JP2002148410A - ロッドレンズアレイの製造方法 - Google Patents

ロッドレンズアレイの製造方法

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JP2002148410A
JP2002148410A JP2000343212A JP2000343212A JP2002148410A JP 2002148410 A JP2002148410 A JP 2002148410A JP 2000343212 A JP2000343212 A JP 2000343212A JP 2000343212 A JP2000343212 A JP 2000343212A JP 2002148410 A JP2002148410 A JP 2002148410A
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lens element
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Masahide Wakizaka
政英 脇坂
Kiyotaka Sasaki
清隆 佐々木
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ素線の配列時の位置ずれを防止できる
のみならず、側板取り付け時のレンズ素線の動きを拘束
して、レンズ素子の配列ばらつきを防止する。 【解決手段】 溝付き定盤に、多数本のレンズ素線を供
給して、浅溝にレンズ素線を収めて配列するレンズ素線
配列工程;各レンズ素線を樹脂中で半埋設状態にして側
板に接着する半埋設工程;各レンズ素線を完全埋設状態
にする完全埋設工程を具備している。側板本体22のレ
ンズ素線24側の表面に、スクリーン印刷法あるいはフ
ォトリソグラフィ法などによってレンズ素線長手方向に
延びる突条28をレンズ素線配列ピッチと同じピッチで
多数本配列形成したストライプパターン付きの側板20
を用い、隣接する突条間に各レンズ素線が位置する状態
で接着する。1列及び2列構造に適用できる。側板本体
の片面全体に塗料を塗布して下塗り層を形成し、その上
に多数本の突条を配列形成するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の屈折率分布
型ロッドレンズを所定間隔で平行に精密配列し、両側の
側板間で樹脂中に埋設した状態で固定するロッドレンズ
アレイの製造方法に関するものである。このロッドレン
ズアレイは、例えば電子写真式プリンタ装置などにおけ
る画像書き込み系光学部品などとして有用である。
【0002】
【従来の技術】ロッドレンズアレイは、多数の微小な屈
折率分布型ロッドレンズを整列配置することにより、全
体で1個の連続した正立等倍実像が形成されるようにし
た光学部品である。このようなロッドレンズアレイは、
光路長が短く反転ミラーが不要であるため装置を小型化
できる特徴があり、そのため画像を形成するファクシミ
リ、イメージスキャナ、複写機等の画像読み取り系、及
び画像信号に応じた潜像を感光体上に形成する画像書き
込み系の光学部品として多用されている。近年の電子写
真式プリンタは、銀塩写真に迫る高解像度化が促進さ
れ、潜像に対する精度要求も自ずと高まり、画像書き込
み系光学部品においても結像位置精度の品質向上が望ま
れている。
【0003】従来、この種のロッドレンズアレイは、一
般に、次のような方法で製造されている。製造工程とし
ては、多数本のレンズ素線を隙間無く配列してその上下
に側板を配置し固定する組立工程、組み立てられたブロ
ックのレンズ素線間に樹脂を含浸させる含浸硬化工程、
所定のレンズ長に切断する切断工程からなる。側板とし
ては、通常、ガラス繊維強化プラスチック積層板(FR
P板)が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このFRP
板表面にはガラス布の織り周囲に起因する微小な周期的
凹凸があり、含浸工程において、この凹凸の影響を受け
てレンズ素線の位置ずれが発生し易い。また、レンズ素
線の反りや表面粗度の影響による位置ずれも発生する。
【0005】例えば、図7に示すように、画像信号に応
じて出光部(LED素子)10が点滅し、ロッドレンズ
12によってその潜像を結像面(感光ドラム)14上に
形成する画像書き込み系では、ロッドレンズ12に配列
の乱れがあると、感光ドラム潜像電位は大きく変動して
しまう。このようなロッドレンズの配列乱れによる結像
位置のばらつきに起因して、画像書き込み光学系におい
て解像度が制限されている。
【0006】そこで、レンズ素線の配列精度を高めるた
めに、レンズ素線径に相当するピッチで溝を設けた定盤
上にレンズ素線を配列した後、側板の取り付けを行う方
法が提案されている(特開平9−90105号公報参
照)。確かに、この方法によってレンズ素線の配列精度
は改善される。しかし、レンズ素線にはある程度の線径
のばらつきは避けられないため、定盤の溝ピッチは線径
ばらつきの最大値に設定する必要がある。そのため、配
列したレンズ素線間には微小な間隙が存在し、側板取り
付け時(樹脂を含浸する際)に位置ずれが生じる恐れが
ある。即ち、片側の側板を取り付ける半埋設工程時には
溝付き定盤があるために位置ずれは生じ難いが、完全埋
設工程では位置ずれを規制するものが無いためにレンズ
素線の配列精度が低下する恐れがある。
【0007】本発明の目的は、レンズ素線の配列時の位
置ずれを防止できるのみならず、側板取り付け時のレン
ズ素線の動きを拘束することにより、レンズ素子の配列
ばらつき(位置ずれ)を抑制できるロッドレンズアレイ
の製造方法を提供することである。本発明の他の目的
は、画像書き込み光学系において、結像位置精度の品位
向上を図ることができるロッドレンズアレイの製造方法
を提供することである。本発明の更に他の目的は、側板
自体に、高い寸法精度で、容易に且つ低コストでレンズ
素線の動きを拘束できる手段を形成でき、レンズ素線の
細径化にも十分対応できるような方法を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、屈折率分布型
ロッドレンズのレンズ素線が収まる浅溝を多数均等間隔
で平行に形成した溝付き定盤に、多数本のレンズ素線を
供給して、前記浅溝にレンズ素線を収めて配列するレン
ズ素線配列工程、配列されたレンズ素線群に対向するよ
うに含浸用樹脂シートと側板を配置し、加熱して該樹脂
シートを粘稠状態にし加圧することにより各レンズ素線
を樹脂中で半埋設の状態にして側板に接着した後、前記
定盤から引き離す半埋設工程、半埋設状態にあるレンズ
素線配列体のレンズ素線に対向して含浸用樹脂シートと
側板を配置し、加熱して該樹脂シートを粘稠状態にし加
圧することによりレンズ素線を側板に接着して各レンズ
素線を完全埋設状態にする完全埋設工程、を具備してい
る1列構造のロッドレンズアレイの製造方法において、
半埋設工程、もしくは半埋設工程と完全埋設工程の両方
で用いる側板として、側板本体のレンズ素線側の表面に
レンズ素線長手方向に延びる突条をレンズ素線配列ピッ
チと同じピッチで多数本配列形成したストライプパター
ン付きの側板を用い、該側板の隣接する突条間に各レン
ズ素線が位置する状態で接着するロッドレンズアレイの
製造方法である。
【0009】また本発明は、屈折率分布型ロッドレンズ
のレンズ素線が収まる浅溝を多数均等間隔で平行に形成
した溝付き定盤に、多数本のレンズ素線を供給して、前
記浅溝にレンズ素線を収めて配列するレンズ素線配列工
程、配列されたレンズ素線群に対向するように含浸用樹
脂シートと側板を配置し、加熱して該樹脂シートを粘稠
状態にし加圧することにより各レンズ素線を樹脂中で半
埋設の状態にして側板に接着した後、前記定盤から引き
離す半埋設工程、半埋設状態にあるレンズ素線配列体を
2体、レンズ素線の側を対向させ、それらの間に含浸用
樹脂シートを配置し、加熱して該樹脂シートを粘稠状態
にし加圧することによりレンズ素線を側板に接着して各
レンズ素線を完全埋設状態にする完全埋設工程、を具備
している2列構造のロッドレンズアレイの製造方法にお
いて、半埋設工程で用いる側板として、側板本体のレン
ズ素線側の表面にレンズ素線長手方向に延びる突条をレ
ンズ素線配列ピッチと同じピッチで多数本配列形成した
ストライプパターン付きの側板を用い、該側板の隣接す
る突条間に各レンズ素線が位置する状態で接着するロッ
ドレンズアレイの製造方法である。
【0010】ロッドレンズアレイの結像位置ずれを低減
するためには、レンズ素線の配列ばらつきを低減しなけ
ればならない。配列ばらつきは、レンズ素線の配列時だ
けでなく、側板取り付け時にレンズ素線が動くことによ
っても生じる。そこで本発明では、このレンズ素線の動
きを側板自体に形成した突条によって抑制している。こ
れらの突条は、側板本体、換言すれば製品そのものに設
けるために、低コストで形成する必要があり、且つレン
ズの細径化(直径1mm以下)に伴って高い寸法精度が要
求される。従来技術としては、特開平7−46383号
公報に見られるように、レンズアレイの側板に溝形状を
作り込む方法が提案されている。溝形状の作製方法とし
ては、側板自体に溝をプレス転写する方法や、機械加工
で溝を掘る方法が考えられる。しかし、上記の手法によ
って、細径化されたロッドレンズに対応可能なる高精度
の溝深さとピッチを実現することは、高度の設備と高い
コストが要求されるため実用的ではない。そこで本発明
では溝ではなく、多数の突条を精密に形成することとし
ている。その突条の製法としては、スクリーン印刷法あ
るいはフォトリソグラフィ法が好ましい。これによっ
て、断面矩形状の突条を高精度で配列形成することがで
きる。
【0011】スクリーン印刷法の場合には、側板本体の
片面全体に塗料を塗布して下塗り層を形成し、その上に
レンズ素線配列用の多数本の突条を形成するのが望まし
い。例えば、下塗り層は厚さ5〜15μmの塗膜を1層
又は2層下塗りした層とし、突条は厚みを比較的精度管
理が容易な10〜30μmとし、ピッチをレンズ素線の
線径の製造ばらつきの最大値付近に設定する。
【0012】側板本体は、ガラス繊維強化プラスチック
積層板(FRP板)でもよいし、ガラス板でもよい。下
塗り層を設けることによって、FRP板の場合にはガラ
ス織りに起因する表面の微小凹凸を軽減する効果が生じ
る。ガラス板の場合には黒色顔料などを混入して不透光
性とすることで漏れ光(迷光)防止の効果が生じる。下
塗り層及び突条の塗料としては、レンズ素線間に含浸す
る樹脂との十分な界面接着強度を確保するため、エポキ
シ樹脂系の塗料を用いるのが望ましい。
【0013】フォトリソグラフィ法の場合には、側板本
体全面にレジストを塗布しマスキングを施して露光、可
溶化してエッチングすることによって突条を多数本配列
形成する。例えば、厚さ5〜15μmの全面レジスト下
地層上に、厚みが10〜30μmの突条が形成されるよ
うにレジスト塗布とエッチングを制御するのが好まし
い。
【0014】
【実施例】図1は本発明で用いる側板の一例を示す説明
図である。側板20は、側板本体22のレンズ素線24
側の表面全体に、塗料をスクリーン印刷して下塗り層2
6を形成し、次いでその下塗り層26の上に、同じ塗料
をストライプ状にスクリーン印刷することによって、レ
ンズ素線長手方向に延びる多数本の突条28をレンズ素
線配列ピッチと同じピッチで形成したものである。
【0015】ここで側板本体22としてはFRP板を用
い、塗料にはエポキシ樹脂系の塗料を用いている。下塗
り層26は、塗膜を2層下塗りして厚さ(t1 )25μ
mの層とし、突条の厚み(t2 )は比較的精度管理が容
易な25μmとする。突条形成のピッチは、レンズ素線
の線径の製造ばらつきの最大値付近に設定している。F
RP板の場合には、表面にガラス布の織りに起因する微
小な凹凸があるが、下塗り層を設けることで、その微小
な凹凸を軽減することができる。下塗り層及び突条の塗
料としてエポキシ樹脂系の塗料を用いると、レンズ素線
間に含浸する樹脂との十分な界面接着強度を確保するこ
とができるため好ましい。
【0016】図2は本発明に係るロッドレンズアレイの
製造方法の一実施例を示す工程説明図である。本発明で
は、屈折率分布型ロッドレンズのレンズ素線の配列に溝
付き定盤を用いる。溝付き定盤30は、Aに示すよう
に、金属製平板の上面にレンズ素線24の一部が収まる
浅溝32を多数均等間隔で平行に形成した部材であり、
例えば縦横数百mmの大きさである。各浅溝32は、断面
V型をなし、配列するレンズ素線24の上半分以上が突
出するような極く浅い形状である。ここでレンズ素線2
4は、直径0.6mm程度、長さ400mm程度の細長状の
ガラスロッドである。溝付き定盤30に、多数本のレン
ズ素線24を供給して、各浅溝32にレンズ素線24を
収め、レンズ素線同士がほぼ密接するような精密配列を
行う。
【0017】Bに示すように、溝付き定盤30は、作業
台34の上に断熱シート36を介して載置する。他方、
側板20の突条を形成した面には、薄い含浸用の樹脂シ
ート38を熱圧着により仮接着しておく。樹脂シート3
8は、従来同様、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂のアイラ
ンド構造をなす樹脂(島の部分が熱可塑性樹脂)に、黒
色顔料であるカーボンブラックを混入し、厚さ約80μ
mとなるように形成した黒色樹脂シートでよい。そし
て、配列されたレンズ素線24の上方に、樹脂シート3
8が仮接着された側板20を載置する。樹脂シート38
を加熱して粘稠状態とし、側板20の上面に載置したウ
エイト40により加熱する。これによって樹脂シート3
8の樹脂が流動してレンズ素線間隙に入り込み、各レン
ズ素線24は樹脂によって半埋設状態となる。この時、
各レンズ素線は、反りがあったとしても、加圧力で浅溝
に押し付けられるために自然に真っ直ぐな状態に矯正さ
れ、他方、側板の突条間に押し付けられる。従って、そ
のままの状態で樹脂を仮硬化させると、精密配列された
状態で仮固定される。その後、溝付き定盤30から引き
離すことで、図2のCに示すような半埋設状態にあるレ
ンズ素線配列体42が得られる。なお、符号39は、流
動した含浸樹脂を示す。各レンズ素線24は、側板20
の隣接する突条28間で動きが規制されるため、溝付き
定盤から引き離されても、精密配列状態が保たれる。
【0018】一列構造のロッドレンズを製造する場合に
は、図3に示すような工程を経る。前記の工程で半埋設
状態にあるレンズ素線配列体42のレンズ素線側に、前
記と同じストライプパターン付きの側板20と、その突
条を形成した面に熱圧着により仮接着した薄い含浸用の
樹脂シート38を配置する。その際、突条間にレンズ素
線が位置するように、側板を位置決めする。そして、樹
脂シート38を加熱粘稠状態にしてウエイト40により
加圧する。これによって、樹脂シートの含浸樹脂は流動
してレンズ素線間隙に入り込み、レンズ素線は樹脂によ
って完全埋設状態となる。その後、樹脂を本硬化させる
ことで固定する。この工程では、各レンズ素線は側板に
設けられている突条間で動きが規制されるために、精密
配列状態が乱れる恐れはない。
【0019】これによって図4に示すような側板20で
挾まれた1列構造のレンズ素線配列体44が得られる。
このレンズ素線配列体44では、従来同様、レンズ素線
同士及びレンズ素線と側板との間隙が本硬化した含浸樹
脂39で完全に充填された構造となる。このような完全
埋設状態にあるレンズ素線配列体を、両側を必要に応じ
て切り落とすと共に、レンズ素線に直交する方向に所定
の長さ(レンズ長)で切断することによって、屈折率分
布型ロッドレンズアレイが得られる。
【0020】上記の実施例ではウエイトを載置する最も
簡単な方法によって加圧を行うように説明しているが、
ホットプレスを用いてもよい。しかし実際には、ロール
加圧法を採用して空気を追い出しながら端から順に徐々
に加圧する方法が望ましい。面で加圧すると気体が抜け
難いことがあるからである。本発明では側板に突条が形
成されていて、それによってレンズ素線の動きが規制さ
れるために、特に、このようなロール加圧の場合には、
配列の乱れを防止できる点で有効である。
【0021】上記の実施例では、両方の側板共に多数本
の突条を有するものを用いている。配列乱れを最小限に
抑えるにはこの方法が最も好ましいが、半埋設状態にす
る方の側板のみをストライプパターン付きとし、反対側
の側板は従来同様平面のものを用いても、加熱溶着時の
レンズ素線の動きはある程度抑えることができ、配列乱
れを軽減することができる。
【0022】2列構造の場合には、図5に示すように、
前記実施例と同様の工程で作製した半埋設状態のレンズ
素線配列体42を2組、レンズ素線24の側を対向させ
て配置し、それらの間に含浸用の樹脂シート38を介在
させる。そして、該樹脂シート38を加熱粘稠状態にし
て加圧する。すると、樹脂は流動してレンズ素線の隙間
に入り込み、各レンズ素線は完全埋設状態となる。そこ
で、既に仮硬化状態にあった樹脂も含めて、全ての樹脂
を本硬化させる。このようにして、図6に示すように、
側板20で挾まれた2列構造のレンズ素線配列体46が
得られる。その後は、前記実施例と同様、レンズ素線に
直交するように所定の長さ(レンズ長)で切断すること
で屈折率分布型ロッドレンズアレイが得られる。
【0023】なお、本発明で用いる樹脂シート38は、
レンズ素線24の直径と配列ピッチに対して各レンズ素
線の隙間を埋める程度の適度の厚みに設定しておく必要
がある。上記の実施例では、予め側板に仮接着している
が、接着することなく単に重ねて加熱加圧する方法でも
よい。
【0024】上記の実施例は、突条を多数本配列形成し
たストライプパターンを設けるのにスクリーン印刷法を
利用しているが、フォトリソグラフィ法を利用してもよ
い。フォトリソグラフィ法により形成する突条の方がス
クリーン印刷法により形成する突条よりも形状の精度は
良好である。
【0025】フォトリソグラフィ法による手順の概略は
次の通りである。 (1)側板本体表面全面にレジストを塗布する。レジス
トを全面に塗布する方法としては、厚みの制御性の観点
から、水性レジストをスプレーノズルから側板本体に吹
き付ける方法が望ましい。スプレー塗布の1回当たりの
塗布厚を設定し、所望の塗布厚みに達するまで複数回の
スプレー塗布を行う。例えば、初期塗りを15μm程度
施して側板本体の面粗さをレジストコートにより平坦化
し、次に30μm厚みにスプレー塗布を行うことによ
り、レジスト厚みを45±5μm前後に制御できる。レ
ジスト材料としては、ネガティブ型とポジティブ型の2
種類あり、前者は感光部が重合して現像液に不溶性とな
るものを言い、後者は逆に可溶性になるものを言う。ポ
ジティブ型は解像度に優れ、ネガティブ型は解像度では
やや劣るが、接着性や耐薬品性に優れているので、用途
などにより選択するのが望ましい。以下に説明する本実
施例では、解像度に優れるポジティブ型を採用した。
【0026】(2)マスクシート貼付 所定のストライプパターン形状が切り抜かれたマスクシ
ートを、レジストコートを施した側板表面に貼り付け
る。 (3)露光 紫外線照射によりマスキングされていないレジスト部を
露光し、可溶化する。 (4)エッチング マスクシートを剥離した後、エッチング(現像)処理を
行う。エッチング法としては、浸漬エッチング法、パド
ルエッチング法、スプレーエッチング法に大別できる
が、エッチング速度が速く、エッチング均一性に優れ、
アンダーカットが小さいなどの特徴を持つスプレーエッ
チング法が好ましい。 (5)洗浄 最後に、洗浄を行う。
【0027】このようにして、側板本体のレンズ素線側
の表面にレンズ素線長手方向に延びる突条をレンズ素線
配列ピッチと同じピッチで多数本配列形成したストライ
プパターン付きの側板が形成でき、それを用いて前記実
施例と同様に、側板の隣接する突条間に各レンズ素線が
位置する状態で接着するようにしてロッドレンズアレイ
を製造する。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記のように、溝付き定盤を用
いるために、レンズ素線の配列時の位置ずれを防止でき
るのみならず、多数本の突条を精密形成した側板を用い
る方法であるので、側板取り付け時のレンズ素線の動き
を拘束でき、それによってレンズ素線の配列ばらつきを
抑制できる。その結果、例えば画像書き込み光学系にお
いて、結像位置精度の品位向上を図ることができる。
【0029】本発明では、側板自体にスクリーン印刷法
あるいはフォトリソグラフィ法により突条を形成する方
法であるので、高い寸法精度で、容易に且つ低コストで
レンズ素線の動きを拘束できる手段を形成でき、量産化
にも適し、レンズ素線の細径化にも十分対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で用いる側板の一実施例を示す説明
図。
【図2】半埋設状態のレンズ素線配列体を製造する工程
の一例を示す説明図。
【図3】1列構造のレンズ素線配列体の製造工程を示す
説明図。
【図4】1列構造のレンズ素線配列体の一例を示す説明
図。
【図5】2列構造のレンズ素線配列体の製造工程を示す
説明図。
【図6】2列構造のレンズ素線配列体の一例を示す説明
図。
【図7】画像書き込み系におけるレンズ配列の乱れと潜
像電位の関係を示す説明図。
【符号の説明】
20 側板 22 側板本体 24 レンズ素線 26 下塗り層 28 突条

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率分布型ロッドレンズのレンズ素線
    が収まる浅溝を多数均等間隔で平行に形成した溝付き定
    盤に、多数本のレンズ素線を供給して、前記浅溝にレン
    ズ素線を収めて配列するレンズ素線配列工程、 配列されたレンズ素線群に対向するように含浸用樹脂シ
    ートと側板を配置し、加熱して該樹脂シートを粘稠状態
    にし加圧することにより各レンズ素線を樹脂中で半埋設
    の状態にして側板に接着した後、前記定盤から引き離す
    半埋設工程、 半埋設状態にあるレンズ素線配列体のレンズ素線に対向
    して含浸用樹脂シートと側板を配置し、加熱して該樹脂
    シートを粘稠状態にし加圧することによりレンズ素線を
    側板に接着して各レンズ素線を完全埋設状態にする完全
    埋設工程、を具備している1列構造のロッドレンズアレ
    イの製造方法において、 半埋設工程、もしくは半埋設工程と完全埋設工程の両方
    で用いる側板として、側板本体のレンズ素線側の表面に
    レンズ素線長手方向に延びる突条をレンズ素線配列ピッ
    チと同じピッチで多数本配列形成したストライプパター
    ン付きの側板を用い、該側板の隣接する突条間に各レン
    ズ素線が位置する状態で接着することを特徴とするロッ
    ドレンズアレイの製造方法。
  2. 【請求項2】 屈折率分布型ロッドレンズのレンズ素線
    が収まる浅溝を多数均等間隔で平行に形成した溝付き定
    盤に、多数本のレンズ素線を供給して、前記浅溝にレン
    ズ素線を収めて配列するレンズ素線配列工程、 配列されたレンズ素線群に対向するように含浸用樹脂シ
    ートと側板を配置し、加熱して該樹脂シートを粘稠状態
    にし加圧することにより各レンズ素線を樹脂中で半埋設
    の状態にして側板に接着した後、前記定盤から引き離す
    半埋設工程、 半埋設状態にあるレンズ素線配列体を2体、レンズ素線
    の側を対向させ、それらの間に含浸用樹脂シートを配置
    し、加熱して該樹脂シートを粘稠状態にし加圧すること
    によりレンズ素線を側板に接着して各レンズ素線を完全
    埋設状態にする完全埋設工程、を具備している2列構造
    のロッドレンズアレイの製造方法において、 半埋設工程で用いる側板として、側板本体のレンズ素線
    側の表面にレンズ素線長手方向に延びる突条をレンズ素
    線配列ピッチと同じピッチで多数本配列形成したストラ
    イプパターン付きの側板を用い、該側板の隣接する突条
    間に各レンズ素線が位置する状態で接着することを特徴
    とするロッドレンズアレイの製造方法。
  3. 【請求項3】 塗料をスクリーン印刷することによって
    突条を多数本配列形成する請求項1又は2記載のロッド
    レンズアレイの製造方法。
  4. 【請求項4】 側板本体の片面全体に塗料を塗布して下
    塗り層を形成し、その上に多数本の突条を配列形成する
    請求項1乃至3のいずれかに記載のロッドレンズアレイ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 下塗り層は、厚さ5〜15μmの塗膜を
    1層又は2層下塗りした層であり、突条は、厚みが10
    〜30μmであり、ピッチがレンズ素線の線径の製造ば
    らつきの最大値付近に設定されている請求項4記載のロ
    ッドレンズアレイの製造方法。
  6. 【請求項6】 側板本体がガラス繊維強化プラスチック
    積層板からなり、下塗り層及び突条の塗料としてエポキ
    シ樹脂系の塗料を用いる請求項4又は5記載のロッドレ
    ンズアレイの製造方法。
  7. 【請求項7】 側板本体がガラス板からなり、下塗り層
    及び突条の塗料として不透光性のエポキシ樹脂系の塗料
    を用いる請求項4又は5記載のロッドレンズアレイの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 側板本体全面にレジストを塗布しマスキ
    ングを施して露光、可溶化してエッチングするフォトリ
    ソグラフィ法によって突条を多数本配列形成する請求項
    1又は2記載のロッドレンズアレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 厚さ5〜15μmの全面レジスト層上
    に、厚みが10〜30μmの突条が形成されるようにレ
    ジスト塗布とエッチングを制御する請求項8記載のロッ
    ドレンズアレイの製造方法。
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