JP2002147638A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP2002147638A
JP2002147638A JP2000338980A JP2000338980A JP2002147638A JP 2002147638 A JP2002147638 A JP 2002147638A JP 2000338980 A JP2000338980 A JP 2000338980A JP 2000338980 A JP2000338980 A JP 2000338980A JP 2002147638 A JP2002147638 A JP 2002147638A
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JP
Japan
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valve
coil
spring
pipe member
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000338980A
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English (en)
Inventor
Masayuki Imai
正幸 今井
Hitoshi Kibune
仁志 木船
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルに通電されたときに閉弁し、スプリン
グにより開弁する電磁弁の開弁圧力差の向上を図る。 【解決手段】 電磁弁1は、パイプ部材20内に吸引子
60が固定され、パイプ部材20の外側にコイル32が
巻かれたボビン30が装備される。弁座82を有する弁
本体80はパイプ部材20に固着され、吸引子60を貫
通する弁体90とプランジャ50が一体に取付けられ
る。コイル32に通電されると、弁体90が弁座に当接
され、閉弁する開弁用のコイルスプリング70は、ばね
定数が大きな部分とばね定数が小さな部分を有し、コイ
ル32への通電が断たれた直後の開弁時に大きなばね力
を発生させて、開弁圧力差を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁コイルの磁力
により弁体を弁座に対して離接して弁の開閉を行う電磁
弁に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁コイルの磁力により、弁体を弁座に
対して離接させる形式の電磁弁は、例えば特開平9−2
92049号公報に開示されている。上記公報に開示さ
れた電磁弁は、電磁コイルに通電されて、吸引子に磁力
が発生したときに弁体を弁座から引き上げて、開弁操作
を行い通電が遮断されたときに、スプリングのばね力に
よって弁体を弁座に当接させて閉弁操作を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電磁弁としては、電磁
コイルに通電したときに弁体を弁座に当接させて閉弁
し、通電を遮断したときにスプリングのばね力で弁体を
弁座から引き離して開弁操作を行う形式のものも構成さ
れる。本発明は、上述した構成を有する電磁弁におい
て、開弁用のスプリングの構造を改良することによっ
て、開弁圧力差を増大させる電磁弁を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁弁は、弁座
が形成された弁室を有する弁本体と、弁座に離接される
棒状の弁体と、弁体に連結されるプランジャと、パイプ
部材の内部に固定されて弁体を摺動自在に案内する吸引
子と、パイプ部材の外周に装備される電磁コイルと、プ
ランジャと吸引子の間に配設されて弁体を開弁方向に付
勢する開弁コイルスプリングを備え、開弁コイルスプリ
ングは、ばね定数が大きなコイルスプリング部と、ばね
定数が小さなコイルスプリング部を備えるものである。
【0005】そして、ばね定数が大きなコイルスプリン
グ部は、大きな巻ピッチを有し、ばね定数が小さなコイ
ルスプリング部は、小さな巻ピッチを有するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電磁弁の全体構
造を示す断面側面図、図2は平面図、図3は図1のA部
の拡大図、図4は主要な部品図である。全体を符号1で
示す電磁弁は、コイルケース10内にボビン30が収容
され、ボビン30には、コイル32が巻かれている。コ
イル32にはリード線34を介して給電される。
【0007】コイルケース10の中央部には、貫通穴が
形成されており、有底のパイプ部材20が挿入される。
このパイプ部材20は凹部22を有し、係止部材12に
よりコイルケース10とパイプ部材20が係止される。
なお、図2においては、コイルケース10、パイプ部材
20及び係止部材12のみを示している。
【0008】図3に示すように係止部材12は、コイル
ケース10の開口部10aにカシメ止めされており、係
止部材12の凹部12aをパイプ部材20の凹部22に
係合させることによって、係止部材12の弾性力によっ
て、コイルケース10をパイプ部材20に対して着脱自
在に係止させる。
【0009】パイプ部材の内部には、プランジャ50が
摺動自在に挿入される。プランジャ50はパイプ状のも
ので、中穴部にスプリング40が装備される。このスプ
リング40は、プランジャ50がパイプ部材20の頂部
に当接する際のクッション作用を発生させるためのもの
である。プランジャ50の下端部には弁体90が取付け
られる。この弁体90は棒状のもので、先端に弁部92
が形成されている。
【0010】パイプ部材20の内部には吸引子60が挿
入され、溝部62を利用してパイプ部材20の内部にカ
シメ加工により固定される。吸引子60は、弁体90を
摺動自在に支持するとともに、プランジャ50との間に
開弁用のコイルスプリングが配設される。
【0011】パイプ部材20の開口端は、弁本体80に
対して溶接される。パイプ部材20と弁本体80はステ
ンレス材料でつくられ、両者は例えばTIG溶接により
固着される。弁本体80の内部には弁座82が設けら
れ、弁室84が形成される。弁本体80には、2本の銅
パイプ100,110が炉中ろう付等の手段により固着
される。
【0012】この電磁弁1は、コイル32に通電される
と、吸引子60に磁力が発生し、プランジャ50を吸引
子60に向けて吸引する。プランジャ50は、開弁用ス
プリング70のばね力に抗して、弁体90を弁本体80
の弁座82に向けて付勢し、閉弁操作を行う。
【0013】コイル32への通電が遮断されると、吸引
子60は吸引力を失い、弁体90とプランジャ50は、
開弁用スプリング70のばね力により、パイプ部材20
の頂部へ戻され、開弁操作が行われる。プランジャ50
に装備されたスプリング40は、プランジャ50がパイ
プ部材20の頂部に衝突するのを防止するクッション材
として機能する。
【0014】図5は、横軸に弁体の移動量(リフト)
を、縦軸に吸引子がプランジャ50を吸引する吸引力と
開弁スプリングのばね力をとったグラフである。カーブ
は、吸引子による吸引力を示し、カーブC,C
は開弁スプリングのばね力を示す。
【0015】図4に示すように、本電磁弁に装備される
開弁スプリング70は、コイルスプリングの巻ピッチが
小さなコイルスプリング部70aと、巻ピッチが大きな
コイルスプリング部70bを有するものである。巻ピッ
チが小さなコイルスプリング部70aは、撓みやすく、
したがって、ばね定数は小さい、巻ピッチが大きなコイ
ルスプリング部70bは、撓みにくく、したがって、ば
ね定数は大きい。
【0016】この開弁スプリング70の開弁から閉弁ま
でのばね力の変化をみると、まず、完全開弁状態から弁
体が閉弁方向へ移動すると、ばね定数の小さな状態でコ
イルスプリングが圧縮され、カーブCに沿ってばね力
が上昇する。弁体が弁座に近づき、コイルスプリング7
0のばね定数が小さなコイルスプリング部70aが完全
に圧縮されて密着する点Pに達する。
【0017】更にコイルスプリングが圧縮されると、ば
ね定数の大きなコイルスプリング部70bの圧縮が始ま
り、カーブCに沿ってばね力は上昇し、閉弁状態とな
る。したがって、閉弁状態から電磁コイルによる吸引力
がなくなると、開弁スプリングは大きなばね力により開
弁を開始することとなり、開弁圧力差の増大を図ること
ができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、開弁用のコイル
スプリングの特性を変更するだけで、開弁圧力差を大き
くとることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁の断面側面図。
【図2】本発明の電磁弁の平面図。
【図3】図1のA部の拡大図。
【図4】本発明の電磁弁の主要部品図。
【図5】本発明の電磁弁の特性を示す図。
【符号の説明】
1 電磁弁 10 コイルケース 20 パイプ部材 30 ボビン 40 クッションスプリング 50 プランジャ 60 吸引子 70 開弁コイルスプリング 80 弁本体 90 弁部材 100,110 パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座が形成された弁室を有する弁本体
    と、弁座に離接される棒状の弁体と、弁体に連結される
    プランジャと、パイプ部材の内部に固定されて弁体を摺
    動自在に案内する吸引子と、パイプ部材の外周に装備さ
    れる電磁コイルと、プランジャと吸引子の間に配設され
    て弁体を開弁方向に付勢する開弁コイルスプリングを備
    え、 開弁コイルスプリングは、ばね定数が大きなコイルスプ
    リング部と、ばね定数が小さなコイルスプリング部を備
    える電磁弁。
  2. 【請求項2】 ばね定数が大きなコイルスプリング部
    は、大きな巻ピッチを有し、ばね定数が小さなコイルス
    プリング部は、小さな巻ピッチを有する請求項1記載の
    電磁弁。
JP2000338980A 2000-11-07 2000-11-07 電磁弁 Pending JP2002147638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012008201A1 (ja) * 2010-07-13 2012-01-19 株式会社ケーヒン 電磁弁
JP2013155762A (ja) * 2012-01-26 2013-08-15 Rinnai Corp 電磁弁

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