JP2002156118A - 電子レンジ - Google Patents
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- JP2002156118A JP2002156118A JP2001355397A JP2001355397A JP2002156118A JP 2002156118 A JP2002156118 A JP 2002156118A JP 2001355397 A JP2001355397 A JP 2001355397A JP 2001355397 A JP2001355397 A JP 2001355397A JP 2002156118 A JP2002156118 A JP 2002156118A
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- microwave oven
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- heating chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子レンジにおいて、赤外線センサの性能を
十分に発揮させる。 【解決手段】 電子レンジには、加熱室内の食品の温度
を検出するために、赤外線センサ7が備えられている。
赤外線センサ7は、X方向回動部材22により、温度検
出しないときに、当該赤外線センサ7のフィルタ7fの
少なくとも一部が加熱室の検出孔11に対向しない待避
位置に移動される。かかる構成により、シャッタ等、複
雑な機構を要する部材を設けることなく、赤外線センサ
の動作態様を変更することにより、赤外線センサの検出
窓の汚れを防止できる。
十分に発揮させる。 【解決手段】 電子レンジには、加熱室内の食品の温度
を検出するために、赤外線センサ7が備えられている。
赤外線センサ7は、X方向回動部材22により、温度検
出しないときに、当該赤外線センサ7のフィルタ7fの
少なくとも一部が加熱室の検出孔11に対向しない待避
位置に移動される。かかる構成により、シャッタ等、複
雑な機構を要する部材を設けることなく、赤外線センサ
の動作態様を変更することにより、赤外線センサの検出
窓の汚れを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジに関
し、特に、加熱室内の食品の温度を検出する赤外線セン
サを含む電子レンジに関する。
し、特に、加熱室内の食品の温度を検出する赤外線セン
サを含む電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の電子レンジには、加熱室内の食品の温度を検出できる
赤外線センサを搭載しているものがあった。なお、赤外
線センサの視野を移動できるよう、該赤外線センサ自体
が移動されるように構成されていた。このため、加熱室
内のいずれの場所に食品が載置されても、赤外線センサ
は、食品を視野内に入れることができ、該食品の温度を
検出することができた。
の電子レンジには、加熱室内の食品の温度を検出できる
赤外線センサを搭載しているものがあった。なお、赤外
線センサの視野を移動できるよう、該赤外線センサ自体
が移動されるように構成されていた。このため、加熱室
内のいずれの場所に食品が載置されても、赤外線センサ
は、食品を視野内に入れることができ、該食品の温度を
検出することができた。
【0003】電子レンジには、マイクロ波を発振するマ
グネトロンが搭載されている。このマイクロ波は、赤外
線センサの検出出力に対して、ノイズとなるおそれがあ
る。そして、赤外線センサの信号を送る配線は、このマ
イクロ波が赤外線センサの検出出力にノイズとして混入
することを防止するため、フェライトや金属編組等によ
りシールドされていた。このため、赤外線センサから伸
びる配線は、比較的太く、柔軟性を失っていた。そし
て、この柔軟性を失った配線が、通常の配線のように結
束されると、赤外線センサ自体のスムーズな動作が阻害
される場合があった。ただし、配線の配置に対して何ら
制限を与えなければ、該配線が、電子レンジ内の他の部
材に接触したりするため危険である。
グネトロンが搭載されている。このマイクロ波は、赤外
線センサの検出出力に対して、ノイズとなるおそれがあ
る。そして、赤外線センサの信号を送る配線は、このマ
イクロ波が赤外線センサの検出出力にノイズとして混入
することを防止するため、フェライトや金属編組等によ
りシールドされていた。このため、赤外線センサから伸
びる配線は、比較的太く、柔軟性を失っていた。そし
て、この柔軟性を失った配線が、通常の配線のように結
束されると、赤外線センサ自体のスムーズな動作が阻害
される場合があった。ただし、配線の配置に対して何ら
制限を与えなければ、該配線が、電子レンジ内の他の部
材に接触したりするため危険である。
【0004】つまり、従来の電子レンジでは、赤外線セ
ンサから伸びる配線の配置に対して何らかの制限を加え
る必要がある。しかしながら、該配線を結束すると、赤
外線センサの動作が阻害されるため、赤外線センサの検
出性能を十分に発揮できない、という問題があった。
ンサから伸びる配線の配置に対して何らかの制限を加え
る必要がある。しかしながら、該配線を結束すると、赤
外線センサの動作が阻害されるため、赤外線センサの検
出性能を十分に発揮できない、という問題があった。
【0005】一方、従来の電子レンジにおいて、赤外線
センサは、図17に示すように、構成されていた。図1
7は、従来の赤外線センサ700の分解斜視図である。
センサは、図17に示すように、構成されていた。図1
7は、従来の赤外線センサ700の分解斜視図である。
【0006】図17を参照して、赤外線センサ700
は、上ケース700c、下ケース700gに外郭を覆わ
れている。そして、上ケース700cの前面には、フィ
ルタ700fが嵌め込まれる。また、上ケース700c
と下ケース700gには、ボード700dが内包され
る。ボード700dには、赤外線を受ける赤外線受光素
子が搭載されている。そして、ボード700dの赤外線
受光素子の上部には、反射鏡ユニット700eが接続さ
れている。反射鏡ユニット700eは、2つの開口を有
している。1つの開口は、赤外線受光素子に接続され、
もう1つの開口は、フィルタ700fに対向している。
赤外線センサ700では、赤外線受光素子が、フィルタ
700f、反射鏡ユニット700eを介して入射する赤
外線量を検出する。
は、上ケース700c、下ケース700gに外郭を覆わ
れている。そして、上ケース700cの前面には、フィ
ルタ700fが嵌め込まれる。また、上ケース700c
と下ケース700gには、ボード700dが内包され
る。ボード700dには、赤外線を受ける赤外線受光素
子が搭載されている。そして、ボード700dの赤外線
受光素子の上部には、反射鏡ユニット700eが接続さ
れている。反射鏡ユニット700eは、2つの開口を有
している。1つの開口は、赤外線受光素子に接続され、
もう1つの開口は、フィルタ700fに対向している。
赤外線センサ700では、赤外線受光素子が、フィルタ
700f、反射鏡ユニット700eを介して入射する赤
外線量を検出する。
【0007】このような赤外線センサにおいて、従来か
ら、フィルタ700f等の種々の素子の汚れから、赤外
線受光素子、ひいては赤外線センサ自体の検出性能を十
分に発揮できない場合があった。
ら、フィルタ700f等の種々の素子の汚れから、赤外
線受光素子、ひいては赤外線センサ自体の検出性能を十
分に発揮できない場合があった。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、赤外線センサの検出性能を十
分に発揮できる電子レンジを提供することである。
ものであり、その目的は、赤外線センサの検出性能を十
分に発揮できる電子レンジを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のある局面に従っ
た電子レンジは、食品を収容する加熱室と、前記加熱室
内の食品の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線
センサを移動させる移動手段とを含む電子レンジであっ
て、前記赤外線センサは、当該赤外線センサに赤外線を
導入するための検出窓を備え、前記加熱室は、当該加熱
室内の赤外線を、前記赤外線センサに送るための検出孔
を形成され、前記移動手段は、前記赤外線センサが温度
の検出を実行しないときには、当該赤外線センサを、前
記検出窓の少なくとも一部が前記検出孔に対向しない待
避位置に移動させることを特徴とする。
た電子レンジは、食品を収容する加熱室と、前記加熱室
内の食品の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線
センサを移動させる移動手段とを含む電子レンジであっ
て、前記赤外線センサは、当該赤外線センサに赤外線を
導入するための検出窓を備え、前記加熱室は、当該加熱
室内の赤外線を、前記赤外線センサに送るための検出孔
を形成され、前記移動手段は、前記赤外線センサが温度
の検出を実行しないときには、当該赤外線センサを、前
記検出窓の少なくとも一部が前記検出孔に対向しない待
避位置に移動させることを特徴とする。
【0010】これにより、電子レンジにおいて、シャッ
タ等、複雑な機構を要する部材を設けることなく、赤外
線センサの動作態様を変更することにより、赤外線セン
サの検出窓の汚れを防止できる。
タ等、複雑な機構を要する部材を設けることなく、赤外
線センサの動作態様を変更することにより、赤外線セン
サの検出窓の汚れを防止できる。
【0011】したがって、赤外線センサの検出窓の汚れ
を、容易に防止することができるため、電子レンジにお
いて、十分に、かつ、容易に、赤外線センサの検出性能
を発揮させることができる。
を、容易に防止することができるため、電子レンジにお
いて、十分に、かつ、容易に、赤外線センサの検出性能
を発揮させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ説明する。
図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施の形態の電子レン
ジの斜視図である。
ジの斜視図である。
【0014】図1を参照して、電子レンジ1は、主に、
本体2と、ドア3とからなる。本体2は、その外郭を、
外装部4に覆われている。また、本体2の前面には、ユ
ーザが、電子レンジ1に各種の情報を入力するための操
作パネル6が備えられている。なお、本体2は、複数の
脚8に支持されている。
本体2と、ドア3とからなる。本体2は、その外郭を、
外装部4に覆われている。また、本体2の前面には、ユ
ーザが、電子レンジ1に各種の情報を入力するための操
作パネル6が備えられている。なお、本体2は、複数の
脚8に支持されている。
【0015】ドア3は、下端を軸として、開閉可能に構
成されている。ドア3の上部には、把手3aが備えられ
ている。図2に、ドア3が開状態とされたときの電子レ
ンジ1を左前方より見た、電子レンジ1の部分的な斜視
図を示す。
成されている。ドア3の上部には、把手3aが備えられ
ている。図2に、ドア3が開状態とされたときの電子レ
ンジ1を左前方より見た、電子レンジ1の部分的な斜視
図を示す。
【0016】本体2の内部には、本体枠5が備えられて
いる。本体枠5には、加熱室10が設けられている。加
熱室10の右側面上部には、孔10aが形成されてい
る。孔10aには、加熱室10の外側から、検出経路部
材40が接続されている。
いる。本体枠5には、加熱室10が設けられている。加
熱室10の右側面上部には、孔10aが形成されてい
る。孔10aには、加熱室10の外側から、検出経路部
材40が接続されている。
【0017】図3に、図1のIII−III線に沿う矢
視断面図を示す。また、図4に、外装部4を外した状態
にある電子レンジ1を右上方から見た、電子レンジ1の
斜視図を示す。さらに、図5に、図1のV−V線に沿う
矢視断面図を示す。
視断面図を示す。また、図4に、外装部4を外した状態
にある電子レンジ1を右上方から見た、電子レンジ1の
斜視図を示す。さらに、図5に、図1のV−V線に沿う
矢視断面図を示す。
【0018】図3〜図5を参照して、孔10aに接続さ
れた検出経路部材40は、開口を有し、当該開口を孔1
0aに接続された箱形状を有している。なお、検出経路
部材40の、当該箱形状の底面には、赤外線センサ7が
取付けられている。そして、検出経路部材40を構成す
る箱形状の底面上であって、赤外線センサ7の検出窓に
対向する部分には、検出孔11が形成されている。な
お、赤外線センサ7の検出窓とは、後述する検出窓7p
(図8参照)である。
れた検出経路部材40は、開口を有し、当該開口を孔1
0aに接続された箱形状を有している。なお、検出経路
部材40の、当該箱形状の底面には、赤外線センサ7が
取付けられている。そして、検出経路部材40を構成す
る箱形状の底面上であって、赤外線センサ7の検出窓に
対向する部分には、検出孔11が形成されている。な
お、赤外線センサ7の検出窓とは、後述する検出窓7p
(図8参照)である。
【0019】外装部4の内部には、加熱室10の右下に
隣接するように、マグネトロン12が備えられている。
また、加熱室10の下方には、マグネトロン12と加熱
室10の下部を接続させる導波管19が備えられてい
る。マグネトロン12は、導波管19を介して、加熱室
10に、マイクロ波を供給する。
隣接するように、マグネトロン12が備えられている。
また、加熱室10の下方には、マグネトロン12と加熱
室10の下部を接続させる導波管19が備えられてい
る。マグネトロン12は、導波管19を介して、加熱室
10に、マイクロ波を供給する。
【0020】また、加熱室10は、その底部の上に、底
板9が備えられている。そして、加熱室10の底部と底
板9の間には、回転アンテナ15が備えられている。導
波管19の下方には、アンテナモータ16が備えられて
いる。回転アンテナ15とアンテナモータ16とは、軸
15aで接続されている。そして、アンテナモータ16
が駆動することにより、回転アンテナ15が回転する。
板9が備えられている。そして、加熱室10の底部と底
板9の間には、回転アンテナ15が備えられている。導
波管19の下方には、アンテナモータ16が備えられて
いる。回転アンテナ15とアンテナモータ16とは、軸
15aで接続されている。そして、アンテナモータ16
が駆動することにより、回転アンテナ15が回転する。
【0021】加熱室10内では、底板9上に、食品が載
置される。マグネトロン12の発したマイクロ波は、導
波管19を介し、回転アンテナ15によって攪拌されつ
つ、加熱室10内に供給される。これにより、底板9上
の食品が加熱される。
置される。マグネトロン12の発したマイクロ波は、導
波管19を介し、回転アンテナ15によって攪拌されつ
つ、加熱室10内に供給される。これにより、底板9上
の食品が加熱される。
【0022】また、加熱室10の後方には、ヒータユニ
ット130が備えられている。ヒータユニット130に
は、後述するヒータ13、および、ヒータ13の発する
熱を加熱室10内に効率よく送るためのファンが収納さ
れている。
ット130が備えられている。ヒータユニット130に
は、後述するヒータ13、および、ヒータ13の発する
熱を加熱室10内に効率よく送るためのファンが収納さ
れている。
【0023】赤外線センサ7は、視野を有する。そし
て、電子レンジ1では、加熱室10の底面に対して、X
軸およびY軸が設定されている。赤外線センサ7の視野
は、このX軸方向およびY軸方向に、移動させることが
できる。ここで、加熱室10に対して設定されたX軸お
よびY軸について説明する。図6に、加熱室10上に設
定されたX軸およびY軸を模式的に示す。
て、電子レンジ1では、加熱室10の底面に対して、X
軸およびY軸が設定されている。赤外線センサ7の視野
は、このX軸方向およびY軸方向に、移動させることが
できる。ここで、加熱室10に対して設定されたX軸お
よびY軸について説明する。図6に、加熱室10上に設
定されたX軸およびY軸を模式的に示す。
【0024】図6を参照して、加熱室10には、幅方向
にX軸が、奥行き方向にY軸が、それぞれ設定されてい
る。また、赤外線センサ7は、視野70を有し、視野7
0内で放出される赤外線をキャッチすることができる。
視野70は、加熱室10の底面(底板9を含む面)上
に、略楕円として投影される。なお、図6中の楕円は、
X軸とY軸の交点(底板9の中心でもある)を中心と
し、X軸方向に長径を有し、Y軸方向に短径を有する。
視野70は、図6に示す位置を、その基準の位置とす
る。
にX軸が、奥行き方向にY軸が、それぞれ設定されてい
る。また、赤外線センサ7は、視野70を有し、視野7
0内で放出される赤外線をキャッチすることができる。
視野70は、加熱室10の底面(底板9を含む面)上
に、略楕円として投影される。なお、図6中の楕円は、
X軸とY軸の交点(底板9の中心でもある)を中心と
し、X軸方向に長径を有し、Y軸方向に短径を有する。
視野70は、図6に示す位置を、その基準の位置とす
る。
【0025】さらに図4を参照して、赤外線センサ7に
は、X方向回動部材22とY方向回動部材24とが取付
けられている。また、赤外線センサ7には、X方向回動
モータ23とY方向回動モータ25とが取付けられてい
る。X方向回動部材22は、X方向回動モータ23が駆
動することにより、赤外線センサの視野70を、X軸方
向に移動させる。また、Y方向回動部材24は、Y方向
回動モータ25が駆動することにより、赤外線センサの
視野70を、Y軸方向に移動させる。
は、X方向回動部材22とY方向回動部材24とが取付
けられている。また、赤外線センサ7には、X方向回動
モータ23とY方向回動モータ25とが取付けられてい
る。X方向回動部材22は、X方向回動モータ23が駆
動することにより、赤外線センサの視野70を、X軸方
向に移動させる。また、Y方向回動部材24は、Y方向
回動モータ25が駆動することにより、赤外線センサの
視野70を、Y軸方向に移動させる。
【0026】これにより、赤外線センサ7は、加熱室1
0の底面のほぼ全域を、視野70の中に含むことができ
る。図3および図5において、加熱室10内で視野70
が移動する最大範囲を総視野700として示している。
つまり、特に図5を参照して、視野70は、X軸方向
に、検出孔11を頂点とし、底板9を底辺とし、頂角の
角度がθである三角形を描くように移動する。また、特
に図3を参照して、視野70は、Y軸方向に、検出孔1
1を頂点とし、底板9を底辺とし、頂角の角度がαであ
る三角形を描くように移動する。
0の底面のほぼ全域を、視野70の中に含むことができ
る。図3および図5において、加熱室10内で視野70
が移動する最大範囲を総視野700として示している。
つまり、特に図5を参照して、視野70は、X軸方向
に、検出孔11を頂点とし、底板9を底辺とし、頂角の
角度がθである三角形を描くように移動する。また、特
に図3を参照して、視野70は、Y軸方向に、検出孔1
1を頂点とし、底板9を底辺とし、頂角の角度がαであ
る三角形を描くように移動する。
【0027】なお、赤外線センサ7と制御回路30(図
7参照)は、配線7bによって接続されている。なお、
配線7bは、マグネトロン12の発振するマイクロ波が
赤外線センサ7の検出出力にノイズとして混入すること
を防止するため、フェライトや金属編組等によりシール
ドされている。
7参照)は、配線7bによって接続されている。なお、
配線7bは、マグネトロン12の発振するマイクロ波が
赤外線センサ7の検出出力にノイズとして混入すること
を防止するため、フェライトや金属編組等によりシール
ドされている。
【0028】図7に、電子レンジ1の制御ブロック図を
示す。電子レンジ1は、当該電子レンジ1の動作を全体
的に制御する制御回路30を備えている。制御回路30
は、マイクロコンピュータを含む。
示す。電子レンジ1は、当該電子レンジ1の動作を全体
的に制御する制御回路30を備えている。制御回路30
は、マイクロコンピュータを含む。
【0029】制御回路30は、操作パネル6、赤外線セ
ンサ7から種々の情報を入力される。そして、制御回路
30は、該入力された情報等に基づいて、冷却ファンモ
ータ31、庫内灯32、マイクロ波発振回路33、ヒー
タ13、X方向駆動モータ23、Y方向駆動モータ25
の動作を制御する。冷却ファンモータ31は、マグネト
ロン12を冷却するためのファンを駆動するモータであ
る。庫内灯32は、加熱室10内を照らす電灯である。
マイクロ波発振回路33は、マグネトロン12にマイク
ロ波を発振させる回路である。
ンサ7から種々の情報を入力される。そして、制御回路
30は、該入力された情報等に基づいて、冷却ファンモ
ータ31、庫内灯32、マイクロ波発振回路33、ヒー
タ13、X方向駆動モータ23、Y方向駆動モータ25
の動作を制御する。冷却ファンモータ31は、マグネト
ロン12を冷却するためのファンを駆動するモータであ
る。庫内灯32は、加熱室10内を照らす電灯である。
マイクロ波発振回路33は、マグネトロン12にマイク
ロ波を発振させる回路である。
【0030】図8に、赤外線センサ7の分解斜視図を示
す。図8を参照して、赤外線センサ7は、上ケース7
c、下ケース7gに外郭を覆われている。上ケース7c
と下ケース7gには、ボード7dが内包される。ボード
7dには、赤外線を受ける赤外線受光素子(後述する、
赤外線受光素子7a)が搭載されている。そして、ボー
ド7dの赤外線受光素子の上部には、反射鏡ユニット7
eが接続されている。
す。図8を参照して、赤外線センサ7は、上ケース7
c、下ケース7gに外郭を覆われている。上ケース7c
と下ケース7gには、ボード7dが内包される。ボード
7dには、赤外線を受ける赤外線受光素子(後述する、
赤外線受光素子7a)が搭載されている。そして、ボー
ド7dの赤外線受光素子の上部には、反射鏡ユニット7
eが接続されている。
【0031】反射鏡ユニット7eは、2つの開口を有し
ている。1つは、後述する導出口7nであり、赤外線受
光素子に接続されている。そして、もう1つは、導入口
7mである。導入口7mには、フィルタ7fが嵌め込ま
れる。赤外線センサ7では、赤外線受光素子は、フィル
タ7f、反射鏡ユニット7eを介して入射する赤外線量
を検出する。反射鏡ユニット7eの内壁7hは、鏡とな
っている。
ている。1つは、後述する導出口7nであり、赤外線受
光素子に接続されている。そして、もう1つは、導入口
7mである。導入口7mには、フィルタ7fが嵌め込ま
れる。赤外線センサ7では、赤外線受光素子は、フィル
タ7f、反射鏡ユニット7eを介して入射する赤外線量
を検出する。反射鏡ユニット7eの内壁7hは、鏡とな
っている。
【0032】上ケース7cには、検出窓7pが形成され
ている。検出窓7pは、フィルタ7fに対向している。
そして、検出窓7pにより、赤外線センサに赤外線を導
入するための検出窓が構成されている。
ている。検出窓7pは、フィルタ7fに対向している。
そして、検出窓7pにより、赤外線センサに赤外線を導
入するための検出窓が構成されている。
【0033】ここで、図8および図9を参照して、赤外
線センサ7における、反射鏡ユニット7eとフィルタ7
fの位置関係を説明する。図9は、反射鏡ユニット7e
とフィルタ7fの位置関係を模式的に示す図である。
線センサ7における、反射鏡ユニット7eとフィルタ7
fの位置関係を説明する。図9は、反射鏡ユニット7e
とフィルタ7fの位置関係を模式的に示す図である。
【0034】赤外線センサ7において、反射鏡ユニット
7cの導入口7mの前方(図9では左方)に、加熱室1
0の検出孔11が位置している。そして、加熱室10に
おいて放射される赤外線は、導入口7mから反射鏡ユニ
ット7cの内部に導入され、内壁7hで適宜反射される
ことにより集光され、導出口7nを介して、赤外線検出
素子7aに導かれる。
7cの導入口7mの前方(図9では左方)に、加熱室1
0の検出孔11が位置している。そして、加熱室10に
おいて放射される赤外線は、導入口7mから反射鏡ユニ
ット7cの内部に導入され、内壁7hで適宜反射される
ことにより集光され、導出口7nを介して、赤外線検出
素子7aに導かれる。
【0035】フィルタ7fは、導入口7mに嵌め込まれ
ている。これにより、フィルタ7fの面積を、従来のフ
ィルタの面積よりも小さくできる。このことを、図10
および図17をさらに参照して、説明する。図10は、
図17に示した従来の電子レンジの赤外線センサ700
における、反射鏡ユニット700eとフィルタ700f
の位置関係を模式的に示す図である。なお、図10に示
すように、ボード700dには、赤外線受光素子700
aが搭載されている。
ている。これにより、フィルタ7fの面積を、従来のフ
ィルタの面積よりも小さくできる。このことを、図10
および図17をさらに参照して、説明する。図10は、
図17に示した従来の電子レンジの赤外線センサ700
における、反射鏡ユニット700eとフィルタ700f
の位置関係を模式的に示す図である。なお、図10に示
すように、ボード700dには、赤外線受光素子700
aが搭載されている。
【0036】図17に示すように、従来では、フィルタ
700fは、ケース(上ケース700c)に嵌め込まれ
ていた。つまり、図10に示すように、フィルタ700
fは、反射鏡ユニット700eの外部に取付けられてい
る。
700fは、ケース(上ケース700c)に嵌め込まれ
ていた。つまり、図10に示すように、フィルタ700
fは、反射鏡ユニット700eの外部に取付けられてい
る。
【0037】図9において、破線Rは、赤外線受光素子
7aが赤外線を受けることができる範囲を示している。
また、図10において、破線rは、赤外線受光素子70
0aが赤外線を受けることができる範囲を示している。
7aが赤外線を受けることができる範囲を示している。
また、図10において、破線rは、赤外線受光素子70
0aが赤外線を受けることができる範囲を示している。
【0038】特に、図9を参照して、導入口7mから、
反射鏡ユニット7eよりも遠くなるにつれて、赤外線受
光素子7aが赤外線を受けることができる範囲は広くな
っている。これにより、フィルタ7fが導入口7mから
離れて設けられるほど、フィルタ7fとして要求される
面積が広くなることになる。そして、図9と図10を比
較すると、フィルタ7f(図9参照)の方が、フィルタ
700f(図10参照)よりも、低く、つまり、面積が
小さくなっている。
反射鏡ユニット7eよりも遠くなるにつれて、赤外線受
光素子7aが赤外線を受けることができる範囲は広くな
っている。これにより、フィルタ7fが導入口7mから
離れて設けられるほど、フィルタ7fとして要求される
面積が広くなることになる。そして、図9と図10を比
較すると、フィルタ7f(図9参照)の方が、フィルタ
700f(図10参照)よりも、低く、つまり、面積が
小さくなっている。
【0039】赤外線センサにおいて、フィルタの面積を
小さくされると、それだけ、汚れる可能性のある面積も
小さくなる、ということになる。したがって、本実施の
形態のように、赤外線センサが、フィルタの面積を小さ
くできるように構成されることは、赤外線センサにおい
て、フィルタの汚れを抑え、検出精度の向上に寄与す
る。
小さくされると、それだけ、汚れる可能性のある面積も
小さくなる、ということになる。したがって、本実施の
形態のように、赤外線センサが、フィルタの面積を小さ
くできるように構成されることは、赤外線センサにおい
て、フィルタの汚れを抑え、検出精度の向上に寄与す
る。
【0040】また、図9に示すように、赤外線センサ7
では、フィルタ7fは、反射鏡ユニット7eの導入口7
mに嵌め込まれている。ここで、比較として、図11
に、赤外線センサ7において、フィルタ7fが反射鏡ユ
ニット7eの導出口7n側に嵌め込まれた状態を示す。
では、フィルタ7fは、反射鏡ユニット7eの導入口7
mに嵌め込まれている。ここで、比較として、図11
に、赤外線センサ7において、フィルタ7fが反射鏡ユ
ニット7eの導出口7n側に嵌め込まれた状態を示す。
【0041】図9と図11とを比較すると、加熱室10
から、食品の蒸気等、汚れとなる成分が飛来した場合、
図9に示す例では、その汚れとなる成分は、フィルタ7
fによって塞き止められ、反射鏡ユニット7eの内部に
は侵入しない。一方、同様の場合、図11に示す比較例
では、汚れとなる成分は、反射鏡ユニット7eの内部に
も侵入する。これにより、フィルタ7fだけでなく、内
壁7hまで、汚れることになる。
から、食品の蒸気等、汚れとなる成分が飛来した場合、
図9に示す例では、その汚れとなる成分は、フィルタ7
fによって塞き止められ、反射鏡ユニット7eの内部に
は侵入しない。一方、同様の場合、図11に示す比較例
では、汚れとなる成分は、反射鏡ユニット7eの内部に
も侵入する。これにより、フィルタ7fだけでなく、内
壁7hまで、汚れることになる。
【0042】このことから、図9に示す場合には、加熱
室10において発生した赤外線は、汚れたフィルタ7f
によってのみ減衰されるが、図11に示す場合には、当
該赤外線は、さらに、汚れた内壁7hによっても減衰さ
れることになる。したがって、図9に示す本実施の形態
の赤外線センサ7は、加熱室10内の食品が発した赤外
線の減衰を、極力回避できる構成を有することになる。
室10において発生した赤外線は、汚れたフィルタ7f
によってのみ減衰されるが、図11に示す場合には、当
該赤外線は、さらに、汚れた内壁7hによっても減衰さ
れることになる。したがって、図9に示す本実施の形態
の赤外線センサ7は、加熱室10内の食品が発した赤外
線の減衰を、極力回避できる構成を有することになる。
【0043】次に、電子レンジ1における、赤外線セン
サ7付近の構造を説明する。図12および図13は、電
子レンジ1の外装部4の内部の、赤外線センサ7付近の
側面図である。なお、図12および図13では、便宜
上、Y方向回動部材24、および、X方向回動部材22
の一部を、省略している。
サ7付近の構造を説明する。図12および図13は、電
子レンジ1の外装部4の内部の、赤外線センサ7付近の
側面図である。なお、図12および図13では、便宜
上、Y方向回動部材24、および、X方向回動部材22
の一部を、省略している。
【0044】まず図12を参照して、検出経路部材40
に隣接するように、風路42が設けられている。風路4
2は、上方に開口を有している。風路42は、上述し
た、マグネトロン12を冷却するためのファンから送ら
れる風を、矢印Bで示すように、効率よく、赤外線セン
サ7におけるために、設けられている。
に隣接するように、風路42が設けられている。風路4
2は、上方に開口を有している。風路42は、上述し
た、マグネトロン12を冷却するためのファンから送ら
れる風を、矢印Bで示すように、効率よく、赤外線セン
サ7におけるために、設けられている。
【0045】風路42によって風を送られることによ
り、検出孔11から飛来する加熱室10内の食品の汁等
によって、赤外線センサ7のフィルタ7fが汚れること
を、極力回避することができる。
り、検出孔11から飛来する加熱室10内の食品の汁等
によって、赤外線センサ7のフィルタ7fが汚れること
を、極力回避することができる。
【0046】なお、赤外線センサ7の下方には、風向板
220が取付けられている。これにより、風路42から
送られる風を、より効率よく、赤外線センサ7のフィル
タ7fの前方に、送ることができる。したがって、フィ
ルタ7fが汚れることを、より確実に回避できる。
220が取付けられている。これにより、風路42から
送られる風を、より効率よく、赤外線センサ7のフィル
タ7fの前方に、送ることができる。したがって、フィ
ルタ7fが汚れることを、より確実に回避できる。
【0047】さらに、風向板220は、その下端に、折
り曲げ部220aを有している。折り曲げ部220は、
風向板220の下端を、風路42から送られる風につい
て風下側に折り曲げることにより、構成されている。そ
して、折り曲げ部220aが設けられることにより、よ
り確実に、風路42から送られる風を、フィルタ7fの
前方に送ることができる。
り曲げ部220aを有している。折り曲げ部220は、
風向板220の下端を、風路42から送られる風につい
て風下側に折り曲げることにより、構成されている。そ
して、折り曲げ部220aが設けられることにより、よ
り確実に、風路42から送られる風を、フィルタ7fの
前方に送ることができる。
【0048】図13に、図12に示す状態から、赤外線
センサ7が、半時計方向に回転するように移動された状
態を示す。なお、赤外線センサ7は、図12におけるX
方向回動部材22が、その左下端を中心として半時計方
向に回転することにより、図12に示す状態から図13
に示す状態に変化する。
センサ7が、半時計方向に回転するように移動された状
態を示す。なお、赤外線センサ7は、図12におけるX
方向回動部材22が、その左下端を中心として半時計方
向に回転することにより、図12に示す状態から図13
に示す状態に変化する。
【0049】図12および図13を参照して、風向板2
20は、赤外線センサ7に固定されているため、赤外線
センサ7が移動すれば、それに伴って移動する。そし
て、風向板220が、赤外線センサ7の移動に伴って移
動するため、赤外線センサ7がどのような位置に移動さ
れても、風路42から送られる風は、効率よく、赤外線
センサ7のフィルタ7fの前方に送られる。
20は、赤外線センサ7に固定されているため、赤外線
センサ7が移動すれば、それに伴って移動する。そし
て、風向板220が、赤外線センサ7の移動に伴って移
動するため、赤外線センサ7がどのような位置に移動さ
れても、風路42から送られる風は、効率よく、赤外線
センサ7のフィルタ7fの前方に送られる。
【0050】また、特に、赤外線センサ7が赤外線量の
検出を行なわない場合には、フィルタ7fと検出孔11
との間に、ガードを施すことが好ましい。図14に、電
子レンジ1の変形例として、このようなガードを備えた
ものを示す。
検出を行なわない場合には、フィルタ7fと検出孔11
との間に、ガードを施すことが好ましい。図14に、電
子レンジ1の変形例として、このようなガードを備えた
ものを示す。
【0051】図14を参照して、検出経路部材40に隣
接するように、汚れ防止板41が設けられている。汚れ
防止板41は、その上端の左右端部に、検出経路部材4
0に接続するための接続部41bを備え、上端の左右方
向の中央部には、切り立ち部41aを備えている。本実
施の形態では、汚れ防止板41により、待避位置にある
赤外線センサの検出窓と、加熱室の検出孔との間に設け
られた板体が構成されている。
接するように、汚れ防止板41が設けられている。汚れ
防止板41は、その上端の左右端部に、検出経路部材4
0に接続するための接続部41bを備え、上端の左右方
向の中央部には、切り立ち部41aを備えている。本実
施の形態では、汚れ防止板41により、待避位置にある
赤外線センサの検出窓と、加熱室の検出孔との間に設け
られた板体が構成されている。
【0052】なお、汚れ防止板41の、風路42の上方
にある部分には、適宜孔が形成されている。つまり、汚
れ防止板41は、適宜孔を形成され、風路42から送ら
れる風の流れを阻害しないように構成されている。
にある部分には、適宜孔が形成されている。つまり、汚
れ防止板41は、適宜孔を形成され、風路42から送ら
れる風の流れを阻害しないように構成されている。
【0053】図14は、赤外線センサ7が、加熱室10
内の視野における赤外線量の検出を行なっている状態、
つまり、温度検出を行なっている状態を示している。こ
の場合、切り立ち部41aは、フィルタ7fおよび検出
窓7p(図8参照)とは対向していない。また、図14
に示す状態では、フィルタ7fおよび検出窓7pと、検
出孔11との間には、切り立ち部41aが存在していな
い。
内の視野における赤外線量の検出を行なっている状態、
つまり、温度検出を行なっている状態を示している。こ
の場合、切り立ち部41aは、フィルタ7fおよび検出
窓7p(図8参照)とは対向していない。また、図14
に示す状態では、フィルタ7fおよび検出窓7pと、検
出孔11との間には、切り立ち部41aが存在していな
い。
【0054】図15は、赤外線センサ7が、図14に示
す状態から適宜移動された状態を示す。なお、赤外線セ
ンサ7は、赤外線量の検出を行なわないときに、図15
に示す状態とされる。
す状態から適宜移動された状態を示す。なお、赤外線セ
ンサ7は、赤外線量の検出を行なわないときに、図15
に示す状態とされる。
【0055】図15に示す状態では、フィルタ7fおよ
び検出窓7p(図8参照)の下半分が、切り立ち部41
aと対向している。そして、図15に示す状態では、フ
ィルタ7fおよび検出窓7pと、検出孔11との間に、
切り立ち部41aが存在している。
び検出窓7p(図8参照)の下半分が、切り立ち部41
aと対向している。そして、図15に示す状態では、フ
ィルタ7fおよび検出窓7pと、検出孔11との間に、
切り立ち部41aが存在している。
【0056】つまり、本実施の形態では、赤外線センサ
7が赤外線量の検出を行なわないとき、切り立ち部41
aによって、フィルタ7fが汚れることを防止してい
る。ただし、赤外線センサ7は、赤外線量の検出を行な
っている場合には、たとえば図14に示すように、その
視野内に切り立ち部41aが含まれないように移動され
る。
7が赤外線量の検出を行なわないとき、切り立ち部41
aによって、フィルタ7fが汚れることを防止してい
る。ただし、赤外線センサ7は、赤外線量の検出を行な
っている場合には、たとえば図14に示すように、その
視野内に切り立ち部41aが含まれないように移動され
る。
【0057】なお、図12および図13に示す赤外線セ
ンサ7も、図15に示したような、フィルタ7fおよび
検出窓7pの少なくとも一部が検出孔11と対向しない
位置に移動されれば、フィルタ7fの汚れを抑えること
ができると考えられる。つまり、赤外線センサ7につい
ては、図15に示す位置が、待避位置ということにな
る。なお、図15に示す位置では、赤外線センサ7の検
出窓7pの少なくとも一部は、その法線が、検出孔11
と交わらないようになっている。また、図15に示す位
置では、検出孔11の法線は、検出窓7pおよびフィル
タ7fには交わらないようになっている。このことか
ら、図15に示す位置では、検出窓7pの少なくとも一
部は、検出孔11と対向していないということになる。
ンサ7も、図15に示したような、フィルタ7fおよび
検出窓7pの少なくとも一部が検出孔11と対向しない
位置に移動されれば、フィルタ7fの汚れを抑えること
ができると考えられる。つまり、赤外線センサ7につい
ては、図15に示す位置が、待避位置ということにな
る。なお、図15に示す位置では、赤外線センサ7の検
出窓7pの少なくとも一部は、その法線が、検出孔11
と交わらないようになっている。また、図15に示す位
置では、検出孔11の法線は、検出窓7pおよびフィル
タ7fには交わらないようになっている。このことか
ら、図15に示す位置では、検出窓7pの少なくとも一
部は、検出孔11と対向していないということになる。
【0058】また、汚れ防止板41が設けられた場合に
は、図15に示すように、フィルタ7fの上端が、一点
破線Tに接するように、または、一点破線Tよりも下方
に位置するように移動されることにより、より確実に、
フィルタ7fの汚れを防止できる。一点破線Tとは、切
り立ち部41aを構成する平面(図15は、切り立ち部
41aの側面を示している)の延長線である。
は、図15に示すように、フィルタ7fの上端が、一点
破線Tに接するように、または、一点破線Tよりも下方
に位置するように移動されることにより、より確実に、
フィルタ7fの汚れを防止できる。一点破線Tとは、切
り立ち部41aを構成する平面(図15は、切り立ち部
41aの側面を示している)の延長線である。
【0059】次に、電子レンジ1における、赤外線セン
サ7の配線7bの配置について、図16を参照して説明
する。
サ7の配線7bの配置について、図16を参照して説明
する。
【0060】電子レンジ1は、外装部4の内部に、操作
パネル6の背面から伸びる多数の配線を広げないため
の、仕切板29を備えている。仕切板29は、その右端
を、外装部4に当接され、かつ、凹部29aを形成され
ている。
パネル6の背面から伸びる多数の配線を広げないため
の、仕切板29を備えている。仕切板29は、その右端
を、外装部4に当接され、かつ、凹部29aを形成され
ている。
【0061】そして、赤外線センサ7から伸びる配線7
bは、この凹部29aと外装部4によって構成される孔
を通らされている。これにより、フェライトや金属編組
等によってシールドされて柔軟性を失った配線7bを、
結束することなく、その位置を制限できる。したがっ
て、配線7bが結束されることによって、赤外線センサ
7のスムーズな動作が阻害される事態を回避できる。な
お、配線7bは、凹部29aと外装部4によって構成さ
れる孔に通されているが、仕切板29に所定の孔を形成
し、該孔に通しても良い。
bは、この凹部29aと外装部4によって構成される孔
を通らされている。これにより、フェライトや金属編組
等によってシールドされて柔軟性を失った配線7bを、
結束することなく、その位置を制限できる。したがっ
て、配線7bが結束されることによって、赤外線センサ
7のスムーズな動作が阻害される事態を回避できる。な
お、配線7bは、凹部29aと外装部4によって構成さ
れる孔に通されているが、仕切板29に所定の孔を形成
し、該孔に通しても良い。
【0062】なお、凹部29aと外装部4によって構成
される孔の面積は、図16に示すように、配線7bが自
由に移動できる程度に、大きいことが好ましい。これに
より、配線7bを、自由に移動させつつ、その存在範囲
を制限できるからである。
される孔の面積は、図16に示すように、配線7bが自
由に移動できる程度に、大きいことが好ましい。これに
より、配線7bを、自由に移動させつつ、その存在範囲
を制限できるからである。
【0063】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図1】 本発明の一実施の形態である電子レンジの斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1の電子レンジのドアが開状態とされた状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図3】 図1のIII−III線に沿う矢視断面図で
ある。
ある。
【図4】 図1の電子レンジの外装部を外した状態の斜
視図である。
視図である。
【図5】 図1の電子レンジのV−V線に沿う矢視断面
図である。
図である。
【図6】 図1の電子レンジの加熱室上に設定されたX
軸およびY軸を模式的に示す図である。
軸およびY軸を模式的に示す図である。
【図7】 図1の電子レンジの制御ブロック図である。
【図8】 図1の電子レンジの赤外線センサの分解斜視
図である。
図である。
【図9】 図8の反射鏡ユニットとフィルタの位置関係
を模式的に示す図である。
を模式的に示す図である。
【図10】 図17に示した従来の電子レンジの赤外線
センサにおける、反射鏡ユニットとフィルタの位置関係
を模式的に示す図である。
センサにおける、反射鏡ユニットとフィルタの位置関係
を模式的に示す図である。
【図11】 本発明の比較として、赤外線センサにおい
て、フィルタが、反射鏡ユニットの導出口に嵌め込まれ
た状態を模式的に示す図である。
て、フィルタが、反射鏡ユニットの導出口に嵌め込まれ
た状態を模式的に示す図である。
【図12】 図1の電子レンジの、外装部の内部におけ
る、赤外線センサ付近の側面図である。
る、赤外線センサ付近の側面図である。
【図13】 図1の電子レンジの、外装部の内部におけ
る、赤外線センサ付近の側面図である。
る、赤外線センサ付近の側面図である。
【図14】 本実施の形態の電子レンジの変形例を示す
図である。
図である。
【図15】 本実施の形態の電子レンジの変形例を示す
図である。
図である。
【図16】 図1の電子レンジにおける、赤外線センサ
の配線の配置を説明するための図である。
の配線の配置を説明するための図である。
【図17】 従来の電子レンジにおける赤外線センサの
分解斜視図である。
分解斜視図である。
1 電子レンジ、6 操作パネル、7 赤外線センサ、
7a 赤外線受光素子、7b 配線、7e 反射鏡ユニ
ット、7f フィルタ、7m 導入口、7p検出窓、1
0 加熱室、11 検出窓、12 マグネトロン、22
X方向回動部材、23 X方向回動モータ、24 Y
方向回動部材、25 Y方向回動モータ、29 仕切
板、29a 凹部、30 制御回路、40 検出経路部
材、41汚れ防止板。
7a 赤外線受光素子、7b 配線、7e 反射鏡ユニ
ット、7f フィルタ、7m 導入口、7p検出窓、1
0 加熱室、11 検出窓、12 マグネトロン、22
X方向回動部材、23 X方向回動モータ、24 Y
方向回動部材、25 Y方向回動モータ、29 仕切
板、29a 凹部、30 制御回路、40 検出経路部
材、41汚れ防止板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 英治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 兵頭 孝昭 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 上橋 浩之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 川端 匠 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L086 CB17 DA08 DA20
Claims (1)
- 【請求項1】 食品を収容する加熱室と、前記加熱室内
の食品の温度を検出する赤外線センサと、前記赤外線セ
ンサを移動させる移動手段とを含む電子レンジであっ
て、 前記赤外線センサは、当該赤外線センサに赤外線を導入
するための検出窓を備え、 前記加熱室は、当該加熱室内の赤外線を、前記赤外線セ
ンサに送るための検出孔を形成され、 前記移動手段は、前記赤外線センサが温度の検出を実行
しないときには、当該赤外線センサを、前記検出窓の少
なくとも一部が前記検出孔に対向しない待避位置に移動
させる、電子レンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355397A JP2002156118A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 電子レンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001355397A JP2002156118A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 電子レンジ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000053687A Division JP3553846B2 (ja) | 2000-02-29 | 2000-02-29 | 電子レンジ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002156118A true JP2002156118A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=19167110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001355397A Pending JP2002156118A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 電子レンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002156118A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101943428B (zh) * | 2009-07-10 | 2014-06-04 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 微波炉的温度传感器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06193883A (ja) * | 1992-12-22 | 1994-07-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理器具 |
JPH06265152A (ja) * | 1993-03-10 | 1994-09-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱調理器 |
JPH0798123A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理装置 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001355397A patent/JP2002156118A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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JPH0798123A (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040413 |