JP2002152627A - 携帯型受信装置 - Google Patents

携帯型受信装置

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JP2002152627A
JP2002152627A JP2000344002A JP2000344002A JP2002152627A JP 2002152627 A JP2002152627 A JP 2002152627A JP 2000344002 A JP2000344002 A JP 2000344002A JP 2000344002 A JP2000344002 A JP 2000344002A JP 2002152627 A JP2002152627 A JP 2002152627A
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JP
Japan
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circuit board
upper frame
terminal
receiving device
portable
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JP2000344002A
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English (en)
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Katsuo Matsuyama
克夫 松山
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型の携帯型受信装置を得る。 【解決手段】 開口部を有する上枠と下枠とで構成した
筐体内に少なくとも表示パネルと受信回路を実装する受
信回路基板と2個の電池を収納する電池収納ボックスと
を配置した携帯型受信装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気を光学変換す
る表示パネルを備える表示装置に関するものである。特
に近年、透過型表示パネルや反射型表示パネルが液晶材
を用いて達成され、多くの商品化がなされている。例え
ば携帯ゲーム、モニター、携帯テレビ、携帯電話、PD
A(携帯情報機器)等が市場に広まっている。本願発明
これらの表示装置を有する装置に関するものであり、以
下の説明では特に反射型の液晶表示パネルを用いた液晶
表示装置、すなわちテレビ画像を表示できる小型でかつ
携帯型の液晶表示装置に関して説明する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶テレビは、十分な明るさを確
保するためにバックライト型の液晶パネルを用いてい
た。この装置では、透過型の液晶パネルの背面に光源を
設け、液晶により光源からの光を制御する事によって、
映像等の表示を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のバ
ックライト型液晶表示装置では、液晶パネルの背面、即
ち装置の内部に光源を設ける必要があるため、必然的に
装置が大きくなるという欠点を有していた。さらに光源
を駆動するために消費電力が大きくなり、従って携帯型
とすると通常は4本、あるいは3本の乾電池を必要とす
る。これによって装置における電池ボックスの容積が大
きくなり、さらに装置の小型化が阻止される。
【0004】小型にすると各部から発生するノイズが入
り込み表示装置が誤動作する。また外部からのノイズの
影響を受けやすくなり誤動作する。この場合、誤動作と
は装置の誤動作もさることながら表示画面の表示品質も
劣化させる問題を生じる。以上のことから、従来のバッ
クライト型の液晶表示装置では装置の小型化には限度が
あり、気軽にポケットに入れて携帯できる液晶表示装置
は未だ実現されていない。
【0005】本発明は、従来の表示装置を有する装置に
おける上記の欠点を解決し、小型でしかも映像の表示品
質が高い表示装置を有する装置を提供することを目的と
する。一方、小型化が得られたとしても、逆に信頼性が
落ちる。本願の目的は、さらに信頼性をも向上する事を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、開口部を有する上枠と下枠とで構成した
筐体内に少なくとも反射型カラーパネルである表示パネ
ルと回路基板と2個の電池を収納する電池収納ボックス
とを配置したことを特徴とする携帯型受信装置を提供す
る。
【0007】また、前記2個の電池は前記電池収納ボッ
クス内でプラス端子とマイナス端子を反対にして収納さ
れており前記電池収納ボックス内の端子が配設される対
向する壁の一方の側の壁に回路基板への電源の取り出し
端子である前記プラス端子と前記マイナス端子を配置し
たことを特徴とする。また、前記電源取り出し端子は導
電バネ部材で形成されており前記導電バネ部材の端子と
は反対の一端が回路基板に接続され支持されていること
を特徴とする。
【0008】また、プラス側の前記電源取り出し端子は
導電バネ部材で形成されており前記導電バネ部材の端子
とは反対の一端が回路基板に接続され支持されておりマ
イナス側の前記電源取り出し端子は導電バネ部材で形成
されており前記導電バネ部材の端子とは反対の一端がプ
ラス側の前記導電バネ部材の端子とは反対の一端が受信
回路基板に接続された近傍の回路基板に接続され支持さ
れたことを特徴とする。
【0009】また、開口部を有する上枠と下枠とで構成
した筐体内に少なくとも反射型カラーパネルである表示
パネルと回路基板と2個の電池を収納する電池収納ボッ
クスとを配設し枠体と電池収納ボックスとの間に間隙を
設けて前記電源取り出し端子の配線が前記間隙を通過し
て導電バネ部材の端子とは反対側の一端が回路基板に接
続され支持されていることを特徴とする。
【0010】また、下枠と開口部を有する上枠とで構成
した筐体内に反射型カラーパネルである表示パネルと電
子回路を実装するプリント回路基板とを少なくとも収納
した携帯型受信装置において、前記上枠の開口部周辺に
導電性の化粧部材を配設し枠内部に表示パネルを少なく
ともその表示部を除いてシールド部材で覆った表示装置
を有して二重シールド構成さらに筐体内には2個の電池
を収納する電池収納ボックスとを配設したことを特徴と
する。
【0011】また、前記シールド部材は前記プリント回
路基板の配線と接触するためのシールド部材からプリン
ト基板に向けて凸部を有する結合片を有していることを
特徴とする。また、前記結合片は前記プリント回路基板
側に折れ曲がる爪を有し該爪によって前記プリント回路
基板の配線と接触することを特徴とする。
【0012】また、前記化粧部材と前記シールド部材と
が少なくとも1つの第1の導電部材により接続されてい
ることを特徴とする。また、前記第1の導電部材が導電
性両面テープであることを特徴とする。また、前記化粧
部材と前記プリント回路基板とが少なくとも第2の導電
部材により接続されていることを特徴とする。
【0013】また、前記第2の導電部材が導電性バネで
あることを特徴とする。また、前記シールド部材が前記
上枠の前記開口部の周辺に形成された窪みに配設されて
いることを特徴とする。また、前記シールド部材が前記
上枠の前記開口部の周辺に形成された窪みに両面テープ
で支持され配設されていることを特徴とする。
【0014】また、前記上枠と前記下枠が合わされた空
間に前記上枠側から上シールド部材、表示パネル、下シ
ールド部材、絶縁フィルム、プリント回路基板、受信回
路基板の順で配設されていることを特徴とする。また、
前記上枠と前記下枠が合わされた空間に前記上枠側から
上シールド部材、表示パネル、下シールド部材、絶縁フ
ィルム、プリント回路基板が一体化されていることを特
徴とする。
【0015】また、前記上枠と前記下枠が合わされた空
間に前記上枠側から上シールド部材、表示パネル、下シ
ールド部材、絶縁フィルム、プリント回路基板が一体化
されて前記上枠に支持されておりさらに受信回路基板が
下枠に支持されていることを特徴とする。また、前記化
粧部材がアルミニウム部材により形成されていることを
特徴とする。
【0016】また、前記シールド部材が鉄部材により形
成されていることを特徴とする。上記構成によれば、電
池が2個でよいので装置が大幅に小型化される。また、
電池収納ボックスの一方の側に電源取り出し端子を配設
することができるので、これらの端子をプリント基板に
接続させる場合、基板の一端に両端子を近接して配置す
る事がでる。これにより配線、および半田付け等の作業
が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の1実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明にかかるカ
ラーの反射型液晶表示装置の表面を示す平面図である。
図において1は本液晶表示装置の筐体を構成するABS
プラスチックの上枠であり、図に点線で示す開口部(ウ
インドウ)1a有している。2は上枠1の開口部1a周
辺に、開口部1aの縁を覆うように設けたアルミニウム
の化粧板であり、主に装置の高級感を出すために設けら
れたものであるが、さらにプラスチック等の誘電体で構
成される筐体に蓄積される静電気が液晶表示パネル上で
放電を起こさないように保護する役割も有している。こ
のため、化粧板の材料は、導電性の材料であれば良く、
鉄、銅でも良い。
【0018】3は上枠1の開口部背面に設けられた液晶
パネルブロックであり、表示装置を構成するものであ
る。ここではその上面が化粧板2の開口部から露出し、
液晶の表示部を構成している。4はチャンネル選択用の
ボタンである。なお、化粧板2は上枠1の開口部周辺に
両面テープによって貼り付けられている。図2は、図1
に示す反射型液晶表示装置の裏面を示す平面図である。
図において5は上枠1と同様のプラスチックで構成され
る下枠、6は電池収納部の蓋部材を示す。上枠1と下枠
5は図示していないが、装置の側面において互いに嵌め
込み式に契合し、筐体を構成する。本装置では、できる
だけ装置を小型化するためにスピーカを設けずイヤホン
アンテナを用いているので、装置の側面には、図示して
はいないが、イヤホンアンテナのプラグを挿入するため
のソケットが設けられている。
【0019】図3は上枠1を装置から取り外し下枠側を
見た場合の装置内部を示す平面図であり、図4は上枠1
を内面側から見た平面図である。図3に示すように、筐
体内部には液晶パネルブロック3と電池ボックス7が設
置されている。液晶パネルブロック3の構造の詳細につ
いては図5,6を参照して後述するが、ここではディス
プレイを構成する液晶パネルの上面3aと、この上面の
周辺を被覆するように貼り付けられた上側シールド板3
b、およびこの液晶パネルブロック3を、上枠1に貼り
付けられた化粧板2の背面に電気的接触を有して貼り付
け固定するための導電性両面テープ3cが見えている。
【0020】電池ボックス7内には2個の電池8a、8
bが収納されている。また、この図では明瞭ではない
が、液晶パネルブロック3の背後には、絶縁性フィルム
(PETフィルム)を介して制御回路を実装したプリン
ト回路基板(PCB)9が配置され、液晶パネルブロッ
クとは反対側のPCB9には、液晶表示パネルの制御回
路がシールド板によってシールドされて実装されてい
る。
【0021】図4において、2aは上枠1の開口部1a
を超えて開口部内に張り出した化粧板2の一部である。
また、上枠1の背面(内側)には、PCB9、液晶パネ
ルブロック3等を上枠に固定するためのネジのネジ受け
1d、液晶パネルブロック3を支持するための各種支持
手段1c、1f等が設けられているが、これらについて
は図5から図8を参照して後述する。
【0022】図5は、アルミニウムの化粧板2、上枠
1、液晶パネルブロック3、PCB9の詳細な構造を示
す分解斜視図である。PCB9と液晶パネルブロック3
間には絶縁フィルム16を介在させており、PCB9上
にプリントされた配線、あるいは半田付け端子と液晶パ
ネルブロック3の背面を構成する鉄の下側シールド板3
j(図6参照)との間の電気的な絶縁を図っている。
【0023】図5に示すように、上枠1の上面には化粧
板2を嵌め込ませるための枠状の窪み1bが開口部1a
の周辺に設けられている。化粧板2はこの枠に例えば両
面テープによって貼り付けられる。両者を接着した状態
では化粧板2と上枠1はほぼ同一平面を構成する。液晶
パネルブロック3は、上側シールド板が上枠1の開口部
1aに嵌め込まれる部分3dとこの部分3dとは段差を
なして構成され上枠1の背面上に伸びる段差部分3eと
を有する。ここで、上枠1の開口部1aに上側シールド
板の部分3dが嵌め込まれ、段差部分3eが上枠1の受
け部1gと対向して受けられている。また3fは液晶パ
ネルブロック3の図6に示す下側シールド板3jと一体
に構成された結合片であって、その穴に上枠1の背面に
設けた突起1cを挿入させることによって、液晶パネル
ブロック3を固定し位置を決めさせるためのものであ
る。
【0024】また3gも下側シールド板3jと一体に構
成された結合片であり、PCB9の背面から挿入される
ネジのためのネジ挿入用穴3hとPCB9のグランド端
子9aに接触する爪3iを有している。爪3iは図示す
るように下側に折り曲げられた形状を有し、この装置を
一体に構成した場合、PCB9のグランド端子9aに爪
3iが押し付けられて両者の間で半田付けをすることな
くしっかりした電気接続を取る事ができる。
【0025】なお、液晶パネルブロック3を導電性両面
テープ3cによって化粧板2に貼り付けると共に両者の
間の電気的接触を取る代わりに、図7の説明用断面に示
す如く、コイルバネ10によって化粧板2とPCB9の
バネ用グランド端子9b間の電気的接触を図っても良
い。PCB9、液晶パネルブロック3、上枠1は、PC
B9の背面からネジ挿入用穴9c、3hを介して上枠1
に設けたネジ受け1d(図4)にネジ11を挿入しネジ
止めすることによって、相互に固定される。コイルバネ
10はこのネジ止めによって圧縮されるので、化粧板2
とPCB9のバネ用グランド端子9b間はしっかりと接
続される。なお図4および5において1eは上枠1に設
けたコイルバネを通過させるための穴である。また、コ
イルバネ10と導電性両面テープ3cとは何れか一方を
設ければよい。
【0026】図6は液晶パネルブロックの構造を示すた
めの一部切り欠き断面図である。図示するように、液晶
パネルブロック3はその間に液晶を挟んだ第1、第2の
ガラス板31,32で構成される液晶表示パネルとノイ
ズシールドのための鉄を材料とする上側シールド板3b
と下側シールド板3jで構成されている。上側シールド
板3bは上述したように第1のガラス板31の上に配設
されると共に化粧板2の開口と略同じ大きさの開口部を
有している。下側シールド板3jは、第2のガラス板3
2全体および第1、第2のガラス板の側面を覆って形成
されている。
【0027】液晶表示パネルにおいて、第1のガラス板
31は第2のガラス板32に比べてわずかに大きく形成
され、この部分に液晶表示パネルを駆動するための駆動
回路を有する集積回路(IC)33、フレキシブルプリ
ント回路(FPC)34が配置されている。FPC34
は上側シールド板3bと下側シールド板3jとの間に配
設されており、段差部分3eを経由して液晶パネルブロ
ック3の外に導出され、図5に示すPCB9の背面に回
りこみ、そこに設けられたコネクタを介して液晶表示パ
ネルの制御回路に接続されている。
【0028】また、FPC34は第1のガラス板に貼り
付けられているが、段差部分において上側シ−ルド板3
bによって下向きの力が加わるので、第1のガラス基板
31に接続された接続部に対して剥がれる方向に力が加
わることになり、第1のガラス板よりはがれ易く、この
剥がれを防止するために、下側シールド板3jに突起3
5が設けられている。
【0029】図7は、絶縁フィルム16(図5)を省略
した図であり、上枠1、液晶パネルブロック3、PCB
9をネジ止めした場合の構造を示すための図であって、
図5に示す線B−Bに沿った一部切り欠き断面図であ
る。図示するように、ネジ11はPCB9のネジ挿入用
穴9c(図5参照)、下側シールド板3jのネジ挿入用
穴3h(図5参照)を介して上枠1に設けたネジ穴であ
るネジ受け1d内に挿入され、PCB9、絶縁フィルム
16、液晶パネルブロック3、上枠1を一体にネジ止め
する。この時、PCB9と上枠1内に挿入されたコイル
バネ10が化粧板2とPCB9のグランド端子9bとを
押圧して接続する。また下側シールド板3jに設けた結
合片3gの爪3iがPCB9の第2のグランド端子9a
に押し付けられる。以上によって化粧板2および液晶パ
ネルブロック3はPCB9の各グランド端子に確実に接
続される。
【0030】図8は液晶パネルブロック3の上側シール
ド板3bに導電性両面テープ3cを貼り付けて化粧板2
と液晶パネルブロック3との間の電気的接触を取る場合
の構成を示し、図5のA−A線に沿った一部断面を示
す。図示するように、化粧板2と液晶パネルブロック3
の上側シールド板3bとが導電性両面テープ3cによっ
て電気的に確実に接続される。
【0031】なお、図8には示されていないが、下側シ
ールド板3jの結合片3gに設けた爪3iがPCB9の
グランド端子9aに押圧接触されているので、化粧板
2、上、下側シールド板3b、3j共に、確実にPCB
9のグランド端子に接続される。図8で、1fは上枠1
の背面(内側)に設けたL字型の形状をなすPCB9の
端部をフックする支持片であり、PCB9を支持するた
めのものである。
【0032】図9はPCB9の裏面を示す。この図では
見えていないが、PCB9の裏面には液晶表示パネルの
制御回路が実装され、この回路を被覆して鉄や銅を材料
とするシールド板12が設けられている。図6の液晶表
示パネルにおけるFPC34は本装置が組み立てられた
場合、PCB9の背面に廻り込んで背面に設けられたコ
ネクタ13に接続される。
【0033】図10は、図3に示す状態から、液晶パネ
ルブロック3とPCB9を取り去った場合の装置内部を
示す図面である。図において、14は下枠5の内面上に
配置されたプリント回路基板であり、テレビ放送の受信
回路が配置された受信基板である。15a、15bはチュ
ーニング用、およびボリューム調整用のダイヤル端子で
ある。
【0034】本装置では、反射型液晶パネルを用いてい
るため、バックライトを駆動する必要がない。したがっ
て図10に示す様に、この装置を駆動するために2個の
電池8a、8bのみを必要とする。したがって電池収納ボ
ックス7内の一方の壁7aに電池8a、8bのプラス、マ
イナス端子をバネ圧によって保持しかつ共通に接続する
端子7b、7cが設けられ、壁7aに対向する他方の壁
7dに電池8a、8bのマイナス端子、プラス端子をバ
ネ圧によって保持する、独立の端子7e、7fが設けら
れている。
【0035】図11および図12は、電池収納ボックス
7および電池を支持するための端子部分の構造を拡大し
て示す概略構成図であり、電池収納ボックス7から電池
を取り外した状態を示している。独立の端子7e、7f
はそれぞれ壁7dにおいて止め具7gで保持されるコイ
ル状のバネ部分(電池バネ)と、その一端をボックス7
の外部に引き回した配線部分7h、7iを備えている。
これらの配線部分は、受信基板14の一端において基板
上に設けた端子に半田付けされ、電源回路に導かれてい
る。
【0036】この場合、端子7eの配線部分は電池収納
ボックス7の側面の壁7jに設けた切り欠き7kにより
導かれて、さらに配線部7iの上方であり配線部7iと
十分な間隔を取って配線されて基板14の所定の端子部
分に至り、端子7fの配線部分は壁7dに設けた切り欠
き7mにより導かれて、下枠5の電池ボックス部側壁5
aと壁7dとの隙間の下方(電池蓋側)を配線されて基
板14の所定の端子部分に至るようにされている。これ
によって各配線部分7i、7hはショートする事無く、
基板14の所定の端子に導かれる。
【0037】上記構造の液晶表示装置において、液晶パ
ネル内には液晶駆動回路が実装されており、その駆動回
路としてはコモン側電極を駆動するコモン側駆動回路、
またセグメント側電極を駆動するセグメント側駆動回路
を有している。コモン側駆動回路は比較的高い電圧、即
ち30V程度の電圧でオン、オフ駆動されるので、本装
置の中では多くのノイズを発生する。一方、セグメント
側駆動回路には、例えば、480セグメント電極×15
kHzクロック=7200kHzクロックの周波数のシ
フトクロックで動作する機能を有しているため、受信周
波数に近い高調波ノイズを生じて受信感度に悪影響を及
ぼす。しかしながら本装置では、液晶表示パネルは上下
のシールド板3b、3jによってシールドされ、さらに
アルミニウムの化粧板2によって二重にシールドされて
いるので、前記ノイズの放射が極めて低くなる。また、
アルミニウムと鉄はシールドに対する周波数帯が異なる
ので、このノイズシールドは広い周波数帯で有効であ
る。
【0038】本装置では、バックライトを設けない分、
テレビ信号の受信回路基板を液晶表示パネルの背面のパ
ネルに比較的近い位置に配置する事ができる。この基板
において、特にRF信号の受信ブロックがアンテナ等を
介してノイズを拾い易く、液晶表示パネルの上記ノイズ
が十分にシールドされていないと、受信信号中にノイズ
成分が入り込み、映像および音声の再生品質を低下させ
る。
【0039】ところが本装置では、上記二重シールドに
よって十分にノイズがシールドされるので、液晶表示パ
ネルよりのノイズの悪影響は十分に排除される。また、
プリント回路基板9の背面に設けた制御回路もノイズを
発生するが、このノイズもシールド板12によってシー
ルドされ、受信回路ブロックに悪影響を与える事は無
い。さらに、反対に、受信回路ブロックで発生するノイ
ズも、液晶表示パネルおよび液晶制御回路に悪影響を及
ぼす事は無い携帯型受信装置が得られる。
【0040】また、本装置の外からのノイズを防ぐ事が
できる。上記装置では、反射型の液晶表示パネルを用い
た事で消費電力が大幅に低下し、それによって使用する
電池は2個のみで十分となる。これによって、電池のプ
ラス・マイナス両出力端子を図11、12に示す様に、
電池収納ボックスの一方の壁に配置する事ができる。そ
のため、これらの端子を構成する電池バネを受信回路基
板の一端に集めて、かつ受信回路基板に直接接続する事
ができる。これによって半田付けの作業が簡略化され
る。また受信回路基板の一端にプラス・マイナス端子が
配置されるので、電源回りの配線が簡単となる表示装置
を有する装置、例えば携帯型受信装置が得られる。
【0041】なお、従来の液晶表示装置あるいは携帯型
受信装置では、バックライト型の液晶表示パネルを用い
ていたので電池は少なくとも3本が必要であった。この
場合は、電池ボックスのプラスとマイナスの出力端子が
ボックスの対向する両側の壁に離れて配置される事とな
るので、ジャンパー線等を用いて、端子を基板まで引き
出す必要があった。ところが上記装置では、電池ボック
スの一方の壁から両端子を引き出す事ができるので、上
述したように、基板への半田付けが容易となる、電源回
りの配線が簡単となる等の利点を有する。
【0042】
【発明の効果】以上に示したように、本発明によれば、
十分に小型でかつ表示性能の高い表示装置を有する装置
を得ることができる。また、電池収納ボックスの一方の
側に電源取り出し端子を配設することができるので、こ
れらの端子をプリント基板に接続させる場合、基板の一
端に両端子を近接して配置する事がでる。これにより配
線、および半田付け等の作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかる液晶表示装置の上
面図。
【図2】図1に示す液晶表示装置の背面図。
【図3】図1に示す液晶表示装置の上枠を取った状態の
平面図。
【図4】図1に示す液晶表示装置の上枠を背面から見た
場合の平面図。
【図5】図1に示す液晶表示装置の各部の組み立て構造
を説明するための分解斜視図。
【図6】図1に示す液晶表示装置の一部である液晶パネ
ルブロックの構造を示す一部切り欠き断面図。
【図7】図1に示す液晶表示装置の構造を示す一部切り
欠き断面図。
【図8】図1に示す液晶表示装置の構造を示す一部切り
欠き断面図。
【図9】図1に示す液晶表示装置の液晶表示パネルに取
り付けられたプリント回路基板の背面を示す平面図。
【図10】図1に示す液晶表示装置の受信部の構造を示
す平面図。
【図11】図1に示す液晶表示装置の電池収納ボックス
の構造を説明するための説明用構成図。
【図12】図1に示す液晶表示装置の電池収納ボックス
の構造を説明するための部分的説明用構成図。
【符号の設明】
1…上枠 1a…開口部 2…化粧板 3…液晶パネルブロック 3b…上側シールド板 3c…導電性両面テープ 3d…下側シールド板 3g…結合片 3i…爪 5…下枠 6…蓋 7…電池ボックス 7e、7f…電池バネ 7i、7h…配線部分 8a、8b…電池 9…プリント回路基板 9a…グランド端子 9b…グランド端子 10…コイルバネ 11…ネジ 12…シールド板 14…受信回路基板 16…PETフィルム 31…第1のガラス板 32…第2のガラス板 33…集積回路(IC) 34…FPC 35…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 5/02 H05K 5/02 A Fターム(参考) 2H089 HA40 JA10 QA16 RA10 TA03 TA08 TA17 TA18 2H092 GA46 GA50 GA51 GA56 NA25 NA26 PA06 PA13 4E360 AB05 EA14 FA02 GB04 GB26 GC14 5G435 AA16 AA17 AA18 BB12 BB16 EE02 EE04 EE05 EE36 EE47 GG31 GG42 KK02 LL07 5K023 AA07 BB03 HH07 LL01 LL04 LL06 LL07 MM20 QQ02 QQ03 RR09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有する上枠と下枠とで構成した
    筐体内に少なくとも反射型カラーパネルである表示パネ
    ルと回路基板と2個の電池を収納する電池収納ボックス
    とを配置したことを特徴とする携帯型受信装置。
  2. 【請求項2】 前記2個の電池は前記電池収納ボックス
    内でプラス端子とマイナス端子を反対にして収納されて
    おり前記電池収納ボックス内の端子が配設される対向す
    る壁の一方の側の壁に回路基板への電源の取り出し端子
    である前記プラス端子と前記マイナス端子を配置したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の携帯型受信装置。
  3. 【請求項3】 前記電源取り出し端子は導電バネ部材で
    形成されており前記導電バネ部材の端子とは反対の一端
    が回路基板に接続され支持されていることを特徴とする
    請求項2に記載の携帯型受信装置。
  4. 【請求項4】 プラス側の前記電源取り出し端子は導電
    バネ部材で形成されており前記導電バネ部材の端子とは
    反対の一端が回路基板に接続され支持されておりマイナ
    ス側の前記電源取り出し端子は導電バネ部材で形成され
    ており前記導電バネ部材の端子とは反対の一端がプラス
    側の前記導電バネ部材の端子とは反対の一端が受信回路
    基板に接続された近傍の回路基板に接続され支持された
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯
    型受信装置。
  5. 【請求項5】 開口部を有する上枠と下枠とで構成した
    筐体内に少なくとも反射型カラーパネルである表示パネ
    ルと回路基板と2個の電池を収納する電池収納ボックス
    とを配設し枠体と電池収納ボックスとの間に間隙を設け
    て前記電源取り出し端子の配線が前記間隙を通過して導
    電バネ部材の端子とは反対側の一端が回路基板に接続さ
    れ支持されていることを特徴とする携帯型受信装置。
  6. 【請求項6】 下枠と開口部を有する上枠とで構成した
    筐体内に反射型カラーパネルである表示パネルと電子回
    路を実装するプリント回路基板とを少なくとも収納した
    携帯型受信装置において、前記上枠の開口部周辺に導電
    性の化粧部材を配設し枠内部に表示パネルを少なくとも
    その表示部を除いてシールド部材で覆った表示装置を有
    して二重シールド構成さらに筐体内には2個の電池を収
    納する電池収納ボックスとを配設したことを特徴とする
    携帯型受信装置。
  7. 【請求項7】 前記シールド部材は前記プリント回路基
    板の配線と接触するためのシールド部材からプリント基
    板に向けて凸部を有する結合片を有していることを特徴
    とする請求項6に記載の携帯型受信装置。
  8. 【請求項8】 前記結合片は前記プリント回路基板側に
    折れ曲がる爪を有し該爪によって前記プリント回路基板
    の配線と接触することを特徴とする請求項7に記載の携
    帯型受信装置。
  9. 【請求項9】 前記化粧部材と前記シールド部材とが少
    なくとも1つの第1の導電部材により接続されているこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7または請求項8
    に記載の携帯型受信装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の導電部材が導電性両面テー
    プであることを特徴とする請求項9に記載の携帯型受信
    装置。
  11. 【請求項11】 前記化粧部材と前記プリント回路基板
    とが少なくとも第2の導電部材により接続されているこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7または請求項8
    または請求項9または請求項10に記載の携帯型受信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記第2の導電部材が導電性バネであ
    ることを特徴とする請求項11に記載の携帯型受信装
    置。
  13. 【請求項13】 前記シールド部材が前記上枠の前記開
    口部の周辺に形成された窪みに配設されていることを特
    徴とする請求項6または請求項7または請求項8または
    請求項9または請求項10または請求項11に記載の携
    帯型受信装置。
  14. 【請求項14】 前記シールド部材が前記上枠の前記開
    口部の周辺に形成された窪みに両面テープで支持され配
    設されていることを特徴とする請求項13に記載の携帯
    型受信装置。
  15. 【請求項15】 前記上枠と前記下枠が合わされた空間
    に前記上枠側から上シールド部材、表示パネル、下シー
    ルド部材、絶縁フィルム、プリント回路基板、受信回路
    基板の順で配設されていることを特徴とする請求項6ま
    たは請求項7または請求項8または請求項9または請求
    項10または請求項11または請求項12または請求項
    13または請求項14に記載の携帯型受信装置。
  16. 【請求項16】 前記上枠と前記下枠が合わされた空間
    に前記上枠側から上シールド部材、表示パネル、下シー
    ルド部材、絶縁フィルム、プリント回路基板が一体化さ
    れていることを特徴とする請求項6または請求項7また
    は請求項8または請求項9または請求項10または請求
    項11または請求項12または請求項13または請求項
    14または請求項15に記載の携帯型受信装置。
  17. 【請求項17】 前記上枠と前記下枠が合わされた空間
    に前記上枠側から上シールド部材、表示パネル、下シー
    ルド部材、絶縁フィルム、プリント回路基板が一体化さ
    れて前記上枠に支持されておりさらに受信回路基板が下
    枠に支持されていることを特徴とする請求項6または請
    求項7または請求項8または請求項9または請求項10
    または請求項11または請求項12または請求項13ま
    たは請求項14または請求項15に記載の携帯型受信装
    置。
  18. 【請求項18】 前記化粧部材がアルミニウム部材によ
    り形成されていることを特徴とする請求項6または請求
    項7または請求項8または請求項9または請求項10ま
    たは請求項11または請求項12または請求項13また
    は請求項14または請求項15または請求項16または
    請求項17に記載の携帯型受信装置。
  19. 【請求項19】 前記シールド部材が鉄部材により形成
    されていることを特徴とする請求項6または請求項7ま
    たは請求項8または請求項9または請求項10または請
    求項11または請求項12または請求項13または請求
    項14または請求項15または請求項16または請求項
    17に記載の携帯型受信装置。
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