JP2002148941A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2002148941A
JP2002148941A JP2001256574A JP2001256574A JP2002148941A JP 2002148941 A JP2002148941 A JP 2002148941A JP 2001256574 A JP2001256574 A JP 2001256574A JP 2001256574 A JP2001256574 A JP 2001256574A JP 2002148941 A JP2002148941 A JP 2002148941A
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magnetic
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Masaru Hibino
勝 日比野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度ムラのない良好な画像を得ることができ
る現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤担持体21内に設けられた磁界発
生手段23の第1磁極S1と第2磁極S3間において形
成される磁界の強さの現像剤担持体表面に垂直な方向の
成分Brは、第1磁極S1よりも第2磁極S3に近い位
置で最小値となり、最小値は第1磁極S1と同極性であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、FAX等の画像形成装置に用いられる現像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、現像剤担持体表面に乾式の現
像剤を担持して、静電潜像が形成された像担持体表面の
近傍に現像剤を搬送供給し、現像剤で静電潜像を現像剤
担持体と像担持体との間に交番電界を印加しながら現像
して、静電潜像を可視化する方法がよく知られている。
【0003】なお、一般に、現像剤担持体には現像スリ
ーブが用いられる場合が多いので、以下の説明では「現
像スリーブ」といい、また像担持体には、感光ドラムが
用いられる場合が多いので、以下の説明では「感光ドラ
ム」という。
【0004】上記の現像方法は、非磁性トナーに対して
は、ブレード等で現像スリーブ上にトナーをコーティン
グし、磁性トナーに対しては、磁気力によって現像スリ
ーブ上にトナーをコーティングして、現像スリーブの回
転によりトナーを感光ドラムに搬送し、トナーを感光ド
ラムに対して非接触状態で、感光ドラム上の静電潜像を
現像する1成分非接触現像法と、トナーを感光ドラムに
対して接触状態で静電潜像を現像する1成分接触現像法
と、非磁性トナーに対して磁性キャリアを混合した現像
剤を磁気力により現像スリーブ上に担持し、現像スリー
ブの回転により現像剤を感光ドラムに搬送し、現像剤を
感光ドラムに対して非接触状態で静電潜像を現像する2
成分非接触現像法と、現像剤を感光ドラムに対して接触
状態で静電潜像を現像する2成分接触現像法と、の4種
類に大別される。画像の高画質化、高安定化の両面から
2成分接触現像法が多く用いられている。
【0005】静電潜像の現像により感光ドラム上に形成
されたトナー像は、紙などの転写材上に転写した後、
熱、圧力等により定着することによって、最終的な複写
画像が得られる。一方、トナー像転写後の感光ドラム
は、表面に残留した転写残りトナーなどの付着汚染物を
クリーナーによって除去された後、繰り返し画像形成に
使用される。
【0006】近年、2成分現像装置を用いた画像形成装
置で、さらなる高画質化、長寿命化(高安定化)、小型
化の開発が進められている。その中で、現像装置の長寿
命化を達成するためには、現像剤の圧縮によるトナー及
びキャリアの劣化を防止し、現像剤の寿命を延長するこ
とが重要である。
【0007】現像装置の容器(現像容器)内で現像剤が
圧縮される場所は、現像剤層厚規制部であり、通常の現
像装置構成では、現像スリーブ内磁石の現像剤層厚規制
極が、現像スリーブの回転方向上、現像剤層厚規制ブレ
ードよりも上流側に位置し、この領域で層厚規制極に引
き付けられた現像剤が、現像スリーブと現像容器との間
で圧縮される。
【0008】現像剤の圧縮を弱めるためには、現像剤層
厚規制極が現像剤を現像スリーブに引き付けている力
(現像スリーブの表面に垂直な方向に働く磁気吸引力)
を弱めることが有効である。
【0009】そのための方法としては、現像剤中の磁性
キャリアの磁化を小さくすること(このキャリア磁化を
減少させる方向は、現像部において感光ドラム上の現像
されたトナー像を摺擦する力が弱くなる点で、画像の高
画質化に有利な方向である)や、現像剤層厚規制極から
の磁力線が隣接した磁極に回り込みづらく、できるだけ
現像スリーブ表面から垂直に出るようなマグネットパタ
ーンを構築することなどが挙げられる。
【0010】後者のマグネットパターンによる方法の1
つに、現像スリーブ内磁石の反発磁極の1つを現像剤層
厚規制極として用いる現像方法が提案されている。同極
性の磁極が隣り合って反発磁界を形成しているときに
は、その各磁極の磁力線は現像スリーブの表面に対して
垂直に出ており、現像スリーブ表面に垂直な方向の磁束
密度の変化率が小さい。その結果、現像剤を現像スリー
ブに引き付ける力が小さくなり、現像剤の圧縮が弱ま
る。また当然のことながら、現像剤層厚規制極に溜めら
れる現像剤量自体が少なくなり、その点からも現像剤の
圧縮が弱まる。
【0011】このような場合、現像剤層厚規制極、規制
ブレードを現像装置の重力方向下部に設置して、現像剤
を現像スリーブ上に磁気的に吸引して汲み上げ、現像後
の現像剤を層厚規制極より重力方向上部で剥ぎ取るとい
った方法を採ると、層厚規制部に溜まる現像剤量自体を
より少なくでき、現像剤の圧縮をより軽圧とすることが
でき、また現像装置構成の簡略化により現像装置を小型
化しやすくなる。
【0012】なお、現像剤層厚規制極、規制ブレードを
現像装置の重力方向下部に設置した現像装置に対して
は、通常、感光ドラムの露光部が感光ドラムの上部方向
に位置することになるので、現像スリーブの回転方向と
感光ドラムの回転方向とはカウンター方向になる場合が
多い。
【0013】一方、現像装置単体での小型化には、現像
スリーブ、現像剤搬送スクリュー等の現像装置を構成す
る部品を単純に小型化していくしかない。最近では、複
写機本体の小型化については、ドラムクリーナーを複写
機本体から外し、現像同時クリーニングを行なう構成
(クリーナーレスシステム)も提案されているが、その
場合にも、帯電、露光、現像、転写及び定着等の各工程
を小型化しなければ、複写機本体の小型化という目標を
達成できない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、現像
装置の現像スリーブを小径とし、現像スリーブの磁石の
反発極の1つを現像剤層厚規制極(カット極)として用
いることにより、小型化、長寿命化を図った現像装置を
構成することが可能となる。
【0015】しかしながら、反発極の1つの極を現像剤
層厚規制極として用いた場合、黒ベタ画像の後端に、現
像剤搬送スクリューのピッチ状の濃度ムラ(スクリュー
ピッチムラ)が発生した。
【0016】このスクリューピッチムラは、T/D比ム
ラよるものと、M/Sムラによるものとの2つがある。
なお、T/D比は、現像剤のトナーとキャリアの合計重
量に対するトナーの重量割合、即ち、現像剤のトナー濃
度である。M/Sは、現像スリーブ上現像剤の現像スリ
ーブ単位面積あたりの現像剤量(重量)である。
【0017】まず、1つ目のT/D比ムラによるスクリ
ューピッチムラの発生を説明する。反発極の1つを現像
剤層厚規制極として用いた場合、(a)反発磁界で剥ぎ
取られた後の現像後の現像剤が現像剤層厚規制極に移動
しやすい、(b)しかし、現像剤層厚規制極に溜められ
る現像剤量は少なく、現像剤に対する圧縮が弱いといっ
た特性を持ちやすい。
【0018】このため、剥ぎ取られた現像剤(現像によ
りトナーが消費されている)と、搬送スクリューの回転
により新たに現像スリーブに供給される現像剤とが完全
に混ざらない状態で、現像剤が現像スリーブ上にコート
される。その結果、現像スリーブ上の現像剤にスクリュ
ーピッチ状のT/D比ムラができ、これによるスクリュ
ーピッチムラが現像画像の後端に発生する。
【0019】つぎに2つ目のM/Sムラによるスクリュ
ーピッチムラの発生を説明する。上記の(b)の特性の
ために、現像剤層厚規制極に磁気的に吸引された現像剤
の近傍に搬送スクリューが位置する場合、スクリューの
回転により、現像剤層厚規制極に溜められた現像剤に対
し圧縮ムラが生じる。その結果、現像スリーブの長手方
向において、現像スリーブ上の現像剤にスクリューピッ
チ状のコートムラ、即ち、M/Sムラができ、M/Sム
ラに起因するスクリューピッチムラが現像画像の後端に
発生する。
【0020】上記のT/D比ムラ、M/Sムラによる画
像のスクリューピッチムラの現象は、反発磁極の1つの
極を現像剤層厚規制極として用いることに加え、現像ス
リーブの直径が小さいと、より発生しやすくなる。現像
スリーブ径が小さいと磁石が小さくなって、反発磁極の
他方の磁極である剥ぎ取り極から現像剤層厚規制極まで
の距離が短くなるので、現像後の現像剤が剥ぎ取り極か
ら現像剤層厚規制極へ移動しやすくなるからである。
【0021】このようなスクリューピッチムラは、現像
剤の長寿命化のため、キャリアの磁化を小さくした場合
にも生じやすい。キャリアの磁化が小さいと現像剤が磁
場に対して鈍感になり、現像後の現像剤が剥ぎ取り極で
剥ぎ取られずに、現像剤層厚規制極に移動しやすくなる
からである。
【0022】本発明の目的は、濃度ムラのない良好な画
像を得ることができる現像装置を提供することである。
【0023】本発明の更なる目的は、添付図面を参照し
つつ以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるで
あろう。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、キャ
リアとトナーを備える現像剤を収容する現像容器;前記
現像容器内の現像剤を搬送する搬送手段;前記搬送手段
により搬送された現像剤を担持し、像担持体上に形成さ
れた潜像を現像する現像部へ現像剤を搬送する現像剤担
持体;第1磁極と、前記第1磁極の前記現像剤担持体の
回転方向下流側に隣り合うように設けられ前記第1磁極
と同極性の第2磁極と、を備え、前記現像剤担持体内に
設けられて磁界を発生する磁界発生手段;及び前記第2
磁極と略対向する位置において前記現像剤担持体上の現
像剤の層厚を規制する規制手段;を有する現像装置にお
いて、前記第1磁極と前記第2磁極間において形成され
る磁界の強さの前記現像剤担持体表面に垂直な方向の成
分Brは前記第1磁極よりも前記第2磁極に近い位置で
最小値となり、前記最小値は前記第1磁極と同極性であ
る、ことを特徴とする現像装置である。
【0025】本発明の一実施態様によると、前記最小値
の絶対値は2mT以上10mT以下であり、前記最小値
の絶対値が10mT以下となる領域は、前記現像剤担持
体の周方向に35°以上の幅にわたって分布することが
できる。
【0026】本発明の他の実施態様によると、前記搬送
手段は回転するスクリューを備え、前記現像剤担持体と
前記搬送手段との最近接部における距離は1mm以上7
mm以下とすることができ、好ましくは、前記現像剤担
持体と前記搬送手段との最近接部における距離は2mm
以上5mm以下である。又、前記第2磁極は前記第1磁
極よりも重力方向下方に設けられ、重力方向において、
前記現像容器内の現像剤面が前記第1磁極と前記第2磁
極との間に位置するように設定することができる。前記
現像部において前記像担持体及び前記現像剤担持体の移
動方向は互いに逆方向であるのが好ましい。
【0027】本発明の他の実施態様によると、現像時、
前記現像剤担持体には直流電圧と交流電圧とを重畳した
電圧が印加される。
【0028】本発明の他の実施態様によると、前記現像
剤担持体の直径は10mm以上25mm以下である。
【0029】本発明の更に他の実施態様によると、前記
キャリアの磁化は、100mTの磁界において3.0×
104以上20×104A/m以下である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0031】実施例1 図1は、本発明の現像装置を使用した画像形成装置の一
実施例を示す断面図である。本画像形成装置は電子写真
方式のカラープリンタに構成されている。
【0032】図1に示したプリンタは、像担持体として
矢印方向に回転する電子写真感光体、即ち、感光ドラム
3を有し、この感光ドラム3の周囲には、帯電器4、回
転現像装置1、転写用放電器10及びクリーニング手段
12を備え、感光ドラム3の上方に露光手段(レーザー
ビームスキャナ)LSを備え、これら帯電器4〜露光手
段LS等により画像形成手段が構成されている。
【0033】回転現像装置1は4つの現像装置1M、1
C、1Y、1Kを備え、それぞれトナーと磁性キャリア
を含む2成分現像剤を収容している。現像装置1Mの現
像剤はマゼンタトナーを含有し、現像装置1Cの現像剤
はシアントナーを含有し、現像装置1Yの現像剤はイエ
ロートナーを含有し、現像装置1Kの現像剤はブラック
トナーを含有する。
【0034】被複写原稿は図示しない原稿読取装置で読
み取られる。この原稿読取装置は、原稿画像を電気信号
に変換するCCD等の光電変換素子を有しており、原稿
のマゼンタ画像情報、シアン画像情報、イエロー画像情
報、白黒画像情報にそれぞれ対応した画像信号を出力す
る。露光手段LSは半導体レーザーを内蔵し、半導体レ
ーザーは、これらの画像信号に対応して発光のオン・オ
フを制御され、レーザービームLを射出して露光を行
う。
【0035】カラープリンタ全体のシーケンスについ
て、フルカラーモードの場合を例にとって簡単に説明す
る。なお、プリンタはコンピュータからの出力信号をプ
リントアウトすることもできる。
【0036】まず、感光ドラム3が矢印方向に回転さ
れ、その表面が帯電器4によって均等に帯電される。つ
ぎにマゼンタ画像信号により変調されたレーザービーム
Lにより走査露光が行われて、感光ドラム3上にドット
分布潜像が形成される。この潜像は、予め現像位置に定
置されたマゼンタ現像装置1Mにより反転現像され、マ
ゼンタトナー像として可視化される。
【0037】カセットCから紙等の転写材が取り出さ
れ、給紙ガイド5a、給紙ローラ6及び給紙ガイド5b
を経由して転写ドラム9に搬送される。転写ドラム9に
搬送された転写材は、そのグリッパ7により先端を保持
され、当接用ローラ8とその対向極とによって静電的に
転写ドラム9の周囲に巻き付けられる。
【0038】転写ドラム9は、感光ドラム3と同期して
図の矢印方向に回転しており、マゼンタ現像装置1Mに
よる現像で感光ドラム3上に形成されたマゼンタトナー
像は、感光ドラム3と転写ドラム9とが対向した転写部
において、転写帯電器10によって転写材上に転写され
る。転写ドラム9はそのまま回転を継続して、つぎの色
の画像(本例ではシアントナー像)の転写に備える。
【0039】一方、感光ドラム3は帯電器11により除
電され、クリーニング手段12によってクリーニングさ
れ、そして感光ドラム3は、再び帯電器4によって帯電
され、つぎのシアン画像信号により変調されたレーザー
ビームLにより前記のような露光を受け、シアンに対す
るドット分布静電潜像が形成される。この間に現像装置
1は回転して、シアン現像装置1Cが所定の現像位置に
定置されていて、感光ドラム3上の静電潜像の反転現像
を行い、シアントナー像に形成する。シアントナー像
は、転写ドラム9により搬送された転写材上にマゼンタ
トナー像に重ねて転写される。
【0040】以上のような工程をイエロー及びブラック
に対しても行い、転写材上にマゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックの4色分のトナー像の重畳転写が終了する
と、転写材は転写ドラム9の内側、外側の帯電器13、
14により除電され、グリッパ7による把持を解除する
とともに、分離爪15によって転写ドラム9から分離さ
れる。分離された転写材は、搬送ベルト16によって熱
圧ローラ定着器17に送られ、重ね合わせた4色のトナ
ー像が定着される。
【0041】このようにして一連のフルカラーのプリン
トシーケンスが終了し、所望のフルカラープリント画像
が得られる。
【0042】本プリンタの構成は一例であって、例えば
帯電器3はコロナ帯電器ではなく帯電ローラであった
り、転写帯電器7も帯電ローラであったりと、様々な方
式をとることができるが、基本的には、帯電、露光、現
像、転写及び定着の工程を経て画像を形成する。
【0043】本発明は、画像形成装置に設置された現像
装置に大きな特徴を有する。以下、本プリンタの回転現
像装置1に備えられた現像装置1M〜1Kの1つ、例え
ばマゼンタ現像装置1Mについて図面を参照して説明す
る。現像装置1C、1Y、1Kは、現像装置1Mと基本
的に同じように構成される。図2は、現像装置1Mを示
す構成図である。
【0044】本現像装置1Mは、図2に示すように、現
像容器27を備え、この現像容器27の内部は、隔壁2
9によって現像室(第1室)R1と攪拌室(第2室)R
2とに区画され、攪拌室R2の上方には隔壁29を隔て
てトナー貯蔵室R3が設けられ、トナー貯蔵室R3内に
は補給トナー(非磁性トナー)28が収容されている。
隔壁29には補給口26が設けられており、消費された
トナーに見合った量の補給トナー28が、補給口26を
経て攪拌室R2内に落下補給される。
【0045】現像室R1及び攪拌室R2内には現像剤1
9が収容されている。現像剤19は、粉砕法によって製
造された平均粒径8μmの非磁性トナーに対して、平均
粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添したもの
と、100mT(ミリテスラ)における磁化の値が25
×104A/mの平均粒径35μmの磁性キャリアとか
らなる2成分現像剤である。現像剤のトナーとキャリア
の混合比は、トナーとキャリアの合計重量に対するトナ
ーの重量比のT/D比(現像剤のトナー濃度)で約8%
になるようにした。
【0046】なお、キャリアの磁化は、キャリア1個に
働く力がキャリア1個の質量ではなく体積に比例するの
で、本発明では、単位体積あたりの磁化で規定してお
り、上記のようにMKSA単位(A/m)で表示した。
【0047】現像容器27の感光ドラム3に近接する部
位には開口部が設けられ、この開口部から現像スリーブ
21が外部に突出するようにして設置されており、この
現像スリーブ21は現像容器27内に回転可能に組み込
まれている。本実施例では、現像スリーブ21は、例え
ばSUS305ACのような非磁性材からなり、直径1
6mmに形成した。現像スリーブ21の内部には磁界発
生手段であるローラ状マグネット(マグネットローラ)
23が固定されている。現像スリーブ21と感光ドラム
3とは、これらが近接した現像部で互いに逆方向(カウ
ンター方向)に移動する向きに回転している。
【0048】マグネット23は、現像磁極N1と、その
上流に位置する現像剤層厚規制極S3と、現像剤を搬送
する磁極N2、S2、S1とを有し、現像磁極N1が感
光ドラム3と対向するように、マグネット23は現像ス
リーブ21内に配置されている。現像磁極N1は、現像
スリーブ21と感光ドラム3との間の現像部の近傍に磁
界を形成し、この磁界によって、現像スリーブ21の回
転とともに現像部に搬送されてきた現像剤に磁気ブラシ
を形成させる。磁気ブラシとされた現像剤は感光ドラム
3と接触して、感光ドラム3上の静電潜像を現像する。
【0049】現像時、現像スリーブ21には電源22に
より現像バイアスとして、交流電圧に直流電圧を重畳し
た振動バイアス電圧が印加される。潜像の暗部電位(非
露光部電位)と明部電位(露光部電位)は、この振動バ
イアス電位の最大値と最小値の間に位置している。これ
によって、現像部に向きが交互に変化する交番電界が形
成され、この交番電界中でトナーとキャリアが激しく振
動し、トナーが現像スリーブ21及びキャリアへの静電
的拘束力を振り切って感光ドラム3に飛翔し、潜像電位
に対応した量のトナーが感光ドラム3に付着する。
【0050】本実施例では、感光ドラム3の暗部電位を
−600V、明部電位を−100Vとし、現像スリーブ
21には現像バイアスとして、−400Vの直流電圧と
Vppが2.0kV、周波数Frqが8kHzの交流電
圧とを重畳した振動バイアスを印加した。
【0051】現像部で現像を終了した現像剤は、現像ス
リーブ21の回転にともない現像容器27内に戻され、
マグネット23の磁極S1とS3とが形成する反発磁界
によって現像スリーブ21から剥離され、現像室R1内
に落下、回収される。
【0052】現像容器27には現像剤層厚規制ブレード
18が現像スリーブ21の下方に固定して設置され、こ
の規制ブレード18は、現像スリーブ21と所定の間
隔、本例では350μmを開けて配置されている。規制
ブレード18は鉄等の磁性材からなり、現像スリーブ2
1上に担持された現像剤の層厚を、マグネット23の現
像剤層厚規制極S3と協同して磁気的に規制する。
【0053】現像室R1内には搬送スクリュー24が設
置されており、本例では、搬送スクリュー24は直径1
4mmのものを用いた。搬送スクリュー24は図中矢印
方向に回転され、この搬送スクリュー24の回転によっ
て、現像室R1内の現像剤19を現像スリーブ21の長
手方向に沿って攪拌搬送する。
【0054】本実施例では、この搬送スクリュー24
は、現像スリーブ21に対し重力方向下方側に配置し
た。また搬送スクリュー24による現像剤層厚規制極S
3への現像剤の供給ムラ(汲み上げムラ)が比較的小さ
くなるようにするために、搬送スクリュー24の現像ス
リーブ21に対する位置関係は、搬送スクリュー24と
現像スリーブ21の最近接位置が、丁度、マグネット2
3の磁極S1の現像スリーブ表面の垂直方向の磁束密度
Brのピーク位置と、磁極S3の現像スリーブ表面の垂
直方向の磁束密度Brのピーク位置との中間になるよう
に設定した。
【0055】つまり、搬送スクリュー24と現像スリー
ブ21の最近接位置を、マグネット23の反発磁極S
3、S1間の磁束密度が小さく、磁気力が小さい領域に
対向させた。
【0056】そして、反発磁界によって現像スリーブ2
1から剥ぎ取られた現像剤が搬送スクリュー24上(若
しくは搬送スクリュー24を重力方向上側に射影した領
域)に落ちるように搬送スクリュー24の横方向(図2
の横方向)の配置位置を設定している。このような構成
にすることによって、剥ぎ取られた現像剤が搬送スクリ
ュー24により時計方向に攪拌搬送されるので、剥ぎ取
られた現像剤がそのまま現像スリーブ21に汲み取られ
るのを防止している。
【0057】現像スリーブ21と搬送スクリュー24と
の最近接部における距離は、現像スリーブ21上への現
像剤のコートムラ及び現像剤の汲み上げ不良、新旧現像
剤(現像後に剥ぎ取られた現像剤と攪拌室及び現像室で
十分に攪拌された現像剤)の混合ムラを考慮して1mm
以上7mm以下に設定するのが好ましい。そして、上記
距離は、上記の点をさらに考慮して2mm以上5mm以
下に設定するのが好ましい。
【0058】攪拌室R2内には搬送スクリュー25が設
置されており、搬送スクリュー25はその回転によっ
て、攪拌室R2内の現像剤19を現像スリーブ21の長
手方向に沿って搬送スクリュー24とは逆方向に搬送
し、その搬送過程で、トナー貯蔵室R3から補給された
トナー28を現像剤19に混合する。
【0059】本例では、搬送スクリュー25は搬送スク
リュー24と同様、直径14mmのものを用いた。搬送
スクリュー24と25とは、そのスクリューのピッチも
15mmと同じで、回転速度(単位時間当たりの回転
数)も同じであり、したがって現像剤の搬送速度も同じ
である。
【0060】本実施例では、以上のような現像容器27
の中に2成分現像剤が約180g入っている。現像剤の
T/D比は、前記したように約8%である。
【0061】現像剤の一方の構成成分である非磁性トナ
ーとしては、粉砕法で生成されたものでも、重合法によ
り生成されたものでも構わない。
【0062】このトナーの体積平均粒径は4〜15μm
が好適である。トナーの体積平均粒径は、例えば下記の
測定法で測定する。
【0063】測定装置としてコールカウンターTA−I
I型(コールター社製)を用い、個数平均分布及び体積
平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)、及
びCX−iパーソナルコンピュータ(キヤノン製)を接
続した。電解液は1級塩化ナトリウムを用いて、1%の
NaCl水溶液を調製した。
【0064】上記の電解液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスル
ホン酸塩)を0.1〜5ml加え、さらに測定試料のト
ナーを0.5〜50mg加えて混合し、試料が懸濁した
電解液を超音波分散器で約1〜3分間分散処理し、上記
のコールターカウンターTA−II型により100μm
のアパチャーを用いて、2〜40μmのトナー粒子の粒
度分布を測定し、体積分布を求め、その体積分布からト
ナーの体積平均粒径を得る。
【0065】以上のようなトナーに対して、その表面を
外添剤で被覆すると、2つの機械的な効果を付与するこ
とができる。1つは、トナーの流動性が向上して、補給
トナーが現像容器内の2成分現像剤と攪拌混合しやすく
なることであり、もう1つは、外添剤がトナー表面に介
在することにより、現像したトナーの感光ドラムに対す
る離型性が上がり、転写効率がよくなることである。
【0066】本発明で使用する外添剤としては、トナー
に添加したときの耐久性の点から、トナー粒子の重量平
均粒径の1/10以下の粒径であることが好ましい。本
発明では、この外添剤の粒径とは、電子顕微鏡における
トナー粒子の表面観察により求めた、その平均粒径を意
味する。
【0067】外添剤としては、例えば、金属酸化物(酸
化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウ
ム、酸化セリウム、酸化マグネシウム、酸化クロム、酸
化スズ、酸化亜鉛など)、窒化物(窒化ケイ素など)、
炭化物(炭化ケイ素など)、金属塩(硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、炭酸カルシウムなど)、脂肪酸金属塩
(ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムなど)、
カーボンブラック、シリカなどが用いられる。
【0068】これらの外添剤は、トナー100重量部に
対し0.01〜10重量部が用いられ、好ましくは0.
05〜5重量部が用いられる。これらの外添剤は、単独
で用いても、また複数併用してもよい。それぞれ疎水化
処理を行ったものが、より好ましい。
【0069】本実施例では、平均粒径20nmの酸化チ
タンを重量比1%外添したトナーを用いた。
【0070】本発明において、現像剤の他方の構成成分
である磁性キャリアは、バインダー樹脂、磁性金属酸化
物及び非磁性金属酸化物からなる、重合法で製造した樹
脂磁性キャリアとしたが、この製造法によるキャリアに
止まらず、フェライトキャリア等でも構わない。重量平
均粒径は20〜100μm、好ましくは20〜70μm
とした。
【0071】キャリアの磁化量と粒径の測定方法につい
て以下に説明する。
【0072】まず、理研電子(株)製の振動磁場型磁気
特性自動記録装置を用いて、キャリアの磁気特性とし
て、100mTの外部磁場中にパッキングしたキャリア
の磁化(Am2/kg)を求め、その後キャリアの真比
重(kg/m3)を乗ずることで磁化量(A/m)を算
出した。
【0073】キャリアの粒径は、ランダムに300個抽
出したキャリア粒子を走査電子顕微鏡により撮影し、そ
のキャリア粒子の撮影像について、ニレコ社(株)製の
画像処理装置Luzex3により、水平方向フェレ径を
キャリア粒径として算出した。
【0074】つぎに、本実施例で用いた現像スリーブ2
1内マグネット23の現像剤層厚規制極S3と、これと
ともに反発磁界を形成する現像剤剥ぎ取りS1と、現像
スリーブ21近傍の搬送スクリュー24との位置関係に
ついて詳述する。
【0075】本発明の目的は、前記したように、2成分
現像剤による現像でスクリューピッチ状の濃度ムラを抑
制した良好な画像を得ることができるとともに、現像剤
の長寿命化及び装置の小型化を図ることができることに
ある。
【0076】より詳しくは、本発明は、2成分現像剤の
寿命を長くするために、現像スリーブ内磁石の反発磁極
の1つの極を現像剤層厚規制極として用いた場合に、こ
のために発生しやすくなる黒ベタ部のスクリューピッチ
状の濃度ムラを解消して、均一な黒ベタ画像を得ること
を可能し、さらに現像装置の小型化を図るために現像剤
担持体を小径化し、また現像剤のより一層の長寿命化を
図るために、現像剤中の磁性キャリアの磁化を小さくし
た場合にも、スクリューピッチ状の濃度ムラのない均一
な画像を得ることを可能とするものである。
【0077】本実施例では、S3極の現像スリーブ21
の表面に垂直な方向の磁界の強さBrのピーク値は40
mT(ミリテスラ)以上、100mT以下、S1極の現
像スリーブ21の表面に垂直な方向の磁界の強さBrの
ピーク値は40mT以上、80mT以下が好ましい。本
例では、S3極の磁界の強さのピーク値を60mT、S
1極の磁界の強さのピーク値を50mTとした。
【0078】磁極S3とS1の位置関係は、剥ぎ取り極
S1の現像スリーブ表面に垂直な方向の磁界の強さBr
のピーク位置が、現像剤層厚規制極S3の現像スリーブ
表面に垂直な方向の磁界の強さBrのピーク位置よりも
重力方向で上部に位置することである。したがって、規
制ブレード18が現像スリーブ21に近接する位置は、
現像スリーブ21の中心に対して重力方向下方に位置す
る。
【0079】このような位置関係にすると、現像後の現
像スリーブ21上の現像剤が落下しやすく、特別な剥ぎ
取り手段を必要としないでも、現像剤を剥ぎ取るのが容
易になり、また現像剤層厚規制極S3による磁気的な吸
引で現像剤を吸着して、現像部まで搬送するのが容易に
なる。つまり、現像スリーブ21からの現像剤の剥ぎ取
り、及び現像スリーブ21への現像剤の供給に関する機
構を簡易にしやすい。
【0080】またS3極の現像スリーブ21表面に垂直
な方向の磁界の強さのピーク位置と規制ブレード18の
現像スリーブ側の先端とは、本実施例では、現像スリー
ブの中心位置から見て角度5°の開きとしている。
【0081】S3極はS1極との間で反発磁界を形成し
ているので、S3極の磁力線は現像スリーブ21に対し
て垂直に発散する傾向にある。その結果、現像スリーブ
に垂直な方向の磁界(磁束密度)の変化率が小さくな
る。このことは、即、現像剤を現像スリーブ21に引き
付ける力が小さくなることを意味する。また規制極S3
に止められる現像剤量が少なくなる。したがって、現像
剤が現像剤層厚規制極S3において圧縮される力が弱ま
り、トナーの劣化やキャリアのスペント化といった現像
剤の劣化が抑制され、現像剤寿命が延びることになる。
【0082】しかしながら、本実施例のように、現像ス
リーブ21を小径化し、反発磁極の1つの磁極S3を現
像剤層厚規制極として用い、その規制極S3の近傍に搬
送スクリュー24が配置されている構造をとる場合に
は、現像スリーブ21近傍に位置した現像剤面(現像剤
層の上面)が比較的低いときに、黒ベタ画像の後端にス
クリュー状のピッチムラが発生した。
【0083】このスクリューピッチムラは、前記したよ
うに、発生要因から、T/D比ムラによるものと、M/
Sムラによるものとの2つがある。再度述べると、ま
ず、1つ目のT/D比ムラによるスクリューピッチムラ
であるが、反発磁極の1つ、本例では磁極S3を現像剤
層厚規制極として用いた場合、(a)反発磁界で剥ぎ取
られた後の現像剤が規制極S3に移動しやすく、(b)
また規制極S3に溜められる現像剤量が少なく、かつ圧
縮が弱いといった特性を有する傾向にある。
【0084】このため、剥ぎ取られた現像剤(現像によ
りトナーが消費されている)と、搬送スクリューの回転
により新たに現像スリーブに供給される現像剤とが完全
に混ざらない状態で、現像剤が現像スリーブ上にコート
される。その結果、現像スリーブ上の現像剤にスクリュ
ーピッチ状のT/D比ムラができ、これによるスクリュ
ーピッチムラが現像画像の後端に発生する。
【0085】つぎに2つ目のM/Sムラによるスクリュ
ーピッチムラであるが、上記の(b)の特性のために、
現像剤層厚規制極に磁気的に吸引された現像剤の近傍に
搬送スクリューが位置する場合、スクリューの回転によ
り、現像剤層厚規制極に溜められた現像剤に対し圧縮ム
ラが生じる。その結果、現像スリーブ上の現像剤にスク
リューピッチ状のコートムラ、即ち、M/Sムラがで
き、M/Sムラに起因するスクリューピッチムラが現像
画像の後端に発生する。
【0086】上記のT/D比ムラ、M/Sムラによる画
像のスクリューピッチムラの現象は、前記したように、
反発磁極の1つの極(本例ではS3)を現像剤層厚規制
極として用い、現像スリーブ21径が小さいとより発生
しやすくなる。さらに現像剤層厚規制極及び規制ブレー
ド18が、剥ぎ取り極(本例ではS1)よりも重力方向
下方に位置する場合に、一層発生しやすくなる。
【0087】その理由は、現像スリーブ21径が小さい
とマグネット23が小さくなって、剥ぎ取り極から現像
剤層厚規制極までの距離が短くなるので、現像後の現像
剤が剥ぎ取り極から現像剤層厚規制極へ移動しやすくな
るからであり、また現像剤層厚規制極を剥ぎ取り極より
重力方向下方に位置させる場合、その構成上、搬送スク
リューが現像剤圧縮部の近傍に位置するようになるから
である。
【0088】いくつかの検討の結果、反発磁極を構成す
る現像剤層厚規制極S3と剥ぎ取り極S1の間の、現像
スリーブ21の表面に垂直な方向の磁界の強さBrの下
限値の分布形状を以下のようにすることにより、現像画
像にスクリューピッチムラ(スクリューピッチ状の濃度
ムラ)が発生しないことが分かった。図3を用いて説明
する。図3において、横軸は、現像スリーブ21の周方
向における位置を表しており、現像主極N1の位置から
現像スリーブの回転方向とは逆方向に5°オフセットし
た位置を0°とし、この位置を基準として現像スリーブ
の回転方向とは逆方向に行くにしたがって角度が増すよ
うになっている。縦軸は、磁界の強さBrの大きさを表
している。
【0089】反発磁極S3、S1の磁極間での、現像ス
リーブ21の表面における表面垂直方向の磁界の強さB
rのパターンについて、図3に示すように、その下限値
Gaが反発磁極と同極で、磁界の強さBrが絶対値で1
0mT以下である領域が現像スリーブ21の周方向に3
5°(deg.)以上の幅(反発磁極間の周方向の距離
に相当する105°に対し1/3以上の幅)にわたって
分布し、下限値Gaが絶対値で2mT以上、10mT以
下、即ち、2mT≦Ga≦10mTを満足し、下限値G
aの現像スリーブ21の周方向の位置が現像剤層厚規制
極S3側に位置するようにする。
【0090】ここで、下限値Gaを2mT以上にする理
由は、2mT以下にすると、磁束密度が振れて逆極が発
生するので、それを回避するためである。また下限値G
aを10mT以下とするのは、10mTの領域は広けれ
ば広いほどよいが、現像スリーブの作製上、同極を隣接
させた場合、同極間を広くすれば逆極も発生しやすくな
るからである。逆極が発生すれば、現像後の現像剤が現
像スリーブから剥ぎ取られずに、現像スリーブ上を連れ
回ってしまうことがある。したがって磁界の強さBrが
10mT以下の領域の分布幅の上限は180゜位であ
る。
【0091】上記の反発磁極間の10mT以下の領域で
は、磁力線はほぼ現像スリーブ21の表面に対して垂直
に発散しており、かつ磁束密度の絶対値が小さい。した
がってこの領域で、現像スリーブの表面に垂直な方向の
磁力線密度(磁束密度)の変化率を小さくすることがで
きる。このことは、現像剤を現像スリーブの表面に引き
付ける力を小さくすることができるということである。
【0092】上記のように、反発磁極S3、S1間での
磁界の強さBrの10mT以下の領域を35゜以上にし
て、反発極間に磁気力がほとんど働かない領域を設ける
ことにより、トナーが消費された現像後の現像剤を現像
スリーブ21上から完全に剥ぎ取ることができ、上述し
たT/D比に起因したスクリューピッチムラを抑制する
ことができる。
【0093】また反発磁極S3、S1間での磁界の強さ
Brの10mT以下の領域を35゜以上にし、さらに反
発極間の磁界の強さBrの下限値Gaの位置を現像剤層
厚規制極S3寄りにすることにより、現像スリーブ21
寄りの搬送スクリュー24の近傍に、規制極S3による
現像剤溜まり部が位置しないようにでき、上述したM/
Sに起因したスクリューピッチムラを抑制することがで
きる。
【0094】特に現像スリーブ21径を小さくすると、
剥ぎ取り極S1と現像剤層厚規制極S3との間の空間距
離が短くなって、現像後の画像履歴のある現像剤を剥ぎ
取ることが難しくなり、スクリューピッチムラ、即ち、
スクリューピッチ状の濃度ムラは発生しやすくなる。
【0095】小径のスリーブ径では、反発磁極間の磁界
の強さBrの下限値Gaを0mTにしたとしても、その
0mT領域を35゜以上確保するためには、反発磁極の
1つの現像剤層厚規制極S3の半値幅を小さくしなけれ
ばならず、現像スリーブへの現像剤のコートが不安定に
なるといった問題が発生してしまう。従って、本実施例
のようなマグネットパターンは、現像スリーブの径が2
5mm以下のときに特に必要である。
【0096】本実施例では、マグネット23は、反発磁
極S3、S1間での磁界の強さBrは、下限値Gaが反
発磁極と同極で絶対値が4.6mT、10mT以下の領
域が40゜であり、現像剤層厚規制磁極S3の磁界の強
さのピークの位置と、剥ぎ取り極S1の磁界の強さのピ
ークの位置との間隔が105゜、下限値Gaの位置が、
磁極極S3、S1のピーク間の中央位置(104.5
゜)から45゜だけ規制極S3側に位置したパターンの
ものを用いている。
【0097】本実施例では、上記のマグネットパターン
をとることにより、現像画像にスクリューピッチムラが
発生しなかった。
【0098】前記したように、本実施例では、感光ドラ
ム3と現像スリーブ21の回転が、現像部でカウンター
方向をとっている。図2のように、現像装置の重力方向
下部で、現像スリーブ21上の現像剤層厚を規制した方
が、本実施例のように現像剤圧縮度を小さくする構成を
実現しやすく(現像スリーブ21に吸着していない現像
剤は、現像容器27内で重力方向下部に存在するからで
ある)、転写部が感光ドラム3の下部に位置する場合に
は、現像スリーブ21と感光ドラム3がカウンター方向
に回転する方が、本発明の構成の現像装置の実現が簡易
になる。
【0099】以上説明したように、本実施例によれば、
現像装置の現像剤担持体内磁石の反発磁極を構成する隣
接した同極性の磁極の一方を、現像剤担持体上の現像剤
の層厚を規制する現像剤層厚規制極とし、現像剤担持体
と像担持体とを互いにカウンター方向に回転して磁気ブ
ラシ現像する画像形成装置において、反発磁極の磁極間
での、現像剤担持体の表面における表面垂直方向の磁界
の強さBrの下限値Gaが反発磁極と同極性で、磁界の
強さBrの絶対値で10mT以下である領域が現像剤担
持体の周方向に35°以上の幅にわたって分布し、下限
値Gaが絶対値で2mT以上、10mT以下であり、そ
して下限値Gaが現像剤層厚規制極寄りに位置するよう
にしたので、現像剤の長寿命化と現像装置の小型化を図
ることができ、また黒ベタ部のスクリューピッチ状の濃
度ムラを防止して、ムラのない均一な画像を得ることが
できる。
【0100】なお、上記磁場の強さBrの測定は以下に
示す方法で行うことができる。
【0101】現像スリーブ(非磁性円筒)21表面上の
任意の位置における法線方向の磁束密度Brは、ベル社
のガウスメーターモデル640を用いて測定する。
【0102】測定時、現像スリーブ21は水平に固定さ
れ、現像スリーブ内の磁石(磁界発生手段)は回転自在
に取り付けられている。アクシャルプローブが現像スリ
ーブ21とはごく微小の間隔(本測定時は約100μm
に設定)を保って、かつ現像スリーブ21の中心とこの
プローブの中心がほぼ同一水平面にあるようにして水平
に固定され、ガウスメーターと接続され、現像スリーブ
21表面上における磁束密度を測定するものである。現
像スリーブ21と磁石はほぼ同心円であり、現像スリー
ブ21と磁石間の間隔はどこも等しいと考えてよい。従
って、磁石を回転させることにより、現像スリーブ21
上における法線方向の磁束密度Brを周方向すべてに対
して測定することができる。
【0103】比較例1 実施例1において、現像スリーブ21内マグネット23
として、反発磁極S3、S1の磁極間での現像スリーブ
の表面における表面垂直方向の磁界の強さBrの下限値
Gaが反発磁極と同極性で、その絶対値が12mTであ
るパターンのものを使用した。現像剤層厚規制磁極S3
と剥ぎ取り極S1のピーク位置の間隔は、実施例1と同
様105゜とし、同様に、下限値Gaの位置を45゜だ
け規制極S3側とした。
【0104】その他は実施例1と同じ条件にして現像に
供し、画像形成を行って、A3サイズの黒ベタ画像を出
力した結果、画像形成の初期から画像の後端に、T/D
比に起因するスクリューピッチ状の濃度ムラが発生し
た。
【0105】比較例2 実施例1において、現像スリーブ21内マグネット23
として、反発磁極S3、S1の磁極間での現像スリーブ
の表面における表面垂直方向の磁界の強さBrの下限値
Gaが反発磁極と同極性で、その絶対値が本発明の範囲
内の4.5mT、磁界の強さBrの絶対値10mT以下
の領域が現像スリーブの周方向に42°の分布であり、
現像剤層厚規制磁極S3と剥ぎ取り極S1のピーク位置
の間隔が実施例1と同様105゜であるが、下限値Ga
の位置が60゜だけ剥ぎ取り極S1側に位置したパター
ンのものを使用した。
【0106】その他は実施例1と同じ条件にして現像に
供し、画像形成を行って、A3サイズの黒ベタ画像を出
力した結果、画像形成の初期から画像の先端より、M/
S比に起因するスクリューピッチ状の濃度ムラが発生し
た。
【0107】実施例2 実施例1では、2成分現像剤中の磁性キャリアとして、
100mTの磁界における磁化が25×104A/mの
ものを用いたが、本実施例は、これよりも磁化が弱い2
0×104A/m以下の磁性キャリア、例えば15×1
4A/mの磁性キャリアを用いた。その他は実施例1
と同様にした。
【0108】実施例1において、磁性キャリアの磁化を
弱くすると、マグネット23の反発磁極のうちの現像剤
層厚規制極S3における現像剤の圧縮が弱まって、現像
剤の寿命がさらに延びる。しかしながら、磁性キャリア
の磁化を過剰に小さくすると、磁場に対して磁気的に鈍
感になり、現像後の現像スリーブ21上の現像剤が現像
剤層厚規制極S3に移動しやすくなるので、実施例1以
上に、現像後の現像スリーブ21上の現像剤の剥ぎ取り
がしづらくなり、スクリューピッチ状の濃度ムラが発生
しやすくなる。
【0109】そこで、本実施例では、いくつかの検討の
結果、実施例1の構成、即ち、現像装置の現像剤担持体
内磁石の反発磁極を構成する隣接した同極性の磁極の一
方を、現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する現像剤
層厚規制極とし、現像剤担持体と像担持体とを互いにカ
ウンター方向回転して磁気ブラシ現像する画像形成装置
において、反発磁極の磁極間での、現像剤担持体の表面
における表面垂直方向の磁界の強さBrの下限値Gaが
反発磁極と同極性で、磁界の強さBrの絶対値で10m
T以下である領域が現像剤担持体の周方向に35°以上
の幅にわたって分布し、下限値Gaが絶対値で2mT以
上、10mT以下であり、そして下限値Gaが現像剤層
厚規制極寄りに位置する構成に加え、さらにキャリアの
磁化を、100mTの磁界下で20×104A/m以下
とした。
【0110】キャリアの磁化の下限値は3.0×104
A/mである。キャリアの磁化が3.0×104A/m
未満であると、現像剤が現像スリーブ上にコートされな
い事態が生じる。
【0111】以上により、本実施例は、現像装置の小型
化と、実施例1以上の現像剤の長寿命化とを図ることが
でき、また黒ベタ部のスクリューピッチ状の濃度ムラを
防止して、ムラのない均一な画像を得ることができる。
【0112】実施例3 本実施例は、実施例1において、マグネット23の反発
磁極のうちの現像剤層厚規制極S3のピーク位置を、剥
ぎ取り極S1のピーク位置に対して重力方向下方とし、
かつ現像スリーブ21近傍の搬送スクリュー24側の現
像剤面を、規制極S3、剥ぎ取り極S1のピーク位置間
に位置させるようにした。
【0113】上記を実現するために、実施例1に対し以
下の点を変更した。
【0114】1つ目の変更は、現像スリーブ21近傍の
搬送スクリュー24と、現像スリーブ21から離れてい
る搬送スクリュー25との間で、現像剤の搬送速度を変
えたことである。
【0115】具体的には、搬送スクリュー24は、直径
14mm、ピッチ15mmでリブ無しとし、搬送スクリ
ュー25は、直径14mm、ピッチ20mmでリブ付き
とした。リブは幅4mm、高さ4mmで、これを搬送ス
クリューの長手方向に沿って、スクリューの羽根と羽根
の間で180゜おきの位置に取り付けた。搬送スクリュ
ー24と25の回転速度(単位時間当たりの回転数)は
同じとした。これにより、搬送スクリュー24の現像剤
搬送速度を、搬送スクリュー25の現像剤搬送速度より
遅くすることができる。
【0116】2つ目の変更は、現像剤の量を実施例1、
2の180gから10g増やして190gとした。現像
剤のT/D比は実施例1、2と同様、8%(重量%)で
ある。
【0117】上記の2つの変更を加えることにより、搬
送スクリュー25側の現像剤面の状態を、実施例1、2
と同じに保ちながら、搬送スクリュー24側の現像剤面
を高く設定することができる。
【0118】そして搬送スクリュー24側の現像剤面
を、現像剤層厚規制極S3と剥ぎ取り極S1のピーク間
位置に配置すれば、現像後の現像スリーブ21上の現像
剤が規制極S3側に移動しづらくなり、実施例1より
も、さらにスクリューピッチ状の濃度ムラが発生しづら
くなる。
【0119】本実施例は、具体的には、マグネット23
のパターンを、反発磁極を構成する磁極S3、S1間で
の、現像剤担持体の表面における表面垂直方向の磁界の
強さBrの下限値Gaが反発磁極と同極性で、磁界の強
さBrの絶対値で10mT以下である領域が現像剤担持
体の周方向に42°の幅にわたって分布し、下限値Ga
が絶対値で4.5mTであり、磁極S3、S1のピーク
位置間が105゜で、下限値Gaが50゜だけ規制極S
3寄りに位置するものとした。
【0120】以上のように、本実施例では、実施例1の
構成に加えて、現像剤層厚規制極のピーク位置を、剥ぎ
取り極のピーク位置に対し重力方向下方に配置し、現像
剤担持体近傍の現像剤搬送手段側の現像剤面を、規制極
のピーク位置と剥ぎ取り極のピーク位置との間に配置す
るようにしたので、現像剤の長寿命化及び現像装置の小
型化を図ることができ、また黒ベタ部のスクリューピッ
チ状の濃度ムラを防止して、ムラのない均一な画像を得
ることができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、キャリ
アとトナーを備える現像剤を収容する現像容器;現像容
器内の現像剤を搬送する搬送手段;搬送手段により搬送
された現像剤を担持し、像担持体上に形成された潜像を
現像する現像部へ現像剤を搬送する現像剤担持体;第1
磁極と、第1磁極の現像剤担持体の回転方向下流側に隣
り合うように設けられ第1磁極と同極性の第2磁極と、
を備え、現像剤担持体内に設けられて磁界を発生する磁
界発生手段;及び第2磁極と略対向する位置において現
像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する規制手段;を有
する現像装置において、第1磁極と第2磁極間において
形成される磁界の強さの現像剤担持体表面に垂直な方向
の成分Brは第1磁極よりも第2磁極に近い位置で最小
値となり、最小値は第1磁極と同極性である構成とされ
るので、2成分現像剤による現像でスクリューピッチ状
の濃度ムラを抑制した良好な画像を得ることができ、現
像剤の長寿命化及び装置の小型化を図ることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を使用し得る画像形成装置の
一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された本発明に係る
現像装置の一実施例を示す断面図である。
【図3】図2の現像装置の現像スリーブ内マグネットの
反発磁極を構成する2つの磁極間の磁界の強さの分布を
示す説明図である。
【符号の説明】
1(1M、1C、1Y、1K) 現像装置 3 感光ドラム(像担持
体) 18 現像剤層厚規制ブレ
ード 21 現像スリーブ(現像
剤担持体) 23 マグネットローラ
(磁界発生手段) 24、25 搬送スクリュー(搬
送手段) 27 現像容器

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアとトナーを備える現像剤を収容
    する現像容器;前記現像容器内の現像剤を搬送する搬送
    手段;前記搬送手段により搬送された現像剤を担持し、
    像担持体上に形成された潜像を現像する現像部へ現像剤
    を搬送する現像剤担持体;第1磁極と、前記第1磁極の
    前記現像剤担持体の回転方向下流側に隣り合うように設
    けられ前記第1磁極と同極性の第2磁極と、を備え、前
    記現像剤担持体内に設けられて磁界を発生する磁界発生
    手段;及び前記第2磁極と略対向する位置において前記
    現像剤担持体上の現像剤の層厚を規制する規制手段;を
    有する現像装置において、 前記第1磁極と前記第2磁極間において形成される磁界
    の強さの前記現像剤担持体表面に垂直な方向の成分Br
    は前記第1磁極よりも前記第2磁極に近い位置で最小値
    となり、前記最小値は前記第1磁極と同極性である、こ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記最小値の絶対値は2mT以上10m
    T以下であることを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記最小値の絶対値が10mT以下とな
    る領域は、前記現像剤担持体の周方向に35°以上の幅
    にわたって分布していることを特徴とする請求項2の現
    像装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送手段は回転するスクリューを備
    えることを特徴とする請求項1、2又は3の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記現像剤担持体と前記搬送手段との最
    近接部における距離は1mm以上7mm以下であること
    を特徴とする請求項4の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤担持体と前記搬送手段との最
    近接部における距離は2mm以上5mm以下であること
    を特徴とする請求項5の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記第2磁極は前記第1磁極よりも重力
    方向下方に設けられることを特徴とする請求項6の現像
    装置。
  8. 【請求項8】 重力方向において、前記現像容器内の現
    像剤面が前記第1磁極と前記第2磁極との間に位置する
    ように設定することを特徴とする請求項7の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記現像部において前記像担持体及び前
    記現像剤担持体の移動方向は互いに逆方向であることを
    特徴とする請求項8の現像装置。
  10. 【請求項10】 現像時、前記現像剤担持体には直流電
    圧と交流電圧とを重畳した電圧が印加されることを特徴
    とする請求項1の現像装置。
  11. 【請求項11】 前記現像剤担持体の直径は10mm以
    上25mm以下であることを特徴とする請求項1の現像
    装置。
  12. 【請求項12】 前記キャリアの磁化は、100mTの
    磁界において3.0×104以上20×104A/m以下
    であることを特徴とする請求項1の現像装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006091183A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
JP2017191220A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP2018142031A (ja) * 2018-06-26 2018-09-13 キヤノン株式会社 現像装置

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