電極と抵抗測
定用電極対のうちの他方の電極(以下、単に「抵抗測定
用電極B」という)とは各々固体電解質体の他面側に形
成された形態とすることができる。このガスセンサ素子
の一例を模式的な断面図として図1に示す。
抵抗測定用電極対のうちの一方の電極(以下、単に「抵
抗測定用電極A」という)とは各々固体電解質体の被測
定ガスに晒される一面側に形成され、基準電極と抵抗測
定用電極対のうちの他方の電極(以下、単に「抵抗測定
用電極B」という)とは各々固体電解質体の他面側に形
成された形態とすることができる。このガスセンサ素子
の一例を模式的な断面図として図1に示す。
【0017】更に、検知電極と、抵抗測定用電極Aとは
各々固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に形成
され、基準電極と抵抗測定用電極Bとは兼用された1つ
の兼用電極であり、兼用電極は固体電解質体の他面側に
形成された形態とすることができる。このガスセンサ素
子の一例を模式的な断面図として図2に示す。
各々固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に形成
され、基準電極と抵抗測定用電極Bとは兼用された1つ
の兼用電極であり、兼用電極は固体電解質体の他面側に
形成された形態とすることができる。このガスセンサ素
子の一例を模式的な断面図として図2に示す。
【0018】また、検知電極は固体電解質体の被測定ガ
スに晒される一面側に形成され、抵抗測定用電極Aは固
体電解質体の他面側に形成され、基準電極と抵抗測定用
電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、兼用電極
は固体電解質体の内部において検知電極と抵抗測定用電
極Aとに挟まれる位置に形成された形態とすることがで
きる。このガスセンサ素子の一例を模式的な断面図とし
て図3に示す。
スに晒される一面側に形成され、抵抗測定用電極Aは固
体電解質体の他面側に形成され、基準電極と抵抗測定用
電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、兼用電極
は固体電解質体の内部において検知電極と抵抗測定用電
極Aとに挟まれる位置に形成された形態とすることがで
きる。このガスセンサ素子の一例を模式的な断面図とし
て図3に示す。
【0019】尚、固体電解質体の内部において兼用電極
は検知電極と抵抗測定用電極Aとに挟まれない位置に形
成されていても、少なくとも検知電極と兼用電極との間
の酸素イオン導電性が確保できる程度に近い位置に形成
されていれば、ガス濃度の測定及び抵抗の測定は行うこ
とが可能である。しかし、検知電極と抵抗測定用電極A
との共通する投影面に兼用電極がより広い面積で存在す
ることが好ましい。このことは各々挟む電極及び挟まれ
る電極は異なるが、後述するガスセンサ素子(図4、図
7及び図8等)においても同様である。
は検知電極と抵抗測定用電極Aとに挟まれない位置に形
成されていても、少なくとも検知電極と兼用電極との間
の酸素イオン導電性が確保できる程度に近い位置に形成
されていれば、ガス濃度の測定及び抵抗の測定は行うこ
とが可能である。しかし、検知電極と抵抗測定用電極A
との共通する投影面に兼用電極がより広い面積で存在す
ることが好ましい。このことは各々挟む電極及び挟まれ
る電極は異なるが、後述するガスセンサ素子(図4、図
7及び図8等)においても同様である。
【0020】更に、検知電極は固体電解質体の被測定ガ
スに晒される一面側に形成され、抵抗測定用電極A及び
抵抗測定用電極Bの両電極は固体電解質体の他面側に形
成され、基準電極は固体電解質体の内部において検知電
極と抵抗測定用電極対とに挟まれる位置に形成された形
態とすることができる。このガスセンサ素子の一例を模
式的な断面図として図4に示す。
スに晒される一面側に形成され、抵抗測定用電極A及び
抵抗測定用電極Bの両電極は固体電解質体の他面側に形
成され、基準電極は固体電解質体の内部において検知電
極と抵抗測定用電極対とに挟まれる位置に形成された形
態とすることができる。このガスセンサ素子の一例を模
式的な断面図として図4に示す。
【0021】また、本発明のガスセンサ素子では、ガス
濃度測定用電極対として酸素濃度測定用電極対と非酸素
ガス濃度測定用電極対との2種(但し、非酸素ガス濃度
測定用電極対は異なる成分ガス濃度を測定する2種以上
であってもよい)を備えるものとすることができる。即
ち、酸素イオン導電性を有する固体電解質体と、固体電
解質体の表面に形成された非酸素ガス用検知電極及び該
固体電解質体の表面又は内部に形成された非酸素ガス用
基準電極からなる非酸素ガス濃度測定用電極対と、該固
体電解質体の表面に形成された酸素用検知電極及び該固
体電解質体の表面又は内部に形成された酸素用基準電極
からなる酸素濃度測定用電極対と、該固体電解質体の表
面及び内部のうちの少なくとも一方に形成された2つの
電極からなる抵抗測定用電極対とを備えることを特徴と
するガスセンサ素子である。
濃度測定用電極対として酸素濃度測定用電極対と非酸素
ガス濃度測定用電極対との2種(但し、非酸素ガス濃度
測定用電極対は異なる成分ガス濃度を測定する2種以上
であってもよい)を備えるものとすることができる。即
ち、酸素イオン導電性を有する固体電解質体と、固体電
解質体の表面に形成された非酸素ガス用検知電極及び該
固体電解質体の表面又は内部に形成された非酸素ガス用
基準電極からなる非酸素ガス濃度測定用電極対と、該固
体電解質体の表面に形成された酸素用検知電極及び該固
体電解質体の表面又は内部に形成された酸素用基準電極
からなる酸素濃度測定用電極対と、該固体電解質体の表
面及び内部のうちの少なくとも一方に形成された2つの
電極からなる抵抗測定用電極対とを備えることを特徴と
するガスセンサ素子である。
【0022】上記「非酸素ガス濃度測定用電極対」は、
酸素を除くガス種であって、1種の非酸素ガス用検知電
極に対して所定の1種又は1群の成分ガスの濃度に対応
する起電力を生じることができる。この非酸素ガス濃度
測定用電極対は1種のみを備えても、2種以上を備えて
もよい。2種以上備える場合にあっては、非酸素ガス用
検知電極を2種以上備え非酸素ガス用基準電極は1種の
みを備えるものであってもよい。この非酸素ガス濃度測
定用電極対により濃度を測定することができる成分ガス
としては、例えば、水素、アンモニア、炭化水素ガス、
ヘテロ原子を有する炭化水素系ガス、及び、炭素、窒
素、硫黄の酸化物(一酸化炭素、二酸化炭素、一酸化窒
素、二酸化窒素、二酸化硫黄等)を挙げることができ
る。
酸素を除くガス種であって、1種の非酸素ガス用検知電
極に対して所定の1種又は1群の成分ガスの濃度に対応
する起電力を生じることができる。この非酸素ガス濃度
測定用電極対は1種のみを備えても、2種以上を備えて
もよい。2種以上備える場合にあっては、非酸素ガス用
検知電極を2種以上備え非酸素ガス用基準電極は1種の
みを備えるものであってもよい。この非酸素ガス濃度測
定用電極対により濃度を測定することができる成分ガス
としては、例えば、水素、アンモニア、炭化水素ガス、
ヘテロ原子を有する炭化水素系ガス、及び、炭素、窒
素、硫黄の酸化物(一酸化炭素、二酸化炭素、一酸化窒
素、二酸化窒素、二酸化硫黄等)を挙げることができ
る。
【0023】上記「非酸素ガス用検知電極」としては、
貴金属に種々の酸化物を含有する電極を用いることがで
きる。この酸化物の種類及び含有割合等によって測定で
きる成分ガス種が変化する。酸化物としては、例えば、
Zr、Al、In、Fe、Cu、Ta、Ga、Sr、E
u、W、Ce、Ti及びSnのうちの少なくとも1種を
含有する酸化物を挙げることができる。このような酸化
物を含有する検知電極を備えることで特に、水素、一酸
化炭素、アンモニア、炭化水素ガス及びヘテロ原子を有
する炭化水素系ガスの濃度を精度よく測定できるガスセ
ンサ素子が得られる。
貴金属に種々の酸化物を含有する電極を用いることがで
きる。この酸化物の種類及び含有割合等によって測定で
きる成分ガス種が変化する。酸化物としては、例えば、
Zr、Al、In、Fe、Cu、Ta、Ga、Sr、E
u、W、Ce、Ti及びSnのうちの少なくとも1種を
含有する酸化物を挙げることができる。このような酸化
物を含有する検知電極を備えることで特に、水素、一酸
化炭素、アンモニア、炭化水素ガス及びヘテロ原子を有
する炭化水素系ガスの濃度を精度よく測定できるガスセ
ンサ素子が得られる。
【0024】更に、プロトン導電性を有する酸化物等を
含有させることができる。このようなプロトンイオン導
電性を有する酸化物としては、SrCeO3系プロトン
導電性酸化物{Sr(Ce,Yb)O3等}、SrZr
O3系プロトン導電性酸化物{Sr(Zr,Y)O3、S
r(Zr,Yb)O3等}、BaCeO3系プロトン導電
性酸化物{Ba(Ce,Y)O3、Ba(Ce,Nd)
O3等}、CaZrO3系プロトン導電性酸化物{Ca
(Zr,In)O3等}等を挙げることができる。
含有させることができる。このようなプロトンイオン導
電性を有する酸化物としては、SrCeO3系プロトン
導電性酸化物{Sr(Ce,Yb)O3等}、SrZr
O3系プロトン導電性酸化物{Sr(Zr,Y)O3、S
r(Zr,Yb)O3等}、BaCeO3系プロトン導電
性酸化物{Ba(Ce,Y)O3、Ba(Ce,Nd)
O3等}、CaZrO3系プロトン導電性酸化物{Ca
(Zr,In)O3等}等を挙げることができる。
【0025】このような酸化物を含有する検知電極を備
えることで水素、一酸化炭素及び一酸化窒素等に対する
感度を低下させ、逆に炭化水素ガス(特に、エタンを除
く炭素数2〜15の飽和炭化水素ガス、不飽和炭化水素
ガス、環状炭化水素ガス)に対する感度を向上させる効
果があるため、これらの炭化水素ガスの濃度を精度よく
測定することができるガスセンサ素子を得ることができ
る。
えることで水素、一酸化炭素及び一酸化窒素等に対する
感度を低下させ、逆に炭化水素ガス(特に、エタンを除
く炭素数2〜15の飽和炭化水素ガス、不飽和炭化水素
ガス、環状炭化水素ガス)に対する感度を向上させる効
果があるため、これらの炭化水素ガスの濃度を精度よく
測定することができるガスセンサ素子を得ることができ
る。
【0026】これら酸化物は、検知電極全体に対して4
〜15質量%(より好ましくは4〜13質量%、更に好
ましくは5〜10質量%)であることが好ましい。酸化
物の含有量が4質量%未満であると、酸化物を含有させ
た効果が十分に得られ難くなる傾向にある。一方、15
質量%を超えて含有されると検知電極の抵抗が過度に大
きくなることがあり好ましくない。また、検知電極の酸
化物を除く残部は貴金属からなることが好ましい。これ
により電極としての十分な導電性が確保できる。一方、
上記「非酸素ガス用基準電極」、上記「酸素用検知電
極」及び上記「酸素用基準電極」としては、前記のガス
濃度測定用電極対の基準電極及び抵抗測定用電極対を構
成する両方の電極におけると同様である。
〜15質量%(より好ましくは4〜13質量%、更に好
ましくは5〜10質量%)であることが好ましい。酸化
物の含有量が4質量%未満であると、酸化物を含有させ
た効果が十分に得られ難くなる傾向にある。一方、15
質量%を超えて含有されると検知電極の抵抗が過度に大
きくなることがあり好ましくない。また、検知電極の酸
化物を除く残部は貴金属からなることが好ましい。これ
により電極としての十分な導電性が確保できる。一方、
上記「非酸素ガス用基準電極」、上記「酸素用検知電
極」及び上記「酸素用基準電極」としては、前記のガス
濃度測定用電極対の基準電極及び抵抗測定用電極対を構
成する両方の電極におけると同様である。
【0027】このガスセンサ素子は、非酸素ガス用検知
電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aとは固体電解
質体の被測定ガスに晒される一面側に形成され、非酸素
ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵抗測定用電極Bと
は兼用された1つの兼用電極であり、固体電解質体の他
面側に形成された形態とすることができる。このガスセ
ンサ素子の一例を模式的な断面図として図5に示す。
電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aとは固体電解
質体の被測定ガスに晒される一面側に形成され、非酸素
ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵抗測定用電極Bと
は兼用された1つの兼用電極であり、固体電解質体の他
面側に形成された形態とすることができる。このガスセ
ンサ素子の一例を模式的な断面図として図5に示す。
【0028】更に、非酸素ガス用検知電極と酸素用検知
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵
抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極と抵抗測定用電極Aとは固体電解質体の他面側
に形成されてた形態とすることができる。このガスセン
サ素子の一例を模式的な断面図として図6に示す。
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵
抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極と抵抗測定用電極Aとは固体電解質体の他面側
に形成されてた形態とすることができる。このガスセン
サ素子の一例を模式的な断面図として図6に示す。
【0029】また、非酸素ガス用検知電極と酸素用検知
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、抵抗測定用電極Aは固体電解質体の他面側に
形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵
抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極は固体電解質体の内部において非酸素ガス用検
知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aとに挟まれ
る位置に形成された形態とすることができる。このガス
センサ素子の一例を模式的な断面図として図7に示す。
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、抵抗測定用電極Aは固体電解質体の他面側に
形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用基準電極と抵
抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極は固体電解質体の内部において非酸素ガス用検
知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aとに挟まれ
る位置に形成された形態とすることができる。このガス
センサ素子の一例を模式的な断面図として図7に示す。
【0030】更に、非酸素ガス用検知電極と酸素用検知
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、抵抗測定用電極A及び抵抗測定用電極Bは固
体電解質体の他面に形成され、非酸素ガス用基準電極と
酸素用基準電極とは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極は固体電解質体の内部において非酸素ガス用検
知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aと抵抗測定
用電極Bとに挟まれる位置に形成された形態とすること
ができる。このガスセンサ素子の一例を模式的な断面図
として図8に示す。
電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に
形成され、抵抗測定用電極A及び抵抗測定用電極Bは固
体電解質体の他面に形成され、非酸素ガス用基準電極と
酸素用基準電極とは兼用された1つの兼用電極であり、
兼用電極は固体電解質体の内部において非酸素ガス用検
知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極Aと抵抗測定
用電極Bとに挟まれる位置に形成された形態とすること
ができる。このガスセンサ素子の一例を模式的な断面図
として図8に示す。
【0031】このような本発明のガスセンサ素子は、温
度400〜900℃(更に550〜800℃、特に55
0〜700℃)で使用することが好ましい。400℃未
満では固体電解質体が十分に活性化されず感度及び精度
が低下する傾向にある。一方、900℃以上であっても
感度及び精度が低下する傾向にある。
度400〜900℃(更に550〜800℃、特に55
0〜700℃)で使用することが好ましい。400℃未
満では固体電解質体が十分に活性化されず感度及び精度
が低下する傾向にある。一方、900℃以上であっても
感度及び精度が低下する傾向にある。
【0032】本発明のガス濃度測定装置は、本発明のガ
スセンサ素子と、ヒータ素子と、温度制御手段とを備え
ることを特徴とする。
スセンサ素子と、ヒータ素子と、温度制御手段とを備え
ることを特徴とする。
【0033】上記「ヒータ素子」は固体電解質体を加熱
し、所定の温度に加熱保持するための素子であり、この
ような特性を有すれば形状、材質等特に限定されない。
固体電解質体が有底円筒型である場合は、丸棒状及び平
板状等の棒状ヒータ素子を用いることができる。一方、
固体電解質体が積層板型である場合は、ヒータ素子を積
層体の一部に一体に備えてもよく、固体電解質体の近傍
に別体に備えてもよい。このヒータ素子は、通常、内部
に発熱抵抗体と、この発熱抵抗体から延設されたリード
部とを備える。発熱抵抗体は、リード部を伝って外部か
ら印加された電圧により発熱する。
し、所定の温度に加熱保持するための素子であり、この
ような特性を有すれば形状、材質等特に限定されない。
固体電解質体が有底円筒型である場合は、丸棒状及び平
板状等の棒状ヒータ素子を用いることができる。一方、
固体電解質体が積層板型である場合は、ヒータ素子を積
層体の一部に一体に備えてもよく、固体電解質体の近傍
に別体に備えてもよい。このヒータ素子は、通常、内部
に発熱抵抗体と、この発熱抵抗体から延設されたリード
部とを備える。発熱抵抗体は、リード部を伝って外部か
ら印加された電圧により発熱する。
【0034】上記「温度制御手段」は、固体電解質体の
内部抵抗に基づきヒータ素子への印加電圧を制御する手
段である。この温度制御手段は特に限定されないが、抵
抗測定用電極対を用いて固体電解質体の内部抵抗を測定
する抵抗測定手段、抵抗測定手段から出力されたデータ
に基づきヒータ素子に印加する電圧を算出する印加電圧
算出手段、ヒータ素子に電圧を印加する電圧印加手段と
から構成することができる。
内部抵抗に基づきヒータ素子への印加電圧を制御する手
段である。この温度制御手段は特に限定されないが、抵
抗測定用電極対を用いて固体電解質体の内部抵抗を測定
する抵抗測定手段、抵抗測定手段から出力されたデータ
に基づきヒータ素子に印加する電圧を算出する印加電圧
算出手段、ヒータ素子に電圧を印加する電圧印加手段と
から構成することができる。
【0035】このガス濃度測定装置の一例として、ガス
センサ素子のうちの1形態である非酸素ガス用検知電極
と酸素用検知電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒さ
れる一面側に形成され、抵抗測定用電極Aは固体電解質
体の他面側に形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用
基準電極と抵抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用
電極であり、兼用電極は固体電解質体の内部において非
酸素ガス用検知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極
Aとに挟まれる位置に形成されたガスセンサ素子(図
7)を用いてガス濃度測定装置を構成した場合の模式図
を図9に示す。
センサ素子のうちの1形態である非酸素ガス用検知電極
と酸素用検知電極とは固体電解質体の被測定ガスに晒さ
れる一面側に形成され、抵抗測定用電極Aは固体電解質
体の他面側に形成され、非酸素ガス用基準電極と酸素用
基準電極と抵抗測定用電極Bとは兼用された1つの兼用
電極であり、兼用電極は固体電解質体の内部において非
酸素ガス用検知電極と酸素用検知電極と抵抗測定用電極
Aとに挟まれる位置に形成されたガスセンサ素子(図
7)を用いてガス濃度測定装置を構成した場合の模式図
を図9に示す。
【0036】このガス濃度測定装置Sでは、抵抗測定用
電極対(121d及び12c)と抵抗測定手段31とを
用いて固体電解質体11(抵抗測定用電極対に挟まれる
間の固体電解質体部分)の内部抵抗を測定し、得られた
抵抗値より印加電圧算出手段32を用いて固体電解質体
11の温度を一定に保持するためにヒータ素子2に印加
すべき電圧を算出する。そして、この印加すべき電圧の
情報は電圧印加手段33に伝えられ、この電圧印加手段
3により電圧が印加される。これにより固体電解質体1
1の温度が常に一定に保持されるようにヒータ素子2が
制御される。
電極対(121d及び12c)と抵抗測定手段31とを
用いて固体電解質体11(抵抗測定用電極対に挟まれる
間の固体電解質体部分)の内部抵抗を測定し、得られた
抵抗値より印加電圧算出手段32を用いて固体電解質体
11の温度を一定に保持するためにヒータ素子2に印加
すべき電圧を算出する。そして、この印加すべき電圧の
情報は電圧印加手段33に伝えられ、この電圧印加手段
3により電圧が印加される。これにより固体電解質体1
1の温度が常に一定に保持されるようにヒータ素子2が
制御される。
【0037】上記の条件の元において非酸素ガス濃度測
定手段41及び酸素濃度測定手段42により出力される
信号を元に、中央演算装置5において酸素の濃度に起因
する非酸素ガスの濃度を補正することで、温度の影響を
受けず、更には酸素濃度の影響を受けない非常に正確な
非酸素ガスの濃度を知ることができる。尚、この時、同
時に酸素の濃度を知ることもできる。また、図9におい
ては印加電圧算出手段32が中央演算装置5の一部とな
っているが、この印加電圧算出手段は別体に設けられて
いてもよい。
定手段41及び酸素濃度測定手段42により出力される
信号を元に、中央演算装置5において酸素の濃度に起因
する非酸素ガスの濃度を補正することで、温度の影響を
受けず、更には酸素濃度の影響を受けない非常に正確な
非酸素ガスの濃度を知ることができる。尚、この時、同
時に酸素の濃度を知ることもできる。また、図9におい
ては印加電圧算出手段32が中央演算装置5の一部とな
っているが、この印加電圧算出手段は別体に設けられて
いてもよい。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明する。 [1]ガス濃度測定装置の製造 本発明のガスセンサ素子の一例として、酸素濃度測定用
電極対と非酸素ガス濃度測定用電極対である可燃性ガス
濃度測定用電極対と抵抗測定用電極対とを備えるガスセ
ンサ素子の製造方法を以下に説明する。 (1)ガスセンサ素子の製造 5.4mol%のイットリアを含有する安定化ジルコニ
ア粉末、有機バインダ及び可塑剤等を混合・混練したペ
ーストをドクターブレード法によりシート状に成形し、
乾燥させて生素地を2枚(焼成されて、固体電解質体上
部11a及び固体電解質体11bとなる)作製した。こ
の各々の生素地の所定位置に可燃性ガス用検知電極12
3aと抵抗測定用電極A121dとを白金リード線13
a及び13cに接続するためのスルーホール111a及
び111bを孔設した。
的に説明する。 [1]ガス濃度測定装置の製造 本発明のガスセンサ素子の一例として、酸素濃度測定用
電極対と非酸素ガス濃度測定用電極対である可燃性ガス
濃度測定用電極対と抵抗測定用電極対とを備えるガスセ
ンサ素子の製造方法を以下に説明する。 (1)ガスセンサ素子の製造 5.4mol%のイットリアを含有する安定化ジルコニ
ア粉末、有機バインダ及び可塑剤等を混合・混練したペ
ーストをドクターブレード法によりシート状に成形し、
乾燥させて生素地を2枚(焼成されて、固体電解質体上
部11a及び固体電解質体11bとなる)作製した。こ
の各々の生素地の所定位置に可燃性ガス用検知電極12
3aと抵抗測定用電極A121dとを白金リード線13
a及び13cに接続するためのスルーホール111a及
び111bを孔設した。
【0039】その後、白金ペーストを一方の生素地(焼
成されて固体電解質体上部11aとなる)の一面にスク
リーン印刷し、乾燥させて未焼成の可燃性ガス用検知電
極リード部(焼成されて、可燃性ガス用検知電極リード
部1232aとなる)を形成した。その後、生素地の他
面に白金ペーストをスクリーン印刷し、乾燥させて未焼
成の兼用電極(焼成されて、兼用電極電極部121c及
び兼用電極リード部122cからなる兼用電極12cと
なり、可燃性ガス用基準電極123b及び抵抗測定用電
極B122dとを兼用する)と、未焼成の白金リード線
接続用の電極パット部123a及び123bを形成し
た。次いで、他方の生素地(焼成されて固体電解質体下
部11b)の一面に白金ペーストをスクリーン印刷し、
乾燥させて未焼成の抵抗測定用電極A(焼成されて抵抗
測定用電極A電極部1211d及び抵抗測定用電極Aリ
ード部1212dからなる抵抗測定用電極A121dと
なる)を形成した。その後、白金リード線13a、13
b、及び13cが焼成後に可燃性ガス用検知電極リード
部1232a及び兼用電極12c及び抵抗測定用電極A
121dの各々に電気的に接続されるように配置し、未
焼成の兼用電極が生素地で挟まれるようにこれら2枚の
生素地を積層して(未焼成の抵抗測定用電極Aは生素地
に挟まれない)未焼成積層体を形成した。この未焼成積
層体を温度1480℃において1時間焼成して積層体を
得た。
成されて固体電解質体上部11aとなる)の一面にスク
リーン印刷し、乾燥させて未焼成の可燃性ガス用検知電
極リード部(焼成されて、可燃性ガス用検知電極リード
部1232aとなる)を形成した。その後、生素地の他
面に白金ペーストをスクリーン印刷し、乾燥させて未焼
成の兼用電極(焼成されて、兼用電極電極部121c及
び兼用電極リード部122cからなる兼用電極12cと
なり、可燃性ガス用基準電極123b及び抵抗測定用電
極B122dとを兼用する)と、未焼成の白金リード線
接続用の電極パット部123a及び123bを形成し
た。次いで、他方の生素地(焼成されて固体電解質体下
部11b)の一面に白金ペーストをスクリーン印刷し、
乾燥させて未焼成の抵抗測定用電極A(焼成されて抵抗
測定用電極A電極部1211d及び抵抗測定用電極Aリ
ード部1212dからなる抵抗測定用電極A121dと
なる)を形成した。その後、白金リード線13a、13
b、及び13cが焼成後に可燃性ガス用検知電極リード
部1232a及び兼用電極12c及び抵抗測定用電極A
121dの各々に電気的に接続されるように配置し、未
焼成の兼用電極が生素地で挟まれるようにこれら2枚の
生素地を積層して(未焼成の抵抗測定用電極Aは生素地
に挟まれない)未焼成積層体を形成した。この未焼成積
層体を温度1480℃において1時間焼成して積層体を
得た。
【0040】次いで、市販の金ペーストに、金90質量
%に対して酸化インジウム10質量%となるように酸化
インジウム粉末を配合したペーストを得られた積層体の
一面にスクリーン印刷し、乾燥させ、更に、900℃で
焼き付けて可燃性ガス用検知電極部1231aを形成し
た。その後、可燃性ガス用検知電極123aの少なくと
も電極部1231aが覆われるようにガスセンサ素子1
の先端から長さ方向に約1.5cmの間の外周全面にス
ピネルを溶射により被覆させて拡散層(保護層)14を
形成してガスセンサ素子1を得た(図10及び図11を
参照)。
%に対して酸化インジウム10質量%となるように酸化
インジウム粉末を配合したペーストを得られた積層体の
一面にスクリーン印刷し、乾燥させ、更に、900℃で
焼き付けて可燃性ガス用検知電極部1231aを形成し
た。その後、可燃性ガス用検知電極123aの少なくと
も電極部1231aが覆われるようにガスセンサ素子1
の先端から長さ方向に約1.5cmの間の外周全面にス
ピネルを溶射により被覆させて拡散層(保護層)14を
形成してガスセンサ素子1を得た(図10及び図11を
参照)。
【0041】(2)ヒータ素子の作製 アルミナを主成分とするペーストをドクターブレード法
により成形し2枚の生素地(焼成されてヒータ本体部2
1a及び21bとなる)を得た。この一方の生素地の一
面に白金粉末、アルミナ粉末(8〜10質量%)、バイ
ンダ及び可塑剤を含有する発熱抵抗体用ペーストをスク
リーン印刷し、乾燥させて未焼成発熱抵抗体パターン
(焼成されて発熱抵抗体22)を形成した。その後、こ
の未焼成の発熱抵抗体パターンのリード部に白金リード
線23a及び23bを各々接合し、次いで、未焼成の発
熱抵抗体パターンが2枚の生素地で挟まれるように生素
地を積層して未焼成積層体を得た。この未焼成積層体を
焼成してヒータ素子2を得た(図10及び図11を参
照)。
により成形し2枚の生素地(焼成されてヒータ本体部2
1a及び21bとなる)を得た。この一方の生素地の一
面に白金粉末、アルミナ粉末(8〜10質量%)、バイ
ンダ及び可塑剤を含有する発熱抵抗体用ペーストをスク
リーン印刷し、乾燥させて未焼成発熱抵抗体パターン
(焼成されて発熱抵抗体22)を形成した。その後、こ
の未焼成の発熱抵抗体パターンのリード部に白金リード
線23a及び23bを各々接合し、次いで、未焼成の発
熱抵抗体パターンが2枚の生素地で挟まれるように生素
地を積層して未焼成積層体を得た。この未焼成積層体を
焼成してヒータ素子2を得た(図10及び図11を参
照)。
【0042】(3)ガス濃度測定装置の製造 (1)及び(2)で得られたガスセンサ素子1とヒータ
素子2とを密着させた状態で固定し、白金リード線に延
長リードを溶接した後、ガラス封着材でガスセンサ素子
とヒータ素子の後端側を封着し、更に、各延長リードを
コネクタに接続した。次いで、コネクタを通して可燃性
ガス用検知電極123a及び兼用電極12cに起電力測
定手段4を接続し、兼用電極12c及び抵抗測定用電極
A121dに抵抗測定手段31を接続した。次いで、こ
の抵抗測定手段31を印加電圧算出手段32に接続し、
更にこの印加電圧算出手段32を電圧印加手段33に接
続し、電圧印加手段33をヒータ素子2に接続してガス
濃度測定装置Sを得た(図12参照)。
素子2とを密着させた状態で固定し、白金リード線に延
長リードを溶接した後、ガラス封着材でガスセンサ素子
とヒータ素子の後端側を封着し、更に、各延長リードを
コネクタに接続した。次いで、コネクタを通して可燃性
ガス用検知電極123a及び兼用電極12cに起電力測
定手段4を接続し、兼用電極12c及び抵抗測定用電極
A121dに抵抗測定手段31を接続した。次いで、こ
の抵抗測定手段31を印加電圧算出手段32に接続し、
更にこの印加電圧算出手段32を電圧印加手段33に接
続し、電圧印加手段33をヒータ素子2に接続してガス
濃度測定装置Sを得た(図12参照)。
【0043】(1)〜(2)で得られたガスセンサ素子
とヒータ素子とを模式的な分解斜視図として図10に示
した。更に、このガスセンサ素子とヒータ素子の可燃性
ガス用電極電極部、兼用電極電極部、抵抗測定用電極電
極部及び発熱抵抗体の各々が存在する位置(図10に示
す断面P)で切断した模式的な断面図を図11に示し
た。但し、図10においては図11に示す拡散層は図示
していない。また、(3)において接続した各手段の接
続を説明する説明図を図12に示す。
とヒータ素子とを模式的な分解斜視図として図10に示
した。更に、このガスセンサ素子とヒータ素子の可燃性
ガス用電極電極部、兼用電極電極部、抵抗測定用電極電
極部及び発熱抵抗体の各々が存在する位置(図10に示
す断面P)で切断した模式的な断面図を図11に示し
た。但し、図10においては図11に示す拡散層は図示
していない。また、(3)において接続した各手段の接
続を説明する説明図を図12に示す。
【0044】[2]ガス濃度測定装置の評価 (1)制御方法による比較 [1](1)及び(2)で得られたガスセンサ素子の可
燃性ガス用検知電極に対応する位置の拡散層表面に熱電
対(外径0.2mm、以下「固体電解質体側熱電対」と
いう)を耐熱接着剤を用いて接着した。一方、ヒータ素
子の裏面側(可燃性ガス用検知電極とは反対面)の発熱
抵抗体に対応する位置に同じ熱電対(以下「ヒータ側熱
電対」という)を同様に接着した。この熱電対を設ける
こと以外は[1](1)〜(3)と同様にしてガス濃度
測定装置を得た(実施例1)。
燃性ガス用検知電極に対応する位置の拡散層表面に熱電
対(外径0.2mm、以下「固体電解質体側熱電対」と
いう)を耐熱接着剤を用いて接着した。一方、ヒータ素
子の裏面側(可燃性ガス用検知電極とは反対面)の発熱
抵抗体に対応する位置に同じ熱電対(以下「ヒータ側熱
電対」という)を同様に接着した。この熱電対を設ける
こと以外は[1](1)〜(3)と同様にしてガス濃度
測定装置を得た(実施例1)。
【0045】このガス濃度測定装置(実施例1)をモデ
ルガスを流通させることができるガス管内に可燃性ガス
用検知電極が突出することとなるように配設した。次い
で、酸素7%、二酸化炭素10%、水蒸気10%及び残
部が窒素であるベースガスに500ppmC(1500
ppm)のプロペンを含有させたモデルガスを毎分15
リットルの流速で上記のガス管内に流通させた。このモ
デルガスの温度は約100℃、約200℃、約300
℃、約400℃及び約500℃の各温度に加熱して流通
させた。
ルガスを流通させることができるガス管内に可燃性ガス
用検知電極が突出することとなるように配設した。次い
で、酸素7%、二酸化炭素10%、水蒸気10%及び残
部が窒素であるベースガスに500ppmC(1500
ppm)のプロペンを含有させたモデルガスを毎分15
リットルの流速で上記のガス管内に流通させた。このモ
デルガスの温度は約100℃、約200℃、約300
℃、約400℃及び約500℃の各温度に加熱して流通
させた。
【0046】上記モデルガスの温度を約100℃とし、
更に固体電解質体を約580℃(固体電解質体側熱電対
における温度)に加熱した時のヒータ側熱電対における
温度は約715℃であった。その後、モデルガスの温度
を上記の各温度に変化させて流通させ、ヒータ側熱電対
において測定される温度を一定(約715℃)に保持す
る制御(以下、単に「ヒータ温度制御」ともいう)を行
った。更に、同様な条件で固体電解質体の内部抵抗を一
定(約240Ω)に保持する制御(以下、単に「抵抗制
御」ともいう)を行った。これら各制御を行った時の各
熱電対で観測された温度を表1に示し、ガス温度と固体
電解質体側熱電対における温度との相関を図15に示
す。また、同時に各々の温度制御で観測される起電力を
測定し、図16に示した。
更に固体電解質体を約580℃(固体電解質体側熱電対
における温度)に加熱した時のヒータ側熱電対における
温度は約715℃であった。その後、モデルガスの温度
を上記の各温度に変化させて流通させ、ヒータ側熱電対
において測定される温度を一定(約715℃)に保持す
る制御(以下、単に「ヒータ温度制御」ともいう)を行
った。更に、同様な条件で固体電解質体の内部抵抗を一
定(約240Ω)に保持する制御(以下、単に「抵抗制
御」ともいう)を行った。これら各制御を行った時の各
熱電対で観測された温度を表1に示し、ガス温度と固体
電解質体側熱電対における温度との相関を図15に示
す。また、同時に各々の温度制御で観測される起電力を
測定し、図16に示した。
【0047】
【表1】
【0048】表1及び図15の結果より、ヒータ温度制
御を行った場合に固体電解質体側熱電対で観測される温
度は580〜643℃とモデルガスの温度変化により6
3℃の温度変化を生じている。これに対して抵抗制御を
行った場合、ヒータ側熱電対における温度はモデルガス
温度の上昇に伴い低くなる一方で、固体電解質体側熱電
対における温度は580〜600℃と20℃の温度変化
に抑制されている。このように固体電解質体の温度は抵
抗制御を行うことにより、ヒータ温度制御を行う場合に
比べて3分1以下の温度変化に止め得ることが分かる。
更に、図16より、この様な温度変化の抑制を達成でき
ることにより、起電力の差を15mV以下に抑えること
ができ、ヒータ温度制御を行った場合に比べて3分の1
以下の変化に抑えることができることが分かる。
御を行った場合に固体電解質体側熱電対で観測される温
度は580〜643℃とモデルガスの温度変化により6
3℃の温度変化を生じている。これに対して抵抗制御を
行った場合、ヒータ側熱電対における温度はモデルガス
温度の上昇に伴い低くなる一方で、固体電解質体側熱電
対における温度は580〜600℃と20℃の温度変化
に抑制されている。このように固体電解質体の温度は抵
抗制御を行うことにより、ヒータ温度制御を行う場合に
比べて3分1以下の温度変化に止め得ることが分かる。
更に、図16より、この様な温度変化の抑制を達成でき
ることにより、起電力の差を15mV以下に抑えること
ができ、ヒータ温度制御を行った場合に比べて3分の1
以下の変化に抑えることができることが分かる。
【0049】(2)制御に用いる電極による比較1 可燃性ガス用検知電極及び兼用電極に、起電力測定手段
と抵抗測定手段との両方を接続し、抵抗測定用電極を用
いないこと以外は[1](1)〜(3)で得られたガス
濃度測定装置におけると同様なガス濃度測定装置(比較
例1)を3つ製造した(比較例1−1、比較例1−2、
比較例1−3)(図13参照)。一方、[1](1)〜
(3)と同様にして製造したガス濃度測定装置(実施例
1)の3つ(実施例1−1、実施例1−2、実施例1−
3)と、この比較例1である3つのガス濃度測定装置と
を用い、固体電解質体側熱電対における温度が600℃
となるようにヒータ素子に電圧を印加し、その時の抵抗
測定手段から出力される抵抗を測定した。即ち、実施例
1においては抵抗測定用電極と兼用電極との間の抵抗を
測定し、比較例1では可燃性ガス用検知電極と兼用電極
との間の抵抗を測定した。その結果を表2に示す。
と抵抗測定手段との両方を接続し、抵抗測定用電極を用
いないこと以外は[1](1)〜(3)で得られたガス
濃度測定装置におけると同様なガス濃度測定装置(比較
例1)を3つ製造した(比較例1−1、比較例1−2、
比較例1−3)(図13参照)。一方、[1](1)〜
(3)と同様にして製造したガス濃度測定装置(実施例
1)の3つ(実施例1−1、実施例1−2、実施例1−
3)と、この比較例1である3つのガス濃度測定装置と
を用い、固体電解質体側熱電対における温度が600℃
となるようにヒータ素子に電圧を印加し、その時の抵抗
測定手段から出力される抵抗を測定した。即ち、実施例
1においては抵抗測定用電極と兼用電極との間の抵抗を
測定し、比較例1では可燃性ガス用検知電極と兼用電極
との間の抵抗を測定した。その結果を表2に示す。
【0050】
【表2】
【0051】また、実施例1のガス濃度測定装置では上
記の測定において測定された抵抗測定用電極と兼用電極
との間の平均抵抗値249Ω(実施例1の平均抵抗値)
を保持するようにヒータに印加する電圧を制御し、この
時の固体電解質体側熱電対における温度を実施例1−1
〜実施例1−3の3つについて測定した。同様に、比較
例1のガス濃度測定装置では可燃性ガス用検知電極と兼
用電極との間の平均抵抗値1850Ω(比較例1の平均
抵抗値)を保持するようにヒータに印加する電圧を制御
し、この時の固体電解質体側熱電対における温度を比較
例1−1〜比較例1−3の3つについて測定した。この
結果を表3に示す。
記の測定において測定された抵抗測定用電極と兼用電極
との間の平均抵抗値249Ω(実施例1の平均抵抗値)
を保持するようにヒータに印加する電圧を制御し、この
時の固体電解質体側熱電対における温度を実施例1−1
〜実施例1−3の3つについて測定した。同様に、比較
例1のガス濃度測定装置では可燃性ガス用検知電極と兼
用電極との間の平均抵抗値1850Ω(比較例1の平均
抵抗値)を保持するようにヒータに印加する電圧を制御
し、この時の固体電解質体側熱電対における温度を比較
例1−1〜比較例1−3の3つについて測定した。この
結果を表3に示す。
【0052】
【表3】
【0053】表2の結果より、比較例1である酸化物を
含有する可燃性ガス用検知電極を用いた場合、抵抗値が
抵抗測定用電極に比べて6.2〜8.7倍も大きい。ま
た、各測定におけるばらつきも酸化物を含有する可燃性
ガス用検知電極を用いた場合は35%と非常に大きい。
これに対して、実施例1である抵抗測定用電極を用いた
場合、抵抗値は小さく、そのばらつきは1.6%と非常
に小さく抑えられていることが分かる。一方、表3の結
果より、比較例1では固体電解質体側熱電対における温
度差は26℃に達した。これに対して、実施例1におけ
る温度差は2℃以内と非常に小さい範囲に抑えることが
できることが分かる。
含有する可燃性ガス用検知電極を用いた場合、抵抗値が
抵抗測定用電極に比べて6.2〜8.7倍も大きい。ま
た、各測定におけるばらつきも酸化物を含有する可燃性
ガス用検知電極を用いた場合は35%と非常に大きい。
これに対して、実施例1である抵抗測定用電極を用いた
場合、抵抗値は小さく、そのばらつきは1.6%と非常
に小さく抑えられていることが分かる。一方、表3の結
果より、比較例1では固体電解質体側熱電対における温
度差は26℃に達した。これに対して、実施例1におけ
る温度差は2℃以内と非常に小さい範囲に抑えることが
できることが分かる。
【0054】(3)制御に用いる電極による比較2 可燃性ガス用検知電極として可燃性ガス用検知電極用ペ
ーストに変えて、市販の金ペーストを用いて電極を形成
した以外は[1](1)と同様にしてガスセンサ素子を
得た。更に、(2)におけると同様に抵抗測定用電極を
用いず、可燃性ガス用検知電極及び兼用電極に、起電力
測定手段と抵抗測定手段との両方を接続してガス濃度測
定装置(比較例2)を得た(図14参照)。この比較例
2のガス濃度測定装置と実施例1のガス濃度測定装置を
用い、固体電解質体側熱電対の温度が600℃の時の、
比較例2においては可燃性ガス用検知電極と兼用電極と
の間の抵抗値を、実施例1においては抵抗測定用電極と
兼用電極との間の抵抗値を、各々測定した。更に、各ガ
ス濃度測定装置を900℃に1000時間加熱した後、
同じように各々電極間における抵抗値を測定した。この
結果を表4に示す。
ーストに変えて、市販の金ペーストを用いて電極を形成
した以外は[1](1)と同様にしてガスセンサ素子を
得た。更に、(2)におけると同様に抵抗測定用電極を
用いず、可燃性ガス用検知電極及び兼用電極に、起電力
測定手段と抵抗測定手段との両方を接続してガス濃度測
定装置(比較例2)を得た(図14参照)。この比較例
2のガス濃度測定装置と実施例1のガス濃度測定装置を
用い、固体電解質体側熱電対の温度が600℃の時の、
比較例2においては可燃性ガス用検知電極と兼用電極と
の間の抵抗値を、実施例1においては抵抗測定用電極と
兼用電極との間の抵抗値を、各々測定した。更に、各ガ
ス濃度測定装置を900℃に1000時間加熱した後、
同じように各々電極間における抵抗値を測定した。この
結果を表4に示す。
【0055】
【表4】
【0056】また、上記の測定における初期の可燃性ガ
ス用検知電極と兼用電極との間の抵抗値、抵抗測定用電
極と兼用電極との間の抵抗値を保持するようにヒータに
印加する電圧を制御した結果を表5に示す。
ス用検知電極と兼用電極との間の抵抗値、抵抗測定用電
極と兼用電極との間の抵抗値を保持するようにヒータに
印加する電圧を制御した結果を表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】表4の結果より、金電極を主成分とする可
燃性ガス用検知電極を用いた場合であっても、抵抗測定
用電極を用いた場合に比べると1000時間後の抵抗値
は初期に比べて52%も変化している。これに対して、
抵抗測定用電極を用いた場合は6%の変化に抑制されて
おり、高い耐久性を保持することができることが分か
る。その結果、表5に示すように、1000時間後の固
体電解質体側熱電対における温度は比較例2の装置では
30℃の変化を生じているのに対して、実施例1の装置
では3℃と非常に小さい温度変化に抑制できることが分
かる。
燃性ガス用検知電極を用いた場合であっても、抵抗測定
用電極を用いた場合に比べると1000時間後の抵抗値
は初期に比べて52%も変化している。これに対して、
抵抗測定用電極を用いた場合は6%の変化に抑制されて
おり、高い耐久性を保持することができることが分か
る。その結果、表5に示すように、1000時間後の固
体電解質体側熱電対における温度は比較例2の装置では
30℃の変化を生じているのに対して、実施例1の装置
では3℃と非常に小さい温度変化に抑制できることが分
かる。
【0059】このように、表1〜表3、図15及び図1
6に示すように、抵抗測定用電極を別途設けることで非
常に正確な固体電解質体の温度制御を行うことができる
ことが分かる。特に、表4及び表5に示すように白金を
主成分とする抵抗測定用電極を用いた場合は上記の効果
に加えて高い耐久性を合わせ有するガスセンサ素子及び
ガス濃度測定装置を得ることができることが分かる。
6に示すように、抵抗測定用電極を別途設けることで非
常に正確な固体電解質体の温度制御を行うことができる
ことが分かる。特に、表4及び表5に示すように白金を
主成分とする抵抗測定用電極を用いた場合は上記の効果
に加えて高い耐久性を合わせ有するガスセンサ素子及び
ガス濃度測定装置を得ることができることが分かる。
【0060】
【発明の効果】本発明のガスセンサ素子によると、被測
定ガスの温度や外気温に依存し難く常に正確に測定でき
るガス濃度測定装置を得ることができる。また、本発明
のガス濃度測定装置によると、混合ガス中の測定目的の
成分ガスの濃度を被測定ガスの温度や外気温にほとんど
依存することなく常に正確に測定することができる。
定ガスの温度や外気温に依存し難く常に正確に測定でき
るガス濃度測定装置を得ることができる。また、本発明
のガス濃度測定装置によると、混合ガス中の測定目的の
成分ガスの濃度を被測定ガスの温度や外気温にほとんど
依存することなく常に正確に測定することができる。
【図1】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図2】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図3】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図4】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図5】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図6】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図7】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図8】本発明のガスセンサ素子の一例の模式的な断面
図である。
図である。
【図9】本発明のガス濃度測定装置を説明する模式図で
ある。
ある。
【図10】本発明のガスセンサ素子及び本発明に係るヒ
ータ素子の分解斜視図である。
ータ素子の分解斜視図である。
【図11】本発明のガスセンサ素子及び本発明に係るヒ
ータ素子の断面図である。
ータ素子の断面図である。
【図12】本発明のガス濃度測定装置の一例の説明図で
ある。
ある。
【図13】比較例1のガス濃度測定装置の説明図であ
る。
る。
【図14】比較例2のガス濃度測定装置の説明図であ
る。
る。
【図15】モデルガス温度と固体電解質体側熱電対温度
との相関を示すグラフである。
との相関を示すグラフである。
【図16】モデルガス温度と起電力との相関を示すグラ
フである。
フである。
【図17】素子温度と起電力の相関を示すグラフであ
る。
る。
1;ガスセンサ素子、11;固体電解質体(11a;固
体電解質体上部、11b;固体電解質体下部)、12
a;検知電極、121a;非酸素ガス用検知電極、12
2a;酸素用検知電極、123a;可燃性ガス用検知電
極(1231a;可燃性ガス用検知電極電極部、123
2a;可燃性ガス用検知電極リード部)、12b;基準
電極、121b;非酸素ガス用基準電極、122b;酸
素用基準電極、123b;可燃性ガス用基準電極、12
c;兼用電極(121c;兼用電極電極部、122c;
兼用電極リード部)、12d;抵抗測定用電極、121
d;抵抗測定用電極A(1211d;抵抗測定用電極A
電極部、1212d;抵抗測定用電極Aリード部)、1
22d;抵抗測定用電極B、123a、123b;電極
パッド、13a、13b、13c;白金リード線、2;
ヒータ素子、21a、21b;ヒータ本体部、22;発
熱抵抗体、3;温度制御手段、31;抵抗測定手段、3
2;印加電圧算出手段、33;電圧印加手段、4;起電
力測定手段、41;非酸素ガス濃度測定手段、42;酸
素濃度測定手段、5;中央演算手段、S;ガス濃度測定
装置。
体電解質体上部、11b;固体電解質体下部)、12
a;検知電極、121a;非酸素ガス用検知電極、12
2a;酸素用検知電極、123a;可燃性ガス用検知電
極(1231a;可燃性ガス用検知電極電極部、123
2a;可燃性ガス用検知電極リード部)、12b;基準
電極、121b;非酸素ガス用基準電極、122b;酸
素用基準電極、123b;可燃性ガス用基準電極、12
c;兼用電極(121c;兼用電極電極部、122c;
兼用電極リード部)、12d;抵抗測定用電極、121
d;抵抗測定用電極A(1211d;抵抗測定用電極A
電極部、1212d;抵抗測定用電極Aリード部)、1
22d;抵抗測定用電極B、123a、123b;電極
パッド、13a、13b、13c;白金リード線、2;
ヒータ素子、21a、21b;ヒータ本体部、22;発
熱抵抗体、3;温度制御手段、31;抵抗測定手段、3
2;印加電圧算出手段、33;電圧印加手段、4;起電
力測定手段、41;非酸素ガス濃度測定手段、42;酸
素濃度測定手段、5;中央演算手段、S;ガス濃度測定
装置。
フロントページの続き (72)発明者 石田 昇 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BD04 BE04 BE13 BE22 BE23 BE24 BE26 BE29 BF03 BF05 BH02 BJ01 BK03 BL08 BM04 BM07
Claims (11)
- 【請求項1】 酸素イオン導電性を有する固体電解質体
と、該固体電解質体の表面に形成された検知電極及び該
固体電解質体の表面又は内部に形成された基準電極から
なるガス濃度測定用電極対と、該固体電解質体の表面及
び内部のうちの少なくとも一方に形成された2つの電極
からなる抵抗測定用電極対とを備えることを特徴とする
ガスセンサ素子。 - 【請求項2】 上記検知電極と、上記抵抗測定用電極対
のうちの一方の電極とは各々上記固体電解質体の被測定
ガスに晒される一面側に形成され、上記基準電極と上記
抵抗測定用電極対のうちの他方の電極とは各々該固体電
解質体の他面側に形成されている請求項1記載のガスセ
ンサ素子。 - 【請求項3】 上記検知電極と、上記抵抗測定用電極対
のうちの一方の電極とは各々上記固体電解質体の被測定
ガスに晒される一面側に形成され、上記基準電極と、該
抵抗測定用電極対のうちの他方の電極とは兼用された1
つの兼用電極であり、該兼用電極は該固体電解質体の他
面側に形成されている請求項1記載のガスセンサ素子。 - 【請求項4】 上記検知電極は上記固体電解質体の被測
定ガスに晒される一面側に形成され、上記抵抗測定用電
極対のうちの一方の電極は該固体電解質体の他面側に形
成され、上記基準電極と該抵抗測定用電極対のうちの他
方の電極とは兼用された1つの兼用電極であり、該兼用
電極は固体電解質体の内部において該検知電極と該抵抗
測定用電極対のうちの一方の電極とに挟まれる位置に形
成されている請求項1記載のガスセンサ素子。 - 【請求項5】 上記検知電極は上記固体電解質体の被測
定ガスに晒される一面側に形成され、上記抵抗測定用電
極対の両電極は該固体電解質体の他面側に形成され、上
記基準電極は該固体電解質体の内部において該検知電極
と該抵抗測定用電極対とに挟まれる位置に形成されてい
る請求項1記載のガスセンサ素子。 - 【請求項6】 酸素イオン導電性を有する固体電解質体
と、該固体電解質体の表面に形成された非酸素ガス用検
知電極及び該固体電解質体の表面又は内部に形成された
非酸素ガス用基準電極からなる非酸素ガス濃度測定用電
極対と、該固体電解質体の表面に形成された酸素用検知
電極及び該固体電解質体の表面又は内部に形成された酸
素用基準電極からなる酸素濃度測定用電極対と、該固体
電解質体の表面及び内部のうちの少なくとも一方に形成
された2つの電極からなる抵抗測定用電極対とを備える
ことを特徴とするガスセンサ素子。 - 【請求項7】 上記非酸素ガス用検知電極と上記酸素用
検知電極と上記抵抗測定用電極対のうちの一方の電極と
は上記固体電解質体の被測定ガスに晒される一面側に形
成され、上記非酸素ガス用基準電極と上記酸素用基準電
極と該抵抗測定用電極対のうちの他方の電極とは兼用さ
れた1つの兼用電極であり、該固体電解質体の他面側に
形成されている請求項6記載のガスセンサ素子。 - 【請求項8】 上記非酸素ガス用検知電極と上記酸素用
検知電極とは上記固体電解質体の被測定ガスに晒される
一面側に形成され、上記非酸素ガス用基準電極と上記酸
素用基準電極と上記抵抗測定用電極対のうちの一方の電
極とは兼用された1つの兼用電極であり、該兼用電極と
上記抵抗測定用電極対のうちの他方の電極とは該固体電
解質体の他面側に形成されている請求項6記載のガスセ
ンサ素子。 - 【請求項9】 上記非酸素ガス用検知電極と上記酸素用
検知電極とは上記固体電解質体の被測定ガスに晒される
一面側に形成され、上記抵抗測定用電極対のうちの一方
の電極は該固体電解質体の他面側に形成され、上記非酸
素ガス用基準電極と上記酸素用基準電極と該抵抗測定用
電極対のうちの他方の電極とは兼用された1つの兼用電
極であり、該兼用電極は該固体電解質体の内部において
該非酸素ガス用検知電極と該酸素用検知電極と該抵抗測
定用電極対の一方とに挟まれる位置に形成されている請
求項6記載のガスセンサ素子。 - 【請求項10】 上記非酸素ガス用検知電極と上記酸素
用検知電極とは上記固体電解質体の被測定ガスに晒され
る一面側に形成され、上記抵抗測定用電極対は該固体電
解質体の他面側に形成され、上記非酸素ガス用基準電極
と上記酸素用基準電極とは兼用された1つの兼用電極で
あり、該兼用電極は該固体電解質体の内部において該非
酸素ガス用検知電極と該酸素用検知電極と該抵抗測定用
電極対とに挟まれる位置に形成されている請求項6記載
のガスセンサ素子。 - 【請求項11】 請求項1乃至10のうちのいずれか1
項に記載のガスセンサ素子と、ヒータ素子と、温度制御
手段とを備えることを特徴とするガス濃度測定装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2000351751A JP2002156355A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | ガスセンサ素子及びこれを備えるガス濃度測定装置 |
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| JP2000351751A JP2002156355A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | ガスセンサ素子及びこれを備えるガス濃度測定装置 |
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ID=18824755
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|---|---|---|---|
| JP2000351751A Pending JP2002156355A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | ガスセンサ素子及びこれを備えるガス濃度測定装置 |
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| JP (1) | JP2002156355A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2000-11-17 JP JP2000351751A patent/JP2002156355A/ja active Pending
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