JP2002153366A - 花 器 - Google Patents

花 器

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JP2002153366A
JP2002153366A JP2000384006A JP2000384006A JP2002153366A JP 2002153366 A JP2002153366 A JP 2002153366A JP 2000384006 A JP2000384006 A JP 2000384006A JP 2000384006 A JP2000384006 A JP 2000384006A JP 2002153366 A JP2002153366 A JP 2002153366A
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啓司 関口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生け花を全く動かすことなく生け花の形を維持
しながら、毎日容易に水交換を行うことができる花器を
開発する。 【解決手段】花器本体1に排水手段12を設け、口部6
近傍に給水口8を設けた花器、または口部6近傍に給水
口8および排水口11を設けた花器を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、花瓶や水盤など、
花を生けるのに用いる花器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】花器に生けた生けた花は、見る人の気分
を和ませ、人の気持ちを優しくするとともに元気を与え
る作用を有している。この作用を長期間にわたって有効
に発揮するためには、生け花がみずみずしい生気を持っ
ていなければならない。この生気を保つためには、生け
花を生けた花器内の水を少なくとも毎日欠かさず取り換
えることが必要とされている。
【0003】しかしながら、これまで水交換作業の際、
花瓶の口にいっぱいに生け花を挿してある場合など、生
け花を一度花器外に取り出して、汚れた水を排水した
後、新しい水を給水するという作業が厄介であるととも
に、生け花の形を再度直す面倒さもあった。特に、水盤
に剣山で生け花などを生けてある場合には、生け花と剣
山と水盤を合わせるとかなり重く、水の入れ換えのため
の排水作業が大変に困難であり、従って多くの場合、減
った水をやかん等を用いて補給するにとどまり、どうし
ても生け花を長持ちさせることに難点があった。
【0004】また、生け花は見る角度を計算し、全体の
形を十分に考慮して作られるものであり、水交換のため
に動かしてしまうと、角度や形が変わり、作者の意図が
失われ、作品本来の姿が変えられてしまったり、大きく
重い生け花を無理に移動させることにより、生け花を傷
めてしまう恐れもある。さらに、生け花を花器から抜い
て挿し直すと見栄えが悪くなるという欠点もある。これ
までの花器では、動かさずに水交換を行うのが非常に面
倒であったため、数日間も放置してしまう結果、水中の
枯れた葉や花びら、根や生け花が出す排泄物によって腐
敗が起こり、悪臭を放ったり、養分が供給されずに生育
障害が起こり、みずみずしい状態が維持できないなどの
問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、発明者は、生
け花の花型を変えず、生け花を移動させたりすることな
く、簡便に水の交換ができる花器を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明によれば、水盤や花瓶などの
花器に排水手段を設けたことを特徴とする。このように
構成すれば、生け花を生けた状態のまま、排水手段を開
口し、古い水を排水した後に、花器上面の口部から新し
い水を注入すれば、生け花及び花器を移動させることな
く容易に水交換を行うことができる。ここで、排水手段
とは、排水孔と排水管を備えたものや、排水口のみのも
のが挙げられる。排水手段を備える位置は特に限定はし
ないが、花器内の古い水の排水を効率的に行うために、
花器の底、あるいは底面に沿う位置、つまり底面と同一
面上に開口して備えておくことが望ましい。花器本体の
底部分に支持脚を備えたものについては、請求項2記載
の発明のように、排水手段を花器本体の底又は底の近傍
位置に設けると共に、該排水手段には排水を支持脚の内
側から外側に導く導水管を備えておくことが望ましい。
【0007】また、花瓶型の花器のような口部の狭まっ
た形状のものについては、請求項3記載の発明のよう
に、請求項1又は2記載の排水手段を設けるとともに、
容器本体の口部近傍位置に給水口を備えておけば、例え
ば花瓶の口部いっぱいに生け花を生けた場合などのよう
に、水が注入しにくくとも、生け花を花器から抜き出す
ことなく、給水口から水を注入することができるので、
水の交換及び補給が便利である。さらに、請求項4記載
の発明のように、花器本体の口部の近傍にそれぞれ給水
口と排水口を設けておけば、小さな花瓶などを水道の蛇
口に差し出し、給水口から新しい水を勢い良く注入する
ことにより、花器内を水が撹拌されながら汚物などとと
もに古い水が排水口から勢い良く排出され、生け花をそ
のままの状態で、容易に水の交換を行うことができる。
【0008】また、排水手段は、その方法を問わない
が、排水孔と排水管を備え、排水管をコック式にして開
栓および閉栓できるようにしてもよいし、排水管にキャ
ップなどをはめ込んで閉栓し、外して開栓してもよい。
排水管にホースを連結して、排水する容器まで古い水を
誘導することもできる。また、排水管にゴムチューブな
ど可塑性の素材を用いて、チューブを折り曲げ、クリッ
プなどで止めるようにしてもよいし、排水口のみのもの
も含まれる。花器としては、生け花を生けることが可能
な容器であれば、どのような容器でも良く、花瓶や水
盤、壺などが挙げられ、材質も問わないが、陶磁器、ガ
ラス製、プラスティック製、木製、石製の加工品などを
挙げることができる。
【0009】本発明においては、給水手段は問わない
が、重い花器や大きい花器は移動するのが困難であるた
め、じょうろや水差し、水を入れることが可能なびんな
どの容器に水を入れ、花器の口部又は給水口から水を注
入する。給水装置を設けないことによって、様々な場所
に任意に花器を設置することが可能である。また、固定
された長い排水管で水を誘導して排水する装置を設けな
いことによって、排水設備がない位置に設置可能であ
り、必要に応じて排水手段の先にバケツなどの排水を入
れる容器を置くことで、大がかりな設備を要せず排水で
きる。なお、上記した排水手段及び給水口の備える位置
は、正面から見て目立たない位置に設けてあり、背面や
側面に設けることが望ましい。
【0010】また花器の形態は、請求項5記載の発明の
ように、花器本体の下部には周面にわたり外方へ丸く膨
らんだ膨出部分を形成し、花器本体の口部周縁には、前
記膨出部分の膨らみ位置近傍まで水平方向へ張出した鍔
部を形成してもよい。この際、請求項6記載の発明のよ
うに、花器本体の口縁を給水部分としておけば、鍔部で
受けた水が給水部分から花器本体内に流入し水の補給及
び交換を行うことができ、しかも鍔部を持手として利用
すれば花器の持ち運びに便利である。水平方向へ張出す
鍔部は、花器本体内への水の流入を容易にするために、
鍔部の中央位置にある開口口部に向ってやや下向きに傾
斜を形成しておくことが望ましい。したがって、ここで
「水平方向へ張出した鍔部」の概念は、厳格に水平な鍔
部のみを意味する狭い概念ではなく、やや傾斜した鍔部
をも含む概念として用いている。また、鍔部の先端周縁
は、注がれる水を無駄なく受けるために、上方へ隆起す
る水止め部を形成しておくことが望ましい。
【0011】また請求項7記載の発明のように、花器本
体内に通じる通気孔を水面の上方位置に備えておけば、
口部を塞ぐ状態で生け花を挿した場合であっても、花器
本体内への空気の流通が可能になって生け花の長持ちに
貢献する。
【0012】さらに請求項8記載の発明のように、花器
本体内に、透水性を備える容器を花器の口縁に係止状態
を保って載置し、容器内には生け花を支持するための吸
水部材を内包しておけば、生け花を安定した状態で生け
ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明をさらに
詳細に説明する。
【0014】図1に、本発明による水盤花器を示す。花
器本体1の背面側で花器内の底面と同一面上に、排水手
段12を備えている。この排水手段12は、排水孔2と
該排水孔2に連結した排水管3と栓体から構成されてい
る(第1実施形態)。排水の際には、栓体を外し、排水
管3の先端にホース5を取り付け、排水をより容易に行
うことができる。また、完全に排水した後、口部6から
新しい水を注入するが、その前に、排水管3に栓体4を
取り付け、新しい水の流出を防ぎ、花器本体1内に水を
ためることができる(図2)。排水孔2の内部側には、
小孔を有する網状体13を備えることにより、枯れ葉な
どのゴミの流出を防ぎ、排水管3のつまりを防ぐことも
できる。排水管3、栓体4およびホース5の材質は問わ
ないが、塩化ビニルやゴム、シリコン、プラスティック
などを用いることができる。
【0015】図3に、本発明による口部の狭い花瓶を示
す。花器本体1の口部6の近傍には給水口8、側面下方
には排水孔2が設けてあり、該排水孔2に連結して排水
管3が備えられ、排水管3の先端にはホース5を備える
ことにより、バケツなどの古い水を受けるための容器ま
で、水を誘導し、容易に排水することができる(第2実
施形態)。栓体を取り付けることにより排水管3を閉栓
し、新しい水を給水口8から入れて、花器本体1内に新
しい水をためることができる。栓体については、閉栓す
ることができれば、ねじ込み式、はめ込み式などを問わ
ない。
【0016】また、図4に示すように、口部6の広く、
多くの生け花が生けてある植木鉢状の花瓶の場合、口部
6から給水して、排水孔2から排水してもよいし(第3
実施形態)、生け花が少なく倒れそうな場合に、生けや
すくするため、図5のように内側に口部6を狭くするた
めの係止部16を備えたリング状補助部材15を口部6
に被せることもできる(第4実施形態)。この場合に
は、補助部材15には、花器本体1内に連通する給水口
8が形成されている。
【0017】図6は第5実施形態を示すもので、花器本
体1は水盤形状をしており、その底の部分には糸底状を
なす支持脚40を備えている。花器本体1の底には排水
孔2を開口すると共に該排水孔2に排水管3が取付けて
ある。排水管3の先部にはホースなどの導水管5を連結
し、該導水管5の先端は、前記支持脚40によって底部
分に形成される中空部41から支持脚40にあけた貫通
孔42を通り抜けて外側へ出ている。そして、前記排水
孔2の内側には栓体4が嵌脱可能に嵌め込まれている。
支持脚40の高さは導水管5を通すのに必要な中空部4
1が確保されるように設定されている。
【0018】図7は第6実施形態を示すもので、花器本
体1は球状の形態をしており、その底部分は上げ底に形
成すると共に、上げ底の底面43の周縁から下方に垂下
する起立部44は、花器本体1の最も下にある位置より
も下方位置まで延在して花器本体1を支える支持脚40
となっている。花器本体1内にはいり込んでいる起立部
44には、花器本体1内の最下位位置近傍に排水管3を
備えた排水孔2が開口している。該排水管3の先部には
ホースなどの導水管5が連結しており、この導水管5の
先端は、支持脚40に設けた貫通孔42を通り抜けて外
側に飛び出ている。そして、導水管5の先端には嵌脱可
能な栓体4が嵌め込まれている。尚、花器本体1の口部
6から立てた状態で内部に収容され且つ周面に透水孔2
8を有する筒状容器27は、生け花が広がらずまとまっ
た形で生けるための補助具である。
【0019】また、図8のように、小さく、持ち運びが
容易な花瓶の場合、花器本体1の口部6の近傍に給水口
8及び排水口11を設けた花瓶とすることにより、口部
6にぎっしりと生け花が生けてあって、該口部6から水
を給水しにくい場合など、勢い良く給水口8から水を注
入して、内部を撹拌しながら排水口11から水を排出す
ることによって容易に水を交換することができる(第7
実施形態)。排水口11の位置は、排水が効率的に行わ
れるよう、給水口8よりもやや低い位置に設けてある。
また、図9に示すように、口部6がやや広い花器の場
合、給水を口部6から行い、給水口8を設けずに、排水
手段として排水口11のみを設け、該排水口11から排
水することもできる(第8実施形態)。
【0020】図10(イ)(ロ)は、本発明の第9実施
形態を示す花器であって、花器本体1の下部には、周面
にわたって外方へ全体に丸く膨らんだ膨出部分17が形
成され、花器本体1の口部6周縁からは前記膨出部分1
7の膨らみ位置まで水平方向へ大きく張出した鍔部18
が形成されている。そして該鍔部18の基端側周縁(口
部周縁)と先端側周縁には、それぞれ上方へ隆起する水
止め部19,20が形成されおり、さらに基端側周縁の
水止め部19には定間隔を保って該水止め部を横切る給
水溝21が複数個形成されている。
【0021】このように構成されることによって、鍔部
18の広い上平面に水を注ぐと、その水は鍔部18の両
水止め部19,20で受け止められ、各給水溝21から
口部6を通じて花器本体1内に流入するようになる。
尚、鍔部18で受け止められた水が口部6へスムーズに
流れるように、水平方向へ張出す鍔部18を口部6に向
って下向きにやや傾斜して形成されている。
【0022】前記膨出部分17には排水手段12が備わ
っており、この排水手段12は、排水孔22を形成した
その箇所近傍の内側に、該排水孔22に合致する口径を
有する貫通孔23付の厚肉用ピース24を固着し、排水
孔22及び貫通孔23を開閉する栓体25を嵌脱可能に
取付けたものである。尚、排水手段12としては、図1
0(ハ)に示すように、排水孔22に外側から、着脱可
能に裏面側に粘着剤を塗布したワッペン、シール又は粘
着テープなど貼着部材32を貼り付けて、排水孔22を
塞いでもよい。
【0023】また花器本体1内に入れる水の水位よりも
上方位置の本体1の壁面には、花器内部への空気の流通
を良好にするための通気孔26が明けてある。
【0024】図11は第9実施形態の花器の使用例の一
例を示すもので、花器本体1の底面に載置し上端が口部
6に達する筒状容器27を花器に組み込み、該筒状容器
27は周面に透水孔28が形成されていると共に、その
容器27内に生け花の軸を差し込んで支える吸水部材2
9が充填されている。この際筒状容器27の上周縁の外
向き係止部30を形成し、口部6と水止め部19に係合
するようにしておけば、底面での起立状態と相まって筒
状容器27が不動状態となって吸水部材29で支えられ
る生け花を安定保持することができる。
【0025】図12は口部が大きく開口した水盤状の花
器において、筒状容器27を使用した例を示している。
この場合には、花器本体1の開口部分が大きいので、吸
水部材29を内包する筒状容器27における上周縁の外
向き係止部30を、花器本体1の口部周縁に係止する位
置まで延在させ、さらに係止部30の上面に花器本体1
内に通じる通気孔31を形成してある。
【0026】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明によれ
ば、花器本体に排水手段を備えることによって、生け花
を全く動かすことなく、生け花の形をそのまま維持して
見栄えのいい状態を保つことができ、しかも花器も移動
させることを要せず、花器内の水交換を容易に行うこと
ができるので、花器内の水を清浄に保ち、生き生きした
状態を長期間にわたって保ち得る生け花を提供すること
ができる。また、大がかりな給排水設備で、水を循環し
ながら一部ずつ水を交換するのではなく、全部の水を一
度に交換できるので、わずかな汚水、汚物さえも残すこ
となく新しい水に交換できる。請求項2記載の発明によ
れば、花器本体に支持脚を備え且つ排水手段を底位置に
設けたものであっても、請求項1と同様な効果が得られ
る。
【0027】また、請求項3記載の発明のように、花器
本体例えば花瓶の口部の近傍位置に給水口を設けること
によって、口部に隙間なく生け花が生けてあっても、生
け花の形を維持したまま、給水口から容易に水を注入し
て水交換をすることができる。さらに、請求項4記載の
発明のように、花器本体の口部の近傍に給水口と排水口
を設けることによって、例えば、移動可能な小さな花瓶
などの場合に、水道の蛇口下まで持っていき、生け花を
花瓶に挿したまま、生け花を傷めることなく、給水口か
ら水を注入し、排水口から古い水を排水できるので、水
交換を毎日容易に行うことができ、生け花のみずみずし
い状態を維持することができる。
【0028】請求項5記載の発明のように、膨出部分と
鍔部を備える花器にあっては、花器全体の形態の斬新性
と共に鍔部を持手としての持運びにすべることなく便利
であり、しかも膨出部分ばかりでなく鍔部にも装飾的な
図柄などを入れることができ、一層商品価値の高い製品
を提供できる。
【0029】請求項6記載の発明のように、請求項5記
載の形態の花器の口縁を給水部分(給水溝)としておけ
ば、大きく張出した鍔部で水を受けて給水部分から花器
内に水の流入が可能となり、水の補給や水の交換を生け
花を動かすことなくできる。
【0030】請求項7記載の発明のように、通気孔を設
けておけば、生け花の長持ちに貢献できる。
【0031】請求項8記載の発明のように、吸水部材を
内包する透水性を有する容器を花器の口縁に係止状態を
保ち載置しておけば、生け花を安定した状態で生けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示す断面図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示す断面図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示す断面図である。
【図7】本発明の第6実施形態を示す断面図である。
【図8】本発明の第7実施形態を示す断面図である。
【図9】本発明の第8実施形態を示す断面図である。
【図10】(イ)(ロ)(ハ)本発明の第9実施形態を
示す平面図とA−A矢視の断面図及び排水手段の変形例
を示す同じくA−A矢視の断面図である。
【図11】本発明の第9実施形態の使用例の一例を示す
断面図である。
【図12】水盤状の花器の使用例の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 花器本体 5 ホース(導水管) 6 口部 8 給水口 11 排水口 12 排水手段 17 膨出部分 18 鍔部 21 給水溝(給水部分) 26 通気孔 27 筒状容器(容器) 28 透水孔 29 吸水部材 30 係止部 40 支持脚

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】花器本体(1)に、排水手段(12)を備
    えていることを特徴とする花器。
  2. 【請求項2】花器本体(1)の底部分に支持脚(40)
    を備え、花器本体(1)の底又は底の近傍位置に排水手
    段(12)を設け、該排水手段(12)には排水を支持脚
    (40)の内側から外側に導く導水管(5)を備えているこ
    とを特徴とする花器。
  3. 【請求項3】花器本体(1)の口部(6)の近傍に給水
    口(8)を備えていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の花器。
  4. 【請求項4】花器本体(1)の口部(6)の近傍位置に
    給水口(8)と排水口(11)を備えていることを特徴
    とする花器。
  5. 【請求項5】前記花器本体(1)の下部には、周面にわ
    たり外方へ丸く膨らんだ膨出部分(17)が形成され、
    さらに花器本体(1)の口部(6)周縁に、前記膨出部
    分(17)の膨らみ位置近傍まで水平方向に張出した鍔
    部(18)を形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載の花器。
  6. 【請求項6】請求項5記載の花器において、口縁を給水
    部分(21)としていることを特徴とする花器。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の花器において、花器
    本体(1)内に通じる通気孔(26)を水面の上方位置
    に備えていることを特徴とする花器。
  8. 【請求項8】花器本体(1)の内部に、底面から口部
    (6)周縁に達する透水性を備える容器(27)を口縁
    に係止状態を保ち載置し、容器(27)内に生け花を支
    持するための吸水部材(29)を内包していることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の花
    器。
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