JP2002148658A - 薄膜トランジスタパネル - Google Patents

薄膜トランジスタパネル

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JP2002148658A
JP2002148658A JP2000347712A JP2000347712A JP2002148658A JP 2002148658 A JP2002148658 A JP 2002148658A JP 2000347712 A JP2000347712 A JP 2000347712A JP 2000347712 A JP2000347712 A JP 2000347712A JP 2002148658 A JP2002148658 A JP 2002148658A
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やよい 中村
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裕満 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス型液晶表示装置の薄膜
トランジスタパネルにおいて、絶縁耐圧向上用絶縁膜上
におけるデータ信号ラインが断線し難いようにする。 【解決手段】 データ信号ライン3と補助容量電極6の
直線部6aを含む延出部6bとの重合部間およびデータ
信号ライン3と走査信号ライン2との交差部間には、チ
ャネル保護膜14形成用膜からなる絶縁耐圧向上用絶縁
膜7A、7Bが設けられている。この場合、絶縁耐圧向
上用絶縁膜7Aは、補助容量電極6の直線部6aを含む
延出部6bの4辺部端面よりもある程度内側に設けられ
ている。絶縁耐圧向上用絶縁膜7Bは、走査信号ライン
2の幅方向両端面よりもある程度内側に設けられてい
る。この結果、絶縁耐圧向上用絶縁膜7A、7Bに補助
容量電極6および走査信号ライン2の端部に起因する段
差が形成されず、したがって絶縁耐圧向上用絶縁膜7
A、7B上におけるデータ信号ライン3が断線し難いよ
うにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は薄膜トランジスタ
パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置に
は、薄膜トランジスタパネルと対向基板とを貼り合わ
せ、その間に液晶を封入したものがある。図4は従来の
このような液晶表示装置における薄膜トランジスタパネ
ルの一例の一部の透過平面図を示したものである。この
薄膜トランジスタパネルはガラス基板1を備えている。
ガラス基板1の上面側には走査信号ライン2とデータ信
号ライン3がマトリクス状に設けられ、その各交点近傍
には薄膜トランジスタ4、画素電極5および補助容量電
極6が設けられている。
【0003】画素電極5はデルタ配列されている。すな
わち、1つの画素を構成するR(赤)、G(緑)、B
(青)の3つの画素電極5は二等辺三角形(ギリシャ文
字Δ)の各頂点に対応する位置に配置されている。この
ため、走査信号ライン2は上下の画素電極5間において
行方向に直線状に延びて設けられ、データ信号ライン3
は左右の画素電極5間および上下の画素電極5間におい
て列方向に蛇行して設けられている。
【0004】補助容量電極6は、走査信号ライン2に平
行して配置された直線部6aと、この直線部6aからデ
ータ信号ライン3と重なる位置においてデータ信号ライ
ン3の配列方向に延出された延出部6bとからなってい
る。この場合、直線部6aは画素電極5の上辺部と重ね
合わされている。延出部6bの幅はデータ信号ライン3
の幅よりも大きく、延出部6bの左辺部はデータ信号ラ
イン3の左側に配置された画素電極5の右辺部と重ね合
わされ、右辺部はデータ信号ライン3の右側に配置され
た画素電極5の左辺部と重ね合わされている。なお、図
4において符号7で示す絶縁耐圧向上用絶縁膜について
は後で説明する。
【0005】次に、この薄膜トランジスタパネルの具体
的な構造について、図4のX−X線に沿う断面図である
図5および図4のY−Y線に沿う断面図である図6を参
照して説明する。この場合、図示の都合上、図5の平面
サイズは図4の平面サイズの2倍となっており、図6の
平面サイズは図4の平面サイズの4倍となっている。ガ
ラス基板1の上面の所定の箇所にはアルミニウム系金属
などからなるゲート電極11を含む走査信号ライン2が
設けられ、他の所定の箇所には同じくアルミニウム系金
属などからなる補助容量電極6が設けられ、その上面全
体には窒化シリコンからなるゲート絶縁膜12が設けら
れている。
【0006】ゲート電極11上におけるゲート絶縁膜1
2の上面の所定の箇所には真性アモルファスシリコンか
らなる半導体薄膜13が設けられている。半導体薄膜1
3の上面の所定の箇所には窒化シリコンからなるチャネ
ル保護膜14が設けられている。チャネル保護膜14の
上面の両側およびその両側における半導体薄膜13の上
面にはn型アモルファスシリコンからなるオーミックコ
ンタクト層15、16が設けられている。
【0007】一方のオーミックコンタクト層15の上面
およびゲート絶縁膜12の上面の所定の箇所にはドレイ
ン電極17を含むデータ信号ライン3が設けられてい
る。この場合、データ信号ライン3は、ドレイン電極1
7形成用のクロムからなる金属膜3a下にn型アモルフ
ァスシリコン膜3bおよび真性アモルファスシリコン膜
3cが設けられ、実質的にはこれらの3層構造となって
いる。真性アモルファスシリコン膜3cは、半導体薄膜
13を形成する際、半導体薄膜13と同一の膜によって
同時に形成されている。n型アモルファスシリコン膜3
bは、オーミックコンタクト層15、16を形成する
際、オーミックコンタクト層15、16と同一の膜によ
って同時に形成されている。
【0008】また、データ信号ライン3と補助容量電極
6の直線部6aを含む延出部6bとの重合部およびデー
タ信号ライン3と走査信号ライン2との交差部において
は、真性アモルファスシリコン膜3cとn型アモルファ
スシリコン膜3bとの間に、チャネル保護膜14を形成
するためのチャネル保護膜形成用膜からなる絶縁耐圧向
上用絶縁膜7が設けられている。つまり、絶縁耐圧向上
用絶縁膜7は、チャネル保護膜14を形成する際、チャ
ネル保護膜14と同一の膜によって同時に形成されてい
る。
【0009】また、図4に示すように、絶縁耐圧向上用
絶縁膜7は、列方向に延びるデータ信号ライン3の配列
領域ほぼ全体にわたって同一の幅で設けられ、且つ、補
助容量電極6の延出部6bの3辺部からある程度食み出
すように設けられている。したがって、画素電極5の左
右辺部は絶縁耐圧向上用絶縁膜7と重ね合わされてい
る。なお、図6において、絶縁耐圧向上用絶縁膜7を強
調するため、この絶縁耐圧向上用絶縁膜7のみにハッチ
ングを記入している。
【0010】他方のオーミックコンタクト層16の上面
にはクロムからなるソース電極18が設けられている。
ここで、ゲート電極11、ゲート絶縁膜12、半導体薄
膜13、チャネル保護膜14、オーミックコンタクト層
15、16、ドレイン電極17およびソース電極18に
より、薄膜トランジスタ4が構成されている。薄膜トラ
ンジスタ4などを含むゲート絶縁膜12の上面全体には
窒化シリコンからなるオーバーコート膜19が設けられ
ている。オーバーコート膜19の上面の所定の箇所には
ITOからなる画素電極5が設けられている。画素電極
5は、オーバーコート膜19に設けられたコンタクトホ
ール20を介してソース電極18に接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
薄膜トランジスタパネルでは、上述したように、絶縁耐
圧向上用絶縁膜7を、列方向に延びるデータ信号ライン
3の配列領域ほぼ全体にわたって設け、且つ、補助容量
電極6の延出部6bの3辺部からある程度食み出すよう
に設けている。このため、図6に示すように、補助容量
電極6の延出部6bの延出端部、その反対側における直
線部6aの端部および走査信号ライン2の幅方向両端部
にそれぞれ対応する各位置において、絶縁耐圧向上用絶
縁膜7に段差7aが形成されている。一方、データ信号
ライン3は、下から順に、真性アモルファスシリコン膜
3c、n型アモルファスシリコン膜3bおよび金属膜3
aの3層構造であり、このうちの真性アモルファスシリ
コン膜3cとn型アモルファスシリコン膜3bとの間に
絶縁耐圧向上用絶縁膜7が設けられている。しかるに、
窒化シリコンからなる絶縁耐圧向上用絶縁膜7とその上
に形成されたn型アモルファスシリコン膜3bとの密着
性があまり良くなく、このため絶縁耐圧向上用絶縁膜7
の段差7aを乗り越える部分におけるn型アモルファス
シリコン膜3bがクロムからなる金属膜3aの応力によ
り剥がれ易く、ひいてはデータ信号ライン3が断線し易
いという問題があった。この発明の課題は、絶縁耐圧向
上用絶縁膜上におけるデータ信号ラインが断線し難いよ
うにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、マトリクス状に設けられた走査信号ラインとデータ
信号ラインの各交点近傍に薄膜トランジスタ、画素電極
および補助容量電極が設けられた薄膜トランジスタパネ
ルにおいて、前記走査信号ラインおよび前記補助容量電
極と前記データ信号ラインとの間にゲート絶縁膜を設
け、前記データ信号ラインと前記補助容量電極との重合
部間に絶縁耐圧向上用絶縁膜を前記補助容量電極から食
み出さないように設けたものである。請求項2に記載の
発明は、請求項1に記載の発明において、前記走査信号
ラインと前記データ信号ラインとの交差部間に絶縁耐圧
向上用絶縁膜を前記走査信号ラインから食み出さないよ
うに設けたものである。請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載の発明において、前記絶縁耐圧向上
用絶縁膜を前記ゲート絶縁膜上に設けたものである。請
求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明
において、前記ゲート絶縁膜上に前記データ信号ライン
に沿う半導体薄膜を設け、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜を
前記半導体薄膜上に設けたものである。請求項5に記載
の発明は、請求項3または4に記載の発明において、前
記データ信号ライン下にn型半導体層を設け、前記絶縁
耐圧向上用絶縁膜を前記n型半導体層下に設けたもので
ある。請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれ
かに記載の発明において、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜を
前記薄膜トランジスタのチャネル保護膜を形成するため
のチャネル保護膜形成用膜と同一の材料によって形成し
たものである。請求項7に記載の発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の発明において、前記画素電極の側辺
部が前記データ信号ラインと前記補助容量電極との重合
部間に設けられた前記絶縁耐圧向上用絶縁膜と重合する
部分を有するものである。そして、請求項1に記載の発
明によれば、データ信号ラインと補助容量電極との重合
部間に絶縁耐圧向上用絶縁膜を補助容量電極から食み出
さないように設けているので、絶縁耐圧向上用絶縁膜に
補助容量電極の端部に起因する段差が形成されず、した
がって絶縁耐圧向上用絶縁膜上におけるデータ信号ライ
ンが断線し難いようにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態にお
ける薄膜トランジスタパネルの要部の透過平面図を示
し、図2はそのX−X線に沿う断面図を示し、図3はそ
のY−Y線に沿う断面図を示したものである。なお、こ
れらの図において、説明の便宜上、図4〜図6に示す従
来のものと同一名称部分には同一の符号を付して説明す
ることとする。
【0014】図1に示すように、この薄膜トランジスタ
パネルはガラス基板1を備えている。ガラス基板1の上
面側には走査信号ライン2とデータ信号ライン3がマト
リクス状に設けられ、その各交点近傍には薄膜トランジ
スタ4、画素電極5および補助容量電極6が設けられて
いる。
【0015】画素電極5はデルタ配列されている。すな
わち、1つの画素を構成するR(赤)、G(緑)、B
(青)の3つの画素電極5は二等辺三角形の各頂点に対
応する位置に配置されている。このため、走査信号ライ
ン2は上下の画素電極5間において行方向に直線状に延
びて設けられ、データ信号ライン3は左右の画素電極5
間および上下の画素電極5間において列方向に蛇行して
設けられている。
【0016】補助容量電極6は、走査信号ライン2に平
行して配置された直線部6aと、この直線部6aからデ
ータ信号ライン3と重なる位置においてデータ信号ライ
ン3の配列方向に延出された延出部6bとからなってい
る。この場合、直線部6aは画素電極5の上辺部と重ね
合わされている。延出部6bの幅はデータ信号ライン3
の幅よりも大きく、延出部6bの左辺部はデータ信号ラ
イン3の左側に配置された画素電極5の右辺部と重ね合
わされ、右辺部はデータ信号ライン3の右側に配置され
た画素電極5の左辺部と重ね合わされている。なお、図
1において符号7A、7Bで示す絶縁耐圧向上用絶縁膜
については後で説明する。
【0017】次に、この薄膜トランジスタパネルの具体
的な構造について、図2および図3を参照して説明す
る。この場合、図示の都合上、図2の平面サイズは図1
の平面サイズの2倍となっており、図3の平面サイズは
図1の平面サイズの4倍となっている。ガラス基板1の
上面の所定の箇所にはアルミニウム系金属などからなる
ゲート電極11を含む走査信号ライン2が設けられ、他
の所定の箇所には同じくアルミニウム系金属などからな
る補助容量電極6が設けられ、その上面全体には窒化シ
リコンからなるゲート絶縁膜12が設けられている。
【0018】ゲート電極11上におけるゲート絶縁膜1
2の上面の所定の箇所には真性アモルファスシリコンか
らなる半導体薄膜13が設けられている。半導体薄膜1
3の上面の所定の箇所には窒化シリコンからなるチャネ
ル保護膜14が設けられている。チャネル保護膜14の
上面の両側およびその両側における半導体薄膜13の上
面にはn型アモルファスシリコンからなるオーミックコ
ンタクト層15、16が設けられている。
【0019】一方のオーミックコンタクト層15の上面
およびゲート絶縁膜12の上面の所定の箇所にはドレイ
ン電極17を含むデータ信号ライン3が設けられてい
る。この場合、データ信号ライン3は、ドレイン電極1
7形成用のクロムからなる金属膜3a下にn型アモルフ
ァスシリコン膜3bおよび真性アモルファスシリコン膜
3cが設けられ、実質的にはこれらの3層構造となって
いる。真性アモルファスシリコン膜3cは、半導体薄膜
13を形成する際、半導体薄膜13と同一の膜によって
同時に形成されている。n型アモルファスシリコン膜3
bは、オーミックコンタクト層15、16を形成する
際、オーミックコンタクト層15、16と同一の膜によ
って同時に形成されている。
【0020】また、データ信号ライン3と補助容量電極
6の延出部6bとの重合部およびデータ信号ライン3と
走査信号ライン2との交差部においては、真性アモルフ
ァスシリコン膜3cとn型アモルファスシリコン膜3b
との間に、チャネル保護膜14を形成するためのチャネ
ル保護膜形成用膜とプロセスで形成された絶縁耐圧向上
用絶縁膜7A、7Bが設けられている。つまり、絶縁耐
圧向上用絶縁膜7A、7Bは、チャネル保護膜14を形
成する際、チャネル保護膜14と同一の材料によって同
時に形成されている。
【0021】また、図1に示すように、絶縁耐圧向上用
絶縁膜7Aは、補助容量電極6の直線部6aを含む延出
部6bの4辺部端面よりもある程度内側につまり当該4
辺部端面から食み出さないように設けられている。この
場合、画素電極5の左右辺部は絶縁耐圧向上用絶縁膜7
Aと重ね合わされている。絶縁耐圧向上用絶縁膜7B
は、走査信号ライン2の幅方向両端面よりもある程度内
側につまり当該両端面から食み出さないように設けられ
ている。なお、図3において、絶縁耐圧向上用絶縁膜7
A、7Bを強調するため、この絶縁耐圧向上用絶縁膜7
A、7Bのみにハッチングを記入している。
【0022】ここで、絶縁耐圧向上用絶縁膜7A、7B
およびチャネル保護膜14を形成する場合、フォトレジ
ストを補助容量電極6およびゲート電極11を含む走査
信号ライン2をマスクとした裏面露光および露光マスク
を用いた表面露光を含むフォトリソグラフィにより形成
すると、特に、絶縁耐圧向上用絶縁膜7A、7Bを補助
容量電極6および走査信号ライン2から食み出さないよ
うに形成することができる。つまり、フォトレジストに
より形成されるマスクの外形の中、補助容量電極6およ
び走査信号ライン2に沿う部分は、裏面露光によって補
助容量電極6および走査信号ライン2の端縁から数μm
以内の領域に画定し、マスクの外形の残りの部分は表面
露光により画定することにより、絶縁耐圧向上用絶縁膜
7A、7Bを正確に補助容量電極6および走査信号ライ
ン2の内側に配置することが可能である。
【0023】他方のオーミックコンタクト層16の上面
にはクロムからなるソース電極18が設けられている。
ここで、ゲート電極11、ゲート絶縁膜12、半導体薄
膜13、チャネル保護膜14、オーミックコンタクト層
15、16、ドレイン電極17およびソース電極18に
より、薄膜トランジスタ4が構成されている。薄膜トラ
ンジスタ4などを含むゲート絶縁膜12の上面全体には
窒化シリコンからなるオーバーコート膜19が設けられ
ている。オーバーコート膜19の上面の所定の箇所には
ITOからなる画素電極5が設けられている。画素電極
5は、オーバーコート膜19に設けられたコンタクトホ
ール20を介してソース電極18に接続されている。
【0024】以上のように、この薄膜トランジスタパネ
ルでは、絶縁耐圧向上用絶縁膜7Aを、補助容量電極6
の直線部6aを含む延出部6bの4辺部端面よりもある
程度内側につまり当該4辺部端面から食み出さないよう
に設け、絶縁耐圧向上用絶縁膜7Bを、走査信号ライン
2の幅方向両端面よりもある程度内側につまり当該両端
面から食み出さないように設けているので、絶縁耐圧向
上用絶縁膜7A、7Bに補助容量電極6および走査信号
ライン2の端部に起因する段差が形成されず、したがっ
て絶縁耐圧向上用絶縁膜7A、7B上におけるデータ信
号ライン3が断線し難いようにすることができる。
【0025】なお、上記実施形態では、絶縁耐圧向上用
絶縁膜7A、7Bを、ゲート絶縁膜12上に形成した真
性アモルファスシリコン膜3c上に形成しているが、こ
れに限らず、ゲート絶縁膜12上に直接形成してもよ
い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、データ信号ラインと補助容量電極との重合部間に絶
縁耐圧向上用絶縁膜を補助容量電極から食み出さないよ
うに設けているので、絶縁耐圧向上用絶縁膜に補助容量
電極の端部に起因する段差が形成されず、したがって絶
縁耐圧向上用絶縁膜上におけるデータ信号ラインが断線
し難いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における薄膜トランジス
タパネルの要部の透過平面図。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図。
【図3】図1のY−Y線に沿う断面図。
【図4】従来の薄膜トランジスタパネルの一例の一部の
透過平面図。
【図5】図4のX−X線に沿う断面図。
【図6】図4のY−Y線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 走査信号ライン 3 データ信号ライン 4 薄膜トランジスタ 5 画素電極 6 補助容量電極 7A、7B 絶縁耐圧向上用絶縁膜 14 チャネル保護膜
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA26 JA29 JA38 JA42 JA44 JA46 JB13 JB23 JB32 JB33 JB38 JB51 JB58 JB63 JB69 KA05 KA07 KA16 KA18 MA05 MA08 MA14 MA15 MA16 MA18 MA19 MA20 MA27 MA35 MA37 MA41 NA14 NA25 PA06 5C094 AA31 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 DA15 EA04 EA07 FB15 5F110 AA26 BB01 CC07 DD02 EE03 FF03 GG02 GG15 GG35 HK04 HK09 HK16 HK21 HL07 HM19 NN02 NN06 NN12 NN24 NN72 QQ12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に設けられた走査信号ライ
    ンとデータ信号ラインの各交点近傍に薄膜トランジス
    タ、画素電極および補助容量電極が設けられた薄膜トラ
    ンジスタパネルにおいて、前記走査信号ラインおよび前
    記補助容量電極と前記データ信号ラインとの間にゲート
    絶縁膜が設けられ、前記データ信号ラインと前記補助容
    量電極との重合部間に絶縁耐圧向上用絶縁膜が前記補助
    容量電極から食み出さないように設けられていることを
    特徴とする薄膜トランジスタパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、前記走
    査信号ラインと前記データ信号ラインとの交差部間に絶
    縁耐圧向上用絶縁膜が前記走査信号ラインから食み出さ
    ないように設けられていることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の発明におい
    て、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜は前記ゲート絶縁膜上に
    設けられていることを特徴とする薄膜トランジスタパネ
    ル。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の発明におい
    て、前記ゲート絶縁膜上に前記データ信号ラインに沿う
    半導体薄膜が設けられ、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜は前
    記半導体薄膜上に設けられていることを特徴とする薄膜
    トランジスタパネル。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の発明におい
    て、前記データ信号ライン下にn型半導体層が設けら
    れ、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜は前記n型半導体層下に
    設けられていることを特徴とする薄膜トランジスタパネ
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記絶縁耐圧向上用絶縁膜は前記薄膜トランジ
    スタのチャネル保護膜を形成するためのチャネル保護膜
    形成用膜と同一の材料によって形成されていることを特
    徴とする薄膜トランジスタパネル。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の発明に
    おいて、前記画素電極の側辺部は前記データ信号ライン
    と前記補助容量電極との重合部間に設けられた前記絶縁
    耐圧向上用絶縁膜と重合する部分を有することを特徴と
    する薄膜トランジスタパネル。
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Cited By (6)

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