JP2002156152A - ダクト - Google Patents

ダクト

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JP2002156152A
JP2002156152A JP2000351091A JP2000351091A JP2002156152A JP 2002156152 A JP2002156152 A JP 2002156152A JP 2000351091 A JP2000351091 A JP 2000351091A JP 2000351091 A JP2000351091 A JP 2000351091A JP 2002156152 A JP2002156152 A JP 2002156152A
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duct
mixed inorganic
foaming
inorganic high
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JP2000351091A
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Junichi Kondo
淳一 近藤
Masanori Mori
正徳 森
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SANPO KOBUNSHI KK
Original Assignee
SANPO KOBUNSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性、吸音性、断熱性、経済性に優れダク
ト設置の施工期間を大幅に短縮し、安全で環境に優しい
好適なダクトを提供する。 【解決手段】 炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等
の無機質粉を主原料としバインダー効果のある有機質を
混入して高倍率で発泡成形した有機物混入無機高発泡板
2を、接着剤を用いて角筒状に接合してダクト1を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内部の空調設
備として設置されるダクトに係り、特に施工性、吸音
性、断熱性、経済性に優れた新規なダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空調設備として建物内に設置され
るダクトとしては、亜鉛メッキ鋼板を角筒状に折り曲げ
加工し、その外周に断熱材としてグラスウール等を被覆
したものが多く用いられている。そして、このダクトを
施工するには、予め工場において亜鉛メッキ鋼板を角筒
状に折り曲げ加工しダクト本体を複数個に分割状に形成
して、これを設置する現場において組み立てることが行
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ダクトにあっては、工場における亜鉛メッキ鋼板の前加
工と、現場での設置作業の工程が必要となるとともに、
さらにそれに加え亜鉛メッキ鋼板のダクトの外周にグラ
スウール等の断熱材を配設する作業も必要となることか
ら、施工期間が長く手間も費用も掛かることとなってい
た。また、送風機の騒音も、ダクトの外周の断熱材では
吸音することができず、ダクトを通じて周囲に拡散して
いた。
【0004】そして、現場でのダクト設置作業では、寸
法変更などの調整作業を行うことは困難であり、さらに
断熱材を使用していても断熱材と亜鉛メッキ鋼板との間
に結露することは避けられず、亜鉛メッキ鋼板からの水
滴の滴下や亜鉛メッキ鋼板の錆は、精密機械工場や電子
機械工場、食品製造工場等にあっては問題となってい
た。また、断熱材のグラスウールは健康を害する恐れも
あって、好ましいものではなかった。
【0005】そこで本発明の目的は、施工性、吸音性、
断熱性、経済性に優れダクト設置の施工期間を大幅に短
縮し、安全で環境に優しい好適なダクトを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成すべ
く本発明のダクトは、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム等の無機質粉を主原料としバインダー効果のある有
機質を混入して高倍率で発泡成形してなる有機物混入無
機高発泡板から成ることを特徴とするものである。
【0007】また、複数枚の有機物混入無機高発泡板を
角筒状に接合形成することを特徴とするものである。
【0008】また、有機物混入無機高発泡板を角筒状に
接合した接合部分の内角部には接合強度を増すべく前記
有機物混入無機高発泡板と同材質の角棒からなる補助部
材を接着固定することを特徴とするものである。
【0009】また、非吸水性、非透漏性及び可撓性を備
えるべく、有機質を熱可塑性を有する樹脂とすることを
特徴とするものである。
【0010】また、長手方向にダクトを連設する際に
は、有機物混入無機高発泡板の端面同志を接着剤で接合
するとともに、この接合部分の外周を短冊状の有機物混
入無機高発泡材からなる接着部材で巻回固定することを
特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のダクト1を示し
ており、このダクト1は、炭酸カルシウム、水酸化アル
ミニウム等の無機質粉を主原料としバインダー効果のあ
る有機質を混入して高倍率で発泡成形した有機物混入無
機高発泡板2を、接着剤や各種機械的接合方法等を用い
て角筒状に接合して構成されている。
【0012】この有機物混入無機高発泡板2は、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、タルク等の無機質粉を
主原料としバインダー効果のある有機質を混入して高倍
率で発泡成形した比重約0.08〜0.16、厚さ15
〜30mmの板体で、無機質が主原料であることから不
燃性であるともに、やせることのない定形性、軽量でカ
ッターナイフで切断可能という優れた施工性、多孔性で
表面に多数の凹凸を有することによる吸音性、そして優
れた断熱性を発揮するものである。さらに、熱可塑性を
有する有機質をバインダーとして混入することにより、
発泡形成された気泡は互いに連通することなく1個ごと
に独立して無機発泡体の欠点である吸水性、透漏性の問
題点を解決するとともに、可撓性を備えて自在に曲げ加
工することができる。
【0013】本発明のダクト1は、有機物混入無機高発
泡板2を上下左右に4枚接合して角筒状に形成し、その
接合部分の内角部の4個所に、それぞれ有機物混入無機
高発泡板2と同材質からなる角棒3を接着固定すること
で、接合部分の接合強度と密閉性を大いに高めている。
また、ダクト1の折曲部分については、上下面の有機物
混入無機高発泡板2を折曲形状に合わせて形成し、また
その曲線に合わせて両側面に配する有機物混入無機高発
泡板2を撓曲させるものである。有機物混入無機高発泡
板2は容易に撓曲し、この撓曲した状態で加熱・冷却す
ることでバインダーの熱可塑性樹脂を固化させ定型性を
発揮させることができる。さらに角棒3同志の接合個所
を、ダクト1の接合位置と異なる個所とすることによ
り、ダクト1の接合強度をより一層増すことができる。
【0014】また、長手方向にダクト1を連設する際に
は、図示するごとく、端面部分を接着剤で接合するとと
もに、その接合部分の外周を有機物混入無機高発泡板2
と同材質の有機物混入無機高発泡材からなる短冊状接着
部材4で巻回して固定するだけでよいものである。した
がって、現場におけるダクト1の施工作業としては、例
えば1mとか2mの基本長の有機物混入無機高発泡板2
を4枚接合したダクト1を現場の一方端から設置して行
き、適宜な個所で折曲ダクトを介在させたり、途中でダ
クト1をカッターナイフで切断して長さを調節したりし
て、現場の他方端まで設置していくものである。このよ
うに、ダクト1を切断しての長さ調節や、折曲加工が容
易であることから、施工手順をどのように設定しても対
応することができるというきわめて施工性に優れている
ものである。さらに、部分的な補修が必要となった場合
でも、カッターナイフと接着剤そして必要とあらば短冊
状接着部材やシールだけで簡単に補修することができ
る。
【0015】尚、上述した実施例にあっては、ダクト1
の長手方向の接合手段について有機物混入無機高発泡板
2の端面同志を接着剤で接合し、接合部分を短冊状接合
部材4で巻回して固定する方法について説明したが、勿
論これ以外の手段にて接合してもよい。また、角筒状の
ダクトにするための接合手段についても必ずしも角棒3
を必要とするものではなく、例えば外周の接合部分に沿
ってアルミ箔シールなどの接合部材を配設する構成とし
てもよいものである。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したごとく本発明によれば、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機質粉を主原
料としバインダー効果のある有機質を混入して高倍率で
発泡成形してなる有機物混入無機高発泡板を用いてダク
トを構成することで、本発明のダクトは、軽量かつ切断
容易で施工性に優れ、断熱性が優れて結露する恐れが全
くなく、さらに多孔性で表面に多数の凹凸を有すること
で吸音性にも優れ、また健康を害する恐れのあるグラス
ウールが不要で安全であるとともに、ダクト設置の施工
期間を大幅に短縮して優れた経済性を発揮することがで
きるものである。
【0017】また、複数枚の有機物混入無機高発泡板を
角筒状に接合形成することで、前工程での組立の必要が
なく容易にダクトを形成することができる。
【0018】また、有機物混入無機高発泡板を角筒状に
接合した接合部分の内角部には接合強度を増すべく前記
有機物混入無機高発泡板と同材質の角棒からなる補助部
材を接着固定することで、有機物混入無機高発泡板の接
合強度が増すとともに、ダクトの密閉性も向上するもの
である。
【0019】また、非吸水性、非透漏性及び可撓性を備
えるべく、有機質を熱可塑性を有する樹脂とすること
で、有機物混入無機高発泡板に非吸水性、非透漏性及び
可撓性を備えることができ、空気漏れのない優れたダク
トの現場施工がより一層簡単かつ好適に行えるものであ
る。
【0020】また、長手方向にダクトを連設する際に
は、有機物混入無機高発泡板の端面同志を接着剤で接合
するとともに、この接合部分の外周を短冊状の有機物混
入無機高発泡材からなる接着部材で巻回固定すること
で、ダクト内の空気漏れを生じることなくきわめて容易
にダクトを連設して施工することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダクトの斜視図である。
【符号の説明】
1 ダクト 2 有機物混入無機高発泡板 3 角棒 4 短冊状接着部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等
    の無機質粉を主原料としバインダー効果のある有機質を
    混入して高倍率で発泡成形してなる有機物混入無機高発
    泡板から成ることを特徴とするダクト。
  2. 【請求項2】 複数枚の有機物混入無機高発泡板を角筒
    状に接合形成することを特徴とする請求項1記載のダク
    ト。
  3. 【請求項3】 有機物混入無機高発泡板を角筒状に接合
    した接合部分の内角部には接合強度を増すべく前記有機
    物混入無機高発泡板と同材質の角棒からなる補助部材を
    接着固定することを特徴とする請求項2記載のダクト。
  4. 【請求項4】 非吸水性、非透漏性及び可撓性を備える
    べく、有機質を熱可塑性を有する樹脂とすることを特徴
    とする請求項1記載のダクト。
  5. 【請求項5】 長手方向にダクトを連設する際には、有
    機物混入無機高発泡板の端面同志を接着剤で接合すると
    ともに、この接合部分の外周を短冊状の有機物混入無機
    高発泡材からなる接着部材で巻回固定することを特徴と
    する請求項1記載のダクト。
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