JP2007134842A - 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム - Google Patents

放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007134842A
JP2007134842A JP2005324264A JP2005324264A JP2007134842A JP 2007134842 A JP2007134842 A JP 2007134842A JP 2005324264 A JP2005324264 A JP 2005324264A JP 2005324264 A JP2005324264 A JP 2005324264A JP 2007134842 A JP2007134842 A JP 2007134842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
broadcast wave
signal
electrical
broadcast
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005324264A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4694351B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Toba
良和 鳥羽
Yasuki Ozaki
泰己 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seikoh Giken Co Ltd
NHK Integrated Technology Inc
Original Assignee
Seikoh Giken Co Ltd
NHK Integrated Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seikoh Giken Co Ltd, NHK Integrated Technology Inc filed Critical Seikoh Giken Co Ltd
Priority to JP2005324264A priority Critical patent/JP4694351B2/ja
Publication of JP2007134842A publication Critical patent/JP2007134842A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4694351B2 publication Critical patent/JP4694351B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】低価格で光波長分散の影響を極力抑制し得る放送波光送信装置を備えた放送波光中継システムを提供すること。
【解決手段】このシステムでは、放送波光送信装置において、アンテナ12で複数のチャンネルを含む地上デジタルTV用放送電波11を受信した電気信号に基づいて分波器13で各チャンネルを所定のチャンネル数分のチャンネル群毎に分波したものから得られるチャンネル群信号に対し、電気/光変換器16a,16bで光変調度を抑えて電気/光変換することで光信号を得て波形歪みを抑制した上、光合成器17で各光信号を光波長多重して放送波光信号とし、光ファイバ伝送回線において、光波長1.3μm帯域シングルモード光ファイバ18を用いて零分散光ファイバ網を成して光波長1.55μm帯域のパス・スルー伝送を行い、光/電気変換器20で放送波光信号を光/電気変換して放送信号を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として地上デジタルTV用放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置、及びそれから放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線を含む放送波光中継システムに関する。
近年、一般にCATVや共同受信設備に放送信号を伝送する手段としては、伝送損失が小さく、しかも大容量の伝送が可能であること等の理由により、光ファイバ伝送路で伝送する方式が利用されている。当初、光CATV網においては、光波長として1.3μm帯域が使用されていたが、現在では1.55μm帯域へと推移している。光ファイバ伝送回線を含む放送波光中継システムでは、光波長を1.55μm帯域とすると、光ファイバの損失が極めて低いこと、低雑音なエルビウム添加ファイバ増幅器により直接光を増幅できること等の特色があり、一層長距離な光ファイバ網を提供することが可能となっており、これによって特にCATV幹線系等においては大きな利点となっている。
上述した光ファイバ伝送回線を含む放送波光中継システムの場合、既に敷設されている光ファイバは1.3μm帯域用のシングルモード光ファイバが多く、このシングルモード光ファイバを1.55μm帯域で使用すると、光ファイバ伝送回線の前段に配備される電気/光変換器において、一般にレーザダイオード(LD)の直接変調方式を採用すればチャープが大きくて比較的大きな光波長分散が生じてしまうため、これにより波形歪みが劣化して長距離の伝送距離では適用が困難になってしまうという問題がある。
そこで、昨今では光波長分散の影響を抑制するため、直接変調方式を採用した場合には分散補償ファイバを用いた対策が検討されているが、この場合にはシステム構築が複雑となるばかりでなく、効果が薄いために採用され難く、その他にも低チャープな外部光変調方式の採用が検討されているが、この場合には先の直接変調方式と比較すると機器価格が数倍となってシステム構築が高価になり過ぎてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、低価格で光波長分散の影響を極力抑制し得る放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システムを提供することにある。
本発明によれば、放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置において、放送電波として複数のチャンネルを含むものを受信して電気信号として出力するアンテナと、アンテナからの電気信号に基づいて複数のチャンネルを所定のチャンネル数分のチャンネル群毎に分波した分波電気信号を出力する分波器と、分波器からの分波電気信号に応じてチャンネル群信号を出力する複数のチャンネル群信号生成器と、チャンネル群信号をそれぞれ固有の光波長を持つ光信号となるように電気/光変換して光信号として出力する複数の電気/光変換器と、複数の電気/光変換器からの光信号を波長分割多重により光合成して放送波光信号として出力する光合成器とを備えた放送波光送信装置が得られる。
又、本発明によれば、上記放送波光送信装置において、固有の光波長の差は、それぞれ1.5GHz以上とされている放送波光送信装置が得られる。
更に、本発明によれば、上記何れかの放送波光送信装置において、複数の電気/光変換器で電気/光変換される分波電気信号は、それぞれ個別な周波数とされている放送波光送信装置が得られる。
加えて、本発明によれば、上記何れか一つの放送波光送信装置において、複数の電気/光変換器は、電気/光変換をそれぞれレーザダイオードの直接変調方式で行う放送波光送信装置が得られる。
一方、本発明によれば、上記何れか一つの放送波光送信装置からの放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線を含む放送波光中継システムにおいて、光ファイバ伝送回線は、光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す光ファイバを用いると共に、パス・スルー伝送を光波長1.55μm帯域で行うものである放送波光中継システムが得られる。
本発明の放送波光送信装置の場合、アンテナからの複数のチャンネルを含む放送電波を受信した電気信号に基づいて分波器で複数のチャンネルを所定のチャンネル数分のチャンネル群毎に分波したものに応じてチャンネル群信号生成器により生成されたチャンネル群信号に対し、複数の電気/光変換器においてそれぞれ一つの電気/光変換当たりの光変調度を抑えて電気/光変換して光信号を得ているので、各チャンネル群に対応する各光信号における伝送距離に応じた波形歪みの抑制が可能となり、しかも光合成器で各光信号を光波長多重して放送波光信号として一本の光ファイバへ伝送しているため、光波長分散の影響を極力抑制し得るようになる。結果として、この放送波光送信装置と光ファイバ伝送回線を合わせた放送波光中継システムでは、光ファイバ伝送回線において光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す光ファイバを用いた上、光波長1.55μm帯域のパス・スルー伝送を従来に無く低価格で光波長分散の影響を極めて少なくしたシステム構築が可能となる。
本発明の最良の形態に係る放送波光送信装置は、放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信するものにおいて、放送電波として複数のチャンネルを含むものを受信して電気信号として出力するアンテナと、アンテナからの電気信号に基づいて複数のチャンネルを所定のチャンネル数分のチャンネル群毎に分波した分波電気信号を出力する分波器と、分波器からの分波電気信号に応じてチャンネル群信号を出力する複数のチャンネル群信号生成器と、チャンネル群信号をそれぞれ固有の光波長を持つように電気/光変換して光信号として出力する複数の電気/光変換器と、これらの電気/光変換器からの光信号を波長分割多重により光合成して放送波光信号として出力する光合成器とを備えたものである。
但し、この放送波光送信装置において、固有の光波長の差は、それぞれ1.5GHz以上とされていること、各電気/光変換器で電気/光変換される分波電気信号は、それぞれ個別な周波数とされていることはそれぞれ好ましく、各電気/光変換器については、電気/光変換をそれぞれレーザダイオード(LD)の直接変調方式で行うことが好ましい。
一方、これらの何れか一つの放送波光送信装置からの放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線を含む本発明の放送波光中継システムにおいては、光ファイバ伝送回線については、光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す光ファイバを用いると共に、パス・スルー伝送を光波長1.55μm帯域で行うものであることが好ましい。
以下は、本発明の放送波光送信装置を含む放送波光中継システムについて、幾つかの実施例並びに比較例を挙げて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。
この実施例1に係る放送波光中継システムは、基本的な機能構成として、放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置と、この放送波光送信装置からの放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線とを備えて構成されるものである。
このうち、放送波光送信装置については、放送電波として8チャンネル(Ach〜Hch)を含む地上デジタルTV用放送電波11を受信して電気信号として出力するアンテナ12と、アンテナ12からの電気信号に基づいて8チャンネル(Ach〜Hch)を4チャンネル数分の2つのチャンネル群(Ach〜Dch,Ech〜Hch)毎に分波した分波電気信号を出力する分波器13と、分波器13からの分波電気信号に応じてチャンネル群信号を出力するチャンネル群信号生成器14a,14bと、各チャンネル群信号生成器14a,14bからのチャネル群信号をそれぞれ増幅する増幅器15a,15bと、各増幅器15a,15bからの増幅されたチャンネル群信号をそれぞれ固有の光波長を持つようにレーザダイオード(LD)の直接変調方式により電気/光(E/O)変換して光信号として出力する2個の電気/光(E/O)変換器16a,16bと、各電気/光変換器16a,16bからの光信号(8チャンネル分)を波長分割多重により光合成して放送波光信号として出力する光合成器17とを備えて構成される。
又、光ファイバ伝送回線については、光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す200km仕様のシングルモード光ファイバ18と、光ファイバ網でパス・スルー伝送を光波長1.55μm帯域で行わせるためにシングルモード光ファイバ18の所定箇所で光信号の光増幅を行う総計3個の光増幅器19a,19b,19cと、各光増幅器19a,19b,19cで光増幅された光信号を光/電気(O/E)変換して放送信号として出力する光/電気(O/E)変換器20とを備えて構成される。
以下は、この実施例1に係る放送波光中継システムにおける基本動作について説明する。先ず放送波光送信装置において、アンテナ12により受信された地上デジタルTV用放送電波11の電気信号は分波器13に入力され、分波器13では電気信号を4チャンネル数分の2つのチャンネル群(Ach〜Dch,Ech〜Hch)毎に分波して分波電気信号を出力する。これらの2つのチャンネル群に対応する分波電気信号は、チャンネル群信号生成器14a,14bに入力されると、それぞれチャンネル群信号として増幅器15a,15bへ出力され、増幅器15a,15bでは各チャンネル群信号を増幅してからそれぞれ電気/光変換器16a,16bへ出力する。
電気/光変換器16a,16bでは、入力された各チャンネル群信号を電気/光変換して光信号を生成するが、このときの光変調度は1チャンネル当たりについて7%となるように増幅率の電気的な調整を行った。又、電気/光変換器16a,16bから得られる各光信号における光波長の差を1.5GHz以上の固有値とした。尚、多チャンネル入力時のトータル光変調度Mtotalは、Mchを1チャンネル当たりの光変調度、nを入力チャンネル数とした場合、Mtotal=Mch・(n)1/2なる関係式で与えられる。電気/光変換器16a,16bのトータル光変調度Mtotalは、それぞれ14%とした。
電気/光変換器16a,16bにより光変調された光信号は、光合波器17で波長分割多重されて放送波光信号となってから光ファイバ伝送回線のシングルモード光ファイバ18へ出力される。尚、光合波器17から出力される放送波光信号の光出力強度は+10dBm/波とした。
更に、光ファイバ伝送回線において、シングルモード光ファイバ18へ入力された放送波光信号は、50km毎に配置された光増幅19a,19b,19cで光増幅された後、光/電気変換器20に入力され、ここで光/電気変換されて放送信号となる。尚、光/電気変換器20へ入力される光増幅された放送波光信号の光入力強度は−2.5dBm/波とした。
そこで、この実施例1に係る放送波光中継システムについて、1.3μm帯域用のシングルモード光ファイバ18の仕様長200kmを通過し、光/電気変換器20で光/電気変換された放送信号の波形歪み(3次相互変調歪み)を測定したところ、必要性能である−42dBc以下を満足する−45dBcであり、良好な波形歪み抑制を示す結果が得られた。
図2は、本発明の実施例2に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。
この実施例2に係る放送波光中継システムの場合も、大まかな機能構成は実施例1のものと同じであり、放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置と、この放送波光送信装置からの放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線とを備えて構成されるものである。
但し、ここでの放送波光送信装置については、放送電波として8チャンネル(Ach〜Hch)を含む地上デジタルTV用放送電波11を受信して電気信号として出力するアンテナ12と、アンテナ12からの電気信号に基づいて8チャンネル(Ach〜Hch)を2チャンネル数分の4つのチャンネル群(Ach及びBch,Cch及びDch,Ech及びFch,Gch及びHch)毎に分波した分波電気信号を出力する分波器23と、分波器23からの分波電気信号に応じてチャンネル群信号を出力するチャンネル群信号生成器24a,24b,24c,24dと、各チャンネル群信号生成器24a,24b,24c,24dからのチャンネル群信号をそれぞれ増幅する増幅器25a,25b,25c,25dと、各増幅器25a,25b,25c,25dからの増幅されたチャンネル群信号をそれぞれ固有の光波長を持つようにレーザダイオード(LD)の直接変調方式により電気/光(E/O)変換して光信号として出力する4個の電気/光(E/O)変換器26a,26b,26c,26dと、各電気/光変換器26a,26b,26c,26dからの光信号(8チャンネル分)を波長分割多重により光合成して放送波光信号として出力する光合成器27とを備えて構成される。
これに対し、光ファイバ伝送回線については、光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す300km仕様のシングルモード光ファイバ28と、光ファイバ網でパス・スルー伝送を光波長1.55μm帯域で行わせるためにシングルモード光ファイバ28の所定箇所で光信号の光増幅を行う総計5個の光増幅器29a,29b,29c,29d,29eと、各光増幅器29a,29b,29c,29d,29eで光増幅された光信号を光/電気(O/E)変換して放送信号として出力する光/電気(O/E)変換器20とを備えて構成される。
以下は、この実施例2に係る放送波光中継システムにおける基本動作について説明する。先ず放送波光送信装置において、アンテナ12により受信された地上デジタルTV用放送電波11の電気信号は分波器23に入力され、分波器23では電気信号を2チャンネル数分の4つのチャンネル群(Ach及びBch,Cch及びDch,Ech及びFch,Gch及びHch)毎に分波して分波電気信号を出力する。これらの4つのチャンネル群に対応する分波電気信号は、チャンネル群信号生成器24a,24b,24c,24dに入力されると、それぞれチャンネル群信号として増幅器25a,25b,25c,25dへ出力され、増幅器25a,25b,25c,25dでは各チャンネル群信号を増幅してからそれぞれ電気/光変換器26a,26b,26c,26dへ出力する。
電気/光変換器26a,26b,26c,26dでは、入力された各チャンネル群信号を電気/光変換して光信号を生成するが、このときの光変調度は1チャンネル当たりについて7%となるように増幅率の電気的な調整を行った。又、電気/光変換器26a,26b,26c,26dから得られる各光信号における光波長の差を1.5GHz以上の固有値とした。尚、電気/光変換器26a,26b,26c,26dのトータル光変調度Mtotalは、それぞれ9.9%とした。
電気/光変換器26a,26b,26c,26dにより光変調された光信号は、光合波器27で波長分割多重されて放送波光信号となってから光ファイバ伝送回線のシングルモード光ファイバ28へ出力される。尚、光合波器27から出力される放送波光信号の光出力強度は+10dBm/波とした。
更に、光ファイバ伝送回線において、シングルモード光ファイバ28へ入力された放送波光信号は、50km毎に配置された光増幅29a,29b,29c,29d,29eで光増幅された後、光/電気変換器20に入力され、ここで光/電気変換されて放送信号となる。尚、光/電気変換器20へ入力される光増幅された放送波光信号の光入力強度は−2.5dBm/波とした。
そこで、この実施例2に係る放送波光中継システムについて、1.3μm帯域用のシングルモード光ファイバ28の仕様長300kmを通過し、光/電気変換器20で光/電気変換された放送信号の波形歪み(3次相互変調歪み)を測定したところ、実施例1の場合と同様に−45dBcであり、良好な波形歪み抑制を示す結果が得られた。
比較例
図3は、本発明の比較例に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。
この比較例に係る放送波光中継システムの場合も、大まかな機能構成は実施例1や実施例2のものと同じであり、放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置と、この放送波光送信装置からの放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線とを備えて構成されるものである。
但し、ここでの放送波光送信装置については、放送電波として8チャンネル(Ach〜Hch)を含む地上デジタルTV用放送電波11を受信して電気信号として出力するアンテナ12と、アンテナ12からの電気信号を増幅する増幅器15aと、増幅器15aで増幅された電気信号をレーザダイオード(LD)の直接変調方式により電気/光(E/O)変換して放送波光信号として出力する電気/光(E/O)変換器16aとを備えて構成される。
これに対し、光ファイバ伝送回線については、実施例2の場合と全く同じ構成であるので、説明を省略する。
以下は、この比較例に係る放送波光中継システムにおける基本動作について説明する。先ず放送波光送信装置において、アンテナ12により受信された地上デジタルTV用放送電波11の電気信号は増幅器15aに入力され、ここで増幅されてから電気/光変換器16aへ出力される。電気/光変換器16aでは、入力された電気信号を電気/光変換して光変調された放送波光信号を出力する。ここでの光変調度は1チャンネル当たりについて7%となるように増幅率の電気的な調整を行い、電気/光変換器16aのトータル光変調度Mtotal(8チャンネル分)は19.6%とした。
更に、光ファイバ伝送回線において、シングルモード光ファイバ28へ入力された放送波光信号は、50km毎に配置された光増幅29a,29b,29c,29d,29eで光増幅された後、光/電気変換器20に入力され、ここで光/電気変換されて放送信号となる。尚、光/電気変換器20へ入力される光増幅された放送波光信号の光入力強度は−2.5dBm/波とした。
そこで、この比較例に係る放送波光中継システムについて、1.3μm帯域用のシングルモード光ファイバ28の仕様長300kmを通過し、光/電気変換器20で光/電気変換された放送信号の波形歪み(3次相互変調歪み)を測定したところ、必要性能である−42dBc以下を満足しない−35dBcであり、大幅な波形歪み劣化を示す結果が得られた。
本発明の実施例1に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。 本発明の実施例2に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。 本発明の比較例に係る放送波光送信装置を含む放送波光中継システムの基本構成を示したブロック図である。
符号の説明
11 地上デジタルTV用放送電波
12 アンテナ
13,23 分波器
14a,14b,24a〜24d チャンネル群信号生成器
15a,15b,25a〜25d 増幅器
16a,16b,26a〜26d 電気/光(E/O)変換器
17,27 光合波器
18,28 シングルモード光ファイバ
19a〜19c,29a〜29e 光増幅器
20 光/電気(O/E)変換器

Claims (5)

  1. 放送電波を受信して電気/光変換した上で放送波光信号として送信する放送波光送信装置において、前記放送電波として複数のチャンネルを含むものを受信して電気信号として出力するアンテナと、前記アンテナからの前記電気信号に基づいて前記複数のチャンネルを所定のチャンネル数分のチャンネル群毎に分波した分波電気信号を出力する分波器と、前記分波器からの前記分波電気信号に応じてチャンネル群信号を出力する複数のチャンネル群信号生成器と、前記チャンネル群信号をそれぞれ固有の光波長を持つように電気/光変換して光信号として出力する複数の電気/光変換器と、前記複数の電気/光変換器からの前記光信号を波長分割多重により光合成して前記放送波光信号として出力する光合成器とを備えたことを特徴とする放送波光送信装置。
  2. 請求項1記載の放送波光送信装置において、前記固有の光波長の差は、それぞれ1.5GHz以上とされていることを特徴とする放送波光送信装置。
  3. 請求項1又は2記載の放送波光送信装置において、前記複数の電気/光変換器で電気/光変換される前記分波電気信号は、それぞれ個別な周波数とされていることを特徴とする放送波光送信装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一つに記載の放送波光送信装置において、前記複数の電気/光変換器は、前記電気/光変換をそれぞれレーザダイオードの直接変調方式で行うことを特徴とする放送波光送信装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一つに記載の放送波光送信装置からの前記放送波光信号がパス・スルー伝送される光ファイバ伝送回線を含む放送波光中継システムにおいて、前記光ファイバ伝送回線は、光波長1.3μm帯域の零分散光ファイバ網を成す光ファイバを用いると共に、前記パス・スルー伝送を光波長1.55μm帯域で行うものであることを特徴とする放送波光中継システム。
JP2005324264A 2005-11-09 2005-11-09 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム Expired - Fee Related JP4694351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005324264A JP4694351B2 (ja) 2005-11-09 2005-11-09 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005324264A JP4694351B2 (ja) 2005-11-09 2005-11-09 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007134842A true JP2007134842A (ja) 2007-05-31
JP4694351B2 JP4694351B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=38156156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005324264A Expired - Fee Related JP4694351B2 (ja) 2005-11-09 2005-11-09 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4694351B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070510A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 マスプロ電工株式会社 ヘッドエンド装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11308596A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 屋内画像多重化伝送システム
JP2002148294A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Tokin Corp 電界センシング装置
WO2005088877A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光送信装置および光伝送システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11308596A (ja) * 1998-04-22 1999-11-05 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 屋内画像多重化伝送システム
JP2002148294A (ja) * 2000-11-14 2002-05-22 Tokin Corp 電界センシング装置
WO2005088877A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光送信装置および光伝送システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015070510A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 マスプロ電工株式会社 ヘッドエンド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4694351B2 (ja) 2011-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4463808B2 (ja) 低密度波長多重光伝送システムおよび低密度波長多重光伝送方法
CA2315352C (en) Channel band conversion apparatus for optical transmission systems
US6490064B1 (en) Wavelength division multiplexing optical transmission system
JP2000115837A (ja) 光伝送システム
KR20020077621A (ko) 광증폭기 및 이를 이용한 양방향 파장분할 다중 광통신시스템
JP6495785B2 (ja) 光伝送システム
US20090148160A1 (en) Optical diplexer module using mixed-signal multiplexer
JP4637014B2 (ja) ミリ波無線通信システム、ミリ波無線通信方法
US20050111499A1 (en) Wavelength conversion apparatus
US20190305852A1 (en) Transmission apparatus and transmission method
JP4694351B2 (ja) 放送波光送信装置及びそれを備えた放送波光中継システム
JP2007235738A (ja) 通信システム
US7130542B2 (en) Modular multiplexing/demultiplexing units in optical transmission systems
EP3270528B1 (en) Optical transceiver module for communications in das systems
US20240063907A1 (en) Wireless communication method and wireless communication apparatus
EP1126638B1 (en) Optical wavelength division multiplexing transmission system
JP2002504777A (ja) 1310nm帯域における高密度波長分割多重方法およびシステム
KR100322614B1 (ko) 잡음 특성이 개선된 아날로그 다중 연결 광 중계 시스템
JP2003060621A (ja) 光伝送システム
JP2005051596A (ja) 光伝送方法及び光送信装置
US20240103338A1 (en) Wavelength converter and optical transmission system
JP2950814B1 (ja) 光副搬送波伝送システム
WO2023166590A1 (ja) 光増幅器及び光増幅方法
JP4230888B2 (ja) 周波数変換器、周波数変換方法及びそれを用いた光無線装置
KR100982207B1 (ko) 초고주파 대역 결합기 및 이를 이용한 네트워크 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081008

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4694351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees