JP2002154079A - 人間型ロボット - Google Patents
人間型ロボットInfo
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Abstract
を確実に行えるようにする。 【解決手段】 人間型ロボットRは音声を送信するスピ
ーカ32と音声を受信するマイクロフォン35とを備え
る。スピーカ32はロボットの頭12の外郭を振動体と
して音声を送信するものであり、音声の送信範囲は水平
方向の全域において、頭12を通る鉛直方向上方から水
平方向よりも下方の33°までの範囲に亘っている。マ
イクロフォン35は100°の受信範囲を有しており、
頭12を通って前後方向に延びる鉛直面内であって前記
音声の送信範囲の外側に配置される。スピーカ32は平
面スピーカで構成され、頭12の外郭の頭頂部近傍の内
面に装着される。
Description
ピーカと音声を受信するマイクロフォンとを備えた人間
型ロボットに関する。
号の受信手段および送信手段を設け、それら受信手段お
よび送信手段を用いて人間との間で情報の交換を行うも
のが、特開平8−202679号公報により公知であ
る。
ットにスピーカおよびマイクロフォンを設けて人間との
間で情報交換を行う場合、ロボットと人間との位置関係
に関わらずロボットの発する音声が人間に的確に伝わる
ように考慮する必要がある。またロボットのマイクロフ
ォンは人間の発する音声を受信するためのものである
が、ロボットは自己のスピーカが発する音声と人間の発
する音声とを識別することが困難であるため、スピーカ
およびマイクロフォンを適切に配置してスピーカが発す
る音声をマイクロフォンが受信しないように考慮する必
要がある。
で、ロボットと人間との間で音声による情報交換を確実
に行えるようにすることを目的とする。
に、請求項1に記載された発明によれば、音声を送信す
るスピーカと音声を受信するマイクロフォンとを備えた
人間型ロボットであって、前記スピーカは頭の外郭を振
動体として音声を送信するものであり、音声の送信範囲
は水平方向の全域において、頭を通る鉛直方向上方から
水平方向よりも下方の範囲に亘っていることを特徴とす
る人間型ロボットが提案される。
られたスピーカは頭の外郭を振動体として音声を送信
し、その音声の送信範囲は水平方向の全域で頭を通る鉛
直方向上方から水平方向よりも下方に亘っているので、
ロボットの周囲の何れの方向に位置する人間にも、また
身長が低い人間にも高い人間にも確実に音声を伝達する
ことができ、特に人間のよりも身長が低いロボットに適
用した場合に有効である。
請求項1の構成に加えて、前記マイクロフォンは180
°未満の受信範囲を有しており、頭を通って前後方向に
延びる鉛直面内であって前記音声の送信範囲の外側に配
置されることを特徴とする人間型ロボットが提案され
る。
られたマイクロフォンは頭を通って前後方向に延びる鉛
直面内であって前記音声の送信範囲の外側に配置されて
おり、しかも180°未満の受信範囲を有しているの
で、ロボットの正面の人間が発する音声のみを効果的に
受信し、かつロボット自身のスピーカが送信した音声を
受信し難くすることができる。
請求項1または請求項2の構成に加えて、前記スピーカ
は平面スピーカで構成され、前記外郭の頭頂部近傍の内
面に装着されることを特徴とする人間型ロボットが提案
される。
外郭の頭頂部近傍の内面に平面スピーカを装着したの
で、平面スピーカで外郭全体を振動させてロボットの周
囲全域に音声を伝達することができる。
スピーカに対応する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
で、図1は人間型ロボットの正面図、図2は人間型ロボ
ットの左側面図、図3は図1の3−3線拡大断面図、図
4はスピーカの音声送信範囲を示す図、図5はマイクロ
フォンの受信範囲を示す図である。
行が可能な人間型ロボットRは、胴体11、頭12、左
腕13L、右腕13R、左脚14Lおよび右脚14Rを
備えており、胴体11の背面に電装品を収納した電装品
ボックス15を背負っている。左腕13Lおよび右腕1
3Rの各々は、上腕部16と、下腕部17と、手部18
とから構成され、胴体11と上腕部16とは肩関節19
で連結され、上腕部16と下腕部17とは肘関節20で
連結され、下腕部17と手部18とは手首関節21で連
結され、更に上腕部16の長手方向中間には、上腕部1
6の上半部に対して下半部を捻るための上腕関節22が
設けられる。また左脚14Lおよび右脚14Rの各々
は、上脚部23と、下脚部24と足部25とから構成さ
れ、胴体11と上脚部23とは股関節26で連結され、
上脚部23と下脚部24とは膝関節27で連結され、下
脚部24とは足部25と足首関節28で連結される。更
に胴体11と頭12とは首関節29で連結される。尚、
前記各関節は、その位置のみを破線の円で示している。
ロボットRの頭12は中空の外郭31を有しており、そ
の頭頂部の僅かの前方に対応する内面に平面スピーカ3
2がブラケット33およびボルト34を介して取り付け
られる。平面スピーカ32の構造は公知のものであり、
例えば特開平4−165795号公報に記載されている
ように、凹部を有する2枚の発泡樹脂板を該凹部を互い
に対向するように重ね合わせ、各々の凹部の中心に形成
した突起間に圧電発音体を挟持したものである。音声信
号が入力された圧電発音体が振動すると発泡樹脂板が平
面振動し、それに接触する空気を振動させて音波が送信
される。本実施例では発泡樹脂板を頭12の中空の外郭
31の内面に直接接触させることにより、外郭31その
ものを振動板として機能させて頭12の周囲の全域に音
声を送信する。
マイクロフォン35がブラケット36およびボルト37
を介して取り付けられる。
送信される音声はロボットRの前後左右方向に均等に、
つまり水平方向の全域に均等に広がるとともに、上下方
向には頭12を通る水平面よりも上方の全域と、水平面
から下向きに33°の角度範囲に広がるようになってい
る。ロボットRの頭12の発音部の位置(頭12の中心
位置)の地面からの高さを1098mmであり、従っ
て、耳の高さが1098mmよりも高い人間はロボット
Rの発する音声を明瞭に受信することができる。また人
間がロボットRから800mm離れた位置に立つとする
と、耳の高さが580mm以上の人間であればロボット
Rの発する音声を明瞭に受信することができる。このよ
うに、頭12を通る水平面よりも上方の全域に音声を送
信するので、本発明は人間よりも身長の低いロボットR
に好適に適用することができる。
の正面上部に取り付けられたマイクロフォン35は指向
性を有しており、100°の中心角を有するコーン状の
領域に入力される音声を受信する。マイクロフォン35
の地面からの高さは990mmであり、頭12を通って
前後方向に延びる鉛直面内において、マイクロフォン3
5の受信範囲は水平線から上方に75°、下方に25°
に限定されている。従って、人間がロボットRから80
0mm離れた位置に立つとすると、人間の口の高さが6
13mm以上、3945mm以下の範囲にあれば、マイ
クロフォン35で人間の発する音声を明瞭に受信するこ
とができる。
35は、頭12の外郭31からの音声の送信範囲の外側
に設置されている。従って、ロボットR自身の平面スピ
ーカ32が発する音声をマイクロフォン35が受信し難
くなり、正面に位置する人間の声だけを効果的に受信し
てロボットRの作動を確実なものにすることができる。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
受信範囲が100°中心角を有するコーン状の領域に設
定されているが、マイクロフォン36は180°以下の
受信範囲を有するものであれば良い。
によれば、人間型ロボットに設けられたスピーカは頭の
外郭を振動体として音声を送信し、その音声の送信範囲
は水平方向の全域で頭を通る鉛直方向上方から水平方向
よりも下方に亘っているので、ロボットの周囲の何れの
方向に位置する人間にも、また身長が低い人間にも高い
人間にも確実に音声を伝達することができ、特に人間の
よりも身長が低いロボットに適用した場合に有効であ
る。
人間型ロボットに設けられたマイクロフォンは頭を通っ
て前後方向に延びる鉛直面内であって前記音声の送信範
囲の外側に配置されており、しかも180°未満の受信
範囲を有しているので、ロボットの正面の人間が発する
音声のみを効果的に受信し、かつロボット自身のスピー
カが送信した音声を受信し難くすることができる。
人間型ロボットの頭の外郭の頭頂部近傍の内面に平面ス
ピーカを装着したので、平面スピーカで外郭全体を振動
させてロボットの周囲全域に音声を伝達することができ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 音声を送信するスピーカ(32)と音声
を受信するマイクロフォン(35)とを備えた人間型ロ
ボットであって、 前記スピーカ(32)は頭(12)の外郭(31)を振
動体として音声を送信するものであり、音声の送信範囲
は水平方向の全域において、頭(12)を通る鉛直方向
上方から水平方向よりも下方の範囲に亘っていることを
特徴とする人間型ロボット。 - 【請求項2】 前記マイクロフォン(35)は180°
未満の受信範囲を有しており、頭(12)を通って前後
方向に延びる鉛直面内であって前記音声の送信範囲の外
側に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の人
間型ロボット。 - 【請求項3】 前記スピーカ(32)は平面スピーカで
構成され、前記外郭(31)の頭頂部近傍の内面に装着
されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記
載の人間型ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351744A JP4405072B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 人間型ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000351744A JP4405072B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 人間型ロボット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002154079A true JP2002154079A (ja) | 2002-05-28 |
JP4405072B2 JP4405072B2 (ja) | 2010-01-27 |
Family
ID=18824749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000351744A Expired - Lifetime JP4405072B2 (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 人間型ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4405072B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008042461A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Nec Access Technica Ltd | コミュニケーション用ロボット |
CN110171002A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-27 | 北京猎户星空科技有限公司 | 机器人及其控制方法、装置和存储介质 |
-
2000
- 2000-11-17 JP JP2000351744A patent/JP4405072B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008042461A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Nec Access Technica Ltd | コミュニケーション用ロボット |
JP4555267B2 (ja) * | 2006-08-04 | 2010-09-29 | Necアクセステクニカ株式会社 | コミュニケーション用ロボット |
CN110171002A (zh) * | 2019-06-13 | 2019-08-27 | 北京猎户星空科技有限公司 | 机器人及其控制方法、装置和存储介质 |
CN110171002B (zh) * | 2019-06-13 | 2021-04-06 | 北京猎户星空科技有限公司 | 机器人及其控制方法、装置和存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4405072B2 (ja) | 2010-01-27 |
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