JP2002147595A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP2002147595A JP2000347219A JP2000347219A JP2002147595A JP 2002147595 A JP2002147595 A JP 2002147595A JP 2000347219 A JP2000347219 A JP 2000347219A JP 2000347219 A JP2000347219 A JP 2000347219A JP 2002147595 A JP2002147595 A JP 2002147595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異なる2つの摩擦係合要素の締結制御と解放制
御とを同時に行う摩擦係合要素の掛け替えによって変速
を行うよう構成された自動変速機の制御装置において、
変速中の空吹けを短時間に収束させる。 【解決手段】ブレーキバンド2&4/Bの解放すると同
時に、ハイクラッチH/Cの締結を行う2速から3速へ
のアップシフト時に、空吹けの発生を検出すると、ブレ
ーキバンド2&4/Bの背圧制御デューティをエンジン
回転速度及び油温に応じてステップ的に増大させる。そ
の後、空吹けの収束開始が検出されると、そのときの空
吹け量に応じた制御デューティまで戻し、収束開始から
所定時間経過後に制御デューティを基本値に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御
装置に関し、詳しくは、変速制御時における空吹けの発
生を抑制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、異なる2つの摩擦係合要素の
締結制御と解放制御とを同時に行う摩擦係合要素の掛け
替えによって変速を行うよう構成された自動変速機が知
られている。上記の摩擦係合要素の掛け替え変速を行う
変速制御装置としては、例えば特開平11−03032
4号公報に開示されるように、各摩擦係合要素への油の
供給路にアキュムレータを備えると共に、該アキュムレ
ータの背圧を制御することで油圧の上昇や下降の勾配を
抑制するよう構成されたものがあった。
【0003】一方、上記の摩擦係合要素の掛け替え変速
を行う変速制御装置において、変速時における空吹けの
発生を抑制する技術として、特開平7−012210号
公報,特開平5−039843号公報及び特開2000
−055180号公報に開示されるようなものがあっ
た。前記特開平7−012210号公報に開示されるも
のでは、圧力スイッチによって締結側摩擦係合要素の油
圧の上昇を検出して、解放側摩擦係合要素の油圧を抜く
タイミングを決定するようにしている。
【0004】また、特開平5−039843号公報に開
示されるものでは、解放側の摩擦係合要素のスリップ量
が閾値以上であるときに、解放側摩擦係合要素の油圧を
上昇させる一方、前記スリップ量の変化率が0以下であ
るときに、解放側摩擦係合要素の油圧を低下させるよう
にしている。更に、特開2000−055180号公報
に開示されるものでは、締結側摩擦係合要素のストロー
ク完了を予測し、ストローク完了に調時させてライン圧
の低下を開始させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧力スイッチ
を用いる構成では、圧力スイッチが一般に高価であるた
め、自動変速機のシステムコストが上昇してしまうとい
う問題があった。また、解放側の摩擦係合要素のスリッ
プ量に応じて油圧を制御する構成では、微小スリップ量
を保持するように解放側摩擦係合要素の油圧を制御して
収束させるため、変速時間が間延びしてしまい、変速性
能を悪化させる可能性があった。
【0006】更に、締結側摩擦係合要素のストローク完
了に調時させてライン圧の低下を開始させる構成では、
ストローク完了時の予測誤差などにより、安定的に空吹
けの発生を抑制することができず、また、トルクフェー
ズにおけるライン圧(元圧)の低下は、クラッチ油圧の
応答性を低下させ、更なる空吹けを助長してしまう可能
性があった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、掛け替え変速を行わせる自動変速機において、コ
ストアップや変速時間の間延びを招くことなく、然も、
安定的に空吹けの発生を抑制できるようにすることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、請求項1記載
の発明では、異なる2つの摩擦係合要素の締結制御と解
放制御とを同時に行う摩擦係合要素の掛け替えによって
変速を行うよう構成された自動変速機の制御装置におい
て、変速中に空吹けの発生を検出した時点で、解放側摩
擦係合要素のトルク容量指示値をステップ的に増大さ
せ、前記空吹けの収束傾向への切り換わりを検出した時
点で、そのときの空吹け状態に基づくトルク容量指示値
にまでステップ的に戻し、前記空吹けの収束傾向への切
り換わりを検出した時点から所定期間後に前記トルク容
量指示値を基本値に戻すよう構成した。
【0009】かかる構成によると、空吹けが検出される
と、まず、解放側摩擦係合要素のトルク容量指示値(油
圧指示値)をステップ的に増大させ、該ステップ的な増
大状態を空吹けが収束する方向に変化し始めるまで保持
する。そして、空吹けが収束する方向に変化し始める
と、そのときの空吹け状態に基づくトルク容量指示値に
までステップ的に戻し、前記空吹け状態に基づくトルク
容量指示値をその後所定期間だけ保持する。
【0010】請求項2記載の発明では、前記空吹け状態
に基づくトルク容量指示値が、収束傾向への切り換わり
が検出された時点での空吹け量に基づいて演算される構
成とした。かかる構成によると、空吹けの発生が検出さ
れた時点でステップ的に増大させた指示値を、その後、
空吹けが収束する方向に変化し始めると、そのときの空
吹け量(空吹けによる回転速度の増大量)に基づいて演
算される値にまでステップ的に戻す。
【0011】請求項3記載の発明では、前記空吹け量
を、変速機構の入力軸回転速度と、変速機構の出力軸回
転速度及び変速前のギヤ比から算出される基準入力軸回
転速度との偏差として求める構成とした。かかる構成に
よると、変速機構の出力軸回転速度が変化しても、空吹
けによる入力軸回転速度の変化分のみが求められる。
【0012】一方、請求項4記載の発明では、異なる2
つの摩擦係合要素の締結制御と解放制御とを同時に行う
摩擦係合要素の掛け替えによって変速を行うよう構成さ
れた自動変速機の制御装置において、変速中に空吹けの
発生を検出した時点で、解放側摩擦係合要素のトルク容
量指示値をステップ的に増大させ、所定時間経過後に前
記トルク容量指示値をランプ制御初期値までステップ的
に戻し、前記ランプ制御初期値から所定のランプ勾配で
トルク容量指示値を増大させ、前記空吹けの収束傾向へ
の切り換わりを検出した時点で、前記所定のランプ勾配
でのトルク容量指示値の増大を停止させて保持し、前記
空吹けの収束傾向への切り換わりを検出した時点から所
定期間後に前記トルク容量指示値を基本値に戻すよう構
成した。
【0013】かかる構成によると、変速中に空吹けの発
生が検出されると、所定時間だけ解放側のトルク容量指
示値をステップ的に増大させ、前記所定時間が経過した
時点で一旦ランプ制御初期値にまでステップ的に減ら
し、前記初期値から所定のランプでトルク容量指示値を
漸増させる。そして、空吹けの収束傾向への切り換わり
を検出すると、それまでの解放側のトルク容量指示値の
漸増を停止し、その後所定期間、漸増を停止した時点で
のトルク容量指示値に保持させる。
【0014】請求項5記載の発明では、前記ランプ制御
初期値を、空吹け状態,エンジン回転速度,作動油の温
度のうちの少なくとも1つに基づき演算する構成とし
た。かかる構成によると、空吹け検出時点から所定時間
後に戻すランプ制御初期値が、オイルポンプの吐出量に
相関するパラメータであるエンジン回転速度、トルク容
量指示値(締結油圧指示値)に基づく実際の油圧変化の
応答を示す作動油の温度、更には、空吹け量(空吹けに
よる回転速度の増大量)や空吹けによる回転速度の変化
速度などの空吹け状態に基づいて変更される。
【0015】請求項6記載の発明では、前記ランプ勾配
を、空吹け状態,エンジン回転速度,作動油の温度のう
ちの少なくとも1つに基づき演算する構成とした。かか
る構成によると、前記ランプ制御初期値から解放側のト
ルク容量指示値を漸増させるときのランプ勾配が、オイ
ルポンプの吐出量に相関するパラメータであるエンジン
回転速度、トルク容量指示値(締結油圧指示値)に基づ
く実際の油圧変化の応答を示す作動油の温度、更には、
空吹け量(空吹けによる回転速度の増大量)や空吹けに
よる回転速度の変化速度などの空吹け状態に基づいて変
更される。
【0016】請求項7記載の発明では、各摩擦係合要素
に対する油の給排をオン・オフ的に切替えるシフトソレ
ノイドと、各摩擦係合要素への油の供給路に介装される
アキュムレータの背圧を制御するデューティソレノイド
と、締結側摩擦係合要素の作動圧の立ち上がりに応じて
解放側摩擦係合要素のアキュムレータ背圧をドレンする
タイミングを決定するタイミングバルブと、該タイミン
グバルブにおけるドレン処理の許可・禁止を切替えるタ
イミングソレノイドと、を備え、変速中に空吹けの発生
を検出した時点で、前記シフトソレノイドを変速開始前
の状態に戻し、かつ、前記タイミングソレノイドにより
前記タイミングバルブにおけるドレン処理を禁止し、前
記トルク容量指示値としての解放側摩擦係合要素のアキ
ュムレータ背圧指示値を変化させる一方、前記基本値に
戻すときに、前記シフトソレノイドを変速要求に応じた
状態に復帰させ、かつ、前記タイミングソレノイドによ
り前記タイミングバルブにおけるドレン処理を許可する
よう構成した。
【0017】かかる構成によると、変速中に空吹けが発
生すると、解放側のトルク容量指示値を増大補正する
が、解放側摩擦係合要素においては、シフトソレノイド
によって油圧がドレンされる側に切替えられているた
め、そのままでは油圧の増大が行えない。そこで、シフ
トソレノイドを変速開始前の油圧が供給される状態に戻
し、かつ、前記タイミングバルブにおけるドレン処理を
禁止してアキュムレータ背圧を制御できる状態を確保し
た上で、解放側のアキュムレータ背圧指示値(トルク容
量指示値)を増大補正させる。そして、アキュムレータ
背圧指示値(トルク容量指示値)の増大補正を終了させ
るときに、シフトソレノイド,タイミングソレノイド及
び解放側摩擦係合要素のアキュムレータ背圧を通常の状
態に戻す。
【0018】請求項8記載の発明では、前記空吹けの発
生を検出したときのトルク容量指示値のステップ変化量
を、エンジン回転速度と作動油の温度との少なくとも一
方に基づき演算する構成とした。かかる構成によると、
空吹けの発生を検出した時点で、解放側のトルク容量指
示値をどれだけステップ的に増大変化させるかを、オイ
ルポンプの吐出量に相関するパラメータであるエンジン
回転速度、トルク容量指示値(締結油圧指示値)に基づ
く実際の油圧変化の応答を示す作動油の温度に基づいて
変更する。
【0019】請求項9記載の発明では、空吹けの収束傾
向への切り換わりを検出した時点から、解放側のトルク
容量指示値を基本値に戻すまでの期間を、空吹けの収束
傾向への切り換わりを検出した時点から予め記憶された
一定時間が経過するまでの期間とする構成とした。かか
る構成によると、空吹けの収束傾向への切り換わりを検
出すると、その後一定時間が経過した時点で解放側のト
ルク容量指示値を基本値に戻す。
【0020】請求項10記載の発明では、空吹けの収束
傾向への切り換わりを検出した時点から、解放側のトル
ク容量指示値を基本値に戻すまでの期間を、空吹けの収
束傾向への切り換わりを検出した時点からフェーズが切
り換わるまでの期間とする構成とした。かかる構成によ
ると、空吹けの収束傾向への切り換わりを検出すると、
その後、フェーズが切り換わったときに解放側のトルク
容量指示値を基本値に戻す。例えば、アップシフト時で
あれば、イナーシャフェーズの開始が検出された時点
で、解放側のトルク容量指示値を基本値に戻す。
【0021】請求項11記載の発明では、空吹けの発生
を、変速機構の入力軸回転速度と、変速機構の出力軸回
転速度及び変速前のギヤ比から算出される基準入力軸回
転速度との偏差に応じて検出する構成とした。かかる構
成によると、出力軸回転速度及び変速前のギヤ比から、
変速機構のギヤ比が変速前のギヤ比を維持する場合の入
力軸回転速度を算出し、これを基準入力軸回転速度(基
準タービン回転速度)として、実際の入力軸回転速度
(タービン回転速度)との偏差を求め、実際の入力軸回
転速度が基準入力軸回転速度を所定以上に上回ったとき
に、空吹けの発生を検出する。
【0022】請求項12記載の発明では、空吹けの収束
傾向への切り換わりを、変速機構の入力軸回転速度と、
変速機構の出力軸回転速度及び変速前のギヤ比から算出
される基準入力軸回転速度との偏差の微分値に基づいて
検出する構成とした。かかる構成によると、変速機構の
ギヤ比が変速前のギヤ比を維持する場合の入力軸回転速
度である基準入力軸回転速度から実際の入力軸回転速度
が離れつつあるのか、基準入力軸回転速度に実際の入力
軸回転速度が近づきつつあるのかを、実際の入力軸回転
速度と基準入力軸回転速度との偏差の微分値に基づいて
判断して、空吹けの収束傾向への切り換わりを検出す
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、空吹けが
発生するとステップ的に解放側のトルク容量指示値を増
大させることで、伝達トルク容量不足の状態を早期に抑
制でき、かつ、空吹けが収束傾向に転じると、空吹け状
態に対応する値にまでトルク容量指示値を戻すので、解
放側のトルク容量を空吹けの収束に必要充分な値に制御
でき、以って、確実に空吹けを収束させることができる
という効果がある。
【0024】請求項2,3記載の発明によると、空吹け
が収束に転じた時点での空吹け量から、空吹けが収束す
るときに発生するエネルギーを予測し、該エネルギーに
見合ったトルク容量に制御することができるという効果
がある。請求項4記載の発明によると、空吹けが発生す
るとステップ的に解放側のトルク容量指示値を増大させ
ることで、伝達トルク容量不足の状態を早期に抑制で
き、かつ、ランプ制御によってトルク容量を増大させな
がら空吹けの収束傾向への切り換わりを検出すること
で、空吹けの収束に必要なトルク容量を判断するので、
種々のばらつき要因に影響されずに安定的に空吹けを収
束させることができるという効果がある。
【0025】請求項5,6,8記載の発明によると、油
圧変化の応答や空吹けの状態に応じて制御特性を変更す
ることで、解放側のトルク容量を最適に補正することが
できるという効果がある。請求項7記載の発明による
と、解放側のアキュムレータ背圧の制御によって、解放
側のトルク容量を、空吹けの収束に必要な値に確実に制
御することができるという効果がある。
【0026】請求項9記載の発明によると、簡便な構成
としつつ、解放側のトルク容量の補正を適当なタイミン
グでキャンセルさせることができるという効果がある。
請求項10記載の発明によると、解放側のトルク容量の
補正を、空吹けが確実に収束したタイミングで精度良く
キャンセルさせることができるという効果がある。
【0027】請求項11記載の発明によると、空吹けの
発生を、車速が変化しても精度良くかつ応答良く検出す
ることができるという効果がある。請求項12記載の発
明によると、空吹けの収束を、入力軸回転速度が変速前
の回転速度に近づく傾向に切り換わった時点として、応
答良くかつ精度良く検出することができるという効果が
ある。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、実施の形態における車両の駆動系を示す
ものであり、エンジン101の出力軸には、トルクコン
バータ102を介して自動変速機103が接続され、該
自動変速機103の出力軸によって図示しない車両の駆
動輪が回転駆動される。
【0029】前記自動変速機103は、変速機構部10
3Aと、コントロールバルブ部103Bとからなり、前
記コントロールバルブ部103Bは、A/Tコントロー
ラ104によって制御される。前記A/Tコントローラ
104はマイクロコンピュータを内蔵し、自動変速機1
03の作動油(ATF)の温度を検出するA/T油温セ
ンサ105,エンジン101のアクセル開度を検出する
アクセル開度センサ106,車両の走行速度(車速)を
検出する車速センサ107,トルクコンバータ102の
タービン回転速度を検出するタービン回転センサ10
8,エンジン101の回転速度を検出するエンジン回転
センサ109,エンジン101の吸入空気量を検出する
エアフローメータ110等からの検出信号の演算処理に
よって、前記コントロールバルブ部103Bに制御信号
を出力する。
【0030】図2は、変速機構部103Aを示すスケル
トンである。前記変速機構部103Aは、2組の遊星歯
車G1,G2、3組の多板クラッチ(ハイクラッチH/
C,リバースクラッチR/C,ロークラッチL/C)、
1組のブレーキバンド2&4/B、1組の多板式ブレー
キ(ロー&リバースブレーキL&R/B)、1組のワン
ウェイクラッチL/OWCで構成される。
【0031】前記2組の遊星歯車G1,G2は、それぞ
れ、サンギヤS1,S2、リングギヤr1,r2及びキ
ャリアc1,c2よりなる単純遊星歯車である。前記遊
星歯車組G1のサンギヤS1は、リバースクラッチR/
Cにより入力軸INに結合可能に構成される一方、ブレ
ーキバンド2&4/Bによって固定可能に構成される。
【0032】前記遊星歯車組G2のサンギヤS2は、入
力軸INに直結される。前記遊星歯車組G1のキャリア
c1は、ハイクラッチH/Cにより入力軸INに結合可
能に構成される一方、前記遊星歯車組G2のリングギヤ
r2が、ロークラッチL/Cにより遊星歯車組G1のキ
ャリアc1に結合可能に構成され、更に、ロー&リバー
スブレーキL&R/Bにより遊星歯車組G1のキャリア
c1を固定できるようになっている。
【0033】そして、出力軸OUTには、前記遊星歯車
組G1のリングギヤr1と、前記遊星歯車組G2のキャ
リアc2とが一体的に直結されている。上記構成の変速
機構部103Aにおいて、前進の1速〜4速及び後退
は、図3に示すように、各クラッチ・ブレーキの締結状
態の組み合わせによって実現される。
【0034】図3において、丸印が締結状態を示し、記
号が付されていない部分は解放状態とすることを示す
が、特に、1速におけるロー&リバースブレーキL&R
/Bの黒丸で示される締結状態は、1レンジでのみの締
結を示すものとする。前記図3に示す各クラッチ・ブレ
ーキの締結状態の組み合わせに示すように、例えば、2
速から3速へのアップシフト時には、ロークラッチL/
Cの締結状態を保持したまま、ブレーキバンド2&4/
Bの解放すると同時に、ハイクラッチH/Cの締結を行
う。上記のように、クラッチ・ブレーキ(摩擦係合要
素)の締結と解放とを同時に制御して摩擦係合要素の掛
け替えを行う変速を掛け替え変速と称するものとする。
【0035】図4は、前記コントロールバルブ部103
Bの詳細を示すものである。図4に示すコントロールバ
ルブ部103Bには、シフトバルブ(A)1と、シフト
バルブ(B)2と、L/C&H/C用アキュムコントロ
ールバルブ3と、2&4/B用アキュムコントロールバ
ルブ4と、L/Cタイミングバルブ(A)5と、L/C
タイミングバルブ(B)6と、2&4/Bタイミングバ
ルブ(A)7と、2&4/Bタイミングバルブ(B)8
と、L/Cアキュムレータ9と、2&4/Bアキュムレ
ータユニット10と、H/Cアキュムレータユニット1
1が設けられている。
【0036】前記シフトバルブ(A)1及びシフトバル
ブ(B)2は、シフトソレノイド(A)21及びシフト
ソレノイド(B)22のON・OFFに応じて、1速〜
4速(OD)の各変速段に対応する締結・解放の組み合
わせに応じた油路の切り替えを行なう。具体的には、図
5に示すように、予め各変速段毎に、シフトソレノイド
(A)21及びシフトソレノイド(B)22のON・O
FFの組み合わせが決められており、例えば、2速から
3速へのアップシフト時には、シフトソレノイド(A)
21を継続的にOFFとする一方、シフトソレノイド
(B)22をONからOFFに切替える。
【0037】シフトソレノイド(A)21及びシフトソ
レノイド(B)22のOFF状態では、シフトバルブ
(A)1及びシフトバルブ(B)2において1つの油路
から分岐して設けられる対の油路の下側が選択され、逆
に、シフトソレノイド(A)21及びシフトソレノイド
(B)22のON状態では、前記対の油路の上側が選択
される。
【0038】従って、2速から3速へのアップシフト時
には、ブレーキバンド2&4/Bへの油圧供給路がドレ
ン側(図4中に×印で示される)に接続される一方、ロ
ークラッチL/C及びハイクラッチH/Cの油圧供給路
には、Dレンジ圧PD供給側が接続される。前記L/C
&H/C用アキュムコントロールバルブ3は、PLデュ
ーティソレノイド23により作り出されるソレノイド圧
PSOLAの大きさに応じてライン圧PLを減圧し、L/C
アキュムレータ9及びH/Cアキュムレータユニット1
1の背圧を調圧するアキュムコントロール圧PACCMAを出
力する。
【0039】尚、前記PLデューティソレノイド23に
より作り出されるソレノイド圧PSOLAは、図示しないプ
レッシャレギュレータバルブにより作り出されるライン
圧PLの信号圧となるモディファイヤ圧を調圧するプレ
ッシャモディファイヤバルブ(P.MF.V)へも導か
れる。前記2&4/B用アキュムコントロールバルブ4
は、2&4/Bデューティソレノイド24により作り出
されるソレノイド圧PSOLBの大きさに応じてライン圧P
Lを減圧し、2&4/Bアキュムレータユニット10の
背圧を調圧するアキュムコントロール圧PACCMBを出力す
る。
【0040】前記L/Cタイミングバルブ(A)5は、
L/Cタイミングソレノイド25がOFFの時にL/C
タイミングバルブ(B)6における信号圧油路をドレー
ン側とし、ONの時に前記信号圧油路を連通側とする切
り換えバルブである。前記L/Cタイミングバルブ
(B)6は、4速へのシフトアップ時または4速からの
シフトダウン時、即ち、ロークラッチL/Cの解放又は
締結を行う変速時に、L/Cアキュムレータ9の背圧制
御を行なう。
【0041】前記2&4/Bタイミングバルブ(A)7
は、2&4/Bタイミングソレノイド26がOFFの時
に2&4/Bタイミングバルブ(B)8における信号圧
油路をドレーン側とし、ONの時に前記信号圧油路を連
通側とする切り換えバルブである。前記2&4/Bタイ
ミングバルブ(B)8は、3速へのシフトアップ時また
は3速からのシフトダウン時、即ち、ブレーキバンド2
&4/Bの解放又は締結を行う変速時に、2&4/Bア
キュムレータ10の背圧制御を行なう。
【0042】前記L/Cアキュムレータ9は、その背圧
室にL/Cタイミングバルブ(B)6を介してアキュム
コントロール圧PACCMAが導かれ、ロークラッチL/Cの
締結・解放を滑らかにする。前記2&4/Bアキュムレ
ータユニット10は、その背圧室に2&4/Bタイミン
グバルブ(B)8を介してアキュムコントロール圧PACC
MBが導かれ、ブレーキバンド2&4/Bの締結・解放を
滑らかにする。
【0043】尚、前記2&4/Bアキュムレータユニッ
ト10は、シリンダ内にピストンとばねを組み込むと共
にばねの向きを背圧に対して互いに逆に設定し、棚圧レ
ベルが異なる2段のアキュムレータ特性を得る2つのア
キュムレータ10A,10Bにより構成されている。前
記H/Cアキュムレータユニット11は、その背圧室に
アキュムコントロール圧PACCMAがそのまま導かれ、ハイ
クラッチH/Cの締結・解放を滑らかにする。
【0044】このH/Cアキュムレータユニット11
も、シリンダ内にピストンとばねを組み込むと共にばね
の向きを背圧に対して互いに逆に設定し、棚圧レベルが
異なる2段のアキュムレータ特性を得る2つのアキュム
レータ11A,11Bにより構成されている。ここで、
Dレンジ時に1速〜4速を自動的に変速する変速制御
は、スロットル開度及び車速に基づき予め設定されたシ
フトスケジュールに従って変速指令が出され、この変速
指令による変速段に変速すべく、図5に示した各変速段
毎のシフトソレノイドのON・OFF指令に従って、A
/Tコントロールユニット20からシフトソレノイド
(A)21とシフトソレノイド(B)22に対しONま
たはOFFの指令を出すことで制御される。
【0045】以下、2速から3速へのアップシフト時を
例に変速時の作用を説明すると、2速から3速へのアッ
プシフト時には、シフトソレノイド(A)1を継続的に
OFFとする一方、シフトソレノイド(B)22をON
からOFFに切替えることで、ロークラッチL/Cには
Dレンジ圧PDが継続して供給される一方、ブレーキバ
ンド2&4/Bへの油圧供給路がドレンされると共に、
それまではドレンされていたハイクラッチH/CにDレ
ンジ圧PDが供給されるようになり、ブレーキバンド2
&4/Bの解放とハイクラッチH/Cの締結により、3
速での摩擦係合要素の締結・解放状態に切替えられ、2
速から3速へのシフトアップが行われる。
【0046】また、2速から3速へのアップシフトに伴
って前記ブレーキバンド2&4/Bの解放するときに
は、2&4/Bタイミングバルブ7,8によって、前記
2&4/Bアキュムレータユニット10の背圧をドレー
ンするタイミングが制御されるようになっている。図6
のタイムチャートに示すように、2速から3速へのアッ
プシフト時には、シフトソレノイド(A)1を継続的に
OFFのままとする一方、シフトソレノイド(B)22
をONからOFFに切替え、また、2&4/Bタイミン
グソレノイド26をOFF状態からON状態に切替え
る。
【0047】2&4/Bタイミングソレノイド26がO
FFのときは、2&4/Bタイミングバルブ(B)8に
対する信号圧がドレンされることで、2&4/Bタイミ
ングバルブ(B)8を図4で左方向に付勢するスプリン
グによって、前記2&4/Bアキュムレータユニット1
0の背圧室にはアキュムコントロール圧PACCMBがそのま
ま導かれ、2&4/Bタイミングバルブ(B)8による
ドレン処理は禁止される。
【0048】一方、2&4/Bタイミングソレノイド2
6をONにすると、前記2&4/Bタイミングバルブ
(A)7は、信号圧油路をドレーン側から連通側に切替
え、2&4/Bアキュムレータ背圧をドレンする方向に
作用する信号圧として締結側のハイクラッチ圧PHCが
供給されるようにし、圧力バランスによるドレン処理が
行われ得る状態にする。
【0049】一方、2&4/Bタイミングバルブ(B)
8には、2&4/Bアキュムレータ背圧を供給する方向
に作用する信号圧として、締結側のアキュムコントロー
ル圧PACCMAが供給されるようになっている。これによ
り、締結側のアキュムレータ背圧であるアキュムコント
ロール圧PACCMAと締結側の作動圧であるハイクラッチ圧
PHCとの差圧ΔPが、設定差圧(スプリング荷重やス
プール受圧面積により設定)になるタイミングで、2&
4/Bタイミングバルブ(B)8のスプールが2&4/
Bアキュムレータ背圧をドレーンする側に切り換えられ
る。
【0050】2&4/Bタイミングバルブ(B)8のス
プールが2&4/Bアキュムレータ背圧をドレーンする
側に切り換えられると、2&4/Bアキュムレータ背圧
をドレンする方向に作用する信号圧としてDレンジ圧P
Dが供給されるようになり、これによって2&4/Bア
キュムレータ背圧のドレーン状態が保持される。締結側
であるハイクラッチH/Cは、クラッチピストンのスト
ローク終了後に作動圧が上昇し、この作動圧上昇に伴っ
てアキュムレータ11Bのピストンストローク作動によ
る第1の棚圧特性を示し、さらに、アキュムレータ11
Aのピストンストローク作動による第2の棚圧特性に移
行し、アキュムレータ11Aによるストローク作動が終
了すると一気にライン圧レベルまで締結圧が上昇し、ハ
イクラッチH/Cが締結される。
【0051】一方、解放側であるブレーキバンド2&4
/Bは、ライン圧レベルによる締結圧からアキュムレー
タ背圧レベルまで一気に低下し、締結側の作動圧である
ハイクラッチ圧PHCが2&4/Bタイミングバルブ
(B)8の切り換え圧になると、2&4/Bアキュムレ
ータ背圧がドレーンされることで、ブレーキバンド圧P
24Bは大きな勾配で低下し、解放圧レベルとなってブ
レーキバンド2&4/Bが解放される。
【0052】上記の解放制御時には、予め2&4/Bデ
ューティソレノイド24により作り出されるソレノイド
圧PSOLBを最大圧であるライン圧PLから、そのときの
入力軸トルクに応じた目標ソレノイド圧PSOLBにまで低
下させ、その後、シフトソレノイド(B)22をONか
らOFFに切替えて、ブレーキバンド2&4/Bの締結
圧を、入力軸トルクに応じたアキュムレータ背圧レベル
まで低下させるようにしている。
【0053】尚、ロークラッチL/Cが解放され、ブレ
ーキバンド2&4/Bが締結される3速から4速へのア
ップシフト時にも、上記同様に、L/Cタイミングバル
ブ(B)6において、ロークラッチアキュムレータ背圧
のドレーンタイミング制御が行なわれる。上記のよう
に、解放側摩擦係合要素のアキュムレータ背圧のドレー
ンタイミングを制御すれば、摩擦係合要素のばらつきや
油圧変動に関わらずに、ドレンタイミングを最適に制御
することが可能であるが、特に車両が長時間放置された
後の最初の変速時には、クラッチパック内の油が完全に
抜けていて通常の油圧応答が得られないため、掛け替え
時にトルク容量不足となり、空吹けが発生することがあ
る。
【0054】そこで、本発明では、前記空吹けを、図7
のフローチャートに示すような制御によって抑制するよ
うにしてあり、以下、図6のタイムチャートを参照しつ
つ、空吹け抑制制御を説明する。図7のフローチャート
は、2速から3速へのアップシフト要求時に実行される
ものであり、ステップS1では、ブレーキバンド2&4
/Bを解放し、ハイクラッチH/Cの締結するために、
シフトソレノイド(B)22をONからOFFに切替
え、かつ、2&4/Bタイミングソレノイド26をON
にする。
【0055】ステップS2では、上記制御による2速か
ら3速へのアップシフト中に、空吹けが発生したか否か
を判別する。前記空吹け発生の判別は、自動変速機の出
力軸から回転信号を取り出す車速センサ107の検出信
号(出力軸回転速度)と、変速前の2速におけるギヤ比
とから、基準タービン回転速度NtS(基準入力軸回転
速度)を演算し、タービン回転センサ108で検出され
る実際のタービン回転速度Nt(入力軸回転速度)が、
基準タービン回転速度NtS+所定値HYS(1)より
も高くなったときに(Nt>NtS+HYS(1))、
空吹けの発生を検出する。
【0056】ステップS2で空吹けの発生が検出される
と、ステップS3へ進み、2&4/Bタイミングソレノ
イド26をOFFにすることで、解放側である2&4/
Bアキュムレータ背圧が、2&4/Bタイミングバルブ
(B)8の作用でドレンされることを阻止する。ステッ
プS4では、ブレーキバンド2&4/Bの油圧供給路が
ドレンされる状態からDレンジ圧PDが供給される状
態、即ち、2速における状態に戻すべく、2速から3速
へのアップシフト要求に従ってOFFとしたシフトソレ
ノイド(B)22をONに切替える。
【0057】ステップS5では、2&4/Bアキュムレ
ータ背圧を増大させるべく、2&4/Bデューティソレ
ノイド24の制御デューティ(トルク容量指示値)をス
テップ的に増大補正する。具体的には、入力軸トルクに
応じたベースデューティ(基本値)を所定の補正量で補
正するようにしてあり、前記補正量は、図8に示すよう
に、エンジン回転速度が低く油温が高いときほど補正量
が大きくなるようにしてある。
【0058】本実施形態において、自動変速機に作動油
を供給するオイルポンプはエンジン駆動され、エンジン
回転速度が低いときほど、オイルポンプの吐出量が少な
くなるので、エンジン回転速度が低いときほど補正量を
大きくして、解放側のトルク容量が速やかに増大するよ
うにしてある。また、作動油の温度が高いと、油圧応答
が遅くなるので、油温が高いときほど補正量を大きくし
て、解放側のトルク容量が速やかに増大するようにして
ある。
【0059】上記のように、2&4/Bアキュムレータ
背圧の制御デューティをステップ的に増大させ、かつ、
シフトソレノイド(B)22をONに切替えて、Dレン
ジ圧PDがブレーキバンド2&4/Bに供給される状態
にすることで、解放側であるブレーキバンド2&4/B
の締結圧(トルク容量)が速やかに増大される尚、2&
4/Bアキュムレータ背圧を増大させるだけでも、ブレ
ーキバンド2&4/Bのクラッチパックからの排出油量
をある程度制限することができるが、空吹けの早期収束
には不充分であるため、シフトソレノイド(B)22を
ONに切替えてブレーキバンド2&4/Bのクラッチパ
ックにDレンジ圧PDが供給されるようにしている。
【0060】ステップS6では、空吹けが収束を開始し
たか否か、換言すれば、空吹けが収束傾向に切り換わっ
たか否かを判別する。この空吹けの収束は、タービン回
転速度Ntと前記基準タービン回転速度NtSとの偏差
の微分値が所定値HYS(2)(例えば0)よりも小さ
くなったときに(d/dt(Nt−NtS)<HYS
(2))、空吹けの収束を検出する構成とすることがで
きる。
【0061】これによれば、タービン回転速度Ntが基
準タービン回転速度NtSから離れる傾向が、基準ター
ビン回転速度NtSに向けて戻る傾向に変化したとき
を、空吹けの収束開始として検出させることができる。
ステップS6で空吹けの収束開始が検出されると、ステ
ップS7へ進み、収束開始が判別されたときの空吹け量
(空吹け量=Nt−NtS)に応じて、2&4/Bデュ
ーティソレノイド24の保持制御デューティを以下のよ
うにして算出する。
【0062】保持制御デューティ=基本値+(I×d/
dt(Nt−NtS)×K) 上記演算式で、Iはイナーシャ、Kは変換定数である。
ステップS8では、空吹けの収束開始が検出されてから
予め記憶された所定時間が経過したか否かを判別し、前
記所定時間が経過するまでは、ステップS7で演算した
保持制御デューティを保持させるようにする。
【0063】従って、空吹けの発生が検出されるとエン
ジン回転速度と油温に応じた制御デューティにまでステ
ップ的に増大させ、該増大補正状態を空吹けの収束が開
始されるまで継続し、空吹けの収束が開始すると、その
後所定時間は空吹け量に応じた制御デューティに保持す
る。そして、空吹けの収束開始から前記所定時間が経過
すると、ステップS9へ進み、2&4/Bアキュムレー
タ背圧の制御デューティ(トルク容量指示値)の増大補
正を停止し、制御デューティを基本値に戻す。
【0064】ステップS10では、2&4/Bタイミン
グソレノイド26をONすることで、解放側である2&
4/Bアキュムレータ背圧が、2&4/Bタイミングバ
ルブ(B)8の作用でドレンされるようにする。ステッ
プS11では、シフトソレノイド(B)22をOFFに
切替え、ブレーキバンド2&4/Bの油圧供給路がドレ
ンされる3速の状態に戻す。
【0065】上記のように空吹けの発生を検出したとき
に、シフトソレノイドを元の2速での制御状態に戻して
おいて2&4/Bアキュムレータ背圧の指示値をステッ
プ的に増大させれば、ブレーキバンド2&4/Bの締結
圧(トルク容量)を応答良く増大させて、空吹けを短時
間で収束させることができる。また、2&4/Bアキュ
ムレータ背圧の増大補正量を、空吹けの収束が開始して
から、空吹け量に応じた値に切り換えることで、空吹け
の収束に必要充分なだけの油を解放側であるブレーキバ
ンド2&4/Bに供給させることができる。
【0066】尚、上記実施の形態では、空吹けの収束が
開始してから一定時間だけ、空吹け量に応じた保持制御
デューティに保持させる構成としたが、収束開始後、ト
ルクフェーズからイナーシャフェーズに切り換わるまで
の間、空吹け量に応じた保持制御デューティに保持させ
る構成としても良い。図9のフローチャートは、上記イ
ナーシャフェーズへの切り換わりを、増大補正の終了タ
イミングとする第2の実施形態を示すものであり、ステ
ップS8aの処理のみが、前記図7のフローチャートに
示す実施形態と異なる。
【0067】ステップS8aでは、トルクフェーズから
イナーシャフェーズに切り換わったか否かを判別する。
具体的には、タービン回転速度Ntが基準タービン回転
速度NtSよりも所定値以上低くなった時点で、イナー
シャフェーズに切り換わったものと判断する。又は、タ
ービン回転速度Ntと出力軸回転速度に対応する車速と
からギヤ比(ギヤ比=入力軸回転速度/出力軸回転速
度)を演算し、該ギヤ比が変速前のギヤ比よりも所定以
上に小さくなったときに、イナーシャフェーズに切り換
わったものと判断する。
【0068】そして、イナーシャフェーズに切り換わる
までは、ステップS7で設定される保持制御デューティ
(トルク容量指示値)に保持させ、イナーシャフェーズ
に切り換わると、ステップS9以降へ進んで、2&4/
Bタイミングソレノイド26及びシフトソレノイド
(B)22を元の状態に戻し、2&4/Bデューティソ
レノイド24の制御デューティの補正を停止させる。
【0069】図10のフローチャートは、2&4/Bデ
ューティソレノイド24の制御デューティの補正方法
が、上記図7のフローチャートに示した第1の実施形態
と異なる第3の実施形態を示すものであり、図11のタ
イムチャートを参照しつつ、以下に説明する。図10の
フローチャートにおいて、ステップS31〜ステップS
35までは、前記ステップS1〜ステップS5と同様な
処理を行う。
【0070】ステップS36では、空吹けの発生が検出
され、2&4/Bデューティソレノイド24の制御デュ
ーティをステップ的に増大補正してから予め記憶された
所定時間が経過したか否かを判別する。そして、前記ス
テップS36で所定時間が経過したことが検出される
と、ステップS37へ進む。
【0071】ステップS37では、ランプ制御初期値を
算出し、空吹けの発生が検出された時点でステップ的に
増大させた制御デューティから前記ランプ制御初期値に
までステップ的に戻す処理を行う。前記ランプ制御初期
値は、図12に示すように、エンジン回転速度が低く油
温が高いときほど大きくなるように設定される。
【0072】尚、前記ランプ制御初期値を、そのときの
空吹けの状態、具合的には、空吹け量(空吹け量=Nt
−NtS)が高いときほど、また、タービン回転速度の
変化速度が大きいときほど、より大きく設定する構成と
しても良い。ステップS38では、前記ランプ制御初期
値から時間経過と共に一定速度で制御デューティを増大
させるランプ制御を実行する。
【0073】前記ランプ制御における制御デューティの
増大速度、即ち、ランプ勾配は、図13に示すように、
エンジン回転速度が低く油温が高いときほど勾配が急に
なるように設定される。また、前記ランプ勾配を、空吹
け量(空吹け量=Nt−NtS)が高いときほど、ま
た、タービン回転速度の変化速度が大きいときほど、よ
り急に設定する構成としても良い。
【0074】以上の制御によって、2&4/Bデューテ
ィソレノイド24の制御デューティ(トルク容量指示
値)は、空吹けの発生時から一定時間だけステップ的に
増大補正され、その後、一旦ランプ制御初期値にまでス
テップ的に戻ってから、一定のランプで増大制御させ
る。上記のようにして、2&4/Bデューティソレノイ
ド24の制御デューティ(トルク容量指示値)を漸増さ
せているときに、ステップS39で空吹けの収束が開始
したか否かを判別させ、空吹けが収束傾向に転じるまで
は、制御デューティ(トルク容量指示値)の漸増を継続
させるが、ステップS39で空吹けが収束傾向に転じた
と判別されると、ステップS40へ進む。
【0075】ステップS40では、空吹けの収束開始が
検出された時点での制御デューティを保持させる処理を
行う。ステップS41では、空吹けの収束開始が検出さ
れた時点から予め記憶された所定時間が経過したか否か
を判別し、前記所定時間が経過するまでは、ステップS
40でランプ制御を停止させた時点の制御デューティに
保持させる。
【0076】そして、ステップS41で前記所定時間が
経過したことが判別されると、ステップS42以降へ進
む。ステップS42では、2&4/Bアキュムレータ背
圧の制御デューティ(トルク容量指示値)の増大補正を
停止し、制御デューティを基本値に戻す。ステップS4
3では、2&4/Bタイミングソレノイド26をONす
ることで、解放側である2&4/Bアキュムレータ背圧
が、2&4/Bタイミングバルブ(B)8の作用でドレ
ンされるようにする。
【0077】ステップS44では、シフトソレノイド
(B)22をOFFに切替え、ブレーキバンド2&4/
Bの油圧供給路がドレンされる3速の状態に戻す。上記
構成によれば、空吹け発生時から一定時間において制御
デューティをステップ的に増大させることで、解放側の
トルク容量を速やかに増大させることができると共に、
制御デューティを漸増させつつ空吹けの収束が開始する
タイミングを判別し、空吹けが収束を開始した時点での
制御デューティを最適値としてその後所定期間保持する
ので、空吹けを収束させるのに必要充分な制御デューテ
ィ(トルク容量指示値)に精度良く制御できる。
【0078】尚、上記第3の実施形態では、空吹けの収
束が開始してから一定時間だけ、制御デューティを収束
開始時点の値に保持させる構成としたが、収束開始後、
トルクフェーズからイナーシャフェーズに切り換わるま
での間、収束開始時点の値に保持させる構成としても良
い。図14のフローチャートは、上記イナーシャフェー
ズへの切り換わりを、増大補正の終了タイミングとする
第4の実施形態を示すものであり、ステップS41aの
処理のみが、前記図10のフローチャートに示す実施形
態と異なる。
【0079】ステップS41aでは、トルクフェーズか
らイナーシャフェーズに切り換わったか否かを判別す
る。具体的には、イナーシャフェーズへの切り換わり判
断は、前記ステップS8aと同様にして行われ、イナー
シャフェーズに切り換わるまでは、収束開始時点の制御
デューティに保持させ、イナーシャフェーズに切り換わ
ると、ステップS42以降へ進んで、2&4/Bタイミ
ングソレノイド26及びシフトソレノイド(B)22を
元の状態に戻し、2&4/Bデューティソレノイド24
の制御デューティの補正を停止させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における車両駆動系を示すシステム
図。
【図2】実施形態における変速機構を示すスケルトン
図。
【図3】実施形態における各変速段における各摩擦係合
要素の締結状態の組み合わせを示す図。
【図4】実施形態におけるコントロールバルブ部を示す
油圧回路図。
【図5】実施形態における各変速段におけるシフトソレ
ノイドA,BのON・OFFの組み合わせを示す図。
【図6】第1の実施形態における2速→3速アップシフ
ト時の制御特性を示すタイムチャート。
【図7】2速→3速アップシフト時の解放側背圧制御の
第1実施形態を示すフローチャート。
【図8】第1の実施形態における背圧制御値の補正量の
特性を示す線図。
【図9】2速→3速アップシフト時の解放側背圧制御の
第2実施形態を示すフローチャート。
【図10】2速→3速アップシフト時の解放側背圧制御
の第3実施形態を示すフローチャート。
【図11】第3の実施形態における2速→3速アップシ
フト時の制御特性を示すタイムチャート。
【図12】第3の実施形態におけるランプ制御初期値の
特性を示す線図。
【図13】第3の実施形態におけるランプ勾配の特性を
示す線図。
【図14】2速→3速アップシフト時の解放側背圧制御
の第4実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…シフトソレノイド(A) 2…シフトソレノイド(B) 3…L/C&H/C用アキュムコントロールバルブ 4…2&4/B用アキュムコントロールバルブ 5…L/Cタイミングバルブ(A) 6…L/Cタイミングバルブ(B) 7…2&4/Bタイミングバルブ(A) 8…2&4/Bタイミングバルブ(B) 9…L/Cアキュムレータ 10…2&4/Bアキュムレータユニット 11…H/Cアキュムレータユニット 21…シフトソレノイド(A) 22…シフトソレノイド(B) 23…PLデューティソレノイド 24…2&4/Bデューティソレノイド 25…L/Cタイミングソレノイド 26…2&4/Bタイミングソレノイド 101…エンジン 102…トルクコンバータ 103…自動変速機 103A…変速機構部 103B…コントロールバルブ部 104…A/Tコントローラ 105…A/T油温センサ 106…アクセル開度センサ 107…車速センサ 108…タービン回転センサ 109…エンジン回転センサ G1,G2…遊星歯車 H/C…ハイクラッチ R/C…リバースクラッチ L/C…ロークラッチ 2&4/B…ブレーキバンド L&R/B…ロー&リバースブレーキ L/OWC…ワンウェイクラッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:46 F16H 59:46 59:70 59:70 59:72 59:72 63:12 63:12 Fターム(参考) 3J552 MA02 MA12 NA01 NB01 PA24 QA04C QA08C QA26C QA34C QB04 QB05 RA03 RC09 SA15 SA55 SA57 TB13 VA32W VA37W VA48W VA74W VA76W VB01W VC01W VC03Z VC05Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる2つの摩擦係合要素の締結制御と解
    放制御とを同時に行う摩擦係合要素の掛け替えによって
    変速を行うよう構成された自動変速機の制御装置におい
    て、変速中に空吹けの発生を検出した時点で、解放側摩
    擦係合要素のトルク容量指示値をステップ的に増大さ
    せ、前記空吹けの収束傾向への切り換わりを検出した時
    点で、そのときの空吹け状態に基づくトルク容量指示値
    にまでステップ的に戻し、前記空吹けの収束傾向への切
    り換わりを検出した時点から所定期間後に前記トルク容
    量指示値を基本値に戻すよう構成したことを特徴とする
    自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】前記空吹け状態に基づくトルク容量指示値
    が、収束傾向への切り換わりが検出された時点での空吹
    け量に基づいて演算されることを特徴とする請求項1記
    載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】前記空吹け量を、変速機構の入力軸回転速
    度と、変速機構の出力軸回転速度及び変速前のギヤ比か
    ら算出される基準入力軸回転速度との偏差として求める
    ことを特徴とする請求項2記載の自動変速機の制御装
    置。
  4. 【請求項4】異なる2つの摩擦係合要素の締結制御と解
    放制御とを同時に行う摩擦係合要素の掛け替えによって
    変速を行うよう構成された自動変速機の制御装置におい
    て、変速中に空吹けの発生を検出した時点で、解放側摩
    擦係合要素のトルク容量指示値をステップ的に増大さ
    せ、所定時間経過後に前記トルク容量指示値をランプ制
    御初期値までステップ的に戻し、前記ランプ制御初期値
    から所定のランプ勾配でトルク容量指示値を増大させ、
    前記空吹けの収束傾向への切り換わりを検出した時点
    で、前記所定のランプ勾配でのトルク容量指示値の増大
    を停止させて保持し、前記空吹けの収束傾向への切り換
    わりを検出した時点から所定期間後に前記トルク容量指
    示値を基本値に戻すよう構成したことを特徴とする自動
    変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】前記ランプ制御初期値を、空吹け状態,エ
    ンジン回転速度,作動油の温度のうちの少なくとも1つ
    に基づき演算することを特徴とする請求項4記載の自動
    変速機の制御装置。
  6. 【請求項6】前記ランプ勾配を、空吹け状態,エンジン
    回転速度,作動油の温度のうちの少なくとも1つに基づ
    き演算することを特徴とする請求項4又は5記載の自動
    変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】各摩擦係合要素に対する油の給排をオン・
    オフ的に切替えるシフトソレノイドと、各摩擦係合要素
    への油の供給路に介装されるアキュムレータの背圧を制
    御するデューティソレノイドと、締結側摩擦係合要素の
    作動圧の立ち上がりに応じて解放側摩擦係合要素のアキ
    ュムレータ背圧をドレンするタイミングを決定するタイ
    ミングバルブと、該タイミングバルブにおけるドレン処
    理の許可・禁止を切替えるタイミングソレノイドと、を
    備え、 変速中に空吹けの発生を検出した時点で、前記シフトソ
    レノイドを変速開始前の状態に戻し、かつ、前記タイミ
    ングソレノイドにより前記タイミングバルブにおけるド
    レン処理を禁止し、前記トルク容量指示値としての解放
    側摩擦係合要素のアキュムレータ背圧指示値を変化させ
    る一方、前記基本値に戻すときに、前記シフトソレノイ
    ドを変速要求に応じた状態に復帰させ、かつ、前記タイ
    ミングソレノイドにより前記タイミングバルブにおける
    ドレン処理を許可することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれか1つに記載の自動変速機の制御装置。
  8. 【請求項8】前記空吹けの発生を検出したときのトルク
    容量指示値のステップ変化量を、エンジン回転速度と作
    動油の温度との少なくとも一方に基づき演算することを
    特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の自動変
    速機の制御装置。
  9. 【請求項9】前記所定期間を、空吹けの収束傾向への切
    り換わりを検出した時点から予め記憶された一定時間が
    経過するまでの期間とすることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれか1つに記載の自動変速機の制御装置。
  10. 【請求項10】前記所定期間を、空吹けの収束傾向への
    切り換わりを検出した時点からフェーズが切り換わるま
    での期間とすることを特徴とする1〜8のいずれか1つ
    に記載の自動変速機の制御装置。
  11. 【請求項11】前記空吹けの発生を、変速機構の入力軸
    回転速度と、変速機構の出力軸回転速度及び変速前のギ
    ヤ比から算出される基準入力軸回転速度との偏差に応じ
    て検出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    1つに記載の自動変速機の制御装置。
  12. 【請求項12】前記空吹けの収束傾向への切り換わり
    を、変速機構の入力軸回転速度と、変速機構の出力軸回
    転速度及び変速前のギヤ比から算出される基準入力軸回
    転速度との偏差の微分値に基づいて検出することを特徴
    とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の自動変速
    機の制御装置。
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