JP2002153638A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002153638A
JP2002153638A JP2000352613A JP2000352613A JP2002153638A JP 2002153638 A JP2002153638 A JP 2002153638A JP 2000352613 A JP2000352613 A JP 2000352613A JP 2000352613 A JP2000352613 A JP 2000352613A JP 2002153638 A JP2002153638 A JP 2002153638A
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技制御装置からの表示制御指令に基づいて
表示装置における変動表示を制御する表示制御装置を備
えた遊技機において、変動表示の継続を示す変動中信号
の出力を適切に行いうるようにしたものを提供する。 【解決手段】 変動表示装置8における変動表示の開始
を指示する変動開始指令と、変動表示の停止を指示する
変動停止指令を、遊技制御装置100から表示制御装置
350に送信するとともに、変動開始指令受信により立
ち上がり、変動停止指令受信により立ち下がる変動中信
号を表示制御装置350から送信するようにした遊技機
1において、変動中信号の出力中に変動開始指令を受信
した場合には、変動中信号をインターバル時間にわたっ
ていったん立ち下げた後、再び立ち上げる。また、変動
継続予定時間が経過する前に受信した変動開始指令は無
効とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、遊技制御装置から
の表示制御指令に基づいて表示装置における変動表示を
制御する表示制御装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機(例えばパチンコ機)には、変動
表示(例えば図柄の変動表示)を可能な表示装置を備
え、この表示装置における表示を、主制御装置(遊技制
御装置)からの表示制御指令に基づいて、表示制御装置
が行うものがある。さらに、このような遊技機において
は、表示制御装置による制御が、遊技制御装置からの表
示制御指令に基づいて正しく実行されているかを検査す
るために、表示制御装置から検査用信号を出力可能とし
たものがある。
【0003】本出願人による特願2000−15145
8号には、このような検査用信号として、遊技制御装置
からの変動開始指令(表示装置における変動表示の開始
を指示する信号)により立ち上がり、変動停止指令(表
示装置における変動表示の停止を指示する信号)により
立ち下がる変動中信号を、表示制御装置から出力可能と
した遊技機が開示されている。このような構成により、
変動中信号の立ち上がりと立ち下がりは、それぞれ表示
装置における変動開始と変動停止に正しく対応し、ま
た、変動中信号の出力の継続時間は、表示装置における
変動表示の継続時間と正しく対応することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな変動中信号は、表示制御装置が変動停止指令を正し
く受信できなかった場合には、次回の変動開始指令によ
る変動表示開始を正しく示すものとならないし、また変
動表示の継続時間を正しく示すものともならない。つま
り、表示制御装置が変動停止指令を正しく受信できなか
った場合には、変動中信号はそのまま継続して出力され
た状態となってしまい、次回の変動開始指令があったと
しても、どこからがその変動開始指令に対応する変動中
信号であるのか分からない。このため、変動停止指令を
受信できなかった変動表示のみならず、次回の変動表示
についても、その継続時間を変動中信号に基づいて正し
く計測することができなくなってしまう。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、遊技制御装置からの表示制御指令に基づ
いて表示装置における変動表示を制御する表示制御装置
を備えた遊技機において、変動表示の継続を示す変動中
信号の出力を適切に行いうるようにしたものを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、識別情
報を変動表示可能な表示装置と、遊技制御装置からの指
令に基づいて前記表示装置における表示を制御する表示
制御装置とを備えた遊技機において、前記遊技制御装置
からの変動開始指令の受信によりアクティブとなり、前
記遊技制御装置からの変動停止指令の受信によりノンア
クティブとなる変動中信号を、前記表示制御装置から出
力可能とするとともに、この変動中信号がアクティブで
あるときに前記変動開始指令を受信した場合には、変動
中信号をインターバル時間にわたっていったんノンアク
ティブとしてから、再びアクティブとするようにした。
【0007】第2の発明では、前記インターバル時間後
にアクティブとされた変動中信号は、前記変動停止指令
を受信したときに、この受信タイミングよりもインター
バル時間だけ遅延してノンアクティブとなるようにし
た。
【0008】第3の発明では、前記遊技制御装置からの
指令を所定の通信割込周期で送信可能とするとともに、
前記インターバル時間を通信割込周期よりも短い時間と
した。
【0009】第4の発明では、前記変動中信号をアクテ
ィブとする毎に変動継続予定時間を定めておくととも
に、変動中信号がアクティブとなった後、対応する変動
継続予定時間が経過する前に変動開始指令を受信した場
合には、この変動開始指令を無効とする。
【0010】
【発明の作用および効果】第1の発明では、変動中信号
の出力中に変動開始指令を受信した場合には、変動中信
号がインターバル時間にわたってアクティブ(変動表示
中であることを示す状態であって、例えば実施の形態で
はON出力の状態)からノンアクティブ(変動表示中で
ないことを示す状態であって、例えば実施の形態ではO
FF出力の状態)に変えられるので、前回の変動開始指
令に対応する変動停止指令を受信できずに、新たな変動
開始指令を受信した場合でも、変動中信号は、新たに受
信した変動開始指令に対応してアクティブとなる。した
がって、新たな変動開始指令に基づく変動開始を、変動
中信号に基づいて確実に検知できる。
【0011】第2の発明では、インターバル時間をとっ
てアクティブとされた変動中信号は、変動停止指令によ
るノンアクティブ化がインターバル時間だけ遅らされる
ので、インターバル時間による変動中信号のアクティブ
化の時の遅延時間が、変動中信号のノンアクティブ化の
時の遅延時間によって相殺される。したがって、インタ
ーバル時間後にアクティブ化された変動中信号は、変動
表示の継続時間(変動開始指令の受信と変動停止指令の
受信の時間間隔)に正しく対応したものとなり、変動中
信号の継続時間に基づいて、変動表示の継続時間を正し
く計測することができる。
【0012】第3の発明では、インターバル時間は通信
割込周期よりも短い時間に設定されているので、変動中
信号をインターバル時間にわたって停止させる処理を、
通信割込周期内に実行することができ、制御に問題が生
じることはない。
【0013】第4の発明では、変動中信号のアクティブ
化から変動継続予定時間が経過するまでに変動開始指令
を受信した場合には、その変動開始指令を無効とし(そ
の変動開始指令に対応する変動表示を行わないように
し)、インターバル時間にわたる変動中信号のノンアク
ティブ化を行わないようにしたので、ノイズ等による誤
信号である可能性の高い変動開始指令によって、表示制
御装置における制御や変動中信号の出力が攪乱されない
ようにできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、遊技機を示す正面図である。
【0016】図示されるように、遊技機(パチンコ遊技
機)1はカード球貸ユニット2を併設したCR機であ
る。遊技機1の前面枠3は、本体枠(外枠)4にヒンジ
5を介して開閉回動可能に組み付けられている。遊技盤
6は、前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレームに
収装される。
【0017】遊技盤6の表面には、変動表示装置8、大
入賞口を備えた変動入賞装置10、各入賞口11〜1
5、始動口16、普通図柄表示器7、普通変動入賞装置
9が配設された遊技領域が形成される。前面枠3には、
遊技盤6の前面を覆うカバーガラス18が取り付けられ
ている。
【0018】この変動表示装置8は、表示領域を3分割
したそれぞれの領域に、左、中、右の表示図柄(識別情
報)が表示されている。これらの表示図柄には「0」〜
「9」までの各数字と、「A」〜「E」のアルファベッ
ト文字が割り当てられ、変動表示中はこれらの数字や文
字が順に表示される。
【0019】普通図柄表示器7は、普通図柄始動ゲート
(図示略)へ遊技球の入賞があると、普通図柄(例えば
一つの数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図
柄始動ゲートへの入賞が所定のタイミングでなされたと
き(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウンタ値
が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当たり
状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)で停
止する。このとき、始動口16の手前に設けられた普通
変動入賞装置9が所定の時間(例えば0.5秒)だけ大
きく開き、遊技球の始動口16への入賞可能性が高めら
れる。
【0020】この普通図柄始動ゲートへの遊技球の通過
は、普通図柄始動ゲートセンサ53で検知される。この
遊技球の通過タイミング(具体的には、遊技制御装置1
00内に備えられた普通図柄乱数カウンタの通過検出時
点での値)は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置
100内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)
に、最大で連続した4回分を限度に記憶される。この普
通図柄入賞記憶の記憶数は、普通図柄表示装置7の両側
に設けられた4つのLEDからなる記憶状態表示器に表
示される。遊技制御装置100は、普通図柄入賞記憶に
基づいて、普通図柄に関する当たりの抽選を行う。
【0021】前面枠3の下部の開閉パネル20には球を
打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22に
は下皿23及び打球発射装置の操作部24等が配設され
る。
【0022】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球
貸制御装置が内蔵されている。このカード球貸ユニット
2用の操作パネルは、遊技機1の上皿21の外面に形成
され、この操作パネルには、カードの残高を表示するカ
ード残高表示部(図示せず)、球貸しを指令する球貸し
スイッチ28、カードの返却を指令するカード返却スイ
ッチ30等が設けられている。
【0023】カバーガラス18の枠の上部には、点灯に
より球の排出の異常等を報知する報知ランプ31、32
が設けられている。
【0024】図2は、遊技機を示す背面図である。
【0025】遊技盤6の裏面側には、大入賞口、一般入
賞口11〜15、始動口16に入賞した入賞球を案内す
る入賞球集合カバー(図示しない)、表示制御装置35
0、装飾制御装置300、音制御装置400、遊技盤用
外部端子41等が取り付けられる。
【0026】前面枠3の収納フレームの裏面側には、裏
機構盤35が取り付けられる。この裏機構盤35の中央
部には、遊技盤6の裏面側の各装置(表示制御装置35
0、装飾制御装置300、音制御装置400等)を点検
するための開口窓部33が設けられている。
【0027】裏機構盤35の上部には、遊技球を貯留す
る球貯留タンク36、球貯留タンク36の球を樋ユニッ
ト部(半端センサユニット)38に導く誘導樋37が取
り付けられる。誘導樋37ならびに樋ユニット部38は
2条の流路に形成される。樋ユニット部38には、排出
ユニット600へ供給されるべき遊技球の不足を検出す
る半端球検出スイッチが備えられる。
【0028】裏機構盤35の上部右側には、ターミナル
基板42が備えられる。このターミナル基板42に設け
られた枠用外部出力端子42Aには、管理装置(遊技店
において複数の遊技機1を管理するホストコンピュー
タ)への外部信号線が接続される。また、ターミナル基
板42は、外部(遊技店の島設備)からの電源供給線が
接続される中継基板である。
【0029】裏機構盤35の開口窓部の右側には、樋ユ
ニット部38の球を遊技機前面側の上皿21、下皿23
に払い出す排出装置(排出ユニット600および流路切
換ユニット700)が取り付けられる。
【0030】裏機構盤35の上部左側には、電源供給装
置250が取り付けられる。また裏機構盤35の下部に
は、遊技を統括的に制御する遊技制御装置100、排出
ユニット600を制御する排出制御装置200、打球発
射装置500を制御する発射制御装置550、カード球
貸ユニット用中継基板43等が取り付けられる。
【0031】カード球貸ユニット2のカード挿入部25
にカードを挿入して、カード球貸ユニット用の操作パネ
ル26の球貸しスイッチ28を押すと、カード球貸ユニ
ット2から排出制御装置200に球貸し要求が出され、
排出制御装置200により排出ユニット600が駆動さ
れ、排出装置から所定数の貸球が上皿21等に払い出さ
れる。
【0032】また、打球発射装置より遊技領域に発射さ
れた球が一般入賞口11〜15、始動口16、大入賞口
に入賞すると、遊技制御装置100から賞球制御指令が
排出制御装置200に送られ、排出制御装置200によ
り球排出ユニット600が駆動され、排出装置から所定
数の賞球が上皿21等に払い出される。
【0033】図3は、本発明の実施の形態の遊技機の遊
技制御装置100周辺のブロック図である。
【0034】遊技制御装置100は、CPU、RAM、
ROMを有する遊技用マイクロコンピュータ101、遊
技用マイクロコンピュータ101に所定のクロックパル
スを送る発振器102、入出力インターフェース(I/
F)103a、103bで構成されている。
【0035】入力インターフェース103aには各種検
出装置からの検出信号が入力され、CPUに伝達され
る。この各種検出装置には、一般入賞口11〜15への
入賞を検出する一般入賞口センサ51.1〜51.N、
始動口16への入賞を検出する特別図柄始動センサ5
2、球の検出によって普通変動入賞装置9の作動を決定
するための普通図柄表示装置7の変動を開始させる普通
図柄始動センサ53、大入賞口への入賞を検出するカウ
ントセンサ54及び大入賞口継続センサ55、遊技盤前
面のガラス枠の開放を検出するガラス枠開放センサ5
6、排出ユニット600によって排出された遊技球が貯
留過多となったことを検出するオーバーフローセンサ5
7、排出ユニット600への遊技球の供給が不十分であ
ることを検出する半端球検出センサ58などが含まれ
る。
【0036】遊技制御装置100のCPUは、これらの
検出信号に基づいて、ROMに記録されたプログラム
(遊技プログラム)を実行し、遊技の統括的な制御(遊
技制御)を行う。
【0037】具体的には、遊技制御装置100は、始動
口16への入賞検出に基づいて、特別遊技状態(大当た
り)発生のための抽選を行う。
【0038】また、遊技制御装置100は、排出制御装
置200、装飾制御装置300、表示制御装置350、
音制御装置400にそれぞれ賞球排出指令信号、装飾制
御指令信号、表示制御指令信号、音響指令信号を出力
し、これらを制御する。また、遊技制御装置100は、
大入賞口ソレノイド10A、普通変動入賞口ソレノイド
9Aに制御信号を送信し、これらのソレノイドへの通電
を制御することにより、特別変動入賞装置10、普通変
動入賞装置9の開閉を制御する。さらに、普通図柄表示
装置7に制御信号を送信し、この表示を制御する。
【0039】また、遊技制御装置100は、ガラス枠開
放センサ56、オーバーフローセンサ57、半端球検出
センサ58からの信号に基づいて、エラー発生の判定を
行う。
【0040】さらに、遊技制御装置100は、賞球排出
が正確に行われているかを監視する。具体的には、排出
制御装置200へ賞球制御指令信号として送信した排出
を指令した賞球数と、賞球検出センサにより計数された
実際の排出数とが一致するかの監視及び賞球排出指令が
送信されていないにも関わらず賞球排出がなされていな
いかの監視を行う。賞球排出指令信号が送信されていな
いにも関わらず、賞球排出がされている等の異常が認め
られたときは、異常対応処理を行う。例えば、装飾制御
装置300に装飾制御指令信号を送信して、報知ランプ
31、32を点滅させて異常を報知する。あるいは、遊
技制御の停止、打球発射の停止等により、遊技を強制的
に中止させる。
【0041】図4は、本発明の第1の実施の形態の遊技
機の表示制御装置350の周辺のブロック図である。
【0042】表示制御装置350は、CPU351、R
OM352、RAM353、DMAコントローラ35
4、発振器355、ビデオ・ディスプレイ・コントロー
ラ(VDC)356、フォントROM357、ガンマ
(γ)補正回路358、インターフェース359、検査
用出力端子360、タイマ回路361で構成されてい
る。
【0043】入力インターフェース359には遊技制御
装置100から表示制御指令信号が入力され、表示制御
装置350はこの表示制御指令信号により制御される。
この表示制御指令信号は変動表示装置8の変動開始/停
止を指示するデータと、変動表示装置8の変動停止時に
表示される内容を示すデータとからなり、これらの指令
データは遊技制御装置100からの通信割込のパルス信
号をトリガとして表示制御装置350に取り込まれる。
【0044】CPU351はROM352に記録された
プログラムを実行し、表示制御指令信号に基づいてVD
C356にVDC制御データを出力し、変動表示装置8
を制御する。
【0045】VDC356は、予め定められた画面表示
の周期(1/60秒=16.6ミリ秒)で、CPU35
1にVDCデータの転送要求である表示割込信号を送
り、CPU351からVDC制御データを受ける。VD
C356は、CPU351から表示内容の指示を受けた
ら、フォントROM357から表示フォントのデータを
読み出し、変動表示装置8に所定の周期でデータを送
る。
【0046】発振器355は、CPU351、VDC3
56等が動作するためのクロック信号と、画面表示の周
期(1/60秒)のクロック信号を生成し、CPU35
1、VDC356に送る。
【0047】表示制御装置350には、検査用出力端子
360が設けられており、CPU351からの表示制御
装置350の検査用信号(検査用コード信号、検査用図
柄データ信号、検査用ストローブ信号、変動中信号)が
出力される。
【0048】検査用コード信号は、変動表示装置8の変
動および停止を示す検査用コードを送信する信号であ
る。この検査用コードは、表示制御装置350が遊技制
御装置100からデータを正しく受け取り、表示制御装
置350が受け取ったデータに従って、正常に変動/停
止動作をしているかを検査するために用いられる。
【0049】検査用図柄データ信号は、変動表示装置8
が停止したときに表示している図柄のデータ(検査用図
柄データ)を示す信号である。この検査用図柄データ
は、表示制御装置350が、遊技制御装置100からの
表示制御データの図柄指定データに従って図柄を表示し
ているかを検査するために用いられるものである。
【0050】検査用ストローブ信号は、検査用コード信
号または検査用図柄データ信号が出力されている間に出
力されるもので、表示制御装置350の外部に接続され
る検査用機器(図示せず)の検査用データトリガ(スト
ローブ)となり、データの取り込みを促す。
【0051】変動中信号は、変動開始を示す検査用スト
ローブ信号の立ち上がりタイミングと同時に立ち上がり
(オン出力となり)、変動停止を示す検査用ストローブ
信号の立ち上がりと同時に立ち下がる(オフ出力とな
る)信号である。つまり、本実施の形態の変動中信号で
は、立ち上がった状態(オン出力)が特許請求の範囲に
おける「アクティブ」であり、立ち下がった状態(オフ
出力)が「ノンアクティブ」である。したがって、変動
中信号がオンされている時間は表示図柄が変動している
時間と一致するので、この変動中信号のオン時間に基づ
いて、変動表示装置8における変動表示の継続時間を測
定することができる。
【0052】なお、本実施の形態で、変動出力信号がオ
ンのときにアクティブで、オフのときにノンアクティブ
にしたのは、一つの例示に過ぎず、変動中信号に、変動
中を示すアクティブ状態と、変動停止中を示すノンアク
ティブ状態があれば、本発明は成立する。例えば、本実
施の形態とは逆に、変動中信号がオフのときにアクティ
ブで、オンのときにノンアクティブとしてもよい。
【0053】このように、変動中信号は、遊技制御装置
100からの図柄変動開始を指示する表示制御指令信号
(変動開始指令)を受信することによりオンされ、図柄
変動停止を指示する表示制御指令信号(変動停止指令)
の受信によってオフされる。したがって、変動中信号の
オン出力中には、本来、この変動を停止させる変動停止
指令を受信するはずであるが、送信されるべきであった
変動停止指令が正しく送信されなかったとき等、変動中
信号のオン出力中に変動開始指令を受信してしまう場合
がある。
【0054】このような場合、本実施の形態では、以下
のような処置をとる。 (1)変動開始指令を受信したタイミングが、変動開始
から変動継続予定時間(その変動前の変動開始指令によ
って指令された、変動を継続すべき時間)が経過する前
であった場合には、この変動開始指令はノイズ等による
誤指令であると判定して無効とし、そのまま変動を継続
する。変動中信号もオンのままとする。 (2)変動開始指令を受信したタイミングが、変動開始
から変動継続予定時間が経過した後であった場合には、
この変動開始指令は有効とする。そして、出力されてい
る変動中信号を、インターバル時間Tiにわたってオフ
した後に、再びオンする。この立ち上がりが、変動中信
号出力中に受信した変動開始指令に対応する変動中信号
の立ち上がりとなる。さらに、その変動に対する変動停
止指令を受信した場合には、変動中信号のオフをインタ
ーバル時間Tiだけ遅らせる。これにより、変動中信号
の出力時間が、変動の継続時間に正しく対応することに
なる。なお、インターバル時間Tiとしては、通信割込
の周期(例えば2ms)よりも短い時間(例えば805
μs)が、あらかじめ設定されている。また、インター
バル時間Tiの経過は、タイマ回路361により計測さ
れる。
【0055】なお、検査用出力端子360からは、表示
制御データが、表示制御装置側で正確に受信できたか否
か(例えば、表示制御データの値が未定義のものであっ
た、表示制御データの受信順序が正確でなかった、な
ど)といった情報を出力して、表示制御データの信頼性
を試験できるように構成することもできる。
【0056】図5は、本発明の第1の実施の形態の遊技
機の表示制御装置350の主たる動作(メインルーチ
ン)を示すフローチャートである。
【0057】メインプログラムが起動すると、ステップ
S1において、CPU351、VDC356等が初期化
され、変動表示装置8には起動時の初期表示画面が表示
される。
【0058】ステップS2では、CPU351は初期表
示内容を示す制御データをVDC356に転送する。
【0059】ステップS3のアニメーションデータの更
新では、次回の表示割込信号の発生時における変動表示
装置8の表示内容(アニメーション内容)をVDC35
6に対して指示できるように、必要な情報(VDC35
6によってフォントROMから読み出されるフォント、
背景(色、模様)を指定するデータ)を生成する。続く
ステップS4では、この生成した情報を、VDC制御デ
ータとしてバッファに格納する。
【0060】ステップS5では、CPU351はストロ
ーブタイマに所定値を加算(例えば+1)又は減算し
て、ストローブタイマを更新する。
【0061】ステップS6では、ストローブタイマの値
を、ストローブ信号の出力時間に対して定められた値と
比較し、所定の時間を経過したかを判定する。この判定
により、ストローブタイマの値が所定値に達していれ
ば、ステップS7に進み、検査用ストローブ信号を立ち
下げる。このタイマの動作により、検査用ストローブ信
号は、所定の時間のハイレベルの信号を送出する。一
方、所定値に達していなければ、ステップS8にスキッ
プする。
【0062】ステップS8では、CPU351はI/F
359を介して遊技制御装置100からの通信割込信号
の受信があったか否かを判定し、受信があったならばス
テップS9に進み、受信がなかったならばステップS1
1にスキップする。
【0063】ステップS9では、通信割込処理のサブル
ーチン(図6参照)を実行する。ステップS10では、
アニメーション制御を初期化して、遊技制御装置100
から受信した新たな表示制御データの表示に備える。
【0064】ステップS11では、VDC356からの
表示割込信号があったか否かを判定し、表示割込信号が
なければステップS8に戻る。一方、表示割込信号があ
れば、ステップS2に戻って、VDC356にVDC制
御データを転送する。この表示割込信号は、画面更新周
期(1/60秒)ごとにVDC356からCPU351
にデータ送信要求として送られ、CPU351からVD
C356へのデータ転送周期を定める。
【0065】図6は、上記メインルーチンにおける通信
割込処理(図5のステップS4の処理)の動作を示すフ
ローチャートである。このサブルーチンは、上記メイン
ルーチンにおいて、遊技制御装置100から所定周期τ
(例えば2ms)で送信される通信割り込み信号を、表
示制御装置350が受信する毎に呼び出され、実行され
るものである(ステップS3、ステップS4)。
【0066】ステップS21では、CPU351は表示
制御データを読み込み、続くステップS22では、表示
制御データが変更開始指令(80h等)であるか否かを
判定し、変動開始指令であればステップS23に進む。
【0067】ステップS23では、変動中信号を出力中
であるか否かを判定し、変動中信号が出力中でなければ
ステップS24に進む。つまり、変動中信号が出力され
ていないときに、正常に変動開始指令を受信した場合に
は、ステップS24に進む。
【0068】ステップS24では、変動開始指令に対応
した検査用コード信号(20h)を出力する。ステップ
S25では、検査用ストローブ信号をハイレベルに立ち
上げ、表示制御装置350の検査用出力端子に接続され
る検査用機器に検査用データの取り込みを促す。ステッ
プS26では、CPU351はストローブ信号のタイマ
を初期化する。ステップS27では、変動中信号をオン
して、メインルーチンに戻る。
【0069】一方、ステップS23の判定で、変動中信
号が出力中であれば、ステップS28に進む。つまり、
本来ならば変動停止指令を受信すべきところ、変動開始
指令を受信した場合には、ステップS28に進む。
【0070】ステップS28では、その変動中信号に対
応する変動の開始から変動継続予定時間が経過している
か否かを判定し、経過していればステップS29に進
み、経過していなければそのままメインルーチンに復帰
する。すなわち、変動開始から変動継続予定時間が経過
する前に受信した変動開始指令は、ノイズ等による誤っ
た信号であると判断して、無効とする。なお、この変動
開始指令のデータは破棄され、メインルーチンにおいて
も使用されることはない。
【0071】ステップS29では、変動開始指令に対応
する検査用コード信号(20h)を出力し、ステップS
30では、CPU351はストローブ信号のタイマを初
期化する。
【0072】ステップS31では、変動中信号をオフす
る。続くステップS32では、この変動中信号オフから
インターバル時間Tiが経過したか否かを判定し、イン
ターバル時間Tiが経過したところで、ステップS33
に進み、変動中信号をオンする。このように、変動中信
号のオン出力中に変動開始指令を受信した場合には、所
定のインターバル時間Tiにわたって変動中信号を立ち
下げて、再び変動中信号を立ち上げる。これにより、新
たな変動開始指令による表示の変動が開始されたこと
を、変動中信号から検知できるようになっている。
【0073】ステップS34では、変動遅延フラグをオ
ンし、続くステップS35では、検査用ストローブ信号
をハイレベルに立ち上げ、メインルーチンに復帰する。
ここで、変動遅延フラグとは、変動開始指令による変動
中信号の立ち上がりがインターバル時間Tiだけ遅延し
ていることを示すフラグであって、変動停止指令による
変動中信号の立ち下げにおいて使用される(ステップS
41参照)。
【0074】ステップS21の判定において、表示制御
データが変動開始指令でなかった場合には、ステップS
36に進み、表示制御データが変動停止指令(88h)
であるか否かを判定する。この判定により、変動停止指
令であればステップS37に進み、変動停止指令でなけ
ればそのままメインルーチンに復帰する。
【0075】ステップS37では、変動停止指令に対応
する検査用コード信号(21h)を出力し、続くステッ
プS38では、検査用図柄データ信号を出力する。さら
にステップS39では、ストローブタイマを初期化す
る。
【0076】ステップS40では、変動遅延フラグがオ
ンであるか否かを判定し、オンであればステップS41
に進み、オンでなければステップS43にスキップす
る。
【0077】ステップS41では、変動遅延フラグをオ
フする。続くステップS42では、変動遅延フラグがオ
ンでない場合に変動中信号をオフするタイミング(例え
ばステップS39のストローブタイマ初期化に続くタイ
ミング)から、インターバル時間Tiが経過したか否か
を判定し、インターバル時間Tiが経過したところでス
テップS43に進む。ステップS43では、変動中信号
をオフし、続くステップS40では、検査用ストローブ
信号をハイレベルに立ち上げ、メインルーチンに復帰す
る。このように、インターバル時間Tiをおいての変動
中信号出力があった場合には、変動中信号オフの時間を
インターバル時間Tiだけ遅らせる。これにより、変動
中信号出力の継続時間が、変動表示装置8における表示
の変動時間と正しく対応することになり、変動中信号に
基づいて、表示の変動時間を正しく検知することができ
る。
【0078】図7は、表示制御装置350の動作を示す
タイミングチャートである。なお、この動作は、変動中
信号がオフのときに新たな変動開始指令を受信した場合
の動作であり、上記通信割込処理のルーチンにおいて、
ステップS21からステップS27に続く流れに対応す
る。
【0079】遊技制御装置100から表示制御装置35
0へは、遊技制御装置100の動作周期(本図では2ミ
リ秒)に従って、通信割込信号と表示制御データとが送
られてくる。通信割込信号は遊技制御装置100の動作
タイミングに従って、遊技制御装置100と表示制御装
置350に送られてくるパルス信号であり、表示制御デ
ータの取り込みのトリガとなる。表示制御データは、遊
技制御装置100から表示制御装置350へ通信割込の
周期に従って、変動表示装置8の表示を制御するために
送られてくるものであり、変動表示装置8の変動開始/
停止を指示するデータと、変動表示装置8の変動停止時
に表示される内容を示すデータとからなる。
【0080】ここで、この表示制御データの1番目のデ
ータの80hは5.0秒間の表示図柄の変動開始を指示
する指令信号(変動開始指令)であり、これに続く05
h、16h、27hは各々、変動表示装置8の左、中、
右の停止図柄を指定する指令信号である。また、88h
は変動表示している表示図柄の停止を表す指令信号(変
動停止指令)。なお、この表示制御データの詳細は図8
に示す。
【0081】表示制御装置350は、遊技制御装置10
0から、変動開始指令(80h)又は変動停止指令(8
8h)を受け取ったら、これに対応する検査用コード
(20h、21h)を出力する。この検査コードが出力
されると検査用ストローブ信号がハイレベルに立ち上が
る。その後所定時間が経過し、検査用コード信号が終了
するころに、検査用ストロ−ブ信号が立ち下がる。この
検査用ストローブ信号の立ち下がりは、前述したメイン
フローのステップS5〜ステップS7により、一定時間
のストローブ信号が出力されるように制御される。
【0082】なお、本図では検査用コード信号の終了と
共に、検査用ストローブ信号が終了するように構成した
が、検査用コード信号の終了前に、検査用ストローブ信
号を終了するように構成して、検査用ストローブ信号を
短時間のパルス信号とすることもできる。
【0083】表示制御装置350が、遊技制御装置10
0から、変動表示している表示図柄の停止(88h)の
指令信号を受け取ったら、これに対応する検査用コード
(21h)を出力するとともに、検査用図柄データを出
力する。上述もしたように、この検査用図柄データは、
遊技制御装置100からの表示制御データの図柄指定デ
ータに従って表示制御装置350が図柄を表示している
かを検査するためのものである。
【0084】変動中信号は、変動開始指令(80h)に
対応する検査用ストローブ信号の立ち上がりと同期して
立ち上がり、変動停止指令(88h)に対応する検査用
ストローブ信号の立ち上がりと同期して立ち下がる。詳
しくは、変動中信号は、変動開始指令(80H)に対し
ては、この変動開始指令受信から、対応する検査用スト
ローブ信号立ち上がりまでの一定の時間t1だけ遅れて
立ち上がり、変動停止指令(88h)に対しては、この
変動停止指令受信から、対応する検査用ストローブ信号
立ち上がりまでの一定の時間t2だけ遅れて立ち下がる
ことになる。この場合、時間t1は、図6の通信割込処
理のルーチンにおけるステップS21からステップS2
5に至るまでの時間であり、また時間t2は、ステップ
S21からステップS44に至るまでの時間であるが、
これらの時間t1、t2は、いずれも数十ミリマイクロ
秒程度の極めて短い時間であって、無視しても構わない
程度のものである。したがって、変動中信号の継続時間
は、変動開始指令および変動停止指令の受信と正しく対
応し、この継続時間から、変動表示装置8における表示
(特別図柄)の変動時間を正しく算出することが可能と
なる。
【0085】なお、本発明は、この変動中信号の出力中
に、変動停止指令が受信されるべきところ、変動開始指
令の受信があった場合の動作に特徴を有するが、これに
ついては、図9、図10とともに後述する。
【0086】図8は、本発明の第1の実施の形態の遊技
機の表示制御指令データの内容を示す図表である。
【0087】遊技制御装置100から表示制御装置35
0に出力される表示制御データには、変動表示装置8の
表示図柄(識別情報)の変動表示の開始/停止を表す信
号と、最終的に停止する左、中、右の各停止図柄を表す
信号とが含まれる。このデータは8ビットの16進数で
遊技制御装置100から表示制御装置350に出力され
るもので、これまでの説明も含め、”h”が付されてい
る数値は16進数である。
【0088】80h〜87hは変動開始指令であり、こ
の信号により変動表示装置8の左、中、右の全ての表示
図柄の変動表示が開始する。これらの変動開始指令に
は、それぞれ変動継続予定時間(表示図柄を変動させる
時間)Tsが、対応している。具体的には、5.0秒か
ら5.7秒までの0.1秒刻みの変動継続予定時間が指
定できるように、指令が別個に用意されている。88h
は変動停止指令であり、この信号により変動表示装置8
の変動表示が完全に停止する。
【0089】01h〜0Eh、11h〜1Eh、21h
〜2Ehは、変動表示装置8の停止図柄指定信号であ
り、このデータによって変動表示装置8の変動表示が停
止したときの図柄が決定される。変動表示装置8に実際
に表示される「0」〜「E」の図柄と対応させて、01
h〜0Ehは変動表示装置8の左の表示欄の図柄を、1
1h〜1Ehは中の表示欄の図柄を、21h〜2Ehは
右の表示欄の図柄を指定する。
【0090】図9は、変動中信号のオン出力中に変動開
始指令を続けて受信した場合における表示制御装置35
0の動作を示すタイミングチャートである。
【0091】図示されるように、遊技制御装置100か
らの通信割込に同期した変動開始指令C1を受信する
と、表示制御装置350は、検査用信号として変動中信
号の出力を開始する。なお、このタイミングチャートで
は、変動開始指令受信から変動中信号立ち上がりまでの
遅れ時間t1は無視している。また、この図9において
は、変動開始指令C1、C3、C5、C6、C8によっ
て、図7における表示制御データ「80h」〜「87
h」の受信と同一の意味を表し、変動停止指令C2、C
4、C7によって、図7における表示制御データ「88
h」の受信と同一の意味を表している。
【0092】この変動開始指令C1による変動は、本来
ならば変動停止指令C2で停止させられるはずであった
が、何らかの事情でこの変動停止指令C2の受信がなさ
れなかったとすると、変動表示装置8における図柄表示
の変動は停止させられず、変動中信号の出力もそのまま
継続する。
【0093】このように変動中信号の出力が継続してい
るところに、遊技制御装置100からは、新たな図柄変
動を行わせるべく、変動開始指令C3が送信されてくる
(ただし、この変動開始指令C3の受信までに、変動中
信号の立ち上げから、変動開始指令C1により指令され
た変動継続予定時間Tsが経過しているとする)。この
場合、表示制御装置350は、所定のインターバル時間
Tiにわたって変動中信号をいったんオフした後、再び
変動中信号を立ち上げる。これにより、変動開始指令C
3に対応する変動開始を、インターバル時間Tiを挟ん
での変動中信号の立ち上げにより明確に示すことができ
る。
【0094】このインターバル時間Tiは、遊技制御装
置100からの通信割込周期τ(例えば2ms)よりも
短い時間とする。これにより、インターバル時間Tiだ
け変動中信号出力を遅延させる処理を含む通信割込処理
(図6のフローチャート)を、通信割込周期τ内で実行
することができる。
【0095】なお、インターバル時間Tiをとるための
本実施の形態とは異なる形態として、通信割込処理の中
でタイマ回路361を初期化してインターバル時間の開
始を設定し、この通信割込処理を終了してメイン処理
(図5参照)に戻ってから、タイマ回路361の割込に
よって変動中信号の出力を遅延させるようにしてもよ
い。この場合でも、インターバル時間Tiが通信割込周
期τよりも短時間に設定されているので、インターバル
時間を計時するためのタイマを複数種類用意することな
く、総ての通信割込に十分に対応することができる。
【0096】その後、変動開始指令C3に対応する変動
停止指令C4を受信したならば、変動中信号の出力を終
了する。この場合、変動中信号オフのタイミングは、変
動停止指令C4の受信から、インターバル時間Tiだけ
遅延させる。これにより、変動中信号の継続時間Tc
を、変動表示装置8における表示の変動時間と正しく対
応したものとできる。
【0097】図10は、変動中信号の出力中であって変
動継続予定時間の経過前に変動開始指令を受信した場合
における表示制御装置350の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0098】図示されるように、変動中信号は、変動開
始指令C5の受信により立ち上がるが、この立ち上がり
から変動継続予定時間Tsが経過する前に、変動開始指
令C6が送信されてきたとする。この場合には、この変
動開始指令C6は無効とされ、この変動開始指令C6に
よる図柄表示の変動は行わない。そして、変動中信号を
インターバル時間Tiにわたってオフすることもせず、
変動中信号を継続して出力し続ける。
【0099】このように、変動開始指令が変動継続予定
時間Ts経過よりも早くに送信されて来た場合には、こ
の変動開始指令は、送信されるべき変動停止指令が送信
されなかったために連続して送信されてきたというより
は、むしろノイズ等による誤信号である可能性が高いの
で、ノイズ対策として、これを無効とする。
【0100】一方、変動継続予定時間Ts経過後に、変
動中信号がオフされないまま、変動開始指令C8が送信
されてきた場合には、変動開始指令C5に対応する変動
停止指令C7が何らかの事情で正しく受信できなかった
と考えられるので、インターバル時間Tiの休止をおい
てから、変動開始指令C8に対応する変動中信号の出力
を開始する。
【0101】なお、本実施の形態では、変動中信号がオ
ンしているときに新たな変動開始指令を受信した場合に
限って変動中信号の出力をTiだけ遅延させているが、
本発明は、このような形態に限られるものではなく、変
動中信号がオンしているときに変動開始指令を受信した
場合にインターバル時間Tiがとられるものであればよ
い。例えば、変動開始指令または変動停止指令を受信し
た場合には、一律に変動中信号の出力変動を時間Tiだ
け遅らせるようにしてもよい。具体的には、図6の通信
割込処理において、ステップS23〜ステップS27の
処理をそっくり削除してしまえば、変動開始指令受信時
における変動中信号の出力状態にかかわらず、変動開始
指令の受信時における変動中信号の立ち上がり遅延Ti
と、変動停止指令の受信時における変動中信号の立ち下
がり遅延Tiが発生するようになる。この場合には、変
動中信号がオンのときに変動開始指令を受信した場合に
は、この立ち下がり遅延時間Tiにわたって変動中信号
がオフされる(つまり遅延時間Tiがインターバル時間
となる)点でのみ、本発明が効いてくる。このような構
成によれば、プログラムが簡素化されるうえに、総ての
図柄変動において変動開始指令の受信タイミングと変動
中信号の出力タイミングが相対的に一定となるので、図
柄が停止している時間の測定も検査装置で正確に行うこ
とができることになる。
【0102】なお、今回開示された実施の形態は総ての
点で例示であって制限的なものではない。また、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示されるもので、特
許請求の範囲内での総ての変更を含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遊技機を示す正面
図である。
【図2】同じくを示す背面図である。
【図3】同じく遊技制御装置周辺のブロック図である。
【図4】同じく表示制御装置周辺のブロック図である。
【図5】同じく表示制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】同じく表示制御装置の通信割込時の動作を示す
フローチャートである。
【図7】同じく表示制御装置の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図8】同じく表示制御指令データの内容を示す図表で
ある。
【図9】同じく変動中信号出力中に変動開始指令を受信
した場合の表示制御装置の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図10】同じく変動中信号出力中であって変動継続予
定時間経過前に変動開始指令を受信した場合の表示制御
装置の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機 8 変動表示装置 100 遊技制御装置 350 表示制御装置 351 CPU 361 タイマ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】識別情報を変動表示可能な表示装置と、 遊技制御装置からの指令に基づいて前記表示装置におけ
    る表示を制御する表示制御装置と、 を備えた遊技機において、 前記遊技制御装置からの変動開始指令の受信によりアク
    ティブとなり、前記遊技制御装置からの変動停止指令の
    受信によりノンアクティブとなる変動中信号を、前記表
    示制御装置から出力可能とするとともに、 この変動中信号がアクティブであるときに前記変動開始
    指令を受信した場合には、変動中信号をインターバル時
    間にわたっていったんノンアクティブとしてから、再び
    アクティブとするようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記インターバル時間後にアクティブとさ
    れた変動中信号は、前記変動停止指令を受信したとき
    に、この受信タイミングよりもインターバル時間だけ遅
    延してノンアクティブとなるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】前記遊技制御装置からの指令を所定の通信
    割込周期で送信可能とするとともに、前記インターバル
    時間を通信割込周期よりも短い時間としたことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記変動中信号をアクティブとする毎に変
    動継続予定時間を定めておくとともに、変動中信号がア
    クティブとなった後、対応する変動継続予定時間が経過
    する前に変動開始指令を受信した場合には、この変動開
    始指令を無効とすることを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれか一つに記載の遊技機。
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