JP2002150938A - プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法およびその製造装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法およびその製造装置

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JP2002150938A
JP2002150938A JP2001265541A JP2001265541A JP2002150938A JP 2002150938 A JP2002150938 A JP 2002150938A JP 2001265541 A JP2001265541 A JP 2001265541A JP 2001265541 A JP2001265541 A JP 2001265541A JP 2002150938 A JP2002150938 A JP 2002150938A
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panel
sealing
plasma display
display panel
glass tube
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JP2001265541A
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English (en)
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Masafumi Okawa
政文 大河
Hiroyuki Kado
博行 加道
Yoshiki Sasaki
良樹 佐々木
Kazuya Hasegawa
和也 長谷川
Yoshio Watanabe
由雄 渡辺
Yasuhisa Ishikura
靖久 石倉
Eiichiro Nonaka
英一郎 野中
Utaro Miyagawa
宇太郎 宮川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 青色劣化がなく、放電安定性の高いプラズマ
ディスプレイパネルを提供する。 【解決手段】 封着中に、排気装置4に接続された第1
のガラス管5を通して、パネル内のガスを排気すること
により、第2のガラス管8から乾燥ガスを導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字または画像表
示用のカラーテレビジョン受像機やディスプレイ等に使
用するガス放電発光を利用したプラズマディスプレイパ
ネル(PDP)およびその製造方法および製造装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】以下では、従来のプラズマディスプレイ
パネルについて図面を参照しながら説明する。
【0003】図13は交流型(AC型)のプラズマディ
スプレイパネルの概略を示す断面図である。図13にお
いて、41は前面ガラス基板であり、この前面ガラス基
板41上に表示電極42が形成されている。さらに、表
示電極42は、誘電体ガラス層43及び酸化マグネシウ
ム(MgO)誘電体保護層44により覆われている。
【0004】また、45は背面ガラス基板であり、この
背面ガラス基板45上には、アドレス電極46および隔
壁47、各蛍光体層50、51、52が設けられてお
り、49が放電ガスを封入する放電空間となっている。
前記蛍光体層はカラー表示のために、赤50、緑51、
青52の3色の蛍光体層が順に配置されている。上記の
各蛍光体層50、51、52は、放電によって発生する
波長の短い真空紫外線(波長147nm)により励起発
光する。
【0005】各蛍光体層50、51、52を構成する蛍
光体としては、一般的に以下の材料が用いられている。
【0006】 「青色蛍光体」:BaMgAl1017:Eu 「緑色蛍光体」:Zn2SiO4:MnまたはBaAl12
19:Mn 「赤色蛍光体」:Y23:Euまたは(YxGd1-x)B
3:Eu 各色蛍光体は以下のようにして作製できる。
【0007】青色蛍光体(BaMgAl1017:Eu)
は、まず炭酸バリウム(BaCO3)、炭酸マグネシウ
ム(MgCO3)、酸化アルミニウム(Al23)をB
a、Mg、Alの原子比が1対1対10になるように配
合する。次に、この混合物に対して所定量の酸化ユーロ
ピウム(Eu23)を添加する。
【0008】そして、適量のフラックス(AlF2、B
aCl2)と共にボールミルで混合し、1400℃〜1
650℃で所定時間(例えば、0.5時間)、還元雰囲
気(H 2、N2中)で焼成して得る。
【0009】赤色蛍光体(Y23:Eu)は、原料とし
て水酸化イットリウムY2(OH)3と硼酸(H3BO3
をY、Bの原子比が1対1になるように配合する。次
に、この混合物に対して所定量の酸化ユーロピウム(E
23)を添加し、適量のフラックスと共にボールミル
で混合し、空気中1200℃〜1450℃で所定時間
(例えば、1時間)焼成して得る。
【0010】緑色蛍光体(Zn2SiO4:Mn)は、原
料として酸化亜鉛(ZnO)、酸化珪素(SiO2)を
Zn、Siの原子比が2対1になるように配合する。次
に、この混合物に所定量の酸化マンガン(Mn23)を
添加し、ボールミルで混合後、空気中1200℃〜13
50℃で所定時間(例えば、0.5時間)焼成して得
る。
【0011】上記製法で作製された蛍光体粒子を粉砕後
ふるい分けすることにより、所定の粒径分布を有する蛍
光体材料を得る。
【0012】以下、従来のPDPの製造方法について説
明する。
【0013】背面ガラス基板上に、銀からなるアドレス
電極を形成し、その上に誘電体ガラスからなる可視光反
射層と、ガラス製の隔壁を所定のピッチで作成する。
【0014】これらの隔壁に挟まれた各空間内に、赤色
蛍光体、緑色蛍光体、青色蛍光体を含む各色蛍光体ペー
ストをそれぞれ配設することによって蛍光体層を形成
し、形成後500℃程度で蛍光体層を焼成し、ペースト
内の樹脂成分等を除去する(蛍光体焼成工程)。
【0015】蛍光体焼成後、背面板の周囲に前面板との
封着用シール材として低融点ガラスペーストを塗布し、
低融点ガラスペースト内の樹脂成分等を除去するために
350℃程度で仮焼する(低融点ガラスペースト仮焼工
程)。
【0016】その後、表示電極、誘電体ガラス層および
保護層を順次形成した前面板と、前記背面板を隔壁を介
して表示電極とアドレス電極が直交するよう対向配置
し、450℃程度で焼成し、低融点ガラスによって、周
囲を密封する(封着工程)。
【0017】その後、350℃程度まで加熱しながらパ
ネル内を排気し(排気工程)、終了後に放電ガスを所定
の圧力だけ導入する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマディス
プレイパネルの製造方法においては、前記のように基板
加熱を要する工程がいくつか存在する。
【0019】しかし、これらの加熱工程において、使用
している蛍光体が熱劣化するという問題があり、特に封
着工程において、青色蛍光体の劣化が大きかった。これ
は青色蛍光体として使用しているBaMgAl1017
Euが封着工程で熱劣化し、発光強度低下および発光色
度の劣化を起こす原因となっていると考えられている。
【0020】また、排気工程までにパネル内部に残留す
るH2OやCO2などの不純物ガスが、排気工程で十分に
排気できない場合に、放電特性を劣化させるという問題
があった。
【0021】これを解決するために、封着時にパネル内
部に乾燥ガスを導入し、青色劣化を抑える封着方法(特
願平11−168995号)ならびに排気工程までにパ
ネル内部に残留する不純物ガスを低減する封着排気方法
が考えられている(特願平4−33837号)。
【0022】しかし、これらの方法ではパネル内部にガ
スを導入するために、封着中にパネル内圧が上昇し、前
面板と背面板間に浮きができ、隣接セル間でクロストー
クが発生するといった問題が生じやすく、これを抑える
ために差動排気等の複雑な操作が必要であった。
【0023】そこで本願発明は、このような問題に鑑
み、比較的容易な方法で安定して、パネルの製造工程に
必要な封着工程を通しても、蛍光体の熱劣化がほとんど
発生せず、また、排気工程までの工程で不純物ガスを低
減させることにより、比較的高い発光効率で動作し、色
温度が高く、かつ色再現性の良好なプラズマディスプレ
イパネルを提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプラズマディスプレイパネルの製造方法
は、前面板と背面板を張り合わせ、所定の温度まで加熱
し、封着用シール材により、前記前面板と前記背面板を
封着する封着工程を有するプラズマディスプレイパネル
の製造方法であって、封着前に、前記前面板あるいは背
面板に両端が開放された第1および第2のガラス管を設
け、前記第1のガラス管を排気装置に接続し、パネル内
部を排気しながら、所定の温度まで加熱し、封着用シー
ル材により前記前面板と背面板を封着することを特徴と
する。
【0025】前記構成において、前面板と背面板を封着
用シール材の軟化点以上まで加熱した後に、パネル内部
の排気を開始することが好ましい。
【0026】また、第2のガラス管近傍の雰囲気を乾燥
ガス雰囲気とすることが好ましい。
【0027】また、本発明の請求項10に示されるプラ
ズマディスプレイパネルの製造装置は、前面板と背面板
を張り合わせ、所定の温度まで加熱し、前記前面板と前
記背面板を封着するプラズマディスプレイパネルの製造
装置であって、前記前面板あるいは背面板に設けられた
第1のガラス管を排気装置に接続する手段を有し、前記
前面板あるいは背面板に設けられた第2のガラス管近傍
に、乾燥ガスを導入する手段を有することを特徴とす
る。
【0028】また、本発明の請求項13に示されるプラ
ズマディスプレイパネルの製造装置は、前面板と背面板
を張り合わせ、所定の温度まで加熱し、前記前面板と前
記背面板を封着する封着ステップを行うプラズマディス
プレイパネルの製造装置であって、排気装置および第1
のガラス管を排気装置に接続する手段と、前記前面板あ
るいは背面板に設けられた第2のガラス管近傍に前記乾
燥ガスを導入する手段を搭載した走行カートが複数連な
り、連続に並んだ加熱炉内を通過することによって前記
封着ステップを行うことを特徴とする。
【0029】また、本発明の請求項15に示されるプラ
ズマディスプレイパネルの製造方法によれば、前記封着
ステップに続いて、第2のガラス管を封止した後に、封
着された両基板を室温より高い排気温度に保ちながら第
1のガラス管を通して両基板間の内部空間の気体を排気
する排気ステップを備えることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るプラズマディスプレイパネルの製造方法について説明
する。図2は、本発明の実施の形態における交流面放電
型プラズマディスプレイパネルの概略を示す断面図であ
る。図2では、セルが1つだけ示されているが、赤、
緑、青の各色を発光するセルが多数配列されてPDPが
構成されている。
【0031】このPDPは、前面ガラス基板41上に表
示電極42と誘電体ガラス層43、誘電体保護層(Mg
O)44が配された前面板と、背面ガラス基板45上に
アドレス電極46、可視光反射層53、隔壁47および
蛍光体層48が配された背面板とを張り合わせ、前面板
と背面板間に形成される放電空間内に放電ガスが封入さ
れた構成となっている。
【0032】蛍光体層を構成する蛍光体材料の組成とし
ては、一般的にPDPの蛍光体層に使用されているもの
を用いることができる。その具体例としては、 「青色蛍光体」:BaMgAl1017:Eu 「緑色蛍光体」:Zn2SiO4:Mn 「赤色蛍光体」:(Yx、Gd1-x)BO3:Eu を挙げることができる。
【0033】(実施の形態1)以下、封着時に比較的容
易にパネル浮きが発生せず、各部材(特にMgO)から
放出される水蒸気を含む不純物ガスの影響を除くための
本実施の形態1における封着工程について説明する。
【0034】封着前の前面板1および背面板2を張り合
わせたパネルおよび装置構成を図1に示す。前面板1と
背面板2の間には、封着用シール材3が設けられ、背面
板2には排気装置4に接続された第1のガラス管5、お
よび乾燥ガス導入装置6に接続された乾燥ガス導入口7
が近傍に設けられた第2のガラス管8が形成されてい
る。第1および第2のガラス管も封着用シール材3が設
けられ、板バネ(不図示)で固定されている。なお、本
実施の形態では封着用シール材として低融点ガラスを用
いた。
【0035】このパネルを加熱炉9により、低融点ガラ
スの軟化点温度以上まで加熱することにより封着した。
【0036】この封着工程において、昇温時に封着用シ
ール材である低融点ガラスの軟化点以上の温度まで加熱
させてから、第1のガラス管5を通して、パネル内の排
気を開始し、それによって第2のガラス管8を通して乾
燥ガスをパネル内に導入した。この工程で、前面板1と
背面板2から放出されるガスが、パネル外部の第2のガ
ラス管8近傍の雰囲気と置換される。この結果、従来の
封着工程のように狭い放電空間に水蒸気が閉じこめられ
ることがなく、封着中の青色蛍光体の劣化を抑えること
が可能となり、残留不純物ガスを低減することができ
る。また、この工程で、前面板と背面板間に浮きが生じ
ず、完成パネルでは隣接セル間でクロストークの発生が
なかった。
【0037】乾燥ガスの水蒸気分圧としては、水蒸気分
圧が低いほど青色蛍光体の劣化が押さえられるが、従来
の封着工程と比較すると1.33kPa(10Tor
r)付近から顕著な効果が現れた。
【0038】また、PDPで多く用いられているBaM
gAl1017:Eu、Zn2SiO4:Mnや(Yx、G
1-x)BO3:Eu等の酸化物系の蛍光体は、無酸素の
雰囲気中で加熱すると多少酸素欠陥が形成され発光効率
が低下する場合がある。
【0039】したがって、本封着過程で用いる乾燥ガス
は、少なくとも酸素が含まれていることが望ましい。
【0040】また、排気開始温度は、封着ピーク温度か
ら開始すればさらに、封着不良を完全に抑えることがで
きるが、逆に排気量を絞って、温度によって排気量を調
整すれば、フリット軟化点以下の温度から排気を開始し
ても、問題はなかった。
【0041】また、加熱炉が、炉内全体の雰囲気を制御
できる構成であれば、乾燥ガス導入口を第2のガラス管
近傍に設けなくても同様の効果が得られる。
【0042】(実施の形態2)次に、本発明のプラズマ
ディスプレイパネルの製造方法を連続的に処理すること
が可能となる本発明の製造装置について説明する。
【0043】図3に本発明の実施の形態2に係る連続カ
ート式装置の概略図を示す。本装置は、1ゾーンごとに
温度制御が可能である炉11が複数個、連続的に連なっ
てなるトンネル状の連続炉10からなる。各ゾーンの温
度を所望の温度プロファイルを構成するような値に固定
し、パネルを搭載した走行カート12が連続炉10の中
を通過することによって、各パネルが所定の温度プロフ
ァイルで処理される。連続炉10を通過した走行カート
12は循環ゾーン14bにてカート復路13に移動す
る。走行カート12は連続炉10と並設されてあるカー
ト復路13を通り、途中で処理済みパネルを降ろし、ま
た、処理前パネルを積載した後、循環ゾーン14aから
再度、連続炉に投入されることにより、連続処理を行
う。
【0044】次に、図4に示される走行カート12およ
び連続炉10の断面図を用いて、その構成について詳細
に説明する。連続炉10は、ヒーター17によって加熱
された熱風を循環ファン18により炉内循環することで
炉内を加熱する構成を有する。トンネル状の炉内をパネ
ルを積載した走行カート12が通過する。カート上部に
設置されたマガジン25上には前面板1および背面板2
からなるパネル21が多段に積載されてある。それぞれ
のパネル21に配置された第1のガラス管5がシールヘ
ッド19に接続され、カート下段で炉外にある排気装置
4に接続されている。また、第2のガラス管8近傍には
乾燥ガス導入口7が配置されており、カート下段で炉外
にある乾燥ガス導入装置6に接続されている。
【0045】本装置構成によって、前面板1あるいは背
面板2に形成された封着用シール材である低融点ガラス
の軟化点温度以上まで加熱することにより封着した。
【0046】この封着工程において、昇温時に封着用シ
ール材である低融点ガラスの軟化点以上の温度まで加熱
させてから、バルブ24を開いて乾燥ガス導入装置6か
ら乾燥ガス導入口7に乾燥ガスを導入し、第2のガラス
管8近傍を乾燥ガス雰囲気とする。その後、バルブ23
を開いて排気装置4をシールヘッド19に接続し、第1
のガラス管5を通して、パネル21内の排気を開始す
る。シールヘッド19部では第1のガラス管5はNBR
ゴム等のOリング(不指示)等でチャックされており、
気密が保持されている。また、Oリングのゴムを冷却す
る目的で水冷用の管が接続されている。それによって第
2のガラス管8を通して乾燥ガスをパネル内に導入し
た。この工程で、前面板1と背面板2から放出されるガ
スが、パネル外部の第2のガラス管8近傍の雰囲気と置
換される。この結果、先に述べた本発明の製造方法を連
続処理可能な炉で実現することが可能となり、バッチ処
理に比べてパネルの処理枚数を格段に増加することがで
きる。
【0047】また、図5に示されるようなガラス管封止
手段26a、例えばコイル状に巻いた導電線に外部から
電流を流すことによって発熱させる電熱ヒーターのよう
な治具を用いれば、自動で第1のガラス管5を封止する
ことが可能となる。また、次工程である真空排気・ベー
キング工程においては、パネル内部と真空排気装置を接
続するために第2のガラス管8を使用することができ
る。
【0048】また、図6に示されるように、走行カート
12がガラス管封止手段26bを有するならば、ガラス
管封止手段26bによって第2のガラス管8を自動で封
止し、図7に示されるような温度プロファイルを用いて
パネル加熱を行うことによって、パネル封着からパネル
内真空排気まで一貫のプロセスを実現することができ
る。
【0049】封着用シール材の軟化点以上の温度になっ
た後、バルブ24を開いて乾燥ガス導入装置6から乾燥
ガス導入口7に乾燥ガスを導入し、第2のガラス管8近
傍を乾燥ガス雰囲気とする。その後、バルブ28、32
を閉じた状態でバルブ23を開き、排気装置4をシール
ヘッド19に接続し、第1のガラス管5を通して、パネ
ル21内の排気を開始する。それによって第2のガラス
管8を通して乾燥ガスをパネル内に導入した。この工程
で、前面板1と背面板2から放出されるガスが、パネル
21外部の第2のガラス管8近傍の雰囲気と置換され
る。その後、封着温度を所定の期間保持し、封着用シー
ル材の軟化点以下の温度までパネルを冷却した後、バル
ブ23を閉じてパネル21内の排気を停止し、ガラス管
封止手段26bによって第2のガラス管8を封止する。
パネルを室温まで冷却することなく、バルブ32を開い
て真空排気装置33に接続し、パネル21内を10-5
a程度の高真空に排気してパネル排気温度を所定期間保
持する。排気温度保持期間が完了した後、室温までパネ
ル21を冷却する。その後、バルブ32を閉じ、バルブ
28を開いて放電ガス供給装置27よりパネル21内に
所定の圧力まで放電ガスを封入し、第1のガラス管5を
封止する。このようにすれば本発明の製造方法を適用
し、かつ連続して真空排気・放電ガス封入という一貫し
たプロセスを提供することが可能となる。
【0050】また、図7に示されるプロファイルを実現
するためには、図3に示される連続炉10を適用すれば
よい。
【0051】また、図8に示されるように、第1のガラ
ス管5にガラス管封止手段26aが配置されているなら
ば、パネル21内へ放電ガス封入後、自動で第1のガラ
ス管5を封止することが可能となる。
【0052】(実施の形態3)次に、図9を用いて、本
発明の製造方法をより高い信頼性で実現し、安定した製
造を可能とする製造装置について説明する。先に述べて
きたように、図8に示される走行カートを適用した本発
明では、パネル21は封着用シール材の軟化点温度以上
でバルブ23を開き、第1のガラス管5、シールヘッド
19を通じて排気装置4に接続される。この際、パネル
21内からは前面板1、背面板2の両基板から放出され
る不純物ガスが排気装置4によってパネル21外へと排
出される。この不純物ガスは高温時の炉内では配管等に
吸着することなく排出されるが、カート下段の炉外では
配管が室温であるために配管の内壁等に再吸着して、配
管内が汚染されてしまうおそれがある。この配管内壁に
再吸着した不純物ガスは真空排気工程終了後、バルブ3
2を閉じ、バルブ28を開いて放電ガス供給装置27か
らパネル内に放電ガスを封入する際に、再度パネル21
内へと戻ってしまい、パネル内の不純物ガスとなってし
まう。この配管内壁に吸着した不純物ガスを除去するた
めには、配管内を真空または不活性ガスを流しながら、
炉外の配管を100〜300℃程度の温度でベーキング
しなければならない。
【0053】この課題を解決するために、図9に示され
る走行カートは炉内においてシールヘッド19に接続さ
れる排気用配管30とガス導入用配管31の2系統を有
する。封着用シール材の軟化点以上の温度になった後、
バルブ24を開いて乾燥ガス導入装置6から乾燥ガス導
入口7に乾燥ガスを導入し、第2のガラス管8近傍を乾
燥ガス雰囲気とする。次に、バルブ23を開き、第1の
ガラス管5、シールヘッド19から排気用配管30を通
じて排気装置4に接続される。パネル21内から放出さ
れる不純物ガスは排気装置4により排出される。その
後、封着温度を所定の期間保持し、封着用シール材の軟
化点以下の温度までパネルを冷却した後、バルブ23を
閉じてパネル21内の排気を停止し、ガラス管封止手段
26bによって第2のガラス管8を封止する。パネルを
室温まで冷却することなく、バルブ32を開いて真空排
気装置33に接続し、パネル21内を10-5Pa程度の
高真空に排気してパネル排気温度を所定期間保持する。
排気温度保持期間が完了した後、室温までパネル21を
冷却する。バルブ32を閉じ、バルブ28を開いて放電
ガスを封入する際にはガス導入用配管31を通じてパネ
ル21内へと放電ガスが封入されるため、パネル内に不
純物ガスが混入することが無く、またガス導入用配管3
1がパネル21内から放出される不純物ガスによって汚
染されることがない。
【0054】また、図10に示されるようなプロファイ
ルを用いて、封着用シール材の軟化点以下においてパネ
ル内に乾燥ガスを導入する場合においても、本発明を適
用することにより、同様の効果を得ることが可能とな
る。図11に示されるように、まず、バルブ23、2
4、28、32を閉じた状態で、バルブ29を開き、乾
燥ガス導入装置6から前面板1と背面板2の間の空間に
乾燥ガスを導入する。その後、封着用シール材の軟化点
温度付近で、バルブ29を閉じてパネル21内への乾燥
ガス導入を停止する。封着用シール材の軟化点温度以上
でパネル21の気密シールが完了した後、バルブ24を
開いて乾燥ガス導入装置6から乾燥ガス導入口7に乾燥
ガスを導入し、第2のガラス管8近傍を乾燥ガス雰囲気
とする。その後、バルブ23を開き、第1のガラス管
5、シールヘッド19を通じて排気装置4に接続され
る。この際、パネル21内からは前面板1、背面板2の
両基板から放出される不純物ガスが排気装置4によって
パネル21外へと排出される。パネル21内から放出さ
れた不純物ガスは排気用配管30を通り、装置外へと放
出される。その後、所定の期間、封着温度を保持し、封
着用シール材の軟化点温度以下まで冷却した後、バルブ
23を閉じてパネル21内の排気を停止し、ガラス管封
止手段26bによって第2のガラス管8を封止する。次
に、バルブ32を開いて真空排気装置33に接続し、パ
ネル21内を10-5Pa程度の高真空に排気し、パネル
排気温度を所定期間保持する。排気温度保持期間が完了
した後、室温までパネル21を冷却する。その後、バル
ブ32を閉じ、バルブ28を開いて放電ガス供給装置2
7よりパネル21内に所定の圧力まで放電ガスを封入
し、第1のガラス管5を封止する。
【0055】このようにして、排気用配管30とガス導
入用配管31が炉外において別系統になっていることに
より、パネル21内から放出される不純物ガスによって
配管内壁が汚染されることがないため、パネル21内へ
の乾燥ガス導入および放電ガス封入の際に不純物ガスが
混入することがなく、安定して信頼性の高い生産を行う
ことが可能となる。
【0056】さらに、PDPの駆動時には、図12に示
すように、PDPに各ドライバ及びパネル駆動回路10
0を接続して、点灯させようとするセルの走査電極10
1aとアドレス電極102間に印加してアドレス放電を
行った後に、表示電極101a、101b間にパルス電
圧を印加して維持放電を行う。そして、当該セルで放電
に伴って紫外線を発光し、蛍光体層で可視光に変換す
る。このようにして、セルが点灯することによって、画
像が表示される。
【0057】
【実施例】本発明の効果を検証するために、前記実施の
形態に基づいてPDPを作製し、従来のPDPと比較し
た。パネルは42"(インチ)サイズである。以下に、
本発明の具体例を説明する。
【0058】(実施例1)本実施例のパネルは、シール
材として軟化点390℃のガラスフリットを使用し、4
00℃から排気を開始し、排気しながら450℃まで加
熱し封着を行った。
【0059】排気量は3×10-43/min(300
sccm)とした。また、乾燥ガス導入口からは、5×
10-33/min(5000sccm)の流量で炉内
に乾燥ガスを導入した。
【0060】なお、乾燥ガスとしては乾燥空気を用い
た。
【0061】比較例に係わるPDPは、従来の封着工程
通り、パネル内から排気することなく封着したパネルで
ある。
【0062】前記各PDPにおいて、封着工程はピーク
温度450℃を10分保持する温度プロファイルとし
た。また、パネル構成も同じ構成とし、蛍光体膜厚は3
0μm、放電ガスはNe(95%)−Xe(5%)を6
6.5kPa(500Torr)で封入した。
【0063】パネルを点灯させて評価した発光特性とし
ては、青色のみを点灯させたときの発光強度(輝度を色
度座標yで割った値)、色度座標y、発光スペクトルの
ピーク波長及び青色、赤色、緑色のすべてを同一電力条
件で点灯した時の白色表示の色温度(色温度補正なし)
を測定した。
【0064】パネル比較の結果、本実施例のパネルでは
青色発光強度が比較例に比べ30%増加し、青色色度座
標yも、0.06まで低減した(比較例は0.09)。
それに伴い、白色色温度も11000Kまで向上した
(比較例は5800K)。さらに、封着時にパネル内不
純物が排除され、パネル内の放電特性の向上や均一性が
向上した。
【0065】また、実施例では示さなかったが、封着用
装置内に流す乾燥空気の水蒸気分圧に関しては、水蒸気
分圧が下がるに従って発光特性が向上した。
【0066】なお、以上の実施例においては、面放電型
のPDPを例示したが、対向放電型のPDPなど、封着
するための熱工程が必要なPDPすべてに適用すること
ができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、比較的
容易に安定したプロセスで、従来封着工程で発生した蛍
光体の発光特性劣化を抑えることが可能となり、その結
果、発光強度および発光効率が高く、色再現域の広いプ
ラズマディスプレイパネルが実現できる。
【0068】また、本発明の製造装置によれば連続的な
処理が可能となり、リードタイムの短縮およびエネルギ
ー効率の向上を図ることができ、生産性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る封着前の前面板と背
面板を張り合わせたパネルおよび装置構成を示す図
【図2】本発明の実施形態に係る交流面放電型プラズマ
ディスプレイパネルの概略断面図
【図3】本発明の実施形態2に係る連続カート式装置を
示す概略図
【図4】本発明の実施形態2に係る走行カートを示す概
略図(その1)
【図5】本発明の実施形態2に係る走行カートを示す概
略図(その2)
【図6】本発明の実施形態2に係る走行カートを示す概
略図(その3)
【図7】本発明の実施形態2に係る封着・排気工程を示
した図
【図8】本発明の実施形態2に係る走行カートを示す概
略図(その4)
【図9】本発明の実施形態3に係る走行カートを示す概
略図
【図10】本発明の別の実施形態に係る封着・排気工程
を示した図
【図11】本発明の別の実施形態に係る走行カートを示
す概略図
【図12】本発明の実施形態のPDPに駆動回路を接続
したPDP表示装置を示す図
【図13】従来の交流面放電型プラズマディスプレイパ
ネルの概略断面図
【符号の説明】
1 前面板 2 背面板 3 封着用シール材 4 排気装置 5 第1のガラス管 6 乾燥ガス導入装置 7 乾燥ガス導入口 8 第2のガラス管 9 加熱炉 10 連続炉 11 炉(1ゾーン) 12 走行カート 13 カート復路 14a,14b 循環ゾーン 15 レール 16 炉体 17 ヒーター 18 循環ファン 19 シールヘッド 20 炉壁 21 パネル 22 クリップ 23,24,28,29,32 バルブ 25 マガジン 26a,26b ガラス管封止手段 27 放電ガス供給装置 30 排気用配管 31 ガス導入用配管 33 真空排気装置 41 前面ガラス基板 42 表示電極 43 誘電体ガラス層 44 MgO誘電体保護層 45 背面ガラス基板 46 アドレス電極 47 隔壁 48 蛍光体層 49 放電空間 50 赤色蛍光体層 51 緑色蛍光体層 52 青色蛍光体層 53 可視光反射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 良樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長谷川 和也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡辺 由雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 石倉 靖久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野中 英一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮川 宇太郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C012 AA09 BC03 BC04

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面板と背面板を張り合わせ、所定の温
    度まで加熱し、封着用シール材により、前記前面板と前
    記背面板を封着する封着工程を有するプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法であって、 封着前に、前記前面板あるいは背面板に両端が開放され
    た第1および第2のガラス管を設け、前記第1のガラス
    管を排気装置に接続し、パネル内部を排気しながら、所
    定の温度まで加熱し、封着用シール材により前記前面板
    と背面板を封着することを特徴とするプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前面板と背面板を封着用シール材の軟化
    点以上まで加熱した後に、パネル内部の排気を開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレ
    イパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前面板と背面板を封着ピーク温度まで加
    熱した時に、パネル内部の排気を開始することを特徴と
    する請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記前面板あるいは背面板に設けられた
    第1および第2のガラス管が、封着用シール材により、
    前記前面板と背面板の封着時に同時に接着されることを
    特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの製造方法。
  5. 【請求項5】 第1および第2のガラス管が固定治具に
    より前記前面板あるいは背面板に固定され、封着用シー
    ル材により、前記前面板と背面板の封着時に同時に接着
    されることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
  6. 【請求項6】 第2のガラス管近傍の雰囲気を乾燥ガス
    雰囲気とすることを特徴とする請求項1に記載のプラズ
    マディスプレイパネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 乾燥ガスが、少なくとも酸素を含んでい
    ることを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプ
    レイパネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 乾燥ガスが、乾燥空気からなることを特
    徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 乾燥ガスの水蒸気分圧が1.33kPa
    (10Torr)以下であることを特徴とする請求項6
    から8のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 前面板と背面板を張り合わせ、所定の
    温度まで加熱し、前記前面板と前記背面板を封着するプ
    ラズマディスプレイパネルの製造装置であって、 前記前面板あるいは背面板に設けられた第1のガラス管
    を排気装置に接続する手段を有し、前記前面板あるいは
    背面板に設けられた第2のガラス管近傍に、乾燥ガスを
    導入する手段を有することを特徴とするプラズマディス
    プレイパネルの製造装置。
  11. 【請求項11】 一対の平行に配されたプレートの間
    に、電極および複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒
    体が封入されたプラズマディスプレイパネルであって、
    請求項1から9のいずれかに記載の製造方法で製造した
    ことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  12. 【請求項12】 プラズマディスプレイパネルと前記プ
    ラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路とを備え
    たプラズマディスプレイパネル表示装置であって、 前記プラズマディスプレイパネルが請求項11に記載の
    プラズマディスプレイパネルであることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル表示装置。
  13. 【請求項13】 前記排気装置および前記第1のガラス
    管を排気装置に接続する手段と前記乾燥ガスを導入する
    手段を有した走行カートおよび前記走行カートが複数連
    なって加熱炉内を通過することからなることを特徴とす
    る請求項10に記載のプラズマディスプレイパネルの製
    造装置。
  14. 【請求項14】 前記走行カートが排気装置および前記
    第1のガラス管を排気装置に接続する手段と前記乾燥ガ
    スを導入する手段を有しており、前記第1のガラス管を
    封止する封止手段を有することを特徴とする請求項13
    に記載のプラズマディスプレイパネルの製造装置。
  15. 【請求項15】 前面板と背面板を張り合わせ、所定の
    温度まで加熱し、前記前面板と前記背面板を封着する封
    着ステップを有するプラズマディスプレイパネルの製造
    方法であって、 前記封着ステップが、封着前に前記前面板あるいは背面
    板に両端が開放された第1および第2のガラス管を設
    け、前記第1のガラス管を排気装置に接続し、パネル内
    部を排気しながら、所定の温度まで加熱し、封着用シー
    ル材により前記前面板と背面板を封着することにより行
    われ、 前記封着ステップに続いて、前記第2のガラス管を封止
    した後に、封着された両基板を室温より高い排気温度に
    保ちながら前記第1のガラス管を通して両基板間の内部
    空間の気体を排気する排気ステップを備えることを特徴
    とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記封着ステップにおいて、第2のガ
    ラス管近傍の雰囲気を乾燥ガス雰囲気とすることを特徴
    とする請求項15に記載のプラズマディスプレイパネル
    の製造方法。
  17. 【請求項17】 乾燥ガスが、少なくとも酸素を含んで
    いることを特徴とする請求項16に記載のプラズマディ
    スプレイパネルの製造方法。
  18. 【請求項18】 乾燥ガスが、乾燥空気からなることを
    特徴とする請求項17に記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの製造方法。
  19. 【請求項19】 乾燥ガスの水蒸気分圧が133Pa
    (1Torr)以下であることを特徴とする請求項16
    から18のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの製造方法。
  20. 【請求項20】 前面板と背面板を張り合わせ、所定の
    温度まで加熱し、前記前面板と前記背面板を封着するプ
    ラズマディスプレイパネルの製造装置であって、 前記前面板あるいは背面板に設けられた第1のガラス管
    を排気装置に接続する手段を有し、前記前面板あるいは
    背面板に設けられた第2のガラス管近傍に、乾燥ガスを
    導入する手段と前記第2のガラス管を封止する封止手段
    を有することを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の製造装置。
  21. 【請求項21】 前記排気装置および前記第1のガラス
    管を排気装置に接続する手段と前記乾燥ガスを導入する
    手段と前記第2のガラス管を封止する封止手段を有した
    走行カートおよび前記走行カートが複数連なって加熱炉
    内を通過することからなることを特徴とする請求項20
    に記載のプラズマディスプレイパネルの製造装置。
  22. 【請求項22】 前記走行カートが排気装置および前記
    第1のガラス管を排気装置に接続する手段と前記乾燥ガ
    スを導入する手段と前記第2のガラス管を封止する封止
    手段を有しており、かつ前記第1のガラス管を通して放
    電ガスを供給する放電ガス供給装置を有し、第1のガラ
    ス管を封止する封止手段を有することを特徴とする請求
    項21に記載のプラズマディスプレイパネルの製造装
    置。
  23. 【請求項23】 前面板と背面板を張り合わせ、所定の
    温度まで加熱し、前記前面板と前記背面板を封着するプ
    ラズマディスプレイパネルの製造装置であって、 前記前面板あるいは背面板に設けられた第1のガラス管
    を排気装置に接続する配管を有し、かつ前記第1のガラ
    ス管と乾燥ガス導入装置とを接続する別の配管を有し、
    前記前面板あるいは背面板に設けられた第2のガラス管
    近傍に、乾燥ガスを導入する手段を有することを特徴と
    するプラズマディスプレイパネルの製造装置。
  24. 【請求項24】 一対の平行に配されたプレートの間
    に、電極および複数色の蛍光体層とが配設され、ガス媒
    体が封入されたプラズマディスプレイパネルであって、
    請求項15から19のいずれかに記載の製造方法で製造
    したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  25. 【請求項25】 プラズマディスプレイパネルと前記プ
    ラズマディスプレイパネルを駆動する駆動回路とを備え
    たプラズマディスプレイパネル表示装置であって、 前記プラズマディスプレイパネルが請求項24に記載の
    プラズマディスプレイパネルであることを特徴とするプ
    ラズマディスプレイパネル表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006318855A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの製造方法および製造装置
JP2009016228A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Hitachi Ltd プラズマディスプレイパネルおよびその製造装置
US8113899B2 (en) 2008-07-18 2012-02-14 Panasonic Corporation Method for producing plasma display panel

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