JP2002151945A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JP2002151945A
JP2002151945A JP2000341878A JP2000341878A JP2002151945A JP 2002151945 A JP2002151945 A JP 2002151945A JP 2000341878 A JP2000341878 A JP 2000341878A JP 2000341878 A JP2000341878 A JP 2000341878A JP 2002151945 A JP2002151945 A JP 2002151945A
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JP
Japan
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layer
antenna element
feeding
slot
antenna
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JP2000341878A
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English (en)
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Shigeo Kawasaki
繁男 川▲崎▼
Hideki Urabe
秀樹 浦邊
Kazuhisa Iwasaki
和久 岩崎
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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  • Waveguide Aerials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信用のアンテナにおいて、アンテナ全体
の面積を変えることなく、利得及び実効開口面積を増や
せるようにする。 【解決手段】 多層基板の第1層1に複数のパッチアン
テナ素子4をパターン形成し、第2層2の接地面に複数
のスロットアンテナ素子6をパッチアンテナ素子4と重
ならないように形成する。そして、第3層のマイクロス
トリップ線路7からスロットアンテナ素子6に給電し、
パッチアンテナ素子4の給電はスロットアンテナ素子6
と同じかあるいは別系統で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波の送受信機
に使用されるアンテナ、特に小型移動体通信機に適した
平面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は基板上に形成した従来のパッチア
ンテナを示す図である。これは、パッチアンテナアレイ
として形成されたもので、基板101の表面に方形のパ
ッチアンテナ素子102が複数個形成されており、基板
101の裏面は接地面(グランド(GND)面)となっ
ている。
【0003】上記のパッチアンテナアレイは、平面上に
方形あるいは円形のパッチアンテナ素子102を規則的
に並べたもので、給電は同じ面から行うか、あるいは反
対側の裏面から行うようになっている。
【0004】図4は従来のスロットアンテナアレイを示
す図であり、(a)は基板101の表面側、(b)は裏
面側をそれぞれ示している。基板101の表面は接地面
(放射面)となっており、この面に複数のスロットアン
テナ素子103が形成されている。基板101の裏面は
給電面となっており、この面にスロットアンテナ素子1
03の給電用のストリップ線路104が形成されてい
る。
【0005】上記のスロットアンテナアレイは、平面上
にスロットアンテナ素子103を規則的に並べたもの
で、給電は反対面のストリップ線路104から行うよう
になっている。
【0006】また、図5は多層基板に形成した従来のマ
イクロストリップアンテナを示す図であり、(a)は第
1層111、(b)は第2層112、(c)は第3層1
13を示している。1層目の各パッチアンテナ素子11
4は給電ピン115が設けられ、2層目の接地面(GN
D面)の対応する部分にも給電ピン116が設けられて
いる。そして、3層目の裏面に設けられたマイクロスト
リップ線路117から各給電ピン115,116を通し
て1層目の表面の各パッチアンテナ素子114に給電が
行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の平面アンテナにおいては、方形あるいは円形パ
ッチアンテナ素子でアンテナアレイを実現するために
は、ある特定の距離を置いてアンテナ素子を規則的に並
べるが、アンテナアレイの利得や実効開口面積は方形あ
るいは円形アンテナ素子の数を増やす必要があり、アン
テナ全体の大きさが大きくなってしまう。
【0008】また、スロットアンテナ素子でアンテナア
レイを実現するためには、ある特定の距離を置いてアン
テナ素子を規則的に並べるが、アンテナアレイの利得や
実効開口面積はスロットアンテナ素子の個数によって決
定され、これらを増やすためにはアンテナ素子の数を増
やす必要があり、同様にアンテナ全体の大きさが大きく
なってしまう。
【0009】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、アンテナ全体の面積を変えることな
く、利得及び実効開口面積を増やすことができる平面ア
ンテナを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る平面アンテ
ナは、次のように構成したものである。
【0011】(1)多層基板の異なる層にそれぞれ種類
の相違するアンテナ素子を設けた。
【0012】(2)上記(1)において、多層基板の第
1層目にパッチアンテナ素子を形成し、第2層目を接地
面としかつスロットアンテナ素子を形成した。
【0013】(3)上記(2)において、スロットアン
テナ素子を第1層目のパッチアンテナ素子と層方向で重
ならないように配置した。
【0014】(4)上記(2)または(3)において、
パッチアンテナ素子の給電を第1層目のマイクロストリ
ップ線路から行うようにした。
【0015】(5)上記(2)または(3)において、
パッチアンテナ素子の給電を第3層目からピン給電で行
うようにした。
【0016】(6)上記(2)ないし(5)何れかにお
いて、スロットアンテナ素子の給電を第3層目のマイク
ロストリップ線路から行うようにした。
【0017】(7)上記(2)または(3)において、
パッチアンテナ素子の給電とスロットアンテナ素子の給
電を同一線路から行うようにした。
【0018】(8)上記(2)ないし(6)何れかにお
いて、パッチアンテナ素子の給電とスロットアンテナ素
子の給電を分けて行うようにした。
【0019】(9)上記(8)において、パッチアンテ
ナ素子とスロットアンテナ素子の何れか一方を送信用、
もう一方を受信用とした。
【0020】(10)上記(7)において、パッチアン
テナ素子の給電を第3層目からピン給電により行うとと
もに、同第3層目のスロットアンテナ素子の給電も同じ
ピン給電により行うようにした。
【0021】(11)上記(2)ないし(10)何れか
において、スロットアンテナ素子を複数個に分けて互い
に並列方向に配置した。
【0022】(12)上記(2)ないし(10)何れか
において、スロットアンテナ素子を複数個に分けて何れ
かを互いに垂直方向に配置した。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例の構成を示
す図である。本実施例の平面アンテナは、多層基板(こ
こでは3層プリント基板)の異なる層にそれぞれ種類の
相違するアンテナ素子(ここではパッチアンテナ素子と
スロットアンテナ素子)を設けたものである。
【0024】図1において、1,2,3はそれぞれ3層
基板の第1層,第2層,第3層、4は第1層1にパター
ン形成した複数のパッチアンテナ素子、5はこのパッチ
アンテナ素子4の給電点、6は第2層2の接地面(GN
D面)に形成した複数のスロットアンテナ素子で、互い
に平行方向に配置され、かつ第1層1のパッチアンテナ
層4とは層方向で重ならないように配置されている。7
はスロットアンテナ素子6の給電用のマイクロストリッ
プ線路で、第3層3に設けられている。8はそのスロッ
トアンテナ素子6の給電点である。
【0025】本実施例では、多層基板を使用して、2種
類のアンテナ、つまりパッチアンテナとスロットアンテ
ナを共存させている。図の例では、第1層目にパッチア
ンテナ素子4を配置し、第2層目は接地面としている。
そして、第2層目の接地面にスロットアンテナ素子6を
第1層目のパッチアンテナ素子4の隙間となるように配
置している。したがって、アンテナ全体の面積を変える
ことなく、2つのアンテナアレイの共存を実現すること
ができる。
【0026】ここで、上記パッチアンテナ素子4の給電
は、図示していないが第1層目のマイクロストリップ線
路で行うか、あるいはピン給電により第3層目から行う
ようにする。また、スロットアンテナ素子6の給電は、
図示のように第3層目のマイクロストリップ線路7から
行うようにする。
【0027】また、パッチアンテナ素子4の給電とスロ
ットアンテナ素子6の給電は分けても同一線路から行う
ようにしても良いが、パッチアンテナとスロットアンテ
ナの給電を分けることにより、2つのアンテナを共存さ
せることができるとともに、何れか一方を送信用、もう
一方を受信用とすることができる。
【0028】また、パッチアンテナとスロットアンテナ
の給電線を接続することにより、利得と実効開口面積が
2倍となる。
【0029】このように、パッチアンテナとスロットア
ンテナを組み合わせることにより、アンテナ全体の面積
を変えることなく、利得及び実効開口面積を増やすこと
ができる。また、パッチアンテナとスロットアンテナの
給電を別とすることにより、アンテナ全体の面積を変え
ることなく、送受信アンテナを分けることが可能とな
る。
【0030】図2は本発明の他の実施例の構成を示す図
である。同図中、図1と同一符号は同一構成要素を示し
ているので重複する説明は省略するが、本実施例では複
数のスロットアンテナ素子6の何れかを互いに垂直方向
に配置しており、その配置位置に合わせて第3層目のマ
イクロストリップ線路7の形状を変えている。
【0031】図1の実施例では、スロットアンテナ素子
6を並列に配置することにより垂直・水平偏波に対応さ
せているが、図2の本実施例では、スロットアンテナ素
子6を直角に配置することにより円偏波に対応させてい
る。
【0032】なお、本発明は、VICS、ETCなど高
周波を使用した受信、送信回路のアンテナ、衛生を使用
した送受信機のアンテナ、小型移動体通信機(携帯電
話、PHS、トランシーバー)等のアンテナに適用可能
である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナ全体の面積を変えることなく、利得及び実効開
口面積を増やすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の構成を示す図
【図2】 本発明の他の実施例の構成を示す図
【図3】 従来のパッチアンテナアレイを示す図
【図4】 従来のスロットアンテナアレイを示す図
【図5】 従来の多層基板にアンテナを形成した例を示
す図
【図6】 図5の多層基板の断面構造を示す図
【符号の説明】
1 第1層 2 第2層 3 第3層 4 パッチアンテナ素子 5 給電点 6 スロットアンテナ素子 7 マイクロストリップ線路 8 給電点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 21/30 H01Q 21/30 (72)発明者 岩崎 和久 東京都目黒区中目黒2丁目9番13号 スタ ンレー電気株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA09 AB05 AB06 CA06 GA08 HA05 HA07 HA10 JA07 5J045 AA05 AB05 DA06 DA10 EA07 FA02 MA07 NA01 5J046 AA04 AB13 QA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層基板の異なる層にそれぞれ種類の相
    違するアンテナ素子を設けて成ることを特徴とする平面
    アンテナ。
  2. 【請求項2】 多層基板の第1層目にパッチアンテナ素
    子を形成し、第2層目を接地面としかつスロットアンテ
    ナ素子を形成したことを特徴とする請求項1記載の平面
    アンテナ。
  3. 【請求項3】 スロットアンテナ素子を第1層目のパッ
    チアンテナ素子と層方向で重ならないように配置したこ
    とを特徴とする請求項2記載の平面アンテナ。
  4. 【請求項4】 パッチアンテナ素子の給電を第1層目の
    マイクロストリップ線路から行うことを特徴とする請求
    項2または3記載の平面アンテナ。
  5. 【請求項5】 パッチアンテナ素子の給電を第3層目か
    らピン給電で行うことを特徴とする請求項2または3記
    載の平面アンテナ。
  6. 【請求項6】 スロットアンテナ素子の給電を第3層目
    のマイクロストリップ線路から行うことを特徴とする請
    求項2ないし5何れか記載の平面アンテナ。
  7. 【請求項7】 パッチアンテナ素子の給電とスロットア
    ンテナ素子の給電を同一線路から行うことを特徴とする
    請求項2または3記載の平面アンテナ。
  8. 【請求項8】 パッチアンテナ素子の給電とスロットア
    ンテナ素子の給電を分けて行うことを特徴とする請求項
    2ないし6何れか記載の平面アンテナ。
  9. 【請求項9】 パッチアンテナ素子とスロットアンテナ
    素子の何れか一方を送信用、もう一方を受信用としたこ
    とを特徴とする請求項8記載の平面アンテナ。
  10. 【請求項10】 パッチアンテナ素子の給電を第3層目
    からピン給電により行うとともに、同第3層目のスロッ
    トアンテナ素子の給電も同じピン給電により行うことを
    特徴とする請求項7記載の平面アンテナ。
  11. 【請求項11】 スロットアンテナ素子を複数個に分け
    て互いに並列方向に配置したことを特徴とする請求項2
    ないし10何れか記載の平面アンテナ。
  12. 【請求項12】 スロットアンテナ素子を複数個に分け
    て何れかを互いに垂直方向に配置したことを特徴とする
    請求項2ないし10何れか記載の平面アンテナ。
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