JP2002152714A - 情報処理装置、警備システム、警備方法、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、警備システム、警備方法、及び記憶媒体

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JP2002152714A
JP2002152714A JP2000344467A JP2000344467A JP2002152714A JP 2002152714 A JP2002152714 A JP 2002152714A JP 2000344467 A JP2000344467 A JP 2000344467A JP 2000344467 A JP2000344467 A JP 2000344467A JP 2002152714 A JP2002152714 A JP 2002152714A
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intruder
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JP2000344467A
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English (en)
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Masataka Sakaeda
正孝 榮田
Mamoru Sakaki
守 坂木
Masako Shimomura
まさ子 下村
Noriyasu Asaki
則泰 朝木
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭であっても、不法侵入を確実に防げ
る警備システムを、簡単に且つ安価に構築することが可
能な警備システムを提供する。 【解決手段】 警備対象となる特定場所(住居)110
において、撮影手段(ディジタルカメラ)111により
特定場所の撮影を行い、その撮影画像を端末装置(パー
ソナルコンピュータ)112内へ取り込み、端末装置1
12により、撮影画像の変化が生じたか否かを判断し、
撮影画像の変化が生じた場合、特定場所への不法侵入者
があると認識して、このときの撮影画像又は所定期間の
撮影画像(不法侵入者が存在している状態の撮影画像)
を、通信網(ネットワーク)160を介して、外部のサ
ーバ130へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、一般家庭
での盗難防止等の警備を行なうための装置或はシステム
に用いられる、情報処理装置、警備システム、警備方
法、及びそれを実施するための処理ステップをコンピュ
ータが読出可能に格納した記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年において、一般家庭への住居侵入に
よる盗難は増加の一途にある。特に、収入源を不法な手
段に訴える場合の増加によりこの傾向は顕著になりつつ
ある。例えば、ある家庭で盗難が発生し、その犯人の指
紋が残っていたとしても、当該指紋が過去の犯罪人とし
て登録されていない場合、当該指紋は捜査の介助になら
ない。また、犯人が住所不定のためその身元が確かでな
い場合、当該指紋から犯人を割り出すことはできない。
【0003】したがって、一般家庭における盗難等を防
止するためには、 ・住居への不法侵入を未然に防ぐ。 ・不法侵入時に直ちにこれを検知して、外部の警察又は
警備会社へ通報する。等の方法が考えられる。 このため、現在では、防犯警備システムが多く配備され
るようになってきている。
【0004】例えば、一般的に知られているものとして
は、セコム社等の自宅警備システムがある。また、特願
平10−301655号等には、パーソナルコンピュー
タ(以下、単に「パソコン」と言う)等の端末装置へセ
キュリティ内蔵することで、端末装置自体が盗難される
ことを防止することができる技術が記載されている。さ
らに、特願平11−355762号等には、テレビカメ
ラやビデオカメラにより自動監視するシステムが記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の警備システムは、高額であること等によ
り、一般家庭にまでは広く普及していない。また、従来
の警備システムは、住居への不法侵入は検知可能である
が、不法侵入者の顔等までは検知できない。
【0006】具体的には例えば、セコム社等の警備シス
テムについて、その警備費用が高額であり、犯罪の防止
には有効であるが、仮に盗難が発生した場合、その犯人
の顔や風貌等は記録されない。すなわち、当該警備シス
テムは、侵入検知センサにより不法侵入を検知するよう
に構成されているが、不法侵入者の顔等の画像を記録す
るようには構成されていない。
【0007】また、特願平10−301655号等に記
載の技術について、ある家庭に不法侵入した犯人が、必
ずしもパソコン等の端末装置を盗むわけではなく、現金
や貴金属、或は預金通帳等の貴重品を盗む場合が多いの
で、セキュリティ内蔵された端末装置が盗難の対象とさ
れない限り、当該技術は何の役に立たない。
【0008】また、特願平11−355762号等に記
載の技術について、監視のためのテレビカメラやビデオ
カメラを一般家庭へ装備することは非常に負担が大き
く、さらに、テレビカメラやビデオカメラを設けて自動
監視したとしても、そのビデオテープ等の記録媒体が破
壊されたり、或は焼失されたりした場合等には、不法侵
入者の顔等の画像を残すことはできない。
【0009】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、一般家庭であっても、 ・簡単に且つ安価に配備可能。 ・不法侵入者が何らの窃盗も行わず立ち去るような防犯
が可能。 ・不法侵入者の顔や風貌、或は音声等をも記録可能。 ・記録情報が破壊されたり、盗難されたりすることなく
安全に保管可能。 という構成を実現可能な、情報処理装置、警備システ
ム、警備方法、及びそれを実施するための処理ステップ
をコンピュータが読出可能に格納した記憶媒体を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、任意の通信網を介して、少なくとも外部
のサーバと通信可能な情報処理装置であって、撮影手段
で得られた特定場所の撮影画像に変化が生じた場合、当
該特定場所への不法侵入者があるものとして、上記撮影
手段で得られた変化時点の撮影画像情報及び/又は変化
時点から任意期間の撮影画像情報を、上記通信網を介し
て上記サーバへ送信する送信手段を備えることを特徴と
する。
【0011】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記不法侵入者に対する警報及び/又は警告を発する出
力手段を備えることを特徴とする。
【0012】第3の発明は、少なくとも、特定場所に設
置された端末装置、及び当該特定場所にかかわる特定ユ
ーザが所持する端末装置と、任意の通信網を介して通信
可能な情報処理装置であって、上記特定場所の撮影画像
に変化が生じた場合に上記特定場所への不法侵入者があ
るものとして上記特定場所の端末装置から送信されてき
た上記特定場所の撮影画像情報を受信して保持する保持
手段と、上記保持手段への上記特定場所の撮影画像情報
の保持に基づいて、上記特定場所への不法侵入者の通報
に関する情報を、上記特定ユーザが所持する端末装置へ
送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0013】第4の発明は、上記第3の発明において、
上記送信手段は、上記特定場所への不法侵入者の通報に
関する情報を、上記通信網を介して警察機関及び/又は
警備機関へ送信することを特徴とする。
【0014】第5の発明は、上記第3の発明において、
上記送信手段は、上記特定ユーザが所持する端末装置か
らの指示に基づいて、上記特定場所への不法侵入者の通
報に関する情報を、上記通信網を介して警察機関及び/
又は警備機関へ送信することを特徴とする。
【0015】第6の発明は、上記第3の発明において、
上記送信手段は、上記特定ユーザが所持する端末装置か
ら送信されてきた上記特定ユーザのメッセージ情報を、
上記特定場所に設置された端末装置へ送信することを特
徴とする。
【0016】第7の発明は、上記第3の発明において、
上記特定場所への不法侵入者の通報に関する情報は、上
記保持手段に保持された上記特定場所の撮影画像情報を
含むことを特徴とする。
【0017】第8の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記撮影画像は、少なくとも静止画及び動画の何
れかを含むことを特徴とする。
【0018】第9の発明は、上記第1又は3の発明にお
いて、上記撮影画像情報は、上記撮影画像に対応する音
声情報を含むことを特徴とする。
【0019】第10の発明は、警備対象となる特定場所
に設置された機器、当該特定場所にかかわる特定ユーザ
が所持する機器、及び当該特定場所の撮影画像を保持す
るための機器の少なくとも何れかを含む複数の機器が互
いに通信可能に接続されてなる警備システムであって、
上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
1〜9の何れかに記載の情報処理装置の機能を有するこ
とを特徴とする。
【0020】第11の発明は、特定場所への不法侵入者
の犯罪を防止するための警備方法であって、上記特定場
所へ設置された撮影手段により、上記特定場所の撮影画
像を取得する撮影ステップと、上記撮影ステップで得ら
れた撮影画像に変化が生じたかを検知する検知ステップ
と、上記検知ステップにより上記撮影画像に変化が生じ
た場合、上記特定場所への不法侵入者があるものとし
て、上記撮影ステップにより得られた変化時点の撮影画
像情報及び/又は変化時点から任意期間の撮影画像情報
を、任意の通信網を介して、外部のサーバへ送信する送
信ステップを含むことを特徴とする。
【0021】第12の発明は、上記第11の発明におい
て、上記サーバでの撮影画像情報の保持のタイミングに
基づいて、上記特定場所への不法侵入者がある旨を、任
意の通信網を介して、上記特定場所にかかわる特定ユー
ザへ通報する通報ステップを含むことを特徴とする。
【0022】第13の発明は、上記第12の発明におい
て、上記通報ステップは、上記特定場所への不法侵入者
がある旨を、任意の通信網を介して、警察機関及び/又
は警備機関へ通報するステップを含むことを特徴とす
る。
【0023】第14の発明は、上記第12の発明におい
て、上記特定場所への不法侵入者がある旨の情報は、上
記撮影画像情報を含むことを特徴とする。
【0024】第15の発明は、特定場所の警備のための
警備方法であって、上記特定場所に設けられたコンピュ
ータが、カメラで得られた上記特定場所の撮影画像の変
化を読み取り、当該撮影画像の変化率が所定値を超えた
場合、上記特定場所への不法侵入者があると認識して、
上記カメラで得られた所定期間の撮影画像情報を、任意
の通信網を介して、外部のサーバへ送信する第1の送信
ステップと、上記サーバが、上記コンピュータからの上
記撮影画像の受信をもって、上記特定場所への不法侵入
者がある旨を示す情報を、任意の通信網を介して、上記
特定場所にかかわる特定ユーザが所持する携帯端末装置
へ送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0025】第16の発明は、上記第15の発明におい
て、上記コンピュータが、上記カメラから上記不法侵入
者に関する撮影画像情報を所定時間分取り込んだ後、上
記不法侵入者に対して、警報及び/又は警告を発する出
力ステップを含むことを特徴とする。
【0026】第17の発明は、上記第15の発明におい
て、上記第1の送信ステップは、上記コンピュータが、
上記カメラから上記不法侵入者に関する撮影画像情報を
所定時間分取り込み、上記不法侵入者に対して、警報及
び/又は警告を発してから所定時間経過しても、上記撮
影画像の変化率が所定値を超えている場合、その旨を示
す情報を上記サーバへ送信するステップを含み、上記第
2の送信ステップは、上記サーバが、上記特定場所への
不法侵入者がある旨を示す情報を、任意の通信網を介し
て、警察機関及び/又は警備機関へ送信するステップを
含むことを特徴とする。
【0027】第18の発明は、上記第17の発明におい
て、上記第2の送信ステップは、上記サーバが、上記特
定場所への不法侵入者がある旨を示す情報として、上記
不法侵入者に関する撮影画像情報を、上記警察機関及び
/又は警備機関へ送信するステップを含むことを特徴と
する。
【0028】第19の発明は、上記第17の発明におい
て、上記第1の送信ステップは、上記コンピュータが、
上記カメラから上記不法侵入者に関する撮影画像情報を
所定時間分取り込み、上記不法侵入者に対して、警報及
び/又は警告を発してから所定時間経過しても、上記撮
影画像の変化率が所定値を超えている場合、その旨を示
す情報を上記サーバへ送信するステップを含み、上記第
2の送信ステップは、上記サーバが、上記警報及び/又
は警告を発してから所定時間経過しても上記撮影画像の
変化率が所定値を超えているか否かに基づき、上記特定
ユーザが所持する携帯端末装置に対して、上記特定場所
への不法侵入者がある旨を示す情報を送信し続ける又は
中断若しくは停止するステップを含むことを特徴とす
る。
【0029】第20の発明は、上記第15の発明におい
て、上記特定ユーザが、上記携帯端末装置により、上記
特定場所への不法侵入者がある旨を示す情報を画面表示
することで、当該不法侵入者の画像視認を行い、その結
果情報を、任意の通信網を介して、上記サーバへ送信す
る第3の送信ステップを含むことを特徴とする。
【0030】第21の発明は、上記第20の発明におい
て、上記第3の送信ステップは、上記特定ユーザが、上
記画像視認の結果に基づき、上記サーバに対して、上記
不法侵入者の認識を解除し、上記特定場所に設けられた
コンピュータを介してメッセージ情報を出力する旨を指
示するステップを含むことを特徴とする。
【0031】第22の発明は、上記第15の発明におい
て、上記撮影画像情報は、上記撮影画像に対応する音声
情報を含むことを特徴とする。
【0032】第23の発明は、上記第15の発明におい
て、上記撮影画像は、静止画及び動作の少なくとも何れ
かを含むことを特徴とする。
【0033】第24の発明は、上記第15の発明におい
て、上記カメラで得られた撮影画像を所定時間逐次保存
し、所定の画像記憶容量が満杯になった場合には、保存
画像の中で最も古い画像を削除する保存ステップを含む
ことを特徴とする。
【0034】第25の発明は、請求項1〜9の何れかに
記載の情報処理装置の機能、又は請求項10記載の警備
システムの機能をコンピュータに実現させるためのプロ
グラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体へ記録したこ
とを特徴とする。
【0035】第26の発明は、請求項11〜24の何れ
かに記載の警備方法の処理ステップをコンピュータに実
行させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記
憶媒体へ記録したことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0037】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すような警備システム100に適用される。
【0038】<警備システム100の全体構成>警備シ
ステム100は、上記図1に示すように、一般家屋側1
10、データ記録センタ側130、警備事務所(管理組
合、管理拠点等)側140、及び警察署(交番、派出所
等をも含む)側150が、インターネット等のネットワ
ーク160を介して互いに通信可能なように接続された
構成としている。また、一般家屋側110の住民120
は、ネットワーク160へアクセス可能な携帯端末装置
(携帯電話装置等)121を所持している。
【0039】一般家屋側110には、パーソナルコンピ
ュータ(パソコン)112、ディジタルカメラ111、
及びプリンタ114が設けられている。パソコン112
には、ディジタルカメラ111及びプリンタ114がそ
れぞれ接続されており、パソコン112によりネットワ
ーク160を介した通信が行なわれる。
【0040】一般家屋側110の住人120は、外出す
る際、携帯端末装置121を所持し、一般家屋側110
内のパソコン112による警備機能を起動させる。ここ
での警備機能は、後述するパソコン112のコンピュー
タ機能により実施されるものであり、住人120から起
動されると、ディジタルカメラ111との接続の確認、
ネットワーク160を介したデータ記録センタ130と
の接続の確認、及び携帯端末装置121との接続の確認
等を実行する。
【0041】尚、例えば、一般家屋側110の住居が広
い場合は、住人120が存在しない別の部屋を警備する
目的で、上記の操作を行なうようにしてもよい。したが
って、この場合は、住人120は外出しない。
【0042】第三者等が運営するデータ記録センタ側1
30には、サーバコンピュータ131が設けられてお
り、サーバコンピュータ131によりネットワーク16
0を介した通信が行なわれる。
【0043】警備事務所側140は、パソコン141及
びプリンタ142が設けられている。パソコン141に
はプリンタ114が接続されており、パソコン141に
よりネットワーク160を介した通信が行なわれる。
【0044】尚、警備事務所側140としては、法人等
に限られることはなく、例えば、地域の相談員や、地区
会長、支部長宅、或は常に在宅している隣近所の住人宅
等であってよい。
【0045】警察署側150は、パソコン151及びプ
リンタ152が設けられている。パソコン151にはプ
リンタ114が接続されており、パソコン151により
ネットワーク160を介した通信が行なわれる。
【0046】図2は、一般家屋側110のパソコン11
2、データ記録センタ側130のサーバコンピュータ1
31、警備事務所側140のパソコン141、警察署側
150のパソコン151、及び住人120が所持してい
る携帯端末装置121のそれぞれが有するコンピュータ
機能200の構成を示したものである。このコンピュー
タ機能200のPU201により、本実施の形態での動
作が実施されるこのとになる。
【0047】コンピュータ機能200は、上記図2に示
すように、CPU201と、ROM202と、RAM2
03と、キーボード(KB)209のキーボードコント
ローラ(KBC)205と、表示部としてのCRTディ
スプレイ(CRT)210のCRTコントローラ(CR
TC)206と、ハードディスク(HD)211及びフ
ロッピーディスク(FD)212のディスクコントロー
ラ(DKC)207と、ネットワークインターフェース
カード(NIC)208とが、システムバス204を介
して互いに通信可能に接続された構成としている。そし
て、システムバス204が、上記図1に示したネットワ
ーク160と接続される。
【0048】CPU201は、ROM202或いはHD
211に記憶されたソフトウェア、或いはFD212よ
り供給されるソフトウェアを実行することで、システム
バス204に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU201は、所定の処理シーケンスに従
った処理プログラムを、ROM202、或いはHD21
1、或いはFD212から読み出して実行することで、
本実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0049】RAM203は、CPU201の主メモリ
或いはワークエリア等として機能する。KBC205
は、KB209や図示していないポインティングデバイ
ス等からの指示入力を制御する。CRTC206は、C
RT210の表示を制御する。DKC207は、ブート
プログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、
ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本
実施の形態における上記処理プログラム等を記憶するH
D211及びFD212とのアクセスを制御する。NI
C208は、ネットワーク160を介しての双方向のデ
ータをやりとりする。
【0050】<警備システム100の特徴とする構成及
び動作>上記図1に示したように、警備システム100
は、現在一般家庭に多く普及している、インターネット
等のネットワーク160、パソコン112、ディジタル
カメラ111、及びプリンタ114等を利用した構成と
している。
【0051】例えば、一般家屋側110において、居間
等の片隅にディジタルカメラ111を配置する。ディジ
タルカメラ111は、撮影画像をパソコン112へ転送
する。パソコン112は、ディジタルカメラ111から
の画像について、大きな変化が生じたか等を随時判断
し、変化等が生じた場合、当該画像を、ネットワーク1
60を介して、データ記録記録センタ側130に対して
送信する。データ記録記録センタ側130は、パソコン
112からの画像を、サーバコンピュータ131(サー
ビスプロバイダが構築した画像ファイル保管庫等)によ
り保存し、その保存を持って、一般家屋側110での不
法侵入者の発生を通報する。このような構成により、一
般家庭であっても、容易に、警備システム100を導入
することが可能となる。
【0052】具体的には、一般家屋側110の住人12
0が外出する際、パソコン112及びディジタルカメラ
111を電源ON状態にし、パソコン112での所定の
処理プログラム(警備機能を実施するための処理プログ
ラム)を動作させることで、警備機能を起動状態とす
る。これにより、ディジタルカメラ111は、電源ON
状態にされてから、約20秒後に、居間や玄関等の最初
の画像一枚を撮影し、当該撮影画像(初期画像)をパソ
コン112へ転送する。パソコン112は、ディジタル
カメラ111からの初期画像を保持し、その後、当該初
期画像と、逐次ディジタルカメラ111から転送されて
くる画像とを比較することで、変化の有無を判断する。
ディジタルカメラ111が画像を転送する周期は、その
一例として、0.5秒或は1秒間隔としている。
【0053】パソコン112は、ディジタルカメラ11
1から転送されてきた画像に大きな変化が生じた場合、
当該画像データを、不法侵入者113有りを示す信号
(以下、「不法侵入者有信号」と言う)と共に、ネット
ワーク160を介して、データ記録センタ側130へ送
信する。データ記録側センタ130は、サーバコンピュ
ータ131により、パソコン112からの不法侵入者有
信号を受信することで、一般家屋側110へ不法侵入が
あったことを認識し、ネットワーク160を介して、外
出している住人120の携帯端末装置121へ通報す
る。
【0054】これと同時に、パソコン112は、所定の
期間(約3秒〜10秒等)、ディジタルカメラ111か
らの画像を取り込み、その後、パソコン112に設けら
れたスピーカ112aから警報を発する。例えば、「現
在、不法侵入者113を検知しました。このまま何もせ
ず退去すれば、犯罪になりません。今すぐ、3秒以内に
退去しなさい。そうすれば、犯罪に該当しないので警察
への通報は行いません。 」等というメッセージを音声
として発する。これにより、現在、一般家屋側110へ
不法侵入している者113は、自分が検知されたことを
認識するため、この不法侵入者113が、窃盗等の犯罪
を犯すことを未然に防止することができる。また、不法
侵入者113が、パソコン112やディジタルカメラ1
11を持ち去った場合でも、不法侵入者113の顔や風
貌等の情報(画像)は、データ記録センタ130へ既に
転送され保持されているので、データの損失を免れ、そ
の後の処理に有効となる。
【0055】尚、パソコン112において、画像の大き
な変化が続けて検出された場合、スピーカ112aによ
り、大音響で「ドロボー、ドロボー、警察へ連絡を」等
のメッセージを音声として発するようにしてもよい。こ
の場合、一般家屋側110近辺の住民等が、一般家屋側
110への不法侵入を即座に認識することができ、即座
に警察への通報を行うことで対処可能である。
【0056】一般家屋側110の住人120は、帰宅す
ると、パソコン112に対して、所定のパスワードやキ
ーワード等を入力することで、即座に警備機能を中断す
る。このとき、パソコン112は、ネットワーク160
を介して、データ記録センタ130へ転送した画像デー
タの消去処理を自動的に指示することで、次の住人12
0の外出時等の防犯警備準備を行なう。
【0057】尚、本実施の形態は、一般家庭の多くには
パソコン112が普及しており、さらに、そのパソコン
112はインターネット等のネットワーク160と接続
可能であり、その接続の仲介には必ず、何らかのサービ
スプロバイダを経由して、外部のネットワーク160に
接続されており、さらにまた、ディジタルカメラ111
が低価格で普及している事実に立脚している。例えば、
パソコン112は、デスクトップ型のものであれば、約
60000円/セットであり、サービスプロバイダとの
接続料金は、約1000円/月程度であり、ディジタル
カメラ(ディジタルスチルカメラ等)111は、80万
画素程度以下の機能のものであれば約10000円/台
程度というように安価である。これに、本実施の形態で
の警備機能を実施するための処理プログラム等を含めて
も、それほど高額にはならない。また、一般家屋側11
0の住人120が外出する際(家屋を留守にする際)、
パソコン112を使用することはないので、本実施の形
態によれば、機器の有効利用につながる。また、パソコ
ン112において、ディジタルカメラ111から取り込
む画像としては、動画であってもよい。この場合、一連
の不法侵入者の体形や人相、或は顔の特徴等を抽出する
ことができ、この動画を連続的にデータ記録センタ側1
30へ転送することで、動画でのデータ保存が可能とな
る。
【0058】<警備システム100の動作の具体例>ま
ず、図3は、一般家屋側110において、ディジタルカ
メラ111の設置部屋(居間或は玄関付近等)300の
様子を示したものである。設置部屋300においては、
上記図3に示すように、ドア301、ドアノブ302、
たんす(貴重品入れ等)303、テレビ305、及び花
瓶304等の家具類が配置されている。また、手前側に
は、テーブル306があり、その上に、ディジタルカメ
ラ111とパソコン112が配置されている。パソコン
112とディジタルカメラ111は、接続ケーブル11
5で接続されている。
【0059】ディジタルカメラ111は、上記図3に示
すような部屋300の様子を、例えば、ドア301を中
心に部屋300全体の様子を、おおよそ撮影可能な状態
で配置されている。 また、ディジタルカメラ111の
後側は壁となっている。尚、ディジタルカメラ111
が、全方向360度を撮影可能な構成のものであれば、
部屋300の中心に配置するようにしてもよい。
【0060】図4は、警備システム100の動作の具体
的な一例を示したものである。例えば、一般家屋側11
0のパソコン112、データ記録センタ側130のサー
バコンピュータ131、警備事務所側140のパソコン
141、警察署側150のパソコン151、及び住人1
20が所持している携帯端末装置121のそれぞれが有
するコンピュータ機能200において、CPU201
が、上記図4のフローチャートに従った所定の処理プロ
グラム(以下、「警備プログラム」と言う)を実行する
ことで、次のような警備システム100の動作が実施さ
れる。
【0061】ステップS401、ステップS402:住
人120は、パソコン112及びディジタルカメラ11
1を電源ON状態にし、且つ、パソコン112内の警備
プログラムを動作させる(ステップS401)。そし
て、住人120は、ドア301より外出する(ステップ
S402)。このとき、パソコン112は、ネットワー
ク160を介して、携帯端末装置121に対して、接続
確認の信号を送出し、例えば、「ただいまより在宅警備
システムが作動します。携帯電話(携帯端末装置121)を
持って、30秒以内にドアの外に鍵をかけて出てくださ
い。では、安心して良い外出を。」等のメッセージを発
生させる。
【0062】ステップS403、ステップS404:デ
ィジタルカメラ111は、パソコン112からの指示
(警備プログラムによる指示)に従って、起動開始から
所定の時間T1(約30秒等)を経過した後(ステップ
S403)、部屋300を撮影することで、部屋300
の画像データを取得し、その画像データを初期画像デー
タGDとして、ケーブル115を介してパソコン112
へ転送する(ステップS404)。したがって、住人1
20は、パソコン112で警備プログラムを動作(起
動)させてから、所定時間T1以内に、ドア301を閉
めて外出しなければならない。このとき、住人120
は、ドア301を閉めた後、所定時間T1が経過する
間、ドア301の外で別な者が侵入しないか見張ってい
た方がよい。当然のことながら、防犯上、ドア2301
の鍵は施錠する。
【0063】尚、パソコン112においては、ディジタ
ルカメラ111で得られた撮影画像を所定の時間逐次保
存し、所定の画像記憶容量が満杯になった場合、保存画
像の中で最も古い画像を削除し、逐次保存画像を更新す
るようになされている。
【0064】ステップS405、ステップS406:パ
ソコン112は、ディジタルカメラ111から一定の時
間おきに(例えば、0.5秒や1秒、或は2秒毎等)、
部屋300の画像データ(おおよそ全体の画像データ)
GDnを順次取り込み(ステップS405)、先に取り
込んだ初期画像データGDとの比較を行なう(ステップ
S406)。
【0065】ステップS407:パソコン112は、現
在ディジタルカメラ111から転送されてきた画像デー
タGDnと、初期画像データGDとを比較した結果、こ
れらのデータの違い(比較差、データ差)が大きいか否
かを判別する。この判別の結果、データ差が大きくない
場合、パソコン112は、次の画像データGD(n+
1)の取得のために、ステップS405へと戻り、以降
の処理ステップを繰り返し実行する。
【0066】ステップS408:ステップS407の判
別の結果、画像データGDnと初期画像データGDの差
が大きい場合、パソコン112は、ネットワーク160
を介して、画像データGDnをデータ記録センタ側13
0へ送信する。
【0067】ステップS409:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、パソコン1
12からの画像データGDnを受信して保存する。
【0068】例えば、一般家屋側110において、ドア
301は施錠されているが、上手に開錠する窃盗のプロ
がたくさん存在することにより、上記図1に示すよう
に、不法侵入者113がドア301を開けて侵入した場
合、画像データGDnと初期画像データGDには、大き
な変化が生じる。このとき、不法侵入者113は、住人
120がいないかどうかの確認のために、「こんにちは
?誰かいませんか?」等の発声を行うのが往々にして多
いため、例えば、パソコン112は、マイク(不図示)
から当該発声の音声データODnを採取し、この音声デ
ータODnをも、画像データGDnと共に、データ記録
センタ130へ送信するようにしてもよい。
【0069】ステップS410:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、パソコン1
12からの画像データGDn(又は画像データGDn及
び音声データODn)を受信することで、不法侵入者1
13の存在を検知すると、この旨を、ネットワーク16
0を介して、住人120が所持している携帯端末装置1
21へ通報する。例えば、「現在、在宅警備システムか
らの通報で、自宅に不法侵入者が侵入したようです。引
き続き監視を続けますが、極力早急に帰宅されることを
お勧めします。」等のメッセージによって通報する。
【0070】ステップS411:ステップS409及び
S410での処理実行と共に、パソコン112は、所定
の時間T2(例えば、3秒等)の間の、ディジタルカメ
ラ111から取り込んだ画像データを、ネットワーク1
60を介して、データ記録センタ130へ送信する。デ
ータ記録センタ130は、サーバコンピュータ131に
より、パソコン112からの画像データを受信して保存
する。これにより、不法侵入者113の顔や風貌等を十
分に認識することができる。
【0071】ステップS412:パソコン112は、不
法侵入者113に対して、「現在、不法侵入者を検知し
ました。このまま何もせず退去すれば、犯罪になりませ
ん。今すぐ、3秒以内に退去しなさい。そうすれば、犯
罪に該当しないので警察への通報は行いません。」等の
メッセージを音声によって、繰り返し発する。
【0072】ステップS413、ステップS414:パ
ソコン112は、所定の時間T3が経過したことを認識
すると(ステップS413)、再度ステップS407と
同様にして、現在ディジタルカメラ111から転送され
てきた画像データGDnと、初期画像データGDとを比
較した結果、これらのデータの違いが大きいか否かを判
別する(ステップS414)。
【0073】ステップS415、ステップS416:ス
テップS414の判別に結果、画像データGDnと初期
画像データGDの差異がもとの状態に戻った場合、パソ
コン112は、不法侵入は回避されたものとして、ネッ
トワーク160を介して、その旨をデータ記録センタ側
130に通知する(ステップS415)。また、パソコ
ン112は、住人120に安心感を与えるために、ネッ
トワーク160を介して、携帯端末装置121に対し
て、不法侵入が回避された旨を通報する(ステップS4
17)。
【0074】ステップS417、ステップS418:ス
テップS414の判別に結果、画像データGDnと初期
画像データGDの差異がもとの状態に戻らず、大きな変
化ありの状態が継続した場合、パソコン112は、不法
侵入の続行と判断し(ステップS417)、大音響で
「ドロボー、ドロボー、警察へ連絡を」等のメッセージ
を音声として発する(ステップS418)。
【0075】ステップS419:ステップS417及び
S418での処理実行と共に、パソコン112は、ネッ
トワーク160を介して、データ記録センタ側130へ
犯行続行の旨を通報する。
【0076】ステップS420:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、パソコン1
12からの通報を受けると、ネットワーク160を介し
て、住人120の携帯端末装置121に対して、犯行続
行の旨を通報する。
【0077】ステップS421:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、ネットワー
ク160を介して、警備事務所側140及び/又は警察
署側150に対して、不法侵入及び犯行続行の旨を、パ
ソコン112から受信した画像データGDn(又は、画
像データGDn及び音声データODn)と共に送信す
る。
【0078】ステップS422:警備事務所側140及
び/又は警察署側150は、データ記録センタ側130
からの通報及びデータを受信すると、一般家屋側110
で発生した不法侵入及び犯行続行に対して、適切に対処
する。例えば、警察署側150において、プリンタ15
2により、データ記録センタ側130からの画像データ
GDnをプリント出力し、それを犯人逮捕のために使用
する。侵入から、警察/警備機構などへの通報が1分間以
内に行われるので、不法侵入者の犯行地域からの逃避範
囲は限定的となり、より犯人拘束に有効であるばかりで
なく、犯罪者への無言の脅威を与えりことで、犯罪の防
止につながる。
【0079】ステップS423:一般家屋側110の住
人120は、帰宅すると、パソコン112に対して、所
定のパスワードやキーワード等を入力することで、即座
に警備機能を中断する。このとき、パソコン112は、
ネットワーク160を介して、データ記録センタ130
へ転送した画像データの消去処理を自動的に指示するこ
とで、次の住人120の外出時等の防犯警備準備を行な
う。
【0080】上述したステップS401〜S423の処
理において、例えば、不法侵入が続行されたり、携帯端
末装置121とパソコン112の通信が途絶えた場合、
住人120は、携帯端末装置121によりネットワーク
160を介して、警察署側150や警備事務所側140
へ、その旨を通報するようにしてもよい。
【0081】この場合、データ記録センタ側130は、
サーバコンピュータ131により、ネットワーク160
を介して、住人120の携帯端末装置121に対して、
現在保持している不法侵入者113の画像データGDn
(又は、画像データGDn及び音声テ゛ータODn)を、警
察署側150や警備事務所側140へ送付してもよいか
否かの質問を行う。
【0082】住人120の携帯端末装置121に画像出
力機能があれば、住人120は、携帯端末装置121に
おいて、データ記録センタ側130からの画像データG
Dnの表示を行ない、その確認を行う。そして、住人1
20は、携帯端末装置121によりネットワーク160
を介して、データ記録センタ側130に対して、画像デ
ータGDn(又は、画像データGDn及び音声テ゛ータOD
n)の送付の許可を通知する。これにより、データ記録
センタ側130は、サーバコンピュータ131により、
ネットワーク160を介して、現在保持している不法侵
入者113の画像データGDn(又は、画像データGD
n及び音声テ゛ータODn)を警察署側150や警備事務所
側140へ送付する。
【0083】例えば、データ記録センタ側130からの
画像データGDnを受けた警察署側150は、その画像
データGDnによる通報をもって、犯罪の発生を検知
し、早期に対応することで、犯罪処理の迅速化をはかれ
る。特に、画像データGDnが送付されてくることによ
り、この画像データGDnを、警察署側150で視認で
きるため、その地域付近に存在するであろう犯罪者(不
法侵入者113)を早期に拘束することが可能となる。
このときの犯罪者113の視認の方法としては、プリン
タ152によるプリント出力153であってもよいし、
携帯型の通信端末であってもよい。
【0084】上述のように、データ記録センタ側130
において、先に、不法侵入者113の画像データGDn
(又は、画像データGDn及び音声データODn)を採
取する構成としている、たとえ、不法侵入者113が、
パソコン112或はディジタルカメラ111を破壊した
としても、そのときの画像データ(又は、画像データ及
び音声データ)は、データ記録センタ側130(具体的
には、サーバコンピュータ131)で貯えられるため、
確実に犯罪に対処することが可能となる。
【0085】また、パソコン112と、データ記録セン
タ側130等との通信手段としてのネットワーク160
は、無線回線の方が望ましい。これは、例えば、パソコ
ン112とデータ記録センタ側130が電話回線で接続
されていた場合、不法侵入者113が当該電話回線を切
断してから犯行に及べば、そのときの画像データGDn
の送信等の処理が不能となるためである。
【0086】しかしながら、例えば、上記電話回線が切
断されたり、パソコン112の電源が切られたりする等
の異常が発生したことを、データ記録センタ130が、
サーバコンピュータ131によって認識し、携帯端末装
置121を経由して、住人120に通報するように構成
すれば、上記の問題を解決することができる。具体的に
は例えば、サーバコンピュータ131が、パソコン11
2との通信が可能であるか否かを、2分毎や5分毎等の
所定の時間間隔で確認する。通信可能であることをサー
バコンピュータ131がパソコン112を呼び出すだけ
で、通信状態には至らない処置とすれば、通信費用や消
費電気代の負担は軽減されるので、この方が都合が良
い。すなわち、サーバコンピュータ131がパソコン1
12へ所定間隔でアクセスすればよいだけなので、通信
費用があまりかからない。
【0087】(第2の実施の形態)上記図1の警備シス
テム100において、本実施の形態では、以下のような
構成とする。尚、本実施の形態では、第1の実施の形態
と異なる構成についてのみ、具体的に説明する。
【0088】例えば、部屋300が外部環境の影響を受
けない状態であればよいが、実際には、一般家屋側11
0には窓があることにより、時々刻々と変化する部屋3
00の明るさの変化が、パソコン112において、初期
画像データGDと画像データGDnとの差異と判断され
てしまうことが考えられる。この場合、不法侵入者11
3の発生と誤認されてしまう。このため、住人120
は、極力、部屋300の照明灯をつけて外出する必要が
ある。
【0089】そこで、この問題を解決するために、例え
ば、現在の画像データGDnとの比較対象となる初期画
像データGD(以下、ここでは「基本画像データGD」
と言う)を、時間の経過に追従させるように構成する。
すなわち、1時間おき等、所定時間毎に、基本画像デー
タGDを更新する。
【0090】しかしながら、雷雨やにわか雨などのよう
に急に天候が変動する等、僅か数分で大きく外部環境が
変動した場合、上述したような基本画像データGDの更
新では、対応できない場合が考えられる。
【0091】そこで、上記の問題を解決するために、例
えば、雷雨やにわか雨等の変化であっても、2秒や5秒
の間で急激に変化することはなく、また、窓の外から車
のスポットライトが照射されたとしても、その変化は僅
かな一瞬だけであること等から、現在の画像データGD
nに対して常に平均化処理を行いながら、基本画像デー
タGDを更新するように構成する。
【0092】具体的には例えば、所定の時間(例えば、
20秒)の間に、20枚の画像データGD1〜GD20
をディジタルカメラ111から取得し、それぞれの変化
率が10%以内である場合、異常とは検知せず、最後の
画像テ゛ータGD20を、基本画像データGDとして使用す
る。
【0093】ここでの“変化率10%”とは、ディジタ
ルカメラ111から転送される画素毎の光感度出力の数
値の変化率である。例えば、ディジタルカメラ111
が、80万画素のCCDセンサを有するものであったと
すると、RGB(赤、緑、青)のフィルタで分光され
た、それぞれ27万画素のCCDセンサの光感度出力の
比率が“10%”未満であるか否かによって、異常とは
検知しない。すなわち、各27万画素のON/OFF信
号の比率が、10%未満である場合に、異常とは検知し
ない。
【0094】ディジタルカメラ111で得られる不法侵
入者113の大きさは、人間の大きさであるので、例え
ば、一般的にディジタルカメラ111の配置方法にもよ
るが、少なくとも12%以上の変化率となることが考え
られる。この結果、画像データGD1〜GD20の変化
率を“10%”以内とし、さらに、20秒間の変化が
“10%”以内であれば、不法侵入者113の発生はな
いと判断して、最後の画像データGD20を、基本画像
データGDとして用いるようにする。
【0095】尚、本実施の形態で挙げている“変化率1
0%”等の数値は、一例であり、場所や環境によって大
きく変動する場合があるため、限定されるものではな
い。また、ディジタルカメラ111が、360度全方向
を撮影可能である場合、この撮影範囲において、外部環
境の影響を受けやすい部分と、そうでない部分とを分割
して、それぞれ適切な処理を行なうように構成してもよ
い。例えば、窓の方向の撮影範囲の部分に関しては上記
の変化率を20%とし、それ以外の部分に関しては、上
記の変化率を10%以下とする。
【0096】(第3の実施の形態)本実施の形態では、
上記図1に警備システム100の動作を、例えば、図5
に示すフローチャートに従った動作とする。尚、上記図
5のフローチャートにおいて、上記図4のフローチャー
トと同様に処理実行するステップには同じ符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0097】ここで、本実施の形態では、住人120が
所持している携帯端末装置21には、小型の画像出力機
能が設けられており、この機能により、不法侵入者11
3がいた場合に、それが誰であるかを確認可能となるよ
うに構成している。
【0098】ステップS501:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、パソコン1
12からの、不法侵入者113の通報及びそのときの画
像データGDnを受信した後、ネットワーク160を介
して、不法侵入者113の通報及び画像データGDn
を、携帯端末装置121へ送信する。
【0099】ステップS502:住人120は、携帯端
末装置121により、データ記録センタ側130からの
不法侵入者113の通報及び画像データGDnを受信
し、画像データGDnを画面表示することで、不法侵入
者113が、親類であるか友人であるか、或は全く見ず
知らずの人間かを判断する。そして、住人120は、携
帯端末装置121のキー操作を行うことで、「警察への
通報」、或は「パソコン112を用いて訪問者(親類や
友人等)へのメッセージの送付」を選択する。この選択
操作情報は、ネットワーク160を介して、データ記録
センタ側130に対して送信される。
【0100】ステップS503:データ記録センタ側1
30は、サーバコンピュータ131により、携帯端末装
置121から送信されてきた選択操作情報により、住人
120から「警察への通報」を指示されたことを認識す
ると、警察署側150や警備事務所側140へ不法侵入
者113の通報を行なうために、上述したステップS4
21からの処理を実行する。
【0101】ステップS504、ステップS505:デ
ータ記録センタ側130は、サーバコンピュータ131
により、携帯端末装置121から送信されてきた選択操
作情報により、住人120から「パソコン112を用い
て訪問者(親類や友人等)へのメッセージの送付」を指
示されたことを認識すると(ステップS504)、ネッ
トワーク160を介して、パソコン112に対して、住
人120からのメッセージの出力等を指示する(ステッ
プS505)。
【0102】上述のような本実施の形態の構成によれ
ば、住人120は、データ記録センタ側130から不法
侵入者113の通報があった場合、警察署側150や警
備事務所側140への通報の前に、不法侵入者113
が、親類であるか友人であるか、或は全く見ず知らずの
人間かを判断して、その判断に従って、警察署側150
や警備事務所側140への通報を指示することができ
る。また、不法侵入者113が、親類や友人である場
合、パソコン112を通じて、現在外出していること
や、何時ごろ戻るのか等をメッセージとして連絡するこ
ともできる。
【0103】また、本実施の形態において、例えば、住
人120が、携帯端末装置121のキー操作により、デ
ータ記録センタ130側に対して警備機能の解除を任意
に指示できるように構成してもよい。或は、携帯端末装
置121へ画像出力することなく、そのまま警察署側1
50や警備事務所側140への通報を自動的に行なうよ
うに、任意に設定可能とするように構成してもよい。
【0104】尚、本発明の目的は、第1〜第3の実施の
形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアの
プログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読みだして実行することによっても、達
成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体か
ら読み出されたプログラムコード自体が第1〜第3の実
施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することとな
る。プログラムコードを供給するための記憶媒体として
は、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハード
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−RO
M、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等
を用いることができる。また、コンピュータが読みだし
たプログラムコードを実行することにより、第1〜第3
の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプロ
グラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動し
ているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって第1〜第3の実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶
媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュー
タに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続さ
れた機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた
後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡
張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際
の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜
第3の実施の形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、警備対
象となる特定場所(住居等)において、撮影手段(カメ
ラ)により特定場所の撮影を行い、その撮影画像を、パ
ーソナルコンピュータ(パソコン)等の端末装置(情報
処理装置)内へ取り込み、当該端末装置により、撮影画
像の変化が生じたか否かを判断し、撮影画像の変化が生
じた場合、特定場所への不法侵入者があると認識して、
このときの撮影画像又は所定期間の撮影画像(不法侵入
者が存在している状態の撮影画像)を、任意の通信網
(ネットワーク等)を介して、外部のサーバへ送信する
ように構成した。これにより、例えば、不法侵入者が、
当該不法侵入者の撮影が行なわれたカメラや、その撮影
画像が保存されたパソコン等を持ち去ったり、或いは破
損したり、或いは保存データの記録媒体(フロッピーデ
ィスク等)を抜き去ったとしても、当該不法侵入者の撮
影画像は、既に外部のサーバで保持されているので、当
該不法侵入者の撮影画像を安全に且つ確実に残すことが
できる。
【0106】また、外部のサーバが、特定場所の端末装
置からの情報受信をもって、特定場所にかかわる特定ユ
ーザ(住人等)が所持する端末装置(携帯電話装置等)
や、警察機関、或いは警備機関等に対して、特定場所へ
の不法侵入者がある旨を通報するように構成した場合、
例えば、外出している住人は、即座に不法侵入者の存在
を認識することができる。また、不法侵入者の警察等へ
の通報や手配などの、その後の処理に大変有効である。
【0107】また、撮影画像の変化が生じた場合には、
特定場所の端末装置により、不法侵入者に対して警報や
警告を発するように構成した場合、この警報や警告によ
り不法侵入者がそのまま立ち去ることを期待できるた
め、不法侵入者による犯罪を未然に防ぐことができる。
【0108】また、不法侵入者への警報及び/又は警告
を発してから所定時間経過しても、撮影画像の変化が生
じているか否かに基づいて、特定場所にかかわる特定ユ
ーザへの通報の続行や、警察機関或いは警備機関への通
報、或いは不法侵入者の認識の解除、その旨の特定場所
にかかわる特定ユーザへの通知等を行うように構成した
場合、例えば、不法侵入者が警報及び/又は警告により
そのまま直ぐに立ち去った場合、外出中の住人(特定ユ
ーザ)は、現在の住居(特定場所)の状況を把握するこ
とができ、その状況に応じて対応可能である。すなわ
ち、直ぐに不法侵入者が立ち去れば、実害も発生してい
ないので、住人(特定ユーザ)は、そのまま外出を継続
することができる。また、不法侵入者の犯行が継続すれ
ば、即座に警察や警備機関へ、不法侵入者がいる旨を、
その画像情報(撮影画像情報)等と共に送付することが
できるので、警察や警備機関の担当者は、不法侵入者を
発見して拘束すること等が容易且つ迅速に行うことがで
きる。また、警察や警備機関において、送付されてきた
情報(不法侵入者の顔や人相の撮影画像情報)をプリン
ト出力することで、不法侵入者の断定が容易となる。
【0109】また、特定ユーザが、その所持している端
末装置により、サーバから送信されてきた情報に基づい
て、サーバへ指示するように構成した場合、例えば、特
定ユーザは、その所持している携帯電話装置で、データ
保存手段からの撮影画像情報(不法侵入者の撮影画像情
報)を画面表示することで、不法侵入者が誰であるかを
確認することができ、その不法侵入者が知人(合鍵を持
っている親類や友人等)であった場合、警察や警備機関
への通報を解除するができる。このとき、サーバが、特
定ユーザからの指示に基づいて、特定場所に設置された
端末装置へメッセージ情報の出力を行うように構成した
場合、特定ユーザは、特定場所の端末装置を通じて、不
正侵入者と認識された者(特定ユーザの知人等)に対
し、現在外出していることや、何時ごろ戻るのか等を連
絡することができる。さらに、別な用件があれば、それ
をネットワークを介して伝言できる。
【0110】また、特定場所において、撮影手段として
ディジタルカメラ等を用い、端末装置としてパソコン等
を用いることができるため、すなわち現状の一般家庭に
ある設備や備品を用いて、本発明による警備機能を簡単
に構築可能であるので、一般家庭にも容易に導入可能と
なるという経済的な効果も大きい。また、外出する住人
も安心して外出可能となり、外出中、家庭で使用される
ことのないパソコンやカメラ、或いはプリンタ等の周辺
機器も有効に活用可能であるため、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
警備システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記警備システムにおいて、一般家屋側のパー
ソナルコンピュータ(パソコン)、データ記録センタ側
のサーバコンピュータ、警備事務所側のパソコン、警察
署側のパソコン、及び住人が所持している携帯端末装置
のそれぞれが有するコンピュータ機能の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記一般家屋側の部屋の状態の一例を説明する
ための図である。
【図4】上記警備システムの動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】第3の実施の形態において、上記警備システム
の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 警備システム 111 ディジタルカメラ 112 パーソナルコンピュータ 113 不法侵入者 114 プリンタ 120 住人 121 携帯端末装置 130 データ記録センタ側 131 サーバコンピュータ 140 警備事務所側 141 パーソナルコンピュータ 142 プリンタ 143 プリンタ出力物(不法侵入者の画像) 150 警察署側 151 パーソナルコンピュータ 152 プリンタ 153 プリンタ出力物(不法侵入者の画像) 160 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/04 G08B 25/04 E 25/08 25/08 A (72)発明者 下村 まさ子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 朝木 則泰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA01 AA04 CA04 CC02 CD04 CE16 CH01 DA01 DA09 EA01 EA03 EA05 FA00 FA04 FA09 FC13 FE24 FE28 FF03 FF06 GA00 GB01 GD04 GD09 HA18 HA37 5C084 AA02 AA07 AA13 AA18 BB21 CC19 DD11 EE01 EE03 FF02 FF04 FF27 GG02 GG07 GG09 GG13 GG19 GG43 GG52 GG56 GG57 GG68 GG78 HH02 HH17 5C087 AA09 AA22 AA24 AA38 AA44 BB12 BB20 BB46 BB74 BB76 CC52 DD05 DD24 EE14 FF01 FF04 FF10 FF17 FF19 FF23 GG02 GG08 GG18 GG21 GG22 GG24 GG30 GG31 GG37 GG46 GG70

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の通信網を介して、少なくとも外部
    のサーバと通信可能な情報処理装置であって、 撮影手段で得られた特定場所の撮影画像に変化が生じた
    場合、当該特定場所への不法侵入者があるものとして、
    上記撮影手段で得られた変化時点の撮影画像情報及び/
    又は変化時点から任意期間の撮影画像情報を、上記通信
    網を介して上記サーバへ送信する送信手段を備えること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記不法侵入者に対する警報及び/又は
    警告を発する出力手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも、特定場所に設置された端末
    装置、及び当該特定場所にかかわる特定ユーザが所持す
    る端末装置と、任意の通信網を介して通信可能な情報処
    理装置であって、 上記特定場所の撮影画像に変化が生じた場合に上記特定
    場所への不法侵入者があるものとして上記特定場所の端
    末装置から送信されてきた上記特定場所の撮影画像情報
    を受信して保持する保持手段と、 上記保持手段への上記特定場所の撮影画像情報の保持に
    基づいて、上記特定場所への不法侵入者の通報に関する
    情報を、上記特定ユーザが所持する端末装置へ送信する
    送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記送信手段は、上記特定場所への不法
    侵入者の通報に関する情報を、上記通信網を介して警察
    機関及び/又は警備機関へ送信することを特徴とする請
    求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記送信手段は、上記特定ユーザが所持
    する端末装置からの指示に基づいて、上記特定場所への
    不法侵入者の通報に関する情報を、上記通信網を介して
    警察機関及び/又は警備機関へ送信することを特徴とす
    る請求項3記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記送信手段は、上記特定ユーザが所持
    する端末装置から送信されてきた上記特定ユーザのメッ
    セージ情報を、上記特定場所に設置された端末装置へ送
    信することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記特定場所への不法侵入者の通報に関
    する情報は、上記保持手段に保持された上記特定場所の
    撮影画像情報を含むことを特徴とする請求項3記載の情
    報処理装置。
  8. 【請求項8】 上記撮影画像は、少なくとも静止画及び
    動画の何れかを含むことを特徴とする請求項1又は3記
    載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記撮影画像情報は、上記撮影画像に対
    応する音声情報を含むことを特徴とする請求項1又は3
    記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 警備対象となる特定場所に設置された
    機器、当該特定場所にかかわる特定ユーザが所持する機
    器、及び当該特定場所の撮影画像を保持するための機器
    の少なくとも何れかを含む複数の機器が互いに通信可能
    に接続されてなる警備システムであって、 上記複数の機器のうち少なくとも1つの機器は、請求項
    1〜9の何れかに記載の情報処理装置の機能を有するこ
    とを特徴とする警備システム。
  11. 【請求項11】 特定場所への不法侵入者の犯罪を防止
    するための警備方法であって、 上記特定場所へ設置された撮影手段により、上記特定場
    所の撮影画像を取得する撮影ステップと、 上記撮影ステップで得られた撮影画像に変化が生じたか
    を検知する検知ステップと、 上記検知ステップにより上記撮影画像に変化が生じた場
    合、上記特定場所への不法侵入者があるものとして、上
    記撮影ステップにより得られた変化時点の撮影画像情報
    及び/又は変化時点から任意期間の撮影画像情報を、任
    意の通信網を介して、外部のサーバへ送信する送信ステ
    ップを含むことを特徴とする警備方法。
  12. 【請求項12】 上記サーバでの撮影画像情報の保持の
    タイミングに基づいて、上記特定場所への不法侵入者が
    ある旨を、任意の通信網を介して、上記特定場所にかか
    わる特定ユーザへ通報する通報ステップを含むことを特
    徴とする請求項11記載の警備方法。
  13. 【請求項13】 上記通報ステップは、上記特定場所へ
    の不法侵入者がある旨を、任意の通信網を介して、警察
    機関及び/又は警備機関へ通報するステップを含むこと
    を特徴とする請求項12記載の警備方法。
  14. 【請求項14】 上記特定場所への不法侵入者がある旨
    の情報は、上記撮影画像情報を含むことを特徴とする請
    求項12記載の警備方法。
  15. 【請求項15】 特定場所の警備のための警備方法であ
    って、 上記特定場所に設けられたコンピュータが、カメラで得
    られた上記特定場所の撮影画像の変化を読み取り、当該
    撮影画像の変化率が所定値を超えた場合、上記特定場所
    への不法侵入者があると認識して、上記カメラで得られ
    た所定期間の撮影画像情報を、任意の通信網を介して、
    外部のサーバへ送信する第1の送信ステップと、 上記サーバが、上記コンピュータからの上記撮影画像の
    受信をもって、上記特定場所への不法侵入者がある旨を
    示す情報を、任意の通信網を介して、上記特定場所にか
    かわる特定ユーザが所持する携帯端末装置へ送信する第
    2の送信ステップとを含むことを特徴とする警備方法。
  16. 【請求項16】 上記コンピュータが、上記カメラから
    上記不法侵入者に関する撮影画像情報を所定時間分取り
    込んだ後、上記不法侵入者に対して、警報及び/又は警
    告を発する出力ステップを含むことを特徴とする請求項
    15記載の警備方法。
  17. 【請求項17】 上記第1の送信ステップは、上記コン
    ピュータが、上記カメラから上記不法侵入者に関する撮
    影画像情報を所定時間分取り込み、上記不法侵入者に対
    して、警報及び/又は警告を発してから所定時間経過し
    ても、上記撮影画像の変化率が所定値を超えている場
    合、その旨を示す情報を上記サーバへ送信するステップ
    を含み、 上記第2の送信ステップは、上記サーバが、上記特定場
    所への不法侵入者がある旨を示す情報を、任意の通信網
    を介して、警察機関及び/又は警備機関へ送信するステ
    ップを含むことを特徴とする請求項15記載の警備方
    法。
  18. 【請求項18】 上記第2の送信ステップは、上記サー
    バが、上記特定場所への不法侵入者がある旨を示す情報
    として、上記不法侵入者に関する撮影画像情報を、上記
    警察機関及び/又は警備機関へ送信するステップを含む
    ことを特徴とする請求項17記載の警備方法。
  19. 【請求項19】 上記第1の送信ステップは、上記コン
    ピュータが、上記カメラから上記不法侵入者に関する撮
    影画像情報を所定時間分取り込み、上記不法侵入者に対
    して、警報及び/又は警告を発してから所定時間経過し
    ても、上記撮影画像の変化率が所定値を超えている場
    合、その旨を示す情報を上記サーバへ送信するステップ
    を含み、 上記第2の送信ステップは、上記サーバが、上記警報及
    び/又は警告を発してから所定時間経過しても上記撮影
    画像の変化率が所定値を超えているか否かに基づき、上
    記特定ユーザが所持する携帯端末装置に対して、上記特
    定場所への不法侵入者がある旨を示す情報を送信し続け
    る又は中断若しくは停止するステップを含むことを特徴
    とする請求項17記載の警備方法。
  20. 【請求項20】 上記特定ユーザが、上記携帯端末装置
    により、上記特定場所への不法侵入者がある旨を示す情
    報を画面表示することで、当該不法侵入者の画像視認を
    行い、その結果情報を、任意の通信網を介して、上記サ
    ーバへ送信する第3の送信ステップを含むことを特徴と
    する請求項15記載の警備方法。
  21. 【請求項21】 上記第3の送信ステップは、上記特定
    ユーザが、上記画像視認の結果に基づき、上記サーバに
    対して、上記不法侵入者の認識を解除し、上記特定場所
    に設けられたコンピュータを介してメッセージ情報を出
    力する旨を指示するステップを含むことを特徴とする請
    求項20記載の警備方法。
  22. 【請求項22】 上記撮影画像情報は、上記撮影画像に
    対応する音声情報を含むことを特徴とする請求項15記
    載の警備方法。
  23. 【請求項23】 上記撮影画像は、静止画及び動作の少
    なくとも何れかを含むことを特徴とする請求項15記載
    の警備方法。
  24. 【請求項24】 上記カメラで得られた撮影画像を所定
    時間逐次保存し、所定の画像記憶容量が満杯になった場
    合には、保存画像の中で最も古い画像を削除する保存ス
    テップを含むことを特徴とする請求項15記載の警備方
    法。
  25. 【請求項25】 請求項1〜9の何れかに記載の情報処
    理装置の機能、又は請求項10記載の警備システムの機
    能をコンピュータに実現させるためのプログラムを記録
    したコンピュータ読出可能な記憶媒体。
  26. 【請求項26】 請求項11〜24の何れかに記載の警
    備方法の処理ステップをコンピュータに実行させるため
    のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒
    体。
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