JP2002148294A - 電界センシング装置 - Google Patents

電界センシング装置

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JP2002148294A
JP2002148294A JP2000346521A JP2000346521A JP2002148294A JP 2002148294 A JP2002148294 A JP 2002148294A JP 2000346521 A JP2000346521 A JP 2000346521A JP 2000346521 A JP2000346521 A JP 2000346521A JP 2002148294 A JP2002148294 A JP 2002148294A
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field sensing
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JP2000346521A
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Yoshikazu Toba
良和 鳥羽
Shigenori Torihata
成典 鳥畑
Yasuhiro Takeuchi
安弘 竹内
Kazuhisa Ikuiwa
量久 生岩
Yasuki Ozaki
泰己 尾崎
Susumu Tanizawa
享 谷沢
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Tokin Corp
NHK Integrated Technology Inc
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Tokin Corp
NHK Integrated Technology Inc
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要求される広周波数帯域での使用条件下にあ
っても低ノイズレベルを保持して高感度な電界検出が可
能な電界センシング装置を提供すること。 【解決手段】 この装置では、異なる周波数成分の4c
h電波を受信して電界強度に応じた信号電圧が誘起され
る受信用アンテナ11と、信号電圧の周波数帯域を分波
して周波数成分の異なるもの同士を含むように分割出力
(f1,f2の2ch,f3,f4の2ch)する分波
器12と、光信号をレーザ発振で生成する光源部18
a,18bと、レーザ発振に伴って発生する緩和振動ノ
イズを低減制御する緩和振動制御部48a,48bと、
光信号強度を受信用アンテナ11及び分波器12を通し
て印加される分波分割された信号電圧(上記2chの二
つ)に応じて変調して反射式で出射する光変調部14
a,14bと、強度変調された光信号を電気信号に変換
する受光器19a,19bとを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として装置内で
生成した光信号が装置外から印加される電界強度に依存
して変化することを利用して電界強度を検出或いは測定
する電界センシング装置であって、詳しくは放送用,通
信用の電波を受信して中継する用途で好適であると共
に、要求される予め定められた広周波数帯域での使用条
件下にあっても低ノイズレベルを保持して高感度な電界
検出が可能な電界センシング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電界強度に依存して光信号の強度
を変調する機能を有する光変調器にあって、電気光学効
果を利用する干渉型光導波路を用いた光変調器による電
界センサは、アンテナ以外に金属部を持たないために被
測定電界を乱さないこと、光ファイバで検出信号を伝送
するために途中で誘導や電気的雑音の影響を受けないこ
と、結晶の電気光学効果を利用するために高速応答が可
能であり、且つその検出信号をそのまま少ない損失で伝
播(伝送)できること、センサ部に電源を必要としない
こと等、様々な優れた特質を有している。
【0003】このような諸々特質を有するため、最近で
は電界センサを用いた電界センシング装置を放送用,通
信用の電波の中継器における電波受信装置として用いる
ことが検討されている。
【0004】図7は、従来の電界センシング装置の基本
構成を示したブロック図である。この電界センシング装
置は、一方側に一つの入出力用ポート,他方側に入力用
ポート,出力用ポートを備えた光サーキュレータ34の
一方側における入出力用ポートと受信用アンテナ31に
同軸ケーブルで接続された光変調部32との間を偏波保
持ファイバ33aにより結合し、光サーキュレータ34
の他方側における入力用ポートを偏波保持ファイバ33
bにより光源部36と結合し、且つ出力用ポートをシン
グルモードファイバ35により受光器37と結合して成
る。
【0005】この電界センシング装置の場合、光源部3
6で生成した入射用の直線偏光の光信号を偏波保持ファ
イバ33b,光サーキュレータ34,及び偏波保持ファ
イバ33aを介して光変調部32に導き、光変調部32
で受信用アンテナ31に誘起された信号電圧に応じて光
信号の強度を変調した後、偏波保持ファイバ33a,光
サーキュレータ34,及びシングルモードファイバ35
を介して強度変調された光信号を受光器37に導き、受
光器37で光信号を電気信号に変換するように動作す
る。
【0006】図8は、この電界センシング装置に備えら
れる光変調部32の細部構成を示した斜視図である。こ
の光変調部32は、一端側に偏波保持ファイバ41が結
合され、且つ他端側に反射ミラー46が付設されたLi
NbO3 基板42上において、一端側の偏波保持ファイ
バ41に結合される入出射光導波路43から分岐された
分岐光導波路44a,44bが他端側へ平行に延びて反
射ミラー46に結合されるように設けられると共に、分
岐光導波路44a,44b上を含むその周囲の3箇所に
は所定のパターンで金属電極45が配設されて成ってい
る。尚、ここでの3箇所に設けられた金属電極45は、
分岐光導波路44a,44bの延在方向に延びた局部及
びそれとは垂直な方向に延びた局部を組み合わせた帯状
パターンの形状となっている。
【0007】この光変調部32の場合、偏波保持ファイ
バ41からLiNbO3 基板42上の入出射光導波路4
3に入射した光信号は、分岐光導波路44a,44bで
分岐されて伝播する。このとき、金属電極45には受信
用アンテナ31から導かれた電圧が印加されており、こ
れにより生じた分岐光導波路44a,44bの屈折率の
変化によって伝播された光信号は位相が変化する。この
後、伝播された光信号は反射ミラー46で反射されてか
ら分岐光導波路44a,44bを逆行し、入出射光導波
路43で合波される。従って、この光変調部32の場
合、光路長が電界によって変化するマッハツェンダ干渉
計として動作する。
【0008】図9は、この光変調部32を一般的な電波
受信装置に適用する場合の共振回路を例示したものであ
る。この共振回路は、上述した光変調部32の等価回路
となる直列接続されたインダクタンスLm,キャパシタ
ンスCm,及び抵抗Rmを含む他、感度を高めるために
光変調部32の等価回路に接続されたインダクタンス
L,キャパシタンスCを含んで成る。これらのインダク
タンスL及びキャパシタンスCは、共振回路のQ値(ク
オリティ・ファクタ/回路選択度であり、系に蓄えられ
たエネルギー/熱消費されるエネルギーで定められる)
と同軸ケーブルの特性インピーダンスとに応じてその値
が決められる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した電界センシン
グ装置の場合、例えば将来的な総合デジタル放送技術分
野におけるデジタル変調方式として研究開発されている
直交周波数分割多重変調(OFDM/Orthogon
al Frequency DivisionMult
iplexing)デジタル放送波(以下、OFDMデ
ジタル放送波とする)等の放送用の電波を受信しようと
すると、ノイズレベルが高くなって高感度が得られない
ため、そうしたOFDMデジタル放送波等を受信対象と
する用途での中継器用の受信装置ではセンシング機能が
得られず、適用できないという問題がある。
【0010】図10は、従来の電界センシング装置によ
りOFDMデジタル放送波を受信した場合の周波数fに
対するノイズ強度(dB)の関係をスペクトラムアナラ
イザにより測定した結果を示したものである。
【0011】ここでは、1〜4チャンネル(ch1〜c
h4)の信号波とノイズレベルとが示されているが、こ
の測定結果からは2番目の2チャンネル(ch2)の信
号レベルとノイズレベルとの差が50dB未満となって
いるため、OFDMデジタル放送波の中継器用の受信装
置には適用できない様子が判る。
【0012】ところで、従来の電界センシング装置の場
合、光変調部にLiNbO3 基板を用いている基本構造
であるため、基本的には要求される広周波数帯域で動作
させることが可能であるが、一般的な電波受信装置のよ
うな使用状況で適用しようとすると、十分な光信号の変
調度を確保できないため、共振回路を構成するときにイ
ンダクタンスL及びキャパシタンスCを付加して特定の
周波数の感度をアップさせていることからも明らかであ
るように、装置自体の広周波数帯域化が困難であるとい
う問題もある。
【0013】即ち、従来の電界センシング装置の場合、
実際上では中心周波数±30MHzで3dB程度の感度
低下があり、受信用アンテナが1基であれば受信感度が
高い特定の条件下である場合を除いて複数のキャリアに
対応できるような広周波数帯域化は不可能となってい
る。
【0014】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、要求される広周波
数帯域での使用条件下にあっても低ノイズレベルを保持
して高感度な電界検出が可能な電界センシング装置を提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、装置外
から印加される電界強度に依存して装置内で生成入射し
た光信号の強度を変化させて出射する電界センシング装
置であって、電波を受信して電界強度に応じた信号電圧
が誘起される受信用アンテナと、光信号をレーザ発振に
より無変調な直線偏光として生成する光源部と、光源部
からの無変調な直線偏光による光信号の強度を受信用ア
ンテナを通して印加される信号電圧に応じて変調して出
射する光変調部と、光変調部からの強度変調された光信
号を電気信号に変換する受光器とを備えた電界センシン
グ装置において、光源部は、レーザ発振に伴って発生す
る緩和振動ノイズを抑制低減するように制御する緩和振
動制御部を備えた電界センシング装置が得られる。
【0016】又、本発明によれば、上記電界センシング
装置において、緩和振動制御部は、レーザ発振を行わせ
るために光源部に備えられた半導体レーザ励起型固体レ
ーザ発振器から得られるレーザ光の強度を監視して該レ
ーザ光の強度が一定となるように該半導体レーザ励起型
固体レーザ発振器の駆動電流を制御する電界センシング
装置が得られる。
【0017】更に、本発明によれば、上記電界センシン
グ装置において、緩和振動制御部は、レーザ光の強度の
監視を該レーザ光の分岐されたものを用いて行う電界セ
ンシング装置が得られる。
【0018】加えて、本発明によれば、上記何れか一つ
の電界センシング装置において、光源部は、光信号を波
長が僅かに異なって偏波面が直交する二直線偏光として
生成する電界センシング装置が得られる。
【0019】一方、本発明によれば、上記何れか一つの
電界センシング装置において、受信用アンテナは、電波
として異なる周波数成分に対応した所定数のチャンネル
から成るものを受信して電界強度に応じた信号電圧が誘
起されるタイプのものであり、更に、信号電圧の周波数
帯域を分波することで所定数のチャンネルを周波数成分
の異なるもの同士を含むように分割して出力する分波器
を備え、光源部は、光信号を無変調な直線偏光としてそ
れぞれ生成する複数個から成り、光変調部は、複数個の
光源部からの無変調な直線偏光による光信号の強度をそ
れぞれ受信用アンテナ及び分波器を通して印加される所
定数のチャンネルが周波数成分の異なるもの同士を含む
ように分割された信号電圧に応じてそれぞれ変調して出
射する複数個から成り、受光器は、複数個の光変調部か
らの強度変調された光信号をそれぞれ電気信号に変換す
る複数個から成る電界センシング装置が得られる。
【0020】他方、本発明によれば、上記電界センシン
グ装置において、受信用アンテナは、電波として異なる
周波数成分に対応した所定数のチャンネルから成るもの
を受信して電界強度に応じた信号電圧が誘起されるタイ
プのものであり、更に、信号電圧の周波数帯域を分波す
ることで所定数のチャンネルを周波数成分の異なるもの
同士を含むように分割して出力する分波器と、光源部か
らの二直線偏光による光信号を偏光分離する偏光分離器
とを備え、光変調部は、偏光分離器からの偏光分離され
た光信号の強度をそれぞれ受信用アンテナ及び分波器を
通して印加される所定数のチャンネルが周波数成分の異
なるもの同士を含むように分割された信号電圧に応じて
それぞれ変調して出射する複数個から成り、受光器は、
複数個の光変調部からの強度変調された光信号をそれぞ
れ電気信号に変換する複数個から成る電界センシング装
置が得られる。
【0021】加えて、本発明によれば、上記何れか一つ
の電界センシング装置において、複数個の光変調部は、
複数個の光源部からの無変調な直線偏光による光信号又
は偏光分離器からの偏光分離された光信号をそれぞれ入
力して反射出射する反射型であり、更に、複数個の光源
部からの無変調な直線偏光による光信号又は偏光分離器
からの偏光分離された光信号をそれぞれ入力して複数個
の光変調部へそれぞれ出力すると共に、該複数個の光変
調部からの反射出射された光信号をそれぞれ入力して複
数個の受光器へそれぞれ出力する複数個の光サーキュレ
ータを備えた電界センシング装置が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の電
界センシング装置について、図面を参照して詳細に説明
する。
【0023】最初に、本発明の電界センシング装置の研
究開発に至る過程までの技術的背景を説明する。本発明
の電界センシング装置は、図7に示した従来の電界セン
シング装置でOFDMデジタル放送波を受信対象として
適用しようとした場合、図10に示したようなスペクト
ラムアナライザによる測定結果を参照してノイズレベル
の依存性を解析したところ、第1にノイズレベルが光源
部36の光信号出力の変動に依存すること、第2にノイ
ズレベルが電波における複数のキャリアのうちの最大の
キャリアに依存することを見い出した点に留意してい
る。
【0024】そこで、第1の留意点として、光源部36
の光信号出力の変動を解析したところ、ノイズレベルを
上昇させる光信号出力の変動は、レーザ発振を担う電子
の反転分布における分布数と、レーザ発振器内の光強度
の非均衡化(アンバランス)とによって生じるレーザ発
振強度の振動である緩和振動ノイズが原因であり、この
緩和振動ノイズは2MHz付近にピークを持つスペクト
ルであることを見い出した。これにより、レーザ発振器
の励起入力に負帰還(フィードバック)をかけたとこ
ろ、緩和振動ノイズが抑制されて低減されることが判っ
た。
【0025】次に、第2の留意点として、電波における
最大のキャリアのレベルに応じてノイズレベルが変化す
る要因は、以下のように考察することができる。
【0026】即ち、レーザ発振器のレーザ発振で得られ
るレーザ光の電界の大きさは、コヒーレント時間(干渉
可能な波が維持される時間)の中では一般的な電波を表
わす場合と同様に、e0 を電界の大きさ,Aを振幅,f
0 を周波数,tを時間としたとき、e0 =Acos(2
πf0 t)なる関係(関係式1)が成立する。
【0027】この関係式1における振幅Aが周波数fm1
の緩和振動によって変調度m1で変調される場合、緩和
振動を含むレーザ光の電界の大きさe1 は、e1 =A
{1+m1cos(2πfm1t)}cos(2πf
0 t)なる関係(関係式2)で表わすことができる。
【0028】又、このようなレーザ光が光変調部32に
おいて、周波数fm2のキャリアにより変調度m2で振幅
変調されたときの電界の大きさe2 は、e2 =A{1+
m1cos(2πfm1t)}・{1+m2cos(2π
m2t)}cos(2πf0t)なる関係(関係式3)
で表わすことができる。
【0029】図1は、この関係式3にあっての変調波を
周波数に対する振幅の関係で示される周波数ドメインで
表わしたものである。但し、ここではレーザ光の周波数
0は1014Hz程度と大きく、緩和振動の2MHz程
度の周波数fm1、或いは数100MHzのキャリアの周
波数fm2とはかけ離れているために省略してある。
【0030】図1からは、周波数fm2±fm1の相互変調
歪みは、キャリアのチャンネル幅と緩和振動のスペクト
ラム幅とによる広がりを持ち、特に複数のキャリアが存
在する場合に電界センシング装置の検出感度を大きく低
下させるものであることが判る。
【0031】以上の点から、本発明の電界センシング装
置では、装置外から印加される電界強度に依存して装置
内で生成入射した光信号の強度を変化させて出射する電
界センシング装置において、光源部36におけるレーザ
発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するよ
うに制御する緩和振動制御部を備え、この緩和振動制御
部の制御機能により緩和振動ノイズのレベルを変調度で
表わして0.6%以下とする。
【0032】図2は、本発明の一実施例に係る電界セン
シング装置の基本構成を示したブロック図である。
【0033】この電界センシング装置の場合も、一方側
に一つの入出力用ポート,他方側に入力用ポート,出力
用ポートを備えた光サーキュレータ34の一方側におけ
る入出力用ポートと受信用アンテナ31に同軸ケーブル
で接続された光変調部32との間を偏波保持ファイバ3
3aにより結合し、光サーキュレータ34の他方側にお
ける入力用ポートを偏波保持ファイバ33bにより光源
部36と結合し、且つ出力用ポートをシングルモードフ
ァイバ35により受光器37と結合して成る点は図7に
示した従来装置と比べて基本構成は同じであるが、ここ
での光源部36は、レーザ発振を行うために配備された
半導体レーザ励起型固体レーザ発振器により無変調な直
線偏光による光信号を生成するものであり、レーザ光の
強度を監視してレーザ光の強度が一定となるように半導
体レーザ励起型固体レーザ発振器の駆動電流を制御する
ことでレーザ発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑
制低減するように制御する緩和振動制御部38を備えた
点が相違している。
【0034】即ち、この電界センシング装置の場合も、
基本構成として電波を受信して電界強度に応じた信号電
圧が誘起される受信用アンテナ31と、光信号をレーザ
発振により無変調な直線偏光として生成する光源部36
と、光源部36からの無変調な直線偏光による光信号の
強度を受信用アンテナ11を通して印加される信号電圧
に応じて変調して出射する光変調部32と、光変調部3
2からの強度変調された光信号を電気信号に変換する受
光器37とを備えているため、装置外から印加される電
界強度に依存して装置内で生成入射した光信号の強度を
変化させて出射する際、光源部36で生成した入射用の
直線偏光の光信号を偏波保持ファイバ33b,光サーキ
ュレータ34,及び偏波保持ファイバ33aを介して光
変調部32に導き、光変調部32で受信用アンテナ31
に誘起された信号電圧に応じて光信号の強度を変調した
後、偏波保持ファイバ33a,光サーキュレータ34,
及びシングルモードファイバ35を介して強度変調され
た光信号を受光器37に導き、受光器37で光信号を電
気信号に変換するように動作するが、ここでは光源部3
6に緩和振動制御部38が付設されており、緩和振動制
御部38が光源部36におけるレーザ光の分岐されたも
のを用いてレーザ光の強度の監視し、レーザ光の強度が
一定となるように半導体レーザ励起型固体レーザ発振器
の駆動電流を制御することでレーザ発振に伴って発生す
る緩和振動ノイズを抑制低減するように制御するため、
緩和振動ノイズのレベルを変調度で表わして0.6%以
下に低減することができ、広周波数帯域での使用条件下
にあっても低ノイズレベルを保持して高感度な電界検出
が可能となる。
【0035】具体的に言えば、光源部36は、半導体レ
ーザ励起型固体レーザ発振器として半導体レーザ励起N
d:YAGレーザ発振器を用いており、緩和振動制御部
38は半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ発振器のレ
ーザ媒質におけるレーザ始準位の分布数を一定に保つよ
うに、レーザ光の強度を光ピックアップで取り出して電
気信号に変換することで監視し、半導体レーザ励起N
d:YAGレーザ発振器の駆動電流を負帰還(フィード
バック)制御することで緩和振動ノイズを抑制低減させ
る。このとき、緩和振動のスペクトルは2MHz程度に
ピークを持つため、この周波数に着目して負帰還制御を
行う必要がある。
【0036】図3は、一実施例の電界センシング装置で
OFDMデジタル放送波を受信した場合の特性を示した
もので、同図(a)は周波数fに対するノイズ強度(d
B)の関係をスペクトラムアナライザにより測定した結
果に関するもの,同図(b)は光源部36のレーザ光の
緩和振動による発振強度の変動を振幅の変調度として表
現したときのノイズレベル(dB)に対する変調度
(%)の算出結果に関するものである。
【0037】図3(a)からは図10で説明した場合と
比べて1〜4チャンネル(ch1〜ch4)の信号波の
両側に示されるノイズレベルが抑制低減されており、図
3(b)からはレーザ光の変調度が0.6%のときにノ
イズレベルがキャリアレベルよりも50dB低くなって
特性改善されていることが判る。
【0038】即ち、図7に示したような従来の電界セン
シング装置であれば、複数のキャリア(電波が異なる周
波数成分に対応した所定数のチャンネルを有する場合を
示す)を受信すると、光源部36の光信号出力の変動に
伴うノイズ以外に最大レベルのキャリアによってノイズ
レベルが引き上げられ、低レベルのキャリアとの間でC
/N(キャリア/ノイズ)の確保が困難であったが、実
施例の電界センシング装置では、光源部36の光信号出
力の変動に伴うノイズが緩和振動制御部38によって抑
制され、ノイズの相互変調による歪みを低減して十分な
C/Nを確保することができるため、広周波数帯域での
使用条件下にあっても低ノイズレベルを保持して高感度
な電界検出が可能となる。
【0039】図4は、本発明の他の実施例に係る電界セ
ンシング装置の基本構成を示したブロック図である。
【0040】この電界センシング装置の場合、装置外か
ら印加される電界強度に依存して装置内で生成入射した
光信号の強度を変化させて出射する基本機能を有する点
は一実施例の装置及び従来装置の場合と同様であるが、
ここでは要求される感度に応じて共振回路のQ値が設定
されることにより定められる周波数帯域幅を拡大し、要
求される広周波数帯域での使用条件下にあっても低ノイ
ズレベルを保持して高感度な電界検出が可能となるよう
に、電波として異なる周波数成分に対応した所定数のチ
ャンネルから成るものを受信して電界強度に応じた信号
電圧が誘起されるタイプの受信用アンテナ11を用い、
且つ分波器12を用いて信号電圧の周波数帯域を分波す
ることで所定数のチャンネルを周波数成分の異なるもの
同士を含むように分割して出力する構成とした上、それ
ぞれ2個の緩和振動制御部48a,48b、光源部18
a,18b、光変調部14a,14b、受光器19a,
19b、光サーキュレータ16a,16bを用いてこれ
らの各部を増設した構成としている。
【0041】即ち、この電界センシング装置では、具体
的に言えば、電波として異なる周波数f1,f2,f
3,f4成分に対応した4チャンネル(ch1〜ch
4)から成るものを受信して電界強度に応じた信号電圧
が誘起されるタイプの受信用アンテナ11と、信号電圧
の周波数帯域を分波することで4チャンネル(ch1〜
ch4)を周波数f1,f2,f3,f4成分の異なる
もの同士を含むように分割[ここでは周波数f1,f2
の2チャンネル(ch1,ch2)のものと周波数f
3,f4の2チャンネル(ch3,ch4)のものとに
分割することを示す]して出力する分波器12と、光信
号をレーザ発振により無変調な直線偏光として生成する
2個の光源部18a,18bと、レーザ発振に伴って発
生する緩和振動ノイズを抑制低減するように制御する緩
和振動制御部48a,48bと、2個の光源部18a,
18bからの無変調な直線偏光による光信号の強度をそ
れぞれ受信用アンテナ11及び分波器12を通して印加
される4チャンネル(ch〜ch4)が周波数成分の異
なるもの同士を含むように分割された信号電圧[ここで
は周波数f1,f2の2チャンネル(ch1,ch2)
分のもの,周波数f3,f4の2チャンネル(ch3,
ch4)分のものを示す]に応じてそれぞれ変調して出
射する2個の光変調部14a,14bと、2個の光変調
部14a,14bからの強度変調された光信号をそれぞ
れ電気信号に変換する2個の受光器19a,19bと、
2個の光源部18a,18bからの無変調な直線偏光に
よる光信号をそれぞれ入力して2個の光変調部14a,
14bへそれぞれ出力すると共に、2個の光変調部14
a,14bからの反射出射された光信号をそれぞれ入力
して2個の受光器19a,19bへそれぞれ出力する2
個の光サーキュレータ16a,16bとを備えて構成さ
れている。
【0042】又、この電界センシング装置では、光サー
キュレータ16aの一方側における入出力用ポートと光
変調部14aとの間を偏波保持ファイバ15aにより結
合し、光サーキュレータ16aの他方側における入力用
ポートと光源部18aとの間を偏波保持ファイバ15c
により結合し、且つ出力用ポートと受光器19aとの間
をシングルモードファイバ17aにより結合し、同様に
光サーキュレータ16bの一方側における入出力用ポー
トと光変調部14bとの間を偏波保持ファイバ15bに
より結合し、光サーキュレータ16bの他方側における
入力用ポートと光源部18bとの間を偏波保持ファイバ
15dにより結合し、且つ出力用ポートと受光器19b
との間をシングルモードファイバ17bにより結合し、
受信用アンテナ11に接続された分波器12と光変調部
14aとの間を同軸ケーブル13aにより接続し、同様
に分波器12と光変調部14bとの間を同軸ケーブル1
3bにより接続している。
【0043】このうち、分波器12は、各光変調部14
a,14bを含む共振回路のQ値を主要因として生じる
感度の周波数特性に対応して予め定められた分波出力周
波数を有し、上述したように受信用アンテナ11で受信
されて信号電圧として誘起される電波の4つのキャリア
(異なる周波数f1,f2,f3,f4成分を示す)の
周波数帯域を分波して周波数f1,f2,f3,f4成
分の異なるもの同士を含むように分割[上述した周波数
f1,f2の2チャンネル(ch1,ch2)のもの,
周波数f3,f4の2チャンネル(ch3,ch4)の
ものを示す]して出力する分波フィルタとなっている。
又、光変調部14a,14bは、各光源部18a,18
bからの無変調な直線偏光による光信号をそれぞれ入力
して反射出射する反射型であり、図8に示したLiNb
3 基板42を用いた構成とした上で図8に示した構成
の共振回路となるように作製している。但し、図8に示
される金属電極45の3分割された金属膜による構成に
おいて、左端と右端との金属膜部に分波器12で分波さ
れた信号電圧を印加し、中央の金属膜部には分岐光導波
路44a,44bに対して高電圧を印加すると共に、各
分岐光導波路44a,44bに対して逆方向の電界を印
加するようにして光信号の変調度を高め得る構造とし、
図9に示される共振回路において、Q値を周波数f1,
f2の2チャンネルの帯域と周波数f3,f4の2チャ
ンネルの帯域とに対してそれぞれ必要な感度が得られる
ように、インダクタンスL,キャパシタンスCの値を設
定しているものとする。更に、ここでの光源部18a,
18bには、1個の半導体励起Nd:YAGレーザ発振
器を用いているものとする。加えて、ここでの緩和振動
制御部48a,48bも、それぞれ光源部18a,18
bにおけるレーザ光の強度の監視をレーザ光の分岐され
たものを用いて行い、レーザ光の強度の監視によりレー
ザ光の強度が一定となるように1個の半導体励起Nd:
YAGレーザ発振器の駆動電流を制御することでレーザ
発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するよ
うに制御するようになっている。
【0044】この電界センシング装置の場合、周波数f
1,f2,f3,f4成分の4チャンネルから成る放送
波を受信用アンテナ11で受信したとき、分波器12で
は受信用アンテナ11に誘起された信号電圧の周波数帯
域を分波して周波数f1,f2の2チャンネル(ch
1,ch2)のものと、周波数f3,f4の2チャンネ
ル(ch3,ch4)のものとに分割出力してそれぞれ
同軸ケーブル13a,13bを介して光変調部14a,
14bへ導く。
【0045】一方、緩和振動制御部48aによりレーザ
発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するよ
うに制御されて光源部18aで生成した入射用の無変調
な直線偏光による光信号を偏波保持ファイバ15c,光
サーキュレータ16a,及び偏波保持ファイバ15aを
介して光変調部14aに導き、光変調部14aで受信用
アンテナ11に誘起されて分波器12で分波分割された
周波数f1,f2の2チャンネル(ch1,ch2)の
信号電圧に応じて光信号の強度を変調した後、偏波保持
ファイバ15a,光サーキュレータ16a,及びシング
ルモードファイバ17aを介して強度変調された光信号
を受光器19aに導き、受光器19aで光信号を電気信
号に変換する。同様に、緩和振動制御部48bによりレ
ーザ発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減す
るように制御されて光源部18bで生成した入射用の無
変調な直線偏光による光信号を偏波保持ファイバ15
d,光サーキュレータ16b,及び偏波保持ファイバ1
5bを介して光変調部14bに導き、光変調部14bで
受信用アンテナ11に誘起されて分波器12で分波分割
された周波数f3,f4の2チャンネル(ch3,ch
4)の信号電圧に応じて光信号の強度を変調した後、偏
波保持ファイバ15b,光サーキュレータ16b,及び
シングルモードファイバ17bを介して強度変調された
光信号を受光器19bに導き、受光器19bで光信号を
電気信号に変換する。
【0046】従って、この電界センシング装置の場合、
一実施例の装置の場合よりも広周波数帯域での使用が一
層有効となり、低ノイズレベルを保持して高感度な電界
検出が可能となり、特に従来の装置では適用できなかっ
たOFDM放送波の中継装置の受信装置に適用すること
が可能となる。尚、この電界センシング装置において、
広周波数帯域での適用のみを考えれば緩和振動制御部4
8a,48bを取り除いた構成とすることができる。但
し、この場合には緩和振動制御部48a,48bを用い
た場合よりもノイズレベルが高くなることが予想され
る。
【0047】図5は、本発明の別の実施例に係る電界セ
ンシング装置の基本構成を示したブロック図である。
【0048】この電界センシング装置の場合、先の他の
実施例の装置と比べ、受信用アンテナ11,分波器1
2,光変調部14a,14bの構成及び機能は同じであ
るが、ここでは緩和振動制御部58が付設された光源部
18を光信号を波長が僅かに異なって偏波面が直交する
二直線偏光として生成する1個のものとすると共に、偏
光分離器21を用いて光源部18からの二直線偏光によ
る光信号を偏光分離し、更に、2個の光サーキュレータ
16a,16bで偏光分離器21からの偏光分離された
光信号をそれぞれ入力して2個の光変調部14a,14
bへ出力すると共に、各光変調部14a,14bからの
反射出射された光信号をそれぞれ入力して2個の受光器
20a,20bへ出力するように構成した点が相違して
いる。
【0049】即ち、この電界センシング装置では、電波
として異なる周波数f1,f2,f3,f4成分に対応
した4チャンネル(ch1〜ch4)から成るものを受
信して電界強度に応じた信号電圧が誘起されるタイプの
受信用アンテナ11と、信号電圧の周波数帯域を分波す
ることで4チャンネル(ch1〜ch4)を周波数f
1,f2,f3,f4成分の異なるもの同士を含むよう
に分割[ここでも周波数f1,f2の2チャンネル(c
h1,ch2)のものと周波数f3,f4の2チャンネ
ル(ch3,ch4)のものとに分割することを示す]
して出力する分波器12と、光信号をレーザ発振により
波長が僅かに異なって偏波面が直交する二直線偏光とし
て生成する光源部18と、レーザ発振に伴って発生する
緩和振動ノイズを抑制低減するように制御する緩和振動
制御部58と、光源部18からの二直線偏光による光信
号を偏光分離する偏光分離器21と、偏光分離器21か
らの偏光分離された光信号の強度をそれぞれ受信用アン
テナ11及び分波器12を通して印加される4チャンネ
ル(ch〜ch4)が周波数成分の異なるもの同士を含
むように分割された信号電圧[ここでも周波数f1,f
2の2チャンネル(ch1,ch2)分のもの,周波数
f3,f4の2チャンネル(ch3,ch4)分のもの
を示す]に応じてそれぞれ変調して出射する2個の光変
調部14a,14bと、2個の光変調部14a,14b
からの強度変調された光信号をそれぞれ電気信号に変換
する2個の受光器20a,20bと、偏光分離器21か
らの偏光分離された光信号をそれぞれ入力して2個の光
変調部14a,14bへそれぞれ出力すると共に、2個
の光変調部14a,14bからの反射出射された光信号
をそれぞれ入力して2個の受光器20a,20bへそれ
ぞれ出力する2個の光サーキュレータ16a,16bと
を備えて構成されている。
【0050】又、この電界センシング装置では、光サー
キュレータ16aの一方側における入出力用ポートと光
変調部14aとの間を偏波保持ファイバ15aにより結
合し、光サーキュレータ16aの他方側における入力用
ポートと偏光分離器21との間を偏波保持ファイバ15
cにより結合し、且つ出力用ポートと受光器20aとの
間をシングルモードファイバ17aにより結合し、同様
に光サーキュレータ16bの一方側における入出力用ポ
ートと光変調部14bとの間を偏波保持ファイバ15b
により結合し、光サーキュレータ16bの他方側におけ
る入力用ポートと偏光分離器21との間を偏波保持ファ
イバ15dにより結合し、且つ出力用ポートと受光器2
0bとの間をシングルモードファイバ17bにより結合
し、受信用アンテナ11に接続された分波器12と光変
調部14aとの間を同軸ケーブル13aにより接続し、
同様に分波器12と光変調部14bとの間を同軸ケーブ
ル13bにより接続し、光源部18と偏光分離器21と
の間をシングルモードファイバ17cにより結合してい
る。
【0051】このうち、分波器12は、各光変調部14
a,14bを含む共振回路のQ値を主要因として生じる
感度の周波数特性に対応して予め定められた分波出力周
波数を有し、上述したように受信用アンテナ11で受信
されて信号電圧として誘起される電波の4つのキャリア
(異なる周波数f1,f2,f3,f4成分を示す)の
周波数帯域を分波して周波数f1,f2,f3,f4成
分の異なるもの同士を含むように分割[ここでも上述し
た周波数f1,f2の2チャンネル(ch1,ch2)
のもの,周波数f3,f4の2チャンネル(ch3,c
h4)のものを示す]して出力する分波フィルタとなっ
ている。又、光変調部14a,14bは、偏光分離器2
1からの偏光分離された光信号をそれぞれ入力して反射
出射する反射型であり、図8に示したLiNbO3 基板
42を用いた構成とした上で図9に示した構成の共振回
路となるように作製しており、先の一実施例の場合と同
様な設定条件を有している。更に、ここでの光源部18
には、2個の半導体励起Nd:YAGレーザ発振器を用
いているものとする。この場合、RIN(相対雑音強
度)特性が優れると共に、直交する二直線偏光の間の波
長差を制御し易いため、レーザ発振により光信号を無変
調な直線偏光として生成するタイプの光源部18a,1
8b,36を用いる場合よりも特性上において有効であ
る。加えて、ここでの緩和振動制御部58も、光源部1
8におけるレーザ光の強度の監視をレーザ光の分岐され
たものを用いて行い、レーザ光の強度の監視によりレー
ザ光の強度が一定となるように2個の半導体励起Nd:
YAGレーザ発振器の駆動電流を制御することでレーザ
発振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するよ
うに制御するようになっている。
【0052】この電界センシング装置の場合、周波数f
1,f2,f3,f4成分の4チャンネルから成る放送
波を受信用アンテナ11で受信したとき、分波器12で
は受信用アンテナ11に誘起された信号電圧の周波数帯
域を分波して周波数f1,f2の2チャンネル(ch
1,ch2)のものと、周波数f3,f4の2チャンネ
ル(ch3,ch4)のものとに分割出力してそれぞれ
同軸ケーブル13a,13bを介して光変調部14a,
14bへ導く。
【0053】一方、緩和振動制御部58によりレーザ発
振に伴って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するよう
に制御されて光源部18で生成した入射用の波長が僅か
に異なって偏波面が直交する二直線偏光による光信号を
シングルモードファイバ17cを介して偏光分離器21
に導き、偏光分離器21で偏光分離されて直交する2方
向の偏波面を有する直線偏光が取り出される。このと
き、シングルモードファイバ17cの複屈折が時間的に
変化する場合、或る方向の偏波面を持つ直線偏光には2
つの波長の光が混じり合うが、それと直交する偏波面を
持つ直線偏光にも2つの波長の光が混じり合うため、取
り出される2つの直線偏光の強度は等しく保たれる。
【0054】このようにして取り出された直線偏光の一
方は、偏波保持ファイバ15c,光サーキュレータ16
a,偏波保持ファイバ15aを介して光変調部14aに
導かれ、光変調部14aで受信用アンテナ11に誘起さ
れて分波器12で分波された周波数f1,f2の2チャ
ンネル(ch1,ch2)の信号電圧に応じて光信号の
強度を変調した後、偏波保持ファイバ15a,光サーキ
ュレータ16a,シングルモードファイバ17aを介し
て強度変調された光信号を受光器20aに導き、受光器
20aで光信号を電気信号に変換する。
【0055】他方、偏光分離器21から取り出された直
線偏光の他方は、偏波保持ファイバ15d,光サーキュ
レータ16b,偏波保持ファイバ15bを介して光変調
部14bに導かれ、光変調部14bで受信用アンテナ1
1に誘起されて分波器12で分波された周波数f3,f
4の2チャンネル(ch3,ch4)の信号電圧に応じ
て光信号の強度を変調した後、偏波保持ファイバ15
b,光サーキュレータ16b,シングルモードファイバ
17bを介して強度変調された光信号を受光器20bに
導き、受光器20bで光信号を電気信号に変換する。
【0056】この別の実施例に係る電界センシング装置
の場合、光源部18で生成される二直線偏光による光信
号を緩和振動制御部58により緩和振動ノイズを抑制低
減するように制御しているので、光変調部14a,14
b毎に最適の同調を図ることができ、光変調部14a,
14bにおける変調電圧が高められる。因みに、ここで
の電界センシング装置の場合、光源部18で光信号を波
長が僅かに異なって偏波面が直交する二直線偏光として
生成するため、波長が僅かに異なる二直線偏光が合波さ
れるときに干渉によりビートが発生するが、そのビート
の周波数を通信使用周波数の帯域外に出るように波長差
を設定すれば良く、こうした設定は簡単に行うことがで
きる。
【0057】従って、この別の実施例に係る電界センシ
ング装置の場合も、一実施例の装置の場合よりも広周波
数帯域での使用が一層有効となり、低ノイズレベルを保
持して高感度な電界検出が可能となり、特に従来の装置
では適用できなかったOFDM放送波の中継装置の受信
装置に適用することが有効となるが、ここでは光源部1
8及び偏光分離器21を用いると共に、これらの間をシ
ングルモードファイバ17cで結合した構成としている
ので、光源部18と光変調部14a,14bとが遠く離
れている場合に高価な偏波保持ファイバの使用長を数メ
ートル以内に抑えることができるため、コスト面で有利
である。尚、この電界センシング装置においても、広周
波数帯域での適用のみを考えれば緩和振動制御部58を
取り除いた構成とすることができる(この場合にも緩和
振動制御部58を用いた場合よりもノイズレベルが高く
なることが予想される)。
【0058】ところで、上述した各実施例に係る電界セ
ンシング装置では、分波器12として4つのチャンネル
の周波数帯域を2つの帯域に分割する機能を有するもの
とし、2個の光変調部14a,14bの電極に印加する
電圧を共振によって高め、光信号の変調度を上げること
で受信感度を高めたときに生ずる狭帯域化に対処する構
成としたが、これらの2個の光変調部14a,14bで
全周波数帯域をカバーできないときは、更に光変調部の
数を増設する必要があり、こうした変更を適宜行うこと
も可能である。又、分波器12として、周波数帯域を分
割して出力する分波フィルタを用いるものとしたが、受
信アンテナ11による信号電圧が十分に高く、必要な周
波数帯域をカバーできる個数の光変調器に効率良く電圧
を印加できるという機能を満たすものであればフィルタ
を含まない構成のものを用いることも可能である。
【0059】図6は、上述した各実施例に係る電界セン
シング装置に適用される緩和振動制御部38,48a,
48b,58を含む光源部36,18a,18b,18
の細部構成を示したものである。
【0060】ここでは、緩和振動制御部38,48a,
48b,58を含む光源部36,18a,18b,18
の具体例として、駆動電流を受けてレーザ発振を行うこ
とによりレーザ光を発生する半導体レーザ励起型固体レ
ーザ発振器としての半導体レーザ励起Nd:YAGレー
ザ発振器61と、半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ
発振器61からのレーザ光を捕捉するコリメートレンズ
62と、コリメートレンズ62で捕捉されたレーザ光を
集光する集光レンズ63と、集光レンズ63で集光され
たレーザ光の位相を揃えてビーム状にして透過させるN
d:YVO4 から成るレーザ結晶板65と、レーザ結晶
板65を透過したレーザ光の一部のものをその進行方向
のまま透過させ、且つ残りの他部のものを進行方向と9
0度異なる方向に反射させるハーフミラーとして働くビ
ームスピリッタ66と、ビームスピリッタ66からの進
行方向に沿ったレーザ光の一部のものをアイソレーショ
ン35dB以上の特性として光ファイバ(各実施例での
偏波保持ファイバ15c,15d,33b又はシングル
モードファイバ17cを示す)へ伝送するアイソレータ
付きピグテール67と、ビームスピリッタ66からの9
0度異なる方向に反射されたレーザ光の他部のものを検
出して電気信号に変換してフィードバック信号として出
力するフォトディテクタ(光検知器)64と、半導体レ
ーザ励起Nd:YAGレーザ発振器61をレーザ発振さ
せるための駆動電流を供給出力すると共に、フォトディ
テクタ64からのフィードバック信号に基づいて半導体
レーザ励起Nd:YAGレーザ発振器61におけるレー
ザ光の強度を監視し、レーザ光の強度が一定となるよう
に半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ発振器61へ供
給する駆動電流を制御することでレーザ発振に伴う緩和
振動を低減する緩和振動低減回路60とを備えて構成さ
れることを示している。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電界セ
ンシング装置によれば、要求される広周波数帯域での使
用条件下にあっても低ノイズレベルを保持して高感度な
電界検出が可能となるように、光信号をレーザ発振によ
り無変調な直線偏光として生成するか、或いは波長が僅
かに異なって偏波面が直交する二直線偏光として生成す
る光源部に対してレーザ発振に伴って発生する緩和振動
ノイズを抑制低減するように制御する緩和振動制御部を
付設すると共に、異なる周波数成分を有する所定数のチ
ャンネルから成る電波を受信する受信用アンテナを適用
し、且つ分波器を用いて周波数成分が異なるように各チ
ャンネルを異なる帯域に分波した信号電圧を出力する構
成とした上、光源部,光変調器,受光器,及び光サーキ
ュレータを増設した構成としたり、或いは光源部を一つ
として偏光分離器で他部の増設分数に相当する偏光分離
された光信号を取得する構成としていることにより、高
感度を保ちながら低ノイズレベルを保持して広周波数帯
域での電界検出が可能となるため、従来では適用できな
かったOFDM放送波の中継装置の受信装置に適用する
ことが有効となり、しかも従来では複数のキャリアに対
応させる場合に各チャンネル毎に電界センシング装置を
設備する必要があって大規模化を回避できなかったとい
う難点を解消し、一つの電界センシング装置の設備によ
り複数のチャンネルに対応できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電界センシング装置の技術開発に先立
つ従来の電界センシング装置でOFDMデジタル放送波
を受信した場合のスペクトラムアナライザによる測定結
果を解析して見い出された電波における最大のキャリア
のレベルに応じてノイズレベルが変化する要因であっ
て、レーザ光が光変調部で振幅変調されたときの電界の
大きさを表わす関係式にあっての変調波を周波数に対す
る振幅の関係で示される周波数ドメインで表わしたもの
である。
【図2】本発明の一実施例に係る電界センシング装置の
基本構成を示したブロック図である。
【図3】図2に示す電界センシング装置でOFDMデジ
タル放送波を受信した場合の特性を示したもので、
(a)は周波数に対するノイズ強度の関係をスペクトラ
ムアナライザにより測定した結果に関するもの,(b)
は(a)の結果に基づいて光源部のレーザ光の緩和振動
による発振強度の変動を振幅の変調度として表現したと
きのノイズレベルに対する変調度の算出結果に関するも
のである。
【図4】本発明の他の実施例に係る電界センシング装置
の基本構成を示したブロック図である。
【図5】本発明の別の実施例に係る電界センシング装置
の基本構成を示したブロック図である。
【図6】図2,図4,図5の各実施例に係る電界センシ
ング装置に適用される緩和振動制御部を含む光源部の細
部構成を示したものである。
【図7】従来の電界センシング装置の基本構成を示した
ブロック図である。
【図8】図7に示す電界センシング装置に備えられる光
変調部の細部構成を示した斜視図である。
【図9】図8で説明した光変調部を一般的な電波受信装
置に適用する場合の共振回路を例示したものである。
【図10】図7に示す電界センシング装置によりOFD
Mデジタル放送波を受信した場合の周波数に対するノイ
ズ強度の関係をスペクトラムアナライザにより測定した
結果を示したものである。
【符号の説明】
11,31 受信用アンテナ 12 分波器 13a,13b 同軸ケーブル 14a,14b,32 光変調部 15a〜15d,33a,33b,41 偏波保持ファ
イバ 16a,16b,34 光サーキュレータ 17a,17b,17c,35 シングルモードファイ
バ 18,18a,18b,36 光源部 19a,19b,20a,20b,37 受光器 38,48a,48b,58 緩和振動制御部 42 LiNbO3 基板 43 入出射光導波路 44a,44b 分岐光導波路 45 金属電極 46 反射ミラー 60 緩和振動低減回路 61 半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ発振器 62 コリメートレンズ 63 集光レンズ 64 フォトディテクタ(光検知器) 65 レーザ結晶板 66 ビームスピリッタ 67 アイソレータ付きピグテール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥羽 良和 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 鳥畑 成典 宮城県仙台市太白区郡山六丁目7番1号 株式会社トーキン内 (72)発明者 竹内 安弘 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会放送センター内 (72)発明者 生岩 量久 東京都渋谷区神南二丁目2番1号 日本放 送協会放送センター内 (72)発明者 尾崎 泰己 東京都渋谷区神南一丁目4番1号 株式会 社エヌエイチケイアイテック内 (72)発明者 谷沢 享 東京都渋谷区神南一丁目4番1号 株式会 社エヌエイチケイアイテック内 Fターム(参考) 5F072 AB02 HH02 HH09 JJ20 PP07 YY11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置外から印加される電界強度に依存し
    て装置内で生成入射した光信号の強度を変化させて出射
    する電界センシング装置であって、電波を受信して前記
    電界強度に応じた信号電圧が誘起される受信用アンテナ
    と、前記光信号をレーザ発振により無変調な直線偏光と
    して生成する光源部と、前記光源部からの前記無変調な
    直線偏光による光信号の強度を前記受信用アンテナを通
    して印加される前記信号電圧に応じて変調して出射する
    光変調部と、前記光変調部からの前記強度変調された光
    信号を電気信号に変換する受光器とを備えた電界センシ
    ング装置において、前記光源部は、前記レーザ発振に伴
    って発生する緩和振動ノイズを抑制低減するように制御
    する緩和振動制御部を備えたことを特徴とする電界セン
    シング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電界センシング装置にお
    いて、前記緩和振動制御部は、前記レーザ発振を行わせ
    るために前記光源部に備えられた半導体レーザ励起型固
    体レーザ発振器から得られるレーザ光の強度を監視して
    該レーザ光の強度が一定となるように該半導体レーザ励
    起型固体レーザ発振器の駆動電流を制御することを特徴
    とする電界センシング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電界センシング装置にお
    いて、前記緩和振動制御部は、前記レーザ光の強度の監
    視を該レーザ光の分岐されたものを用いて行うことを特
    徴とする電界センシング装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の電界
    センシング装置において、前記光源部は、前記光信号を
    波長が僅かに異なって偏波面が直交する二直線偏光とし
    て生成することを特徴とする電界センシング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れか一つに記載の電界
    センシング装置において、前記受信用アンテナは、前記
    電波として異なる周波数成分に対応した所定数のチャン
    ネルから成るものを受信して電界強度に応じた信号電圧
    が誘起されるタイプのものであり、更に、前記信号電圧
    の周波数帯域を分波することで前記所定数のチャンネル
    を前記周波数成分の異なるもの同士を含むように分割し
    て出力する分波器を備え、前記光源部は、前記光信号を
    無変調な直線偏光としてそれぞれ生成する複数個から成
    り、前記光変調部は、前記複数個の光源部からの前記無
    変調な直線偏光による光信号の強度をそれぞれ前記受信
    用アンテナ及び前記分波器を通して印加される前記所定
    数のチャンネルが前記周波数成分の異なるもの同士を含
    むように分割された信号電圧に応じてそれぞれ変調して
    出射する複数個から成り、前記受光器は、前記複数個の
    光変調部からの前記強度変調された光信号をそれぞれ電
    気信号に変換する複数個から成ることを特徴とする電界
    センシング装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の電界センシング装置にお
    いて、前記受信用アンテナは、前記電波として異なる周
    波数成分に対応した所定数のチャンネルから成るものを
    受信して電界強度に応じた信号電圧が誘起されるタイプ
    のものであり、更に、前記信号電圧の周波数帯域を分波
    することで前記所定数のチャンネルを前記周波数成分の
    異なるもの同士を含むように分割して出力する分波器
    と、前記光源部からの前記二直線偏光による光信号を偏
    光分離する偏光分離器とを備え、前記光変調部は、前記
    偏光分離器からの前記偏光分離された光信号の強度をそ
    れぞれ前記受信用アンテナ及び前記分波器を通して印加
    される前記所定数のチャンネルが前記周波数成分の異な
    るもの同士を含むように分割された信号電圧に応じてそ
    れぞれ変調して出射する複数個から成り、前記受光器
    は、前記複数個の光変調部からの前記強度変調された光
    信号をそれぞれ電気信号に変換する複数個から成ること
    を特徴とする電界センシング装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の電界センシング装
    置において、前記複数個の光変調部は、前記複数個の光
    源部からの前記無変調な直線偏光による光信号又は前記
    偏光分離器からの前記偏光分離された光信号をそれぞれ
    入力して反射出射する反射型であり、更に、前記複数個
    の光源部からの前記無変調な直線偏光による光信号又は
    前記偏光分離器からの前記偏光分離された光信号をそれ
    ぞれ入力して前記複数個の光変調部へそれぞれ出力する
    と共に、該複数個の光変調部からの前記反射出射された
    光信号をそれぞれ入力して前記複数個の受光器へそれぞ
    れ出力する複数個の光サーキュレータを備えたことを特
    徴とする電界センシング装置。
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