JP2002147155A - 自転ビット型ダウンザホールハンマ - Google Patents

自転ビット型ダウンザホールハンマ

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JP2002147155A
JP2002147155A JP2000344345A JP2000344345A JP2002147155A JP 2002147155 A JP2002147155 A JP 2002147155A JP 2000344345 A JP2000344345 A JP 2000344345A JP 2000344345 A JP2000344345 A JP 2000344345A JP 2002147155 A JP2002147155 A JP 2002147155A
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hammer
bit
rifle
rifle bar
motion
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JP2000344345A
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English (en)
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Yutaka Kaneko
子 豊 金
Takeshi Mari
里 武 司 万
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Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダウンザホールハンマのビットに必要な回転
を往復運動を行うハンマから得られるようにし、ハンマ
と別個に回転機構や強力なボーリングロッドを必要とし
ない簡便で作業能率がよく、指向性ボーリングにおける
孔曲げ掘削も可能となる自転ビット型ダウンザホールハ
ンマを提供する。 【解決手段】 流体のエネルギにより駆動され往復運動
を行うハンマと、往復運動をビットの回転運動に変換す
る運動変換機構とを備え、ハンマの往復運動に伴い前記
運動変換機構によりビットに回転を与えることを特徴と
する。前記運動変換機構は、ハンマの上端内径部に形成
されたライフル溝に係合したライフルバーと、ライフル
バーを支持するとともに、ライフルバーの回転を一方向
に規制するラチェットホイル機構とからなり、ハンマの
下端面とビットの上端面の打撃面とが対向した状態でハ
ンマとビットが内部にスプライン連結されるロータリブ
ッシュを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体のエネルギに
より駆動されるボーリング用ダウンザホールハンマに係
り、特にボーリングに必要なビットの回転駆動機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のダウンザホールハンマは、ボーリ
ングに必要なビットの回転を地上に設置したボーリング
マシンなどのダウンザホールハンマとは別個の装置によ
り与えていた。このため、ボーリング装置は強力な回転
機構を持つことになり、大型で複雑な装置となってい
る。また、ボーリング装置の回転力をビットに伝達する
ために、強力なツールジョイントを持ったボーリングロ
ッドも必要であった。
【0003】さらに、指向性ボーリングにおいては、例
えば特許公報 平3−45195に記載されているよう
に先端駆動型ロータリボーリングが必要であり(できれ
ばスム−スに必要な回転力が得られる先端駆動型モータ
を使用するようなロータリボーリングが好ましいが)、
地上からの回転駆動方式による従来のダウンザホールハ
ンマによる方法では充分な回転を与えられな-いため孔
曲げ掘削が旨くできないという不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点を解決すべく、ダウンザホールハンマの掘
削用ビットに必要な回転を往復運動を行うハンマから自
動的に得られるようにし、ハンマと別個に回転機構や強
力なボーリングロッドを必要としない簡便で作業能率が
よく、指向性ボーリングにおける孔曲げ掘削も可能とな
る自転ビット型ダウンザホールハンマを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題を解
決するために、流体のエネルギにより駆動され往復運動
を行うハンマと、前記往復運動をビットの回転運動に変
換する運動変換機構とを備え、前記ハンマの往復運動に
伴い前記運動変換機構によりビットに回転を与えること
を特徴とする。
【0006】また、前記運動変換機構は、前記ハンマの
上端内径部に形成されたライフル溝に係合したライフル
バーと、前記ライフルバーを支持するとともに、ライフ
ルバーの回転を一方向に規制するラチェットホイル機構
とからなり、前記ハンマの下端面とビットの上端面の打
撃面とが対向した状態でハンマとビットが内部にスプラ
イン連結されるロータリブッシュを備えたことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面を参照し
て詳細に説明する。図1に図示したように、本発明の一
実施の形態によるダウンザホールハンマは、基本的には
空気圧式の削岩機に用いられている技術をベースとして
おり、流体圧力により上下に往復運動が可能なピストン
機能を有するハンマ10と掘削用ビット11とハンマボ
ディ12および前記往復運動をビット11の回転運動に
変換する運動変換機構との主要な構成となっている。
【0008】前記運動変換機構は、図2に図示したよう
に、ハンマ10の上端内径部に形成されたライフル溝1
3に係合したライフルバー16と、ライフルバー16を
支持するとともに、ライフルバー16の回転を一方向に
規制するラチェットホイル機構18とからなっている。
【0009】前記ライフルバー16は、図3に図示した
ように、その上端部にラチェットホイル17を設け、図
1(a)に示すように、ラチェットホイル機構18に支
持させ一方向のみに回転可能なように構成した。
【0010】ラチェットホイル機構18は、図1および
図3に図示したように、従来実施されているものと同様
の機構であり、ラチェットホイルケース19、ガイドリ
ング20、ラチェット21、スプリング22、ピン23
から構成した。ラチェット21は、ラチェットホイルケ
ース19とガイドリング20に両端を勘合固定されたピ
ン23にスプリング22と共に揺動回転可能に支承さ
れ、一端をラチェットホイルケース19側に固定したス
プリング22によって一回転方向(図1(b)の例では
時計回り方向)に押し付けられるように構成した。
【0011】前記ハンマ10の下端外径部には、図2に
示すように、下端面に打撃面15を持ったスプライン加
工部14を設けた。下端部先端に掘削用刃先26を植え
付けたビット11は、図4に図示したように、その上端
面に打撃面24を持った上端外径部にスプライン加工部
25を設けた。
【0012】図5に図示したような内径部にスプライン
加工部28を設けたロータリブッシュ27を、図1
(a)に示したようにハンマボディ12の内径に回転可
能に勘合させた。前記ビット11をロータリブッシュ2
7とハンマボディ12とシュー29により支持させたス
プリットリング30とによって繋止させた。
【0013】図1(a)に図示したように、ロータリブ
ッシュ27のスプライン加工部28とハンマ10のスプ
ライン加工部14およびビット11のスプライン加工部
25が各々噛合うように配置し、ロータリブシュ27の
スプライン加工部28内で、ビット11の上端スプライ
ン加工部25の打撃面24がハンマ11の打撃面15と
正対して衝突するよう噛合わせ構成した。
【0014】以上の構成により、本発明の自転ビット型
ダウンザホールハンマの作用は、次の通りである。ラチ
ェットホイル機構18に支持されたライフルバー16
は、一方向に回転し、ラチェットホイル機構18によ
り、ハンマ10の下方向ストローク中は、ライフルバー
16が回転自在になるためにハンマ10には回転力が発
生せず、そのストロークエンドにおいてビット11の上
端部の打撃面24を打撃する。
【0015】反対にハンマ10が上方向にストロークす
る間は、ライフルバー16がラチェットホイル機構18
に固定される方向に回転力が生じるため、ライフルバー
16が回転できずにハンマ10が回転する。ハンマ10
のスプライン加工部14と噛合っているロータリブッシ
ュ27は、ハンマ10と共に回転する。これによって、
ロータリブッシュ27に噛合っているビット11はハン
マ10と一緒に回転する。この回転は、ビット11に植
え付けられた刃先26を回転移動するので、刃先26は
ハンマ10のストローク毎に新しい掘削面40を掘削す
ることができる。つまり、従来のように別途地上の掘削
装置により回転を与えなくともビット11の刃先26
は、常に新しい掘削面40を掘削することができる。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明した本発明によれば、
下記のような従来にない優れた効果を奏する。 (1)ダウンザホールハンマの掘削用ビットに必要な回
転を往復運動を行うハンマから自動的に得られるように
したので、ボーリングマシンなどハンマと別個に回転機
構や強力なボーリングロッドを必要としない簡便で作業
能率が良い掘削が可能となる。
【0017】(2)特に、ダウンザホールハンマに供給
する流体を送るためには、ホースなどのフレキシブルな
管が使用できるので、ボーリングロッドを使用するとき
のねじ継ぎ作業が不要となり、作業効率向上の効果は甚
大である。
【0018】(3)さらに、先端のビットが自動的に回
転するために、指向性ボーリングにおける孔曲げ掘削に
も適合可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態による自転ビッ
ト型ダウンザホールハンマを示す縦断面図で、(b)は
(a)のA−A一部断面図を示す。
【図2】(a)は本発明の一実施の形態によるハンマの
構成を示す一部縦断面図で、(b)、(c)はそれぞれ
B−B、C−C断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態によるライフルバーおよ
びラチェットホイル機構の分解図(一部断面図を含む)
である。
【図4】(a)は本発明の一実施の形態によるビットお
よび刃先の構成を示す一部縦断面図で、(b)はD−D
断面図である。
【図5】(a)は本発明の実施の形態によるロータリブ
ッシュの構成を示す縦断面図で、(b)はE−E断面図
である。
【符号の説明】
10 ハンマ 11 ビット 12 ハンマボディ 13 ハンマ10のライフル溝 14 ハンマ10のスプライン加工部 15 ハンマ10の打撃面 16 ライフルバー 17 ラチェットホイル 18 ラチェットホイル機構 19 ラチェットホイルケース 20 ガイドリング 21 ラチェット 22 スプリング 23 ピン 24 ビット11の打撃面 25 ビット11のスプライン加工部 26 刃先 27 ロータリブッシュ 28 ロータリブッシュ27内面のスプライン加工部 29 シュー 30 スプリットリング 40 掘削面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体のエネルギにより駆動され往復運動
    を行うハンマと、 前記往復運動をビットの回転運動に変換する運動変換機
    構とを備え、 前記ハンマの往復運動に伴い前記運動変換機構によりビ
    ットに回転を与えることを特徴とする自転ビット型ダウ
    ンザホールハンマ。
  2. 【請求項2】 前記運動変換機構は、 前記ハンマの上端内径部に形成されたライフル溝に係合
    したライフルバーと、 前記ライフルバーを支持するとともに、ライフルバーの
    回転を一方向に規制するラチェットホイル機構とからな
    り、 前記ハンマの下端面とビットの上端面の打撃面とが対向
    した状態でハンマとビットが内部にスプライン連結され
    るロータリブッシュを備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の自転ビット型ダウンザホールハンマ。
JP2000344345A 2000-11-10 2000-11-10 自転ビット型ダウンザホールハンマ Pending JP2002147155A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102155159A (zh) * 2010-12-01 2011-08-17 卢丹 一种锤头旋转机构
KR101443521B1 (ko) * 2013-04-30 2014-09-23 현대제철 주식회사 슬래그 채취 장치
JP7260219B1 (ja) * 2023-01-18 2023-04-18 株式会社エステック 掘削機

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