JP2002155835A - スライダ絞りを備えた高圧噴射用の圧力制御されるインジェクタ - Google Patents

スライダ絞りを備えた高圧噴射用の圧力制御されるインジェクタ

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JP2002155835A
JP2002155835A JP2001339665A JP2001339665A JP2002155835A JP 2002155835 A JP2002155835 A JP 2002155835A JP 2001339665 A JP2001339665 A JP 2001339665A JP 2001339665 A JP2001339665 A JP 2001339665A JP 2002155835 A JP2002155835 A JP 2002155835A
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throttle
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pressure
slider
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Friedrich Boecking
ベッキング フリードリッヒ
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0003Fuel-injection apparatus having a cyclically-operated valve for connecting a pressure source, e.g. constant pressure pump or accumulator, to an injection valve held closed mechanically, e.g. by springs, and automatically opened by fuel pressure
    • F02M63/0007Fuel-injection apparatus having a cyclically-operated valve for connecting a pressure source, e.g. constant pressure pump or accumulator, to an injection valve held closed mechanically, e.g. by springs, and automatically opened by fuel pressure using electrically actuated valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力制御を簡単に実施できるインジェクタを
提供する。 【解決手段】 内燃機関の燃焼室内に圧力下にある燃料
を噴射するインジェクタであって、弁体6がアクチュエ
ータ4を用いて、インジェクタケーシング2内において
鉛直方向運動させられ、インジェクタケーシング2内に
閉鎖エレメント3のシール座が、高圧集合室から延びる
供給路5,28を開閉するために設けられている形式の
ものにおいて、ノズル室23に通じるノズル供給路14
から、持続的に働く絞りエレメント31と弁体6を用い
て調整可能な絞りエレメント30とが分岐している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃焼室
内に高圧下にある燃料を噴射するインジェクタであっ
て、弁体がアクチュエータを用いて、インジェクタケー
シング内において鉛直方向運動させられ、インジェクタ
ケーシング内に閉鎖エレメントのシール座が、高圧集合
室から延びる供給路を開閉するために設けられている形
式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃焼室内に圧力下にある燃料
を噴射する噴射系には、今日、様々な要求の他に以下に
記載のことも望まれている:すなわち噴射圧及び噴射量
は、混合気形成のための付加的な自由度を得るために、
内燃機関の各運転ポイントに対してそれぞれ無関係につ
まり独立して決定できることが望まれている。噴射の開
始と燃焼室内における火炎前面(Flammenfront)の形成
との間における点火遅れをカバーするためには、噴射量
は噴射開始時において可能な限り僅かであることが望ま
しい。内燃機関のすべてのシリンダのために一定の噴射
圧を得るためには、共通の燃料分配装置として働く複数
の高圧集合室(コモンレール)が使用される。これらの
高圧集合室内には極めて高い圧力が存在しているので、
インジェクタの開放時にはすべてのインジェクタのため
の噴射圧を一定に保つことができる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許公開第197018
79号明細書に開示された内燃機関用の燃料噴射装置
は、高圧ポンプを介して燃料を充填可能な1つの共通の
高圧集合室(コモンレール)を備えている。この高圧集
合室は複数の噴射路を介して、燃料供給される内燃機関
の燃焼室内に入り込む噴射弁と接続されている。これら
の噴射弁の開閉運動は、それぞれ電気制御式の制御弁に
よって制御される。この制御弁は3ポート2位置方向切
換え弁として形成されていて、噴射弁の噴射開口に開口
する高圧路を、噴射路又は放圧路に接続する。この場合
制御部分の制御部材には、燃料高圧によって充填可能な
液圧式の作業室が設けられており、この液圧作業室は、
制御弁の制御部材の調節ポジションを調節するために放
圧通路に向かって開放制御可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は冒頭に
述べた形式のインジェクタを改良して、圧力制御を所望
のようにかつ簡単に実施できるインジェクタを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ノズル室に通じるノズル供給路か
ら、持続的に働く絞りエレメントと弁体を用いて調整可
能な絞りエレメントとが分岐しているようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明による解決策によって、内燃機関
の燃焼室内に燃料を噴射する圧力制御されるインジェク
タを極めて簡単に実現することができる。本発明による
インジェクタでは、ノズルニードルを取り囲むノズル室
に通じる、高圧側に設けられたノズル供給路に、2つの
絞り箇所が配属もしくは対応配置されており、両絞り箇
所によって抑制制御(Absteuerung)を調整することが
できる。ノズル供給路を介して高圧を負荷可能な一方の
絞り箇所は、インジェクタケーシング内において鉛直方
向にシフト可能なスライダによって開閉できるように配
置されており、これに対してその下に位置するように配
置された他方の絞り箇所は、持続的に高圧によって負荷
されるように、スライダに対して位置決めされている。
前者のつまり上に位置する絞り箇所は、スライダとイン
ジェクタケーシングにおける制御縁とが合致することに
よって閉鎖され、そうでない場合に開放され得るよう
に、位置しているので、ピエゾアクチュエータの制御に
よって調整することができる。
【0007】本発明によって提案された解決策によっ
て、座におけるノズルニードルの迅速な閉鎖を達成する
ことができ、その結果パイロット噴射の開始時に噴射さ
れる燃料量は僅かになり、このようにして発生する点火
遅れに対処することができる。所望の点火終了に応じ
て、スライダ側のシールエレメントの開放制御によっ
て、高圧下にある大量の燃料をノズル供給路から別の絞
り箇所を通して流出させることができるので、ノズルニ
ードルは迅速に閉鎖し、かつシール作用をもってその座
に戻されることができる。
【0008】スライダによって閉鎖可能ではない、つま
り持続的に作用する絞りの他に、制御可能な別の絞り箇
所によって、ノズル供給路における放圧に対して作用す
ることも可能であり、これによって噴射ノズルのより迅
速な閉鎖を実施することができる。パイロット噴射段階
に対して上に述べたことは、内燃機関の燃焼室内への燃
焼噴射中におけるインジェクタの主噴射段階もしくは後
噴射段階に対しても同様に言える。
【0009】
【発明の実施の形態】次に図面を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。
【0010】図1には、本発明によるインジェクタの第
1実施例が縦断面図で示されている。
【0011】図1に示された本発明によるインジェクタ
は、インジェクタケーシング2を有しており、このイン
ジェクタケーシング2は、スライダとして形成された弁
体6の上に、中空室7を残している。この中空室7は、
ここでは球形エレメントとして形成された2ポート2位
置方向切換え弁3を受容するために働く。
【0012】ケーシング側に設けられた中空室7の上に
は、矢印4の方向で作用するアクチュエータが設けられ
ており、このアクチュエータを用いて2ポート2位置方
向切換え弁の閉鎖エレメント3を介して、インジェクタ
ケーシング2内部において鉛直方向でシフト可能な弁体
6が負荷可能である。アクチュエータはピエゾアクチュ
エータとして形成されていても、又は液圧・機械式の調
節体として形成されていてもよい。さらにインジェクタ
において2ポート2位置方向切換え弁を操作するため
に、電磁弁を使用することも可能である。2ポート2位
置方向切換え弁を操作するために使用されるすべての調
節体において、応働時間が短いということは共通であ
る。
【0013】インジェクタケーシング2における弁室7
の上において、高圧集合室(コモンレール)の供給孔5
が開口している。2ポート2位置方向切換え弁の閉鎖エ
レメント3によって閉鎖可能な開口、つまり高圧集合室
(コモンレール)からの供給路5が開口する開口の下に
おいて、中空室7には横孔13が接続されている。この
横孔13自体は、インジェクタケーシング2内において
弁体6の軸線に対して平行に延びるノズル供給孔14に
開口しており、このノズル供給孔14は、符号24で示
されたノズル供給開口において、インジェクタケーシン
グ2内に設けられたノズル室23に開口している。
【0014】2ポート2位置方向切換え弁の、球形部材
として形成された閉鎖エレメント3は、一方では、アク
チュエータ4を介して負荷される押圧ピンに支持され、
かつ他方では、スライダとして形成された弁体6の端面
36に接触している。ケーシング側に設けられた中空室
7から延びていてスライダとして形成された弁体6は、
鉛直方向で下方に向かって延びていて、回転対称的な部
材として構成されており、この部材つまり弁体6は、イ
ンジェクタケーシング2内に形成された孔34によって
取り囲まれている。スライダとして形成された弁体6に
はリング室8が形成されており、このリング室8は、イ
ンジェクタケーシング2内に設けられた2つの絞りエレ
メント30;31(図1a)の開口箇所の領域に位置し
ている。この開口箇所に対向して位置するように1つの
横孔9がインジェクタケーシング2に形成されており、
この横孔9は、余剰燃料を燃料リザーバに戻す漏れオイ
ル排出路10に開口している。弁体6におけるリング室
8は狭窄箇所であり、この狭窄箇所によって、ケーシン
グ側に設けられた絞りエレメントから流出する高圧下の
燃料は、インジェクタケーシング2の横孔9を介して漏
れオイル側に設けられた排出路10に流出することがで
きる。弁体6におけるリング室8の下には、一方ではイ
ンジェクタケーシング2に設けられた円板16に支持さ
れかつ他方では弁体6の下端面に支持されている戻しば
ね15が、受容されている。この戻しばね15は、球体
として形成された閉鎖エレメント3にスライダ側の端面
36を常に接触させている。機械的に高い負荷を受ける
弁体6の端面36の耐用寿命を延ばすために、この端面
36には特殊な硬化方法を用いて表面加工が施されてい
てもよく、その結果図1に示された本発明によるインジ
ェクタの長い耐用寿命を得ることができる。
【0015】インジェクタケーシング2内における円板
状の挿入体として形成された支持箇所16の下には、ば
ね室19が設けられている。このばね室19は、円板状
の挿入体16の下面に一端で支持されていてコイルばね
として形成されたシールばね18を収容しており、この
シールばね18は他端において円錐部材20に支持され
ている。この円錐部材20は円錐台形に形成された支持
面で、ノズルニードルの端面35に作用する。インジェ
クタケーシング2内に受容されているノズルニードル2
1は、鉛直方向で下方に向かってノズル室23内に延び
ている。このノズル室23の内部において、シールばね
18によってノズル座25内に押し込まれるノズルニー
ドル21には、圧力段22が形成されている。ノズルニ
ードル21の圧力段22の下においてノズルニードル2
1は、ノズル座25に向かって、圧力段22の上に位置
している直径に比べて小さな直径に減径されている。符
号25で示されたノズル座において、インジェクタケー
シング2に形成された噴射孔26が閉鎖されている。付
言すれば、図示のただ1つの噴射孔26の代わりに、ノ
ズルニードル21もしくは弁体6の対称軸線を中心にし
てインジェクタケーシング2において、内燃機関の燃焼
室内に入り込む噴射ノズルの領域に、複数の噴射孔を分
配配置するような構成も可能である。別の孔パターンに
よれば、4、6又はそれ以上の噴射孔26が同一円上に
位置していてもよい。噴射孔26は同じ直径で、インジ
ェクタケーシング2の壁27を貫通している。噴射孔2
6を介して、シールばね18のシール作用に抗して行わ
れるノズルニードル21の開放運動によって高圧下にあ
る燃料は、内燃機関の燃焼室内に噴射される。
【0016】図1に示された実施例における本発明によ
るインジェクタの作用形式は以下の通りである:図1に
矢印で示された作用方向でピエゾアクチュエータが操作
されると、押圧ロッドは、球形の閉鎖体を有する2ポー
ト2位置方向切換え弁に向かって移動する。これによっ
て、球形に形成された閉鎖エレメントの周囲はシール座
を開放し、高圧集合室から供給路5を介してもたらされ
た極端な高圧下にある燃料は、急激にインジェクタケー
シング2内における中空室7の中に進入する。図1に示
された実施例における中空室7からは燃料が、インジェ
クタケーシング2の内部における横孔13を介してノズ
ル供給路14に流入し、これによって高圧下にある燃料
はノズル室23内に流入することができる。本発明のよ
うに構成されたインジェクタケーシング2のノズル室2
3内に流入する高圧下にある燃料量によって、ノズルニ
ードル21の圧力段22には開放力が作用し、この開放
力は、中空室19におけるシールばね18によって生ぜ
しめられる閉鎖力に抗して作用する。ノズル室23に流
入する高圧集合室における圧力に応じて、ノズルニード
ル21はばね18の作用方向に抗して開放する。そして
ノズルニードル21は鉛直方向で上昇運動し、この場合
ノズルニードル21はシールばね18に、ひいてはイン
ジェクタケーシング2内に挿入された円板状の支持エレ
メント16に支持されている。ノズルニードル21が上
昇し、シール座25を開放すると、高圧下にある燃料は
噴射孔26を介して内燃機関の燃焼室内に、例えば内燃
機関のパイロット噴射段階中に、流入することができ
る。
【0017】ノズルニードル21の迅速な閉鎖を可能に
するために、ノズル供給路14には2つの絞りエレメン
ト30;31が配属されている。下側の絞りエレメント
31はこの場合、持続的に負荷可能な絞りエレメントで
ある。それというのはこの絞りエレメント31は、弁体
6のスライダ11によっては覆われず、ひいては閉鎖さ
れ得ないからである。従ってパイロット噴射段階の終了
後には例えば、ケーシング側に設けられた両絞り箇所3
0,31のうちの下側の絞り箇所を介してノズル供給路
14の放圧が行われる。絞り31の開口からは、ノズル
室23ひいてはノズル供給路14における高圧下の燃料
が、ケーシング側に設けられたスライダ孔34の内部に
おけるリング室8内に流入し、これによって燃料は横孔
9を介して漏れオイル路10内へと流入することができ
る。そしてこの漏れオイル路10から燃料は燃料リザー
バへと戻り、回路内に設けられた高圧ポンプによって新
たに加圧されて燃料噴射系の高圧集合室内に達すること
ができる。
【0018】図1aには、スライダに対する絞り箇所の
位置が拡大して示されている。
【0019】高圧下の燃料によって負荷された、つまり
高圧下の燃料を供給されたノズル供給路14、ひいては
ノズルニードル21を取り囲むノズル室23を、さらに
放圧できるようにするために、スライダとして形成され
た弁体6をさらに上昇させることによって次のことが可
能になる。すなわちスライダが可能な限りアクチュエー
タ4の操作によって鉛直方向で上方に向かって移動させ
られると、スライダ縁11はケーシング側に設けられた
制御縁12の高さまで上昇し、これによって上側の絞り
エレメント30の全横断面を開放させる。付加的に設け
られた調整可能な絞り箇所30の開放によって、ノズル
供給路14からリング室8を介して図1に示された漏れ
オイル路9;10への大量の燃料容積の流出が可能にな
る。両絞り通路30;31には、両絞りエレメントに共
通の孔32が前置されている。インジェクタケーシング
2内において通路として形成された両絞り箇所30;3
1の間には、ウェブ33が設けられている。両絞り通路
30;31は、リング室8として形成された弁体6の狭
窄箇所の内部において開口しているので、絞り通路3
0;31から流出する燃料は直接、横孔9及び漏れオイ
ル路10を介して燃料リザーバに戻ることができる。ス
ライダである弁体6は、アクチュエータ4の操作に基づ
く弁体6の鉛直方向運動時に単に上側の絞りエレメント
30の通路だけしか覆うことができないように、構成さ
れているので、下側のシールエレメント31の通路がス
ライダの作用によって影響を受けることはない。従って
下側の絞り31は持続的に作用する絞り箇所と見なすこ
とができ、これに対してそれとは異なり、この下側の絞
り31の上に配置された調整可能な絞り箇所は、インジ
ェクタケーシング2内における弁体6の鉛直方向運動に
よるスライダ縁11の運動によって、アクチュエータに
よる制御に基づいて、完全に又は部分的に又は種々に段
階付けられて開放することができる。ケーシング側に設
けられた制御縁12に対する弁体6もしくはそのスライ
ダ縁11の位置の調整可能性によって、持続的に作用す
る絞り箇所31に加えて、調整可能な絞り箇所30をイ
ンジェクタケーシング2内において準備することがで
き、この調整可能な絞り箇所30によって必要とあら
ば、シール座25におけるノズルニードル21の迅速な
閉鎖制御を行うことができ、その結果パイロット噴射段
階の枠内において燃焼室内に噴射孔26を介して流出す
る燃料容積を、点火傾向に正確に合わせて噴射すること
が可能になる。いまや、本発明によって提案された解決
策によりパイロット噴射の枠内において噴射される量
が、ノズルニードルの急激な上昇及びノズルニードルの
動的な開放力に起因する噴射量の不正確さによって損な
われることはない。むしろパイロット噴射の枠内におい
ては、シール座25におけるノズルニードル21の極め
て迅速な閉鎖を達成することができ、このことは、パイ
ロット噴射の枠内において調量される燃料量を正確に維
持するために必要である。
【0020】図2には、インジェクタケーシングの内部
における中空室の変化実施例が示されている。
【0021】図2の二重矢印によって、2ポート2位置
方向切換え弁として構成された制御弁に対してピエゾア
クチュエータ4が実施する該ピエゾアクチュエータ4の
調節運動が示されている。アクチュエータ4の制御に応
じて、インジェクタケーシング2内のシール座における
球状に形成された閉鎖エレメント3の開放を実施するこ
とができるか、又は押圧ロッド状のエレメントにおいて
押圧力を軽減して、球形体として構成された閉鎖エレメ
ント3をケーシング側のシール座に移動させるすること
ができる。符号28で高圧集合室から延びる供給路が示
されており、この供給路はインジェクタケーシング2に
おける中空室7に開口しており、かつこの中空室7を高
圧下にある燃料で負荷する、つまり中空室7に高圧下に
ある燃料を供給する。鉛直方向で下方に向かってアクチ
ュエータを操作すると、2ポート2位置方向切換え弁の
閉鎖エレメント3は下方に向かって押圧され、図2に略
示された弁体6は下方に向かって移動し、その結果中空
室7におけるシール座が開放され、高圧集合室から延び
る供給路28から高圧下で流出する燃料は、横孔13を
介してノズル供給路14内に達する。ノズル供給路14
から、高圧下にある燃料はノズル室23に向かって流
れ、これによって、このノズル室23に流入し、ばね室
19内に収容されたシールばね18に抗してノズルニー
ドル21の開放運動を生ぜしめる(図1参照)。
【0022】図2に示された中空室7の変化実施例は、
中空室7におけるノズル供給路28;5(図1)の位置
決めに関する別の可能性を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクチュエータの下に配置されたケーシング側
の中空室を備えた、本発明によるインジェクタを示す縦
断面図である。
【図1a】スライダ及び高圧側のノズル供給路に対する
絞り箇所の位置を拡大して示す図である。
【図2】インジェクタの上側領域においてケーシング側
に設けられた中空室の変化実施例を示す図である。
【符号の説明】
2 インジェクタケーシング、 3 閉鎖体、 5 供
給孔、 6 弁体、7 中空室、 8 リング室、 9
横孔、 10 漏れオイル排出路、 11スライダ
縁、 12 制御縁、 13 横孔、 14 ノズル供
給孔、 15戻しばね、 16 円板、 18 シール
ばね、 19 ばね室、 20 円錐部材、 21 ノ
ズルニードル、 22 圧力段、 23 ノズル室、
24ノズル供給開口、 25 ノズル座、 26 噴射
孔、 27 壁、 28供給路、 30,31 絞り箇
所、 32 孔、 33 ウェブ、 34 孔、35
端面、 36 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AD07 BA09 BA13 BA19 CC05S CC05U CC14 CC67 CC68S CC68U CC70 CE22 CE27 DA09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の燃焼室内に高圧下にある燃料
    を噴射するインジェクタであって、弁体(6)がアクチ
    ュエータ(4)を用いて、インジェクタケーシング
    (2)内において鉛直方向運動させられ、インジェクタ
    ケーシング(2)内に閉鎖エレメント(3)のシール座
    が、高圧集合室から延びる供給路(5,28)を開閉す
    るために設けられている形式のものにおいて、ノズル室
    (23)に通じるノズル供給路(14)から、持続的に
    働く絞りエレメント(31)と弁体(6)を用いて調整
    可能な絞りエレメント(30)とが分岐していることを
    特徴とする、スライダ絞りを備えた高圧噴射用の圧力制
    御されるインジェクタ。
  2. 【請求項2】 アクチュエータ(4)が閉鎖エレメント
    (3)を介して弁体(6)の端面(36)に作用する、
    請求項1記載のインジェクタ。
  3. 【請求項3】 スライダとして形成された弁体(6)
    に、絞りエレメント(30,31)の開口領域におい
    て、リング室(8)が形成されている、請求項1記載の
    インジェクタ。
  4. 【請求項4】 弁体(6)がインジェクタケーシング
    (2)内において戻しエレメント(15)を用いて予負
    荷されており、該戻しエレメント(15)が閉鎖エレメ
    ント(3)の閉鎖方向で該閉鎖エレメント(3)の座面
    に向かって作用する、請求項1記載のインジェクタ。
  5. 【請求項5】 絞りエレメント(30,31)のノズル
    供給路側に、ノズル供給路(14)から延びる1つの共
    通の孔(32)が前置されている、請求項1記載のイン
    ジェクタ。
  6. 【請求項6】 調整可能な絞りエレメント(30)がケ
    ーシング側において次のように、すなわち閉鎖エレメン
    ト(3)がシール座に接触している場合にはインジェク
    タケーシング(2)に設けられた制御縁(12)とスラ
    イダ縁(11)とによって該絞りエレメント(30)が
    その全横断面にわたって開放されるように、位置決めさ
    れている、請求項1記載のインジェクタ。
  7. 【請求項7】 中空室(7)に対して高圧集合室から延
    びる供給路(5)が、ノズル供給路(13,14)の上
    に配置されている、請求項1記載のインジェクタ。
  8. 【請求項8】 中空室(7)に対して高圧集合室から延
    びる供給路(28)が、ノズル供給路(13,14)の
    下に配置されている、請求項1記載のインジェクタ。
  9. 【請求項9】 スライダ側のリング室(8)に対向して
    漏れオイル路(10)の開口(9)が配置されている、
    請求項1記載のインジェクタ。
  10. 【請求項10】 2ポート2位置方向切換え弁(3)の
    ための操作ユニットとして、ピエゾアクチュエータが設
    けられている、請求項1記載のインジェクタ。
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