JP2002146428A - アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム - Google Patents

アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム

Info

Publication number
JP2002146428A
JP2002146428A JP2000335000A JP2000335000A JP2002146428A JP 2002146428 A JP2002146428 A JP 2002146428A JP 2000335000 A JP2000335000 A JP 2000335000A JP 2000335000 A JP2000335000 A JP 2000335000A JP 2002146428 A JP2002146428 A JP 2002146428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scrap
furnace
remaining
arc
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000335000A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Komatsu
喜美 小松
Hiroharu Tagashira
弘治 田頭
Hidefumi Tamura
秀文 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Bars and Shapes Corp
Original Assignee
NKK Bars and Shapes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Bars and Shapes Co Ltd filed Critical NKK Bars and Shapes Co Ltd
Priority to JP2000335000A priority Critical patent/JP2002146428A/ja
Publication of JP2002146428A publication Critical patent/JP2002146428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Landscapes

  • Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱エネルギーをスクラップに伝達する際の着
熱効率を上げることができ、この結果、電力コストを下
げ、且つ生産性を上げることができるアーク炉のスクラ
ップ溶解制御方法及び装置を提供する。 【解決手段】 スクラップの溶解が不均一になればなる
ほど、着熱効率が落ち、電力原単位が上がること、逆に
いえば、スクラップの溶解が均一になればなるほど、着
熱効率が上がり、電力原単位が下がることを知見した。
そして、着熱効率を上げるために、スクラップの不均一
状況を把握し、残存スクラップを迅速に溶解できるよう
に、残存スクラップに内側及び外側から熱エネルギーを
集中する一方、さらに無駄なアーク電力を投入するのを
防止するように、アーク電力をコントロールした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炉内に装入された
スクラップを、アーク熱を利用して加熱溶解するアーク
炉のスクラップ溶解方法及び溶解システムに関する。
【0002】
【従来の技術】アーク炉の一般的な操業は、以下の通り
である。まず主原料たるスクラップを炉内に装入し、ア
ーク熱によって溶解する。ある程度スクラップが溶解し
たのち、さらにスクラップを1回以上追加装入し、再び
アーク熱によって溶解する。その後、適当な精練用副原
料を投入して必要な精練作業を行い、スクラップを所望
の成分、温度の溶鋼とし、取鍋中に出鋼する。
【0003】アーク炉において、主原料コストが大半を
占め、それに次いで電力コストの占める割合が大きい。
電力コストを下げることが製造コストを下げる点で重要
となる。従来から電力コストを下げ、且つ生産性を上げ
るために、投入されるアーク電力を上げ、アーク炉のt
ap−to−tap、すなわち製鋼時間を短くすること
が行われている。
【0004】しかし、実際には同じアーク電力を投入し
ても、熱エネルギーがスクラップに伝達される着熱効率
が、アーク炉の操業の方法によって異なる。このため、
さらなる電力コストの低下、及び生産性の向上のため
に、着熱効率を上げる試みが必要となる。
【0005】ところで、アーク炉の生産性を向上する技
術として、直流アーク炉において、溶残スクラップが出
鋼時まで残っているのを防止する溶残スクラップの溶解
方法が知られている(特開平4−225782号公報参
照)。この溶残スクラップの溶解方法は、図9に示すよ
うに、磁気センサ1で炉体内の溶残スクラップ2の位置
を検出し、炉床導体3に流れる電流値を制御して直流用
電極4から出るアークを溶残スクラップ2の方向に向け
る。あるいは、図10に示すように、磁気センサ1で炉
体内の溶残スクラップ2の位置を検出し、炉体内に酸素
を吹き込む酸素ランス5の先端を溶残スクラップ2の方
向に向けている。
【0006】また、アーク炉の炉内スクラップの溶解状
況を的確に把握する技術として、製鋼用アーク炉の溶解
プロセス検出方法も知られている(特公平6−5067
4号公報参照)。この溶解プロセス検出方法は、直流ア
ーク炉の炉蓋に、光センサーを炉内に向けて適宜間隔で
配置し、光センサーでスクラップから溶解した溶湯の輻
射光を検知する。
【0007】さらに、アーク炉の炉内スクラップの溶け
落ちを的確に把握する技術として、スクラップ溶け落ち
装置(特開平7−286218号公報参照)も知られて
いる。このスクラップ溶け落ち装置は、電気炉の炉蓋に
設けたITVカメラ、炉体の外周に設けたマイク、電気
炉へ投入する電力を管理する投入電力管理装置のうち、
少なくとも2つ以上の信号を入力とし、ファジィ推論を
行ってスクラップの溶け落ちを判定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の溶残スクラッップの溶解方法にあっては、壁側に位
置する溶残スクラップ2にアークを向け、アーク熱を内
側のみから加えているので、溶残スクラップを両側から
効率良く溶解することができない。また、壁側に位置す
る溶残スクラップ2にアークを飛ばせるほど、アークの
偏向角度を大きくとれないという問題もある。さらに、
溶残スクラップ2にアークを向けているが、すでに溶け
落ちている部分にもアークが投入されることがあり、ス
クラップへの着熱効率を充分に上げることができない。
さらに、作業口から酸素ランスをスクラップに向けてい
るが、この方法によると酸素ランスを適用できる範囲が
限られてしまい、壁側に位置する溶残スクラップ2を溶
解することができない場合がある。三相交流用アーク炉
になると、電極が3本になるので、より一層酸素ランス
をスクラップに向けるのが困難になる。
【0009】また、従来の製鋼用アーク炉の溶解プロセ
ス検出方法あるいはスクラップ溶け落ち検出装置にあっ
ては、残存するスクラップを検知する方法等は記載され
ているが、着熱効率を上げるための具体的な手段につい
ては一切記載されていない。
【0010】そこで、本発明は、スクラップ溶解検出装
置の情報をもとに、熱エネルギーをスクラップに伝達す
る際の着熱効率を上げることができ、この結果、電力コ
ストを下げ、且つ生産性を上げることができるアーク炉
のスクラップ溶解制御方法及び装置を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。本発明者は、スクラップの溶解の不均一さと、
電力原単位との関係を研究した。この結果、スクラップ
の溶解が不均一になればなるほど、着熱効率が落ち、電
力原単位が上がること、逆にいえば、スクラップの溶解
が均一になればなるほど、着熱効率が上がり、電力原単
位が下がることを見い出した。そして、本発明者は、残
存スクラップを把握するセンシング技術及び残存スクラ
ップにアーク熱及び補助熱量を付与する熱付与技術をリ
ンクさせることによって、最高の着熱効率を達成した。
すなわち、着熱効率を上げるために、スクラップの不均
一状況を把握し、残存スクラップを迅速に溶解できるよ
うに、残存スクラップに内側及び外側から熱エネルギー
を集中する一方、さらに無駄なアーク電力を投入するの
を防止するように、溶け落ちたスクラップに投入するア
ーク電力を抑えた。
【0012】具体的には、本発明は、三相交流炉におい
て、炉壁近傍に残るスクラップの位置を把握し、把握さ
れた残存スクラップに近い三相交流用電極のアーク電力
を上げると共に、前記残存スクラップに近いバーナーか
ら投入される補助熱量を継続あるいは上げる一方、スク
ラップの倒れ込んだところの三相交流用電極のアーク電
力を下げると共に、スクラップの倒れ込んだところのバ
ーナーから投入される熱量を継続あるいは下げ、前記残
存スクラップの内側及び外側から前記残存スクラップに
効率良く熱量を加えることを特徴とする。
【0013】ここで、残存スクラップの位置を把握する
のには、炉体の振動を検知する方法、磁気センサあるい
は光センサを使用する方法、あるいはカメラの映像を利
用する方法等、種々の方法を用いることができる。
【0014】この発明によれば、スクラップの溶解状況
に応じて、スクラップの内側から投入されるアーク電力
が相毎に調整され、且つスクラップの外側から投入され
る補助熱量が補助熱量投入装置毎に調整される。したが
って、熱エネルギーがスクラップに伝達される着熱効率
を上げることができ、この結果、電力コストを下げ、且
つ生産性を上げることができる。
【0015】また、本発明は、直流電気炉において、炉
壁近傍に残るスクラップの位置を把握し、把握された残
存スクラップに近いバーナーから投入される補助熱量を
継続あるいは上げる一方、スクラップの倒れ込んだとこ
ろのバーナーから投入される熱量を下げ、前記残存スク
ラップの内側及び外側から前記残存スクラップに効率良
く熱量を加えることを特徴とするアーク炉のスクラップ
溶解方法により、上述した課題を解決した。
【0016】この発明によれば、スクラップの溶解状況
に応じて、スクラップの外側から投入される補助熱量が
補助熱量投入装置毎に調整される。したがって、熱エネ
ルギーがスクラップに伝達される着熱効率を上げること
ができ、この結果、電力コストを下げ、且つ生産性を上
げることができる。
【0017】また、本発明は、把握された残存スクラッ
プの量に基づいて、スクラップを追加装入するタイミン
グを判定することを特徴とする。
【0018】スクラップを追加装入するタイミングが遅
れ、溶鋼の温度が高くなると、熱損失が大きくなる。逆
に、スクラップを装入するタイミングが早すぎると、残
存スクラップが多くなるので、追加装入スクラップが装
入不可能になることがある。したがって、壁にある程度
スクラップが残存し、炉中央に湯だまりが相当量できた
頃に追加装入するのが一般的である。従来、スクラップ
を追加装入するタイミングは、スクラップ量及び投入電
力量から計算されていたが、スクラップの溶解状況、炉
の受熱条件、スクラップの種類等の条件によって左右さ
れ、計算どおりにはならなかった。しかしながら、上記
に記述の発明を利用することによって、例えば溶鋼の露
出面積を的確に把握することができ、その結果として、
スクラップ追加装入するタイミングを最適に決定するこ
とが可能になった。
【0019】また、本発明は、三相交流炉において、炉
壁近傍に残るスクラップの位置を検出する検出手段と、
検出された残存スクラップに近い三相交流用電極のアー
ク電力を上げ、且つスクラップの倒れ込んだところの三
相交流用電極のアーク電力を下げるアーク電力調整手段
と、前記残存スクラップに近いバーナーから投入される
補助熱量を継続あるいは上げ、且つスクラップの倒れ込
んだところのバーナーから投入される熱量を継続あるい
は下げる補助熱量調整手段と、を備え、前記残存スクラ
ップの内側及び外側から前記残存スクラップに効率良く
熱量を加えることを特徴とするアーク炉のスクラップ溶
解システムとしても構成することができる。
【0020】ここで、アーク電力調整手段は、手動ある
いは自動により、三相交流用電極のうち、例えば2番目
の電極のアーク電力を相対的に上げ、1番目及び3番目
の電極のアーク電力を相対的に下げる。また、アーク電
力調整手段は、アーク電力の調整が解消になったら、ア
ーク電力の制御を、元の制御状態に戻す。
【0021】補助熱量調整手段は、バーナーに供給する
燃料の流量、及び酸素混合比を調整する。
【0022】また、本発明は、前記検出手段は、炉内の
画像を撮像する撮影装置と、炉本体内の残存スクラップ
の位置を計測する画像処理装置とを備えることを特徴と
する。
【0023】ここで、画像処理装置は、例えば画像を二
値化することによって、残存スクラップを抽出し、残存
スクラップの位置を計測する。
【0024】この発明によれば、残存スクラップの位置
を把握することができる。
【0025】また、本発明は、前記撮影装置は、炉蓋に
開けられた開口を開閉するシャッタと、前記開口内に進
入可能に設けられたカメラと、を備えることを特徴とす
る。
【0026】この発明によれば、炉内においては、地金
が付着する可能性が高いが、炉内を観察するときのみシ
ャッタが開くのでカメラが地金によって閉塞することが
ない。
【0027】さらに、本発明は、前記撮影装置は、前記
カメラの周辺に圧搾空気を吹き付ける吹き付け部を備え
ることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、カメラのレンズ部分へ
の熱その他が影響するのを防止したり、炉内からカメラ
に地金が付着するのを防止したりすることができる。
【0029】また、本発明は、前記検出手段は、炉壁を
冷却する、複数に分割された冷却パネルの入口と出口の
温度差に基づいて、炉壁近傍に残るスクラップの位置を
検出することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、残存スクラップの位置
を把握することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明のアーク
炉のスクラップ溶解方法及び溶解システムが適用される
アーク炉7を示す。アーク炉7は、三相交流を用い、炉
内に装入された原料をアーク熱で加熱溶解する。アーク
炉7は、炉壁近傍に残るスクラップの位置を把握するセ
ンシング技術と、アーク電力からの熱量及びバーナーか
らの熱量をスクラップに付与する熱付与技術とをリンク
させ、最高の着熱効率を達成している。
【0032】アーク炉7は、炉殻の内面に耐火物でライ
ニングした炉本体8と、炉本体8の上面に載せられた耐
火物の炉蓋9とで炉室を形成する。炉殻側面には精練作
業を行うための操業口、溶鋼を注出するための出鋼口が
設けられ、下部には出鋼に際して炉本体を傾けるための
傾動装置が設けられる。炉本体8の外周の溶鋼がこない
位置には、耐火物が損耗するのを防止するために複数の
例えば12分割、16分割等された水冷パネルが設けら
れる。この水冷パネルは冷却水の入口と出口とを有す
る。また、炉本体の外周の溶鋼がある位置には、複数の
例えば8本の補助熱量を投入するバーナーが設けられ
る。バーナーからはLNG、灯油、Oil等の燃料が酸
素と共に吹きこまれる。これらの燃料の他に、アルミ
灰、アルミ系の原料の粉体のインジェクション、あるい
はカーボンを吹き込み、酸素と反応させて熱を上げても
よい。
【0033】炉蓋9は、炉本体8に対して側方に旋回可
能に設けられる。この炉蓋9は、図2に示すように、内
周側の耐火物10と、外周側の水冷パネル11とを有す
る。炉蓋9には、炉蓋を貫通して三相交流用電極12
a,12b,12c(以下単に電極12a,12b,1
2cという)が同一のピッチ円上に略均等間隔を開けて
取り付けられる。この電極12a,12b,12cは、
電極クランプに保持されている。また、ピッチ円の外側
には、炉本体8内の画像を撮影する1つ以上の例えば2
つの撮影装置13,13が設けられる。撮影装置13の
撮影範囲を図1中Sで示す。
【0034】図3は、撮影装置13を示す。炉蓋9に
は、開口14が開けられる。炉蓋9の上面には、開口を
開閉するシャッタ15が取り付けられる。このシャッタ
15は、炉内を観察するときに適宜シリンダ16によっ
て開閉される。シリンダ16は、炉内を観察するときの
み開となる。シャッタ15の上方には、カメラ17が設
けられる。カメラ17は、カメラケース18によって覆
われ、昇降シリンダ19によって昇降可能に進入可能に
設けられている。カメラケースは冷却水によって水冷さ
れている。このカメラ17は、シャッタ15が開になっ
たときのみ炉内に進入し、炉内を観察する。吹き付け部
20は、筒を通してカメラ17の周辺に強烈に圧搾空気
を吹き付ける。これにより、カメラ17のレンズ部分へ
の熱その他が影響するのが防止され、炉内からカメラ1
7に地金が付着するのが防止される。また、炉内におい
ては、地金が付着する可能性が高いが、炉内を観察する
ときのみシャッタ15が開くのでカメラ17が地金によ
って閉塞することもない。
【0035】図4は、アーク炉のシステム構成図を示
す。アーク電力は、炉用変圧器21、2次側母線22を
経由して電極12a,12b,12cに供給される。ア
ーク電力は、アーク炉制御盤によって、例えば溶解期、
精練期に合わせた電力制御、あるいはアーク電流の変動
をできるだけ少なくしたような制御がなされる。
【0036】炉壁近傍に残るスクラップの位置を検出す
るセンシング技術としての検出手段は、上記撮影装置1
3と、画像処理装置23とを備える。画像処理装置23
は、撮影装置13で撮影した炉体内の画像を二値化する
ことによって、残存スクラップを抽出し、残存スクラッ
プの位置を計測する。
【0037】アーク電力調整手段としてのアーク電力調
整装置24は、手動あるいは画像処理装置23に連動し
て、検出された残存スクラップに近い電極12aのアー
ク電力を上げ、且つスクラップの倒れ込んだところの電
極12b,12cのアーク電力を下げる。このアーク電
力の調整方法については後述する。
【0038】補助熱量調整手段としての補助熱量調整装
置25は、バーナー28に供給する燃料の流量、及び酸
素混合比を調整することで、残存スクラップ26に近い
バーナー28から投入される補助熱量を継続あるいは上
げ、且つスクラップの倒れ込んだところのバーナー28
から投入される熱量を継続あるいは下げる。なお、ここ
で、継続とは調整前の熱量から略変化させないことをい
う。また、熱量を下げるには、熱量を0にする場合も含
まれる。この補助熱量調整装置25は、手動によりある
いは画像処理装置23に連動して作動する。
【0039】アーク炉7の一般的な操業は、以下の通り
である。まず主原料たるスクラップを炉内に装入し、ア
ーク熱によって溶解する。ある程度スクラップが溶解し
たのち、さらにスクラップを追加装入し、再びアーク熱
によって溶解する。スクラップは通常2回装入される
が、場合によっては3回装入されることもある。スクラ
ップがメルトダウンした後、適当な精練用副原料を投入
して必要な精練作業を行い、スクラップを所望の成分、
温度の溶鋼とし、取鍋中に出鋼する。
【0040】次に、本発明の特徴的なスクラップの溶解
方法について説明する。炉内にスクラップを入れ、アー
ク電力を投入し、溶解を進めると、最初はアーク電力が
各電極からスクラップに均一に投入される。炉本体8の
中央部分には、アーク電力が効率良く投入されるので、
中央部分は比較的早く溶ける。このため、炉壁近傍にス
クラップが残る。さらに溶解が進むと、炉壁近傍に残る
スクラップが中心側に倒れ込む。
【0041】スクラップは均一に倒れ込むことは少な
く、炉本体内にスクラップの倒れ込んでいる部分と倒れ
込んでいない部分が生じる。スクラップの倒れ込みは、
スクラップの種類や装入方法によって変化する。そし
て、炉内には、図5に示すように、炉壁近傍に残存スク
ラップ26が残る。
【0042】残存スクラップ26の位置は、画像処理装
置23で計測される。この例では、例えば電極12aの
近くに残存スクラップが残り、電極12b及び12cの
近傍ではスクラップが倒れ込んでいる。また、バーナー
,の近傍に残存スクラップが残り、バーナー〜
の間ではスクラップが倒れ込んでいる。この場合、アー
ク電力調整装置24は、把握された残存スクラップ26
に近い電極12aのアーク電力を上げる一方、スクラッ
プの倒れ込んでいる電極12b及び12cのアーク電力
を下げる。また、補助熱量調整装置25は、残存スクラ
ップ26に近いバーナー及びから投入される補助熱
量を継続する一方、スクラップの倒れ込んだところのバ
ーナー〜から投入される補助熱量を下げる。
【0043】残存スクラップ26が残っているところ
は、熱を吸収し易い着熱効率のよい部分である。この熱
を吸収し易い部分の電極12aのアーク電力を上げ、バ
ーナーから投入される補助熱量を継続することで、残存
スクラップ26の内側及び外側から効率良く熱量を加え
ることができる。一方、スクラップが倒れ込んでいると
ころは、例えば水冷パネルに熱を奪われるなど着熱効率
が余り良くない。スクラップが倒れ込んでいるところに
熱を加えるのは、電力及び燃料の無駄になるので、この
部分には熱を加えないのが望ましい。
【0044】図6は、時間と冷却パネルの冷却水の入口
と出口の温度差の関係を示す。図中Aはスクラップが最
も速く倒れ込んだところの冷却パネルAの冷却水の温度
差の時間的変化を示し、図中Bはスクラップが倒れ込ま
ずに最後まで残っていたところの冷却パネルの冷却水の
温度差の時間的変化を示す。また、図中実線は、溶解制
御を行っていない場合を示し、図中2点鎖線は溶解制御
を行っている場合を示す。なお、スクラップが早期に倒
れ込む冷却パネルA及び倒れ込まない冷却パネルBの位
置は、ホットスポット、コールドスポットに限られな
い。
【0045】スクラップが溶解し始めると、冷却パネル
Aの部分でも冷却パネルBの部分でも、均等に冷却水の
温度が上昇する。冷却パネルAの位置でスクラップが倒
れ込むと、アーク熱が直接冷却パネルAの冷却水の温度
上昇に使用される。このため、ある時間T1から急激に
冷却水の温度が上昇する。あるところまで温度が上昇す
ると、受熱と排熱とのバランスが取れ、定常状態にな
る。
【0046】一方、スクラップが倒れ込まない位置の冷
却パネルBでは、アーク熱がスクラップに伝達されてい
るので、冷却水の温度がなかなか上がらないが、系全体
では暖められるので温度が徐々に上がっていく。冷却パ
ネルBの位置でもスクラップが倒れ込む(T2)と、ア
ーク熱が直接冷却パネルBの冷却水の温度上昇に使用さ
れる。このため、ある時間から急激に冷却水の温度が上
昇する。冷却パネルBの冷却水の温度が上昇しきるとス
クラップの溶け落ち、すなわちメルトダウンとなる。こ
のメルトダウンは、遅い方の冷却パネルBに律速され
る。冷却パネルA及び冷却パネルB以外のその他の冷却
パネルは、冷却パネルAと冷却パネルBの間の温度推移
を示す。
【0047】次に溶解制御を行った場合について説明す
る。冷却パネルAの位置のスクラップが倒れ込んだこと
を把握すると、この冷却パネルAに近い部分の電極12
b,12cのアーク電力を下げる。これにより、温度上
昇の傾きはなだらかになる。これにより、電力が損失す
るのを防止することができる。その後やはり冷却水の温
度が上昇し、ある温度まで上昇すると、定常状態にな
る。
【0048】冷却パネルBに近い電極12aのアーク電
力は、残存スクラップに集中的に熱を加えられるよう
に、時間T1経過後から上げられる。これにより、冷却
パネルBの位置に近い残存スクラップの倒れ込みも若干
早くなり、倒れ込んだ後の温度上昇の傾きも急になる。
したがって、冷却パネルBの冷却水の温度が上昇しきる
メルトダウンが、MD1からMD2に早くなる。なお、
上記電極の電力の上げ下げは、トータルの電力が一定に
なるように行われる。また、電極のアーク電力の比率を
変えるだけではなく、バーナーから投入される補助熱量
の比率も同様に変えている。
【0049】
【実施例】図7は、アーク炉の操業を示すタイムチャー
トである。時間−10分のとき、前のチャージの出鋼が
される。炉内の若干の補修の後、主装入が行われる。時
間0分のとき、電力が通電され、僅かな時間をおいて順
次バーナーの燃焼、酸素の吹き込みが行われる。そし
て、上述の溶解方法が採られる。ある程度スクラップが
溶解すると、スクラップが追加装入される。スクラップ
が追加装入されるタイミングは、撮影装置で把握された
残存スクラップの量に基づいて判定される。スクラップ
は、壁に残存スクラップが残っていて真中に湯溜まりが
あり、全体の60%程度溶解した程度に追加装入され
る。
【0050】その後、上述の溶解方法が行われ、スクラ
ップがメルトダウンしたところで出鋼される。本発明の
溶解方法によれば、出鋼から出鋼までの時間が全体的に
圧縮され、tap−to―tapを4分程度短くでき
た。また、溶解1トンあたりの電力原単位を18kwh
/t程度減らすことができた。
【0051】図8は、冷却パネルの給排水温度差の標準
偏差と電力原単位指数との関係を示したグラフである。
横軸は、標準偏差をとっているので、横軸の数値が大き
くなればなるほど温度差の不均一度が大きくなる。この
図から、温度差の標準偏差が大きくなればなるほど、す
なわち溶解の不均一度が上がれば上がるほど、電力原単
位指数が上がることがわかる。逆にいえばスクラップを
均一に溶解すればするほど、電力原単位指数は下がるこ
とがわかる。図中▲は、従来技術を示し、○は上記溶解
方法を適用した本発明を示す。上述のセンシング技術と
熱付与技術とをリンクさせることによって、スクラップ
を均一に溶解することができ、電力原単位指数を低減す
ることができた。
【0052】なお、上記実施形態では、三相交流用電極
を用いた場合を示したが、直流用電極を用いたアーク炉
にも本発明は適用しうる。直流用電極を用いたアーク炉
の場合、溶解の均一性は三相交流用電極を用いた場合に
劣るが、外側のバーナーから投入される補助熱量の調整
で同じような技術を適用しうる。
【0053】また、上記実施形態では、残存スクラップ
の位置を把握するのに撮影装置13を用いているが、複
数に分割された冷却パネルの冷却水の入口と出口との温
度差によっても残存スクラップの位置を計測することも
できる。冷却水の温度差が大きく、抜熱が大きいという
ことは、冷却パネルが地金で覆われておらず、アーク熱
が冷却パネルに直接伝わっている可能性が大きい。一
方、冷却水の温度差が小さいところは地金(残存スクラ
ップ)が被っている可能性が大きい。したがって、冷却
水の温度差が小さい部分のみ、アーク電力を上げ、補助
熱量を上げることによって、カメラを使用した場合と同
様な効果を奏する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
炉壁近傍に残るスクラップの位置を把握し、把握された
残存スクラップに近い三相交流用電極のアーク電力を上
げると共に、前記残存スクラップに近いバーナーから投
入される補助熱量を継続あるいは上げる一方、スクラッ
プの倒れ込んだところの三相交流用電極のアーク電力を
下げると共に、スクラップの倒れ込んだところのバーナ
ーから投入される熱量を継続あるいは下げ、前記残存ス
クラップの内側及び外側から前記残存スクラップに効率
良く熱量を加える。スクラップの溶解状況に応じて、ス
クラップの内側から投入されるアーク電力が調整され、
且つスクラップの外側から投入される補助熱量が調整さ
れる。したがって、熱エネルギーがスクラップに伝達さ
れる着熱効率を上げることができ、この結果、電力コス
トを下げ、且つ生産性を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のアーク炉の溶解方法
に使用されるアーク炉を示す概略図。
【図2】上記アーク炉の炉蓋の平面図。
【図3】撮影装置を示す側面図(一部断面を含む)。
【図4】本発明の溶解システムのシステム構成図。
【図5】炉内のスクラップの溶解状況を示す図。
【図6】冷却パネルの時間と温度差の関係を示すグラ
フ。
【図7】アーク炉の操業のタイムチャート。
【図8】冷却水の給排水温度差と電力原単位指数との関
係を示したグラフ。
【図9】従来の溶残スクラップの溶解方法に使用される
アーク炉を示す垂直断面図。
【図10】従来の溶残スクラップの溶解方法に使用され
るアーク炉を示す水平断面図。
【符号の説明】
12a,12b,12c 三相交流用電極 13 撮影装置(検出手段) 15 シャッタ 17 カメラ 20 吹き付け部 23 画像処理装置(検出手段) 24 アーク電力調整装置(アーク電力調整手段) 25 補助熱量調整装置(補助熱量調整手段) 26 残存スクラップ 28 バーナー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F27D 21/00 F27D 21/00 A 21/02 21/02 (72)発明者 田村 秀文 東京都中央区新川2丁目12番8号 エヌケ ーケー条鋼株式会社内 Fターム(参考) 4K014 CC01 CC04 CD04 CD11 4K045 AA04 BA02 DA02 DA07 RA06 RB02 RB12 RC10 4K051 AA05 AB03 HA03 4K056 AA05 BB01 BB08 CA02 FA03 FA04 FA22 FA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相交流炉において、 炉壁近傍に残るスクラップの位置を把握し、 把握された残存スクラップに近い三相交流用電極のアー
    ク電力を上げると共に、前記残存スクラップに近いバー
    ナーから投入される補助熱量を継続あるいは上げる一
    方、 スクラップの倒れ込んだところの三相交流用電極のアー
    ク電力を下げると共に、スクラップの倒れ込んだところ
    のバーナーから投入される熱量を継続あるいは下げ、 前記残存スクラップの内側及び外側から前記残存スクラ
    ップに効率良く熱量を加えることを特徴とするアーク炉
    のスクラップ溶解方法。
  2. 【請求項2】 直流電気炉において、 炉壁近傍に残るスクラップの位置を把握し、 把握された残存スクラップに近いバーナーから投入され
    る補助熱量を継続あるいは上げる一方、スクラップの倒
    れ込んだところのバーナーから投入される熱量を下げ、 前記残存スクラップの内側及び外側から前記残存スクラ
    ップに効率良く熱量を加えることを特徴とするアーク炉
    のスクラップ溶解方法。
  3. 【請求項3】 把握された残存スクラップの量に基づい
    て、スクラップを追加装入するタイミングを判定するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のアーク炉のスク
    ラップ溶解方法。
  4. 【請求項4】 三相交流炉において、 炉壁近傍に残るスクラップの位置を検出する検出手段
    と、 検出された残存スクラップに近い三相交流用電極のアー
    ク電力を上げ、且つスクラップの倒れ込んだところの三
    相交流用電極のアーク電力を下げるアーク電力調整手段
    と、 前記残存スクラップに近いバーナーから投入される補助
    熱量を継続あるいは上げ、且つスクラップの倒れ込んだ
    ところのバーナーから投入される熱量を継続あるいは下
    げる補助熱量調整手段と、を備え、 前記残存スクラップの内側及び外側から前記残存スクラ
    ップに効率良く熱量を加えることを特徴とするアーク炉
    のスクラップ溶解システム。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、炉本体内の画像を撮影
    する撮影装置と、炉本体内の残存スクラップの位置を計
    測する画像処理装置とを備えることを特徴とする請求項
    4に記載のアーク炉のスクラップ溶解システム。
  6. 【請求項6】 前記撮影装置は、炉蓋に開けられた開口
    を開閉するシャッタと、前記開口を介して炉内に進入可
    能に設けられたカメラと、を備えることを特徴とする請
    求項5に記載のアーク炉のスクラップ溶解システム。
  7. 【請求項7】 前記撮影装置は、前記カメラの周辺に圧
    搾空気を吹き付ける吹き付け部を備えることを特徴とす
    る請求項6に記載のアーク炉のスクラップ溶解システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記検出手段は、炉壁を冷却する、複数
    に分割された冷却パネルの入口と出口の温度差に基づい
    て、炉壁近傍に残るスクラップの位置を検出することを
    特徴とする請求項4に記載のアーク炉のスクラップ溶解
    システム。
JP2000335000A 2000-11-01 2000-11-01 アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム Pending JP2002146428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335000A JP2002146428A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335000A JP2002146428A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002146428A true JP2002146428A (ja) 2002-05-22

Family

ID=18810818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335000A Pending JP2002146428A (ja) 2000-11-01 2000-11-01 アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002146428A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101179826B1 (ko) * 2010-02-26 2012-09-04 고려대학교 산학협력단 열량조절이 가능한 전기로 및 이를 이용한 금속 및 실리콘의 용융방법
KR101257421B1 (ko) 2009-08-14 2013-04-23 주식회사 포스코 소결로의 열량 측정 장치 및 열량 측정 방법
CN103105053A (zh) * 2013-02-25 2013-05-15 成都高威节能科技有限公司 六电极交流矿热炉
KR20190110179A (ko) * 2018-03-20 2019-09-30 동국제강주식회사 스크랩 용해율 판단장치, 이를 구비한 전기로 제강 조업 장치, 스크랩 용해율 판단방법 및 이를 이용한 제강 조업 방법
JPWO2022172771A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18
JP2023507682A (ja) * 2020-03-16 2023-02-24 ケーダブリュ アソシエイツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 2つの導電性本体の間を流れる1つまたは複数の横断方向局所電流セグメントの長さおよび位置の推定または制御
CN117516157A (zh) * 2024-01-08 2024-02-06 泰州市大创阀业有限公司 一种青铜铸件加工用原料熔化装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101257421B1 (ko) 2009-08-14 2013-04-23 주식회사 포스코 소결로의 열량 측정 장치 및 열량 측정 방법
KR101179826B1 (ko) * 2010-02-26 2012-09-04 고려대학교 산학협력단 열량조절이 가능한 전기로 및 이를 이용한 금속 및 실리콘의 용융방법
CN103105053A (zh) * 2013-02-25 2013-05-15 成都高威节能科技有限公司 六电极交流矿热炉
KR20190110179A (ko) * 2018-03-20 2019-09-30 동국제강주식회사 스크랩 용해율 판단장치, 이를 구비한 전기로 제강 조업 장치, 스크랩 용해율 판단방법 및 이를 이용한 제강 조업 방법
KR102115393B1 (ko) * 2018-03-20 2020-05-26 동국제강주식회사 스크랩 용해율 판단장치, 이를 구비한 전기로 제강 조업 장치, 스크랩 용해율 판단방법 및 이를 이용한 제강 조업 방법
JP2023507682A (ja) * 2020-03-16 2023-02-24 ケーダブリュ アソシエイツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 2つの導電性本体の間を流れる1つまたは複数の横断方向局所電流セグメントの長さおよび位置の推定または制御
JP7437817B2 (ja) 2020-03-16 2024-02-26 ケーダブリュ アソシエイツ リミテッド ライアビリティ カンパニー 2つの導電性本体の間を流れる1つまたは複数の横断方向局所電流セグメントの長さおよび位置の推定または制御
JPWO2022172771A1 (ja) * 2021-02-10 2022-08-18
CN117516157A (zh) * 2024-01-08 2024-02-06 泰州市大创阀业有限公司 一种青铜铸件加工用原料熔化装置
CN117516157B (zh) * 2024-01-08 2024-03-19 泰州市大创阀业有限公司 一种青铜铸件加工用原料熔化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW562866B (en) Temperature measuring apparatus and method for molten metal
CA2851963C (en) Slag-supplying container for use in electric furnace for reduction processing of steel-making slag
TWI689694B (zh) 操作批次式熔爐之系統及方法
JP2014519551A (ja) 熔融プロセスを制御するための方法及び制御システム
WO2022001874A1 (zh) 一种溅渣补炉方法
JP2002146428A (ja) アーク炉のスクラップ溶解方法及び溶解システム
EP0985879A1 (en) Method and apparatus for operation control of melting furnace
KR102115393B1 (ko) 스크랩 용해율 판단장치, 이를 구비한 전기로 제강 조업 장치, 스크랩 용해율 판단방법 및 이를 이용한 제강 조업 방법
JP6203376B2 (ja) 溶融プラントにおいて金属材料を溶融させる方法およびその溶融プラント
JP3645306B2 (ja) 電気炉設備
JP2001181727A (ja) 電気炉の炉内状況監視方法
JPH0914865A (ja) 電気炉におけるスクラップの予熱装置および予熱方法
CN209445801U (zh) 金属材料熔化装置及其覆盖体
JPH11294969A (ja) スクラップの予熱・溶解方法
JP3341609B2 (ja) 直流アーク溶解炉およびその操業方法
Dutta et al. Electric Furnace Processes
JP4007771B2 (ja) プラズマ式溶融炉における溶融状態制御装置
JPS5845156B2 (ja) ア−ク炉の炉況検出方法ならびにその装置
JP3263928B2 (ja) 連続的加熱溶解方法
JP2914717B2 (ja) 連続的加熱溶解装置
US20240085110A1 (en) Method of producing molten iron using electric furnace including video device
JP2008096067A (ja) プラズマ溶融炉の制御方法
JP3764641B2 (ja) 電気溶融炉の運転制御方法
JP2000213728A (ja) 電気抵抗式灰溶融炉の昇温制御装置及び昇温制御方法
JP2021148337A (ja) 電気炉の操業支援装置、電気炉、電気炉の操業支援方法及び電気炉による製鋼方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040420