JP2002154378A - 車両の電動アシスト自転車収納装置 - Google Patents

車両の電動アシスト自転車収納装置

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JP2002154378A
JP2002154378A JP2000356489A JP2000356489A JP2002154378A JP 2002154378 A JP2002154378 A JP 2002154378A JP 2000356489 A JP2000356489 A JP 2000356489A JP 2000356489 A JP2000356489 A JP 2000356489A JP 2002154378 A JP2002154378 A JP 2002154378A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 車体11後部の床12に設けた左・右の
レールユニット41L,41Rと、これらのレールユニ
ット41L,41Rにスライド可能に取付けることで電
動アシスト自転車31を積載するとともに積載した電動
アシスト自転車31を車体11後方へ引き出すようにし
たトレイ50と、左・右のレールユニット41L,41
Rの両外に設けた左・右の支持ステー60L,60R
と、これらの支持ステー60L,60Rに取付けること
で上面に荷物を載置する棚70と、この棚70の下面7
2aに設けることで充電器33を着脱可能に取付けるこ
とのできる取付け部79とから構成した。 【効果】 棚の下面に充電器の取付け部を設けたので、
デッドスペースとなる棚の下面の有効利用を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両へ電動アシス
ト自転車を積載するために、車両に備える電動アシスト
自転車収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に大きな荷物若しくは物品を収納す
る収納装置として、例えば実開昭63−93284号
公報「自動車のスペアタイヤ格納装置」や実開平2−
74289号公報「スペアタイヤ収納装置」が知られて
いる。
【0003】上記は、同公報の第2図によれば、トラ
ンクフロア9(符号は公報の符号を流用する。以下同
じ)下面にスペアタイヤ10を格納する格納ボックス1
2を後方に引出せるように取付け、この格納ボックス1
2の外面に取手部14を取付け、この取手部14を格納
状態でリヤバンパ6,7と面が合うようにしたものであ
る。
【0004】上記は、同公報の第1図によれば、トラ
ンクルーム2に底壁3を形成し、この底壁3に凹部4を
設け、この凹部4にアウタケース5を傾斜自在に取付
け、このアウタケース5にインナケース6をスライド可
能に取付け、このインナケース6にスペアタイヤ20を
収納するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上記に示す
格納ボックス12に電動アシスト自転車を収納すること
を考えたときに、上記の自動車のスペアタイヤ格納装
置では、リヤバンパの中央部分に格納ボックス12及び
取手部14を設けた。この収納ボックス12および取手
部14を設けたことにでリヤバンパの中央部はバンパ本
来の機能を失う。
【0006】また、上記に示すインナケース6に電動
アシスト自転車を収納することを考えたときに、上記
のスペアタイヤ収納装置では、トランクルーム2内の荷
物を一度下ろさないければ電動アシスト自転車を収納し
たり、取り出したりすることはできない。
【0007】そこで、電動アシスト自転車を収納するた
めに、リヤバンパやトランクルームの本来の機能を損う
ことはなく、十分にこれらの機能を発揮させることので
きる電動アシスト自転車収納装置が望まれる。
【0008】すなわち、本発明の目的は、リヤバンパや
トランクルームの機能を維持しつつ、電動アシスト自転
車を容易に収納することのできる電動アシスト自転車収
納装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の車両の電動アシスト自転車収納装置は、車
体後部の床に設けた左・右のレールと、これらのレール
にスライド可能に取付けることで電動アシスト自転車を
積載するとともに積載した電動アシスト自転車を車体後
方引き出すようにしたトレイと、左・右のレールの両外
に設けた左・右の支持ステーと、これらの支持ステーに
取付けることで上面に荷物を載置する棚と、この棚の下
面に設けることで充電器を着脱可能に取付けることので
きる取付け部とからなることを特徴とする。
【0010】電動アシスト自転車を車両に積み込むには
トレイを車体後方に引き出し、このトレイに電動アシス
ト自転車を載せ、車体後部の床に引き込む。電動アシス
ト自転車を車両から下ろすときには電動アシスト自転車
を載せたトレイを車体後方に引き出し、トレイから電動
アシスト自転車を下ろせばよい。上記電動アシスト自転
車の出し入れとは別に、随時、棚に荷物を載せる又は下
ろすことができる。また、棚の下面に設けた取付け部に
充電器を取付け、車両の走行中に電動アシスト自転車の
充電をする。
【0011】ところで、電動アシスト自転車は使用後は
泥や汚れが付くものであり、この泥や汚れが付いた電動
アシスト自転車を車体後部の床に収納するためには、電
動アシスト自転車に付着した泥や汚れが直接床に落ちな
いようにすること、電動アシスト自転車は重量があるの
で積載しやすいようにすること、他の荷物も車体後部の
床に収納できることなどの配慮が必要である。また、車
両の走行中に電動アシスト自転車の充電をできることは
好ましいことである。さらに、デッドスペースとなる棚
の下面を有効利用することは、床のスペース効率を改善
するために好ましいことである。
【0012】そこで、電動アシスト自転車を積載する専
用のトレイを設け、電動アシスト自転車に付着した泥や
汚れが直接床に落ちないようにすることで、車体後部の
床の汚れの防止を図る。車体後部の床に左・右のレール
を設け、これらのレールにトレイをスライド可能に取付
け、電動アシスト自転車を積載するとともに積載した電
動アシスト自転車を車体後方引き出すようにすること
で、電動アシスト自転車の積載性の向上を図る。左・右
のレールの両外に左・右の支持ステーを設け、これらの
支持ステーに上面に荷物を載置する棚を取付け、他の荷
物も車体後部の床に積めるようにすることで、収納性の
向上を図る。棚の下面に充電器を着脱可能に取付けるこ
とのできる取付け部を設け、車両の走行中に電動アシス
ト自転車の充電をできるようにして電動アシスト自転車
収納装置の利便性の向上を図る。また、棚の下面に充電
器の取付け部を設けることで、デッドスペースとなる棚
の下面の有効利用を図る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側
を示す。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0014】図1は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置を搭載した車両の斜視図であり、10は車
両、11は車体、12は床、13はフロントバンパ、1
4はリヤバンパ、15はフロントフェンダ、16はリヤ
フェンダ、17はボンネット、18はルーフ、19は前
ドア、21は後ドア、22はテールゲート、23は前
輪、24は後輪、25は運転席シート、26は助手席シ
ート、27は車両用シートとしての二列目シート、28
は車両用シートとしての三列目シート、29は交流10
0V電源を供給する電源コンセント、30は本発明に係
る車両の電動アシスト自転車収納装置(以下、「電動ア
シスト自転車収納装置30」と略記する)、31は電動
アシスト自転車収納装置30に積載する電動アシスト自
転車を示す。電動アシスト自転車収納装置30は、以下
に述べる通り、電動アシスト自転車31を積載し、この
電動アシスト自転車31を車体11後方へ引き出すよう
にした収納装置である。
【0015】図2は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置の斜視図であり、電動アシスト自転車収納
装置30は、トレイ50を車体11後方へ引き出した状
態で電動アシスト自転車31を積載し、電動アシスト自
転車31を車体11後部に収納し、収納した状態で左・
右の支持ステー60L,60R(60Lは不図示)に取
付けた棚70の上面に荷物を載置し、荷物を載置したま
までトレイ50を車体11後方へ引き出して積載した電
動アシスト自転車31を下ろすようにした装置である。
【0016】また、電動アシスト自転車31は路上で使
用すれば泥や汚れが付くものであり、この泥や汚れが付
いた電動アシスト自転車31を車体11後部の床12に
収納するためには、電動アシスト自転車31に付着した
泥や汚れが直接床12に落ちないようにすること、電動
アシスト自転車31は重量があるので積載しやすいよう
にすること、他の荷物も車体11後部の床12に収納で
きることなどの配慮が必要である。以下、電動アシスト
自転車収納装置30の構成を説明する。
【0017】図3は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置の分解斜視図であり、電動アシスト自転車
収納装置30は、車体11(図2参照)後部の床12に
設けた左・右のレールとしての左・右のレールユニット
41L,41Rと、これらのレールユニット41L,4
1Rにスライド可能に取付けることで電動アシスト自転
車31を積載するとともに積載した電動アシスト自転車
31を車体11後方へ引き出すようにしたトレイ50
と、レールユニット41L,41Rの両外に設けた左・
右の支持ステー60L,60Rと、これらの支持ステー
60L,60Rに取付けることで上面に荷物を載置する
棚70と、車体11後部の床12前方に設けることで収
納状態のトレイ50の前端部50aを覆うカバー部材8
0とからなる。
【0018】なお、40は左・右のレールユニット41
L,41Rを主要構成部品とするスライド機構、32は
電動アシスト自転車31から取外したバッテリ、33は
バッテリを充電する充電器、33aは充電器33のプラ
グである。
【0019】図4は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置のスライド機構の分解斜視図である。スラ
イド機構40は、左・右レールユニット41L,41R
と、これらのレールユニット41L,41Rの間に掛け
渡したフロントメンバ42及びリヤメンバ43とからな
る。
【0020】左レールユニット41Lは、床12(図2
参照)に取付けるチャンネル44と、このチャンネル4
4にスライド可能に取付けるスライダ45とからなるユ
ニットである。チャンネル44は、床12に取付けるた
めの前・後の脚44a,44bと、左の支持ステー60
L(図3参照)を取付けるブラケット44cとを備え、
スライダ45は、フロントメンバ42を取付けるねじ付
きスタッド45a,45aと、リヤメンバ43を取付け
るねじ付きスタッド45b,45bとを備える。なお、
46はスライダの一端を覆うカバー、47はフロントメ
ンバ42及びリヤメンバ43を止めるナットである。
【0021】右レールユニット41Rは、左レールユニ
ット41Lと略同一構成であって、44はチャンネル、
44a,44bは前・後の脚、44cはブラケット、4
5はスライダ、45a,45bはねじ付きスタッドであ
り、チャンネル44にスライダ45を任意の位置で止め
るストッパ48を備えたものである。
【0022】フロントメンバ42は、トレイ50(図3
参照)を止めるためのフランジ42a,42aと、左・
右レールユニット41L,41Rのそれぞれのスライダ
45,45に止めるブラケット42b,42bを備え
る。リヤメンバ43は、トレイ50(図3参照)を止め
るためのフランジ43a,43aと、左・右レールユニ
ット41L,41Rのそれぞれのスライダ45,45に
止めるブラケット43b,43bを備える。
【0023】図5は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置のトレイの分解斜視図である。トレイ50
は、図4にて説明したスライド機構40に取付けること
で、電動アシスト自転車31(図3参照)を積載すると
ともに積載した電動アシスト自転車31を車体11(図
1参照)後方へ引き出すようにした部材であって、電動
アシスト自転車31を載置する載置部51と、バッテリ
32(図3参照)を収納する収納部52とを形成したも
のである。50aはトレイ50の前端部を示す。
【0024】載置部51は、スライド機構40(図4参
照)にトレイ50を取付けるための孔53・・・(・・
・は複数個を示す。以下同じ)を形成し、電動アシスト
自転車31(図3参照)を固定するベルト54a,54
b,54cを取付け、電動アシスト自転車31のすり傷
を防止するバッド55a,55b,55c,55dを取
付け、電動アシスト自転車31に当てる当てゴム56
a,56bを取付けたものである。収納部52は、バッ
テリ32(図3参照)を固定するベルト57を備える。
【0025】バッテリ32(図3参照)は重いので、電
動アシスト自転車31(図3参照)から取外した状態で
積み下ろしできることは好ましいことである。すなわ
ち、トレイ50に電動アシスト自転車31から取外した
バッテリ32を収納する収納部52を備えたので、バッ
テリ32を取外し済みの電動アシスト自転車31と電動
アシスト自転車31から取外したバッテリ32とを別々
に積載することができる。この結果、電動アシスト自転
車31を積載するときの作業性の向上を図ることができ
る。
【0026】図6は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置の支持ステーの分解斜視図であり、右の支
持ステー60Rを示す。右の支持ステー60Rは、右の
レールユニット41R(図3参照)に取付け、且つ右の
レールユニット41Rよりも外側に位置させ、左の支持
ステー60L(図3参照)と共に棚70(図3参照)を
支持すると共に、後述する傾斜調整機構69で棚70を
傾斜させる部材である。すなわち、右の支持ステー60
Rは、棚70の前方を支持する前アーム61と、棚70
の後方を支持する後アーム62と、これらのアーム6
1,62を連結する連結アーム63とからなる。
【0027】前アーム61は、本体パイプ64にスライ
ドパイプ65を昇降可能に取付けた部材である。本体パ
イプ64は、床12(図2参照)に接触させる脚64a
と、スライドパイプ65の回転止めのための長孔64b
を形成したものである。スライドパイプ65は、貫通孔
65aを形成し、この貫通孔65aと長孔64bとの間
にねじ65bを貫通させ、このねじ65bにフランジ付
きナット65cを捩じ込むことで回転止めをするもので
ある。また、ナット65dを溶接し、このナット65d
に蝶ねじ66を捩じ込むことで、本体パイプ64にスラ
イドパイプ65を固定するようにしたものである。62
eは棚70を取付けるための孔を示す。
【0028】後アーム62は、床12(図2参照)に接
触させる脚62aを取付け、棚70を取付けるための孔
62bを形成したものであり、連結アーム63は、チャ
ンネル44(図4参照)のブラケット44cを取付けた
ものである。67a,67bは、棚70を回転自在に支
持ステー60Rに取付ける段付きボルト、68a,68
bは支持ステー60Rと棚70との間に介在させるU字
クリップである。
【0029】傾斜調整機構69は、前述したスライドパ
イプ65、段付きボルト67a,67b及びU字クリッ
プ68a,68bから構成する機構であって、スライド
パイプ65を昇降させることで、段付きボルト67bを
中心に棚70を回転できるようにするものである。な
お、左の支持ステー60Lは、右の支持ステー60Rと
同一構成、且つ対称の部材であり、詳細な説明は省略す
る。
【0030】ところで、三列目シート28(図1参照)
は畳んで使用したり、倒して使用することが多い。傾斜
調整機構69は、棚70をフラットにしたり、傾斜させ
たりすることで、三列目シート28の使用状態に合うよ
うに棚70の傾斜を調整する機構であり、三列目シート
28及び棚70の利便性の向上を図ることができる。す
なわち、左・右の支持ステー60L,60R(60Lは
不図示)に傾斜調整機構69を設けたので、三列目シー
ト28の使用状態に合せて棚70の傾斜を調整すること
ができる。この結果、シートアレンジの多様性を増大さ
せることができると共に車体の床のスペースの有効利用
を図ることができる。
【0031】図7は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置の棚の斜視図である。棚70は、基部とな
るフレーム71と、このフレーム71に取付けた棚板7
2と、この棚板72に取付けた荷物カバー73と、棚板
72に取付けることで収納した電動アシスト自転車31
(図2参照)を隠すカーテン74とからなる。フレーム
71は、第1のフレーム枠75に第2のフレーム枠76
を組合せることで矩形にしたものであり、左・右の支持
ステー60L,60R(図3参照)に回転自在に止める
ためのねじ孔75a・・・を備えたものである。77は
フレームに棚板72を止めるホルダ、78はフレームに
棚板72を止めるときに荷物カバー73及びカーテン7
4を同時に止める長手ホルダである。
【0032】図8は図7の8−8線断面図であり、棚板
72は、下面72aに充電器33を着脱自在に取付ける
取付け部79を形成したものであり、取付け部79は充
電器33の一端を差込む第1ブロック79aと、充電器
33の他端を当てる第2ブロック79bと、充電器33
を取付けるベルト79cとから構成したものである。例
えば、車両11(図1参照)の走行中に電動アシスト自
転車31の充電をできることは好ましいことである。そ
こで、棚板72の下面72aに充電器33を着脱可能に
取付けることのできる取付け部79を設け、車両11の
走行中に電動アシスト自転車31の充電をできるように
することで、電動アシスト自転車収納装置30(図1参
照)の利便性の向上を図ることができる。
【0033】荷物カバー73は、先端にマジックファス
ナ73aの一方を取付け、マジックファスナ73Aの他
方を棚板72に取付けることで、載置した荷物の移動を
防止すると共に外観の向上を図るものであり、収納カー
テン74は、下方に引く重り74aを先端に備える。
【0034】図9は本発明に係る車両の電動アシスト自
転車収納装置のカバー部材の斜視図である。カバー部材
80は、収納状態のトレイ50(図3参照)の前端部5
0aを覆うカバーであって、車体11(図2参照)の床
12側に取付ける左・右のステー81L,81Rと、こ
れらのステー81L,81Rに取付けるカバーベース8
2と、このカバーベース82に取付けるオーバカバー8
3とから構成するものである。
【0035】左のステー81Lは、U字パイプ84の一
端にブラケット85を取付けたものであり、具体的には
床12側に取付けるときにブラケット85を図4で説明
したチャンネル44の脚44aに取付けるようにするも
のである。右のステー81Rは、左のステー81Lと同
一構成、且つ対称の部材であり、詳細な説明は省略す
る。
【0036】カバーベース82は、横方向に延ばした複
数のワイヤ82a・・・と、これらのワイヤ82a・・
・を縦方向から繋ぐプレート82b・・・とからなる。
オーバカバー83は、シート状の部材であり、前後端に
カバーベース82に取付けるための複数のフック86を
取付けたものである。
【0037】カバー部材80は、収納状態のトレイ50
(図1参照)の前端部50aを覆うカバーであるから、
3列目シート28(図1参照)は畳んで使用したり、倒
して使用したときの前方の見栄えを向上させることがで
きる。この結果、3列目シート28の多様なシートアレ
ンジにも対応することができる。
【0038】図10は本発明に係る車両の電動アシスト
自転車収納装置の側面図であり、電動アシスト自転車収
納装置31は、車体11後部の床12に設けた左・右の
レールユニット41L,41R(41Rは不図示)と、
これらのレールユニット41L,41Rにスライド可能
に取付けることで電動アシスト自転車31を積載すると
ともに積載した電動アシスト自転車31を車体11後方
へ引き出すようにしたトレイ50と、左・右のレールユ
ニット41L,41Rの両外に設けた左・右の支持ステ
ー60L,60R(60Lは不図示)と、これらの支持
ステー60L,60Rに取付けることで上面に荷物を載
置する棚70と、この棚70の下面72aに設けること
で充電器33を着脱可能に取付けることのできる取付け
部79とから構成したものであると言える。
【0039】すなわち、電動アシスト自転車収納装置3
0は、電動アシスト自転車31を車両10に積み込むに
はトレイ50を車体11後方に引き出し、このトレイ5
0に電動アシスト自転車31を載せ、車体11後部の床
12に引き込む。電動アシスト自転車31を車両10か
ら下ろすときには電動アシスト自転車31を載せたトレ
イ50を車体12後方に引き出し、トレイ50から電動
アシスト自転車30を下ろせばよい。また、電動アシス
ト自転車31の出し入れとは別に、随時、棚70に荷物
を載せる又は下ろすことができる装置である。
【0040】ところで、電動アシスト自転車31は使用
後は泥や汚れが付くものであり、この泥や汚れが付いた
電動アシスト自転車31を車体11後部の床12に収納
するためには、電動アシスト自転車31に付着した泥や
汚れが直接床12に落ちないようにすること、電動アシ
スト自転車31は重量があるので積載しやすいようにす
ること、他の荷物も車体11後部の床12に収納できる
ことなどの配慮が必要である。また、車両10の走行中
に電動アシスト自転車31の充電をできることは好まし
いことである。さらに、デッドスペースとなる棚70の
下面72aを有効利用することは、床12のスペース効
率を改善するために好ましいことである。
【0041】電動アシスト自転車収納装置30は、電動
アシスト自転車31を積載する専用のトレイ50を設
け、電動アシスト自転車31に付着した泥や汚れが直接
床12に落ちないようにしたので、車体11後部の床1
2の汚れの防止を図ることができる。また、車体11後
部の床12に左・右のレールユニット41L,41R
(41Rは不図示)を設け、これらのレールユニット4
1L,41Rにトレイ50をスライド可能に取付け、電
動アシスト自転車31を積載するとともに積載した電動
アシスト自転車31を車体12後方へ引き出すようにし
たので、電動アシスト自転車31の積載性の向上を図る
ことができる。さらに、左・右のレールユニット41
L,41Rの両外に左・右の支持ステー60L,60R
(60Lは不図示)を設け、これらの支持ステー60
L,60Rに上面に荷物を載置する棚70を取付け、他
の荷物も車体11後部の床12に積めるようにしたの
で、収納性の向上を図ることができる。そして、棚70
の下面72aに充電器33の取付け部79を設けたの
で、デッドスペースとなる棚70の下面72aの有効利
用を図ることができる。すなわち、床12のスペース効
率の改善を図ることできる。以上の結果、車両11後部
の床12を有効に利用することができる。
【0042】以上に述べた電動アシスト自転車収納装置
30の作用を次に説明する。図11(a),(b)は本
発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装置の第1作
用説明図である。(a)において、トレイ50を矢印
の如く車体11後方へ引き出す。(b)において、トレ
イ50に電動アシスト自転車31を積載し、トレイ50
を矢印の如く車両11の床12に収納する。トレイ5
0を左・右のレールユニット41L,41R(41L不
図示)でスライド可能にしたので、電動アシスト自転車
31の積載性の向上を図ることができる。
【0043】図12(a),(b)は本発明に係る車両
の電動アシスト自転車収納装置の第2作用説明図であ
る。(a)において、三列目シート28を矢印の如く
倒す。左・右の支持ステー60L,60Rに傾斜調整機
構69を設けたので、三列目シート28の使用状態に合
せて棚70の傾斜を調整することができる。この結果、
車体11後部のスペースの有効利用を図ることができ
る。また、棚70に矢印の如く充電器33を取付け
る。車両11の走行中に電動アシスト自転車31の充電
をすることができ、電動アシスト自転車収納装置30の
利便性の向上を図ることができる。
【0044】(b)において、棚70に荷物Wを矢印
の如く積載する。棚70に荷物カバー73を設けたの
で、棚70を傾斜させた場合にも荷物Wの積載ができ、
載置した荷物Wの移動を防止すると共に外観の向上を図
ることができる。また、棚70にカーテン74を取付け
たので、収納した電動アシスト自転車31を隠すことが
でき、外観の向上を図ることができる。
【0045】図13(a),(b)は本発明に係る車両
の電動アシスト自転車収納装置の第3作用説明図であ
る。(a)において、三列目シート28を矢印の如く
折畳んだときに、傾斜調整機構69を調整し、棚70を
矢印の如く持上げフラットにすることで、三列目シー
ト28とともに棚70までをフルフラット化することが
できる。すなわち、シートアレンジの多様性を増大させ
ることができると共に、車体11の床12のスペースの
有効利用を図ることができる。
【0046】(b)において、折畳んだ三列目シート2
8を矢印の如く跳ね上げる。車体11後部の床12前
方にカバー部材80を設け、収納状態のトレイ50の前
端部50aを覆ったので、3列目シート28は畳んで使
用したり、倒して使用したときの前方の見栄えを向上さ
せることができる。この結果、3列目シート28の多様
なシートアレンジにも対応ですることができる。
【0047】尚、実施の形態では図3に示すように、左
・右のレールをそれぞれ固定側であるチャンネル44,
44と、チャンネル44,44にスライド可能に取付け
たスライダ45,45とから構成し、スライダ45,4
5にトレイ50を取付けるようにしたが、これに限るも
のではなく、左・右のレールにトレイを直接的に、且つ
スライド可能に取付けたものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、電動アシスト自転車を積載する専用
のトレイを設け、電動アシスト自転車に付着した泥や汚
れが直接床に落ちないようにしたので、車体後部の床の
汚れの防止を図ることができる。車体後部の床に設けた
左・右のレールと、これらのレールにスライド可能に取
付けることで電動アシスト自転車を積載するとともに積
載した電動アシスト自転車を車体後方へ引き出すように
したトレイとを設けたので、電動アシスト自転車の積載
性の向上を図ることができる。左・右のレールの両外に
設けた左・右の支持ステーと、これらの支持ステーに取
付けることで上面に荷物を載置する棚とを設けたので、
車体後部の床の収納性の向上を図ることができる。棚の
下面に充電器を着脱可能に取付けることのできる取付け
部を設けたので、車両の走行中に電動アシスト自転車の
充電をできる。従って、電動アシスト自転車収納装置の
利便性の向上を図ることができる。棚の下面に充電器の
取付け部を設けたので、デッドスペースとなる棚の下面
の有効利用を図ることができる。すなわち、床のスペー
ス効率の改善を図ることできる。以上の結果、車両後部
の床を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置を搭載した車両の斜視図
【図2】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置の斜視図
【図3】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置の分解斜視図
【図4】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置のスライド機構の分解斜視図
【図5】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置のトレイの分解斜視図
【図6】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置の支持ステーの分解斜視図
【図7】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置の棚の斜視図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納装
置のカバー部材の斜視図
【図10】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納
装置の側面図
【図11】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納
装置の第1作用説明図
【図12】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納
装置の第2作用説明図
【図13】本発明に係る車両の電動アシスト自転車収納
装置の第3作用説明図
【符号の説明】
11…車体、12…床、28…車両用シート(三列目シ
ート)、30…電動アシスト自転車収納装置、31…電
動アシスト自転車、32…バッテリ、33…充電器、4
21L,41R…左・右のレール(左・右のレールユニ
ット)、50…トレイ、52…収納部、60L,60R
…左・右の支持ステー、69…傾斜調整機構、70…
棚、79…取付け部、80…カバー部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部の床に設けた左・右のレール
    と、これらのレールにスライド可能に取付けることで電
    動アシスト自転車を積載するとともに積載した電動アシ
    スト自転車を車体後方引き出すようにしたトレイと、前
    記レールの両外に設けた左・右の支持ステーと、これら
    の支持ステーに取付けることで上面に荷物を載置する棚
    と、この棚の下面に設けることで充電器を着脱可能に取
    付けることのできる取付け部と、からなる車両の電動ア
    シスト自転車収納装置。
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CN114144335A (zh) * 2019-07-08 2022-03-04 戴姆勒股份公司 具有后备箱盖的机动车

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