JP2002150083A - 部品発注量決定システム及び部品発注量決定方法 - Google Patents

部品発注量決定システム及び部品発注量決定方法

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JP2002150083A
JP2002150083A JP2000337702A JP2000337702A JP2002150083A JP 2002150083 A JP2002150083 A JP 2002150083A JP 2000337702 A JP2000337702 A JP 2000337702A JP 2000337702 A JP2000337702 A JP 2000337702A JP 2002150083 A JP2002150083 A JP 2002150083A
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JP2000337702A
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Mutsuro Kobori
睦郎 小堀
Masao Nakajima
正雄 中島
Norio Muroi
則夫 室井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計画的に部品の発注を行うことができる部品
発注量決定システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係る部品発注量決定システム
は、製品の総生産計画を入力する総生産計画入力部21
と、部品の在庫数を入力する在庫数入力部22と、部品
を抽出することができる使用済製品の回収台数を予測す
る回収台数予測部31と、回収台数予測部31によって
予測された使用済製品の回収台数に基づいて、使用済製
品から抽出することができるリサイクル部品の数を算出
し、算出されたリサイクル部品の数と在庫数入力部22
によって入力された部品の在庫数と総生産計画入力部2
1によって入力された総生産計画とに基づいて、部品の
発注量を決定する部品発注量決定部34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品を構成する部
品の発注量を決定する部品発注量決定システム及び部品
発注量決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、使用済みの製品(以下、「使
用済製品」という)を回収し、回収された使用済製品か
ら抽出される部品(以下、「リサイクル部品」という)
を再利用して、次世代の新しい製品を生産するリサイク
ルが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品を生産
するための部品は、発注してから納品されるまでに所定
の期間(例えば、3ヶ月程度)を要する。このため、一
部の製品の生産をリサイクル部品によって行う場合に
は、総生産計画に見合った台数の製品を生産するため
に、どの程度の量の部品を発注すれば良いか決定するこ
とが困難であった。すなわち、リサイクル部品の回収を
あてにして部品の発注量を少なくした場合に、使用済製
品の回収台数が少ないと、リサイクル部品不足によって
製品の総生産計画を達成できないこととなってしまう。
逆に、部品の発注量を生産計画台数と同水準にすると、
多くのリサイクル部品が回収された場合に、部品在庫数
が積みあがってしまうこととなる。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決し、計画
的に部品の発注を行うことができる部品発注量決定シス
テム、及び部品発注量決定方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る部品発注量
決定システムは、製品を構成する部品の発注量を決定す
る部品発注量決定システムであって、製品の総生産計画
を入力する総生産計画入力部と、部品の在庫数を入力す
る在庫数入力部と、部品を抽出することができる使用済
製品の回収台数を予測する回収台数予測部と、回収台数
予測部によって予測された使用済製品の回収台数に基づ
いて、使用済製品から抽出することができるリサイクル
部品の数を算出し、算出されたリサイクル部品の数と在
庫数入力部によって入力された部品の在庫数と総生産計
画入力部によって入力された総生産計画とに基づいて、
部品の発注量を決定する部品発注量決定部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0006】このように使用済製品の回収台数を予測す
る回収台数予測部を有し、使用済製品の回収台数を予測
するので、回収された使用済製品から抽出されるリサイ
クル部品の数を予測することができる。これにより、総
生産計画入力部によって入力された総生産計画と、在庫
数入力部によって入力された現在の部品在庫数と、回収
された使用済製品から抽出されるリサイクル部品数とに
基づいて、必要な部品の発注量を決定することができ
る。
【0007】また、上記部品発注量決定システムは、回
収台数予測部によって予測された使用済製品の回収台数
と、在庫数入力部によって入力された部品の在庫数とに
基づいて、将来におけるリサイクル部品の予測在庫数を
算出する予測在庫数算出部と、予測在庫数算出部によっ
て算出されたリサイクル部品の予測在庫数に基づいて、
リサイクル部品によって製品を生産する台数をリサイク
ル生産計画として決定するリサイクル生産計画決定部と
をさらに備え、部品発注量決定部は、総生産計画入力部
によって入力された総生産計画とリサイクル生産計画と
に基づいて、部品の発注量を決定することを特徴として
も良い。
【0008】このように使用済製品の予測回収台数と現
在庫数とに基づいて部品の将来の在庫数を予測する予測
在庫数算出部を有しているので、リサイクル生産計画決
定部は、予測在庫数に基づいてリサイクル部品による製
品の生産計画を決定することができる。
【0009】また、上記部品発注量決定システムにおい
て、部品発注量決定部は、リサイクル生産計画決定部に
よって決定されたリサイクル生産台数に所定の安全率を
乗じて算出した台数と、総生産計画による製品の総生産
台数とに基づいて、部品の発注量を決定することを特徴
としても良い。
【0010】このようにリサイクル生産計画決定部によ
って決定されたリサイクル生産台数に安全率を乗じるこ
とによって、回収台数予測部によって予測された使用済
台数の回収台数と実際の回収台数との間にずれが生じた
場合にも対応することができる。また、回収された使用
済製品から抽出される部品をすべてリサイクル部品とし
て再利用できるとは限らず、再利用率も使用済製品ごと
に異なる場合があるが、このような部品の再利用率の変
動にも対応することができる。なお、安全率は、回収す
る使用済製品に基づいて決定することが好ましい。
【0011】また、上記部品発注量決定システムは、使
用済製品の回収台数を入力する回収台数入力部をさらに
備え、予測在庫数算出部は、さらに回収台数入力部によ
って入力された回収台数に基づいて予測在庫数を算出す
ることを特徴としても良い。
【0012】このように使用済製品の回収台数の実績を
入力する回収台数入力部を有しているので、回収台数予
測部によって予測された回収予測台数を実際の回収台数
によって修正することができる。そして、予測在庫数算
出部は、回収台数入力部によって入力された回収台数に
さらに基づいて、予測在庫数を算出するのでより正確な
予測在庫数を算出することができる。
【0013】また、上記部品発注量決定システムは、所
望のリサイクル生産計画を入力するリサイクル生産計画
入力部をさらに備え、リサイクル生産計画決定部は、リ
サイクル生産計画入力部によって入力された所望のリサ
イクル生産計画と予測在庫数算出部によって算出された
部品の予測在庫数とに基づいて、リサイクル生産計画を
決定することを特徴としても良い。
【0014】このように所望のリサイクル生産計画を入
力するリサイクル生産計画入力部を有しているので、リ
サイクル生産の計画が部品在庫数以外の要因によって変
更となった場合にも、変更後のリサイクル生産計画を入
力することによって自動的に新たなリサイクル生産計画
決定部は、新たなリサイクル生産計画を決定することが
できる。
【0015】また、上記部品発注量決定システムにおい
て、予測在庫数算出部は、さらに使用済製品を解体して
リサイクル部品を抽出するために要する解体リードタイ
ムに基づいて予測在庫数を算出することを特徴としても
良い。
【0016】このように解体リードタイムを勘案して予
測在庫数を算出することにより、部品の抽出や整備に時
間がかかる部品についても、部品在庫数を予測すること
ができる。
【0017】本発明に係る部品発注量決定方法は、製品
を構成する部品の発注量を決定する部品発注量決定方法
であって、製品の総生産計画を入力する総生産計画入力
ステップと、部品の在庫数を入力する在庫数入力ステッ
プと、部品を抽出することができる使用済製品の回収台
数を予測する回収台数予測ステップと、回収台数予測ス
テップにおいて予測された使用済製品の回収台数に基づ
いて、使用済製品から抽出することができるリサイクル
部品の数を算出し、算出されたリサイクル部品の数と在
庫数入力ステップにおいて入力された部品の在庫数と総
生産計画入力ステップにおいて入力された総生産計画と
に基づいて、部品の発注量を決定する部品発注量決定ス
テップとを備えることを特徴とする。
【0018】このように使用済製品の回収台数を予測す
る回収台数予測ステップを有し、使用済製品の回収台数
を予測するので、回収された使用済製品から抽出される
リサイクル部品の数を予測することができる。これによ
り、総生産計画入力ステップにおいて入力された総生産
計画と、在庫数ステップにおいて入力された現在の部品
在庫数と、回収された使用済製品から抽出されるリサイ
クル部品数とに基づいて、必要な部品の発注量を決定す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係る部
品発注量決定システムの好適な実施形態について詳細に
説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同
一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0020】図1は、本発明の実施形態に係る部品発注
量決定システム10の構成を示す図である。部品発注量
決定システム10は、部品の発注量を決定するために必
要な情報を入力するための入力部20と、入力部20に
よって入力された情報を処理して部品発注量を決定する
処理部30と、処理部30によって処理されて決定され
た部品発注量を出力する部品発注量出力部40とを有し
ている。
【0021】入力部20は、製品の総生産計画を入力す
る総生産計画入力部21と、リサイクル部品による製品
の生産計画を入力するリサイクル生産計画入力部22
と、現在の部品の在庫数を入力する現在庫数入力部23
と、使用済製品の回収台数の実績を入力する回収台数入
力部24とを有している。
【0022】処理部30は、使用済製品の回収台数を予
測する回収台数予測部31と、回収台数予測部31によ
って予測された使用済製品の回収予測台数及び現在庫数
入力部23によって入力された現在の部品在庫数等に基
づいて、将来の部品の予測在庫数を算出する予測在庫数
算出部32と、予測在庫数に基づいてリサイクル生産計
画を決定するリサイクル生産計画決定部33と、リサイ
クル生産計画と総生産計画とに基づいて部品の発注量を
決定する部品発注量決定部34とを有している。
【0023】次に、部品発注量決定システム10を構成
する各要素について順番に説明する。
【0024】総生産計画入力部21は、製品の総生産計
画を入力させる機能を有する。例えば、製品の1ヶ月ご
との生産台数を販売計画等に基づいて決定して入力す
る。図2に生産計画の具体的な例を示す。図2に示す例
によれば、1月は1000台、2月は2500台、・・
・の製品を生産する計画が総生産計画として入力され
る。ここで「総生産計画」とは、製品の総生産台数をコ
ントロールするための計画である。「総生産台数」は、
発注された部品によって生産される製品の台数と、リサ
イクル部品によって生産される製品の台数とを合計した
台数である。
【0025】リサイクル生産計画入力部22は、リサイ
クル部品による製品の生産計画を入力させる機能を有す
る。リサイクル生産計画入力部22は、さまざまな要因
によってリサイクル生産計画が変更になった場合に、変
更されたリサイクル生産計画を入力することで、リサイ
クル生産計画を修正するためのものである。
【0026】現在庫数入力部23は、現在の部品の在庫
数を入力させる機能を有する。ここで、部品の在庫数
は、製品を生産できる台数によって表現されている。す
なわち、12月の時点における800台という部品在庫
数は、在庫として存在する部品によって製品を800台
生産することができる量であることを示している。以
下、n台の製品を製造できる部品の在庫数を「n台」と
表現する。
【0027】回収台数入力部24は、使用済製品の回収
台数の実績を入力させる機能を有する。
【0028】回収台数予測部31は、市場から回収され
る使用済製品の台数を予測する機能を有する。回収台数
を予測する方法としては、例えば、同タイプの製品の回
収実績に基づいて、製品の市場投入からの経過期間と製
品回収率との関係式をあらかじめ算出しておき、算出さ
れた関係式に回収対象の製品をあてはめることによっ
て、使用済製品の回収台数を予測することができる。
【0029】予測在庫数算出部32は、使用済製品の予
測回収台数と、現在の在庫数とに基づいて部品の将来の
予測在庫数を算出する機能を有する。また、後に説明す
るリサイクル生産計画決定部33によって決定されたリ
サイクル生産計画に基づいてリサイクル生産が行われる
と仮定して、さらに将来の予測在庫数を算出する機能を
有する。具体的には、現在の在庫数に予測回収台数を加
えると共に製品の生産に再利用する部品数(リサイクル
生産計画決定部33によって算出される)を減算して、
部品の予測在庫数を算出する。ここで、回収された使用
済製品と部品の在庫数との関係について説明する。回収
された使用済製品から抽出されるすべての部品がリサイ
クル部品として再利用できるとは限らない。従って、回
収された使用済製品の台数に所定の再利用率を乗じるこ
とによって、抽出されるリサイクル部品数を求めること
ができる。なお、以下の説明においては、使用済製品か
ら抽出された部品はすべてリサイクル部品として利用で
きるものとする(再利用率=1)。従って、使用済製品
として回収された製品の台数は、そのまま部品の在庫数
となる。また、予測在庫数算出部32は、回収台数入力
部24によって入力された回収台数の実績に基づいて部
品の予測在庫数を修正することができる。すなわち、使
用済製品の回収台数の実績値が明らかになった場合に、
回収台数の実績値を用いて予測在庫数を算出することに
より、より正確な予測在庫数を算出することができる。
【0030】リサイクル生産計画決定部33は、予測在
庫数算出部32によって算出された予測在庫数に基づい
て、リサイクル部品による製品の生産計画を決定する機
能を有する。ここでは、部品の発注から納品までに要す
る発注リードタイムの間、予測される在庫数の部品によ
って、製品のリサイクル生産を充足できるようにリサイ
クル計画を立てるものとする。また、リサイクル生産計
画決定部33は、リサイクル生産計画入力部22によっ
て入力されたリサイクル生産計画に基づいて、リサイク
ル計画を決定(修正)する機能を有する。これは、一旦
リサイクル生産計画を立てた場合であっても、リサイク
ル生産を行う設備や、稼動日数等との関係でリサイクル
生産計画の変更を強いられる場合があるので、そのよう
な変更に対応するためである。
【0031】部品発注量決定部34は、総生産計画入力
部21によって入力された総生産計画とリサイクル生産
計画とに基づいて、部品の発注量を算出する機能を有す
る。詳細については後述の動作フローにおいて説明する
が、部品発注量決定部34による部品発注量の決定方法
を概説する。部品の発注から納品までにはある程度の時
間を要するので、部品の発注量は製品の将来の生産量に
よって決まることになる。従って、発注リードタイム後
の時点における製品の総生産計画台数からリサイクル部
品を利用した製品のリサイクル生産計画台数を減じ、新
たな部品による製品の生産量を求めることによって、部
品の発注量が決定される。
【0032】部品発注量出力部40は、部品発注量決定
部34によって決定された発注量を出力する機能を有す
る。具体的には、部品発注量出力部40には、モニタや
プリンタ、あるいは部品発注量をデータとして出力する
FDドライブ等が相当する。
【0033】次に、本実施形態に係る部品発注量決定シ
ステム10の動作について説明し、併せて本発明の実施
形態に係る部品発注量決定方法について説明する。図3
は、本実施形態に係る部品発注量決定システム10の動
作を示すフローチャートである。なお、図2は、製品の
総生産計画、部品在庫数、使用済製品の回収予測台数の
具体的な例を示す図である。
【0034】まず、部品発注量を決定するために必要な
情報を入力する。入力の順序は、決まっていないので、
製品の総生産計画と現在庫数はどちらを先に入力するこ
ととしても良い。
【0035】総生産計画入力部21によって、製品の総
生産計画を入力する(S10)。総生産計画の具体的な
例は、図2に示すように、1月に1000台、2月に2
500台、3月に2000台、・・・を生産するという
計画を入力する。
【0036】現在庫数入力部23によって部品の現在庫
数を入力する(S12)。現在の時点(12月)におい
て、部品の在庫数は製品800台分である。
【0037】次に、回収台数予測部31によって使用済
製品の回収台数の予測をする(S14)。ここでは、回
収台数予測部31は、図2に示すように1月に100
台、2月に150台、3月に250台、・・・の使用済
製品の回収を予測している。
【0038】続いて、予測在庫数算出部32は回収され
た使用済製品から抽出される部品の将来の在庫数を予測
する(S16)。ここでは、まず、1月の時点における
部品の予測在庫数を求めると、入力された現在の在庫数
800台に、1月の予測回収台数100台からの抽出分
を加えて、900台となる。
【0039】次に、リサイクル生産計画決定部33は、
算出された1月の予測在庫数に基づいて、リサイクル生
産計画を決定する(S18)。リサイクル生産計画決定
部33は、予測在庫によって3ヶ月(発注リードタイ
ム)先までのリサイクル生産を充足できるようにリサイ
クル生産計画を決定する。具体的には、1月の予測在庫
数900台であるので、1月〜3月の3ヶ月のリサイク
ル生産を充足できるように、リサイクル生産計画は各月
300台のリサイクル生産するように決定される。
【0040】そして、リサイクル生産計画決定部33に
よってリサイクル生産計画が決定されると、リサイクル
生産計画が完成したか、すなわち、所望の時点までの計
画が立てられたかを判定する(S20)。所望の時点ま
でのリサイクル生産計画が決定されていない場合には、
途中まで決定されたリサイクル生産計画を予測在庫数算
出部32にフィードバックし、さらに将来における予測
在庫数を算出する。
【0041】ここでは、6月までのリサイクル生産計画
を決定するものとして説明をする。従って、再び予測在
庫を算出するステップ(S16)に遷移して2月時点で
の部品の在庫数を予測する。2月時点での予測在庫数
は、1月の予測在庫数に2月の使用済製品の予測回収台
数を加算し、1月のリサイクル生産計画台数を減算する
ことによって求める。具体的に計算すると、 900−300+150=750(台) と求められる。
【0042】そして、リサイクル生産計画決定部33
は、2月の予測在庫数によって2月〜4月のリサイクル
生産を充足できるように4月のリサイクル計画を決定す
る。すなわち、2月の予測在庫数は750台であり、2
月と3月におけるリサイクル生産計画台数はそれぞれ3
00台ずつであるので、4月のリサイクル生産計画台数
は150台となる。
【0043】次に、部品発注量決定部34は、4月の生
産計画とリサイクル生産計画とに基づいて、1月時点に
おける部品発注量を決定する(S22)。総生産台数の
うち、リサイクル生産台数の分の部品は、発注する必要
がないので、4月の生産計画台数から4月のリサイクル
生産計画台数を減ずることによって、部品の発注量を決
定することができる。具体的には、部品発注量は、 2000−150=1850(台) と算出される。ここでは、部品発注量決定部34は、生
産計画台数からリサイクル生産計画台数を減算して求め
たが、リサイクル生産計画台数に所定の安全率を乗じた
値を生産計画台数から減算して、部品発注量を決定する
こととしても良い。このように、所定の安全率を乗ずる
ことによって、使用済製品の回収台数が予測と異なる場
合にも、対応することできる。例えば、安全率として
0.8を乗ずると、部品発注量は、 2000−150×0.8=1880(台) と算出される。この場合には、前述の部品発注量と比較
して30台多いので、実際の使用済製品の回収量が予測
と異なっても、30台の誤差までであれば総生産計画に
なんら影響を与えることがない。
【0044】上記と同様の手順によって、6月までのリ
サイクル生産計画と、1〜3月における部品発注量を算
出する。
【0045】次に、部品発注量出力部40は、決定され
た部品発注量を出力する(S24)。これにより、部品
発注量決定システム10の基本的な動作は完了する。
【0046】続いて、部品発注量決定システム10の他
の動作について説明する。以下に説明する部品発注量決
定システム10の動作は、生産計画の修正や回収台数の
実績等が入力された場合に、部品発注量を改めて算出す
る際の動作である。
【0047】図4は、リサイクル生産計画台数に修正が
あった場合に、部品発注量を算出する過程を示す図であ
る。図4に示すように、1月のリサイクル生産台数が2
00台に修正されたものとする。製品の生産計画及び使
用済製品の予測回収台数の入力によって求められた1月
のリサイクル生産台数は300台であった(図2参
照)。しかし、リサイクル部品の在庫数との関係では、
300台のリサイクル生産を行うことが可能であって
も、生産設備の稼動日数等の要因との関係で200台ま
でしかリサイクル生産を行うことができない場合があ
る。このような場合に、リサイクル生産計画入力部22
によって所望のリサイクル生産計画(1月のリサイクル
生産計画台数200台)を入力することによって、リサ
イクル生産計画を変更することができる。ただし、在庫
の部品数を超える台数のリサイクル生産を行うことはで
きないので、そのような台数をリサイクル生産計画台数
として入力することはできない。
【0048】1月のリサイクル生産計画台数が300台
から200台に変更されると、予測在庫数算出部32
は、2月の予測在庫数を改めて算出する。その結果、 900−200+150=850(台) となり、予測在庫数が100台増加する。これに基づい
て、リサイクル生産計画決定部33は4月のリサイクル
生産計画を改めて決定する。すなわち、4月のリサイク
ル生産計画は 850−300−300=250(台) となり、1月のリサイクル生産計画に修正がなされる前
に比べて100台増加した。また、1月における部品発
注量は、 2000−250=1750(台) となる。このように、所望のリサイクル生産台数を入力
することによって、部品発注量が自動的に再計算され
る。
【0049】次に、生産計画が変更された場合につい
て、図5を参照しながら説明する。図5は、製品の生産
計画に変更があった場合に部品発注量を算出する過程を
示す図である。図5に示すように、5月の生産計画が1
500台から2000台に変更されたものとする。総生
産計画の変更は、総生産計画入力部21によって入力さ
れる。総生産計画入力部21によって5月の総生産計画
台数が入力されると、部品発注量決定システム10は、
図5に示すように、2月の部品発注量を 2000−250=1750(台) と算出する。このように、総生産計画の変更を総生産計
画入力部21によって入力することにより、部品発注量
が自動的に再計算される。
【0050】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0051】上記実施形態においては、リサイクル生産
計画が変更された場合、総生産計画が変更された場合に
ついて、部品発注量を再計算する例について説明した
が、回収台数入力部24によって入力された使用済製品
の回収実績が、回収台数予測部31によって予測した台
数と異なる場合に、予測在庫数算出部32が入力された
回収実績に基づいて予測在庫数を算出し、算出された予
測在庫数に基づいてリサイクル生産計画決定部33がリ
サイクル生産計画を決定することも可能である。このよ
うに使用済製品の回収実績に基づいてリサイクル生産計
画を決定することによって、部品発注量決定部34は実
際の回収台数に基づいて部品発注量を算出することがで
きる。
【0052】上記実施形態においては、部品の発注リー
ドタイムは3ヶ月であるとして、部品発注量を算出して
いるが、部品発注リードタイムを変更することも可能で
ある。例えば、部品発注リードタイムを2ヶ月として部
品発注量を算出することとすれば、部品在庫の余裕が少
なくなるというリスクは高まるが、使用済製品から回収
されたリサイクル部品の利用率を高めることができる。
【0053】また、上記実施形態においては、リサイク
ル部品は、回収した使用済製品からすぐにリサイクル部
品を抽出した利用できるものと仮定し、使用済製品の回
収台数をそのまま部品在庫として加算しているが、実際
には使用済製品を回収したあとリサイクル部品を抽出す
るまでには一定の時間(解体リードタイム)を要する場
合があるので、この解体リードタイムを勘案して予測在
庫を算出することとしても良い。
【0054】また、上記実施形態に係る部品発注量決定
システム10では、製品の総生産計画を入力することと
しているが、あらかじめ入力された総生産計画を記憶す
る総生産計画記憶部を有することとし、部品発注量決定
部34は総生産計画記憶部に記憶された総生産計画を用
いて、部品発注量を決定することとしても良い。同様
に、回収台数予測部31に代えて、使用済製品の回収台
数の予測を記憶した予測回収台数記憶部を有することと
し、予測回収台数記憶部に記憶された予測回収台数に基
づいて、将来の在庫数を算出することとしても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、使用済製品の回収台数
を予測する回収台数予測部を有し、使用済製品の回収台
数を予測するので、回収された使用済製品から抽出され
るリサイクル部品の数を予測することができる。これに
より、生産計画入力部によって入力された生産計画と、
在庫数入力部によって入力された現在の部品在庫数と、
回収された使用済製品から抽出されるリサイクル部品数
とに基づいて、必要な部品の発注量を決定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る部品発注量決定システムの構成
を示す図である。
【図2】総生産計画、部品在庫数、回収予測台数の具体
的な例を示す図である。
【図3】実施形態に係る部品発注量決定システムの動作
を示すフローチャートである。
【図4】リサイクル生産計画が変更された場合の部品発
注量算出過程を示す図である。
【図5】総生産計画が変更された場合の部品発注量算出
過程を示す図である。
【符号の説明】
10・・・部品発注量決定システム、20・・・入力部、21
・・・総生産計画入力部、22・・・リサイクル生産計画入力
部、23・・・現在庫数入力部、24・・・回収台数入力部、
30・・・処理部、31・・・回収台数予測部、32・・・予測
在庫数算出部、33・・・リサイクル生産計画決定部、3
4・・・部品発注量決定部、40・・・部品発注量出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 則夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC21 CC27 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を構成する部品の発注量を決定する
    部品発注量決定システムであって、 前記製品の総生産計画を入力する総生産計画入力部と、 前記部品の在庫数を入力する在庫数入力部と、 前記部品を抽出することができる使用済製品の回収台数
    を予測する回収台数予測部と、 前記回収台数予測部によって予測された前記使用済製品
    の回収台数に基づいて、前記使用済製品から抽出するこ
    とができるリサイクル部品の数を算出し、算出された前
    記リサイクル部品の数と前記在庫数入力部によって入力
    された前記部品の在庫数と前記総生産計画入力部によっ
    て入力された総生産計画とに基づいて、前記部品の発注
    量を決定する部品発注量決定部と、 を備えることを特徴とする部品発注量決定システム。
  2. 【請求項2】 前記回収台数予測部によって予測された
    前記使用済製品の回収台数と、前記在庫数入力部によっ
    て入力された前記部品の在庫数とに基づいて、将来にお
    ける前記リサイクル部品の予測在庫数を算出する予測在
    庫数算出部と、 前記予測在庫数算出部によって算出された前記リサイク
    ル部品の予測在庫数に基づいて、前記リサイクル部品に
    よって前記製品を生産する台数をリサイクル生産計画と
    して決定するリサイクル生産計画決定部と、 をさらに備え、 前記部品発注量決定部は、前記総生産計画入力部によっ
    て入力された前記総生産計画と前記リサイクル生産計画
    とに基づいて、前記部品の発注量を決定することを特徴
    とする請求項1に記載の部品発注量決定システム。
  3. 【請求項3】 前記部品発注量決定部は、 前記リサイクル生産計画決定部によって決定されたリサ
    イクル生産台数に所定の安全率を乗じて算出した台数
    と、前記総生産計画による前記製品の総生産台数とに基
    づいて、前記部品の発注量を決定する、 ことを特徴とする請求項2に記載の部品発注量決定シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記使用済製品の回収台数を入力する回
    収台数入力部をさらに備え、 前記予測在庫数算出部は、前記回収台数入力部によって
    入力された前記回収台数にさらに基づいて予測在庫数を
    算出することを特徴とする請求項2又は3に記載の部品
    発注量決定システム。
  5. 【請求項5】 所望のリサイクル生産計画を入力するリ
    サイクル生産計画入力部をさらに備え、 前記リサイクル生産計画決定部は、前記リサイクル生産
    計画入力部によって入力された前記所望のリサイクル生
    産計画と前記予測在庫数算出部によって算出された前記
    部品の予測在庫数とに基づいて、リサイクル生産計画を
    決定することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項
    に記載の部品発注量決定システム。
  6. 【請求項6】 前記予測在庫数算出部は、さらに前記使
    用済製品を解体して前記リサイクル部品を抽出するため
    に要する解体リードタイムに基づいて前記予測在庫数を
    算出することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項
    に記載の部品発注量決定システム。
  7. 【請求項7】 製品を構成する部品の発注量を決定する
    部品発注量決定方法であって、 前記製品の総生産計画を入力する総生産計画入力ステッ
    プと、 前記部品の在庫数を入力する在庫数入力ステップと、 前記部品を抽出することができる使用済製品の回収台数
    を予測する回収台数予測ステップと、 前記回収台数予測ステップにおいて予測された前記使用
    済製品の回収台数に基づいて、前記使用済製品から抽出
    することができるリサイクル部品の数を算出し、算出さ
    れた前記リサイクル部品の数と前記在庫数入力ステップ
    において入力された前記部品の在庫数と前記総生産計画
    入力ステップにおいて入力された総生産計画とに基づい
    て、前記部品の発注量を決定する部品発注量決定ステッ
    プと、 を備えることを特徴とする部品発注量決定方法。
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